JPH09176130A - 光学活性な4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジノン誘導体 - Google Patents

光学活性な4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジノン誘導体

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JPH09176130A
JPH09176130A JP34100995A JP34100995A JPH09176130A JP H09176130 A JPH09176130 A JP H09176130A JP 34100995 A JP34100995 A JP 34100995A JP 34100995 A JP34100995 A JP 34100995A JP H09176130 A JPH09176130 A JP H09176130A
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JP
Japan
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diphenyl
imidazolidinone
optically active
mmol
compound
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Application number
JP34100995A
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English (en)
Inventor
Toshio Isobe
敏男 磯部
Keiko Fukuda
恵子 福田
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SHIRATORI SEIYAKU KK
Shiratori Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
SHIRATORI SEIYAKU KK
Shiratori Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 はアルキル基を示し、R2 はジアルコキシ
ホスホリル基又はハロゲン原子を示し、*は不斉炭素の
位置を示す〕で表わされる光学活性な4,5−ジフェニ
ル−2−イミダゾリジノン誘導体。 【効果】 不斉合成試薬として用いれば、光学活性化合
物を選択的かつ高収率で製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学活性化合物を
選択的に製造するために用いる不斉合成試薬として有用
な4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジノン誘導体に
関する。
【0002】
【従来の技術】不斉炭素を有する有機化合物には、エナ
ンチオマー(鏡像異性体)が存在する。このような有機
化合物を香料や食品添加物として用いる場合、各々のエ
ナンチオマーにより、臭いや味が異なることが知られて
いる。また、医薬品では、サリドマイドの例に如実に示
されたように両異性体によって薬効や毒性が大きく異な
ることが知られている。更に強誘電性液晶では純粋なキ
ラル分子構造を持つ化合物が求められており、光学純度
の低下は顕著な機能の低下をもたらすとされている。
【0003】このように、医薬、農薬、香料、食品添加
物、エレクトロニクス等の産業分野では、いずれかのエ
ナンチオマーが求められており、更に光学純度の高いも
のが求められている。
【0004】また、光学純度の高い化合物を製造するに
は、光学活性な出発原料を用いて、通常の化学反応で製
造する方法が最も容易であり、一般的である。従って、
光学活性な原料化合物は産業上重要であり、安価で大量
供給が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような光学活性な
化合物の製造法としては、通常の反応により得たラセミ
体を光学活性な分割剤を用いて分離する方法や、酵素又
は生物学的手法を用いて片方の異性体のみを目的物に変
換する方法等が知られている。
【0006】しかしながら、このような方法では、産業
上利用できない異性体が半分残ってしまうため、資源の
有効利用が図れず、不経済であった。このため必要な光
学異性体のみを製造する方法が望まれており、現在、不
斉合成試薬を用いたいくつかの例が報告されている。こ
の不斉合成試薬のうち特に4−キラル−2−オキサゾリ
ジノン誘導体は入手の容易さと適用範囲の広さから汎用
されている。また、4−キラル−2−オキサゾリジノン
誘導体を用いた不斉合成の反応例も数多く報告されてお
り、例えば(4S)−4−ベンジル−3−ブロモアセチ
ル−2−オキサゾリジノンから誘導された(4S)−4
