JPH09174854A - 画像記録装置 - Google Patents
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- JPH09174854A JPH09174854A JP33969595A JP33969595A JPH09174854A JP H09174854 A JPH09174854 A JP H09174854A JP 33969595 A JP33969595 A JP 33969595A JP 33969595 A JP33969595 A JP 33969595A JP H09174854 A JPH09174854 A JP H09174854A
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Abstract
きる画像記録装置を実現する。 【解決手段】 加熱装置2によりインク3を加熱して気
体状のインク3”を吐出孔14から吐出すると共に、この
吐出を電界シャッター8のON/OFFにより断続的に行わせ
る画像記録装置において、吐出孔14により分離された電
界シャッター間の幅wと、気体状インク3の吐出方向に
沿った電界シャッターの長さdとの関係をd/w≧1と
なるように設定する。
Description
ミリ、プリンター等の画像記録装置に関し、より詳しく
は、気体状のインクを吐出孔より断続的に吐出させて選
択的に記録媒体(記録用紙)上に付着又は浸透させるこ
とにより画像を形成する画像記録装置に関する。
像記録装置の従来例として、インクジェット方式、静電
記録方式等の画像記録装置がある。インクジェット方式
は、インクタンクに収納されている液体伏のインクを画
像データに対応した電気信号により圧電素子等を用いて
加圧し、ノズルから吐出することにより印字を行う。ま
た、静電記録方式では、粉体もしくは液体(霧状)のイ
ンクを帯電して、静電的な吸引力によりノズルから吐出
させ、ノズル先端に設けたシャッターを画像データに対
応した電気信号により開閉することにより印字を行う。
吐出して記録媒体上に付着させる技術がある。この方式
では、気体状インクを吐出するためノズルでの目づまり
が少なく、画素が分子状態で記録されるため、解像度が
高く、しかも階調性に優れ、にじみの少ない印字を行う
ことができる、という利点がある。
0号公報に開示されている画像記録装置がある。図13は
この画像記録装置を示す。この画像記録装置における印
字動作は以下のようにして行われる。印字ヘッド100の
内部に収納されたインク103を、電気ヒータ113とその電
源114により構成される加熱装置102により加熱して気化
させ、気化した気体状のインク103’を噴射する。気体
状のインク103’は噴射されると同時に帯電電極104を通
過する際、帯電電極104と印字ヘッド100との間に挿入さ
れた電源105によって帯電される。帯電した気体状のイ
ンク103’は、電界レンズ106、107により集束され、次
いで、電界シャッター115を通過する際に信号源110によ
り吐出量を制御され、背面電極111に向かって飛行し、
記録媒体上に画像を形成する。
ト方式では、インクタンク内に空気が入り込むことによ
り、加圧が十分にできなくなり印字が行えなくなった
り、液体伏のインクを用いるため、ノズルでのインクの
目づまりや記録媒体上でのインクのにじみによる画質の
劣化を招くといった問題点があった。また、静電記録方
式では、インクが粉体の場合、インク粒子がブロッキン
グにより固まり、目づまりを起こすといった問題点があ
り、また、インクが液体の場合、インクジェット方式と
同様の目づまり、にじみといった問題点があった。
式では、気体状のインクは、常に吐出されることになる
ので、記録に用いられなかったインクが無駄になり、ラ
ンニングコストの増加を招くという問題点があった。更
には、不使用の気体状のインクを回収する装置及び電界
シャッター115周辺のクリーニングを行なう装置が必要
になるため、装置の小型化及びメンテナンス性に問題が
あった。また、印字ヘッド100から帯電電極104までの気
体状のインク103’の移動は、インク103の気化による体
積膨張により、印字ヘッド100内の圧力が上昇して気体
状のインク3’が噴射されることにより行われるため、
応答性が悪いという問題点があった。更には、印字ヘッ
ド100内のインク103の量によって噴出量が異なるため、
この影響により、濃度ムラ等の印字品位の劣化を招くと
いう問題点もあった。
るために、記録すべき画像データに対応した電気信号に
応じて断続的に気体状のインクを吐出させ、記録媒体上
に付着もしくは浸透させて、画像を得る新たな画像記録
装置を特願平7-49778号及び特願平7−234323号
で先に提案した。
を参照しながら説明する。図1に示すように、印字へッ
ド1の内部には、粉体のインク3が蓄えられている。印
字ヘッド1には、インク3を加熱するための電気ヒータ
13と放熱板13′からなる加熱装置2、加熱気化された気
体状のインク3”を帯電する帯電電極4、気体状のイン
ク3”を印字ヘッド1から吐出する複数の吐出孔14(図
12参照)及び吐出孔14の両側に配設された電界シャッタ
ー8を備えている。
加熱して気化させる。この状態で、帯電電極4に+2〜
5kVの電圧を印加する。これにより、接地している加
熱装置2の方向にコロナ放電が起こるため、気体状のイ
ンク3”はプラスイオンに帯電される。続いて、記録媒
体12の印字面の裏面側に配設された背面電極11に−0.5
〜2kVの電圧を印加し、気体状のインク3”を記録媒
体12上に誘導する。
画像データの電気信号に対応したコントロール部9の出
力信号により、電極に50V〜1kVの電圧が印加される
ようになっており、これで気体状のインク3”を通過さ
せたり、或いは通過を阻止することが制御できるように
なっている。即ち、この制御内容により、インク3”が
