JPH09161328A - 記憶ディスクにおける接着剤の延展方法 - Google Patents

記憶ディスクにおける接着剤の延展方法

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JPH09161328A
JPH09161328A JP33823995A JP33823995A JPH09161328A JP H09161328 A JPH09161328 A JP H09161328A JP 33823995 A JP33823995 A JP 33823995A JP 33823995 A JP33823995 A JP 33823995A JP H09161328 A JPH09161328 A JP H09161328A
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JP
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adhesive
circular resin
resin substrate
spreading
storage disk
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JP33823995A
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English (en)
Inventor
Mitsukuni Amou
三邦 天羽
Masami Inai
正美 井内
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Kitano Engineering Co Ltd
Original Assignee
Kitano Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2枚の円形樹脂基板の間で接着剤を効率良く
延展でき、しかも外周端面に付着残留した接着剤を極力
なくすることができる延展方法を提供すること。 【解決手段】 下記1)〜5)の工程を有する記憶ディ
スクにおける接着剤の延展方法。 1)第1の円形樹脂基板D1を回転基台に載置する工
程、 2)上記回転基台1に載置した第1の円形樹脂基板D1
に接着剤Rを塗布する工程、 3)接着剤Rが塗布された第1の円形樹脂基板D1の上
に、更に第2の円形樹脂基板D2を重ねて載置する工
程、 4)重ね合わされた両円形樹脂基板を回転させて接着剤
Rを延展する工程、 5)両円形樹脂基板の周面端部に付着残留した接着剤を
吸引する工程、

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、記憶ディスクの2
枚の円形樹脂基板間に介在する接着剤を延展するための
接着剤の延展方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ、取り分けパソコン
等の普及は目ざましく、それに使用する記憶媒体、特
に、記憶ディスクの容量は益々高密度化しており、その
種類も多くなってきている。記憶ディスクとしては、例
えば、磁気ディスク、光ディスク(例えば、CD−RO
M)、光磁気ディスク(例えば、MO)等があるが、そ
の中でも、最近、光ディスクの需要が増大している。
【0003】DVDと呼ばれる光ディスクを例にとって
いうと、それを構成する単板である円形樹脂基板は、そ
の厚みが0.6mm、外形が120mm、その中心穴の
内径が15mm、と規格されている。このような薄い円
形樹脂基板一枚では、機械的強度が低く変形もし易いた
め、また、高情報記録量の見地から、同じ厚み(0.6
mm)の円形樹脂基板を合体し貼り合わせて使用してい
る。
【0004】例えば、図13は、2枚の円形樹脂基板
(第1円形樹脂基板D1と第2円形樹脂基板D2)を貼
り合わせた状態の光ディスクであるDVDの一例を概略
的に示す。図13(a)のものについていうと、第1円
