JPH09167319A - 交換結合型薄膜mrヘッド - Google Patents
交換結合型薄膜mrヘッドInfo
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- JPH09167319A JPH09167319A JP34690195A JP34690195A JPH09167319A JP H09167319 A JPH09167319 A JP H09167319A JP 34690195 A JP34690195 A JP 34690195A JP 34690195 A JP34690195 A JP 34690195A JP H09167319 A JPH09167319 A JP H09167319A
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- layer
- conductive film
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 浮上面における磁極のうねりを抑制し且つ導
電膜の電気抵抗も十分小さくできるようにする。 【解決手段】 下部シールド20と上部シールド兼下部
磁極22の間に位置するMR素子16を有する読出し部
の上に、上部シールド兼下部磁極と上部磁極28とでギ
ャップ膜26を挾むと共に内部に磁界発生用のコイル3
2を有する書込み部を積層する構造をなし、前記MR素
子の両側に交換結合バイアスを発生させる反強磁性膜1
8を形成し、その上に導電膜を形成した交換結合型薄膜
MRヘッドである。導電膜は、Ta/Wの下層19aと
W/Taの上層19bとの2層構造とし、下層は前記反
強磁性膜を覆いフロントギャップ側の前端が浮上面に露
出するように形成され、それに対して上層はそのフロン
トギャップ側の前端がエイペックスラインよりもバック
側に位置するように形成される。
電膜の電気抵抗も十分小さくできるようにする。 【解決手段】 下部シールド20と上部シールド兼下部
磁極22の間に位置するMR素子16を有する読出し部
の上に、上部シールド兼下部磁極と上部磁極28とでギ
ャップ膜26を挾むと共に内部に磁界発生用のコイル3
2を有する書込み部を積層する構造をなし、前記MR素
子の両側に交換結合バイアスを発生させる反強磁性膜1
8を形成し、その上に導電膜を形成した交換結合型薄膜
MRヘッドである。導電膜は、Ta/Wの下層19aと
W/Taの上層19bとの2層構造とし、下層は前記反
強磁性膜を覆いフロントギャップ側の前端が浮上面に露
出するように形成され、それに対して上層はそのフロン
トギャップ側の前端がエイペックスラインよりもバック
側に位置するように形成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MR素子の両側に
交換結合バイアスを発生させる反強磁性膜を形成し、そ
の上にTa/W/Taの導電膜を形成する薄膜MRヘッ
ドに関するものである。更に詳しく述べると本発明は、
前記導電膜を、Ta/Wの下層とW/Taの上層との2
層構造とし、上層のフロントギャップ側の前端がエイペ
ックスラインよりもバック側に位置するように形成する
ことで、スライダ加工後に浮上面に露出しないように
し、それによって読出しギャップのうねりを少なく、書
込み側の磁極のうねりも小さくして、ヘッド特性の劣化
を低減した交換結合型薄膜MRヘッドに関するものであ
る。
交換結合バイアスを発生させる反強磁性膜を形成し、そ
の上にTa/W/Taの導電膜を形成する薄膜MRヘッ
ドに関するものである。更に詳しく述べると本発明は、
前記導電膜を、Ta/Wの下層とW/Taの上層との2
層構造とし、上層のフロントギャップ側の前端がエイペ
ックスラインよりもバック側に位置するように形成する
ことで、スライダ加工後に浮上面に露出しないように
し、それによって読出しギャップのうねりを少なく、書
込み側の磁極のうねりも小さくして、ヘッド特性の劣化
を低減した交換結合型薄膜MRヘッドに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】薄膜磁気ヘッドの一種にMRヘッドがあ
る。これは、磁界又は磁化により電気抵抗が変化するM
R効果(磁気抵抗効果)を情報の読出し(再生)に利用
するものであって、セラミックス基板上に、MR素子を
有する読出し部と磁界発生用のコイルを有する書込み部
を積み重ねた構成である。読出し部は下部シールドと上
