JPH09175048A - 熱転写受像シート - Google Patents
熱転写受像シートInfo
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- JPH09175048A JPH09175048A JP7350791A JP35079195A JPH09175048A JP H09175048 A JPH09175048 A JP H09175048A JP 7350791 A JP7350791 A JP 7350791A JP 35079195 A JP35079195 A JP 35079195A JP H09175048 A JPH09175048 A JP H09175048A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱転写受像シートに関し、プリンターでの使
用適性がよく、画像記録後の受像シートを重ね合わせて
保存しても画像濃度の低下や染料等の裏移りがなく、且
つ、裏面が各種筆記具に対する良好な筆記性と切手接着
性を有し、絵ハガキなどにも良好に使用できる熱転写受
像シートを提供する。 【解決手段】 基材シート2の一方の面に色材受容層3
を設け、もう一方の面に熱可塑性樹脂と細孔容積0.2 〜
3.0 ml/gの親水性多孔質マイクロシリカとを主成分とす
る裏面層4を設けて熱転写受像シート1を構成する。
尚、熱可塑性樹脂としてはポリビニルブチラールがよ
く、マイクロシリカは平均粒子径 0.5〜15μmで、その
添加量はマイクロシリカ/熱可塑性樹脂の重量比で0.1
〜3.0 が好ましい。また、裏面層には更に、マイクロシ
リカよりも粒子径の大きい球状の滑性フィラーやイソシ
アネート化合物などの硬化剤を添加することも好まし
い。
用適性がよく、画像記録後の受像シートを重ね合わせて
保存しても画像濃度の低下や染料等の裏移りがなく、且
つ、裏面が各種筆記具に対する良好な筆記性と切手接着
性を有し、絵ハガキなどにも良好に使用できる熱転写受
像シートを提供する。 【解決手段】 基材シート2の一方の面に色材受容層3
を設け、もう一方の面に熱可塑性樹脂と細孔容積0.2 〜
3.0 ml/gの親水性多孔質マイクロシリカとを主成分とす
る裏面層4を設けて熱転写受像シート1を構成する。
尚、熱可塑性樹脂としてはポリビニルブチラールがよ
く、マイクロシリカは平均粒子径 0.5〜15μmで、その
添加量はマイクロシリカ/熱可塑性樹脂の重量比で0.1
〜3.0 が好ましい。また、裏面層には更に、マイクロシ
リカよりも粒子径の大きい球状の滑性フィラーやイソシ
アネート化合物などの硬化剤を添加することも好まし
い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写受像シート
に関し、更に詳しくは、熱転写シートと重ね合わせて、
サーマルヘッドなどにより染料等色材を熱転写して画像
を形成するために用いる熱転写受像シートにおいて、裏
面に各種筆記具の筆記適性や切手の接着性などの機能を
付加した裏面層を設けて、ポストカードなどの用途にも
問題なく利用できるようにした熱転写受像シートに関す
る。
に関し、更に詳しくは、熱転写シートと重ね合わせて、
サーマルヘッドなどにより染料等色材を熱転写して画像
を形成するために用いる熱転写受像シートにおいて、裏
面に各種筆記具の筆記適性や切手の接着性などの機能を
付加した裏面層を設けて、ポストカードなどの用途にも
問題なく利用できるようにした熱転写受像シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、熱転写受像シートにおいては、表
面に染料等色材の受容性などをよくするための色材受容
層を設けると同時に、その裏面には、プリンターにおけ
る自動給排紙などの搬送性をよくするため、また、印画
後の受像シートを重ね合わせて保存した際に、染料等が
裏面に移行し、画像濃度が低下したり、裏面が汚染され
たりするのを防止するため、裏面に適度の滑り性、離型
性、耐汚染性を付与するための裏面層を設けることが行
われてきた。
面に染料等色材の受容性などをよくするための色材受容
層を設けると同時に、その裏面には、プリンターにおけ
る自動給排紙などの搬送性をよくするため、また、印画
後の受像シートを重ね合わせて保存した際に、染料等が
裏面に移行し、画像濃度が低下したり、裏面が汚染され
たりするのを防止するため、裏面に適度の滑り性、離型
性、耐汚染性を付与するための裏面層を設けることが行
われてきた。
【0003】また近年、熱転写受像シートを絵ハガキな
どポストカードとして利用するニーズが高まり、受像シ
ートの表面には、例えば写真等のカラー画像などを熱転
写すると共に、裏面には、前記の性能に加えて、送信文
を書いたり切手を貼るための筆記適性や切手の接着性を
付加する必要性が生じてきた。このようなニーズに応え
る方法として、例えば、裏面層に親水性を有するフィラ
ーを加えて多孔質体を形成し、万年筆その他水性ペンの
筆記性や切手接着性を付与するとか、或いは、無機また
は有機の硬質フィラーを加えて鉛筆筆記性を付与するな
どの手段が採られてきた。
どポストカードとして利用するニーズが高まり、受像シ
ートの表面には、例えば写真等のカラー画像などを熱転
写すると共に、裏面には、前記の性能に加えて、送信文
を書いたり切手を貼るための筆記適性や切手の接着性を
付加する必要性が生じてきた。このようなニーズに応え
る方法として、例えば、裏面層に親水性を有するフィラ
ーを加えて多孔質体を形成し、万年筆その他水性ペンの
筆記性や切手接着性を付与するとか、或いは、無機また
は有機の硬質フィラーを加えて鉛筆筆記性を付与するな
どの手段が採られてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術にみられるような、通常の親水性フィラーによっ
て多孔質体を形成し、水性ペンの筆記性や切手接着性を
付与したり、無機または有機の硬質フィラーを添加して
鉛筆筆記性を付与するような方法では、水性ペンおよび
鉛筆などの筆記性と切手接着性とを兼ね備えたハガキ性
能は、充分には得られず、また一方で、熱転写受像シー
トの裏面としての本来の滑り性、その他の性能が、逆に
低下するなどの問題点も有していた。
来技術にみられるような、通常の親水性フィラーによっ
て多孔質体を形成し、水性ペンの筆記性や切手接着性を
付与したり、無機または有機の硬質フィラーを添加して
鉛筆筆記性を付与するような方法では、水性ペンおよび
鉛筆などの筆記性と切手接着性とを兼ね備えたハガキ性
能は、充分には得られず、また一方で、熱転写受像シー
トの裏面としての本来の滑り性、その他の性能が、逆に
低下するなどの問題点も有していた。
【0005】従って、本発明は、前記のような従来技術
の欠点を改善し、受像シートが、プリンターに対して適
度の摩擦特性を有し、自動給排紙など良好な搬送適性を