断続的に吐出される電界シャッター8を通過した気体状
のインク3”は、背面電極11に誘導されて記録媒体12
上に付着し、これで印字が行われる。ここで、加熱前の
インク3は粉体に限られず、液体のインクを用いること
もできる。液体のインクを用いる場合は、搬送性に優
れ、気化にかかるエネルギー量も少なくて済むという利
点がある。
他の実施形態に係る画像記録装置の構成を、図11を参照
しながら説明する。印字ヘッド1の内部には、液体のイ
ンク3’が蓄えられている。本実施形態の画像記録装置
の印字ヘッドは、上記同様の加熱装置2、2枚の電荷注
入用電極からなり、インク3’を帯電する帯電電極4、
スリット孔からなる吐出孔14(図2参照)及び吐出孔14
の長辺の両側に配設された電界シャッター8を備えてい
る。
ず、帯電電極4の両端の電位差を2〜5kVに設定し、イ
ンク3’に電荷を注入し、+イオンに帯電する。続い
て、加熱装置2により帯電したインク3’を気化する。
これにより、帯電されたまま気体状のインク3”にな
る。続いて、記録媒体12の印字面の裏面側に配設された
背面電極11に−1kVの電圧を印加し、インク3”を記録
媒体12上に誘導する。
1kVの電圧が印加されており、インク3”の通過及び
通過阻止を制御する。即ち、電界シャッター9は、記録
すべき画像データの電気信号に対応したコントロール部
9の出力信号により、各々の画素に対応した櫛歯状の電
極の電位が制御されるようになっており、この制御によ
り、インク3”の通過が制御される。つまり、この制御
内容により、インク3”が断続的に吐出される。
は、背面電極11に誘導されて記録媒体12上に付着し、
これで印字が行われる。なお、本実施形態においても、
粉体のインクを用いることができる。但し、液体のイン
クを用いる場合は、粉体に比べて帯電ムラが少なく、効
率のよい帯電が可能になるという利点がある。一方、粉
体のインクの場合は、印字ヘッド1からの漏れが少ない
という利点がある。また、本実施形態では、インク3’
に電荷を注入することによりインクを帯電させている
が、これ以外の方法、例えば摩擦帯電により帯電させる
ことも可能である。
像記録装置では、記録すべき画像データに応じて気体状
のインク3”の吐出を印字ヘッド1内で制御するため、
必要量以上のインク3”が吐出されることがないので、
印字効率が優れている。
ャッター(電界シャッター部)8が一体となった印字ヘ
ッドにより構成されているため、電界シャッター部で阻
止されたインク3”が電界シャッター部へ付着して目詰
まりを発生する度合いを低減でき、付着したインク3”
の回収装置やクリーニング装置が不要になる。
インクを帯電する構成をとっているため、インクが絶縁
性の物質であっても帯電できるので、適用対象のインク
の種類を拡大できる利点がある。また、環境等の影響を
受けにくいので、安定した帯電が可能になる利点もあ
る。
は液体のインクを帯電し、その後、加熱して気体として
いるので、オゾン等の有害物質が発生することがない。
このため、オゾン対策を講じる必要がないので、その
分、装置構成の小型化に寄与できる利点がある。
溝で構成する場合は、多数の吐出孔14を設ける場合に比
べて、インク3”の目詰まり防止能を向上できると共
に、構造を簡略化できる利点がある。
像記録装置によれば、上記した種々の利点を有してい
る。しかしながら、以下に示す点において、まだまだ改
善すべき余地がある。
うには、前以て印字ヘッド1内を気体状のインク3”で
満たしておく必要があるが、加熱されたインクが気化す
ることにより印字ヘッド1内の圧力は上昇する。そし
て、ヘッド内圧がへッド外気圧以上になると、背面電極
11による電界がない場合においても、圧力差によってイ
ンク3”が吐出孔14から漏れ出てしまうおそれがある。
このため、電気信号に応じた断続的なインクの吐出を可
能にするには、インクの確実な遮断を実現する必要があ
る。
ッター8の制御電極8bに印加するON時の電圧V(OFF
時は、0V)を大きくする方法が考えられる。ところ
で、制御電極8bは解像度に応じた間隔、例えば、150
dpiの時、約200μm間隔で形成されているので、V
=1kVとすると、5kV/mmとなり、絶縁破壊電圧を
はるかに越えてしまう。従って、電界シャッター8の制
御電極8bに印加する電圧Vの上限として、絶縁破壊電
圧以下に抑える必要がある。
マゼンタ、シアン又はこれにブラックを加えた複数種類
のインクを使用する必要があるところ、これらのインク
の昇華温度は異なる。このため、昇華温度が異なる複数
のインクに対応するために、使用するインクの昇華温度
に応じてインク加熱温度を調整する必要がある。そし
て、ヘッド内温度の変化、即ち加熱温度の変化に伴いへ
ッド内圧力が変化するので、電界シャッター8の制御電
極8bに印加するON時の電圧値もインク加熱温度、つま
りインクの種類に応じて調整する必要がある。
記録装置では、上記(1)、(2)で説明した改善点に
妥当な配慮がなされていなかっため、このような問題点
を解消するには至っていないのが現状である。
ものであり、本願出願人が先に提案した画像記録装置が
有する効果を奏することは勿論のこと、加熱に伴うイン
クの漏れ出しを確実に防止することができるとともに、
使用するインクが異なり、インクの熱特性が異なる場合
においても、柔軟に対処する事が可能になる画像記録装
置を提供することを目的とする。
ーの電圧を可及的に低減し得、小規模の電源装置で対処
でき、結果的に周辺機器へのノイズの影響を可及的に抑
制できる画像記録装置を提供することにある。
に、本発明の画像記録装置は、固体又は液体状のインク
を加熱して気化する加熱装置、気化された気体状インク
を印字ヘッドに形成された吐出孔から吐出する吐出装置
及び記録すべき画像データに対応した電気信号に応じて
該気体状インクが断続的に吐出するように制御する吐出
制御装置を有し、該吐出装置は、該気体状インクを帯電
する帯電電極部と、記録媒体の背面に配設され、帯電し
