JPH09171982A - 研磨布およびその製造方法 - Google Patents

研磨布およびその製造方法

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JPH09171982A JP33234895A JP33234895A JPH09171982A JP H09171982 A JPH09171982 A JP H09171982A JP 33234895 A JP33234895 A JP 33234895A JP 33234895 A JP33234895 A JP 33234895A JP H09171982 A JPH09171982 A JP H09171982A
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  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線層に形成される配線の疎密に関係なく、
配線層上に形成される層間絶縁層を平坦に化学機械的研
磨し、信頼性が大である多層配線基板を提供する、研磨
布およびその製造方法ならびにこれを用いた基板研磨装
置の提供。 【解決手段】 研磨布3の構成樹脂に炭酸カルシウム等
の無機充填材あるいはポリイミド等の有機充填材を添加
すれば、研磨布3の表面硬度は研磨布3の構成樹脂と同
一でありながら圧縮弾性率が大である研磨布3となる。 【効果】 研磨布は基板配線層の配線の疎密に関係な
く、配線層上に形成される層間絶縁層を平坦に研磨する
ことができ、基板にスクラッチを生じさせることもな
い。従って、この研磨布およびその製造方法ならびにこ
れを用いた基板研磨装置の提供によって、信頼性の高い
多層配線基板を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨布およびその
製造方法に関し、さらに詳しくは、化学機械的研磨によ
り基板の平坦度を向上させる研磨布およびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ICやLSI等の半導体装置における配
線技術は、微細化多層化の方向に進んでいる。しかし、
高集積化は信頼性を低下させる要因になる場合がある。
これは、配線の微細化多層化の進展によって層間絶縁層
の段差は大きく且つ急峻となり、層間絶縁膜の上に形成
される配線の加工制度、信頼性を低下させる為である。
この為、Al(アルミニウム)配線等の段差被覆性の大
幅な改善ができない現在、層間絶縁層の平坦性を向上さ
せる必要がある。これまで各種の層間絶縁層の形成技術
および平坦化技術が開発されてきたが、微細化多層化し
た配線層に適用した場合、配線間隔が疎である場合の層
間絶縁層の平坦性の不足が重要な問題になっている。
【0003】層間絶縁層の平坦性技術として近年、塩基
性溶液中でシリコン酸化物の微粒子を用いた化学機械的
研磨技術が報告されている。この化学機械的研磨の研磨
方法の一例について、図3の基板研磨装置1の概略側面
図を参照して説明する。基板2は真空吸着等により基板
ホルダ5に保持され、研磨布3は定盤4に張着されてい
る。そして、基板ホルダ5と定盤4はいずれも図中にお
ける矢印で示した方向に回転するとともに定盤4の回転
中心近傍にスラリ導入管7からスラリ6を滴下し、基板
ホルダ4に保持された基板2を研磨布3に圧接させて研
磨するものである。一般にスラリは、通常粒径10nm
程度の酸化シリコン微粒子等の金属酸化物を水酸化カリ
ウム水溶液に均一分散させたものが用いられている。
【0004】化学機械的研磨を適用した層間絶縁層の平
坦化工程の一例について、図4(a)〜(c)の基板2
の概略側面断面図を参照して説明する。同図(a)で示
す如く、基板2にシリコン酸化膜等の絶縁層2aを形成
し、さらにその上にフォトリソグラフィーおよびイオン
エッチングによりAl(アルミニウム)等の配線層2b
を形成する。次に、同図(b)で示す如く配線層2b上