−ベンジル−3−ジエトキシホスホリルアセチル−2−
オキサゾリジノンを用いて、医薬品として有用である光
学活性(+)−ピロシニンを立体選択的に合成した例が
知られている〔Tetrahedron Lett,
,2447〜2450(1992)〕。
【0007】一方、不斉合成試薬として汎用されている
光学活性な1,2−ジフェニル−1,2−エタンジアミ
ンの誘導体として4,5−ジフェニル−1−メチル−2
−イミダゾリジノンが知られているが、その不斉合成反
応への応用例としては、4,5−ジフェニル−1−メチ
ル−3−プロピオニル−2−イミダゾリジノンとアルデ
ヒドとの不斉アルドール反応が唯一報告されているにす
ぎない〔Bull.Chem.Soc.Jpn.,
,1425〜1427(1991)〕。
【0008】従って、本発明の目的は、所望の光学活性
化合物を選択的に収率よく製造することができる不斉合
成試薬を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる実情に鑑み本発明
者らは、鋭意研究を行った結果、下記一般式(1)で表
わされる新規化合物を不斉合成試薬として用いれば、高
ジアステレオ選択的に反応が進行し、光学活性化合物を
選択的かつ高収率で製造することができることを見出
し、本発明を完成した。
【0010】すなわち本発明は、次の一般式(1)
【0011】
【化2】
【0012】〔式中、R1 はアルキル基を示し、R2
ジアルコキシホスホリル基又はハロゲン原子を示し、*
は不斉炭素の位置を示す〕で表わされる光学活性な4,
5−ジフェニル−2−イミダゾリジノン誘導体を提供す
るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の4,5−ジフェニル−2
−イミダゾリジノン誘導体は前記一般式(1)で表わさ
れるものであり、式中のアルキル基としては、炭素数1
〜12のものが挙げられ、より好ましくは炭素数1〜6
のもの、具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、
t−ブチル基等が挙げられる。本発明においては特に炭
素数1〜4のものが好ましい。また、ジアルコキシホス
ホリル基としては、例えばジC1−C12アルコキシホス
ホリル基が好ましく、ジメトキシホスホリル基、ジエト
キシホスホリル基等がより好ましい。ハロゲン原子とし
ては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が
挙げられる。
【0014】本発明化合物(1)は、例えば次の反応式
に従って、光学活性な1,2−ジフェニル−1,2−エ
タンジアミン(2)を出発原料として4工程を経て得ら
れる4,5−ジフェニル−1−アルキル−2−イミダゾ
リジノン(9)にハロゲノカルボン酸ハロゲニド(1
0)を反応させればハロゲノアシル−4,5−ジフェニ
ル−2−イミダゾリジノン誘導体(1a)が得られ、更
にこれに亜リン酸トリアルキル(11)を反応させるこ
とによってジアルコキシホスホリル体(1b)を製造す
ることができる。
【0015】
【化3】
【0016】〔式中、R1 及び*は前記と同じものを示
し、R3 及びR4 はアルキル基を示し、X1 、X2 、X
3 及びX4 はハロゲン原子を示す〕
【0017】以下、上記反応を工程毎に説明する。
【0018】(1)工程1 光学活性な1,2−ジフェニル−1,2−エタンジアミ
ン(2)を、尿素(3)及び水を用いて閉環させること
により4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジノン
(4)が得られる。原料として用いられる光学活性な
1,2−ジフェニル−1,2−エタンジアミン(2)と
しては、(1R,2R)−1,2−ジフェニル−1,2
−エタンジアミン、(1S,2S)−1,2−ジフェニ
ル−1,2−エタンジアミンが挙げられる。この反応
は、水を留去しながら加熱することにより行われる。
【0019】(2)工程2 4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジノン(4)にプ
ロピオニルクロライドに代表される脂肪酸ハロゲニド
(5)を反応させることにより1−アシル−4,5−ジ
フェニル−2−イミダゾリジノン(6)が得られる。こ
の反応は、水素化ナトリウム等の塩基の存在下に行われ
る。
【0020】(3)工程3 1−アシル−4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジノ
ン(6)にハロゲン化アルキル(7)を反応させること
により3−アシル−1−アルキル−4,5−ジフェニル
−2−イミダゾリジノン(8)が得られる。ハロゲン化
アルキル(7)の具体例としては、ヨウ化メチル、ヨウ
化エチル、臭化エチル、ヨウ化n−プロピル、臭化n−
プロピル、塩化n−プロピル、ヨウ化i−プロピル、臭
化i−プロピル、ヨウ化n−ブチル、臭化n−ブチル、
ヨウ化i−ブチル、臭化i−ブチル、塩化t−ブチル等
