JPH09163486A - スピーカ装置 - Google Patents
スピーカ装置Info
- Publication number
- JPH09163486A JPH09163486A JP31815095A JP31815095A JPH09163486A JP H09163486 A JPH09163486 A JP H09163486A JP 31815095 A JP31815095 A JP 31815095A JP 31815095 A JP31815095 A JP 31815095A JP H09163486 A JPH09163486 A JP H09163486A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- voice coil
- speaker
- speaker device
- bandpass filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダンピングの低下や音質の劣化等を招くこと
なく、出力音圧の周波数特性を制御することが可能なス
ピーカ装置を提供する。 【解決手段】 本発明のスピーカは、振動板と結合され
たコイルボビンと、コイルボビンに巻回されたボイスコ
イルと、ボイスコイルの両端から導出された第1の端子
及び第2の端子と、ボイスコイルの途中から導出された
中間端子と、第2の端子に接続されたバンドパスフィル
タとを備え、第1の端子と中間端子との間に駆動用電流
が供給されるとともに、第2の端子と中間端子との間に
駆動用電流がバンドパスフィルタを介して供給されるこ
とによって駆動する。このスピーカでは、第2の端子と
中間端子との間にバンドパスフィルタを介して供給され
る駆動用電流により、再生音圧レベルが制御される。
なく、出力音圧の周波数特性を制御することが可能なス
ピーカ装置を提供する。 【解決手段】 本発明のスピーカは、振動板と結合され
たコイルボビンと、コイルボビンに巻回されたボイスコ
イルと、ボイスコイルの両端から導出された第1の端子
及び第2の端子と、ボイスコイルの途中から導出された
中間端子と、第2の端子に接続されたバンドパスフィル
タとを備え、第1の端子と中間端子との間に駆動用電流
が供給されるとともに、第2の端子と中間端子との間に
駆動用電流がバンドパスフィルタを介して供給されるこ
とによって駆動する。このスピーカでは、第2の端子と
中間端子との間にバンドパスフィルタを介して供給され
る駆動用電流により、再生音圧レベルが制御される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピーカ装置に関
するものであり、詳細には、バンドパスフィルタを用い
ることによって音質の向上を図った新規なスピーカに関
するものである。
するものであり、詳細には、バンドパスフィルタを用い
ることによって音質の向上を図った新規なスピーカに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】小型スピーカシステムに使用される全帯
域スピーカ装置或いは帯域の広いスピーカ装置では、J
IS箱を用いて特性を測定したときには、出力音圧の周
波数特性が平坦で良好な特性を示していても、実際にス
ピーカボックスに取り付けたときに良好な特性が得られ
るとは限らなかった。
域スピーカ装置或いは帯域の広いスピーカ装置では、J
IS箱を用いて特性を測定したときには、出力音圧の周
波数特性が平坦で良好な特性を示していても、実際にス
ピーカボックスに取り付けたときに良好な特性が得られ
るとは限らなかった。
【0003】これは、スピーカ装置の前面に取り付けら
れるバッフル板が小さいため、バッフル効果により、低
域の出力音圧レベルが低下してしまい、また、バッフル
板の上下左右の回折により、出力音圧レベルが周波数に
よって変化したり、スピーカボックスの中に1kHz〜
数kHzにわたって定在波が生じてしまったりするから
である。その結果、全帯域スピーカ装置や帯域の広いス
ピーカ装置を用いた小型スピーカシステムでは、特に中
域において出力音圧レベルに盛り上がりができてしま
い、良好な音質を得ることが難しかった。
れるバッフル板が小さいため、バッフル効果により、低
域の出力音圧レベルが低下してしまい、また、バッフル
板の上下左右の回折により、出力音圧レベルが周波数に
よって変化したり、スピーカボックスの中に1kHz〜
数kHzにわたって定在波が生じてしまったりするから
である。その結果、全帯域スピーカ装置や帯域の広いス
ピーカ装置を用いた小型スピーカシステムでは、特に中
域において出力音圧レベルに盛り上がりができてしま
い、良好な音質を得ることが難しかった。
【0004】そして、従来、このような出力音圧レベル
の盛り上がりを補正する方法としては、図14に示すよ
うに、コイル101、コンデンサ102及び抵抗103
からなる帯域阻止形フィルタ104を、駆動電流を増幅
して供給する増幅器105と、スピーカ106のボイス
コイル107との間に直列に接続し、この帯域阻止形フ
ィルタ104によって出力音圧の周波数特性を制御する
方法が用いられてきた。すなわち、従来は、出力音圧レ
ベルを抑えたい帯域の駆動電流を帯域阻止形フィルタ1
04によって弱めることにより、出力音圧の周波数特性
を補正していた。
の盛り上がりを補正する方法としては、図14に示すよ
うに、コイル101、コンデンサ102及び抵抗103
からなる帯域阻止形フィルタ104を、駆動電流を増幅
して供給する増幅器105と、スピーカ106のボイス
コイル107との間に直列に接続し、この帯域阻止形フ
ィルタ104によって出力音圧の周波数特性を制御する
方法が用いられてきた。すなわち、従来は、出力音圧レ
ベルを抑えたい帯域の駆動電流を帯域阻止形フィルタ1
04によって弱めることにより、出力音圧の周波数特性
を補正していた。
【0005】また、逆に、中域の出力を強調したい場合
には、従来は、低域や高域の出力を低下させるために、
中域の駆動用電流を通過する帯域通過形フィルタをスピ
ーカ装置のボイスコイルに直列に接続し、この帯域通過
形フィルタによって出力音圧の周波数特性を制御する方
法が用いられている。
には、従来は、低域や高域の出力を低下させるために、
中域の駆動用電流を通過する帯域通過形フィルタをスピ
ーカ装置のボイスコイルに直列に接続し、この帯域通過
形フィルタによって出力音圧の周波数特性を制御する方
法が用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
帯域阻止形フィルタや帯域通過形フィルタをボイスコイ
ルに直列に接続すると、スピーカ装置と駆動用アンプと
の間にフィルタ素子が入ることになるため、ダンピング
の低下や音質の劣化等を招いてしまう。
帯域阻止形フィルタや帯域通過形フィルタをボイスコイ
ルに直列に接続すると、スピーカ装置と駆動用アンプと
