JPH09169097A - 製版装置 - Google Patents

製版装置

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JPH09169097A
JPH09169097A JP33169495A JP33169495A JPH09169097A JP H09169097 A JPH09169097 A JP H09169097A JP 33169495 A JP33169495 A JP 33169495A JP 33169495 A JP33169495 A JP 33169495A JP H09169097 A JPH09169097 A JP H09169097A
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JP
Japan
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roller
master
plate
thermal head
plate making
Prior art date
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Pending
Application number
JP33169495A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Kobayashi
一喜 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスタの搬送が不安定になるのを防止できて
ジャムが発生するのを防止できる製版装置を提供する。 【解決手段】 搬送経路に沿ってサーマルヘッドとプラ
テンローラからなる加熱穿孔部とローラ対とを順に設
け、搬送経路に引き出されたマスタを加熱穿孔部で加熱
穿孔して製版する製版装置において、サーマルヘッドと
プラテンローラとの間及びローラ対の間のニップ部分を
離間させる離間手段と、製版動作が行なわれていないと
きに離間手段を駆動する離間制御手段とを備え、製版動
作が行なわれていないときにそれらのニップ部分を離間
させる(St.3)ことにより、ニップ部分でマスタが
プラテンローラ又はローラ対に張り付くのが防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、孔版印刷装置に使
用するマスタを加熱穿孔製版する製版装置に関する。
【0002】
【従来の技術】製版装置は、熱可塑性樹脂フィルムから
なるマスタを加熱穿孔製版する。このような製版装置を
図10に示す。この製版装置1は、全体を図示しない孔
版印刷装置における回転自在な版胴2の周辺に設けられ
ている。前記製版装置1には、熱可塑性樹脂フィルムか
らなるマスタ3がロール状に巻き付けられたマスタロー
ル4が着脱自在で回転自在に設けられている。前記製版
装置1には、前記マスタロール4から前記版胴2に至る
搬送経路5が形成されている。前記搬送経路5中には、
前記マスタ3を加熱穿孔製版するサーマルヘッド6と、
前記マスタロール4から引き出された前記マスタ3を前
記サーマルヘッド6に押し付ける回転自在なプラテンロ
ーラ7とが配置されている。前記サーマルヘッド6と前
記プラテンローラ7とにより加熱穿孔部8が形成されて
いる。前記加熱穿孔部8よりも前記搬送経路5の下流側
には、前記マスタ3を搬送する上下一対の張りローラ9
が回転自在に設けられている。前記上下一対の張りロー
ラ9よりも前記搬送経路5の下流側には、前記マスタ3
を所定の長さで切り取るカッタ部10が配置されてい
る。前記カッタ部10よりも前記搬送経路5の下流側に
は、前記マスタ3を搬送する上下一対の搬送ローラ11
が回転自在に配置されている。前記プラテンローラ7、
前記張りローラ9及び前記搬送ローラ11には、マスタ
3の搬送力を確保するためにゴムを使用した弾性ローラ
が用いられている。
【0003】このような構造のものは、マスタロール4
から搬送経路5に沿って引き出されたマスタ3をプラテ
ンローラ7でサーマルヘッド6に押し付けると共に、加
熱穿孔部8と張りローラ9との間でマスタ3に所定の張
力を作用させてサーマルヘッド6で加熱穿孔製版する。
この加熱穿孔製版されたマスタ3をプラテンローラ7、
張りローラ9及び搬送ローラ11で搬送経路5に沿って
搬送し、張りローラ9と搬送ローラ11との間でマスタ
3に所定の張力を作用させてカッタ部10で所定の長さ
で切り取る。この切り取られた製版済みのマスタ3を版
胴2に給版する。
【0004】このような製版装置1では、ジャムが発生
しないようにマスタ3の腰の強さを利用してマスタ3を
搬送している。このため、従来使用されているマスタ3
は、マスタ3の腰を強くするために、熱可塑性樹脂フィ
ルムを多孔性支持体に貼り合わせたラミネート構造をし
ている。その多孔性支持体は、和紙繊維、合成繊維、又
は、和紙繊維と合成繊維とを混抄した繊維により形成さ
れている。従って、熱可塑性樹脂フィルムを多孔性支持
体に貼り合わせたマスタ3を孔版印刷装置に使用した場
合には、版胴2内部に供給されたインキが版胴2の孔、
多孔性支持体の繊維及びマスタ3の穿孔を通過して印刷
用紙に転移する。これにより、印刷用紙に画像が印刷さ
れる。このため、多孔性支持体の繊維が複雑に絡み合っ
て塊となっている部分や繊維の太い部分がマスタの穿孔
部分を横切っていると、印刷部分が抜けたり、細線や太
線が切れたりかすれたりするという問題が生じてしま
う。
【0005】そこで、印刷された画像のベタ部分が抜け
たり、細線や太線が切れたりかすれたりするのを防止す
るために、多孔性支持体を省略したマスタや、多孔性支
持体を薄くしたマスタを用いる試みがなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、多孔性支持
体を省略したマスタや、多孔性支持体を薄くしたマスタ
は、従来のマスタに比べて腰が弱い(以下、多孔性支持
体を省略したマスタ及び多孔性支持体を薄くしたマスタ
を「腰の弱いマスタ」という)。また、プラテンローラ
7、張りローラ9及び搬送ローラ11は、弾性ローラで
あるので表面に弱い粘着性を有している。このため、前
述の製版装置1において腰の弱いマスタを使用した場
合、サーマルヘッド6とプラテンローラ7との間、上下
一対の張りローラ9の間及び上下一対の搬送ローラ11
の間のニップ部分で腰の弱いマスタが挟持された状態で
