JPH0916922A - 磁気抵抗効果型磁気ヘッド - Google Patents
磁気抵抗効果型磁気ヘッドInfo
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- JPH0916922A JPH0916922A JP16664195A JP16664195A JPH0916922A JP H0916922 A JPH0916922 A JP H0916922A JP 16664195 A JP16664195 A JP 16664195A JP 16664195 A JP16664195 A JP 16664195A JP H0916922 A JPH0916922 A JP H0916922A
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- head
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 オフトラック特性に優れるとともに、高バイ
アス効率及び高再生出力を得ることを可能とするMRヘ
ッドを提供する。 【構成】 下部磁性層2に溝部2aを形成し、この溝部
2a内に絶縁層12を形成して、MR素子1をその後端
部にて下部磁性層2と接触させてて設けて当該下部磁性
層2と磁気的に接続する。
アス効率及び高再生出力を得ることを可能とするMRヘ
ッドを提供する。 【構成】 下部磁性層2に溝部2aを形成し、この溝部
2a内に絶縁層12を形成して、MR素子1をその後端
部にて下部磁性層2と接触させてて設けて当該下部磁性
層2と磁気的に接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体からの記
録磁界によって抵抗率が変化する磁気抵抗効果を有する
磁性層が上部,下部磁性層に狭持されてなる磁気抵抗効
果型磁気ヘッドに関する。
録磁界によって抵抗率が変化する磁気抵抗効果を有する
磁性層が上部,下部磁性層に狭持されてなる磁気抵抗効
果型磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスク装置における小型
大容量化が進行する中で、特にノート型パーソナルコン
ピュータに代表されるような可搬型コンピュータへの適
用が考慮される用途では、例えば2.5インチ程度の小
型ハードディスク装置に対する要求が高まっている。
大容量化が進行する中で、特にノート型パーソナルコン
ピュータに代表されるような可搬型コンピュータへの適
用が考慮される用途では、例えば2.5インチ程度の小
型ハードディスク装置に対する要求が高まっている。
【0003】このような小型ハードディスクでは、ディ
スク径に依存して媒体速度が遅くなるため、再生出力が
媒体速度に依存する従来の誘導型磁気ヘッドでは、再生
出力が低下し、大容量化の妨げとなっている。
スク径に依存して媒体速度が遅くなるため、再生出力が
媒体速度に依存する従来の誘導型磁気ヘッドでは、再生
出力が低下し、大容量化の妨げとなっている。
【0004】これに対して、磁界によって抵抗率が変化
する磁気抵抗効果を有する磁性層(以下、単にMR素子
と称する。)の抵抗変化を再生出力電圧として検出する
磁気抵抗効果型磁気ヘッド(以下、単にMRヘッドと称
する。)は、その再生出力が媒体速度に依存せず、低媒
体速度でも高再生出力が得られるという特徴を有するた
め、小型ハードディスクにおいて大容量化を実現する磁
気ヘッドとして注目されている。
する磁気抵抗効果を有する磁性層(以下、単にMR素子
と称する。)の抵抗変化を再生出力電圧として検出する
磁気抵抗効果型磁気ヘッド(以下、単にMRヘッドと称
する。)は、その再生出力が媒体速度に依存せず、低媒
体速度でも高再生出力が得られるという特徴を有するた
め、小型ハードディスクにおいて大容量化を実現する磁
気ヘッドとして注目されている。
【0005】このMRヘッドは、遷移金属に見られる磁
化の向きとその内部を流れる電流の向きのなす角によっ
て電気抵抗値が変化する、いわゆる磁気抵抗効果現象を
利用した再生用磁気ヘッドである。すなわち、磁気記録
媒体からの漏洩磁束を上記MR素子が受けると、その磁
束により上記MR素子の磁化の向きが反転し、上記MR
素子内部に流れる電流の向きに対して磁性量に応じた角
