JPH09159207A - 中央制御室換気空調設備 - Google Patents

中央制御室換気空調設備

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JPH09159207A
JPH09159207A JP31870795A JP31870795A JPH09159207A JP H09159207 A JPH09159207 A JP H09159207A JP 31870795 A JP31870795 A JP 31870795A JP 31870795 A JP31870795 A JP 31870795A JP H09159207 A JPH09159207 A JP H09159207A
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JP
Japan
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air supply
air
control room
duct
central control
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JP31870795A
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English (en)
Inventor
Noboru Ikegame
昇 池亀
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の中央制御室換気空調設備において、非
常時にのみ運転する再循環ファンを他のファンによって
代用できれば、それだけ信頼性が高い簡易な構成とな
る。また非常時には排気量を通常の場合より低減する必
要があるが、回転数が一定の排気ファンに強度上の問題
が生じる。 【解決手段】 非常時にのみ作動する再循環ファンの役
割を給気ファン2A、2Bに代用させて、プラント非常
時には、給気ファン2Aの運転により小量取り込まれた
外気及び再循環ダクト3を通る空気は、並列に配置され
た給気ユニット4A及び再循環フィルタユニット10を経
由して、放射性濃度が低くかつ適切な温湿度に調整され
た空気となる。また排気ファン5A、5Bは、インバー
タ12により回転数を変えて排気量を調整することで従来
より安定した運転が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所等の
原子力プラントにおける中央制御室換気空調設備に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に原子力発電所等の原子力プラント
の中央制御室の換気空調設備は、制御室内に駐在する運
転員が、長時間快適に居住し作業を行えるような居住環
境を考えて設計されている。この中央制御室換気空調設
備は、中央制御室内に設置されている制御盤類や照明等
の数多くの機器の発熱によって室内の温度が上昇するの
を防ぎ、室内の温度を制御する働きがある。さらに室内
の湿度や酸素濃度についても制御を行う。またこの中央
制御室換気空調設備は、原子力プラントにおいて万一事
故が発生した際に、放射性物質を含んでいる可能性のあ
る空気に対し複数のフィルタによる放射性物質除去処理
を施すことで、室内の運転員への被曝を許容範囲以下に
低く抑えることができるよう考慮されている。
【0003】図3は一般的な中央制御室換気空調設備の
概要系統図である。プラント外部の外気を取り入れる外
気取入口6は、外気取り入れを遮断する外気取入口隔離
弁7A、7Bを介して給気ダクト14により中央制御室1
内に連結している。外気取入口6にはフィルタが設置さ
れており、外気を浄化して給気ダクト14に供給してい
る。また外気取入口隔離弁7A、7Bは通常モーターに
よって開閉を制御するものが用いられるが、これに限定
されるものではない。給気ダクト14の外気取入口隔離弁
7Bの下流側には給気ユニット部23が設けられている。
この給気ユニット部23では給気ダクト14が2本の給気ダ
クト14A、14Bに分岐し、この給気ダクト14A及び14B
にはそれぞれ給気ユニット4A及び4Bを配置してい
る。また、この給気ユニット4A及び4Bの下流側には
それぞれ給気ファン2A及び2Bを配置する。給気ユニ
ット4A、4Bはともに系統容量の 100%容量のもの
で、それぞれ上流側から順にフィルタ、冷却コイル、加
熱コイル及び蒸気発生器が配置されており、通過する空