部シールドの間にMR素子がギャップを介して設けられ
ており、書込み部は下部磁極と上部磁極とでギャップ膜
を挾み、コイルに通電することで書込み用の磁界を発生
させる構成である。このようなMRヘッドには、読出し
部の上部シールドと書込み部の下部磁極とを分離層を介
して別々に設ける分離型と、読出し部の上部シールドと
書込み部の下部磁極とを兼用させる共有型とがある。そ
れらのうち共有型は、形成する層数が少なく、その分工
程が簡略化されることもあって、現在ではMRヘッドの
主流となっている。ところでMRヘッドでは、バルクハ
ウゼンノイズを抑制するため、バイアス磁界を印加して
磁区を制御することが行われており、その方法として、
反強磁性層による交換結合バイアス法とハード膜による
ハードバイアス法がある。
る。これは、磁界又は磁化により電気抵抗が変化するM
R効果(磁気抵抗効果)を情報の読出し(再生)に利用
するものであって、セラミックス基板上に、MR素子を
有する読出し部と磁界発生用のコイルを有する書込み部
を積み重ねた構成である。読出し部は下部シールドと上
部シールドの間にMR素子がギャップを介して設けられ
ており、書込み部は下部磁極と上部磁極とでギャップ膜
を挾み、コイルに通電することで書込み用の磁界を発生
させる構成である。このようなMRヘッドには、読出し
部の上部シールドと書込み部の下部磁極とを分離層を介
して別々に設ける分離型と、読出し部の上部シールドと
書込み部の下部磁極とを兼用させる共有型とがある。そ
れらのうち共有型は、形成する層数が少なく、その分工
程が簡略化されることもあって、現在ではMRヘッドの
主流となっている。ところでMRヘッドでは、バルクハ
ウゼンノイズを抑制するため、バイアス磁界を印加して
磁区を制御することが行われており、その方法として、
反強磁性層による交換結合バイアス法とハード膜による
ハードバイアス法がある。
【0003】共有型の交換結合型薄膜MRヘッドの一例
を図4に示す。同図において、Aは薄膜MRヘッドの垂
直断面を示しており、Bは浮上面側から見た状態、Cは
成膜面より見た状態を表している。前述のように、セラ
ミックス基板10上に読出し部12を設け、その上に書
込み部14を積み重ねるように設ける構造である。読出
し部12は、MR素子16を有し、その両側に反強磁性
膜18と導電膜19が重なるように設けられており、そ
れらが下部シールド20と上部シールド兼下部磁極22
との間に設けられ、間にギャップ層24が介在する構成
である。書込み部14は、前記上部シールド兼下部磁極
22、書込み用のギャップ層26、上部磁極28を有
し、浮上面から奥まった位置で上部シールド兼下部磁極
22と上部磁極28との間に絶縁層30で挾まれた単層
或いは複数層の磁界発生用のコイル32を配置した構成
である。なお符号34は読出し部側の引き出し線パッ
ド、符号36は書込み側の引き出し線パッドを表してい
る。
を図4に示す。同図において、Aは薄膜MRヘッドの垂
直断面を示しており、Bは浮上面側から見た状態、Cは
成膜面より見た状態を表している。前述のように、セラ
ミックス基板10上に読出し部12を設け、その上に書
込み部14を積み重ねるように設ける構造である。読出
し部12は、MR素子16を有し、その両側に反強磁性
膜18と導電膜19が重なるように設けられており、そ
れらが下部シールド20と上部シールド兼下部磁極22
との間に設けられ、間にギャップ層24が介在する構成
である。書込み部14は、前記上部シールド兼下部磁極
22、書込み用のギャップ層26、上部磁極28を有
し、浮上面から奥まった位置で上部シールド兼下部磁極
22と上部磁極28との間に絶縁層30で挾まれた単層
或いは複数層の磁界発生用のコイル32を配置した構成
である。なお符号34は読出し部側の引き出し線パッ
ド、符号36は書込み側の引き出し線パッドを表してい
る。
【0004】なお図4のAに示すように、上部磁極28
は、絶縁膜30やコイル膜32を覆う関係上、狭幅の磁
極先端部から広幅のヨーク部分へ傾斜部を経て盛り上が
るように成膜されている。この傾斜部の立ち上がり部
(絶縁膜の端縁)が、エイペックスApexと呼ばれている
箇所である。エイペックスから浮上面までの距離がギャ
ップデプスと呼ばれるヘッド特性上極めて重要な寸法で
あり、この寸法が適切な値となるようにスライダ加工
(切断・研磨加工)が行われる。
は、絶縁膜30やコイル膜32を覆う関係上、狭幅の磁
極先端部から広幅のヨーク部分へ傾斜部を経て盛り上が