有すると共に、画像形成後の受像シートを重ね合わせて
保存しても、画像の濃度低下がなく、また、裏面が染料
等の移行によって汚染されず、且つ、裏面が、各種筆記
具に対する良好な筆記適性と切手接着性とを有し、絵ハ
ガキとしても問題なく使用できる熱転写受像シートを提
供することを目的とする。
の欠点を改善し、受像シートが、プリンターに対して適
度の摩擦特性を有し、自動給排紙など良好な搬送適性を
有すると共に、画像形成後の受像シートを重ね合わせて
保存しても、画像の濃度低下がなく、また、裏面が染料
等の移行によって汚染されず、且つ、裏面が、各種筆記
具に対する良好な筆記適性と切手接着性とを有し、絵ハ
ガキとしても問題なく使用できる熱転写受像シートを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するため、特に、受像シートの裏面層に含有さ
せるフィラーに注目して鋭意研究した結果、湿式法で製
造したマイクロシリカが、多孔質であると同時に、その
表面に親水性官能基であるシラノール基(−SiOH)
を有することから、通常の親水性フィラーと比べて吸水
性が高く、水性ペンの筆記性および切手接着性を向上で
き、且つ、多孔性のコントロール、即ち、適度の細孔容
積のマイクロシリカを選ぶことにより、鉛筆筆記性を付
与するに充分な硬度も得られることを見出し、これを裏
面層に熱可塑性樹脂と共に含有させることにより本発明
の完成に至ったものである。
題を解決するため、特に、受像シートの裏面層に含有さ
せるフィラーに注目して鋭意研究した結果、湿式法で製
造したマイクロシリカが、多孔質であると同時に、その
表面に親水性官能基であるシラノール基(−SiOH)
を有することから、通常の親水性フィラーと比べて吸水
性が高く、水性ペンの筆記性および切手接着性を向上で
き、且つ、多孔性のコントロール、即ち、適度の細孔容
積のマイクロシリカを選ぶことにより、鉛筆筆記性を付
与するに充分な硬度も得られることを見出し、これを裏
面層に熱可塑性樹脂と共に含有させることにより本発明
の完成に至ったものである。
【0007】即ち、本請求項1に記載の発明は、基材シ
ートの一方の面に色材受容層を設け、もう一方の面に裏
面層を設けてなる熱転写受像シートにおいて、該裏面層
が、主成分として、熱可塑性樹脂と、湿式法で製造され
た細孔容積0.2〜3.0ml/gの親水性多孔質マイ
クロシリカとを含有することを特徴とする熱転写受像シ
ートからなる。
ートの一方の面に色材受容層を設け、もう一方の面に裏
面層を設けてなる熱転写受像シートにおいて、該裏面層
が、主成分として、熱可塑性樹脂と、湿式法で製造され
た細孔容積0.2〜3.0ml/gの親水性多孔質マイ
クロシリカとを含有することを特徴とする熱転写受像シ
ートからなる。
【0008】本請求項2に記載の発明は、前記裏面層の
熱可塑性樹脂が、ポリビニルブチラールであることを特
徴とする請求項1に記載の熱転写受像シートである。本
請求項3に記載の発明は、前記裏面層のマイクロシリカ
が、平均粒子径0.5〜15μmの親水性多孔質マイク
ロシリカであることを特徴とする請求項1または2に記
載の熱転写受像シートである。
熱可塑性樹脂が、ポリビニルブチラールであることを特
徴とする請求項1に記載の熱転写受像シートである。本
請求項3に記載の発明は、前記裏面層のマイクロシリカ
が、平均粒子径0.5〜15μmの親水性多孔質マイク
ロシリカであることを特徴とする請求項1または2に記
載の熱転写受像シートである。
【0009】また、本請求項4に記載の発明は、前記裏
面層が、更に、マイクロシリカよりも粒子径の大きい球
状の滑性フィラーを含有することを特徴とする請求項1
乃至3のいずれかに記載の熱転写受像シートである。そ
して、本請求項5に記載の発明は、前記滑性フィラー
が、平均粒子径1.0〜30μmの球状ナイロンフィラ
ーであることを特徴とする請求項4に記載の熱転写受像
シートからなる。
面層が、更に、マイクロシリカよりも粒子径の大きい球
状の滑性フィラーを含有することを特徴とする請求項1
乃至3のいずれかに記載の熱転写受像シートである。そ
して、本請求項5に記載の発明は、前記滑性フィラー
が、平均粒子径1.0〜30μmの球状ナイロンフィラ
ーであることを特徴とする請求項4に記載の熱転写受像
シートからなる。
【0010】また、本請求項6に記載の発明は、前記裏
面層が、更に、イソシアネート化合物またはキレート化
剤を含有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
かに記載の熱転写受像シートからなる。そして、本請求
項7に記載の発明は、前記裏面層のマイクロシリカ/熱
可塑性樹脂比が、重量比0.1〜3.0であることを特
徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の熱転写受像
シートである。
面層が、更に、イソシアネート化合物またはキレート化
剤を含有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
かに記載の熱転写受像シートからなる。そして、本請求
項7に記載の発明は、前記裏面層のマイクロシリカ/熱
可塑性樹脂比が、重量比0.1〜3.0であることを特
徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の熱転写受像
シートである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の熱転写受像シート
の材料および加工方法など実施の形態について図面を用
いて説明する。図1、図2は、それぞれ本発明の熱転写
受像シートの一実施例の構成を示す模式断面図である。
但し、本発明の熱転写受像シートの構成は、これらの図
に限定するものではない。また、図面に付した符号は、
異なる図面においても同一名称のものには同じ符号を用
いた。図1は、基材シート2の一方の面に、熱転写によ
り画像を形成するための染料など色材を受容する色材受
容層3を設け、もう一方の面に、プリンター適性、耐汚
染性、筆記性、切手接着性などを付与するための裏面層
4を設けた構成の熱転写受像シート1を示している。ま
た、図2は、基材シート2の一方の面に色材受容層3を
設け、もう一方の面に、プリンター適性、耐汚染性、筆
記性、切手接着性などを付与するための裏面層4を設け
る際、それぞれの間に、接着性や白色度、或いは、その
他の性能を向上させるために、必要に応じて中間層5a
、または中間層5b を設けた構成の熱転写受像シート
1を示している。
の材料および加工方法など実施の形態について図面を用
いて説明する。図1、図2は、それぞれ本発明の熱転写
受像シートの一実施例の構成を示す模式断面図である。
但し、本発明の熱転写受像シートの構成は、これらの図
に限定するものではない。また、図面に付した符号は、
