JPH065130A - 複合多芯NbTi超電導線 - Google Patents
複合多芯NbTi超電導線Info
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- JPH065130A JPH065130A JP4184419A JP18441992A JPH065130A JP H065130 A JPH065130 A JP H065130A JP 4184419 A JP4184419 A JP 4184419A JP 18441992 A JP18441992 A JP 18441992A JP H065130 A JPH065130 A JP H065130A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
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- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高安定、高強度で加工性の良い複合多芯Nb
Ti超電導線を提供する。 【構成】 複数本のNbTiフィラメント(1) を常電導
金属マトリックス中に埋め込んだ複合多芯NbTi超電
導線において、常電導金属マトリックスの一部又は全部
がAg0.1〜5wt%を含み残部CuからなるCu−A
g合金(4) であることを特徴とする複合多芯NbTi超
電導線。
Ti超電導線を提供する。 【構成】 複数本のNbTiフィラメント(1) を常電導
金属マトリックス中に埋め込んだ複合多芯NbTi超電
導線において、常電導金属マトリックスの一部又は全部
がAg0.1〜5wt%を含み残部CuからなるCu−A
g合金(4) であることを特徴とする複合多芯NbTi超
電導線。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超電導マグネット等に使
用される複合多芯NbTi超電導線に関するものであ
る。
用される複合多芯NbTi超電導線に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】超電導マグネット等に使用される複合多
芯NbTi超電導線は、図3に示す様に超電導材料であ
るNbTi合金をフィラメント化し、該フィラメント
(1) の多数本を安定化材である無酸素銅(2) 、(2′) 等
の常電導金属マトリックス中に埋め込んだ構造を有して
いる。
芯NbTi超電導線は、図3に示す様に超電導材料であ
るNbTi合金をフィラメント化し、該フィラメント
(1) の多数本を安定化材である無酸素銅(2) 、(2′) 等
の常電導金属マトリックス中に埋め込んだ構造を有して
いる。
【0003】この複合多芯NbTi超電導線の基本的な
製造方法は、まずNbTiインゴットを場合によっては
周囲をNbシートでくるみ、無酸素Cu管に挿入し、両
端にフタをした後真空中で電子ビーム溶接封入する。こ
れを熱間押出した後細線化を行ない所定の六角形或いは
丸形状にしたあと再びこの複合素線を無酸素Cu管に挿
入して、上記と同様に両端にフタをして真空中で電子ビ
ーム溶接により封入し、その後押出、細線化を行ない、
NbTiフィラメント数が十数〜数十万におよぶ複合多
芯NbTi超電導線を得る。
製造方法は、まずNbTiインゴットを場合によっては
周囲をNbシートでくるみ、無酸素Cu管に挿入し、両
端にフタをした後真空中で電子ビーム溶接封入する。こ
れを熱間押出した後細線化を行ない所定の六角形或いは
丸形状にしたあと再びこの複合素線を無酸素Cu管に挿
入して、上記と同様に両端にフタをして真空中で電子ビ
ーム溶接により封入し、その後押出、細線化を行ない、
NbTiフィラメント数が十数〜数十万におよぶ複合多
芯NbTi超電導線を得る。
【0004】複合多芯NbTi超電導線は前記のように
複数本のNbTiフィラメントが常電導金属マトリック
ス中に埋め込まれた構造を有しているが、常電導金属マ
