JPH09175994A - カルシウム液剤、カルシウム飲料及びその製造方法 - Google Patents
カルシウム液剤、カルシウム飲料及びその製造方法Info
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- JPH09175994A JPH09175994A JP7352347A JP35234795A JPH09175994A JP H09175994 A JPH09175994 A JP H09175994A JP 7352347 A JP7352347 A JP 7352347A JP 35234795 A JP35234795 A JP 35234795A JP H09175994 A JPH09175994 A JP H09175994A
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Abstract
を溶解するには、溶解力の強い酢酸や塩酸が使用されて
いるが、これらの酸の刺激臭や塩味のため服用しにく
く、また、上記以外の有機酸や無機酸を使用した場合カ
ルシウム源の溶解度が小さいという欠点があった。 【解決手段】カルシウム源をリンゴ酸又はクエン酸の1
種又は2種及び乳酸によって溶解することにより、高い
溶解量かつ香味の優れたカルシウム液剤及びカルシウム
飲料が得られた。
Description
ムを含有し、かつ香味の優れたカルシウム液剤、それを
有効成分とするカルシウム飲料及びその製造方法に関す
る。
て石灰岩の割合が少なく、土壌や河川水のカルシウム含
有が少ないために、野菜や飲料水からのカルシウム摂取
量は少ない。カルシウムは骨、歯を形成するための重要
な栄養素であり、疫学的な調査の結果によれば、カルシ
ウム摂取量と骨量は相関し、若年期のカルシウム摂取量
はその後の骨量に大きな影響を与えることが知られてい
る。また、妊娠、授乳期の女性では、カルシウム所要量
が増大する。
カルシウム摂取量をより低下させ、厚生省の国民栄養調
査でも明らかなように、栄養素のなかで唯一カルシウム
の摂取量が所要量を下回っている。このため、閉経後の
女性において、骨粗鬆症の発症が問題となり、最近では
小児の骨折の多発が指摘されている。そこで、カルシウ
ムの補給を目的とした医薬品や食品が多数販売されてい
る。
の投与形態とした医薬品やその類似形態の食品、さらに
菓子などに添加して提供されている。しかし、固形剤は
嚥下時のつかえや水とともに服用せざるを得ないなど、
幼児や高齢者にとっては服用しやすい剤型とはいえな
い。菓子や食品に高容量のカルシウムを添加すると、菓
子や食品本来の風味を損なうためにカルシウム添加量が
制限されている。さらに、菓子や食品にカルシウム補給
を目的として添加されることが多い炭酸カルシウムやリ
ン酸カルシウムは、カルシウムの吸収性が良くないこと
が知られている。
ムが比較的吸収されやすい剤型であり、様々な工夫が施
されたものが提供されている。例えば、不快な味が少な
く溶解度が大きいグルコン酸カルシウムや乳酸カルシウ
ムを使用した液剤は多数市販されている。また、特開昭
54−8767号、特開平2−212号、特開平2−1
19761号などの特許公報にもグルコン酸カルシウム
や乳酸カルシウムを使用した液剤について開示されてい
る。
の殻を溶解するには、溶解力の強い酢酸や塩酸が使用さ
れているが、これらの酸によって製造されたカルシウム
液剤は刺激臭や塩味のため服用しにくいという欠点があ
った。また、上記以外の有機酸や無機酸を使用した場合
カルシウム源の溶解度が小さいという欠点があった。
が高く高濃度のカルシウムを含有し、かつ刺激臭、塩味
を有さず香味に優れたカルシウム液剤が望まれていた。
シウムを含有し不快な香味を有しない液剤、それを有効
成分とするカルシウム飲料及びその製造方法を提供する
ものである。本発明者らは、前述の課題を解決するため
に鋭意検討を重ねた結果、リンゴ酸又はクエン酸の1種
又は2種及び乳酸を使用することによりカルシウムを高
濃度に溶解することに成功し、かつ不快な香味を有しな
いカルシウム液剤を製造することを見い出し、本発明を
完成した。
として炭酸カルシウム又はボレイ末などの貝の殻が用い