形樹脂基板D1は、例えば射出成形機により透明なポリ
カーボネート樹脂を用いて成形される。第1円形樹脂基
板D1の片面には、音声等の情報信号である凹凸の信号
ピット(信号穴)が転写される。そして、その信号面上
には、反射膜D11(例えばアルミ膜等)が形成され、
その上に樹脂の保護膜D12が設けられて信号面の損傷
が防止されている。
【0005】そして、その信号の印加された第1円形樹
脂基板D1に、接着剤Rを介して、同じく透明なポリカ
ーボネート樹脂等で成形された第2円形樹脂基板D2が
貼り合わされる。もっとも、第1の円形樹脂基板に保護
膜を設けないで直接、第2の円形樹脂基板と接着剤を介
して貼り合わせることも行なわれる。このようにして2
枚の円形樹脂基板D1、D2が貼り合わされた光ディス
クDは、レーザビームを使って、反射膜D11から反射
される光を図示しない光検出器等で受光して信号再生を
行うものである。
【0006】もっとも、第2円形樹脂基板D2に信号を
印加したものを採用することも、DVDと呼ばれる光デ
ィスクでは当然行なわれる(図13(b)参照)。この
ように、DVDも含めて高密度の記憶ディスクは、単板
ではなく上記のような合板構造として使用されることか
ら、第1円形樹脂基板D1と第2円形樹脂基板D2の貼
り合わせが必要となる場合が多い。単板を貼り合わせて
一体の記憶ディスク(即ちここでは光ディスク)にする
ためには、両単板間に接着剤を介在させて貼り合わせる
方法が採られる。
【0007】ところで、貼り合わせるためには、2枚の
円形樹脂基板の間に接着剤を介在させて両基板を重ね合
わせ、この後、接着剤を硬化させることが行われる。そ
のため、まず第1の円形の樹脂基板の表面に刷毛、塗布
ローラ等を使って接着剤を出来るだけ均一に塗り、その
後、第2の樹脂基板を重ねて間に介在する接着剤を硬化
させる方法が採られている。しかし、このように刷毛や
塗布ローラ等による方法では、第1の円形樹脂基板に接
着剤を塗布し全体に薄く塗り広げた後(即ち、延展した
後)、更にその上に第2の円形樹脂基板を重ねることに
なる。
【0008】このように接着剤を全体に薄く塗り広げた
後に、第2の円形樹脂基板をその上から重ねると、この
重ね合わせる段階で両基板間に空気等が封入される危険
がある。両円形樹脂基板の間に気泡を内包した記憶ディ
スクは、品質不良の欠陥商品となる。そのため、例え
ば、特公平4−53012号公報に提示するような貼り
合わせ方法が開発された。
【0009】この方法は、両円形樹脂基板を回転させ
て、その間に介在する接着剤を効率良く充填する手法を
採用したものである。この方法の欠点は、基板を回転さ
せた場合、飛散し切れない接着剤が、ディスクの外周端
面に不規則に突出した状態で付着したまま残留すること
である。このように外周端面に凹凸状に付着残留した接
着剤は、硬化時に回転数を遅くする等により、多少なめ
ならになるが、必ずしも確実ではない。凹凸状に少しで
も残留付着したままだと、後の硬化工程で硬化してしま
うため、どうしても後処理を必要とすることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な背景のもとで問題点の解決を図ったものである。即
ち、本発明の目的は、2枚の円形樹脂基板の間で接着剤
を効率良く延展でき、しかも外周端面に付着残留した接
着剤を極力なくすることができる延展方法を提供するも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】しかして、本発明者等
は、このような課題に対して鋭意研究を重ねた結果、円
形樹脂基板の円周端面から接着剤を吸引することによ
り、付着残留した接着剤を排除できることを見出し、こ
の知見をヒントに、本発明を完成させたのものである。
【0012】即ち、本発明は、1、下記1)〜5)の工
程を有する記憶ディスクにおける接着剤の延展方法。 1)第1の円形樹脂基板を回転基台に載置する工程、 2)上記回転基台に載置した第1の円形樹脂基板に接着
