JPH09167046A - 超音波スタイラスペン - Google Patents

超音波スタイラスペン

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Publication number
JPH09167046A
JPH09167046A JP32891095A JP32891095A JPH09167046A JP H09167046 A JPH09167046 A JP H09167046A JP 32891095 A JP32891095 A JP 32891095A JP 32891095 A JP32891095 A JP 32891095A JP H09167046 A JPH09167046 A JP H09167046A
Authority
JP
Japan
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stylus pen
ultrasonic wave
ultrasonic
pen
stylus
Prior art date
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Application number
JP32891095A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Tsushimi
圭一 都志見
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH09167046A publication Critical patent/JPH09167046A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタイラスペンの傾き、回転によらずに高精
度で位置入力ができるようにした超音波スタイラスペン
を提供する。 【解決手段】 スタイラスペン(1)の軸体内に超音波
を発生する圧電素子(4)を内蔵するとともに、該スタ
イラスペンの軸体の先端部(1a)に圧電素子から出力
された超音波を反射させる略円錐型の超音波反射部
(5)および該超音波反射部で反射された超音波を外部
に送出する超音波通過窓(6)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は手書き入力機能を
有するコンピュータシステム等において位置入力を行う
ために用いられる超音波スタイラスペンに関し、特にス
タイラスペンの先端部から超音波を周囲に送出できるよ
うに構成して、スタイラスペンの傾き、回転によらずに
高精度で位置入力ができるようにした超音波スタイラス
ペンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、手書き入力機能を有するコンピュ
ータシステム等における入力装置としては、 1)赤外線方式によるもの 2)感圧方式によるもの 3)静電容量方式によるもの 4)電磁方式によるもの 5)超音波方式によるもの 等が知られている。
【0003】ここで、1)の赤外線方式によるものとし
ては、赤外線線を発光するライトペンによるスポット位
置を半導体位置検出素子を用いて検出するもの、入力面
に複数の赤外線発光素子および受光素子を配設して、赤
外線発光素子から発光された赤外線が指、入力ペン等に
より遮られた位置を受光素子の出力から判別することに
より指示位置を検出するもの等が知られている。
【0004】また、2)の感圧方式によるものとして
は、複数のX軸電極が配設された電極シートと複数のY
軸電極が配設された支持体とをドットスペーサを介在さ
せて重ね合わせた感圧パネルを用いたもの、平行する2
枚のプレートを3次元スプリングを介して重ね合わせ、
指、入力ペン等により触れた位置の電流の変化を検出す
ることにより指示位置を検出するもの等が知られてい
る。
【0005】また、3)の静電容量方式によるものとし
ては、2枚のガラス上に蒸着形成された導電性の膜をそ
れぞれX軸、Y軸電極パターンとしてこの2枚のガラス
を電極パターン形成面を向かい合わせて張り合わせた静
電容量結合方式パネルを用いたもの等が知られている。
【0006】更に、4)の電磁方式によるものとして
は、入力面に複数のセンサアンテナコイルを配設すると
ともに、入力ペンにはコイルとコンデンサからなる共振
回路を内蔵させ、まず上記複数のセンサアンテナコイル
に交流電流を流すことにより電磁誘導を利用して上記入
