JPH09171184A - 液晶表示素子用スペーサ及び液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子用スペーサ及び液晶表示素子

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JPH09171184A
JPH09171184A JP27448896A JP27448896A JPH09171184A JP H09171184 A JPH09171184 A JP H09171184A JP 27448896 A JP27448896 A JP 27448896A JP 27448896 A JP27448896 A JP 27448896A JP H09171184 A JPH09171184 A JP H09171184A
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JP
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Application number
JP27448896A
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Hiroko Minamino
裕子 南野
Toru Takahashi
徹 高橋
Yasuhiko Nagai
康彦 永井
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示素子用スペーサの周りで液晶の異常
配向現象が起こらず、均質で良好な画像が得られる液晶
表示素子を製造できる液晶表示素子用スペーサ、及び、
それを用いた液晶表示素子を提供する。 【解決手段】 重合体微粒子からなる液晶表示素子用ス
ペーサであって、上記重合体微粒子は、ラジカル重合性
単量体を水分散系に分散して重合することにより得ら
れ、上記分散時に界面活性能力を有するエチレン性不飽
和化合物が用いられる液晶表示素子用スペーサ、及び、
配向膜及び透明電極が配置された2枚のガラス基板が、
上記液晶表示素子用スペーサを介して対向され、上記ガ
ラス基板間に液晶が封入されている液晶表示素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子用ス
ペーサ及び液晶表示素子に関する。更に詳細には、初期
状態及び高電圧印加時におけるスペーサ周り及びスペー
サ間の液晶の異常配向を防止し、均一な表示を得ること
ができる液晶表示素子用スペーサ及び液晶表示素子に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のスペーサを用いたツイステッドネ
マチック(TN)モードの液晶表示素子は、図1に示さ
れるように、1対の基板8、10と、この1対の基板
8、10の間に配置されたスペーサ9及びネマチック液
晶11と、1対の基板8、10の周囲に充填されたシー
ル部材1と、各基板8、10の表面に被覆された偏光シ
ート12、13とを構成材料とする。
【0003】上記基板8、10は、ガラスからなる透明
基板2、5の片面にITO膜等からなる透明電極3、6
のパターンが形成され、この透明基板2、5の表面には
ポリイミド膜等からなる配向制御膜4、7が被覆されて
いる。上記配向制御膜4、7にはラビングによって配向
制御処理が施されている。
【0004】上記スペーサ9としては、有機又は無機材
料のものが使用される。無機材料のスペーサとしては、
例えば、特開昭63−73225号公報、特開平1−5
9974号公報等に開示されているように、酸化アル
ミ、二酸化ケイ素等を含むものが挙げられる。また、有
機材料のスペーサは、液晶層の熱膨張や熱収縮による厚
みの変化に追随し易く、更にセル内でのスペーサ移動が
少ない等の特性があり、主としてポリスチレン系やベン
ゾグアナミン系ポリマー等が用いられている(特開昭6
0−200228号公報、特開平1−293316公報
等)。
【0005】このような液晶表示素子に使用されるスペ
ーサでは、これらを使用して作製された液晶表示素子の
セル作製直後(以下「初期状態」という)及び高電圧の
印加時に液晶スペーサ周りで液晶の異常配向が発生する
等の問題があった。特に、スーパーツイステッドネマチ
ック(STN)液晶を使用した表示装置では、その傾向
が顕著となり均質な画像を保持できない等の問題点があ
った。
【0006】このような異常配向の原因は、液晶分子が
スペーサ周りに配向するためであり、更に異常配向の大
小は液晶分子の配向の程度に依存するものと推定されて
いる。これらを解決するために、スペーサの誘電率(特
開平6−67182号公報)やスペーサ表面組成(特開