異なる図面においても同一名称のものには同じ符号を用
いた。図1は、基材シート2の一方の面に、熱転写によ
り画像を形成するための染料など色材を受容する色材受
容層3を設け、もう一方の面に、プリンター適性、耐汚
染性、筆記性、切手接着性などを付与するための裏面層
4を設けた構成の熱転写受像シート1を示している。ま
た、図2は、基材シート2の一方の面に色材受容層3を
設け、もう一方の面に、プリンター適性、耐汚染性、筆
記性、切手接着性などを付与するための裏面層4を設け
る際、それぞれの間に、接着性や白色度、或いは、その
他の性能を向上させるために、必要に応じて中間層5a
、または中間層5b を設けた構成の熱転写受像シート
1を示している。
【0012】(基材シート)基材シートは、色材受容層
および裏面層を保持するとともに、熱転写時には熱が加
えられるため、加熱された状態でも取り扱い上、支障が
ない程度の機械的強度を有することが好ましい。また、
受像シートを絵ハガキとして利用する場合には、これに
適する剛性を有することも必要である。従って、このよ
うな性能を有するものであれば特に限定されず、例え
ば、上質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、
ポストカード紙などの紙や、合成樹脂又はエマルジョン
含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙な
どのほか、各種プラスチックラミネート紙、ポリオレフ
ィン系、或いはポリスチレン系などの合成紙、更には、
ポリエステル、ポリアクリレート、ポリカーボネート、
ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セル
ロース誘導体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアクリロ
ニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、
ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエ
ーテルサルフォン、テトラフルオロエチレン・パーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリビニルフル
オライド、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合
体、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレ
ン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビ
ニリデンフルオライドなど各種プラスチックのフィルム
又はシートが使用でき、また、これらのプラスチックに
白色顔料や、充填剤を加えて成膜した白色不透明のフィ
ルム、或いは、発泡させた発泡シートなども使用でき
る。
および裏面層を保持するとともに、熱転写時には熱が加
えられるため、加熱された状態でも取り扱い上、支障が
ない程度の機械的強度を有することが好ましい。また、
受像シートを絵ハガキとして利用する場合には、これに
適する剛性を有することも必要である。従って、このよ
うな性能を有するものであれば特に限定されず、例え
ば、上質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、
ポストカード紙などの紙や、合成樹脂又はエマルジョン
含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙な
どのほか、各種プラスチックラミネート紙、ポリオレフ
ィン系、或いはポリスチレン系などの合成紙、更には、
ポリエステル、ポリアクリレート、ポリカーボネート、
ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セル
ロース誘導体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアクリロ
ニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、
ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエ
ーテルサルフォン、テトラフルオロエチレン・パーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリビニルフル
オライド、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合
体、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレ
ン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビ
ニリデンフルオライドなど各種プラスチックのフィルム
又はシートが使用でき、また、これらのプラスチックに
白色顔料や、充填剤を加えて成膜した白色不透明のフィ
ルム、或いは、発泡させた発泡シートなども使用でき
る。
【0013】また、上記基材シートの任意の組み合わせ
による積層体も使用できる。代表的な積層体の組み合わ
せ例として、セルロース繊維紙と合成紙の積層体、或い
は、セルロース繊維紙とプラスチックフィルム又はシー
トとの積層体、或いは、異なる種類またはグレードのプ
ラスチックフィルムまたはシートの積層体などが挙げら
れる。このような積層体は2層体でもよいが、基材の風
合いや質感を出すために、芯材としてコート紙や白色ま
たは透明プラスチックフィルムを用い、その両面に合成
紙や発泡プラスチックフィルムを貼合した3層体もしく
は3層以上の積層体も使用できる。これらの基材シート
の厚さは、特に限定はされないが、通常50〜800μ
m程度の厚さが適当である。また、上記のような基材シ
ートは、その表面に形成する層との密着力が乏しい場合
には、その表面にコロナ放電処理やプラズマ処理、或い
は各種プライマーコートなどを施すことができる。
による積層体も使用できる。代表的な積層体の組み合わ
せ例として、セルロース繊維紙と合成紙の積層体、或い
は、セルロース繊維紙とプラスチックフィルム又はシー
トとの積層体、或いは、異なる種類またはグレードのプ
ラスチックフィルムまたはシートの積層体などが挙げら
れる。このような積層体は2層体でもよいが、基材の風
合いや質感を出すために、芯材としてコート紙や白色ま
たは透明プラスチックフィルムを用い、その両面に合成
紙や発泡プラスチックフィルムを貼合した3層体もしく
は3層以上の積層体も使用できる。これらの基材シート
の厚さは、特に限定はされないが、通常50〜800μ
m程度の厚さが適当である。また、上記のような基材シ
ートは、その表面に形成する層との密着力が乏しい場合