力ペンの共振回路に電流を流し、次に上記複数のセンサ
アンテナコイルに流した交流電流をを切り、この状態で
上記上記入力ペンの共振回路に流れる電流により発生す
る磁界を上記複数のセンサアンテナコイルで検出するこ
とにより入力ペンの指示位置を検出するもの等が知られ
ている。
【0007】また、5)の超音波方式によるものとして
は、 a)ガラス基板上に超音波表面弾性波を発生する超音波
振動素子および超音波受信素子を配設し、指等の弾性波
吸収体の存在を上記超音波受信素子の受信信号の変化か
ら検出する超音波表面弾性波方式によるもの b)特開昭64−10319号に開示されているよう
に、スクリーンパネルの表面に少なくとも2つの超音波
送受信機のセットを実装し、上記各セットの超音波送受
信機から送出された超音波が上記スクリーンパネルで所
望の位置を指示しているスタイラスペンで反射され該セ
ットの超音波送受信機で受信されるまでの時間から上記
スタイラスペンで指示されている上記スクリーンパネル
上の位置を演算算出するようにしたもの c)実開昭64−7340号に開示されているように、
同一平面上の既知な3点以上の点にマイクロホンを配設
するとともに、上記平面上の任意の座標位置に置くこと
のできる発音体を設け、上記マイクロホンの中の2つの
マイクロホンに発生する電圧の時間差から上記発音体を
含む双曲線の位置を決定し、この双曲線の2本以上の交
点から上記発音体の座標位置を決定するようにしたもの
等が知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の1)〜4)の入力装置はいずれも構造が複雑であり、
製造コストが高価になるという問題がある。また、任意
サイズ、種類の入力面(ディスプレイ)への適用が困難
である。
【0009】また、5)のa)のものは、その製造が難
しく、製造コストが高価になるという問題があり、1)
〜4)と同様に任意サイズ、種類の入力面(ディスプレ
イ)への適用が困難であるという問題がある。
【0010】更に、5)のb)のものは、操作者の手な
どとスタイラスペンとの区別が不可能であり、それに起
因して誤動作を引き起こす可能性が高いという問題があ
る。そこで、5)のc)に示すように、スタイラスペン
としてに超音波を送出する超音波スタイラスペンを用い
た構成が注目されている。
【0011】しかし、スタイラスペンから超音波を送出
するためには、スタイラスペンに超音波を送出ための構
成を設けなければならないが、例えば、図11に示すよ
うに、スタイラスペン10の軸体の途中に超音波を発生
する圧電振動素子11を取り付けると、このスタイラス
ペン10により位置入力を行うX軸、Y軸で規定される
入力面に対するこのスタイラスペン10の傾き、回転位
置等により、この入力面上でのスタイラスペン10の先
端による指示位置と圧電振動素子11の位置とがずれ、
これによりこのスタイラスペンによる正確な位置入力が
できないという問題がある。
【0012】例えば、図12に示すように、スタイラス
ペン10の先端により入力面上のX軸とY軸の交点位置
Pを指示した場合を考え、ここで、このスタイラスペン
10がA方向またはB方向に傾いたとすると、この傾き
に応じて圧電振動素子11の入力面上における位置はス
タイラスペン10の先端による指示位置Pからずれるこ
とになる。
【0013】ここで、このスタイラスペン10に取り付
けられた圧電振動素子11の入力面上における位置を、
このスタイラスペン10による入力位置として算出入力
したのでは、ユーザが実際に入力した位置と異なる位置
が入力されることになり、特に細かい図形を入力するよ
うな場合には正確な位置入力ができないという問題があ
る。
【0014】同様に、図13に示すように、スタイラス
ペン10の先端により入力面上のX軸とY軸の交点位置
Pを指示した状態で、例えばスタイラスペン10をC方
法に回転したとすると、この回転位置に応じて圧電振動
素子11の入力面上における位置はスタイラスペン10
の先端による指示位置Pからずれることになり、ユーザ
の意図した正確な位置入力ができないという問題が生じ
る。
【0015】そこで、この発明は、スタイラスペンの傾
き、回転によらずに高精度で位置入力ができるようにし
た超音波スタイラスペンを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、この発明は、スタイラスペン(1)の軸体内に超
音波発信手段(4)を内蔵するとともに、該スタイラス
ペンの軸体の先端部(1a)に前記超音波発信手段から
