JPH09169574A - アルミナ−スピネル質流し込み材 - Google Patents
アルミナ−スピネル質流し込み材Info
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- JPH09169574A JPH09169574A JP7350375A JP35037595A JPH09169574A JP H09169574 A JPH09169574 A JP H09169574A JP 7350375 A JP7350375 A JP 7350375A JP 35037595 A JP35037595 A JP 35037595A JP H09169574 A JPH09169574 A JP H09169574A
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Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 各種精錬に使用される取鍋などの内張りに使
用されるアルミナ−スピネル質流し込み材において、従
来材質に比べスラグ浸透を大幅に改善した流し込み材を
提供することが本発明の目的である。 【解決手段】 スピネル質クリンカー10〜96重量%、ア
ルミナ質原料2〜88重量%およびアルミナセメント2〜15
重量%からなり、スピネル質クリンカーのうち少なくと
も一部は粉末X線解析において、面間隔d=2.40、1.99
の回折線を示すMg−Al−Oからなる物質を含有する
クリンカーであることを特徴とするアルミナ−スピネル
質流し込み材である。
用されるアルミナ−スピネル質流し込み材において、従
来材質に比べスラグ浸透を大幅に改善した流し込み材を
提供することが本発明の目的である。 【解決手段】 スピネル質クリンカー10〜96重量%、ア
ルミナ質原料2〜88重量%およびアルミナセメント2〜15
重量%からなり、スピネル質クリンカーのうち少なくと
も一部は粉末X線解析において、面間隔d=2.40、1.99
の回折線を示すMg−Al−Oからなる物質を含有する
クリンカーであることを特徴とするアルミナ−スピネル
質流し込み材である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶鋼の各種精錬に使用さ
れる取鍋などの内張り施工に適したアルミナ−スピネル
質流し込み材に関するものである。
れる取鍋などの内張り施工に適したアルミナ−スピネル
質流し込み材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、製鋼プロセスの多様化すなわち連
鋳比率、脱ガス比率の増加、取鍋精錬の導入および溶鋼
輸送に伴う出鋼温度の上昇、滞留時間の延長、溶鋼攪拌
等により取鍋内張り耐火物の使用条件は過酷なものとな
ってきた。従来、取鍋内張り耐火物はロー石、ジルコン
質が主体であったが、上記製鋼プロセスの多様化に加
え、高級鋼の要求が強まりSiO2の少ない耐火物とし
てマグネシアなどの塩基性材料やアルミナなどの中性材
料が多く使用されるようになっている。塩基性材料はス
ラグ耐食性の点では優れているが、スラグ浸透による構
造スポーリングを起こしやすい欠点がある。これに対し
アルミナなどの中性材料は耐食性と耐スポーリング性を
共に満足するものとして優れた素材である。
鋳比率、脱ガス比率の増加、取鍋精錬の導入および溶鋼
輸送に伴う出鋼温度の上昇、滞留時間の延長、溶鋼攪拌
等により取鍋内張り耐火物の使用条件は過酷なものとな
ってきた。従来、取鍋内張り耐火物はロー石、ジルコン
質が主体であったが、上記製鋼プロセスの多様化に加
え、高級鋼の要求が強まりSiO2の少ない耐火物とし
てマグネシアなどの塩基性材料やアルミナなどの中性材
料が多く使用されるようになっている。塩基性材料はス
ラグ耐食性の点では優れているが、スラグ浸透による構
造スポーリングを起こしやすい欠点がある。これに対し
アルミナなどの中性材料は耐食性と耐スポーリング性を
共に満足するものとして優れた素材である。
【0003】しかしアルミナ質耐火物はFeO成分の多
いスラグに対しては耐食性が低下するという欠点を有し
ている。そこでFeOの多いスラグに強いMgO成分を
含む材料としてマグネシア−アルミナスピネル(以下単
にスピネルという)が注目され、アルミナ−スピネル質