た該気体状インクを該記録媒体上に誘導する背面電極部
とにより構成され、該吐出制御装置は、該気体状インク
の吐出を電気的に制御する電界シャッター部で構成さ
れ、該電界シャッター部は、その主たる電界の方向が該
気体状インクの吐出方向に対して直角である画像記録装
置であって、該電界シャッター部は該吐出孔により分離
されており、分離された電界シャッター間の幅wと、該
気体状インクの吐出方向に沿った該電界シャッター部の
長さdとの関係が d/w≧1 となるように構成されている。
液体状のインクを加熱して気化する加熱装置、気化され
た気体状インクを印字ヘッドに形成された吐出孔から吐
出する吐出装置及び記録すべき画像データに対応した電
気信号に応じて該気体状インクが断続的に吐出するよう
に制御する吐出制御装置を有し、該吐出装置は、該気体
状インクを帯電する帯電電極部と、記録媒体の背面に配
設され、帯電した該気体状インクを該記録媒体上に誘導
する背面電極部とにより構成され、該吐出制御装置は、
該気体状インクの吐出を電気的に制御する電界シャッタ
ー部で構成され、該電界シャッター部は、その主たる電
界の方向が該気体状インクの吐出方向に対して直角であ
る画像記録装置であって、該電界シャッター部の印加電
圧が、下記(1)式の関係を満たすように、 √V>(w/d)・√[2C/(q・N)]・√T…(1) 但し、w:分離された電界シャッター間の幅 d:気体状インクの吐出方向に沿った電界シャッター部
の長さ T:インクの加熱温度 q:気体状インクの帯電量 N:気体状インクの粒子数 C:気体定数 設定されている。
液体状のインクを加熱して気化する加熱装置、気化され
た気体状インクを印字ヘッドに形成された吐出孔から吐
出する吐出装置及び記録すべき画像データに対応した電
気信号に応じて該気体状インクが断続的に吐出するよう
に制御する吐出制御装置を有し、該吐出装置は、該気体
状インクを帯電する帯電電極部と、記録媒体の背面に配
設され、帯電した該気体状インクを該記録媒体上に誘導
する背面電極部とにより構成され、該吐出制御装置は、
該気体状インクの吐出を電気的に制御する電界シャッタ
ー部で構成され、該電界シャッター部は、その主たる電
界の方向が該気体状インクの吐出方向に対して直角であ
る画像記録装置であって、該固体又は液体状のインクが
インクカートリッジ内に収納され、該インクカートリッ
ジが装置本体に着脱可能に装着され、該インクカートリ
ッジに該インクの昇華温度を示す情報が記されている。
されたインク昇華温度の情報を読み取るインク判別装置
を有する。
らの信号をもとに、セットされたインクの昇華温度を判
別し、インク昇華温度Tgに対するインク加熱温度T
が、下記(2)式の関係を満たすように、 T=Tg+ΔT…(2) 前記加熱装置を駆動制御するとともに、前記電界シャッ
ター部のON時の印加電圧Vが、下記(3)式の関係を満
たすように、 V=a・T+ΔV…(3) 但し、
の長さ T:インクの加熱温度 q:気体状インクの帯電量 N:気体状インクの粒子数 C:気体定数 制御する。
ッター間の幅wと、気体状インクの吐出方向に沿った電
界シャッター部の長さdとの関係を、d/w≧1に設定
すると、後述の実施形態1のところの説明から明らかな
ように、電界シャッターへの印加電圧Vの値を可及的に
小さくできる。
値を可及的に小さくすると、まず、第1に、電界シャッ
ターを構成する複数の制御電極間の絶縁性を確保でき
る。第2に、電源規模を小さくできるので、その分、周
囲へのノイズの発散を低減できる。
印加電圧を、√V>(w/d)・√[2C/(q・
N)]・√Tとなるように制御すると、加熱状態にある
気体状インクが印字ヘッド内から不測に漏れ出すのを確
実に防止することができるので、印字効率をより一層向
上できる。
華温度を示す情報を記し、この情報をインク判別装置に
より読み取り、この読み取り結果に従い、電界シャッタ
ー部への印加電圧を制御する場合は、インクの種類等に
拘らず、常時、加熱状態にある気体状インクが印字ヘッ
ド内から不測に漏れ出すのを確実に防止することができ
る。即ち、使用するインクが異なり、インクの熱特性が
異なる場合においても、柔軟に対処する事が可能にな
る。
に従い具体的に説明する。
の実施形態1を示す。この画像記録装置の基本構成は以
下の通りである。印字ヘッド1は、正面断面視前後に長
い長方形状をなし、その内部下方に粉体のインク3が収
容されている。インク収容部の下方であって、印字ヘッ
ド1の底部に相当する部分には、インク3を加熱するた
めの電気ヒータ13と放熱板13’とで構成される加熱装置
2が配設されている。一方、インク収容部の上方には、
加熱装置2により加熱され、気化した気体状のインク
3”を帯電する帯電電極4が配設されている。この帯電
電極4は50〜80μmの細いワイヤ電極で構成されてい
る。
向中央部には、インク3”の吐出孔14が開口されてい
る。図2に示すように、この吐出孔14はスリット溝で構
成されている。そして、この吐出孔14の長辺の両側に電
界シャッター8が設けられている。スリット14の長さL
は、印字ヘッド1がラインヘッドの場合、印字幅に対応
した長に設定されており、例えばA4サイズで200m
m、A5サイズで140mm程度に設定されている。ま
た、スリット14の幅Wは記録密度が150dpiとして、2
00μmに設定されている。
域になっており、この記録媒体12の背面側に背面電極11
が水平に配設されている。背面電極11は帯電されたイン
ク3”を記録媒体12上に誘導する。背面電極11はほぼ
電界シャッター8と同程度の大きさであり、また、プラ
スに帯電したインク3”を吸引するため、マイナスの電
位、例えば−1kVの電圧が印加される。
と、記録密度に対応した169μm間隔で櫛歯状に設けら
れた制御電極8bとで構成されている。共通電極8aは
接地されている。また、制御電極8bには、記録すべき
画像データの電気信号に対応したコントロール部9から