の間にフィルタ素子が入ることになるため、ダンピング
の低下や音質の劣化等を招いてしまう。
【0007】そこで本発明はこのような従来の実情に鑑
みて提案されたものであり、ダンピングの低下や音質の
劣化等を招くことなく、出力音圧の周波数特性を制御す
ることが可能なスピーカ装置を提供することを目的とし
ている。
みて提案されたものであり、ダンピングの低下や音質の
劣化等を招くことなく、出力音圧の周波数特性を制御す
ることが可能なスピーカ装置を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに完成された本発明に係るスピーカ装置は、振動板と
結合されたコイルボビンと、上記コイルボビンに巻回さ
れたボイスコイルと、上記ボイスコイルの両端から導出
された第1の端子及び第2の端子と、上記ボイスコイル
の途中から導出された中間端子と、上記第2の端子に接
続されたバンドパスフィルタとを備え、上記第1の端子
と上記中間端子との間に駆動用電流が供給されるととも
に、上記第2の端子と上記中間端子との間に駆動用電流
が上記バンドパスフィルタを介して供給されることを特
徴とするものである。ここで、上記バンドパスフィルタ
としては、例えば、帯域通過形フィルタや帯域阻止形フ
ィルタを用いる。
めに完成された本発明に係るスピーカ装置は、振動板と
結合されたコイルボビンと、上記コイルボビンに巻回さ
れたボイスコイルと、上記ボイスコイルの両端から導出
された第1の端子及び第2の端子と、上記ボイスコイル
の途中から導出された中間端子と、上記第2の端子に接
続されたバンドパスフィルタとを備え、上記第1の端子
と上記中間端子との間に駆動用電流が供給されるととも
に、上記第2の端子と上記中間端子との間に駆動用電流
が上記バンドパスフィルタを介して供給されることを特
徴とするものである。ここで、上記バンドパスフィルタ
としては、例えば、帯域通過形フィルタや帯域阻止形フ
ィルタを用いる。
【0009】このような本発明に係るスピーカ装置で
は、第1の端子と中間端子との間に供給される駆動用電
流によって再生出力が得られるとともに、第2の端子と
中間端子との間にバンドパスフィルタを介して供給され
る駆動用電流により、再生される音圧のレベルが制御さ
れる。ここで、再生出力を得るために第1の端子と中間
端子との間に供給される駆動用電流は、フィルタ素子を
介することなくボイスコイルに供給されるので、このス
ピーカ装置では、ダンピングの低下や音質の劣化等が生
じることがない。
は、第1の端子と中間端子との間に供給される駆動用電
流によって再生出力が得られるとともに、第2の端子と
中間端子との間にバンドパスフィルタを介して供給され
る駆動用電流により、再生される音圧のレベルが制御さ
れる。ここで、再生出力を得るために第1の端子と中間
端子との間に供給される駆動用電流は、フィルタ素子を
介することなくボイスコイルに供給されるので、このス
ピーカ装置では、ダンピングの低下や音質の劣化等が生
じることがない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。なお、本発明は以下の例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能で
あることは言うまでもない。
実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。なお、本発明は以下の例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能で
あることは言うまでもない。
【0011】第1の実施の形態 まず、本実施の形態に係るスピーカ装置で使用されるボ
イスコイル部について説明する。
イスコイル部について説明する。
【0012】図1及び図2に示すように、ボイスコイル
部1は、紙、金属箔又はフィルム等からなる円筒状のコ
イルボビン2と、コイルボビン2に巻回された銅、アル
ミニウム又は銅クラッドアルミニウム等の線材からなる
2層のボイスコイル3と、ボイスコイル3の巻き始めか
ら導出された第1の端子4aに接続された錦糸線5a
と、ボイスコイル3の1層目の巻き終わりと2層目の巻
き始めとの間に設けられた中間端子4bに接続された錦
糸線5bと、ボイスコイル3の巻き終わりから導出され
た第2の端子4cに接続された錦糸線5cとを有してい
る。
部1は、紙、金属箔又はフィルム等からなる円筒状のコ
イルボビン2と、コイルボビン2に巻回された銅、アル
ミニウム又は銅クラッドアルミニウム等の線材からなる
2層のボイスコイル3と、ボイスコイル3の巻き始めか
ら導出された第1の端子4aに接続された錦糸線5a
と、ボイスコイル3の1層目の巻き終わりと2層目の巻
き始めとの間に設けられた中間端子4bに接続された錦
糸線5bと、ボイスコイル3の巻き終わりから導出され
た第2の端子4cに接続された錦糸線5cとを有してい
る。
【0013】このようなボイスコイル部1を作製する際
は、先ず、巻き始めから第1の端子4aを取り出した上
で、1層目のボイスコイル3aをコイルボビン2に巻回
し、1層目のボイスコイル3aの巻回が完了したら、1
層目のボイスコイル3aの巻き終わりから中間端子4b
を取り出す。次いで、中間端子4bと導通した2層目の
ボイスコイル3bをコイルボビン2に巻回し、2層目の
ボイスコイル3bの巻回が完了したら、2層目のボイス
コイル3bの巻き終わりから第2の端子4cを取り出
す。そして、1層目のボイスコイル3a及び2層目のボ
イスコイル3bからなる2層のボイスコイル3の巻回が
完了したら、中間端子4bを2層目のボイスコイル3b
の上に接着剤で固定した上で、第1の端子4a、中間端
子4b及び第2の端子4cにそれぞれ錦糸線5a,5
b,5cを半田付けする。
は、先ず、巻き始めから第1の端子4aを取り出した上
で、1層目のボイスコイル3aをコイルボビン2に巻回
し、1層目のボイスコイル3aの巻回が完了したら、1
層目のボイスコイル3aの巻き終わりから中間端子4b
を取り出す。次いで、中間端子4bと導通した2層目の
ボイスコイル3bをコイルボビン2に巻回し、2層目の
ボイスコイル3bの巻回が完了したら、2層目のボイス
コイル3bの巻き終わりから第2の端子4cを取り出
す。そして、1層目のボイスコイル3a及び2層目のボ
イスコイル3bからなる2層のボイスコイル3の巻回が
完了したら、中間端子4bを2層目のボイスコイル3b
の上に接着剤で固定した上で、第1の端子4a、中間端
子4b及び第2の端子4cにそれぞれ錦糸線5a,5
b,5cを半田付けする。
【0014】つぎに、以上のようなボイスコイル部1が
組み込まれたスピーカについて説明する。
組み込まれたスピーカについて説明する。
【0015】このスピーカは、ボイスコイル3の途中か
ら中間端子4bが導出されていること以外は従来のスピ
ーカと同様であり、図3に示すように、主に、上述のよ
うなボイスコイル部1と、磁気ギャップgを有する磁気
