JPH09208514A - 光学活性カルボン酸類の製造法 - Google Patents

光学活性カルボン酸類の製造法

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JPH09208514A
JPH09208514A JP1725096A JP1725096A JPH09208514A JP H09208514 A JPH09208514 A JP H09208514A JP 1725096 A JP1725096 A JP 1725096A JP 1725096 A JP1725096 A JP 1725096A JP H09208514 A JPH09208514 A JP H09208514A
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imidazolidinone
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JP1725096A
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English (en)
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Toshio Isobe
敏男 磯部
Keiko Fukuda
恵子 福田
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SHIRATORI SEIYAKU KK
Shiratori Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
SHIRATORI SEIYAKU KK
Shiratori Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 光学活性な4,5−ジフェニル−2−イ
ミダゾリジノン誘導体(1)にR3CHO(R3 は有機
基)を反応させてα,β−不飽和アシル体とし、次いで
有機基R4 を有する有機試薬を用いたマイケル付加又は
マイケル型付加反応により当該α,β−不飽和アシル体
をジアステレオマー(2)とし、これを加水分解する光
学活性カルボン酸類(3)の製造法。 【化1】 〔R1 はアルキル基、R2 はジアルコキシホスホリル基
又はハロゲン原子、R3及びR4 は相異なる有機基、*
は不斉炭素の位置を示す〕 【効果】 光学活性カルボン酸類を選択的かつ高収率で
製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学活性カルボン
酸類の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】不斉炭素を有する有機化合物には、エナ
ンチオマー(鏡像異性体)が存在する。このような有機
化合物を香料や食品添加物として用いる場合、各々のエ
ナンチオマーにより、臭いや味が異なることが知られて
いる。また、医薬品では、サリドマイドの例に如実に示
されたように両異性体によって薬効や毒性が大きく異な
ることが知られている。更に強誘電性液晶では純粋なキ
ラル分子構造を持つ化合物が求められており、光学純度
の低下は顕著な機能の低下をもたらすとされている。
【0003】このように、医薬、農薬、香料、食品添加
物、エレクトロニクス等の産業分野では、いずれかのエ
ナンチオマーが求められており、更に光学純度の高いも
のが求められている。
【0004】また、光学純度の高いカルボン酸類を製造
するには、光学活性な出発原料を用いて、通常の化学反
応で製造する方法が最も容易であり、一般的である。従
って、光学活性な原料化合物は産業上重要であり、安価
で大量供給が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような光学活性カ
ルボン酸類の製造法としては、通常の反応により得たラ
セミ体を光学活性な分割剤を用いて分離する方法や、酵
素又は生物学的手法を用いて片方の異性体のみを目的物
に変換する方法等が知られている。
【0006】しかしながら、このような方法では、産業
上利用できない異性体が半分残ってしまうため、資源の
有効利用が図れず、不経済であった。このため必要な光
学異性体のみを製造する方法が望まれており、現在、不
斉合成試薬を用いたいくつかの例が報告されている。こ
の不斉合成試薬のうち特に4−キラル−2−オキサゾリ
ジノン誘導体は入手の容易さと適用範囲の広さから汎用
されている。
【0007】不斉合成試薬として汎用されている光学活
性な1,2−ジフェニル−1,2−エタンジアミンの誘
導体として4,5−ジフェニル−1−メチル−2−イミ
ダゾリジノンが知られているが、その不斉合成反応への
応用例としては、4,5−ジフェニル−1−メチル−3
−プロピオニル−2−イミダゾリジノンとアルデヒドと
の不斉アルドール反応が唯一報告されているにすぎない
〔Bull.Chem.Soc.Jpn.,64,14
25〜1427(1991)〕。
【0008】従って、本発明の目的は、良好な不斉合成
試薬を用いて光学活性カルボン酸類を選択的に収率よく
製造することができる方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる実情に鑑み本発明