の出力信号により、通常50V〜1kV(Highレベ
ル;“H”)又は0V(Lowレベル;“L”)の電圧
が印加される。つまり、制御電極8bの電圧が、例えば
500V(“H”)の場合には、電界シャッター8はONと
なり、制御電極8bから共通電極8bに向けて電界が発
生するため、プラスに帯電したインク3”は電界シャッ
ター8を通り抜けることができない。一方、制御電極8
bの電圧が0V(“L”)の場合には、制御電極8bと
共通電極8aとの間には電界が発生しないので、インク
3”は背面電極11による電界に引き付けられて電界シャ
ッター8を通り抜けることができる。この場合、電界シ
ャッター8はOFFとして機能している。このように、制
御電極8bの電圧のON/OFFによりインク3”の吐出を断
続的に制御できる。また、各々の画素に対応した制御電
極8bの電位を制御することにより、気体状のインク
3”の通過を画素単位で制御できる。
クを用いる。例えば、イエローでは、アントライソチア
ゾール系、キノフタロン系、ピラゾロナゾ系、ピリドン
アゾ系、スチリル系等を用い、マゼンダでは、アントラ
キノン系、ジシアノイミダゾール系、チアジアゾールア
ゾ系、トリシアノビニル系等を用い、シアンでは、アゾ
系、アントラキノン系、ナフトキノン系、インドアニリ
ン系等を用いることができる。また、本実施形態1で
は、粉体のインク3を使用しているが、液体のインクを
使用することも可能である。各インク3を使用する場合
は、それぞれ上記した効果を奏する。
極8aの電位をアースしているので、制御電極8bの電
位が“L”の時は、インク3”が吐出する(論理的にア
クティブな状態)。逆に、制御電極8bの電位が“H”
の時は、インク3”が遮断されて(論理的に非アクティ
ブな状態)、制御電極8bの電位とインク3”の吐出と
の関係は負論理の関係になるが、共通電極8aの電位
を、例えば500Vとして、制御電極8aの電位を500V
(“H”)又は0V(“L”)に変化させれば正論理の
動作が行える。この点は、以下の実施形態においても同
様である。
3”を正帯電としたが、帯電電極4にマイナスの電圧を
印加することにより、負帯電としてもよい。但し、負帯
電の場合は、オゾン等の有害物質の発生が正帯電より多
いため、発生防止の対策が必要になる。
字を行うには、前以て印字ヘッド1内を気体状のインク
3”で満たしておく必要があるが、加熱されたインク3
が気化することにより印字ヘッド1内の圧力は上昇す
る。そして、ヘッド内圧がヘッド外気圧以上となると背
面電極11による電界がない場合においても、インク3”
が吐出孔14から漏れ出てしまうので、上記の発明が解決
しようとする課題のところで述べたように、電気信号に
応じた断続的なインクの吐出を可能にするには、インク
3”の確実な遮断を実現する必要がある。
と、インク3”の粒子を印字ヘッド1内に閉じ込めてお
くために制御電極8bに印加しなければならない電圧V
との関係を求める必要がある。以下にその導出手順につ
いて説明する。
向と電界シャッター8による電界Eの方向とは互いに直
角なので、図3に示すように、それぞれを鉛直方向(座
標z)及び水平方向(座標x)とする。インクの実際の
吐出方向はこれら二つのベクトル和として与えられ、鉛
直方向(座標z)の等速度運動と水平方向(座標x)の
等加速度とに分解できる。
ンク粒子の速度成分は、インク粒子相互の衝突は考慮に
入れないとすると、+z方向のみとなり、v(i) z>0で
ある。ただし、i=1・・・,Nであり、Nは印字ヘッ
ド1内のインク粒子の個数である。なお、吐出孔14の近
傍以外においては、v(i) x及びv(i) yは同様に、正負両
方の値をとる。但し、添え字yは紙面に直行する方向
(座標y)を示し、v(i) yはy方向におけるインク粒子
の速度成分を示している。
子の速度は、下記(4)式で表される。
おけるインク粒子のz方向速度成分v(i) zにより引き起
こされるので、気体分子運動論より、ヘッド内圧力P
は、下記(5)式で表される。
記(5)式は下記(6)式に書き直せる。
て、上記(6)より、ヘッド内圧力Pは、z方向の速度
二乗平均値に比例することがわかる。
と仮定すれば、その状態方程式は下記(7)式で表され
る。
の容積、Cは気体定数、Tはインク加熱温度である。
る。
用いて、下記(8)式で表される。
て運動方程式を立てると、以下の様になる。
子iの質量、電荷、拡散速度をそれぞれm(i),q(i),
v(i ) z(T)とする。但し、i=1・・・,N、また、
v(i) z(T)は温度Tの関数であり、温度が高いほど大
きくなる。
る。重力の影響は無視し、初期条件:t=0でz=0及
びv(i) z=v0 (i)、さらに、速度v(i) z=constの
等速度連動であるとすれば、インク粒子が電界シャッタ
8ーを通過するのに要する時間t1は、d=v(i) z・t
(i) 1の関係が成立するので、下記(9)式で表される。
ー部の長さである。
で、上記時間t1も分布をもったものとなる。
に帯電インク粒子を放した場合を考える。
立するので、下記(10)で表される。但し、Fは帯電イ
ンク粒子に作用する力である。また、Eは電界の大きさ
示す。
は下記(11)式に書き直せる。
をt2とすると、分離された電界シャッター間の幅w
は、下記(12)式で表される。
め(12)式において、インク粒子のx方向速度成分vx
は無視した。
理すると、t2は下記(13)式で表される。
より確実に遮断されるためには、圧力上昇によって気体
状インク3”が長さdの吐出孔14を通過する時間t1よ
りも電界の作用によって電極間隔wの電界シャッター8
間を移動する時間t2が短い、即ち、t1>t2である必
要があるので、下記(14)式の関係が成立する必要があ
る。
る。
なる。実線は√V=D・v(i) zを表している。
共に、Vは2次関数的に大きくなることがわかる。ま
た、v(i) z=一定であれば、Dが小さいほどVは小さい
ことがわかる。つまり、m及びqを一定とすれば、Dは