回路6と、磁気回路6に取り付けられた漏斗状のフレー
ム7と、ボイスコイル部1及びフレーム7に取り付けら
れた漏斗状の振動板8とから構成される。
ら中間端子4bが導出されていること以外は従来のスピ
ーカと同様であり、図3に示すように、主に、上述のよ
うなボイスコイル部1と、磁気ギャップgを有する磁気
回路6と、磁気回路6に取り付けられた漏斗状のフレー
ム7と、ボイスコイル部1及びフレーム7に取り付けら
れた漏斗状の振動板8とから構成される。
【0016】上記磁気回路6は、円柱状のセンターポー
ル6aが中央に形成されたヨーク6bと、ヨーク6b上
に固着されたマグネット6cと、マグネット6c上に固
着されたプレート6dとを備えている。ここで、マグネ
ット6c及びプレート6dは、円環状に形成されてお
り、中央に開口部が設けられている。そして、マグネッ
ト6c及びプレート6dの開口部の内径は、センターポ
ール6aの外径よりも大きく形成されており、また、プ
レート6dの開口部の内径は、マグネット6cの開口部
の内径よりも小さく形成されている。このようなヨーク
6b、マグネット6c及びプレート6dは、中心軸が一
致するように配されており、これにより、プレート6d
とセンターポール6aの間に磁気ギャップgが形成され
ている。
ル6aが中央に形成されたヨーク6bと、ヨーク6b上
に固着されたマグネット6cと、マグネット6c上に固
着されたプレート6dとを備えている。ここで、マグネ
ット6c及びプレート6dは、円環状に形成されてお
り、中央に開口部が設けられている。そして、マグネッ
ト6c及びプレート6dの開口部の内径は、センターポ
ール6aの外径よりも大きく形成されており、また、プ
レート6dの開口部の内径は、マグネット6cの開口部
の内径よりも小さく形成されている。このようなヨーク
6b、マグネット6c及びプレート6dは、中心軸が一
致するように配されており、これにより、プレート6d
とセンターポール6aの間に磁気ギャップgが形成され
ている。
【0017】そして、この磁気回路6のプレート6dの
上面には、漏斗状に形成されたフレーム7が固着されて
いる。ここで、フレーム7には入力端子9が取り付けて
あり、スピーカを駆動する際には、この入力端子9から
駆動電流が入力される。
上面には、漏斗状に形成されたフレーム7が固着されて
いる。ここで、フレーム7には入力端子9が取り付けて
あり、スピーカを駆動する際には、この入力端子9から
駆動電流が入力される。
【0018】一方、ボイスコイル部1は、中心軸が一致
するようにセンターポール6aに差し込まれた上で、ボ
イスコイル3の中心が磁気ギャップgのほぼ中央に位置
するように、ダンパ10によってフレーム7に対して揺
動自在に保持されている。また、ボイスコイル3の第1
の端子4a、中間端子4b及び第2の端子4cからそれ
ぞれ導出された錦糸線5a,5b,5cをまとめた錦糸
線5は、フレーム7に取り付けられた入力端子9に接続
されており、音響信号を再生する際に、この入力端子9
から錦糸線5を介して駆動電流がボイスコイル3に供給
される。
するようにセンターポール6aに差し込まれた上で、ボ
イスコイル3の中心が磁気ギャップgのほぼ中央に位置
するように、ダンパ10によってフレーム7に対して揺
動自在に保持されている。また、ボイスコイル3の第1
の端子4a、中間端子4b及び第2の端子4cからそれ
ぞれ導出された錦糸線5a,5b,5cをまとめた錦糸
線5は、フレーム7に取り付けられた入力端子9に接続
されており、音響信号を再生する際に、この入力端子9
から錦糸線5を介して駆動電流がボイスコイル3に供給
される。
【0019】そして、このボイスコイル部1のコイルボ
ビン2の上部には、振動板8が取り付けられている。こ
こで、振動板8は漏斗状に形成されており、その内周部
分がボイスコイル部1のコイルボビン2の上部に接着剤
等によって固着されている。また、この振動板8の外周
部分には、フレーム7に対して振動板8が揺動自在とな
るようにエッジ8aが設けられており、このエッジ8a
の外周がガスケット11を用いてフレーム7に取り付け
られている。そして、この振動板8の中央部には、ボイ
スコイル部1及びセンターポール6aを覆うように、防
塵用のキャップ12が取り付けられている。
ビン2の上部には、振動板8が取り付けられている。こ
こで、振動板8は漏斗状に形成されており、その内周部
分がボイスコイル部1のコイルボビン2の上部に接着剤
等によって固着されている。また、この振動板8の外周
部分には、フレーム7に対して振動板8が揺動自在とな
るようにエッジ8aが設けられており、このエッジ8a
の外周がガスケット11を用いてフレーム7に取り付け
られている。そして、この振動板8の中央部には、ボイ
スコイル部1及びセンターポール6aを覆うように、防
塵用のキャップ12が取り付けられている。
【0020】このようなスピーカを駆動する際には、入
力端子9から錦糸線5を介してボイスコイル3に、音響
信号に基づいた駆動電流を供給する。そして、ボイスコ
イル3に駆動電流が流れると、ボイスコイル3が磁場中
に配されているので、ボイスコイル部1がフレミング左
手の法則に従って上下に振動する。そして、ボイスコイ
ル部1には振動板8が取り付けられているので、ボイス
コイル部1が振動すると、振動板8もボイスコイル部1
と共に振動し、この振動板8の振動によって音響信号に
基づいた再生音が出力される。
力端子9から錦糸線5を介してボイスコイル3に、音響
信号に基づいた駆動電流を供給する。そして、ボイスコ
イル3に駆動電流が流れると、ボイスコイル3が磁場中
に配されているので、ボイスコイル部1がフレミング左
手の法則に従って上下に振動する。そして、ボイスコイ
ル部1には振動板8が取り付けられているので、ボイス
コイル部1が振動すると、振動板8もボイスコイル部1
と共に振動し、この振動板8の振動によって音響信号に
基づいた再生音が出力される。
【0021】このようなスピーカを組み立てる際は、先
ず、図4に示すように、ヨーク6b、マグネット6c及
びプレート6dを固着して磁気回路6を作製する。
ず、図4に示すように、ヨーク6b、マグネット6c及
びプレート6dを固着して磁気回路6を作製する。
【0022】ここで、磁気回路6の作製は、先ず、ヨー
ク6bの上面に接着剤を塗布し、この接着剤によってヨ
ーク6bの上面にマグネット6cを固着する。ここで、
ヨーク6bの上面には、マグネット6cの位置決めのた
めのマグネットガイド6eを予め形成しておく。ここ
で、マグネットガイド6eは、外径がマグネット6cの
開口部の内径とほぼ一致し、且つ、中心がセンターポー
ル6aの中心と一致するような凸部として形成してお
く。そして、このマグネットガイド6eにマグネット6
cを嵌合させた上でヨーク6bとマグネット6cを固着
する。これにより、センターポール6aの中心軸と、マ
グネット6cの中心軸とが一致した状態で、ヨーク6b
とマグネット6cが固着される。
ク6bの上面に接着剤を塗布し、この接着剤によってヨ