が挙げられる。この反応は、水素化ナトリウム等の塩基
の存在下に行われる。
【0021】(4)工程4 3−アシル−1−アルキル−4,5−ジフェニル−2−
イミダゾリジノン(8)を加水分解すれば1−アルキル
−4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジノン(9)が
得られる。この反応は、ナトリウムアルコキシド等の塩
基の存在下に、アシル基のみが脱離する条件下で行われ
る。
【0022】(5)工程5 1−アルキル−4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジ
ノン(9)にハロゲノカルボン酸ハロゲニド(10)を
反応させることによりハロゲノアシル−4,5−ジフェ
ニル−2−イミダゾリジノン誘導体(1a)が得られ
る。ハロゲノカルボン酸ハロゲニドの具体例としては、
クロルアセチルクロライド、ブロモアセチルクロライド
等が挙げられる。この反応は、ジメチルホルムアミド、
テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等の不活性溶媒
中、n−ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミ
ド等の有機金属化合物や水素化ナトリウム、水素化リチ
ウム等を用いて化合物(9)の金属塩を調製し、室温あ
るいは冷却下に化合物(9)の金属塩の溶液をハロゲノ
カルボン酸ハロゲニド(10)の溶液中に滴下すること
により行われる。
【0023】(6)工程6 ハロゲノアシル−4,5−ジフェニル−2−イミダゾリ
ジノン誘導体(1a)に亜リン酸トリアルキル(11)
を反応させることにより化合物(1b)が得られる。亜
リン酸トリアルキル(11)の具体例としては、亜リン
酸トリメチル、亜リン酸トリエチル、亜リン酸トリプロ
ピル等が挙げられる。この反応は、化合物(1a)と亜
リン酸トリアルキル(11)をトルエン、キシレン、ジ
メチルホルムアミド等の溶媒に溶解し、加熱することに
より行われる。
【0024】本発明化合物(1)は、種々の不斉合成反
応に不斉合成試薬として用いることができる。例えば、
光学活性なカルボン酸の製造は次の反応式に従って実施
することができる。
【0025】
【化4】
【0026】〔式中、R1 、R2 及び*は前記と同じも
のを示し、R5 、R6 は有機基を、Aはハロゲン原子を
示す〕
【0027】すなわち、本発明化合物(1)をテトラヒ
ドロフランやジメチルホルムアミド等の不活性溶媒中、
n−ブチルリチウム、水素化ナトリウム等を用いて金属
塩とした後、アルデヒド(12)を反応させてα,β−
不飽和アシル体(13)とし、次いでテトラヒドロフラ
ンやジエチルエーテル等の不活性溶媒中、ハロゲン化第
1銅とグリニャール試薬から調製した有機銅試薬(1
4)をジアステレオ選択的に反応してジアステレオマー
(15)を得、これをナトリウムメトキシド(16)を
用いてカルボン酸エステル(17)とし、アルカリ(1
8)で加水分解することにより容易に光学活性カルボン
酸(19)を得ることができる。なお、このとき再生し
た化合物(9)は特に精製の操作を必要とせず本発明化
合物(1)の原料として再使用することができる。ま
た、この反応で用いるアルデヒド(12)は特に限定さ
れるものではなく、適用範囲が広い利点も有している。
【0028】
【発明の効果】本発明化合物を不斉合成試薬として用い
れば、光学活性化合物を選択的かつ高収率で製造するこ
とができる。
【0029】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0030】製造例1 (4S,5S)−1−アセチル
−4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジノンの製造:
ジメチルホルムアミド10ml中に水素化ナトリウム0.
73g(55% 16.8mmol)及び(4S,5S)−
4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジノン2.00g
(8.4mmol)を加え、30分間攪拌し、次いで塩化ア
セチル0.66g(8.4mmol)のジメチルホルムアミ
ド3ml溶液をゆっくりと滴下し、終了後更に30分間攪
拌した。反応液を希塩酸水溶液中に加え、塩化メチレン
で抽出し、抽出液は水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥させ、減圧下で溶媒を留去して残渣を得た。この残渣
をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒 クロロホル
ム)で精製し、標記化合物を1.49g(収率63%)
得た。
【0031】IRνKBr max cm-1:3270, 1745, 16601 H-NMR(CDCl3)δ:2.53(3H,s), 4.51(1H,d,J=3.3Hz),5.