長時間放置されると、それらのニップ部分で腰の弱いマ
スタがプラテンローラ7の表面、張りローラ9の表面又
は搬送ローラ11の表面に張り付いてしまうことがあ
る。このような場合には、製版動作を行なうと腰の弱い
マスタがプラテンローラ7、張りローラ9又搬送ローラ
11に巻き付き易い。また、ニップ部分で腰の弱いマス
タがプラテンローラ7等の表面に張り付いてしまった場
合には、腰の弱いマスタに局部的に張力が作用してしま
うので、腰の弱いマスタが伸びて変形してしまうことも
ある。そのため、マスタの搬送が不安定になってジャム
が発生し易くなるという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
マスタが搬送される搬送経路中にサーマルヘッドとプラ
テンローラとからなる加熱穿孔部及びローラ対を順に設
け、前記搬送経路を搬送される前記マスタを前記加熱穿
孔部により加熱穿孔して製版する製版装置において、前
記サーマルヘッドと前記プラテンローラとを離間させる
サーマルヘッド離間手段と、前記ローラ対を離間させる
ローラ離間手段と、マスタを製版する製版動作が行なわ
れていないときに前記サーマルヘッド離間手段又は前記
ローラ離間手段の内の少なくとも一方を駆動して前記サ
ーマルヘッドと前記プラテンローラとの間又は前記ロー
ラ対の間の内の少なくとも一方を離間させる離間制御手
段とを備える。従って、製版動作が行なわれていないと
きに離間制御手段によりサーマルヘッド離間手段又はロ
ーラ離間手段の内の少なくとも一方を駆動してサーマル
ヘッドとプラテンローラとの間又はローラ対の間の内の
少なくとも一方を離間させることにより、サーマルヘッ
ドとプラテンローラとの間及びローラ対の間のニップ部
分で腰の弱いマスタが挟持された状態で長時間放置され
るのを防止でき、ニップ部分で腰の弱いマスタがプラテ
ンローラの表面又はローラ対の表面に張り付くのを防止
できる。従って、製版動作を行なう際にニップ部分で腰
の弱いマスタに局部的に張力が作用するのが防止でき、
腰の弱いマスタが伸びて変形するのが防止できる。ま
た、製版動作を行なう際にニップ部分で腰の弱いマスタ
がプラテンローラ又はローラ対に巻き付くのを防止でき
る。そのため、マスタの搬送が不安定になるのが防止さ
れてジャムが発生するのが防止される。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の製
版装置において、マスタがロール状に巻き付けられたマ
スタロールと、前記マスタロールから前記搬送経路に引
き出されて加熱穿孔部により加熱穿孔されたマスタを所
定の長さで切り取るカッタ部とを備える。従って、連続
紙が使用される。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の製版装置において、ローラ対がマスタを搬送する張
りローラ対及び搬送ローラ対であり、前記張りローラ対
が加熱穿孔部と前記張りローラ対との間及び前記張りロ
ーラ対と前記搬送ローラ対との間でマスタに所定の張力
を作用させる。従って、マスタの穿孔の形状についてマ
スタの搬送方向のバラツキを抑えることができる。この
ため、画像再現性の悪化が防止される。また、マスタの
搬送が不安定になるのが防止されてジャムが発生するの
が防止される。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1又は3記
載の製版装置におけるサーマルヘッド離間手段が、サー
マルヘッドを保持し、回転自在に設けられており、ロー
ラ離間手段が、ローラ対の内の一方のローラを保持し、
前記サーマルヘッド離間手段と連結して回転自在に設け
られている。従って、離間制御手段によりサーマルヘッ
ド離間手段を駆動することにより、サーマルヘッド離間
手段によりローラ離間手段を駆動させることができるた
め、離間制御手段によりローラ離間手段を駆動する必要
がなくなり、構造及び製作が容易になる。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項3記載の製
版装置におけるサーマルヘッド離間手段が、サーマルヘ
ッドを保持し、回転自在に設けられており、ローラ離間
手段が、前記サーマルヘッド離間手段と連結して回転自
在に設けられて張りローラ対の内の一方の張りローラを
保持する張りローラ離間手段と、この張りローラ離間手
段と連結して回転自在に設けられて搬送ローラ対の内の
一方の搬送ローラを保持する搬送ローラ離間手段とを備
える。従って、離間制御手段によりサーマルヘッド離間
手段を駆動することにより、サーマルヘッド離間手段に
より張りローラ離間手段を駆動させることができて張り
ローラ対を離間させることができ、張りローラ対を駆動
させることにより搬送ローラ離間手段を駆動することが
できて搬送ローラ対を離間させることができるため、離
間制御手段によりローラ離間手段を駆動する必要がなく
なり、構造及び製作が容易になる。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1,3,4
又は5記載の製版装置における離間制御手段が、製版動
作の終了後所定の時間が経過したことを検知するタイマ
手段を備え、所定の時間が経過したことが前記タイマ手
段により検知されるとサーマルヘッド離間手段又はロー
ラ離間手段の内の少なくとも一方を駆動してサーマルヘ
ッドとプラテンローラとの間又はローラ対の間の内の少
なくとも一方を離間させる。従って、製版動作の終了後
所定の時間が経過したことがタイマ手段により検知され
ると、離間制御手段がサーマルヘッド離間手段又はロー
ラ離間手段の内の少なくとも一方を駆動してサーマルヘ
ッドとプラテンローラとの間又はローラ対の間の内の少
なくとも一方を離間させることにより、製版動作が連続
的に行なわれる場合にはサーマルヘッドとプラテンロー
ラとの間及びローラ対の間を離間させずに、製版動作の
終了後所定の時間が経過した場合にのみサーマルヘッド
とプラテンローラとの間又はローラ対の間の内の少なく
とも一方を離間させることができる。このため、サーマ
ルヘッド離間手段及びローラ離間手段を強固に製作する
必要がなくなり、製作が容易になる。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項1,3,
4,5又は6記載の製版装置において、製版動作を開始
する情報を入力する製版開始情報入力手段と、製版動作