トリックスのうち、製造工程においてNbTi合金棒を
挿入した無酸素銅パイプがNbTiフィラメント周囲部
(図3における2)となり、無酸素銅/NbTi複合素
線を挿入した銅管がシース部(図3における2′)とな
っている。
複数本のNbTiフィラメントが常電導金属マトリック
ス中に埋め込まれた構造を有しているが、常電導金属マ
トリックスのうち、製造工程においてNbTi合金棒を
挿入した無酸素銅パイプがNbTiフィラメント周囲部
(図3における2)となり、無酸素銅/NbTi複合素
線を挿入した銅管がシース部(図3における2′)とな
っている。
【0005】また最近では、商用周波数の交流で使用可
能な複合多芯NbTi超電導線が実用化されて来てい
る。これは交流損失を少なくするため、高抵抗のCu−
Ni合金を金属マトリックスの一部又は全部に使用した
ものであり、一例を示せば図4に示すようなCu−Ni
/Cu/Nb−Tiの三層構造を有している。即ち中央
部に、無酸素銅フィラメント(2) を埋め込んだCu−N
i合金管(3) を配し、その周辺部にNbTiフィラメン
ト(1) を埋め込んだCu−Ni合金管(3) を配した集合
体をさらにCu−Ni合金シース部(3′) で覆ったもの
である。この交流用の複合多芯NbTi超電導線の製造
方法としては前記の製造方法のうち、初期工程のNbT
i合金棒を無酸素銅パイプに挿入する代りにCu−Ni
合金パイプに挿入する点が異なるだけで他の工程はほぼ
同様である。
能な複合多芯NbTi超電導線が実用化されて来てい
る。これは交流損失を少なくするため、高抵抗のCu−
Ni合金を金属マトリックスの一部又は全部に使用した
ものであり、一例を示せば図4に示すようなCu−Ni
/Cu/Nb−Tiの三層構造を有している。即ち中央
部に、無酸素銅フィラメント(2) を埋め込んだCu−N
i合金管(3) を配し、その周辺部にNbTiフィラメン
ト(1) を埋め込んだCu−Ni合金管(3) を配した集合
体をさらにCu−Ni合金シース部(3′) で覆ったもの
である。この交流用の複合多芯NbTi超電導線の製造
方法としては前記の製造方法のうち、初期工程のNbT
i合金棒を無酸素銅パイプに挿入する代りにCu−Ni
合金パイプに挿入する点が異なるだけで他の工程はほぼ
同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで超電導線の安
定性を高めるためには安定化材である金属マトリックス
の残留抵抗比を大きくする必要があるため、無酸素銅を
マトリックスとする場合、加工の最終工程で残留抵抗比
向上のための焼鈍を行う。しかしこの焼鈍により残留抵
抗比は大きくなり、安定性は向上するが機械的強度が低
下してしまうという問題があった。したがって大電流容
量線材の場合や線径の小さいフィラメントを撚線化する
交流用超電導線のように高強度が要求される場合には別
にステンレス線等の補強材を複合化する必要があった。
またNbTi超電導線には加工の途中で臨界電流密度
(Jc)を向上させるため、数回の時効熱処理を400
℃前後の温度で施すが、この時効熱処理の際マトリック
スである無酸素銅は完全に焼鈍されるが、一方NbTi
フィラメントは時効硬化する。このことによりNbTi
フィラメントとマトリックスの銅の降伏強度の比は10
倍以上となり、その後の複合加工(伸線等)で均一変形
が困難となりNb−Tiフィラメントの断線や超電導線
全体の断線が発生しやすいという問題もある。
定性を高めるためには安定化材である金属マトリックス
の残留抵抗比を大きくする必要があるため、無酸素銅を
マトリックスとする場合、加工の最終工程で残留抵抗比
向上のための焼鈍を行う。しかしこの焼鈍により残留抵
抗比は大きくなり、安定性は向上するが機械的強度が低
下してしまうという問題があった。したがって大電流容
量線材の場合や線径の小さいフィラメントを撚線化する
交流用超電導線のように高強度が要求される場合には別
にステンレス線等の補強材を複合化する必要があった。
またNbTi超電導線には加工の途中で臨界電流密度