13(1H,d,J=3.3Hz), 5.77(1H,s), 7.24〜7.41(10H,m)
【0032】製造例2 (4S,5S)−1−アセチル
−3−n−ブチル−4,5−ジフェニル−2−イミダゾ
リジノンの製造:ジメチルホルムアミド12ml中に水素
化ナトリウム0.24g(55% 5.5mmol)及び
(4S,5S)−1−アセチル−4,5−ジフェニル−
2−イミダゾリジノン1.40g(5.0mmol)を加
え、30分間攪拌し、次いでヨウ化n−ブチル0.92
g(5.0mmol)を滴下し、終了後更に28時間室温で
攪拌した。反応液を希塩酸水溶液中に加え、塩化メチレ
ンで抽出し、抽出液は水洗後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥させ、減圧下溶媒を留去して赤色油状物を得た。こ
の油状物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒 クロ
ロホルム)で精製し、標記化合物を1.7g(収率10
0%)得た。
【0033】IRνneat max cm-1:1720, 16851 H-NMR(CDCl3)δ:0.86(3H,t,J=6.6Hz), 1.24〜1.44(4
H,m), 2.59(3H,s),2.70〜2.75(1H,m), 3.64〜3.69(1H,
m), 4.34(1H,d,J=2.6Hz),5.06(1H,d,J=2.6Hz), 7.17〜
7.41(10H,m)
【0034】製造例3 (4S,5S)−1−n−ブチ
ル−4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジノンの製
造:メタノール5ml中に(4S,5S)−1−アセチル
−3−n−ブチル−4,5−ジフェニル−2−イミダゾ
リジノン1.16g(3.5mmol)を溶解し、この中に
ナトリウムメトキシド28%メタノール溶液1.3g
(6.7mmol)を加え、室温で50分間攪拌した。反応
液を希塩酸水溶液中に加え、塩化メチレンで抽出し、抽
出液は水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、次い
で減圧下溶媒を留去して標記化合物を1.01g(収率
100%)得た。
【0035】IRνneat max cm-1:3220, 1695
【0036】実施例1 (4S,5S)−1−クロロア
セチル−4,5−ジフェニル−3−メチル−2−イミダ
ゾリジノンの製造:ジメチルホルムアミド5ml中に水素
化ナトリウム95mg(55% 2.2mmol)及び(4
S,5S)−4,5−ジフェニル−1−メチル−2−イ
ミダゾリジノン500mg(2.0mmol)を加え、45分
間室温で攪拌しナトリウム塩を調製した。このナトリウ
ム塩溶液を氷冷下クロルアセチルクロライド330mg
(2.9mmol)のジメチルホルムアミド5ml溶液中にゆ
っくりと加えた。次いで、室温で1時間攪拌した後、反
応液を希塩酸水溶液に加え、塩化メチレンで抽出し、抽
出液は水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減
圧下溶媒を留去して得た粘稠油状物をシリカゲルクロマ
トグラフィー(溶媒 クロロホルム)で精製し、標記化
合物を270mg(収率41%)得た。
【0037】m.p. 109.5〜112.3℃ 〔α〕22.5 D=−98.24°(c=1.00, CHCl3) UVλMeOH max nm:210.0(ε 23900) IRνKBr max cm-1:1725, 17001 H-NMR(CDCl3)δ:2.81(3H,s), 4.34(1H,d,J=3.7Hz),4.
78(1H,d,J=15.0Hz), 4.90(1H,d,J=15.0Hz), 5.05(1H,d,
J=3.7Hz),7.16〜7.46(10H,m)13 C-NMR(CDCl3)δ:29.12, 43.84, 63.75, 67.85, 125.
