JPH09161265A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体の製造方法Info
- Publication number
- JPH09161265A JPH09161265A JP31696195A JP31696195A JPH09161265A JP H09161265 A JPH09161265 A JP H09161265A JP 31696195 A JP31696195 A JP 31696195A JP 31696195 A JP31696195 A JP 31696195A JP H09161265 A JPH09161265 A JP H09161265A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- fluorine
- lubricant
- thin film
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Lubricants (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 片面又は両面に金属薄膜層が形成された非磁
性支持体の少なくとも一方の金属薄膜層上にパーフルオ
ロポリエーテル等のフッ素系潤滑剤を付着させ、次いで
該非磁性支持体を、前記フッ素系潤滑剤を溶解し得る液
体、例えばフッ素系不活性溶媒中を通過させ、過剰の潤
滑剤を除去する。 【効果】 金属薄膜上の水酸基と結合していない余分な
フッ素系潤滑剤を除去することができ、走行を繰り返し
てもフッ素系潤滑剤が脱離せず、安定した走行性を有す
る磁気記録媒体が得られる。
性支持体の少なくとも一方の金属薄膜層上にパーフルオ
ロポリエーテル等のフッ素系潤滑剤を付着させ、次いで
該非磁性支持体を、前記フッ素系潤滑剤を溶解し得る液
体、例えばフッ素系不活性溶媒中を通過させ、過剰の潤
滑剤を除去する。 【効果】 金属薄膜上の水酸基と結合していない余分な
フッ素系潤滑剤を除去することができ、走行を繰り返し
てもフッ素系潤滑剤が脱離せず、安定した走行性を有す
る磁気記録媒体が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録媒体の製造
方法に関する。特にトップコート層が磁性層と強固に結
着した走行性の良好な金属薄膜型の磁気記録媒体の製造
方法に関する。
方法に関する。特にトップコート層が磁性層と強固に結
着した走行性の良好な金属薄膜型の磁気記録媒体の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体には、非磁性支持体である
フィルム上に磁性粉をバインダーに分散させた磁性塗料
を塗布してなるいわゆる塗布型の磁気記録媒体と、フィ
ルム上に真空中で金属を蒸着等により付着させてなるバ
インダーを全く含まない、いわゆる金属薄膜型の磁気記
録媒体とがあり、金属薄膜型の磁気記録媒体は、磁性層
にバインダーを含まないことから磁性材料の密度を高め
られるため、高密度記録に有望であるとされている。
フィルム上に磁性粉をバインダーに分散させた磁性塗料
を塗布してなるいわゆる塗布型の磁気記録媒体と、フィ
ルム上に真空中で金属を蒸着等により付着させてなるバ
インダーを全く含まない、いわゆる金属薄膜型の磁気記
録媒体とがあり、金属薄膜型の磁気記録媒体は、磁性層
にバインダーを含まないことから磁性材料の密度を高め
られるため、高密度記録に有望であるとされている。
【0003】通常、金属薄膜型の磁気記録媒体には、磁
性層を保護し、また記録・再生用ヘッドとの接触をスム
ーズにするための潤滑剤としての働きを持たせるために
トップコート層が形成される。トップコート層は、通
常、潤滑剤をグラビア法又はダイ塗工法等により形成さ
れる。
性層を保護し、また記録・再生用ヘッドとの接触をスム
ーズにするための潤滑剤としての働きを持たせるために
トップコート層が形成される。トップコート層は、通
常、潤滑剤をグラビア法又はダイ塗工法等により形成さ
れる。
【0004】一般に金属薄膜の表面には水酸基が存在す
ると考えられており、この水酸基とと結合させる意味
で、金属薄膜型の磁気記録媒体のトップコート層を形成
する潤滑剤としては末端に水酸基、カルボキシル基等の
官能基を有するパーフルオロポリエーテルが繁用されて
いる。
ると考えられており、この水酸基とと結合させる意味
で、金属薄膜型の磁気記録媒体のトップコート層を形成
する潤滑剤としては末端に水酸基、カルボキシル基等の
官能基を有するパーフルオロポリエーテルが繁用されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁性層