(w/d)の関数となるが、w/dは、印字ヘッド1の
設計段階で決定される定数であるので、できるだけ小さ
くなるように設計する。これは、ヘッド吐出部、即ちシ
ャッター部における吐出孔14の長さl及びその幅wの幾
何学的サイズが異ならない限り、印字ヘッド1のその他
の部分の形状が変わっても不変である。
積等)に加えインク加熱温度(このインク加熱温度はイ
ンク昇華温度に依存する)、印字ヘッド1内の温度等の
動作条件及び環境によって最終的に決まるものであるの
で、これらが変われば変わり得るが、仮に、v(i) zが同
じであるとすれば、w/dを小さくすることにより、電
界シャッター8への印加電圧Vを小さくすることができ
る。
界シャッター8の幅(吐出孔14の幅)wは、w=200μ
mであるので、電界シャッター部長さd=100μmを有
する印字ヘッド1における電界シャッター8への印加電
圧をV100とすれば、d=200μm及びd=400μmの印
字ヘッド1への印加電圧V200、V400は、それぞれV
200=V100/4、V400=V100/16で与えられる。即
ち、電界シャッター8への印加電圧をそれぞれ1/4、
1/16に低減することができる。
速度分布をもっており、更に温度の関数でもある。従っ
て、全てのインク粒子、特に速度の小さい粒子に対し上
記(14)式が成り立つ様にすることは実用的でないの
で、例えば、v(i) zの二乗平均値の平方根
zに対しては少なくとも(14)式が成り立つようにVの
値を決めるようにする。ここで、これら三者の間には、
下記(16)式の関係が成立するので、
への印加電圧Vについて書き直すと、下記(18)式の関
係が成立する。
シャッター8への印加電圧電圧Vとヘッド内圧力Pは、
線形の関係にあることがわかる。
る。
る (ii)気体状のインク粒子質量を小さくする (iii)帯電量を多くする (iv)ヘッド内圧力の上昇を抑える(インク加熱温度を
低くする、即ち低昇華温度のインクを使用する) このような実施策のうち、本発明は(i)の実施策を採
用しており、具体的には請求項1に記載された画像記録
装置において採用している。
小さくできることの利点は、まず第1に、制御電極8b
間の絶縁性を確保できる。第2に、電源規模を小さくで
き、その分、周囲へのノイズの発散を低減できるので、
画像記録装置の信頼性を向上できる。
の画像記録装置の制御系の構成及び印字動作について説
明する。CPU20は、この画像記録装置の制御中枢とな
るものであり、図7に示すように、加熱装置2の加熱制
御、帯電電極4と背面電極11とで構成される吐出装置へ
の通電制御及びコントロール部9と電界シャッター8で
構成される吐出制御装置を制御し、これらの制御内容に
より、印字ヘッド1の印字動作を制御する。以下にその
詳細を説明する。
(a)に示す波形のヘッド制御信号が与えられると、同
図(b)に示すように、加熱装置2はヘッド制御信号の
立ち上がり(A点)をトリガとして、A点より所定時間
経過後のB点において、電気ヒータ13を駆動する。ま
た、この時、帯電電極4に+2〜5kVの電圧が印加さ
れる(同図(c)参照)。
状のインク3が加熱され、インク3の昇華温度Tg以上
になるとインク3は気化されて気体状のインク3”にな
る。そして、インク3”は時間の経過と共に増加してい
き、C点において閾値に達する(同図(d)参照)。こ
こで、閾値とは、吐出に十分な気体状インク量のことを
意味し、閾値以上になると印字可能状態になる。この状
態は高圧となったインク3”で印字ヘッド1内が満たさ
れていることを意味する。
以上のある温度Tとなるように一定制御される。このた
め、T=Tg+△Tの関係が成立する。例えば、Tg=14
0℃であれば、T=155℃とする。
B点と同じでなくともよく、例えばC点以前のB′(同
図(f)参照)において、電界シャッター8の全ての制
御電極8bに50〜1kV程度の電圧を印加し、電界シャ
ッター8をON状態にすればよい。即ち、この状態では、
インク3”の吐出が阻止されるからである。
なった時間D点において、CPU20からコントロール部
9に印字開始/終了信号が出力される。なお、この実施
形態1においては、インク3”が閾値を越えたか否かの
判断は直接的には測定してしないので、電気ヒータ13を
加熱してからの時間又は印字ヘッド1の温度を測定して
CPU20が推測する。そして、このようにして得られた
間接データを、予め目標値として入力されている時間又
は温度データと比較することにより、CPU20が印字開
始/終了信号を発生する。コントロール部9は、印字開
始/終了信号の立ち上がりをトリガとして、図示しない
画像メモリから画像データの送出を要求し、データの転
送完了と共に電界シャッター8に対して、同図(f)に
示すD′点で画像データに応じたON/OFF信号を出力す
る。電界シャッター8は、500Vの電圧を供給する図示
しない電源装置に接続されており、画像データに応じて
電界シャッター8に500VがON/OFFされる。
るD′点において、背面電極11に−1kVの電圧が印加
される(同図(g)参照)。印字中は印字開始/終了信
号は“H”レベルに維持されている。
E点において、印字開始/終了信号は“L”レベルに立
ち下がり、この立ち下がりをトリガとして、加熱装置
2、帯電電極4及び背面電極11は全てOFF状態になる。
加熱装置2が電気ヒータ13への通電を停止しても、イン
ク3”はすぐには冷却されず、印字ヘッド1内に残存す
るので、印字終了後、閾値F点以降のE′点まで電界シ
ャッター8を強制的にONしておき、インク3”が外部に
漏れ出すのを阻止する(同図(f)参照)。そして、
E′点以降、次の印字動作が開始される迄は電界シャッ
ター8はOFFされる。
の実施形態2について説明する。この実施形態2では、
電界シャッターへの印加電圧V(以下電界シャッター電
圧Vと称する)とインク加熱温度Tとの関係に着目し、
両者の関係式に基づき電界シャッター電圧Vを制御する
