JPH09169940A - 平版印刷用インキ - Google Patents

平版印刷用インキ

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JPH09169940A
JPH09169940A JP33324195A JP33324195A JPH09169940A JP H09169940 A JPH09169940 A JP H09169940A JP 33324195 A JP33324195 A JP 33324195A JP 33324195 A JP33324195 A JP 33324195A JP H09169940 A JPH09169940 A JP H09169940A
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JP
Japan
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ink
boiling
lithographic printing
printing ink
varnish
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Pending
Application number
JP33324195A
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English (en)
Inventor
Haruhiko Katsuta
晴彦 勝田
Yasuhiro Ito
康裕 伊東
Shinji Inoue
真司 井上
Hideo Nishii
秀夫 西井
Kazuo Igarashi
和夫 五十嵐
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平版印刷用インキに於いて、印刷作業環境に
於けるその雰囲気中への揮発性有機化合物を大幅に低減
し印刷作業環境の汚染を防止、低減し、且つ光沢・セッ
ト・インキ流動性等の印刷適性も良好なインキを得る。 【解決手段】 芳香環を3個以上有する沸点350℃以
上の高沸点芳香族炭化水素化合物を含有することを特徴
とする平版印刷用インキ。又、芳香環を3個以上有する
沸点350℃以上の高沸点芳香族炭化水素化合物及び高
沸点炭化水素系溶剤を含有することを特徴とする平版印
刷用インキ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷適性を損なう
ことなく、揮発性有機化合物成分を大幅に低減し、従来
に比べ印刷作業環境の汚染を著しく改善することが出来
る平版印刷用インキに関する。
【0002】
【従来の技術】平版印刷用インキは通常樹脂溶剤及びイ
ンキのタック値の調整用として炭素数6〜15前後の石
油系炭化水素が使用されている。これらの溶剤は平版印
刷用インキ中におおよそ20〜50%含有されその沸点
範囲は250〜320℃前後であることから、印刷機の
インキ溜め、インキローラー表面から、また特に、印刷
直後の紙面上のインキから大気中へ揮発してしまう。そ
のため優しい作業環境を実現するために溶剤の揮発をで
きるだけ抑えた平版印刷インキが要望されていた。大気
中への揮発を抑えるために高沸点の溶剤の適用が当然考
えられるが、印刷面のセットが遅くなるため実用に到っ
ていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、平版
印刷用インキに於いて、印刷作業環境に於けるその雰囲
気中への揮発性有機化合物を大幅に低減し印刷作業環境
の汚染を防止、低減し、且つ光沢・セット・インキ流動
性等の印刷適性も良好なインキを得ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、芳香環を3個
以上有する沸点350℃以上の高沸点芳香族炭化水素化
合物を含有することを特徴とする平版印刷用インキに関
するものである。又本発明は芳香環を3個以上有する沸
点350℃以上の高沸点芳香族炭化水素化合物及び高沸
点炭化水素系溶剤を含有することを特徴とする平版印刷
用インキに関するものである。
【0005】前記した高沸点芳香族炭化水素化合物とし
ては、例としてジスチリルキシレン、ジスチリルトルエ
ン及び2・6ジスチリルエチルベンゼンからなる群より
選ばれる少なくとも1種以上の化合物が好適に用いられ