上に塗布された潤滑剤は、その末端官能基が全て金属薄
膜に存在する水酸基と結合するわけではなく、水酸基と
結合できない潤滑剤は磁性層表面に付着して存在するし
ているに過ぎない。そのため、媒体の走行を繰り返して
いくうちにそのような潤滑剤がトップコート層から脱離
して、磁気記録媒体の製造直後の走行性に比べ、繰り返
し走行させた後の走行性は次第に悪くなる。
上に塗布された潤滑剤は、その末端官能基が全て金属薄
膜に存在する水酸基と結合するわけではなく、水酸基と
結合できない潤滑剤は磁性層表面に付着して存在するし
ているに過ぎない。そのため、媒体の走行を繰り返して
いくうちにそのような潤滑剤がトップコート層から脱離
して、磁気記録媒体の製造直後の走行性に比べ、繰り返
し走行させた後の走行性は次第に悪くなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、金属薄膜
型の磁気記録媒体のトップコート層を形成する潤滑剤と
してフッ素系の潤滑剤を用い、かかる潤滑剤を塗布した
後に、該潤滑剤を溶解し得る液体内を通過させることに
より、磁性層表面の水酸基と結合していない過剰な潤滑
剤が洗い流され、使用時に潤滑剤が脱離しない強固なト
ップコート層を有する磁気記録媒体が製造できることを
見出し、本発明を完成するに至った。
型の磁気記録媒体のトップコート層を形成する潤滑剤と
してフッ素系の潤滑剤を用い、かかる潤滑剤を塗布した
後に、該潤滑剤を溶解し得る液体内を通過させることに
より、磁性層表面の水酸基と結合していない過剰な潤滑
剤が洗い流され、使用時に潤滑剤が脱離しない強固なト
ップコート層を有する磁気記録媒体が製造できることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち本発明は、片面又は両面に金属薄
膜層が形成された非磁性支持体の少なくとも一方の金属
薄膜層上にフッ素系潤滑剤を付着させた後、該非磁性支
持体を、前記フッ素系潤滑剤を溶解し得る液体中を通過
させ、過剰の潤滑剤を除去することを特徴とする磁気記
録媒体の製造方法を提供するものである。
膜層が形成された非磁性支持体の少なくとも一方の金属
薄膜層上にフッ素系潤滑剤を付着させた後、該非磁性支
持体を、前記フッ素系潤滑剤を溶解し得る液体中を通過
させ、過剰の潤滑剤を除去することを特徴とする磁気記
録媒体の製造方法を提供するものである。
【0008】本発明において、非磁性支持体の片面に金
属薄膜層が形成されている場合、該薄膜層は磁性層であ
り、両面に金属薄膜層が形成されている場合、一方は磁
性層、他方はバックコート層である。金属薄膜の形成方
法は限定されないが、蒸着、スパッタリングが一般的で
ある。
属薄膜層が形成されている場合、該薄膜層は磁性層であ
り、両面に金属薄膜層が形成されている場合、一方は磁
性層、他方はバックコート層である。金属薄膜の形成方
法は限定されないが、蒸着、スパッタリングが一般的で
ある。
【0009】磁性層を形成する磁性材料としては、通常
の金属薄膜型の磁気記録媒体の製造に用いられる強磁性
金属材料が挙げられ、例えばCo, Ni, Fe等の強磁性金
属、また、Fe−Co、Fe−Ni、Co−Ni、Fe−Co−Ni、Fe−
Fh、Fe−Cu、Co−Cu、Co−Au、Co−Y 、Co−La、Co−P
r、Co−Gd、Co−Sm、Co−Pt、Ni−Cu、Mn−Bi、Mn−S
b、Mn−Al、Fe−Cr、Co−Cr、Ni−Cr、Fe−Co−Cr、Ni
−Co−Cr等の強磁性合金が挙げられる。磁性層としては
鉄の薄膜或いは鉄を主体とする強磁性合金粉末の薄膜が
好ましく、特に、鉄、鉄を主体とする強磁性合金及びこ
れらの窒化物もしくは炭化物から選ばれる少なくとも1
種が好ましい。
の金属薄膜型の磁気記録媒体の製造に用いられる強磁性
金属材料が挙げられ、例えばCo, Ni, Fe等の強磁性金
属、また、Fe−Co、Fe−Ni、Co−Ni、Fe−Co−Ni、Fe−
Fh、Fe−Cu、Co−Cu、Co−Au、Co−Y 、Co−La、Co−P
r、Co−Gd、Co−Sm、Co−Pt、Ni−Cu、Mn−Bi、Mn−S
b、Mn−Al、Fe−Cr、Co−Cr、Ni−Cr、Fe−Co−Cr、Ni
−Co−Cr等の強磁性合金が挙げられる。磁性層としては
鉄の薄膜或いは鉄を主体とする強磁性合金粉末の薄膜が
好ましく、特に、鉄、鉄を主体とする強磁性合金及びこ
れらの窒化物もしくは炭化物から選ばれる少なくとも1
種が好ましい。
【0010】高密度記録のためには磁気記録媒体の磁性
層は、斜め蒸着により基材上に形成することが好まし
い。斜め蒸着の方法は特に限定されず、従来公知の方法
に準ずる。蒸着の際の真空度は10-4〜10-7Torr程度であ
