JPH09174676A - アクリル製品の製造方法 - Google Patents

アクリル製品の製造方法

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JPH09174676A
JPH09174676A JP7337550A JP33755095A JPH09174676A JP H09174676 A JPH09174676 A JP H09174676A JP 7337550 A JP7337550 A JP 7337550A JP 33755095 A JP33755095 A JP 33755095A JP H09174676 A JPH09174676 A JP H09174676A
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JP
Japan
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syrup
acrylic
reinforced
polymerization
sheet
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JP7337550A
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Inventor
Yoshito Nozaki
義人 野崎
Kozo Ida
浩三 井田
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱戻りによるキズの拡大等を発生しにくく
したアクリル樹脂製品を提供する。 【解決手段】 PMMA系シロップを注型重合して得ら
れるアクリル樹脂シートを熱成形し、強化樹脂材料で補
強するアクリル製品の製法において、前記注型重合の過
程で、架橋剤が存在しない条件で完全に重合させたシー
トの[η]をA(l/g)とする時、(1) 0.05 ≦ A < 0.10
の場合は、0.5 - 4×A ≦ B ≦ 0.9 - 4×A、また、(2)
0.10 ≦ A ≦ 0.20 の場合は、0.02 ≦ B ≦ 0.9 - 4
×Aで表される両式の範囲で限定されるBの値を架橋剤の
添加量(重量%)とする処方により得られるアクリル樹
脂シートを使用し、その樹脂シートを180〜200℃の温度
領域で熱成形を行い、その後75〜80℃の温度で3時
間以上アニール処理して熱成形時の成形歪みを除去し、
次いで強化樹脂材料で補強する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加熱による成形戻り
の少ないアクリル製浴槽等のアクリル製品の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アクリル樹脂等の熱可塑性シート
を加熱し、真空・圧空等の熱成形をする場合、成形性を
向上させるために種々の処方が検討されている。例え
ば、熱成形性および耐溶剤性に優れたアクリル樹脂シー
トの製造方法(特公平6-70098号公報)があり、複雑な
形状の成形品をより均一に目的の形状を得るためのシー
トが考案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなアクリル樹
脂シートの成形品を、例えば浴槽のような高温水下で使
用する製品に用いる場合、80℃以上の温度にさらされる
と、成形品が、元の形状に戻ろうとする力が働き、形状
が変形する現象(以下、「加熱戻り」という)が生じ
る。
【0004】この加熱戻りは、アクリル製浴槽に見られ
るように、強化樹脂材料等で補強されたものに関して
は、全体の形状の変化は見られない。しかし、成形品表
面に入ったキズや、シートのエッジ部に対しては、補強
されていてもキズが拡大したり、エッジ部が収縮して剥
離を生ずるなどの外観上大きな不具合が発生する恐れが
ある。即ち、本発明者等の検討によれば、アクリル製浴
槽表面に深さが0.05mmよりも大きなキズがある場合、お
よそ80℃を越える温水にさらされると1時間程度でキズ
が拡大することが判明している。
【0005】このような現象は追い炊きという習慣のな
い欧米諸国では問題とされていなかったが、日本国内に
おいてアクリル製浴槽が普及するにつれて問題となって
いる。
【0006】本発明は、加熱戻りによるキズの拡大等を
発生しにくくしたアクリル樹脂製品を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、メタク
