JP2003232015A - 複合防音パネル - Google Patents
複合防音パネルInfo
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- JP2003232015A JP2003232015A JP2002030686A JP2002030686A JP2003232015A JP 2003232015 A JP2003232015 A JP 2003232015A JP 2002030686 A JP2002030686 A JP 2002030686A JP 2002030686 A JP2002030686 A JP 2002030686A JP 2003232015 A JP2003232015 A JP 2003232015A
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- reinforced resin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】防火性、保温性、断熱性が優れるとともに、無
機質ボードの欠点である強度および衝撃の問題点を改善
した、軽くて取扱性に優れ、施工が容易な防音パネルを
提供する。 【解決手段】本発明の防音パネル1は、表面に凹凸面ま
たはポーラス層2を有する無機質ボード3と、前記凹凸
面またはポーラス層を介して前記ボード3に接合された
繊維強化樹脂層4とを含む複合防音パネル1であって、
前記繊維強化樹脂層4のマトリックス樹脂が前記凹凸面
またはポーラス層2に入り込むことによって、前記ボー
ド3と実質的に一体化されてなることを特徴とする。
機質ボードの欠点である強度および衝撃の問題点を改善
した、軽くて取扱性に優れ、施工が容易な防音パネルを
提供する。 【解決手段】本発明の防音パネル1は、表面に凹凸面ま
たはポーラス層2を有する無機質ボード3と、前記凹凸
面またはポーラス層を介して前記ボード3に接合された
繊維強化樹脂層4とを含む複合防音パネル1であって、
前記繊維強化樹脂層4のマトリックス樹脂が前記凹凸面
またはポーラス層2に入り込むことによって、前記ボー
ド3と実質的に一体化されてなることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発生音源からの騒
音を遮断する防音パネルに関するもので、例えば鉄道用
の高欄や道路等の防音壁や、アパート、マンション等の
ベランダに好適な複合防音パネルに関する。
音を遮断する防音パネルに関するもので、例えば鉄道用
の高欄や道路等の防音壁や、アパート、マンション等の
ベランダに好適な複合防音パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、高架橋や高速道路に設置
される防音壁は、安価であるため、通常、コンクリート
壁や金属製パネル等で構成されている。また、アパート
のベランダ等は鉄骨を骨組みとする無機ボードで構成さ
れているか、もしくはコンクリート製ALCパネルやP
Cパネルで構成されものがほとんどである。
される防音壁は、安価であるため、通常、コンクリート
壁や金属製パネル等で構成されている。また、アパート
のベランダ等は鉄骨を骨組みとする無機ボードで構成さ
れているか、もしくはコンクリート製ALCパネルやP
Cパネルで構成されものがほとんどである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金属製
パネルの場合は、風圧に耐える必要があるため所定の厚
みとなり、その結果重量が増えて支柱の補強等が必要と
なり、パネルそのもの単価は安価であっても取り付け場
所への搬入に大型の重機が必要となり、必ずしも施工費
は安くならないという欠点がある。また、コンクリート
製ALCパネルやPCパネルも同様、これらの重量が相
当量あるため躯体自体の強度を増やす必要があるなど、
材料自体は安価で施工費全体としては必ずしも安価にな
るとは限らないという問題を有している。
パネルの場合は、風圧に耐える必要があるため所定の厚
みとなり、その結果重量が増えて支柱の補強等が必要と
なり、パネルそのもの単価は安価であっても取り付け場
所への搬入に大型の重機が必要となり、必ずしも施工費
は安くならないという欠点がある。また、コンクリート
製ALCパネルやPCパネルも同様、これらの重量が相
当量あるため躯体自体の強度を増やす必要があるなど、
材料自体は安価で施工費全体としては必ずしも安価にな
