JPH09164890A - エアバッグ - Google Patents
エアバッグInfo
- Publication number
- JPH09164890A JPH09164890A JP7326689A JP32668995A JPH09164890A JP H09164890 A JPH09164890 A JP H09164890A JP 7326689 A JP7326689 A JP 7326689A JP 32668995 A JP32668995 A JP 32668995A JP H09164890 A JPH09164890 A JP H09164890A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cloth
- welding
- opening
- heat
- airbag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims abstract description 121
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims abstract description 63
- 238000005304 joining Methods 0.000 claims abstract description 6
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 88
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 29
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 claims description 24
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 16
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 abstract description 12
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 abstract description 12
- 238000002207 thermal evaporation Methods 0.000 abstract 2
- 238000000151 deposition Methods 0.000 abstract 1
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 8
- 229920002725 thermoplastic elastomer Polymers 0.000 description 8
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 7
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 7
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 description 6
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 description 6
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 5
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 5
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 5
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 4
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 150000001408 amides Chemical class 0.000 description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 2
- 150000002148 esters Chemical class 0.000 description 2
- 229920006284 nylon film Polymers 0.000 description 2
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 2
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 2
- 229920002292 Nylon 6 Polymers 0.000 description 1
- 229920002302 Nylon 6,6 Polymers 0.000 description 1
- 239000004642 Polyimide Substances 0.000 description 1
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 1
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 1
- 239000000806 elastomer Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 1
- 229920005672 polyolefin resin Polymers 0.000 description 1
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 238000013022 venting Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エアバッグ本体布に加工性に優れ比較的安価
な織物を採用しながら、同材質間での熱溶着による強力
な接着力を確保しつつ高温かつ高圧ガスにも耐え得るエ
アバッグを提供する。 【解決手段】 ほぼ中央に穿設されたインフレータ用開
口6あるいは該インフレータ用開口6および適宜位置に
穿設されたベント用開口7の周囲を補強体8、9にて熱
溶着により接合補強された織物からなる裏布3の外周部
4と該裏布3とほぼ同形の織物からなる表布2の外周部
4とを接合して袋状に形成したエアバッグ1において、
少なくとも裏布3の表裏に溶着フィルム8Uを介在させ