には、その表面にコロナ放電処理やプラズマ処理、或い
は各種プライマーコートなどを施すことができる。
【0014】(色材受容層)本発明の熱転写受像シート
において、基材シートの一方の面に形成される色材受容
層は、熱転写シートから移行してくる昇華性染料などの
色材を受容し、形成された画像を維持するためのもの
で、染料染着性のある樹脂を主成分とする昇華型熱転写
などの熱転写方式の色材受容層に使用されている公知の
ものはいずれも使用できる。只、熱転写シートとの熱融
着を防ぐ程度の離型性を有することも必要であり、染料
透過性の離型剤を含有させたり、受容層の上に離型層を
設けることもできる。この他、顔料等の各種添加剤を添
加してもよい。尚、色材受容層の塗布量は、通常、固形
分で2.5〜5.0g/m2 程度の範囲が適当である。
また、色材受容層と基材シートとの間には、少なくとも
一層以上の中間層を設けても良い。中間層は、接着層
(プライマー層)、白色付与層、バリアー層、UV(紫
外線)吸収層、発泡層、帯電防止層など、受容層と基材
シートとの間に設ける層全てを意味し、公知のものは、
必要に応じていずれも使用できる。
において、基材シートの一方の面に形成される色材受容
層は、熱転写シートから移行してくる昇華性染料などの
色材を受容し、形成された画像を維持するためのもの
で、染料染着性のある樹脂を主成分とする昇華型熱転写
などの熱転写方式の色材受容層に使用されている公知の
ものはいずれも使用できる。只、熱転写シートとの熱融
着を防ぐ程度の離型性を有することも必要であり、染料
透過性の離型剤を含有させたり、受容層の上に離型層を
設けることもできる。この他、顔料等の各種添加剤を添
加してもよい。尚、色材受容層の塗布量は、通常、固形
分で2.5〜5.0g/m2 程度の範囲が適当である。
また、色材受容層と基材シートとの間には、少なくとも
一層以上の中間層を設けても良い。中間層は、接着層
(プライマー層)、白色付与層、バリアー層、UV(紫
外線)吸収層、発泡層、帯電防止層など、受容層と基材
シートとの間に設ける層全てを意味し、公知のものは、
必要に応じていずれも使用できる。
【0015】(裏面層)本発明の熱転写受像シートは、
通常の受像シートの用途のほか絵ハガキとしても使用で
きるようにしたものであり、特にこの裏面層に特徴を有
するものである。即ち、裏面層が、一般に使用される筆
記用具である鉛筆、シャープペンシルをはじめ、万年
筆、水性ペンなどの水性筆記用具、或いは、ボールペ
ン、油性ペンなどの油性筆記用具などいずれの筆記用具
に対しても良好な筆記適性を有し、また、切手の接着性
もよく、更に、受像シートの画像記録面と裏面とを重ね
合わせて保存しても、裏面が染料などで汚染されること
がないという性能を有するものである。
通常の受像シートの用途のほか絵ハガキとしても使用で
きるようにしたものであり、特にこの裏面層に特徴を有
するものである。即ち、裏面層が、一般に使用される筆
記用具である鉛筆、シャープペンシルをはじめ、万年
筆、水性ペンなどの水性筆記用具、或いは、ボールペ
ン、油性ペンなどの油性筆記用具などいずれの筆記用具
に対しても良好な筆記適性を有し、また、切手の接着性
もよく、更に、受像シートの画像記録面と裏面とを重ね
合わせて保存しても、裏面が染料などで汚染されること
がないという性能を有するものである。
【0016】このために、裏面層は、バインダーとなる
熱可塑性樹脂と、湿式法で製造された細孔容積0.2〜
3.0ml/gの親水性多孔質マイクロシリカとを主成
分とする層で構成することを基本とする。そして、バイ
ンダーには各種の熱可塑性樹脂を使用できるが、固着剤
としての機能に加えて、染料などによる裏面の耐汚染性
をより良くするためには、ポリビニルブチラールを用い
ることが好ましく、また、ポリビニルブチラールと共
に、硬化剤としてイソシアネート化合物またはキレート
化剤を併用することが更に好ましい。
熱可塑性樹脂と、湿式法で製造された細孔容積0.2〜
3.0ml/gの親水性多孔質マイクロシリカとを主成
分とする層で構成することを基本とする。そして、バイ
ンダーには各種の熱可塑性樹脂を使用できるが、固着剤
としての機能に加えて、染料などによる裏面の耐汚染性
をより良くするためには、ポリビニルブチラールを用い
ることが好ましく、また、ポリビニルブチラールと共
に、硬化剤としてイソシアネート化合物またはキレート
化剤を併用することが更に好ましい。
【0017】また、本発明で用いるマイクロシリカは、
湿式法で製造される細孔容積0.2〜3.0ml/gの
親水性多孔質マイクロシリカが好ましい。マイクロシリ
カは乾式法でも製造されるが、四塩化ケイ素を気相中で
燃焼・加水分解して製造するものであり、生成されたマ
イクロシリカは粒子内部に隙間のない、内部表面積をも
たないシリカとなる。このようなシリカは吸水性が低い
ため好ましくない。この点、湿式法(ゲル法)で製造さ
れるマイクロシリカは、ケイ酸ソーダ水溶液と硫酸また
は塩酸との反応によって生成するシリカゾルをゲル化さ
せて製造するもので、多孔質のシリカを得ることができ
る。このようなシリカは、多孔質であると同時に表面に
親水性官能基(シラノール基)を有しているため、通常
の親水性フィラーと比較して吸水性が高く、水性ペンの
筆記性および切手接着性を向上させるために好適であ
る。尚、湿式法で製造されるシリカも用途によっては、
親水性であることが好ましくない場合もあり、親水性を
低くするために有機物或いは無機物による表面処理をす
る場合もある。しかし、本発明では親水性であることが
重要であり、未処理のシリカを用いることが好ましい。
湿式法で製造される細孔容積0.2〜3.0ml/gの
親水性多孔質マイクロシリカが好ましい。マイクロシリ
カは乾式法でも製造されるが、四塩化ケイ素を気相中で
燃焼・加水分解して製造するものであり、生成されたマ
イクロシリカは粒子内部に隙間のない、内部表面積をも
たないシリカとなる。このようなシリカは吸水性が低い
ため好ましくない。この点、湿式法(ゲル法)で製造さ
れるマイクロシリカは、ケイ酸ソーダ水溶液と硫酸また
は塩酸との反応によって生成するシリカゾルをゲル化さ
せて製造するもので、多孔質のシリカを得ることができ
る。このようなシリカは、多孔質であると同時に表面に
親水性官能基(シラノール基)を有しているため、通常
の親水性フィラーと比較して吸水性が高く、水性ペンの
筆記性および切手接着性を向上させるために好適であ
る。尚、湿式法で製造されるシリカも用途によっては、
親水性であることが好ましくない場合もあり、親水性を
低くするために有機物或いは無機物による表面処理をす
る場合もある。しかし、本発明では親水性であることが
重要であり、未処理のシリカを用いることが好ましい。
【0018】また、マイクロシリカの多孔性を示すパラ
メーターとして、細孔容積があり、本発明においては、
前記したように細孔容積0.2〜3.0ml/gのマイ
