JPH09172861A - 種菌接種室へのきのこ栽培容器供給方法および種菌接種室へのきのこ栽培容器供給設備 - Google Patents

種菌接種室へのきのこ栽培容器供給方法および種菌接種室へのきのこ栽培容器供給設備

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JPH09172861A
JPH09172861A JP7334378A JP33437895A JPH09172861A JP H09172861 A JPH09172861 A JP H09172861A JP 7334378 A JP7334378 A JP 7334378A JP 33437895 A JP33437895 A JP 33437895A JP H09172861 A JPH09172861 A JP H09172861A
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JP
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container
pallet
mushroom cultivation
chamber
mushroom
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JP7334378A
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English (en)
Inventor
Yasutaka Tani
靖孝 谷
Katsunori Ito
勝則 伊藤
Han Uemura
範 植村
Hideo Yamamoto
秀雄 山本
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 殺菌し冷却したのち種菌接種するまでの間
に、きのこ栽培容器を人手により搬送し、フロアに仮置
きしており、雑害菌がきのこ栽培容器に入り易く生育不
良などを生じ易い。フロアでの仮置きを密な段積み状態
で行うことから、冷却し難く、冷却時間(日数)がかか
ってフロアのスペースは広く必要になる。 【解決手段】 培養基13の加熱殺菌を行ったきのこ栽培
容器10を、自動倉庫40に入庫して放冷冷却する。放冷
は、コンテナ15を棚収納部51に格納して行うことで、利
用するフロア面積を少なくして効率よく行え、棚収納部
51に格納したコンテナ15の上下左右間に隙間が生じるこ
とで、容易に効率よく行える。自動倉庫40におけるコン
テナ15の入庫量や出庫量などを管理制御部に入力して管
理して、自動倉庫40の入庫状況の把握や入出庫の指令制
御などを容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばきのこ栽
培容器を使用して、えのきたけやしめじなどのきのこを
栽培するのに採用される種菌接種室へのきのこ栽培容器
供給方法および種菌接種室へのきのこ栽培容器供給設備
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえばえのきたけの栽培は、図
7に示す工程で行われていた。まず、原料のおがくずに
コメぬかと水を混合し攪拌して培養基を作り、その培養
基をきのこ栽培容器に詰めたのち施栓する。次いで、雑
害菌の発生を防止するために、培養基(きのこ栽培容
器)を殺菌釜で殺菌し、そして殺菌された培養基を冷却
したのち、この培養基に種菌を接種させる。この種菌接
種されたきのこ栽培容器を培養室で培養させ、きのこ栽
培容器内の培養基に菌糸が繁殖されると、菌掻きにより
古い種菌を取り除く。
【0003】次に、芽出し室での芽出しにより子実体を
形成し、均し室で均したのち、抑制室で、子実体の茎や
傘の大きさを揃え高品質の子実体を作る。そして、えの
きたけがきのこ栽培容器から外に垂れ下がることを防ぐ
ため、容器口にロー紙などを巻いたのち、生育室で、茎
を伸ばすように育成し、収穫する。この収穫されたえの
きたけは、包装され、梱包されたのち出荷される。また
収種が終了したきのこ栽培容器は、その中から不用にな
った培養基を掻きだして再利用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、殺菌し冷却したのち種菌を接種させるま