者らは、鋭意研究を行った結果、下記一般式(1)で表
わされる光学活性な4,5−ジフェニル−2−イミダゾ
リジノン誘導体を不斉合成試薬として用いれば、高ジア
ステレオ選択的に反応が進行し、光学活性カルボン酸類
を選択的かつ高収率で製造することができることを見出
し、本発明を完成した。
【0010】本発明は次の反応式で表わすことができ
る。
【0011】
【化5】
【0012】〔式中、R1 はアルキル基を示し、R2
ジアルコキシホスホリル基又はハロゲン原子を示し、R
3 及びR4 はそれぞれ異なった有機基を示し、*は不斉
炭素の位置を示す〕
【0013】すなわち、本発明は一般式(1)で表わさ
れる光学活性な4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジ
ノン誘導体にR3CHO(R3 は有機基を示す)で表わ
されるアルデヒドを反応させて(工程1)一般式(2)
で表わされるα,β−不飽和アシル化合物を得、これに
3 と異なる有機基R4 を有する試薬を用いたマイケル
付加反応又はマイケル型付加反応をせしめて(工程2)
一般式(3)で表わされるジアステレオマーを得、次い
でこれを加水分解する(工程3)ことを特徴とする一般
式(4)で表わされる光学活性カルボン酸類の製造法を
提供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明方法を上記工程毎に
説明する。なお、原料化合物である光学活性な4,5−
ジフェニル−2−イミダゾリジノン誘導体(1)の製造
法については後述する。
【0015】(1)工程1 原料として用いられる光学活性な4,5−ジフェニル−
2−イミダゾリジノン誘導体(1)において、一般式
(1)中のアルキル基としては、炭素数1〜12のもの
が挙げられ、より好ましくは炭素数1〜6のもの、具体
的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プ
ロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基
等が挙げられる。本発明においては特に炭素数1〜4の
ものが好ましい。また、ジアルコキシホスホリル基とし
ては、例えばジC1−C12アルコキシホスホリル基が好
ましく、ジメトキシホスホリル基、ジエトキシホスホリ
ル基等がより好ましい。ハロゲン原子としては、フッ素
原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
【0016】またもう一方の原料であるアルデヒド(R
3CHO)における有機基は、目的とする光学活性カル
ボン酸(4)のβ−位に対応する基であり、特に限定さ
れないが、炭化水素基、複素環式基等が挙げられる。こ
こで、炭化水素基及び複素環式基にはハロゲン原子、ア
ルコキシ基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基等が置換し
ていてもよい。また炭化水素基としては直鎖、分岐鎖及
び環状の基が挙げられ、飽和及び不飽和(芳香族を含
む)のいずれでもよい。複素環式基としては飽和及び不
飽和のいずれでもよく、複素環を構成するヘテロ原子と
しては窒素原子、酸素原子、硫黄原子の一種又は二種以
上が挙げられる。
【0017】工程1の反応は、n−ブチルリチウム、水
素化ナトリウム等の塩基の存在下に行うのが好ましく、
テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド等の不活性
溶媒中、−20〜50℃で1〜24時間行うのが好まし
い。
【0018】(2)工程2 工程2は、α,β−不飽和アシル化合物(2)へのβ付
加反応であり、マイケル付加反応又はマイケル型付加反
応である。
【0019】ここで用いられる試薬としては、R3 と異
なる有機基R4 を有し、通常マイケル付加又はマイケル
型付加反応に用いられる試薬であれば特に限定されない
が、(R42CuMgX(Xはハロゲン原子)、
(R42CuLi、R4MgX、(R43B、R4Al
(R52(R5 は低級アルキル基を示す)、R4K等の
有機金属試薬;R6COCH2COR7(ここでR6 及び
7 は炭化水素基、炭化水素オキシ基、複素環式基、複
素環式オキシ基等を示す)等の活性メチレン化合物等が
挙げられる。なお、ここでR4 としては、前記R3 とし
て列挙した基であって、R3 と異なる有機基が挙げられ
る。
【0020】工程2の反応は、R4 を有する試薬の種類
によって異なるが、マイケル付加反応又はマイケル型付
加反応の条件で行われ、R4 を有する試薬が有機金属試
薬の場合には例えばエーテル類等の不活性溶媒中−10
0〜20℃で1〜24時間行うのが好ましい。
【0021】この反応は、ジアステレオ選択的に進行
し、得られるジアステレオマー(3)のジアステレオマ
ー比はいずれか一方が高いものである。
【0022】(3)工程3 工程3はジアステレオマー(3)の加水分解により目的
とする光学活性カルボン酸類(4)を得る反応である。
加水分解反応は、常法により行われるが、塩基の存在下
に行うのが好ましい。塩基としては水酸化ナトリウム、
水酸化リチウム、水酸化カリウム等を用いることもでき
るが、金属アルコキシドを用いてもよい。金属アルコキ