度をもつようになる。それ故に上記MR素子の電気抵抗
値が変化し、この変化量に応じた電圧変化が電流が流れ
ているMR素子の両端の電極に現れる。したがって、こ
の電圧変化を電圧信号として磁気記録信号を読みだせる
ことになる。
化の向きとその内部を流れる電流の向きのなす角によっ
て電気抵抗値が変化する、いわゆる磁気抵抗効果現象を
利用した再生用磁気ヘッドである。すなわち、磁気記録
媒体からの漏洩磁束を上記MR素子が受けると、その磁
束により上記MR素子の磁化の向きが反転し、上記MR
素子内部に流れる電流の向きに対して磁性量に応じた角
度をもつようになる。それ故に上記MR素子の電気抵抗
値が変化し、この変化量に応じた電圧変化が電流が流れ
ているMR素子の両端の電極に現れる。したがって、こ
の電圧変化を電圧信号として磁気記録信号を読みだせる
ことになる。
【0006】上記MRヘッドは、基板上に薄膜技術によ
り上記MR素子や電極膜、絶縁層等を成膜し、フォトリ
ソ技術によってこれらを所定形状にエッチングすること
により形成され、再生時のギャップ長を規定して不要な
磁束の上記MR素子への浸入を防止するために、シール
ド材となる下部磁性層及び上部磁性層を上下に配したシ
ールド構造を採用している。
り上記MR素子や電極膜、絶縁層等を成膜し、フォトリ
ソ技術によってこれらを所定形状にエッチングすること
により形成され、再生時のギャップ長を規定して不要な
磁束の上記MR素子への浸入を防止するために、シール
ド材となる下部磁性層及び上部磁性層を上下に配したシ
ールド構造を採用している。
【0007】具体的に、例えば、センス電流がトラック
幅方向と直交する方向に流れる、いわゆる縦型のMRヘ
ッドは、図5に示すように、セラミクスやガラス等の非
磁性基板104上に軟磁性膜である下部磁性層102、
及びAl2 O3 或はSiO2を材料とする絶縁層105
が順次積層され、この絶縁層104上に、MR素子10
1が、その長手方向が磁気記録媒体との対向面(磁気記
録媒体走行面a)と垂直となるように配され、且つその
一方の端面が磁気記録媒体走行面aに露出するかたちに
形成されている。さらに、MR素子101の両端部上
に、このMR素子にセンス電流を提供するための前端電
極106a及び後端電極106bが設けられ、MR素子
101上にAl2 O3 或はSiO2 を材料とする絶縁層
107が形成されている。この絶縁層107上にはMR
素子101と対向してバイアス導体108が配されて、
さらにこの上に絶縁層109が形成され、上記絶縁層1
09上に軟磁性膜である上部磁性層103が積層され、
この上部磁性層103上にAl2 O3 やSiO2 等より
なる保護層110が成膜されて上記MRヘッドが構成さ
れている。ここで、MR素子101は前端電極106a
と後端電極106bとの間の領域が有効感磁部となる。
幅方向と直交する方向に流れる、いわゆる縦型のMRヘ
ッドは、図5に示すように、セラミクスやガラス等の非
磁性基板104上に軟磁性膜である下部磁性層102、
及びAl2 O3 或はSiO2を材料とする絶縁層105
が順次積層され、この絶縁層104上に、MR素子10
1が、その長手方向が磁気記録媒体との対向面(磁気記
録媒体走行面a)と垂直となるように配され、且つその
一方の端面が磁気記録媒体走行面aに露出するかたちに
形成されている。さらに、MR素子101の両端部上
に、このMR素子にセンス電流を提供するための前端電
極106a及び後端電極106bが設けられ、MR素子
101上にAl2 O3 或はSiO2 を材料とする絶縁層
107が形成されている。この絶縁層107上にはMR
素子101と対向してバイアス導体108が配されて、
さらにこの上に絶縁層109が形成され、上記絶縁層1
09上に軟磁性膜である上部磁性層103が積層され、
この上部磁性層103上にAl2 O3 やSiO2 等より
なる保護層110が成膜されて上記MRヘッドが構成さ
れている。ここで、MR素子101は前端電極106a
と後端電極106bとの間の領域が有効感磁部となる。
【0008】この縦型のMRヘッドとともに、センス電
流がトラック幅方向と平行な方向に流れる、いわゆる横
型のMRヘッドもまた利用されている。この横型のMR
ヘッドにおいては、MR素子101がその長手方向が磁
気記録媒体との磁気記録媒体走行面aと平行となるよう