での間に、きのこ栽培容器を人手により搬送し、またフ
ロアに仮置きしていることから、雑害菌がきのこ栽培容
器に入り易く生育不良などを生じ易い。さらにフロアで
の仮置きは密な段積み状態で行われることから、冷却
(放冷)し難く、冷却時間(日数)がかかることにな
り、以てフロアのスペースは広く必要になる。
【0005】そこで本発明のうち請求項1、2記載の発
明は、きのこ栽培容器側の冷却(放冷)を、利用面積を
少なくして効率よく行えるとともに、きのこ栽培容器に
雑害菌が入り難い種菌接種室へのきのこ栽培容器供給方
法を提供することを目的としたものである。
【0006】また請求項3記載の発明は、請求項1、2
を含めた種菌接種室へのきのこ栽培容器供給方法を、人
手を介さず、全自動式で行える種菌接種室へのきのこ栽
培容器供給設備を提供することを目的としたものであ
る。
【0007】そして請求項4記載の発明は、請求項1、
2を含めた種菌接種室へのきのこ栽培容器供給方法を、
より効率よく行える種菌接種室へのきのこ栽培容器供給
設備を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の種菌接種室への
きのこ栽培容器供給方法は、培養基の詰め込みと施栓と
を行ったきのこ栽培容器を種菌接種室へ供給するに、き
のこ栽培容器を複数収納したコンテナを殺菌室に入れて
加熱殺菌し、次いで殺菌室から取り出したコンテナを自
動倉庫に入庫してきのこ栽培容器側の放冷を行い、そし
てコンテナを自動倉庫から出庫して種菌接種室に入れる
ことを特徴としたものである。
【0009】したがって請求項1の発明によると、培養
基の加熱殺菌を行ったきのこ栽培容器を、自動倉庫に入
庫して放冷により冷却し得る。その際に放冷は、コンテ
ナの単位で棚収納部に格納した状態で行うことから、利
用するフロア面積を少なくして効率よく行え、また収納
部に格納されたコンテナの上下左右間に隙間が生じてい
ることから、容易に効率よく行える。さらに自動倉庫に
おけるコンテナの入庫量や出庫量などを管理制御部に入
力して管理し得、以て自動倉庫の入庫状況の把握や入出
庫の指令制御などを容易に行える。
【0010】また本発明の請求項2記載の種菌接種室へ
のきのこ栽培容器供給方法は、培養基の詰め込みと施栓
とを行ったきのこ栽培容器を種菌接種室へ供給するに、
きのこ栽培容器を複数収納したコンテナをパレット上に
段積みし、このパレットを殺菌室に入れて加熱殺菌し、
次いで殺菌室から取り出したパレットを自動倉庫に入庫
してきのこ栽培容器側の放冷を行い、そしてパレットを
自動倉庫から出庫してコンテナを段ばらしし、次いでコ
ンテナを種菌接種室に入れることを特徴としたものであ
る。
【0011】したがって請求項2の発明によると、殺菌
室や自動倉庫などにおいては、コンテナの取り扱いを、
パレットに段積みしてパレット単位で行える。そして本
発明の請求項3記載の種菌接種室へのきのこ栽培容器供
給設備は、培養基の詰め込みと施栓とを行ったきのこ栽
培容器を種菌接種室へ供給する設備であって、きのこ栽
培容器を複数収納したコンテナを取り扱う第1搬送手段
と第2搬送手段と第3搬送手段とを有し、第1搬送手段
は、加熱殺菌を行う殺菌室と放冷を行う自動倉庫との間
に配設し、第2搬送手段は、自動倉庫と種菌接種室側と
の間に配設し、第3搬送手段は、前記種菌接種室内を通
して配設したことを特徴としたものである。
【0012】したがって請求項3の発明によると、きの
こ栽培容器を複数収納したコンテナを殺菌室内に搬入す
ることで、この殺菌室内できのこ栽培容器、すなわち培
養基を所望の温度で加熱殺菌し得る。加熱殺菌後にコン
テナを、殺菌室から出して第1搬送手段により搬送して
自動倉庫に入庫し得る。自動倉庫に入庫されている間
に、コンテナ上のきのこ栽培容器、すなわち培養基を放
冷により冷却し得る。このようにして放冷した後に出庫
したコンテナを、第2搬送手段によって種菌接種室側へ
搬送し得、そして第3搬送手段によって種菌接種室内に
入れ得る。種菌接種室に搬入したコンテナを、所定箇所
に停止させた状態で、まず各きのこ栽培容器の開栓を行
え、次いで各きのこ栽培容器の培養基に種菌接種を行
え、その後に各きのこ栽培容器に施栓を行える。そして