出力された超音波を反射させる略円錐型の反射部(5)
および該反射部で反射された超音波を外部に送出する超
音波通過窓(6)を設けたことを特徴とする。
【0017】ここで、上記反射部(5)は、好ましくは
その形状が略円錐型からなる。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明の超音波スタイラスペン
は、スタイラスペンの軸体内に内蔵された超音波発信手
段により超音波を発生する。ここで、この超音波発信手
段は超音波を発生する超音波発生素子として、例えば圧
電素子を有するとともに、この超音波発生素子を駆動制
御するために制御回路を有する。
【0019】また、この超音波スタイラスペンは、例え
ば、コードレスとして使用できるようにその駆動電源で
ある電池を内蔵する。
【0020】超音波発信手段から発生された超音波はス
タイラスペンの軸体内をスタイラスペンの先端部に向か
って進み、スタイラスペンの先端部に配設された反射部
で360度の範囲に広がって反射され、スタイラスペン
の先端部の周面部にこの反射部に対応して設けられた超
音波通過窓を通って外部に送出される。
【0021】ここで、この反射部は例えば好ましくは略
円錐型の反射体から構成することができる。なお、この
反射部は略円錐型に限らず四角錐型、六角錐型などの多
角錐型から構成してもよい。要は、超音波発信手段から
発生された超音波を反射させることにより入力面等の表
面近傍を広がって伝送する超音波に変換できるものであ
ればいかなる形状のものでもよい。
【0022】また、超音波通過窓はスタイラスペンの先
端部の周面部に360度の範囲に渡って形成された複数
の円形または他の形状の孔から構成することができる。
【0023】ここで、この超音波通過窓は開孔から構成
してもよいし、また超音波を通過させる部材で覆ったも
のでもよい。
【0024】以下、この発明に係わる超音波スタイラス
ペンの実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0025】図1は、この発明に係わる超音波スタイラ
スペンの一実施例の概略構成を示したものである。
【0026】図1において、スタイラスペン1は、その
内部に超音波を発生する圧電素子4が内蔵される。この
圧電素子4は、このスタイラスペン1の電源を構成する
二次電池である電池2からの給電により動作する制御回
路3からの超音波駆動信号により駆動され、超音波を発
生する。
【0027】この圧電素子4から発生された超音波7は
このスタイラスペン1の先端部1aに設けられた超音波
反射部5で反射され、このスタイラスペン1の先端部1
aに設けられた超音波通過窓6を通って外部に送出され
る。
【0028】図2は、図1に示したスタイラスペン1の
先端部1aを拡大して示したものである。このスタイラ
スペン1の先端に設けられた超音波反射部5はその頂点
が圧電素子4の超音波出力面に対向した略円錐形状から
なり、また、超音波通過窓6は、この超音波反射部5に
配設位置に対応して複数の超音波通過窓6として形成さ
れている。
【0029】したがって、制御回路3からの超音波駆動
信号により圧電素子4が駆動され、この圧電素子4から
発生される超音波7は、このスタイラスペン1の軸方向
に進み、この超音波7は、このスタイラスペン1の先端
部1aに配設された円錐形状の超音波反射部5で反射さ
れ、このスタイラスペン1の周囲に360度の範囲で拡
がる超音波に変換される。
【0030】この超音波反射部5で反射され、360度
の範囲で拡がる超音波は、このスタイラスペン1の先端
部1aに設けられた複数の超音波通過窓6を通って外部
に送出されることになる。
【0031】この図1乃至図2に示す構成によると、ス
タイラスペン1の先端部1aの位置とこのスタイラスペ
ン1から送出される超音波の送出位置、すなわち超音波
通過窓6の配設位置とを近接させることができ、これに
より、スタイラスペン1の向きまたはその傾きによら
ず、スタイラスペン1の先端部1aによる指示位置とス
タイラスペン1からの超音波送出位置とをほぼ一致させ
ることができる。
【0032】なお、図1に示したスタイラスペン1を用
いる場合、超音波を実際に発生する圧電素子4の位置と
このスタイラスペン1から送出される超音波の送出位
置、すなわち超音波通過窓6の配設位置との間は、図1
に示すように、距離Lだけ離れているので、後述するよ
うに、このスタイラスペン1からの超音波送出タイミン
