JPH091656A - 外部冷却装置 - Google Patents

外部冷却装置

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JPH091656A
JPH091656A JP7178086A JP17808695A JPH091656A JP H091656 A JPH091656 A JP H091656A JP 7178086 A JP7178086 A JP 7178086A JP 17808695 A JP17808695 A JP 17808695A JP H091656 A JPH091656 A JP H091656A
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annular
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cooling
pressure chamber
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Placo Co Ltd
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    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/88Thermal treatment of the stream of extruded material, e.g. cooling
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶融張力の弱い材料で形成された樹脂バブル
であっても、冷却エアによる冷却時に波打ち状態となる
ことのない外部冷却装置を得る。 【構成】 成形ダイ3の吐出口3aを通って上方に押し
出されながら径方向外方に広がるチューブ状の樹脂バブ
ル50の形成を行うインフレーション成形装置におい
て、形成された樹脂バブル50の冷却を行うために外周
面側に冷却エアを流す外部冷却装置10を、内周面が吐
出口3aの外周側から上方に延びるとともに径方向外方
に広がる円錐テーパ状に形成されたエアリング11を成
形ダイ3の上方に配設し、このエアリング11の内周面
に、吐出口3aと同心に、樹脂バブル50を冷却するた
めの冷却用エアAの吹き出しを行うための環状エア吹出
口11aを形成するとともに、この環状エア吹出口11
aの上方に、底面の少なくとも一部がエアリング11の
内周面とほぼ平行な環状の圧力室21を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インフレーション成形
法により成形される樹脂バブルを外周面側から空冷する
外部冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インフレーション成形法は、溶融樹脂
を、環状吐出口が形成されたダイを通して押し出してチ
ューブ状の樹脂バブルとし、さらにこの樹脂バブルを内
側に吹き込んだエア(膨張用エア)によって膨張させ
て、所望の径および厚さを有するチューブ状フィルムを
成形する方法である。このようなインフレーション成形
法を行う成形装置では、膨張過程にある樹脂バブルを外
周面側から冷却する外部冷却装置がダイの上方に配設さ
れる。
【0003】外部冷却装置としては、例えば、実公平5
−13551号公報、特公平4−66172号公報およ
び、特開平6−872号公報に開示されているものがあ
る。これらの外部冷却装置においては、いずれも、樹脂
バブルを冷却するための冷却エアが吹き出される吹出口
がダイの押出通路の外側に位置するように形成されたエ
アリングを有している。このエアリングは、ダイの押出
通路よりも径方向外方に同心円状に広がるとともに外側
に向かうにつれて高さが高くなるように(いわゆる「擂
り鉢状」に)形成されている。
【0004】エアリングのさらに上方には、このエアリ
ングよりもさらに径方向外方に同心円状に広がるととも
に外側に向かうにつれて高さが高くなるように形成され
た、エアガイドもしくは複数の整流筒等が配設されてい
る。これにより、ダイから押し出された樹脂バブルは、
上記膨張用エアによって上に行くほど径方向外方に膨張
し、エアガイドや各整流筒の上端に沿って移動する。
【0005】吹出し口から吹き出された冷却エアは、樹