を開始する情報が前記製版開始情報入力手段により入力
されたことを検知する製版開始情報検知手段とを備え、
離間制御手段は、製版を開始する情報が入力されたこと
が前記製版開始情報検知手段により検知されるとサーマ
ルヘッドとプラテンローラとの間及びローラ対の間を当
接させる。従って、製版を開始する情報が製版開始情報
入力手段により入力されたことが製版開始情報検知手段
により検知されると、離間制御手段がサーマルヘッドと
プラテンローラとの間及びローラ対の間を当接させるこ
とにより、サーマルヘッドとプラテンローラとの間又は
ローラ対の間の内の少なくとも一方が離間されている状
態で製版を開始する際に、製版動作を開始する情報を製
版開始情報入力手段により入力するだけでサーマルヘッ
ドとプラテンローラとの間及びローラ対の間を当接させ
ることができるため、操作が容易になる。
【0014】ただし、前述の請求項1ないし7載の製版
装置において、ローラ対を複数設けても良い。また、複
数のローラ対が設けられた場合にはローラ離間手段は複
数のローラ対の内の少なくとも一つを離間させる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態の製版装置
を図1ないし図9に基づいて説明する。本実施の形態の
製版装置を備えた孔版印刷装置を図2に示す。この孔版
印刷装置20には、マスタ21を1版分ずつ製版する製
版装置22と、この製版装置22により製版された1版
分の前記マスタ21を用いて印刷用紙(図示せず)に画
像を印刷する印刷機構23とが設けられている。
【0016】前記マスタ21は、和紙繊維、合成繊維、
又は、和紙繊維と合成繊維とを混抄した繊維からなる多
孔性支持体を用いずに熱可塑性樹脂フィルムのみで形成
されている。
【0017】まず、前記印刷機構23について説明す
る。前記印刷機構23には、1版分の前記マスタ21が
巻き付く版胴24が回転自在に設けられている。前記版
胴24の周囲には、この版胴24に巻き付いたマスタ2
1の位置に合わせて印刷用紙を給紙する給紙部25と、
この給紙部25から給紙された印刷用紙を前記マスタ2
1を介して前記版胴24に押し付けるプレスローラ26
と、このプレスローラ26により版胴24に押し付けら
れてインキが転移されることにより画像が印刷された印
刷用紙を版胴24から剥離して排紙する排紙部27とが
設けられている。
【0018】前記版胴24は、多孔性支持円筒体にメッ
シュスクリーンを複数層巻き重ねて形成され、その版胴
24の内部にインキを供給するインキパイプ28を支軸
としてそのインキパイプ28により回転自在に支持され
ている。前記多孔性支持円筒体には、開口部と非開口部
とが形成されている。前記メッシュスクリーンは、樹脂
又は金属性の網体である。
【0019】前記版胴24の外周面上には、前記製版装
置22により製版された1版分の前記マスタ21の先端
を挟持するステージ29とクランパ30とが取り付けら
れている。前記ステージ29は、磁性体であり、前記版
胴24の軸心方向に沿って形成されている。前記クラン
パ30は、前記版胴24の回転方向(図2中、時計回り
方向)の先端を回動自在に支持されて前記ステージ29
に対して開閉自在に取り付けられている。
【0020】前記版胴24の内部には、前記インキパイ
プ28から供給されたインキを前記版胴24の内周面に
供給するインキ供給部31が設けられている。前記イン
キ供給部31には、前記インキパイプ28の下方で前記
版胴24の回転に同期して同一方向に回転すると共にイ
ンキを外周面上に保持して前記版胴24の内周面に供給
するインキローラ32が設けられている。このインキロ
ーラ32に対向する位置には、そのインキローラ32の
外周面上に保持されるインキの量を一定に保つドクタロ
ーラ33が前記インキローラ32の外周面に対して僅か
に隙間を開けて設けられている。前記インキローラ32
と前記ドクタローラ33とにより形成された楔状空間に
は、前記インキパイプから供給されたインキが溜るイン
キ溜り34が形成されている。
【0021】前記給紙部25には、給紙トレイ(図示せ
ず)から一枚ずつ給紙された印刷用紙を前記版胴24に
巻き付いたマスタ21の位置に合わせて前記版胴24と
前記プレスローラ26との間に搬送する一対のレジスト
ローラ35が回転自在に設けられている。
【0022】前記プレスローラ26は、弾性体であるニ
トリルゴムやクロロプレンゴムを芯金の外周に円筒状に
形成したものである。前記プレスローラ26は、プレス
ローラアーム36の一端に回転自在に支持されている。
前記プレスローラアーム36は、プレスローラ26を支
持しない他端側に固定されたプレスローラアーム軸37
を中心に回動自在に支持されている。前記プレスローラ
アーム36には、このプレスローラアーム36を時計回
り方向に回転させて前記プレスローラ26を前記版胴2
4に当接させるスプリング(図示せず)が取り付けられ
ている。前記プレスローラアーム軸37には、カムフォ
ロア(図示しない)が取り付けられている。このカムフ
ォロアに対向する位置には、そのカムフォロアに当接し
て前記プレスローラアーム36を回動させることにより
前記プレスローラ26を前記版胴24に当接及び離間さ
せるカム(図示しない)が回転自在に設けられている。
前記プレスローラアーム36には、前記プレスローラ2
6が前記版胴24から離間した状態で前記プレスローラ
アーム36を係止する係止手段(図示せず)が設けられ
ている。前記プレスローラ26は、前記給紙部25から
印刷用紙が給紙されていないとき前記係止手段により前
記版胴24から離間されて保持されている。
【0023】前記排紙部27には、画像が印刷された印
刷用紙を前記版胴24から剥離する剥離爪38と、この
剥離爪38により剥離された印刷用紙が積載される排紙
トレイ39とが設けられている。
【0024】このような構造の印刷機構23では、製版
装置22により製版された1版分のマスタ21が版胴2
4に巻き付いている。そのマスタ21の位置に合わせて
給紙部25から印刷用紙が給紙される。この給紙された
印刷用紙をプレスローラ26によりマスタ21を介して
版胴24に押し付ける。このとき、版胴24内でインキ
供給部31により供給されたインキが版胴24の孔及び
マスタ21の穿孔から滲み出して印刷用紙に転移する。
これにより、印刷用紙に画像が印刷される。この画像が
印刷された印刷用紙は、剥離爪38により剥離されて排