シドを用いた場合には、光学活性カルボン酸のアルキル
エステルが生成するので、更に水酸化ナトリウム等を用
いて加水分解を行う必要がある。
【0023】原料化合物(1)は、例えば次の反応式に
従って、光学活性な1,2−ジフェニル−1,2−エタ
ンジアミン(5)を出発原料として4工程を経て得られ
る4,5−ジフェニル−1−アルキル−2−イミダゾリ
ジノン(12)にハロゲノカルボン酸ハロゲニド(1
3)を反応させればハロゲノアシル−4,5−ジフェニ
ル−2−イミダゾリジノン誘導体(1a)が得られ、更
にこれに亜リン酸トリアルキル(14)を反応させるこ
とによってジアルコキシホスホリル体(1b)を製造す
ることができる。
【0024】
【化6】
【0025】〔式中、R1 及び*は前記と同じものを示
し、R8 及びR9 はアルキル基を示し、X1 、X2 、X
3 及びX4 はハロゲン原子を示す〕
【0026】以下、上記反応を工程毎に説明する。
【0027】(1)工程a 光学活性な1,2−ジフェニル−1,2−エタンジアミ
ン(5)を、尿素(6)及び水を用いて閉環させること
により4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジノン
(7)が得られる。原料として用いられる光学活性な
1,2−ジフェニル−1,2−エタンジアミン(5)と
しては、(1R,2R)−1,2−ジフェニル−1,2
−エタンジアミン、(1S,2S)−1,2−ジフェニ
ル−1,2−エタンジアミンが挙げられる。この反応
は、水を留去しながら加熱することにより行われる。
【0028】(2)工程b 4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジノン(7)にプ
ロピオニルクロライドに代表される脂肪酸ハロゲニド
(8)を反応させることにより1−アシル−4,5−ジ
フェニル−2−イミダゾリジノン(9)が得られる。こ
の反応は、水素化ナトリウム等の塩基の存在下に行われ
る。
【0029】(3)工程c 1−アシル−4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジノ
ン(9)にハロゲン化アルキル(10)を反応させるこ
とにより3−アシル−1−アルキル−4,5−ジフェニ
ル−2−イミダゾリジノン(11)が得られる。ハロゲ
ン化アルキル(10)の具体例としては、ヨウ化メチ
ル、ヨウ化エチル、臭化エチル、ヨウ化n−プロピル、
臭化n−プロピル、塩化n−プロピル、ヨウ化i−プロ
ピル、臭化i−プロピル、ヨウ化n−ブチル、臭化n−
ブチル、ヨウ化i−ブチル、臭化i−ブチル、塩化t−
ブチル等が挙げられる。この反応は、水素化ナトリウム
等の塩基の存在下に行われる。
【0030】(4)工程d 3−アシル−1−アルキル−4,5−ジフェニル−2−
イミダゾリジノン(11)を加水分解すれば1−アルキ
ル−4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジノン(1
2)が得られる。この反応は、ナトリウムアルコキシド
等の塩基の存在下に、アシル基のみが脱離する条件下で
行われる。
【0031】(5)工程e 1−アルキル−4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジ
ノン(12)にハロゲノカルボン酸ハロゲニド(13)
を反応させることによりハロゲノアシル−4,5−ジフ
ェニル−2−イミダゾリジノン誘導体(1a)が得られ
る。ハロゲノカルボン酸ハロゲニドの具体例としては、
クロルアセチルクロライド、ブロモアセチルクロライド
等が挙げられる。この反応は、ジメチルホルムアミド、
テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等の不活性溶媒
中、n−ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミ
ド等の有機金属化合物や水素化ナトリウム、水素化リチ
ウム等を用いて化合物(12)の金属塩を調製し、室温
あるいは冷却下に化合物(12)の金属塩の溶液をハロ
ゲノカルボン酸ハロゲニド(13)の溶液中に滴下する
ことにより行われる。
【0032】(6)工程f ハロゲノアシル−4,5−ジフェニル−2−イミダゾリ
ジノン誘導体(1a)に亜リン酸トリアルキル(14)
を反応させることにより化合物(1b)が得られる。亜
リン酸トリアルキル(14)の具体例としては、亜リン
酸トリメチル、亜リン酸トリエチル、亜リン酸トリプロ
ピル等が挙げられる。この反応は、化合物(1a)と亜
リン酸トリアルキル(14)をトルエン、キシレン、ジ
メチルホルムアミド等の溶媒に溶解し、加熱することに
より行われる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、光学活性カルボン酸類
を選択的かつ高収率で製造することができる。
【0034】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0035】製造例1 (4S,5S)−1−アセチル
−4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジノンの製造:
ジメチルホルムアミド10ml中に水素化ナトリウム0.