る。更に、前記した高沸点炭化水素系溶剤としては、例
として沸点200℃以上のノルマルパラフィン、イソパ
ラフィン、ナフテン、アロマからなる群より選ばれる少
なくとも1種以上の化合物が好適に用いられる。前記し
た高沸点芳香族炭化水素化合物の含有量は、平版印刷用
インキの1〜60重量%の範囲であることが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
詳細に述べる。即ち、本発明は、沸点350℃以上の高
沸点芳香族炭化水素化合物を含有することを特徴とする
平版印刷用インキを提供するものである。沸点350℃
以上の高沸点芳香族炭化水素化合物としてはジスチリル
キシレン、ジスチリルトルエン、2・6ジスチリルエチ
ルベンゼン等が挙げられ、これらは高沸点でありながら
インキの流動性を低下させない性質を持つ。また、本高
沸点芳香族炭化水素化合物はその構造上バインダー樹脂
に対する溶解性が非常に優れインキ流動性、光沢が向上
する。
【0007】インキのセット、耐ミスチング性の更なる
向上を目的として、樹脂溶解性の劣る高沸点炭化水素系
溶剤を併用することができる。ここで併用する高沸点炭
化水素系溶剤はアニリン点の高いものが好ましくアニリ
ン点80℃以上が好ましい。成分としては、アロマ分を
持たない沸点200℃以上のノルマルパラフィン、イソ
パラフィン、ナフテンからなる群より選ばれる1種また
は2種以上の化合物であることが好ましいがアロマ分が
含まれているものでも使用できる。
【0008】本発明に係る平版印刷用インキは、通常、
有機・無機顔料、ビヒクルとしてバインダー樹脂等を上
記高沸点芳香族炭化水素化合物に、又は前記高沸点芳香
族炭化水素化合物及び高沸点炭化水素系溶剤に、又必要
に応じて添加する植物油に溶解したもの、金属ドライヤ
ー、その他の有機溶剤類を混合したものである。
【0009】以下本発明に係る平版印刷インキについて
詳細に説明する。本発明に於ける沸点350℃以上の高
沸点芳香族炭化水素化合物としては、ジスチリルキシレ
ン、ジスチリルトルエン、2・6ジスチリルエチルベン
ゼン等が挙げられ市販されているものとしては例えば日
本石油化学社製の「SAS−LH」が有る。
【0010】併用する高沸点炭化水素系溶剤としては、
市販されている石油系炭化水素溶剤で沸点200℃以上
のもので炭素数20以上のノルマルパラフィンまたはイ
ソパラフィン単独組成物、パラフィン及びナフテンの化
合物、パラフィン及びナフテン及びアロマの化合物等が
挙げられる。市販品としては、例えば、日本石油化学社
製の「アイソランS」「アイソランR」「5号ソルベン
ト」「6号ソルベント」「7号ソルベント」「AFソル
ベント5」「AFソルベント6」「AFソルベント7」
等が挙げられる。
【0011】添加量は使用するインキ素材等によって決
定されるが、印刷用平版インキの全重量に対して、高沸
点芳香族化合物が1〜60重量%、高沸点炭化水素系溶
剤が1〜60重量%の範囲である。
【0012】バインダー樹脂としては、ロジン変性フェ
ノール樹脂、石油樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、
アルキッド樹脂、更にはその変性物等を使用することが
できる。
【0013】有機・無機顔料としては、ジスアゾイエロ
ー、ブリリアントカーミン6B、フタロシアニンブル
ー、レーキレッドC、カーボンブラック、酸化チタン、
炭酸カルシウム等を使用することができる。
【0014】また、必要に応じて併用する植物油として
は、亜麻仁油、サフラワー油、桐油、脱水ひまし油、ご
ま油等の乾性油または半乾性油、更にはその重合物、変
性物等が使用できる。
【0015】金属ドライヤーとしてはマンガン、コバル
ト、ジルコニア等の金属石鹸が使用できる。これらの成
分については、平版印刷用インキ中、バインダー樹脂5
〜30重量%、有機・無機顔料5〜30重量%、植物油
1〜30重量%、金属ドライヤー0.1〜10重量%の
範囲で混合される。尚、本平版印刷用インキには、上記
各成分の他に、必要に応じて、ワックス類、顔料分散
剤、界面活性剤、粘度調整剤、遅乾剤等公知の添加剤が
使用できる。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明は、これらに限定されるものではな
い。
【0017】(実施例1)ワニス1の組成配合にて、2