コンテナを、第3搬送手段によって種菌接種室から搬出
し得る。
【0013】以上により、きのこ栽培容器群は、殺菌し
冷却したのち種菌を接種させるまでの間の搬送を、人手
を介さず全自動式で行え、さらに種菌接種は、雑害菌が
きのこ栽培容器に入り難い状態で行えて、後の生育を良
好にし得る。
【0014】さらに本発明の請求項4記載の種菌接種室
へのきのこ栽培容器供給設備は、培養基の詰め込みと施
栓とを行ったきのこ栽培容器を種菌接種室へ供給する設
備であって、きのこ栽培容器を複数収納したコンテナを
段積みしたパレットを取り扱う第1搬送手段と第2搬送
手段とを有するとともに、コンテナを取り扱う第3搬送
手段を有し、第1搬送手段は、加熱殺菌を行う殺菌室と
放冷を行う自動倉庫との間に配設し、第2搬送手段は、
前記自動倉庫と種菌接種室側との間に配設し、第3搬送
手段は、前記種菌接種室内を通して配設し、第2搬送手
段の終端部と第3搬送手段の始端部との間に、パレット
上からコンテナを段ばらしする段ばらし部を設けたこと
を特徴としたものである。
【0015】したがって請求項4の発明によると、きの
こ栽培容器を複数収納したコンテナを段積みしたパレッ
トを殺菌室内に搬入し得、そして加熱殺菌後にパレット
を自動倉庫に入庫して、放冷により冷却し得る。これに
より加熱殺菌ならびに放冷を、パレットの単位でより効
率よく行える。次いで自動倉庫から出庫したパレット
を、第2搬送手段によって段ばらし部へ搬送し得、この
段ばらし部においてパレットからコンテナの段ばらしを
行ったのち、コンテナを第3搬送手段によって搬送して
種菌接種室内に入れ得る。
【0016】しかも本発明の請求項5記載の種菌接種室
へのきのこ栽培容器供給設備は、上記した請求項3また
は4記載の構成において、自動倉庫を複数並設したこと
を特徴としたものである。
【0017】したがって請求項5の発明によると、複数
の自動倉庫を自動倉庫毎に使い分けることで、制御を簡
略化し得る。すなわち、たとえば1日分のきのこ栽培容
器をバッファとして持つことができるので、前後の工程
である殺菌室からの入庫要求や種菌接種室への出庫要求
に対応させ得る。また当日分の冷却済のきのこ栽培容器
と、翌日分の加熱後のきのこ栽培容器とが混在すること
がなく、自動倉庫毎に均一でかつ好適な冷却を行える。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
1〜図6に基づいて説明する。きのこ栽培は、図6に示
すように、たとえば構築物内で行われ、この構築物内
に、大きく分けて、培養基処理設備5と、種菌接種室へ
のきのこ栽培容器供給設備20と、きのこ栽培設備6と、
きのこ収穫設備7とが、好適に配置されることにより構
成される。
【0019】たとえば一階1に設けられた培養基処理設
備5においては、使用済培養基の入っているきのこ栽培
容器から使用済培養基が掻き出され、そして空のきのこ
栽培容器に対して新たな培養基が仕込まれる。
【0020】たとえば一階1に設けられたきのこ栽培容
器供給設備20においては、新たな培養基が仕込まれたき
のこ栽培容器が培養基処理設備5から搬入され、そして
きのこ栽培容器は加熱殺菌されたのち放冷(冷却)さ
れ、次いできのこ栽培容器は種菌接種室でキャップが外
され(開栓され)て、その培養基に種菌が接種されたの
ち、キャップが被せられ(施栓され)る。
【0021】たとえば一階1から上階に亘って、すなわ
ち一階1、二階2、三階3、四階4に亘って設けられた
きのこ栽培設備6においては、きのこ栽培容器供給設備
20から供給されたきのこ栽培容器が使用されて、その一
階1においては、培養と菌掻きとが行われ、そして二〜
四階2,3,4においては、均し、抑制、生育などが行
われる。
【0022】たとえば一階1に設けられたきのこ収穫設
備7においては、きのこ栽培容器を使用して生育された
きのこが、このきのこ栽培容器から刈り取られ、そして
きのこの計量、包装、梱包などが行われる。
【0023】図4に示すように、きのこ栽培容器10はた
とえば瓶形状であって、その内部に培養基13を入れるこ
とができ、また上端開口部11に対してはキャップ12が着
脱自在に設けられる。そして複数本(図では16本)のき
のこ栽培容器10がコンテナ15内に整然と収納され、以て