53, 126.15,128.48, 129.19, 129.21, 129.56, 137.93,
139.71, 154.32, 165.80
【0038】実施例2 (4S,5S)−1−ブロモア
セチル−4,5−ジフェニル−3−メチル−2−イミダ
ゾリジノンの製造:ジメチルホルムアミド10ml中に水
素化ナトリウム190mg(55% 4.3mmol)及び
(4S,5S)−4,5−ジフェニル−1−メチル−2
−イミダゾリジノン1.00g(4.0mmol)を加え、
50分間室温で攪拌し、ナトリウム塩を調製した。この
ナトリウム塩溶液を氷冷下ブロモアセチルクロライド9
10mg(5.8mmol)のジメチルホルムアミド10ml溶
液中にゆっくりと加えた。次いで、室温で1.5時間攪
拌を続けた。以下実施例1と同様の操作を行い、標記化
合物を680mg(収率46%)得た。
【0039】m.p. 99.5〜101.8℃ 〔α〕26.6 D=−93.03°(c=1.00, CHCl3) UVλMeOH max nm:209.6(ε 25100) IRνKBr max cm-1:1720, 16951 H-NMR(CDCl3)δ:2.82(3H,s), 4.63(1H,d,J=3.7Hz),4.
78(1H,d,J=15.0Hz), 4.90(1H,d,J=15.0Hz), 5.05(1H,d,
J=3.7Hz),7.16〜7.46(10H,m)13 C-NMR(CDCl3)δ:29.12, 43.78, 63.77, 67.88, 125.
53, 126.16,126.20, 128.48, 129.19, 129.56, 137.96,
139.72, 154.32, 165.80
【0040】実施例3 (4S,5S)−1−ブロモア
セチル−4,5−ジフェニル−3−n−ブチル−2−イ
ミダゾリジノンの製造:ジメチルホルムアミド13ml中
に水素化ナトリウム0.25g(55% 5.6mmol)
及び(4S,5S)−4,5−ジフェニル−1−n−ブ
チル−2−イミダゾリジノン1.50g(5.1mmol)
を加え、室温で1時間攪拌し、ナトリウム塩を調製し
た。このナトリウム塩溶液を氷冷下ブロモアセチルクロ
ライド1.20g(7.6mmol)のジメチルホルムアミ
ド13ml溶液中にゆっくりと加えた。次いで、室温で
3.5時間攪拌を続けた。以下、実施例1と同様の操作
を行い、標記化合物を0.69g(収率33%)得た。
【0041】粘稠油状物 〔α〕26.4 D=−83.55°(c=1.00, CHCl3) UVλMeOH max nm:209.6(ε 25000) IRνneat max cm-1:17201 H-NMR(CDCl3)δ:0.87(3H,t,J=7.5Hz), 1.25〜1.31(2
H,m),1.39〜1.52(2H,m), 2.70〜2.79(1H,m), 3.61〜3.7
1(1H,m),4.42(1H,d,J=2.9Hz), 4.78(1H,d,J=15.2Hz),
4.92(1H,d,J=15.2Hz),5.05(1H,d,J=2.9Hz), 7.17〜7.43
(10H,m)13 C-NMR(CDCl3)δ:13.54, 19.58, 28.96, 41.36, 43.8
5, 63.66, 65.46,125.33, 126.17, 128.35, 129.07, 12
9.11, 129.43, 138.45, 140.02,154.09, 165.62
【0042】実施例4 (4S,5S)−1−ジエトキ
シホスホリルアセチル−4,5−ジフェニル−3−メチ
ル−2−イミダゾリジノンの製造:トルエン20ml中
に、実施例2で得た(4S,5S)−1−ブロモアセチ
ル−4,5−ジフェニル−3−メチル−2−イミダゾリ
ジノン470mg(1.26mmol)及び亜リン酸トリエチ
ル419mg(2.52mmol)を加え、30時間加熱還流
を続けた。放冷後、減圧下溶媒を留去して得た残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィー(溶媒 クロロホルム/メ
タノール)で精製し、標記化合物を370mg(収率68
%)得た。