剤を塗布する工程、 3)接着剤が塗布された第1の円形樹脂基板の上に、更
に第2の円形樹脂基板を重ねて載置する工程、 4)重ね合わされた両円形樹脂基板を回転させて接着剤
を延展する工程、 5)両円形樹脂基板の周面端部に付着残留した接着剤を
吸引する工程、に存する。
【0013】そして、2、工程4)において、両円形樹
脂基板の中心穴から吸引することにより接着剤を中心方
向へ移動させる上記1の記憶ディスクにおける接着剤の
延展方法に存する。そしてまた、3、工程4)におい
て、回転の際飛散する接着剤を、カバー部材により受け
止める上記1の記憶ディスクにおける接着剤の延展方法
に存する。そしてまた、4、更に接着剤を硬化させる工
程を付加した上記1の記憶ディスクにおける接着剤の延
展方法に存する。
【0014】そしてまた、接着剤を硬化させる工程で
は、円形樹脂基板が移動基台に載せられて移動しながら
紫外線を照射されて硬化される上記4の記憶ディスクに
おける接着剤の延展方法に存する。そしてまた、工程
2)において、接着剤の塗布がドーナツ形塗布形状に塗
布される上記1の記憶ディスクにおける接着剤の延展方
法に存する。そしてまた、工程4)において、接着剤が
円形樹脂基板に設けられたリング溝の位置にて内側への
延展が止まっている上記1の記憶ディスクにおける接着
剤の延展方法に存する。そしてまた、接着剤が紫外線硬
化樹脂である上記1の記憶ディスクにおける接着剤の延
展方法に存する。
【0015】
【実施の形態】図1は、その延展方法を示したものであ
る。本発明の延展方法は、以下の工程よりなる。 〔工程1〕最初の工程は、第1の円形樹脂基板D1を回
転基台1に載置する工程である。ここでは、回転基台1
にスパッタリングした第1の円形樹脂基板D1が載せら
れる。第1の円形樹脂基板D1の中心穴は、回転基台
1に突設されたボス部11により正確に位置決めされる
(図1(1)参照)。
【0016】〔工程2〕第2の工程は、回転基台1に載
置した第1の円形樹脂基板D1に、接着剤R、例えば紫
外線硬化樹脂を吐出し塗布する工程である。ここでは、
回転基台1に載置された第1の円形樹脂基板D1の表面
にその接着剤Rが塗布される(図1(2)参照)。この
接着剤Rの塗布においては、回転基台1を比較的低速で
(通常、10〜30回転/分)回転させ、第1の円形樹
脂基板D1の上から、ノズルNより接着剤Rを吐出する
ことで行われる。
【0017】そして、吐出された接着剤Rは、図2に示
すように、丁度、第1の円形樹脂基板D1の上に線状に
塗布される。この塗布の仕方は、後述する延展工程の良
否を決定するポイントでもある。従って、この点につい
て、ここで説明することとする。図2は、接着剤Rをノ
ズルNから塗布した瞬時の円形樹脂基板D1上の接着剤
Rを示した図である。接着剤Rは、ノズルN等から吐出
されて円形樹脂基板D1上に塗布される。接着剤Rは適
度な流動性を有するので、ノズルNから吐出されて円形
樹脂基板D1の上に塗布された瞬間から、多少だれてき
て塗布幅が広がる傾向にある。
【0018】このように、その塗布された形状には、例
えば、(a)渦巻き形塗布形状、(b)放射形塗布形
状、(c)C字形塗布形状、(d)ドーナツ形塗布形状
等のものがある。ここで、渦巻き形塗布形状は、円形樹
脂基板D1が載置されている回転基台1を回転させた状
態で、1本のノズルNを半径方向に移動しながら接着剤
Rを吐出することにより形成される(図3参照)。この
ような形状では、この後、別の円形樹脂基板を重ねて回
転基台1を回転し延展させた場合、渦巻き状の線の間に
空気が閉じ込められ、空気溜まりとなって封入されてし
まう。
【0019】また、放射形塗布形状は、円形樹脂基板D
1が載置されている回転基台1を回転させた状態で、複
数、例えば3本のノズルNを半径方向に移動しながら接
着剤Rを吐出することにより形成される(図4参照)。
このような形状では、この後、別の円形樹脂基板を重ね
て回転基台1を回転し延展させた場合、放射形にムラの
