JPH09165110A - コンベヤベルト - Google Patents

コンベヤベルト

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JPH09165110A
JPH09165110A JP32898295A JP32898295A JPH09165110A JP H09165110 A JPH09165110 A JP H09165110A JP 32898295 A JP32898295 A JP 32898295A JP 32898295 A JP32898295 A JP 32898295A JP H09165110 A JPH09165110 A JP H09165110A
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JP
Japan
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layer
conveyor belt
thickness
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lower layer
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Pending
Application number
JP32898295A
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English (en)
Inventor
Yoshiko Takahashi
佳子 高橋
Hideo Kuroda
秀雄 黒田
Akimitsu Sato
昭光 佐藤
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーリングが発生せず、適度の柔軟性を備え
且つ走行中に伸びにくく、汚染しにくくて異物の発生し
にくい構造のコンベヤベルトを提供する。 【解決手段】 上層1と中間層3と下層2からなる三層
接着一体化構造のコンベヤベルトである。上層1と下層
2がともにポリエチレンテレフタレートまたはポリエチ
レンナフタレートの二軸延伸シートからなり、且つその
厚さがともに12〜100μmの間にある同一厚みであ
り、中間層3がポリエステル系またはポリアミド系熱可
塑性エラストマーシートである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンベヤベルトに関
し、特に食品や精密機器ならびに薬品等の搬送用コンベ
ヤベルトとして用いるのに適した、汚染や異物の発生し
にくいコンベヤベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】食品
や精密機器等の搬送用コンベヤベルトとしては、一般的
にポリエステル繊維等の織布(以下「帆布」という)の
片面もしくは両面にポリ塩化ビニル、ポリウレタン等の
熱可塑性樹脂を接着剤を介して積層したものが多く用い
られている。しかし、これらのコンベヤベルトは、帆布
に吸水性があるので、かびや雑菌等が繁殖しやすく、汚
れやすい。また、コンベヤベルトが蛇行してガイドに当
たると、ベルト端部が擦れることにより帆布がほつれ、
ほつれたものが異物として搬送物に混入するという問題
が発生する。
【0003】そこで、このような問題が発生しないよう
に、帆布のないポリエステル樹脂単層のコンベヤベルト
が提供されているが、この樹脂単層のベルトは走行方向
の張力により伸びやすい。この伸びを抑制するために高
強度の樹脂を用いると柔軟性が低下し、ベルトがプーリ
径に適応しなくなる。これに対して、ベルト厚さを薄く
すると強度が低くなり、ベルト寿命が低下するという問
題が発生する。
【0004】さらに、特開平2−286504号公報に
は、表面層と芯層と裏面層が共に熱可塑性樹脂からなる
一体となった3層構造とし、表面層と裏面層の弾性率を
芯層の弾性率より小さく設定したコンベヤベルトが開示
されているが、ベルトが走行方向の張力により伸び、ス
リップするので運搬効率が低いという欠点がある。この
問題を解決するために弾性率を高くすると、ベルトがプ
ーリ径に適応しなくなるという問題が発生する。また、
上記公報には、表面層と裏面層の弾性率を芯層の弾性率
より小さく設定するとともに裏面層の厚さを表面層より
薄くしたコンベヤベルトが開示されているが、表・裏面
の材質と厚さが異なると、いわゆるカーリング(湾曲)
が生じやすくなる。
【0005】このように、プーリに容易に巻きつくこと
ができる柔軟性を備え、且つ走行中は伸びにくいという
両特性を満足するコンベヤベルトは提供されていない。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、カーリングが発生せず、
適度の柔軟性を備え且つ走行中に伸びにくい構造のコン
ベヤベルトを提供することにある。また、本発明の目的
は、汚染しにくくて異物の発生しにくい構造のコンベヤ