るように成膜されている。この傾斜部の立ち上がり部
(絶縁膜の端縁)が、エイペックスApexと呼ばれている
箇所である。エイペックスから浮上面までの距離がギャ
ップデプスと呼ばれるヘッド特性上極めて重要な寸法で
あり、この寸法が適切な値となるようにスライダ加工
(切断・研磨加工)が行われる。
【0005】MR素子、反強磁性膜及び導電膜の形状を
図5に拡大して示す。x−xはスライダ加工ライン(こ
のラインまで研磨して浮上面を形成する)である。この
薄膜MRヘッドの浮上面側から見た詳細を図6に示す。
MR素子16は、例えばSAL(Soft Adjacent Layer
)と呼ばれる軟磁性膜とTa膜とMR膜の積層構造で
ある。反強磁性膜18は、BCS(Boundary Controlle
d Stabilization )バイアス層とも呼ばれ、MR膜の異
方性の容易軸方向に第1のバイアス磁界を印加して該M
R膜の磁区を制御し、バルクハウゼンノイズを制御する
ものである。またSALに流れる電流によってMR膜の
困難軸方向に磁界を発生させ、それによる第2のバイア
ス磁界によってMR膜の磁化方向を制御する。反強磁性
膜18は、MR素子16への引出し線を兼ねているが、
それだけでは不十分なため、その上に導電膜19を連続
して積層する。導電膜19は、Ta/W/Taからな
り、反強磁性膜18と同一寸法形状でそれを覆うように
設けられる。その理由は、反強磁性膜として一般に用い
られている材料であるFeMnは腐食し易い性質を有す
ることから、Ta/W/Taを連続して成膜することで
腐食を防止するためである。
図5に拡大して示す。x−xはスライダ加工ライン(こ
のラインまで研磨して浮上面を形成する)である。この
薄膜MRヘッドの浮上面側から見た詳細を図6に示す。
MR素子16は、例えばSAL(Soft Adjacent Layer
)と呼ばれる軟磁性膜とTa膜とMR膜の積層構造で
ある。反強磁性膜18は、BCS(Boundary Controlle
d Stabilization )バイアス層とも呼ばれ、MR膜の異
方性の容易軸方向に第1のバイアス磁界を印加して該M
R膜の磁区を制御し、バルクハウゼンノイズを制御する
ものである。またSALに流れる電流によってMR膜の
困難軸方向に磁界を発生させ、それによる第2のバイア
ス磁界によってMR膜の磁化方向を制御する。反強磁性
膜18は、MR素子16への引出し線を兼ねているが、
それだけでは不十分なため、その上に導電膜19を連続
して積層する。導電膜19は、Ta/W/Taからな
り、反強磁性膜18と同一寸法形状でそれを覆うように
設けられる。その理由は、反強磁性膜として一般に用い
られている材料であるFeMnは腐食し易い性質を有す
ることから、Ta/W/Taを連続して成膜することで
腐食を防止するためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来技術
においては、反強磁性膜18とその上の導電膜19とは
同一の形状である。反強磁性膜は250Å程度の厚さで
あるが、導電膜19は、電気抵抗を低減するためにかな
りの厚さが必要であり、通常、3000〜4000Åで
ある。そのため図6に示すように、反強磁性膜18と共
に厚い導電膜19も浮上面に露出することになり、その
厚い導電膜19によって読出しギャップのうねりが大き
くなるばかりでなく、その上に形成する書込み側の磁極
にも大きなうねりを生じる。
においては、反強磁性膜18とその上の導電膜19とは
同一の形状である。反強磁性膜は250Å程度の厚さで
あるが、導電膜19は、電気抵抗を低減するためにかな
りの厚さが必要であり、通常、3000〜4000Åで
ある。そのため図6に示すように、反強磁性膜18と共
に厚い導電膜19も浮上面に露出することになり、その
厚い導電膜19によって読出しギャップのうねりが大き
くなるばかりでなく、その上に形成する書込み側の磁極
にも大きなうねりを生じる。
【0007】書込みギャップの大きなうねりは、書込み
情報に対する読出し信号の位相差をもたらすためヘッド
特性に悪影響を及す。書込みギャップのうねりを抑える
ために導電膜を薄くすることが考えられるが、薄くすれ
ば電気抵抗が増大する。薄膜MRヘッドにおける読出し
は、理想的にはMR素子自体の電気抵抗を検出すること
であり、他の部分の電気抵抗が増大することはMR効果
を低下させることにつながり読出し感度が下がるため好
ましくない。そこで、導電膜による電気抵抗を増大させ