73g(55% 16.8mmol)及び(4S,5S)−
4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジノン2.00g
(8.4mmol)を加え、30分間攪拌し、次いで塩化ア
セチル0.66g(8.4mmol)のジメチルホルムアミ
ド3ml溶液をゆっくりと滴下し、終了後更に30分間攪
拌した。反応液を希塩酸水溶液中に加え、塩化メチレン
で抽出し、抽出液は水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥させ、減圧下で溶媒を留去して残渣を得た。この残渣
をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒 クロロホル
ム)で精製し、標記化合物を1.49g(収率63%)
得た。
【0036】IRνKBr max cm-1:3270, 1745, 16601 H-NMR(CDCl3)δ:2.53(3H,s), 4.51(1H,d,J=3.3Hz),5.
13(1H,d,J=3.3Hz), 5.77(1H,s), 7.24〜7.41(10H,m)
【0037】製造例2 (4S,5S)−1−アセチル
−3−n−ブチル−4,5−ジフェニル−2−イミダゾ
リジノンの製造:ジメチルホルムアミド12ml中に水素
化ナトリウム0.24g(55% 5.5mmol)及び
(4S,5S)−1−アセチル−4,5−ジフェニル−
2−イミダゾリジノン1.40g(5.0mmol)を加
え、30分間攪拌し、次いでヨウ化n−ブチル0.92
g(5.0mmol)を滴下し、終了後更に28時間室温で
攪拌した。反応液を希塩酸水溶液中に加え、塩化メチレ
ンで抽出し、抽出液は水洗後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥させ、減圧下溶媒を留去して赤色油状物を得た。こ
の油状物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒 クロ
ロホルム)で精製し、標記化合物を1.7g(収率10
0%)得た。
【0038】IRνneat max cm-1:1720, 16851 H-NMR(CDCl3)δ:0.86(3H,t,J=6.6Hz), 1.24〜1.44(4
H,m), 2.59(3H,s),2.70〜2.75(1H,m), 3.64〜3.69(1H,
m), 4.34(1H,d,J=2.6Hz),5.06(1H,d,J=2.6Hz), 7.17〜
7.41(10H,m)
【0039】製造例3 (4S,5S)−1−n−ブチ
ル−4,5−ジフェニル−2−イミダゾリジノンの製
造:メタノール5ml中に(4S,5S)−1−アセチル
−3−n−ブチル−4,5−ジフェニル−2−イミダゾ
リジノン1.16g(3.5mmol)を溶解し、この中に
ナトリウムメトキシド28%メタノール溶液1.3g
(6.7mmol)を加え、室温で50分間攪拌した。反応
液を希塩酸水溶液中に加え、塩化メチレンで抽出し、抽
出液は水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、次い
で減圧下溶媒を留去して標記化合物を1.01g(収率
100%)得た。
【0040】IRνneat max cm-1:3220, 1695
【0041】製造例4 (4S,5S)−1−クロロア
セチル−4,5−ジフェニル−3−メチル−2−イミダ
ゾリジノンの製造:ジメチルホルムアミド5ml中に水素
化ナトリウム95mg(55% 2.2mmol)及び(4
S,5S)−4,5−ジフェニル−1−メチル−2−イ
ミダゾリジノン500mg(2.0mmol)を加え、45分
間室温で攪拌しナトリウム塩を調製した。このナトリウ
ム塩溶液を氷冷下クロルアセチルクロライド330mg
(2.9mmol)のジメチルホルムアミド5ml溶液中にゆ
っくりと加えた。次いで、室温で1時間攪拌した後、反
応液を希塩酸水溶液に加え、塩化メチレンで抽出し、抽
出液は水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減
圧下溶媒を留去して得た粘稠油状物をシリカゲルクロマ
トグラフィー(溶媒 クロロホルム)で精製し、標記化
合物を270mg(収率41%)得た。
【0042】m.p. 109.5〜112.3℃ 〔α〕22.5 D=−98.24°(c=1.00, CHCl3) UVλMeOH max nm:210.0(ε 23900) IRνKBr max cm-1:1725, 17001 H-NMR(CDCl3)δ:2.81(3H,s), 4.34(1H,d,J=3.7Hz),4.