ベルトを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の要旨は、上層と中間層と下層が接着一体化さ
れてなる三層構造のコンベヤベルトであって、上層と下
層が同一材質且つ同一厚みの二軸延伸シートであり、上
記材質がポリエチレンテレフタレートまたはポリエチレ
ンナフタレートであることを特徴とするコンベヤベルト
を第一の発明とし、上記第一の発明において、上層と下
層の厚さがともに12〜100μmの間にあるコンベヤ
ベルトを第二の発明とし、上記第一または第二の発明に
おいて、中間層がポリエステル系またはポリアミド系熱
可塑性エラストマーであるコンベヤベルトを第三の発明
とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明のコンベヤベルトの
断面を示し、1はポリエチレンテレフタレートまたはポ
リエチレンナフタレートの二軸延伸シートからなる上
層、2は上層1と同一材質且つ同一厚さの二軸延伸シー
トからなる下層である。3はポリエステル系またはポリ
アミド系熱可塑性エラストマーからなる中間層であり、
接着剤4を介して上層1、下層2と接着されている。
【0009】このように、本発明のコンベヤベルトは帆
布を使用しないため、糸のほつれや毛羽立ちが起こら
ず、汚染もしにくい。また、上層1および下層2が同一
の材質でしかも同一の厚みであるから、カーリングが生
じにくい。さらに、上層1および下層2をポリエチレン
テレフタレートまたはポリエチレンナフタレートからな
る二軸延伸したシートで構成することにより所定の強度
が付与されるので、走行中にベルトが伸びにくくなる。
また、二軸延伸したシートからなる上層1および下層2
の厚さが12μmより薄くなると、強度が不足するよう
になる(1%伸張モジュラスが、25mm幅当たり5kN
/m未満になる)。一方、上層1および下層2の厚さが
100μmより厚くなると、柔軟性が不足するようにな
る(曲げ剛性が100gf・cm2/cmより大きくなる)。そ
して、中間層3をポリエステル系またはポリアミド系熱
可塑性エラストマーシートで構成しているので、適度の
柔軟性が付与されるので、スムーズにプーリに巻掛する
ことが可能となる。
【0010】さらに、本発明は、上記上層1と中間層3
と下層2を接着一体化していることを特徴とする。二軸
延伸したシートと中間層との間の接着力が高く、プーリ
への巻掛回転による屈曲に耐える接着剤として、例え
ば、主剤と硬化剤を反応させるウレタン系液状接着剤が
好ましく用いられる。
【0011】
【実施例】本発明のコンベヤベルトの実施例を具体的な
数値を用いて説明するが、本発明は以下の実施例に限定
されるものではない。
【0012】〔実施例1〕上層1と下層2を二軸延伸し
た厚さ25μmのポリエチレンテレフタレート製シート
(帝人社製の『テトロンS−25』)とし、中間層3を
厚さ200μmのポリエステル系熱可塑性エラストマー
製シート(東洋紡績社製の『ペルプレンS−900
2』)とし、上層1と中間層3および下層2と中間層3
との間にウレタン系液状接着剤4を塗布介装し、温度1
50℃、加圧力20kg/cm2 の条件で熱圧着して3層接
着一体化構造のコンベヤベルトを得た。
【0013】〔実施例2〕上層1および下層2として、
二軸延伸した厚さが50μmのポリエチレンテレフタレ
ート製シート(帝人社製の『テトロンS−50』)を用
いた以外は、実施例1と同じ条件で3層接着一体化構造
のコンベヤベルトを得た。
【0014】〔実施例3〕上層1および下層2として、
二軸延伸した厚さが50μmのポリエチレンナフタレー
ト製シート(帝人社製の『テオネックス』)を用いた以
外は、実施例1と同じ条件で3層接着一体化構造のコン
ベヤベルトを得た。
【0015】〔実施例4〕上層1と下層2を二軸延伸し
た厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート製シート
(帝人社製の『テトロンS−50』)とし、中間層3を
厚さ250μmのポリアミド系熱可塑性エラストマー製
シート(アトケムジャパン社製の『ペバックス631
2』)とした以外は、実施例1と同じ条件で3層接着一
体化構造のコンベヤベルトを得た。
【0016】〔実施例5〕上層1および下層2として、
二軸延伸した厚さが100μmのポリエチレンテレフタ
レート製シート(帝人社製の『テトロンS−100』)
を用いた以外は、実施例1と同じ条件で3層接着一体化
構造のコンベヤベルトを得た。
【0017】〔実施例6〕上層1と下層2を二軸延伸し
た厚さ100μmのポリエチレンナフタレート製シート
(帝人社製の『テオネックス』)とし、中間層3を厚さ
250μmのポリアミド系熱可塑性エラストマー製シー
ト(アトケムジャパン社製の『ペバックス6312』)
とした以外は、実施例1と同じ条件で3層接着一体化構
造のコンベヤベルトを得た。
【0018】また、上記実施例1〜6のベルトと比較す
るためのコンベヤベルトを作製したので、次に説明す
る。
【0019】〔比較例1〕厚さ500μmのポリウレタ
ンシートの両面に接着剤を塗布して2枚の帆布(ポリエ