るとは限らないという問題を有している。
【0004】近年、このような軽量、施工性の観点か
ら、繊維強化樹脂製のパネル(壁)が、検討されている
が、露出している表面が繊維強化樹脂構造体であるた
め、それ自体の防火性能が劣るという問題がある。
ら、繊維強化樹脂製のパネル(壁)が、検討されている
が、露出している表面が繊維強化樹脂構造体であるた
め、それ自体の防火性能が劣るという問題がある。
【0005】一方、建物の外壁に使われている無機ボー
ドは、防火性は勿論、形状形成性に優れるため、煉瓦、
石積、ブロック調等々、意匠性に富んだボードが市販さ
れている。最近では、タルクやガラスバルーン等を混入
した、保温性、断熱性、軽量性(施工性)の優れた無機
質ボードが市販されているが、そのボードは、しっかり
した下地骨組みに取付るため、強度はさほど必要としな
い。このように優れた性能を有するボードではあるが、
その材質が無機質のみで構成されている故、単体での強
度が小さく衝撃に弱いという欠点を有している。
ドは、防火性は勿論、形状形成性に優れるため、煉瓦、
石積、ブロック調等々、意匠性に富んだボードが市販さ
れている。最近では、タルクやガラスバルーン等を混入
した、保温性、断熱性、軽量性(施工性)の優れた無機
質ボードが市販されているが、そのボードは、しっかり
した下地骨組みに取付るため、強度はさほど必要としな
い。このように優れた性能を有するボードではあるが、
その材質が無機質のみで構成されている故、単体での強
度が小さく衝撃に弱いという欠点を有している。
【0006】本発明は、防火性、保温性、断熱性に優れ
るとともに、しかも無機質ボードの欠点である強度およ
び衝撃の問題点を改善した、重機を必要としない軽くて
取扱性に優れた複合防音パネルを提供することを目的と
する。
るとともに、しかも無機質ボードの欠点である強度およ
び衝撃の問題点を改善した、重機を必要としない軽くて
取扱性に優れた複合防音パネルを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る複合防音パネルは、表面に凹凸面また
はポーラス層を有する無機質ボードと、前記凹凸面また
はポーラス層を介して前記ボードに接合された繊維強化
樹脂層とを含む複合防音パネルであって、前記繊維強化
樹脂層のマトリックス樹脂が前記凹凸面またはポーラス
層に入り込むことによって、前記ボードと実質的に一体
化されてなることを特徴とする。
に、本発明に係る複合防音パネルは、表面に凹凸面また
はポーラス層を有する無機質ボードと、前記凹凸面また
はポーラス層を介して前記ボードに接合された繊維強化
樹脂層とを含む複合防音パネルであって、前記繊維強化
樹脂層のマトリックス樹脂が前記凹凸面またはポーラス
層に入り込むことによって、前記ボードと実質的に一体
化されてなることを特徴とする。
【0008】ここで、本発明で言う「防音」とは、「遮
音」をも含む概念のものである。
音」をも含む概念のものである。
【0009】本発明の複合防音パネルにおいては、無機
質ボードおよび繊維強化樹脂が無機質ボード表面の凹凸
面を介して繊維強化樹脂層と一体に形成されているの
で、基本的に錆の発生の問題がなく、耐食性にも優れて
おり、耐久性の大幅な向上が可能となり、耐用年数の大
幅な延長が可能である。また、軽量で取扱性に優れるた
め、運搬および取付時でも大型の重機が必要でない利点
がある。
質ボードおよび繊維強化樹脂が無機質ボード表面の凹凸
面を介して繊維強化樹脂層と一体に形成されているの
で、基本的に錆の発生の問題がなく、耐食性にも優れて
おり、耐久性の大幅な向上が可能となり、耐用年数の大
幅な延長が可能である。また、軽量で取扱性に優れるた
め、運搬および取付時でも大型の重機が必要でない利点
がある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態を説明する。
形態を説明する。
【0011】本発明に係る複合防音パネルは、上述した
ように、繊維強化樹脂層のマトリックス樹脂が、無機質
ボードの表面に形成された凹凸面またはポーラス層に浸
透して実質的に一体化された構造からなる。このような
構成により、凹凸面を有するボードに繊維強化樹脂層の
マトリックス樹脂が入り込むことによって、両者が堅固
に一体化され、強度および衝撃性能を大幅に向上するこ
とが可能となる。
ように、繊維強化樹脂層のマトリックス樹脂が、無機質
ボードの表面に形成された凹凸面またはポーラス層に浸