リル酸メチル単独またはメタクリル酸メチル94重量%以
上とアクリル酸エステル6重量%以下との単量体混合物
に、重合開始剤および連鎖移動剤を添加し一部を重合さ
せてシロップを製造し、次いでその得られたシロップに
対して、架橋剤および重合開始剤を添加して熱処理を行
う注型重合によって得られるアクリル樹脂シートを熱成
形して、強化樹脂材料で補強されるアクリル製品を得る
方法において、前記シロップに架橋剤および重合開始剤
を添加して熱処理して行う注型重合の過程で、架橋剤が
存在しない条件で完全に重合させたシートの[η]をA
(l/g)とする時、 (1) 0.05 ≦ A < 0.10 の場合 0.5 - 4×A ≦ B ≦ 0.9 - 4×A ‥‥‥(1) (2) 0.10 ≦ A ≦ 0.20 の場合 0.02 ≦ B ≦ 0.9 - 4×A ‥‥‥(2) で表される式(1)および(2)の範囲で限定されるB
の値を架橋剤の添加量(重量%)とする処方により得ら
れるアクリル樹脂シートを使用し、その樹脂シートを18
0〜200℃の温度領域で熱成形し、次いで75〜80℃の
温度で1.5時間以上保持しその後1時間当たり15℃
以下の冷却速度で徐冷することによって熱成形時の成形
歪みを除去し、しかる後に強化樹脂材料で補強すること
を特徴とするアクリル製品の製造方法にある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のアクリル製品の製造方法
は、シロップを製造し、そのシロップを鋳型中で注型重
合してシートを製造し、そのシートを熱成形して成形品
を得、強化樹脂材料で補強するものである。
【0009】シロップの製造工程では、メタクリル酸メ
チル単独もしくはメタクリル酸メチル94重量%以上とア
クリル酸エステル6重量%以下との単量体混合物を連鎖移
動剤および重合開始剤の存在下で重合させる。
【0010】シロップの製造においてメタクリル酸メチ
ルと混合して共重合させるのに使用されるアクリル酸エ
ステルとしては、アクリル酸メチル,アクリル酸エチ
ル,アクリル酸n-ブチル,アクリル酸2-エチルヘキシル
等があげられ、これらは1種または2種以上を組み合わせ
て使用できる。
【0011】アクリル酸エステルの使用は、シートの熱
成形性,強化樹脂材料との密着性などを向上させるため
に使われるが、その使用量としては、各々のTgによって
その使用量は異なるが、6重量%以下とする。6重量%を越
えると加熱戻りが大きくなりすぎる。加熱戻り抑制の点
からはメタクリル酸メチル単独が望ましい。
【0012】本発明で使用される連鎖移動剤としては、
アルキルメルカプタン類,芳香族メルカプタン類,チオ
グリコール酸エステル類,β-メルカプトプロピオン酸
エステル類などがあげられる。これらは1種または2種以
上を組み合わせて使用できる。連鎖移動剤の使用量は、
連鎖移動定数によって範囲は異なるが、単体量100重量%
に対して0.01〜2.0重量%程度、好ましくは0.01〜0.70重
量%程度である。少なすぎるとポリマーの重合度が高く
なり、高延伸の成形加工が困難になり、また多すぎると
分子量が小さくなり、機械的強度が低下するだけでな
く、重合速度が大幅に遅れる。なお重合速度の面では、
連鎖移動剤の量が少なく連鎖移動定数の大きい方が有利
である。
【0013】本発明で使用される重合開始剤としては、
ラウロイルパーオキサイド,ベンゾイルパーオキサイ
ド,ジ-イソプロピルパーオキシジカーボネート,ジ-n-
ブチルパーオキシジカーボネート等の過酸化物、ならび
に2,2'-アゾビス(イソブチロニトリル),2,2'-アゾビ
ス(2,4-ジメチルバレロニトリル),1,1'-アゾビス
(シクロヘキサン-1-カルボニトリル),アゾビス(2,4
-ジメチル4メトキシバレロニトリル)等のアゾ系化合物
があげられる。これらの1種を単独でまたは2種以上を混
合して使用される。重合開始剤の使用量は単量体100重
量%に対して0.001〜0.50重量%程度である。
【0014】シロップの製造は、上記単量体,連鎖移動
剤および重合開始剤の混合物を60〜120℃程度の温度で5
〜50%程度の重合率まで行う。シロップの製造に使用す
る反応器としては公知のもの、例えば管型,槽型等のも
のが使用でき、バッチもしくは連続して行うことができ
る。
【0015】前記の得られたシロップに架橋剤および重
合開始剤を添加混合して注型重合によるシートの製造過
程では、架橋剤が存在しない条件で完全に重合させたシ