コンテナ15の単位で取り扱える。
【0024】このようなコンテナ15は図5に示すよう
に、アルミニウム製(金属製)のパレット16に段積みさ
れる。すなわちパレット16上に四個のコンテナ15が、隣
接間を相当接させた状態で載置され、そして各コンテナ
15上にそれぞれ複数段に段積みされる。その際に段積み
は、下段のコンテナ15に収納されたきのこ栽培容器10群
の上面間、すなわちキャップ12の上面間に、上段のコン
テナ15の下面が当接されることで行われる。これにより
コンテナ15群をパレット16の単位で取り扱える。
【0025】以下に、培養基13の詰め込みと施栓とを行
ったきのこ栽培容器10を複数収納したコンテナ15を、種
菌接種室へ供給するきのこ栽培容器供給設備20を図1〜
図3に基づいて説明する。
【0026】前記培養基処理設備5の最終経路は培養基
仕込み経路18であって、この培養基仕込み経路18を形成
するコンベヤ装置19はコンテナ15の単位で搬送を行う。
そして培養基仕込み経路18の終端部とパレット搬入経路
21の始端部近くとの間には、コンテナ15をパレット16上
に段積みさせる第1段積み部(コンテナパレタイザー)
23が設けられ、ここで第1段積み部23は、培養基仕込み
経路18のコンベヤ装置19で搬送されてきたコンテナ15を
パレット16に段積みさせ、所定数(所定段)の段積みを
行ったのちパレット搬入経路21のコンベヤ装置22に供給
すべく構成されている。
【0027】前記コンテナ15を段積みしたパレット16を
取り扱う第1搬送手段25が、加熱殺菌を行う殺菌室30
と、放冷を行う自動倉庫40との間に配設される。前記第
1搬送手段25は、床側レール26に支持案内されて往復走
行自在な自走車27などを使用した形式が採用され、この
自走車27にはフォーク形式の移載装置28が設けられてい
る。そして自走車27は、その走行経路により形成される
第1搬送経路29の一端に前記パレット搬入経路21の終端
部を臨ませることで、このパレット搬入経路21の終端部
に達したパレット16を移載装置28によって受け取るよう
に構成されている。
【0028】前記第1搬送経路29の一側方には、囲壁体
31により区画形成された前記殺菌室30が、第1搬送経路
29に沿って複数設けられている。これら殺菌室30は、開
閉扉付きの出入口が走行経路29に対向され、この出入口
には出し入れ装置32が設けられている。そして各殺菌室
30の加熱殺菌温度は、培養基13の種類などに応じて各別
に調整自在に構成されている。33はボイラー室を示す。
【0029】前記パレット搬入経路21に並んでパレット
搬出経路35が形成され、そのコンベヤ装置36の始端部を
第1搬送経路29に臨ませることで、自走車27からのパレ
ット16を受け取るように構成されている。
【0030】前記第1搬送経路29を挟んで前記殺菌室30
群とは反対側に、前記コンテナ15を段積みしたパレット
16を入出庫自在な前記自動倉庫40が設けられる。すなわ
ち自動倉庫40は、出し入れ装置41と、この出し入れ装置
41の走行経路42を挟んで両側部に設けられた一対の棚50
などにより構成され、複数基(実施の形態では二基)が
並設される。
【0031】前記出し入れ装置41は、床上に敷設された
床側レール43に支持案内されかつ天井側レール44に案内
されて走行経路42上を走行自在であって、下部の走行機
体45と、この走行機体45から立設されたポスト46と、こ
のポスト46側に昇降案内されるキャレッジ47と、このキ
ャレッジ47上に横方向出退自在に設けられた出し入れ具
(フオーク)48などにより構成されている。前記棚50に
は、走行経路42に沿った方向と上下方向とにそれぞれ複
数の収納部51が形成され、各収納部51は、一対の腕木装
置52などを介してパレット16、すなわちコンテナ15群が
所定段数に段積みされたパレット16を支持して格納すべ
く構成されている。
【0032】前記自動倉庫40の一端側には、コンテナ15
を段積みしたパレット16の荷捌き場53が形成されてい
る。ここで荷捌き場53は、少なくとも一方の棚50の延長
線上に位置されるコンベヤ54と、両自動倉庫40における
コンベヤ54の遊端外方間において往復走行自在でかつフ
ォーク形式の移載装置55が設けられてた自走車56などを
使用した形式が採用され、この自走車56は床側レール57
に支持案内される。
【0033】そして各自動倉庫40は、それぞれ囲壁体58
内に配設され、その際に開閉扉付きの入出庫口59がコン
ベヤ54を遮断する位置に設けられる。各自動倉庫40内
は、冷房装置(図示せず。)により約15℃に冷房すべく
制御されており、また自動倉庫40での冷却期間は約1日
である。なお自走車56の走行経路を挟んで前記コンベヤ
54とは反対側に、前記コンベヤ装置36の終端部を臨ませ
ることで、自走車56によりパレット16を受け取るように
構成されている。
【0034】前記自動倉庫40と種菌接種室68側との間に
第2搬送手段60が配設されている。この第2搬送手段60
は複数のコンベヤ装置61を配置することで構成され、そ
の第2搬送経路62の始端部を自走車56の走行経路に臨ま
せることで、自走車56からのパレット16をコンベヤ装置
61で受け取るように構成されている。
【0035】そして第2搬送手段60の終端部に対向され
て、パレット16上からコンテナ15を段ばらしさせる段ば
らし部(コンテナデパレタイザー)65が設けられ、ここ
で段ばらし部65は、段ばらししたコンテナ15を一個づ
つ、第3搬送手段70の始端部に供給すべく構成されてい
る。したがって第3搬送手段70ではコンテナの単位で一
列状態で搬送させることになる。
【0036】このコンテナ15を取り扱う第3搬送手段70
は、前記種菌接種室68内を通して配設されている。すな
わち第3搬送手段70は複数のコンベヤ装置71により形成
され、その第3搬送経路72は、始端部側では単線の状態
で種菌接種室68内に入り、そして種菌接種室68内で複数
に分岐されたのち、再び合流されて終端部側では単線の
状態で種菌接種室68内から出て行き、以て中間部では複
数の分岐経路部が平行に形成される。
【0037】前記第3搬送手段70における分岐経路部に
より種菌接種部75が形成され、そして種菌接種部75の各
分岐経路部には、それぞれ自動式のキャップ開閉装置76
と、自動式の種菌接種装置77とが設けられる。なお種菌
接種室68は囲壁体69により形成され、そしてクリーンル
ーム化されている。
【0038】種菌接種室68の外において、前記第3搬送
手段70の終端部に対向してコンテナ15をパレット17上に
段積みさせる第2段積み部80が設けられ、ここで第2段
積み部80は、第3搬送手段70で搬送されてきたコンテナ
15を木製のパレット17に段積みさせ、所定数(所定段)
の段積みを行ったのちパレット搬出コンベヤ装置81に供
給すべく構成されている。なお前記第2段積み部70に終
端部を対向させてパレット搬入コンベヤ装置82が配設さ
れ、このパレット搬入コンベヤ装置82中には、段積みさ
れたパレット17群を段ばらしさせる第1パレット段ばら
し部83が設けられる。
【0039】前記パレット搬出コンベヤ装置81の終端部
とパレット搬入コンベヤ装置82の始端部とがその搬送経
路の中間に対向される第4搬送手段85が設けられる。こ
の第4搬送手段85は、床側レール86に支持案内されて往
復走行自在な自走車87などを使用した形式が採用され、
この自走車87にはフォーク形式の移載装置88が設けられ
ている。
【0040】そして自走車87は、その走行経路により形
成される第4搬送経路89の中間に前記パレット搬出コン
ベヤ装置81の終端部を臨ませることで、このパレット搬
出コンベヤ装置81の終端部に達したパレット17を移載装
置88によって受け取るように構成されている。さらに第
4搬送経路89の中間に前記パレット搬入コンベヤ装置82
の始端部を臨ませることで、このパレット搬入コンベヤ
装置82の始端部に達して段積みされたパレット17群を渡
すように構成されている。なお第4搬送経路89の端部に
対向されてパレット群搬入装置90が設けられる。
【0041】前記段ばらし部65と第1段積み部23との間
にパレット戻し経路95が配設され、このパレット戻し経
路95は複数のコンベヤ装置96を配置して接続させること
により構成されている。そしてパレット戻し経路95の始
端部近くには、パレット16のみを段積みさせるパレット
段積み部97が設けられ、また終端部近くには、パレット
16群を段ばらしさせる第2パレット段ばらし部98が設け
られる。したがってパレット戻し経路95の大部分におい
ては、パレット16群が段積みされて搬送されることにな
る。
【0042】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。培養基処理設備5からのコンテナ15は、培
養基仕込み経路18のコンベヤ装置19により搬送されて第
1段積み部23で停止される。そして第1段積み部23にお
けるパレタイザ作用によって、第2パレット段ばらし部
98で段ばらしされたパレット16に対して、コンテナ15は
所定段数に段積み(図5参照)される。その後にパレッ
ト16は、パレット搬入経路21の終端部へと搬送され、そ
して自走車27に移載装置28を介して受け取られる。
【0043】次いで自走車27が第1搬送経路29上で走行
され、目的とする殺菌室30の出入口32に対向して停止さ
れる。そしてパレット16は殺菌室30内に搬入され、きの
こ栽培容器10、すなわち培養基13が所望の温度で加熱殺
菌される。加熱殺菌後にパレット16は、再び自走車27に
移載装置28を介して受け取られ、さらに自走車27の走行
によって第1搬送手段25により搬送され、パレット搬送
経路35に対向して停止される。そしてパレット16はパレ
ット搬送経路35に移され、そのコンベヤ装置36の終端に
搬送される。
【0044】これにより荷捌き場53に対向されたパレッ
ト16は、自走車56に移載装置55を介して受け取られ、そ
して自走車56を必要に応じて走行させて、いずれかの自
動倉庫40のコンベヤ54に対向させることで、コンベヤ54
に移される。次いでパレット16は、コンベヤ54により搬
入されたのち、出し入れ装置41を介して棚50の収納部51
に入庫される。その際に出し入れ装置41は、走行機体45
の走行動と、キャレッジ47の昇降動と、出し入れ具48の
横方向出退動との組み合わせ動作によって、コンベヤ54
上からパレット16を受け取って棚50の目的とする収納部
51に入庫させ、または棚50の目的とする収納部51からパ
レット16を取り出してコンベヤ54上に出庫させる。
【0045】自動倉庫40に入庫されている間に、パレッ
ト16上のきのこ栽培容器10、すなわち培養基13は放冷に
より冷却される。その際に放冷は、パレット16の単位で
棚50の収納部51に格納された状態で行われることから、
利用されるフロア面積を少なくして効率よく行え、また
収納部51に格納されたパレット16の上下左右間に隙間が
生じていることから、容易に効率よく行える。
【0046】なお各自動倉庫40におけるパレット16の入
庫量や出庫量などが管理制御部(図示せず。)に入力さ
れて管理され、以て自動倉庫40の入庫状況の把握や入出
庫の指令制御などがなされる。
【0047】このようにして、放冷後にコンベヤ54上に
出庫されたパレット16は、再び自走車56に移載装置55を
介して受け取られ、そして自走車56の走行により第2搬
送経路62の始端部に対向されることで、そのコンベヤ装
置61に移つされる。これによりパレット16は、第2搬送
手段60によって段ばらし部65へ搬送され、この段ばらし
部65におけるデパレタイザ作用によって、パレット16か
らコンテナ15の段ばらしが行われたのち、コンテナ15が
第3搬送経路72の始端部に供給される。
【0048】そしてコンテナ15は、第3搬送経路72のコ
ンベヤ装置71によって搬送され、種菌接種室68内に入っ
て行く。また空になったパレット16は、パレット戻し経
路95の始端部におけるパレット段積み部97において段積
みされ、所定段数の状態でコンベヤ装置96により搬送さ
れて第2パレット段ばらし部98に至り、この第2パレッ
ト段ばらし部98で一枚づつ段ばらしされて、前述したよ
うに第1段積み部23に供給される。
【0049】前述したように種菌接種室68に搬入された
コンテナ15は、複数の分岐経路部に適宜に分岐されたの
ち種菌接種部75に停止される。そして種菌接種部75にお
いては、まずキャップ開閉装置76により各きのこ栽培容
器10からキャップ12が同時に外され(開栓され)、次い
で種菌接種装置77により各きのこ栽培容器10の培養基13
に種菌が接種され、その後にキャップ開閉装置76により
各きのこ栽培容器10にキャップ12が同時に被せられ(施
栓され)る。そしてコンテナ15は、種菌接種室68から搬
出されて第2段積み部80へと搬送される。
【0050】以上により、きのこ栽培容器10群は、殺菌
し冷却したのち種菌を接種させるまでの間の搬送を、人
手を介さず全自動式で行え、さらに種菌接種は、雑害菌
がきのこ栽培容器10に入り難い状態で行えて、後の生育
を良好にし得る。
【0051】第2段積み部80へと搬送されたコンテナ15
は、この第2段積み部80におけるパレタイザ作用によっ
て、パレット搬入装置82から搬入されたパレット17に対
して所定段数に段積みされる。その後にパレット17は、
パレット搬出装置81の終端部へと搬送され、そして自走
車87に移載装置88を介して受け取られたのち、きのこ栽
培設備6側へ搬送される。
【0052】上記した実施の形態では、殺菌室30や自動
倉庫40などにおいて、コンテナ15をパレット16に段積み
することで能率より取り扱っているが、これはパレット
16を使用せず、きのこ栽培容器供給設備20内において、
コンテナ15を段積みすることなく全て単独で取り扱って
もよい。
【0053】上記した実施の形態では、二基の自動倉庫
40が並設されているが、これは二基以上を並設してもよ
く、また単数基であってもよい。なお二基や二基以上の
とき、自動倉庫40毎に使い分けることで、制御を簡略化
し得る。すなわち、たとえば1日分のきのこ栽培容器10
をバッファとして持つことができるので、殺菌室30から
の入庫要求や種菌接種室68への出庫要求に対応させ得
る。また当日分の冷却済のきのこ栽培容器10と、翌日分
の加熱後のきのこ栽培容器10とが混在することがなく、
自動倉庫40毎に均一でかつ好適な冷却を行える。
【0054】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、培
養基の加熱殺菌を行ったきのこ栽培容器を、自動倉庫に
入庫して放冷により冷却でき、その際に放冷は、コンテ
ナの単位で棚収納部に格納した状態で行えることで、利
用するフロア面積を少なくして効率よく行うことがで
き、また収納部に格納したコンテナの上下左右間に隙間
が生じていることから、容易に効率よく行うことができ
る。さらに自動倉庫におけるコンテナの入庫量や出庫量
などを管理制御部に入力して管理できて、自動倉庫の入
庫状況の把握や入出庫の指令制御などを容易に行うこと
ができる。
【0055】また上記した本発明の請求項2によると、
殺菌室や自動倉庫などにおいては、コンテナの取り扱い
を、パレットに段積みしてパレット単位で能率よく行う
ことができる。
【0056】そして上記した本発明の請求項3による
と、請求項1の方法を含めたコンテナ単位の方法を、好
適に実施することができるとともに、きのこ栽培容器群
は、殺菌し冷却したのち種菌を接種させるまでの間の搬
送を、搬送手段の搬送経路長さを短くしかつ人手を介さ
ず全自動式で行うことができ、さらに種菌接種は、雑害
菌がきのこ栽培容器に入り難い状態で行うことができ、
後の生育を良好に行うことができて、歩留りを向上でき
る。
【0057】さらに上記した本発明の請求項4による
と、請求項2の方法に含めたパレット使用の方法を好適
に実施することができる。しかも上記した本発明の請求
項5によると、複数の自動倉庫を自動倉庫毎に使い分け
ることで、制御を簡略化できる。すなわち、たとえば1
日分のきのこ栽培容器をバッファとして持つことができ
るので、前後の工程である殺菌室からの入庫要求や種菌
接種室への出庫要求に対応させることができる。また当
日分の冷却済のきのこ栽培容器と、翌日分の加熱後のき
のこ栽培容器とが混在することがなく、自動倉庫毎に均
一でかつ好適な冷却を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、種菌接種室
へのきのこ栽培容器供給設備の平面図である。
【図2】同種菌接種室へのきのこ栽培容器供給設備の要
部の平面図である。
【図3】同種菌接種室へのきのこ栽培容器供給設備の自
動倉庫部分の側面図である。
【図4】同種菌接種室へのきのこ栽培容器供給設備のコ
ンテナ部分の斜視図である。
【図5】同種菌接種室へのきのこ栽培容器供給設備のパ
レット段積み状態の正面図である。
【図6】同種菌接種室へのきのこ栽培容器供給設備を含
む全体の展開説明図である。
【図7】従来例を示し、きのこ栽培の工程図である。
【符号の説明】
5 培養基処理設備 6 きのこ栽培設備 7 きのこ収穫設備 10 きのこ栽培容器 12 キャップ 13 培養基 15 コンテナ 16 パレット 18 培養基仕込み経路 20 きのこ栽培容器供給設備 25 第1搬送手段 27 自走車 30 殺菌室 31 囲壁体 40 自動倉庫 41 出し入れ装置 50 棚 51 収納部 53 荷捌き場 54 コンベヤ 55 移載装置 56 自走車 58 囲壁体 60 第2搬送手段 65 段ばらし部 68 種菌接種室 70 第3搬送手段 75 種菌接種部 76 キャップ開閉装置 77 種菌接種装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 勝則 埼玉県大宮市桜木町1丁目9−6大宮セン タービル 株式会社ダイフク大宮事務所内 (72)発明者 植村 範 埼玉県大宮市桜木町1丁目9−6大宮セン タービル 株式会社ダイフク大宮事務所内 (72)発明者 山本 秀雄 新潟県十日町市大字四日町新田291番地1

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 培養基の詰め込みと施栓とを行ったきの
    こ栽培容器を種菌接種室へ供給するに、きのこ栽培容器
    を複数収納したコンテナを殺菌室に入れて加熱殺菌し、
    次いで殺菌室から取り出したコンテナを自動倉庫に入庫
    してきのこ栽培容器側の放冷を行い、そしてコンテナを
    自動倉庫から出庫して種菌接種室に入れることを特徴と
    する種菌接種室へのきのこ栽培容器供給方法。
  2. 【請求項2】 培養基の詰め込みと施栓とを行ったきの
    こ栽培容器を種菌接種室へ供給するに、きのこ栽培容器
    を複数収納したコンテナをパレット上に段積みし、この
    パレットを殺菌室に入れて加熱殺菌し、次いで殺菌室か
    ら取り出したパレットを自動倉庫に入庫してきのこ栽培
    容器側の放冷を行い、そしてパレットを自動倉庫から出
    庫してコンテナを段ばらしし、次いでコンテナを種菌接
    種室に入れることを特徴とする種菌接種室へのきのこ栽
    培容器供給方法。
  3. 【請求項3】 培養基の詰め込みと施栓とを行ったきの
    こ栽培容器を種菌接種室へ供給する設備であって、きの
    こ栽培容器を複数収納したコンテナを取り扱う第1搬送
    手段と第2搬送手段と第3搬送手段とを有し、第1搬送
    手段は、加熱殺菌を行う殺菌室と放冷を行う自動倉庫と
    の間に配設し、第2搬送手段は、自動倉庫と種菌接種室
    側との間に配設し、第3搬送手段は、前記種菌接種室内
    を通して配設したことを特徴とする種菌接種室へのきの
    こ栽培容器供給設備。
  4. 【請求項4】 培養基の詰め込みと施栓とを行ったきの
    こ栽培容器を種菌接種室へ供給する設備であって、きの
    こ栽培容器を複数収納したコンテナを段積みしたパレッ
    トを取り扱う第1搬送手段と第2搬送手段とを有すると
    ともに、コンテナを取り扱う第3搬送手段を有し、第1
    搬送手段は、加熱殺菌を行う殺菌室と放冷を行う自動倉
    庫との間に配設し、第2搬送手段は、前記自動倉庫と種
    菌接種室側との間に配設し、第3搬送手段は、前記種菌
    接種室内を通して配設し、第2搬送手段の終端部と第3
    搬送手段の始端部との間に、パレット上からコンテナを
    段ばらしする段ばらし部を設けたことを特徴とする種菌
    接種室へのきのこ栽培容器供給設備。
  5. 【請求項5】 自動倉庫を複数並設したことを特徴とす
    る請求項3または4記載の種菌接種室へのきのこ栽培容
    器供給設備。
JP7334378A 1995-12-22 1995-12-22 種菌接種室へのきのこ栽培容器供給方法および種菌接種室へのきのこ栽培容器供給設備 Pending JPH09172861A (ja)

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Cited By (6)

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