ある接着剤Rの延展となってしまう。また、C字形塗布
形状は、円形樹脂基板D1が載置されている回転基台1
を回転させた状態で、1本のノズルNを一定位置にした
まま接着剤を吐出することにより形成される(図5参
照)。
【0020】このような形状では、この後、別の円形樹
脂基板を重ねて回転基台1を回転し延展させた場合、全
方向に比較的均等に延展されるが、C字の切れ目のとこ
ろに接着剤不足が生ずる。また、ドーナツ形塗布形状
は、上記のC型塗布形状の塗布の場合のように、円形樹
脂基板が載置された回転基台1を、1回転から数回転す
る間回転させた状態で、1本のノズルNを一定位置にお
き、接着剤Rを吐出することにより形成される(図5参
照)。
【0021】このような形状では、別の円形樹脂基板を
重ねて回転基台を回転し延展させた場合、全方向に均等
な延展が促進される。以上、接着剤の塗布形状により延
展の良否が異なってくることがわかる。接着剤の塗布状
態の各形状(渦巻き形塗布形状、放射形塗布形状、C字
形塗布形状、ドーナツ形塗布形状等)についての、延展
現象の委細は、発明者らが、別途実験で確かめている。
【0022】〔工程3〕第3の工程は、接着剤Rが吐出
された第1の円形樹脂基板D1の上に、別の第2の円形
樹脂基板D2を載置する工程である。ここでは、接着剤
Rが塗布された第1の円形樹脂基板D1の上に、別の第
2の円形樹脂基板D2を、把持チャックC、或いは中心
穴周囲を吸着する図示しない吸着チャックを使って極力
平行に載置される(図1(3)参照)。この状態では、
先述の各形状に塗布された接着剤Rは、第2の円形樹脂
基板D2の重みにより、潰されてある程度広まる。
【0023】〔工程4〕第4の工程は、第1の円形樹脂
基板D1と第2の円形樹脂基板D2の間に存在する接着
剤Rを延展する工程である。介在する接着剤Rは、両円
形樹脂基板の間で均一に延展される。延展は、回転基台
1を例えば、3000〜4000回転/分のスピードで
回転させて行われる(図1(4)参照)。尚、ここでの
回転速度は、使用する接着剤Rの粘度(通常、数十乃至
1000cps(25℃)のものが採用される)により
異なる場合がある。接着剤Rは遠心力により薄く且つ全
方向均一に延展される。
【0024】延展の際、接着剤Rは、概略、その70〜
80%が吹き飛び、基板間に存在する空気、及び接着剤
自体の中に含まれる空気も、共に吹き飛ばされ除去され
る。吹き飛んだ際の散逸を防止するため、回転基台1の
周囲に、第1及び第2の円形樹脂基板の周囲を囲む範囲
でカバー部材2(図8参照)を配置させている。一度、
円形樹脂基板から飛出した接着剤Rは、このカバー部材
2によって受け止められる。このカバー部材2から回収
された接着剤Rは、再度使用されることとなる。
【0025】ところで、接着剤Rの延展は、前の工程で
接着剤Rを塗布する際、ドーナツ形塗布形状に塗布した
方が、最も適していることは、先にも述べた通りであ
る。通常、DVDに使用される貼り合わせ用の円形樹脂
基板には、接着剤の延展範囲の内周端を規定するためリ
ング溝Gが設けられている。このリング溝Gは、両円形
樹脂基板の張り合わせ面側に設けられ、その径は、例え
ば、中心穴外径より約2〜3cm程外側の位置になる程
度のものである。第1及び第2の円形樹脂基板D1,D
2間に介在する接着剤Rは、延展される際、このリング
溝Gの位置で止まることにより、延展された接着剤Rの
内周端が、リング状の明確な境界線として区別される。
【0026】従って、延展の際は、リング溝Gから更に
内側に接着剤Rが進入しないように、接着剤Rの延展
を、リング溝Gの位置で確実に止めなければならない。
つまり、リング溝Gの位置にて内側への接着剤の延展が
止まっていることが肝要である。そのためには、工程2
において、リング溝Gからやや外側に間隔をおいてドー
ナツ形塗布形状に接着剤Rを吐出する。そして、回転し
て延展する際、両円形樹脂基板の中心穴から、内側に接
着剤を吸引することにより、リング溝Gの位置まで接着
