JPH09159357A - 電子部品等の乾燥装置 - Google Patents

電子部品等の乾燥装置

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JPH09159357A
JPH09159357A JP34646495A JP34646495A JPH09159357A JP H09159357 A JPH09159357 A JP H09159357A JP 34646495 A JP34646495 A JP 34646495A JP 34646495 A JP34646495 A JP 34646495A JP H09159357 A JPH09159357 A JP H09159357A
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Toshiyuki Akimoto
利幸 秋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遠心分離乾燥機を使用すると、電子部品同士が
互いに擦れあって傷付いたり、遠心力により電子部品の
一部に無理な力が掛かり電子部品が変形してしまう。ま
た電子部品を乾燥する他の方法として、電子部品に直接
熱風を当てて水分を蒸発させる方法も採り得るが、この
方法では全ての水分を蒸発させるのに多量の熱エネルギ
ーが必要であり、現実的な方法ではないという問題があ
った。 【解決手段】閉鎖された一連の空気流路途中に複数の被
乾燥物Eを収納できる処理籠21を有し、その上流側に
ヒータ7、下流側にブロワ9を有する。処理籠21の下
部には網33が設けられ、加熱された空気が流通でき
る。乾燥によりでた水は一次液取り槽23に溜まり、こ
れが一杯になると二次液取り槽41に溜まるようになっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子部品等
の小型精密部品を乾かすための乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の精密機器は、数多くの電子部品を
基板等に組込み接続されることにより製品が出来上がっ
ている。精密機器は僅かな埃や汚れが存在していても故
障の原因になるため、製造をする前に、組み込まれる電
子部品の埃や汚れを落とすために洗浄を行う。洗浄され
た電子部品は乾燥された後、精密機器に組み込まれる。
【0003】従来の乾燥工程では、遠心分離乾燥機を使
用して、洗浄後に残っている水を遠心力で吹き飛ばして
乾燥する方法を採用していた。しかし遠心分離乾燥機を
使用すると、電子部品同士が互いに擦れあって傷付いた
り、遠心力により電子部品の一部に無理な力が掛かり電
子部品が変形してしまうなどの問題があった。またこの
ような使用不能な電子部品を選別し排除するのに手間が
掛かったり、歩留まりの低下をもたらす原因ともなって
いた。
【0004】一方電子部品を乾燥する他の方法として、
電子部品に直接熱風を当てて水分を蒸発させる方法も採
り得るが、この方法では全ての水分を蒸発させるのに多
量の熱エネルギーが必要であり、また乾燥に多くの時間
が掛かるため、現実的な方法ではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような背
景に鑑みなされたもので、電子部品等の小型精密部品
を、その品質を維持した状態で効率良く乾燥することが
できる乾燥装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、周囲
を密閉した一連の空気流路と、前記空気流路の途中に設
けられ複数の被乾燥物を収納可能であり空気の入口と出
口とを有する収納体と、前記収納体より前記空気流路の
上流側に位置する加熱手段と、前記収納体より前記空気
流路の下流側に位置する空気吸引手段と、前記収納体と
前記空気吸引手段との間にあって前記被乾燥物からでた
水を溜めておくための液取り槽とを有することを特徴と
する電子部品等の乾燥装置である。
【0007】請求項2の発明は、前記収納体は上部が開
放し下部に網が設けられている持ち運び可能な容器体で
あり、前記被乾燥物を前記網の上に保持可能であること
を特徴とする請求項1記載の電子部品等の乾燥装置であ
る。
【0008】請求項3の発明は、前記収納体は本体容器
の内部に位置し、前記本体容器は連通穴を有する仕切り
板により処理槽と液取り槽とに分離され、前記収納体は
その出口端部が前記仕切り板の連通穴の周りにおいて空
気流通不能な状態で接触可能に配置でき、また前記処理
槽側に前記加熱手段に連絡する通路が接続し、前記液取