グに基づき、このスタイラスペン1の先端位置を検出す
る構成をとった場合には、この距離Lだけ補正する必要
がある。
【0033】図3は、図1乃至図2に示したスタイラス
ペン1を用いて構成した情報処理装置の概略構成を示し
たものである。
【0034】図3において、この情報処理装置は図1乃
至図2に示したスタイラスペン1を用いて表示部50の
表示画面上で指示された指示位置に対応する画像を表示
部50の表示画面上に表示するものである。
【0035】この実施例においては、スタイラスペン1
から送出される超音波に基づき表示部50の表示画面上
における指示位置を検出してこの指示位置に対応する画
像を表示部50の表示画面上に表示する。
【0036】すなわち、この情報処理装置はスタイラス
ペン1から発生された超音波を受信する2個の超音波受
信素子31a、31bと、この2個の超音波受信素子3
1a、31bの受信出力を処理する超音波受信部30
と、この超音波受信部30の処理結果に基づきスタイラ
スペン1による指示位置を演算してこの指示位置に対応
する画像の表示部50における表示制御を行う演算処理
部40とを具備して構成される。
【0037】この情報処理装置の外観は、例えば図4に
示すように構成されており、表示部50の表示画面に対
して所定の位置関係で2個の超音波受信素子31a、3
1bが配設されており、また上記超音波受信部30およ
び演算処理部40はこの情報処理装置本体100内に内
蔵されている。
【0038】また、表示部50の表示画面の近傍には、
図4に示すように、スタイラスペン1の不使用時にこの
スタイラスペン1を収容するためのペンホルダ34が設
けられている。ここで、スタイラスペン1はコードレス
のスタイラスペンとして構成され、このスタイラスペン
1の駆動電源は図1に示したようにこのスタイラスペン
1に内蔵された二次電池である電池2が用いられている
ので、上記ペンホルダ34はこの二次電池を充電するた
めのアダプタとしての機能も有している。
【0039】まず、この図3に示した2個の超音波受信
素子31a、31bの受信出力に基づき表示部50の表
示画面上に対するスタイラスペン1による指示位置の検
出原理を説明する。
【0040】図5は、表示部50の表示画面に対して所
定の位置関係で配設された2個の超音波受信素子31
a、31bとスタイラスペン1による指示位置の関係を
示したものである。
【0041】今、この2個の超音波受信素子31a、3
1bに固定された2次元座標系X−Yを考え、この表示
部50の表示画面の横方向の長さをWとする。
【0042】ここで、超音波受信素子31aは、この2
次元座標系X−Yの原点に配設されており、超音波受信
素子31bは、この2次元座標系X−YのY軸上の点
(0、W)に配設されているとする。
【0043】また、スタイラスペン1による指示位置
が、この2次元座標系X−Y上の点(x、y)であると
するとし、超音波受信素子31aから点(x、y)まで
の距離をa、超音波受信素子31bから点(x、y)ま
での距離をbとすると、 a2 =x2 +y2 …(1) b2 =(W−x)2 +y2 …(2) の関係が成立する。この式(1)〜(2)からx、yに
ついて解くと x=(a2 −b2 +W2 )/2W …(3) y=±SQRT[a2 −{(a2 −b2 +W2 )/2W}2 ]…(4) ただし、SQRT(A)はAの平方根を示す。
【0044】となる。ここでWは既知の値であるので、
超音波受信素子31aから点(x、y)までの距離a、
超音波受信素子31bから点(x、y)までの距離bが
わかれば、2個の超音波受信素子31a、31bに固定
された2次元座標系X−Y上におけるスタイラスペン1
による指示位置(x、y)を求めることができる。
【0045】この実施例においては、超音波受信素子3
1aからスタイラスペン1による指示位置(x、y)ま
での距離a、超音波受信素子31bからスタイラスペン
1による指示位置(x、y)までの距離bを、スタイラ
スペン1の先端から出力される超音波を用いて検出す
る。
【0046】具体的には、この距離a、距離bの検出
は、スタイラスペン1の先端から出力される超音波が超
音波受信素子31a、31bで検出するまでの時間T
a、Tbを検出することにより行われる。
【0047】ところで、上述したように、この実施例で
はスタイラスペン1内に内蔵された圧電素子4から発生
された超音波をスタイラスペン1の先端部1aに配設さ
れた反射部5で反射させて超音波通過窓6を通って外部
に送出するように構成されているので、上記時間Ta、