られる。使用するリンゴ酸、クエン酸及び乳酸はd−
体、l−体、dl−体のいづれでもよい。また、本発明
に使用する酸の配合量は、リンゴ酸又はクエン酸の1種
又は2種と乳酸との配合モル当量比率が1:1〜1:2
0であることが好ましい。本発明のカルシウム液剤は、
リンゴ酸、乳酸又はクエン酸を単独で使用した場合より
も高濃度のものが得られる。また、酢酸、塩酸等を使用
した場合のような刺激臭、不快臭を示さない。
リン酸リボフラビンナトリウム、塩酸ピリドキシン等の
ビタミン類、ニンジンエキス、ゴオウエキス等の生薬エ
キス、その他の生理活性成分、安息香酸塩、パラオキシ
安息香酸アルキルエステル類等の防腐剤、果糖ブドウ糖
液糖、還元麦芽糖水飴、精製白糖、果糖、ブドウ糖、蔗
糖等の甘味剤やその他の添加剤などを適宜配合すること
により、医薬品用内服カルシウム飲料、食品用カルシウ
ム飲料として提供することができる。
シウム源に水に添加して攪拌し、十分に分散し、リンゴ
酸又はクエン酸の1種又は2種及び乳酸を加え、50〜
100℃にて加熱攪拌することにより製造することがで
きる。使用する酸の配合量は、リンゴ酸又はクエン酸の
1種又は2種と乳酸との配合モル当量比率が1:1〜
1:20であることが好ましい。こうして得られたカル
シウム液剤に、必要に応じて適宜前述の添加剤を加える
ことにより医薬品用内服カルシウム液剤、食品用カルシ
ウム飲料とすることができる。
これらに限定されるものではない。
500mlを加え、攪拌しながらボレイ末を分散させた。
これに50w/w%l−乳酸水溶液200g及び60w
/v%dl−クエン酸水溶液33ml(モル当量比;l−
乳酸:dl−クエン酸=4:1、酸の総量:1.4モル
当量)を加え、精製水で1000mlとした。この液を9
0℃まで加熱攪拌し、冷却した後、ろ過してカルシウム
液剤とした。ろ過後、ろ液に還元麦芽糖水飴(75%)
1000gを加え精製水で3500mlとし、ガラス瓶に
100ml充填し、施栓した後加熱殺菌してカルシウム飲
料を得た。
精製水500mlを加え、攪拌しながら炭酸カルシウムを
分散させた。これに50w/w%dl−乳酸水溶液25
0g、60w/v%dl−クエン酸水溶液20ml及び6
0w/v%dl−リンゴ酸水溶液20ml(モル当量比;
dl−乳酸:dl−クエン酸:dlリンゴ酸=8:1:
1、酸の総量:1.75モル当量)を加え、精製水で1
000mlとした。この液を70℃まで加熱攪拌し、冷却
した後、ろ過してカルシウム液剤とした。ろ過後、ろ液
に精製白糖450gを加え精製水で3500mlとし、ガ
ラス瓶に100ml充填し、施栓した後加熱殺菌してカル
シウム飲料を得た。
精製水500mlを加え、攪拌しながら炭酸カルシウムを
分散させた。これに50w/w%dl−乳酸水溶液30
0g及び60w/v%dl−リンゴ酸水溶液47ml(モ
ル当量比;dl−乳酸:dl−リンゴ酸=4:1、酸の
総量:2.1モル当量)を加え、精製水で1000mlと
した。この液を60℃まで加熱攪拌し、冷却した後、ろ
過してカルシウム液剤とした。ろ過後、ろ液に果糖ブド
ウ糖液糖(75%)560gを加え精製水で3500ml
とし、ガラス瓶に100ml充填し、施栓した後加熱殺菌
してカルシウム飲料を得た。
精製水500mlを加え、攪拌しながら炭酸カルシウムを
分散させた。これに50w/w%dl−乳酸水溶液15
7g及び60w/v%dl−リンゴ酸水溶液98ml(モ
ル当量比;dl−乳酸:dl−リンゴ酸=1:1、酸の
総量:1.75モル当量)を加え、精製水で1000ml
とした。この液を100℃まで加熱攪拌し、冷却した
後、ろ過してカルシウム液剤とした。ろ過後、ろ液に還
元麦芽糖水飴(75%)1000gを加え精製水で35
00mlとし、ガラス瓶に100ml充填し、施栓した後加
熱殺菌してカルシウム飲料を得た。
500mlを加え、攪拌しながらボレイ末を分散させた。
これに50w/w%dl−乳酸水溶液300g及び60
w/v%クエン酸水溶液9.7ml(モル当量比;dl−
乳酸:クエン酸=20:1、酸の総量:1.75モル当
量)を加え、精製水で1000mlとした。この液を10
0℃まで加熱攪拌し、冷却した後、ろ過してカルシウム
液剤とした。ろ過後、ろ液に果糖ブドウ糖液糖(75
%)560gを加え精製水で3500mlとし、ガラス瓶