ステル織布)で挟持し、さらにその片面に厚さ100μ
mのポリウレタンシートを重ね合わせ、温度150℃、
加圧力5kg/cm2 の条件で熱圧着して4層構造のコンベ
ヤベルトを得た。
【0020】〔比較例2〕厚さ200μmのポリエステ
ル系熱可塑性エラストマー製シート(東洋紡績社製の
『ペルプレンS−9002』)と二軸延伸した厚さ50
μmのポリエチレンテレフタレート製シート(帝人社製
の『テトロンS−50』)を接着剤を介して重ね合わ
せ、実施例1と同じ加熱・加圧条件で2層構造のコンベ
ヤベルトを得た。
【0021】〔比較例3〕厚さ400μmのポリエステ
ル系熱可塑性エラストマー製シート(東洋紡績社製の
『ペルプレンS−2001』)の両面に接着剤を塗布し
て二軸延伸した厚さ175μmの2枚のポリエチレンテ
レフタレート製シート(帝人社製の『テトロンS−17
5』)で挟持し、実施例1と同じ加熱・加圧条件で3層
構造のコンベヤベルトを得た。
【0022】〔比較例4〕厚さ400μmのポリエステ
ル系熱可塑性エラストマー製シート(東洋紡績社製の
『ペルプレンS−2001』)の両面に接着剤を塗布し
て二軸延伸した厚さ188μmの2枚のポリエチレンテ
レフタレート製シート(帝人社製の『テトロンS−18
8』)で挟持し、実施例1と同じ加熱・加圧条件で3層
構造のコンベヤベルトを得た。
【0023】上記のようにして作製した各実施例および
比較例のコンベヤベルトについて、実施例のベルトの各
層の構成および特性評価結果を以下の表1に示し、比較
例のベルトの各層の構成および特性評価結果を以下の表
2に示す。なお、特性評価方法は、次に示すとおりであ
る。 糸ほつれ・毛羽立ち コンベヤベルト端部に金属板を当てた状態でベルトを3
00時間走行させた後のベルト端部の状態を目視で評価
した結果、「糸ほつれ・毛羽立ちが無かったもの」を
○、「糸ほつれ・毛羽立ちが有ったもの」を×として示
す。
【0024】 柔軟性(曲げ剛性) 長さ50mm×幅3mmの試験片を純曲げ試験機により曲率
1cm-1まで曲げ、得られた曲げ変形曲線の傾きを試験片
の幅で割った値(曲げ剛性)により、「曲げ剛性が10
0gf・cm2 /cm以下のもの」を○、「曲げ剛性が100
gf・cm2 /cm超のもの」を×として示す。
【0025】 強度(1%モジュラス) 長さ300mm×幅25mmの試験片を引張試験機により
50mm/min の速度で引張り、その試験片が1%伸張し
たときの荷重を1%モジュラスとした。「1%モジュラ
スが5kN/m以上のもの」を○、「「1%モジュラス
が5kN/m未満のもの」を×として示す。
【0026】 カーリング コンベヤベルト作製後、ベルト端部の反りの状態によ
り、「ベルト端部の反りが5mm以下のもの」を○、「ベ
ルト端部の反りが5mm超のもの」を×として示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】表1に明らかなように、実施例1〜6のコ
ンベヤベルトは、糸ほつれ・毛羽立ちがなく、適度の柔
軟性を有し、比較的強度が高く、カーリングは見られな
かった。これに比して、表2の比較例1〜4のコンベヤ
ベルトには以下に記載する欠陥が見られた。すなわち、
比較例1のコンベヤベルトは、帆布を有するので、糸ほ
つれ・毛羽立ちが見られた。また、比較例2のコンベヤ
ベルトは、表・裏の樹脂層の材質と厚さが異なるので、
カーリングが見られた。さらに、比較例3、4のコンベ
ヤベルトは、表・裏の樹脂層が厚すぎるので、柔軟性が
なかった。
【0030】
【発明の効果】本発明のコンベヤベルトは、以上説明し
たように構成されているので、以下の効果を奏する。 カーリングが発生せず、汚染しにくくて異物が発生
しにくい。 比較的強度が高いので走行中に伸びにくく、スリッ
プすることなく高効率で物品を搬送できる。
【0031】 適度の柔軟性を有するので、スムーズ
にプーリに巻回することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンベヤベルトの断面図である。
【符号の説明】
1…上層 2…下層 3…中間層 4…接着剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上層と中間層と下層が接着一体化されて
    なる三層構造のコンベヤベルトであって、上層と下層が
    同一材質且つ同一厚みの二軸延伸シートであり、上記材
    質がポリエチレンテレフタレートまたはポリエチレンナ
    フタレートであることを特徴とするコンベヤベルト。
  2. 【請求項2】 上層と下層の厚さがともに12〜100
    μmの間にある請求項1記載のコンベヤベルト。
  3. 【請求項3】 中間層がポリエステル系またはポリアミ
    ド系熱可塑性エラストマーである請求項1または2記載
    のコンベヤベルト。
JP32898295A 1995-12-18 1995-12-18 コンベヤベルト Pending JPH09165110A (ja)

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