紙トレイ39へ排紙される。
【0025】次に、前記製版装置22について説明す
る。前記製版装置22には、前記孔版印刷装置20の側
壁(図示せず)に固定された固定部40と、この固定部
40に対して開閉自在に取り付けられた開閉部41とが
設けられている。前記固定部40には、前記マスタ21
がロール状に巻き付けられたマスタロール42が回転自
在で着脱自在に支持されている。前記固定部40と前記
開閉部41との間には、前記マスタロール42から前記
版胴24へ前記マスタ21が搬送される搬送経路43が
形成されている。
【0026】前記搬送経路43には、マスタ21を加熱
穿孔製版するサーマルヘッド44と、このサーマルヘッ
ド44に前記マスタ21を押し付けるプラテンローラ4
5とが配置されている。前記サーマルヘッド44と前記
プラテンローラ45とにより加熱穿孔部46が形成され
ている。前記加熱穿孔部46よりも前記搬送経路43の
下流側には、前記マスタ21を搬送する上下一対の張り
ローラ47,48が配置されている。前記張りローラ4
7,48よりも前記搬送経路43の下流側には、前記マ
スタ21を所定の長さで切り取る上下一対のカッタ刃4
9,50が配置されている。前記カッタ刃49,50に
よりカッタ部51が形成されている。前記カッタ部51
よりも搬送経路43の下流側には、前記マスタ21を一
旦貯容する貯容箱52が配置されている。前記貯容箱5
2よりも前記搬送経路43の下流側には、前記マスタ2
1を搬送する上下一対の搬送ローラ53,54が配置さ
れている。
【0027】前記固定部40には、前述のプラテンロー
ラ45、下側の張りローラ48、下側のカッタ50及び
下側の搬送ローラ54が支持されている。前記開閉部4
1には、前述のサーマルヘッド44、上側の張りローラ
47、上側のカッタ刃49、貯容箱52及び上側の搬送
ローラ53が支持されている。
【0028】前記開閉部41は、前記搬送経路43の下
流側で前記開閉部41に形成されて前記固定部40に支
持された開閉軸55により前記固定部40に開閉自在に
取り付けられている。前記開閉部41には、前記搬送経
路43の上流側で前記マスタロール42の上方にストッ
パ56が回動自在に支持されている。前記ストッパ56
の先端には係合部57が形成されている。前記固定部4
0には、前記係合部57に対応してロックピン58が形
成されている。前記ストッパ56は、前記係合部57を
前記ロックピン58に係合させることにより前記開閉部
41を前記固定部40に固定する。
【0029】前記サーマルヘッド44は、図4に示すよ
うに、ヘッドホルダ59に固定されている。前記ヘッド
ホルダ59には、ヘッドホルダ軸60が形成されてい
る。前記ヘッドホルダ軸60が前記開閉部41に回転自
在に支持されて前記ヘッドホルダ59が前記開閉部41
に回転自在に支持されている。前記ヘッドホルダ59に
は、このヘッドホルダ59を時計回りに回転させて前記
サーマルヘッド44を前記プラテンローラ45に当接さ
せるスプリング(図示せず)が取り付けられている。前
記ヘッドホルダ軸60には、スプリングの押圧力に打ち
勝って前記ヘッドホルダ59を反時計回り方向に回転さ
せて前記サーマルヘッド44を前記プラテンローラ45
から離すヘッドホルダ駆動モータ61(図5参照)が連
結されている。前述のヘッドホルダ59、ヘッドホルダ
軸60及びヘッドホルダ駆動モータ61によりサーマル
ヘッド44とプラテンローラ45とを離間させるサーマ
ルヘッド離間手段が形成されている。
【0030】前記上側の張りローラ47は、図4に示す
ように、張りローラアーム62に回転自在に支持されて
いる。前記張りローラアーム62には、張りローラアー
ム軸63が形成されている。前記張りローラアーム軸6
3が前記開閉部41に回転自在に支持されて前記張りロ
ーラアーム62が前記開閉部41に回転自在に支持され
ている。前記張りローラアーム62には、この張りロー
ラアーム62を反時計回り方向に回転させて前記上側の
張りローラ47を前記下側の張りローラ48に当接させ
るスプリング(図示せず)が取り付けられている。前記
張りローラアーム62には、前記ヘッドホルダ側に張り
ローラアーム凸部64が形成されている。前記張りロー
ラアーム凸部64は、前記ヘッドホルダ59の上面に当
接している。
【0031】前記上側の搬送ローラ53は、図4に示す
ように、搬送ローラアーム65に回転自在に固定されて
いる。前記搬送ローラアーム65には、搬送ローラアー
ム軸66が形成されている。前記搬送ローラアーム軸6
6が前記開閉部41に回転自在に支持されて前記搬送ロ
ーラアーム65が前記開閉部41に回転自在に支持され
ている。前記搬送ローラアーム65には、この搬送ロー
ラアーム65を時計回り方向に回転させて前記上側の搬
送ローラ53を前記下側の搬送ローラ54に当接させる
スプリング(図示せず)が取り付けられている。前記搬
送ローラアーム65には、前記張りローラアーム62側
に搬送ローラアーム凸部67が形成されている。前記搬
送ローラアーム凸部67は、前記張りローラアーム62
の下面に当接している。
【0032】前述の張りローラアーム62、張りローラ
軸63、張りローラ凸部64、搬送ローラアーム65、
搬送ローラアーム軸66及び搬送ローラアーム凸部67
により上下一対の張りローラ47,48を離間させると
共に、上下一対の搬送ローラ53、54を離間させるロ
ーラ離間手段が形成されている。前述の張りローラアー
ム62、張りローラ軸63及び張りローラ凸部64によ
り上下一対の搬送ローラを47,48を離間させる張り
ローラ離間手段が形成されている。前述の搬送ローラア
ーム65、搬送ローラアーム軸66及び搬送ローラアー
ム凸部67により上下一対の搬送ローラを離間させる搬
送ローラ離間手段が形成されている。
【0033】前記プラテンローラ45には、ステッピン
グモータ68(図5参照)が連結されている。前記プラ
テンローラ45は、前記固定部40に回転自在に支持さ
れ、前記ステッピングモータ68により駆動されて時計
回り方向に回転することにより前記マスタ21を前記マ
スタロール42から引き出す。
【0034】前記下側の張りローラ48には、トルクリ
ミッタを介して前記ステッピングモータ63が連結され
ている。前記下側の張りローラ48は、前記固定部40
に回転自在に支持され、前記マスタ21が変形しない状
態で前記プラテンローラ45の周速度よりも僅かに速い
周速度で回転する。
【0035】前記下側の搬送ローラ54には、前記ステ