透して実質的に一体化された構造からなる。このような
構成により、凹凸面を有するボードに繊維強化樹脂層の
マトリックス樹脂が入り込むことによって、両者が堅固
に一体化され、強度および衝撃性能を大幅に向上するこ
とが可能となる。
【0012】前記繊維強化樹脂層を構成するマトリック
ス樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹脂等の
熱硬化性樹脂を用いることができる。前記樹脂中に層状
化合物(例えは、マイカ、二硫化モリブデン、窒化硼素
など)や針状化合物(例えは、ゾノトライト、チタン酸
カリ、炭素繊維など)、粒状および板状化合物(例え
は、フェライト、タルク、クレーなど)を添加すること
によって、無機物結晶同士あるいは無機物とマトリック
ス樹脂との相互運動による摩擦熱への変換がなされ、上
記フィラーを充填することによって弾性率と密度が増大
し、振動に対する抵抗が増し、制振特性が向上する。よ
って、列車運航時の高架橋の振動や道路橋桁上での振動
による遮音(防音)パネル自体の共振を低減することが
できる。また、前記複合防音パネルの無機質ボード自体
は、例えば、繊維補強セメント、ケイ酸カルシウム、ス
ラブ石膏セメント板等の不燃材であるため防火性能に優
れているが、繊維強化樹脂層のマトリックス樹脂の防火
機能を向上させるため、難燃性(例えは、水酸化アルミ
ニウム、臭素、無機質粉等を混入)を付与したエポキシ
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂等
の熱硬化性樹脂が好適であり、なかでもフェノール樹脂
はそれ自体で難燃性に優れており、かつ安価であるため
好ましく使用される。とくにフェノール樹脂を用いる
と、優れた耐火性が得られ好ましいまた、繊維強化樹脂
の補強繊維としては、用途、使用条件に応じて、適宜ガ
ラス、炭素繊維などからなる無機繊維や、アラミド、ナ
イロン、ポリエステル繊維などの有機繊維などを用いる
ことができる。これらの繊維の配合量は、マトリックス
樹脂の重量に対して、10〜70重量%の範囲が好まし
い。なお、軽量・高強度の繊維強化樹脂を得るために
は、炭素繊維が最も好ましいが、コストとのバランスを
取るため、ガラス繊維/炭素繊維のハイブリッドのもの
も好ましい。また用いられる繊維の形態としては、クロ
ス、マット、ストランドなどを好適に用いることができ
る。さらに用いる炭素繊維の種類は、炭素繊維の高い強
度・剛性を考えるとどんなものでもよいが、より低コス
トを考えると、いわゆるラージ・トウの形態を採る炭素
繊維を用いるのが最も好ましい。たとえば、炭素繊維糸
1本のフィラメント数が通常の10,000本未満のも
のではなく、10,000〜300,000本の範囲、
より好ましくは50,000〜150,000本の範囲
にあるトウ状の炭素繊維フィラメント糸を使用する方
が、樹脂の含浸性、補強繊維基材としての取扱い性、さ
らには補強繊維基材の経済性において、より優れるた
め、好ましい。また、必要に応じて、あるいは要求され
る機械特性等に応じて、補強繊維の層を複数層に積層し
て補強繊維基材を形成し、その補強繊維基材に樹脂を含
浸する。積層する補強繊維層には、一方向に引き揃えた
繊維層や織物層を適宜積層でき、その繊維配向方向も、
要求される強度の方向に応じて適宜選択できる。
ス樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹脂等の
熱硬化性樹脂を用いることができる。前記樹脂中に層状
化合物(例えは、マイカ、二硫化モリブデン、窒化硼素
など)や針状化合物(例えは、ゾノトライト、チタン酸
カリ、炭素繊維など)、粒状および板状化合物(例え
は、フェライト、タルク、クレーなど)を添加すること
によって、無機物結晶同士あるいは無機物とマトリック
ス樹脂との相互運動による摩擦熱への変換がなされ、上
記フィラーを充填することによって弾性率と密度が増大
し、振動に対する抵抗が増し、制振特性が向上する。よ
って、列車運航時の高架橋の振動や道路橋桁上での振動
による遮音(防音)パネル自体の共振を低減することが
できる。また、前記複合防音パネルの無機質ボード自体
は、例えば、繊維補強セメント、ケイ酸カルシウム、ス
ラブ石膏セメント板等の不燃材であるため防火性能に優
れているが、繊維強化樹脂層のマトリックス樹脂の防火
機能を向上させるため、難燃性(例えは、水酸化アルミ
ニウム、臭素、無機質粉等を混入)を付与したエポキシ