に100ml充填し、施栓した後加熱殺菌してカルシウム
飲料を得た。
法を比較例として示す。比較例は本発明で使用する酸を
単独で使用した実験例であり、比較例1a及び1bは実
施例1に、比較例2a、2b及び2cは実施例2、4及
び5に、比較例3a及び3bは実施例3にそれぞれ対応
する。比較例4及び5は従来の方法である酢酸を使用し
た実験例である。
500mlを加え、攪拌しながらボレイ末を分散させた。
これに50w/w%l−乳酸水溶液252g(1.4モ
ル当量)を加え、精製水で1000mlとした。この液を
90℃まで加熱攪拌し、冷却した後、ろ過してカルシウ
ム液剤とした。ろ過後、ろ液に還元麦芽糖水飴(75
%)1000gを加え精製水で3500mlとし、ガラス
瓶に100ml充填し、施栓した後加熱殺菌してカルシウ
ム飲料を得た。
500mlを加え、攪拌しながらボレイ末を分散させた。
これに60w/v%dl−クエン酸水溶液163ml
(1.4モル当量)を加え、精製水で1000mlとし
た。この液を90℃まで加熱攪拌し、冷却した後、ろ過
してカルシウム液剤とした。ろ過後、ろ液に還元麦芽糖
水飴(75%)1000gを加え精製水で3500mlと
し、ガラス瓶に100ml充填し、施栓した後加熱殺菌し
てカルシウム飲料を得た。
精製水500mlを加え、攪拌しながら炭酸カルシウムを
分散させた。これに50w/w%dl−乳酸水溶液31
5g(1.75モル当量)を加え、精製水で1000ml
とした。この液を70℃まで加熱攪拌し、冷却した後、
ろ過してカルシウム液剤とした。ろ過後、ろ液に精製白
糖450gを加え精製水で3500mlとし、ガラス瓶に
100ml充填し、施栓した後加熱殺菌してカルシウム飲
料を得た。
精製水500mlを加え、攪拌しながら炭酸カルシウムを
分散させた。これに60w/v%dl−クエン酸水溶液
204ml(1.75モル当量)を加え、精製水で100
0mlとした。この液を70℃まで加熱攪拌し、冷却した
後、ろ過してカルシウム液剤とした。ろ過後、ろ液に精
製白糖450gを加え精製水で3500mlとし、ガラス
瓶に100ml充填し、施栓した後加熱殺菌してカルシウ
ム飲料を得た。
精製水500mlを加え、攪拌しながら炭酸カルシウムを
分散させた。これに60w/v%dl−リンゴ酸水溶液
195ml(1.75モル当量)を加え、精製水で100
0mlとした。この液を70℃まで加熱攪拌し、冷却した
後、ろ過してカルシウム液剤とした。ろ過後、ろ液に精
製白糖450gを加え精製水で3500mlとし、ガラス
瓶に100ml充填し、施栓した後加熱殺菌してカルシウ
ム飲料を得た。
精製水500mlを加え、攪拌しながら炭酸カルシウムを
分散させた。これに50w/w%dl−乳酸水溶液37
8g(2.1モル当量)を加え、精製水で1000mlと
した。この液を60℃まで加熱攪拌し、冷却した後、ろ
過してカルシウム液剤とした。ろ過後、ろ液に果糖ブド
ウ糖液糖(75%)560gを加え精製水で3500ml
とし、ガラス瓶に100ml充填し、施栓した後加熱殺菌
してカルシウム飲料を得た。
精製水500mlを加え、攪拌しながら炭酸カルシウムを
分散させた。これに60w/v%dl−リンゴ酸水溶液
235ml(2.1モル当量)を加え、精製水で1000
mlとした。この液を60℃まで加熱攪拌し、冷却した
後、ろ過してカルシウム液剤とした。ろ過後、ろ液に果
糖ブドウ糖液糖(75%)560gを加え精製水で35
00mlとし、ガラス瓶に100ml充填し、施栓した後加
熱殺菌してカルシウム飲料を得た。
精製水500mlを加え、攪拌しながら炭酸カルシウムを
分散させた。これに30w/v%酢酸水溶液350ml
(1.75モル当量)を加え、精製水で1000mlとし
た。この液を90℃まで加熱攪拌し、冷却した後、ろ過
してカルシウム液剤とした。ろ過後、ろ液に果糖ブドウ
糖液糖(75%)560gを加え精製水で3500mlと
し、ガラス瓶に100ml充填し、施栓した後加熱殺菌し
てカルシウム飲料を得た。
攪拌しながらボレイ末を分散させた。これに30w/v
%酢酸水溶液350ml(1.75モル当量)を加え、精
製水で1000mlとした。この液を90℃まで加熱攪拌
し、冷却した後、ろ過してカルシウム液剤とした。ろ過