剤の内周端を吸引移動させることが行われる(図6
(a)、b)参照) この吸引は、具体的には、図8で示すような回転基台1
に取付けられたボス部11により行われることが望まし
い。
【0027】吸引は、接着剤の吐出量、粘性、上記間隔
等により微妙に変化させる必要があり、ここのところに
極めて重要なノウハウがある。例えば、吸引を強める
と、接着剤がリング溝Gを越して内側に進入延展される
ことになる。即ち、接着剤の内周端がリング溝Gを越し
た位置となる。吸引を極端に強くすると、円形樹脂基板
の中心穴Oにまではみ出すことになり厄介である。もっ
とも、中心穴Oにまで接着剤Rがはみ出す寸前のところ
で止めれば、記憶ディスクの製品としては、品質が担保
されるものとなろう。
【0028】〔工程5〕工程4では、回転基台1で回転
されることにより、接着剤Rが、重ね合わされた2枚の
合体円形樹脂基板の間において広く延展される。回転が
終わった時点では、両円形樹脂基板の外周端部にはみだ
した接着剤Rが凹凸状に付着残留したままとなってい
る。(図12(a)参照) この工程5では、このような付着残留した接着剤R1
が、端部処理装置3で吸引処理される。この端部処理装
置3による吸引処理は、後ほど詳しく述べる。
【0029】以上の工程(1)〜(5)を経ることによ
り、接着剤Rは確実にしかも均一に延展されることにな
る。ところで、今まで述べてきた工程(1)〜(5)の
5つの工程により、接着剤Rは延展されるのであるが、
次に、その延展のための具体的装置について述べること
にする。図8は、延展装置の一例を示したものである。
延展装置は、 回転基台1、カバー部材2、及び端部処
理装置3とよりなる。回転基台1は、直接円形樹脂基板
を受ける円盤状受板12と、該円盤状受板12に設けら
れた回転軸14と、該回転軸14を支える支持スリーブ
17とを備えている。
【0030】支持スリーブ17は、軸受け15を備え、
円盤状受板12の回転軸14を確実にする。また支持ス
リーブ17は、土台Bに設置されて回転基台1全体を安
定した状態で支持する。円盤状受板12の内部には空所
13が設けられ、該空所13は回転軸14の中心部に設
けられた通路16に通じている。そして、回転軸14の
通路16は図示しない吸引源に開放しており、ここで吸
引制御が行われる。
【0031】円盤状受板12の上に載置された円形樹脂
基板は、順次、吸引穴H1、空所13、通路16を通っ
て吸引源により吸引されることで吸着保持される。ま
た、円盤状受板12の中心部には、ボス部11が設けら
れており、このボス部11は円盤状受板12の上に円形
樹脂基板が載置された際、該円形樹脂基板の中心穴Oに
嵌まり込むことにより位置決めを確実にする。このボス
部11は、中心穴Oの大きさの異なる記憶ディスクにも
対応するため先端部分を取り外し自在にされることが好
ましい。
【0032】このボス部11には吸引穴H2が開いてお
り、記憶ディスクD(円形樹脂基板D1、円形樹脂基板
D2)の貼り合わせ部に介在する接着剤Rを中心部方向
へ、十分行き渡るように吸引する。即ち、工程4のとこ
ろで述べたように、回転して延展する際、両円形樹脂基
板の中心穴から、内側に接着剤Rを吸引することによ
り、リング溝Gの位置まで又は中心穴Oまで吸引移動さ
せることが行われる。また吸引穴H3はその際、大気を
導入するためのものである。
【0033】ここで、吸着保持用の吸引穴H1と、内側
に接着剤Rを吸引するための吸引穴H2とは通路16で
つながっているが、両者の吸引径路を別々の独立した径
路としてもよい。一方、回転基台1の周りには、カバー
部材2が配設されている。このカバー部材2は、接着剤
Rの飛散防止のためのもので、ドーム体20と底台23
とよりなり、またドーム体20は、側壁部22と上蓋部
21とに分離される。図8及び図9から理解できるよう
に、ドーム体20の側壁部22は円筒状になっており、
上蓋部21はドーナツ形である。
【0034】ドーム体20は、上蓋部21が側壁部22
の上溝に嵌まり込むことにより組み立てられるが、両者
