JPH09170292A - Frp構造体の複合構造 - Google Patents
Frp構造体の複合構造Info
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- JPH09170292A JPH09170292A JP7334932A JP33493295A JPH09170292A JP H09170292 A JPH09170292 A JP H09170292A JP 7334932 A JP7334932 A JP 7334932A JP 33493295 A JP33493295 A JP 33493295A JP H09170292 A JPH09170292 A JP H09170292A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 強度、スペース、重量、断熱効果、遮音効
果、遮光性、コストのすべてを満足するFRP板材の複
合構造を提供する。 【解決手段】 所定間隔離して対向配置されたFRPか
らなる平板1及び段付板2と、これら2枚のFRP板の
内面に当接して、これらの間の内部空間を画成する複数
の並設された骨部材3と、複数の骨部材3の間に配設さ
れた心材4とを備えた。
果、遮光性、コストのすべてを満足するFRP板材の複
合構造を提供する。 【解決手段】 所定間隔離して対向配置されたFRPか
らなる平板1及び段付板2と、これら2枚のFRP板の
内面に当接して、これらの間の内部空間を画成する複数
の並設された骨部材3と、複数の骨部材3の間に配設さ
れた心材4とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FRP構造体の複
合構造に関する。
合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】船舶の上部構造、例えば床、壁などに用
いる構造体の構造としては、骨付き単板構造、サンドイ
ッチ構造及びサンドイッチに骨部材を貼り付けた構造が
知られている。図15、図16、図17はそれぞれ骨付
き単板構造、サンドイッチ構造及びサンドイッチに骨部
材を貼り付けた構造の構造体の断面図である。
いる構造体の構造としては、骨付き単板構造、サンドイ
ッチ構造及びサンドイッチに骨部材を貼り付けた構造が
知られている。図15、図16、図17はそれぞれ骨付
き単板構造、サンドイッチ構造及びサンドイッチに骨部
材を貼り付けた構造の構造体の断面図である。
【0003】骨付き単板構造は、図15に示すように、
平板状のFRP板50の一方の面に所定間隔で凸部51
aが形成されたハット付FRP板51を張り付け、凸部
51aと平板状のFRP板50との隙間に心材52を入
れた構造であり、凸部51aが骨となる。そして、骨付
き単板構造の製作は、人の手作業によるハンドレイアッ
プ法によって行われるのが一般的である。
平板状のFRP板50の一方の面に所定間隔で凸部51
aが形成されたハット付FRP板51を張り付け、凸部
51aと平板状のFRP板50との隙間に心材52を入
れた構造であり、凸部51aが骨となる。そして、骨付
き単板構造の製作は、人の手作業によるハンドレイアッ
プ法によって行われるのが一般的である。
【0004】また、サンドイッチ構造は、図16に示す
ように、2枚の平板状のFRP板54,55を所定間隔
だけ離して対向配置し、これらFRP板54,55間に
心材56をサンドイッチ状に入れた構造である。したが
って、このサンドイッチ構造には骨部材が無く、FRP
板54,55と心材56の厚みを増すことにより剛性を
高める構造になっている。
ように、2枚の平板状のFRP板54,55を所定間隔
だけ離して対向配置し、これらFRP板54,55間に
心材56をサンドイッチ状に入れた構造である。したが
って、このサンドイッチ構造には骨部材が無く、FRP
板54,55と心材56の厚みを増すことにより剛性を
高める構造になっている。
【0005】さらに、サンドイッチに骨部材を貼り付け
た構造は、図17に示すように、図16に示したサンド
イッチ構造の一方の面に四角柱管からなる骨部材57を
所定間隔ごとに貼り付けたものである。