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂等
の熱硬化性樹脂が好適であり、なかでもフェノール樹脂
はそれ自体で難燃性に優れており、かつ安価であるため
好ましく使用される。とくにフェノール樹脂を用いる
と、優れた耐火性が得られ好ましいまた、繊維強化樹脂
の補強繊維としては、用途、使用条件に応じて、適宜ガ
ラス、炭素繊維などからなる無機繊維や、アラミド、ナ
イロン、ポリエステル繊維などの有機繊維などを用いる
ことができる。これらの繊維の配合量は、マトリックス
樹脂の重量に対して、10〜70重量%の範囲が好まし
い。なお、軽量・高強度の繊維強化樹脂を得るために
は、炭素繊維が最も好ましいが、コストとのバランスを
取るため、ガラス繊維/炭素繊維のハイブリッドのもの
も好ましい。また用いられる繊維の形態としては、クロ
ス、マット、ストランドなどを好適に用いることができ
る。さらに用いる炭素繊維の種類は、炭素繊維の高い強
度・剛性を考えるとどんなものでもよいが、より低コス
トを考えると、いわゆるラージ・トウの形態を採る炭素
繊維を用いるのが最も好ましい。たとえば、炭素繊維糸
1本のフィラメント数が通常の10,000本未満のも
のではなく、10,000〜300,000本の範囲、
より好ましくは50,000〜150,000本の範囲
にあるトウ状の炭素繊維フィラメント糸を使用する方
が、樹脂の含浸性、補強繊維基材としての取扱い性、さ
らには補強繊維基材の経済性において、より優れるた
め、好ましい。また、必要に応じて、あるいは要求され
る機械特性等に応じて、補強繊維の層を複数層に積層し
て補強繊維基材を形成し、その補強繊維基材に樹脂を含
浸する。積層する補強繊維層には、一方向に引き揃えた
繊維層や織物層を適宜積層でき、その繊維配向方向も、
要求される強度の方向に応じて適宜選択できる。
【0013】
【実施例】次に、上記本発明の望ましい一実施例をその
図面を参照して、さらに詳しく説明する。
図面を参照して、さらに詳しく説明する。
【0014】図1〜図5は、本発明の防音パネルの一実
施例の図面であり、図1はパネルの厚み方向の断面図、
図2〜5は、図1のパネルとは異なる態様のパネルの断
面図である。図6は、一列状の防音パネル壁としたとき
の取付状態を示す部分斜視図である。
施例の図面であり、図1はパネルの厚み方向の断面図、
図2〜5は、図1のパネルとは異なる態様のパネルの断
面図である。図6は、一列状の防音パネル壁としたとき
の取付状態を示す部分斜視図である。
【0015】図1において、防音パネル1は、無機質ボ
ード3と、繊維強化樹脂層4とで構成され、ボード3は
繊維強化樹脂層4側の表面が、微少なる凹凸面またはポ
ーラス層2を有する構造となっている。
ード3と、繊維強化樹脂層4とで構成され、ボード3は
繊維強化樹脂層4側の表面が、微少なる凹凸面またはポ
ーラス層2を有する構造となっている。
【0016】繊維強化樹脂層4は、強化繊維にマトリク
ス樹脂が含浸されたもので、そのマトリックス樹脂が、
無機質ボード3の凹凸面またはポーラス層2にまで介在
することにより、両部材3、4は実質的に一体化されて
いる。すなわち、この填り込む樹脂が両者の結合をより
堅固なものとするのである。この場合、無機質ボード3
表面を凹凸面またはポーラス層を有しない構成とするこ
ともできるが、両部材間の結合力は低下する。よって、
本発明の複合防音パネル1は、繊維強化樹脂層4が接す
る面または近傍は、凹凸面またはポーラス層2を設ける
構造となっている。凹凸面は、例えば網状ネット等によ
る転写面或いはまた、サンディングよって形成すること
が出来る。また、ポーラス層は、ボードに混入するパル
プフィラー等を薬品で除去することによって可能であ
り、その凹凸面またはポーラス層を形成する方法は特に
限定するものではない。つまり、無機質ボードの繊維強
化樹脂層との接合部分が、無機質ボートに設けた凹凸も
しくはポーラス層を有することが必要なのである。
ス樹脂が含浸されたもので、そのマトリックス樹脂が、
無機質ボード3の凹凸面またはポーラス層2にまで介在
することにより、両部材3、4は実質的に一体化されて
いる。すなわち、この填り込む樹脂が両者の結合をより
堅固なものとするのである。この場合、無機質ボード3
表面を凹凸面またはポーラス層を有しない構成とするこ
ともできるが、両部材間の結合力は低下する。よって、
本発明の複合防音パネル1は、繊維強化樹脂層4が接す
る面または近傍は、凹凸面またはポーラス層2を設ける
構造となっている。凹凸面は、例えば網状ネット等によ
る転写面或いはまた、サンディングよって形成すること
が出来る。また、ポーラス層は、ボードに混入するパル
プフィラー等を薬品で除去することによって可能であ
り、その凹凸面またはポーラス層を形成する方法は特に
限定するものではない。つまり、無機質ボードの繊維強
化樹脂層との接合部分が、無機質ボートに設けた凹凸も
しくはポーラス層を有することが必要なのである。
【0017】繊維強化樹脂層4は、その補強繊維量とし
ては、重量含有率で少なくとも10%〜70%の範囲に
ある。その理由は、この範囲内にあると、骨梁を必要と
せずに、複合防音パネル単体のみで必要な強度、耐衝撃
性、剛性を確保でき、2m以上のスパンへ取付ることが
可能となるからである。好ましくは10%〜60%の範
囲にある。この範囲内にあると必要な剛性を確保しつ
つ、マトリックス樹脂の劣化をより防止できるからであ
る。繊維強化樹脂層4の厚みは、1〜10mmの範囲が
好ましい。その理由は内包する充填材として固体、低発
泡体等を用いる場合など、圧縮強度および剪断剛性が大
きい場合は厚みが薄くても構造体として、前記負荷に耐
えることができるが、反対に充填物が粉体、液体などの
場合、圧縮強度および剪断剛性が期待できないため、繊
維強化樹脂部分のみで前記負荷に耐える構造とする必要
があるためである。好ましくは3〜7mmの範囲にある
と前記補強繊維の含有量と相まって、必要な機械特性が
確保され、パネルとしての軽量化がより促進される。ま
た、パネル1の全厚みは、15〜100mmの範囲が好
ましい。この理由は、遮音(防音)特性が、質量則と密
接な関係にあり、パネル全体の密度が小さい場合、大き
な厚みを必要とし、前記充填材を入れたパネルの場合は
パネル自体が重くなり比較的薄いパネルで良い。高架橋
に用いられている100mm厚さのブロック塀と同等ま
たはそれ以上の防音性能を有する本発明の実施例のパネ
ル1は、繊維強化樹脂層4の厚みが3mmであり、17
mm厚さの無機質ボード3と一体化された、全厚みが2
0mmの複合構造体である。パネル重量および発生する
音の種類、周波数帯、音圧レベルによって、適正な厚
さ、充填物の種類および形態を適宜選択することが好ま
しい。
ては、重量含有率で少なくとも10%〜70%の範囲に
ある。その理由は、この範囲内にあると、骨梁を必要と
せずに、複合防音パネル単体のみで必要な強度、耐衝撃
性、剛性を確保でき、2m以上のスパンへ取付ることが
可能となるからである。好ましくは10%〜60%の範
囲にある。この範囲内にあると必要な剛性を確保しつ
つ、マトリックス樹脂の劣化をより防止できるからであ
る。繊維強化樹脂層4の厚みは、1〜10mmの範囲が
好ましい。その理由は内包する充填材として固体、低発
泡体等を用いる場合など、圧縮強度および剪断剛性が大
きい場合は厚みが薄くても構造体として、前記負荷に耐
えることができるが、反対に充填物が粉体、液体などの
場合、圧縮強度および剪断剛性が期待できないため、繊
維強化樹脂部分のみで前記負荷に耐える構造とする必要
があるためである。好ましくは3〜7mmの範囲にある
と前記補強繊維の含有量と相まって、必要な機械特性が
確保され、パネルとしての軽量化がより促進される。ま
た、パネル1の全厚みは、15〜100mmの範囲が好
ましい。この理由は、遮音(防音)特性が、質量則と密
接な関係にあり、パネル全体の密度が小さい場合、大き
な厚みを必要とし、前記充填材を入れたパネルの場合は
パネル自体が重くなり比較的薄いパネルで良い。高架橋
に用いられている100mm厚さのブロック塀と同等ま
たはそれ以上の防音性能を有する本発明の実施例のパネ
ル1は、繊維強化樹脂層4の厚みが3mmであり、17
mm厚さの無機質ボード3と一体化された、全厚みが2
0mmの複合構造体である。パネル重量および発生する
音の種類、周波数帯、音圧レベルによって、適正な厚
さ、充填物の種類および形態を適宜選択することが好ま
しい。
【0018】図2は、複合防音パネル1が、繊維強化樹
脂層4を両側から無機質ボード3でサンドイッチした構
造となっている。かかる構成とすることによって、無機
質ボード単体での欠点である強度および耐衝撃性を向上
させることができる。
脂層4を両側から無機質ボード3でサンドイッチした構
造となっている。かかる構成とすることによって、無機
質ボード単体での欠点である強度および耐衝撃性を向上
させることができる。
【0019】図3は、無機質ボード3の外周が、繊維強
化樹脂層4で包囲された構造の複合防音パネル1を示し
ている。この構成においては更に強度および耐衝撃性を
向上させることができるばかりか、飛石等の外力に対し
て無機質ボードを保護し、ひび割れによる劣化を防止し
できる。図示のとおり無機質ボード3の凹凸面またはポ
ーラス層2が繊維強化樹脂層4面側にある。
化樹脂層4で包囲された構造の複合防音パネル1を示し
ている。この構成においては更に強度および耐衝撃性を
向上させることができるばかりか、飛石等の外力に対し
て無機質ボードを保護し、ひび割れによる劣化を防止し
できる。図示のとおり無機質ボード3の凹凸面またはポ
ーラス層2が繊維強化樹脂層4面側にある。
【0020】図4および5は、前記繊維強化樹脂層4の
別の実施態様として、スキン層5およびリブ6からなる
スキン−リブ構造のサンドイッチ構造体7としたもので
あり、このような構成にすると強度および剛性のみなら
ず防音性能が更に向上したものとなる。リブ6を適宜位
置に適当数配置すると、曲げ変形を防止することができ
る。リブ6の材質としては、金属、非金属、樹脂,繊維
強化樹脂製のいずれでもよいが、軽量性、成形一体化を
考慮すると、繊維強化樹脂製が好ましい。またリブ6の
形状は、板状であっても良く、中空のハット形状や山形
形状や、その中に軽量の芯材を充填した構造としてもよ
い。図には示していないが、前記サンドイッチ構造体7
で囲む構造としても良い。
別の実施態様として、スキン層5およびリブ6からなる
スキン−リブ構造のサンドイッチ構造体7としたもので
あり、このような構成にすると強度および剛性のみなら
ず防音性能が更に向上したものとなる。リブ6を適宜位
置に適当数配置すると、曲げ変形を防止することができ
る。リブ6の材質としては、金属、非金属、樹脂,繊維
強化樹脂製のいずれでもよいが、軽量性、成形一体化を
考慮すると、繊維強化樹脂製が好ましい。またリブ6の
形状は、板状であっても良く、中空のハット形状や山形
形状や、その中に軽量の芯材を充填した構造としてもよ
い。図には示していないが、前記サンドイッチ構造体7
で囲む構造としても良い。
【0021】図6は、本発明に係る複合防音パネル1を
直線状に複数枚取付ける一実施例であり、一定間隔で直
線状に列べられた断面がI字状形鋼の「コ」の字状隙間
部分に、図2のパネルが嵌合されて所定長さの防音壁を
構成している。このように図6は金属製または繊維強化
樹脂製の支柱8に嵌合する態様のものを示していが、必
ずしも本実施態様のものによるものではなく、ボルト、
ナット等を用いた機械的結合の他、取り付ける状況およ
び場所によって、取付方法を適宜変更することが好まし
い。
直線状に複数枚取付ける一実施例であり、一定間隔で直
線状に列べられた断面がI字状形鋼の「コ」の字状隙間
部分に、図2のパネルが嵌合されて所定長さの防音壁を
構成している。このように図6は金属製または繊維強化
樹脂製の支柱8に嵌合する態様のものを示していが、必
ずしも本実施態様のものによるものではなく、ボルト、
ナット等を用いた機械的結合の他、取り付ける状況およ
び場所によって、取付方法を適宜変更することが好まし
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複合防音
パネルによれば、表面に凹凸面を有する無機質ボードを
その凹凸面が繊維強化樹脂層側となるように繊維強化樹
脂層と一体に組み合わせた構造としたので、無機質ボー
ドの防火性能を低下させることなく、繊維強化樹脂層に
より強度、耐衝撃性、剛性を向上させたものが得られ
る。 また、比較的重量のある無機質ボード量を低減さ
せることができるので、軽量となり、それ故に施工費も
低減できる。さらに、無機質材料と繊維強化樹脂材料と
で構成されているため、発錆の心配もなく、耐久性に優
れたものを得ることが出来る。
パネルによれば、表面に凹凸面を有する無機質ボードを
その凹凸面が繊維強化樹脂層側となるように繊維強化樹
脂層と一体に組み合わせた構造としたので、無機質ボー
ドの防火性能を低下させることなく、繊維強化樹脂層に
より強度、耐衝撃性、剛性を向上させたものが得られ
る。 また、比較的重量のある無機質ボード量を低減さ
せることができるので、軽量となり、それ故に施工費も
低減できる。さらに、無機質材料と繊維強化樹脂材料と
で構成されているため、発錆の心配もなく、耐久性に優
れたものを得ることが出来る。
【図1】本発明の複合防音パネルの一実施例の断面図で
ある。
ある。
【図2】図1とは異なる態様の本発明の複合防音パネル
の断面図である。
の断面図である。
【図3】図1とは異なる態様の本発明の複合防音パネル
の断面図である。
の断面図である。
【図4】図1とは異なる態様の本発明の複合防音パネル
の断面図である。
の断面図である。
【図5】図1とは異なる態様の本発明の複合防音パネル
の断面図である。
の断面図である。
【図6】本発明の複合防音パネルの取付状態を示す部分
斜視図である。
斜視図である。
1:複合防音パネル
2:凹凸面またはポーラス層
3:無機質ボード
4:繊維強化樹脂層
5:スキン層
6:リブ
7:サンドイッチ構造体
8:支柱
Claims (9)
- 【請求項1】 表面に凹凸面またはポーラス層を有する
無機質ボードと、前記凹凸面またはポーラス層を介して
前記ボードに接合された繊維強化樹脂層とを含む複合防
音パネルであって、前記繊維強化樹脂層のマトリックス
樹脂が前記凹凸面またはポーラス層に入り込むことによ
って、前記ボードと実質的に一体化されてなることを特
徴とする複合防音パネル。 - 【請求項2】 前記繊維強化樹脂層の補強繊維は、無機
繊維または有機繊維であって、その配合量は10〜70
重量%の範囲内であることを特徴とする請求項1記載の
複合防音パネル。 - 【請求項3】 前記繊維強化樹脂層のマトリックス樹脂
は、難燃剤および制振剤の両方またはいずれか一方を含
む熱硬化性樹脂からなることを特徴とする請求項1また
は2に記載の複合防音パネル。 - 【請求項4】 前記繊維強化樹脂層の厚みは、1〜10
mmの範囲であって、前記パネルの全厚みは15〜10
0mmの範囲であることを特徴とする請求項1〜3のい
ずれかに記載の複合防音パネル。 - 【請求項5】 前記繊維強化樹脂層が、前記無機質ボー
ドとサンドイッチ状に積層されてなることを特徴とする
請求項1〜4のいずれかに記載の複合防音パネル。 - 【請求項6】 前記繊維強化樹脂層が、無機質ボードで
包囲されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
かに記載の複合防音パネル。 - 【請求項7】 前記繊維強化樹脂層が、スキン層および
リブからなるスキン−リブ構造体であることを特徴とす
る請求項1〜6のいずれかに記載の複合防音パネル。 - 【請求項8】 前記複合防音パネルが、所定の間隔で設
けた支柱に、嵌合もしくは機械的に接合されていること
を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の複合防音
パネル。 - 【請求項9】 鉄道用および道路用の防音壁であること
を特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の複合防音
パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002030686A JP2003232015A (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | 複合防音パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002030686A JP2003232015A (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | 複合防音パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003232015A true JP2003232015A (ja) | 2003-08-19 |
Family
ID=27774344
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002030686A Pending JP2003232015A (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | 複合防音パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003232015A (ja) |
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-
2002
- 2002-02-07 JP JP2002030686A patent/JP2003232015A/ja active Pending
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