る。蒸着による磁性層は単層構造でも多層構造の何れで
も良く、特に、酸化性ガスを導入して磁性層表面に酸化
物を形成することにより、耐久性の向上を図ることがで
きる。
層は、斜め蒸着により基材上に形成することが好まし
い。斜め蒸着の方法は特に限定されず、従来公知の方法
に準ずる。蒸着の際の真空度は10-4〜10-7Torr程度であ
る。蒸着による磁性層は単層構造でも多層構造の何れで
も良く、特に、酸化性ガスを導入して磁性層表面に酸化
物を形成することにより、耐久性の向上を図ることがで
きる。
【0011】なお、本発明においては、磁性層は一層或
いは多層とすることができるが、蒸着で多層の磁性層を
形成する場合、磁性層の厚さは、二層の場合、下層の磁
性層の厚さが 100〜2000Å、上層の磁性層の厚さが50〜
1000Åが好ましく、三層の場合、下層の磁性層の厚さが
100 〜2000Å、中間の磁性層の厚さが 100〜1000Å、上
層の磁性層の厚さが50〜1000Åが好ましい。また、磁性
層の数は高周波記録に対応するには、多い方が良いが、
実用的な範囲としては二〜五層が適当と考えられる。
いは多層とすることができるが、蒸着で多層の磁性層を
形成する場合、磁性層の厚さは、二層の場合、下層の磁
性層の厚さが 100〜2000Å、上層の磁性層の厚さが50〜
1000Åが好ましく、三層の場合、下層の磁性層の厚さが
100 〜2000Å、中間の磁性層の厚さが 100〜1000Å、上
層の磁性層の厚さが50〜1000Åが好ましい。また、磁性
層の数は高周波記録に対応するには、多い方が良いが、
実用的な範囲としては二〜五層が適当と考えられる。
【0012】多層の磁性層の場合は最上磁性層(最も非
磁性支持体から遠い磁性層)の上に潤滑剤を塗布しトッ
プコート層を形成する。
磁性支持体から遠い磁性層)の上に潤滑剤を塗布しトッ
プコート層を形成する。
【0013】また、バックコート層を形成する金属とし
ては、Al,Cu,Zn,Sn,Ni,Agなど及びこれらの合金が
用いられる。但し、価格、付着速度、酸化後の安定性の
点から、Cu,Alが最適であり、特にAlが好ましい。ま
た、バックコート層は半金属により形成することもでき
る。半金属としては、Si,Ge,As,Sc,Sbなどが用いら
れる。特に、価格、付着速度等の点から、Siが最適であ
る。
ては、Al,Cu,Zn,Sn,Ni,Agなど及びこれらの合金が
用いられる。但し、価格、付着速度、酸化後の安定性の
点から、Cu,Alが最適であり、特にAlが好ましい。ま
た、バックコート層は半金属により形成することもでき
る。半金属としては、Si,Ge,As,Sc,Sbなどが用いら
れる。特に、価格、付着速度等の点から、Siが最適であ
る。
【0014】バックコート層の厚さは、 0.2〜1.0 μm
程度である。バックコート層を形成するための蒸着やス
パッタリングの際の真空度は10-4〜10-7Torr程度、特に
10-5〜10-6Torrである。
程度である。バックコート層を形成するための蒸着やス
パッタリングの際の真空度は10-4〜10-7Torr程度、特に
10-5〜10-6Torrである。
【0015】本発明の磁気記録媒体の製造方法におい
て、潤滑剤はグラビア法又はダイ塗工法等、通常用いら
れる方法により非磁性支持体上に付着される。
て、潤滑剤はグラビア法又はダイ塗工法等、通常用いら
れる方法により非磁性支持体上に付着される。
【0016】本発明においては、潤滑剤としてフッ素系
潤滑剤が使用され、具体的には、分子量2000〜5000のパ
ーフルオロポリエーテル、例えば、「FOMBLIN Z DIAC」
〔カルボキシル基変性、モンテカチーニ (株) 製〕、
「FOMBLIN Z DOL 」〔アルコール変性、モンテカチーニ
(株) 製〕の商品名で市販されているものが使用でき
る。これらは末端に水酸基或いはカルボキシル基を有す
る化合物である。
潤滑剤が使用され、具体的には、分子量2000〜5000のパ
ーフルオロポリエーテル、例えば、「FOMBLIN Z DIAC」
〔カルボキシル基変性、モンテカチーニ (株) 製〕、
「FOMBLIN Z DOL 」〔アルコール変性、モンテカチーニ
(株) 製〕の商品名で市販されているものが使用でき
る。これらは末端に水酸基或いはカルボキシル基を有す
る化合物である。
【0017】このようなフッ素系潤滑剤は、フッ素系不
活性溶媒〔例えば、住友スリーエム(株) 製「フロリナ
ート」等のパーフルオロカーボン〕、トルエン等の芳香
族炭化水素系溶媒、アルコール系溶媒、ケトン系溶媒等
の適当な溶媒に溶解させて、0.025〜0.2 重量%程度、
特に0.05〜0.1 重量%の溶液として用いるのが好まし
い。
活性溶媒〔例えば、住友スリーエム(株) 製「フロリナ