ことにより、インク3”の漏れ出しを防止するようにし
たものである。
温度Tとの関係を求める。
について考えると、下記(19)式が成立する。
EQUALであるので、下記(21)式で表すことができる。
等のばらつきを考慮して決定する。また、
加熱温度Tとの間には、線形の関係があることがわか
る。
華温度Tgを基に、下記(22)式で表される。
℃とする。従って、加熱装置2は、Tg=140℃=一定と
なるように電気ヒータ13に加える電力を制御する。
響、周囲温度、印字濃度の違いによる気体状インク3”
の消費量の変化等によって、インク加熱温度Tが変動す
る場合があるが、その温度変動が小さいと分かっていれ
ば、その分を△Vに含ませておき、V=一定となるよう
に制御する。また、帯電量の変動により、q、従って定
数aが変動することがあるが、この場合も、その値が小
さければ△Vに含ませておき、V=一定としてよい。
場合には、(21)式に基づきVを調整するような制御を
行う。
制御の仕方について説明する。図9はこの実施形態2に
係る画像記録装置の制御系の構成を示しており、この制
御系は、インク判別装置21を備えている他は、上記の実
施形態1の画像記録装置の制御系と同一構成になってい
る。
収容するインクカートリッジに表示されたインク情報を
読み取り、インク判別信号をCPU20に与える。そうす
ると、CPU20がインク判別信号からインク昇華温度T
gを割り出して後述の制御を行う。なお、実施形態1と
対応する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
実施形態2では、例えば45Vに設定)であるので、図
10から明らかなように、あるインク加熱温度T1におい
て電界シャッター電圧VがV1であることが分かってい
れば、定数aを求めることができるので、インク加熱温
度TがT2の時の電界シャッター電圧V2は、(21)式
に従い求められる。例えば、T1=155℃、V1=200
V、△V=45Vの時、これらの値を(21)式に代入すれ
ば、a=1(V/℃)となるので、T2=140℃の時
は、V2=185Vとなるように電界シャッター電圧Vを
制御する。このような状況は、上記の場合の他に、例え
ば、インクの改良が行われて、その昇華温度が低くなっ
た場合、あるいは、異なるメーカーのインクを使用する
場合、あるいは、カラー印字において各色間におけるイ
ンク昇華温度が異なる場合などに発生する。よって、異
なる熱物性値をもつ複数のインクに対して、その昇華温
度Tgが分かっている場合に、(21)式に従い電界シャ
ッター電圧を制御すれば、各インクに対して適切な電界
シャッター電圧を印加することができる。この場合、加
熱装置2はインク昇華温度Tgに応じてインク加熱温度
Tを変化するよう制御されることは言うまでもない。つ
まり、△T=15℃=一定としておいて、関係式T=Tg
+△T、即ち上記(22)式によってインク加熱温度Tを
与える。
呼ばれる容器に収められており、カートリッジにインク
の種類を表す情報を持たせておけば、インクの識別は可
能である。即ち、インクカートリッジへの情報の記入の
方法により、情報を識別する方法は異なるが、物理的な
凹凸に対する情報に対してはレバー等の機械的な機構を
用いることができ、また、バーコードのような印刷情報
であれば、フォトインタラプタ等の光学的素子を利用す
ることができる。具体的には、物理的な凹凸情報を用い
る場合には、例えば、2つの凹凸が選択的に形成される
ようにしておき、それぞれの位置に対して、レバーが当
接するようにしておく。各レバーは、2値のスイッチと
して働き、凹凸がない時、レバー・スイッチがOFF、ま
た、凸部あるいは凹部があれば、ONとすれば、22=4
つの情報を持たせることができるので、それぞれの情報
をTg=140℃、145℃、150℃、155℃に対応させれば、
4種類のインクに対する情報を持たせることができる。
さらに、3つの凹凸が選択的に形成できるようにしてお
けば、23=8つのインク情報を持たせられる。
形成されるようにしておき、各位置に反射型のフォトイ
ンタラプタを配置する。バーコードがない時、フォトイ
ンタラプタ出力がOFF、バーコードがある時、ONとすれ
ば、22=4種類のインクに対応することができる。
クカートリッジが印字ヘッド1に装着されると、インク
判別装置21はインク情報を読み取り、インク判別信号を
CPU20に出力する。CPU20は、インク判別信号に基
づきインクカートリッジに収納されたインク3のインク
昇華温度Tgを割り出し、上記(22)式のT=Tg+△T
によって、インク加熱温度Tを決定する。また、上記
(21)式のV=a・T+△Vによって、電界シャッター
8の制御電極8bに印加する電圧Vを決定する。△Tと
して、例えば、15℃とする。
Tを、△T=一定として(22)式により求めたが、予め
インク昇華温度Tgに対するインク加熱温度Tをルック
アップテーブル(LUT)として作成しておき、このL
UTを参照してインク加熱温度Tを決定するようにして
もよい。また、電界シャッター8の制御電極8bに印加
する電圧Vの決定に際しても、インク昇華温度Tgに対
する電界シャッター電圧VのLUTを作成しておいて、
これを参照して決定してもよい。
ッター電圧Vを決定した後、CPU20は印字ヘッド1の
各装置に対して、印字開始信号を出力する。この開始信
号は、電圧印加/解除のタイミングを与えるものであ
る。図9において、この印字開始信号は点線で示されて
いる。
加熱温度Tでインク3を加熱させるべく加熱制御信号を
入力する。これにより、加熱装置2が上式の温度となる
よう電気ヒータ13を駆動する。また、CPU20は、帯電
電極4に帯電開始信号を入力する。これにより、帯電電
極4に2〜5kVの電圧が印加され、インク3”が帯電
される。そして、気体状のインク量が閾値を越える前の
時点で、コントロール部9に電界シャッター電圧制御信