の耐火物が使用されるようになってきている。
いスラグに対しては耐食性が低下するという欠点を有し
ている。そこでFeOの多いスラグに強いMgO成分を
含む材料としてマグネシア−アルミナスピネル(以下単
にスピネルという)が注目され、アルミナ−スピネル質
の耐火物が使用されるようになってきている。
【0004】また築炉の面からは容器の一体施工をめざ
して流し込みによる不定形耐火物の施工が最近の人手不
足とも相まって次第に行われるようになってきており、
アルミナ−スピネル質流し込み材が開発されている(特
開平4-59665号公報など)。
して流し込みによる不定形耐火物の施工が最近の人手不
足とも相まって次第に行われるようになってきており、
アルミナ−スピネル質流し込み材が開発されている(特
開平4-59665号公報など)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】アルミナ−スピネル質
材料は、スラグ浸透抑制についてアルミナ質あるいはマ
グネシア質材料に比べると改善されていることが明らか
であるが、ロー石、ジルコン質材料に比べると十分とは
いえず、満足できる耐用が得られているとはいいがた
い。このためさらにスラグ浸透抑制効果の高い材料の開
発が望まれている。
材料は、スラグ浸透抑制についてアルミナ質あるいはマ
グネシア質材料に比べると改善されていることが明らか
であるが、ロー石、ジルコン質材料に比べると十分とは
いえず、満足できる耐用が得られているとはいいがた
い。このためさらにスラグ浸透抑制効果の高い材料の開
発が望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らはスラグ浸透
抑制に関しスピネル質原料に着目し種々検討を行った結
果、クリンカー中にMg−Al−Oからなる物質(以下
単にMg−Al−Oという)を含有するクリンカーを使
用することにより、大幅なスラグ浸透抑制効果を得るこ
とに成功し本発明を完成させたものである。即ち、本発
明はスピネル質クリンカー10〜96重量%、アルミナ質原
料2〜88重量%およびアルミナセメント2〜15重量%から
なり、スピネル質クリンカーのうち少なくとも一部は粉
末X線解析において、面間隔d=2.40、1.99の回折線を
示すMg−Al−Oを含有するクリンカーであることを
特徴とするアルミナ−スピネル質流し込み材である。
抑制に関しスピネル質原料に着目し種々検討を行った結
果、クリンカー中にMg−Al−Oからなる物質(以下
単にMg−Al−Oという)を含有するクリンカーを使
用することにより、大幅なスラグ浸透抑制効果を得るこ
とに成功し本発明を完成させたものである。即ち、本発
明はスピネル質クリンカー10〜96重量%、アルミナ質原
料2〜88重量%およびアルミナセメント2〜15重量%から
なり、スピネル質クリンカーのうち少なくとも一部は粉
末X線解析において、面間隔d=2.40、1.99の回折線を
示すMg−Al−Oを含有するクリンカーであることを
特徴とするアルミナ−スピネル質流し込み材である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に使用するスピネル質クリ
ンカーは電融品、焼結品のいずれでもよく、またそれら
の併用も可能であるが、スピネル質クリンカーのうち少
なくとも一部はMg−Al−Oを含有するものを使用す
ることが本発明の特徴である。Mg−Al−Oは粉末X
線解析によりその存在が確定できるので、その回折線が
見られるスピネル質クリンカーを使用すればよい。X線
解析においてMg−Al−Oの代表的な回折線は面間隔
d=2.40、1.99に見られ(Powder Diffraction Fil
e,Joint Committee on Powder Diffraction Stan
dards 発行(以下PDFという)10-238)、一方スピ
ネルの代表的な回折線はd=2.44、2.02(PDF 21-115
2)であるのでスピネルに対して明確に同定が可能であ
る。
ンカーは電融品、焼結品のいずれでもよく、またそれら
の併用も可能であるが、スピネル質クリンカーのうち少
なくとも一部はMg−Al−Oを含有するものを使用す
ることが本発明の特徴である。Mg−Al−Oは粉末X
線解析によりその存在が確定できるので、その回折線が
見られるスピネル質クリンカーを使用すればよい。X線