78(1H,d,J=15.0Hz), 4.90(1H,d,J=15.0Hz), 5.05(1H,d,
J=3.7Hz),7.16〜7.46(10H,m)13 C-NMR(CDCl3)δ:29.12, 43.84, 63.75, 67.85, 125.
53, 126.15,128.48, 129.19, 129.21, 129.56, 137.93,
139.71, 154.32, 165.80
【0043】製造例5 (4S,5S)−1−ブロモア
セチル−4,5−ジフェニル−3−メチル−2−イミダ
ゾリジノンの製造:ジメチルホルムアミド10ml中に水
素化ナトリウム190mg(55% 4.3mmol)及び
(4S,5S)−4,5−ジフェニル−1−メチル−2
−イミダゾリジノン1.00g(4.0mmol)を加え、
50分間室温で攪拌し、ナトリウム塩を調製した。この
ナトリウム塩溶液を氷冷下ブロモアセチルクロライド9
10mg(5.8mmol)のジメチルホルムアミド10ml溶
液中にゆっくりと加えた。次いで、室温で1.5時間攪
拌を続けた。以下製造例4と同様の操作を行い、標記化
合物を680mg(収率46%)得た。
【0044】m.p. 99.5〜101.8℃ 〔α〕26.6 D=−93.03°(c=1.00, CHCl3) UVλMeOH max nm:209.6(ε 25100) IRνKBr max cm-1:1720, 16951 H-NMR(CDCl3)δ:2.82(3H,s), 4.63(1H,d,J=3.7Hz),4.
78(1H,d,J=15.0Hz), 4.90(1H,d,J=15.0Hz), 5.05(1H,d,
J=3.7Hz),7.16〜7.46(10H,m)13 C-NMR(CDCl3)δ:29.12, 43.78, 63.77, 67.88, 125.
53, 126.16,126.20, 128.48, 129.19, 129.56, 137.96,
139.72, 154.32, 165.80
【0045】製造例6 (4S,5S)−1−ブロモア
セチル−4,5−ジフェニル−3−n−ブチル−2−イ
ミダゾリジノンの製造:ジメチルホルムアミド13ml中
に水素化ナトリウム0.25g(55% 5.6mmol)
及び(4S,5S)−4,5−ジフェニル−1−n−ブ
チル−2−イミダゾリジノン1.50g(5.1mmol)
を加え、室温で1時間攪拌し、ナトリウム塩を調製し
た。このナトリウム塩溶液を氷冷下ブロモアセチルクロ
ライド1.20g(7.6mmol)のジメチルホルムアミ
ド13ml溶液中にゆっくりと加えた。次いで、室温で
3.5時間攪拌を続けた。以下、製造例4と同様の操作
を行い、標記化合物を0.69g(収率33%)得た。
【0046】粘稠油状物 〔α〕26.4 D=−83.55°(c=1.00, CHCl3) UVλMeOH max nm:209.6(ε 25000) IRνneat max cm-1:17201 H-NMR(CDCl3)δ:0.87(3H,t,J=7.5Hz), 1.25〜1.31(2
H,m),1.39〜1.52(2H,m), 2.70〜2.79(1H,m), 3.61〜3.7
1(1H,m),4.42(1H,d,J=2.9Hz), 4.78(1H,d,J=15.2Hz),
4.92(1H,d,J=15.2Hz),5.05(1H,d,J=2.9Hz), 7.17〜7.43
(10H,m)13 C-NMR(CDCl3)δ:13.54, 19.58, 28.96, 41.36, 43.8
5, 63.66, 65.46,125.33, 126.17, 128.35, 129.07, 12
9.11, 129.43, 138.45, 140.02,154.09, 165.62
【0047】製造例7 (4S,5S)−1−ジエトキ
シホスホリルアセチル−4,5−ジフェニル−3−メチ
ル−2−イミダゾリジノンの製造:トルエン20ml中
に、製造例5で得た(4S,5S)−1−ブロモアセチ
ル−4,5−ジフェニル−3−メチル−2−イミダゾリ
ジノン470mg(1.26mmol)及び亜リン酸トリエチ
ル419mg(2.52mmol)を加え、30時間加熱還流
を続けた。放冷後、減圧下溶媒を留去して得た残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィー(溶媒 クロロホルム/メ
タノール)で精製し、標記化合物を370mg(収率68