Tbは、圧電素子6から発生された超音波が超音波受信
素子31a、31bで検出するまでの時間となる。
【0048】すなわち、上記時間Ta、Tbには圧電素
子4から発生された超音波が超音波通過窓8に到達する
までの時間を含んでいる。ここで、圧電素子4から超音
波が超音波通過窓8までの距離は図1に示したようにL
であるから、超音波の空間伝達速度をCとすると、上記
距離a、距離bは a=C×Ta−L …(5) b=C×Tb−L …(6) により求めることができる。
【0049】このスタイラスペン1の先端から出力され
る超音波が超音波受信素子31a、31bで検出するま
での時間Ta、Tbを検出する処理は、図3に示す超音
波受信部30における受信処理部32で行われる。
【0050】ところで、この実施例では、図3および図
4に示すようにスタイラスペン1の不使用時にこのスタ
イラスペン1を収納するペンホルダ35が設けられてお
り、このペンホルダ35には、後に詳述するように、ス
タイラスペン1の制御回路3の制御により圧電素子4か
ら出力される超音波の出力タイミングと受信処理部32
における受信処理との同期をとる同期回路35が設けら
れている。
【0051】この同期回路35は、受信処理部32に設
けられた基本クロック生成回路324から出力される基
本クロックを計数し、その計数値が一定の値になる毎に
スタイラスペン1の超音波発信手段から出力される超音
波の出力タイミングを制御する同期信号を出力するよう
に構成されている。
【0052】また、スタイラスペン1の制御回路3に
は、上記基本クロック生成回路324と同一の周波数の
基本クロックを生成する後に説明する基本クロック生成
回路(オシレータ)が設けられており、この基本クロッ
ク生成回路は、このスタイラスペン1がペンホルダ35
に収納されたときに、上記同期回路35から出力される
同期信号を入力して、上記受信処理部32に設けられた
基本クロック生成回路324との同期を確立し、このス
タイラスペン1をペンホルダ35から取り出した後は、
上記同期回路35と同様にこの受信処理部32に設けら
れた基本クロック生成回路324との同期して動作する
基本クロック生成回路から出力される基本クロックを計
数し、その計数値が一定の値になる毎にスタイラスペン
1の超音波発信手段から出力される超音波の出力タイミ
ングを制御するように構成されている。
【0053】すなわち、スタイラスペン1をペンホルダ
35に収納すると、スタイラスペン1の超音波発信手段
から出力される超音波の出力タイミングと受信処理部3
2における受信処理との同期がとられ、スタイラスペン
1の超音波発信手段から出力される超音波の出力タイミ
ングは同期回路35から受信処理部32に加えられる同
期信号のタイミングと一致することになる。
【0054】同期回路35から受信処理部32に加えら
れる同期信号は、受信処理部32のカウンタ321、3
22のリセット端子に加えられ、カウンタ321、32
2はこの同期信号に同期してクリアされる。
【0055】また、カウンタ321、322の計数入力
端子には基本クロック生成回路324から出力される基
本クロックが入力され、またこのカウンタ321、32
2の計数停止を制御する制御入力端子には、スタイラス
ペン1の先端から出力される超音波を受信したときに超
音波受信素子31a、31bからそれぞれ出力される受
信クロックが入力されている。
【0056】すなわち、カウンタ321、322は、ス
タイラスペン1の先端から超音波が出力されるタイミン
グで同時にリセットされ、それぞれ超音波受信素子31
a、31bから受信クロックが入力されるまで基本クロ
ック生成回路324から出力される基本クロックを計数
し、その結果、カウンタ321、322の計数値は、ス
タイラスペン1の先端から出力される超音波が超音波受
信素子31a、31bで検出するまでの時間Ta、Tb
に対応するものになる。
【0057】図6は、このカウンタ321、322によ
る時間Ta、Tbの検出動作をタイミングチャートで示
したものである。
【0058】すなわち、スタイラスペン1の制御回路3
の基本クロック生成回路は図6の(a)に示す基本クロ
ックを生成し、図6の(a)に示す同期信号の立上がり
に同期してスタイラスペン1の先端から超音波を出力す
るための図6の(c)に示す送信クロックを発生し、こ
の送信クロックに同期してスタイラスペン1の超音波発
信手段を駆動するための図6の(d)に示す超音波駆動
信号を発生する。この超音波駆動信号によりスタイラス