に配されている。
流がトラック幅方向と平行な方向に流れる、いわゆる横
型のMRヘッドもまた利用されている。この横型のMR
ヘッドにおいては、MR素子101がその長手方向が磁
気記録媒体との磁気記録媒体走行面aと平行となるよう
に配されている。
【0009】ここで、上記MRヘッドにおいて、MR素
子101の機能について説明する。このMR素子の電気
抵抗Rは、MR素子101に入力される磁束強度(磁束
量)に応じて変化する。すなわち、MR素子101の電
気抵抗Rの外部磁界依存性がMR特性として図6に示す
特性曲線で表される。
子101の機能について説明する。このMR素子の電気
抵抗Rは、MR素子101に入力される磁束強度(磁束
量)に応じて変化する。すなわち、MR素子101の電
気抵抗Rの外部磁界依存性がMR特性として図6に示す
特性曲線で表される。
【0010】このMR素子101を駆動させる際には、
先ず、外部磁界に対する線形性に優れ且つ最も電気抵抗
Rの変化の大きい箇所まで予めMR素子101にバイア
ス磁界Hbを加えておく。この箇所を動作点Aとする。
このとき磁気記録媒体からの信号磁界ΔHsが入力する
と、それが抵抗変化ΔRsに変換されることになる。す
なわち、MR素子101に所定のセンス電流Isを流し
ておけば、オームの法則ΔVs=ΔRs×Isに基づい
て、この抵抗変化ΔRsを出力電圧ΔVsとして取り出
せる。
先ず、外部磁界に対する線形性に優れ且つ最も電気抵抗
Rの変化の大きい箇所まで予めMR素子101にバイア
ス磁界Hbを加えておく。この箇所を動作点Aとする。
このとき磁気記録媒体からの信号磁界ΔHsが入力する
と、それが抵抗変化ΔRsに変換されることになる。す
なわち、MR素子101に所定のセンス電流Isを流し
ておけば、オームの法則ΔVs=ΔRs×Isに基づい
て、この抵抗変化ΔRsを出力電圧ΔVsとして取り出
せる。
【0011】上記MRヘッドは、上記MR素子を上部磁
性層及び下部磁性層で挟む構造としているため、分解能
が向上し、これら上部,下部磁性層のないものと比較し
て、再生出力のS/N及び記録密度を向上させることが
できる。
性層及び下部磁性層で挟む構造としているため、分解能
が向上し、これら上部,下部磁性層のないものと比較し
て、再生出力のS/N及び記録密度を向上させることが
できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】縦型のMRヘッドは、
横型のMRヘッドに比してオフトラック特性に優れてお
り、今後MRヘッドの主流となりつつある。しかしなが
ら、この縦型のMRヘッドは、その有効感磁部がデプス
よりも奥に位置するために信号磁界を引き込み難く、再
生出力を向上させることが困難であり、この点が性能向
上に対する大きな障害となっている。
横型のMRヘッドに比してオフトラック特性に優れてお
り、今後MRヘッドの主流となりつつある。しかしなが
ら、この縦型のMRヘッドは、その有効感磁部がデプス
よりも奥に位置するために信号磁界を引き込み難く、再
生出力を向上させることが困難であり、この点が性能向
上に対する大きな障害となっている。
【0013】そこで本発明は、上述の課題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、オフトラッ
ク特性に優れるとともに、高バイアス効率及び高再生出
力を得ることを可能とするMRヘッドを提供することに
ある。
れたものであり、その目的とするところは、オフトラッ
ク特性に優れるとともに、高バイアス効率及び高再生出
力を得ることを可能とするMRヘッドを提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の対象となるもの
は、磁界によって抵抗率が変化する磁気抵抗効果を有す
る磁気抵抗効果素子(MR素子)が設けられてなり、当
該MR素子の抵抗変化を再生出力電圧として検出する磁
気抵抗効果型磁気ヘッド(MRヘッド)であり、MR素
子がその長手方向が磁気記録媒体走行方向と略々直交す
るように配されるとともに、当該磁気抵抗効果素子の前
端部,後端部にそれぞれ前端電極,後端電極が配され、
磁気抵抗効果素子の前端電極と後端電極との間の領域が
有効感磁部とされてなるMRヘッドである。