クロシリカが好ましい。通常、細孔容積が大きくなると
表面積が大きくなり、単位体積当たりのシラノール基量
が増えるため、親水性、吸水性が高くなり、万年筆、水
性ペンなどの水性インキの定着性および切手接着性が向
上して好ましいが、3.0ml/gを超えると、逆に親
水性が高くなりすぎて水性インキが滲むとか、マイクロ
シリカ粒子中の空隙が大きくなることにより、硬度が低
下するため鉛筆筆記性が低下するなどの不具合が生じる
ため好ましくない。一方、細孔容積が0.2ml/g未
満の場合は、硬度は充分あり、鉛筆筆記性は良好である
が、親水性、吸水性が低下し、水性インキの定着性や切
手接着性が低下するため好ましくない。
メーターとして、細孔容積があり、本発明においては、
前記したように細孔容積0.2〜3.0ml/gのマイ
クロシリカが好ましい。通常、細孔容積が大きくなると
表面積が大きくなり、単位体積当たりのシラノール基量
が増えるため、親水性、吸水性が高くなり、万年筆、水
性ペンなどの水性インキの定着性および切手接着性が向
上して好ましいが、3.0ml/gを超えると、逆に親
水性が高くなりすぎて水性インキが滲むとか、マイクロ
シリカ粒子中の空隙が大きくなることにより、硬度が低
下するため鉛筆筆記性が低下するなどの不具合が生じる
ため好ましくない。一方、細孔容積が0.2ml/g未
満の場合は、硬度は充分あり、鉛筆筆記性は良好である
が、親水性、吸水性が低下し、水性インキの定着性や切
手接着性が低下するため好ましくない。
【0019】上記のようなマイクロシリカの粒子径は、
平均粒子径で0.5〜15μmの範囲のものが好まし
い。平均粒子径が0.5μm未満の場合は、鉛筆筆記性
が低下するため好ましくなく、また、平均粒子径が15
μmを超える場合は、水性筆記具を用いた時、滲み易く
なるため好ましくない。
平均粒子径で0.5〜15μmの範囲のものが好まし
い。平均粒子径が0.5μm未満の場合は、鉛筆筆記性
が低下するため好ましくなく、また、平均粒子径が15
μmを超える場合は、水性筆記具を用いた時、滲み易く
なるため好ましくない。
【0020】熱可塑性樹脂に対するマイクロシリカの添
加量は、マイクロシリカ/熱可塑性樹脂の重量比で、
0.1〜3.0の範囲が好ましい。前記重量比が0.1
未満の場合は、充分な筆記適性および切手接着性が得ら
れず、また、重量比が3.0を超える場合は、塗布適性
が低下すると同時に塗膜強度も低下するため、筆記用具
で書き込んだ際、塗膜の剥がれが出やすくなるなどの問
題を生じるため好ましくない。
加量は、マイクロシリカ/熱可塑性樹脂の重量比で、
0.1〜3.0の範囲が好ましい。前記重量比が0.1
未満の場合は、充分な筆記適性および切手接着性が得ら
れず、また、重量比が3.0を超える場合は、塗布適性
が低下すると同時に塗膜強度も低下するため、筆記用具
で書き込んだ際、塗膜の剥がれが出やすくなるなどの問
題を生じるため好ましくない。
【0021】尚、受像シートのプリンターにおける給排
紙など搬送性を良くすることも重要であり、このために
は前記構成の裏面層に、更に、マイクロシリカよりも粒
子径の大きい球状の滑性フィラーを含有させて、裏面の
摩擦係数を下げることが有効である。球状の滑性フィラ
ーの平均粒子径は、1.0〜30μmのものが好まし
く、更に、材質では球状のナイロンフィラーが特に好ま
しい。
紙など搬送性を良くすることも重要であり、このために
は前記構成の裏面層に、更に、マイクロシリカよりも粒
子径の大きい球状の滑性フィラーを含有させて、裏面の
摩擦係数を下げることが有効である。球状の滑性フィラ
ーの平均粒子径は、1.0〜30μmのものが好まし
く、更に、材質では球状のナイロンフィラーが特に好ま
しい。
【0022】以上のような裏面層は、その性能を充分に
発揮させるためには、塗布量を固形分で0.5〜5.0
g/m2 とすることが好ましい。塗布量が0.5g/m
2 未満の場合は、マイクロシリカの量も不足するため、
充分な筆記性および切手接着性が得られない。また、5
g/m2 を超える塗布量は、その必要性がなく、逆に、
材料および加工コストも上昇するため好ましくない。
発揮させるためには、塗布量を固形分で0.5〜5.0
g/m2 とすることが好ましい。塗布量が0.5g/m
2 未満の場合は、マイクロシリカの量も不足するため、
充分な筆記性および切手接着性が得られない。また、5
g/m2 を超える塗布量は、その必要性がなく、逆に、
材料および加工コストも上昇するため好ましくない。
【0023】上記裏面層は、基材シート上に直接設けて
もよいが、裏面層の基材シートに対する接着性が不足す
る場合には、両者の間に、基材シートと裏面層の両方に
対して接着性のよい樹脂を主成分とする中間層を設けて
もよく、中間層には、必要に応じて酸化チタン、炭酸カ
ルシウム、蛍光増白剤などの白色、或いは、その他の顔
料など添加剤を添加することもできる。また、前記基材
シートと色材受容層との間に用いた公知の中間層を、そ
のまま基材シートと裏面層との間に同様に用いることも
できる。
もよいが、裏面層の基材シートに対する接着性が不足す
る場合には、両者の間に、基材シートと裏面層の両方に
対して接着性のよい樹脂を主成分とする中間層を設けて
もよく、中間層には、必要に応じて酸化チタン、炭酸カ
ルシウム、蛍光増白剤などの白色、或いは、その他の顔
料など添加剤を添加することもできる。また、前記基材
シートと色材受容層との間に用いた公知の中間層を、そ
のまま基材シートと裏面層との間に同様に用いることも
できる。
【0024】以上のような材料で構成される熱転写受像
シートの各層は、通常、基材シートに対して、前記各層
の材料を溶媒に溶解、或いは、分散し、塗布液とした上
でグラビアコート、ロールコート、ブレードコート、ナ
イフコート、マイクロバーコート、ワイヤーバーコー
ト、スプレーコート等の方法で、それぞれ必要量を塗
布、乾燥することにより形成できる。塗布方法自体は特
に限定されず、それぞれ適する方法を自由に選択してよ
い。
シートの各層は、通常、基材シートに対して、前記各層
の材料を溶媒に溶解、或いは、分散し、塗布液とした上
でグラビアコート、ロールコート、ブレードコート、ナ
イフコート、マイクロバーコート、ワイヤーバーコー
ト、スプレーコート等の方法で、それぞれ必要量を塗
布、乾燥することにより形成できる。塗布方法自体は特
に限定されず、それぞれ適する方法を自由に選択してよ
い。
【0025】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明を
更に具体的に説明する。 (実施例1)基材シートとして、厚さ150μmの合成
紙〔YUPO FPG#150 王子油化合成紙製〕を
用い、その一方の面に下記組成の裏面層用塗布液をロー
ルコート方式で、塗布量が2.0g/m2 (固形分)と
なるように塗布、乾燥した後、もう一方の面に下記組成