り槽側に前記空気吸引手段に連絡する通路が接続してい
ることを特徴とする請求項1または2記載の電子部品等
の乾燥装置である。
【0009】請求項4の発明は、前記本体容器内の液取
り槽の外側に他の液取り槽を備え、前記本体容器内の液
取り槽の一定高さのところから前記他の液取り槽に連絡
する連絡管を有することを特徴とする請求項3記載の電
子部品等の乾燥装置である。
【0010】請求項5の発明は、前記他の液取り槽の上
部から前記空気吸引手段に延びる吸引管を有することを
特徴とする請求項4記載の電子部品等の乾燥装置であ
る。
【0011】
【作用】請求項1の発明では、加熱手段で加熱された空
気が、空気吸引手段により空気流路内を通って吸引され
る。その途中加熱空気は、収納体の入口から入り複数の
被乾燥物の間を通って出口からでていく。このとき被乾
燥物間に存在する水が、物理的に吸引されて液取り槽内
に溜まる。また被乾燥物の表面に存在する水分は加熱空
気から熱を吸収して蒸発し、その結果被乾燥物の表面が
乾燥する。
【0012】請求項2の発明では、収納体が持ち運び可
能な容器体であるから、被乾燥物の容器内への充填や取
り出しおよび移動が容易に行える。また容器体上部が開
放し下部に網が設けられているから、被乾燥物を網の上
に載せた状態で上部から下部へ空気の流通が可能であ
る。
【0013】請求項3の発明では、収納体はその出口端
部が仕切り板の穴の周りにおいて空気流通不能な状態で
接触可能に配置できるから、加熱空気は仕切り板と収納
体との接触部分を通らずに、全て収納体の入口から被乾
燥体を通って出口へ抜ける。
【0014】請求項4の発明では、本体容器内の液取り
槽の外側に他の液取り槽を備え、本体容器内の液取り槽
の一定高さのところから他の液取り槽に連絡する連絡管
を有するから、本体容器内の液取り槽の一定高さまで水
が溜まったときに、溢れた水が他の液取り槽に流れ込
み、その分多量の水を溜めておくことができる。
【0015】請求項5の発明では、他の液取り槽の上部
から空気吸引手段に延びる吸引管を有するから、ドレン
水が空気吸引手段に流れ込みにくい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図1から図6を参照して説明する。図1中、符号1は本
発明の乾燥装置でを示し、この乾燥装置1は基枠3に対
して本体容器5、ヒータ7、ブロワ9および制御盤11
が主要な部材として配置されている。
【0017】本体容器5は、その上部に回動式に開閉可
能な蓋体13を有し、蓋体13が閉じているときには本
体容器5は内部が密閉状態になっている。蓋体13の側
部には導入口15が形成されており、この導入口15は
フレキシブル管17を介してヒータ7に接続されてい
る。
【0018】本体容器5の内部は、ほぼ中央に形成され
た仕切り板19によって上下の2つの槽、すなわち処理
槽21と一次液取り槽23とに分割されている。仕切り
板19の中央には大きな連通穴25が形成され、仕切り
板19の上面側の連通穴25の周りには環状のパッキン
27が設けられている。パッキン27の上には把手28
を有する処理籠29が載せられ、パッキン27の作用に
よって、処理籠29の下端周囲からは空気が連通穴25
を介して一次液取り槽23側に流通しないようになって
いる。また処理籠29の周面を保持するように、仕切り
板19から保持部材31が延び、これにより処理籠29
が所定の位置に位置決めされて保持されている。
【0019】図6に示すように処理籠29は全体が円柱
形をなし、その下面側には電子部品等の被乾燥物Eより
も小さな網の目を有する支持網33が設けられている。
更にこの支持網33の直下には、支持網33を下側から
支持する大きな網の目を有する補強網35が設けられて
いる。処理籠29の上端は、被乾燥物Eを出し入れでき
るように開放してある。
【0020】本体容器5の下側部分すなわち一次液取り
槽23には、底部に一次ドレン用配管37が接続し、そ
の途中にコック38が設けられている。運転時にはこの
コック38は閉じており、本体容器5内は密閉される。
一次液取り槽23には、乾燥処理時に被乾燥物Eからで
た水が溜まるようになっており、この水はコック38を
開くことにより排出できるようになっている。
【0021】また一次液取り槽23の側壁には連絡管3
9の一端が接続し、この連絡管39の他端側は、本体容
器5の外部にある二次液取り槽41に接続している。連
絡管39の入口には防護ネット40が設けられ、これに
より被乾燥物Eに混じって存在していた異物や処理籠2
9の支持網33が破れて落下した被乾燥物Eが、誤って