ーク6bの上面にマグネット6cを固着する。ここで、
ヨーク6bの上面には、マグネット6cの位置決めのた
めのマグネットガイド6eを予め形成しておく。ここ
で、マグネットガイド6eは、外径がマグネット6cの
開口部の内径とほぼ一致し、且つ、中心がセンターポー
ル6aの中心と一致するような凸部として形成してお
く。そして、このマグネットガイド6eにマグネット6
cを嵌合させた上でヨーク6bとマグネット6cを固着
する。これにより、センターポール6aの中心軸と、マ
グネット6cの中心軸とが一致した状態で、ヨーク6b
とマグネット6cが固着される。
【0023】その後、更にマグネット6cの上面に接着
剤を塗布し、この接着剤によってマグネット6cの上面
にプレート6dを固着する。ここで、マグネット6cと
プレート6dの固着には、プレート6dの中心軸とセン
ターポール6aの中心軸とが一致するように、内径がセ
ンターポール6aの外径と略一致し、外径がプレート6
dの開口部の内径と略一致した円筒形のガイド部材であ
るギャップガイドを用いる。すなわち、センターポール
6aにギャップガイドを差し込み、この上からプレート
6dを差し込むことにより、プレート6dの中心軸とセ
ンターポール6aの中心軸とが一致することとなる。そ
して、このように、プレート6dの中心軸とセンターポ
ール6aの中心軸とを一致させた上で、上述したよう
に、マグネット6cとプレート6dを接着剤によって固
着し、その後、ギャップガイドを取り外す。
剤を塗布し、この接着剤によってマグネット6cの上面
にプレート6dを固着する。ここで、マグネット6cと
プレート6dの固着には、プレート6dの中心軸とセン
ターポール6aの中心軸とが一致するように、内径がセ
ンターポール6aの外径と略一致し、外径がプレート6
dの開口部の内径と略一致した円筒形のガイド部材であ
るギャップガイドを用いる。すなわち、センターポール
6aにギャップガイドを差し込み、この上からプレート
6dを差し込むことにより、プレート6dの中心軸とセ
ンターポール6aの中心軸とが一致することとなる。そ
して、このように、プレート6dの中心軸とセンターポ
ール6aの中心軸とを一致させた上で、上述したよう
に、マグネット6cとプレート6dを接着剤によって固
着し、その後、ギャップガイドを取り外す。
【0024】以上の工程により、図4に示したようなヨ
ーク6b、マグネット6c及びプレート6dが固着され
た磁気回路6が完成する。
ーク6b、マグネット6c及びプレート6dが固着され
た磁気回路6が完成する。
【0025】次に、以上のように作製された磁気回路6
のプレート6dの上面に、図5に示すように漏斗状のフ
レーム7を取り付け、その後、ボイスコイル部1を組み
込む。ここで、磁気回路6にボイスコイル部1を組み込
む際には、図6に示すように、磁気回路6によって形成
された磁気ギャップg内の所定の位置にボイスコイル3
が配されるように、ボイスコイルスペーサ1aを使用す
る。ここで、ボイスコイルスペーサ1aは、ボイスコイ
ル部1を所定の位置に配するためのガイド部材であり、
外径がボイスコイル部1の内径に略一致し、且つ、内径
がセンターポール6aの外径に略一致した円筒部を有し
ている。そして、磁気回路2にボイスコイル部1を組み
込む際は、ボイスコイルスペーサ1aをセンターポール
6aに差し込み、この上からボイスコイル部1を差し込
んだ状態で行う。これにより、センターポール6aの中
心軸とボイスコイル部1の中心軸とが一致し、磁気回路
6によって形成された磁気ギャップg内の所定の位置に
ボイスコイル3が配されることとなる。
のプレート6dの上面に、図5に示すように漏斗状のフ
レーム7を取り付け、その後、ボイスコイル部1を組み
込む。ここで、磁気回路6にボイスコイル部1を組み込
む際には、図6に示すように、磁気回路6によって形成
された磁気ギャップg内の所定の位置にボイスコイル3
が配されるように、ボイスコイルスペーサ1aを使用す
る。ここで、ボイスコイルスペーサ1aは、ボイスコイ
ル部1を所定の位置に配するためのガイド部材であり、
外径がボイスコイル部1の内径に略一致し、且つ、内径
がセンターポール6aの外径に略一致した円筒部を有し
ている。そして、磁気回路2にボイスコイル部1を組み
込む際は、ボイスコイルスペーサ1aをセンターポール
6aに差し込み、この上からボイスコイル部1を差し込
んだ状態で行う。これにより、センターポール6aの中
心軸とボイスコイル部1の中心軸とが一致し、磁気回路
6によって形成された磁気ギャップg内の所定の位置に
ボイスコイル3が配されることとなる。
【0026】そして、このようにボイスコイルスペーサ
1aによってボイスコイル部1の位置決めが成された状
態で、先ず、磁気回路6に対してボイスコイル部1が揺
動自在に保持されるように、ダンパ10を取り付ける。
ここで、ダンパ10の取り付けは、ダンパ10の内周
を、ボイスコイル部1のコイルボビン2の外周に接着す
るとともに、ダンパ10の外周を、フレーム7の内側に
接着することによって行う。
1aによってボイスコイル部1の位置決めが成された状
態で、先ず、磁気回路6に対してボイスコイル部1が揺
動自在に保持されるように、ダンパ10を取り付ける。
ここで、ダンパ10の取り付けは、ダンパ10の内周
を、ボイスコイル部1のコイルボビン2の外周に接着す
るとともに、ダンパ10の外周を、フレーム7の内側に
接着することによって行う。
【0027】次に、フレーム7に対してボイスコイル部
1が揺動自在となるように、外周部にエッジ8aが形成
された振動板8を取り付ける。ここで、振動板8の取り
付けは、振動板8の内周を、ボイスコイル部1のコイル
ボビン2の外周に接着するとともに、振動板8のエッジ
8aの外周を、ガスケット11を用いてフレーム7の内
側に接着することによって行う。なお、このような振動
板8には、通常は紙が用いられ、紙からなるこのような
振動板8は、一般にコーン紙と呼ばれている。
1が揺動自在となるように、外周部にエッジ8aが形成
された振動板8を取り付ける。ここで、振動板8の取り
付けは、振動板8の内周を、ボイスコイル部1のコイル
ボビン2の外周に接着するとともに、振動板8のエッジ
8aの外周を、ガスケット11を用いてフレーム7の内
側に接着することによって行う。なお、このような振動
板8には、通常は紙が用いられ、紙からなるこのような
振動板8は、一般にコーン紙と呼ばれている。
【0028】そして、以上の工程によってボイスコイル
部1及び振動板8の取り付けが完了したら、センターポ
ール6aとボイスコイル部1の間に配されていたボイス
コイルスペーサ1aを取り去る。その後、振動板8の開
口部を覆うように、すなわちボイスコイル部1及びセン
ターポール6aを覆うように、キャップ12を振動板8
に貼り付けるとともに、ボイスコイル部1のボイスコイ
ル3から導出された錦糸線5を、フレーム7に取り付け
られた入力端子9に半田付けする。そして、最後にマグ
