JPH09171270A - 電子写真用トナー及び現像剤 - Google Patents

電子写真用トナー及び現像剤

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JPH09171270A
JPH09171270A JP34817095A JP34817095A JPH09171270A JP H09171270 A JPH09171270 A JP H09171270A JP 34817095 A JP34817095 A JP 34817095A JP 34817095 A JP34817095 A JP 34817095A JP H09171270 A JPH09171270 A JP H09171270A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】重金属類を含有せず安全で、良好な帯電特性と
色再現性を有する、電子写真用トナーを提供する。 【解決手段】下記式(1) 【化1】 [式(1)において、R1 、R2 、R3 、R4 はそれぞ
れ独立に、水素原子または置換もしくは未置換のアルキ
ル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは
未置換のアラルキル基、置換もしくは未置換のアルケニ
ル基、アシル基を表す。但し、R1 、R2 、R3 、R4
は同時に水素原子にはならず、少なくとも1つは水素原
子である。]で表される化合物を少なくとも1種含有す
ることを特徴とする電子写真用トナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真、静電記録
等に於て静電潜像を現像するために用いられるトナー及
び電子写真用現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】静電気を利用した静電記録、静電写真等
の画像形成プロセスは、フタロシアニンその他の有機顔
料、セレン、硫化カドミウム、アモルファスシリコン等
の光導電性物質をアルミ、紙等の基材上に塗布すること
により得られた感光体上に光信号により静電潜像を形成
する過程と、トナーと称される5−50μに調整された
着色微粒子をキャリヤー(鉄粉、フェライト粉等)によ
り接触帯電させ(二成分系現像法)、また、一成分系現
像法ではトナーを直接帯電させた後静電潜像に作用せし
め顕像化させる過程から構成されている。尚、トナーは
感光体上に形成される静電潜像の極性に対応した電荷、
すなわち正、負のいずれかの電荷が付与される必要があ
る。
【0003】一般にトナーと称される着色微粒子はバイ
ンダー樹脂と着色材とを必須成分としその他必要に応じ
磁性粉等から構成されている。トナーに電荷を付与する
方法としては荷電制御剤を用いることなくバインダー樹
脂そのものの帯電特性を利用することもできるがそれで
は帯電の経時安定性、耐湿性が劣り良好な画質を得るこ
とが出来ない。従って通常トナーの電荷保持、荷電制御
の目的で荷電制御剤が加えられる。
【0004】トナーに要求される品質特性としては帯電
性、流動性、定着性等に優れていることが挙げられる
が、これらの品質特性はトナーに用いられる荷電制御剤
によって大きく影響される。
【0005】従来トナーに添加される荷電制御剤として
は、1)有色の負電荷制御剤としての2:1型含金属錯
塩染料(例、特公昭45−26478、特公昭41−2
0153)フタロシアニン顔料(例、特開昭52−45
931)また、無色の負電荷制御剤の例として芳香族ダ
イカルボン酸の金属錯体(例、特公昭59−7384)
や、サリチル酸の金属錯体(例、特開昭57ー1049
40)または特開昭61ー3149等に記載された荷電
制御剤等が、また、2)正荷電制御剤としてはニグロシ
ン系染料、トリフェニルメタン系染料、各種4級アンモ
ニウム塩(静電気学会誌1980第4巻第3号P−14
4)、ジブチル錫オキサイド等の有機スズ化合物(例、
特公昭57−29704)等が知られているが、これら
を荷電制御剤として含有したトナーは、帯電性、経時安
定性等トナーに要求される品質特性を充分に満足させる
ものではない。
【0006】例えば負荷電制御剤として知られる2:1
含金属錯塩染料を含有したトナーは帯電量の高さについ
ては一応の水準を有するものの、2:1型含金属錯塩染