【0043】粘稠油状物 〔α〕27.6 D=−71.50°(c=1.13, CHCl3) UVλMeOH max nm:210.4(ε 24600) IRνneat max cm-1:1725, 1685, 1260, 10201 H-NMR(CDCl3)δ:1.29(3H,t,J=7.3Hz), 1.30(3H,t,J=
7.3Hz),2.80(3H,s), 3.87(0.5H,d,J=13.6Hz), 3.95(0.5
H,d,J=13.6Hz),3.97(0.5H,d,J=13.6Hz), 4.04(0.5H,d,J
=13.6Hz), 4.11〜4.17(4H,m),4.26(1H,d,J=3.5Hz), 5.1
0(1H,d,J=3.5Hz), 7.22〜7.44(10H,m)13 C-NMR(CDCl3)δ:16.26, 16.28, 16.34, 16.36, 29.1
4, 33.63, 35.35,62.48, 62.50, 62.55, 62.58, 63.83,
67.20, 125.48, 126.40, 128.14,129.01, 129.06, 12
9.45, 138.32, 140.28, 154.40, 164.37, 164.45
【0044】実施例5 (4S,5S)−1−n−ブチ
ル−3−ジエトキシホスホリルアセチル−4,5−ジフ
ェニル−2−イミダゾリジノンの製造:トルエン15ml
中に、実施例3で得た(4S,5S)−1−ブロモアセ
チル−3−n−ブチル−4,5−ジフェニル−2−イミ
ダゾリジノン709mg(1.71mmol)及び亜リン酸ト
リエチル568mg(3.42mmol)を加え、27時間加
熱還流を続けた。放冷後、減圧下溶媒を留去して得た残
渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒 クロロホル
ム/メタノール)で精製し、標記化合物を400mg(収
率50%)得た。
【0045】粘稠油状物 〔α〕27.0 D=−65.83°(c=1.00, CHCl3) UVλMeOH max nm:210.8(ε 23200) IRνneat max cm-1:1725, 1685, 1260, 10251 H-NMR(CDCl3)δ:0.85(3H,t,J=7.3Hz), 1.28(3H,t,J=
7.1Hz),1.30(3H,t,J=7.1Hz), 1.24〜1.44(4H,m), 2.77
(1H,dt,J=14.1 and 7.9Hz),3.67(1H,dt,J=14.1 and 7.9
Hz), 3.82(0.5H,d,J=13.5Hz),3.89(0.5H,d,J=13.5Hz),
4.03〜4.20(5H,m), 4.34(1H,d,J=2.9Hz),5.12(1H,d,J=
2.9Hz), 7.26〜7.41(10H,m)13 C-NMR(CDCl3)δ:13.56, 11.64, 16.33, 19.75, 29.0
0, 33.56, 35.27,41.36, 62.35, 62.40, 62.43, 62.48,
63.79, 64.87, 125.29, 126.41,128.10, 128.98, 129.
39, 138.78, 140.55, 154.17, 164.18, 164.27
【0046】実施例6 (4S,5S)−1−ジメトキ
シホスホリルアセチル−3−メチル−4,5−ジフェニ
ル−2−イミダゾリジノンの製造:トルエン12ml中
に、実施例2で得た(4S,5S)−1−ブロモアセチ
ル−4,5−ジフェニル−3−メチル−2−イミダゾリ
ジノン520mg(1.39mmol)及び亜リン酸トリメチ
ル346mg(2.79mmol)を加え、22時間加熱還流
を続けた。放冷後、減圧下溶媒を留去して得た残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィー(溶媒 クロロホルム/メ
タノール)で精製し、標記化合物を360mg(収率64
%)得た。
【0047】粘稠油状物 〔α〕29.4 D=−59.12°(c=1.00, CHCl3) UVλMeOH max nm:210.8(ε 21100) IRνneat max cm-1:1725, 1680, 1265, 10251 H-NMR(CDCl3)δ:2.80(3H,s), 3.74(1.5H,s), 3.75(1.
5H,s),3.78(1.5H,s), 3.88(0.5H,d,J=13.7Hz), 3.95(0.