ネット6cを着磁することによってスピーカが完成す
る。
部1及び振動板8の取り付けが完了したら、センターポ
ール6aとボイスコイル部1の間に配されていたボイス
コイルスペーサ1aを取り去る。その後、振動板8の開
口部を覆うように、すなわちボイスコイル部1及びセン
ターポール6aを覆うように、キャップ12を振動板8
に貼り付けるとともに、ボイスコイル部1のボイスコイ
ル3から導出された錦糸線5を、フレーム7に取り付け
られた入力端子9に半田付けする。そして、最後にマグ
ネット6cを着磁することによってスピーカが完成す
る。
【0029】つぎに、以上のようなスピーカを用いた本
実施の形態に係るスピーカ装置について説明する。
実施の形態に係るスピーカ装置について説明する。
【0030】このスピーカ装置は、図7に示すように、
駆動電流を発振する駆動電流源20と、駆動電流源20
からの駆動電流を増幅する増幅器21と、コイル22、
コンデンサ23及び抵抗24が直列に接続されてなる帯
域通過形フィルタ25と、上述のようなスピーカ26と
を備えている。
駆動電流を発振する駆動電流源20と、駆動電流源20
からの駆動電流を増幅する増幅器21と、コイル22、
コンデンサ23及び抵抗24が直列に接続されてなる帯
域通過形フィルタ25と、上述のようなスピーカ26と
を備えている。
【0031】ここで、駆動電流源20の一方の出力端子
20aは、増幅器21に接続されており、駆動電流源2
0の他方の出力端子20bは、スピーカ26のボイスコ
イル3の中間端子4bに接続されている。また、増幅器
21からの出力端子21aは、スピーカ26のボイスコ
イル3の第1の端子4aに直接接続されているととも
に、スピーカ26のボイスコイル3の第2の端子4cに
帯域通過形フィルタ25を介して接続されている。
20aは、増幅器21に接続されており、駆動電流源2
0の他方の出力端子20bは、スピーカ26のボイスコ
イル3の中間端子4bに接続されている。また、増幅器
21からの出力端子21aは、スピーカ26のボイスコ
イル3の第1の端子4aに直接接続されているととも
に、スピーカ26のボイスコイル3の第2の端子4cに
帯域通過形フィルタ25を介して接続されている。
【0032】このようなスピーカ装置を駆動する際は、
駆動電流源20から発振された駆動電流が、増幅器21
によって増幅された上でボイスコイル3に供給される。
すなわち、第1の端子4aと中間端子4bとの間に駆動
電流が供給されるとともに、第1の端子4aと中間端子
4bとの間に供給される駆動電流の向きとは逆向きの駆
動電流が、第2の端子4cと中間端子4bとの間に供給
される。
駆動電流源20から発振された駆動電流が、増幅器21
によって増幅された上でボイスコイル3に供給される。
すなわち、第1の端子4aと中間端子4bとの間に駆動
電流が供給されるとともに、第1の端子4aと中間端子
4bとの間に供給される駆動電流の向きとは逆向きの駆
動電流が、第2の端子4cと中間端子4bとの間に供給
される。
【0033】このとき、ボイスコイル3は磁気ギャップ
g内に配されているので、第1の端子4aと中間端子4
bとの間に供給される駆動電流によってボイスコイル部
1を振動させるような駆動力が発生する。また、このと
き、第2の端子4cと中間端子4bとの間に供給される
駆動電流により、第1の端子4aと中間端子4bとの間
に供給される駆動電流によって生じる駆動力に対して逆
向きの力である制動力が発生する。したがって、帯域通
過形フィルタ25の通過帯域、すなわち第2の端子4c
と中間端子4bとの間に電流が流れる帯域において、ボ
イスコイル部1の振動に制動力が加わり、図8に示すよ
うに、出力音圧レベルが低下する。
g内に配されているので、第1の端子4aと中間端子4
bとの間に供給される駆動電流によってボイスコイル部
1を振動させるような駆動力が発生する。また、このと
き、第2の端子4cと中間端子4bとの間に供給される
駆動電流により、第1の端子4aと中間端子4bとの間
に供給される駆動電流によって生じる駆動力に対して逆
向きの力である制動力が発生する。したがって、帯域通
過形フィルタ25の通過帯域、すなわち第2の端子4c
と中間端子4bとの間に電流が流れる帯域において、ボ
イスコイル部1の振動に制動力が加わり、図8に示すよ
うに、出力音圧レベルが低下する。
【0034】ここで、第1の端子4aと中間端子4bと
の間には全ての帯域の電流が流れるのに対して、第2の
端子4cと中間端子4bとの間に流れる電流は、帯域通
過形フィルタ25の通過帯域の電流である。したがっ
て、第2の端子4cと中間端子4bとの間に流れる電流
は、帯域通過形フィルタ25によって制御することが可
能である。すなわち、第2の端子4cと中間端子4bと
の間に流れる電流によって生じる制動力は、帯域通過形
フィルタ25に用いるコイル22のインダクタンスL、
コンデンサ23の容量C又は抵抗24の抵抗値Rを変え
ることによって制御することが可能であり、したがっ
て、このスピーカ装置では、任意の周波数帯域の出力音
圧レベルを任意のレベルに下げることができる。
の間には全ての帯域の電流が流れるのに対して、第2の
端子4cと中間端子4bとの間に流れる電流は、帯域通
過形フィルタ25の通過帯域の電流である。したがっ
て、第2の端子4cと中間端子4bとの間に流れる電流
は、帯域通過形フィルタ25によって制御することが可
能である。すなわち、第2の端子4cと中間端子4bと
の間に流れる電流によって生じる制動力は、帯域通過形
フィルタ25に用いるコイル22のインダクタンスL、
コンデンサ23の容量C又は抵抗24の抵抗値Rを変え
ることによって制御することが可能であり、したがっ
て、このスピーカ装置では、任意の周波数帯域の出力音
圧レベルを任意のレベルに下げることができる。
【0035】具体的には、例えば、帯域通過形フィルタ
25の通過帯域の中心周波数fは、下記式(1)で表さ
れるので、コイル22のインダクタンスLやコンデンサ
23の容量Cを変えることにより、出力音圧レベルを低
下させる帯域を任意に変えることができる。
25の通過帯域の中心周波数fは、下記式(1)で表さ
れるので、コイル22のインダクタンスLやコンデンサ
23の容量Cを変えることにより、出力音圧レベルを低
下させる帯域を任意に変えることができる。
【0036】 f={2π(LC)1/2}-1 ・・・(1) 或いは、例えば、帯域通過形フィルタ25の抵抗24の
抵抗値Rによって、コイル22とコンデンサ23の共振
の鋭度を制御することが可能であるので、抵抗24の抵
抗値Rを変えることにより、図8に示すように、帯域通
過形フィルタ25の通過帯域の中心周波数fの近傍にお
ける出力音圧レベルを変化させることができる。
抵抗値Rによって、コイル22とコンデンサ23の共振
の鋭度を制御することが可能であるので、抵抗24の抵
抗値Rを変えることにより、図8に示すように、帯域通
過形フィルタ25の通過帯域の中心周波数fの近傍にお