た構造は、図17に示すように、図16に示したサンド
イッチ構造の一方の面に四角柱管からなる骨部材57を
所定間隔ごとに貼り付けたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構造には次のような問題点があった。すなわち、
骨付き単板構造では、凸部51aをFRP板で製作する
ためFRP板の使用量が多くなり、全体として重くな
る。そのため、重量軽減が困難である。また、人の手作
業で製作されるため、製作に手間がかかり、コストも高
い。さらに、単板部は板厚が薄いため、断熱効果が少な
く、遮音効果が少なく、遮光性にも乏しいという問題点
があった。
従来の構造には次のような問題点があった。すなわち、
骨付き単板構造では、凸部51aをFRP板で製作する
ためFRP板の使用量が多くなり、全体として重くな
る。そのため、重量軽減が困難である。また、人の手作
業で製作されるため、製作に手間がかかり、コストも高
い。さらに、単板部は板厚が薄いため、断熱効果が少な
く、遮音効果が少なく、遮光性にも乏しいという問題点
があった。
【0007】また、上記のサンドイッチ構造では、骨部
材が無いため撓みが大きく、座屈が起こりやすい。その
ため、十分な強度を確保するためには板厚を極めて厚く
する必要があり、この場合にはスペースなどにおいて不
利になってしまうという問題点があった。
材が無いため撓みが大きく、座屈が起こりやすい。その
ため、十分な強度を確保するためには板厚を極めて厚く
する必要があり、この場合にはスペースなどにおいて不
利になってしまうという問題点があった。
【0008】さらに、上記のサンドイッチに骨部材を貼
り付ける構造では、全体の厚みが、サンドイッチ構造の
厚みと骨部材57との厚みを合わせたものになるため、
スペースをとることになる。また、サンドイッチと骨部
材57との接合を骨部材57の一側面でのみ行っている
ので、接合面積が少なく、この接着部が剥離する危険性
がある。さらに、骨部材57はサンドイッチの片面のみ
接合しているので、もう一方の面に十分に力を伝えてお
らず、強度的な連続性に乏しく、効率よく強度を発揮す
る構造とは言えない。
り付ける構造では、全体の厚みが、サンドイッチ構造の
厚みと骨部材57との厚みを合わせたものになるため、
スペースをとることになる。また、サンドイッチと骨部
材57との接合を骨部材57の一側面でのみ行っている
ので、接合面積が少なく、この接着部が剥離する危険性
がある。さらに、骨部材57はサンドイッチの片面のみ
接合しているので、もう一方の面に十分に力を伝えてお
らず、強度的な連続性に乏しく、効率よく強度を発揮す
る構造とは言えない。
【0009】このように、従来のFRP構造材は強度、
スペース、重量、断熱効果、遮音効果、遮光性、コスト
のすべてを満足するものではなかった。本発明は、かか
る課題を解決するためになされたものであり、上述した
強度、スペース、重量、断熱効果、遮音効果、遮光性、
コストのすべてを満足するFRP構造体の複合構造を提
供することを目的としている。
スペース、重量、断熱効果、遮音効果、遮光性、コスト
のすべてを満足するものではなかった。本発明は、かか
る課題を解決するためになされたものであり、上述した
強度、スペース、重量、断熱効果、遮音効果、遮光性、
コストのすべてを満足するFRP構造体の複合構造を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るFRP構造
体の複合構造は、所定間隔離して対向配置された2枚の
FRP板と、これら2枚のFRP板の内面に当接して、
これらの間の内部空間を画成する複数の並設された骨部
材と、該複数の骨部材の間に配設された心材とを備えた
ものである。
体の複合構造は、所定間隔離して対向配置された2枚の
FRP板と、これら2枚のFRP板の内面に当接して、
これらの間の内部空間を画成する複数の並設された骨部
材と、該複数の骨部材の間に配設された心材とを備えた
ものである。
【0011】また、骨部材は、中空体であることを特徴
とするものである。
とするものである。
【0012】さらに、2枚のFRP板の少なくとも1方
に、外面が突出すると共に内面が凹んだ複数の突条を形