平6−118421号公報)を変える検討が行われてい
る。
【0007】しかし、これら液晶表示素子に使用される
スペーサとしては、従来より、その表面の平滑なものが
使用されてきたため、液晶分子の異常配向を充分に防止
することはできなかった。
【0008】更に、上記いずれの方法にしても、重合段
階での油滴同士の合着を防ぐために、界面活性剤や界面
保護剤が添加される。界面保護剤としては、重合分散媒
である水及び重合するモノマーの両者と親和性がある水
溶性高分子が使用されるが、洗浄後も微粒子表面に多量
に残存することがある。このような水溶性高分子に覆わ
れた微粒子を液晶表示素子用スペーサとして用いると、
親水基と液晶とが強く相互作用し、異常配向現象(ドメ
イン状及び光抜け)が発生する等の問題点があった。ま
た、界面保護剤の代わりに界面活性剤を用いると、粒子
の表面に残留するこれらの低分子物質がセル作製後液晶
中に溶出し、異常配向現象の原因になる等の問題点があ
った。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、液晶表示素子用スペーサの周りで液晶の異常配向現
象が起こらず、均質で良好な画像が得られる液晶表示素
子を製造できる液晶表示素子用スペーサ、及び、それを
用いた液晶表示素子を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、重合体微粒子
からなる液晶表示素子用スペーサであって、上記重合体
微粒子は、ラジカル重合性単量体を水分散系に分散して
重合することにより得られ、上記分散時に界面活性能力
を有するエチレン性不飽和化合物が用いられる液晶表示
素子用スペーサである。以下に本発明を詳述する。
【0011】本発明の液晶表示素子用スペーサは、重合
体微粒子からなるものであって、上記重合体微粒子は、
ラジカル重合性単量体を水分散系に分散して重合するこ
とにより得られる。
【0012】上記重合体微粒子は、上記ラジカル重合性
単量体を用い、重合開始剤の存在下にて、シード重合、
懸濁重合等の重合を行うことにより得ることができる。
上記シード重合で用いられるシード粒子としては特に限
定されず、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、p−クロロスチレン、クロロメチル
スチレン等のスチレン系誘導体を主成分とする重合体等
が挙げられる。
【0013】上記重合体においては、上記スチレン系誘
導体を90重量%以上含有するものが好ましく、スチレ
ン系誘導体以外の成分としては、例えば、(メタ)アク
リル酸、(メタ)アクリル酸エステル、ブタジエン等が
挙げられる。上記シード粒子は、例えば、乳化重合、ソ
ープフリー重合、分散重合等によって得ることができ
る。
【0014】上記ラジカル重合性単量体としては、エチ
レン性不飽和単量体等が好ましく、例えば、スチレン、
α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−クロロ
スチレン、クロロメチルスチレン等のスチレン誘導体;
塩化ビニル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニ
ルエステル類;アクリロニトリル等の不飽和ニトリル
類;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸
2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、
エチレングリコール(メタ)アクリレート、トリフルオ
ロエチル(メタ)アクリレート、ペンタフルオロプロピ
ル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート等の(メタ)アクリル酸エステル誘導体;ブタ
ジエン、イソプレン等の共役ジエン類等の重合体等が挙
げられる。これらは単独で用いられてもよく、2種以上
が併用されてもよい。
【0015】本発明においては、特に、スペーサの強度
を向上させる観点から、上記エチレン性不飽和単量体
と、エチレン性不飽和基を2個以上有する架橋性単量体
とを併用することが好ましい。
【0016】上記エチレン性不飽和基を2個以上有する
架橋性単量体としては、例えば、ジビニルベンゼン、エ
チレンオキシドジ(メタ)アクリレート、テトラエチレ
ンオキシドジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサン
ジオールアクリレート、ネオペンチルグリコールジアク
リレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、テトラメチロールメタントリアクリレート、テ
トラメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、
ジアリルフタレート及びその異性体、トリアリルイソシ
アヌレート及びその誘導体等が挙げられる。これらは単
独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0017】上記エチレン性不飽和単量体と上記エチレ
ン性不飽和基を2個以上有する架橋性単量体とを併用す
る場合は、上記エチレン性不飽和基を2個以上有する架
橋性単量体の割合が、全単量体量(エチレン性不飽和単
量体+エチレン性不飽和基を2個以上有する架橋性単量
体)の10〜95重量%であることが好ましい。
【0018】上記重合で用いられる重合開始剤として
は、例えば、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、オ
ルソクロロ過酸化ベンゾイル、オルソメトキシ過酸化ベ
ンゾイル、3,5,5−トリメチルヘキサノイルパーオ
キサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノ
エート、ジ−t−ブチルパーオキサイド等の有機過酸化
物;アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスシクロヘキ
サカルボニトリル、アゾビス(2,4−ジメチルベレロ
ニトリル)等のアゾ系化合物等が挙げられる。
【0019】上記重合開始剤の使用量は、上記ラジカル
重合性単量体100重量部に対して0.01〜50重量
部が好ましい。少なすぎると、重合時の転化率が低くな
る上に粒子の変形が起こり易くなり、多すぎると、得ら
れる重合体微粒子の分子量が低くなるため粒子が変形し
異常粒子を発生し易くなる。
【0020】本発明においては、上記重合体微粒子の重
合工程で、上記ラジカル重合性単量体の水分散系への分
散時に、界面活性能力を有するエチレン性不飽和化合物
が用いられる。
【0021】上記界面活性能力を有するエチレン性不飽
和化合物は、界面活性剤として働き、かつ、反応性基を
有するものである。上記界面活性能力を有するエチレン
性不飽和化合物としては、親水部に、ポリオキシエチレ
ン、ポリオキシプロピレン、これらのブロック共重合体
又はこれらの硫酸エステル塩を有し、疎水部に、脂肪族
炭化水素基又はフェニル基を有するものが好ましい。
【0022】上記界面活性能力を有するエチレン性不飽
和化合物としては、例えば、不飽和ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル、アルキルアリルスルホコハ
ク酸ナトリウム等が挙げられる。上記不飽和ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテルとしては、例えば、
下記一般式(1)で表されるもの、下記一般式(2)で
表されるもの等が挙げられる。
【0023】
【化3】
【0024】式中、R1 は、水素又はSO3 NH4 を表
す。R2 は、脂肪族炭化水素を表す。R3 は、水素又は
SO3 NH4 を表す。nは、1〜20の整数を表す。上
記アルキルアリルスルホコハク酸ナトリウムとしては、
例えば、下記一般式(3)で表されるもの等が挙げられ
る。
【0025】
【化4】
【0026】式中、R4 は、脂肪族炭化水素を表す。本
発明においては、上記界面活性能力を有するエチレン性
不飽和化合物のうち、上記一般式(1)で表されるもの
が好ましい。
【0027】上記不飽和ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテルの市販品としては、例えば、旭電化工業
社製、アデカリアソープNE20、アデカリアソープN
E30、アデカリアソープSE20N0、第一工業製薬
社製、アクアロン−HS10、アクアロン−RN10等
が挙げられ、上記アルキルアリルスルホコハク酸ナトリ
ウムの市販品としては、例えば、三洋化成社製、エレミ
ノールJS−2等が挙げられる。
【0028】上記界面活性能力を有するエチレン性不飽
和化合物の使用量は、上記ラジカル重合性単量体100
重量部に対して0.01〜50重量部が好ましい。0.
01重量部未満であると、重合体微粒子の分散安定化、
凝集防止等の界面活性剤としての効果が発揮されにく
く、更に重合体シード粒子へ吸収され難くなり、50重
量部を超えると、界面活性能力を有するエチレン性不飽
和化合物が二重層を形成し、粒子同士の凝集を引き起こ
し易くなる。上記液晶表示素子用スペーサとして使用さ
れる重合体微粒子の平均粒径は、1〜15μmが好まし
い。
【0029】本発明において、上記界面活性能力を有す
るエチレン性不飽和化合物は、反応性基を有する界面活