号を入力する。これにより、電界シャッター8の全ての
制御電極8bに電圧が印加され、つまり電界シャッター
8がONし、インクの漏れを防止する。そして、印字可能
状態となった時点で、CPU20は背面電極11に電圧印加
開始信号を出力して、背面電極11に−1kVの電圧を印
加する。そして、これと同時に、画像データに応じて電
界シャッター8がON/OFFされ、これで印字動作が開始さ
れる。
装置に対して、制御信号を出力する。即ち、加熱装置
2、帯電電極4及び背面電極11に対しては、解除信号を
出力して一斉に電圧印加を終了し、気体状のインク3”
の生成及び吐出を抑止する。また、電界シャッター8に
対しては、印字終了後直ちに全ての制御電極8bに電圧
を印加してインク3”の漏れを防止する。気体状の帯電
インク量が、閾値を下回った任意の時点でようやく電界
シャッター電圧Vは解除される。
ートリッジにインク情報を記録或いは形成しておくこと
により、複数の物性値を有する各インク3に対して、最
適なインク加熱温度T及び電界シャッター電圧Vを供給
することができる。
ち、インク昇華温度がTg1及びTg2(Tg1>Tg2)であ
るインクに対して、最適な加熱温度をそれぞれT1=T
g1+ΔT,T2=Tg2+ΔT(したがって、T1>
T2),また、最適な電界シャッター電圧Vをそれぞれ
V1,V2(V1>V2)とする。ただし、電界シャッター
電圧Vは、前出(21)式で与えられるものとする。
適化されている画像記録装置において、より低い昇華温
度T2を有するインクを用いた時、同じ加熱温度T1でイ
ンクを加熱するので、インクが過剰に加熱されることに
なり、電力が無駄になるどころか、最悪の場合インクが
分解してしまう。
て最適化されている画像記録装置において、より高い昇
華温度Tg1を有するインクを用いた時、インク判別装置
21を備えていない場合には、最適加熱温度T1よりも
低い温度T2でインクを加熱するので、インクが十分に
昇華しない。
装置2を適宜制御し、インク加熱温度を変化する必要が
生じてくる。しかし、加熱装置2のみを制御するだけで
は、以下に示す理由で別の問題が発生する。
対して最適化されている画像記録装置において、より低
い昇華温度Tg2を有するインクを用いた時に、以上の不
具合を解消するために、加熱温度をT1からT2に変更し
た場合、本来V2の電圧でよいところ、V1>V2なる余
分の電圧を印加してしまっている。これは、装置の低消
費電力化を考えた場合、デメリットとなる。
て最適化されている画像記録装置において、より高い昇
華温度Tg1を有するインクを用いた時に、以上の不具合
を解消するために、加熱温度をT2からT1に変更した場
合、ヘッド内の圧力が上昇するので、電界シャッター8
に従来と同じ電圧V2(<V1)を印加していたのでは電
界シャッター8が完全に動作しないためインク漏れが生
じるという恐れがある。
置においては、インクの種類に応じて、インク加熱温度
及び電界シャッター電圧の両方を最適となるよう制御し
ているので、インクの過剰加熱あるいは加熱不足、ま
た、消費電力の増加やインク漏れといった心配がない。
加熱温度Tが、T=Tg+ΔTとなるように加熱装置を
制御するとともに、電界シャッター部のON時の印加電
圧Vが、V=a・T+ΔVとなるように制御を行ってい
るので、常に最適な駆動条件で各装置を駆動することが
できる。
が適用される実施形態は、上記実施形態1及び実施形態
2のものに限定されるわけではなく、以下に示すように
各種の変更が可能である。即ち、図11に示されるよう
な、帯電したインク3’を気化して気体状インク3”を
生成するタイプの画像記録装置にも同様に適用すること
ができる。また、電界シャッター8の構造についても、
図12に示されるような、複数の吐出孔14を備えたタイプ
のものについても同様に適用できる。更には、摩擦帯電
方式を採用する画像記録装置にも同様に適用できる。
体状のインクを断続的に吐出させて印字を行うものであ
るので、必要、かつ十分な吐出量で印字を行うことがで
きるので、ランニングコストを低減できる利点がある。
また、加熱装置、帯電電極及び電界シャッターが一体と
なった印字ヘッドにより構成されているため、電界シャ
ッターで阻止されたインクが電界シャッターへ付着して
目詰まりを発生する度合いを低減でき、付着したインク
の回収装置やクリーニング装置が不要になるので、装置
構成の小型化に大いに寄与できる利点がある。
1記載の画像記録装置によれば、電界シャッターへの印
加電圧Vの値を可及的に小さくできるので、電界シャッ
ターを構成する複数の制御電極間の絶縁性を確保でき
る、電源規模を小さくできるので、その分、周辺機器へ
のノイズの影響を低減でき、信頼性の向上が図れる、と
いった効果を奏することができる。
よれば、加熱状態にある気体状インクが印字ヘッド内か
ら不測に漏れ出すのを確実に防止することができるの
で、印字効率をより一層向上できる。
置によれば、インクの種類等に拘らず、常時、加熱状態
にある気体状インクが印字ヘッド内から不測に漏れ出す
のを確実に防止することができるので、使用するインク
が異なり、インクの熱特性が異なる場合においても、柔
軟に対処する事が可能になる。このため、特にカラー印
字を行う画像記録装置に適用する場合に有効なものにな
る。
切欠いて示す概略正面図。
ャッター部の詳細を示す斜視図。
用する力を示す説明図。
用するインク吐出方向の力を示す説明図。
用する電界方向の力を示す説明図。
速度成分との関係を示すグラフ。
を示すブロック図。
作を示すタイミングチャート。
を示すブロック図。
を示すグラフ。
態を示す一部切欠き概略正面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 固体又は液体状のインクを加熱して気化
する加熱装置、気化された気体状インクを印字ヘッドに
形成された吐出孔から吐出する吐出装置及び記録すべき
画像データに対応した電気信号に応じて該気体状インク