ート」等のパーフルオロカーボン〕、トルエン等の芳香
族炭化水素系溶媒、アルコール系溶媒、ケトン系溶媒等
の適当な溶媒に溶解させて、0.025〜0.2 重量%程度、
特に0.05〜0.1 重量%の溶液として用いるのが好まし
い。
【0018】本発明では、上記のようなフッ素系潤滑剤
を非磁性支持体上の金属薄膜層上に付着させた後、非磁
性支持体を、前記フッ素系潤滑剤を溶解し得る液体中を
通過させる。これにより、金属薄膜と結着していない潤
滑剤は、前記液体中に溶解しする。フッ素系潤滑剤を溶
解し得る液体としては、塗布をする際に用いる溶媒、即
ちフッ素系不活性溶媒(例えば、住友スリーエム (株)
製「フロリナート」等のパーフルオロカーボン)、トル
エン等の芳香族炭化水素系溶媒、アルコール系溶媒、ケ
トン系溶媒が挙げられ、塗布をする際に用いた溶媒と同
一でも異なっていてもよい。
を非磁性支持体上の金属薄膜層上に付着させた後、非磁
性支持体を、前記フッ素系潤滑剤を溶解し得る液体中を
通過させる。これにより、金属薄膜と結着していない潤
滑剤は、前記液体中に溶解しする。フッ素系潤滑剤を溶
解し得る液体としては、塗布をする際に用いる溶媒、即
ちフッ素系不活性溶媒(例えば、住友スリーエム (株)
製「フロリナート」等のパーフルオロカーボン)、トル
エン等の芳香族炭化水素系溶媒、アルコール系溶媒、ケ
トン系溶媒が挙げられ、塗布をする際に用いた溶媒と同
一でも異なっていてもよい。
【0019】なお、フッ素系潤滑剤が塗布された非磁性
支持体が潤滑剤を洗い流すための液体中を通過しても、
該液体中に溶解するフッ素系潤滑剤の量は微量であり、
実用的には問題はないが、もちろん液体を補充したり、
交換することは適宜行い得る。
支持体が潤滑剤を洗い流すための液体中を通過しても、
該液体中に溶解するフッ素系潤滑剤の量は微量であり、
実用的には問題はないが、もちろん液体を補充したり、
交換することは適宜行い得る。
【0020】本発明により形成されるトップコート層の
厚さは10〜60Å程度が一般的である。
厚さは10〜60Å程度が一般的である。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の磁気記録媒体の製造方法
の例を、図1に示す。図1はダイ塗工法の例であり、非
磁性支持体1には金属薄膜層が形成されており、金属薄
膜層が形成されている面がダイ3の吐出口側を走行する
ように設置される。非磁性支持体1は巻だしロール2か
らダイ3へ走行し、ダイ3によりフッ素系潤滑剤が非磁
性支持体1上の金属薄膜層上に塗布され、乾燥炉4で乾
燥される。乾燥炉中の温度は限定されないが、80〜120
℃程度である。次いで、潤滑剤が塗布された非磁性支持
体1は、フッ素系不活性溶媒を満たした容器5中を通過
する。これにより、金属薄膜と固着していない(余分
な)フッ素系潤滑剤は溶媒中に溶解する。なお、容器5
内で、スポンジ等の部材と非磁性支持体と緩く接触させ
て、或いは超音波をフッ素系不活性溶媒に印加して、フ
ッ素系潤滑剤の溶媒への溶解を促進することもできる。
次に、非磁性支持体1は、スポンジ、可撓性プラスチッ
ク板等からなる拭き取り部材6を通過し、トップコート
層の表面が均一にされる。その後、非磁性支持体1は乾
燥炉7を通過して巻取りロール8で巻き取られる。
の例を、図1に示す。図1はダイ塗工法の例であり、非
磁性支持体1には金属薄膜層が形成されており、金属薄
膜層が形成されている面がダイ3の吐出口側を走行する
ように設置される。非磁性支持体1は巻だしロール2か
らダイ3へ走行し、ダイ3によりフッ素系潤滑剤が非磁
性支持体1上の金属薄膜層上に塗布され、乾燥炉4で乾
燥される。乾燥炉中の温度は限定されないが、80〜120
℃程度である。次いで、潤滑剤が塗布された非磁性支持
体1は、フッ素系不活性溶媒を満たした容器5中を通過
する。これにより、金属薄膜と固着していない(余分
な)フッ素系潤滑剤は溶媒中に溶解する。なお、容器5
内で、スポンジ等の部材と非磁性支持体と緩く接触させ
て、或いは超音波をフッ素系不活性溶媒に印加して、フ
ッ素系潤滑剤の溶媒への溶解を促進することもできる。
次に、非磁性支持体1は、スポンジ、可撓性プラスチッ
ク板等からなる拭き取り部材6を通過し、トップコート
層の表面が均一にされる。その後、非磁性支持体1は乾
燥炉7を通過して巻取りロール8で巻き取られる。
【0022】以上述べた本発明の磁気記録媒体の製造方
法において、トップコート層を形成した後に、特定の溶
媒中を通過させる以外の工程は、通常の磁気記録媒体の
製造方法に準じて行なうことができる。
法において、トップコート層を形成した後に、特定の溶
媒中を通過させる以外の工程は、通常の磁気記録媒体の
製造方法に準じて行なうことができる。