の結合安定性を得るために、ネジP1等を使って固定し
ておくとよい。また、底台23は、ドーム体20を受け
止めておくものであり、また後程説明するように、接着
剤が記憶ディスクから飛散した後、側壁部22を伝って
落下してきた接着剤を受け止め、外に排出するためのも
のである。従って、底台23の底面には排出口26が設
けられ、この排出口26に側壁部22を伝ってきた接着
剤が流れ易くなるように傾斜Sが設けられている。ま
た、底台23の下面にはシリンダロッド25が取付けら
れており、このロッドの移動により底台を含むカバー部
材全体を上下移動させることができる。
【0035】ところで、ドーム体20と底台23とは、
ドーム体20の外周が底台23の立ち上がり部の内周に
接するようにして互いに嵌め込まれる。そして、ドーム
体20をネジP2で押さえておけは、両者をより安定的
に固定することができる。ネジP1、ネジP2を外せ
ば、上蓋部21、側壁部22、底台23は分解され、清
掃、メインテナンスが極めて簡単となる。またカバー部
材2は、回転基台1に対して上下移動するので、必要な
時のみ、飛散防止のための位置に配設することができ
る。この回転基台1の周囲に配置したカバー部材2によ
り、回転基台1の回転に伴って周囲に飛散される接着剤
Rを的確に受け止めることができる。
【0036】次に端部処理装置3を説明する。図10
は、端部処理装置を説明する上面図であり、図11は側
面図を示す。また、この回転による延展後の記憶ディス
クを見ると、図12(a)に模式的示すように、その外
周端部(端面)に、飛散した際、残った接着剤の残留物
が付着している状態となっている。この状態の端部に対
し処理を行うのが、端部処理装置3である。図から分か
るように、この端部処理装置3は、主として、移動台3
2、該移動台32に回動自在に軸支された吸引除去部材
31等よりなる。
【0037】移動台32は、シリンダロッド38により
ガイドピン37に沿って直線移動が可能であり、記憶デ
ィスク、具体的には、記憶ディスクの端部に対して接離
(接触又は離反)自在となっている。吸引除去部材31
は、中間位置を移動台32にピン34等で軸支されて取
り付けられている。そして、一方の端は、記憶ディスク
の外周端部に接しており、他方の端は移動台32にバネ
体33、例えば弾圧バネを介して取り付けられている。
【0038】吸引除去部材31の一方の端部には、吸引
穴P1が設けられており、従って、この吸引穴P1が光
ディスクの外周の端部に接することとなる。接する方向
は、光ディスクの接線に略垂直方向であり圧接状態で接
する。吸引穴P1の大きさは、自由であるが、好ましく
は光ディスクの厚みより僅かに大きい径のものがよい。
吸引穴P1は、吸引除去部材31の中に延長して穿孔さ
れており、最後に接続管35を介して排出管36に通じ
ている。
【0039】ここで、この端部処理装置3を使って記憶
ディスクDの端部の処理を行う方法を述べる。工程4で
記憶ディスクに対して延展が行われた後、その延展作用
を受けた記憶ディスクが、今、回転基台1に置かれて保
持された状態にあるとする。この時、記憶ディスクDの
端部である外周には、残った接着剤R1が固まりとして
残留している(図12(a)参照)状態にある。そし
て、回転基台1に置かれた記憶ディスクに対して、移動
台32が接近移動することで、吸引除去部材31が記憶
ディスクDの端部である外周に当接する。
【0040】この時、吸引除去部材31の吸引穴P1の
ところが、直接、記憶ディスクDの端部に当接する状態
となる。そして、更に記憶ディスクDの端部をやや押し
気味にして、移動台32を止める。この時、バネ体33
が少しく伸びることにより、吸引除去部材31は心持ち
光ディスクの端部に圧接する状態となる。この状態で、
受け台1を回転させ、その上に保持された記憶ディスク
Dを共に回転させる。
【0041】この回転により、記憶ディスクの外周端部
が、吸引除去部材31の吸引穴P1のところに連続的に
圧接していき、その結果、前記記憶ディスクDの外周端