解析においてMg−Al−Oの代表的な回折線は面間隔
d=2.40、1.99に見られ(Powder Diffraction Fil
e,Joint Committee on Powder Diffraction Stan
dards 発行(以下PDFという)10-238)、一方スピ
ネルの代表的な回折線はd=2.44、2.02(PDF 21-115
2)であるのでスピネルに対して明確に同定が可能であ
る。
【0008】Mg−Al−Oはスピネル構造に近い準安
定な物質であり、モル比MgO/Al2O3=1/2.5以上
の合成スピネルにのみ観察されるものであるが、化学組
成については不明である(PDF 10-238)。しかし粉
末X線解析による回折線の強度によりMg−Al−Oの
含有度合いの比較は可能である。また本発明者らの検討
によると、モル比MgO/Al2O3=1/2.5(MgO=1
3.6重量%)以下の組成であっても、Mg−Al−Oを
含有するスピネル質クリンカーも存在し本発明の流し込
み材に使用可能である。これはクリンカー製造時の加熱
−冷却過程において組成の不均一な状態が生じ、Mg−
Al−Oを生成した部分が存在したものと考えられる。
定な物質であり、モル比MgO/Al2O3=1/2.5以上
の合成スピネルにのみ観察されるものであるが、化学組
成については不明である(PDF 10-238)。しかし粉
末X線解析による回折線の強度によりMg−Al−Oの
含有度合いの比較は可能である。また本発明者らの検討
によると、モル比MgO/Al2O3=1/2.5(MgO=1
3.6重量%)以下の組成であっても、Mg−Al−Oを
含有するスピネル質クリンカーも存在し本発明の流し込
み材に使用可能である。これはクリンカー製造時の加熱
−冷却過程において組成の不均一な状態が生じ、Mg−
Al−Oを生成した部分が存在したものと考えられる。
【0009】本発明におけるスピネル質クリンカーにお
いてスピネルを構成するMgO、Al2O3の各成分の比
は必ずしもモル比がMgO/Al2O3=1/1の理論組成
でなくともよいが、理論組成かあるいはそれよりAl2
O3成分の多い組成のものが好ましい。クリンカー中の
MgO成分が多くなるとスピネルとペリクレースが共存
するようになり、流し込み材施工時に水分とMgO成分
が反応して施工体に亀裂を生じやすくなるためである。
スピネル質クリンカーの使用量は10〜96重量%である。
この量が10重量%未満ではスラグ浸透抑制効果が発揮さ
れず、上限を越えるようになると耐食性、耐スポーリン
グ性の低下につながる。
いてスピネルを構成するMgO、Al2O3の各成分の比
は必ずしもモル比がMgO/Al2O3=1/1の理論組成
でなくともよいが、理論組成かあるいはそれよりAl2
O3成分の多い組成のものが好ましい。クリンカー中の
MgO成分が多くなるとスピネルとペリクレースが共存
するようになり、流し込み材施工時に水分とMgO成分
が反応して施工体に亀裂を生じやすくなるためである。
スピネル質クリンカーの使用量は10〜96重量%である。
この量が10重量%未満ではスラグ浸透抑制効果が発揮さ
れず、上限を越えるようになると耐食性、耐スポーリン
グ性の低下につながる。
【0010】アルミナ−スピネル質流し込み材は耐食
性、スラグ浸透、耐スポーリング性などを総合的に考慮
すると材料中のMgO量に適正範囲があり、通常はMg
O=3〜20重量%程度の範囲の組成のものが多く使用さ
れている。本発明の流し込み材においても同様の組成範
囲の材料設計とするのが望ましい。スピネル質クリンカ
ー中のMgO量によってクリンカー使用量は変動し、そ
れにより適正な粒度構成の配合を設計すればよいが、M
g−Al−Oを含有するスピネル質クリンカーは微粉あ
るいは粒径1mm以下の中粒域に使用することがスラグ浸
透改善に対してより効果的である。この場合、その他の
粒度域にはアルミナ質原料を使用すれば良いが、スピネ
ル質クリンカー中のMgO量が少ない場合には、粗粒、
中粒、微粉すべての粒度域にスピネル質クリンカーを配
合することも可能である。
性、スラグ浸透、耐スポーリング性などを総合的に考慮
すると材料中のMgO量に適正範囲があり、通常はMg
O=3〜20重量%程度の範囲の組成のものが多く使用さ
れている。本発明の流し込み材においても同様の組成範
囲の材料設計とするのが望ましい。スピネル質クリンカ