脂バブルの外周面に沿って、すなわち、エアリングの内
周面や各整流筒の上端等と樹脂バブルとの間の隙間を流
れて冷却装置の外側に排出される。この間に、冷却エア
は樹脂バブルから熱を奪ってこれを冷却する。さらに、
樹脂バブルとエアリングの内周面や各整流筒の上端等と
が近接する部分を流れるときに冷却エアの流速が速くな
るため、この部分にベンチュリ効果による樹脂バブルの
引き付け力が発生する。これにより、樹脂バブルは、径
方向複数箇所にてエアリングや各整流筒の上端の方に引
き付けられて安定良く支持される。
【0006】ここで、冷却用エアの流速が遅いと樹脂バ
ブルの十分な冷却を行うことができないとともに、十分
な引き付けを行うこともできない。逆に、冷却用エアの
流速が速すぎると樹脂バブルが波打ち状態となり、バブ
ルの厚みに変動を生じた製品となってしまう。このた
め、上記の各エアリングにおいては、特に、冷却用エア
の流速が速くなることによって波打ち状態となり易い成
形ダイから吐出された直後の樹脂バブルの冷却を行うた
め、図5にその一例を示すように、ダイ3の上方に配設
されるエアリング61に形成された環状エア吹出口61
aの上方に、圧力室(エアチャンバー)62を形成し、
この部分で冷却用エアAの流速を落とすこととしてい
る。
【0007】上記のように、底面62bと壁面61cと
がほぼ直角となるような形状で圧力室62を形成した場
合、冷却用エアAがこの圧力室62内に流入すると、矢
印で示すように冷却用エアAの流れに乱れを生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、インフレーシ
ョンフィルムの生産性の向上を図るために樹脂バブル5
0の成形速度(ダイからの材料の単位時間当りの押し出
し量)を速く(押出量を多く)した場合、樹脂バブル5
0を冷却するための風量も多く必要となる。このため、
環状エア吹出口61aからの冷却用エアAの吹き出し流
速を速くする必要があるが、吹き出し流速を速くすると
圧力室62内で流速が落ちても圧力室62内でのエアの
流れの乱れが大きくなるため、形成された樹脂バブル5
0が波打ち状態となりやすいという問題がある。さら
に、樹脂バブル50を形成する材料が溶融張力の弱い樹
脂材料(例えば「直鎖状低密度ポリエチレン樹脂」等)
である場合、より波打ち状態となりやすいという問題が
ある。
【0009】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、樹脂バブルを形成する材料が溶融張力の
弱い樹脂材料であってもインフレーション成形法による
チューブ状フィルムの生産性の向上を図ることのできる
外部冷却装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するために、本発明では、成形ダイの環状吐出口を
通って上方に押し出されながら径方向外方に広がるチュ
ーブ状の樹脂バブルの形成を行うインフレーション形成
装置において、形成された樹脂バブルの冷却を行うため
に外周面側に冷却エアを流す外部冷却装置を、内周面が
環状吐出口の外周側から上方に延びるとともに径方向外
方に広がる円錐テーパ状に形成されたエアリングを成形
ダイの上方に環状吐出口と同心に配設することによって
構成している。エアリングの内周面には、環状吐出口と
同心に、樹脂バブルを冷却するための冷却用エアの吹き
出しを行う環状エア吹出口を形成するとともに、この環
状エア吹出口の上方に、底面の少なくとも一部がエアリ
ングの内周面とほぼ平行な環状の圧力室を形成してい
る。
【0011】このような外部冷却装置によれば、環状エ
ア吹出口から吹き出される冷却用エアは、エアリングの
内周面と形成された樹脂バブルとの間を上方に向かって
流れ、樹脂バブルの冷却を行うとともにエアリングの内
周面方向への引き付けを行う。このとき、吹き出された
冷却用エアは、圧力室内に流れ込むことにより流速が遅
くなる。さらに、圧力室内に流れ込んだ冷却用エアが、
圧力室から出てさらに上方に流れる(圧力室を通過す
る)に際し、傾斜しているエアリングの内周面とほぼ平
行に形成された底面に沿って流れるためこの部分での冷
却エアの流れの乱れを少なく抑えることができ、樹脂バ
ブルの波打ちを生じることがない。
【0012】また、圧力室の形状を円弧状断面形状に形
成したエアリングを設けて外部冷却装置を構成してもよ