下流側へ流れて、ブロワ9の故障の原因となることを防
止している。
【0022】二次液取り槽41は、一次液取り槽23を
補助する役割を果している。二次液取り槽41の底部に
は二次ドレン用配管43が接続し、その途中にコック4
4が設けられている。上記コック38同様に、運転時に
はコック44は閉じているが、コック44を開くことに
より二次液取り槽41に溜まった水を外部に排出でき
る。
【0023】二次液取り槽41の上部からは吸引管45
が延び、その他端がブロワ9に接続されている。ブロワ
9は排気管47を有し、二次液取り槽41内の空気を吸
引して排気管47から排気する。
【0024】一方ヒータ7は電熱線49を有し、またヒ
ータ7にフレキシブル管17が接続された側と反対側に
は、フィルタ51を有する空気取入口53を有する。ヒ
ータ7は、一般には処理籠29内の被乾燥物Eを通り抜
ける空気の温度がほぼ60°Cから70°C程度の加熱
力を有するもので十分である。ヒータの能力は、ブロワ
9の吸引力と乾燥効率および被乾燥物Eの種類によって
決定することができるが、可変抵抗を設けて加熱温度を
調節自在とし、種々の条件に応じてこれを調節するよう
にしてもよい。
【0025】以上のように本発明の乾燥装置1は、空気
の流れの上流側から順にヒータ7、フレキシブル管1
7、処理槽21、一次液取り槽23、連絡管39、二次
液取り槽41、吸引管45およびブロワ9というように
一連の密閉された空気流路を形成しており、その途中に
被乾燥物Eを入れる処理籠29が配置されるようになっ
ている。
【0026】以下このような乾燥装置1の作動状態につ
いて説明する。まず初期状態では、制御盤11にあるヒ
ータ7およびブロワ9のスイッチはOFFとなってお
り、一次ドレン用配管37および二次ドレン用配管43
にそれぞれ設けられているコック38、44は閉じてい
る。この状態で蓋体13を開けて、本体容器5内から処
理籠29を把手28をもって取り出す。処理籠29に電
子部品等の被乾燥物Eを適量入れ、パッキン27の上に
再び置く。このとき処理籠29の下端がパッキン27と
密接するため、処理槽21と一次液取り槽23との流通
は処理籠29の内側を介してのみ可能となる。
【0027】蓋体13を閉め、ヒータ7とブロワ9との
スイッチをONにする。ブロワ9は二次液取り槽41お
よび一次液取り槽23内の空気を吸引して、排気管47
から排気する。そのため一次液取り槽23内は負圧とな
り、処理籠29内にある被乾燥物E間に存在する水に作
用してこれを吸引する。被乾燥物E間に存在する水は、
空気の流れに従って下方に流動し、一次液取り槽23内
に落下して溜まる。これと同時に空気取入口53から取
り入れられた空気がヒータ7で熱せられ、導入口15か
ら処理槽21内に吸引される。吸引された加熱空気は被
乾燥物Eの周りに付着した水分の蒸発を促し、被乾燥物
Eの間を流れる空気流とともに水蒸気として一次液取り
槽23内に排出される。その一部は一次液取り槽23あ
るいは二次液取り槽41内で冷却されて水になり、残り
の水蒸気は排気管47から空気とともに排出される。
【0028】一次液取り槽23内に溜まった水が連絡管
39の高さに達すると、溢れた水は二次液取り槽41内
に流れ込み、その中に溜まり始める。本発明では、この
ように一次液取り槽23と二次液取り槽41とを直列に
配置し、且つ二次液取り槽41の上部からブロワ9へ吸
引管45を接続する構成を採っているので、水が誤って
ブロワ9内に流れ込むことが防止され、ブロワ9の保護
が図られている。
【0029】乾燥処理を開始してから一定時間が経過し
たら、ヒータ7とブロワ9のスイッチを切り、蓋体13
を開けて処理籠29を取り出す。一次液取り槽23およ
び二次液取り槽41に溜まった水は、それぞれコック3
8、44を開状態にして外部へ排出する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ヒ
ータ7で加熱された空気をブロワ9により吸引する途中
に被乾燥物Eが置かれているから、被乾燥物間に存在す
る水は、最初の段階では物理的に吸引されて液取り槽2
3、41内に溜まる。その後は、被乾燥物の表面に存在
する水分が加熱空気から熱を吸収して蒸発し、その結果
被乾燥物の表面が乾燥する。従って乾燥効率が高く、そ
の割りにランニングコストも掛からない。また0.1m
m程度の微小部品も効率よく乾燥できる。
【0031】またブロワ9により吸引される加熱空気の
全てが被乾燥物の間を通過するから、エネルギー損失が
極めて少なく、この点でも効率的な乾燥が行える。更に
乾燥装置の一連の空気流路に、従来使用されていた水切
りフィルタ等が介在しないため、圧損が少なく、この点