【0023】なお、本発明の磁気記録媒体の製造方法に
おいて、非磁性支持体の材質としては、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレートのようなポリ
エステル;ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フィン; セルローストリアセテート、セルロースジアセ
テート等のセルロース誘導体;ポリカーボネート;ポリ
塩化ビニル;ポリイミド;芳香族ポリアミド等のプラス
チック等が使用される。これらの非磁性支持体の厚さは
3〜50μm 程度である。
おいて、非磁性支持体の材質としては、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレートのようなポリ
エステル;ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フィン; セルローストリアセテート、セルロースジアセ
テート等のセルロース誘導体;ポリカーボネート;ポリ
塩化ビニル;ポリイミド;芳香族ポリアミド等のプラス
チック等が使用される。これらの非磁性支持体の厚さは
3〜50μm 程度である。
【0024】
【実施例】以下実施例にて本発明を説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0025】実施例1 厚さ10μm のポリエチレンテレフタレートフィルム上に
Co−Ni合金(Co:Ni=80:20、重量比)を厚さ1600Åと
なるように蒸着し、磁性層を形成した。また、非磁性支
持体の磁性層が形成されている面と反対の面にSiを厚さ
1000Åとなるように蒸着し、バックコート層を形成し、
磁性層とバックコート層が形成されたフィルムを得た。
Co−Ni合金(Co:Ni=80:20、重量比)を厚さ1600Åと
なるように蒸着し、磁性層を形成した。また、非磁性支
持体の磁性層が形成されている面と反対の面にSiを厚さ
1000Åとなるように蒸着し、バックコート層を形成し、
磁性層とバックコート層が形成されたフィルムを得た。
【0026】次にこのフィルムを図1に示すような装置
に、ダイ3の吐出口側を磁性層が走行するように設置す
る。潤滑剤として「FOMBLIN Z DIAC」〔カルボキシル基
変性パーフルオロポリエーテル、モンテカチーニ (株)
製〕を用い、乾燥後の厚さが30Åとなるように磁性層上
に塗布した。
に、ダイ3の吐出口側を磁性層が走行するように設置す
る。潤滑剤として「FOMBLIN Z DIAC」〔カルボキシル基
変性パーフルオロポリエーテル、モンテカチーニ (株)
製〕を用い、乾燥後の厚さが30Åとなるように磁性層上
に塗布した。
【0027】その後、このフィルムを「フロリナート」
〔パーフルオロカーボン、住友スリーエム (株) 製のフ
ッ素系不活性液体〕で満たされた容器の中を走行させ、
再度乾燥させ、巻き取る。
〔パーフルオロカーボン、住友スリーエム (株) 製のフ
ッ素系不活性液体〕で満たされた容器の中を走行させ、
再度乾燥させ、巻き取る。
【0028】次に、このフィルムを前記同様にバックコ
ート層上に潤滑剤が塗布されるように図1の装置に設置
し、前記同様の操作を繰り返してバックコート層上にも
トップコート層を形成した。
ート層上に潤滑剤が塗布されるように図1の装置に設置
し、前記同様の操作を繰り返してバックコート層上にも
トップコート層を形成した。
【0029】このフィルムを8mm幅にスリットし、カセ
ットケースに入れ、市販されている8mmVTRで全長を
20パス走行させ、20パス走行前後の動摩擦係数を測定し
た。その結果を表1に示す。
ットケースに入れ、市販されている8mmVTRで全長を
20パス走行させ、20パス走行前後の動摩擦係数を測定し
た。その結果を表1に示す。
【0030】比較例1 実施例1において、磁性層或いはトップコート層上に潤
滑剤を塗布し乾燥した後に「フロリナート」で満たされ
た容器中を走行させずに、トップコート層を形成し、実
施例1と同様に8mmテープを作製し、実施例1と同様に
磁性層の動摩擦係数を測定した。その結果を表1に示
す。
滑剤を塗布し乾燥した後に「フロリナート」で満たされ
た容器中を走行させずに、トップコート層を形成し、実
施例1と同様に8mmテープを作製し、実施例1と同様に
磁性層の動摩擦係数を測定した。その結果を表1に示
す。
【0031】
【表1】
【図1】本発明の磁気記録媒体の製造方法の一例を示す
略図。
略図。
1:非磁性支持体 3:ダイ 5:フッ素系不活性溶媒を満たした容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志賀 章 栃木県芳賀郡市貝町大字赤羽2606番地 花 王株式会社情報科学研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 片面又は両面に金属薄膜層が形成された