成し、これら複数の突条の内面凹部によって前記各骨部
材の一部をそれぞれ包み込んだものである。
に、外面が突出すると共に内面が凹んだ複数の突条を形
成し、これら複数の突条の内面凹部によって前記各骨部
材の一部をそれぞれ包み込んだものである。
【0013】また、骨部材は、FRP引抜き材であるこ
とを特徴とするものである。
とを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態のFR
P構造体の斜視図である。図において、1はFRPの平
板、2は平板1から所定距離離して対向配置されたFR
Pの段付板であり、外面が突出すると共に内面が凹んだ
複数の突条2aが形成されている。3は平板1と段付板
2との間に、その一部を段付板2の凹部2bに嵌入させ
て複数配設された矩形筒状のFRP引き抜き材からなる
骨部材である。4は骨部材3の間に介装された心材であ
る。そして、骨部材3は一側面を平板1の内面に、他側
面を段付板2の凹部2bにそれぞれ接着され、他の2側
面を心材3に接着されている。
P構造体の斜視図である。図において、1はFRPの平
板、2は平板1から所定距離離して対向配置されたFR
Pの段付板であり、外面が突出すると共に内面が凹んだ
複数の突条2aが形成されている。3は平板1と段付板
2との間に、その一部を段付板2の凹部2bに嵌入させ
て複数配設された矩形筒状のFRP引き抜き材からなる
骨部材である。4は骨部材3の間に介装された心材であ
る。そして、骨部材3は一側面を平板1の内面に、他側
面を段付板2の凹部2bにそれぞれ接着され、他の2側
面を心材3に接着されている。
【0015】なお、平板1及び段付板2にはガラスマッ
ト積層FRP板が用いられ、心材4にはウレタン発泡
材、アクリル発泡材、塩化ビニル発泡材などのプラスチ
ック発泡材が用いられるが、これに限られるものではな
い。また、FRP構造体の製作方法として、上記におい
ては2枚のFRP板1,2を事前に製作し、これらに心
材4と骨部材3を張り付けるものを示したが、他の方法
としてFRP板1の上に骨部材3と心材4を配設してこ
れらの上面にFRPを積層してFRP板2を形成する方
法でもよい。
ト積層FRP板が用いられ、心材4にはウレタン発泡
材、アクリル発泡材、塩化ビニル発泡材などのプラスチ
ック発泡材が用いられるが、これに限られるものではな
い。また、FRP構造体の製作方法として、上記におい
ては2枚のFRP板1,2を事前に製作し、これらに心
材4と骨部材3を張り付けるものを示したが、他の方法
としてFRP板1の上に骨部材3と心材4を配設してこ
れらの上面にFRPを積層してFRP板2を形成する方
法でもよい。
【0016】図2は図1に示した本実施形態の断面図で
ある。上記のように構成された本実施形態においては、
図2に示すように、平板1及び段付板2の間に中空状の
骨部材3が介装されると共に、骨部材3が平板1及び段
付板2の両方に当接しているので、FRP構造体に外力
が作用すると、複合的な剛性が効き、撓み、座屈が抑え
られることになる。また、骨部材3と平板1及び段付板
2との接着面が広いので、接着部の剥離を抑えられ、曲
げ、引っ張り強度が向上する。さらに、複数の骨部材3
の間に介装された心材4が、遮音、遮光及び断熱の効果
を高める。
ある。上記のように構成された本実施形態においては、
図2に示すように、平板1及び段付板2の間に中空状の
骨部材3が介装されると共に、骨部材3が平板1及び段
付板2の両方に当接しているので、FRP構造体に外力
が作用すると、複合的な剛性が効き、撓み、座屈が抑え
られることになる。また、骨部材3と平板1及び段付板
2との接着面が広いので、接着部の剥離を抑えられ、曲
げ、引っ張り強度が向上する。さらに、複数の骨部材3
の間に介装された心材4が、遮音、遮光及び断熱の効果
を高める。
【0017】上記のように本実施形態には種々の利点が
あるが、これを従来例で示した3つの構造との関係でさ
らに詳しく説明する。まず、骨付き単板に比較すると、
同程度の剛性を持たせた場合には、軽量化を図ることが
できる。また、引き抜き材は工業製品として市販されて
いるので、ハンドレイアップ法に比較して製作に手間が
かからない。さらに、心材を用いているため、断熱効