るとともに、少なくとも熱溶着部Bに位置する裏布3に
多数の開口3Hを穿設したことを特徴とするものであ
る。
な織物を採用しながら、同材質間での熱溶着による強力
な接着力を確保しつつ高温かつ高圧ガスにも耐え得るエ
アバッグを提供する。 【解決手段】 ほぼ中央に穿設されたインフレータ用開
口6あるいは該インフレータ用開口6および適宜位置に
穿設されたベント用開口7の周囲を補強体8、9にて熱
溶着により接合補強された織物からなる裏布3の外周部
4と該裏布3とほぼ同形の織物からなる表布2の外周部
4とを接合して袋状に形成したエアバッグ1において、
少なくとも裏布3の表裏に溶着フィルム8Uを介在させ
るとともに、少なくとも熱溶着部Bに位置する裏布3に
多数の開口3Hを穿設したことを特徴とするものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転席、助手席、
側面、後部座席等に設置される車両用エアバッグ装置に
関し、インフレータ用開口部周縁およびベント用開口部
周縁に複数の補強体が積層配置されて熱溶着により接合
されたエアバッグの接合部の構造に関する。
側面、後部座席等に設置される車両用エアバッグ装置に
関し、インフレータ用開口部周縁およびベント用開口部
周縁に複数の補強体が積層配置されて熱溶着により接合
されたエアバッグの接合部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の乗員保護のために使用されるエア
バッグは、例えば運転席に設置される例として、通常、
ハンドル等の車体側に位置する裏布と乗員側に位置する
表布とがそれらの外周部を縫合等により接合されて袋状
に形成される。そして、前記裏布のほぼ中央に穿設され
たインフレータ用開口にエアバッグを膨張展開させるた
めのインフレータが挿入設置される。その際、前記イン
フレータ用開口の周縁には該インフレータ用開口を補強
するために層状に積層された補強布が接合されている。
一般にはこれらの補強布のエアバッグ布への接合は縫合
糸による縫合によってなされるが、例えば特開平6−1
54450号公報に示されたように、作業性や生産性向
上のために補強布のエアバッグ布への接合を接着剤によ
り行うものも開発されている。
バッグは、例えば運転席に設置される例として、通常、
ハンドル等の車体側に位置する裏布と乗員側に位置する
表布とがそれらの外周部を縫合等により接合されて袋状
に形成される。そして、前記裏布のほぼ中央に穿設され
たインフレータ用開口にエアバッグを膨張展開させるた
めのインフレータが挿入設置される。その際、前記イン
フレータ用開口の周縁には該インフレータ用開口を補強
するために層状に積層された補強布が接合されている。
一般にはこれらの補強布のエアバッグ布への接合は縫合
糸による縫合によってなされるが、例えば特開平6−1
54450号公報に示されたように、作業性や生産性向
上のために補強布のエアバッグ布への接合を接着剤によ
り行うものも開発されている。
【0003】また、図6の特開平6−199198号公
報に示されたもののように、機械的特性や空気遮断性を
確保して製造が容易で、安全性に優れたものとして、合
成繊維からなる布帛の片面に熱可塑性エラストマーFが
ラミネートされてなる基布23から構成されたエアバッ
グ21のインフレータ用開口26およびベント用開口2
7をエラストマーFを介して溶着された基布の積層体2
8,29で補強し、この積層体28,29を高周波溶着
により基布23に接合したものも提案されている。
報に示されたもののように、機械的特性や空気遮断性を
確保して製造が容易で、安全性に優れたものとして、合
成繊維からなる布帛の片面に熱可塑性エラストマーFが
ラミネートされてなる基布23から構成されたエアバッ
グ21のインフレータ用開口26およびベント用開口2
7をエラストマーFを介して溶着された基布の積層体2
8,29で補強し、この積層体28,29を高周波溶着
により基布23に接合したものも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来例
にあって、前記特開平6−154450号公報に示した
ような接着剤による補強布のエアバッグ布への接合で
は、接着剤を所定の位置に正確に設定する前に補強布が
エアバッグ布に接着してしまう虞れがあり、正確な位置
に接合するのに手間を要し、その取扱いがきわめて厄介
である他、接着剤の乾燥過程のばらつきによって接着剤
による補強布とエアバッグ布への接着力に差が生じ、エ
アバッグ作動時の高温かつ高圧ガスによって補強布が剥
離する虞れもあった。さらには、このような一般的な補
強布には通気性があるために、該補強布をインフレータ
用開口の周縁に用いた場合には、前記高温かつ高圧ガス
が補強布から侵入してエアバッグ本体布を損傷する虞れ
もあった。また、前記特開平6−199198号公報に
示されたものでは、通気性のある合成繊維からなる布帛
の補強布積層体28は熱可塑性エラストマーによってラ
ミネートされていることにより高温かつ高圧ガスからエ
アバッグ本体布を保護できることとなったものの、図6
(A)のG−G断面図である図6(B)に示したよう
に、高周波溶着によって熱溶着される溶着部において、
熱可塑性エラストマーFを介して合成繊維からなる布帛
である補強布積層体28と基布23とが接合されるた
め、異材質間での熱溶着による充分な接着強度が確保で
きない虞れがあった。また、エアバッグ用基布は合成繊
維からなる布帛に熱可塑性エラストマーをラミネートす
る必要があり、コストアップにつながった。
にあって、前記特開平6−154450号公報に示した
ような接着剤による補強布のエアバッグ布への接合で
は、接着剤を所定の位置に正確に設定する前に補強布が
エアバッグ布に接着してしまう虞れがあり、正確な位置
に接合するのに手間を要し、その取扱いがきわめて厄介
である他、接着剤の乾燥過程のばらつきによって接着剤
による補強布とエアバッグ布への接着力に差が生じ、エ
アバッグ作動時の高温かつ高圧ガスによって補強布が剥
離する虞れもあった。さらには、このような一般的な補
強布には通気性があるために、該補強布をインフレータ
用開口の周縁に用いた場合には、前記高温かつ高圧ガス
が補強布から侵入してエアバッグ本体布を損傷する虞れ
もあった。また、前記特開平6−199198号公報に
示されたものでは、通気性のある合成繊維からなる布帛
の補強布積層体28は熱可塑性エラストマーによってラ
ミネートされていることにより高温かつ高圧ガスからエ
アバッグ本体布を保護できることとなったものの、図6