が断続的に吐出するように制御する吐出制御装置を有
し、該吐出装置は、該気体状インクを帯電する帯電電極
部と、記録媒体の背面に配設され、帯電した該気体状イ
ンクを該記録媒体上に誘導する背面電極部とにより構成
され、該吐出制御装置は、該気体状インクの吐出を電気
的に制御する電界シャッター部で構成され、該電界シャ
ッター部は、その主たる電界の方向が該気体状インクの
吐出方向に対して直角である画像記録装置であって、 該電界シャッター部は該吐出孔により分離されており、
分離された電界シャッター間の幅wと、該気体状インク
の吐出方向に沿った該電界シャッター部の長さdとの関
係が d/w≧1 となるように構成されていることを特徴とする画像記録
装置。 - 【請求項2】 固体又は液体状のインクを加熱して気化
する加熱装置、気化された気体状インクを印字ヘッドに
形成された吐出孔から吐出する吐出装置及び記録すべき
画像データに対応した電気信号に応じて該気体状インク
が断続的に吐出するように制御する吐出制御装置を有
し、該吐出装置は、該気体状インクを帯電する帯電電極
部と、記録媒体の背面に配設され、帯電した該気体状イ
ンクを該記録媒体上に誘導する背面電極部とにより構成
され、該吐出制御装置は、該気体状インクの吐出を電気
的に制御する電界シャッター部で構成され、該電界シャ
ッター部は、その主たる電界の方向が該気体状インクの
吐出方向に対して直角である画像記録装置であって、 該電界シャッター部の印加電圧が、下記(1)式の関係
を満たすように、 √V>(w/d)・√[2C/(q・N)]・√T…(1) 但し、w:分離された電界シャッター間の幅 d:気体状インクの吐出方向に沿った電界シャッター部
の長さ T:インク加熱温度 q:気体状インクの帯電量 N:気体状インクの粒子数 C:気体定数 設定されていることを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項3】 固体又は液体状のインクを加熱して気化
する加熱装置、気化された気体状インクを印字ヘッドに
形成された吐出孔から吐出する吐出装置及び記録すべき
画像データに対応した電気信号に応じて該気体状インク
が断続的に吐出するように制御する吐出制御装置を有
し、該吐出装置は、該気体状インクを帯電する帯電電極
部と、記録媒体の背面に配設され、帯電した該気体状イ
ンクを該記録媒体上に誘導する背面電極部とにより構成
され、該吐出制御装置は、該気体状インクの吐出を電気
的に制御する電界シャッター部で構成され、該電界シャ
ッター部は、その主たる電界の方向が該気体状インクの
吐出方向に対して直角である画像記録装置であって、 該固体又は液体状のインクがインクカートリッジ内に収
納され、該インクカートリッジが装置本体に着脱可能に
装着され、該インクカートリッジに該インクの昇華温度
を示す情報が記されていることを特徴とする画像記録装
置。 - 【請求項4】 前記インクカートリッジに記されたイン
ク昇華温度の情報を読み取るインク判別装置を有するこ
とを特徴とする請求項3記載の画像記録装置。 - 【請求項5】 前記インク判別装置からの信号をもと
に、セットされたインクの昇華温度を判別し、インク昇
華温度Tgに対するインク加熱温度Tが、下記(2)式
の関係を満たすように、 T=Tg+ΔT…(2) 前記加熱装置を駆動制御するとともに、前記電界シャッ
ター部のON時の印加電圧Vが、下記(3)式の関係を満
たすように、 V=a・T+ΔV…(3) 但し、 【数1】 w:分離された電界シャッター間の幅 d:気体状インクの吐出方向に沿った電界シャッター部
の長さ T:インクの加熱温度 q:気体状インクの帯電量 N:気体状インクの粒子数 C:気体定数 制御することを特徴とする請求項3又4記載の画像記録
装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33969595A JP3642617B2 (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 画像記録装置 |
| EP96114572A EP0761445A3 (en) | 1995-09-12 | 1996-09-11 | Device for recording images by emission of ink evaporated on a recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33969595A JP3642617B2 (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 画像記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09174854A true JPH09174854A (ja) | 1997-07-08 |
| JP3642617B2 JP3642617B2 (ja) | 2005-04-27 |
Family
ID=18329929
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33969595A Expired - Fee Related JP3642617B2 (ja) | 1995-09-12 | 1995-12-26 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3642617B2 (ja) |
-
1995
- 1995-12-26 JP JP33969595A patent/JP3642617B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JP3642617B2 (ja) | 2005-04-27 |
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