%)得た。
【0048】粘稠油状物 〔α〕27.6 D=−71.50°(c=1.13, CHCl3) UVλMeOH max nm:210.4(ε 24600) IRνneat max cm-1:1725, 1685, 1260, 10201 H-NMR(CDCl3)δ:1.29(3H,t,J=7.3Hz), 1.30(3H,t,J=
7.3Hz),2.80(3H,s), 3.87(0.5H,d,J=13.6Hz), 3.95(0.5
H,d,J=13.6Hz),3.97(0.5H,d,J=13.6Hz), 4.04(0.5H,d,J
=13.6Hz), 4.11〜4.17(4H,m),4.26(1H,d,J=3.5Hz), 5.1
0(1H,d,J=3.5Hz), 7.22〜7.44(10H,m)13 C-NMR(CDCl3)δ:16.26, 16.28, 16.34, 16.36, 29.1
4, 33.63, 35.35,62.48, 62.50, 62.55, 62.58, 63.83,
67.20, 125.48, 126.40, 128.14,129.01, 129.06, 12
9.45, 138.32, 140.28, 154.40, 164.37, 164.45
【0049】製造例8 (4S,5S)−1−n−ブチ
ル−3−ジエトキシホスホリルアセチル−4,5−ジフ
ェニル−2−イミダゾリジノンの製造:トルエン15ml
中に、製造例6で得た(4S,5S)−1−ブロモアセ
チル−3−n−ブチル−4,5−ジフェニル−2−イミ
ダゾリジノン709mg(1.71mmol)及び亜リン酸ト
リエチル568mg(3.42mmol)を加え、27時間加
熱還流を続けた。放冷後、減圧下溶媒を留去して得た残
渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒 クロロホル
ム/メタノール)で精製し、標記化合物を400mg(収
率50%)得た。
【0050】粘稠油状物 〔α〕27.0 D=−65.83°(c=1.00, CHCl3) UVλMeOH max nm:210.8(ε 23200) IRνneat max cm-1:1725, 1685, 1260, 10251 H-NMR(CDCl3)δ:0.85(3H,t,J=7.3Hz), 1.28(3H,t,J=
7.1Hz),1.30(3H,t,J=7.1Hz), 1.24〜1.44(4H,m), 2.77
(1H,dt,J=14.1 and 7.9Hz),3.67(1H,dt,J=14.1 and 7.9
Hz), 3.82(0.5H,d,J=13.5Hz),3.89(0.5H,d,J=13.5Hz),
4.03〜4.20(5H,m), 4.34(1H,d,J=2.9Hz),5.12(1H,d,J=
2.9Hz), 7.26〜7.41(10H,m)13 C-NMR(CDCl3)δ:13.56, 11.64, 16.33, 19.75, 29.0
0, 33.56, 35.27,41.36, 62.35, 62.40, 62.43, 62.48,
63.79, 64.87, 125.29, 126.41,128.10, 128.98, 129.
39, 138.78, 140.55, 154.17, 164.18, 164.27
【0051】製造例9 (4S,5S)−1−ジメトキ
シホスホリルアセチル−3−メチル−4,5−ジフェニ
ル−2−イミダゾリジノンの製造:トルエン12ml中
に、製造例5で得た(4S,5S)−1−ブロモアセチ
ル−4,5−ジフェニル−3−メチル−2−イミダゾリ
ジノン520mg(1.39mmol)及び亜リン酸トリメチ
ル346mg(2.79mmol)を加え、22時間加熱還流
を続けた。放冷後、減圧下溶媒を留去して得た残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィー(溶媒 クロロホルム/メ
タノール)で精製し、標記化合物を360mg(収率64
%)得た。
【0052】粘稠油状物 〔α〕29.4 D=−59.12°(c=1.00, CHCl3) UVλMeOH max nm:210.8(ε 21100) IRνneat max cm-1:1725, 1680, 1265, 10251 H-NMR(CDCl3)δ:2.80(3H,s), 3.74(1.5H,s), 3.75(1.