後、ろ液に果糖ブドウ糖液糖(75%)560gを加え
精製水で3500mlとし、ガラス瓶に100ml充填し、
施栓した後加熱殺菌してカルシウム飲料を得た。
飲料の効果について、カルシウム溶解量及び香味試験に
よって示す。
ム含量を以下の方法で測定した。実施例及び比較例で得
たカルシウム飲料約3mlを取り、0.45μmメンブラ
ンフィルターでろ過し、検体とした。検体1.5mlを正
確に取り、精製水50ml、水酸化カリウム(1→10)
15ml及びNN希釈粉末(NN指示薬)約0.05gを
それぞれ加え、赤紫色から青色に変化する点を終点とし
て0.05Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液で
滴定し、以下の式により検体中のカルシウム量を算出
し、飲料中のカルシウム含量(mg/ml)を求めた。 0.05Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液1ml
=20.0039mgCa 結果を表1に示す。
で香味試験を行った。結果を表1に示す。表1中の香味
試験における度数分布(人)の指標は次の通りである。 *1 非常に飲み易い *2 飲み易い *3 飲みにくい *4 非常に飲みにくい
ウム液剤及びカルシウム飲料は、従来の乳酸、クエン
酸、リンゴ酸を単独で使用した場合と比べてカルシウム
の溶解量が著しく増加し、従来の酢酸単独で使用した場
合と比べて香味に優れていることが証明された。従っ
て、本発明のカルシウム液剤及びカルシウム飲料は、カ
ルシウム含量及び香味の両方の点で優れた効果を併せ持
つものである。
Claims (5)
- 【請求項1】カルシウム源がリンゴ酸又はクエン酸の1
種又は2種及び乳酸により溶解されたカルシウム液剤。 - 【請求項2】リンゴ酸又はクエン酸の1種又は2種と乳
酸との配合モル当量比率が1:1〜1:20である請求
項1記載のカルシウム液剤。 - 【請求項3】カルシウム源が炭酸カルシウム又はボレイ
末である請求項1又は2記載のカルシウム液剤。 - 【請求項4】カルシウム源に水を添加し、攪拌しながら
分散させ、次いでリンゴ酸又はクエン酸の1種又は2種
及び乳酸を加え、50〜100℃まで加熱攪拌すること
を特徴とするカルシウム液剤の製造方法。 - 【請求項5】請求項1〜3のいづれかに記載のカルシウ
ム液剤を有効成分とするカルシウム飲料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35234795A JP3666094B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | カルシウム液剤、カルシウム飲料及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35234795A JP3666094B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | カルシウム液剤、カルシウム飲料及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09175994A true JPH09175994A (ja) | 1997-07-08 |
| JP3666094B2 JP3666094B2 (ja) | 2005-06-29 |
Family
ID=18423442
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35234795A Expired - Lifetime JP3666094B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | カルシウム液剤、カルシウム飲料及びその製造方法 |
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- 1995-12-28 JP JP35234795A patent/JP3666094B2/ja not_active Expired - Lifetime
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