気を適切な温湿度に調整し、浄化する働きを有する。な
おこの冷却コイル及び加熱コイルには図示しない熱源か
らそれぞれに温水あるいは冷水が供給されている。2本
の給気ダクト14Aと14Bは給気ファン2A及び2Bの下
流側で給気ダクト14に合流し、この給気ダクト14の先端
は中央制御室1内で開口しており、ここから中央制御室
1内へと外気が送り込まれる。
【0004】また外気取入口6と外気取入口隔離弁7A
の間の給気ダクト14と、給気ユニット部23の上流側の給
気ダクト14とを連絡ダクト21で連絡する。この連絡ダク
ト21には再循環フィルタユニット部24が設けられてい
る。この再循環フィルタユニット部24では小量外気取入
口隔離弁9A、9Bを並列に設置し、その下流に再循環
フィルタユニット10を設置する。この再循環フィルタユ
ニット10には上流側に2つの再循環フィルタユニット隔
離弁20A、20Bを並列に設置し、かつ下流側に2台の再
循環ファン8A、8Bを並列に設置する。再循環フィル
タユニット10は例えば高性能粒子フィルタやよう素用活
性炭フィルタといった複数のフィルタからなる系統容量
の10%容量のもので、空気を浄化し、かつ放射性物質や
放射性よう素を除去する働きを有する。
【0005】中央制御室1内の雰囲気を循環するため
に、中央制御室1内で先端が開口した再循環ダクト3を
設置する。この再循環ダクト3は外気取入口隔離弁7B
と、給気ダクト14と連絡ダクト21の下流側の合流点との
間で、給気ダクト14と連絡している。また小量外気取入
口隔離弁9A、9Bと再循環フィルタユニット隔離弁20
A、20Bの間の連絡ダクト21と再循環ダクト3とを、連
絡ダクト22で連絡する。
【0006】中央制御室1内の雰囲気を排出するため
に、中央制御室1内で先端が開口した排気ダクト18を設
置する。この排気ダクト18は中央制御室1と排気口19を
連絡している。中央制御室1と排気口19の間には、2台
の排気ファン5A、5Bを並列に設置し、それぞれに対
して下流側に排気隔離弁11A及び11Bを設置する。
【0007】以上の構成による中央制御室換気空調設備
の、プラントの通常運転時及び非常時における作用につ
いて説明する。なお以下説明のために、A系統を通常運
転用、B系統を予備用と考えることにする。
【0008】まずプラントが通常運転中の場合について
説明する。外気取入口隔離弁7A、7B及び排気隔離弁
11Aを開き、小量空気取入口隔離弁9A、9B、排気隔
離弁11B及び再循環フィルタユニット隔離弁20A、20B
を閉じておく。給気ファン2Aと排気ファン5Aを運転
し、給気ファン2Bと排気ファン5Bは予備用であり休
止する。外気取入口6から取り入れられた空気は、給気
ダクト14を通り、外気取入口6及び給気ユニット4Aの
フィルタによって浄化され、給気ユニット4Aによって
適切な温湿度に調整された後中央制御室1内に運ばれ
る。一方中央制御室1内の一部の空気は再循環ダクト3
を通って途中給気ユニット4Aを経由して浄化され、適
切な温湿度に調整された後、再び中央制御室1内へと送
られる。さらに中央制御室1内の一部の空気は、排気フ
ァン5Aによって排気ダクト18を通って排気口19から外
部へ排出される。このときの排気量は、外気取り入れ口
6から中央制御室1内に取り入れられる空気の容量か
ら、再循環ダクト3を通して循環される空気の容量を差
し引いたものである。
【0009】次に、万一放射性物質を含むガスが漏洩す
るような事故が発生した場合について説明する。非常時
においても、中央制御室1内の温湿度を制御し快適な居
住性を確保するために、また運転員の酸欠を防止するた
めに、必要最低限の小量の空気を連続的に取り入れ、か
つ換気を行い小量の空気を外部に排出するような構成が
必要とされる。プラント内で何らかの異常が発生した時
には、外気取入口隔離弁7A、7Bを閉じて、小量空気
取入口隔離弁9A、9B及び再循環フィルタユニット隔
離弁20A、20Bを開く。給気ファン2A、排気ファン5
Aに加えて再循環ファン8Aも運転を行う。小量空気取
入口隔離弁9A、9Bによって中央制御室1内へ取り入
れられる空気は通常運転時に比べて小量であり、再循環
フィルタユニット10及び給気ユニット4Aによって浄化
され、適切な温湿度に調整されている。中央制御室1内
から再循環ダクト3へ吸い込まれる空気のうち、一部は
再循環フィルタユニット10を通って放射能物質除去の処
理を受ける。この放射性物質除去の処理を受けた空気
は、再循環フィルタユニット10を通過しない空気と合流