ることなくギャップのうねりを抑制し、ヘッド特性の劣
化を低減することが望まれている。
情報に対する読出し信号の位相差をもたらすためヘッド
特性に悪影響を及す。書込みギャップのうねりを抑える
ために導電膜を薄くすることが考えられるが、薄くすれ
ば電気抵抗が増大する。薄膜MRヘッドにおける読出し
は、理想的にはMR素子自体の電気抵抗を検出すること
であり、他の部分の電気抵抗が増大することはMR効果
を低下させることにつながり読出し感度が下がるため好
ましくない。そこで、導電膜による電気抵抗を増大させ
ることなくギャップのうねりを抑制し、ヘッド特性の劣
化を低減することが望まれている。
【0008】本発明の目的は、上記のような技術的課題
を解決し、浮上面における磁極のうねりが低減され且つ
導電膜の電気抵抗が増大することもないような交換結合
型薄膜MRヘッドを提供することである。
を解決し、浮上面における磁極のうねりが低減され且つ
導電膜の電気抵抗が増大することもないような交換結合
型薄膜MRヘッドを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、下部シールド
と上部シールドの間に位置するMR素子を有する読出し
部の上に、下部磁極と上部磁極とでギャップ膜を挾むと
共に内部に磁界発生用のコイルを有する書込み部を積層
する構造をなし、前記MR素子の両側に交換結合バイア
スを発生させる反強磁性膜を形成し、該反強磁性膜上に
導電膜を形成した交換結合型薄膜MRヘッドである。こ
こで本発明の特徴は、反強磁性膜の上に積層する導電膜
を、Ta/Wの下層とW/Taの上層との2層構造と
し、下層は前記反強磁性膜を覆いフロントギャップ側の
前端が浮上面に露出するように形成され、それに対して
上層はそのフロントギャップ側の前端がエイペックスラ
インよりもバック側に位置するように形成されている点
にある。実際には、下層(Ta/W)の厚さが導電膜全
体の厚さの1/3以下とするのが望ましい。
と上部シールドの間に位置するMR素子を有する読出し
部の上に、下部磁極と上部磁極とでギャップ膜を挾むと
共に内部に磁界発生用のコイルを有する書込み部を積層
する構造をなし、前記MR素子の両側に交換結合バイア
スを発生させる反強磁性膜を形成し、該反強磁性膜上に
導電膜を形成した交換結合型薄膜MRヘッドである。こ
こで本発明の特徴は、反強磁性膜の上に積層する導電膜
を、Ta/Wの下層とW/Taの上層との2層構造と
し、下層は前記反強磁性膜を覆いフロントギャップ側の
前端が浮上面に露出するように形成され、それに対して
上層はそのフロントギャップ側の前端がエイペックスラ
インよりもバック側に位置するように形成されている点
にある。実際には、下層(Ta/W)の厚さが導電膜全
体の厚さの1/3以下とするのが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る交換結合型薄膜MR
ヘッドは、シールド共有型にも適用できるし分離型にも
適用できる。薄膜MRヘッドを製造する基本的な工程
は、反強磁性膜上に形成する導電膜の成膜工程を除けば
従来技術と同様であってよい。セラミックス基板上にM
R素子を有する読出し部を設け、その上に磁界発生用の
コイルを有する書込み部を積み重ねるように設ける。
ヘッドは、シールド共有型にも適用できるし分離型にも
適用できる。薄膜MRヘッドを製造する基本的な工程
は、反強磁性膜上に形成する導電膜の成膜工程を除けば
従来技術と同様であってよい。セラミックス基板上にM
R素子を有する読出し部を設け、その上に磁界発生用の
コイルを有する書込み部を積み重ねるように設ける。
【0011】本発明では、導電膜をTa/Wの下層とW
/Taの上層との2層構造とし、下層は反強磁性膜と同
じ形状であるが、上層はフロントギャップ部が短く、そ
の前端がエイペックスラインよりもバック側に後退した
形状であるため、スライダ加工を行った後の浮上面に
は、下層は露出するが上層は露出しない状態となる。こ
の結果、浮上面においては導電膜の厚さが実質的に薄く
なるために、読出しギャップのうねりが少なくなり、そ
れに伴い書込みギャップのうねりも小さくなる。そのた
めMR素子による読出し信号の位相差が無くなり、書込
みと読出しの位相差によるヘッド特性の悪化を低減する
ことができる。エイペックスラインよりもバック側にお
いては、導電膜は下層と上層とが積層した構造となり、
十分な厚みを持たせることができるため、電気抵抗を十
分低くすることが可能である。