ー中のMgO量によってクリンカー使用量は変動し、そ
れにより適正な粒度構成の配合を設計すればよいが、M
g−Al−Oを含有するスピネル質クリンカーは微粉あ
るいは粒径1mm以下の中粒域に使用することがスラグ浸
透改善に対してより効果的である。この場合、その他の
粒度域にはアルミナ質原料を使用すれば良いが、スピネ
ル質クリンカー中のMgO量が少ない場合には、粗粒、
中粒、微粉すべての粒度域にスピネル質クリンカーを配
合することも可能である。
【0011】アルミナ質原料は電融アルミナ、焼結アル
ミナ、ボーキサイト、バン土頁岩等のうち一種または二
種以上を使用できる。しかし材料中のSiO2成分の増
加は低融物生成の原因となり耐食性の低下を招くため電
融アルミナあるいは焼結アルミナの使用が望ましい。ア
ルミナ質原料は流し込み材の耐スポーリング性、容積安
定性等に寄与するが、スラグ浸透抑制にも関与する。即
ち、アルミナ質原料はスラグ中のCaO成分を捕捉しC
aO・Al2O3系化合物生成によりCaO成分の浸透を
防止するのである。この反応はアルミナ質原料としてア
ルミナ質超微粉を使用することにより特に促進される。
アルミナ質原料の使用量は2〜88重量%の範囲であり、2
重量%未満ではCaO成分の捕捉が不十分となり、88重
量%を越えるとスピネル質クリンカー、アルミナセメン
トの量が少なくなるためスラグ浸透、強度面で問題が生
じるようになる。
ミナ、ボーキサイト、バン土頁岩等のうち一種または二
種以上を使用できる。しかし材料中のSiO2成分の増
加は低融物生成の原因となり耐食性の低下を招くため電
融アルミナあるいは焼結アルミナの使用が望ましい。ア
ルミナ質原料は流し込み材の耐スポーリング性、容積安
定性等に寄与するが、スラグ浸透抑制にも関与する。即
ち、アルミナ質原料はスラグ中のCaO成分を捕捉しC
aO・Al2O3系化合物生成によりCaO成分の浸透を
防止するのである。この反応はアルミナ質原料としてア
ルミナ質超微粉を使用することにより特に促進される。
アルミナ質原料の使用量は2〜88重量%の範囲であり、2
重量%未満ではCaO成分の捕捉が不十分となり、88重
量%を越えるとスピネル質クリンカー、アルミナセメン
トの量が少なくなるためスラグ浸透、強度面で問題が生
じるようになる。
【0012】アルミナ質超微粉を使用する場合は焼結ア
ルミナや電融アルミナの超微粉で粒径10μm以下のもの
を流し込み材の2〜15重量%の範囲で使用するのが望ま
しい。粒径が10μmを越えるようになると超微粉の効果
が発揮されず、平均粒径は0.5〜3μmのものが好まし
い。使用量が2重量%未満では超微粉の効果が得られ
ず、15重量%を越えると添加水分の増加による物性の低
下や高温での過焼結を招くようになり好ましくない。
ルミナや電融アルミナの超微粉で粒径10μm以下のもの
を流し込み材の2〜15重量%の範囲で使用するのが望ま
しい。粒径が10μmを越えるようになると超微粉の効果
が発揮されず、平均粒径は0.5〜3μmのものが好まし
い。使用量が2重量%未満では超微粉の効果が得られ
ず、15重量%を越えると添加水分の増加による物性の低
下や高温での過焼結を招くようになり好ましくない。
【0013】アルミナセメントは流し込み材の結合剤と
して従来から使用されているものが使用できる。その量
は2〜15重量%の範囲であり、2重量%未満では材料の強
度が弱いものとなり、15重量%を越えると低融物生成の
原因となり耐食性の低下を招くようになる。
して従来から使用されているものが使用できる。その量
は2〜15重量%の範囲であり、2重量%未満では材料の強
度が弱いものとなり、15重量%を越えると低融物生成の
原因となり耐食性の低下を招くようになる。
【0014】この他にも通常の流し込み材で使用される
各種繊維、分散剤、解膠剤等の添加剤を本発明の効果を
損なわない範囲で併用することが可能であり、混練、施
工も従来の流し込み材と同様の方法で行うことができ
る。
各種繊維、分散剤、解膠剤等の添加剤を本発明の効果を
損なわない範囲で併用することが可能であり、混練、施
工も従来の流し込み材と同様の方法で行うことができ
る。
【0015】アルミナ−スピネル質流し込み材がスラグ
と接触した場合、スラグ中のFeO、MnO成分はスピ
ネル中に固溶され、材料深部への浸透が抑制されるが、
本発明のアルミナ−スピネル質流し込み材においては、