部に残留し付着している接着剤Rが順次吸引されてい
く。記憶ディスクDが一回転して外周全体の接着剤R1
の吸引が終わった段階(図12(b)参照)で、端部の
処理は終了する。もっとも、端部の処理をより完全にお
こなうため、吸引を光ディスクDが数回転するまで行う
ことも可能である。ところで、端部処理装置3による吸
引は、工程4の回転基台1が停止する寸前で行うことも
可能である。
【0042】接着剤Rが吸引されて処理を終わった記憶
ディスクDは、その端部である外周において、付着され
た接着剤R1が除去された均一な状態となる。この状態
でも、図12(b)に模式的に示す如く、端部に極めて
僅かながら薄膜状に接着剤が付着した状態となっている
が(もっとも、この薄膜状のものが光りディスクの両円
形樹脂基板D1、D2の剥離の防止に少なからず寄与す
る)、吸引穴P1の吸引力を選ぶことにより、この薄膜
も除去することが当然可能である。このように、端部処
理装置3により記憶ディスクの外周端面が効率よく処理
される。
【0043】さて、以上のように工程(1)〜(5)を
経て延展された接着剤Rは、この後、硬化されるが、接
着剤が、紫外線硬化樹脂を使った場合は、その硬化は紫
外線を合体した円形樹脂基板の上から紫外線を照射する
ことにより行われる(図7(a)参照) この場合、紫外線の照射は、その強度にもよるが、ほぼ
数秒間である。この紫外線の照射は、具体的には、先述
の工程(4)の延展が終わった状態で、そのまま上方か
ら紫外線を照射させてもよいが、別の移動基台に載せら
れて、紫外線が照射される雰囲気中を通過することによ
り行なわれてもよい(図7(b)参照)。この接着剤の
硬化が終了した状態で貼り合わせは完了する。
【0044】以上、本発明を述べてきたが、本発明は実
施例にのみ限定されるものではなく、その本質から逸脱
しない範囲で、他の色々な変形例が可能であることはい
うまでもない。例えば、本発明で使用される接着剤は、
実施の形態では、特に紫外線硬化樹脂で説明したが、そ
の種類は問わない。接着剤が、嫌気性の接着剤を使った
場合は、時間の経過と共に硬化が進むことになる。
【0045】また、工程(3)、(4)、(5)は、同
じ場所で同一の回転基台を使って行うことも、各工程で
違った場所で異なった回転基台を使用して行うことも当
然可能である。また、本発明の延展方法においては、第
1円形樹脂基板及び第2の円形樹脂基板は、一方の樹脂
基板に情報信号が印加記録されているものも、両方の樹
脂基板に情報信号が印加記録されているものも、更にま
た、どの樹脂基板にも情報信号が印加記録されていない
ものにも適応できる。また、本発明の接着剤の延展方法
を実行するには、必ずしも先述した延展装置を使わなく
ても、工程(1)〜(5)が行える装置を適応すればよ
い。
【0046】
【発明の効果】2枚の円形樹脂基板の間に介在する接着
剤を空気が全く存在しない状態で均一に延展することが
できる。基板の外周端部から吸引する場合は、端面に付
着残留する接着剤を除去処理することができる。また、
中心穴から吸引する場合は、中心方向への接着剤の延展
が促進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の延展方法の工程を概略図で示
したものである。
【図2】図2は、接着剤をノズルから塗布した瞬時の円
形樹脂基板上の接着剤を示した図である。
【図3】図3は、渦巻き形塗布形状に接着剤を吐出して
いる状態を示す図である。
【図4】図4は、放射形塗布形状に接着剤を吐出してい
る状態を示す図である。
【図5】図5は、C型状塗布形状又はドーナツ形塗布形
状に接着剤を吐出している状態を示す図である。
【図6】図6は、接着剤を吸引移動する状態を示す図で
ある。
【図7】図7は、接着剤を硬化させる例である。
【図8】図8は、延展装置の一例を示したものである。
【図9】図9は、延展装置の外観図である。
【図10】図10は、端部処理装置を説明する上面図で
ある。