ートの[η]をA(l/g)とする時、 (1) 0.05 ≦ A < 0.10 の場合 0.5 - 4×A ≦ B ≦ 0.9 - 4×A ‥‥‥(1) (2) 0.10 ≦ A ≦ 0.20 の場合 0.02 ≦ B ≦ 0.9 - 4×A ‥‥‥(2) で表される式(1)及び(2)の範囲で限定されるBの
値を架橋剤の添加量(重量%)として重合を行う。この
限定された範囲とは、図1の斜線で示した領域を指す。
本発明において、その[η]が図1の斜線で示した領域
の下限よりも小さい場合、耐溶剤性が劣り、また図1の
斜線で示した領域の上限よりも大きい場合、加熱戻りが
大きくなりすぎ、成形性も悪くなる。
【0016】本発明において使用される架橋剤として
は、グリコールジメタクリレート類,グリコールジアク
リレート類,ジオールジメタクリレート類,ジオールジ
アクリレート類,多官能メタクリレート類,多官能アク
リレート類等があげられ、特に限定はしない。これらの
架橋剤は、1種または2種以上を組み合わせて使用でき
る。その使用量については、図1の斜線で示した領域の
下限よりも小さい場合、伸び架橋剤による伸び均一性の
効果が得られず、また図1の斜線で示した領域の上限よ
りも大きい場合、加熱戻りが大きくなりすぎる。
【0017】ここでいう[η]とは、材料をクロロホル
ム溶液に溶解して約0.1重量%溶液とし、オストワルド型
粘度計の標線間流下秒数tと、クロロホルムの流下秒数t
0とを25℃において測定し、次式より[η]を算出した
ものをいう。
【0018】
【数1】
【0019】注型重合において使用される重合開始剤
は、シロップの製造について説明した重合開始剤が使用
でき、その使用量はシロップ全量に対して0.01〜0.50重
量%程度の範囲である。
【0020】本発明におけるシートの製造に用いられる
鋳型としては、ガラス,クロムメッキ金属板,ステンレ
ススチール板等の板状体と軟質の塩化ビニル製ガスケッ
トで構成した鋳型および同一方向へ同一速度で走行する
一対のエンドレスベルトの相対する面とその両側辺部に
おいて両エンドレスベルトと同一速度で走行する連続し
たガスケットとで構成される鋳型があげられる。
【0021】注型重合は、まず第一重合として40〜90℃
程度で0.2〜10時間程度、次いで第二重合として90〜150
℃程度で0.05〜4時間程度行うことにより達成できる。
【0022】本発明の製造方法においては、必要に応じ
て着色剤,可塑剤,離型剤,安定剤,充填剤等も添加で
きる。
【0023】次に、この樹脂シートを熱成形,アニー
ル,強化樹脂による補強について説明する。得られた樹
脂シートの熱成形は、180〜200℃の温度領域で行う。こ
の温度領域よりも低い温度で成形すると、樹脂シートに
おける可塑成分の割合が下がり、加熱戻りが大きくな
る。また、この温度領域よりも高い温度で成形すると、
発泡などのトラブルを伴うのみでなく、成形時間が長く
なるなどの生産コストが増大する。
【0024】熱成形された成形品は、アニール処理する
ことにより、さらに成形歪みが除去される。アニール処
理は、成形された成形品を均一に75〜80℃程度の温度に
保つことのできる環境下で1.5時間以上放置し、その
後徐冷することによって行われる。保持する温度が75℃
より低いとアニールの効果が得られず、また80℃より高
いと成形品の加熱による変形が大きくなる。また、保持
時間が短いとアニールの効果が得られない。徐冷は1時
間当たり15℃以下の冷却速度で行なわれる。冷却速度が
早すぎると冷却歪みが残る。このアニ−ル処理によっ
て、熱成形時に生じた成形歪みを30%以下に除去する
ことが好ましい。
【0025】本発明における強化樹脂材料による補強と
は、公知の重合硬化性樹脂原料を使用することができ
る。重合硬化性樹脂原料としては、不飽和ポリエステル
樹脂,アクリル樹脂,ビニルエステル樹脂,ウレタン樹
脂,エポキシ樹脂,およびこれらを変性した樹脂などが
使用でき、発泡樹脂も含む。不飽和ポリエステル樹脂と
しては、イソ系,テレ系またはビス系不飽和ポリエステ
ル樹脂およびこれらのアクリル変性不飽和ポリエステル
樹脂ないしは前記イソ系,テレ系またはビス系不飽和ポ
リエステル樹脂にアクリル樹脂を添加した不飽和ポリエ
ステル樹脂の少なくとも一種から選定する。また、必要
に応じてガラスファイバー,フィラーなどを用いても良
い。
【0026】本発明における強化樹脂材料の補強方法
は、公知の手法が用いられ、ハンドレイアップ,スプレ
ーアップ,RTM等の手段により行うことができる。
【0027】本発明者等の検討によれば、上記のような
シート製造時において、シートの樹脂組成におけるア
クリル酸エステル比率,架橋剤添加量,固有粘度
[η](架橋剤の非存在下において重合したときのシー