い。このような形状の圧力室を形成した外部冷却装置に
おいても、圧力室を通過する冷却用エアの流れの乱れを
少なく抑えることができる。
【0013】さらに、エアリングにおいて環状エア吹出
口を上下に少なくとも二段形成し、少なくともこれら環
状エア吹出口の間のいずれかに、底面の少なくとも一部
がエアリングの内周面とほぼ平行か、もしくは断面形状
が円弧状な環状の圧力室を階段状に並べて複数形成して
もよい。
【0014】このように構成された外部冷却装置によれ
ば、下方に位置する環状エア吹出口の上方に圧力室が形
成されるため、バブルを波打ち状態とさせやすい下方の
環状エア吹出口からの冷却用エアの流速を速くせずに冷
却に必要な風量を確保することができるとともに、下方
の環状エア吹出口の上方の冷却用エアの流れの乱れを少
なくすることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。図4には、本発明に係る外部
冷却装置を備えたインフレーション成形装置を示してい
る。このインフレーション成形装置は、インフレーショ
ン成形されるための樹脂材料(直鎖状低密度ポリエチレ
ン樹脂等)が投入されるホッパ1と、このホッパ1に繋
がり樹脂材料を溶融混練して押し出すスクリュー2aを
備えた押出機2と、押出機2から溶融樹脂の供給を受け
るスパイラルダイ3とを有して構成される。スパイラル
ダイ3には、リング状の押出リップ(環状吐出口)3a
(図1参照)が形成されており、この押出リップ3aを
通じて溶融樹脂がチューブ状樹脂バブル50として押し
出される。
【0016】樹脂バブル50の内側にはスパイラルダイ
3の内部に形成された通路(図示せず)を通じてエアが
吹き込まれ、これにより樹脂バブル50は径方向に膨張
変形する。また、ダイ3の上部には、本発明に係る外部
冷却装置10が取り付けられている。なお、この外部冷
却装置10は、下段エアリング11をはじめ、上段エア
リング12および第一,第二,第三,第四整流筒15,
16,17,18によって構成され、上述のように膨張
する樹脂バブル50を外側から空冷する。
【0017】ここで、下段エアリング11について、図
1および図2を用いて詳しく説明する。下段エアリング
11は、ダイ3の上面に取り付けられ、ダイ3の押出リ
ップ3aの外側近傍(下段エアリング11の内周面の下
方)においてリング状に連続し、上方に向かって開口す
るエアリップ(環状エア吹出口)11aを有している。
【0018】そして、この下段エアリング11に取り付
けられた接続口13には、送風機(図示せず)が繋が
れ、この送風機から冷却エアAが供給されることにより
下段エアリング11の内部に形成された流路11mを通
じてエアリップ11aから上方に向かって吹き出る。な
お、流路11m内には、複数の整流板11j,11k,
11ιが配設されており、エアリップ11aから吹き出
される冷却エアAの整流を行う。
【0019】下段エアリング11の内周面は、エアリッ
プ11aから上方に延びるとともに径方向外方に広がる
円錐テーパ状に形成されており、この内周面には底面の
少なくとも一部が下段エアリング11の内周面とほぼ平
行な環状の圧力室21が形成されている。この圧力室2
1は、エアリップ11aのすぐ上に形成された下段圧力
室21aと、この下段圧力室21aの上方に形成された
中段圧力室21bと、この中段圧力室21bのさらに上
方に形成された上段圧力室21cとから構成されてい
る。
【0020】下段圧力室21aは、底面11eと壁面1
1fに囲まれて形成されている。ここで、底面11eは
径方向外方に水平に延びた後、上方に向かって傾斜し、
垂直に上方に延びて形成された壁面11fに繋がってい
る。この底面11eの傾斜角は、エアリップ11aの上
端部および底面11eの内側端部の稜線11bと、下段
圧力室21aの壁面11fの上端部および中段圧力室2
1bの底面11gの内側端部の稜線11cとを繋ぐ線R
1の角度、すなわち、下段エアリング11の内周面の角
度とほぼ平行となる角度で形成されている。
【0021】また、中段圧力室21bの底面11gの傾
斜角度も、稜線11cと稜線11dとを繋ぐ線R2の角
度とほぼ平行に形成され、さらに上段圧力室21cの底
面11iも同様の傾斜角度で形成されている。なお、こ
のように形成された下段エアリング11においては、内
周面に三段の圧力室21a,21b,21cが形成され