(Jc)を向上させるため、数回の時効熱処理を400
℃前後の温度で施すが、この時効熱処理の際マトリック
スである無酸素銅は完全に焼鈍されるが、一方NbTi
フィラメントは時効硬化する。このことによりNbTi
フィラメントとマトリックスの銅の降伏強度の比は10
倍以上となり、その後の複合加工(伸線等)で均一変形
が困難となりNb−Tiフィラメントの断線や超電導線
全体の断線が発生しやすいという問題もある。
【0007】交流用超電導線の場合Cu−Ni合金のみ
をマトリックスにした場合、無酸素銅マトリックスの場
合のような焼鈍による金属マトリックスの軟化に伴う強
度低下は著しくないが、通常はCu−Ni合金のみのマ
トリックスは導電率が低く、安定性に問題があることか
らマトリックスの一部を無酸素銅とすることが多い。そ
してその構造は図4に示したようにCu−Ni合金で被
覆された無酸素銅フィラメントの周囲部にCu−Ni合
金で被覆されたNb−Ti合金フィラメントを配置し、
この集合体をCu−Ni合金でシースする構造を取るこ
とが多い。この場合中央部の無酸素銅フィラメントは線
径が数μm程度になっているが、この無酸素銅は前記の
ように焼鈍により軟化し、強度が低下してしまうという
問題がある。
をマトリックスにした場合、無酸素銅マトリックスの場
合のような焼鈍による金属マトリックスの軟化に伴う強
度低下は著しくないが、通常はCu−Ni合金のみのマ
トリックスは導電率が低く、安定性に問題があることか
らマトリックスの一部を無酸素銅とすることが多い。そ
してその構造は図4に示したようにCu−Ni合金で被
覆された無酸素銅フィラメントの周囲部にCu−Ni合
金で被覆されたNb−Ti合金フィラメントを配置し、
この集合体をCu−Ni合金でシースする構造を取るこ
とが多い。この場合中央部の無酸素銅フィラメントは線
径が数μm程度になっているが、この無酸素銅は前記の
ように焼鈍により軟化し、強度が低下してしまうという
問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる状況に鑑
み、鋭意検討の結果、開発されたもので、複数本のNb
Tiフィラメントを常電導金属マトリックス中に埋め込
んだ複合多芯NbTi超電導線において、常電導金属マ
トリックスの一部又は全部がAg0.1〜5wt%を含み
残部CuからなるCu−Ag合金であることを特徴とす
る複合多芯NbTi超電導線である。
み、鋭意検討の結果、開発されたもので、複数本のNb
Tiフィラメントを常電導金属マトリックス中に埋め込
んだ複合多芯NbTi超電導線において、常電導金属マ
トリックスの一部又は全部がAg0.1〜5wt%を含み
残部CuからなるCu−Ag合金であることを特徴とす
る複合多芯NbTi超電導線である。
【0009】ここにおいて図3に示す様な構造の複合多
芯NbTi超電導線ではCu−Ag合金は図1に示すよ
うにNbTiフィラメントの周囲部のみに配置すること
が効果的である。
芯NbTi超電導線ではCu−Ag合金は図1に示すよ
うにNbTiフィラメントの周囲部のみに配置すること
が効果的である。
【0010】また図4に示す様な構造の交流用複合多芯
NbTi超電導線では図2に示すように中央部の無酸素
銅フィラメントの代りにCu−Ag合金フィラメントを
配した構造とするのが効果的である。
NbTi超電導線では図2に示すように中央部の無酸素
銅フィラメントの代りにCu−Ag合金フィラメントを
配した構造とするのが効果的である。
【0011】
【作用】本発明において、金属マトリックスの一部また
は全部を無酸素銅の代りにCu−Ag合金を用いるの
は、Cu−Ag合金はAg含有量0.1wt%以上であれ
ばNbTi超電導線の焼鈍や時効処理を行う200〜4
00℃の温度に加熱しても軟化しない性質を有してお
り、時効処理による強度低下が少なくまたAg含有量が
5wt%以下であれば焼鈍しない加工状態のままでも残留
抵抗比は10以上の値を示す。したがってマトリックス
金属である無酸素銅の一部又は全部をAg含有量0.1