は、磁界によって抵抗率が変化する磁気抵抗効果を有す
る磁気抵抗効果素子(MR素子)が設けられてなり、当
該MR素子の抵抗変化を再生出力電圧として検出する磁
気抵抗効果型磁気ヘッド(MRヘッド)であり、MR素
子がその長手方向が磁気記録媒体走行方向と略々直交す
るように配されるとともに、当該磁気抵抗効果素子の前
端部,後端部にそれぞれ前端電極,後端電極が配され、
磁気抵抗効果素子の前端電極と後端電極との間の領域が
有効感磁部とされてなるMRヘッドである。
【0015】本発明のMRヘッドは、上記MR素子がそ
の後端部にて上部磁性層,下部磁性層の少なくとも一方
と磁気的に接続されていることを特徴とするものであ
る。
の後端部にて上部磁性層,下部磁性層の少なくとも一方
と磁気的に接続されていることを特徴とするものであ
る。
【0016】この場合、上記MR素子の有効感磁部と下
部磁性層との最大離間距離を0.5μm以上2μm以下
とすることが好適である。ここで、上記最大離間距離を
0.5μm以上とすることにより更なる出力向上が実現
され、下部磁性層の厚みを確保する必要から最大離間距
離が2μm以下に規制されることになる。
部磁性層との最大離間距離を0.5μm以上2μm以下
とすることが好適である。ここで、上記最大離間距離を
0.5μm以上とすることにより更なる出力向上が実現
され、下部磁性層の厚みを確保する必要から最大離間距
離が2μm以下に規制されることになる。
【0017】
【作用】本発明に係るMRヘッドにおいては、MR素子
がその後端部にて上部,下部磁性層の少なくとも一方と
磁気的に接続されており、MR素子と上部,下部磁性層
とが磁気的に隔絶している場合に比して当該MR素子の
磁気抵抗値が低減する。したがって、MR素子にバイア
ス磁界が安定且つ効率よく印加されるとともに、MR素
子の前端電極と後端電極との間の領域である有効感磁部
における信号磁界強度が増大し、低消費電力で高い再生
出力が得られる。
がその後端部にて上部,下部磁性層の少なくとも一方と
磁気的に接続されており、MR素子と上部,下部磁性層
とが磁気的に隔絶している場合に比して当該MR素子の
磁気抵抗値が低減する。したがって、MR素子にバイア
ス磁界が安定且つ効率よく印加されるとともに、MR素
子の前端電極と後端電極との間の領域である有効感磁部
における信号磁界強度が増大し、低消費電力で高い再生
出力が得られる。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係るMRヘッドの実施例を図
面を参照しながら詳細に説明する。
面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】この実施例に係るMRヘッドは、図1に示
すように、長手方向が磁気記録媒体走行面aと直交する
ように形成された磁気抵抗効果を奏するMR素子1が下
部磁性層2と上部磁性層3とで挟持された構造とされて
おり、いわゆる縦型のMRヘッドとして構成されてい
る。
すように、長手方向が磁気記録媒体走行面aと直交する
ように形成された磁気抵抗効果を奏するMR素子1が下
部磁性層2と上部磁性層3とで挟持された構造とされて
おり、いわゆる縦型のMRヘッドとして構成されてい
る。
【0020】具体的には、セラミクスやガラス等を材料
とする非磁性基板11上にNi−Fe等よりなるシール
ド磁性膜である下部磁性層2が設けられ、この下部磁性
層2に形成された溝部2a内に二酸化珪素(SiO2 )
等よりなる絶縁層12が形成されている。ここで、下部
磁性層2に溝部2aを形成するには、一例として、下部
磁性層2をメッキ成膜或はスパッタ成膜した後、下部磁
性層2上にフォトレジストを塗布して所定のパターンを
形成し、フォトリソグラフィー技術によりレジストマス
クを形成する。そして、このレジストマスクのパターン
に倣ってエッチングを施すことにより溝部2aを形成す
る。
とする非磁性基板11上にNi−Fe等よりなるシール
ド磁性膜である下部磁性層2が設けられ、この下部磁性
層2に形成された溝部2a内に二酸化珪素(SiO2 )
等よりなる絶縁層12が形成されている。ここで、下部
磁性層2に溝部2aを形成するには、一例として、下部
磁性層2をメッキ成膜或はスパッタ成膜した後、下部磁
性層2上にフォトレジストを塗布して所定のパターンを