ているため、内周面として存在する部分は各稜線部11
b,11c,11dとなる。
【0022】下段エアリング11の上部には、上段エア
リング12が配設されている。上段エアリング12にお
いても内部に流路12eが形成されており、この流路1
2eも一端が上方に向かって開口するエアリップ12a
に繋がるとともに、他端が接続口14に繋がれている。
この接続口14には、下段エアリング11の接続口13
に繋がれる送風機とは異なる送風機(これも図示せず)
が繋がれ、この送風機からエアAが供給されてエアリッ
プ12aから上方に向かって吹き出る。
【0023】エアリップ12aの上方には、径方向外方
に水平に延びた底面12bが形成され、この底面12b
の内側には内側壁面12cが垂直に上方に延びて形成さ
れるとともに、底面12bの外側には外側壁面12dが
垂直に上方に延びて形成されている。
【0024】底面12b上には、第一整流筒15が外側
壁面12dに沿って配設されている。この第一整流筒1
5の上端面15aは、下段エアリング11における各稜
線部11b,11c,11dと直線もしくは方物線を描
いて繋がるように、内側に傾斜して(いわゆる「面取り
加工」されて)形成されている。
【0025】このように構成された上段エアリング12
においても、底面12b、内側壁面12c、および第一
整流筒15で囲まれた第二圧力室22が形成される。な
お、この第二圧力室22においては、第一圧力室13の
構成と異なり、底面12bに傾斜は形成されていない。
【0026】上段エアリング12の上部には、径方向外
方に水平に延びてリング状に形成された整流筒支持板1
9が取り付けられており、この整流筒支持板19の上面
における径方向の中間部近傍には、第一整流筒15より
も大きい径で形成された第二整流筒16が上方に延びて
配設されている。また、この整流筒支持板19の外周端
部には、第二整流筒16よりもさらに大きな径で形成さ
れた第三整流筒17が上方に延びて配設されている。第
三整流筒17の上端面17aには、底面18bを有して
断面がL字状に形成された第四整流筒18が配設されて
いる。
【0027】第二整流筒16および第四整流筒18の上
端面16aおよび18aも、第一整流筒15の上端面1
5aと同様に傾斜して形成されている。また、第二整流
筒16および第三整流筒17の下方には、外気給排孔1
6bおよび17bが複数個づつ形成されている。
【0028】このように構成された整流筒15〜18に
おいては、第一整流筒15と第二整流筒16との間に第
三圧力室23が形成され、第二整流筒16と第三整流筒
17との間に第四圧力室24が形成されるとともに、第
四整流筒18で囲まれた空間に第5圧力室25が形成さ
れる。
【0029】以上のように構成された外部冷却装置10
においては、ダイ3から押し出されて膨張過程にある樹
脂バブル50が上方に向かって移動する。このとき、樹
脂バブル50の外周面は、各稜線11b,11c,11
dおよび各整流筒15,16,18の上端面15a,1
6a,18aに近接して移動する。下段エアリップ11
aおよび上段エアリップ12aから吹き出した冷却エア
Aは、バブル50の外周面に沿って上方に流れながらバ
ブル50から熱を奪ってこれを冷却する。
【0030】ここで、冷却エアAが各稜線11b,11
c,11dおよび各上端面15a,16a,18aとの
間の隙間を通過する際には、冷却エアAの流速が速くな
るため、いわゆるベンチュリ効果によって樹脂バブル5
0が上下エアリング11,12および各整流筒の上端面
15a,16a,18aに引き付けられる。これによ
り、樹脂バブル50は、上下エアリング11,12およ
び各整流筒15,16,18が位置する径方向複数箇所
(図1中にBで示した箇所)において安定良く支持され
ることになる。なお、冷却エアAは、第四整流筒18の
上端面18aと樹脂バブル50との間の隙間を通って、
外部冷却装置10の外側に排出される。
【0031】ダイ3から押し出された直後の樹脂バブル
50は、十分な冷却が行われていないため、下段エアリ
ップ11aから吹き出された冷却用エアAによって形状
が不安定になって波打ち状態となり易く、冷却用エアA
の流れが速過ぎたり乱れていたりすると特に波打ち状態
となり易い。このため、本外部冷却装置10において
は、前記のように下段エアリップ11aの上方に形成さ
れる圧力室21における底面の形状を斜面とすることに