(A)のG−G断面図である図6(B)に示したよう
に、高周波溶着によって熱溶着される溶着部において、
熱可塑性エラストマーFを介して合成繊維からなる布帛
である補強布積層体28と基布23とが接合されるた
め、異材質間での熱溶着による充分な接着強度が確保で
きない虞れがあった。また、エアバッグ用基布は合成繊
維からなる布帛に熱可塑性エラストマーをラミネートす
る必要があり、コストアップにつながった。
【0005】そこで、本発明では、以上述べてきたよう
な従来のエアバッグにおけるインフレータ用開口および
ベント用開口の補強体接合部またはエアバッグ袋体の外
周接合部における諸課題を解決して、エアバッグ本体布
に加工性に優れ比較的安価な織物を採用しながら、同材
質間での熱溶着による強力な接着力を確保しつつ高温か
つ高圧ガスにも耐え得るエアバッグを提供する。
な従来のエアバッグにおけるインフレータ用開口および
ベント用開口の補強体接合部またはエアバッグ袋体の外
周接合部における諸課題を解決して、エアバッグ本体布
に加工性に優れ比較的安価な織物を採用しながら、同材
質間での熱溶着による強力な接着力を確保しつつ高温か
つ高圧ガスにも耐え得るエアバッグを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、前
記課題を解決するための手段として、ほぼ中央に穿設さ
れたインフレータ用開口あるいは該インフレータ用開口
および適宜位置に穿設されたベント用開口の周囲を補強
体にて熱溶着により接合補強された織物からなる裏布の
外周部と該裏布とほぼ同形の織物からなる表布の外周部
とを接合して袋状に形成したエアバッグにおいて、少な
くとも裏布の表裏に溶着フィルムを介在させるととも
に、少なくとも熱溶着部に位置する裏布に多数の開口を
穿設したことを特徴とするものである。また本発明は、
前記織物からなる表布と裏布との間の外周接合部および
その上面にも溶着フィルムを介在させるとともに、熱溶
着部に位置するこれら表裏布に多数の開口を穿設したこ
とを特徴とするものである。さらに本発明は、インフレ
ータ用開口あるいは該インフレータ用開口およびベント
用開口の周囲に積層配置された補強体における熱溶着部
に位置して穿設された多数の開口が、隣接する補強体同
士および裏布間で互いに重なり合わないように配置した
ことを特徴とするもので、これらを課題解決のための手
段とするものである。
記課題を解決するための手段として、ほぼ中央に穿設さ
れたインフレータ用開口あるいは該インフレータ用開口
および適宜位置に穿設されたベント用開口の周囲を補強
体にて熱溶着により接合補強された織物からなる裏布の
外周部と該裏布とほぼ同形の織物からなる表布の外周部
とを接合して袋状に形成したエアバッグにおいて、少な
くとも裏布の表裏に溶着フィルムを介在させるととも
に、少なくとも熱溶着部に位置する裏布に多数の開口を
穿設したことを特徴とするものである。また本発明は、
前記織物からなる表布と裏布との間の外周接合部および
その上面にも溶着フィルムを介在させるとともに、熱溶
着部に位置するこれら表裏布に多数の開口を穿設したこ
とを特徴とするものである。さらに本発明は、インフレ
ータ用開口あるいは該インフレータ用開口およびベント
用開口の周囲に積層配置された補強体における熱溶着部
に位置して穿設された多数の開口が、隣接する補強体同
士および裏布間で互いに重なり合わないように配置した
ことを特徴とするもので、これらを課題解決のための手
段とするものである。
【0007】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1および図2は本発明の第1実施の形
態を示し、図1はエアバッグ装置の全体および要部の断
面図であり、図2は熱溶着後の要部断面図である。図1
(A)に示すように、エアバッグ1は、ほぼ円形のナイ
ロン(ナイロン6やナイロン66等)、ポリエステル、
ポリイミド等の織物製の表布2と裏布3とからなり、そ
れらの外周が縫合等により接合されて外周接合部4を形
成して袋状に構成されている。一方、ハンドル等の車体
側に設置される裏布3のほぼ中央に穿設されたインフレ
ータ用開口6と適宜位置に穿設されたベント用開口7の
周囲に、本第1実施の形態では、同様にそれぞれ織物の
多層の積層体8A、8B、8Cおよび8D(図1
(C))からなる補強体8と9(ベント用開口7の補強
体9の詳細は補強体8と同様なので省略)とが高周波溶
着等の熱溶着によって裏布3に接合される。次いで、図
1(B)に示すように、前記インフレータ用開口6には
エアバッグ1内に高圧ガスを供給するインフレータ5が
挿入され、該インフレータ5を図示外のステアリングシ
ャフト等に固定されたベースプレート10に対して、前
記補強体8にて接合補強された裏布3および該ベースプ
レート10をリテーナ11とインフレータ5のフランジ
とによって挟持する形態にて取付ボルト12によって取
り付けられる。
いて説明する。図1および図2は本発明の第1実施の形
態を示し、図1はエアバッグ装置の全体および要部の断
面図であり、図2は熱溶着後の要部断面図である。図1
(A)に示すように、エアバッグ1は、ほぼ円形のナイ
ロン(ナイロン6やナイロン66等)、ポリエステル、
ポリイミド等の織物製の表布2と裏布3とからなり、そ
れらの外周が縫合等により接合されて外周接合部4を形
成して袋状に構成されている。一方、ハンドル等の車体
側に設置される裏布3のほぼ中央に穿設されたインフレ
ータ用開口6と適宜位置に穿設されたベント用開口7の
周囲に、本第1実施の形態では、同様にそれぞれ織物の
多層の積層体8A、8B、8Cおよび8D(図1
(C))からなる補強体8と9(ベント用開口7の補強
体9の詳細は補強体8と同様なので省略)とが高周波溶
着等の熱溶着によって裏布3に接合される。次いで、図
1(B)に示すように、前記インフレータ用開口6には
エアバッグ1内に高圧ガスを供給するインフレータ5が
挿入され、該インフレータ5を図示外のステアリングシ
ャフト等に固定されたベースプレート10に対して、前
記補強体8にて接合補強された裏布3および該ベースプ
レート10をリテーナ11とインフレータ5のフランジ
とによって挟持する形態にて取付ボルト12によって取
り付けられる。
【0008】本実施の形態では、図1(C)に示すよう
に、ナイロン等の織物からなる裏布3のほぼ中央に穿設
されたインフレータ用開口6の周縁を接合して補強する
ところの同じくナイロン等の織物からなる多層の積層体
8A、8B、8Cおよび8Dからなる補強体8におい
て、これら各積層体8A、8B、8Cおよび8Dの間お
よび最上面(図面最下側も含む)にウレタン系、エステ
