JPH09173359A - 歯科排液及び排液吸引用配管の浄化システムとそれらの浄化方法 - Google Patents

歯科排液及び排液吸引用配管の浄化システムとそれらの浄化方法

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JPH09173359A
JPH09173359A JP33913395A JP33913395A JPH09173359A JP H09173359 A JPH09173359 A JP H09173359A JP 33913395 A JP33913395 A JP 33913395A JP 33913395 A JP33913395 A JP 33913395A JP H09173359 A JPH09173359 A JP H09173359A
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JP
Japan
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drainage
ionized water
suction pipe
pipe
strongly acidic
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Application number
JP33913395A
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English (en)
Inventor
Shoichi Hanabusa
昇一 英
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Across Co Ltd
Acros Corp
Original Assignee
Across Co Ltd
Acros Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 殺菌と洗浄による歯科排液と歯科吸引用配管
の浄化処理が、効率的に実施され得る歯科排液及び歯科
吸引用配管の浄化システムとそれらの有利な浄化方法を
提供する。 【解決手段】 水に塩化物を溶解してなる電解液を強電
解水生成手段10により電気分解せしめて、pHが2.
7以下で、酸化還元電位が1000mV以上であり、且
つ有効塩素が含有せしめられてなる強酸性イオン水と、
水酸基イオンに富んだ強アルカリ性イオン水とを生成す
ると共に、それら強酸性イオン水と強アルカリ性イオン
水とを、強酸性イオン水導入手段12と強アルカリ性イ
オン水導入手段12とにより、歯科排液を外部に流出せ
しめる排出流路49と歯科吸引用配管14とに、それぞ
れ所定の時間差を設けて選択的に導入せしめて、該強酸
性イオン水を該歯科排液中に混入せしめることにより、
該歯科排液を殺菌して浄化する一方、該強アルカリ性イ
オン水を該歯科吸引用配管14内に流通せしめることに
より、該歯科吸引用配管14を洗浄して浄化するように
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科排液及びそれ
を排出せしめる排液吸引用配管を浄化するためのシステ
ムとそれらの浄化方法に係り、特に、歯科排液に対する
優れた殺菌作用と、排液吸引用配管に対する良好な洗浄
作用とをもって、それら歯科排液と排液吸引用配管とを
極めて効率的に浄化することの出来る技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、歯科の診療においては、患者の
歯を削る際等に口腔内に噴射される水や該患者の唾液等
が、所定の吸引装置により、吸引用配管を通じて、患者
の口腔内から空気と共に吸引されつつ、診察や治療が行
なわれているが、この患者の口腔内から吸引される噴射
水や唾液等の排液中には、患者の血液等が混入せしめら
れており、そのために、かかる排液は、近年、特に問題
視されている、感染性の病原菌を含む恐れのある感染性
産業廃棄物となっている。
【0003】それ故、そのような歯科患者の口腔内から
吸引される排液、所謂歯科排液は、それに含まれる病原
菌等の微生物に対する殺菌処理が施された後、外部に排
出される必要がある。
【0004】ところが、かかる歯科排液は、診療現場に
おいて、それほど大量に生ずるものでないこと等から、
何等の処理も施されることなく、そのまま排出されてい
るのが現状である。
【0005】一方、そのような歯科排液が流通、排出せ
しめられる吸引用配管、所謂排液吸引用配管において
は、その内壁に、該排液中に混入する唾液や血液等に含
まれるタンパク質や脂質等が付着し、該排液の流通量の
増加に伴って、その付着量が漸増することが避けられな
い。
【0006】そのため、排液吸引用配管に対しても、内
壁に付着せしめられたタンパク質等による管内の詰まり
や、歯科排液中に含まれる病原菌等の微生物の管内での
増殖を阻止乃至は抑制する等の点から、かかるタンパク
質等を除去するための洗浄処理を行なうことが望ましい
のであるが、実際には、そのような排液吸引用配管に対
する洗浄処理は、殆ど行なわれていないのである。
【0007】このように、歯科の診療現場では、現在、
歯科排液や排液吸引用配管に対して、殺菌或いは洗浄に
よる浄化処理が殆ど実施されておらず、ましてや、それ
ら歯科排液や排液吸引用配管を浄化するための特別なシ
ステムが、何等導入されていないのが実情なのである。
【0008】尤も、そのような浄化システムを導入する
ことなく、例えば、所定の殺菌剤を歯科排液中に投入し
たり、或いは所定の洗浄剤を排液吸引用配管内に流入せ
しめたりすれば、歯科排液を殺菌し、また排液吸引用配
管を洗浄して、それらをそれぞれ浄化することは可能で
ある。しかしながら、その場合においては、先ず、所定
の殺菌剤と洗浄剤とをそれぞれ別個に準備し、そして、
歯科排液の殺菌処理と排液吸引用配管の洗浄処理を実施
する毎に、一々、かかる殺菌剤と洗浄剤とを歯科排液中
と排液吸引用配管内とに供給する作業を行わなければな
らず、それら歯科排液と排液吸引用配管の浄化を行なう
ために、余分な作業負担が強いられることとなるのであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて、本発明
は、上述の如き事情を背景にして為されたものであっ
て、その解決課題とするところは、歯科排液を殺菌する
と共に、排液吸引用配管を洗浄して、それら歯科排液と
排液吸引用配管とを何れも効果的に浄化することが出
来、しかもそのような歯科排液と排液吸引用配管の浄化
処理が、余分な作業負担を要することなく、効率的に実
施され得る歯科排液及び排液吸引用配管の浄化システム
を提供することにある。また、本発明にあっては、それ
ら歯科排液と排液吸引用配管とが有利に浄化され得る方
法を提供することをも、その課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】そして、本発明にあって
は、かかる課題の解決のために、歯科の診療において、
吸引装置により診療台上の患者の口腔内から空気と共に
吸引される排液と、かかる排液を患者の口腔内から前記
吸引装置側に導く吸引用配管を浄化せしめるためのシス
テムにおいて、(a)水に塩化物を溶解してなる電解液
を電気分解せしめて、pHが2.7以下で、酸化還元電
位が1000mV以上であり、且つ有効塩素が含有せし
められてなる強酸性イオン水を陽極側に生成せしめる一
方、水酸基イオンに富んだ強アルカリ性イオン水を陰極
側に生成せしめる強電解水生成手段と、(b)該強電解
水生成手段の陽極側から前記強酸性イオン水を導くと共
に、前記吸引用配管を含む、前記排液を流出せしめる排
出流路の、外部への排出口よりも排液流出方向上流側に
おいて、該導かれた強酸性イオン水を該排出流路内に導
入する強酸性イオン水導入手段と、(c)前記強電解水
生成手段の陰極側から前記強アルカリ性イオン水を導く
と共に、前記強酸性イオン水導入手段による前記強酸性
イオン水の前記排出流路への導入が行なわれていないと
きに、前記吸引用配管の排液流出方向上流側において、
該導かれた強アルカリ性イオン水を該吸引用配管内に導
入する強アルカリ性イオン水導入手段とを含み、前記排
出流路内に導入された前記強酸性イオン水を、該排出流
路内を流出する前記排液中に混入せしめることにより、
該排液を殺菌して浄化する一方、前記吸引用配管内に導
入された前記強アルカリ性イオン水を該吸引用配管内に
流通せしめることにより、該吸引用配管を洗浄して浄化
するように構成したことを、その特徴とするものであ
る。
【0011】すなわち、本発明に従う歯科排液及び排液
吸引用配管の浄化システムにあっては、pHが2.7以
下で、酸化還元電位が1000mV以上であり、且つ有
効塩素が含まれてなる強酸性イオン水が、歯科排液中に
混入せしめられるようになっているところから、そのよ
うな強酸性イオン水が混入せしめられてなる歯科排液
は、pHと酸化還元電位において、病原菌等の微生物の
生存限界を越える値を有することとなり、また、かかる
歯科排液中に、微生物に対して優れた殺菌力を発揮する
有効塩素が含有せしめられ、それらの相乗的な作用によ
り、該排液中において、病原菌等の微生物が確実に死滅
せしめられ得、以て歯科排液が効果的に殺菌され得るの
である。しかも、かかる浄化システムにおいては、水酸
基イオンに富んだ強アルカリ性イオン水が、排液吸引用
配管内に流通せしめられるようになっていることから、
排液吸引用配管の内壁に付着せしめられたタンパク質や
脂質等が、強アルカリ性イオン水に有利に接触せしめら
れ得、それによって、該配管の内壁から効果的に剥離せ
しめられて、除去され得るのであり、その結果、排液吸
引用配管が極めて良好に洗浄され得ることとなるのであ
る。
【0012】また、かかる本発明に従う浄化システムに
おいては、上述の如く、歯科排液に対して優れた殺菌作
用を示す強酸性イオン水と、排液吸引用配管に対して良
好な洗浄力を発揮する強アルカリ性イオン水とが、強電
解水生成手段において、水に塩化物を溶解してなる電解
液を電気分解するだけで、極めて簡単に、且つ1回の操
作で陽極側と陰極側とに同時に生成せしめられるように
なっていることから、歯科排液を殺菌するための殺菌剤
や排液吸引用配管を洗浄するための洗浄剤等を、わざわ
ざ別個に準備する必要が皆無ならしめられ得るのであ
り、しかも、そのような強酸性イオン水と強アルカリ性
イオン水とが、強酸性イオン水導入手段と強アルカリ性
イオン水導入手段とにより、強電解水生成手段から導か
れて、排出流路内と排液吸引用配管内とに、それぞれ導
入せしめられるようになっているところから、特別な作
業を何等行なうことなく、殺菌剤としての強酸性イオン
水を歯科排液中に混入せしめ得ると共に、洗浄剤として
の強アルカリ性イオン水を排液吸引用配管中に流通せし
めることが出来るのである。
【0013】従って、本発明に従う歯科排液及び排液吸
引用配管の浄化システムにあっては、歯科排液と排液吸
引用配管とが何れも効果的に且つ確実に浄化され得るの
であり、しかもそのような歯科排液と排液吸引用配管の
浄化処理が、余分な作業負担を要することなく、極めて
効率的に実施され得るのである。
【0014】そして、そのように、本発明に係る歯科排
液及び排液吸引用配管の浄化システムにおいては、歯科
排液と排液吸引用配管とが何れも効果的に浄化処理され
得ることから、歯科排液に対する強酸性イオン水の殺菌
作用を阻害するタンパク質等が排液吸引用配管内から良
好に除去された状態で、歯科排液の殺菌処理が実施され
得、それによって、歯科排液に対する殺菌が、より効果
的に行なわれ得ることとなるのである。
【0015】また、本発明に係る歯科排液及び排液吸引
用配管の浄化システムにおいては、強酸性イオン水導入
手段による強酸性イオン水の排出流路内への導入が行な
われていないときに、強アルカリ性イオン水が、強アル
カリ性イオン水導入手段によって、排液吸引用配管内に
導入されるようになっていることから、それら強酸性イ
オン水と強アルカリ性イオン水とが、排出流路内若しく
は排液吸引用配管内において混合し、中和してしまうよ
うなことが可及的に回避され得、それによって、強酸性
イオン水による歯科排液の殺菌作用と強アルカリ性イオ
ン水による排液吸引用配管の洗浄作用とが、より十分に
且つ確実に実施され得るのである。
【0016】さらに、本発明に従う歯科排液及び排液吸
引用配管の浄化システムあっては、歯科排液に対して優
れた殺菌作用を示す強酸性イオン水と、排液吸引用配管
に対して良好な洗浄力を発揮する強アルカリ性イオン水
とが、一般に知られているように、光が照射されたり、
有機物と接触せしめられたりすることによって、pHや
酸化還元電位が容易に中和する特性を有し、また強酸性
イオン水中に含まれる有効塩素も、歯科排液に対する殺
菌作用によって確実に消費されるものであることから、
各種の化学薬品を用いて歯科排液や排液吸引用配管の殺
菌や洗浄を行なう場合とは異なり、二次汚染や残留性の
問題の発生が有利に回避され得るのであり、しかも、強
電解水生成手段において電気分解される電解液として、
毒性のない塩化物の水溶液を使用する限り、かかる電気
分解により生成される強酸性イオン水と強アルカリ性イ
オン水の人体に対する安全性が有利に確保され得て、そ
れら強酸性イオン水と強アルカリ性イオン水の取扱性が
極めて有利に高められ得るのである。
【0017】加えて、よく知られているように、上述の
如き電気分解によって生成される強酸性イオン水中に
は、活性酸素が比較的多く含まれていることから、本発
明に係る浄化システムにおいては、かかる活性酸素の働
きで、歯科排液に対して、より一層優れた殺菌力が発揮
されることが、期待され得るのである。
【0018】なお、そのような本発明に従う歯科排液及
び排液吸引用配管の浄化システムの好ましい第一の態様
によれば、前記吸引用配管は、本管と、該本管から複数
の診療台に向かってそれぞれ延び、各診療台上の患者の
口腔内から排液を吸引する複数本の支管とから構成さ
れ、該複数本の支管に対して前記強アルカリ性イオン水
導入手段がそれぞれ設けられて、それら複数の強アルカ
リ性イオン水導入手段からの強アルカリ性イオン水の供
給によって、該複数本の支管から該吸引用配管内に該強
アルカリ性イオン水が導入せしめられるように構成さ
れ、以て排液吸引用配管が、略全長にわたって、より良
好に洗浄され得ることとなるのである。
【0019】また、本発明の望ましい第二の態様によれ
ば、前記吸引用配管は、本管と、該本管から複数の診療
台に向かってそれぞれ延び、各診療台上の患者の口腔内
から排液を吸引する複数本の支管とから構成されると共
に、該本管における排液流出方向上流側の端部部位に延
長配管が設けられ、更にかかる延長配管に前記強アルカ
リ性イオン水導入手段が設けられて、該強アルカリ性イ
オン水導入手段からの強アルカリ性イオン水の供給によ
って、該延長配管から該吸引用配管内に該強アルカリ性
イオン水が導入せしめられるように構成される。
【0020】このような構成とされた歯科排液及び排液
吸引用配管の浄化システムにあっては、複数の診療台上
の患者の口腔内から排液がそれぞれ吸引され、それが排
液吸引用配管内を流通せしめられる場合にも、強アルカ
リ性イオン水が、一つの強アルカリ性イオン水導入手段
にて該配管内に供給され得、以てかかる浄化システムの
構造が、効果的に簡略化され得るのである。
【0021】さらに、本発明の有利な第三の態様によれ
ば、前記吸引用配管は、本管と、該本管から複数の診療
台に向かってそれぞれ延び、各診療台上の患者の口腔内
から排液を吸引する複数本の支管とから構成され、該複
数本の支管に対して前記強酸性イオン水導入手段がそれ
ぞれ設けられて、それら複数の強酸性イオン水導入手段
からの強酸性イオン水の供給によって、該複数本の支管
から前記吸引用配管内に前記強酸性イオン水が導入せし
められると共に、該吸引用配管内において、該強酸性イ
オン水が該排液中に混入せしめられるように構成される
こととなる。
【0022】このような第三の態様の採用によって、歯
科排液と共に、排液吸引用配管の内壁が、略全長にわた
って確実に殺菌され得て、該歯科排液中に含まれる病原
菌等の微生物の該排液吸引用配管内での増殖が効果的に
阻止され得るのであり、また、例えば、各診療台上の患
者の口腔内から排液が吸引されているときに、各強酸性
イオン水導入手段による強酸性イオン水の排液吸引用配
管内への供給が、それぞれ独立して行なわれるように構
成すれば、歯科排液の吸引量に応じて、強酸性イオン水
の該配管内への供給量、換言すれば、強酸性イオン水の
歯科排液中への混入量を容易に調節することが出来、そ
れによって、歯科排液の殺菌がより効率的に実施され得
るのである。
【0023】また、本発明の好ましい第四の態様によれ
ば、前記吸引用配管は、本管と、該本管から複数の診療
台に向かってそれぞれ延び、各診療台上の患者の口腔内
から排液を吸引する複数本の支管とから構成されると共
に、該本管における排液流出方向上流側の端部部位に延
長配管が設けられ、更にかかる延長配管に前記強酸性イ
オン水導入手段が設けられて、該強酸性イオン水導入手
段からの強酸性イオン水の供給によって、該延長配管か
ら該吸引用配管内に該強酸性イオン水が導入せしめられ
ると共に、該吸引用配管内において、該強酸性イオン水
が該排液中に混入せしめられるように構成される。
【0024】このような構成とされた歯科排液及び排液
吸引用配管の浄化システムにあっては、複数の診療台上
の患者の口腔内から排液がそれぞれ吸引され、それが排
液吸引用配管内を流通せしめられる場合にも、強酸性イ
オン水が、一つの強酸性イオン水導入手段にて該配管内
に供給され得、以てかかる浄化システムの構造が、効果
的に簡略化され得るのであり、またそのような簡略な構
造をもって、歯科排液だけでなく、排液吸引用配管内の
殺菌も、確実に実施され得るのである。
【0025】さらに、本発明の望ましい第五の態様によ
れば、前記吸引用配管の排液流出方向下流側に、該吸引
用配管内を流通する前記空気と排液とを分離して、該分
離された空気を前記吸引装置に送り出す一方、該分離さ
れた排液を外部への排出口を通じて流出せしめる分離手
段が設けられて、前記排出流路が、それら分離手段と吸
引用配管とを含んで構成されると共に、該分離手段に前
記強酸性イオン水導入手段が設けられて、該強酸性イオ
ン水導入手段からの強酸性イオン水の供給によって、該
分離手段内に該強酸性イオン水が導入せしめられると共
に、該分離手段内において、該強酸性イオン水が該排液
中に混入せしめられるように構成されることとなる。
【0026】このような第五の態様に従う歯科排液及び
排液吸引用配管の浄化システムにあっては、排液吸引用
配管から分離手段内に流入せしめられる空気の渦流によ
り、該分離手段内において、歯科排液と強酸性イオン水
とが、より良好に混合せしめられ得、その結果として、
強酸性イオン水による歯科排液の殺菌が、更に一層確実
に行なわれ得ることとなるのである。
【0027】更にまた、本発明の有利な第六の態様によ
れば、前記吸引用配管の排液流出方向下流側に、該吸引
用配管から流出する排液を貯留すると共に、その貯留量
が所定の量に達した際に、外部への排出口を通じて流出
せしめる排液貯留手段が設けられて、前記排出流路が、
それら排液貯留手段と吸引用配管とを含んで構成される
と共に、該排液貯留手段に前記強酸性イオン水導入手段
が設けられて、該強酸性イオン水導入手段からの強酸性
イオン水の供給によって、該排液貯留手段内に該強酸性
イオン水が導入せしめられると共に、該排液貯留手段内
において、該強酸性イオン水が該排液中に混入せしめら
れるように構成される。
【0028】そして、この第六の態様に従う構成の歯科
排液及び排液吸引用配管の浄化システムにおいては、歯
科排液が、排液貯留手段内に流入せしめられてから、そ
こから排出されるまでの間、強酸性イオン水に対して十
分に接触せしめられ得て、該排液の強酸性イオン水に対
する接触時間が効果的に長く為され得、それによって、
強酸性イオン水による歯科排液の殺菌が、より確実に実
施され得ることとなるのである。
【0029】ところで、本発明にあっては、歯科の診療
において、吸引装置により診療台上の患者の口腔内から
空気と共に吸引される排液と、かかる排液を患者の口腔
内から前記吸引装置側に導く吸引用配管を浄化する方法
において、水に塩化物を溶解してなる電解液を電気分解
せしめて、pHが2.7以下で、酸化還元電位が100
0mV以上であり、且つ有効塩素が含有せしめられてな
る強酸性イオン水を陽極側に、また水酸基イオンに富ん
だ強アルカリ性イオン水を陰極側に、それぞれ生成せし
める一方、該陽極側に生成せしめられた強酸性イオン水
を前記排液中に混入せしめて、該排液を殺菌して浄化
し、更にかかる強酸性イオン水の排液中への混入操作が
行なわれていないときに、前記陰極側に生成せしめられ
た強アルカリ性イオン水を前記吸引用配管内に流通せし
めて、該吸引用配管内を洗浄して浄化することをも、そ
の特徴とするものである。
【0030】要するに、本発明に従う歯科排液及び排液
吸引用配管の浄化方法においては、特定のpHと酸化還
元電位の値を有し、且つ有効塩素を含んでなる強酸性イ
オン水と水酸基イオンに富んだ強アルカリ性イオン水と
が、水に塩化物を溶解してなる電解液を電気分解すると
いった、極めて簡単で、且つ1回の操作で陽極側と陰極
側とに同時に得ることの出来る手法にて生成され、そし
て、その生成された強酸性イオン水が歯科排液の殺菌剤
として、また強アルカリ性イオン水が排液吸引用配管の
洗浄剤として、巧みに使い分けられて、歯科排液が確実
に殺菌され得ると共に、排液吸引用配管が良好に洗浄さ
れ得るのである。
【0031】従って、かかる歯科排液及び排液吸引用配
管の浄化方法によれば、歯科排液の殺菌剤と排液吸引用
配管の洗浄剤とをそれぞれ別個に準備する等といった余
分な作業を要することなく、歯科排液と排液吸引用配管
の浄化処理が、極めて有利に且つ効率的に実施され得る
のである。
【0032】
【発明の実施の形態・実施例】以下、本発明を更に具体
的に明らかにするために、本発明の幾つかの実施例につ
いて、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
【0033】先ず、図1には、本発明に従う構成を有す
る歯科排液及び排液吸引用配管の浄化システムが概略的
に示されている。かかる図1からも明らかなように、こ
の浄化システムは、強電解水生成手段としての強電解水
生成装置10が、強電解水導入手段12により排液吸引
用配管14に連結せしめられて、構成されている。
【0034】より具体的には、かかる浄化システムを構
成する強電解水生成装置10は、生成装置本体16、食
塩水供給タンク18、強酸性イオン水貯水タンク20、
及び強アルカリ性イオン水貯水タンク22とを有してお
り、かかる食塩水供給タンク18と生成装置本体16と
が、食塩水供給パイプ24,24にて連結せしめられる
と共に、強酸性イオン水貯水タンク20及び強アルカリ
性イオン水貯水タンク22と生成装置本体16とが、強
電解水流出パイプ25,25にてそれぞれ連結せしめら
れて、構成されている。
【0035】また、生成装置本体16は、図2からも明
らかなように、従来と同様な構造を有しており、所定容
積を有する電解槽26が、中央部分において隔膜28に
て仕切られることにより、内部に二つの反応室が形成さ
れて、構成されている。そして、それら二つの反応室の
一方側に陽極30が、また他方側に陰極32が、それぞ
れ配設されて、かかる一方側が陽極側反応室34とされ
ている一方、他方側が陰極側反応室36とされている。
更に、それら陽極側反応室34と陰極側反応室36に
は、上部側に、前記食塩水供給タンク18から延びる食
塩水供給パイプ24,24がそれぞれ取り付けられてお
り、また、下部側に、前記強酸性イオン水貯水タンク2
0と強アルカリ性イオン水貯水タンク22に向かって延
びる強電解水流出パイプ25,25が各々取り付けられ
ている(図1参照)。なお、37,37は、陽極30と
陰極32に通電するためのリード線である。
【0036】さらに、図示されてはいないが、食塩水供
給タンク18は、水道水等、所定の水が導かれるように
なっていると共に、かかる水の導入量に応じて、電解質
としての食塩を所定量、供給することによって、該タン
ク18内において、所定濃度の食塩水からなる電解液が
生成せしめられ、貯水されるようになっている。また、
強酸性イオン水貯水タンク20と強アルカリ性イオン水
貯水タンク22は、生成装置本体16における電解槽2
6の陽極側反応室34及び陰極側反応室36よりも、そ
れぞれ、ずっと大きな容積を有して、構成されている。
【0037】かくして、かかる強電解水生成装置10に
あっては、食塩水供給タンク18にて生成された、電解
液としての食塩水が、食塩水供給パイプ24,24を通
じて、生成装置本体16における電解槽26の陽極側反
応室34と陰極側反応室36とに供給されると共に、そ
れら各反応室34,36に配置された各電極30,32
が通電されることによって、各反応室34,36内で、
該供給された食塩水がそれぞれ電気分解されて、陽極側
反応室34内において強酸性イオン水が生成せしめら
れ、またそれと同時に、陰極側反応室36内において強
アルカリ性イオン水が生成せしめられるようになってい
る。そして、生成装置本体16の各反応室34,36内
で生成された強酸性イオン水と強アルカリ性イオン水と
が、強電解水流出パイプ25,25を通じて、各反応室
34,36内から流出せしめられ、強酸性イオン水貯水
タンク20内と強アルカリ性イオン水貯水タンク22内
とに、それぞれ別々に貯水せしめられるようになってい
るのである。
【0038】なお、ここでは、特に、強電解水生成装置
10として、生成装置本体16の各反応室34,36内
に配置された各電極30,32に対して大きな電力を与
え得るものが用いられており、それによって、生成装置
本体16の陽極側反応室34内で、pHが2.7以下
で、酸化還元電位が1000mV以上といった、微生物
の生存限界を越えるpHと酸化還元電位の値を有し、且
つ微生物に対する殺菌力に優れた有効塩素と活性酸素を
比較的多量(具体的には、有効塩素は5〜60ppm程
度)に含有してなる強酸性イオン水が生成せしめられる
ようになっている一方、陰極側反応室36内で、pHが
11以上で、酸化還元電位が−800mV以下の、脱タ
ンパク作用及び脱脂作用に優れた強アルカリ性イオン水
が生成せしめられるようになっている。また、前述の如
く、強酸性イオン水貯水タンク20と強アルカリ性イオ
ン水貯水タンク22とが、生成装置本体16の陽極側反
応室34と陰極側反応室36よりも大きな容積を有して
いることによって、各貯水タンク20,22の強酸性イ
オン水と強アルカリ性イオン水の貯水量の限界に達する
まで、上述の如き各反応室34,36内での電気分解に
よる強酸性イオン水と強アルカリ性イオン水の生成が連
続して実施されるようになっている。
【0039】また、図1に示される如く、排液吸引用配
管14も、従来と同様な構造を有している。即ち、この
吸引用配管14は、全体として、吸引装置38側から複
数(ここでは2台)の診療台40に向かって延び出して
なっており、該吸引装置38側から所定長さ延び出す本
管42と、該本管42から複数の診療台40に向かって
それぞれ延びる複数(ここでは2本)の支管44とから
構成されている。そして、かかる排液吸引用配管14に
あっては、本管42の吸引装置38側の端部部分におい
て、口腔内から共に吸引される空気と排液とを分離する
ために従来より使用されるものと同様な構造を有する分
離器46に接続せしめられている一方、各支管44の診
療台40側の末端部が、各診療台40の内部において、
患者の口腔内に直接挿入されるノズルを有する吸引用ホ
ース47に接続せしめられている。
【0040】かくして、排液吸引用配管14において
は、吸引装置38が作動せしめられることにより、各診
療台40上の患者の口腔内から、各吸引用ホース47に
て吸引された唾液や噴射水等の歯科排液と空気が、各支
管44を通じて、本管42内に吸引せしめられ、更に本
管42内を吸引装置38側に向かって流通せしめられ
て、分離器46内に導かれるようになっているのであ
る。そして、かかる排液吸引用配管14を通じて導かれ
た空気と歯科排液とが分離器46内で分離され、該空気
が、分離器46から排気パイプ45を通じて吸引装置3
8に送り出される一方、該排液が、分離器排液パイプ4
8を通じて外部に排出されるようになっているのであ
る。このことから明らかなように、本実施例では、排液
吸引用配管14と分離器46と分離器排液パイプ48と
にて、歯科排液を外部に流出せしめる排出流路49が構
成されているのである。
【0041】一方、そのような構造とされた排液吸引用
配管14と前記強電解水生成装置10とを連結する強電
解水導入手段12は、強電解水生成装置10の強酸性イ
オン水貯水タンク20及び強アルカリ性イオン水貯水タ
ンク22からそれぞれ延び出した強酸性イオン水導入パ
イプ50及び強アルカリ性イオン水導入パイプ52と、
それら各導入パイプ50,52がそれぞれ接続せしめら
れる複数(ここでは2個)の切換装置54と、該複数の
切換装置54を前記吸引用配管14の複数の支管44に
各々連結せしめる複数(ここでは2本)の連結パイプ5
6とを有して、構成されている。
【0042】また、強酸性イオン水導入パイプ50は、
強電解水生成装置10の強酸性イオン水貯水タンク20
の下部側から延び出し、前記排液吸引用配管14の吸引
用本管42に沿うようにして配設される強酸性イオン水
導入用メインパイプ58と、該メインパイプ58から複
数の切換装置54に向かってそれぞれ延び、且つそれに
接続せしめられる複数(ここでは2本)の強酸性イオン
水導入用サブパイプ60とからなっている。更に、強ア
ルカリ性イオン水導入パイプ52も、該強酸性イオン水
導入パイプ50と同様に、強電解水生成装置10の強ア
ルカリ性イオン水貯水タンク22の下部側から延び出す
強アルカリ性イオン水導入用メインパイプ62と、該メ
インパイプ62から複数の切換装置54に向かってそれ
ぞれ延び、且つそれに接続せしめられる複数(ここでは
2本)の強アルカリ性イオン水導入用サブパイプ64と
からなっている。そして、図1に明示されていはいない
ものの、そのような強酸性イオン水導入パイプ50と強
アルカリ性イオン水導入パイプ52の各サブパイプ6
0,64は、各切換装置54の内部において、排液吸引
用配管14の各支管44に接続された各連結パイプ56
に連結せしめられている。
【0043】また、各切換装置54も、図示されてはい
ないが、その内部に切換弁を有しており、その切換弁
が、強酸性イオン水導入用サブパイプ60の連結パイプ
56に対する連結部を開口せしめる一方、強アルカリ性
イオン水導入用サブパイプ64の該連結パイプ56に対
する連結部を流体密に閉塞する第一の切換位置と、それ
とは逆に、強酸性イオン水導入用サブパイプ60の連結
パイプ56に対する連結部を流体密に閉塞する一方、強
アルカリ性イオン水導入用サブパイプ64の該連結パイ
プ56に対する連結部を開口せしめる第二の切換位置
と、更にそれら両サブパイプ60,64の連結パイプ5
6に対する連結部を共に流体密に閉塞する第三の切換位
置とに切り換えられ得るように、構成されている。
【0044】そして、特に、かかる切換装置54におい
ては、切換弁の、上述の如き三つの切換位置への切換
が、前記吸引装置38の運転状態に連動して、自動的に
為され得るようになっている。即ち、吸引装置38が作
動している間は、切換弁が前記第一の切換位置に切り換
えられ、また吸引装置38が停止せしめられた際には切
換弁が前記第三の切換位置に切り換えられる。そして、
その状態から所定時間が経過した後、一定の時間、切換
弁が前記第二の切換位置に切り換えられ、その後、再び
切換弁が前記第三の切換位置に切り換えられる。そして
また、吸引装置38が再び作動せしめられる際には、切
換弁が前記第一の切換位置に復帰し、該吸引装置38が
作動している間、かかる切換位置が維持せしめられるよ
うになっているのである。なお、このような切換装置5
4における切換弁の、吸引装置38の運転状況に応じた
自動切換は、例えば、該切換装置54に対して、吸引装
置38の作動、停止スイッチに電気的に接続された遅延
リレースイッチやタイマースイッチ等を内蔵せしめるこ
とによって、実現されることとなる。
【0045】かくして、かかる強電解水導入手段12に
あっては、吸引装置38が作動せしめられて、前記排液
吸引用配管14の各支管44を通じて、患者の口腔内か
ら歯科排液が吸引されている間、前記強電解水生成装置
10の強酸性イオン水貯水タンク20から、そこに貯水
せしめられた強酸性イオン水が、強酸性イオン水導入用
メインパイプ58→各強酸性イオン水導入用サブパイプ
60→各切換装置54→各連結パイプ56の順に流通せ
しめられて、排液吸引用配管14の各支管44内に導入
せしめられるようになっており、また、吸引装置38が
停止せしめられ、患者の口腔内からの歯科排液の吸引が
停止せしめられると同時に、そのような排液吸引用配管
14の各支管44内への強酸性イオン水の導入が停止せ
しめられ、その時点から所定時間の経過後に、一定の時
間、強電解水生成装置10の強アルカリ性イオン水貯水
タンク22から、そこに貯水せしめられた強アルカリ性
イオン水が、強アルカリ性イオン水導入用メインパイプ
62→各強アルカリ性イオン水導入用サブパイプ64→
各切換操作54→各連結パイプ56の順に流通せしめら
れて、排液吸引用配管14の各支管44内に導入せしめ
られるようになっているのである。
【0046】そして、それによって、強酸性イオン水
が、排液吸引用配管14内で歯科排液に混入せしめられ
て、該排液と共に、該配管14内を吸引装置38側(分
離器46側)に向かって流通せしめられるようになって
いるのであり、また、それら歯科排液と強酸性イオン水
とが排液吸引用配管14内を流通せしめられていないと
きに、強アルカリ性イオン水のみが、該配管14内を、
上記と同方向に向かって流通せしめられるようになって
いるのである。
【0047】なお、このことから明らかなように、本実
施例においては、強電解水導入手段12が、強酸性イオ
ン水導入手段の機能と強アルカリ性イオン水導入手段の
機能とを兼ね備えて、構成されているのであり、換言す
れば、かかる強電解水導入手段12によって、強酸性イ
オン水導入手段と強アルカリ性イオン水導入手段とが構
成されているのである。
【0048】このように、本実施例に係る歯科排液及び
排液吸引用配管の浄化システムにあっては、単に、強電
解水生成装置10の電解槽26内に配置された陽極30
と陰極32とに通電するだけで、該電極槽26の陽極側
反応室34内と陰極側反応室36内とにおいて、微生物
の生存限度を越えるpHと酸化還元電位の値を有し、且
つ微生物に対して優れた殺菌力を発揮する有効塩素と活
性酸素を多く含む強酸性イオン水と、脱タンパク作用及
び脱脂作用に優れた強アルカリ性イオン水とが、簡単に
且つ連続的に生成せしめられ得、そして、強電解水導入
手段12により、そのような強酸性イオン水が、患者の
口腔内から歯科排液が吸引されている間に限って、該歯
科排液が流通せしめられる排液吸引用配管14内に自動
的に導入されて、該配管14内で、歯科排液に混入せし
められるようになっていると共に、強アルカリ性イオン
水が、かかる歯科排液が吸引されていないときに、排液
吸引用配管14内に自動的に導入せしめられて、該配管
14内を流通せしめられるようになっているのであり、
それによって、歯科排液の殺菌剤や排液吸引用配管の洗
浄剤の準備作業や、それら殺菌剤や洗浄剤の排液吸引用
配管14内への供給作業を、何等行なうことなく、歯科
排液に対する殺菌処理と排液吸引用配管に対する洗浄処
理とが、簡単に且つ確実に実施され得るのである。
【0049】従って、本実施例に係る歯科排液及び排液
吸引用配管の浄化システムにおいては、余分な作業負担
を強いられることなく、歯科排液と排液吸引用配管の浄
化処理が、極めて効率的に且つ確実に行なわれ得るので
ある。
【0050】また、本実施例に係る歯科排液及び排液吸
引用配管の浄化システムにあっては、強酸性イオン水と
強アルカリ性イオン水とが、強電解水導入手段12によ
り、排液吸引用配管14の各支管44から該配管14内
に導入せしめられるようになっていることから、排液吸
引用配管14が、略全長にわたって良好に洗浄され得る
ばかりでなく、歯科排液と共に、該配管14の内壁が、
略全長にわたって確実に殺菌され得て、該排液中に含ま
れる病原菌等の微生物の該配管14内での増殖が効果的
に阻止され得ることとなるのである。
【0051】さらに、かかる浄化システムにおいては、
吸引装置38の運転状態に応じて、強電解水導入手段1
2による強酸性イオン水と強アルカリ性イオン水の排液
吸引用配管14内への供給及び停止が自動的に行なわれ
るようになっていることから、それら強酸性イオン水と
強アルカリ性イオン水の排液吸引用配管14内への供給
量が、患者の口腔内からの歯科排液の吸引量に応じて、
適宜に増減せしめられ得るのであり、それによって、歯
科排液の殺菌処理と排液吸引用配管14の洗浄処理と
が、より確実に実施され得るのである。
【0052】更にまた、本実施例に係る歯科排液及び排
液吸引用配管の浄化システムにおいては、歯科排液の殺
菌処理と排液吸引用配管14の洗浄処理とが、何れも良
好に実施され得ることから、該配管14内に付着し、歯
科排液に対する強酸性イオン水の殺菌作用を阻害するタ
ンパク質等が効果的に除去された状態で、歯科排液の殺
菌処理が実施され得ることとなり、それによって、歯科
排液に対する殺菌処理が、より確実に行なわれ得ること
となるのである。
【0053】また、本実施例に係る歯科排液及び排液吸
引用配管の浄化システムにあっては、強酸性イオン水と
強アルカリ性イオン水の排液吸引用配管14内への供給
が、所定の時間間隔をおいて、別々に実施されるように
なっていることから、それら強酸性イオン水と強アルカ
リ性イオン水とが、排液吸引用配管14内で混合し、中
和してしまうようなことが可及的に回避され得、それに
よって、強酸性イオン水による歯科排液の殺菌作用と強
アルカリ性イオン水による排液吸引用配管14の洗浄作
用とが、より十分に且つ確実に実施され得るのである。
【0054】さらに、一般に知られているように、本実
施例における如き電気分解手法にて得られる強酸性イオ
ン水と強アルカリ性イオン水とが、光の照射や有機物と
の接触によって、pHや酸化還元電位が容易に中和する
特性を有し、また強酸性イオン水中に含まれる有効塩素
も、微生物に対する殺菌作用によって確実に消費される
ものであることから、各種の化学薬品を用いて歯科排液
や排液吸引用配管14の殺菌や洗浄を行なう場合とは異
なり、本実施例に係る浄化システムにおいては、二次汚
染や残留性の問題の発生が有利に回避され得るのであ
る。
【0055】また、本実施例に係る歯科排液及び排液吸
引用配管の浄化システムにあっては、強電解水生成装置
10において電気分解される電解液として、食塩水が用
いられていることから、かかる電気分解により生成され
る強酸性イオン水と強アルカリ性イオン水の人体に対す
る安全性が有利に確保され得て、それら強酸性イオン水
と強アルカリ性イオン水に対する取扱性が効果的に高め
られ得るのである。
【0056】さらに、そのような強酸性イオン水には、
前述の如く、活性酸素が多く含まれていることから、か
かる強酸性イオン水の歯科排液に対する殺菌力が、より
一層効果的に向上され得るのである。
【0057】ところで、前記第一の実施例に示された歯
科排液及び排液吸引用配管の浄化システムにあっては、
強電解水導入手段12が排液吸引用配管14の各支管4
4に接続されて、強酸性イオン水と強アルカリ性イオン
水とが、強電解水導入手段12から、各支管44を介し
て排液吸引用配管14の本管42内に導入せしめられる
ようになっていたが、かかる強電解水導入手段12を、
排液吸引用配管14の本管42に接続せしめて、該本管
42内に、強酸性イオン水と強アルカリ性イオン水とを
直接に導入せしめるようにすることも可能である。
【0058】具体的には、例えば、図3に示される如
く、強電解水導入手段12を、前記第一の実施例とは異
なり、それぞれ連続した1本のパイプからなる強酸性イ
オン水導入用パイプ50及び強アルカリ性イオン水導入
用パイプ52と、一つの切換装置54と、1本の連結パ
イプ56とからなる簡略な構造をもって構成し、そのよ
うな強電解水導入手段12の1本の連結パイプ56を、
排液吸引用配管14の本管42において、歯科排液の流
出方向上流側の端部部分、即ち該本管42から延びる各
支管44のうち、歯科排液の流出方向最上流側に位置す
る支管44の接続部分に、直接に接続せしめるのであ
る。なお、かかる図3においては、前記第一の実施例と
同様な構造を有する部材及び部位について、図中、第一
の実施例と同一の符号をそれぞれ付すことにより、その
詳細な説明は省略した。
【0059】かくして、本実施例にあっては、吸引装置
38が作動せしめられて、前記排液吸引用配管14の各
支管44を通じて、患者の口腔内から歯科排液が吸引さ
れている間、前記強電解水生成装置10の強酸性イオン
水貯水タンク20から、強酸性イオン水が、強酸性イオ
ン水導入用パイプ50→切換装置54→連結パイプ56
の順に流通せしめられ、排液吸引用配管14の本管42
内に、直接、導入せしめられて、該本管42内で、歯科
排液に混入せしめられるようになっているのであり、ま
た、吸引装置38が停止せしめられ、患者の口腔内から
の歯科排液の吸引が停止せしめられた際に、そのような
排液吸引用配管14の本管42内への強酸性イオン水の
導入が停止せしめられ、その時点から所定時間の経過後
に、一定の時間、強電解水生成装置10の強アルカリ性
イオン水貯水タンク22から、強アルカリ性イオン水
が、強アルカリ性イオン水導入用パイプ52→連結装置
54→連結パイプ56の順に流通せしめられ、排液吸引
用配管14の本管42内に、直接に導入せしめられて、
該本管42内を流通せしめられるようになっているので
ある。このことから明らかなように、本実施例にあって
も、前記第一の実施例と同様に、強電解水導入手段12
が、強酸性イオン水導入手段と強アルカリ性イオン水導
入手段の機能を兼備しており、かかる強電解水導入手段
12によって、それら強酸性イオン水導入手段と強アル
カリ性イオン水導入手段とが、共に有利に実現されてい
る。また、本実施例においては、そのような強電解水導
入手段12の連結パイプ56によって、排液吸引用配管
14の本管42における排液流出方向上流側の端部部位
に設けられる延長配管が構成されているのである。
【0060】従って、本実施例に係る歯科排液及び排液
吸引用配管の浄化システムにおいても、前記第一の実施
例と同様な効果が有利に享受され得るのである。
【0061】そして、特に、そのような本実施例の浄化
システムにあっては、強電解水導入手段12が、簡略な
構造をもって構成されていることから、かかるシステム
の構造が極めて有利に簡略化され得るといった特別な効
果が奏され得ることとなるのである。
【0062】次に、図4には、前記二つの実施例とは異
なり、強酸性イオン水と強アルカリ性イオン水を排出流
路49と排液吸引用配管14とに導入せしめる強電解水
導入手段が、強酸性イオン水を排出流路49内に導入せ
しめる独立の機能を有した強酸性イオン水導入手段66
と強アルカリ性イオン水を排液吸引用配管14内に導入
せしめる独立の機能を有した強アルカリ性イオン水導入
手段68とからなる構造を有する浄化システムが示され
ている。
【0063】そして、かかる図4からも明らかなよう
に、本実施例に係る浄化システムにおいては、強酸性イ
オン水導入手段66が、強酸性イオン水導入パイプ50
と切換装置54aと連結パイプ56とにて、また強アル
カリ性イオン水導入手段68が、強アルカリ性イオン水
導入パイプ52と切換装置54bと連結パイプ56とに
て、それぞれ、構成されている。また、強アルカリ性イ
オン水導入手段68は、連結パイプ56が、排液吸引用
配管14の本管42に対して直接に接続せしめられてお
り、一方、強酸性イオン水導入手段66にあっては、連
結パイプ56が、排液吸引用配管14の排液流出方向下
流側に設けられた分離器46に接続せしめられている。
更に、図には明示されてはいないが、強酸性イオン水導
入手段66の切換装置54aは、吸引装置38が作動し
ている間、強酸性イオン水導入パイプ50と連結パイプ
56との連結部を開口せしめ、且つ吸引装置38が停止
した際に、それらの連結部を流体密に閉塞するように構
成されており、また、強アルカリ性イオン水導入手段6
8の切換装置54bは、吸引装置38が停止して所定の
時間経過後、一定の時間だけ、強アルカリ性イオン水導
入パイプ52と連結パイプ56の連結部を開口せしめ、
それ以外の間はそれらの連結部を流体密に閉塞するよう
に構成されている。なお、図4においては、前記第一及
び第二の実施例と同様な構造を有する部材及び部位につ
いて、図中、それらの実施例と同一の符号をそれぞれ付
すことにより、その詳細な説明は省略した。
【0064】かくして、本実施例に係る歯科排液及び排
液吸引用配管の浄化システムにおいては、患者の口腔内
から歯科排液が吸引されている間、強酸性イオン水が、
前記強電解水生成装置10の強酸性イオン水貯水タンク
20から、強酸性イオン水導入手段66を通じて、分離
器46内に導入せしめられて、該分離器46内で、歯科
排液に混入せしめられるようになっているのであり、ま
た、患者の口腔内からの歯科排液の吸引が停止せしめら
れているときに、一定の時間、強アルカリ性イオン水の
みが、強アルカリ性イオン水導入手段68を通じて排液
吸引用配管14の本管42内に導入せしめられて、該本
管42内を流通せしめられるようになっているのであ
る。
【0065】従って、本実施例に係る浄化システムにお
いては、前記実施例と同様な効果が有利に享受され得る
のであり、しかも、強酸性イオン水が、分離器46内に
導入せしめられ、そこで歯科排液に混入せしめられるよ
うになっているところから、該排液と共に、排液吸引用
配管14を通じて患者の口腔内から導かれる空気の、分
離器46内での渦流により、歯科排液と強酸性イオン水
との混合がより効果的に為され得て、該強酸性イオン水
による歯科排液の殺菌が、更に一層有利に実施され得る
のである。
【0066】さらに、図5には、前記第三の実施例とは
異なり、分離器46から延びる分離器排出パイプ48の
排液排出方向下流側に排液貯留手段としての排液貯留槽
70が設けられ、この排液貯留槽70に対して、強酸性
イオン水導入手段66が連結せしめられている。
【0067】より詳しくは、この排液貯留槽70は、分
離器46よりも大きな容積をもって構成されており、該
分離器46から分離器排出パイプ48を通じて導かれる
歯科排液が貯留され、その貯留量が所定の量に達した際
に、排液貯留槽排出パイプ72を通じて外部に排出され
得るようになっている。即ち、ここでは、排液吸引用配
管14、分離器46、分離器排出パイプ48、排液貯留
槽70、及び排液貯留槽排出パイプ72にて、歯科排液
を外部に流出せしめる排出流路49が構成されているの
である。そして、そのような排出流路49を構成する排
液貯留槽70に対して、前記第三の実施例と同様な構造
を有する強酸性イオン水導入手段66の連結パイプ56
が接続せしめられているのである。なお、強アルカリ性
イオン水導入手段68は、前記第三の実施例と同様に、
排液吸引用配管14の本管42に接続せしめられてい
る。また、かかる図5においても、前記第一、第二及び
第三の実施例と同様な構造を有する部材及び部位につい
て、図中、それらの実施例と同一の符号をそれぞれ付す
ことにより、その詳細な説明は省略した。
【0068】かくして、本実施例に係る歯科排液及び排
液吸引用配管の浄化システムにあっては、患者の口腔内
から歯科排液が吸引されている間、強酸性イオン水が、
前記強電解水生成装置10の強酸性イオン水貯水タンク
20から、強酸性イオン水導入手段66を通じて、排液
貯留槽70内に導入せしめられて、該貯留槽70内で、
歯科排液に混入せしめられるようになっているのであ
り、また、患者の口腔内からの歯科排液の吸引が停止せ
しめられているときに、一定の時間、強アルカリ性イオ
ン水のみが、強アルカリ性イオン水導入手段68を通じ
て排液吸引用配管14の本管42内に導入せしめられ
て、該本管42内を流通せしめられるようになっている
のである。
【0069】従って、本実施例に係る浄化システムにお
いては、前記実施例と同様な効果が有利に享受され得る
ことは勿論、強酸性イオン水が、分離器46よりも大き
な容積を有する排液貯留槽70内に導入せしめられ、そ
こで歯科排液に混入せしめられるようになっているとこ
ろから、歯科排液の強酸性イオン水に対する接触時間が
効果的に長く為され得て、該強酸性イオン水による歯科
排液の殺菌が、より有利に行なわれ得ることとなるので
ある。
【0070】以上、本発明の幾つかの実施例について、
詳細に説明してきたが、これは文字通りの例示であっ
て、本発明は、それら例示のものにのみ限定して解釈さ
れるものではない。
【0071】例えば、前記実施例では、強電解水生成手
段としての強電解水生成装置10が、生成装置本体1
6、食塩水供給タンク18、強酸性イオン水貯水タンク
20、及び強アルカリ性イオン水貯水タンク22が、そ
れぞれ食塩水供給パイプ24及び強電解水流出パイプ2
5により連結せしめられて、構成されていたが、強電解
水生成手段は、所定の電解液を電気分解して、pHが
2.7以下で、酸化還元電位が1000mV以上であ
り、且つ有効塩素が含まれてなる強酸性イオン水を陽極
側に生成せしめ得る一方、水酸基イオンに富んだ強アル
カリ性イオン水を陰極側に生成せしめ得るものであれ
ば、換言すれば、少なくとも所定の電解液を電気分解し
て、上記の如き強酸性イオン水と強アルカリ性イオン水
とをそれぞれ生成し得る生成装置本体16を有してなる
ものであれば、その構造が、何等限定されるものではな
いのである。
【0072】また、そのような生成装置本体16も、前
記実施例に示される如き構造のものに決して限定される
ものでないことは、勿論である。
【0073】さらに、前記実施例では、かかる強電解水
生成装置10にて電気分解される電解液として、食塩水
が用いられていたが、そのような電解液としては、水に
塩化物が溶解せしめられてなるものであれば、その種類
が特に限定されるものではない。
【0074】更にまた、前記実施例では、排液吸引用配
管14が、吸引装置38から延び出す本管42と、該本
管から複数の診療台40に向かって延びる複数の支管4
4とから構成されていたが、かかる吸引用配管14を、
吸引装置38から診療台40に向かって連続して延びる
1本の配管にて構成するようにしても、何等差し支えな
い。
【0075】また、前記実施例では、吸引装置38の運
転時に、強酸性イオン水導入手段(12,66)を通じ
て、排出流路49内に強酸性イオン水を導入せしめる一
方、該吸引装置38の停止後、所定の時間が経過した後
に、一定の時間、強アルカリ性イオン水導入手段(1
2,68)を通じて、排液吸引用配管14内に強アルカ
リ性イオン水を導入せしめて、強酸性イオン水の排出流
路49内への導入がおこなわれていないときに、強アル
カリ性イオン水が、排液吸引用配管14内に導入せしめ
られるようになっていたが、吸引装置38の停止後、強
アルカリ性イオン水が導入せしめられるまでの間の時間
や、該強アルカリ性イオン水の導入時間は、吸引せしめ
られる歯科排液の量、例えば、その尺度として、所定の
期間内に診療される患者の数等に応じて、適宜に決定さ
れるものである。
【0076】さらに、そのような排液吸引用配管14及
び排出流路49内への強酸性イオン水と強アルカリ性イ
オン水の選択的な導入構造は、前記実施例における如き
ものに、決して限定されるものではなく、例えば、分離
器46や排液貯留槽70内に排液が導かれた際に、強酸
性イオン水導入手段を通じての強酸性イオン水の排出流
路49内への導入を行なうようにする一方、それら分離
器46や排液貯留槽70内から排液が排出せしめられた
時点で強酸性イオン水の導入を停止せしめ、その後、強
アルカリ性イオン水導入手段を通じての強アルカリ性イ
オン水の排液吸引用配管14内への導入を行なうように
構成することも可能である。
【0077】その他、一々列挙はしないが、本発明が、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもないところである。
【0078】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に従う歯科排液及び排液吸引用配管の浄化システムにあ
っては、歯科排液と排液吸引用配管とが何れも効果的に
且つ確実に浄化され得るのであり、しかもそのような歯
科排液と排液吸引用配管の浄化処理が、余分な作業負担
を要することなく、極めて効率的に実施され得るのであ
る。
【0079】また、本発明に従う歯科排液及び排液吸引
用配管の浄化方法によれば、歯科排液と排液吸引用配管
に対して、優れた殺菌作用と良好な洗浄作用とをもっ
て、極めて有利に且つ効率的に、浄化処理を行なうこと
が出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う歯科排液及び排液吸引用配管の浄
化システムの一例を概略的に示す説明図である。
【図2】図1に示された歯科排液及び排液吸引用配管の
浄化システムに装備される強電解水生成装置において、
その生成装置本体の内部構造を示す横断面拡大説明図で
ある。
【図3】本発明に従う歯科排液及び排液吸引用配管の浄
化システムの別の例を概略的に示す図1に対応する図で
ある。
【図4】本発明に従う歯科排液及び排液吸引用配管の浄
化システムの更に別の例を概略的に示す図1に対応する
図である。
【図5】本発明に従う歯科排液及び排液吸引用配管の浄
化システムの異なる例を概略的に示す図1に対応する図
である。
【符号の説明】
10 強電解水生成装置 12 強電解水導
入手段 14 排液吸引用配管 16 生成装置本
体 26 電解槽 30 陽極 32 陰極 34 陽極側反応
室 36 陰極側反応室 38 吸引装置 42 本管 44 支管 46 分離器 49 排出流路 66 強酸性イオン水導入手段 68 強アルカリ
性イオン水導入手段 70 排液貯留槽

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯科の診療において、吸引装置により診
    療台上の患者の口腔内から空気と共に吸引される排液
    と、かかる排液を患者の口腔内から前記吸引装置側に導
    く吸引用配管を浄化せしめるためのシステムにして、 水に塩化物を溶解してなる電解液を電気分解せしめて、
    pHが2.7以下で、酸化還元電位が1000mV以上
    であり、且つ有効塩素が含有せしめられてなる強酸性イ
    オン水を陽極側に生成せしめる一方、水酸基イオンに富
    んだ強アルカリ性イオン水を陰極側に生成せしめる強電
    解水生成手段と、 該強電解水生成手段の陽極側から前記強酸性イオン水を
    導くと共に、前記吸引用配管を含む、前記排液を流出せ
    しめる排出流路の、外部への排出口よりも排液流出方向
    上流側において、該導かれた強酸性イオン水を該排出流
    路内に導入する強酸性イオン水導入手段と、 前記強電解水生成手段の陰極側から前記強アルカリ性イ
    オン水を導くと共に、前記強酸性イオン水導入手段によ
    る前記強酸性イオン水の前記排出流路への導入が行なわ
    れていないときに、前記吸引用配管の排液流出方向上流
    側において、該導かれた強アルカリ性イオン水を該吸引
    用配管内に導入する強アルカリ性イオン水導入手段とを
    含み、 前記排出流路内に導入された前記強酸性イオン水を、該
    排出流路内を流出する前記排液中に混入せしめることに
    より、該排液を殺菌して浄化する一方、前記吸引用配管
    内に導入された前記強アルカリ性イオン水を該吸引用配
    管内に流通せしめることにより、該吸引用配管を洗浄し
    て浄化するように構成したことを特徴とする歯科排液及
    び排液吸引用配管の浄化システム。
  2. 【請求項2】 前記吸引用配管を、本管と、該本管から
    複数の診療台に向かってそれぞれ延び、各診療台上の患
    者の口腔内から排液を吸引する複数本の支管とから構成
    し、該複数本の支管に対して前記強アルカリ性イオン水
    導入手段をそれぞれ設けて、それら複数の強アルカリ性
    イオン水導入手段からの強アルカリ性イオン水の供給に
    よって、該複数本の支管から該吸引用配管内に該強アル
    カリ性イオン水が導入せしめられるように構成したこと
    を特徴とする請求項1に記載の歯科排液及び排液吸引用
    配管の浄化システム。
  3. 【請求項3】 前記吸引用配管を、本管と、該本管から
    複数の診療台に向かってそれぞれ延び、各診療台上の患
    者の口腔内から排液を吸引する複数本の支管とから構成
    すると共に、該本管における排液流出方向上流側の端部
    部位に延長配管を設け、更にかかる延長配管に前記強ア
    ルカリ性イオン水導入手段を設けて、該強アルカリ性イ
    オン水導入手段からの強アルカリ性イオン水の供給によ
    って、該延長配管から該吸引用配管内に該強アルカリ性
    イオン水が導入せしめられるように構成したことを特徴
    とする請求項1に記載の歯科排液及び排液吸引用配管の
    浄化システム。
  4. 【請求項4】 前記吸引用配管を、本管と、該本管から
    複数の診療台に向かってそれぞれ延び、各診療台上の患
    者の口腔内から排液を吸引する複数本の支管とから構成
    し、該複数本の支管に対して前記強酸性イオン水導入手
    段をそれぞれ設けて、それら複数の強酸性イオン水導入
    手段からの強酸性イオン水の供給によって、該複数本の
    支管から前記吸引用配管内に前記強酸性イオン水が導入
    せしめられると共に、該吸引用配管内において、該強酸
    性イオン水が該排液中に混入せしめられるように構成し
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の歯科
    排液及び排液吸引用配管の浄化システム。
  5. 【請求項5】 前記吸引用配管を、本管と、該本管から
    複数の診療台に向かってそれぞれ延び、各診療台上の患
    者の口腔内から排液を吸引する複数本の支管とから構成
    すると共に、該本管における排液流出方向上流側の端部
    部位に延長配管を設け、更にかかる延長配管に前記強酸
    性イオン水導入手段を設けて、該強酸性イオン水導入手
    段からの強酸性イオン水の供給によって、該延長配管か
    ら該吸引用配管内に該強酸性イオン水が導入せしめられ
    ると共に、該吸引用配管内において、該強酸性イオン水
    が該排液中に混入せしめられるように構成したことを特
    徴とする請求項1又は請求項3に記載の歯科排液及び排
    液吸引用配管の浄化システム。
  6. 【請求項6】 前記吸引用配管の排液流出方向下流側
    に、該吸引用配管内を流通する前記空気と排液とを分離
    して、該分離された空気を前記吸引装置に送り出す一
    方、該分離された排液を外部への排出口を通じて流出せ
    しめる分離手段を設けて、前記排出流路を、それら分離
    手段と吸引用配管とを含んで構成すると共に、該分離手
    段に前記強酸性イオン水導入手段を設けて、該強酸性イ
    オン水導入手段からの強酸性イオン水の供給によって、
    該分離手段内に該強酸性イオン水が導入せしめられると
    共に、該分離手段内において、該強酸性イオン水が該排
    液中に混入せしめられるように構成したことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3の何れかに記載の歯科排液及び
    排液吸引用配管の浄化システム。
  7. 【請求項7】 前記吸引用配管の排液流出方向下流側
    に、該吸引用配管から流出する排液を貯留すると共に、
    その貯留量が所定の量に達した際に、外部への排出口を
    通じて流出せしめる排液貯留手段を設けて、前記排出流
    路を、それら排液貯留手段と吸引用配管とを含んで構成
    すると共に、該排液貯留手段に前記強酸性イオン水導入
    手段を設けて、該強酸性イオン水導入手段からの強酸性
    イオン水の供給によって、該排液貯留手段内に該強酸性
    イオン水が導入せしめられると共に、該排液貯留手段内
    において、該強酸性イオン水が該排液中に混入せしめら
    れるように構成したことを特徴とする請求項1乃至請求
    項3の何れかに記載の歯科排液及び排液吸引用配管の浄
    化システム。
  8. 【請求項8】 歯科の診療において、吸引装置により診
    療台上の患者の口腔内から空気と共に吸引される排液
    と、かかる排液を患者の口腔内から前記吸引装置側に導
    く吸引用配管を浄化する方法であって、 水に塩化物を溶解してなる電解液を電気分解せしめて、
    pHが2.7以下で、酸化還元電位が1000mV以上
    であり、且つ有効塩素が含有せしめられてなる強酸性イ
    オン水を陽極側に、また水酸基イオンに富んだ強アルカ
    リ性イオン水を陰極側に、それぞれ生成せしめる一方、
    該陽極側に生成せしめられた強酸性イオン水を前記排液
    中に混入せしめて、該排液を殺菌して浄化し、更にかか
    る強酸性イオン水の排液中への混入操作が行なわれてい
    ないときに、前記陰極側に生成せしめられた強アルカリ
    性イオン水を前記吸引用配管内に流通せしめて、該吸引
    用配管内を洗浄して浄化することを特徴とする歯科排液
    及び排液吸引用配管の浄化方法。
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