Mg−Al−Oを含有するスピネル質クリンカーを使用
することにより上記のスラグ成分の浸透抑制効果をさら
に大幅に向上させたものである。
と接触した場合、スラグ中のFeO、MnO成分はスピ
ネル中に固溶され、材料深部への浸透が抑制されるが、
本発明のアルミナ−スピネル質流し込み材においては、
Mg−Al−Oを含有するスピネル質クリンカーを使用
することにより上記のスラグ成分の浸透抑制効果をさら
に大幅に向上させたものである。
【0016】スピネル構造に近い準安定な物質であるM
g−Al−Oは高温においては原子の再配列が起こりス
ピネル型の結晶構造をとるようになるが、この二次的に
生成されたスピネルは格子欠陥を多く有する構造を成し
ており、スラグ中のFeO、MnOは空孔となっている
陽イオン位置に容易に取り込まれる。このため該スピネ
ル質クリンカーは通常のスピネルに比べてスラグ中のF
eO、MnOに対する固溶能力が大幅に優れているた
め、それらの成分を稼働面付近で止め、材料内部への浸
透を著しく抑制する作用効果を有している。
g−Al−Oは高温においては原子の再配列が起こりス
ピネル型の結晶構造をとるようになるが、この二次的に
生成されたスピネルは格子欠陥を多く有する構造を成し
ており、スラグ中のFeO、MnOは空孔となっている
陽イオン位置に容易に取り込まれる。このため該スピネ
ル質クリンカーは通常のスピネルに比べてスラグ中のF
eO、MnOに対する固溶能力が大幅に優れているた
め、それらの成分を稼働面付近で止め、材料内部への浸
透を著しく抑制する作用効果を有している。
【0017】またアルミナ−スピネル質流し込み材にお
いてスピネルとアルミナが接触しているとアルミナはス
ピネル中に固溶しアルミナリッチな陽イオン欠陥を伴っ
た格子欠陥型スピネル固溶体を生成するが、アルミナ超
微粉を配合することでスピネル中への固溶が進みやすく
なり、固溶能力の高いアルミナリッチスピネルとなるこ
とによりスラグ浸透の抑制効果が促進され、さらにアル
ミナ質超微粉はスラグ中のCaO成分を稼働面付近で捕
捉しCaO−Al2O3系化合物を生成し、CaO成分の
深部への浸透を抑制する働きをするのである。
いてスピネルとアルミナが接触しているとアルミナはス
ピネル中に固溶しアルミナリッチな陽イオン欠陥を伴っ
た格子欠陥型スピネル固溶体を生成するが、アルミナ超
微粉を配合することでスピネル中への固溶が進みやすく
なり、固溶能力の高いアルミナリッチスピネルとなるこ
とによりスラグ浸透の抑制効果が促進され、さらにアル
ミナ質超微粉はスラグ中のCaO成分を稼働面付近で捕
捉しCaO−Al2O3系化合物を生成し、CaO成分の
深部への浸透を抑制する働きをするのである。
【0018】
【実施例】以下に実施例により本発明を説明する。表1
に実施例に使用した原料の化学組成を示す。スピネル質
クリンカーについては粉末X線解析によるMg−Al−
Oとスピネルの回折強度比も合わせて示す。スピネル
A、BはMg−Al−Oの回折線が見られたもの、スピ
ネルCはその回折線が見られなかったものである。
に実施例に使用した原料の化学組成を示す。スピネル質
クリンカーについては粉末X線解析によるMg−Al−
Oとスピネルの回折強度比も合わせて示す。スピネル
A、BはMg−Al−Oの回折線が見られたもの、スピ
ネルCはその回折線が見られなかったものである。
【0019】表2に示す配合の材料に適量の水分を添加
し、型枠に流し込み24時間養生させ、脱枠後110℃で24
時間乾燥し試料とした。比較のため表3に示す配合のも
のも同様に試作した。実施例、比較例ともに試料作成時
の流動性、硬化性などの作業性は良好であり問題はなか
った。それらの試料を用いて耐食性の試験を行った結果
も表2、表3に合わせて示す。各試料の結果は比較例1
の溶損量、浸透量を100とした場合の指数で示した。試
験はCaO/SiO2=3、Fe2O3含有量15%のスラグ
を用い、回転式スラグ試験法により、1700℃で保持し、
1時間ごとにスラグを入れ替え7時間実施した。
し、型枠に流し込み24時間養生させ、脱枠後110℃で24
時間乾燥し試料とした。比較のため表3に示す配合のも
のも同様に試作した。実施例、比較例ともに試料作成時
の流動性、硬化性などの作業性は良好であり問題はなか
った。それらの試料を用いて耐食性の試験を行った結果
も表2、表3に合わせて示す。各試料の結果は比較例1