ける出力音圧レベルを変化させることができる。
【0037】ここで、実際にJIS箱を用いて、出力音
圧レベル、インピーダンス及び歪み率の周波数特性を測
定した結果を図9及び図10に示す。なお、図9は、帯
域通過形フィルタ25のコイル22のインダクタンスL
を0.44mH、コンデンサ23の容量Cを10μF、
抵抗24の抵抗値Rを0Ωとしたときの特性の測定結果
であり、図10は、帯域通過形フィルタ25のコイル2
2のインダクタンスLを0.44mH、コンデンサ23
の容量Cを10μF、抵抗24の抵抗値Rを2.2Ωと
したときの特性の測定結果である。図9及び図10に示
すように、帯域通過形フィルタ25の抵抗24の抵抗値
Rを変えることにより、帯域通過形フィルタ25の通過
帯域の中心周波数fの近傍における出力音圧レベル(図
9中のA1部分の出力音圧レベル、及び図10中のA2
部分の出力音圧レベル)の低下量が変化している。
圧レベル、インピーダンス及び歪み率の周波数特性を測
定した結果を図9及び図10に示す。なお、図9は、帯
域通過形フィルタ25のコイル22のインダクタンスL
を0.44mH、コンデンサ23の容量Cを10μF、
抵抗24の抵抗値Rを0Ωとしたときの特性の測定結果
であり、図10は、帯域通過形フィルタ25のコイル2
2のインダクタンスLを0.44mH、コンデンサ23
の容量Cを10μF、抵抗24の抵抗値Rを2.2Ωと
したときの特性の測定結果である。図9及び図10に示
すように、帯域通過形フィルタ25の抵抗24の抵抗値
Rを変えることにより、帯域通過形フィルタ25の通過
帯域の中心周波数fの近傍における出力音圧レベル(図
9中のA1部分の出力音圧レベル、及び図10中のA2
部分の出力音圧レベル)の低下量が変化している。
【0038】ところで、図9及び図10に示した特性は
JIS箱で測定したときの特性であり、帯域通過形フィ
ルタ25の通過帯域における出力音圧レベルが前後の帯
域に比べて低下している。しかし、通常、実際にスピー
カ26を小型スピーカボックスに組み込んだときには、
バッフル板の影響等によって中域の出力音圧レベルが増
大する。そこで、本実施の形態に係るスピーカ装置で
は、図11に示すように、中域における出力音圧レベル
の増大が打ち消されるように、帯域通過形フィルタ25
の通過帯域を設定する。なお、この図11において、破
線Aは、帯域通過形フィルタが無い従来のスピーカ装置
の特性を示しており、実線Bは、帯域通過形フィルタ2
5を設けた本実施の形態に係るスピーカ装置の特性を示
している。
JIS箱で測定したときの特性であり、帯域通過形フィ
ルタ25の通過帯域における出力音圧レベルが前後の帯
域に比べて低下している。しかし、通常、実際にスピー
カ26を小型スピーカボックスに組み込んだときには、
バッフル板の影響等によって中域の出力音圧レベルが増
大する。そこで、本実施の形態に係るスピーカ装置で
は、図11に示すように、中域における出力音圧レベル
の増大が打ち消されるように、帯域通過形フィルタ25
の通過帯域を設定する。なお、この図11において、破
線Aは、帯域通過形フィルタが無い従来のスピーカ装置
の特性を示しており、実線Bは、帯域通過形フィルタ2
5を設けた本実施の形態に係るスピーカ装置の特性を示
している。
【0039】このように、本実施の形態に係るスピーカ
装置では、帯域通過形フィルタ25を用いることによ
り、所定の帯域において制動力を生じさせて、出力音圧
レベルの変動を無くすことができる。しかも、このスピ
ーカ装置において第1の端子4aと中間端子4bとの間
に供給される駆動電流は、フィルタ素子等を介すること
なく、直接ボイスコイル3に供給されるので、本実施の
形態に係るスピーカ装置では、ダンピングの低下や音質
の劣化等が少なく、優れた音質の再生出力を得ることが
できる。
装置では、帯域通過形フィルタ25を用いることによ
り、所定の帯域において制動力を生じさせて、出力音圧
レベルの変動を無くすことができる。しかも、このスピ
ーカ装置において第1の端子4aと中間端子4bとの間
に供給される駆動電流は、フィルタ素子等を介すること
なく、直接ボイスコイル3に供給されるので、本実施の
形態に係るスピーカ装置では、ダンピングの低下や音質
の劣化等が少なく、優れた音質の再生出力を得ることが
できる。
【0040】第2の実施の形態 本実施の形態に係るスピーカ装置は、バンドパスフィル
タとして帯域阻止形フィルタを用いたスピーカ装置であ
り、帯域通過形フィルタに変えて帯域阻止形フィルタを
用いること以外は、第1の実施の形態に係るスピーカ装
置と同様な構成である。なお、以下の説明において、第
1の実施の形態に係るスピーカ装置と同様な部材につい
ては、同じ符号を用いている。
タとして帯域阻止形フィルタを用いたスピーカ装置であ
り、帯域通過形フィルタに変えて帯域阻止形フィルタを
用いること以外は、第1の実施の形態に係るスピーカ装
置と同様な構成である。なお、以下の説明において、第
1の実施の形態に係るスピーカ装置と同様な部材につい
ては、同じ符号を用いている。
【0041】このスピーカ装置は、図12に示すよう
に、駆動電流を発振する駆動電流源20と、駆動電流源
20からの駆動電流を増幅する増幅器21と、コイル3
1、コンデンサ32及び抵抗33が並列に接続されてな
る帯域阻止形フィルタ34と、スピーカ26とを備えて
いる。
に、駆動電流を発振する駆動電流源20と、駆動電流源
20からの駆動電流を増幅する増幅器21と、コイル3
1、コンデンサ32及び抵抗33が並列に接続されてな
る帯域阻止形フィルタ34と、スピーカ26とを備えて
いる。
【0042】ここで、駆動電流源20の一方の出力端子
20aは、増幅器21に接続されており、駆動電流源2
0の他方の出力端子20bは、スピーカ26のボイスコ
イル3の中間端子4bに接続されている。また、増幅器
21からの出力端子21aは、スピーカ26のボイスコ
イル3の第1の端子4aに直接接続されているととも
に、スピーカ26のボイスコイル3の第2の端子4cに
帯域阻止形フィルタ34を介して接続されている。
20aは、増幅器21に接続されており、駆動電流源2
0の他方の出力端子20bは、スピーカ26のボイスコ
イル3の中間端子4bに接続されている。また、増幅器
21からの出力端子21aは、スピーカ26のボイスコ
イル3の第1の端子4aに直接接続されているととも
に、スピーカ26のボイスコイル3の第2の端子4cに
帯域阻止形フィルタ34を介して接続されている。
【0043】このようなスピーカ装置を駆動する際は、
駆動電流源20から発振された駆動電流が、増幅器21
によって増幅された上でボイスコイル3に供給される。
すなわち、第1の端子4aと中間端子4bとの間に駆動
電流が供給されるとともに、第1の端子4aと中間端子
4bとの間に供給される駆動電流の向きとは逆向きの駆
動電流が、第2の端子4cと中間端子4bとの間に供給
される。
駆動電流源20から発振された駆動電流が、増幅器21