〜5wt%のCu−Ag合金に置き換えても、残留抵抗比
をあまり低下させずに、即ち安定性を失わずに高強度の
NbTi超電導線を得ることができるからである。また
Cu−Ag合金は超電導線の時効処理の際の、強度の低
下が小さくNbTi合金フィラメントとの強度差が大き
くならないので、複合体としての塑性変形が一様となり
フィラメント断線や超電導線全体の断線が防止できる。
そして、Cu−Ag合金のAg含有量を0.1〜5wt%
と限定したのは0.1wt%未満では耐軟化特性が無酸素
銅とあまり変らず、加熱処理後の強度が不充分であり、
5wt%を超えると残留抵抗比が低下すると共に耐軟化特
性向上の効果が飽和し、かつコスト高となるからであ
る。
は全部を無酸素銅の代りにCu−Ag合金を用いるの
は、Cu−Ag合金はAg含有量0.1wt%以上であれ
ばNbTi超電導線の焼鈍や時効処理を行う200〜4
00℃の温度に加熱しても軟化しない性質を有してお
り、時効処理による強度低下が少なくまたAg含有量が
5wt%以下であれば焼鈍しない加工状態のままでも残留
抵抗比は10以上の値を示す。したがってマトリックス
金属である無酸素銅の一部又は全部をAg含有量0.1
〜5wt%のCu−Ag合金に置き換えても、残留抵抗比
をあまり低下させずに、即ち安定性を失わずに高強度の
NbTi超電導線を得ることができるからである。また
Cu−Ag合金は超電導線の時効処理の際の、強度の低
下が小さくNbTi合金フィラメントとの強度差が大き
くならないので、複合体としての塑性変形が一様となり
フィラメント断線や超電導線全体の断線が防止できる。
そして、Cu−Ag合金のAg含有量を0.1〜5wt%
と限定したのは0.1wt%未満では耐軟化特性が無酸素
銅とあまり変らず、加熱処理後の強度が不充分であり、
5wt%を超えると残留抵抗比が低下すると共に耐軟化特
性向上の効果が飽和し、かつコスト高となるからであ
る。
【0012】本発明において図1に示すようにNbTi
フィラメント(1) の周囲部のみをCu−Ag合金(4) に
置き換えるのが効果的なのは最近のNbTi超電導線で
はNbTiフィラメントは10μm以下に細径化する場
合が多くNbTiフィラメントの周囲部の無酸素銅は厚
さが数μm以下に薄肉化されている。このような薄肉の
無酸素銅は電子の平均自由行程が制限され、焼鈍処理を
施しても残留抵抗比は数十程度にしか回復しないのでこ
れをCu−Ag合金と置換してもマトリックス全体の残
留抵抗比に大きな影響はなく、しかも耐軟化特性は改善
される。そして、Cu−Ag合金の使用量も少なくて済
むのでコスト的にも有利であるからである。
フィラメント(1) の周囲部のみをCu−Ag合金(4) に
置き換えるのが効果的なのは最近のNbTi超電導線で
はNbTiフィラメントは10μm以下に細径化する場
合が多くNbTiフィラメントの周囲部の無酸素銅は厚
さが数μm以下に薄肉化されている。このような薄肉の
無酸素銅は電子の平均自由行程が制限され、焼鈍処理を
施しても残留抵抗比は数十程度にしか回復しないのでこ
れをCu−Ag合金と置換してもマトリックス全体の残
留抵抗比に大きな影響はなく、しかも耐軟化特性は改善
される。そして、Cu−Ag合金の使用量も少なくて済
むのでコスト的にも有利であるからである。
【0013】またCu−Ni合金をマトリックスとして
用いた場合図2に示すように、中央部にCu−Ni合金
(3) で被覆されたCu−Ag合金フィラメント(4) (図
4の無酸素銅に代るもの)を配し、その周囲部にCu−
Ni合金(3) で被覆されたNb−Ti合金フィラメント
(1) を配し、これらの集合体をCu−Ni合金(3′)で
シースする構造を有するものが、効果的であるのは無酸
素銅フィラメントは数μm程度に細くなると焼鈍しても
残留抵抗比が充分回復せず、強度は低下してしまうの
で、これをCu−Ag合金に置換してもマトリックス全
体の残留抵抗比に影響は少なく、耐軟化特性を向上させ
ることができるからである。
用いた場合図2に示すように、中央部にCu−Ni合金