ル系熱可塑性エラストマー、アミド系熱可塑性エラスト
マー、ナイロンフィルムおよびポリエチレンテレフタレ
ート(PET)フィルム等からなる伸縮性のある溶着フ
ィルム8Uを介在させるとともに、熱溶着部B1(内周
側)、B2(外周側)に位置する前記各織物すなわち8
A、8B、8C、8Dおよび裏布3に多数の開口8Hお
よび3Hを穿設したものである。熱溶着部は前記B1、
B2に限らず適宜の数だけ設けられてよい。開口の直径
は0.1〜20mm程度が選定され、本実施の形態では
1〜5mm程度が好ましい。0.1mm以下では強度が
充分発揮できず、20mm以上では布自体の強度が低下
して実用的でないからである。開口の形状は後述する図
2(B)のような円形に限らず、さらに後述する図4
(B)のようにやや扇形の4角形でもよい。
に、ナイロン等の織物からなる裏布3のほぼ中央に穿設
されたインフレータ用開口6の周縁を接合して補強する
ところの同じくナイロン等の織物からなる多層の積層体
8A、8B、8Cおよび8Dからなる補強体8におい
て、これら各積層体8A、8B、8Cおよび8Dの間お
よび最上面(図面最下側も含む)にウレタン系、エステ
ル系熱可塑性エラストマー、アミド系熱可塑性エラスト
マー、ナイロンフィルムおよびポリエチレンテレフタレ
ート(PET)フィルム等からなる伸縮性のある溶着フ
ィルム8Uを介在させるとともに、熱溶着部B1(内周
側)、B2(外周側)に位置する前記各織物すなわち8
A、8B、8C、8Dおよび裏布3に多数の開口8Hお
よび3Hを穿設したものである。熱溶着部は前記B1、
B2に限らず適宜の数だけ設けられてよい。開口の直径
は0.1〜20mm程度が選定され、本実施の形態では
1〜5mm程度が好ましい。0.1mm以下では強度が
充分発揮できず、20mm以上では布自体の強度が低下
して実用的でないからである。開口の形状は後述する図
2(B)のような円形に限らず、さらに後述する図4
(B)のようにやや扇形の4角形でもよい。
【0009】以上のような構成なので、溶着フィルム8
Uがそれぞれ介在されて多層の積層体8A、8B、8C
および8Dが重合された裏布3の上下に配置された図示
しない(図3参照)高周波溶着用の陽極および陰極が近
接されて熱溶着がなされると、図2に示すように、熱溶
着部B1において、各織物からなる各補強体8A、8B
間に介在され上下に隔離されていた隣接せる溶着フィル
ム8U同士が前記各補強体8A、8Bにおいて穿設され
た多数の開口8Hを通じて溶着される。図2(B)は開
口8Hが熱溶着部に配列された状態を示す平断面図であ
る。このように、織物からなる各補強体8A・・・とこ
れらに介在された溶着フィルム8Uとの間の熱溶着によ
る接着に加えて、開口8Hを通じた溶着フィルム8U同
士の同質材間での強力な熱溶着による接着が可能となる
ので、比較的安価な織物を採用しながら、同材質間での
熱溶着による強力な接着力が確保できる。また、補強体
である積層体8Aの上面にも溶着フィルム8Uが設置さ
れたことによって、該フィルム8Uの気密性能によって
エアバッグ作動時のインフレータからの高温かつ高圧ガ
スがエアバッグ本体である裏布3にまで達する虞れはな
く、耐熱、耐ガス性にも優れるエアバッグが提供される
こととなった。なお、本実施の形態におけるナイロン等
の織物からなる裏布3および表布2はアンコーティング
織物でなく、ウレタン等の熱可塑性フィルムがコーティ
ングないしは貼設されていてもよいものである。また、
本実施の形態では図1(C)のように多数の補強体間に
溶着フィルムが介在されてそれらの補強体に開口8Hが
穿設されたものについて説明したが、溶着フィルム8U
が介在されるのは、少なくとも裏布3の表裏のみに1枚
ずつ設置されればよく、そして少なくとも熱溶着部Bに
位置する裏布3にのみ多数の開口3Hが穿設されればよ
いものである。この例を図2(C)に示す。
Uがそれぞれ介在されて多層の積層体8A、8B、8C
および8Dが重合された裏布3の上下に配置された図示
しない(図3参照)高周波溶着用の陽極および陰極が近
接されて熱溶着がなされると、図2に示すように、熱溶
着部B1において、各織物からなる各補強体8A、8B
間に介在され上下に隔離されていた隣接せる溶着フィル
ム8U同士が前記各補強体8A、8Bにおいて穿設され
た多数の開口8Hを通じて溶着される。図2(B)は開
口8Hが熱溶着部に配列された状態を示す平断面図であ
る。このように、織物からなる各補強体8A・・・とこ
れらに介在された溶着フィルム8Uとの間の熱溶着によ
る接着に加えて、開口8Hを通じた溶着フィルム8U同
士の同質材間での強力な熱溶着による接着が可能となる
ので、比較的安価な織物を採用しながら、同材質間での
熱溶着による強力な接着力が確保できる。また、補強体
である積層体8Aの上面にも溶着フィルム8Uが設置さ
れたことによって、該フィルム8Uの気密性能によって
エアバッグ作動時のインフレータからの高温かつ高圧ガ
スがエアバッグ本体である裏布3にまで達する虞れはな
く、耐熱、耐ガス性にも優れるエアバッグが提供される
こととなった。なお、本実施の形態におけるナイロン等
の織物からなる裏布3および表布2はアンコーティング
織物でなく、ウレタン等の熱可塑性フィルムがコーティ
ングないしは貼設されていてもよいものである。また、
本実施の形態では図1(C)のように多数の補強体間に
溶着フィルムが介在されてそれらの補強体に開口8Hが
穿設されたものについて説明したが、溶着フィルム8U
が介在されるのは、少なくとも裏布3の表裏のみに1枚
ずつ設置されればよく、そして少なくとも熱溶着部Bに
位置する裏布3にのみ多数の開口3Hが穿設されればよ
いものである。この例を図2(C)に示す。
【0010】本発明では、上述したインフレータ用開口
6における補強体8の接合のみならず、ベント用開口7
における補強体9の熱溶着による接合部についても同様
の構造を採用して高周波溶着をすることができるが、そ
の説明は省略する。
6における補強体8の接合のみならず、ベント用開口7
における補強体9の熱溶着による接合部についても同様
の構造を採用して高周波溶着をすることができるが、そ
の説明は省略する。
【0011】図3は本発明の第2実施の形態を示し、図
3(A)は熱溶着前の状態を、図3(B)は熱溶着後の
状態をそれぞれ示す要部断面図である。前記実施の形態
のものの外周接合部4が縫合等により接合されていたの
に対して、本実施の形態では、ウレタン等の熱可塑性フ
ィルムがコーティングないしは貼設されたナイロン等の
織物からなる表裏の布2、3がそれらの外周接合部4に
て対向して重合されて、該外周接合部4にて高周波溶着