の溶損量、浸透量を100とした場合の指数で示した。試
験はCaO/SiO2=3、Fe2O3含有量15%のスラグ
を用い、回転式スラグ試験法により、1700℃で保持し、
1時間ごとにスラグを入れ替え7時間実施した。
【0020】表2、表3の結果から分かるように、本発
明で規定するMg−Al−Oを含有するスピネル質クリ
ンカーを使用することによりスラグ浸透を大幅に改善で
きることが明らかであり、粉末X線解析によるMg−A
l−Oの回折強度の強いクリンカーを使用すればその効
果は一層大きいことが明らかである。しかし比較例4の
ようにMg−Al−Oを含有するクリンカーを使用して
もアルミナセメントの量が多すぎると、溶損量が大幅に
増加するようになる。
明で規定するMg−Al−Oを含有するスピネル質クリ
ンカーを使用することによりスラグ浸透を大幅に改善で
きることが明らかであり、粉末X線解析によるMg−A
l−Oの回折強度の強いクリンカーを使用すればその効
果は一層大きいことが明らかである。しかし比較例4の
ようにMg−Al−Oを含有するクリンカーを使用して
もアルミナセメントの量が多すぎると、溶損量が大幅に
増加するようになる。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【発明の効果】本発明の流し込み材は特定組成のスピネ
ル質クリンカーを使用しているので、従来のアルミナ−
スピネル質流し込み材に比べ耐スラグ浸透性が大幅に優
れているため、使用条件の過酷な取鍋等の内張りに使用
した場合、その主損傷要因である構造スポーリングを防
止し、耐用向上に著しい効果が得られるものである。
ル質クリンカーを使用しているので、従来のアルミナ−
スピネル質流し込み材に比べ耐スラグ浸透性が大幅に優
れているため、使用条件の過酷な取鍋等の内張りに使用
した場合、その主損傷要因である構造スポーリングを防
止し、耐用向上に著しい効果が得られるものである。
【0025】
【表1】 注)強度を比較した回折線はMg−Al−Oは面間隔d=2.40、スピネルは d=2.44である。
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
Claims (1)
- 【請求項1】 スピネル質クリンカー10〜96重量%、ア
ルミナ質原料2〜88重量%およびアルミナセメント2〜15
重量%からなり、スピネル質クリンカーのうち少なくと
も一部は粉末X線解析において、面間隔d=2.40、1.99
の回折線を示すMg−Al−Oからなる物質を含有する
クリンカーであることを特徴とするアルミナ−スピネル
質流し込み材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7350375A JPH09169574A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | アルミナ−スピネル質流し込み材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7350375A JPH09169574A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | アルミナ−スピネル質流し込み材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09169574A true JPH09169574A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18410067
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7350375A Pending JPH09169574A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | アルミナ−スピネル質流し込み材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09169574A (ja) |
-
1995
- 1995-12-21 JP JP7350375A patent/JPH09169574A/ja active Pending
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