によって増幅された上でボイスコイル3に供給される。
すなわち、第1の端子4aと中間端子4bとの間に駆動
電流が供給されるとともに、第1の端子4aと中間端子
4bとの間に供給される駆動電流の向きとは逆向きの駆
動電流が、第2の端子4cと中間端子4bとの間に供給
される。
【0044】このとき、ボイスコイル3は磁気ギャップ
g内に配されているので、第1の端子4aと中間端子4
bとの間に供給される駆動電流によってボイスコイル部
1を振動させるような駆動力が発生する。また、このと
き、第2の端子4cと中間端子4bとの間に供給される
駆動電流により、第1の端子4aと中間端子4bとの間
に供給される駆動電流によって生じる駆動力に対して逆
向きの力である制動力が発生する。したがって、帯域阻
止形フィルタ34の通過帯域、すなわち第2の端子4c
と中間端子4bとの間に電流が流れる帯域において、ボ
イスコイル部1の振動に制動力が加わって出力音圧レベ
ルが低下する。ここで、第2の端子4cと中間端子4b
との間に流れる電流は、帯域阻止形フィルタ34の阻止
帯域の中心周波数fよりも低い周波数及び高い周波数の
電流であるので、図13に示すように、この中心周波数
fよりも低い周波数帯域及び高い周波数帯域の出力音圧
レベルが低下することとなる。
g内に配されているので、第1の端子4aと中間端子4
bとの間に供給される駆動電流によってボイスコイル部
1を振動させるような駆動力が発生する。また、このと
き、第2の端子4cと中間端子4bとの間に供給される
駆動電流により、第1の端子4aと中間端子4bとの間
に供給される駆動電流によって生じる駆動力に対して逆
向きの力である制動力が発生する。したがって、帯域阻
止形フィルタ34の通過帯域、すなわち第2の端子4c
と中間端子4bとの間に電流が流れる帯域において、ボ
イスコイル部1の振動に制動力が加わって出力音圧レベ
ルが低下する。ここで、第2の端子4cと中間端子4b
との間に流れる電流は、帯域阻止形フィルタ34の阻止
帯域の中心周波数fよりも低い周波数及び高い周波数の
電流であるので、図13に示すように、この中心周波数
fよりも低い周波数帯域及び高い周波数帯域の出力音圧
レベルが低下することとなる。
【0045】ここで、第2の端子4cと中間端子4bと
の間に流れる電流は、帯域阻止形フィルタ34によって
制御することが可能である。すなわち、第2の端子4c
と中間端子4bとの間に流れる電流によって生じる制動
力は、帯域阻止形フィルタ34に用いるコイル31のイ
ンダクタンスL、コンデンサ32の容量C又は抵抗33
の抵抗値Rを変えることによって制御することが可能で
あり、したがって、このスピーカ装置では、任意の周波
数帯域の出力音圧レベルを任意のレベルに下げることが
できる。
の間に流れる電流は、帯域阻止形フィルタ34によって
制御することが可能である。すなわち、第2の端子4c
と中間端子4bとの間に流れる電流によって生じる制動
力は、帯域阻止形フィルタ34に用いるコイル31のイ
ンダクタンスL、コンデンサ32の容量C又は抵抗33
の抵抗値Rを変えることによって制御することが可能で
あり、したがって、このスピーカ装置では、任意の周波
数帯域の出力音圧レベルを任意のレベルに下げることが
できる。
【0046】具体的には、例えば、帯域阻止形フィルタ
34の阻止帯域の中心周波数fは、下記式(2)で表さ
れるので、コイル31のインダクタンスLやコンデンサ
32の容量Cを変えることにより、出力音圧レベルを低
下させる帯域を任意に変えることができる。
34の阻止帯域の中心周波数fは、下記式(2)で表さ
れるので、コイル31のインダクタンスLやコンデンサ
32の容量Cを変えることにより、出力音圧レベルを低
下させる帯域を任意に変えることができる。
【0047】 f={2π(LC)1/2}-1 ・・・(2) 或いは、例えば、帯域阻止形フィルタ34の抵抗33の
抵抗値Rによって、コイル31とコンデンサ32の共振
の鋭度を制御することが可能であるので、抵抗33の抵
抗値Rを変えることにより、図13に示すように、出力
音圧レベルの低下量を制御することができる。
抵抗値Rによって、コイル31とコンデンサ32の共振
の鋭度を制御することが可能であるので、抵抗33の抵
抗値Rを変えることにより、図13に示すように、出力
音圧レベルの低下量を制御することができる。
【0048】このように、本実施の形態に係るスピーカ
装置では、帯域通阻止フィルタ34を用いることによ
り、所定の帯域において制動力を生じさせて、出力音圧
レベルの変動を無くすことができる。しかも、このスピ
ーカ装置において第1の端子4aと中間端子4bとの間
に供給される駆動電流は、フィルタ素子等を介すること
なく、直接ボイスコイル3に供給されるので、本実施の
形態に係るスピーカ装置でも、第1の実施の形態に係る
スピーカ装置と同様に、ダンピングの低下や音質の劣化
等が少なく、優れた音質の再生出力を得ることができ
る。
装置では、帯域通阻止フィルタ34を用いることによ
り、所定の帯域において制動力を生じさせて、出力音圧
レベルの変動を無くすことができる。しかも、このスピ
ーカ装置において第1の端子4aと中間端子4bとの間
に供給される駆動電流は、フィルタ素子等を介すること
なく、直接ボイスコイル3に供給されるので、本実施の
形態に係るスピーカ装置でも、第1の実施の形態に係る
スピーカ装置と同様に、ダンピングの低下や音質の劣化
等が少なく、優れた音質の再生出力を得ることができ
る。
【0049】なお、以上のような本発明に係るスピーカ
装置において、帯域通過形フィルタや帯域阻止形フィル
タ等のバンドバスフィルタを介してボイスコイルに供給
される電流は、ボイスコイルの駆動力を制御するための
制動力を発生させるためのものである。したがって、本
発明に係るスピーカ装置においてバンドバスフィルタ
が、ダンピングの低下や音質の劣化等の大きな原因とな
ることはない。そのため、本発明に係るスピーカ装置に
おいて、バンドバスフィルタに用いるコイルは、低価格
のものでよく、また、直流抵抗もあまり小さいものであ
る必要はない。
装置において、帯域通過形フィルタや帯域阻止形フィル
タ等のバンドバスフィルタを介してボイスコイルに供給
される電流は、ボイスコイルの駆動力を制御するための
制動力を発生させるためのものである。したがって、本
発明に係るスピーカ装置においてバンドバスフィルタ
が、ダンピングの低下や音質の劣化等の大きな原因とな
ることはない。そのため、本発明に係るスピーカ装置に
おいて、バンドバスフィルタに用いるコイルは、低価格
のものでよく、また、直流抵抗もあまり小さいものであ
る必要はない。
【0050】また、本発明に係るスピーカ装置におい
て、第1の端子と中間端子との間のボイスコイルの巻き
数と、中間端子と第2の端子との間のボイスコイルの巻
き数との比は、任意に設定することが可能である。そし
て、この比を任意に設定することにより、帯域通過形フ
ィルタや帯域阻止形フィルタ等のバンドバスフィルタを