トの還元粘度)は、それぞれ独立して、ある温度で成形
したアクリル樹脂シートの加熱戻りに影響を与えること
がわかった。
【0028】アクリル酸エステル比率 Tgが低いアクリル酸エステルの比率が高いと、シートの
熱変形温度が低くなり、成形性が向上するが、加熱戻り
が生じる温度も低く、同一温度での加熱した場合の加熱
戻りが大きくなる。特に6%を越える場合、加熱戻りが大
きくなりすぎる。
【0029】:架橋剤添加量 架橋剤の添加により耐溶剤性は向上するが、ゴム弾性領
域が拡大され加熱戻りも大きくなる。架橋剤の種類にも
よるが、架橋剤の添加量が少ないと架橋の効果が得られ
ず、多いと加熱戻りが大きくなりすぎる。架橋剤添加量
は、固有粘度[η]の値で制約され、この添加量の決定
は、架橋剤を入れないときの樹脂シートの[η]を測定
し、その値を用いて式(1)及び(2)から算出される
範囲内(図1の斜線内)で決定する。
【0030】:固有粘度[η] 固有粘度[η]が高いと、耐溶剤性が向上するが、固有
粘度[η]が低い場合と比べて、ゴム弾性状態の割合が
多い領域での成形となるので、加熱戻りが大きくなる。
また、低いと耐溶剤性が悪化する。この[η]による耐
溶剤性,加熱戻りは、架橋剤の添加量に左右されるの
で、架橋剤添加量を考慮し、式(1)及び(2)から算
出される範囲内(図1の斜線内)で決定する。
【0031】以上の方法によって製造されたアクリル製
品は、加熱戻りが少ないものとなる。具体的には、下記
に示す加熱戻り性の評価において、5.0以下のものが得
られる。5.0を越える場合、80℃を越える耐湯試験によ
り剥離,キズ拡大などの欠陥の発生率が極端に大きくな
る。ゆえに、耐溶剤性,成形性を考慮した上で、加熱戻
りによるキズ拡大等の製品欠陥を発生しにくくしたアク
リル樹脂製品を得ることができる。
【0032】
【実施例】以下に、本発明を実施例に基づいて具体的に
説明する。なお、実施例における評価は次の方法で行っ
た。
【0033】実施例1 メタクリル酸メチル100kgに、2,2'-アゾビス(2,4-ジメ
チルバレロニトリル)(以下「CN」と略す)を60g添加
して、槽型の重合反応器に入れ、90℃以上で13分加熱
し、室温に冷却して、重合体を22%含有するシロップを
得た。
【0034】次にこのシロップ10kgにCNを4g、n-ドデ
シルメルカプタン(以下「nDM」と略す)を6g、エチ
レングリコールジメタクリレート(以下「EDMA」と
略す)を15g添加して脱泡後、強化ガラスと軟質の塩化
ビニル製ガスケットとで構成した鋳型中に注入し、初め
に74℃で35分、次いで125℃で90分加温し、板厚5mmのシ
ートを得た。尚、この重合条件においてシロップにED
MAを添加しない場合で得られたシートの[η]は0.11
(l/g)であった。
【0035】次いでこのシ−トを78℃で3時間アニ−
ル処理し、15℃/時間で徐冷した。
【0036】このようにして得られたシ−ト(270×270
mm,厚さ5mm)の両面を赤外線ヒーターを用いて180℃ま
で加熱した後、直径220mm,高さ140mmの円筒状金型を用
いて真空成形を行ない、成形品のコーナー部の曲げ半径
Rmmを求めた。
【0037】次いで真空成形したものから板厚0.8mmの
部分を切り出し、一方の面を強化樹脂材料で補強した。
まずプライマー処理として、市販のビニルエステル樹脂
100部に対して硬化剤1.5部,促進剤0.5部を混合したも
のを塗布し、乾燥後、市販のチョップドストランドガラ
スマットを3枚積層した。更に、市販の不飽和ポリエス
テル樹脂100部に対して硬化剤1部を混合したものを塗
布,含浸させた。
【0038】補強を行った成形品サンプルのアクリル樹
脂側の面に、深さ0.1mmでV字形にキズを設け、温度97
℃,相対湿度100%の環境下に3時間さらし、キズの広が
り具合を光学顕微鏡で観察し、初期値に対する変化量
(変化がないときは1.0倍)を求めた。得られた結果
を表1に示した。
【0039】実施例2 シロップ10kgに添加するnDMを3g、EDMAを10
gとする以外は実施例1と同様の条件で板厚5mmのシー
トを得、補強した。尚、この重合条件においてシロップ
にEDMAを添加しない場合で得られたシートの[η]
は0.17(l/g)であった。
【0040】実施例3 シロップ10kgに添加するEDMAを15gとする以外は
実施例1と同様の条件で板厚5mmのシートを得、補強し
た。尚、この重合条件においてシロップにEDMAを添
加しない場合で得られたシートの[η]は0.11(l/g)で
あった。
