JPH09172307A - 誘電体共振器 - Google Patents

誘電体共振器

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JPH09172307A
JPH09172307A JP33183695A JP33183695A JPH09172307A JP H09172307 A JPH09172307 A JP H09172307A JP 33183695 A JP33183695 A JP 33183695A JP 33183695 A JP33183695 A JP 33183695A JP H09172307 A JPH09172307 A JP H09172307A
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Jun Hattori
準 服部
Hiroyuki Kubo
浩行 久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サイズを変更することなく、放熱効率を高めて
許容入力電力を向上した誘電体共振器を提供する 【解決手段】外面が外部導体3で覆われたケース内1
に、TM二重モードの誘電体共振子2が収納され、ケー
ス1の4つの外面及びこの外面に形成された外部導体3
が波形状に形成され、外部導体3の山部及び谷部は外部
導体3を流れる電流の主経路に沿うように形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外面が外部導体で
覆われてなる誘電体共振器に関し、特に通信機器の基地
局の送信用フィルタ等に用いられる高電力用の誘電体共
振器に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のTMモードを利用した誘
電体共振器の斜視図であり、ケースの一部を破断して示
したものである。
【0003】この誘電体共振器は、導波管として機能す
るケース1内にTM二重モード誘電体共振子2を設けて
一体化したものである。誘電体共振子2は、誘電体セラ
ミックスからなり、TMモードを有する2つの四角柱状
の共振子を互いに直交させて十字形状に一体成形したも
のである。ケース1は、誘電体共振子2とともに一体成
形した四角筒状の枠体1aの2つの開口面に側板1bを
取り付けて形成され、外面の全面(6面)にAg等から
なる外部導体3が形成されている。ケース1の外面の全
ての面は凹凸のないフラットな面となっている。
【0004】この誘電体共振器には入出力手段(図示せ
ず)が取り付けられて励振され、励振された状態におい
て、外部導体3には図4に示すように高周波電流iが流
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種の誘電体共振器
に高電力の信号を入力する場合、例えば通信機器の基地
局の送信用フィルタ等に用いる場合は、より大きな許容
入力電力が要求される。すなわち、上記電流iにより発
生する熱の放熱効率を高めた誘電体共振器が要求されて
いる。
【0006】しかしながら、上記従来の誘電体共振器に
おいては、ケース1の外面は全てフラットな面で形成さ
れ、同一外形寸法では外表面の表面積が最も小さくなる
ように形成されており、放熱効率が悪いので、許容入力
電力には限界があり、また、温度上昇によりQoが低下
し挿入損失等の特性が劣化するという問題があった。
【0007】放熱効率を高めるために、ケース1の外面
(外部導体3)に金属製の放熱用フィンを取り付けて放
熱効率を高めた誘電体共振器もあるが、この場合は、共
振器が大型化するという問題、また、部品点数が増えコ
ストが高くなるという問題があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、サイズを変更す
ることなく、放熱効率を高めて許容入力電力を向上した
誘電体共振器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、外面が外部導体で覆われて
なる誘電体共振器において、前記外部導体の少なくとも
一部が波形状に形成され、前記外部導体の山部及び谷部
が前記外部導体を流れる電流の主経路に沿うように形成
されていることを特徴とするものである。
【0010】請求項2に係る発明は、外面が外部導体で
覆われたケース内に、TMモードの誘電体共振子を収納
してなる誘電体共振器において、前記ケースの外面及び
前記外部導体の少なくとも一部が波形状に形成され、前
記外部導体の山部及び谷部が前記外部導体を流れる電流
の主経路に沿うように形成されていることを特徴とする
ものである。
【0011】請求項3に係る発明は、金属導体板からな
るケース内に、TMモードの誘電体共振子を収納してな
る誘電体共振器において、前記金属導体板の少なくとも
一部が波形状に形成され、前記金属導体板の山部及び谷
部が前記金属導体板を流れる電流の主経路に沿うように
形成されていることを特徴とするものである。
【0012】発熱体の放熱は、その外表面の表面積にほ
ぼ比例するものであり、上記の構成によれば、誘電体共
振器の外面を覆う外部導体が波形状に形成されており、
外面の表面積が増加しているので、放熱効率を高めて温
度上昇を低減することができる。したがって、誘電体共
振器のサイズを大きくすることなく、許容入力電力を向
上できるとともに、Qoの低下を防止することができ
る。
【0013】また、外部導体の山部または谷部は、外部
導体を流れる電流の主経路に沿うように形成、つまり電
流経路が短くなるように形成されているので、Qoの低
下を抑えることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例に係る誘電体
共振器の構成を図1に示す。図1(a)は誘電体共振器
の斜視図、図1(b)は図1(a)のX−X線断面図で
ある。
【0015】本実施例の誘電体共振器は、図1に示すよ
うに、導波管として機能するケース1内にTM二重モー
ド誘電体共振子2を設けて一体化したものである。誘電
体共振子2は、誘電体セラミックスからなり、TMモー
ドを有する2つの四角柱状の共振子を互いに直交させて
十字形状に一体成形したものである。ケース1は、誘電
体セラミックスからなり、誘電体共振子2とともに一体
成形した四角筒状の枠体1aの2つの開口面に側板1b
をAg等の導電性ペーストの焼き付け等により取り付け
て形成され、外面の全面(6面)にはAg等の外部導体
3が形成されている。
【0016】ケース1の誘電体共振子2が連接された枠
体1aの4面の外面は、断面正弦波状の波形状に形成さ
れ、その表面に形成された外部導体3も波形状に形成さ
れている。上記波形状の外面の山(凸)部3a及び谷
(凹)部3bは、外部導体3を流れる高周波電流iの主
経路と平行な方向に、上記4面の外周を連続して一周す
るように形成されている。
【0017】本実施例の誘電体共振器は、誘電体共振器
のケース1の外周面すなわち外部導体3を波形状に形成
して、その表面積を増加するように構成されたものであ
る。つまり、この構成においては、誘電体共振器の外表
面の面積が増加しているので、高電力の信号が入力され
た場合に発生する熱の放熱効率が高められ、誘電体共振
器の温度上昇が抑えられる。したがって、許容入力電力
を向上することができる。
【0018】また、波形状の外面すなわち外部導体3の
山部3aまたは谷部3bは、電流iの経路の主経路に沿
うように形成されているので、電流iの経路はそれ程増
加することがなく、外部導体3が波形状に形成されたこ
とに伴うQoの低下は抑えられる。
【0019】具体的には、本実施例の構成において、ケ
ース1の外形寸法の一辺を50mm、波形状のピッチ
(隣接する山部の寸法)5mm、山−谷の寸法(高低
差)2mmで形成した場合、同一寸法の従来例のものに
比べて、全表面積を約20%増加することができた。ま
た、室温27℃で1Wの入力電力を入力した場合、本実
施例のものでは37.5℃(上昇温度10.5℃)、従
来例のものでは39.8℃(上昇温度12.8℃)とな
り、本実施例の構成により、温度上昇を従来例のものの
約84%とすることができた。
【0020】なお、外部導体3の波形の断面形状はQo
の低下を抑えるうえで、正弦波が好ましいが、これに限
定するものではなく、三角波形等他の形状でもよい。
【0021】図2は本発明の第2実施例に係る誘電体共
振器の斜視図である。
【0022】本実施例の誘電体共振器は、ケース1の全
ての外面すなわち外部導体3が波形状に形成されたもの
である。外部導体3の山部3a(または谷部3b)は、
高周波電流iの電流経路に沿うように、誘電体共振子2
が連接された枠体1aでは中央部から縁部に向かって放
射状に形成され、側板1bの2面では4隅を中心とする
ような円孤形状に形成され、隣接する面の山部3a(ま
たは谷部3b)と連続するように形成されている。
【0023】この構成においては、第1実施例に比べ、
外部導体3の表面積が増加しているので、放熱効率はさ
らに高められ、よって、許容入力電力をより向上するこ
とができる。また、外部導体3の山部3a(または谷部
3b)の形成方向は、より電流経路と等しくなるように
形成されているので、Qoの低下は抑えられる。
【0024】上記各実施例では、外部導体は誘電体セラ
ミックスからなるケースの外表面に形成されているが、
ケースを金属導体板で形成して、ケースそのものを外部
導体としたものでもよい。
【0025】また、誘電体共振子はTM二重モードに限
るものではなく、ケース内に収納される誘電体共振子は
四角柱状あるいは円柱状の1個の誘電体共振子であって
もよく、複数の誘電体共振子であってもよい。また、ケ
ースの形状も円筒状であってもよい。
【0026】さらに、上記実施例ではTMモードの誘電
体共振器で説明したが、例えば、図3に示すように、外
面に外部導体3が形成された誘電体ブロック11の内部
に共振器孔12を形成し、共振器孔12の内周面に共振
導体14を形成したTEMモードの誘電体共振器等にも
本発明を適用できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る誘電
体共振器によれば、外部導体が波形状に形成され外部導
体の表面積が増加しているので、放熱効率を高めて温度
上昇を低減することができる。したがって、サイズを変
更することなく、許容入力電力を向上できるとともに、
Qoの低下を防止することができる。
【0028】また、外部導体の山部及び谷部は、外部導
体を流れる電流の主経路に沿うように形成、つまり電流
経路が短くなるように形成されているので、Qoの低下
を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1実施例に係る誘電体共
振器の斜視図であり、(b)は、(a)のX−X線断面
図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る誘電体共振器の斜視
図である。
【図3】本発明の他の実施例に係る誘電体共振器の斜視
図である。
【図4】従来の誘電体共振器を示す一部破断した斜視図
である。
【符号の説明】 1 ケース 2 誘電体共振子 3 外部導体 11 誘電体ブロック 12 共振器孔 14 共振導体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面が外部導体で覆われてなる誘電体共
    振器において、 前記外部導体の少なくとも一部が波形状に形成され、前
    記外部導体の山部及び谷部が前記外部導体を流れる電流
    の主経路に沿うように形成されていることを特徴とする
    誘電体共振器。
  2. 【請求項2】 外面が外部導体で覆われたケース内に、
    TMモードの誘電体共振子を収納してなる誘電体共振器
    において、 前記ケースの外面及び前記外部導体の少なくとも一部が
    波形状に形成され、前記外部導体の山部及び谷部が前記
    外部導体を流れる電流の主経路に沿うように形成されて
    いることを特徴とする誘電体共振器。
  3. 【請求項3】 金属導体板からなるケース内に、TMモ
    ードの誘電体共振子を収納してなる誘電体共振器におい
    て、 前記金属導体板の少なくとも一部が波形状に形成され、
    前記金属導体板の山部及び谷部が前記金属導体板を流れ
    る電流の主経路に沿うように形成されていることを特徴
    とする誘電体共振器。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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EP2624359A4 (en) * 2010-09-29 2015-05-06 Nec Corp COMMUNICATION DEVICE

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