ッピングモータ63が連結されている。前記下側の搬送
ローラ54は、前記固定部40に回転自在に支持されて
いる。前記下側の搬送ローラ54は、前記マスタ21に
ある程度以上の張力が作用すると前記下側の搬送ローラ
54の外周面に対して前記マスタ21が滑るように形成
され、前記マスタ21が変形しない状態で前記下側の張
りローラ48よりも僅かに速い周速度で回転する。
【0036】前記カッタ部51は、回転刃移動タイプの
カッタ装置であり、前記マスタ21を所定の長さに切断
する。前記上側のカッタ刃49は、前記開閉部41に固
定されたガイドレール部材(図示せず)と、ガイドレー
ル部材で前記マスタ21の幅方向に沿って移動自在に支
持された回転刃及びモータとからなる可動カッタ刃であ
る。前記下側のカッタ刃50は、固定カッタ刃であり、
前記固定部40に固定されている。
【0037】前記貯容箱52は、前記開閉部41に着脱
自在に設けられている。前記貯容箱52には、前記搬送
経路43に対応する開口部が形成されている。前記貯容
箱52には、前記カッタ部51の上方に不要なマスタを
収納する収納部69が形成されている。前記収納部69
における前記搬送経路43の上流側の側面には、前記マ
スタ21を吸引する吸引ファン70が取り付けられてい
る。前記開閉部41には、前記貯容箱52における前記
搬送経路43の下流側の側面に対向して、前記貯容箱5
2内に一旦貯容された前記マスタ21を検知する貯容部
マスタセンサ71が取り付けられている。
【0038】前記固定部40には、前記下側のカッタ刃
50と前記下側の搬送ローラ54との間に前記貯容箱5
2に対応して第一のガイド板72が取り付けられ、前記
下側の搬送ローラ54よりも前記搬送経路43の下流側
に前記第二のガイド板73が取り付けられている。
【0039】ここで、前記製版装置22の電気的なハー
ドウェア構成について説明する。前記製版装置22に
は、図5に示すように、前述のサーマルヘッド44、カ
ッタ部51、ステッピングモータ68、ヘッドホルダ駆
動モータ61等を制御するCPU74が設けられてい
る。前記CPU74には、バス75を介して、前記サー
マルヘッド44を駆動するサーマルヘッド駆動部76
と、前記カッタ部51を駆動するカッタ駆動部77と、
前記ヘッドホルダ駆動モータ61を駆動するヘッドホル
ダ駆動部78と、ステッピングモータ68を駆動するス
テッピングモータ駆動部79と、吸引ファン70を駆動
する吸引ファン駆動部80とが接続されている。また、
前記CPU74には、前記バス75を介して、入出力部
81が接続されている。前記入出力部81には、前記貯
容部マスタセンサ71や、前記マスタ21の先端が前記
搬送ローラ53,54の位置にあることを検知する搬送
ローラマスタセンサ82や、製版動作を開始する情報を
入力する製版開始情報入力手段である製版スタートキー
83が接続されている。さらに、製版動作が終了してか
ら経過した時間を計測するタイマ84と、各部の制御等
に関する情報が記憶されているROM85と、入出力部
81から入力された情報等を一旦記憶するRAM86と
が接続されている。前記タイマ84によりタイマ手段が
構成されている。
【0040】このような構成において、製版装置22の
製版動作について説明する。まず、版胴24が回転して
クランパ30が略真上に配置され、クランパ30がステ
ージ29から離れて開放される。そして、ステッピング
モータ駆動部79によりステッピングモータ68が駆動
されてプラテンローラ45、下側の張りローラ48及び
下側の搬送ローラ54が回転することによりマスタ21
が搬送される。この時、サーマルヘッド駆動部76によ
り画像情報に応じてサーマルヘッドが駆動されてマスタ
21が加熱穿孔製版される。
【0041】そして、マスタ21の先端がステージ29
とクランパ30との間に向けて第二のガイド板73によ
り案内される。その後、ステッピングモータ63を駆動
するステップ数からマスタ21の先端の位置を算定す
る。そして、ステージ29とクランパ30との間にマス
タ21の先端が到達したことが算定されると、搬送ロー
ラ53,54が停止し、マスタ21の先端がステージ2
9とクランパ30とにより挟持される。すると、吸引フ
ァン駆動部80により吸引ファン70が駆動されてマス
タ21が貯容箱52内で凸状に吸引される。貯容箱52
内のマスタ21が貯容部マスタセンサ75により検知さ
れると、貯容部マスタセンサ75がマスタ21を検知し
なくなるまで、版胴24が回転してマスタ21を貯容箱
52から引き出しながら版胴24に巻き付ける。その
後、貯容箱52内にマスタ21を一旦貯容し、このマス
タ21を貯容箱52から引き出しながら版胴24に巻き
付ける動作が繰り返される。
【0042】さらに、ステッピングモータ68のステッ
プ数から製版が完了したと判断されると、カッタ駆動部
77によりカッタ部51が駆動されてマスタ21が切断
される。すると、プラテンローラ45、下側の張りロー
ラ48及び下側の搬送ローラ54が一旦停止する。この
切り取られたマスタ21は、版胴24の回転により引き
出されて版胴24に巻き付く。そして、版付けが行なわ
れる。この時、吸引ファン70が停止する。この吸引フ
ァン70の停止後、ステッピングモータ駆動部79によ
りステッピングモータ68が駆動され、プラテンローラ
45、下側の張りローラ48及び下側の搬送ローラ54
が回転してマスタ21の先端が搬送ローラ53,54ま
で搬送される。すると、ステッピングモータ68が停止
してプラテンローラ45、下側の張りローラ48及び下
側の搬送ローラ54が停止する。このようにして1版分
のマスタ21が製版され、製版装置22の製版動作が終
了する。
【0043】次に、製版動作が終了した後の製版装置2
2の動作について説明する。製版装置22では、図1に
示すように、製版装置22の動作が停止してから経過し
た時間がタイマ84により計測され、このタイマ84に
より計測された時間と予め設定されROM85に記憶さ
れている時間とを比較し、所定の時間が経過したかどう
か判断する(ステップSt.1)。このSt.1におけ
る動作がタイマ手段の動作として行なわれる。
【0044】前述のSt.1において、所定の時間が経
過していない(NO)と判断されると、製版スタートキ
ー83が押されたか否かを判断する(ステップSt.
2)。このSt.2において、製版スタートキー83が
押されていない(NO)と判断されると、前述のSt.