等の熱溶着により接合されて袋状に形成されるもので、
これら織物からなる表布2と裏布3との間の外周接合部
4およびその上面にもウレタン等の溶着フィルム4Uを
介在させるとともに、熱溶着部に位置するこれら表裏布
2,3に多数の開口2H、3Hを穿設したものである。
図3(A)に示すように、外周接合部4における表裏布
2、3の接合面間に位置する部分には、エアバッグ1の
中心側(半径方向の内側図面右方向)、つまりエアバッ
グ1の膨張時に表裏のフィルム2、3が分離して剥離す
る側の所定範囲の一部に、高周波溶着絶縁層となる中間
層として絶縁層13を挟持せしめる。ここで、高周波溶
着絶縁層とは、紙、テフロンフィルムあるいはオレフィ
ン樹脂フィルム等である。かくして、熱可塑性フィルム
4U、4Uを接合材として対向させた状態にて配置し、
これらをほぼ平行に上下に間隔を置いて配置された陽電
極14Aと陰電極14Bとの間にセットした後、陽電極
14Aと陰電極14Bとを矢印のように近接させて高周
波溶着等による熱溶着を行う。
3(A)は熱溶着前の状態を、図3(B)は熱溶着後の
状態をそれぞれ示す要部断面図である。前記実施の形態
のものの外周接合部4が縫合等により接合されていたの
に対して、本実施の形態では、ウレタン等の熱可塑性フ
ィルムがコーティングないしは貼設されたナイロン等の
織物からなる表裏の布2、3がそれらの外周接合部4に
て対向して重合されて、該外周接合部4にて高周波溶着
等の熱溶着により接合されて袋状に形成されるもので、
これら織物からなる表布2と裏布3との間の外周接合部
4およびその上面にもウレタン等の溶着フィルム4Uを
介在させるとともに、熱溶着部に位置するこれら表裏布
2,3に多数の開口2H、3Hを穿設したものである。
図3(A)に示すように、外周接合部4における表裏布
2、3の接合面間に位置する部分には、エアバッグ1の
中心側(半径方向の内側図面右方向)、つまりエアバッ
グ1の膨張時に表裏のフィルム2、3が分離して剥離す
る側の所定範囲の一部に、高周波溶着絶縁層となる中間
層として絶縁層13を挟持せしめる。ここで、高周波溶
着絶縁層とは、紙、テフロンフィルムあるいはオレフィ
ン樹脂フィルム等である。かくして、熱可塑性フィルム
4U、4Uを接合材として対向させた状態にて配置し、
これらをほぼ平行に上下に間隔を置いて配置された陽電
極14Aと陰電極14Bとの間にセットした後、陽電極
14Aと陰電極14Bとを矢印のように近接させて高周
波溶着等による熱溶着を行う。
【0012】以上によって、前記表裏の布2、3に穿設
された各開口2H、3Hを通じて隣接せる溶着フィルム
4U同士の同質材間での強力な熱溶着による接着が可能
となり、また高周波絶縁層13が挟持された範囲におけ
る接着補強層としての溶着フィルムの内周縁4A、4B
間での非溶着を除いて外周接合部4における各部材間を
強固に接合することができる。この結果、図3(B)に
示すように、外周接合部4が熱溶着されたエアバッグが
インフレータからの高圧ガスの導入によって作動膨張す
る際に、互いに分離する表裏の布2、3によって接合面
が剥離しようとしても、接合面における接着補強層とし
ての溶着フィルム4Uと4Uとの間の強固な溶着によっ
てこれを許容せず、しかも絶縁層の範囲の溶着フィルム
の内周縁4A、4Bは表裏の布2、3側に開口2H、3
Hを通じて強固に溶着してその挙動を共にし、剥離方向
が剪断方向に変換された表布2と溶着フィルム4Uとの
間および裏布3と溶着フィルム4Uとの間の剪断方向の
強力な耐力によって接着補強層である接合材としての溶
着フィルム4U、4U間の剥離強度も増大することにな
る。
された各開口2H、3Hを通じて隣接せる溶着フィルム
4U同士の同質材間での強力な熱溶着による接着が可能
となり、また高周波絶縁層13が挟持された範囲におけ
る接着補強層としての溶着フィルムの内周縁4A、4B
間での非溶着を除いて外周接合部4における各部材間を
強固に接合することができる。この結果、図3(B)に
示すように、外周接合部4が熱溶着されたエアバッグが
インフレータからの高圧ガスの導入によって作動膨張す
る際に、互いに分離する表裏の布2、3によって接合面
が剥離しようとしても、接合面における接着補強層とし
ての溶着フィルム4Uと4Uとの間の強固な溶着によっ
てこれを許容せず、しかも絶縁層の範囲の溶着フィルム
の内周縁4A、4Bは表裏の布2、3側に開口2H、3
Hを通じて強固に溶着してその挙動を共にし、剥離方向
が剪断方向に変換された表布2と溶着フィルム4Uとの
間および裏布3と溶着フィルム4Uとの間の剪断方向の
強力な耐力によって接着補強層である接合材としての溶
着フィルム4U、4U間の剥離強度も増大することにな
る。
【0013】図4は本発明の第3実施の形態を示し、図
4(A)は熱溶着前の状態を、図4(B)は図4(A)
のE−E要部平断面図である。本実施の形態では、ナイ
ロン等のアンコーティング織物からなる裏布3が採用さ
れ、該裏布3においてインフレータ用開口の周囲に高周
波溶着等の熱溶着により接合されるナイロン等の合成繊
維織布からなる補強体8が、これも前記各実施の形態と
異なって、ウレタン等の熱可塑性フィルム8Fがコーテ
ィングないしは貼設されたものである。図示の例では、
該コーティングされた補強体8が裏布3の表裏に1層ず
つ接合されているが、多層に積層されもよい。これら積
層体8と裏布3との間および最上面(図面最下側も含
む)にウレタン系、エステル系熱可塑性エラストマー、
アミド系熱可塑性エラストマー、ナイロンフィルムおよ
びポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等か
らなる溶着フィルム8Uを介在させるとともに、本実施
の形態ではいわゆるベタ溶着による幅の広い熱溶着部B
が形勢されているが、該熱溶着部Bに位置する前記アン
コーティング織物の裏布3および補強体8に多数の開口
3Hおよび8Hを穿設したものである。開口の形状は後
述する図4(B)に示されたようにやや扇形の大きな4
角形に形成される。
4(A)は熱溶着前の状態を、図4(B)は図4(A)
のE−E要部平断面図である。本実施の形態では、ナイ
ロン等のアンコーティング織物からなる裏布3が採用さ
れ、該裏布3においてインフレータ用開口の周囲に高周
波溶着等の熱溶着により接合されるナイロン等の合成繊
維織布からなる補強体8が、これも前記各実施の形態と
異なって、ウレタン等の熱可塑性フィルム8Fがコーテ
ィングないしは貼設されたものである。図示の例では、
該コーティングされた補強体8が裏布3の表裏に1層ず
つ接合されているが、多層に積層されもよい。これら積