でも乾燥効率が良い。
【0032】更に加熱空気の温度が60°C程度でも十
分乾燥効率が良いので、処理籠29の出し入れ時に、作
業者が火傷を負ったりすることがない。また処理籠29
を取り外して持ち運び可能であるから、被乾燥物の容器
内への充填や取り出しおよびその移送が容易に行える。
【0033】更に一次液取り槽23と、その一定の高さ
のところから連絡管39を介して接続する二次液取り槽
41とを有するから、一次液取り槽23から溢れた水を
二次液取り槽41に予備的に溜めることができ、従って
乾燥運転中に多量の水を溜めておくことができる。
【0034】更に二次液取り槽41とブロワ9とを連絡
する吸引管45が、二次液取り槽41の上部に接続して
いるから、ドレン水がブロワ9に流れ込みにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の乾燥装置の全体的外観を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明の乾燥装置の全体的機構の模式図であ
る。
【図3】本発明の乾燥装置の正面図である。
【図4】本発明の乾燥装置の側面図である。
【図5】本発明の乾燥装置の上面図である。
【図6】被乾燥物を入れる収納籠の一部破断斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 乾燥装置 3 基枠 5 本体容器 7 ヒータ 9 ブロワ 11 制御盤 13 蓋体 15 導入口 17 フレキシブル管 19 仕切り板 21 処理槽 23 一次液取り槽 25 連通穴 27 パッキン 28 把手 29 処理籠 31 保持部材 33 支持網 35 補強網 37 一次ドレン用配管 38 コック 39 連絡管 40 防護ネット 41 二次液取り槽 43 二次ドレン用配管 44 コック 45 吸引管 47 排気管 49 電熱線 51 フィルタ 53 空気取入口 E 被乾燥物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周囲を密閉した一連の空気流路と、 前記空気流路の途中に設けられ、複数の被乾燥物を収納
    可能であり、空気の入口と出口とを有する収納体と、 前記収納体より前記空気流路の上流側に位置する加熱手
    段と、 前記収納体より前記空気流路の下流側に位置する空気吸
    引手段と、 前記収納体と前記空気吸引手段との間にあって前記被乾
    燥物からでた水を溜めておくための液取り槽とを有する
    ことを特徴とする電子部品等の乾燥装置。
  2. 【請求項2】前記収納体は上部が開放し下部に網が設け
    られている持ち運び可能な容器体であり、前記被乾燥物
    を前記網の上に保持可能であることを特徴とする請求項
    1記載の電子部品等の乾燥装置。
  3. 【請求項3】前記収納体は本体容器の内部に位置し、前
    記本体容器は連通穴を有する仕切り板により処理槽と液
    取り槽とに分離され、前記収納体はその出口端部が前記
    仕切り板の連通穴の周りにおいて空気流通不能な状態で
    接触可能に配置でき、また前記処理槽側に前記加熱手段
    に連絡する通路が接続し、前記液取り槽側に前記空気吸
    引手段に連絡する通路が接続していることを特徴とする
    請求項1または2記載の電子部品等の乾燥装置。
  4. 【請求項4】前記本体容器内の液取り槽の外側に他の液
    取り槽を備え、前記本体容器内の液取り槽の一定高さの
    ところから前記他の液取り槽に連絡する連絡管を有する
    ことを特徴とする請求項3記載の電子部品等の乾燥装
    置。
  5. 【請求項5】前記他の液取り槽の上部から前記空気吸引
    手段に延びる吸引管を有することを特徴とする請求項4
    記載の電子部品等の乾燥装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008292041A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Shimatani Giken:Kk 吸引乾燥装置及びその制御方法
JP2016055275A (ja) * 2014-09-12 2016-04-21 森合精機株式会社 洗浄装置
CN106091649A (zh) * 2016-07-27 2016-11-09 湖北富邦科技股份有限公司 一种超细料浆的脱水干燥一体式装置

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