/Taの上層との2層構造とし、下層は反強磁性膜と同
じ形状であるが、上層はフロントギャップ部が短く、そ
の前端がエイペックスラインよりもバック側に後退した
形状であるため、スライダ加工を行った後の浮上面に
は、下層は露出するが上層は露出しない状態となる。こ
の結果、浮上面においては導電膜の厚さが実質的に薄く
なるために、読出しギャップのうねりが少なくなり、そ
れに伴い書込みギャップのうねりも小さくなる。そのた
めMR素子による読出し信号の位相差が無くなり、書込
みと読出しの位相差によるヘッド特性の悪化を低減する
ことができる。エイペックスラインよりもバック側にお
いては、導電膜は下層と上層とが積層した構造となり、
十分な厚みを持たせることができるため、電気抵抗を十
分低くすることが可能である。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係る交換結合型薄膜MRヘッ
ドの一実施例を示しており、Aは成膜面から見た図、B
はその断面図である。これらはスライダ加工を行う前の
状態を図示しており、x−xはスライダ加工位置を示し
ている。またスライダ加工後のフロントギャップ部近傍
の断面を図2に示し、その浮上面から見た状態を図3に
示す。この実施例は、基本的には従来同様、基板上にM
R素子と反強磁性膜及び導電膜を有する読出し部を設
け、該読出し部の上に、コイル膜を有する書込み部を積
層する構造のシールド共有型である。
ドの一実施例を示しており、Aは成膜面から見た図、B
はその断面図である。これらはスライダ加工を行う前の
状態を図示しており、x−xはスライダ加工位置を示し
ている。またスライダ加工後のフロントギャップ部近傍
の断面を図2に示し、その浮上面から見た状態を図3に
示す。この実施例は、基本的には従来同様、基板上にM
R素子と反強磁性膜及び導電膜を有する読出し部を設
け、該読出し部の上に、コイル膜を有する書込み部を積
層する構造のシールド共有型である。
【0013】読出し部は、基板上に設けた下部シールド
20(膜厚2〜3μm)、第1ギャップ層24a(膜厚
1000〜2000Å)、MR素子16(膜厚500〜
1000Å)、反強磁性膜18及び導電膜(下層19a
と上層19b)、第2ギャップ層24b(膜厚1000
〜2000Å)を有する。第1ギャップ層24a及び第
2ギャップ層24bは共にアルミナ等からなる。この第
2ギャップ層24bの上方に上部シールド兼下部磁極2
2を設ける。ここでMR素子16はSAL/Ta/MR
膜からなり、反強磁性膜18は、例えば鉄−マンガン
(FeMn)からなる。
20(膜厚2〜3μm)、第1ギャップ層24a(膜厚
1000〜2000Å)、MR素子16(膜厚500〜
1000Å)、反強磁性膜18及び導電膜(下層19a
と上層19b)、第2ギャップ層24b(膜厚1000
〜2000Å)を有する。第1ギャップ層24a及び第
2ギャップ層24bは共にアルミナ等からなる。この第
2ギャップ層24bの上方に上部シールド兼下部磁極2
2を設ける。ここでMR素子16はSAL/Ta/MR
膜からなり、反強磁性膜18は、例えば鉄−マンガン
(FeMn)からなる。
【0014】書込み部は、従来同様、前記上部シールド
兼下部磁極22、書込みギャップ層26(膜厚0.5〜
1μm)、上部磁極28(膜厚3〜4μm)を有し、浮
上面から奥まった位置で上部シールド兼下部磁極22と
上部磁極28との間に、絶縁層30で挾まれたコイル膜
32を有する構成となっている。
兼下部磁極22、書込みギャップ層26(膜厚0.5〜
1μm)、上部磁極28(膜厚3〜4μm)を有し、浮
上面から奥まった位置で上部シールド兼下部磁極22と
上部磁極28との間に、絶縁層30で挾まれたコイル膜
32を有する構成となっている。
【0015】本発明の特徴は、交換結合バイアスを発生
させる反強磁性膜18の上に積層する導電膜を、Ta/
Wからなる下層19aとW/Taからなる上層19bと
の2層構造とし、下層19aは前記反強磁性膜18と同
じ寸法形状であって該反強磁性膜18を完全に覆うよう
に形成され、上層19bはフロントギャップFG側の前
端(符号eで示す位置)がエイペックスラインよりもバ
ック側に位置するように形成されている点である。
させる反強磁性膜18の上に積層する導電膜を、Ta/
Wからなる下層19aとW/Taからなる上層19bと
の2層構造とし、下層19aは前記反強磁性膜18と同
じ寸法形状であって該反強磁性膜18を完全に覆うよう
に形成され、上層19bはフロントギャップFG側の前