に層間絶縁層2cを形成する。層間絶縁層2cを形成し
た後、図3で示した基板研磨装置1により層間絶縁層2
cの凸部を除去して図4(c)で示す如く層間絶縁層2
cを平坦化する。さらにまた層間絶縁層2c上に、必要
に応じて絶縁層2a、配線層2bおよび層間絶縁層2c
の形成を繰り返して多層配線基板とするものである。本
内容は、例えば月間Semiconductor Wo
rld1994年1月号および特開平6−010146
号公報に記載されている。
【0005】また、良好な多層配線基板を実現する為に
配線層2bを平坦化する試みも報告されている。例えば
IBM社のDamascenプロセスがある。これは層
間絶縁層2cを研磨により平坦化した後、上下の配線を
接続するビアコンタクトと上層の配線層を形成するため
の溝をエッチングで形成し、その上に金属層を形成す
る。そして、研磨によりビアコンタクトと溝以外の金属
層を除去し、埋め込み金属配線を形成するものである。
本内容は、S.Roeht et al PROC.I
EEE Conf.,22(1992)に詳細に記載さ
れている。
【0006】化学機械的研磨を絶縁層2cの平坦化工程
に適用した場合、図5(a)の基板2の概略側面断面図
で示す如く、配線層2bが密に配列している部分では研
磨布3が局所的に変形する虞れがなく、層間絶縁層2c
の凸部領域2c2 のみが研磨されるので平坦化すること
ができる。しかしながら、配線層2bが疎に配列してい
る部分を化学機械的研磨する時、従来の研磨布では局所
的に変形して凹部領域2c1 と凸部領域2c2 における
研磨圧力が等しく圧接して層間絶縁層2cが研磨されて
しまい、同図(b)で示す如く層間絶縁層2cの平坦化
が困難であった。層間絶縁層2cが平坦に形成されない
と、層間絶縁層2cの上層に絶縁層2aを形成し、さら
にその上にフォトリソグラフィーおよびイオンエッチン
グにより配線層2bを形成する工程ではDOF(Depth
of Focus)の問題で段差のある層間絶縁層2cの上に微
細配線の形成が困難となる。
【0007】上述した事例とは他に研磨布の構成材料を
見直し、研磨布の硬度を大として研磨時の変形を低減す
る試みがH.Jeong,Proc.MPC Con
f.(1994)に詳細に記載され報告されている。し
かしながら、単に硬度を大とする研磨布では化学機械的
研磨時に基板2にスクラッチと呼ばれる傷が発生する虞
れが大である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、配線
層に形成される配線の疎密に関係なく、配線層上に形成
される層間絶縁層を平坦に化学機械的研磨し、信頼性が
大である多層配線基板の提供を可能とする、研磨布およ
びその製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1および2の発明の研磨布においては、研磨
布が金属炭酸塩、金属硫酸塩、金属硝酸塩、金属アンモ
ニウム塩、金属ハロゲン化物、金属過塩素酸塩、金属硅
酸塩、金属硼酸塩、金属燐酸塩、金属亜砒酸塩のうちの
少なくとも一種の無機充填材を含有するものであること
を特徴とする。
【0010】請求項3の発明の研磨布においては、研磨
布が金属炭酸塩、金属硫酸塩、金属硝酸塩、金属アンモ
ニウム塩、金属ハロゲン化物、金属過塩素酸塩、金属硅
酸塩、金属硼酸塩、金属燐酸塩、金属亜砒酸塩のうちの
少なくとも一種の無機充填材を含有するとともに、無機
充填材の表面が有機硅素化合物で被覆処理されたもので
あることを特徴とする。
【0011】請求項4および5の発明の研磨布において
は、研磨布がポリイミド、ポリスチレン、ベンゾグアナ
ミンのうちの少なくとも一種の有機充填材を含有したも
のであることを特徴とする。
【0012】請求項6および7の発明の研磨布の製造方
法においては、研磨布の構成樹脂に金属炭酸塩、金属硫
酸塩、金属硝酸塩、金属アンモニウム塩、金属ハロゲン
化物、金属過塩素酸塩、金属硅酸塩、金属硼酸塩、金属
燐酸塩、金属亜砒酸塩のうちの少なくとも一種の無機充