形成し、フォトリソグラフィー技術によりレジストマス
クを形成する。そして、このレジストマスクのパターン
に倣ってエッチングを施すことにより溝部2aを形成す
る。
【0021】次いで、絶縁層12上にMR素子1が形成
され、さらにこのMR素子1上にSiO2 等よりなる絶
縁層13が成膜されている。すなわち、当該MRヘッド
においては、MR素子1を、その長手方向が磁気記録媒
体との対向面、即ち磁気記録媒体走行面aと垂直になる
ように配置し、その一方の端面を当該磁気記録媒体走行
面aに露出させるとともに、他方の端面を絶縁層12の
成膜領域より長く延在するかたちとされている。
され、さらにこのMR素子1上にSiO2 等よりなる絶
縁層13が成膜されている。すなわち、当該MRヘッド
においては、MR素子1を、その長手方向が磁気記録媒
体との対向面、即ち磁気記録媒体走行面aと垂直になる
ように配置し、その一方の端面を当該磁気記録媒体走行
面aに露出させるとともに、他方の端面を絶縁層12の
成膜領域より長く延在するかたちとされている。
【0022】そして、この絶縁層13上にはMR素子1
に所定のバイアス磁界を印加するためのバイアス導体1
4が成膜され、このバイアス導体14上に絶縁層15が
成膜されている。ここで、このバイアス導体14は絶縁
層15内に埋め込まれたかたちに成膜されていることに
なる。
に所定のバイアス磁界を印加するためのバイアス導体1
4が成膜され、このバイアス導体14上に絶縁層15が
成膜されている。ここで、このバイアス導体14は絶縁
層15内に埋め込まれたかたちに成膜されていることに
なる。
【0023】ここで、MR素子1の磁気記録媒体走行面
a側の一端部と、この一端部から所定距離隔てた他端部
に、それぞれ導電膜による電極(前端電極16a及び後
端電極16b)が形成されている。これら前端電極16
a及び後端電極16bは、MR素子1の長手方向に沿っ
て(即ち、上記磁気記録媒体走行面aと直交する方向
に)センス電流を流す目的で形成される。すなわち、前
端電極16a及び後端電極16bによりMR素子1が狭
持されたかたちとなっており、当該MR素子1のうち、
前端,後端電極16a,16b間の領域dが磁気抵抗効
果を示す有効感磁部となる。このとき、磁気記録媒体走
行面aから前端電極16aを介して当該有効感磁部に至
るまでの距離がデプス長となる。ここで、これら前端電
極16a及び後端電極16bもバイアス導体14と同様
に絶縁層15内に埋め込まれたかたちに成膜されている
ことになる。
a側の一端部と、この一端部から所定距離隔てた他端部
に、それぞれ導電膜による電極(前端電極16a及び後
端電極16b)が形成されている。これら前端電極16
a及び後端電極16bは、MR素子1の長手方向に沿っ
て(即ち、上記磁気記録媒体走行面aと直交する方向
に)センス電流を流す目的で形成される。すなわち、前
端電極16a及び後端電極16bによりMR素子1が狭
持されたかたちとなっており、当該MR素子1のうち、
前端,後端電極16a,16b間の領域dが磁気抵抗効
果を示す有効感磁部となる。このとき、磁気記録媒体走
行面aから前端電極16aを介して当該有効感磁部に至
るまでの距離がデプス長となる。ここで、これら前端電
極16a及び後端電極16bもバイアス導体14と同様
に絶縁層15内に埋め込まれたかたちに成膜されている
ことになる。
【0024】そして、絶縁層12上にMR素子1を挟み
込むようにNi−Fe等の磁性膜による上部磁性層3が
積層され、この上部磁性層3上にAl2 O3 やSiO2
等よりなる保護層17が成膜されて上記MRヘッドが構
成されている。
込むようにNi−Fe等の磁性膜による上部磁性層3が
積層され、この上部磁性層3上にAl2 O3 やSiO2
等よりなる保護層17が成膜されて上記MRヘッドが構
成されている。
【0025】ここで特に、上記の如く下部磁性層2に溝
部2aが形成され、この溝部2a内に絶縁層12が形成
されているので、MR素子1はその後端部にて下部磁性
層2と接触して設けられて当該下部磁性層2と磁気的に
接続される。
部2aが形成され、この溝部2a内に絶縁層12が形成
されているので、MR素子1はその後端部にて下部磁性
層2と接触して設けられて当該下部磁性層2と磁気的に
接続される。
【0026】したがって、MR素子1にバイアス磁界が