端(符号eで示す位置)がエイペックスラインよりもバ
ック側に位置するように形成されている点である。
【0016】前述のように、反強磁性膜18はFeMn
からなり、腐食し易い材料であるため、その上面をTa
/Wの導電膜下層19aで覆うことにより腐食を防止す
る。この導電膜下層19aは、完成後のMR抵抗が従来
の薄膜ヘッドと比べて大きくならない程度の膜厚に薄く
成膜すればよい。導電膜の上層19bは、第2ギャップ
層24bの絶縁がとれる範囲で、ある程度膜厚を厚くし
て電気抵抗を下げるように成膜すればよい。この下層1
9aと上層19bとが導電膜を構成し、下層と上層を合
わせた導電膜全体の膜厚は、従来技術よりも厚くても構
わない。好ましくは、導電膜の下層19aの膜厚を導電
膜全体の厚さの1/3程度以下とする。なお、上層19
bのフロントギャップ側の前端の位置は、通常、浮上面
よりも数μm程度バック側となる。好ましくは上層19
bは、MR素子16よりもバック側に設ける。例えば図
2に示す例では、約1μm後方に設けている。
からなり、腐食し易い材料であるため、その上面をTa
/Wの導電膜下層19aで覆うことにより腐食を防止す
る。この導電膜下層19aは、完成後のMR抵抗が従来
の薄膜ヘッドと比べて大きくならない程度の膜厚に薄く
成膜すればよい。導電膜の上層19bは、第2ギャップ
層24bの絶縁がとれる範囲で、ある程度膜厚を厚くし
て電気抵抗を下げるように成膜すればよい。この下層1
9aと上層19bとが導電膜を構成し、下層と上層を合
わせた導電膜全体の膜厚は、従来技術よりも厚くても構
わない。好ましくは、導電膜の下層19aの膜厚を導電
膜全体の厚さの1/3程度以下とする。なお、上層19
bのフロントギャップ側の前端の位置は、通常、浮上面
よりも数μm程度バック側となる。好ましくは上層19
bは、MR素子16よりもバック側に設ける。例えば図
2に示す例では、約1μm後方に設けている。
【0017】このようにすると、図3に示すように、浮
上面にはMR素子16の上に薄い下層19aのみが現
れ、その上には第2のギャップ層24aを介して上部シ
ールド兼下部磁極22が載ることになる。つまり、浮上
面近傍では導電膜の上層が現れないために、実質的に導
電膜が薄くなったようになり、その分だけ、その上に載
る上部シールド兼下部磁極、書込みギャップ層、上部磁
極などのうねりが抑えられるのである。
上面にはMR素子16の上に薄い下層19aのみが現
れ、その上には第2のギャップ層24aを介して上部シ
ールド兼下部磁極22が載ることになる。つまり、浮上
面近傍では導電膜の上層が現れないために、実質的に導
電膜が薄くなったようになり、その分だけ、その上に載
る上部シールド兼下部磁極、書込みギャップ層、上部磁
極などのうねりが抑えられるのである。
【0018】例えば反強磁性膜18の膜厚は約250Å
程度である。導電膜の下層19aの膜厚は、Ta/Wで
250Å程度にすることは可能である。従って、浮上面
に現れる反強磁性膜18と導電膜下層19aの膜厚の合
計は、具体的には、500〜1000Å程度に薄くする
ことができる。これは従来技術の1/3〜1/4の薄さ
である。その結果、図3からも明らかなように、浮上面
から見た時に導電膜の厚さが従来技術よりもはるかに薄
くなり、その上に形成するギャップ層や磁極等のうねり
が少なくなり、ヘッド特性を改善することができる。
程度である。導電膜の下層19aの膜厚は、Ta/Wで
250Å程度にすることは可能である。従って、浮上面
に現れる反強磁性膜18と導電膜下層19aの膜厚の合
計は、具体的には、500〜1000Å程度に薄くする
ことができる。これは従来技術の1/3〜1/4の薄さ
である。その結果、図3からも明らかなように、浮上面
から見た時に導電膜の厚さが従来技術よりもはるかに薄
くなり、その上に形成するギャップ層や磁極等のうねり
が少なくなり、ヘッド特性を改善することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明は上記のように、反強磁性膜の上
に積層する導電膜を、Ta/Wの下層とW/Taの上層
とに分割し、上層のフロントギャップ側の前端をエイペ
ックスラインよりもバック側に設けるように構成したか
ら、浮上面に現れる導電膜が薄くなり、磁極のうねりが
低減する。この結果、書込みギャップのうねりが小さく
なるために、ヘッド特性が向上することになる。つま
り、記録トラックに情報を書込んだ時の磁化の境界線と