より、冷却用エアAの流速を落とすとともに流れの乱れ
を抑えるようにしている。
【0032】すなわち、下段エアリップ11aから吹き
出された冷却用エアAは、まず第一圧力室21における
下段圧力室21aに流入する。ここで、下段圧力室21
a内に流入した冷却用エアAは、矢印で示すように底面
11eの傾斜に沿って稜線11cに向かって上方に流れ
る。これにより、下段圧力室21a内に流入した冷却エ
アAは、流速が低下し、且つ、下段圧力室21a内にお
いて流れが大きく乱れることがないため、樹脂バブル5
0が波打ち状態となることを防止する。
【0033】下段圧力室21aを通って流れ出た冷却エ
アAは、稜線11cにおいて再度流速が速くなり、樹脂
バブル50の引き付けを行う。そして、稜線11cを通
過した冷却エアAは、中段圧力室21b内に流入するこ
とにより再度流速を落とした後、稜線11dを通過して
上段圧力室21c内に流入する。このように、各圧力室
21a〜21c内においてエアの流れを乱すことなく流
速を低下させるとともに、各稜線11b〜11dにおい
て流速を速くすることにより、ダイ3から押し出された
直後の樹脂バブル50を、波打ち状態とすることなく下
段エアリング11の内周面に引き付けることができる。
【0034】そして、上段圧力室21cから上方に流れ
た冷却エアAは、上段エアリップ12aから吹き出され
た冷却エアAとともに第二圧力室22に流入する。この
第二圧力室22の底面12bは、前記のように傾斜は設
けられていない。このため、第一圧力室21における冷
却エアAの流れに比べて乱れが大きくなるが、第二圧力
室22上を移動する樹脂バブル50は、下段エアリップ
11aから吹き出される冷却エアによってある程度冷却
されているため、波打ち状態となることがない。
【0035】なお、詳細を後述するように、材料の特性
等に応じて、この第二圧力室22においても底面12b
の少なくとも一部を斜めに形成してもよいことはむろん
である。
【0036】上下のエアリップ11a,12aから吹き
出された冷却エアAは、樹脂バブル50の外周面沿いに
流れ、各整流筒15,16,18の上端面15a,16
a,18aと樹脂バブル50との間を通る際に流速が速
くなる。この流速の増大により、第三圧力室23〜第五
圧力室25内が減圧状態となり、外気給排孔16aおよ
び17aから外気が吸引される。吸引された外気の一部
は、樹脂バブル50の外周面沿いに流れる冷却エアAと
ともに上方に流れ、樹脂バブル50を効率よく冷却する
とともに、波打ち状態とすることなく安定した状態で支
持することができる。
【0037】次に、図3を参照しながら他方の本発明に
係る外部冷却装置30について説明する。この外部冷却
装置30は、下段エアリング31の構成が異なるのみ
で、他の構成は前記の外部冷却装置10と同一の構成で
ある。このため、下段エアリング31以外の構成部分に
ついては、同一符号を付して説明を省略する。
【0038】下段エアリング31にも、接続口13が取
り付けられており、流路31m内には、複数の整流板3
1j,31k,31ιが配設されている。そして、エア
リップ31aから吹き出された冷却エアAは、第一圧力
室41内に流入する。この第一圧力室41も、上中下段
の圧力室41a,41b,41cからなり、底面31
e,31g,31iは、断面形状が円弧状となるように
形成されている。そして、下段および中段の圧力室41
a,41bにおいては、この底面31e,31fは壁面
31f,31hに繋がっている。
【0039】このように第一圧力室41が形成された下
段エアリング31においては、下段エアリップ31aか
ら吹き出される冷却エアAは、第一圧力室41において
流速が落とされ、且つ、円弧状に形成された底面31
e,31g,31iに沿って上方に流れるため、流れが
大きく乱れるこがない。これにより、前記の下段エアリ
ング11と同様に、形成された樹脂バブル50が波打ち
状態とならずに冷却を行うことができるとともに、下段
エアリング31の内周面への引き付けを行うことができ
【0040】上記のように構成された下段エアリング1
1もしくは31を有した外部冷却装置10もしくは30
を用いてインフレーション成形を行う場合、ダイ3から
押し出された直後の状態が不安定な(波打ち状態となり
易い)樹脂バブル50は、下段エアリップ11aのみか
ら吹き出される冷却エアAによって冷却されるが、この