料は概してバインダー樹脂に対する分散性が劣るという
欠点がある。そのためバインダー樹脂中に均一に分布せ
ず、得られたトナーの帯電量分布も極めてシャープさに
欠けるものであり得られる画像は階調が低く画像形成能
に劣るものである。更に、2:1型含金属錯塩染料は黒
を中心とした限定された色相のトナーにしか使用できな
いという欠点があり、カラートナーとしての使用には、
着色剤の鮮明さを損なってしまう。さらに、環境に対す
る安全性の面から金属を含有しているという欠点をもっ
ている。
【0007】無色に近い負荷電制御剤の例として芳香族
ダイカルボン酸の金属錯体が挙げられるが(特公昭59
−7384)このものは完全な無色とは成りえないとい
う欠点やその分散性に難点がある。また、無色の負荷電
制御剤で比較的良好な帯電性能を持つものとしてサリチ
ル酸の金属錯体が挙げられるが(特開昭57ー1049
40)このものは重金属類を含有しており、環境に対す
る安全性が疑問である。無色で重金属を含まない負荷電
制御剤として特開昭61ー3149及び特開昭63ー3
8958に紹介された化合物や特開昭2ー201378
に紹介された化合物が知られているが、このものは帯電
の立ち上がり速度が遅く、帯電量が不足するという欠点
があり含金錯塩に比べ帯電特性は不十分である。
【0008】また、正帯電制御剤として知られるニグロ
シン系染料や、トリフェニルメタン系染料は、それ自体
着色しているため、黒を中心とした限定された色相のト
ナーにしか使用できず、また、トナーの連続複写に対す
る経時安定性が良好でないという欠点がある。また、従
来の4級アンモニウム塩は、トナー化した場合耐湿性が
不十分であることに起因する経時安定性に劣り、繰り返
し使用で良質な画像を与えないという欠点を有してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】無色で負に帯電する荷
電制御剤を使用し、良好な帯電立ち上がり特性、高い帯
電量、帯電の経時安定性及び環境安定性にすぐれ、トナ
ー製出時に安定した性質を示し、重金属類を含まない電
子写真用トナー及び現像剤を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記したよ
うな課題を解決すべく鋭意努力した結果、下記式(1)
のような構造を有する化合物を少なくとも1種トナーに
含有せしめることにより、トナーの帯電特性が大幅に改
善されることを見いだし本発明を完成させた。すなわち
本発明は、(1)下記式(1)で表される化合物を少な
くとも1種含有することを特徴とする電子写真用トナ
ー、
【0012】
【化2】
【0013】[式(1)において、R1 、R2 、R3 、
R4 はそれぞれ独立に、水素原子または置換もしくは未
置換のアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、
置換もしくは未置換のアラルキル基、置換もしくは未置
換のアルケニル基、アシル基を表す。但し、R1 、
R2 、R3 、R4 は同時に水素原子にはならず、少なく
とも1つは水素原子である。] (2)R1 が水素原子であり、R2 、R3 、R4 はそれ
ぞれ独立に、水素原子または置換もしくは未置換のアル
キル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしく
は未置換のアラルキル基である(1)に記載の電子写真
用トナー、(3)R2 が置換もしくは未置換のアルキル
基または置換もしくは未置換のアリール基、置換もしく
は未置換のアラルキル基である(2)に記載の電子写真
用トナー、(4)R1 が水素原子であり、R2 、R3 、
R4 はそれぞれ独立に、水素原子または炭素数12−2
5のアルキル基、炭素数7−20のアラルキル基、炭素
数6−20のアリール基である(1)に記載の電子写真
用トナー、(5)R1 が水素原子であり、R2 が置換も
しくは未置換のアルキル基または置換もしくは未置換の
アラルキル基、置換もしくは未置換ののアリール基であ
り、R3 、R4 が水素原子である(1)に記載の電子写
真用トナー、(6)R1 、R3 、R4 が水素原子であ
り、R2 が炭素数13−25のアルキル基もしくは炭素
数7−25のアラルキル基である(1)に記載の電子写
真用トナー、(7)式(1)の化合物をバインダー樹脂
に対し、0.1−10%含有する(1)に記載の電子写
真用トナー、(8)(1)ないし(7)の電子写真用ト
ナーを含有する電子写真用現像剤、に関する。
【0014】
【発明の実施の形態】式(1)の化合物は荷電制御剤と
して働くが、このものはバインダー樹脂に対する相溶性
が良好であり、これを含有せしめたトナーは比帯電量が
高く、その経時安定性も良好であることからトナーを長
時間保存しても静電記録の画像形成において安定して鮮
明な画像を与え、無色の負の帯電性能をもつため、黒色
の負帯電トナーおよびカラートナーを製出することが出
来る。また、このものは重金属を含まないため環境に対
する安全性が高い。また、懸濁重合法や乳化重合法でト
ナーを作成する際には、含金属の荷電制御剤で見られる
ような重金属による重合禁止作用がないので、安定して
トナーを製出することが出来る。
【0015】式(1)の化合物のR1 、R2 、R3 、R
4 に於て置換又は未置換のアルキル基としては、炭素数
1〜25のアルキル基が好ましい。未置換のアルキル基
の具体例としては、例えばメチル基、エチル基、ペンチ
ル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル
基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、テトラデシ
ル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル
基、エイコシル基、ドコシル基、テトラコシル基、イソ
ペンチル基、イソヘプチル基、イソオクチル基、等のが
挙げられる。また、置換アルキル基として具体的には、
例えばブトキシエチル基、パーフロロオクチル基、2−
(パーフロロヘキシル)エチル基、2−(2−(パーフ
ロロオクチル)エトキシカルボニル)プロピル基、(2
−(パーフロロヘキシル)エトキシカルボニル)エチル
基、2−(パーフロロブチル)エチル基、2ー(パーフ
ロロー7ーメチルオクチル)エチル基、2−(1H,1
H,7H−ドデカフロロヘプチルオキシカルボニル)エ
チル基、4−(N−フタロイル)ブチル基、2−(N−
フタロイル)エチル基、ベンジルオキシカルボニルメチ
ル基、トリメチルシリルオキシカルボニルメチル基、t
−ブチルオキシカルボニルメチル基、ベンゾイルメチル
基、2−メチルヘキサデシル基、2ーエチルヘキシル
基、12−ヒドロキシドデシル基等が挙げられる。
【0016】置換又は未置換のアラルキル基としては、
炭素数7〜25のアラルキル基が好ましい。未置換のア
ラルキル基の具体例としては、例えばフェネチル基、フ
ルオレニル基、ベンジル基、フェニルプロピル基、ジフ
ェニルメチル基が挙げられ、置換アラルキル基の具体例
としては、例えば2−メチルベンジル基、4−メチルベ
ンジル基、4−オクタデシルベンジル基等が挙げられ
る。置換又は未置換のアリール基としては、炭素数6〜
20のアリール基が好ましい。未置換のアリール基の具
体例としては、例えばフェニル基、ナフチル基、ベンズ
イミダゾイル基等が挙げられ、置換アリール基の具体例
としては、例えば4−オクタデシルフェニル基、4−ク
ロロフェニル基等が挙げられる。未置換のアルケニル基
としては、アリル基、ブテニル基等が挙げられ、置換ア
ルケニル基としては、シンナミル基等が挙げられる。ア
シル基としては、パルミトイル基、ステアロイル基、リ
ノレオイル基等が挙げられる。
【0017】式(1)においてR1 、R2 、R3 、R4
の好ましい組み合わせとしては、例えばR1 が水素原子
であり、R2 、R3 、R4 のうち少なくとも1つが炭素
数12−25のアルキル基、炭素数7−20のアラルキ
ル基、炭素数6−20のアリール基であり、残りは水素
原子である。又、より好ましい組み合わせとしては、R
1 、R3 、R4 が水素原子であり、R2 が炭素数13−
25のアルキル基もしくは炭素数7−25のアラルキル
基である。
【0018】本発明で荷電制御剤としてトナーに含有せ
しめられる式(1)の化合物の具体例としては、例えば
5−オクタデシルバルビツール酸、5−ヘプタデシルバ
ルビツール酸、5−ヘキサデシルバルビツール酸、5−
ドデシルバルビツール酸、5−エイコシルバルビツール
酸、5−ドコシルバルビツール酸、5−オクチルバルビ
ツール酸、5−テトラデシルバルビツール酸、5−フェ
ニルプロピルバルビツール酸、5−フェネチルバルビツ
ール酸、5−パーフロロオクチルバルビツール酸、5−
(2−(パーフロロヘキシル)エチル)バルビツール
酸、5−シンナミルバルビツール酸、1,3−ジフェニ
ル−5−ヘキサデシルバルビツール酸、1,3−ジフェ
ニル−5−ベンジルバルビツール酸、1,3−ジフェニ
ル−5−シンナミルバルビツール酸、1,3−ジフェニ
ル−5−テトラデシルバルビツール酸、1,3−ジメチ
ル−5−テトラデシルバルビツール酸、1,3−ジメチ
ル−5−ベンジルバルビツール酸、1−メチル−5−オ
クタデシルバルビツール酸、1−ベンジル−5−オクタ
デシルバルビツール酸、1−ベンジル−5−ベンジルバ
ルビツール酸、5−(4−(N−フタロイル)ブチル)
バルビツール酸等が挙げられるが、これらに限定される
ものではない。
【0019】前記式(1)の化合物を含有するトナーを
製造する方法としては、式(1)の化合物、着色剤及び
バインダー樹脂等からなる混合物を加熱ニーダー、二本
ロール等の加熱混合処理可能な装置によりバインダー樹
脂の溶融下で混練し、次いで冷却固化したものを、粗粉
砕工程を経て、ジェットミル、ボールミル等の粉砕機に
より3〜20μ粒径に粉砕後、気流式分級機等で分級す
ることによって得る方法、着色剤とバインダー樹脂と式
(1)の化合物を溶媒(例 アセトン、酢酸エチル、メ
タノール等)に溶解もしくは分散し、かくはん処理後、
水中に投じて再沈澱もしくはそのまま濾過、乾燥後、ボ
ールミル等の粉砕機により3ー20μ粒径に粉砕もしく
は解砕することによって得る方法、式(1)の化合物
と、着色剤およびバインダー樹脂の単量体とを水中に均
一に懸濁させ撹はん下において単量体を微粒子状で重合
させて沈澱を生成させ、沈澱物を濾過、水洗、乾燥して
微粒子状粉末とし、これを分級して3ー20μの粒径の
目的物を得る方法があり、またバインダー等の圧力定着
用低融点樹脂、着色成分、磁性体等を含む軟質粒子状芯
材(芯粒子)を、保護機能および荷電制御機能を有する
硬い外殻で覆った形態を有するマイクロカプセルトナー
の外殻材料として使用することも出来る。さらに、荷電
制御剤を含まない着色微粒子を上記方法により調製し、
次いで式(1)の化合物を単独もしくはコロイダルシリ
カ等の外添剤と供にメカノケミカル的な方法等により粒
子表面に固着添加することも出来る。
【0020】これらの場合通常バインダー樹脂成分は9
9〜65%より好ましくは98.5〜83%、着色剤は
0.5〜20%より好ましくは5〜15%、荷電制御剤
は0.1〜10%より好ましくは0.5〜3%の割合
(いずれも重量比)で使用される。その他必要に応じ、
低分子量ポリプロピレン等のオフセット防止剤を数%添
加しても使用される。
【0021】本発明の電子写真用トナーに用いうる着色
剤の例としては、カーボンブラック、群青、鉄黒、活性
炭、酸化銅、二酸化マンガン、黄鉛、亜鉛黄、カドミウ
ムイエロー、黄色酸化鉄、ミネラルファストイエロー、
ニッケルチタンイエロー、赤色黄鉛、モリブデンオレン
ジ、ベンガラ、カドミウムレッド、マンガン紫、酸化チ
タン、硫化亜鉛、クロムグリーン、酸化クロム、アンチ
モン白等の無機顔料、CI.ピグメントイエロー1、C
I.ピグメントレッド9、CI.ピグメントブルー1
5、アニリンブラック、ナフトールエローS、ベンジジ
ンエローGR、キノリンエローレーキ、アンスラピリミ
ジンエロー、ハンザエローG、パーマネントエローNC
G、ピラゾロンオレンジ、インダンスレンブリリアント
オレンジGK、ピラゾロンレッド、ブリリアントカーミ
ン6B、ローダミンレーキB、キナクリドン、アリザリ
ンレーキ、チオインジゴレッド、チオインジゴマルー
ン、ブリリアントカーミン3B、メチルバイオレットレ
ーキ、ジオキサジンバイオレット、アニリンブルー、無
金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、フ
ァーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC、フ
タロシアニングリーン、マラカイトグリーンレーキ、フ
ァイナルイエローグリーンG等の有機顔料、CI.ソル
ベントイエロー93、CI.ソルベンヨレッド146、
CI.ソルベントブルー35、CI.ジスパーズイエロ
ー42、CI.ジスパーズレッド59、CI.ジスパー
ズブルー81、CI.ソルベントレッド49、CI.ソ
ルベントレッド52、CI.ソルベントレッド109、
CI.ベイシックレッド12、CI.ベイシックレッド
1、CI.ダイレクトレッド1、CI.アシッドレッド
1、CI.ベーシックレッド1、CI.ダイレクトレッ
ド4、CI.モーダントレッド30、CI.ダイレクト
ブルー2、CI.アシッドブルー9、CI.ベーシック
ブルー3、CI.ベーシックブルー5、CI.アシッド
ブルー15、CI.モーダントブルー7、CI.(CI
はカラーインデックスの略、以下同様)等の油溶性染料
等従来公知の着色剤を挙げることが出来る。
【0022】また、バインダー樹脂としては、ポリスチ
レン、スチレンーメタクリル酸共重合体、スチレンーメ
タクリル酸エステル共重合体、スチレン−アクリル酸共
重合体、スチレンーアクリル酸エステル共重合体、スチ
レン−アクリロニトリル共重合体、アクリル樹脂、スチ
レン−マレイン酸共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニル、エポキシアクリレート樹脂、オレフィン樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂等
が単独または、混合して使用することが出来る。
【0023】また、バインダー樹脂の単量体は上記樹脂
の単量体が使用され、具体的にはスチレン、α−メチル
スチレン、ビニルトルエン、クロルスチレン、エチルス
チレン、ジビニルベンゼン等のビニル芳香族炭化水素単
量体、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ー2
ーエチルヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フ
ェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸ブチル、メタクリル酸ー2ーエチルヘキシ
ル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸フェニル等の
アクリル系化合物の単量体、アクリロニトリル、メタク
リロニトリル、アクリルアミド等の二重結合を有するモ
ノカルボン酸類、マレイン酸、マレイン酸メチル、マレ
イン酸ブチル、マレイン酸ジメチル、フタル酸、コハク
酸、テレフタル酸などのジカルボン酸類、エチレン、プ
ロピレン、ブチレン、ビニルメチルケトン、ビニルヘキ
シルケトン、ビニルメチルエーテル、ビニルイソブチル
エーテル、等のビニル単量体、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、1、2
ープロピレングリコール、1、3ープロピレングリコー
ル、1、4ーブタンジオール、1、6ーヘキサンジオー
ル、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポ
リオキシエチレン化ビスフェノールA等のポリオール化
合物、p−フェニレンジイソシアネート、p−キシリレ
ンジイソシアネート、1、4ーテトラメチレンジイソシ
アネート等のイソシアネート類、エチルアミン、ブチル
アミン、エチレンジアミン、1、4ージアミノベンゼ
ン、1、4ージアミノブタン、モノエタノールアミン等
のアミン類、ジグリシジルエーテル、エチレングリコー
ルジグリシジルエーテル、ビスフェノールAグリシジル
エーテル、ハイドロキノンジグリシジルエーテル等のエ
ポキシ化合物等が単独または混合して使用することが出
来る。
【0024】更に本発明の電子写真用トナーには微粒子
の酸化珪素(コロイダルシリカ)や酸化アルミ、酸化チ
タンのごとき流動剤、鉱物油のごとき被り防止剤、磁性
一成分系用としての各種磁性体もしくは鉄粉、酸化亜鉛
のごとき導電性付与剤等を必要に応じ加えてもよい。
【0025】本発明で得られたトナーは、非磁性1成分
もしくは磁性1成分等の1成分系ではトナーそのものを
現像剤として、帯電ブレードもしくは帯電ローラにより
帯電させて、又2成分系では例えば125ー200メッ
シュ程度のキャリヤー(鉄粉、フェライト粉、また、フ
ェライト粉上にシリコーン樹脂やアクリル樹脂、フッ素
樹脂等をコートしたコートキャリア)と例えば3−8:
97−92(トナー:キャリヤー)というような重量比
で混合し、現像剤となし、帯電させることにより電子写
真に於ける現像工程に使用されるものである。
【0026】
【実施例】以下実施例、合成例により本発明を具体的に
説明するが、本発明は、これらの実施例、合成例に限定
されるものではない。実施例、合成例中、部は特に限定
しない限り重量部を表す。又、実施例中の粒径の範囲及
び中位粒径はコールター社製の粒度分布測定器により測
定した値である。
【0027】合成例1 オクタデシルバルビツール酸の
合成 260部の乾燥エタノールにナトリウムエトキシド2
0.4部を溶解し、この溶液にマロン酸ジエチル48部
を加え、70−75℃まで加熱し、この溶液にオクタデ
シルブロマイド100部を約1時間かけて滴下する。滴
下し終わってから更に1時間還流して冷却し、析出した
臭化ナトリウムを減圧濾過して、オクタデシルジエチル
マロネートのエタノール溶液を得る。エタノール151
部にナトリウムエトキシド20.4部、尿素18部を加
えて溶解し、これに上記で得られたオクタデシルジエチ
ルマロネートのエタノール溶液を加え8時間加熱還流す
る。生成した白色沈澱を氷水2800部に滴下し、氷で
冷却しながら希塩酸にてPH2まで中和し、濾過、水洗
を行う。得られたケーキをエタノールに懸濁し、濾過、
水洗、乾燥して5ーオクタデシルバルビツール酸60部
を得る。
【0028】尚、その他の化合物例についても上記合成
例1と同様にマロン酸誘導体を合成し、それに対応する
尿素誘導体を反応させることにより、合成できる。
【0029】実施例1 スチレン−ブチルアクリレート共重合体(バインダー) 100部 低分子量ポリプロピレン 5部 カーボンブラック(着色剤) 8部 5−オクタデシルバルビツール酸 2部 上記組成の混合物を105〜140℃に調整されたニー
ダーにて溶融混合処理した後冷却、固化せしめた。次い
で、ロートプレックス粗粉砕機により粗粉砕した後、ジ
ェットミル粉砕機にて微粉砕を行い、さらに気流式分級
機にて分級し粒径5〜20μ(中位粒径11μ)の本発
明の電子写真用黒色トナーを得た。得られたトナーを約
125メッシュのシリコンコートフェライトキャリヤー
と3:97(トナー:キャリヤー)の重量比で混合し本
発明の電子写真用現像剤Aを得た。
【0030】実施例2 スチレン−ブチルアクリレート共重合体(バインダー) 100部 低分子量ポリプロピレン 5部 カーボンブラック(着色剤) 8部 5−オクタデシルバルビツール酸 2部 上記組成の混合物を105〜140℃に調整されたニー
ダーにて溶融混合処理した後冷却、固化せしめた。次い
で、ロートプレックス粗粉砕機により粗粉砕した後、ジ
ェットミル粉砕機にて微粉砕を行い、さらに気流式分級
機にて分級し粒径5〜20μ(中位粒径11μ)の本発
明の電子写真用黒色トナーを得た。得られたトナー10
0部に対しコロイダルシリカ0.3部をヘンシェルミキ
サーで混合(外添)した。得られた外添トナーを約12
5メッシュのシリコンコートフェライトキャリヤーと
3:97(トナー:キャリヤー)の重量比で混合し本発
明の電子写真用現像剤Bを得た。この現像剤Bを用いて
複写機によりコピーを行ったところ階調性に優れ、鮮明
な黒色の画像が得られた。
【0031】実施例3 スチレン−ブチルアクリレート共重合体(バインダー) 100部 低分子量ポリプロピレン 5部 カーボンブラック(着色剤) 8部 5−ドデシルバルビツール酸 2部 上記組成の混合物を105〜140℃に調整されたニー
ダーにて溶融混合処理した後冷却、固化せしめた。次い
で、ロートプレックス粗粉砕機により粗粉砕した後、ジ
ェットミル粉砕機にて微粉砕を行い、さらに気流式分級
機にて分級し粒径5〜20μ(中位粒径11μ)の本発
明の電子写真用黒色トナーを得た。得られたトナーを約
125メッシュのシリコンコートフェライトキャリヤー
と3:97(トナー:キャリヤー)の重量比で混合し本
発明の電子写真用現像剤Cを得た。
【0032】実施例4 ポリエステル樹脂(バインダー) 100部 低分子量ポリプロピレン 3部 CI.Solvent Blue 111(着色剤) 9部 5−オクタデシルバルビツール酸 2部 上記組成の混合物を105〜140℃に調整されたニー
ダーにて溶融混合処理した後冷却、固化せしめた。次い
で、ロートプレックス粗粉砕機により粗粉砕した後、ジ
ェットミル粉砕機にて微粉砕を行い、さらに気流式分級
機にて分級し粒径5〜20μ(中位粒径11μ)の本発
明の電子写真用青色トナーを得た。得られたトナー10
0部に対しコロイダルシリカ0.3部をヘンシェルミキ
サーで外添した。得られた外添トナーを約125メッシ
ュのシリコンコートフェライトキャリヤーと3:97
(トナー:キャリヤー)の重量比で混合し本発明の電子
写真用現像剤Dを得た。この現像剤Dを用いて複写機に
よりコピーを行ったところ階調性に優れ、着色剤本来の
色相を阻害することのない鮮明な青色の画像が得られ
た。
【0033】実施例5 ポリエステル樹脂(バインダー) 100部 低分子量ポリプロピレン 3部 Kayaset Yellow 963(着色剤) 10部 5−パーフロロオクチルバルビツール酸 2部 上記組成の混合物を105〜140℃に調整されたニー
ダーにて溶融混合処理した後冷却、固化せしめた。次い
で、ロートプレックス粗粉砕機により粗粉砕した後、ジ
ェットミル粉砕機にて微粉砕を行い、さらに気流式分級
機にて分級し粒径5〜20μ(中位粒径11μ)の本発
明の電子写真用黄色トナーを得た。得られたトナー10
0部に対しコロイダルシリカ0.3部をヘンシェルミキ
サーで外添した。得られた外添トナーを約125メッシ
ュのシリコンコートフェライトキャリヤーと3:97
(トナー:キャリヤー)の重量比で混合し本発明の電子
写真用現像剤Eを得た。更にこの現像剤Eを用いて複写
機によりコピーを行ったところ階調性に優れ、着色剤本
来の色相を阻害することのない鮮明な黄色の画像が得ら
れた。
【0034】実施例6 ポリエステル樹脂(バインダー) 100部 低分子量ポリプロピレン 3部 CI.Disperse Red 60 8部 CI.Disperse Violet 17 1.5部 5−ヘキサデシルバルビツール酸 2部 上記組成の混合物を105〜140℃に調整されたニー
ダーにて溶融混合処理した後冷却、固化せしめた。次い
で、ロートプレックス粗粉砕機により粗粉砕した後、ジ
ェットミル粉砕機にて微粉砕を行い、さらに気流式分級
機にて分級し粒径5〜20μ(中位粒径11μ)の本発
明の電子写真用赤色トナーを得た。得られたトナー10
0部に対しコロイダルシリカ0.3部をヘンシェルミキ
サーで外添した。得られた外添トナーを約125メッシ
ュのシリコンコートフェライトキャリヤーと3:97
(トナー:キャリヤー)の重量比で混合し本発明の電子
写真用現像剤Fを得た。この現像剤Fを用いて複写機に
よりコピーを行ったところ階調性に優れ、着色剤本来の
色相を阻害することのない鮮明な赤色の画像が得られ
た。
【0035】この現像剤A〜Fを用いて帯電安定性試験
(帯電量通常経時安定性試験、帯電量耐湿経時安定性試
験)を実施し、又減衰率を求め、結果を表1〜3に示し
た。尚、減衰率は下記式により算出した。 減衰率=(N−M)/N×100(%) ここで、Nは帯電量通常経時安定性試験開始1分後の帯
電量(通常初期帯電量)のことを、Mは帯電量耐湿経時
安定性試験開始1分後の帯電量(耐湿試験後の初期帯電
量)のことを言う。又、帯電安定性試験は次の方法によ
った。
【0036】帯電量通常経時安定性試験:大気中で現像
剤(トナーとキャリヤーとの混合物)をポリ容器中に計
量し、30rpmのボールミルにて1時間、100rp
mのボールミルにて残り1時間接触帯電させ、その際の
時間毎にサンプリングを行い、トナーの帯電量をブロー
オフ法により測定する。 帯電量耐湿経時安定性試験:上記帯電量経時安定性試験
と同様にポリ容器中に現像剤(トナーとキャリア)を計
量し、容器をオープンにして35℃,85%RHの条件
下に20時間放置し、容器の蓋をして上記試験と同様に
時間毎にサンプリングを行い、トナーの帯電量をブロー
オフ法により測定する。
【0037】
【表1】 表1 帯電量通常経時安定性試験(単位、−μC/g) 時間(min) 1 5 15 30 60 120 現像剤A 13.1 14.0 16.1 17.8 18.0 22.3 現像剤B 18.2 20.2 20.8 23.3 23.5 24.1 現像剤C 5.1 6.3 8.5 10.8 12.4 14.6 現像剤D 18.2 19.5 19.6 19.9 20.3 25.2 現像剤E 16.8 18.3 19.9 21.3 23.5 26.0 現像剤F 18.3 18.8 19.1 19.0 20.8 22.3
【0038】
【表2】 表2 帯電量耐湿経時安定性試験(単位、−μC/g) 時間(min) 1 5 15 30 60 120 現像剤A 13.8 13.0 15.6 17.3 17.1 23.8 現像剤B 19.6 20.8 21.0 22.5 22.9 23.1 現像剤C 4.3 5.5 7.3 9.1 9.8 12.8 現像剤D 16.6 17.5 17.7 18.1 19.2 22.0 現像剤E 15.5 17.6 18.3 19.8 20.8 25.3 現像剤F 15.1 16.8 17.5 18.0 18.0 20.4
【0039】
【表3】 表3 現像剤 A B C D E F 減衰率(%) −5.3 −7.7 15.7 8.8 7.7 17.5
【0040】以上の表1〜3の結果から明らかなよう
に、現像剤A〜Fは耐湿条件下でも通常と同様に充分な
帯電が得られ、経時的に急激な帯電の変化も少なく、帯
電安定性が極めて優れていた。
【0041】
【発明の効果】本発明で得られた電子写真用トナーは従
来の荷電制御剤を用いたトナーに比べてシャープな帯電
量分布と良好な帯電の耐湿安定性及び良好な帯電の経時
安定性を有し、高い帯電量を有している。その結果、カ
ブリの無い極めて階調性の高い画像が得られ、且つ反復
画像形成能が極めて良好であることが特徴である。ま
た、荷電制御剤自体が本質的に無色であり、バインダー
樹脂に対する分散性が非常によいことから、カラートナ
ーに要求される色相に合わせて任意の着色剤を選定する
ことが可能であり、且つ染料、顔料が有する本来の色相
を何ら阻害することが無いことも特徴である。さらに金
属を含まないタイプの荷電制御剤を使用しているため環
境に対する安全性が高いことも特徴である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(1)で表される化合物を少なくと
    も1種含有することを特徴とする電子写真用トナー。 【化1】 [式(1)において、R1 、R2 、R3 、R4 はそれぞ
    れ独立に、水素原子または置換もしくは未置換のアルキ
    ル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは
    未置換のアラルキル基、置換もしくは未置換のアルケニ
    ル基、アシル基を表す。但し、R1 、R2 、R3 、R4
    は同時に水素原子にはならず、少なくとも1つは水素原
    子である。]
  2. 【請求項2】R1 が水素原子であり、R2 、R3 、R4
    はそれぞれ独立に、水素原子または置換もしくは未置換
    のアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換
    もしくは未置換のアラルキル基である請求項1に記載の
    電子写真用トナー。
  3. 【請求項3】R2 が置換もしくは未置換のアルキル基ま
    たは置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未
    置換のアラルキル基である請求項2に記載の電子写真用
    トナー。
  4. 【請求項4】R1 が水素原子であり、R2 、R3 、R4
    はそれぞれ独立に、水素原子または炭素数12−25の
    アルキル基、炭素数7−20のアラルキル基、炭素数6
    −20のアリール基である請求項1に記載の電子写真用
    トナー。
  5. 【請求項5】R1 が水素原子であり、R2 が置換もしく
    は未置換のアルキル基または置換もしくは未置換のアラ
    ルキル基、置換もしくは未置換ののアリール基であり、
    R3 、R4 が水素原子である請求項1に記載の電子写真
    用トナー。
  6. 【請求項6】R1 、R3 、R4 が水素原子であり、R2
    が炭素数13−25のアルキル基もしくは炭素数7−2
    5のアラルキル基である請求項1に記載の電子写真用ト
    ナー。
  7. 【請求項7】式(1)の化合物をバインダー樹脂に対
    し、0.1−10%含有する請求項1に記載の電子写真
    用トナー。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7のいずれか一項の電子写
    真用トナーを含有する電子写真用現像剤。
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