1において所定の時間が経過した(YES)と判断され
るか、又は、前述のSt.2において製版スタートキー
83が押された(YES)と判断されるまで、前述のS
t.1,St.2が引き続き行なわれる。
【0045】そして、前述のSt.1において、所定の
時間が経過したと判断される(YES)と、図6(b)
に示すように、ヘッドホルダ駆動部78によりヘッドホ
ルダ駆動モータ61が駆動されて回転し、ヘッドホルダ
59が反時計回り方向に回転する。そして、サーマルヘ
ッド44がプラテンローラ45から離される。
【0046】さらにヘッドホルダ駆動部78によりヘッ
ドホルダ駆動モータ61が駆動されて回転し、ヘッドホ
ルダ59が反時計回り方向に回転すると、図6(c)に
示すように、ヘッドホルダ59により張りローラアーム
凸部64が押し上げられ、張りローラアーム62が時計
回り方向に回転して上側の張りローラ47が下側の張り
ローラ48から離される。
【0047】その後もヘッドホルダ駆動部78によりヘ
ッドホルダ駆動モータ61が駆動されて回転し、ヘッド
ホルダ59が反時計回り方向に回転してヘッドホルダ5
9により張りローラアーム凸部64が押し上げられるこ
とにより張りローラアーム62が時計回り方向に回転す
ると、図6(d)に示すように、張りローラアーム62
により搬送ローラアーム凸部67が押し下げられ、搬送
ローラアーム65が反時計回り方向に回転して上側の搬
送ローラ53が下側の搬送ローラ54から離される。こ
のようにサーマルヘッド44をプラテンローラ45から
離し、上側の張りローラ47を下側の張りローラ48か
ら離し、上側の搬送ローラ53から下側の搬送ローラ5
4から離す離間動作が行なわれる(ステップSt.
3)。そして、図7に示すように、サーマルヘッド44
とプラテンローラ45との間が離れ、上側の張りローラ
47と下側の張りローラ48との間が離れ、上側の搬送
ローラ53と下側の搬送ローラ54との間が離れると離
間動作が終了する。前述のSt.3においてヘッドホル
ダ駆動部78によりヘッドホルダ駆動モータ61を駆動
する動作が離間制御手段の動作として行なわれる。前述
のSt.3において所定の時間が経過したと判断された
ことによりヘッドホルダ駆動部78にヘッドホルダ駆動
部78を駆動させる動作が離間制御駆動部の動作として
行なわれる。
【0048】また、前述のSt.2において、製版スタ
ートキー83が押された(YES)と判断されると、前
述したように製版装置22の製版動作が行なわれる(ス
テップSt.4)。このSt.4における製版動作が終
了した後、前述のSt.1下の動作が再び行なわれる。
【0049】前述のSt.3における離間動作が終了し
た後、サーマルヘッド44とプラテンローラ45との
間、張りローラ47,48の間及び搬送ローラ53,5
4の間が離れた状態が維持される。このような状態にお
いて、図8に示すように、製版スタートキー83が押さ
れたか否かを判断する(ステップSt.5)。このS
t.5において、製版開始情報入力手段である製版スタ
ートキー83が押されて製版動作を開始する情報が入力
されたことを検知する動作が製版開始情報検知手段の動
作として行なわれる。前述のSt.5において、製版ス
タートキー83が押されていない(NO)と判断される
と、製版スタートキー83が押された(YES)と判断
されるまで、前述にSt.5が継続して行なわれる。
【0050】そして、前述のSt.5において、製版ス
タートキー83が押された(YES)と判断されると、
ヘッドホルダ駆動部78によりヘッドホルダ駆動モータ
61が駆動されて逆回転し、ヘッドホルダ59が時計回
り方向に回転する。するとヘッドホルダ59により張り
ローラアーム凸部64が押し上げられなくなり、張りロ
ーラアーム62が反時計回り方向に回転する。そして、
張りローラアーム62により搬送ローラアーム凸部67
が押し下げられなくなり、搬送ローラアーム65が時計
回り方向に回転して上側の搬送ローラ53がマスタ21
を介して下側の搬送ローラ54に当接する(ステップS
t.6)。
【0051】その後、図9に示すように、サーマルヘッ
ド44とプラテンローラ45との間及び張りローラ4
7,48の間が離れ、搬送ローラ53,54の間が当接
した状態でステッピングモータ駆動部79によりステッ
ピングモータ68が駆動されて回転し、下側の搬送ロー
ラ54が回転してマスタ21が搬送される。このとき、
マスタ21にある程度以上の張力が作用すると下側の搬
送ローラ54に対してマスタ21が滑るので、マスタ2
1に作用する張力が一定に保たれてマスタ21が搬送さ
れる。これにより、マスタ21の弛みと斜向とが矯正さ
れる(St.St.7)。
【0052】このSt.7において、下側の搬送ローラ
54が所定の時間回転してマスタ21の弛みと斜向とが
矯正されると、下側の搬送ローラ54が一旦停止する。
その後、再びヘッドホルダ駆動部78によりヘッドホル
ダ駆動モータ61が駆動されて逆回転し、ヘッドホルダ
59が時計回り方向に回転する。するとヘッドホルダ5
9により張りローラアーム凸部64が押し上げられなく
なり、張りローラアーム62が反時計回り方向に回転し
て上側の張りローラ47がマスタ21を介して下側の張
りローラ48に当接し、サーマルヘッド44がマスタ2
1を介してプラテンローラ45に当接する(ステップS
t.8)。すると、前述したように製版装置22の製版
動作が行なわれる(ステップSt.9)。その後、製版
装置22の製版動作が終了する。前述のSt.6及びS
t.8において、ヘッドホルダ駆動部78によりヘッド
ホルダ駆動モータ61を駆動させて逆回転させ、ヘッド
ホルダ59を時計回り方向に回転させて上側の搬送ロー
ラ53を下側の搬送ローラ54に当接させ、上側の張り
ローラ47を下側の張りローラ48に当接させてサーマ
ルヘッド44をプラテンローラ45に当接させる動作が
離間制御停止手段の動作として行なわれる。
【0053】このように、製版装置22の製版動作が終
了してから経過した時間をタイマ84により計測し、製
版スタートキー83が押されずに所定の時間が経過する
と、ヘッドホルダ駆動部78によりヘッドホルダ駆動モ
ータ61を駆動させてサーマルヘッド44とプラテンロ
ーラ45との間、張りローラ47,48の間及び搬送ロ
ーラ53,54の間を離すことにより、サーマルヘッド
44とプラテンローラ45との間、張りローラ47,4
8の間及び搬送ローラ53,54の間のニップ部分でマ
スタ21が挟持された状態で長時間放置されるのを防止
でき、ニップ部分でマスタ21がプラテンローラ45の
表面、張りローラ47,48の表面又は搬送ローラ5
3,54の表面に張り付くのを防止できる。従って、製
版装置22の製版動作を再び開始した際にニップ部分で