層体8と裏布3との間および最上面(図面最下側も含
む)にウレタン系、エステル系熱可塑性エラストマー、
アミド系熱可塑性エラストマー、ナイロンフィルムおよ
びポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等か
らなる溶着フィルム8Uを介在させるとともに、本実施
の形態ではいわゆるベタ溶着による幅の広い熱溶着部B
が形勢されているが、該熱溶着部Bに位置する前記アン
コーティング織物の裏布3および補強体8に多数の開口
3Hおよび8Hを穿設したものである。開口の形状は後
述する図4(B)に示されたようにやや扇形の大きな4
角形に形成される。
【0014】以上のような構成なので、溶着フィルム8
Uがそれぞれ介在されて、コーティングされた補強体8
のウレタン等の熱可塑性フィルム8Fが同様の材質であ
る溶着フィルム8Uと強力に接合されるとともに、該補
強体8および裏布3の各上下に配置されて隔離されてい
た隣接せる溶着フィルム8U同士が前記各補強体8およ
び裏布3において穿設された多数の開口8Hおよび3H
を通じて溶着されるので、溶着フィルム8U同士の同質
材間での強力な熱溶着による接着が可能となり、エアバ
ッグ本体布に加工性に優れ比較的安価なアンコーティン
グ織物を採用しながら、同材質間での熱溶着による強力
な接着力が確保できる。また、補強体の上面にも溶着フ
ィルム8Uが設置されたことによって、該フィルム8U
の気密性能によってエアバッグ作動時のインフレータか
らの高温かつ高圧ガスがエアバッグ本体である裏布3に
まで達する虞れはなく、耐熱、耐ガス性にも優れるエア
バッグが提供される。なお、本実施の形態のアンコーテ
ィング織物からなる裏布3や表布2が採用された場合に
は、これら表裏布としてアンコーティング織物同士のも
のに前記図3のような外周接合部4における高周波熱溶
着がなされる。
Uがそれぞれ介在されて、コーティングされた補強体8
のウレタン等の熱可塑性フィルム8Fが同様の材質であ
る溶着フィルム8Uと強力に接合されるとともに、該補
強体8および裏布3の各上下に配置されて隔離されてい
た隣接せる溶着フィルム8U同士が前記各補強体8およ
び裏布3において穿設された多数の開口8Hおよび3H
を通じて溶着されるので、溶着フィルム8U同士の同質
材間での強力な熱溶着による接着が可能となり、エアバ
ッグ本体布に加工性に優れ比較的安価なアンコーティン
グ織物を採用しながら、同材質間での熱溶着による強力
な接着力が確保できる。また、補強体の上面にも溶着フ
ィルム8Uが設置されたことによって、該フィルム8U
の気密性能によってエアバッグ作動時のインフレータか
らの高温かつ高圧ガスがエアバッグ本体である裏布3に
まで達する虞れはなく、耐熱、耐ガス性にも優れるエア
バッグが提供される。なお、本実施の形態のアンコーテ
ィング織物からなる裏布3や表布2が採用された場合に
は、これら表裏布としてアンコーティング織物同士のも
のに前記図3のような外周接合部4における高周波熱溶
着がなされる。
【0015】図5は本発明のエアバッグ装置の第4実施
の形態を示し、織物の裏布と補強体における開口の配置
例の要部断面図である。図5(A)に示したものは、イ
ンフレータ用開口あるいは該インフレータ用開口および
ベント用開口の周囲に積層配置された補強体8A〜8C
における熱溶着部B1、B2に位置するもののうち補強
体8Bのみおよび裏布3のみに穿設された多数の開口8
Hおよび3Hが、隣接する補強体同士および裏布間で、
本例では裏布3と補強体8Bとで互いに重なり合わない
ように配置したものである。これによって、図5(A)
の右側の平断面図にて理解されるように、裏布3(図示
はされないが補強体8Bも同様)自体で見ると比較的緻
密な間隔にて開口を配置することができて、溶着フィル
ム8Uを介在させての補強体と裏布3との強力な接合が
得られることになる。図5(B)に示したものは、イン
フレータ用開口あるいは該インフレータ用開口およびベ
ント用開口の周囲に積層配置された補強体8A〜8Cに
おける熱溶着部B1、B2に位置するものの総ての補強
体および裏布3に穿設された多数の開口8Hおよび3H
が、隣接する補強体同士および裏布3間で、互いに重な
り合わないように配置したものである。
の形態を示し、織物の裏布と補強体における開口の配置
例の要部断面図である。図5(A)に示したものは、イ
ンフレータ用開口あるいは該インフレータ用開口および
ベント用開口の周囲に積層配置された補強体8A〜8C
における熱溶着部B1、B2に位置するもののうち補強
体8Bのみおよび裏布3のみに穿設された多数の開口8
Hおよび3Hが、隣接する補強体同士および裏布間で、
本例では裏布3と補強体8Bとで互いに重なり合わない
ように配置したものである。これによって、図5(A)
の右側の平断面図にて理解されるように、裏布3(図示
はされないが補強体8Bも同様)自体で見ると比較的緻
密な間隔にて開口を配置することができて、溶着フィル
ム8Uを介在させての補強体と裏布3との強力な接合が
得られることになる。図5(B)に示したものは、イン
フレータ用開口あるいは該インフレータ用開口およびベ
ント用開口の周囲に積層配置された補強体8A〜8Cに
おける熱溶着部B1、B2に位置するものの総ての補強
体および裏布3に穿設された多数の開口8Hおよび3H
が、隣接する補強体同士および裏布3間で、互いに重な
り合わないように配置したものである。
【0016】以上、実施の形態を説明してきたが、本発
明の趣旨の範囲内で、補強体の形状(各補強体は必ずし
も同一形状および同一寸法でなくてもよい。)、枚数、
材質およびそれらの組合せ、表裏の布の形状(エアバッ
グが適用される部位に適応した形状が採用される。)、
材質、熱溶着の方式、エアバッグ布への補強体の接合形
態、エアバッグ布のベースプレートへの取付形態、熱溶
着部の数、形状、面積、開口の形状、数、面積、配置
(例えば平面視で円周上に千鳥状に配置する等)等につ
いては適宜採用できることは言うまでもない。
明の趣旨の範囲内で、補強体の形状(各補強体は必ずし
も同一形状および同一寸法でなくてもよい。)、枚数、
材質およびそれらの組合せ、表裏の布の形状(エアバッ
グが適用される部位に適応した形状が採用される。)、
材質、熱溶着の方式、エアバッグ布への補強体の接合形
態、エアバッグ布のベースプレートへの取付形態、熱溶
着部の数、形状、面積、開口の形状、数、面積、配置
(例えば平面視で円周上に千鳥状に配置する等)等につ
いては適宜採用できることは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に述べてきたように、本発明で