【0041】実施例4 メタクリル酸メチル96kgとアクリル酸n-ブチル4kgとか
らなる単量体混合物に、CNを100g、nDMを65g添加し
て、槽型の重合反応器に入れ、90℃以上で17分加熱し、
室温に冷却して、重合体を27%含有するシロップを得
た。
【0042】次にこのシロップ10kgにCNを4g、EGD
Mを15g添加して脱泡後、実施例1と同様にして板厚5mm
のシートを得、補強した。尚、この重合条件においてシ
ロップにEGDMを添加しない場合で得られたシートの
[η]は0.10(l/g)であった。
【0043】比較例1 実施例1と同様にシロップを得た。次にこのシロップ10k
gにCNを4g添加して脱泡後、実施例1と同様にして板
厚5mmのシートを得、補強した。なお、このシートの
[η]は0.23(l/g)であった。
【0044】比較例2 メタクリル酸メチル100kgに、2,2'-アゾビス(イソブチ
ロニトリル)を5g添加して、槽型の重合反応器に入れ、9
0℃以上で20分加熱し、室温に冷却して、重合体を13%含
有するシロップを得た。
【0045】次にこのシロップ9.5kgとアクリル酸メチ
ル0.5kgとからなる混合物に、2,2'-アゾビス(イソブチ
ロニトリル)を1.5g添加して脱泡後、強化ガラスと軟質
の塩化ビニル製ガスケットとで構成した鋳型中に注入
し、初めに65℃で90分、次いで125℃で90分加温し、板
厚5mmのシートを得た。実施例1と同様にして補強し
た。なお、このシートの[η]は0.50(l/g)であった。
【0046】
【表1】
【0047】
【発明の効果】本発明の製造方法によって得られるアク
リル製品は、耐湯性に優れ、加熱戻りによるキズ拡大等
の製品欠陥が発生しにくく、特にアクリル浴槽として優
れた性能を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱戻りの少ない領域に対応する
[η]の値と架橋剤添加量の範囲を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:00 C08L 33:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メタクリル酸メチル単独またはメタクリ
    ル酸メチル94重量%以上とアクリル酸エステル6重量%以
    下との単量体混合物に、重合開始剤および連鎖移動剤を
    添加し一部を重合させてシロップを製造し、次いでその
    得られたシロップに対して、架橋剤および重合開始剤を
    添加して熱処理を行う注型重合によって得られるアクリ
    ル樹脂シートを熱成形して、強化樹脂材料で補強される
    アクリル製品を得る方法において、前記シロップに架橋
    剤および重合開始剤を添加して熱処理して行う注型重合
    の過程で、架橋剤が存在しない条件で完全に重合させた
    シートの[η]をA(l/g)とする時、 (1) 0.05 ≦ A < 0.10 の場合 0.5 - 4×A ≦ B ≦ 0.9 - 4×A ‥‥‥(1) (2) 0.10 ≦ A ≦ 0.20 の場合 0.02 ≦ B ≦ 0.9 - 4×A ‥‥‥(2) で表される式(1)および(2)の範囲で限定されるB
    の値を架橋剤の添加量(重量%)とする処方により得ら
    れるアクリル樹脂シートを使用し、その樹脂シートを18
    0〜200℃の温度領域で熱成形し、次いで75〜80℃の
    温度で1.5時間以上保持しその後1時間当たり15℃
    以下の冷却速度で徐冷することによって熱成形時の成形
    歪みを除去し、しかる後に強化樹脂材料で補強すること
    を特徴とするアクリル製品の製造方法。
JP7337550A 1995-12-25 1995-12-25 アクリル製品の製造方法 Pending JPH09174676A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100689635B1 (ko) * 2005-05-04 2007-03-08 엘지엠엠에이 주식회사 고내열성 고투과성의 아크릴 현탁중합체
KR20190048625A (ko) * 2017-10-31 2019-05-09 엘지엠엠에이 주식회사 아크릴계 시트의 제조 방법
CN118496426A (zh) * 2024-07-15 2024-08-16 东莞丽佳塑胶有限公司 一种升温后可强力拉伸的压克力材料及其制备方法

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