マスタ21に局部的に張力が作用するのが防止でき、マ
スタ21が伸びて変形するのが防止できる。また、製版
装置22の製版動作を再び開始した際にニップ部分でマ
スタ21がプラテンローラ45、張りローラ47,48
又は搬送ローラ53,54に巻き付くのを防止できる。
そのため、マスタ21の搬送が不安定になってジャムが
発生するのが防止される。また、製版装置22の製版動
作が連続的に行なわれる場合にはサーマルヘッド44と
プラテンローラ45との間、張りローラ47,48の間
及び搬送ローラ53,54の間を離間させずに、製版装
置22の製版動作が終了してから製版スタートキー83
が押されずに所定の時間が経過した場合にのみサーマル
ヘッド44とプラテンローラ45との間、張りローラ4
7,48の間及び搬送ローラ53,54の間を離すこと
ができる。このため、ヘッドホルダ59、ヘッドホルダ
軸60、張りローラアーム62、張りローラアーム軸6
3、張りローラアーム凸部64、搬送ローラアーム6
5、搬送ローラアーム軸66及び搬送ローラアーム凸部
67を強固に製作する必要がなくなり、製作が容易にな
る。さらに、製版装置22では、連続紙が使用される。
また、下側の張りローラ48よりも下側の搬送ローラを
僅か速い周速度で回転させて張りローラ47,48と搬
送ローラ53,54との間でマスタ21に所定の張力を
作用させることにより、カッタ部51によりマスタ21
を幅方向に切断した際に、マスタ21が幅方向にずれて
弛んでしまうのを防止することができるため、良好な切
り口が得られる。さらに、プラテンローラ45よりも下
側の張りローラ48を僅かに速い周速度で回転させて加
熱穿孔部46と張りローラ47,48との間でマスタ2
1に所定の張力を作用させることにより、マスタ21に
形成された穿孔の形状についてマスタ21の搬送方向の
バラツキを押えることができる。このため、画像再現性
の悪化が防止される。
【0054】なお、本発明の実施の形態においては、上
側の張りローラ47を下側の張りローラ48から離し、
上側の搬送ローラ53を下側の搬送ローラ54から離す
ようにしたが、張りローラ47,48の間及び搬送ロー
ラ53,54の間を離間することができれば、下側の張
りローラ48を上側の張りローラ47から離すようにし
ても良い。また、下側の搬送ローラ54を上側の搬送ロ
ーラ53から離すようにしても良い。
【0055】また、本発明の実施の形態においては、多
孔性支持体を用いずに熱可塑性樹脂フィルムのみで形成
されたマスタ21を使用したが、使用されるマスタが熱
可塑性樹脂フィルムのみで形成されたマスタ21に限ら
れる訳ではなく、薄いた多孔性支持体に熱可塑性樹脂フ
ィルムを貼り合わせた腰の弱いマスタや多孔性支持体に
熱可塑性樹脂フィルムを貼り合わせた腰の強いマスタで
も良い。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、製版動作
が行なわれていないときに離間制御手段によりサーマル
ヘッド離間手段又はローラ離間手段の内の少なくとも一
方を駆動してサーマルヘッドとプラテンローラとの間又
はローラ対の間の内の少なくとも一方を離間させること
により、サーマルヘッドとプラテンローラとの間及びロ
ーラ対の間のニップ部分で腰の弱いマスタが挟持された
状態で長時間放置されることがなくなり、ニップ部分で
腰の弱いマスタがプラテンローラの表面又は上ローラ対
の表面に張り付くのを防止できるので、製版動作を行な
う際にニップ部分で腰の弱いマスタに局部的に張力が作
用することがなくなり、腰の弱いマスタが伸びて変形す
るのを防止でき、また、製版動作を行なう際にニップ部
分で腰の弱いマスタがプラテンローラ又はローラ対に巻
き付くのを防止できるため、マスタの搬送が不安定にな
るのが防止できてジャムが発生するのが防止できる。
【0057】請求項2記載の発明によれば、マスタがロ
ール状に巻き付けられたマスタロールと、前記マスタロ
ールから前記搬送経路に引き出されて加熱穿孔部により
加熱穿孔されたマスタを所定の長さで切り取るカッタ部
とを備えることにより、連続紙を使用することができ
る。
【0058】請求項3記載の発明によれば、ローラ対が
マスタを搬送する張りローラ対及び搬送ローラ対であ
り、前記張りローラ対が加熱穿孔部と前記張りローラ対
との間及び前記張りローラ対と前記搬送ローラ対との間
でマスタに所定の張力を作用させることにより、マスタ
の穿孔の形状についてマスタの搬送方向のバラツキを押
えることができるため、画像再現性の悪化を防止でき
る。また、マスタの搬送が不安定になるのが防止されて
ジャムが発生するのを防止できる。
【0059】請求項4記載の発明によれば、サーマルヘ
ッド離間手段が、サーマルヘッドを保持し、回転自在に
設けられており、ローラ離間手段が、ローラ対の内の一
方のローラを保持し、サーマルヘッド離間手段と連結し
て回転自在に設けられているので、離間制御手段により
サーマルヘッド離間手段を駆動することにより、サーマ
ルヘッド離間手段によりローラ離間手段が動作してロー
ラ対を離間させることができるため、離間制御手段によ
りローラ離間手段を駆動する必要がなくなり、構造及び
製作を容易にすることができる。
【0060】請求項5記載の発明によれば、サーマルヘ
ッド離間手段が、サーマルヘッドを保持し、回転自在に
設けられており、ローラ離間手段が、サーマルヘッド離
間手段と連結して回転自在に設けられて張りローラ対の
内の一方の張りローラを保持する張りローラ離間手段
と、この張りローラ離間手段と連結して回転自在に設け
られて搬送ローラ対の内の一方の搬送ローラを保持する
搬送ローラ離間手段とを備えるので、離間制御手段によ
りサーマルヘッド離間手段を駆動することにより、サー
マルヘッド離間手段により張りローラ離間手段を駆動さ
せることができて張りローラ対を離間させることがで
き、張りローラ対を駆動させることにより搬送ローラ離
間手段を駆動することができて搬送ローラ対を離間させ
ることができるため、離間制御手段によりローラ離間手
段を駆動する必要がなくなり、構造及び製作を容易にす
ることができる。
【0061】請求項6記載の発明によれば、製版動作の
終了後所定の時間が経過したことがタイマ手段により検
知されると、離間制御手段がサーマルヘッド離間手段又
はローラ離間手段の内の少なくとも一方を駆動してサー
マルヘッドとプラテンローラとの間又はローラ対の間の
内の少なくとも一方を離間させることにより、製版動作
が連続的に行なわれる場合にはサーマルヘッドとプラテ
ンローラとの間及びローラ対の間を離間させずに、製版
動作の終了後所定の時間が経過した場合にのみサーマル
ヘッドとプラテンローラとの間又はローラ対の間の内の