非磁性支持体の少なくとも一方の金属薄膜層上にフッ素
系潤滑剤を付着させた後、該非磁性支持体を、前記フッ
素系潤滑剤を溶解し得る液体中を通過させ、過剰の潤滑
剤を除去することを特徴とする磁気記録媒体の製造方
法。 - 【請求項2】 前記フッ素系潤滑剤が、末端水酸基を有
するパーフルオロポリエーテルである請求項1記載の磁
気記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31696195A JPH09161265A (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31696195A JPH09161265A (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09161265A true JPH09161265A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18082873
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31696195A Pending JPH09161265A (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09161265A (ja) |
-
1995
- 1995-12-05 JP JP31696195A patent/JPH09161265A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0479044B2 (ja) | ||
| JPH09161265A (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
| JPH0481268B2 (ja) | ||
| JP2688568B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP2000011342A (ja) | クリーニングテープおよびその製造方法 | |
| JPH01205724A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH07334838A (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
| JPH0991653A (ja) | 記録媒体 | |
| JPH04221426A (ja) | 磁気記録媒体およびその製造方法 | |
| JPH0963034A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0954945A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH08102051A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH07320262A (ja) | 磁気記録媒体の製造装置 | |
| JPH10247312A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS62277623A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0798853A (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
| JPH07243043A (ja) | 金属薄膜体の製造装置 | |
| JP2002367135A (ja) | 磁気記録媒体およびその製造方法 | |
| JPH0798852A (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
| JPH08102052A (ja) | 記録媒体及びその製造方法 | |
| JPH08161726A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0576097B2 (ja) | ||
| JPH09212844A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0827932B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS62277625A (ja) | 磁気記録媒体 |