5H,s),3.78(1.5H,s), 3.88(0.5H,d,J=13.7Hz), 3.95(0.
5H,d,J=13.7Hz),4.00(0.5H,d,J=13.7Hz), 4.07(0.5H,d,
J=13.7Hz), 4.28(1H,d,J=3.4Hz),5.10(1H,d,J=3.4Hz),
7.22〜7.42(10H,m)13 C-NMR(CDCl3)δ:29.12, 32.74, 34.47, 53.00, 53.0
8, 63.79, 67.13,125.41, 126.30, 128.19, 129.02, 12
9.06, 129.46, 138.25, 140.17,154.33, 164.10, 164.1
9
【0053】実施例1 (1) (4S,5S)−1−シンナモイル−4,5−
ジフェニル−3−メチル−2−イミダゾリジノンの製
造:無水テトラヒドロフラン4ml中に水素化ナトリウム
37.1mg(55% 0.85mmol)及び(4S,5
S)−1−ジエトキシホスホリルアセチル−4,5−ジ
フェニル−3−メチル−2−イミダゾリジノン366mg
(0.85mmol)を加え、0℃で15分間攪拌した後、
ベンズアルデヒド90mg(0.85mmol)を加え、0℃
で1時間更に室温で15時間攪拌を続けた。次いで、反
応液に水を加え、塩化メチレンで抽出し、抽出液は水洗
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下溶媒を
留去して得た残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶
媒 n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物
を265mg(収率82%)得た。
【0054】m.p. 144.9〜146.0℃ 〔α〕21.0 D=+29.82°(c=1.00, CHCl3) UVλMeOH max nm:293.6(ε 27200) 208.0(ε 23700) IRνKBr max cm-1:1710, 1665, 16101 H-NMR(CDCl3)δ:2.84(3H,s), 4.33(1H,d,J=3.5Hz),5.
20(1H,d,J=3.5Hz), 7.20〜7.63(15H,m), 7.74(1H,d,J=1
5.9Hz),8.23(1H,d,J=15.9Hz)
【0055】(2) (4S,5S)−4,5−ジフェ
ニル−1−メチル−3−(3−フェニルブチリル)−2
−イミダゾリジノンの製造:窒素気流下、無水テトラヒ
ドロフラン4.8ml中に臭化第1銅0.62g(95%
4.11mmol)を加え、−40℃に冷却し、この中に
メチルマグネシウムブロミド3.0Mジエチルエーテル
溶液2.72ml(8.16mmol)を加え、−40℃で1
5分間更に−10℃で20分間攪拌した。次いで、(4
S,5S)−1−シンナモイル−4,5−ジフェニル−
3−メチル−2−イミダゾリジノン1.04g(2.7
2mmol)を加え、−10℃で1.5時間、0℃で20分
間更に室温で16時間攪拌を続けた。反応液に飽和塩化
アンモニウム水溶液12mlを加え、酢酸エチルで抽出
し、抽出液は水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥さ
せ、減圧下溶媒を留去して1.25gの残渣を得た。こ
の残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒 n−ヘ
キサン/酢酸エチル)にて精製しジアステレオマーの混
合物である標記化合物を0.55g(収率51%)得
た。この混合物をHPLC分析したところジアステレオ
マー比は77:23であった。
【0056】 HPLC分析条件 カラム:Capcell pak ODS UG-120Å 5μm(4.6mmID×250mmL) 移動相:CH3OH:H2O=7:3 流速:1.0ml/min Detector:UV 210nm
【0057】(3) 3−フェニルブタン酸の製造:メ
タノール5ml中に(4S,5S)−4,5−ジフェニル
−1−メチル−3−(3−フェニルブチリル)−2−イ
ミダゾリジノン0.52g(1.31mmol)及びナトリ
ウムメトキシド28%メタノール溶液0.51g(2.