(3) で被覆されたCu−Ag合金フィラメント(4) (図
4の無酸素銅に代るもの)を配し、その周囲部にCu−
Ni合金(3) で被覆されたNb−Ti合金フィラメント
(1) を配し、これらの集合体をCu−Ni合金(3′)で
シースする構造を有するものが、効果的であるのは無酸
素銅フィラメントは数μm程度に細くなると焼鈍しても
残留抵抗比が充分回復せず、強度は低下してしまうの
で、これをCu−Ag合金に置換してもマトリックス全
体の残留抵抗比に影響は少なく、耐軟化特性を向上させ
ることができるからである。
【0014】
【実施例】次に本発明を実施例により更に詳細に説明す
る。 〔実施例1〕外径200mm、内径157mmの無酸素銅管
または各種Cu−Ag合金管に155mmφのNbTi棒
を挿入し、両端部を真空封止し一次ビレットとした。こ
の一次ビレットを熱間押出し及び冷間引抜加工、皮剥ぎ
加工を行い対辺長2.5mmの六角素線とした。この六角
素線4200本を外径200mm、内径175mmの無酸素
銅管またはCu−Ag合金管に挿入し両端を真空封止し
て二次ビレットとした。このビレットを再び熱間押出し
及び適宜中間焼鈍を施しつつ冷間引抜加工により表1に
示す各種金属マトリックスを有する0.5mmφの複合多
芯NbTi超電導線とした。ここでNbTiフィラメン
トの等価径は5.5μmであった。表1に示す金属マト
リックスのシース部は二次ビレットにおける無酸素銅管
またはCu−Ag合金管から形成され、NbTiフィラ
メント周囲部は一次ビレットにおける無酸素銅管または
Cu−Ag合金管から形成されたものである。そしてN
bTiフィラメント周囲部の金属マトリックスは1.2
μmの厚さに薄肉化されていた。またこの超電導線の断
面積中におけるNbTiフィラメントとシース部の金属
マトリックスとNbTiフィラメント周囲部の金属マト
リックスの占有面積の比はいずれも1.0:0.5:
0.5である。この超電導線を250℃で1hr加熱して
焼鈍処理した後、残留抵抗比、引張強度を測定してその
値を表1に示した。また0.5mmφまで加工中に生じた
断線回数も表1に併記した。
る。 〔実施例1〕外径200mm、内径157mmの無酸素銅管
または各種Cu−Ag合金管に155mmφのNbTi棒
を挿入し、両端部を真空封止し一次ビレットとした。こ
の一次ビレットを熱間押出し及び冷間引抜加工、皮剥ぎ
加工を行い対辺長2.5mmの六角素線とした。この六角
素線4200本を外径200mm、内径175mmの無酸素
銅管またはCu−Ag合金管に挿入し両端を真空封止し
て二次ビレットとした。このビレットを再び熱間押出し
及び適宜中間焼鈍を施しつつ冷間引抜加工により表1に
示す各種金属マトリックスを有する0.5mmφの複合多
芯NbTi超電導線とした。ここでNbTiフィラメン
トの等価径は5.5μmであった。表1に示す金属マト
リックスのシース部は二次ビレットにおける無酸素銅管
またはCu−Ag合金管から形成され、NbTiフィラ
メント周囲部は一次ビレットにおける無酸素銅管または
Cu−Ag合金管から形成されたものである。そしてN
bTiフィラメント周囲部の金属マトリックスは1.2
μmの厚さに薄肉化されていた。またこの超電導線の断
面積中におけるNbTiフィラメントとシース部の金属
マトリックスとNbTiフィラメント周囲部の金属マト
リックスの占有面積の比はいずれも1.0:0.5:
0.5である。この超電導線を250℃で1hr加熱して
焼鈍処理した後、残留抵抗比、引張強度を測定してその
値を表1に示した。また0.5mmφまで加工中に生じた
断線回数も表1に併記した。
【0015】
【表1】
【0016】表1から明らかなように本発明例No.1〜
4は従来例No.7と比較していずれも強度が高く、製造
中の断線回数も少ない。また残留抵抗比も実用上問題な
い範囲内にある。これに対しCu−Ag合金中のAg含
有量が本発明の範囲より少ない比較例No.5は強度が向
上せず、Ag含有量が本発明の範囲より多い比較例No.