果、遮音効果及び遮光性に優れている。また、引き抜き
材は工業製品として比較的安価で市販されているので、
コストを抑えられる。
あるが、これを従来例で示した3つの構造との関係でさ
らに詳しく説明する。まず、骨付き単板に比較すると、
同程度の剛性を持たせた場合には、軽量化を図ることが
できる。また、引き抜き材は工業製品として市販されて
いるので、ハンドレイアップ法に比較して製作に手間が
かからない。さらに、心材を用いているため、断熱効
果、遮音効果及び遮光性に優れている。また、引き抜き
材は工業製品として比較的安価で市販されているので、
コストを抑えられる。
【0018】また、サンドイッチ構造に比較すると、骨
部材3を介装しているので座屈が起こりにくい。また、
骨部材3が平板1及び段付板2の両方に当接しており、
これら3つの部材が一体として剛性を作り出すため、心
材を必要以上に厚くしなくてもよい。
部材3を介装しているので座屈が起こりにくい。また、
骨部材3が平板1及び段付板2の両方に当接しており、
これら3つの部材が一体として剛性を作り出すため、心
材を必要以上に厚くしなくてもよい。
【0019】さらに、サンドイッチに骨部材を貼り付け
た構造に比較すると、全体の厚みを骨部材3の厚み程度
に抑えることができるので、スペースを有効に使える。
また、骨部材3が平板1と段付板2との間に介装される
と共に、両板に接着されているので、接着部が剥離しに
くく材料としての信頼性が高い。さらに、骨部材3が平
板1と段付板2の両方に接しているので、強度的な連続
性に優れている。
た構造に比較すると、全体の厚みを骨部材3の厚み程度
に抑えることができるので、スペースを有効に使える。
また、骨部材3が平板1と段付板2との間に介装される
と共に、両板に接着されているので、接着部が剥離しに
くく材料としての信頼性が高い。さらに、骨部材3が平
板1と段付板2の両方に接しているので、強度的な連続
性に優れている。
【0020】次に、本実施形態の構造体の力学的性質を
従来例と比較することによって、その優位性を具体的に
示す。図3は重量を同程度にした場合における本実施形
態の構造体とサンドイッチ構造体及び骨付き単板との剛
性EIの比較例を示すグラフである。この比較例に用い
た各構造体の寸法は以下の通りである。 (1) サンドイッチ構造体 幅:450mm 厚さ:29mm FRP板の厚さ:2.9mm (2) 骨付き単板 幅:450mm 単板部の厚さ:11mm 骨底部幅:80mm 骨頂部幅:80mm 骨部厚さ:80mm (3) 本実施形態の構造体 幅:450mm 心材装着部厚さ:25mm 骨部幅:80mm FRP板の厚さ:2.9mm FRP引抜き材幅:75mm FRP引抜き材高さ:75mm FRP引抜き材厚さ:5mm 図3から分かるように、本実施形態のものが他のものに
比べて剛性EIが大きい。
従来例と比較することによって、その優位性を具体的に
示す。図3は重量を同程度にした場合における本実施形
態の構造体とサンドイッチ構造体及び骨付き単板との剛
性EIの比較例を示すグラフである。この比較例に用い
た各構造体の寸法は以下の通りである。 (1) サンドイッチ構造体 幅:450mm 厚さ:29mm FRP板の厚さ:2.9mm (2) 骨付き単板 幅:450mm 単板部の厚さ:11mm 骨底部幅:80mm 骨頂部幅:80mm 骨部厚さ:80mm (3) 本実施形態の構造体 幅:450mm 心材装着部厚さ:25mm 骨部幅:80mm FRP板の厚さ:2.9mm FRP引抜き材幅:75mm FRP引抜き材高さ:75mm FRP引抜き材厚さ:5mm 図3から分かるように、本実施形態のものが他のものに
比べて剛性EIが大きい。
【0021】ところで、梁理論によると、両端支持のと
きに等分布荷重が作用する場合、最大撓み量ymax は次
式で与えられる。
きに等分布荷重が作用する場合、最大撓み量ymax は次
式で与えられる。
【0022】
【数1】
【0023】上式によると、同じ条件で荷重を作用させ
た場合には、剛性EIが大きいほど最大撓み量ymax を
小さく抑えることができる。本実施形態のものは前述し
たように、サンドイッチ構造や骨付き単板構造に比べ、