填材を添加する工程と、研磨布の形状に成形する工程と
を有することを特徴とする。
【0013】請求項8の発明の研磨布の製造方法におい
ては、研磨布の構成樹脂に金属炭酸塩、金属硫酸塩、金
属硝酸塩、金属アンモニウム塩、金属ハロゲン化物、金
属過塩素酸塩、金属硅酸塩、金属硼酸塩、金属燐酸塩、
金属亜砒酸塩のうちの少なくとも一種の無機充填材を添
加する工程と、無機充填材の表面に有機硅素化合物が被
覆処理する工程と、研磨布の形状に成形する工程とを有
することを特徴とする。
【0014】請求項9および10の発明の研磨布の製造
方法においては、研磨布の構成樹脂にポリイミド、ポリ
スチレン、ベンゾグアナミンのうちの少なくとも一種の
有機充填材を添加する工程と、研磨布の形状に成形する
工程とを有することを特徴とする。
【0015】上述した手段による作用について以下に述
べる。研磨布の構成樹脂に金属炭酸塩等の無機充填材あ
るいはポリイミド等の有機充填材を添加し、無機充填材
あるいは有機充填材を含有した研磨布とすれば、研磨布
の表面硬度は研磨布の構成樹脂と同一でありながら、研
磨布全体の圧縮弾性率が大である研磨布を得ることがで
きる。また、上述した無機充填材とともに有機硅素化合
物を研磨布の構成樹脂に添加すると、無機充填材の表面
に有機硅素化合物が被覆して研磨布の構成樹脂との親和
性が向上し、研磨布の表面硬度は研磨布の構成樹脂と同
一でありながら、無機充填材のみを研磨布の構成樹脂に
添加したものよりも圧縮弾性率が大である研磨布を得る
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
について、図1〜図2および従来の技術で参照した図3
〜図5を参照して説明する。なお、図中の構成要素で従
来の技術と同様の構造を成しているものについては同一
の参照符号を付すものとする。
【0017】実施の形態例1 本実施の形態例は、研磨布3の構成樹脂に金属炭酸塩等
の無機充填材を含有させた研磨布3の一例を示すもので
ある。研磨布3の構成樹脂は、ジオール成分としてエチ
レングリコール、ジカルボン酸としてアジピン酸を用い
て形成したポリオールを4、4−メチレンジフェニルジ
イソシアネートと鎖長延長剤としてエチレングリコール
を添加して作製したポリウレタンをグリセリンとヘキサ
メチレンジイソシアネート等を反応させた3官能以上の
トリイソシアネートを添加して作成する。そして、作成
した研磨布3の構成樹脂に炭酸カルシウム等の無機充填
材を添加混練し、無機充填材を研磨布3の構成樹脂中に
均一分散させる。そして研磨布状に成形した後、熱処理
により架橋反応を行えば、表面硬度は研磨布3の構成樹
脂と同一でありながら全体の圧縮弾性率が大である研磨
布を得ることができる。
【0018】本実施の形態例において無機充填材であ
り、平均粒径が1μmあるいはフィラーの平均長が1μ
mの炭酸カルシウムを研磨布3の構成樹脂に対して20
vol%添加した研磨布3の場合、無添加であるものと
比較して弾性率を5倍に向上させることができた。
【0019】本実施の形態例では、無機充填材として炭
酸カルシウムの事例を示したがこれに限定されるもので
なく、炭酸カルシウム以外の金属炭酸塩、金属硫酸塩、
金属硝酸塩、金属アンモニウム塩、金属ハロゲン化物、
金属過塩素酸塩、金属硅酸塩、金属硼酸塩、金属燐酸
塩、金属亜砒酸塩であっても良い。また、研磨布3の構
成樹脂に添加する無機充填材は、その粒径またはフィラ
ー長が0.001μm〜10μmで効果が認められ、特
に0.01μm〜5μmでは良好な結果が得られた。さ
らに、無機充填材の研磨布3の構成樹脂に対する添加量
では、0.1vol%〜10vol%で効果が認めら
れ、特に1vol%〜5vol%では良好な結果が得ら
れた。
【0020】研磨布3を上述した事例のように構成すれ
ば、研磨布3の表面硬度は研磨布3の構成樹脂と同一で
ありながら研磨布3全体の圧縮弾性率を大とすることが
できる。従って、図3で示した基板研磨装置1に上述を
した研磨布3を定盤4に貼着し、基板2を研磨布3に圧
