JPH09164620A - 複層成形体とその製造方法 - Google Patents
複層成形体とその製造方法Info
- Publication number
- JPH09164620A JPH09164620A JP32900295A JP32900295A JPH09164620A JP H09164620 A JPH09164620 A JP H09164620A JP 32900295 A JP32900295 A JP 32900295A JP 32900295 A JP32900295 A JP 32900295A JP H09164620 A JPH09164620 A JP H09164620A
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- Japan
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- layer
- molded body
- molded
- frp
- producing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的柔らかい発泡合成樹脂より成る成形体
に耐衝撃性を付加した複層成形体とその製造方法の提
供。 【解決手段】 発泡合成樹脂より成る成形体本体1の表
面に、該成形体本体1を溶融せず硬化時の反応熱が成形
体本体の融点より低い不飽和ポリエステル樹脂より成る
仲介層2を形成し、該仲介層2の表面にFRP層3を形
成し、該FRP層3の表面に化粧層4を設けて成る複層
成形体と、その製造方法。
に耐衝撃性を付加した複層成形体とその製造方法の提
供。 【解決手段】 発泡合成樹脂より成る成形体本体1の表
面に、該成形体本体1を溶融せず硬化時の反応熱が成形
体本体の融点より低い不飽和ポリエステル樹脂より成る
仲介層2を形成し、該仲介層2の表面にFRP層3を形
成し、該FRP層3の表面に化粧層4を設けて成る複層
成形体と、その製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量で耐衝撃性が
強く破損しにくい複層成形体とその製造方法に関する。
強く破損しにくい複層成形体とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】発泡合成樹脂より成る成形体は、極めて
軽量であることが知られており、植物を育てるプランタ
ーに用いられたり、その保温性を利用して生鮮食料品等
の梱包材として用いられている。
軽量であることが知られており、植物を育てるプランタ
ーに用いられたり、その保温性を利用して生鮮食料品等
の梱包材として用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来そ
の様な発泡合成樹脂より成る成形体では、その表面に硬
質な保護層を形成する事ができなかった為に衝撃が加わ
ると表面が陥没し易く、例えば、表面に石材を吹付け塗
装したとしても、下地の変形によって容易に剥がれ落ち
てしまうし、金属板を貼着したとしても容易にへこみが
生じるという問題があった。極めて簡単な形状の成形体
であれば硬質な保護体を別体として形成し後に接着する
ことも可能であるが、複雑な形の成形体に用いる保護体
を形成することは極めて困難であった。
の様な発泡合成樹脂より成る成形体では、その表面に硬
質な保護層を形成する事ができなかった為に衝撃が加わ
ると表面が陥没し易く、例えば、表面に石材を吹付け塗
装したとしても、下地の変形によって容易に剥がれ落ち
てしまうし、金属板を貼着したとしても容易にへこみが
生じるという問題があった。極めて簡単な形状の成形体
であれば硬質な保護体を別体として形成し後に接着する
ことも可能であるが、複雑な形の成形体に用いる保護体
を形成することは極めて困難であった。
【0004】発泡合成樹脂の成形体表面にFRP層を形
成し得なかった理由としては、FRPの素材となる一般
的不飽和ポリエステル樹脂の流動体が成形体の表面と接
触することで該成形体の表面が溶融してしまうことが挙
げられる。そこで、不飽和ポリエステル樹脂と成形体が
直接接触しないように、水性塗料、フッ素系塗料を含む
様々なプライマーを用いて仲介層を形成し、その表面に
てFRP層の形成を試みた。しかしながら、その場合、
直接的な接触では溶融しないものの、それらの仲介層で
は、ガラス繊維シート及びそれに浸潤した不飽和ポリエ
ステル樹脂が硬化剤の添加でFRP化する際に発生する
反応熱を成形体へ容易に伝えてしまうために、成形体の
表面が融解してしまうという問題が残った。
成し得なかった理由としては、FRPの素材となる一般
的不飽和ポリエステル樹脂の流動体が成形体の表面と接
触することで該成形体の表面が溶融してしまうことが挙
げられる。そこで、不飽和ポリエステル樹脂と成形体が
直接接触しないように、水性塗料、フッ素系塗料を含む
様々なプライマーを用いて仲介層を形成し、その表面に
てFRP層の形成を試みた。しかしながら、その場合、
直接的な接触では溶融しないものの、それらの仲介層で
は、ガラス繊維シート及びそれに浸潤した不飽和ポリエ
ステル樹脂が硬化剤の添加でFRP化する際に発生する
反応熱を成形体へ容易に伝えてしまうために、成形体の
表面が融解してしまうという問題が残った。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みて成されたもの
であって、比較的柔らかい発泡合成樹脂より成る成形体
に耐衝撃性を付加した複層成形体とその製造方法の提供
を目的とする。
であって、比較的柔らかい発泡合成樹脂より成る成形体
に耐衝撃性を付加した複層成形体とその製造方法の提供
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明による複層成形体は、発泡合成樹脂よ
り成る成形体本体の表面に、塗布時において成形体本体
を溶融せず且つ硬化時の反応熱が成形体本体の融点より
低い不飽和ポリエステル樹脂より成る仲介層を形成し、
該仲介層の表面にFRP層を形成し、該FRP層の表面
に化粧層を設けて成ることを特徴とする。
に成された本発明による複層成形体は、発泡合成樹脂よ
り成る成形体本体の表面に、塗布時において成形体本体
を溶融せず且つ硬化時の反応熱が成形体本体の融点より
低い不飽和ポリエステル樹脂より成る仲介層を形成し、
該仲介層の表面にFRP層を形成し、該FRP層の表面
に化粧層を設けて成ることを特徴とする。
【0007】また、その製造方法は、発泡合成樹脂より
成る成形体本体の表面に、塗布時において成形体本体を
溶融せず且つ硬化時の発熱が成形体本体の融点より低い
不飽和ポリエステル樹脂より成るプライマーを塗布し、
該プライマーが乾燥した後その表面にFRP層を形成
し、該FRP層の表面に化粧層を形成することを特徴と
する。
成る成形体本体の表面に、塗布時において成形体本体を
溶融せず且つ硬化時の発熱が成形体本体の融点より低い
不飽和ポリエステル樹脂より成るプライマーを塗布し、
該プライマーが乾燥した後その表面にFRP層を形成
し、該FRP層の表面に化粧層を形成することを特徴と
する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明による複層成形体及び
その製造方法を図面に基づき説明する。図1及び図2
は、発泡スチロールと呼ばれる発泡合成樹脂より成る成
形体本体1の表面に、塗布時において成形体本体1を溶
融せず硬化時の発熱が成形体本体1の融点より低い不飽
和ポリエステル樹脂より成る仲介層2を形成し、該仲介
層2の表面にFRP層3を形成し、該FRP層3の表面
に化粧層4を設けたものである。成形体本体1の形状と
しては、プランター、梱包材、壁材、タイル、静物や動
物の張り子などであって特に限定されるものではない
し、FRP層3等は、必ずしも成形体本体1の全面に形
成しなければならないものではなく、用途に応じて補強
が必要な箇所へ適宜形成すれば良い。
その製造方法を図面に基づき説明する。図1及び図2
は、発泡スチロールと呼ばれる発泡合成樹脂より成る成
形体本体1の表面に、塗布時において成形体本体1を溶
融せず硬化時の発熱が成形体本体1の融点より低い不飽
和ポリエステル樹脂より成る仲介層2を形成し、該仲介
層2の表面にFRP層3を形成し、該FRP層3の表面
に化粧層4を設けたものである。成形体本体1の形状と
しては、プランター、梱包材、壁材、タイル、静物や動
物の張り子などであって特に限定されるものではない
し、FRP層3等は、必ずしも成形体本体1の全面に形
成しなければならないものではなく、用途に応じて補強
が必要な箇所へ適宜形成すれば良い。
【0009】上記複層成形体の製造方法は、図3に示す
ように、発泡スチロール製の成形体本体1の表面にプラ
イマー(ポリライトFG−801商品名)5を塗布し、
促進剤及び硬化剤を添加して乾燥させる。乾燥した後そ
の上にガラス繊維シート(REM380−G5 450
g/m2商品名)6を敷設し、不飽和ポリエステル樹脂
(R−235B−1商品名)を流してガラス繊維シート
に浸潤させ、ローラー7等で脱泡した後に促進剤及び硬
化剤を添加してFRP層3を形成する。前記FRP層3
の表面に適当な下地処理を施し石材を吹付けたり、金属
板を貼着する等により化粧層4を形成すれば図1及び図
2に示す複層成形体が形成される。
ように、発泡スチロール製の成形体本体1の表面にプラ
イマー(ポリライトFG−801商品名)5を塗布し、
促進剤及び硬化剤を添加して乾燥させる。乾燥した後そ
の上にガラス繊維シート(REM380−G5 450
g/m2商品名)6を敷設し、不飽和ポリエステル樹脂
(R−235B−1商品名)を流してガラス繊維シート
に浸潤させ、ローラー7等で脱泡した後に促進剤及び硬
化剤を添加してFRP層3を形成する。前記FRP層3
の表面に適当な下地処理を施し石材を吹付けたり、金属
板を貼着する等により化粧層4を形成すれば図1及び図
2に示す複層成形体が形成される。
【0010】この製造方法の特徴は、発泡スチロールよ
り成る成形体本体1の表面に、FRP層3の素材と類似
の製品より成る仲介層2を形成した点にある。ポリライ
トFG−801は、FRP層3の素材と類似する製品で
あるにもかかわらず、発泡スチロールに塗布しても表面
を溶かして変形させることがないし、促進剤及び硬化剤
の添加による反応熱の温度も低いので仲介層2の形成工
程において成形体本体1を変形させる恐れがない。逆に
類似製品であるがために発泡合成樹脂より成る成形体本
体1とFRP層3の双方に対して密着性に優れていると
も言える。しかも、この仲介層2は、高い断熱性を有し
ているために、FRP層3が形成される時の比較的高温
な反応熱を遮断し、その熱で成形体本体1の表面がとけ
るのを阻止することができる。
り成る成形体本体1の表面に、FRP層3の素材と類似
の製品より成る仲介層2を形成した点にある。ポリライ
トFG−801は、FRP層3の素材と類似する製品で
あるにもかかわらず、発泡スチロールに塗布しても表面
を溶かして変形させることがないし、促進剤及び硬化剤
の添加による反応熱の温度も低いので仲介層2の形成工