00℃で1時間加熱したものをワニス1とした。 (ワニス1の組成) ロジン変性フェノール樹脂・・・・・・・・・40% 亜麻仁油・・・・・・・・・・・・・・・・・20% アイソランS(*1)・・・・・・・・・・・40% 皮張り防止剤・・・・・・・・・・・・・・0.1% 次にインキ1の組成配合にて、3本ロールミルを使用し
て混練りにより、インキ1を作製した。
【0018】(インキ1の組成) 藍顔料・・・・・・・・・・・・・・・・・・18% ワニス1・・・・・・・・・・・・・・・・・51% アイソランS・・・・・・・・・・・・・・・19% SAS−LH(*2)・・・・・・・・・・・10% ドライヤー(コバルト−マンガン混合金属塩)・1% 裏移り防止剤・・・・・・・・・・・・・・・・1%
【0019】(実施例2)ワニス2の組成配合にて、2
00℃で1時間加熱したものをワニス2とした。 (ワニス2の組成) ロジン変性フェノール樹脂・・・・・・・・・40% 亜麻仁油・・・・・・・・・・・・・・・・・20% アイソランR(*3)・・・・・・・・・・・40% 皮張り防止剤・・・・・・・・・・・・・・0.1% 次にインキ2の組成配合にて、3本ロールミルを使用し
て混練りにより、インキ2を作製した。
【0020】(インキ2の組成) 藍顔料・・・・・・・・・・・・・・・・・・18% ワニス2・・・・・・・・・・・・・・・・・58% アイソランR・・・・・・・・・・・・・・・14% SAS−LH・・・・・・・・・・・・・・・ 8% ドライヤー(コバルト−マンガン混合金属塩)・1% 裏移り防止剤・・・・・・・・・・・・・・・・1%
【0021】(実施例3)ワニス3の組成配合にて、2
00℃で1時間加熱したものをワニス3とした。 (ワニス3の組成) ロジン変性フェノール樹脂・・・・・・・・・40% 亜麻仁油・・・・・・・・・・・・・・・・・20% SAS−LH・・・・・・・・・・・・・・・40% 皮張り防止剤・・・・・・・・・・・・・・0.1% 次にインキ3の組成配合にて、3本ロールミルによる混
練りにより、インキ3を作製した。
【0022】(インキ3の組成) 藍顔料・・・・・・・・・・・・・・・・・・18% ワニス3・・・・・・・・・・・・・・・・・38% SAS−LH・・・・・・・・・・・・・・・42% ドライヤー(コバルト−マンガン混合金属塩)・1% 裏移り防止剤・・・・・・・・・・・・・・・・1%
【0023】(比較例1)ワニス4の組成配合にて、2
00℃で1時間加熱したものをワニス4とした。 (ワニス4の組成) ロジン変性フェノール樹脂・・・・・・・・・40% 亜麻仁油・・・・・・・・・・・・・・・・・20% 6号ソルベント(*4)・・・・・・・・・・40% 皮張り防止剤・・・・・・・・・・・・・・0.1% 次にインキ4の組成配合にて、3本ロールミルを使用し
て混練りにより、インキ4を作製した。
【0024】(インキ4の組成) 藍顔料・・・・・・・・・・・・・・・・・・18% ワニス4・・・・・・・・・・・・・・・・・51% 6号ソルベント・・・・・・・・・・・・・・18% AFソルベント6(*5)・・・・・・・・・11% ドライヤー(コバルト−マンガン混合金属塩)・1% 裏移り防止剤・・・・・・・・・・・・・・・・1%
【0025】(比較例2)ワニス5の組成配合にて、2
00℃で1時間加熱したものをワニス5とした。 (ワニス5の組成) ロジン変性フェノール樹脂・・・・・・・・・40% 亜麻仁油・・・・・・・・・・・・・・・・・20% 7号ソルベント(*6)・・・・・・・・・・40% 皮張り防止剤・・・・・・・・・・・・・・0.1% 次にインキ5の組成配合にて、3本ロールミルを使用し
て混練りにより、インキ5を作製した。
【0026】(インキ5の組成) 藍顔料・・・・・・・・・・・・・・・・・・18% ワニス5・・・・・・・・・・・・・・・・・60% 7号ソルベント・・・・・・・・・・・・・・15% AFソルベント7・・・・・・・・・・・・・ 5% ドライヤー(コバルト−マンガン混合金属塩)・1% 裏移り防止剤・・・・・・・・・・・・・・・・1%
【0027】(比較例3)ワニス6の組成配合にて、2
00℃で1時間加熱したものをワニス5とした。 (ワニス6の組成) ロジン変性フェノール樹脂・・・・・・・・・40% 亜麻仁油・・・・・・・・・・・・・・・・・20% 高沸点溶剤(*7)・・・・・・・・・・・・40% 皮張り防止剤・・・・・・・・・・・・・・0.1% 次にインキ6の組成配合にて、3本ロールミルを使用し