の表面側中間層用塗布液を前記と同じ方法で塗布量が
2.0g/m2 (固形分)となるように塗布、乾燥し、
更にその上に、下記組成の色材受容層用塗布液を同じ方
法で塗布量が5.0g/m2 (固形分)となるように塗
布、乾燥して実施例1の熱転写受像シートを作成した。 熱転写受像シートの構成 色材受容層(5.0g/ m2 )/表面側中間層(2.0
g/ m2 )/基材シート(合成紙 厚さ150μm)/
裏面層(2.0g/ m2 )
更に具体的に説明する。 (実施例1)基材シートとして、厚さ150μmの合成
紙〔YUPO FPG#150 王子油化合成紙製〕を
用い、その一方の面に下記組成の裏面層用塗布液をロー
ルコート方式で、塗布量が2.0g/m2 (固形分)と
なるように塗布、乾燥した後、もう一方の面に下記組成
の表面側中間層用塗布液を前記と同じ方法で塗布量が
2.0g/m2 (固形分)となるように塗布、乾燥し、
更にその上に、下記組成の色材受容層用塗布液を同じ方
法で塗布量が5.0g/m2 (固形分)となるように塗
布、乾燥して実施例1の熱転写受像シートを作成した。 熱転写受像シートの構成 色材受容層(5.0g/ m2 )/表面側中間層(2.0
g/ m2 )/基材シート(合成紙 厚さ150μm)/
裏面層(2.0g/ m2 )
【0026】 裏面層用塗布液の組成 ポリウレタン〔HMS−20 日本ポリウレタン工業製〕 50重量部 マイクロシリカ〔サイリシア550 富士シリシア化学製〕 50重量部 溶剤(トルエン/イソプロピルアルコール 重量比1:1) 400重量部 (以下、イソプロピルアルコールはIPAと略記する。)
【0027】 表面側中間層用塗布液の組成 ポリウレタン〔N−5199 日本ポリウレタン工業製〕 50重量部 酸化チタン〔TCA−888 トーケムプロダクツ製〕 50重量部 溶剤(トルエン/メチルエチルケトン 重量比1:1) 400重量部 (以下、メチルエチルケトンはMEKと略記する。)
【0028】 色材受容層用塗布液の組成 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 〔#1000A 電気化学工業製〕 75重量部 ポリエステル〔バイロン600 東洋紡績製〕 25重量部 触媒硬化型シリコーン〔X62−1212 信越化学工業製〕 6重量部 白金触媒〔PL−50T 信越化学工業製〕 3重量部 溶剤(トルエン/MEK 重量比1:1) 400重量部
【0029】(実施例2)実施例1の受像シートの構成
において、基材シート、表面側中間層および色材受容層
の構成はそのままとし、基材シートと裏面層との間に裏
面側中間層を新たに設け、また、裏面層の材質を変更す
るため、先ず、基材シート(合成紙 厚さ150μm)
の一方の面に、下記の組成の裏面側中間層用塗布液をロ
ールコート方式で塗布量が1.0g/m2 (固形分)と
なるように塗布、乾燥して裏面側中間層を設け、続いて
その上に、下記組成の裏面層用塗布液を同じ方式で塗布
量が2.0g/m2 となるように塗布、乾燥して裏面層
を設けた。そして、もう一方の面には、実施例1と同様
にして表面側中間層および色材受容層を順次設けて実施
例2の熱転写受像シートを作成した。 熱転写受像シートの構成 色材受容層(5.0g/ m2 )/表面側中間層(2.0
g/ m2 )/基材シート(合成紙 厚さ150μm)/
裏面側中間層(1.0g/ m2 )/裏面層(2.0g/
m2 )
において、基材シート、表面側中間層および色材受容層
の構成はそのままとし、基材シートと裏面層との間に裏
面側中間層を新たに設け、また、裏面層の材質を変更す
るため、先ず、基材シート(合成紙 厚さ150μm)
の一方の面に、下記の組成の裏面側中間層用塗布液をロ
ールコート方式で塗布量が1.0g/m2 (固形分)と
なるように塗布、乾燥して裏面側中間層を設け、続いて
その上に、下記組成の裏面層用塗布液を同じ方式で塗布
量が2.0g/m2 となるように塗布、乾燥して裏面層
を設けた。そして、もう一方の面には、実施例1と同様
にして表面側中間層および色材受容層を順次設けて実施
例2の熱転写受像シートを作成した。 熱転写受像シートの構成 色材受容層(5.0g/ m2 )/表面側中間層(2.0
g/ m2 )/基材シート(合成紙 厚さ150μm)/
裏面側中間層(1.0g/ m2 )/裏面層(2.0g/
m2 )
【0030】 裏面側中間層用塗布液の組成 ポリウレタン〔N5199 日本ポリウレタン工業製〕 50重量部 酸化チタン〔TCA−888 トーケムプロダクツ製〕 50重量部 溶剤(トルエン/MEK 重量比1:1) 400重量部 裏面層用塗布液の組成 ポリビニルブチラール〔#5000−A 電気化学工業製〕 50重量部 マイクロシリカ〔サイリシア550 富士シリシア化学製〕 50重量部 溶剤(トルエン/IPA 重量比1:1) 400重量部
【0031】(実施例3)実施例1の受像シートの構成
において、裏面層のみを下記の組成の裏面層用塗布液に
換え、また、塗布量が3.0g/m2 (固形分)になる
ように塗布、乾燥して裏面層を形成したほかは、総て実
施例1と同様に加工して実施例3の熱転写受像シートを
作成した。 熱転写受像シートの構成 色材受容層(5.0g/ m2 )/表面側中間層(2.0
g/ m2 )/基材シート(合成紙 厚さ150μm)/
裏面層(3.0g/ m2 )
において、裏面層のみを下記の組成の裏面層用塗布液に
換え、また、塗布量が3.0g/m2 (固形分)になる
ように塗布、乾燥して裏面層を形成したほかは、総て実
施例1と同様に加工して実施例3の熱転写受像シートを
作成した。 熱転写受像シートの構成 色材受容層(5.0g/ m2 )/表面側中間層(2.0
g/ m2 )/基材シート(合成紙 厚さ150μm)/
裏面層(3.0g/ m2 )
【0032】 裏面層用塗布液の組成 ポリビニルブチラール〔#3000−1 電気化学工業製〕 40重量部 マイクロシリカ〔サイリシア250 富士シリシア化学製〕 50重量部 イソシアネート化合物〔タケネートD−160N 武田薬品工業製〕 10重量部 溶剤(トルエン/IPA 重量比1:1) 400重量部
【0033】(実施例4)実施例2の受像シートの構成
において、裏面層のみを下記の組成の裏面層用塗布液に
換え、また、塗布量が2.5g/m2 (固形分)になる
ように塗布、乾燥して裏面層を形成したほかは、総て実
施例2と同様に加工して実施例4の熱転写受像シートを
作成した。 熱転写受像シートの構成 色材受容層(5.0g/ m2 )/表面側中間層(2.0
g/ m2 )/基材シート(合成紙 厚さ150μm)/
裏面側中間層(1.0g/ m2 )/裏面層(2.5g/
m2 )
において、裏面層のみを下記の組成の裏面層用塗布液に
換え、また、塗布量が2.5g/m2 (固形分)になる
ように塗布、乾燥して裏面層を形成したほかは、総て実
施例2と同様に加工して実施例4の熱転写受像シートを