安定且つ効率よく印加されるとともに、MR素子1と上
部,下部磁性層3,2とが磁気的に隔絶している場合に
比して当該MR素子1の磁気抵抗値が低減し、MR素子
の前端電極16aと後端電極16bとの間の領域である
有効感磁部における信号磁界強度が増大し、低消費電力
で高い再生出力が得られる。
安定且つ効率よく印加されるとともに、MR素子1と上
部,下部磁性層3,2とが磁気的に隔絶している場合に
比して当該MR素子1の磁気抵抗値が低減し、MR素子
の前端電極16aと後端電極16bとの間の領域である
有効感磁部における信号磁界強度が増大し、低消費電力
で高い再生出力が得られる。
【0027】ここで、1つの実験例について説明する。
この実験は、本実施例のMRヘッドにおける信号磁界強
度の分布について調べた実験1と、本実施例のMRヘッ
ドにおけるバイアス磁界強度の分布について調べた実験
2とから構成されており、それぞれMR素子と上部,下
部磁性層とが磁気的に隔絶している従来のMRヘッドと
の比較に基づいて調べたものである。
この実験は、本実施例のMRヘッドにおける信号磁界強
度の分布について調べた実験1と、本実施例のMRヘッ
ドにおけるバイアス磁界強度の分布について調べた実験
2とから構成されており、それぞれMR素子と上部,下
部磁性層とが磁気的に隔絶している従来のMRヘッドと
の比較に基づいて調べたものである。
【0028】先ず、実験1の結果を図2に示す。従来の
MRヘッドについては、曲線Aに示すように、MR素子
の有効感磁部内において前端電極から後端電極にかけて
信号磁界強度が単調に減少する。ここで、MR素子の前
端電極部及び後端電極部において信号磁界強度が極端に
変化しているが、MR素子の再生出力に影響はない。一
方、本実施例のMRヘッドについては、曲線Bに示すよ
うに、MR素子1の有効感磁部内において前端電極16
aから後端電極16bにかけて信号磁界強度が従来のM
Rヘッドに比して常に高値を保ちつつ単調に減少する。
MRヘッドについては、曲線Aに示すように、MR素子
の有効感磁部内において前端電極から後端電極にかけて
信号磁界強度が単調に減少する。ここで、MR素子の前
端電極部及び後端電極部において信号磁界強度が極端に
変化しているが、MR素子の再生出力に影響はない。一
方、本実施例のMRヘッドについては、曲線Bに示すよ
うに、MR素子1の有効感磁部内において前端電極16
aから後端電極16bにかけて信号磁界強度が従来のM
Rヘッドに比して常に高値を保ちつつ単調に減少する。
【0029】このように、本実施例のMRヘッドは、従
来のそれに比してMR素子の有効感磁部に入る信号磁界
強度が大きく、高再生出力を得ることが可能となること
がわかる。
来のそれに比してMR素子の有効感磁部に入る信号磁界
強度が大きく、高再生出力を得ることが可能となること
がわかる。
【0030】次いで、実験2の結果を図3に示す。従来
のMRヘッドについては、曲線Aに示すように、上記有
効感磁部内において、最も大きな抵抗変化ΔRsを得る
ことができる最適バイアス点Pに到達することなく前端
電極から後端電極にかけて上に凸の曲線を描いてバイア
ス磁界強度が変化する。一方、本実施例のMRヘッドに
ついては、曲線Bに示すように、上記有効感磁部内の略
々全域においてバイアス磁界強度が最適バイアス点P近
傍にて略々一定の高値を保っている。
のMRヘッドについては、曲線Aに示すように、上記有
効感磁部内において、最も大きな抵抗変化ΔRsを得る
ことができる最適バイアス点Pに到達することなく前端
電極から後端電極にかけて上に凸の曲線を描いてバイア
ス磁界強度が変化する。一方、本実施例のMRヘッドに
ついては、曲線Bに示すように、上記有効感磁部内の略
々全域においてバイアス磁界強度が最適バイアス点P近
傍にて略々一定の高値を保っている。
【0031】このように、本実施例のMRヘッドは、従
来のそれに比してMR素子1の有効感磁部に印加される
バイアス磁界が大きく、バイアス効率が向上するととも
に、有効感磁部内の比較的広い範囲で動作点Aを最適バ
イアス点Pに合わせることが可能となることがわかる。
来のそれに比してMR素子1の有効感磁部に印加される
バイアス磁界が大きく、バイアス効率が向上するととも
に、有効感磁部内の比較的広い範囲で動作点Aを最適バ
