JPH09164637A - 熱印刷粘着シート - Google Patents

熱印刷粘着シート

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JPH09164637A
JPH09164637A JP7347436A JP34743695A JPH09164637A JP H09164637 A JPH09164637 A JP H09164637A JP 7347436 A JP7347436 A JP 7347436A JP 34743695 A JP34743695 A JP 34743695A JP H09164637 A JPH09164637 A JP H09164637A
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JP
Japan
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sheet
layer
thermal printing
heat
heat insulating
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JP7347436A
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English (en)
Inventor
Naohiro Shirahama
直弘 白浜
Mitsuo Kuramoto
盈夫 倉本
Itsuro Takenoshita
逸郎 竹ノ下
Hisafumi Mihara
尚史 三原
Katsuyuki Okazaki
功到 岡崎
Kihachi Suzuki
喜八 鈴木
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱印刷を介し感熱発色パターンを連続形成し
た場合にも初期の鮮明性を良好に維持して連続印刷性に
優れると共に、粘着層を有してそれを介しセパレータ無
しで熱印刷シートの裏面に直接接着して巻回体等とした
場合にも容易に巻戻して使用でき、従って粘着層をカバ
ーする別体のセパレータを不要化できると共に、感熱発
色パターンを予め付与して巻回体とし、それを巻戻した
ときに感熱発色パターンを良好な状態で維持する熱印刷
粘着シートを得ること。 【解決手段】 断熱シート(3)の片側に感熱発色層
(2)を有すると共に、その上側表面にアクリロイル基
又はメタクリロイル基を分子中に2個以上含有するシリ
コーン系ポリマーの硬化皮膜からなる剥離コート層
(1)を有し、前記断熱シートの他面に粘着層(4)を
有する熱印刷粘着シート。 【効果】 熱印刷シートの感熱発色性を維持しつつ剥離
コート層を付設できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、熱印刷を介した鮮明な感
熱発色パターンを連続性よく形成でき、かつ粘着層を保
護するセパレータなしで巻回体等として実用に供しう
る、ラベルの形成などに好適な熱印刷粘着シートに関す
る。
【0002】
【発明の背景】従来、感熱紙の片面に粘着層を設け、そ
の粘着面をセパレータで保護した熱印刷粘着シートが知
られていた。この熱印刷粘着シートは、それに熱転写プ
リンター等を介しパターンを付与して現場発行のラベル
などとし、それをセパレータを剥離除去して被着体に接
着できるようにしたものである。そのセパレータとして
は、紙や高分子フィルムをシリコーン系の硬化皮膜でコ
ートしたものが提案されている(特開昭64−8052
5号公報、特開平3−68670号公報、特開平4−8
5027号公報)
【0003】しかしながら、粘着層をセパレータで仮着
保護して実用に供する必要のある問題点があった。すな
わち、セパレータなしで感熱紙の自背面に接着する方式
で巻回体とした場合、その巻戻し時に感熱紙の破れなど
が生じて実質的に巻戻しが不可能であり、従って粘着層
を別個のセパレータでカバーして実用に供する必要があ
った。しかしセパレータは、ラベルなどとして実用に供
する場合に粘着層より剥離除去するものであり、被着体
に接着するときにはその剥離除去作業が必要となるし、
ゴミ等の不要品を発生させることともなり、その不要化
が求められるものである。また、熱転写プリンター等に
よる熱印刷を介して感熱発色パターンを連続形成した場
合に、ある程度の熱印刷が進行した時点より形成される
感熱発色パターンの鮮明さが低下し、連続印刷性に乏し
い問題点があった。
【0004】
【発明の技術的課題】本発明は、熱印刷を介し感熱発色
パターンを連続形成した場合にも初期の鮮明性を良好に
維持して連続印刷性に優れると共に、粘着層を有してそ
れを介しセパレータ無しで熱印刷シートの裏面に直接接
着して巻回体等とした場合にも容易に巻戻して使用で
き、従って粘着層をカバーする別体のセパレータを不要
化できると共に、感熱発色パターンを予め付与して巻回
体とし、それを巻戻したときに感熱発色パターンを良好
な状態で維持する熱印刷粘着シートを得ることを課題と
する。
【0005】
【課題の解決手段】本発明は、断熱シートの片側に感熱
発色層を有すると共に、その上側表面にアクリロイル基
又はメタクリロイル基を分子中に2個以上含有するシリ
コーン系ポリマーの硬化皮膜からなる剥離コート層を有
し、前記断熱シートの他面に粘着層を有することを特徴
とする熱印刷粘着シートを提供するものである。
【0006】
【発明の効果】上記のシリコーン系ポリマーは、電離性
放射線の照射による低温処理で硬化皮膜を形成できて熱
印刷シートの感熱発色性を保護することができる。その
結果、裏面の粘着層を介し熱印刷シート背面の当該硬化
皮膜からなる剥離コート層に直接接着して良密着性の巻
回体を形成でき、かつその巻回体を巻戻して市販の熱転
写プリンタ等を介し臨機に感熱発色パターンを熱印刷し
て、鮮明性に優れるパターンのラベル等を現場発行する
ことができる。従って、粘着層をカバーする別体のセパ
レータを不要化できる。
【0007】さらに、熱転写プリンタ等を介し予め感熱
発色パターンを連続付与する方式で、初期の鮮明性を良
好に維持したパターンを大量に連続形成でき、その形成
後に巻回体としてそれを巻戻してもその感熱発色パター
ンを良好に維持した状態で容易に巻戻すことができ、そ
の剥離力の巻戻し速度に対する依存性も小さくて安定し
た巻戻し性を発揮する。
【0008】
【発明の実施形態】本発明の熱印刷粘着シートは、断熱
シートの片側に感熱発色層を有すると共に、その上側表
面にアクリロイル基又はメタクリロイル基を分子中に2
個以上含有するシリコーン系ポリマーの硬化皮膜からな
る剥離コート層を有し、前記断熱シートの他面に粘着層
を有するものからなる。その例を図1、図2に示した。
1が剥離コート層、2が感熱発色層、3が断熱シート、
4が粘着層である。また5は、必要に応じて設けられる
紫外線遮蔽層である。
【0009】断熱シートは、熱印刷による感熱発色パタ
ーンを鮮明な状態で連続して大量に形成することを可能
にすることを目的とする。すなわち感熱紙等の従来の熱
印刷シートでは熱印刷による感熱発色パターンを連続形
成した場合、熱転写プリンタ等の熱印刷装置の蓄熱によ
る昇温があるためか、或る程度進行した時点で感熱発色
層が発色し、熱印刷による発色部分との間の発色差が低
下して感熱発色パターンの鮮明さが低下する問題があ
り、断熱シートの使用はかかる問題の発生防止を目的と
する。
【0010】断熱シートとしては、紙やポリマー等の適
宜な素材からなるものを用いることができ、特に限定は
ない。好ましくは、熱伝導率が3.5×1/104cal/
cmS℃以下、就中3.3×1/104cal/cmS℃以下、
特に3.0×1/104cal/cmS℃以下のものである。
【0011】薄い印刷シートを得る点よりは薄い断熱シ
ートが有利であり、かかる点よりは発泡シートが好まし
く用いうる。その発泡シートは適宜な方法で形成したも
のであってよく、例えば熱可塑性ポリマーに発泡剤を含
有させて発泡処理したものや、押出機にエアー等を供給
して熱可塑性ポリマーの成形シート中にエアー等を注入
し成形と同時に発泡させたもの、熱可塑性ポリマーのエ
マルジョンに機械的強制撹拌等により気泡を混入させそ
れをシート状に展開して固化させたもの、あるいは熱可
塑性ポリマーの溶融液をスロットスプレー方式やカーテ
ンスプレー方式、メルトブロー方式等の適宜な方式で気
体と共に噴霧しシート状に堆積させて冷却固化させたも
のなどがあげられる。
【0012】発泡シートを形成する熱可塑性ポリマーに
ついても特に限定はなく、適宜なものを用いうる。ちな
みにその例としては、ポリエチレンやポリプロピレン、
エチレン・プロピレン系ポリマーや塩素化ポリエチレン
等のオレフィン系ポリマー、ポリアミドやポリエステ
ル、ポリ酢酸ビニルやエチレン・酢酸ビニル共重合体、
ウレタン系ポリマーやポリ(メタ)アクリル酸アルキル
エステルの如きアクリル系ポリマー、ポリ塩化ビニルや
スチレン系ポリマー、シリコーン系ポリマーや天然ゴ
ム、ポリイソブチレンやポリイソプレン、クロロプレン
ゴムやイソプレン・イソブチレンゴム、ニトリルブチル
ゴムやスチレン・ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエ
ン・スチレンゴムやスチレン・イソプレン・スチレンゴ
ム、スチレン・エチレン・ブタジエンゴムやスチレン・
エチレン・ブチレン・スチレンゴム、スチレン・イソプ
レン・プロピレン・スチレンゴムやエチレン・プロピレ
ンターポリマーの如きプラスチック系やゴム系のポリマ
ー、それらのブレンド物などがあげられる。
【0013】本発明にては剥離コート層を低温形成でき
ることより、断熱シートとしても例えば結晶融解温度が
120℃以下のポリエチレンなどからなるものなども用
いることができる。また断熱シートは、熱印刷粘着シー
トの使用目的などに応じて、繊維や布、不織布や金属箔
等の補強基材を併用した複合シート、あるいは発泡シー
トや紙やポリマーフィルム等の2種以上を用いたラミネ
ート体などとして形成されていてもよい。
【0014】断熱シートの厚さは、熱印刷粘着シートの
使用目的などに応じて適宜に決定してよい。一般には、
1mm以下、就中500μm以下、特に20〜200μmの
厚さとされる。なお巻回性や曲面密着性等の点よりは、
柔軟性に優れる断熱シートが好ましく用いうる。また断
熱シートは、例えばシリカ、チタニア、アルミナ、亜鉛
華、ジルコニア、酸化カルシウム、マイカの如き顔料等
の適宜な着色剤を配合して白色などの適宜な色に着色す
ることもできる。
【0015】熱印刷できるシートは、断熱シートの片側
に感熱発色層を設けることにより形成することができ
る。感熱発色層の形成は、例えばロイコ染料と顕色剤な
どにより感熱発色性を付与してなる層などとして適宜に
行うことができ、市販の感熱紙の接着付設層などとして
形成することもできる。感熱発色層の厚さは、500μ
m以下、就中200μm以下、特に5〜100μmが一般
的であるが、これに限定されない。
【0016】感熱発色層の上側表面に設ける剥離コート
層は、アクリロイル基又はメタクリロイル基を分子中に
2個以上含有するシリコーン系ポリマーにて形成され
る。これにより、縮合反応型や付加反応型等の熱硬化型
シリコーン系ポリマーとは異なり、電離性放射線による
照射処理で硬化皮膜を形成でき、従って低温処理で硬化
皮膜を形成できて感熱発色層の感熱発色性を維持するこ
とができる。熱硬化型のものでは、その加熱処理時に発
色してパターン形成を不能にする。
【0017】前記のシリコーン系ポリマーは、例えばメ
チル基の如き炭素数が1〜20のアルキル基やシクロア
ルキル基、アリール基やアラルキル基等の適宜な有機基
を有するオルガノシロキサンやそのポリマーなどを含有
していてもよいが、電離性放射線による硬化性を付与す
る官能基としては、アクリロイル基又は/及びメタクリ
ロイル基のみを有するものが好ましい。
【0018】剥離速度に依存しない剥離力の一定性や、
粘着面との密着性などの点より特に好ましく用いうるシ
リコーン系ポリマーは、アクリロイル基又はメタクリロ
イル基よりなる官能基を分子中に2〜20個含有する数
平均分子量が2千〜3万のシリコーン系オリゴマー95
〜50重量部、就中80〜60重量部と、当該官能基を
分子中に3〜20個含有する数平均分子量が5百〜5千
のシリコーン系オリゴマー5〜50重量部、就中20〜
40重量部との混合物である。
【0019】剥離コート層の形成は、例えばスクイズコ
ータ等の適宜な装置にて当該シリコーン系ポリマーを感
熱発色層の上に塗工し、その塗工層を電離性放射線で照
射処理して硬化皮膜とする方法などにより行うことがで
きる。その場合、当該シリコーン系ポリマーの塗工量
は、0.05〜5g/m2、就中0.1〜3g/m2が好
ましい。その塗工量が0.05g/m2未満では、膜厚
不足で大きい剥離力となり、また剥離力が安定しない場
合がある。なお5g/m2を超える塗工量は、照射処理
に多時間を要するなど実益に乏しい。
【0020】当該シリコーン系ポリマーの塗工に際して
は、必要に応じて適宜な光分解性活物質を添加すること
もできる。その例としては、ベンゾインやベンゾインメ
チルエーテル、ベンゾインエチルエーテルやベンゾイン
イソプロピルエーテル、アニゾインメチルエーテルの如
きベンゾイン系化合物、ベンジルやベンジルジメチルケ
タールの如きベンジル系化合物、4−(2−ヒドロキシ
エトキシ)フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロピル)
ケトンやα−ヒドロキシ−α,α’−ジメチルアセトフ
ェノン、メトキシアセトフェノンや2,2−ジメトキシ
−2−フェニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシア
セトフェノンや1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニル
ケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)−フェ
ニル]−2−モルホリノプロパン−1の如きアセトフェ
ノン系化合物があげられる。
【0021】また、2−メチル−2−ヒドロキシプロピ
オフェノンの如きα−ケトール系化合物、2−ナフタレ
ンスルホニルクロリドの如き芳香族スルホニルクロリド
系化合物、1−フェノン−1,1−プロパンジオン−2
−(ο−エトキシカルボニル)オキシムの如き光活性オ
キシム系化合物、ベンゾフェノンやベンゾイル安息香
酸、3,3'−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノンの
如きベンゾフェノン系化合物、チオキサンソンや2−ク
ロロチオキサンソン、2−メチルチオキサンソンや2,
4−ジメチルチオキサンソン、イソプロピルチオキサン
ソンや2,4−ジクロロチオキサンソン、2,4−ジエ
チルチオキサンソンや2,4−ジイソプロピルチオキサ
ンソンの如きチオキサンソン系化合物、その他、カンフ
ァーキノンやハロゲン化ケトン、アシルホスフィノキシ
ドやアシルホスフォナートなども光分解性活物質の例と
してあげられる。
【0022】シリコーン系ポリマーの塗工には、作業環
境上有利な無溶剤塗工方式を採りうるが、感熱発色層の
感熱発色性を阻害しない有機溶剤の使用による希釈塗工
を排除するものではない。照射処理用の電離性放射線と
しては、適宜なものを用いうるが、就中、波長が400
nm以下の電離性放射線、例えば中圧や高圧の水銀ランプ
等による紫外線や、電子線、ガンマ線などが好ましく用
いうる。
【0023】本発明において剥離コート層の形成に際し
ては、図2に例示の如く必要に応じて紫外線遮蔽層5を
介在させることもできる。紫外線遮蔽層は、耐久性の向
上などを目的に剥離コート層1と感熱発色層2の間に設
けられる。従って紫外線遮蔽層を設ける場合には、感熱
発色層上に紫外線遮蔽層を付設した後、剥離コート層が
形成される。
【0024】紫外線遮蔽層は、例えばサリチル酸エステ
ル系化合物やベンゾフェノール系化合物、ベンゾトリア
ゾール系化合物やシアノアクリレート系化合物、ニッケ
ル錯塩系化合物などの紫外線吸収剤の塗布層や、紫外線
吸収剤含有の透明樹脂層などよりなる紫外線吸収能を有
する適宜な層として形成することができる。
【0025】断熱シートの裏面に設ける粘着層の形成に
は、適宜な粘着性物質を用いることができる。一般に
は、例えばゴム系粘着剤やアクリル系粘着剤、シリコー
ン系粘着剤やビニルアルキルエーテル系粘着剤、ポリビ
ニルアルコール系粘着剤やポリビニルピロリドン系粘着
剤、ポリアクリルアミド系粘着剤やセルロース系粘着剤
などの有機系のものが用いられる。
【0026】粘着剤のタイプについても特に限定はな
く、本発明による剥離コート層は、水系エマルジョンタ
イプや有機溶剤による溶液タイプの粘着剤からなる粘着
層とも良好な密着性を示すことから、発泡や浮きのない
平滑表面の接着力に優れる粘着層を形成しやすい、かか
る液系タイプの粘着剤が好ましく用いうる。
【0027】粘着層の形成は、例えばカレンダーロール
法等の圧延方式、ドクターブレード法やグラビアロール
コータ法等のシート形成方式等の適宜な方式でセパレー
タ上に設けた粘着層を断熱シートの所定面に移着する方
式などの適宜な方式にて行うことができる。粘着層の厚
さは、使用目的等に応じて適宜に決定でき一般には1〜
500μmとされる。
【0028】粘着層形成の好ましい方式は、断熱シート
の所定面に粘着層を直接塗工する方式である。これによ
れば、熱印刷粘着シート製造の全工程でセパレータを不
要化することができる。かかる直接塗工方式は、例えば
粘着剤の塗工でその溶剤等により感熱発色層の感熱発色
性に支障がない場合には、断熱シートの露出裏面に粘着
層を直接付設して達成することができる。
【0029】一方、断熱シートの裏面に粘着層を直接付
設することに支障等がある場合には、例えば剥離コート
層の上に粘着剤を塗工して粘着層を形成し、その粘着層
を断熱シート裏面の自背面に接着する巻回方式や、別個
の断熱シートと積層する方式などの適宜な方式で断熱シ
ートの裏面に前記の粘着層を移着する方式などにより達
成することができる。
【0030】本発明の熱印刷粘着シートは、熱転写プリ
ンタ等による適宜な熱印刷法にて感熱発色層を部分的に
加熱して感熱発色させ、印字パターンや絵柄パターン、
バーコードパターンなどの任意なパターンを形成するこ
とができる。従って、識別ラベルなどの適宜なパターン
シートの形成に用いうる。その場合、従来と同様にセパ
レータ付の形態でラベル等の形成に用いうるほかに、本
発明の熱印刷粘着シートにては連続印刷方式等により感
熱発色パターンを形成しつつ、それを自裏面の粘着層を
介し巻回体に成形して実用に供することもできる。
【0031】また、感熱発色パターン形成前に自裏面の
粘着層を介し巻回体に成形し、それに加熱ペンや加熱ス
タンプなどの適宜な方式で臨機に感熱発色パターンを付
与して、現場発行のラベルなどを形成することもでき
る。形成されたラベル等は、巻回体を適宜に巻戻しつつ
所定寸法に切断して裏面の粘着層を介し被着体に接着す
ることができる。
【0032】
【実施例】
実施例1 熱伝導率が2.9×1/104cal/cmS℃の発泡ポリエ
チレンからなる厚さ60μmの断熱シートに感熱紙(新
王子製紙社製、エバーサーマックスKPT58−3H)
を接着し、その上にアクリロイル基又は/及びメタクリ
ロイル基を分子中に2〜20個含有する数平均分子量5
000のシリコーン系オリゴマー(信越化学工業社製、
以下同じ)70部(重量部、以下同じ)と、アクリロイ
ル基又は/及びメタクリロイル基を分子中に3〜20個
含有する数平均分子量1400のシリコーン系オリゴマ
ー30重量部との混合物をスクイズコータにて2.0g
/m2の割合で塗工し、それを低電圧電子線加速機(E
SI社製、CB−150)による165kvの加速電圧
にて吸収線量30kGryの照射を行って硬化皮膜とし
た後、断熱シートの他面にセパレータ上に設けた厚さ2
0μmのゴム系粘着層を移着して、熱印刷粘着シートを
得た。
【0033】実施例2 熱伝導率が2.54×1/104cal/cmS℃の発泡ポリ
エチレンからなる断熱シートに感熱紙(新王子製紙社
製、エバーサーマックスKPT−300−9J)を接着
し、その上にアクリロイル基又は/及びメタクリロイル
基を分子中に2〜20個含有する数平均分子量1200