6は強度は高くなるが残留抵抗比が小さいことが判る。
4は従来例No.7と比較していずれも強度が高く、製造
中の断線回数も少ない。また残留抵抗比も実用上問題な
い範囲内にある。これに対しCu−Ag合金中のAg含
有量が本発明の範囲より少ない比較例No.5は強度が向
上せず、Ag含有量が本発明の範囲より多い比較例No.
6は強度は高くなるが残留抵抗比が小さいことが判る。
【0017】〔実施例2〕外径200mm、内径157mm
のCu−10%Ni合金管に155mmφのNbTi棒を
挿入し、両端部を真空封止し、NbTi/CuNi複合
ビレットとしこのNbTi/CuNi複合ビレットを熱
間押出し及び途中適宜中間焼鈍を施しつつ冷間引抜加
工、皮剥を行い対辺長3mmの六角NbTi/Cu−Ni
素線とした。一方外径200mm、内径157mmのCu−
10%Ni合金管に155mmφの各種Cu−Ag合金棒
を挿入し両端部を真空封止しCu−Ag/Cu−Ni複
合ビレットとしこのCu−Ag/Cu−Ni複合ビレッ
トを熱間押出し、及び途中適宜中間焼鈍を施しつつ冷間
引抜加工、皮剥を行い対辺長3mmの六角Cu−Ag/C
u−Ni素線とした。次に外径200mm、内径175mm
のCu−10%Ni合金管の中央部にCu−Ag/Cu
−Ni素線を2000本、その周辺部にNb−Ti/C
u−Ni素線を930本、合計2930本挿入し両端を
真空封止して二次ビレットとし、この二次ビレットを熱
間押出し、及び途中適宜中間焼鈍を施しつつ冷間引抜加
工することにより表2に示す各種金属マトリックスを有
する0.5mmφの複合多芯NbTi超電導線とした。こ
こでNbTiフィラメントの等価径は6.8μmであ
り、Cu−Agフィラメントの等価径も6.8μmであ
った。この超電導線を250℃で1hr加熱して焼鈍処理
した後、残留抵抗比、引張強度を測定して、その値を表
2に示した。また0.5mmφまで加工中に生じた断線回
数も表2に併記した。また従来例として中央部フィラメ
ントがCu−Ag合金ではなく無酸素銅である複合多芯
NbTi超電導線を上記と同様に製造して比較した。
のCu−10%Ni合金管に155mmφのNbTi棒を
挿入し、両端部を真空封止し、NbTi/CuNi複合
ビレットとしこのNbTi/CuNi複合ビレットを熱
間押出し及び途中適宜中間焼鈍を施しつつ冷間引抜加
工、皮剥を行い対辺長3mmの六角NbTi/Cu−Ni
素線とした。一方外径200mm、内径157mmのCu−
10%Ni合金管に155mmφの各種Cu−Ag合金棒
を挿入し両端部を真空封止しCu−Ag/Cu−Ni複
合ビレットとしこのCu−Ag/Cu−Ni複合ビレッ
トを熱間押出し、及び途中適宜中間焼鈍を施しつつ冷間
引抜加工、皮剥を行い対辺長3mmの六角Cu−Ag/C
u−Ni素線とした。次に外径200mm、内径175mm
のCu−10%Ni合金管の中央部にCu−Ag/Cu
−Ni素線を2000本、その周辺部にNb−Ti/C
u−Ni素線を930本、合計2930本挿入し両端を
真空封止して二次ビレットとし、この二次ビレットを熱
間押出し、及び途中適宜中間焼鈍を施しつつ冷間引抜加
工することにより表2に示す各種金属マトリックスを有
する0.5mmφの複合多芯NbTi超電導線とした。こ
こでNbTiフィラメントの等価径は6.8μmであ
り、Cu−Agフィラメントの等価径も6.8μmであ
った。この超電導線を250℃で1hr加熱して焼鈍処理
した後、残留抵抗比、引張強度を測定して、その値を表
2に示した。また0.5mmφまで加工中に生じた断線回
数も表2に併記した。また従来例として中央部フィラメ
ントがCu−Ag合金ではなく無酸素銅である複合多芯
NbTi超電導線を上記と同様に製造して比較した。
【0018】
【表2】
【0019】表2から明らかなように本発明例No.11
〜13は従来例No.16と比較して引張強度が高く断線
回数も少ない。また残留抵抗比も実用上問題ない範囲内
である。これに対し、中央部フィラメントのCu−Ag
合金中のAg含有量が本発明の範囲より少ない比較例N
o.14は引張強度が向上せず断線回数も減少していな
い。また中央部フィラメントのCu−Ag合金中のAg
含有量が本発明の範囲より多い比較例No.15は強度は
高くなるが残留抵抗比が小さくなることが判る。
〜13は従来例No.16と比較して引張強度が高く断線
回数も少ない。また残留抵抗比も実用上問題ない範囲内
である。これに対し、中央部フィラメントのCu−Ag
合金中のAg含有量が本発明の範囲より少ない比較例N
o.14は引張強度が向上せず断線回数も減少していな
い。また中央部フィラメントのCu−Ag合金中のAg
含有量が本発明の範囲より多い比較例No.15は強度は
高くなるが残留抵抗比が小さくなることが判る。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば高安
定、高強度で加工性のよい複合多芯NbTi超電導線が
得られるもので工業上顕著な効果を奏するものである。
定、高強度で加工性のよい複合多芯NbTi超電導線が
得られるもので工業上顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す複合多芯NbTi超電
導線の断面構成図。
導線の断面構成図。