接させて化学機械的研磨をすれば、図1(a)の基板2
の概略側面断面図で示す如く、研磨布3は基板2上に形
成された配線層2bの配線が密の部分は勿論のこと、配
線が疎の部分においても局部的に変形する虞れがないの
で、配線の疎密に関係なく層間絶縁層2cを図1(b)
に示す如く平坦に研磨することができる。また、研磨布
3の表面硬度は研磨布3の構成樹脂と同一であるので、
基板2にスクラッチを生じさせることもなく、信頼性が
大であり高品質な多層配線基板を提供することができ
る。
【0021】本実施の形態例は、複数の研磨布を積層し
た積層研磨布においても適用することができる。図2は
積層研磨布8の一例を示し、積層研磨布8の充填材含有
研磨布3aを研磨面とし、その下に無充填研磨布3bを
貼着したものである。このように構成された積層研磨布
8は、その圧縮弾性率が充填材含有研磨布3aよりも小
である無充填研磨布3bによって適宜圧縮弾性率を有す
るとともに局所的に変形する虞れのない積層研磨布8と
することができる。従って、図1(a)の基板2の概略
側面断面図で示す如く、基板2に形成された配線層2b
の配線が密である部分は勿論のこと、疎である部分にお
いても局部的に変形する虞れがないので、配線の疎密に
関係なく層間絶縁層2cを図1(b)に示す如く平坦に
研磨することができるとともに、基板2全面の平坦化を
もすることができる。
【0022】実施の形態例2 本実施の形態例は、実施の形態例1で示した事例の研磨
布より圧縮弾性率を大とした研磨布3の一例を示すもの
である。研磨布3の構成樹脂は、ジオール成分として
1、4−ブタンジオール、ジカルボン酸としてテレフタ
ル酸を用いて作成したポリオールを4、4−メチレンジ
フェニルジイソシアネートと鎖長延長剤として1、4−
ブタンジオールを添加しポリウレタンを作成する。そし
て、作成した研磨布3の構成樹脂に酸化硅素等の無機充
填材を研磨布3の構成樹脂に添加するとともに、アミノ
プロピルトリエトキシシラン等の有機硅素化合物を添加
する。これ等の混合物を添加混練し、無機充填材を研磨
布3の構成樹脂中に均一分散させる。そして研磨布状に
成形した後、熱処理により架橋反応を行えば、表面硬度
は研磨布3の構成樹脂でありながら全体の圧縮弾性率が
実施の形態例1で示した事例のものよりも大である研磨
布を得ることができる。
【0023】本実施の形態例において無機充填材を平均
粒径0.05μmの酸化硅素とし、研磨布3の構成樹脂
に対して40vol%添加するとともに、有機硅素化合
物としてアミノプロピルトリエトキシシランを酸化硅素
に対して5wt%となるように添加した研磨布3の場
合、無添加であるものと比較して圧縮弾性率を10倍に
向上させることができた。
【0024】本実施の形態例では、無機充填材として酸
化硅素の事例を示したがこれに限定されるものでなく、
酸化硅素以外の金属硅酸塩、金属炭酸塩、金属硫酸塩、
金属硝酸塩、金属アンモニウム塩、金属ハロゲン化物、
金属過塩素酸塩、金属硼酸塩、金属燐酸塩、金属亜砒酸
塩であっても良い。また、研磨布3の構成樹脂に添加す
る無機充填材は、その粒径またはフィラー長が0.00
1μm〜10μmで効果が認められ、特に0.01μm
〜5μmでは良好な結果が得られた。さらに、無機充填
材の研磨布3の構成樹脂に対する添加量では、0.1v
ol%〜10vol%で効果が認められ、特に1vol
%〜5vol%では良好な結果が得られた。
【0025】研磨布3を上述した事例のように構成すれ
ば、研磨布3の表面硬度は研磨布3の構成樹脂と同一で
ありながら研磨布3全体の圧縮弾性率を実施の形態例1
で示した事例のものよりも大とすることができる。従っ
て、図3で示した基板研磨装置1に上述した研磨布3を
定盤4に張着し、基板2を研磨布3に圧接させて化学機
械的研磨をすれば、図1(a)の基板2の概略側面断面
図で示す如く、研磨布3は基板2に形成された配線層2
bの配線が密の部分は勿論のこと、配線が疎の部分にお
いても局部的に変形する虞れがないので、配線の疎密に
関係なく層間絶縁層2cを図1(b)に示す如く平坦に
研磨することができる。また、研磨布3の表面硬度は研
磨布3の構成樹脂と同一であるので、基板2にスクラッ
チを生じさせる虞れもなく、信頼性の高い多層配線基板
を提供することができる。
【0026】本実施の形態例においても積層研磨布8に
適用できるが、実施の形態例1で示した事例と同様であ
るので説明を省略する。
【0027】実施の形態例3 本実施の形態例は、研磨布3の構成樹脂にポリイミド等
の有機充填材を含有させた研磨布3の一例を示すもので
ある。研磨布3の構成樹脂は、ジオール成分としてエチ
レングリコール、ジカルボン酸としてアジピン酸を用い
て形成したポリオールを4、4−メチレンジフェニルジ
イソシアネートと鎖長延長剤としてエチレングリコール
を添加して作製したポリウレタンをグリセリンとヘキサ
メチレンジイソシアネート等を反応させた3官能以上の
トリイソシアネートを添加して作成する。そして、作成
した研磨布3の構成樹脂にポリイミド等の有機充填材を
添加混練し、有機充填材を研磨布3の構成樹脂中に均一
分散させる。そして研磨布状に成形した後、熱処理によ
り架橋反応を行えば、表面硬度は研磨布3の構成樹脂で
ありながら全体の圧縮弾性率が大である研磨布を得るこ
とができる。
【0028】本実施の形態例において有機充填材を平均
粒径0.1μmのポリイミド微粒子とし、研磨布3の構
成樹脂に対して20vol%添加した研磨布3では、無
添加であるものと比較して弾性率を5倍に向上させるこ
とができた。また、有機充填材としてポリイミドの事例
を示したがこれに限定されるものでなく、ポリスチレ
ン、ベンゾグアナミンであっても良い。
【0029】研磨布3が、研磨布3の構成樹脂にポリイ
ミド等の有機充填材を含有したものとすれば、研磨布3
の表面硬度は研磨布3の構成樹脂と同一でありながら、
研磨布3全体の圧縮弾性率を大とすることができる。従
って、図3で示した基板研磨装置1に上述した研磨布3
を定盤4に張着し、基板2を研磨布3に圧接させて化学
機械的研磨すれば、図1(a)の基板2の概略側面断面
図で示す如く、研磨布3は基板3に形成された配線層2
bの配線が密の部分は勿論のこと、配線が疎の部分にお
いても局部的に変形する虞れがないので、配線の疎密に
関係なく図1(b)に示す如く層間絶縁層2cの研磨を
行なうことができ、層間絶縁層2cの平坦化ができる。
また、研磨布3の表面硬度は研磨布3の構成樹脂と同一
であるので、基板2にスクラッチを生じさせる虞れもな
い。
【0030】本実施の形態例においても積層研磨布8に
適用できるが、実施の形態例1で示した事例と同様であ
るので説明を省略する。
【0031】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明の研
磨布およびその製造方法では、研磨布の構成樹脂に無機
または有機充填材を添加して研磨布を製造すれば、表面
硬度が研磨布の構成樹脂と同一でありながら、研磨布全
体の圧縮弾性率が大である研磨布を得ることができる。
また、本発明を複数の研磨布を積層した積層研磨布に適
用すれば、その圧縮弾性率が充填材含有研磨布よりも小
である無充填研磨布によって適宜圧縮弾性率を有すると
ともに、研磨面を構成する圧縮弾性率が大である充填研
磨布によって局所的に変形する虞れのない積層研磨布8
とすることができる。これ等の研磨布を有した基板研磨
装置で基板を研磨布に圧接して化学機械的研磨をすれ
ば、基板に形成された配線層の配線が密である部分は勿
論のこと、疎である部分においても局部的に変形する虞
れがないので、配線の疎密に関係なく層間絶縁層を平坦
に研磨することができるとともに、基板全面の平坦化を
もすることができ、基板にスクラッチを生じさせること
もなく信頼性が大であり高品質な多層配線基板を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を示し、(a)は研磨布に基板を圧接
して研磨する状態を示す概略側面図であり、(b)は研
磨後の基板の概略側面断面図である。
【図2】 本発明を示し、積層研磨布の概略側面図であ
る。
【図3】 基板研磨装置の概略側面図である。
【図4】 (a)〜(c)は層間絶縁層の平坦化工程を
説明する基板の概略側面断面図である。
【図5】 従来例を示し、(a)は研磨布に基板を圧接
して研磨する状態を示す概略側面図であり、(b)は研
磨後の基板の概略側面断面図である。
【符号の説明】
1 基板研磨装置 2 基板 2a 絶縁層 2b 配線層 2c 層間絶縁層 2c1 凹部領域 2c2 凸部領域 3 研磨布 4 定盤 5 基板ホルダ 6 スラリ 7 スラリ導入管 8 積層研磨布 8a 充填材含有研磨布 8b 無充填研磨布

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定盤に貼着され、基板研磨に供される研
    磨布において、 前記研磨布が無機充填材を含有するものであることを特
    徴とする、研磨布。
  2. 【請求項2】 前記無機充填材が金属炭酸塩、金属硫酸
    塩、金属硝酸塩、金属アンモニウム塩、金属ハロゲン化
    物、金属過塩素酸塩、金属硅酸塩、金属硼酸塩、金属燐
    酸塩、金属亜砒酸塩のうちの少なくとも一種であること
    を特徴とする、請求項1に記載の研磨布。
  3. 【請求項3】 前記無機充填材の表面が有機硅素化合物
    で被覆処理されたものであることを特徴とする、請求項
    1に記載の研磨布。
  4. 【請求項4】 定盤に貼着され、基板研磨に供せられる
    研磨布において、 前記研磨布が有機充填材を含有したものであることを特
    徴とする、研磨布。
  5. 【請求項5】 前記有機充填材がポリイミド、ポリスチ
    レン、ベンゾグアナミンのうちの少なくとも一種である
    ことを特徴とする、請求項4に記載の研磨布。
  6. 【請求項6】 定盤に貼着され、基板研磨に供せられる
    研磨布の製造方法において、 前記研磨布の構成樹脂に無機充填材を添加する工程と、 前記研磨布の形状に成形する工程とを有することを特徴
    とする、研磨布の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記無機充填材が金属炭酸塩、金属硫酸
    塩、金属硝酸塩、金属アンモニウム塩、金属ハロゲン化
    物、金属過塩素酸塩、金属硅酸塩、金属硼酸塩、金属燐
    酸塩、金属亜砒酸塩のうちの少なくとも一種であること
    を特徴とする、請求項6に記載の研磨布の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記無機充填材の表面が有機硅素化合物
    で被覆処理されたものであることを特徴とする、請求項
    6に記載の研磨布の製造方法。
  9. 【請求項9】 定盤に貼着され、基板研磨に供せられる
    研磨布の製造方法において、 前記研磨布の構成樹脂に有機充填材を添加する工程と、 前記研磨布の形状に成形する工程とを有することを特徴
    とする、研磨布の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記有機充填材がポリイミド、ポリス
    チレン、ベンゾグアナミンのうちの少なくとも一種であ
    ることを特徴とする、請求項9に記載の研磨布の製造方
    法。
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CN106654944A (zh) * 2016-11-24 2017-05-10 国网河南省电力公司平顶山供电公司 绝缘隔离布
JP2019155507A (ja) * 2018-03-09 2019-09-19 富士紡ホールディングス株式会社 研磨パッド、研磨パッドの製造方法、被研磨物の表面を研磨する方法、被研磨物の表面を研磨する際のスクラッチを低減する方法

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