【図11】図11は、端部処理装置を説明する側面図で
ある。
【図12】図12は、記憶ディスクの端部をの状態を模
式的に示す図であり、(a)は、端部処理前の状態、
(b)は端部処理後の状態である。
【図13】図13は、記憶ディスクであるDVDの一例
を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1…回転基台 11…ボス部 12…円形盤状体 13…空所 14…回転軸 15…軸受け 16…通路 17…支持スリーブ 2…カバー部材 20…ドーム体 21…上蓋体 22…側壁体 23…底台 25…シリンダロッド 26…排出口 3…端部処理装置 31…吸引除去部材 32…移動台 33…バネ体 34…ピン 35…接続管 36…排出管 37…ガイドピン 38…シリンダロッド 39…基体 R1…接着剤 P1…吸引穴 A…延展装置 B…土台 C…把持チャックC D…記憶ディスク(光ディスク) D1…第1円形樹脂基板 D11…反射膜 D12…保護膜 D2…第2円形樹脂基板 H1、H2、H3…吸引穴 G…リング溝 L…紫外線光源体 L1…反射鏡 N…ノズル O…中心穴 R…接着剤 S…傾斜

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記1)〜5)の工程を有する記憶ディ
    スクにおける接着剤の延展方法。 1)第1の円形樹脂基板を回転基台に載置する工程 2)上記回転基台に載置した第1の円形樹脂基板に接着
    剤を塗布する工程 3)接着剤が塗布された第1の円形樹脂基板の上に、更
    に第2の円形樹脂基板を重ねて載置する工程 4)重ね合わされた両円形樹脂基板を回転させて接着剤
    を延展する工程 5)両円形樹脂基板の周面端部に付着残留した接着剤を
    吸引する工程
  2. 【請求項2】 工程4)において、両円形樹脂基板の中
    心穴から吸引することにより接着剤を中心方向へ移動さ
    せることを特徴とする請求項1記載の記憶ディスクにお
    ける接着剤の延展方法。
  3. 【請求項3】 工程4)において、回転の際飛散する接
    着剤を、カバー部材により受け止めることを特徴とする
    請求項1に記載の記憶ディスクにおける接着剤の延展方
    法。
  4. 【請求項4】 更に接着剤を硬化させる工程を付加した
    請求項1記載の記憶ディスクにおける接着剤の延展方
    法。
  5. 【請求項5】 接着剤を硬化させる工程では、円形樹脂
    基板が移動基台に載せられて移動しながら紫外線を照射
    されて硬化されることを特徴とする請求項4記載の記憶
    ディスクにおける接着剤の延展方法。
  6. 【請求項6】 工程2)において、接着剤の塗布がドー
    ナツ形塗布形状に塗布されることを特徴とする請求項1
    記載の記憶ディスクにおける接着剤の延展方法。
  7. 【請求項7】 工程4)において、接着剤が円形樹脂基
    板に設けられたリング溝の位置にて内側への延展が止ま
    っていることを特徴とする請求項1記載の記憶ディスク
    における接着剤の延展方法。
  8. 【請求項8】 接着剤が紫外線硬化樹脂であることを特
    徴とする請求項1記載の記憶ディスクにおける接着剤の
    延展方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005093738A1 (ja) * 2004-03-29 2005-10-06 Kitano Co., Ltd 光ディスクにおける接着剤の延展方法

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WO2005093738A1 (ja) * 2004-03-29 2005-10-06 Kitano Co., Ltd 光ディスクにおける接着剤の延展方法

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