性剤として用いられるので、一般に用いられる界面活性
剤を添加する必要がない。これにより、本発明の液晶表
示素子用スペーサは、スペーサ表面の親水基と液晶との
相互作用がなくなるので、スペーサ周り及びスペーサ間
に液晶の異常配向を防止することができる。更に、上記
界面活性能力を有するエチレン性不飽和化合物を用いる
ことにより、基板への良好な散布性、付着性を有するこ
とができる。
【0030】本発明の液晶表示素子は、配向膜及び透明
電極が配置された2枚のガラス基板が、本発明の液晶表
示素子用スペーサを介して対向され、上記ガラス基板間
に液晶が封入されているものである。上記液晶表示素子
としては、例えば、図1に示したものが挙げられる。
【0031】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0032】実施例1 シード粒子の製造 ポリビニルピロリドン(重量平均分子量3万)1.2重
量部、アニオン系界面活性剤(和光純薬製、エアロゾル
OT)0.57重量部及びアゾビスイソブチロニトリル
1.43重量部を、エタノール83.8重量部に溶解さ
せた溶液を攪拌しながら窒素気流下でスチレン20重量
部を加えた後70℃に昇温して24時間重合反応を行
い、シード粒子を得た。このシード粒子は、重量平均分
子量(Mw)9000、平均粒径3.2μmであった。
【0033】スペーサの合成 上記重合体シード粒子0.5重量部に、イオン交換水2
00重量部と反応性基を有するアニオン系界面活性剤
(第一工業製薬社製、アクアロン−HS10)0.02
重量部を加え均一に分散させた後、ジビニルベンゼン
7.5重量部及び過酸化ベンゾイル0.4重量部を混合
してホモジナイザーで分散させ、0.2μmに微分散乳
化した。得られた乳化液を重合体シード粒子の分散液に
加え、25℃、200rpmの回転数で3時間攪拌して
重合体シード粒子に吸収させた。この分散液にアニオン
系界面活性剤(第一工業製薬社製、アクアロン−HS1
0)の3重量%水溶液20重量部を加えた後200rp
mで攪拌しながら、窒素気流下、70℃で12時間重合
を行った。得られた分散液から遠心分離によりポリマー
粒子を取り出し、80℃以上に加熱したイオン交換水及
びメタノールで分散剤を完全に洗浄した後乾燥し、平均
粒径6μmの重合体微粒子(液晶表示素子用スペーサ)
を得た。
【0034】得られた乾燥重合体微粒子を蒸留水中に浸
漬したが、アニオン系界面活性剤の析出は認められなか
った。また、重合体微粒子表面の組成分析を行った結
果、90重量%以上が重合に使用したモノマーからなる
ことがわかった。なお、組成分析には、飛行時間型二次
イオン質量分析計(Charles Evans社製、
TOF−SIMS)を使用した。
【0035】液晶表示素子の評価 上記方法で合成したスペーサを用いて基板サイズ50
(mm)×50(mm)、セルギャップ6.0μmのS
TN型液晶表示素子を作製した後、以下のようにしてセ
ル評価を行った。まず、液晶表示素子にAc3Vの電圧
を印加し初期状態のセル表示特性を評価し、ついで、液
晶表示素子に400Hz、20〜50Vの電圧を印加し
た後更に3Vの電圧を印加して電圧印加状態でのセル表
示特性を評価した。その結果、基板への散布性は良好で
あり、セル作製直後及び電荷印加後ともにスペーサ周り
に異常配向は認められなかった。
【0036】実施例2 スペーサの合成において、アクアロン−HS10の代わ
りに、アニオン系界面活性剤(三洋化成社製、エレミノ
ールJS−2)を用いたこと以外は、実施例1と同様に
して、平均粒径6.2μmの重合体微粒子(液晶表示素
子用スペーサ)を得た。
【0037】得られた乾燥重合体微粒子を蒸留水中に浸
漬したが、アニオン系界面活性剤の析出は認められなか
った。また、重合体微粒子表面の組成分析を行った結
果、90重量%以上が重合に使用したモノマーからなる
ことがわかった。更に、このスペーサを使用して、実施
例1と同様なSTN型液晶表示素子を作製した後、実施
例1と同様なセル評価を行ったところ、基板への散布性
は良好であり、セル作製直後及び電荷印加後ともにスペ
ーサ周りに異常配向は認められなかった。
【0038】実施例3 スペーサの合成において、ジビニルベンゼン7.5重量
部の代わりに、ジビニルベンゼン5.5重量部及びn−
ブチルメタクリレート2重量部を使用し、更に、アクア
ロン−HS10の代わりに、アニオン系界面活性剤(第
一工業製薬社製、アクアロン−RN10)を用いたこと
以外は、実施例1と同様にして、平均粒径6.1μmの
重合体微粒子(液晶表示素子用スペーサ)を得た。
【0039】得られた乾燥重合体微粒子を蒸留水中に浸
漬したが、アニオン系界面活性剤の析出は認められなか
った。また、重合体微粒子表面の組成分析を行った結
果、90重量%以上が重合に使用したモノマーからなる
ことがわかった。更に、このスペーサを使用して、実施
例1と同様なSTN型液晶表示素子を作製した後、実施
例1と同様なセル評価を行ったところ、基板への散布性
は良好であり、セル作製直後及び電荷印加後ともにスペ
ーサ周りに異常配向は認められなかった。
【0040】実施例4 スペーサの合成において、ジビニルベンゼン7.5重量
部の代わりに、ジビニルベンゼン5.5重量部及びシク
ロヘキシルメタクリレート2重量部を使用したこと以外
は、実施例2と同様にして、平均粒径6.2μmの重合
体微粒子(液晶表示素子用スペーサ)を得た。
【0041】得られた乾燥重合体微粒子を蒸留水中に浸
漬したが、アニオン系界面活性剤の析出は認められなか
った。また、重合体微粒子表面の組成分析を行った結
果、90重量%以上が重合に使用したモノマーからなる
ことがわかった。更に、このスペーサを使用して、実施
例1と同様なSTN型液晶表示素子を作製した後、実施
例1と同様なセル評価を行ったところ、基板への散布性
は良好であり、セル作製直後及び電荷印加後ともにスペ
ーサ周りに異常配向は認められなかった。
【0042】比較例1 スペーサの合成において、アクアロン−HS10の代わ
りに、ポリビニルアルコール3重量%水溶液を使用した
こと以外は、実施例1と同様にして、平均粒径6.0μ
mの重合体微粒子(液晶表示素子用スペーサ)を得た。
このスペーサを使用して、実施例1と同様なSTN型液
晶表示素子を作製した後、実施例1と同様なセル評価を
行ったところ、セル作製直後の初期状態からスペーサの
周りの一部に異常配向が現れ、電荷印加後には95%以
上のスペーサ周り及びスペーサ間に異常配向が認められ
た。
【0043】比較例2 スペーサの合成において、アクアロン−HS10の代わ
りに、ラウリル硫酸ナトリウムを使用したこと以外は、
実施例1と同様にして、平均粒径6.1μmの重合体微
粒子(液晶表示素子用スペーサ)を得た。
【0044】得られた乾燥重合体微粒子を蒸留水中に浸
漬したところ、ラウリル硫酸ナトリウムの析出が多く認
められた。また、重合体微粒子表面の組成分析を行った
結果、80重量%以上がラウリル硫酸ナトリウムに覆わ
れていることが分かった。更に、このスペーサを使用し
て、実施例1と同様なSTN型液晶表示素子を作製した
後、実施例1と同様なセル評価を行ったところ、基板へ
の散布性は良好であったが、セル作製直後の初期状態か
らスペーサの周りの一部に異常配向が現れ、電荷印加後
には70%以上のスペーサ周り及びスペーサ間に異常配
向が認められた。
【0045】比較例3 スペーサの合成において、アクアロン−HS10の0.
3重量%水溶液1重量部を使用したこと以外は、実施例
1と同様にして、重合体微粒子を得ようとしたが、重合
中に合着が起こり重合体微粒子(液晶表示素子用スペー
サ)は得られなかった。
【0046】実施例5 スペーサの合成において、アクアロン−HS10の代わ
りに、ノニオン系界面活性剤(旭電化工業社製、アデカ
リアソープNE20)を用いたこと以外は、実施例1と
同様にして、平均粒径6.0μmの重合体微粒子(液晶
表示素子用スペーサ)を得た。
【0047】(1)液晶表示素子の評価 上記方法で合成したスペーサを用いて基板サイズ50
(mm)×50(mm)、セルギャップ6μmのSTN
型液晶表示素子を作製した後、以下のようにしてセル評
価を行った。まず、液晶表示素子にAc3Vの電圧を印
加し初期状態のセル表示特性を評価し、ついで、液晶表
示素子に400Hz、20〜50Vの電圧を印加した後
更に3Vの電圧を印加して電圧印加状態でのセル表示特
性を評価した。
【0048】(2)湿式散布性の評価 散布液を、水/イソプロピルアルコール(容積比7:
3)溶液50mlに、上記で合成したスペーサ2gを均
一分散させ、これをガラス基板上に散布して凝集状態を
評価した。
【0049】(3)付着性の評価 ポリイミド配向膜付きガラス基板上にスペーサを散布
し、95℃×1時間熱処理後、エアブロー試験(2Kg
/cm2 ×5sec)を行った。これらの評価の結果、
基板への散布性及び付着性は良好であり、セル作製直後
及び電荷印加後ともにスペーサ周りに異常配向は認めら
れなかった。
【0050】実施例6 ノニオン系界面活性剤(旭電化工業社製、アデカリアソ
ープNE30)3重量%溶液800重量部に、ジビニル
ベンゼン60重量部、ペンタエリスリトールテトラアク
リレート40重量部及び過酸化ベンゾイル4重量部の混
合液を加えて微分散させ、攪拌しながら窒素気流下80
℃で15時間反応を行った。得られた微粒子をイオン交
換水及びメタノールで分散剤を完全に洗浄した後、分級
により平均粒径6μmの重合体微粒子(液晶表示素子用
スペーサ)を得た。上記方法で合成したスペーサを使用
して、実施例5と同様な評価を行ったところ、基板への
散布性及び付着性は良好であり、セル作製直後及び電荷
印加後ともにスペーサ周りに異常配向は認められなかっ
た。
【0051】実施例7 ノニオン系界面活性剤(旭電化工業社製、アデカリアソ
ープSE20N0)3重量%溶液800重量部に、ジビ
ニルベンゼン40重量部、ペンタエリスリトールテトラ
アクリレート50重量部、n−ブチルメタクリレート1
0重量部及び過酸化ベンゾイル4重量部の混合液を加え
て微分散させ、攪拌しながら窒素気流下80℃で15時
間反応を行った。得られた微粒子をイオン交換水及びメ
タノールで分散剤を完全に洗浄した後、分級により平均
粒径6μmの重合体微粒子(液晶表示素子用スペーサ)
を得た。上記方法で合成したスペーサを使用して、実施
例5と同様な評価を行ったところ、基板への散布性及び
付着性は良好であり、セル作製直後及び電荷印加後とも
にスペーサ周りに異常配向は認められなかった。
【0052】
【発明の効果】本発明の液晶表示素子用スペーサは、上
述の構成よりなるので、液晶表示素子用スペーサの周り
で液晶の異常配向現象が起こらず、この液晶表示素子用
スペーサを用いた液晶表示素子は、均質で良好な画像が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示素子を示す模式断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シール部材 2 透明基板 3 透明電極 4 配向制御膜 5 透明基板 6 透明電極 7 配向制御膜 8 基板 9 スペーサ 10 基板 11 ネマティック液晶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 14/06 C08F 14/06 18/02 18/02 20/00 20/00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合体微粒子からなる液晶表示素子用ス
    ペーサであって、前記重合体微粒子は、ラジカル重合性
    単量体を水分散系に分散して重合することにより得ら
    れ、前記分散時に界面活性能力を有するエチレン性不飽
    和化合物が用いられることを特徴とする液晶表示素子用
    スペーサ。
  2. 【請求項2】 界面活性能力を有するエチレン性不飽和
    化合物が、不飽和ポリオキシエチレンアルキルフェニル
    エーテル又はアルキルアリルスルホコハク酸ナトリウム
    である請求項1記載の液晶表示素子用スペーサ。
  3. 【請求項3】 不飽和ポリオキシエチレンアルキルフェ
    ニルエーテルが、下記一般式(1)で表される化合物又
    は下記一般式(2)で表される化合物である請求項2記
    載の液晶表示素子用スペーサ。 【化1】 式中、R1 は、水素又はSO3 NH4 を表す。R2 は、
    脂肪族炭化水素を表す。R3 は、水素又はSO3 NH4
    を表す。nは、1〜20の整数を表す。
  4. 【請求項4】 アルキルアリルスルホコハク酸ナトリウ
    ムが、下記一般式(3)で表される化合物である請求項
    2記載の液晶表示素子用スペーサ。 【化2】 式中、R4 は、脂肪族炭化水素を表す。
  5. 【請求項5】 配向膜及び透明電極が配置された2枚の
    ガラス基板が、請求項1、2、3又は4記載の液晶表示
    素子用スペーサを介して対向され、前記ガラス基板間に
    液晶が封入されていることを特徴とする液晶表示素子。
JP27448896A 1995-10-18 1996-10-17 液晶表示素子用スペーサ及び液晶表示素子 Pending JPH09171184A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005220325A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Nippon Shokubai Co Ltd (メタ)アクリル酸エステル系単量体の懸濁重合方法
JP2010077243A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Jsr Corp 光拡散粒子、その製造方法、光拡散粒子組成物、及び光拡散フィルム
JP2018080325A (ja) * 2016-11-04 2018-05-24 積水化学工業株式会社 基材粒子、導電性粒子、導電材料、接続材料及び接続構造体

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