重量を同程度にした場合の剛性EIが極めて大きいの
で、最大撓み量ymaxを小さく抑えることができる。
た場合には、剛性EIが大きいほど最大撓み量ymax を
小さく抑えることができる。本実施形態のものは前述し
たように、サンドイッチ構造や骨付き単板構造に比べ、
重量を同程度にした場合の剛性EIが極めて大きいの
で、最大撓み量ymaxを小さく抑えることができる。
【0024】また、中心圧縮荷重を受ける一様断面柱の
曲げ座屈について、Euler の式は弾性座屈応力σcrを次
のように与えている。
曲げ座屈について、Euler の式は弾性座屈応力σcrを次
のように与えている。
【0025】
【数2】
【0026】上式によると、同じ条件で荷重を作用させ
た場合、剛性EIが大きいほど弾性座屈応力σcrを大き
くすることができ、座屈を抑えられることになる。本実
施形態のものは前述したように、サンドイッチ構造や骨
付き単板構造に比べ、重量を同程度にした場合の剛性E
Iが極めて大きいので、弾性座屈応力σcrを大きくする
ことができ、座屈を抑えられることになる。
た場合、剛性EIが大きいほど弾性座屈応力σcrを大き
くすることができ、座屈を抑えられることになる。本実
施形態のものは前述したように、サンドイッチ構造や骨
付き単板構造に比べ、重量を同程度にした場合の剛性E
Iが極めて大きいので、弾性座屈応力σcrを大きくする
ことができ、座屈を抑えられることになる。
【0027】図4は重量を同程度にした場合における本
実施形態のものとサンドイッチ及び骨付き単板との断面
係数Zの比較例を示すグラフである。この比較例に用い
た各構造体の寸法は図3の場合と同様である。ところ
で、梁に曲げモーメントが作用した場合の曲げ応力σは
次式によって求めることができる。
実施形態のものとサンドイッチ及び骨付き単板との断面
係数Zの比較例を示すグラフである。この比較例に用い
た各構造体の寸法は図3の場合と同様である。ところ
で、梁に曲げモーメントが作用した場合の曲げ応力σは
次式によって求めることができる。
【0028】
【数3】
【0029】上式は、同じ条件で曲げモーメントMを作
用させた場合には、断面係数Zが大きいほど曲げ応力σ
を小さくすることができることを示している。本実施形
態のものは、前述したようにサンドイッチや骨付き単板
構造等に比べ、重量を同程度にした場合の断面係数Zが
大きいので、曲げ応力を小さく抑えることができる。以
上のように、本実施形態の構造体は力学的性質において
従来例のものに比較すると、その優位性が認められる。
用させた場合には、断面係数Zが大きいほど曲げ応力σ
を小さくすることができることを示している。本実施形
態のものは、前述したようにサンドイッチや骨付き単板
構造等に比べ、重量を同程度にした場合の断面係数Zが
大きいので、曲げ応力を小さく抑えることができる。以
上のように、本実施形態の構造体は力学的性質において
従来例のものに比較すると、その優位性が認められる。
【0030】なお、本発明に係るFRP構造体の複合構
造は骨部材の形状やFRP板の形状を変えることによっ
て種々の実施形態が考えられる。そこで、以下に図1に
示したものを変形した実施形態を示す。図5は本発明の
他の実施形態の断面図である。図において、図1と同一
部分には同一符号を付して説明を省略する。以下の実施
形態において同じ。本実施形態のものは、FRPの平板
5,6の間に心材3と四角筒状のFRP引き抜き材から
なる骨部材3を所定間隔ごとに配置したものである。
造は骨部材の形状やFRP板の形状を変えることによっ
て種々の実施形態が考えられる。そこで、以下に図1に
示したものを変形した実施形態を示す。図5は本発明の
他の実施形態の断面図である。図において、図1と同一
部分には同一符号を付して説明を省略する。以下の実施
形態において同じ。本実施形態のものは、FRPの平板
5,6の間に心材3と四角筒状のFRP引き抜き材から
なる骨部材3を所定間隔ごとに配置したものである。
【0031】図6は本発明の他の実施形態の断面図であ
る。本実施形態においては、両面のFRP板を図1に示
したのと同様の段付板7,8にしたものである。本実施
形態によれば、両面のFRP板にリブが形成されること