ペン1の圧電素子4が駆動され、スタイラスペン1の先
端からは送信クロックが生じている間だけ超音波が出力
される。
【0059】このスタイラスペン1の先端から出力され
た超音波は超音波受信素子31a、31bで受信され、
超音波受信素子31a、31bからはこの超音波の受信
に対応して図6の(e)に示すような受信クロックが出
力される。
【0060】そこで、カウンタ321、322では、図
6の(b)に示す同期信号の立上がりタイミングから図
6の(e)に示す受信クロックの立上がりタイミングま
での時間T、すなわち時間Ta、Tbを図6の(a)に
示す基本クロックを計数することにより求めることがで
きる。
【0061】このカウンタ321、322で計数された
スタイラスペン1の先端から出力される超音波が超音波
受信素子31a、31bで検出するまでの時間Ta、T
bは、受信時間保持回路325、326でそれぞれ保持
され、図3に示した通信部33を介して演算処理部40
に伝えられる。
【0062】演算処理部40は、この通信部33を介し
て伝えられた時間Ta、Tbを受取り、この時間Ta、
Tbに基づきスタイラスペン1により表示部50の画面
上で指示された指示位置を演算する。
【0063】この演算は、まず、前述した式(5)〜
(6)に基づき、スタイラスペン1から超音波受信素子
31a、31bまでの距離a、bを算出する。
【0064】そして、この算出した距離a、bおよび前
述した式(3)〜(4)に基づき、超音波受信素子31
a、31bに固定された2次元座標系X−Y上における
スタイラスペン1による指示位置(x、y)を算出す
る。
【0065】そして、この算出したスタイラスペン1に
よる指示位置(x、y)に基づき表示部50における表
示制御を行う。
【0066】次に、図1に示したスタイラスペン1およ
び超音波受信部30および演算処理部40の具体的詳細
構成について説明する。
【0067】図7は、この実施例で用いるスタイラスペ
ン1の外観を示したものである。この図7に示すスタイ
ラスペン1は、第一ボタン14aおよび第二ボタン14
bを有している。ここで、第一ボタン14aは単なるプ
ッシュボタンから構成され、第二ボタン14bはオン状
態保持機構を有するラッチ機構付きのプッシュボタンか
ら構成される。
【0068】後述するように、第一ボタン14aはこの
スタイラスペン1から指示位置を入力するときに操作さ
れ、また、第二ボタン14bは、このスタイラスペン1
による位置入力に対応する表示モードを切換えるときに
操作される。
【0069】図8は、このスタイラスペン1の内部回路
構成を示したものである。図8において、このスタイラ
スペン1は、このスタイラスペン1からの超音波の送信
タイミングを制御する送信タイミング制御部11、オペ
アンプ16を有し送信タイミング制御部11から出力さ
れた超音波駆動クロックを増幅するアンプ部15、超音
波送出器18を有しアンプ部15から出力される超音波
送出器駆動信号により超音波を送出する送出部17を具
備している。ここで、上記送信タイミング制御部11お
よびアンプ部15の部分が図1に示した制御回路3に相
当する。
【0070】ところで、この実施例においては、複数の
スタイラスペンを同時使用可能なマルチペン機能および
複数の表示モードを切替可能なマルチモード機能を可能
にしているので、送信タイミング制御部11は、図7に
示した第一ボタン14aおよび第二ボタン14bからな
るボタン14の出力および基本クロックを生成するオシ
レータ(基本クロック生成部)13からの基本クロック
に応じてこのスタイラスペン1からの超音波送信タイミ
ング制御の状態遷移を制御するシーケンサ12を有して
いる。なお、このシーケンサ12による超音波送信タイ
ミング制御については後述する。
【0071】図9は、図3に示した超音波受信部30お
よび演算処理部40の具体的構成を示したものである。
【0072】図9において、超音波受信部30は、受信
処理部32、通信部33から構成される。
【0073】ここで、超音波受信部30は図3に示した
超音波受信素子31a、31bから構成される受信セン
サ部31からの超音波受信出力を入力処理する。
【0074】受信処理部32には、アンプ部60、受信
タイミング制御部70からなり、アンプ部60にはオペ
アンプ61が設けられ、受信タイミング制御部70には
カウンタ、レジスタ71、シーケンサ72、オシレータ
73、SCC(シリアル通信制御部)初期化部74が設
けられている。
【0075】ここで、カウンタ、レジスタ71は、図3