介してボイスコイルに供給される電流によって生じる制
動力の大きさを、任意に調整することができる。
て、第1の端子と中間端子との間のボイスコイルの巻き
数と、中間端子と第2の端子との間のボイスコイルの巻
き数との比は、任意に設定することが可能である。そし
て、この比を任意に設定することにより、帯域通過形フ
ィルタや帯域阻止形フィルタ等のバンドバスフィルタを
介してボイスコイルに供給される電流によって生じる制
動力の大きさを、任意に調整することができる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るスピーカ装置では、第1の端子と中間端子との間
に供給される駆動電流によって再生出力が得られるとと
もに、第2の端子と中間端子との間にバンドパスフィル
タを介して供給される駆動電流により、再生される音圧
のレベルを制御することができる。したがって、本発明
に係るスピーカ装置では、ダンピングの低下や音質の劣
化等を招くことなく、出力音圧の周波数特性を制御する
ことが可能であり、音質を改善することができる。
に係るスピーカ装置では、第1の端子と中間端子との間
に供給される駆動電流によって再生出力が得られるとと
もに、第2の端子と中間端子との間にバンドパスフィル
タを介して供給される駆動電流により、再生される音圧
のレベルを制御することができる。したがって、本発明
に係るスピーカ装置では、ダンピングの低下や音質の劣
化等を招くことなく、出力音圧の周波数特性を制御する
ことが可能であり、音質を改善することができる。
【0052】また、本発明によれば、出力音圧の周波数
特性を自由に制御することが可能となるので、従来は出
力音圧の周波数特性が問題となって適用が難しかったよ
うな用途においても、任意のスピーカを使用することが
可能となり、各種スピーカの用途を大幅に広げることが
できる。
特性を自由に制御することが可能となるので、従来は出
力音圧の周波数特性が問題となって適用が難しかったよ
うな用途においても、任意のスピーカを使用することが
可能となり、各種スピーカの用途を大幅に広げることが
できる。
【図1】ボイスコイル部の一構成例を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】図1に示したボイスコイル部の横断面図であ
る。
る。
【図3】スピーカの一構成例を示す斜視図である。
【図4】磁気回路を作製した状態を示す横断面図であ
る。
る。
【図5】磁気回路にフレームを取り付けた状態を示す横
断面図である。
断面図である。
【図6】磁気回路にボイスコイル部を組み込む様子を示
す横断面図である。
す横断面図である。
【図7】本発明を適用したスピーカ装置の駆動回路の一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図8】図7に示したスピーカ装置における出力音圧の
周波数特性の変化の様子を示す図である。
周波数特性の変化の様子を示す図である。
【図9】帯域通過形フィルタの抵抗の抵抗値Rを0Ωと
した第1の実施の形態に係るスピーカ装置の特性を測定
した結果を示す図である。
した第1の実施の形態に係るスピーカ装置の特性を測定
した結果を示す図である。
【図10】帯域通過形フィルタの抵抗の抵抗値Rを2.
2Ωとした第1の実施の形態に係るスピーカ装置の特性
を測定した結果を示す図である。
2Ωとした第1の実施の形態に係るスピーカ装置の特性
を測定した結果を示す図である。
【図11】本発明を適用したスピーカ装置の出力音圧の
周波数特性と、従来のスピーカ装置の出力音圧の周波数
特性とを比較して示す図である。
周波数特性と、従来のスピーカ装置の出力音圧の周波数
特性とを比較して示す図である。
【図12】本発明を適用したスピーカ装置の駆動回路の
他の例を示す図である。
他の例を示す図である。
【図13】図12に示したスピーカ装置における出力音
圧の周波数特性の変化の様子を示す図である。
圧の周波数特性の変化の様子を示す図である。
【図14】従来のスピーカ装置の駆動回路の一例を示す
図である。
図である。
1 ボイスコイル部 2 コイルボビン 3 ボイスコイル 3a 1層目のボイスコイル 3b 2層目のボイスコイル 4a 第1の端子 4b 中間端子 4c 第2の端子 5,5a,5b,5c 錦糸線 6 磁気回路 7 フレーム 8 振動板 9 入力端子 10 ダンパ 11 ガスケット 12 キャップ 20 駆動電流源 21 増幅器 22 コイル 23 コンデンサ 24 抵抗 25 帯域通過形フィルタ 26 スピーカ
Claims (3)
- 【請求項1】 振動板と結合されたコイルボビンと、 上記コイルボビンに巻回されたボイスコイルと、 上記ボイスコイルの両端から導出された第1の端子及び
第2の端子と、 上記ボイスコイルの途中から導出された中間端子と、 上記第2の端子に接続されたバンドパスフィルタとを備
え、 上記第1の端子と上記中間端子との間に駆動用電流が供
給されるとともに、上記第2の端子と上記中間端子との
間に駆動用電流が上記バンドパスフィルタを介して供給
されることを特徴とするスピーカ装置。 - 【請求項2】 前記バンドパスフィルタが、帯域通過形
フィルタであることを特徴とする請求項1記載のスピー
カ装置。 - 【請求項3】 前記バンドパスフィルタが、帯域阻止形
フィルタであることを特徴とする請求項1記載のスピー
カ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31815095A JPH09163486A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31815095A JPH09163486A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | スピーカ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09163486A true JPH09163486A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18096053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31815095A Withdrawn JPH09163486A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | スピーカ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09163486A (ja) |
-
1995
- 1995-12-06 JP JP31815095A patent/JPH09163486A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030304 |