になり、より剛性を高めることができる。
る。本実施形態においては、両面のFRP板を図1に示
したのと同様の段付板7,8にしたものである。本実施
形態によれば、両面のFRP板にリブが形成されること
になり、より剛性を高めることができる。
【0032】図7は本発明の他の実施形態の断面図であ
る。本実施形態のものは図1に示したものにおいて、骨
部材の形状を円筒状にし、段付板の突条の形状を円弧状
にしたものである。、9が段付板、9aが突条、10が
骨部材を示している。
る。本実施形態のものは図1に示したものにおいて、骨
部材の形状を円筒状にし、段付板の突条の形状を円弧状
にしたものである。、9が段付板、9aが突条、10が
骨部材を示している。
【0033】図8は本発明の他の実施形態の断面図であ
る。本実施形態のものは図5に示したものにおいて、骨
部材の形状を円筒状にしたものである。11が骨部材を
示している。
る。本実施形態のものは図5に示したものにおいて、骨
部材の形状を円筒状にしたものである。11が骨部材を
示している。
【0034】図9は本発明の他の実施形態の断面図であ
る。本実施形態のものは図6に示したものにおいて、骨
部材の形状を円筒状にし、段付板の突条の形状を円弧状
にしたものである。、12,13が段付板、12a,1
3aが突条、14が骨部材を示している。
る。本実施形態のものは図6に示したものにおいて、骨
部材の形状を円筒状にし、段付板の突条の形状を円弧状
にしたものである。、12,13が段付板、12a,1
3aが突条、14が骨部材を示している。
【0035】図10は本発明の他の実施形態の断面図で
ある。本実施形態のものは図7に示したものにおいて、
骨部材の形状を円弧状にしたものである。15が骨部材
を示している。
ある。本実施形態のものは図7に示したものにおいて、
骨部材の形状を円弧状にしたものである。15が骨部材
を示している。
【0036】図11は本発明の他の実施形態の断面図で
ある。本実施形態のものは図1に示した段付板2の段部
の形状を断面台形状にしたものである。16が段付板を
示している。
ある。本実施形態のものは図1に示した段付板2の段部
の形状を断面台形状にしたものである。16が段付板を
示している。
【0037】図12は本発明の他の実施形態の断面図で
ある。本実施形態のものは図1に示した段付板2の突条
2aの上面部を切除したものである。17が上面部を切
除された段付板を示している。
ある。本実施形態のものは図1に示した段付板2の突条
2aの上面部を切除したものである。17が上面部を切
除された段付板を示している。
【0038】図13は本発明の他の実施形態の断面図で
ある。本実施形態のものは図1に示した段付板2の突条
2aの高さを高くし、この段部に四角筒状のFRP引き
抜き材からなる骨部材を2段重ねにして配設したもので
ある。18は2段重ねに配設した骨部材を示している。
ある。本実施形態のものは図1に示した段付板2の突条
2aの高さを高くし、この段部に四角筒状のFRP引き
抜き材からなる骨部材を2段重ねにして配設したもので
ある。18は2段重ねに配設した骨部材を示している。
【0039】図14は本発明の他の実施形態の断面図で
ある。本実施形態においては、図12に示したものにお
いて、四角筒状のFRP引き抜き材からなる骨部材3に
代えて、断面コ字状の溝形材を背中合わせにしたI形状
の骨部材19を用いたものである。上記の種々の実施形
態のものは、それぞれ使用箇所に応じて他の部材との取
り合い等の条件により適宜選択するようにする。
ある。本実施形態においては、図12に示したものにお
いて、四角筒状のFRP引き抜き材からなる骨部材3に
代えて、断面コ字状の溝形材を背中合わせにしたI形状
の骨部材19を用いたものである。上記の種々の実施形
態のものは、それぞれ使用箇所に応じて他の部材との取
り合い等の条件により適宜選択するようにする。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、所定
間隔離して対向配置された2枚のFRP板の内面に当接
して、これらの間の内部空間を画成する複数の骨部材
と、該複数の骨部材の間に配設された心材とを備えたの
で、強度、スペース、重量、断熱効果、遮音効果、遮光