程において成形体本体1を変形させる恐れがない。逆に
類似製品であるがために発泡合成樹脂より成る成形体本
体1とFRP層3の双方に対して密着性に優れていると
も言える。しかも、この仲介層2は、高い断熱性を有し
ているために、FRP層3が形成される時の比較的高温
な反応熱を遮断し、その熱で成形体本体1の表面がとけ
るのを阻止することができる。
【0011】即ち、仲介層2の素材となるプライマー
は、前記ポリライトFG−801に限定されるものでは
なく、上記発泡合成樹脂に塗布しても表面を溶かして変
形させない点、促進剤及び硬化剤の添加による反応熱の
温度が低い点、発泡合成樹脂より成る成形体本体1とF
RP層3の双方に対して密着性に優れている点を兼ね備
えた素材であれば、前記ポリライトFG−801に置換
えることができる。
は、前記ポリライトFG−801に限定されるものでは
なく、上記発泡合成樹脂に塗布しても表面を溶かして変
形させない点、促進剤及び硬化剤の添加による反応熱の
温度が低い点、発泡合成樹脂より成る成形体本体1とF
RP層3の双方に対して密着性に優れている点を兼ね備
えた素材であれば、前記ポリライトFG−801に置換
えることができる。
【0012】
【発明の効果】以上のごとく本発明による複層成形体を
使用すれば、硬質なFRP層が強度に乏しい発泡合成樹
脂製成形体の損傷を防止すると共に、FRP層が硬質な
下地となって成形体の表面に形成された化粧層を保護す
る。逆に、発泡合成樹脂のクッション性がFRP層と化
粧層より成る表層に加わる衝撃を吸収することによって
極めて良好な保形性を発揮し、保温性の高い点及び軽量
である点も相俟って幅広い用途にあって高い実用性を奏
するものである。
使用すれば、硬質なFRP層が強度に乏しい発泡合成樹
脂製成形体の損傷を防止すると共に、FRP層が硬質な
下地となって成形体の表面に形成された化粧層を保護す
る。逆に、発泡合成樹脂のクッション性がFRP層と化
粧層より成る表層に加わる衝撃を吸収することによって
極めて良好な保形性を発揮し、保温性の高い点及び軽量
である点も相俟って幅広い用途にあって高い実用性を奏
するものである。
【0013】また、本発明による複層成形体の製造方法
によれば、簡単な形状から複雑な形状に至る成形体、或
いは様々な化粧を施した成形体を、高い強度を持たせ且
つ発泡合成樹脂より成る成形体の表面を溶融変形させる
ことなく、又、複雑な製造工程を経ることなく容易に製
造することができる。
によれば、簡単な形状から複雑な形状に至る成形体、或
いは様々な化粧を施した成形体を、高い強度を持たせ且
つ発泡合成樹脂より成る成形体の表面を溶融変形させる
ことなく、又、複雑な製造工程を経ることなく容易に製
造することができる。
【図1】本発明による複層成形体の一部切欠した斜視図
である。
である。
【図2】本発明による複層成形体の一例を示す断面図で
ある。
ある。
【図3】本発明による複層成形体の製造方法を示す工程
図である。
図である。
1 成形体本体 2 仲介層 3 FRP層 4 化粧層 5 プライマー
Claims (2)
- 【請求項1】 発泡合成樹脂より成る成形体本体(1)
の表面に、塗布時において成形体本体(1)を溶融せず
且つ硬化時の反応熱が成形体本体の融点より低い不飽和
ポリエステル樹脂より成る仲介層(2)を形成し、該仲
介層(2)の表面にFRP層(3)を形成し、該FRP
層(3)の表面に化粧層(4)を設けて成ることを特徴
とする複層成形体。 - 【請求項2】 発泡合成樹脂より成る成形体本体(1)
の表面に、塗布時において成形体本体(1)を溶融せず
且つ硬化時の発熱が成形体本体の融点より低い不飽和ポ
リエステル樹脂より成るプライマー(5)を塗布し、該
プライマー(5)が乾燥した後その表面にFRP層
(3)を形成し、該FRP層(3)の表面に化粧層
(4)を形成することを特徴とする複層成形体の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32900295A JPH09164620A (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | 複層成形体とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32900295A JPH09164620A (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | 複層成形体とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09164620A true JPH09164620A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18216516
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32900295A Pending JPH09164620A (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | 複層成形体とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09164620A (ja) |
-
1995
- 1995-12-18 JP JP32900295A patent/JPH09164620A/ja active Pending
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