冷却エアAは、第一圧力室21,41において流れが乱
されることなく、かつ、適度な引っ張り力を生じさせる
ため、樹脂バブル50が波打ち状態となることもなく、
インフレーションフィルムを成形することができる。
【0041】そして、第一圧力室21,41上を通過し
て冷却されることにより若干状態が安定した樹脂バブル
50は、上段エアリップ12aから吹き出される冷却用
エアAによって波打ち状態となることもなく、大量の冷
却エアAによってより効率よく冷却を行うことができる
とともに、より大きな引っ張り力で各上端面15a,1
6a,18aに引っ張られる。このため、樹脂バブル5
0を形成する材料が溶融張力の弱い直鎖状低密度ポリエ
チレン樹脂等の材料であって単位時間当りのダイからの
材料の押し出し量を多くした場合であっても、樹脂バブ
ル50が波打ち状態となることなく、かつ、冷却を行う
に十分な冷却エアAの供給を行うことができる。
【0042】なお、上記の各実施例においては、第一圧
力室21,41に底面が内周面とほぼ平行となるように
傾斜したり断面形状を円弧状に形成した圧力室を、上中
下段の三段に階段状に形成した場合について説明した
が、本発明はこれに限られるものではなく、形成する樹
脂バブルの材料の特性や押出量に応じて、四段以上の階
段状や二段の階段状としてもよい。また、階段状に分け
ずに、第一圧力室21,41が一つの傾斜した底面もし
くは円弧状の底面を有するように構成してもよい。
【0043】さらに、上記の各実施例においては、下段
エアリップ11aおよび上段エアリップ12aを有した
外部冷却装置10,30において、両エアリップ11
a,12aの間(下段エアリップ11aの上方)に、第
一圧力室21,41を設けた場合について説明したが、
本発明はこれに限られるものではない。
【0044】例えば、下段エアリップ11aから吹き出
す冷却エアのみで十分な樹脂バブルの冷却を行うことが
できる材料を用いた場合や、吐出量に設定した場合に
は、上段エアリップ12aは必ずしも設ける必要はな
い。逆に、上段エアリップ12aから吹き出す冷却エア
によっても波打ち状態となり易い材料等を用いた場合等
においては、第一圧力室21,41と同様に形成した環
状の圧力室を上段エアリップ12aの上方にも設けるよ
うにしてもよい。
【0045】なお、外部冷却装置として、上下方向に三
段以上のエアリップを設けた構成としてもよく、この場
合には、少なくともいずれかのエアリップの上方に第一
圧力室21,41と同様に形成した環状の圧力室を設け
るようにすればよい。
【0046】また、上記の各実施例においては、下段エ
アリング11および上段エアリング12にそれぞれ異な
る送風機から冷却用エアを供給することとしているが、
一台の送風機から二系統の配管で各エアリング11,1
2に冷却用エアを供給するようにしたり、流路11m,
12mの一部を連通させて一台の送風機から各エアリン
グ11,12に冷却用エアを供給するようにしてもよ
い。
【0047】さらに、上記の各実施例においては、上段
エアリング12の上部に複数の整流筒15〜18を設け
た構成としているが、本発明は、このような整流筒を有
する外部冷却装置に限られるものではなく、成形される
製品の幅が狭い場合等、形成する樹脂バブルの径が小さ
い場合には、整流筒は必ずしも設ける必要はない。
【0048】また、形成する樹脂バブルの材料の特性に
応じ、整流筒に代えて、下段エアリング11の内周面か
らその内周面が連続して上方に延びるとともに径方向外
方に広がる円錐テーパ状に形成されたエアガイド(実公
平5−13551号公報および、特公平4−66712
号公報に記載されている外部冷却装置に用いられている
テーパ状のエアガイドと同様に形成されたエアガイドで
あって、図6に示すエアガイド63と同様に形成された
もの)としてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の外部冷却
装置では、樹脂バブルを冷却するための冷却用エアの吹
き出しを行うための環状エア吹出口の上方に、底面の少
なくとも一部をエアリングの内周面とほぼ平行にした
り、円弧状断面形状にした環状の圧力室を形成してい
る。このため、樹脂バブルの冷却が十分に行われていな
い部分での冷却用エアの流れの乱れを抑えて流速を落と
すことができ、かつ、冷却に必要な風量を確保すること
ができるため、樹脂バブルを形成する材料が溶融張力の