は以上のような構成により、織物等からなる各補強体と
これらに介在された溶着フィルムとの間の熱溶着による
接着に加えて、織物における熱溶着部に穿設された開口
を通じた溶着フィルム同士の同質材間での強力な熱溶着
による接着が可能となるので、エアバッグ本体布に加工
性に優れ比較的安価な織物を採用しながら、同材質間で
の熱溶着による強力な接着力が確保できる。また、イン
フレータ用開口の補強構造および裏布等の本体布が、ア
ンコーティング織物のみで構成されている場合、アンコ
ーティング織物はガスの通気度が大きいため、インフレ
ータからの高圧ガスが補強布を通過し、エアバッグ本体
布まで到達して、該本体布を溶解させる虞れがある。し
かし、本発明では、溶着フィルムの存在により、高温ガ
スの浸透を許容せず、エアバッグ本体布を損傷させるこ
とはない。
は以上のような構成により、織物等からなる各補強体と
これらに介在された溶着フィルムとの間の熱溶着による
接着に加えて、織物における熱溶着部に穿設された開口
を通じた溶着フィルム同士の同質材間での強力な熱溶着
による接着が可能となるので、エアバッグ本体布に加工
性に優れ比較的安価な織物を採用しながら、同材質間で
の熱溶着による強力な接着力が確保できる。また、イン
フレータ用開口の補強構造および裏布等の本体布が、ア
ンコーティング織物のみで構成されている場合、アンコ
ーティング織物はガスの通気度が大きいため、インフレ
ータからの高圧ガスが補強布を通過し、エアバッグ本体
布まで到達して、該本体布を溶解させる虞れがある。し
かし、本発明では、溶着フィルムの存在により、高温ガ
スの浸透を許容せず、エアバッグ本体布を損傷させるこ
とはない。
【0018】また、織物からなる表布と裏布との間の外
周接合部およびその上面にもウレタン等の溶着フィルム
を介在させるとともに、熱溶着部に位置するこれら表裏
布に多数の開口を穿設し、かつ、外周接合部における表
裏布の接合面間に位置する部分にエアバッグの中心側つ
まりエアバッグの膨張時に表裏のフィルムが分離して剥
離する側の所定範囲の一部に、高周波溶着絶縁層となる
中間層として絶縁層を挟持せしめて熱溶着すれば、外周
接合部が熱溶着されたエアバッグがインフレータからの
高圧ガスの導入によって作動膨張する際に、互いに分離
する表裏の布によって接合面が剥離しようとしても、接
合面における接着補強層としての溶着フィルムとの間の
強固な溶着によってこれを許容せず、しかも絶縁層の範
囲の溶着フィルムの内周縁は表裏の布側に開口を通じて
強固に溶着してその挙動を共にし、剥離方向が剪断方向
に変換された表布と溶着フィルムとの間および裏布と溶
着フィルムとの間の剪断方向の強力な耐力によって接着
補強層である接合材としての溶着フィルム間の剥離強度
も増大することになり、織物からなる表裏の布の接合で
あっても強力な熱溶着による接着が可能となる。また、
前記裏布におけるインフレータ用開口あるいは該インフ
レータ用開口およびベント用開口の周囲に積層配置され
た補強体における熱溶着部に位置して穿設された多数の
開口が、隣接する補強体同士および裏布間で互いに重な
り合わないように配置すれば、裏布あるいは補強体自体
で見ると比較的緻密な間隔にて開口を配置することがで
きて、溶着フィルムを介在させての補強体と裏布との強
力な接合が得られることになる。
周接合部およびその上面にもウレタン等の溶着フィルム
を介在させるとともに、熱溶着部に位置するこれら表裏
布に多数の開口を穿設し、かつ、外周接合部における表
裏布の接合面間に位置する部分にエアバッグの中心側つ
まりエアバッグの膨張時に表裏のフィルムが分離して剥
離する側の所定範囲の一部に、高周波溶着絶縁層となる
中間層として絶縁層を挟持せしめて熱溶着すれば、外周
接合部が熱溶着されたエアバッグがインフレータからの
高圧ガスの導入によって作動膨張する際に、互いに分離
する表裏の布によって接合面が剥離しようとしても、接
合面における接着補強層としての溶着フィルムとの間の
強固な溶着によってこれを許容せず、しかも絶縁層の範
囲の溶着フィルムの内周縁は表裏の布側に開口を通じて
強固に溶着してその挙動を共にし、剥離方向が剪断方向
に変換された表布と溶着フィルムとの間および裏布と溶
着フィルムとの間の剪断方向の強力な耐力によって接着
補強層である接合材としての溶着フィルム間の剥離強度
も増大することになり、織物からなる表裏の布の接合で
あっても強力な熱溶着による接着が可能となる。また、
前記裏布におけるインフレータ用開口あるいは該インフ
レータ用開口およびベント用開口の周囲に積層配置され
た補強体における熱溶着部に位置して穿設された多数の
開口が、隣接する補強体同士および裏布間で互いに重な
り合わないように配置すれば、裏布あるいは補強体自体
で見ると比較的緻密な間隔にて開口を配置することがで
きて、溶着フィルムを介在させての補強体と裏布との強
力な接合が得られることになる。
【図1】本発明のエアバッグ装置の第1実施の形態を示
し、インフレータ用開口の周縁に補強体が接合された全
体および要部の断面図である。
し、インフレータ用開口の周縁に補強体が接合された全
体および要部の断面図である。
【図2】図1のエアバッグにおける補強体の熱溶着後の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図3】本発明のエアバッグ装置の第2実施の形態を示
し、外周接合部における熱溶着前後の状態を示す要部断
面図である。
し、外周接合部における熱溶着前後の状態を示す要部断
面図である。
【図4】本発明のエアバッグ装置の第3実施の形態を示
し、アンコーティング織物の裏布とコーティング補強体
が採用されたものの要部断面図である。
し、アンコーティング織物の裏布とコーティング補強体
が採用されたものの要部断面図である。
【図5】本発明のエアバッグ装置の第4実施の形態を示
し、織物の裏布と補強体における開口の配置の要部断面
図である。
し、織物の裏布と補強体における開口の配置の要部断面
図である。
【図6】従来の補強体溶着方法によるエアバッグを一部
カットして示す全体斜視図と要部断面図である。
カットして示す全体斜視図と要部断面図である。
1 エアバッグ 2 表布 2H 開口 3 裏布 3H 開口 4 外周接合部 4U 溶着フィルム 5 インフレータ 6 インフレータ用開口 7 ベント用開口 8 補強体(インフレータ用開口) 8A〜8D 補強体積層体 8F 熱可塑性フィルム 8H 開口 8U 溶着フィルム 9 補強体(ベント用開口) 10 ベースプレート 11 リテーナ 12 取付ボルト 13 絶縁層 14 電極 B 熱溶着部