【図2】本発明の他の一実施例を示す複合多芯NbTi
超電導線の断面構成図。
超電導線の断面構成図。
【図3】従来の複合多芯NbTi超電導線の断面構成
図。
図。
【図4】従来の複合多芯NbTi超電導線の断面構成
図。
図。
1 NbTiフィラメント 2 無酸素銅 3 Cu−Ni合金 4 Cu−Ag合金
Claims (3)
- 【請求項1】 複数本のNbTiフィラメントを常電導
金属マトリックス中に埋め込んだ複合多芯NbTi超電
導線において、常電導金属マトリックスの一部又は全部
がAg0.1〜5wt%を含み残部CuからなるCu−A
g合金であることを特徴とする複合多芯NbTi超電導
線。 - 【請求項2】 NbTiフィラメントの周囲部のみにC
u−Ag合金を配したことを特徴とする請求項1記載の
複合多芯NbTi超電導線。 - 【請求項3】 複数本のNbTiフィラメントと複数本
のCu−Ag合金フィラメントをCu−Ni合金マトリ
ックス中に埋め込んだことを特徴とする請求項1記載の
複合多芯NbTi超電導線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4184419A JPH065130A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 複合多芯NbTi超電導線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4184419A JPH065130A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 複合多芯NbTi超電導線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH065130A true JPH065130A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=16152838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4184419A Pending JPH065130A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 複合多芯NbTi超電導線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH065130A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2354874A (en) * | 1999-09-30 | 2001-04-04 | Yazaki Corp | Flexible conductor |
| US6576844B1 (en) * | 1999-09-30 | 2003-06-10 | Yazaki Corporation | High-strength light-weight conductor and twisted and compressed conductor |
| JP2012190595A (ja) * | 2011-03-09 | 2012-10-04 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 超電導撚線用素線及び超電導撚線 |
| CN120221187A (zh) * | 2025-05-21 | 2025-06-27 | 西安聚能超导线材科技有限公司 | 一种超导复合长线的制备方法 |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP4184419A patent/JPH065130A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2354874A (en) * | 1999-09-30 | 2001-04-04 | Yazaki Corp | Flexible conductor |
| US6528729B1 (en) | 1999-09-30 | 2003-03-04 | Yazaki Corporation | Flexible conductor of high strength and light weight |
| US6576844B1 (en) * | 1999-09-30 | 2003-06-10 | Yazaki Corporation | High-strength light-weight conductor and twisted and compressed conductor |
| GB2354874B (en) * | 1999-09-30 | 2004-03-17 | Yazaki Corp | Flexible conductor of high strength and light weight |
| JP2012190595A (ja) * | 2011-03-09 | 2012-10-04 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 超電導撚線用素線及び超電導撚線 |
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