イアス点Pに合わせることが可能となることがわかる。
【0032】以上に示すように、本実施例のMRヘッド
によれば、縦型のMRヘッドであるためオフトラック特
性に優れるとともに、高バイアス効率及び高再生出力を
得ることが可能となる。
によれば、縦型のMRヘッドであるためオフトラック特
性に優れるとともに、高バイアス効率及び高再生出力を
得ることが可能となる。
【0033】次いで、本実施例に係るMRヘッドの変形
例について説明する。この変形例のMRヘッドは、上記
実施例のMRヘッドと略々同様の構成を有するが、MR
素子1下の絶縁層12の膜厚が異なる点で相違する。な
お、上記実施例と対応する部材等については同符号を付
して説明を省略する。
例について説明する。この変形例のMRヘッドは、上記
実施例のMRヘッドと略々同様の構成を有するが、MR
素子1下の絶縁層12の膜厚が異なる点で相違する。な
お、上記実施例と対応する部材等については同符号を付
して説明を省略する。
【0034】上記変形例のMRヘッドは、図4に示すよ
うに、MR素子1の有効感磁部と下部磁性層2との最大
離間距離、すなわち絶縁層12の膜厚(溝部2aの深
さ)の最大値Mが0.5μm以上2μm以下とされて構
成されている。ここで、上記最大値Mを0.5μm以上
とすることにより更なる出力向上が実現され、下部磁性
層2の厚みを確保する必要から最大値Mが2μm以下に
規制されることになる。
うに、MR素子1の有効感磁部と下部磁性層2との最大
離間距離、すなわち絶縁層12の膜厚(溝部2aの深
さ)の最大値Mが0.5μm以上2μm以下とされて構
成されている。ここで、上記最大値Mを0.5μm以上
とすることにより更なる出力向上が実現され、下部磁性
層2の厚みを確保する必要から最大値Mが2μm以下に
規制されることになる。
【0035】この場合、MR素子1がその後端部にて下
部磁性層2と磁気的に接続されており、MR素子と下部
磁性層とが磁気的に隔絶している場合に比して当該MR
素子の磁気抵抗値が低減する。したがって、MR素子1
にバイアス磁界が安定且つ効率よく印加されるととも
に、MR素子1の前端電極16aと後端電極16bとの
間の領域である有効感磁部における信号磁界強度が増大
し、更に低消費電力で高い再生出力が得られる。
部磁性層2と磁気的に接続されており、MR素子と下部
磁性層とが磁気的に隔絶している場合に比して当該MR
素子の磁気抵抗値が低減する。したがって、MR素子1
にバイアス磁界が安定且つ効率よく印加されるととも
に、MR素子1の前端電極16aと後端電極16bとの
間の領域である有効感磁部における信号磁界強度が増大
し、更に低消費電力で高い再生出力が得られる。
【0036】
【発明の効果】本発明に係るMRヘッドにおいては、M
R素子がその後端部にて上部,下部磁性層の少なくとも
一方と磁気的に接続されており、MR素子と上部,下部
磁性層とが磁気的に隔絶している場合に比して当該MR
素子の磁気抵抗値が低減する。したがって、MR素子に
バイアス磁界が安定且つ効率よく印加されるとともに、
MR素子の前端電極と後端電極との間の領域である有効
感磁部における信号磁界強度が増大し、低消費電力で高
い再生出力が得られる。
R素子がその後端部にて上部,下部磁性層の少なくとも
一方と磁気的に接続されており、MR素子と上部,下部
磁性層とが磁気的に隔絶している場合に比して当該MR
素子の磁気抵抗値が低減する。したがって、MR素子に
バイアス磁界が安定且つ効率よく印加されるとともに、
MR素子の前端電極と後端電極との間の領域である有効
感磁部における信号磁界強度が増大し、低消費電力で高
い再生出力が得られる。
【0037】すなわち、本発明のMRヘッドによれば、
横型のMRヘッドであるためにオフトラック特性に優れ
るとともに、高バイアス効率及び高再生出力を得ること
が可能となる。
横型のMRヘッドであるためにオフトラック特性に優れ
るとともに、高バイアス効率及び高再生出力を得ること
が可能となる。
【図1】本実施例に係るMRヘッドを模式的に示す縦断
面図である。
面図である。
【図2】MR素子の信号磁界強度分布を示す特性図であ
る。
る。
【図3】MR素子のバイアス磁界強度分布を示す特性図
である。
である。