Claims (3)
- 【請求項1】 ほぼ中央に穿設されたインフレータ用開
口あるいは該インフレータ用開口および適宜位置に穿設
されたベント用開口の周囲を補強体にて熱溶着により接
合補強された織物からなる裏布の外周部と該裏布とほぼ
同形の織物からなる表布の外周部とを接合して袋状に形
成したエアバッグにおいて、少なくとも裏布の表裏に溶
着フィルムを介在させるとともに、少なくとも熱溶着部
に位置する裏布に多数の開口を穿設したことを特徴とす
るエアバッグ。 - 【請求項2】 前記織物からなる表布と裏布との間の外
周接合部およびその上面にも溶着フィルムを介在させる
とともに、熱溶着部に位置するこれら表裏布に多数の開
口を穿設したことを特徴とする請求項1に記載のエアバ
ッグ。 - 【請求項3】 前記裏布におけるインフレータ用開口あ
るいは該インフレータ用開口およびベント用開口の周囲
に積層配置された補強体における熱溶着部に位置して穿
設された多数の開口が、隣接する補強体同士および裏布
間で互いに重なり合わないように配置したことを特徴と
する請求項1または2に記載のエアバッグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7326689A JPH09164890A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | エアバッグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7326689A JPH09164890A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | エアバッグ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09164890A true JPH09164890A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18190567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7326689A Pending JPH09164890A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | エアバッグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09164890A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003510214A (ja) * | 1999-09-24 | 2003-03-18 | ミリケン・アンド・カンパニー | 縫製強化継目を含んでなる溶接エアバッグクッション |
| JP2009227164A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Toyoda Gosei Co Ltd | エアバッグ |
-
1995
- 1995-12-15 JP JP7326689A patent/JPH09164890A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003510214A (ja) * | 1999-09-24 | 2003-03-18 | ミリケン・アンド・カンパニー | 縫製強化継目を含んでなる溶接エアバッグクッション |
| JP2009227164A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Toyoda Gosei Co Ltd | エアバッグ |
| US7934750B2 (en) * | 2008-03-24 | 2011-05-03 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Airbag |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6220629B1 (en) | Cushion with increased seam strength and method of assembly | |
| JP3726518B2 (ja) | エアバッグ | |
| US4963412A (en) | Sheet material for vehicle safety air bags | |
| JP4084198B2 (ja) | 低透過性エアバッグ、及び該製造方法 | |
| JP3731266B2 (ja) | 側部用エアバッグの製造方法 | |
| JPH0872649A (ja) | エアバッグ | |
| GB2314051A (en) | Airbag joint construction | |
| JPH1059104A (ja) | エアバッグ | |
| JP2010105652A (ja) | エアバッグ | |
| WO1991018760A1 (en) | Air bag in air bag unit | |
| US7934750B2 (en) | Airbag | |
| JPH04356249A (ja) | 車輌用エアバック | |
| JPH09164890A (ja) | エアバッグ | |
| US6695346B1 (en) | Polygon-shaped air bag with lapping seam area | |
| JP3665941B2 (ja) | エアバッグ | |
| JPH0958387A (ja) | 車輌用エアバッグとその製造方法 | |
| JPH02162134A (ja) | エアバッグ装置におけるエアバッグ | |
| JPH09164893A (ja) | エアバッグおよびその製造方法 | |
| JP4972659B2 (ja) | 裁断、縫合し且つ積層した拡張可能な乗物の搭乗者保護装置の構造 | |
| JPH04356248A (ja) | 車輌用エアバック | |
| JPH09119066A (ja) | エアバッグ | |
| JPH0650267Y2 (ja) | エアバッグ装置における袋体の取付部構造 | |
| JPH09226498A (ja) | エアバッグ | |
| JP7846250B2 (ja) | 内圧保持性能を高めたエアバッグ及びその製法 | |
| JPH0958392A (ja) | エアバッグ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |