JPH09171727A - 金属系超電導線の製造方法 - Google Patents
金属系超電導線の製造方法Info
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- JPH09171727A JPH09171727A JP7348696A JP34869695A JPH09171727A JP H09171727 A JPH09171727 A JP H09171727A JP 7348696 A JP7348696 A JP 7348696A JP 34869695 A JP34869695 A JP 34869695A JP H09171727 A JPH09171727 A JP H09171727A
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- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、Nb−Ti合金等の金属系超電導
線の製造において、熱間押し出し時の加熱に際してマト
リックス金属と金属系超電導体等との相互拡散により生
ずる脆い金属間化合物の生成を防止して、性能の優れた
金属系超電導線の製造を目的とする。 【解決手段】 棒状の金属系超電導体あるいは金属系超
電導体素材をマトリックス金属からなる管に埋め込み、
複合ビレットを作製する金属系超電導線の製造方法にお
いて、前記棒状の金属系超電導体あるいは金属系超電導
体素材を前記マトリックス金属からなる管の孔に5%以
上の非接触空間部を設けて非接触に埋め込み、複合ビレ
ットを作製することを特徴とする。
線の製造において、熱間押し出し時の加熱に際してマト
リックス金属と金属系超電導体等との相互拡散により生
ずる脆い金属間化合物の生成を防止して、性能の優れた
金属系超電導線の製造を目的とする。 【解決手段】 棒状の金属系超電導体あるいは金属系超
電導体素材をマトリックス金属からなる管に埋め込み、
複合ビレットを作製する金属系超電導線の製造方法にお
いて、前記棒状の金属系超電導体あるいは金属系超電導
体素材を前記マトリックス金属からなる管の孔に5%以
上の非接触空間部を設けて非接触に埋め込み、複合ビレ
ットを作製することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状の金属系超電
導体あるいは金属系超電導体素材をマトリックス金属管
に埋め込んで複合ビレットを作製し、次いで熱間押出
し、冷間伸線加工する金属系超電導線の製造方法に関す
る。
導体あるいは金属系超電導体素材をマトリックス金属管
に埋め込んで複合ビレットを作製し、次いで熱間押出
し、冷間伸線加工する金属系超電導線の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】金属系超電導線には、NbTiをその代
表とする金属超電導線とNb3 Snをその代表とする金
属化合物系超電導線がある。いずれも、これらの金属や
化合物の極細線(フィラメントと呼ばれる)が安定化作
用がある銅系のマトリックス金属中に、少なくとも1本
以上、通常は数十から数千本埋め込まれた構造になって
いる。
表とする金属超電導線とNb3 Snをその代表とする金
属化合物系超電導線がある。いずれも、これらの金属や
化合物の極細線(フィラメントと呼ばれる)が安定化作
用がある銅系のマトリックス金属中に、少なくとも1本
以上、通常は数十から数千本埋め込まれた構造になって
いる。
【0003】NbTi超電導線の製造は、無酸素銅から
なるマトリックス金属をガンドリル工法で多孔管とし、
各管の中へ棒状のNbTi超電導体を挿入して複合ビレ
ットを作製し、これを熱間押出し後、冷間で伸線加工し
て行われるのが一般的製造工程である。
なるマトリックス金属をガンドリル工法で多孔管とし、
各管の中へ棒状のNbTi超電導体を挿入して複合ビレ
ットを作製し、これを熱間押出し後、冷間で伸線加工し
て行われるのが一般的製造工程である。
【0004】一方、Nb3 Sn超電導線の製造は、Nb
3 Snの加工性が著しく劣るため直接伸線できないの
で、以下に示すようなブロンズ法で行われる場合が多
い。まず、Nb棒を高Sn濃度のブロンズ(Cu−Sn
系合金)からなるマトリックス金属の多孔管の中へ挿入
し、1次の複合ビレットを作製し、これを熱間押出し
後、冷間伸線して素線を作製する。
3 Snの加工性が著しく劣るため直接伸線できないの
で、以下に示すようなブロンズ法で行われる場合が多
い。まず、Nb棒を高Sn濃度のブロンズ(Cu−Sn
系合金)からなるマトリックス金属の多孔管の中へ挿入
し、1次の複合ビレットを作製し、これを熱間押出し
後、冷間伸線して素線を作製する。
【0005】その素線をさらに無酸素銅あるいはブロン
ズの単孔管あるいは多孔管の中へ挿入し2次の複合ビレ
ットを作製し、熱間押出し後、冷間伸線して600〜7
00℃で数十〜数百時間の拡散熱処理を施して、Nbと
ブロンズ中のSnを反応させNb3 Snの超電導線を製
造する。
ズの単孔管あるいは多孔管の中へ挿入し2次の複合ビレ
ットを作製し、熱間押出し後、冷間伸線して600〜7
00℃で数十〜数百時間の拡散熱処理を施して、Nbと
ブロンズ中のSnを反応させNb3 Snの超電導線を製
造する。
【0006】しかしながら、これらの製造方法には次の
ような問題がしばしば起こる。NbTi超電導線の場合
は、複合ビレット作製後の熱間押出し時に500〜90
0℃で8時間程度の熱処理を行うが、このときNbTi
中のTiとマトリックス金属管を構成する無酸素銅のC
uが反応して例えばTi2 Cu等の脆い金属間化合物が
生成するので冷間における伸線加工で断線が起こり、超
電導線自体の機能を大きく低下させたり、超電導特性の
安定性を著しく低下させる。
ような問題がしばしば起こる。NbTi超電導線の場合
は、複合ビレット作製後の熱間押出し時に500〜90
0℃で8時間程度の熱処理を行うが、このときNbTi
中のTiとマトリックス金属管を構成する無酸素銅のC
uが反応して例えばTi2 Cu等の脆い金属間化合物が
生成するので冷間における伸線加工で断線が起こり、超
電導線自体の機能を大きく低下させたり、超電導特性の
安定性を著しく低下させる。
【0007】Nb3 Sn超電導線の場合は、Nbとマト
リックス金属管を構成するブロンズ中のSnが反応して
加工性の悪いNb3 Snが生成するので、伸線時に断線
が起こり、NbTi超電導線の場合と同様な問題を引き
起こす。また、このためNb3 Snを形成するための拡
散熱処理時にSn濃度が不足し、Sn濃度変動による超
電導特性の劣化を引き起こす場合もある。
リックス金属管を構成するブロンズ中のSnが反応して
加工性の悪いNb3 Snが生成するので、伸線時に断線
が起こり、NbTi超電導線の場合と同様な問題を引き
起こす。また、このためNb3 Snを形成するための拡
散熱処理時にSn濃度が不足し、Sn濃度変動による超
電導特性の劣化を引き起こす場合もある。
【0008】こうした問題を解決するために、熱間押出
し時の熱処理温度を低下する方法、棒状の金属系超電導
体あるいは金属系超電導体素材をマトリックス金属管の
孔の中へ挿入するとき、金属系超電導体あるいは金属系
超電導体素材とマトリックス金属管との間に隙間無く薄
いNbの板を挟む方法や特開昭60−170109号公
報に開示されているようなマトリックス金属管内面に酸
化皮膜を形成する方法などが提案されている。
し時の熱処理温度を低下する方法、棒状の金属系超電導
体あるいは金属系超電導体素材をマトリックス金属管の
孔の中へ挿入するとき、金属系超電導体あるいは金属系
超電導体素材とマトリックス金属管との間に隙間無く薄
いNbの板を挟む方法や特開昭60−170109号公
報に開示されているようなマトリックス金属管内面に酸
化皮膜を形成する方法などが提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱間押
出し時の熱処理温度の低下は押出し比を下げ、著しく生
産性を低下させることになる。また、隙間無くNbの板
を挟んだり、マトリックス金属管内面に酸化皮膜を形成
させると、製造工程が複雑化するとともに大幅なコスト
増につながる。
出し時の熱処理温度の低下は押出し比を下げ、著しく生
産性を低下させることになる。また、隙間無くNbの板
を挟んだり、マトリックス金属管内面に酸化皮膜を形成
させると、製造工程が複雑化するとともに大幅なコスト
増につながる。
【0010】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、熱間押出し時の熱処理により引き起こ
される金属系超電導体あるいは金属系超電導体素材とマ
トリックス金属管を構成する金属との反応を、安価に防
止できる金属系超電導線の製造方法を提供することを目
的とする。
なされたもので、熱間押出し時の熱処理により引き起こ
される金属系超電導体あるいは金属系超電導体素材とマ
トリックス金属管を構成する金属との反応を、安価に防
止できる金属系超電導線の製造方法を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題は、棒状の金属
系超電導体あるいは金属系超電導体素材をマトリックス
金属管内に配設して複合ビレットを作製し、次いで熱間
押出し、冷間伸線加工する金属系超電導線の製造方法に
おいて、前記棒状の金属系超電導体あるいは金属系超電
導体素材を前記マトリックス金属管の孔に5%以上の非
接触空間部を設けて非接触に配設して前記複合ビレット
を作製することを特徴とする金属系超電導線の製造方法
により解決される。
系超電導体あるいは金属系超電導体素材をマトリックス
金属管内に配設して複合ビレットを作製し、次いで熱間
押出し、冷間伸線加工する金属系超電導線の製造方法に
おいて、前記棒状の金属系超電導体あるいは金属系超電
導体素材を前記マトリックス金属管の孔に5%以上の非
接触空間部を設けて非接触に配設して前記複合ビレット
を作製することを特徴とする金属系超電導線の製造方法
により解決される。
【0012】棒状の金属系超電導体あるいは金属系超電
導体素材をマトリックス金属管に空間部を設けて非接触
に配設して複合ビレットが製造されているため、熱間押
出しの加熱時に金属系超電導体あるいは金属系超電導体
素材とマトリックス金属管を構成する金属との反応は起
こらず、伸線時の断線や超電導特性の劣化が生じること
はない。
導体素材をマトリックス金属管に空間部を設けて非接触
に配設して複合ビレットが製造されているため、熱間押
出しの加熱時に金属系超電導体あるいは金属系超電導体
素材とマトリックス金属管を構成する金属との反応は起
こらず、伸線時の断線や超電導特性の劣化が生じること
はない。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に本発明の1実施形態の模式
図を示す。図1で、1は棒状の金属系超電導体あるいは
金属系超電導体素材(以下金属系超電導体等という)、
2はマトリックス金属管、3は非接触空間部、4は複合
ビレットの蓋、5はNbのシートを示す。金属系超電導
体1としては、例えばNbTi合金(Ti:40〜60
wt%)があるが、この場合のマトリックス金属管2と
しては無酸素銅管の例が挙げられる。
図を示す。図1で、1は棒状の金属系超電導体あるいは
金属系超電導体素材(以下金属系超電導体等という)、
2はマトリックス金属管、3は非接触空間部、4は複合
ビレットの蓋、5はNbのシートを示す。金属系超電導
体1としては、例えばNbTi合金(Ti:40〜60
wt%)があるが、この場合のマトリックス金属管2と
しては無酸素銅管の例が挙げられる。
【0014】複合ビレットの蓋4は棒状の金属系超電導
体あるいは金属系超電導体素材1の端部がビレットの加
熱中に酸化することを防止する。この際、蓋4と金属系
超電導体等1の間にNbのシートを介在させることは酸
化防止の点からより望ましい。また、金属系超電導体素
材1としては例えばNb金属があるが、この場合のマト
リックス金属管2としてはブロンズ管の例が挙げられ
る。複合ビレットの蓋4は無酸素銅などの材料でできて
いる。
体あるいは金属系超電導体素材1の端部がビレットの加
熱中に酸化することを防止する。この際、蓋4と金属系
超電導体等1の間にNbのシートを介在させることは酸
化防止の点からより望ましい。また、金属系超電導体素
材1としては例えばNb金属があるが、この場合のマト
リックス金属管2としてはブロンズ管の例が挙げられ
る。複合ビレットの蓋4は無酸素銅などの材料でできて
いる。
【0015】複合ビレットの蓋4に設けた凹部に棒状の
金属系超電導体等1の端部を嵌合させることにより、金
属系超電導体等1とマトリックス金属管2の間に非接触
空間部3ができるので、金属系超電導体等1とマトリッ
クス金属管2を非接触にすることができる。
金属系超電導体等1の端部を嵌合させることにより、金
属系超電導体等1とマトリックス金属管2の間に非接触
空間部3ができるので、金属系超電導体等1とマトリッ
クス金属管2を非接触にすることができる。
【0016】この非接触空間部は少なくとも5%以上が
必要である。ここで空間部の計算方法は以下のように計
算する。 (マトリックス金属の孔の断面積−金属系超電導体等の
断面積)×100/マトリックス金属の孔の断面積 この非接触空間部が5%未満ではマトリックス金属の孔
の内面と金属系超電導体等の外面が接触することが生じ
るので望ましくないからである。
必要である。ここで空間部の計算方法は以下のように計
算する。 (マトリックス金属の孔の断面積−金属系超電導体等の
断面積)×100/マトリックス金属の孔の断面積 この非接触空間部が5%未満ではマトリックス金属の孔
の内面と金属系超電導体等の外面が接触することが生じ
るので望ましくないからである。
【0017】このような構造は金属系超電導体が単芯の
場合も、また多数芯の場合でも適用することができる。
また、複合ビレットの蓋4が銅である場合には、Nbの
シート5を複合ビレットの蓋4と金属系超電導体等1の
端部との間に挟むことが両者の相互拡散を防止する点か
ら望ましい。
場合も、また多数芯の場合でも適用することができる。
また、複合ビレットの蓋4が銅である場合には、Nbの
シート5を複合ビレットの蓋4と金属系超電導体等1の
端部との間に挟むことが両者の相互拡散を防止する点か
ら望ましい。
【0018】図2に本発明の他の1実施形態の模式図を
示す。図2の符号は図1の符号と同じものを表す。金属
系超電導体あるいは金属系超電導体素材1の端部にNb
のシート5を巻き付けてマトリックス金属管2へ挿入す
ることにより、金属系超電導体あるいは金属系超電導体
素材1とマトリックス金属管2の間に非接触空間部3を
設ける。
示す。図2の符号は図1の符号と同じものを表す。金属
系超電導体あるいは金属系超電導体素材1の端部にNb
のシート5を巻き付けてマトリックス金属管2へ挿入す
ることにより、金属系超電導体あるいは金属系超電導体
素材1とマトリックス金属管2の間に非接触空間部3を
設ける。
【0019】このような構造にすると、金属系超電導体
等1とマトリックス金属管2を非接触にすることができ
る。この場合、Nbのシート5を端部のみに設けるた
め、従来の全面に設ける場合のように製造工程が複雑に
なることはない。このような構造は金属系超電導体が単
芯の場合にも、また多数芯の場合にも適用することがで
きる。
等1とマトリックス金属管2を非接触にすることができ
る。この場合、Nbのシート5を端部のみに設けるた
め、従来の全面に設ける場合のように製造工程が複雑に
なることはない。このような構造は金属系超電導体が単
芯の場合にも、また多数芯の場合にも適用することがで
きる。
【0020】前述の通り、棒状の金属系超電導体等とマ
トリックス金属管との間にできる非接触空間部の孔の断
面積に対する面積率は、5%未満だと棒状の金属系超電
導体等をマトリックス金属管へ非接触に挿入するのが非
常に困難になる。一方、これが20%を超えると金属超
電導体等の断面形状が熱間押し出しの際に座屈などを起
こし望ましくないので、5〜20%であることが望まし
い。
トリックス金属管との間にできる非接触空間部の孔の断
面積に対する面積率は、5%未満だと棒状の金属系超電
導体等をマトリックス金属管へ非接触に挿入するのが非
常に困難になる。一方、これが20%を超えると金属超
電導体等の断面形状が熱間押し出しの際に座屈などを起
こし望ましくないので、5〜20%であることが望まし
い。
【0021】
(実施例1)外径235mmの高純度無酸素銅を多孔管
(孔数:16)とし、各管の中へNbTi棒材を挿入し
た。この時、多孔管個々の孔径は24mm、NbTi棒
材径は22mmであった。多孔管の両端部には、NbT
i棒材長手方向有効部と高純度無酸素銅とを非接触にす
るため、図2に示すように、厚さ1mmのNbシートの
小片をNbTi棒端部に巻きつけた。このとき非接触空
間部の管全断面積に対する面積率は16.0%であっ
た。このビレットを熱間押出しにより径70mmの棒状
にし、1回当たり約15%の減面加工を繰り返し、その
後375℃×数十時間の時効熱処理を施して線径0.9
mmの超電導線とした。
(孔数:16)とし、各管の中へNbTi棒材を挿入し
た。この時、多孔管個々の孔径は24mm、NbTi棒
材径は22mmであった。多孔管の両端部には、NbT
i棒材長手方向有効部と高純度無酸素銅とを非接触にす
るため、図2に示すように、厚さ1mmのNbシートの
小片をNbTi棒端部に巻きつけた。このとき非接触空
間部の管全断面積に対する面積率は16.0%であっ
た。このビレットを熱間押出しにより径70mmの棒状
にし、1回当たり約15%の減面加工を繰り返し、その
後375℃×数十時間の時効熱処理を施して線径0.9
mmの超電導線とした。
【0022】(実施例2)外径210mm、内径156
mmの高純度無酸素銅を単孔管とし、管の中へ外径15
0mmのNbTi棒材を挿入した。NbTi棒材と高純
度無酸素銅とを非接触にするため、図1に示すように、
NbTi棒材を受ける内溝(溝径152mm、深さ10
mm)のある蓋を単孔管両端にかぶせた。このとき非接
触空間部の孔の断面積に対する面積率は7.5%であっ
た。
mmの高純度無酸素銅を単孔管とし、管の中へ外径15
0mmのNbTi棒材を挿入した。NbTi棒材と高純
度無酸素銅とを非接触にするため、図1に示すように、
NbTi棒材を受ける内溝(溝径152mm、深さ10
mm)のある蓋を単孔管両端にかぶせた。このとき非接
触空間部の孔の断面積に対する面積率は7.5%であっ
た。
【0023】このビレットを加熱温度900℃で熱間押
出しにより径25mmの棒状にし、1回当たり約15%
の減面加工を繰り返して対辺2.53mmの六角素線と
し、そのNbTi素線を4600本用いた複合多芯ビレ
ットを製造して、0.65mmφの超電導線に加工し
た。
出しにより径25mmの棒状にし、1回当たり約15%
の減面加工を繰り返して対辺2.53mmの六角素線と
し、そのNbTi素線を4600本用いた複合多芯ビレ
ットを製造して、0.65mmφの超電導線に加工し
た。
【0024】(実施例3)外径215mmの高Snブロ
ンズを多孔管(孔数:19)とし、各管の中へNb棒材
を挿入した。この時の多孔管個々の孔径は26mm、N
b棒材径は24mmであった。多孔管の両端部には、N
b棒材と高Snブロンズ多孔管とを非接触にするため、
図2に示すように、厚さ1mmの無酸素銅シートの小片
をNb棒端部に巻きつけた。
ンズを多孔管(孔数:19)とし、各管の中へNb棒材
を挿入した。この時の多孔管個々の孔径は26mm、N
b棒材径は24mmであった。多孔管の両端部には、N
b棒材と高Snブロンズ多孔管とを非接触にするため、
図2に示すように、厚さ1mmの無酸素銅シートの小片
をNb棒端部に巻きつけた。
【0025】このとき非接触空間部の管全断面積に対す
る面積率は14.8%であった。このビレットを加熱温
度750℃で熱間押出し径40mmの棒状にし、1回当
たり約10〜20%の減面加工を繰り返して対辺6.2
mmの六角素線とし、500℃×2時間程度の焼鈍後、
そのNbTi素線を313本用いた複合多芯ビレットを
製造して、0.7mmφの超電導線に加工した。
る面積率は14.8%であった。このビレットを加熱温
度750℃で熱間押出し径40mmの棒状にし、1回当
たり約10〜20%の減面加工を繰り返して対辺6.2
mmの六角素線とし、500℃×2時間程度の焼鈍後、
そのNbTi素線を313本用いた複合多芯ビレットを
製造して、0.7mmφの超電導線に加工した。
【0026】(実施例4)外径215mm、内径114
mmの高Snブロンズ管に外径110mmのNb棒材を
挿入した。管の中へNb棒材と高Snブロンズ単孔管と
を非接触にするため、実施例2と同様にNb棒材を受け
る内溝(溝径110.5mm、深さ10mm)のある蓋
を単孔管両端にかぶせた。このとき非接触空間部の管全
断面積に対する面積率は6.9%であった。
mmの高Snブロンズ管に外径110mmのNb棒材を
挿入した。管の中へNb棒材と高Snブロンズ単孔管と
を非接触にするため、実施例2と同様にNb棒材を受け
る内溝(溝径110.5mm、深さ10mm)のある蓋
を単孔管両端にかぶせた。このとき非接触空間部の管全
断面積に対する面積率は6.9%であった。