に示したカウンタ321、322、および受信時間保持
回路325、326に対応し、オシレータ73は基本ク
ロックを生成する図3に示した基本クロック生成回路3
24に対応する。
【0076】また、シーケンサ72は、オシレータ73
から出力される基本クロックに基づきこの受信タイミン
グ制御部70の受信タイミング制御の遷移状態を制御す
るものである。このシーケンサ72は、図3に示したペ
ンホルダ34の同期回路35からの同期信号(リセット
信号)によりリセットされ、受信タイミング制御部70
における受信タイミング制御の遷移状態を制御する。
【0077】また、通信部33には、SCC(シリアル
通信制御部)331およびRS232Cインタフェース
を駆動するための232Cドライバ332が設けられて
いる。
【0078】また、図9において、演算処理部40は、
所定のアプリケーションが搭載され、スタイラスペン1
の指示位置に対応した表示を制御するウインドウ処理部
(Win for Pen)、マウスドライバ等を有
し、RS232Cインタフェースを介して超音波受信部
30の通信部33に接続されるパーソナルコンピュータ
から構成される。
【0079】図10は、2本のスタイラスペン、すなわ
ちスタイラスペンPen#0とスタイラスペンPen#
1の2本のスタイラスペンを同時に使用するマルチペン
機能が選択された場合における図8に示した送信タイミ
ング制御部11による超音波送信タイミング制御をタイ
ミングチャートで示したものである。
【0080】この場合、図10に示すように、スタイラ
スペンPen#0およびスタイラスペンPen#1はそ
れぞれ4回の超音波送信タイミングを1単位として交互
に超音波を送出する。
【0081】すなわち、図10に示すように、スタイラ
スペンPen#0は、4回の超音波送信タイミングを1
ブロックとして超音波を送出する。ここで、各超音波送
信タイミングにおける超音波送出期間はTsendであ
り、その超音波送出間隔はTwaitである。そしてこ
の4回の超音波送信タイミングの1回目の超音波送信タ
イミングにおいては、このスタイラスペンPen#0の
位置に対応して図3に示した表示部50に表示されるカ
ーソルを追従移動制御するために常時超音波を送出す
る。また、2回目の超音波送信タイミングにおいては、
このスタイラスペンPen#0で第一ボタン14aが押
されたときのみ超音波を送出する。また、3回目の超音
波送信タイミングにおいては、このスタイラスペンPe
n#0で第二ボタン14bが押されたときのみ超音波を
送出する。また、4回目の超音波送信タイミングにおい
ては、2回目の超音波送信タイミングと同様にこのスタ
イラスペンPen#0で第一ボタン14aが押されたと
きのみ超音波を送出する。
【0082】また、スタイラスペンPen#1もスタイ
ラスペンPen#0と同様に、4回の超音波送信タイミ
ングを1ブロックとして超音波を送出する。すなわち、
この4回の超音波送信タイミングの1回目の超音波送信
タイミングにおいてはこのスタイラスペンPen#1の
位置に対応して図3に示した表示部50に表示されるカ
ーソルを追従移動制御するために常時超音波を送出す
る。また、2回目の超音波送信タイミングにおいては、
このスタイラスペンPen#1で第一ボタン14aが押
されたときのみ超音波を送出する。また、3回目の超音
波送信タイミングにおいては、このスタイラスペンPe
n#1で第二ボタン14bが押されたときのみ超音波を
送出する。また、4回目の超音波送信タイミングにおい
ては、2回目の超音波送信タイミングと同様にこのスタ
イラスペンPen#1で第一ボタン14aが押されたと
きのみ超音波を送出する。
【0083】ここで、スタイラスペンPen#0および
Pen#1から2回目の超音波送信タイミングと4回目
の超音波送信タイミングの両者において第一ボタン14
aが押されたことを示す超音波を発生するように構成し
た理由は、この実施例においては、スタイラスペンによ
る描画に際して第一ボタン14aを押しながら描画を行
うように構成されているので、この描画に係わる指示位
置の検出密度(サンプリング周期)を高くするためであ
る。
【0084】なお、各超音波送信タイミングで発生され
る超音波駆動信号(超音波駆動クロック)は、例えばF
Hzの信号であり、超音波駆動クロックは図6に示した
アンプ部15を介して送出部17に加えられ、送出部1
7からは、このFHzの超音波が送出される。
【0085】なお、上記説明においては、マルチペン機