弱い樹脂材料であっても、環状エア吹出口の上方におい
て樹脂バブルが波打ち状態とならないため、ダイからの
材料の単位時間当りの押し出し量を多くすることがで
き、インフレーションフィルムの生産性の向上を図るこ
とができる。
【0050】さらに、エアリングにおいて環状エア吹出
口を上下に少なくとも二段形成し、少なくともこれら環
状エア吹出口の間のいずれかに、底面の少なくとも一部
がエアリングの内周面とほぼ平行な環状の圧力室もしく
は円弧状断面形状を有する圧力室を形成してもよく、こ
のように構成した外部冷却装置によれば、冷却用エアの
流速を速くせずに冷却に必要な風量を確保することがで
き、下方に位置する環状エア吹出口の上方に圧力室が形
成されるため、バブルを波打ち状態とさせやすい下方の
環状エア吹出口の上方の冷却用エアの流れの乱れを少な
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外部冷却装置の側面断面図であ
る。
【図2】上記外部冷却装置における下段エアリング部の
側面断面図である。
【図3】上記外部冷却装置における異なる構成の下段エ
アリング部の側面断面図である。
【図4】上記外部冷却装置を用いたインフレーション成
形装置の構成図である。
【図5】従来の外部冷却装置の概略図である。
【符号の説明】
3 スパイラルダイ 10,30 外部冷却装置 11,31 下段エアリング 11a,31a エアリップ(環状エア吹出し口) 12 上段エアリング 15〜18 整流筒 50 樹脂バブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インフレーション成形装置において、成
    形ダイの環状吐出口を通って上方に押し出されながら径
    方向外方に広がるチューブ状の樹脂バブルの外周面側に
    冷却エアを流して樹脂バブルを冷却する外部冷却装置で
    あって、 前記成形ダイの上方に前記環状吐出口と同心に配設さ
    れ、内周面が前記環状吐出口の外周側から上方に延びる
    とともに径方向外方に広がる円錐テーパ状に形成された
    エアリングを有し、 このエアリングの内周面に、樹脂バブルを冷却する冷却
    用エアの吹き出しを行うための環状エア吹出口が前記環
    状吐出口と同心に形成されるとともに、底面の少なくと
    も一部が前記エアリングの内周面とほぼ平行な環状の圧
    力室が前記環状エア吹出口の上方に形成されていること
    を特徴とする外部冷却装置。
  2. 【請求項2】 インフレーション成形装置において、成
    形ダイの環状吐出口を通って上方に押し出されながら径
    方向外方に広がるチューブ状の樹脂バブルの外周面側に
    冷却エアを流して樹脂バブルを冷却する外部冷却装置で
    あって、 前記成形ダイの上方に前記環状吐出口と同心に配設さ
    れ、内周面が前記環状吐出口の外周側から上方に延びる
    とともに径方向外方に広がる円錐テーパ状に形成された
    エアリングを有し、 このエアリングの内周面に、樹脂バブルを冷却する冷却
    用エアの吹き出しを行うための環状エア吹出口が前記環
    状吐出口と同心に形成されるとともに、円弧状断面形状
    を有する環状の圧力室が前記環状エア吹出口の上方に形
    成されていることを特徴とする外部冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記環状エア吹出口が上下少なくとも二
    段に形成され、 複数の前記圧力室が、少なくともいずれかの各環状エア
    吹出口の間に階段状に並んで形成されていることを特徴
    とする請求項1もしくは請求項2に記載の外部冷却装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005097469A1 (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Akira Shimizu インフレーションフィルム製造装置
CN113119439A (zh) * 2021-04-08 2021-07-16 贵州科泰天兴农业科技有限公司 一种地膜膜径精准控制系统及控制方法

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