【0027】このビレットを加熱温度750℃で熱間押
出し径40mmの棒状にし、1回当たり約10〜20%
の減面加工を繰り返して対辺1.2mmの六角素線と
し、500℃×2時間程度の焼鈍後、そのNbTi素線
を313本用いた複合多芯ビレットを製造して、0.7
mmφの超電導線に加工した。
出し径40mmの棒状にし、1回当たり約10〜20%
の減面加工を繰り返して対辺1.2mmの六角素線と
し、500℃×2時間程度の焼鈍後、そのNbTi素線
を313本用いた複合多芯ビレットを製造して、0.7
mmφの超電導線に加工した。
【0028】(比較例)外径235mmの高純度無酸素
銅を多孔管(孔数:16)とし、各管の中へNbTi棒
材を挿入した。この時、多孔管個々の孔径は23mm、
NbTi棒材径は22.5mmであった。このとき非接
触空間部の管全断面積に対する面積率は4.3%であっ
たが、部分的にNbTi棒材と管が接触していた。この
ビレットを熱間押出しにより径70mmの棒状にし、1
回当たり約15%の減面加工を繰り返し、その後375
℃×数十時間の時効熱処理を施して線径0.9mmの超
電導線とした。
銅を多孔管(孔数:16)とし、各管の中へNbTi棒
材を挿入した。この時、多孔管個々の孔径は23mm、
NbTi棒材径は22.5mmであった。このとき非接
触空間部の管全断面積に対する面積率は4.3%であっ
たが、部分的にNbTi棒材と管が接触していた。この
ビレットを熱間押出しにより径70mmの棒状にし、1
回当たり約15%の減面加工を繰り返し、その後375
℃×数十時間の時効熱処理を施して線径0.9mmの超
電導線とした。
【0029】(従来例)外径235mmの無酸素銅の多
孔管でその孔径23mmの孔に外径22.5mmのNb
Tiの棒材を16本挿入した。この場合NbTiの棒材
は長手方向の表面は上記無酸素銅の多孔管の内面と部分
的に接触していた。このビレットを実施例1と同様に加
工し、0.9mmφの超電導線とした。
孔管でその孔径23mmの孔に外径22.5mmのNb
Tiの棒材を16本挿入した。この場合NbTiの棒材
は長手方向の表面は上記無酸素銅の多孔管の内面と部分
的に接触していた。このビレットを実施例1と同様に加
工し、0.9mmφの超電導線とした。
【0030】これらの超電導線について、平均単長を求
め断線回数を評価した。また、臨界電流密度の測定を行
い、その結果を表1に示す。本発明である実施例1〜4
の試料の平均単長は限度単長にほぼ一致しているので、
断線が起こってないことがわかる。
め断線回数を評価した。また、臨界電流密度の測定を行
い、その結果を表1に示す。本発明である実施例1〜4
の試料の平均単長は限度単長にほぼ一致しているので、
断線が起こってないことがわかる。
【0031】
【表1】
【0032】また、いずれも高い臨界電流密度を示して
いる。一方、比較例では、平均単長が限度単長のほぼ1
/2であり、断線が1回起こっていることがわかる。ま
た、従来例においては、比較例と同様断線が1回生じて
いた。従って、マトリックス金属と挿入する超電導材と
の間には、約5%以上の非接触空間を設けることが望ま
しいことが判明した。
いる。一方、比較例では、平均単長が限度単長のほぼ1
/2であり、断線が1回起こっていることがわかる。ま
た、従来例においては、比較例と同様断線が1回生じて
いた。従って、マトリックス金属と挿入する超電導材と
の間には、約5%以上の非接触空間を設けることが望ま
しいことが判明した。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、熱間押出し時の熱処理により引き起こされる
金属系超電導体あるいは金属系超電導体素材とマトリッ
クス金属管を構成する金属との反応を、安価に防止でき
る金属系超電導線の製造方法を提供することができる。
いるので、熱間押出し時の熱処理により引き起こされる
金属系超電導体あるいは金属系超電導体素材とマトリッ
クス金属管を構成する金属との反応を、安価に防止でき
る金属系超電導線の製造方法を提供することができる。
【0034】したがって、線全体が塑性加工上均一に減
面加工され、長尺加工性に優れた高安定性、高Jc等の
超電導線が製造できる。また、金属系超電導体あるいは
金属系超電導体素材とマトリックス金属管を構成する金
属との反応が起こらないため、熱間押出し時の熱処理温
度を高めることができ、さらなる低コスト化や超電導特
性の向上も可能となる。
面加工され、長尺加工性に優れた高安定性、高Jc等の
超電導線が製造できる。また、金属系超電導体あるいは
金属系超電導体素材とマトリックス金属管を構成する金
属との反応が起こらないため、熱間押出し時の熱処理温
度を高めることができ、さらなる低コスト化や超電導特
性の向上も可能となる。
【図1】本発明の1実施の形態の模式図を示す。
【図2】本発明の別の1実施の形態の模式図を示す。
1 棒状の金属系超電導体あるいは金属系超電導体素材 2 マトリックス金属管 3 非接触空間部 4 複合ビレットの蓋 5 Nbのシート
Claims (1)
- 【請求項1】 棒状の金属系超電導体あるいは金属系超
電導体素材をマトリックス金属管内に配設して複合ビレ
ットを作製し、次いで熱間押出し、冷間伸線加工する金
属系超電導線の製造方法において、前記棒状の金属系超
電導体あるいは金属系超電導体素材を前記マトリックス
金属管の孔に5%以上の非接触空間部を設けて非接触に
配設し、前記複合ビレットを作製することを特徴とする
金属系超電導線の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7348696A JPH09171727A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 金属系超電導線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7348696A JPH09171727A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 金属系超電導線の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09171727A true JPH09171727A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18398748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7348696A Pending JPH09171727A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 金属系超電導線の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09171727A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999021667A1 (de) * | 1997-10-25 | 1999-05-06 | Gkss-Forschungszentrum Geesthacht Gmbh | Vorrichtung zur kapselung von rohlingen aus metallischen hochtemperatur-legierungen |
| CN118875058A (zh) * | 2024-09-27 | 2024-11-01 | 西安聚能超导线材科技有限公司 | 一种NbTi复合管的制备方法 |
-
1995
- 1995-12-19 JP JP7348696A patent/JPH09171727A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999021667A1 (de) * | 1997-10-25 | 1999-05-06 | Gkss-Forschungszentrum Geesthacht Gmbh | Vorrichtung zur kapselung von rohlingen aus metallischen hochtemperatur-legierungen |
| CN118875058A (zh) * | 2024-09-27 | 2024-11-01 | 西安聚能超导线材科技有限公司 | 一种NbTi复合管的制备方法 |
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