し、給気ユニット4Aへと運ばれ浄化され、適切な温湿
度に調整されて、中央制御室1内に戻される。
【0010】さらに中央制御室1内の一部の空気は、排
気ダクト18を通って排気口19から外部に排出される。給
気量を小量にしているため、このときの排気量は通常運
転の場合と比べてほぼ1/10と小量である。排気量を低
減する方法としては、例えば排気ファン5の上流側に設
置されたダンパ(図示せず)を絞り込む、すなわち全開
と全閉の中間の開度で止めることで流量を調整し、排気
ファンまで届く空気の通過面積を小さくする方法がとら
れている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の中央制御室換気空調設備においては、再循環ファ
ン8A、8Bはプラント非常時にのみ運転するため、運
転の機会が極めて少ない。この再循環ファン8A、8B
を要することで、それだけこの中央制御室換気空調設備
は構成部品が多く、点検に要する時間や手間がかかるこ
とになる。また設備の設置スペースも大きくせざるを得
ない。
【0012】また排気ファン5A、5Bは、非常時の運
転では排気量を通常の場合のほぼ1/10に低減する必要
があるが、ファンの回転数自体は一定であるから、例え
ばダンパを絞り込む等によって排気ファンまで届く空気
の通過面積を小さくする従来の方法では、ファンの強度
上の問題が生じる。またファンの種類によってはサージ
ングを起こし、故障の原因となることも考えられる。
【0013】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、給気ファン、排気ファン及び再循環ファンの系統上
の役割の見直しを行い、非常時に中央制御室1内の空気
の一部を再循環フィルタユニット10に通して放射性物質
を除去するという、再循環ファン5A、5Bの役割を、
通常時も運転している給気ファン4A、4Bに代用さ
せ、再循環ファンを構成部品から外すことで、より簡易
な構成で信頼性の高い中央制御室換気設備を提供するこ
とを目的とする。
【0014】さらに本発明は、排気ファンまで届く空気
の通過面積を小さくすることで排気量を調整するという
従来の方法を見直し、排気ファンの強度上の問題を解決
する新たな手段を具備する中央制御室換気空調設備を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明においては、プラント非常時に
再循環ダクトを通る空気中の放射性物質を除去する手段
を備えた再循環フィルタユニットと、給気ユニットとを
連絡ダクトにより並列に配置し、かつ前記再循環フィル
タユニットを前記連絡ダクトにより給気ファンと接続す
ることを特徴とする中央制御室換気空調設備を提供す
る。
【0016】また請求項2記載の発明においては、前記
給気ファンの下流側と、前記給気ユニットの上流側及び
前記再循環フィルタユニットの上流側とを前記連絡ダク
トによって連絡し、かつ前記連絡ダクトに、前記給気ユ
ニット及び前記再循環フィルタユニットへの空気供給量
を調整する手段を具備することを特徴とする中央制御室
換気空調設備を提供する。
【0017】また請求項3記載の発明においては、前記
給気ファンの上流側と、前記給気ユニットの下流側及び
前記再循環フィルタユニットの下流側とを前記連絡ダク
トによって連絡し、かつ前記連絡ダクトに、前記給気ユ
ニット及び前記再循環フィルタユニットへの空気供給量
を調整する手段を具備することを特徴とする中央制御室
換気空調設備を提供する。
【0018】また請求項4記載の発明においては、中央
制御室内の空気の一部を原子力プラントの外部へと排出
する排気ファンにおいて、前記排気ファンの回転数を変
えて排気量を調整する手段を具備することを特徴とする
中央制御室換気空調設備を提供する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。なお、上記従来の技術と同じ
構成部分については同一符号を付して詳細な説明を省略
する。図1は本発明の第1の実施形態を示す中央管理室
換気空調設備の概要系統図である。プラント外部の外気
を取り入れる外気取入口6は、外気取り入れを遮断する
外気取入口隔離弁7A、7Bを介して給気ダクト14によ
り中央制御室1内に連絡する。この給気ダクト14は外気
取入口隔離弁7Bの下流側で2本の給気ダクト14A、14
Bに分岐している。この給気ダクト14A及び14Bにはそ
れぞれ給気ファン2A及び2Bを配置し、この給気ファ
ン2A及び2Bの下流側にはそれぞれ給気ユニット4A
及び4Bを配置する。2本の給気ダクト14Aと14Bは給
気ユニット4A及び4Bの下流側で給気ダクト14に合流
し、この給気ダクト14の先端は中央制御室1内で開口し
ており、ここから中央制御室1内へと外気が送り込まれ
る。
【0020】一方、給気ファン2Aと給気フィルタ4A
の間の給気ダクト14Aと、給気ファン2Bと給気フィル
タ4Bの間の給気ダクト14Bとを連絡ダクト15で連絡
し、この連絡ダクト15の中間の2カ所に、再循環フィル
タユニット入口ダンパ13A、13Bを配置する。再循環フ
ィルタユニット入口ダンパ13Aは給気ユニット4A及び
再循環フィルタユニット10への空気供給量を調整する働
きを有し、再循環フィルタユニット入口ダンパ13Bは給
気ユニット4B及び再循環フィルタユニット10への空気
供給量を調整する働きを有する。2つの再循環フィルタ
ユニット入口ダンパ13Aと13Bの間の連絡ダクト15と、
2本の給気ダクト14A及び14Bの下流側の合流点とを連
絡ダクト16で連絡し、この連絡ダクト16に再循環フィル
タユニット10を設置する。この構成によれば、給気ユニ
ット4A、4Bと再循環フィルタユニット10の3台は並
列に配置されることになる。
【0021】中央制御室1内の雰囲気を循環するため
に、中央制御室1内で先端が開口した再循環ダクト3を
設置する。この再循環ダクト3は、外気取入口隔離弁7
Bと給気ファン2Aとの間の給気ダクト14Aと連絡して
いる。またこの再循環ダクト3と、外気取入口6と外気
取入口隔離弁7Aとの間の給気ダクト14とを、連絡ダク
ト17で連絡し、この連絡ダクト17に小量外気取入口隔離
弁9A、9Bを並列に配置する。
【0022】中央制御室1内の雰囲気を排出するため
に、中央制御室1内で先端が開口した排気ダクト18を設
置する。この排気ダクト18は中央制御室1と排気口19を
連結している。中央制御室1と排気口19の間には、2台
の排気ファン5A、5Bを並列に設置し、それぞれに対
して下流側に排気隔離弁11A及び11Bを設置する。この
排気ファン5A、5Bにはインバータ12を接続し、この
インバータ12によって給気ファン5A、5Bの回転数を
変えることで排気量の調整ができるようになっている。
【0023】以上の構成による中央制御室換気空調設備
の、プラントの通常運転時及び非常時における換気空調
の作用について説明する。なお以下説明のために、A系
統を通常運転用、B系統を予備用と考えることにする。
【0024】まずプラントが通常運転中の場合について
説明する。外気取入口隔離弁7A、7B及び排気隔離弁
11Aを開き、小量空気取入口隔離弁9A、9B、排気隔
離弁11B及び再循環フィルタユニット入口ダンパ13A、
13Bを閉じておく。給気ファン2Aと排気ファン5Aを
運転し、給気ファン2B及び排気ファン5Bは予備用で
あり休止する。外気取入口6から取り入れられた外気
は、給気ダクト14を通り、外気取入口6及び給気ユニッ
ト4Aのフィルタによって浄化され、給気ユニット4A
によって適切な温湿度に調整された後中央制御室1内に
運ばれる。一方中央制御室1内の一部の空気は再循環ダ
クト3を通って途中給気ユニット4Aを経由して浄化さ
れ、適切な温湿度に調整された後、再び中央制御室1内
へと送られる。さらに中央制御室1内の一部の空気は、
排気ファン5Aによって排気ダクト18を通って排気口19
から外部へ排出される。このときの排気量は、外気取入
口6から中央制御室1内に取り入れられる空気の容量か
ら、再循環ダクト3を通して循環される空気の容量を差
し引いたものである。
【0025】次に、万一放射性物質を含むガスが漏洩す
るような事故が発生した場合について説明する。プラン
ト内で何らかの異常が発生した時には、中央制御室1か
ら外気取入口隔離弁7A、7B、小量外気取入口隔離弁
9A、9B及び再循環フィルタユニット入口ダンパ13
A、13Bに対して隔離信号25が送られる。この隔離信号
25により外気取入口隔離弁7A、7Bを閉じて、小量空
気取入口隔離弁9A、9B及び再循環フィルタユニット
入口ダンパ13Aを開く。このとき小量空気取入口隔離弁
9A、9Bによって中央制御室1内へ取り入れられる空
気は通常運転時に比べて小量であり、給気ファン2Aに
到達する前に、中央制御室1から再循環ダクト3へ吸い
込まれ循環される空気と合流する。この合流した空気は
給気ファン2A通過後、再循環フィルタユニット入口ダ
ンパ13Aによって、給気ユニット4Aへ送られる空気と