作成した。 熱転写受像シートの構成 色材受容層(5.0g/ m2 )/表面側中間層(2.0
g/ m2 )/基材シート(合成紙 厚さ150μm)/
裏面側中間層(1.0g/ m2 )/裏面層(2.5g/
m2 )
【0034】 裏面層用塗布液の組成 ポリビニルブチラール〔#3000−1 電気化学工業製〕 30重量部 マイクロシリカ〔サイリシア730 富士シリシア化学製〕 60重量部 ナイロンフィラー〔MW−330 神東塗料製〕 5重量部 溶剤(トルエン/IPA 重量比1:1) 400重量部
【0035】(実施例5)実施例1の受像シートの構成
において、裏面層のみを下記の組成の裏面層用塗布液に
換え、また、塗布量が3.5g/m2 (固形分)になる
ように塗布、乾燥して裏面層を形成したほかは、総て実
施例1と同様に加工して実施例5の熱転写受像シートを
作成した。 熱転写受像シートの構成 色材受容層(5.0g/ m2 )/表面側中間層(2.0
g/ m2 )/基材シート(合成紙 厚さ150μm)/
裏面層(3.5g/ m2 )
において、裏面層のみを下記の組成の裏面層用塗布液に
換え、また、塗布量が3.5g/m2 (固形分)になる
ように塗布、乾燥して裏面層を形成したほかは、総て実
施例1と同様に加工して実施例5の熱転写受像シートを
作成した。 熱転写受像シートの構成 色材受容層(5.0g/ m2 )/表面側中間層(2.0
g/ m2 )/基材シート(合成紙 厚さ150μm)/
裏面層(3.5g/ m2 )
【0036】 裏面層用塗布液の組成 ポリビニルブチラール〔#5000A 電気化学工業製〕 30重量部 マイクロシリカ〔サイリシア250 富士シリシア化学製〕 60重量部 キレート化剤〔オルガチックスTC−750 松本製薬製〕 5重量部 ナイロンフィラー〔MW−330 神東塗料製〕 5重量部 溶剤(トルエン/IPA 重量比1:1) 400重量部
【0037】(比較例1)実施例1の受像シートの構成
において、裏面層の形成に用いた塗布液のみを下記組成
の裏面層用塗布液に換えたほかは、総て実施例1と同様
に加工して比較例1の熱転写受像シートを作成した。 熱転写受像シートの構成 色材受容層(5.0g/ m2 )/表面側中間層(2.0
g/ m2 )/基材シート(合成紙 厚さ150μm)/
裏面層(2.0g/ m2 )
において、裏面層の形成に用いた塗布液のみを下記組成
の裏面層用塗布液に換えたほかは、総て実施例1と同様
に加工して比較例1の熱転写受像シートを作成した。 熱転写受像シートの構成 色材受容層(5.0g/ m2 )/表面側中間層(2.0
g/ m2 )/基材シート(合成紙 厚さ150μm)/
裏面層(2.0g/ m2 )
【0038】 裏面層用塗布液の組成 ポリウレタン〔HMS−20 日本ポリウレタン工業製〕 50重量部 炭酸カルシウム〔白艷華PZ 白石工業製〕 50重量部 溶剤(トルエン/IPA 重量比1:1) 400重量部
【0039】尚、上記実施例1〜5の熱転写受像シート
の裏面層に含有させたマイクロシリカの細孔容積(ml
/g)と平均粒子径(μm)の値を、下記の表1にまと
めて示した。
の裏面層に含有させたマイクロシリカの細孔容積(ml
/g)と平均粒子径(μm)の値を、下記の表1にまと
めて示した。
【0040】
【表1】
【0041】(試験及び結果)以上のように作成した実
施例1〜5および比較例1の各熱転写受像シートを試料
として、下記項目について試験を行いその結果を表2に
まとめて示した。 1)受像シート裏面の筆記性 下記の筆記用具を用いて、実施例1〜5および比較例1
の各熱転写受像シートの裏面に文字を書き、下記の基準
で評価を行った。 使用筆記用具 a)鉛筆 :三菱事務用鉛筆 No.9800 HB〔三菱
鉛筆(株)製〕 b)水性ペン :Pentel Sign Pen 黒〔ぺんてる(株)
製〕 c)油性ペン :マジックインキNO.700黒〔寺西化学工
業(株)製〕 d)ボールペン:ジムニー 黒〔ゼブラ(株)製〕 評価基準 ○:滑らかに筆記が可能で、文字がにじまず、読むこと
ができる。 △:文字が薄かったり、にじんで読みづらい。 ×:12時間経過した後に、指で軽く擦った程度で文字
が消えてしまう。
施例1〜5および比較例1の各熱転写受像シートを試料
として、下記項目について試験を行いその結果を表2に
まとめて示した。 1)受像シート裏面の筆記性 下記の筆記用具を用いて、実施例1〜5および比較例1
の各熱転写受像シートの裏面に文字を書き、下記の基準
で評価を行った。 使用筆記用具 a)鉛筆 :三菱事務用鉛筆 No.9800 HB〔三菱
鉛筆(株)製〕 b)水性ペン :Pentel Sign Pen 黒〔ぺんてる(株)
製〕 c)油性ペン :マジックインキNO.700黒〔寺西化学工
業(株)製〕 d)ボールペン:ジムニー 黒〔ゼブラ(株)製〕 評価基準 ○:滑らかに筆記が可能で、文字がにじまず、読むこと
ができる。 △:文字が薄かったり、にじんで読みづらい。 ×:12時間経過した後に、指で軽く擦った程度で文字
が消えてしまう。
【0042】2)受像シート裏面の切手接着性 日本郵便50円切手の接着面全面に水道水を指で塗り、
実施例1〜5および比較例1の各熱転写受像シートの裏
面に貼り付け、12時間放置した後、下記の基準で評価
を行った。 評価基準 ○:12時間経過後、切手が剥がれない。 ×:12時間経過後、切手が手で容易に剥がれる。
実施例1〜5および比較例1の各熱転写受像シートの裏
面に貼り付け、12時間放置した後、下記の基準で評価
を行った。 評価基準 ○:12時間経過後、切手が剥がれない。 ×:12時間経過後、切手が手で容易に剥がれる。
【0043】3)受像シート裏面の耐染料汚染性 下記の熱転写シートと昇華転写方式プリンターを用い
て、実施例1〜5および比較例1の各熱転写受像シート
の受像面に黒ベタ画像を印画し、それぞれの裏面と重ね
合わせて、その両側を平滑なアルミ板で挟み、上から2
0g f /cm2 の荷重を掛けて、40℃、90%RHの
恒温恒湿槽で120時間保存した後、各試料の裏面への
染料の移行状況を目視により、下記の基準で評価した。 評価基準 ○:染料の移行が殆ど認められないもの。 △:染料の移行が微かにあるが実用上問題のない程度の
もの。 ×:染料の移行が認められるもの。 熱転写シート:VY−SS30の熱転写シート〔(株)
日立製作所製〕 プリンター :カラービデオプリンターVY−P1
〔(株)日立製作所製〕
て、実施例1〜5および比較例1の各熱転写受像シート
の受像面に黒ベタ画像を印画し、それぞれの裏面と重ね
合わせて、その両側を平滑なアルミ板で挟み、上から2
0g f /cm2 の荷重を掛けて、40℃、90%RHの
恒温恒湿槽で120時間保存した後、各試料の裏面への
染料の移行状況を目視により、下記の基準で評価した。 評価基準 ○:染料の移行が殆ど認められないもの。 △:染料の移行が微かにあるが実用上問題のない程度の