性、コストの面で優れた構造体が得られる。
間隔離して対向配置された2枚のFRP板の内面に当接
して、これらの間の内部空間を画成する複数の骨部材
と、該複数の骨部材の間に配設された心材とを備えたの
で、強度、スペース、重量、断熱効果、遮音効果、遮光
性、コストの面で優れた構造体が得られる。
【0041】また、骨部材は、中空体にしたので、さら
に軽量化を図ることができる。
に軽量化を図ることができる。
【0042】さらに、2枚のFRP板の少なくとも1方
に、外面が突出すると共に内面が凹んだ複数の突条を形
成し、これら複数の突条の内面凹部によって前記各骨部
材の一部を包み込んだので、FRP板にもリブが形成さ
れることになり、さらに剛性を高めることができる。
に、外面が突出すると共に内面が凹んだ複数の突条を形
成し、これら複数の突条の内面凹部によって前記各骨部
材の一部を包み込んだので、FRP板にもリブが形成さ
れることになり、さらに剛性を高めることができる。
【0043】また、骨部材は、FRP引抜き材で形成し
たので、さらに強度を高めることができる。
たので、さらに強度を高めることができる。
【図1】本発明の一実施形態の構造体の斜視図である。
【図2】図1に示した本発明の一実施形態の構造体の断
面図である。
面図である。
【図3】重量を同程度にした場合における本実施形態の
構造体とサンドイッチ構造体及び骨付き単板との剛性E
Iの比較例を示すグラフである。
構造体とサンドイッチ構造体及び骨付き単板との剛性E
Iの比較例を示すグラフである。
【図4】重量を同程度にした場合における本実施形態の
ものとサンドイッチ及び骨付き単板との断面係数Zの比
較例を示すグラフである。
ものとサンドイッチ及び骨付き単板との断面係数Zの比
較例を示すグラフである。
【図5】本発明の他の一実施形態の断面図である。
【図6】本発明の他の一実施形態の断面図である。
【図7】本発明の他の一実施形態の断面図である。
【図8】本発明の他の一実施形態の断面図である。
【図9】本発明の他の一実施形態の断面図である。
【図10】本発明の他の一実施形態の断面図である。
【図11】本発明の他の一実施形態の断面図である。
【図12】本発明の他の一実施形態の断面図である。
【図13】本発明の他の一実施形態の断面図である。
【図14】本発明の他の一実施形態の断面図である。
【図15】従来の骨付き単板構造を示す断面図である。
【図16】従来のサンドイッチ構造を示す断面図であ
る。
る。
【図17】従来のサンドイッチに骨部材を貼り付けた構
造を示す断面図である。
造を示す断面図である。
1,5,6 平板 2,7,8,9,12,13,16,17 段付板 3,10,11,14,15,18,19,57 骨部
材 4,52,56 心材 50,54,55 FRP板 51 ハット付FRP板 51a 凸部
材 4,52,56 心材 50,54,55 FRP板 51 ハット付FRP板 51a 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 卓也 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 村越 勝雄 静岡県富士市前田90番地 富士化工株式会 社内
Claims (4)
- 【請求項1】 所定間隔離して対向配置された2枚のF
RP板と、 これら2枚のFRP板の内面に当接して、これらの間の
内部空間を画成する複数の並設された骨部材と、 該複数の骨部材の間に配設された心材とを備えたことを
特徴とするFRP構造体の複合構造。 - 【請求項2】 前記骨部材は、中空体であることを特徴
とする請求項1記載のFRP構造体の複合構造。 - 【請求項3】 前記2枚のFRP板の少なくとも1方
に、外面が突出すると共に内面が凹んだ複数の突条を形
成し、これら複数の突条の内面凹部によって前記各骨部
材の一部をそれぞれ包み込んだことを特徴とする請求項
1又は2記載のFRP構造体の複合構造。 - 【請求項4】 前記骨部材は、FRP引抜き材であるこ
とを特徴とする請求項1、2又は3のいずれかに記載の