再循環フィルタユニット10へ送られる空気とに分けられ
る。給気ユニット4Aに送られた空気は浄化され、適切
な温湿度に調整される。また再循環フィルタユニット10
へ送られた空気は放射性物質除去の処理を受けて、給気
ユニット4Aによって適切な温湿度に調整された空気と
合流し、中央制御室1内へと送り込まれる。この結果中
央制御室1内には、放射性物質濃度の低い、適切な温湿
度に調整された空気が送られることになる。
【0026】またこのとき中央制御室1内の一部の空気
は、排気ファン5Aを通って排気口19から外部に排出さ
れる。原子力プラントに何らかの異常が発生した時、中
央制御室1からインバータ12に対しても隔離信号25が送
られ、この隔離信号25によりインバータ12が排気ファン
5Aの回転数を制御する。この際中央制御室1内の排気
量を、通常運転の場合と比べてほぼ1/10に低減する。
インバータ12を用いて排気量を制御することで、従来の
排気ファン回転数一定条件下で排気量を制御する方法と
比較して、より安定した運転が可能となる、すなわち、
ファンの強度上の問題が解決される。
【0027】図2は本発明の第2の実施形態を示す中央
管理室換気空調設備の概要系統図である。プラント外部
の外気を取り入れる外気取入口6は、外気取り入れを遮
断する外気取入口隔離弁7A、7Bを介して給気ダクト
14により中央制御室1内に連絡する。この給気ダクト14
は外気取入口隔離弁7Bの下流側で2本の給気ダクト14
A、14Bに分岐している。またこの給気ダクト14A及び
14Bにはそれぞれ給気ユニット4A及び4Bを配置し、
この給気ユニット4A及び4Bの下流側にはそれぞれ給
気ファン2A及び2Bを配置する。2本の給気ダクト14
Aと14Bは給気ファン2A及び2Bの下流側で給気ダク
ト14に合流し、この給気ダクト14は中央制御室1内で開
口しており、ここから中央制御室1内へと外気が送り込
まれる。
【0028】一方、給気フィルタ4Aと給気ファン2A
の間の給気ダクト14Aと、給気フィルタ4Bと給気ファ
ン2Bの間の給気ダクト14Bとを連絡ダクト15で連絡
し、この連絡ダクト15の中間の2カ所に、再循環フィル
タユニット入口ダンパ13A、13Bを配置する。再循環フ
ィルタユニット入口ダンパ13Aは給気ユニット4A及び
再循環フィルタユニット10への空気供給量を調整する働
きを有し、再循環フィルタユニット入口ダンパ13Bは給
気ユニット4B及び再循環フィルタユニット10への空気
供給量を調整する働きを有する。2つの再循環フィルタ
ユニット入口ダンパ13Aと13Bの間の連絡ダクト15と、
2本の給気ダクト14A及び14Bの下流側の合流点とを連
絡ダクト16で連絡し、この連絡ダクト16に再循環フィル
タユニット10を設置する。この構成によれば、給気ユニ
ット4A、4Bと再循環フィルタユニット10の3台は並
列に配置されることになる。
【0029】中央制御室1内の雰囲気を循環するため
に、中央制御室1内で先端が開口した再循環ダクト3を
設置する。この再循環ダクト3は、外気取入口隔離弁7
Bと給気ファン2Aとの間の給気ダクト14Aと連絡して
いる。またこの再循環ダクト3と、外気取入口6と外気
取入口隔離弁7Aとの間の給気ダクト14とを、連絡ダク
ト17で連絡し、この連絡ダクト17に小量外気取入口隔離
弁9A、9Bを並列に配置する。
【0030】中央制御室1内の雰囲気を排出するため
に、中央制御室1内で先端が開口した排気ダクト18を設
置する。この排気ダクト18は中央制御室1と排気口19を
連結している。中央制御室1と排気口19の間には、2台
の排気ファン5A、5Bを並列に設置し、それぞれに対
して下流側に排気隔離弁11A及び11Bを設置する。この
排気ファン5A、5Bにはインバータ12を接続し、この
インバータ12によって給気ファン5A、5Bの回転数を
変えることで排気量の調整ができるようになっている。
【0031】この構成は給気ファン2A及び2Bがそれ
ぞれ給気ユニット4A、4Bの下流側にあるという点を
除けば、第1の実施形態と同様の構成である。第1の実
施形態においては給気ユニット4A、4Bは正圧であ
り、第2の実施形態では負圧になるという違いを除け
ば、第2の実施形態は第1の実施形態の作用と同様の作
用を有し、かつ第1の実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、プラ
ント非常時には給気ファンの運転により、再循環ダクト
を通る空気の一部が再循環フィルタユニットを経由する
ため、室内の運転員への被曝を許容範囲以下に低く抑