少なくとも一方を離間させることができるため、サーマ
ルヘッド離間手段及びローラ離間手段を強固に製作する
必要がなくなり、製作を容易にすることができる。
【0062】請求項7記載の発明によれば、製版を開始
する情報が製版開始情報入力手段により入力されたこと
が製版開始情報検知手段により検知されると、離間制御
手段がサーマルヘッドとプラテンローラとの間及びロー
ラ対の間を当接させることにより、サーマルヘッドとプ
ラテンローラとの間又はローラ対の間の内の少なくとも
一方が離間されている状態で製版を開始する際に、製版
動作を開始する情報を製版開始情報入力手段により入力
するだけでサーマルヘッドとプラテンローラとの間及び
ローラ対の間を当接させることができるため、操作を容
易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の製版装置の製版動作終
了後の動作を示すフローチャートである。
【図2】孔版印刷装置を示す縦断正面図である。
【図3】開閉部を開けた状態の製版装置を示す縦断正面
図である。
【図4】ヘッドホルダ、張りローラアーム及び搬送ロー
ラアームを示す正面図である。
【図5】製版装置の電気的なハードウェア構成を示すブ
ロック図である。
【図6】離間動作を順に示す正面図である。
【図7】離間動作終了後の製版装置を示す縦断側面図で
ある。
【図8】離間動作終了後に製版動作を行なう際の動作を
示すフローチャートである。
【図9】製版動作開始直後の製版装置を示す縦断側面図
である。
【図10】従来の製版装置の一例を示す縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
21 マスタ 42 マスタロール 43 搬送経路 44 サーマルヘッド 45 プラテンローラ 46 加熱穿孔部 47,48 ローラ対、張りローラ対 51 カッタ部 53,54 ローラ対、搬送ローラ対 59,60,61 サーマルヘッド離間手段 59,60,61,62,63,64,65,66,6
7 ローラ離間手段 84 タイマ手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタが搬送される搬送経路中にサーマ
    ルヘッドとプラテンローラとからなる加熱穿孔部及びロ
    ーラ対を順に設け、前記搬送経路を搬送される前記マス
    タを前記加熱穿孔部により加熱穿孔して製版する製版装
    置において、 前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとを離間させ
    るサーマルヘッド離間手段と、 前記ローラ対を離間させるローラ離間手段と、 マスタを製版する製版動作が行なわれていないときに前
    記サーマルヘッド離間手段又は前記ローラ離間手段の内
    の少なくとも一方を駆動して前記サーマルヘッドと前記
    プラテンローラとの間又は前記ローラ対の間の内の少な
    くとも一方を離間させる離間制御手段と、を備えること
    を特徴とする製版装置。
  2. 【請求項2】 マスタがロール状に巻き付けられたマス
    タロールと、 前記マスタロールから搬送経路に引き出されて加熱穿孔
    部により加熱穿孔されたマスタを所定の長さで切り取る
    カッタ部と、を備えることを特徴とする請求項1記載の
    製版装置。
  3. 【請求項3】 ローラ対は、マスタを搬送する張りロー
    ラ対及び搬送ローラ対であり、前記張りローラ対は、加
    熱穿孔部と前記張りローラ対との間及び前記張りローラ
    対と前記搬送ローラ対との間でマスタに所定の張力を作
    用させることを特徴とする請求項1又は2記載の製版装
    置。
  4. 【請求項4】 サーマルヘッド離間手段は、サーマルヘ
    ッドを保持し、回転自在に設けられており、ローラ離間
    手段は、ローラ対の内の一方のローラを保持し、前記サ
    ーマルヘッド離間手段と連結して回転自在に設けられて
    いることを特徴とする請求項1又は3記載の製版装置。
  5. 【請求項5】 サーマルヘッド離間手段は、サーマルヘ
    ッドを保持し、回転自在に設けられており、ローラ離間
    手段は、前記サーマルヘッド離間手段と連結して回転自
    在に設けられて張りローラ対の内の一方の張りローラを
    保持する張りローラ離間手段と、この張りローラ離間手
    段と連結して回転自在に設けられて搬送ローラ対の内の
    一方の搬送ローラを保持する搬送ローラ離間手段とを備
    えることを特徴とする請求項3記載の製版装置。
  6. 【請求項6】 離間制御手段は、製版動作の終了後所定
    の時間が経過したことを検知するタイマ手段を備え、所
    定の時間が経過したことが前記タイマ手段により検知さ
    れるとサーマルヘッド離間手段又はローラ離間手段の内
    の少なくとも一方を駆動してサーマルヘッドとプラテン
    ローラとの間又はローラ対の間の内の少なくとも一方を
    離間させることを特徴とする請求項1,3,4又は5記
    載の製版装置。
  7. 【請求項7】 製版動作を開始する情報を入力する製版
    開始情報入力手段と、 製版動作を開始する情報が前記製版開始情報入力手段に
    より入力されたことを検知する製版開始情報検知手段と
    を備え、 離間制御手段は、製版を開始する情報が入力されたこと
    が前記製版開始情報検知手段により検知されるとサーマ
    ルヘッドとプラテンローラとの間及びローラ対の間を当
    接させることを特徴とする請求項1,3,4,5又は6
    記載の製版装置。
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JP33169495A Pending JPH09169097A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 製版装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100899131B1 (ko) * 2007-06-27 2009-05-26 주식회사시스테크놀로지 카드 프린트의 프린트 헤드 및 롤러 승강 장치

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KR100899131B1 (ko) * 2007-06-27 2009-05-26 주식회사시스테크놀로지 카드 프린트의 프린트 헤드 및 롤러 승강 장치

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