【図4】本実施例の変形例のMRヘッドを模式的に示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図5】従来のMRヘッドを模式的に示す縦断面図であ
る。
る。
【図6】MRヘッドの磁気抵抗効果特性を示す特性図で
ある。
ある。
1 MR素子 2 下部磁性層 3 上部磁性層 11 非磁性基板 12,13,15 絶縁層 14 バイアス導体 16a 前端電極 16b 後端電極
Claims (2)
- 【請求項1】 磁気抵抗効果素子がその長手方向が磁気
記録媒体走行方向と略々直交するように配されるととも
に、当該磁気抵抗効果素子の前端部,後端部にそれぞれ
前端電極,後端電極が配され、磁気抵抗効果素子,前端
電極,及び後端電極が上部磁性層と下部磁性層とによっ
て狭持されてなる磁気抵抗効果型磁気ヘッドにおいて、 磁気抵抗効果素子がその後端部にて上部磁性層,下部磁
性層の少なくとも一方と磁気的に接続されていることを
特徴とする磁気抵抗効果型磁気ヘッド。 - 【請求項2】 磁気抵抗効果素子の前端電極と後端電極
との間の領域である有効感磁部と下部磁性層との最大離
間距離が0.5μm以上2μm以下とされていることを
特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16664195A JPH0916922A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 磁気抵抗効果型磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16664195A JPH0916922A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 磁気抵抗効果型磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0916922A true JPH0916922A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=15835047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16664195A Withdrawn JPH0916922A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 磁気抵抗効果型磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0916922A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6525912B2 (en) * | 1997-12-09 | 2003-02-25 | Alps Electric Co., Ltd. | Thin magnetic head with intermediate gap layer, magnetoresistive layer and electrode layers disposed between upper and lower gap layers |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP16664195A patent/JPH0916922A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6525912B2 (en) * | 1997-12-09 | 2003-02-25 | Alps Electric Co., Ltd. | Thin magnetic head with intermediate gap layer, magnetoresistive layer and electrode layers disposed between upper and lower gap layers |
| US6550131B1 (en) | 1997-12-09 | 2003-04-22 | Alps Electric Co., Ltd. | Method for making a thin-film magnetic head |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |