JPH09174555A - 特にタイヤのリキャッピングのための環状トレッド用硬質コア金型 - Google Patents
特にタイヤのリキャッピングのための環状トレッド用硬質コア金型Info
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Abstract
硫時に僅かにセクタを分離する際に、硬質コアにより支
持された可動の連結手段の弾性変形及び摺動接触により
クラウンのセクタと硬質コアとの間に漏れ止め式の連結
を達成し得る、改良された金型を提供すること。 【解決手段】特にタイヤのリキャップのために環状トレ
ッドの成形及び加硫を行うべく改良された金型(1)で
あって、トレッドの内側表面を構成する少なくとも一つ
の硬質コア(3)と、開放位置と閉鎖位置との間で径方
向に移動可能なセクタ(21)に分割されてトレッドの
外側を成形するクラウン(2)と、を備えた金型におい
て、前記硬質コア(3)が、クラウン(2)の閉鎖位置
とセクタ(21)が僅かに離間した位置との間でのセク
タの位置に拘わりなく、前記硬質コア(3)をセクタ
(21)に漏れ止め式に連結させる可動の環状要素
(5)を支持し、前記セクタ(21)、硬質コア
(3)、及び環状要素(5)が、トレッドの成形空間を
構成する、ことを特徴とする金型(1)。
Description
ャッピングのために環状トレッドの成形及び加硫を行う
べく改良された金型に関する。より詳細には、本発明
は、少なくとも、トレッドの内側表面を構成する硬質コ
アと、開放位置と前記トレッドの外側を成形する閉鎖位
置との間で径方向に移動可能なセクタに分割されたクラ
ウンと、を備えた改良された金型に関する。
ア金型を用いる周知の利点は、得られる成形品の幾何形
状が高品質となることに在る。米国特許第506644
8号公報には、硬質コアと径方向に移動可能なセクタに
分割されたクラウンとを備えて硬質コアとクラウンとが
トレッドの成形空間を構成する、この種のトレッド用金
型が記載されている。トレッドにかかる圧力を十分且つ
均一なものにするために、前記空間をトレッドの体積に
合わせる必要がある。しかしながら、成形段階は、一般
に、完全な閉金型前に開始されるため、セクタとコアと
の間でトレッドからゴムが流出する恐れがある。セクタ
とコアとの間に「閉じ込められた」ゴムの領域は、金型
から外すと、現在では「ばり」として知られる瑕疵を形
成する。このばりは、手作業で除去しなければならず、
材料を少なからず無駄にする。
時のトレッドの体積膨張が相当な圧力増加をきたし、金
型の一部に広範な損傷を与える可能性がある。解決策の
一つとして考えられるのは、所定のしきい値に達した時
点で、例えばセクタにかかる外部圧力を減少させること
によりクラウンのセクタを僅かに離間せしめて成形空間
の径方向の伸長を図るべく、圧力調節を行うことであ
る。しかしながら、かかる伸長時にトレッドからのゴム
が硬質コアとセクタとの接触面から流出する結果、ばり
が生じる。更に、この解決策では、閉型時に生成される
ばりの問題も解消することができない。
に、その原因に拘わりなく、即ち、閉金型時の成形に起
因するか或いは加硫に起因するかに拘わりなく、コアと
セクタとの間でばりが生じないトレッドを得ることを意
図している。以下、タイヤとの類比により、コアの頂部
と側壁の一つとの間の領域を、コアの「肩部」と呼ぶ。
アは、クラウンの閉鎖位置とセクタが僅かに離間した位
置との間でのセクタの位置に拘わりなく前記コアをセク
タに漏れ止め式に連結させるための可動の漏れ止め式連
結手段、を支持し、セクタと硬質コアと漏れ止め式連結
手段とが、トレッドの成形空間を構成する。本発明の一
つの特徴によれば、頂部と側壁と肩部とを有する在来の
コアと併用して、漏れ止め式連結手段は、肩部毎に、肩
部の外側成形表面を構成する環状要素を備え、各環状要
素は、硬質コアの頂部と接触して取り付けられた第一の
周縁部と、硬質コアとセクタとの間の連結がいずれも確
保される二つの所与の位置の間で移動可能な第二の周縁
部と、を含む。この連結は、好ましくは、漏れ止め式摺
動接触により行われる。
は、初期位置と圧縮位置との間で、前記環状要素の弾性
変形により、移動可能である。従って、本発明の目的
は、成形当初から即ち完全な閉型前から、及び、加硫時
に僅かにセクタを分離する際に、硬質コアにより支持さ
れた可動の漏れ止め式連結手段の弾性変形及び摺動接触
によりクラウンのセクタと硬質コアとの間で漏れ止め式
の連結を達成し得る、改良された金型を提供することで
ある。本発明の他の特徴及び利点は、添付図面を参照し
て本発明による改良された金型の実施形態の説明を読む
ことにより、明らかとなろう。
1は、少なくとも、セクタ21に分割されたクラウン2
であって、トレッドの外側成形を可能にするその開放位
置と閉鎖位置との間でセクタを径方向に移動可能とした
クラウン2と、前記トレッドの内側表面を構成する略環
状形の金属製硬質コア3であって、側壁31と、頂部3
2と、クラウン2のセクタ21に前記硬質コア3を連結
するための手段を支持する肩部とを有し、弾性変形可能
で前記肩部の外側表面を構成する別個の環状要素5によ
り各肩部の前記連結手段を形成した金属製硬質コア3
と、各環状要素5を硬質コア3に固定するためのリング
4であって、螺子4′等の在来の固定装置により各側壁
31に固着されて環状要素5と同軸であるリング4と、
を含む。
ウン2とによって構成されたキャビティ6は、トレッド
の成形空間を構成する。金型1は、図2に示した金型1
の水平の中央面Pに対して対称であるので、ここでは、
この面の上側の金型1の部分のみを説明する。リングと
して形成可能な環状要素5は、硬質コア3の側壁31の
位置にある第一の周縁部51と、頂部32と接触して金
型1の面Pに平行な平坦面522により限定された第二
の周縁部52と、を備えている。二つの縁部51及び5
2は、コア3の外側表面を構成する輪郭に沿って湾曲し
た即ち凸状になった外形を有する比較的薄い壁53によ
り、連結されている。環状要素5は、以下のように硬質
コア3に取り付けられている。 − 縁部52は、肩部322の外側表面と平坦面522
との間に連続性があるように、頂部32の肩部322上
に径方向に取り付けられている。 − 縁部51は、リング4の回転外側表面上に形成され
てリングの全周に沿って延びる肩部8の隣接面81と係
合可能で面Pと平行な座面71を備えた、円筒状の肩部
7を有する。
レスを与えられた状態で硬質コア3に取り付けられる。
即ち、縁部52は、頂部32の肩部322に当接して配
置され、環状要素5は、その縁部51を介してコア3の
側壁31の方向に圧縮され、リング4の取り付けにより
この位置に保持される。リング4の肩部8は、前記縁部
51の肩部7の軸方向移動を規制する。プレストレスを
与えることにより、縁部52を硬質コア3の肩部322
に押しつけた状態で固定することができる。このよう
に、リング4は、硬質コア3上の初期プレストレス位置
に環状要素5を保持する。縁部51は、二つの表面、即
ち、側壁31の外側表面311に接触する内側表面51
1と、セクタ21の内側表面212に接触する外側表面
512と、を有する。
9に略直角な表面511及び311とは対照的に、截頭
円錐面を形成する。更に、表面512及び212は、漏
れ止め式の摺動接触を行うことにより、セクタがクラウ
ン2の閉鎖位置から僅かに分離した位置まで或いはその
逆に移動する際に、漏れ止め式に連続した連結部を形成
する。縁部52は、肩部322に対して固定されたまま
であるが、縁部51は、要素5の弾性変形により、上述
した初期プレストレス位置と、更なる圧縮を受けた要素
5により表面511及び311が接触して肩部7及び8
が分離する所謂「圧縮」位置との間で、移動可能であ
る。この更なる圧縮は、それぞれ表面212及び512
を介して環状要素5に加わるセクタ21の圧力により、
達成される。
クタ21の非当接の近接位置に対応するように、且つ、
クラウン2の完全閉鎖位置で環状要素5にその縁部51
を硬質コア3に接触せしめる圧縮力が加わるようにし
て、行われる。尚、縁部51の変位が極めて僅かな振幅
を有し、その軸方向変位はミリメートルのオーダーであ
る、ことに留意されたい。かかる弾性変形を得るため
に、環状要素5の構成材料として、縁部51の変位に必
要な弾性と縁部52の位置の維持のために十分な剛性と
を両立させ得るクロムやモリブデンを主成分とした合金
等の、金属合金を選定することができる。かかる合金
は、更に、良好な熱伝導性と、表面512と212の摩
擦による磨耗に対する耐性とを、確保することができ
る。このため、一般には金属面である表面212に表面
処理を施すことが、有益であろう。
するために、前記環状要素の壁53は、硬質コア3と協
働してキャビティ10を構成する。壁53の厚さは、縁
部51が撓みにより縁部52に対して径方向に一定距離
変位し得るように、決定される。以下、金型1の作用
を、面Pより上側の金型上部の作用について、説明す
る。トレッドの成形に先立ち、環状要素5にプレストレ
スをかけて硬質コア3に取り付け、縁部51の肩部7を
リング4の肩部8に当接させる一方、表面511が側壁
31の面311と接触しないようにする。次に、セクタ
21を係合させることにより、金型1を閉鎖する。クラ
ウン2のセクタ21を移動させるために、機械式、水圧
式又は気圧式ジャッキ等の任意の適当な手段が、在来の
仕方で用いられる。
51の表面512とセクタ21の表面212とを接触さ
せる。かくして、成形段階の開始前に、従って、成形段
階の開始時から、セクタ21とコア3との間の漏れ止め
式の連結が得られる。即ち、漏れ止め式の連結により、
これら表面へのゴムの流入を防ぐことができる。次に、
セクタ21により要素5を更に圧縮し、図1に示したセ
クタの閉鎖位置を達成する。次に、縁部51を圧縮位置
まで移動させると、肩部7及び8はもはや接触せず、表
面511及び311が接触する。次に、温度を160°
C程度の加硫温度まで上昇させる。キャビティ6内のゴ
ムの体積は、前記キャビティの体積に略対応するので、
ゴムの膨張によりキャビティ6内の内部圧力が徐々に増
加する。
とセクタとの連結を行いつつキャビティ6の体積を径方
向に膨張させ続けるために、例えば1995年9月26
日に出願された仏国特許出願第95/11364号に記
載されたような適当な装置により、縁部51の初期位置
に略対応してセクタ21を僅かに離間移動させる。この
離間移動により、要素5に更に加わる圧縮力の全体又は
その一部が除去される。環状要素5は、その弾性により
その初期位置に復帰するので、セクタ21と接触し続
け、セクタの表面212と縁部51の表面512とは、
図3に示したような摺動接触により漏れ止め連結部を形
成し続ける。その結果、環状要素5がセクタ21の後退
移動に追従するかの如く見える。キャビティ6の体積を
増加させるために行われる径方向の膨張は、硬質コアと
セクタの接触面の位置では離間移動を生じさせない。従
って、この接触面の位置でのゴムの流出はあり得ない。
かくして、硬質コア3とセクタ21との間の領域にばり
の無いトレッドが、得られる。
Claims (15)
- 【請求項1】 特にタイヤのリキャッピングのために環
状トレッドの成形及び加硫を行うべく改良された金型で
あって、 トレッドの内側表面を構成する少なくとも一つの硬質コ
アと、 開放位置とトレッドの外側を成形する閉鎖位置との間で
径方向に移動可能なセクタに分割されたクラウンと、 クラウンの閉鎖位置とセクタが僅かに離間した位置との
間でのセクタの位置に拘わりなく前記硬質コアをセクタ
に漏れ止め式に連結させるため前記硬質コア上に支持さ
れた可動の漏れ止め式連結手段と、を備え、 前記セクタと前記硬質コアと前記漏れ止め式連結手段と
が、トレッドの成形キャビティを構成する、 ことを特徴とする。 - 【請求項2】 前記硬質コアが、頂部と側部と肩部とを
含み、 前記漏れ止め式連結手段が、前記肩部毎に、前記肩部の
外側成形表面を構成する環状要素を備え、 前記各環状要素が、前記硬質コアの頂部と接触して取り
付けられた第一の周縁部と、前記硬質コアと前記セクタ
との間の連結がいずれも確保される二つの位置の間で移
動可能な第二の周縁部と、を含む、 ことを特徴とする請求項1に記載の金型。 - 【請求項3】 前記各環状要素の第二の周縁部が、初期
位置と圧縮位置との間で、前記環状要素の弾性変形によ
り、移動可能である、 ことを特徴とする請求項2に記載の金型。 - 【請求項4】 前記硬質コアと前記セクタとの間の連結
が、前記二つの位置の間の漏れ止め式摺動接触により、
行われる、 ことを特徴とする請求項2に記載の金型。 - 【請求項5】 対応する環状要素を硬質コア上で軸方向
に保持するために側壁に取り付けられる同軸固定リング
を備えた、 ことを特徴とする請求項2に記載の金型。 - 【請求項6】 環状要素上の円筒状肩部と、固定リング
上の円筒状肩部と、を更に備え、前記二つの肩部が、前
記二つの位置の少なくとも一方で互いに係合可能であ
る、 ことを特徴とする請求項5に記載の金型。 - 【請求項7】 前記各環状要素が、対応する固定リング
により、プレストレスをかけられた状態で取り付けられ
ている、 ことを特徴とする請求項5に記載の金型。 - 【請求項8】 前記各環状要素の第一の周縁部が、前記
硬質コアの頂部の肩部と係合するように取り付けられ、
前記環状要素と頂部の外表面が、連続した外側成形面を
形成する、 ことを特徴とする請求項2に記載の金型。 - 【請求項9】 前記各環状要素の第二の周縁部が、二つ
の対向する表面、即ち、クラウンの内側表面と接触する
外側表面と、コアの側壁の外側表面と接触する内側表面
と、を有する、 ことを特徴とする請求項2に記載の金型。 - 【請求項10】 前記環状要素の外側接触面と前記クラ
ウンの内側表面とが、截頭円錐面であり、漏れ止め摺動
接触部を作っている、 ことを特徴とする請求項9に記載の金型。 - 【請求項11】 前記二つの位置の間の移動において、
前記環状要素の可動周縁部がミリメートルのオーダーで
軸方向に変位する、 ことを特徴とする請求項2に記載の金型。 - 【請求項12】 前記各環状要素の内側表面が、前記硬
質コアと協働して、環状要素の二つの周縁部の間にキャ
ビティを構成する、 ことを特徴とする請求項2に記載の金型。 - 【請求項13】 前記漏れ止め式連結手段が、金属材料
から形成される、 ことを特徴とする請求項1に記載の金型。 - 【請求項14】 タイヤトレッドの成形及び加硫を行う
ための金型であって、 トレッドの内側表面を構成する硬質コアと、 開放位置とトレッドを成形する閉鎖位置との間で径方向
に移動可能なセクタに分割されたクラウンと、 金型セクタと硬質コアとの間で金型からゴムが漏出する
のを防ぐために硬質コアに取り付けられ、外側成形面を
有する環状要素であって、硬質コア上に着座したままの
固定周縁部と、硬質コアの離間した内側表面と外側表面
との間で移動可能で、クラウンの閉鎖位置においてセク
タにより内側に移動されて硬質コアの内側表面と当接
し、セクタの後退位置において硬質コアの外側表面に当
接するまで移動可能な周縁部と、を有する環状要素と、
を備え、 前記環状要素が、前記硬質コアの離間した内側表面及び
外側表面のいずれかと係合したときに金型セクタと硬質
コアとの間でゴムの漏出を防止する、 ことを特徴とする金型。 - 【請求項15】 前記硬質コア上に取り付けられて前記
二つの離間した表面のうちの外側表面を構成する環状リ
ング、を更に備えた、 ことを特徴とする請求項14に記載の金型。
Applications Claiming Priority (2)
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| JP (1) | JP3875329B2 (ja) |
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