え、かつ快適な居住環境を維持すると同時に、従来の中
央制御室換気空調設備において必要であった再循環ファ
ンが不要になり、いわば通常時と非常時の系統の共用が
可能になるから、より簡易な構成で信頼性が高い中央制
御室換気空調設備が実現できる。さらに、設備の点検時
間や建設費用を削減し、設置に要する面積を小さくでき
る。
【0033】さらに本発明によれば、必要に応じて排気
ファンの回転数を変えて排気量を調整できるので、従来
の方法で生じていたファンの強度上の問題を解決し、よ
り安定した運転が行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における中央制御室換
気空調設備の概要系統図である。
【図2】本発明の第2の実施形態における中央制御室換
気空調設備の概要系統図である。
【図3】従来の中央制御室換気空調設備の概要系統図で
ある。
【符号の説明】
1 中央制御室 2A、2B 給気ファン 3 再循環ダクト 4A、4B 給気ユニット 5A、5B 排気ファン 6 外気取入口 7A、7B 外気取入口隔離弁 8A、8B 再循環ファン 9A、9B 小量外気取入口隔離弁 10 再循環フィルタユニット 11A、11B 排気隔離弁 12 インバータ 13 再循環フィルタユニット入口ダンパ 14 給気ダクト 15、16、17、21、22 連絡ダクト 18 排気ダクト 19 排気口 20A、20B 再循環フィルタユニット隔離弁 25 中央制御室隔離信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子力プラントの外部の外気を取り込み
    中央制御室内に給気する給気ダクトと、この給気ダクト
    に設けられ原子力プラントの外部の外気を取り込み中央
    制御室内へと送り込む給気ファンと、前記給気ダクトに
    設けられ前記給気ファンによって前記中央制御室内へ送
    り込まれる空気の温湿度を調整する給気ユニットと、前
    記中央制御室内の空気の一部を前記給気ユニットを経由
    し前記中央制御室内へと循環させる再循環ダクトと、空
    気中の放射性物質を除去する手段を備えた再循環フィル
    タユニットと、前記中央制御室内の空気の一部を前記原
    子力プラントの外部へと排出する排気ファンとを具備す
    る中央制御室換気空調設備において、前記再循環フィル
    タユニットと前記給気ユニットとを連絡ダクトにより並
    列に配置し、かつ前記連絡ダクトにより前記再循環フィ
    ルタユニットを前記給気ファンと接続することを特徴と
    する中央制御室換気空調設備。
  2. 【請求項2】 前記給気ファンの下流側と、前記給気ユ
    ニットの上流側及び前記再循環フィルタユニットの上流
    側とを前記連絡ダクトによって連絡し、かつ前記連絡ダ
    クトに、前記給気ユニット及び前記再循環フィルタユニ
    ットへの空気供給量を調整する手段を具備することを特
    徴とする請求項1記載の中央制御室換気空調設備。
  3. 【請求項3】 前記給気ファンの上流側と、前記給気ユ
    ニットの下流側及び前記再循環フィルタユニットの下流
    側とを前記連絡ダクトによって連絡し、かつ前記連絡ダ
    クトに、前記給気ユニット及び前記再循環フィルタユニ
    ットへの空気供給量を調整する手段を具備することを特
    徴とする請求項1記載の中央制御室換気空調設備。
  4. 【請求項4】 原子力プラントの外部の外気を取り込み
    中央制御室内に給気する給気ダクトと、この給気ダクト
    に設けられ原子力プラントの外部の外気を取り込み中央
    制御室内へと送り込む給気ファンと、前記給気ダクトに
    設けられ前記給気ファンによって前記中央制御室内へ送
    り込まれる空気の温湿度を調整する給気ユニットと、前
    記中央制御室内の空気の一部を前記給気ユニットを経由
    し前記中央制御室内へと循環させる再循環ダクトと、空
    気中の放射性物質を除去する手段を備えた再循環フィル
    タユニットと、前記中央制御室内の空気の一部を前記原
    子力プラントの外部へと排出する排気ファンとを具備す
    る中央制御室換気空調設備において、前記排気ファンの
    回転数を変えて排気量を調整する手段を具備することを
    特徴とする中央制御室換気空調設備。
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