能が選択された場合について説明した、スタイラスペン
が一本であり、マルチペン機能が選択されていない場合
は図10に示したスタイラスペンPen#0による超音
波送信タイミング制御のみが繰り返されることになる。
【0086】また、マルチペン機能が選択され、同時に
使用するスタイラスペンの数が3本以上の場合は、それ
ぞれのスタイラスペンがそれぞれ4回の超音波送信タイ
ミングを1単位として順次超音波を送出することにな
る。
【0087】なお、上記説明においては、スタイラスペ
ン1の制御回路3の制御により圧電素子4から出力され
る超音波の出力タイミングと受信処理部32における受
信処理との同期をとるように構成した場合の適用例につ
いて示したが、この発明の超音波スタイラスペンは、実
開昭64−7340号に開示されているように、同一平
面上の既知な3点以上の点でスタイラスペンから送出さ
れる超音波を検出し、その受信時間差から上記スタイラ
スペンを含む双曲線の位置を決定し、この双曲線の2本
以上の交点から上記スタイラスペンの座標位置を決定す
るようにした構成にも同様に使用可能である。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、スタイラスペンの軸体内に超音波発信手段を内蔵す
るとともに、該スタイラスペンの軸体の先端部に前記超
音波発信手段から出力された超音波を反射させる例えば
略円錐型の反射部および該反射部で反射された超音波を
外部に送出する超音波通過窓を設けて構成したので、ス
タイラスペンの先端部の位置とこのスタイラスペンから
送出される超音波の送出位置、すなわち超音波通過窓の
配設位置とを近接させることができ、これにより、スタ
イラスペンの傾き、回転によらずに高精度で位置入力を
行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる超音波スタイラスペンの一
実施例の概略構成を示した構成図。
【図2】 図1に示した超音波スタイラスペンの先端部
を拡大して示した要部拡大図。
【図3】 図1乃至図2に示したスタイラスペンを用い
て構成した情報処理システムの概略構成を示したブロッ
ク図。
【図4】 図3に示した情報処理装置の外観を示す斜視
図。
【図5】 図3に示した表示部の表示画面に対して所定
の位置関係で配設された2個の超音波受信素子とスタイ
ラスペンによる指示位置の関係を示した図。
【図6】 図3に示したカウンタによる超音波受信時間
の検出動作を示すタイミングチャート。
【図7】 図3に示した実施例の情報処理装置で用いる
スタイラスペンの外観を示した外観図。
【図8】 図3に示した実施例の情報処理装置で用いる
スタイラスペンの内部回路構成を示したブロック図。
【図9】 図3に示した超音波受信部および演算処理部
の具体的構成を示したブロック図。
【図10】 2本のスタイラスペンを同時に使用するマ
ルチペン機能が選択された場合における図8に示した送
信タイミング制御部による超音波送信タイミング制御を
を示すタイミングチャート。
【図11】 従来の超音波スタイラスペンの一例を示す
図。
【図12】 図11に示した従来の超音波スタイラスペ
ンの問題点を説明するための図。
【図13】 図11に示した従来の超音波スタイラスペ
ンの他の問題点を説明するための図。
【符号の説明】
1…スタイラスペン、1a…先端部、2…電池、3…制
御回路、4…圧電素子、5…超音波反射部、6…超音波
通過窓、7…超音波、30…超音波受信部、31a,3
1b,31c…超音波受信素子、32…受信処理部、3
3…通信部、40…演算処理部、41…通信部、50…
表示部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタイラスペンの軸体内に超音波発信手
    段を内蔵するとともに、該スタイラスペンの軸体の先端
    部に前記超音波発信手段から出力された超音波を反射さ
    せる反射部および該反射部で反射された超音波を外部に
    送出する超音波通過窓を設けたことを特徴とする超音波
    スタイラスペン。
  2. 【請求項2】 前記反射部は、 その形状が略円錐型からなることを特徴とする請求項1
    記載の超音波スタイラスペン。
JP32891095A 1995-12-18 1995-12-18 超音波スタイラスペン Pending JPH09167046A (ja)

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