5H,d,J=13.7Hz),4.00(0.5H,d,J=13.7Hz), 4.07(0.5H,d,
J=13.7Hz), 4.28(1H,d,J=3.4Hz),5.10(1H,d,J=3.4Hz),
7.22〜7.42(10H,m)13 C-NMR(CDCl3)δ:29.12, 32.74, 34.47, 53.00, 53.0
8, 63.79, 67.13,125.41, 126.30, 128.19, 129.02, 12
9.06, 129.46, 138.25, 140.17,154.33, 164.10, 164.1
9
【0048】参考例1 (4S,5S)−1−シンナモ
イル−4,5−ジフェニル−3−メチル−2−イミダゾ
リジノンの製造:無水テトラヒドロフラン4ml中に水素
化ナトリウム37.1mg(55% 0.85mmol)及び
(4S,5S)−1−ジエトキシホスホリルアセチル−
4,5−ジフェニル−3−メチル−2−イミダゾリジノ
ン366mg(0.85mmol)を加え、0℃で15分間攪
拌した後、ベンズアルデヒド90mg(0.85mmol)を
加え、0℃で1時間更に室温で15時間攪拌を続けた。
次いで、反応液に水を加え、塩化メチレンで抽出し、抽
出液は水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減
圧下溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルクロマトグラ
フィー(溶媒 n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し標
記化合物を265mg(収率82%)得た。
【0049】m.p. 144.9〜146.0℃ 〔α〕21.0 D=+29.82°(c=1.00, CHCl3) UVλMeOH max nm:293.6(ε 27200) 208.0(ε 23700) IRνKBr max cm-1:1710, 1665, 16101 H-NMR(CDCl3)δ:2.84(3H,s), 4.33(1H,d,J=3.5Hz),5.
20(1H,d,J=3.5Hz), 7.20〜7.63(15H,m), 7.74(1H,d,J=1
5.9Hz),8.23(1H,d,J=15.9Hz)
【0050】参考例2 (4S,5S)−4,5−ジフ
ェニル−1−メチル−3−(3−フェニルブチリル)−
2−イミダゾリジノンの製造:窒素気流下、無水テトラ
ヒドロフラン4.8ml中に臭化第1銅0.62g(95
% 4.11mmol)を加え、−40℃に冷却し、この中
にメチルマグネシウムブロミド3.0Mジエチルエーテ
ル溶液2.72ml(8.16mmol)を加え、−40℃で
15分間更に−10℃で20分間攪拌した。次いで、
(4S,5S)−1−シンナモイル−4,5−ジフェニ
ル−3−メチル−2−イミダゾリジノン1.04g
(2.72mmol)を加え、−10℃で1.5時間、0℃
で20分間更に室温で16時間攪拌を続けた。反応液に
飽和塩化アンモニウム水溶液12mlを加え、酢酸エチル
で抽出し、抽出液は水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥させ、減圧下溶媒を留去して1.25gの残渣を得
た。この残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒
n−ヘキサン/酢酸エチル)にて精製しジアステレオマ
ーの混合物である標記化合物を0.55g(収率51
%)得た。この混合物をHPLC分析したところジアス
テレオマー比は77:23であった。
【0051】 HPLC分析条件 カラム:Capcell pak ODS UG-120Å 5μm(4.6mmID×250mmL) 移動相:CH3OH:H2O=7:3 流速:1.0ml/min Detector:UV 210nm
【0052】参考例3 3−フェニルブタン酸の製造:
メタノール5ml中に(4S,5S)−4,5−ジフェニ
ル−1−メチル−3−(3−フェニルブチリル)−2−
イミダゾリジノン0.52g(1.31mmol)及びナト
リウムメトキシド28%メタノール溶液0.51g
(2.64mmol)を加え、室温で45分間攪拌した後、
水1ml(55.56mmol)を加え、室温で16時間攪拌
した。反応液に水を加え、塩化メチレンで抽出し、塩化
メチレン層は水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥さ
せ、減圧下溶媒を留去して(4S,5S)−4,5−ジ
フェニル−1−メチル−2−イミダゾリジノンを0.3
2g回収した。水層は塩酸酸性とした後、酢酸エチルで
抽出し、抽出液は水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
させ、減圧下溶媒を留去して標記化合物を0.21g
(収率100%)得た。
【0053】IRνneat max cm-1:2960, 1705

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 はアルキル基を示し、R2 はジアルコキシ
    ホスホリル基又はハロゲン原子を示し、*は不斉炭素の
    位置を示す〕で表わされる光学活性な4,5−ジフェニ
    ル−2−イミダゾリジノン誘導体。
JP34100995A 1995-12-27 1995-12-27 光学活性な4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジノン誘導体 Pending JPH09176130A (ja)

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