もの。 ×:染料の移行が認められるもの。 熱転写シート:VY−SS30の熱転写シート〔(株)
日立製作所製〕 プリンター :カラービデオプリンターVY−P1
〔(株)日立製作所製〕
【0044】
【表2】 評価結果 上記表2に示した評価結果から明らかなように、比較例
1の熱転写受像シートは、その筆記性、切手の接着性、
耐染料汚染性のいずれにおいても問題があり、好ましく
なかった。これに対して実施例1〜5の熱転写受像シー
トは、各種筆記具による筆記性、切手の接着性に優れる
と共に、染料による耐汚染性についても、染料の移行が
殆ど認められないか、或いは、微かな移行があっても実
用上問題のない程度であり、良好であった。
1の熱転写受像シートは、その筆記性、切手の接着性、
耐染料汚染性のいずれにおいても問題があり、好ましく
なかった。これに対して実施例1〜5の熱転写受像シー
トは、各種筆記具による筆記性、切手の接着性に優れる
と共に、染料による耐汚染性についても、染料の移行が
殆ど認められないか、或いは、微かな移行があっても実
用上問題のない程度であり、良好であった。
【0045】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、熱転写プリンターにおける自動給排紙など良好な
搬送適性を有すると共に、画像形成後の受像シートを重
ね合わせて保存しても、裏面が染料等の移行によって汚
染されず、且つ、受像シート裏面が各種の筆記具に対し
て優れた筆記適性と、切手の接着性とを有し、ハガキサ
イズの場合には、絵ハガキとしても良好に使用できると
いう使用適性に優れた熱転写受像シートを提供できる効
果を奏する。
れば、熱転写プリンターにおける自動給排紙など良好な
搬送適性を有すると共に、画像形成後の受像シートを重
ね合わせて保存しても、裏面が染料等の移行によって汚
染されず、且つ、受像シート裏面が各種の筆記具に対し
て優れた筆記適性と、切手の接着性とを有し、ハガキサ
イズの場合には、絵ハガキとしても良好に使用できると
いう使用適性に優れた熱転写受像シートを提供できる効
果を奏する。
【図1】本発明の熱転写受像シートの一実施例の構成を
示す模式断面図である。
示す模式断面図である。
【図2】本発明の熱転写受像シートの別の一実施例の構
成を示す模式断面図である。
成を示す模式断面図である。
1 熱転写受像シート 2 基材シート 3 色材受容層 4 裏面層 5a 、5b 中間層
Claims (7)
- 【請求項1】 基材シートの一方の面に色材受容層を設
け、もう一方の面に裏面層を設けてなる熱転写受像シー
トにおいて、該裏面層が、主成分として、熱可塑性樹脂
と、湿式法で製造された細孔容積0.2〜3.0ml/
gの親水性多孔質マイクロシリカとを含有することを特
徴とする熱転写受像シート。 - 【請求項2】 前記裏面層の熱可塑性樹脂が、ポリビニ
ルブチラールであることを特徴とする請求項1記載の熱
転写受像シート。 - 【請求項3】 前記裏面層のマイクロシリカが、平均粒
子径0.5〜15μmの親水性多孔質マイクロシリカで
あることを特徴とする請求項1または2に記載の熱転写
受像シート。 - 【請求項4】 前記裏面層が、更に、マイクロシリカよ
りも粒子径の大きい球状の滑性フィラーを含有すること
を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の熱転写
受像シート。 - 【請求項5】 前記滑性フィラーが、平均粒子径1.0
〜30μmの球状ナイロンフィラーであることを特徴と
する請求項4記載の熱転写受像シート。 - 【請求項6】 前記裏面層が、更に、イソシアネート化
合物またはキレート化剤を含有することを特徴とする請
求項1乃至5のいずれかに記載の熱転写受像シート。 - 【請求項7】 前記裏面層のマイクロシリカ/熱可塑性
樹脂比が、重量比0.1〜3.0であることを特徴とす
る請求項1乃至6のいずれかに記載の熱転写受像シー
ト。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7350791A JPH09175048A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 熱転写受像シート |
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| JP7350791A JPH09175048A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 熱転写受像シート |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09175048A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006231927A (ja) * | 2006-04-11 | 2006-09-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート |
| JP2006289972A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-10-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート |
| JP2008273641A (ja) * | 2007-04-25 | 2008-11-13 | Fujifilm Corp | 感熱転写受像シート用紙管、感熱転写受像シートのロール形態加工物、及び画像形成方法 |
| US8076265B2 (en) | 2005-03-18 | 2011-12-13 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Thermal transfer image-receiving sheet |
| CN114211833A (zh) * | 2021-12-20 | 2022-03-22 | 合肥河钢新材料科技有限公司 | 一种具备立体纹理视觉效果的预涂彩板及其生产设备 |
-
1995
- 1995-12-26 JP JP7350791A patent/JPH09175048A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN114211833A (zh) * | 2021-12-20 | 2022-03-22 | 合肥河钢新材料科技有限公司 | 一种具备立体纹理视觉效果的预涂彩板及其生产设备 |
| CN114211833B (zh) * | 2021-12-20 | 2023-07-28 | 合肥河钢新材料科技有限公司 | 一种具备立体纹理视觉效果的预涂彩板及其生产设备 |
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