0のシリコーン系オリゴマー80部と、アクリロイル基
又は/及びメタクリロイル基を分子中に3〜20個含有
する数平均分子量1200のシリコーン系オリゴマー2
0重量部との混合物に光開始剤(チバガイギー社製、イ
ルガキュア184)1部を加えたものを1.5g/m2
の割合で塗工したほかは、実施例1に準じて熱印刷粘着
シートを得た。
【0034】比較例 断熱シートに代えて、熱伝導率が3.63×1/104c
al/cmS℃のポリエチレンシートを用いたほかは、実施
例1に準じて熱印刷粘着シートを得た。
【0035】評価試験 実施例、比較例で得た熱印刷粘着シートについて下記の
特性を調べた。 連続印字性 市販の熱転写プリンタを用いて熱印刷粘着シートの感熱
発色側に3000枚のラベル分のパターン単位を連続印
字し、形成された2500〜3000枚目のラベルの感
熱発色パターンについて目視観察し、パターンが初期状
態と変わりなく鮮明な場合を○、パターンを付与した部
分以外の部分も発色してパターンが不鮮明な場合を×と
して評価した。
【0036】脱色性(巻戻し性) 市販の熱転写プリンタを用いて熱印刷粘着シートの感熱
発色側に連続印字しつつ、それを粘着層を介し自背面に
接着する方式で巻回体とし、室温で24時間放置後それ
を巻戻して目視による初期印字状態との比較で脱色の有
無を調べ、初期印字状態と変化が認められない場合を
○、それ以外の場合を×として評価した。
【0037】前記の結果を次表に示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図
【図2】他の実施例の断面図
【符号の説明】 1:剥離コート層 2:感熱発色層 3:断熱シー
ト 4:粘着層 5:紫外線遮蔽層
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 7/10 B32B 7/10 27/18 27/18 A C09J 7/02 JJA C09J 7/02 JJA JJH JJH JKV JKV G09F 3/02 G09F 3/02 F (72)発明者 三原 尚史 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 岡崎 功到 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 鈴木 喜八 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱シートの片側に感熱発色層を有する
    と共に、その上側表面にアクリロイル基又はメタクリロ
    イル基を分子中に2個以上含有するシリコーン系ポリマ
    ーの硬化皮膜からなる剥離コート層を有し、前記断熱シ
    ートの他面に粘着層を有することを特徴とする熱印刷粘
    着シート。
  2. 【請求項2】 請求項1において、感熱発色層と剥離コ
    ート層の間に紫外線遮蔽層を有する熱印刷粘着シート。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、剥離コート層
    がアクリロイル基又はメタクリロイル基よりなる官能基
    を分子中に2〜20個含有する数平均分子量2千〜3万
    のシリコーン系オリゴマー95〜50重量部と、当該官
    能基を分子中に3〜20個含有する数平均分子量5百〜
    5千のシリコーン系オリゴマー5〜50重量部の混合物
    を電離性放射線で処理した硬化皮膜からなるものである
    熱印刷粘着シート。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3において、断熱シートが熱
    伝導率3.5×1/104cal/cmS℃以下の発泡シート
    からなる熱印刷粘着シート。
JP7347436A 1995-12-14 1995-12-14 熱印刷粘着シート Pending JPH09164637A (ja)

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