て混練りにより、インキ6を作製した。
【0028】(インキ6の組成) 藍顔料・・・・・・・・・・・・・・・・・・18% ワニス6・・・・・・・・・・・・・・・・・45% 高沸点溶剤・・・・・・・・・・・・・・・・34% ドライヤー(コバルト−マンガン混合金属塩)・1% 裏移り防止剤・・・・・・・・・・・・・・・・1%
【0029】但し、(*1)〜(*7)は以下を表して
いる。 (*1)日本石油化学社製のイソパラフィン系炭化水素
化合物 (*2)日本石油化学社製の芳香族系炭化水素化合物 (*3)日本石油化学社製のイソパラフィン系炭化水素
化合物 (*4)日本石油化学社製の炭化水素溶剤 (*5)日本石油化学社製の炭化水素溶剤 (*6)日本石油化学社製の炭化水素溶剤 (*7):沸点・・・350℃以上 成分・・・アロマ分43%、ナフテン分45%、パラフ
ィン分12%
【0030】実施例1〜3、比較例1〜3の6点のイン
キについて加熱減量試験を実施した。実施した加熱減量
試験法は、試料0.15gを加熱皿に取り、110℃で
3時間加熱しその前後の重量差から揮発分を定量しその
百分率を求め、(V)とする。これとは別に同一試料の
水分率をカールフィッシャー法により定量し、(W)と
する。これから揮発性有機化合物含有率は、(V−W)
で算出される。揮発性有機化合物の測定結果を表1に示
す。
【0031】光沢、セットについては以下の測定方法に
従った。 (光沢):RIテスターによりアート紙上にインキを展
色し、MACBETH社製光沢計LABGLOSSによ
り60°反射光沢を測定した。但し、数値が高いほど光
沢が優れる。 (セット):RIテスターによりアート紙上にインキを
展色し即座に、東洋精機社製セット試験機にてセット時
間を測定した。
【0032】 セット時間に問題無いもの :○ セット時間が長く裏写りに問題の有るもの:× として表記し表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】本発明に係るインキは、揮発性有機化合
物成分を大幅に低減或いは全く含有しないため、印刷
中、特に、印刷直後の紙面上から大気中へ揮発していた
石油系炭化水素が大幅に低減されるため、従来に比べ印
刷作業環境の汚染が著しく改善することが出来る。しか
も光沢・セット等印刷適性に影響を及ぼすこともない良
好な平版印刷用インキを得ることが出来る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香環を3個以上有する沸点350℃以
    上の高沸点芳香族炭化水素化合物を含有することを特徴
    とする平版印刷用インキ。
  2. 【請求項2】 前記した高沸点芳香族炭化水素化合物
    が、ジスチリルキシレン、ジスチリルトルエン及び2・
    6ジスチリルエチルベンゼンからなる群より選ばれる少
    なくとも1種以上の化合物である請求項1記載の平版印
    刷用インキ。
  3. 【請求項3】 芳香環を3個以上有する沸点350℃以
    上の高沸点芳香族炭化水素化合物及び高沸点炭化水素系
    溶剤を含有することを特徴とする平版印刷用インキ。
  4. 【請求項4】 前記した高沸点芳香族炭化水素化合物
    が、ジスチリルキシレン、ジスチリルトルエン及び2・
    6ジスチリルエチルベンゼンからなる群より選ばれる少
    なくとも1種以上の化合物であり、前記した高沸点炭化
    水素系溶剤が沸点200℃以上のノルマルパラフィン、
    イソパラフィン、ナフテン、アロマからなる群より選ば
    れる少なくとも1種以上の化合物である請求項3記載の
    平版印刷用インキ。
  5. 【請求項5】 前記した高沸点芳香族炭化水素化合物の
    含有量が、平版印刷用インキの1〜60重量%の範囲で
    ある請求項1または3記載の平版印刷用インキ。
JP33324195A 1995-12-21 1995-12-21 平版印刷用インキ Pending JPH09169940A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004168970A (ja) * 2002-11-22 2004-06-17 Dainippon Ink & Chem Inc 金属印刷インキ及びそれを用いた金属基材の被覆方法

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