MR素子とが平行になり、読出し信号に位相差が生じ
ず、特性劣化を低減できる。また本発明では、導電膜の
上層を厚くすることができるため、導電膜全体として電
気抵抗を十分に下げることができ、感度の低下を抑える
ことができる。これらによってヘッド特性は著しく向上
する。
に積層する導電膜を、Ta/Wの下層とW/Taの上層
とに分割し、上層のフロントギャップ側の前端をエイペ
ックスラインよりもバック側に設けるように構成したか
ら、浮上面に現れる導電膜が薄くなり、磁極のうねりが
低減する。この結果、書込みギャップのうねりが小さく
なるために、ヘッド特性が向上することになる。つま
り、記録トラックに情報を書込んだ時の磁化の境界線と
MR素子とが平行になり、読出し信号に位相差が生じ
ず、特性劣化を低減できる。また本発明では、導電膜の
上層を厚くすることができるため、導電膜全体として電
気抵抗を十分に下げることができ、感度の低下を抑える
ことができる。これらによってヘッド特性は著しく向上
する。
【図1】本発明に係る薄膜MRヘッドの一実施例を示す
説明図。
説明図。
【図2】そのフロントギャップ部近傍の拡大断面図。
【図3】その浮上面側から見た説明図。
【図4】薄膜MRヘッドの一例を示す説明図。
【図5】従来技術におけるMR素子、反強磁性膜及び導
電膜の形状を示す説明図。
電膜の形状を示す説明図。
【図6】従来の薄膜MRヘッドの浮上面側から見た説明
図。
図。
10 セラミックス基板 12 読出し部 14 書込み部 16 MR素子 18 反強磁性膜 19 導電膜 19a 導電膜の下層 19b 導電膜の上層 20 下部シールド 22 上部シールド兼下部磁極 28 上部磁極 32 磁界発生用のコイル
Claims (3)
- 【請求項1】 下部シールドと上部シールドの間に位置
するMR素子を有する読出し部の上に、下部磁極と上部
磁極とでギャップ膜を挾むと共に内部に磁界発生用のコ
イルを有する書込み部を積層する構造をなし、前記MR
素子の両側に交換結合バイアスを発生させる反強磁性膜
を形成し、該反強磁性膜上に導電膜を形成した交換結合
型の薄膜MRヘッドにおいて、 反強磁性膜の上に積層する導電膜を、Ta/Wの下層と
W/Taの上層との2層構造とし、下層は前記反強磁性
膜を覆いフロントギャップ側の前端が浮上面に露出する
ように形成され、上層はフロントギャップ側の前端がエ
イペックスラインよりもバック側に位置するように形成
されていることを特徴とする交換結合型薄膜MRヘッ
ド。 - 【請求項2】 Ta/Wの下層の厚さが、導電膜全体の
厚さの1/3以下である請求項1記載の交換結合型薄膜
MRヘッド。 - 【請求項3】 書込み部の下部磁極と読出し部の上部シ
ールドとを兼用させる共有型である請求項1又は2記載
の交換結合型薄膜MRヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34690195A JPH09167319A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 交換結合型薄膜mrヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34690195A JPH09167319A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 交換結合型薄膜mrヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09167319A true JPH09167319A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18386593
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34690195A Pending JPH09167319A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 交換結合型薄膜mrヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09167319A (ja) |
-
1995
- 1995-12-13 JP JP34690195A patent/JPH09167319A/ja active Pending
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