FRP構造体の複合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7334932A JPH09170292A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | Frp構造体の複合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7334932A JPH09170292A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | Frp構造体の複合構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09170292A true JPH09170292A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18282853
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7334932A Pending JPH09170292A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | Frp構造体の複合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09170292A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002095135A1 (en) | 2001-05-17 | 2002-11-28 | Toray Industries, Inc. | Sound-proof wall made of frp, and method of producing the same |
| JP2003232015A (ja) * | 2002-02-07 | 2003-08-19 | Toray Ind Inc | 複合防音パネル |
| JP2003247213A (ja) * | 2002-02-26 | 2003-09-05 | Toray Ind Inc | 防音壁用パネルおよびその製造方法 |
| JP2003293326A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-15 | Toray Ind Inc | 繊維強化プラスチック製複合パネル |
| JP2010208180A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Universal Shipbuilding Corp | Frpサンドイッチパネル |
| WO2011097972A1 (zh) * | 2010-02-10 | 2011-08-18 | 显龙建材有限公司 | 合成板 |
| CN104264859A (zh) * | 2014-10-20 | 2015-01-07 | 湖北中天鸿源房地产开发有限责任公司 | 轻质吸音隔音保温墙及其制造方法和砌块 |
| CN105064613A (zh) * | 2015-09-06 | 2015-11-18 | 南京工业大学 | 一种内置frp局部约束混凝土组合构件 |
| CN106760177A (zh) * | 2017-02-02 | 2017-05-31 | 湖南诚友绿色建材科技有限公司 | 一种叠合预应力砼密肋夹心槽型板 |
| CN106836629A (zh) * | 2017-02-14 | 2017-06-13 | 湖南诚友绿色建材科技有限公司 | 一种预应力砼槽型复合空心板 |
| CN108277922A (zh) * | 2018-04-13 | 2018-07-13 | 深圳大学 | 一种frp水泥基预制组合板 |
| KR102075264B1 (ko) * | 2018-08-31 | 2020-02-07 | 도레이첨단소재 주식회사 | 섬유강화 플라스틱 샌드위치 패널 |
-
1995
- 1995-12-22 JP JP7334932A patent/JPH09170292A/ja active Pending
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