64mmol)を加え、室温で45分間攪拌した後、水1ml
(55.56mmol)を加え、室温で16時間攪拌した。
反応液に水を加え、塩化メチレンで抽出し、塩化メチレ
ン層は水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧
下溶媒を留去して(4S,5S)−4,5−ジフェニル
−1−メチル−2−イミダゾリジノンを0.32g回収
した。水層は塩酸酸性とした後、酢酸エチルで抽出し、
抽出液は水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減
圧下溶媒を留去して標記化合物を0.21g(収率10
0%)得た。
【0058】IRνneat max cm-1:2960, 1705
【0059】実施例2 (1) (4S,5S)−4,5−ジフェニル−1−メ
チル−3−(3−フェニルバレリル)−2−イミダゾリ
ジノンの製造:窒素気流下、無水テトラヒドロフラン2
ml中に臭化第1銅132mg(95%0.87mmol)を加
え、−40℃に冷却し、この中にエチルマグネシウムブ
ロミド3.0Mジエチルエーテル溶液0.58ml(1.
75mmol)を加え、−40℃で25分間更に−10℃で
15分間攪拌した。次いで、(4S,5S)−1−シン
ナモイル−4,5−ジフェニル−3−メチル−2−イミ
ダゾリジノン223mg(0.58mmol)を加え、−10
〜0℃で35分間更に室温で22時間攪拌を続けた。以
下実施例1(2)と同様の操作を行い、ジアステレオマ
ーの混合物である標記化合物を120mg(収率50%)
得た。この混合物の1H−NMRスペクトル分析を行い
積分値を比較したところ、ジアステレオマー比は73:
27であった。
【0060】主生成物の分析値 IRνneat max cm-1:1725, 16851 H-NMR(CDCl3)δ:0.77(3H,t,J=7.1Hz), 1.62〜1.70(2
H,m), 2.75(3H,s),3.12〜3.24(2H,m), 3.65〜3.75(1H,
m),4.17(1H,d,J=3.3Hz), 4.92(1H,d,J=3.3Hz),6.94〜7.
42(10H,m)
【0061】(2) 3−フェニルペンタン酸の製造:
メタノール5ml中に(4S,5S)−4,5−ジフェニ
ル−1−メチル−3−(3−フェニルバレリル)−2−
イミダゾリジノン60mg(0.15mmol)及びナトリウ
ムメトキシド28%メタノール溶液84.5mg(0.4
4mmol)を加え、室温で18.5時間攪拌した後、水
0.3ml(16.67mmol)を加え、室温で4.5時間
攪拌した。以下実施例1(3)と同様の操作を行い、標
記化合物を20mg(収率77%)得た。
【0062】IRνneat max cm-1:2920, 1705
【0063】実施例3 (1) (4S,5S)−1−n−ブチル−4,5−ジ
フェニル−3−〔3−(2−チエニル)プロペノイル〕
−2−イミダゾリジノンの製造:無水テトラヒドロフラ
ン5ml中に水素化ナトリウム39.2mg(55% 0.
90mmol)及び(4S,5S)−1−n−ブチル−3−
ジエトキシホスホリルアセチル−4,5−ジフェニル−
2−イミダゾリジノン424mg(0.90mmol)を加
え、0℃で30分間攪拌した後、2−チオフェンアルデ
ヒド101mg(0.90mmol)を加え、0℃で40分間
更に室温で20時間攪拌を続けた。以下実施例1(1)
と同様の操作を行い、標記化合物を250mg(収率65
%)得た。
【0064】IRνKBr max cm-1:1700, 1655, 15951 H-NMR(CDCl3)δ:0.87(3H,t,J=7.5Hz), 1.26〜1.55(4
H,m),2.73〜2.77(1H,m), 3.65〜3.72(1H,m),4.38(1H,d,
J=3.1Hz), 5.19(1H,d,J=3.1Hz),7.02〜7.42(13H,m), 7.
83(1H,d,J=15.7Hz),8.04(1H,d,J=15.7Hz)
【0065】(2) (4S,5S)−1−n−ブチル
−4,5−ジフェニル−3−〔3−(2−チエニル)ブ
チリル〕−2−イミダゾリジノンの製造:窒素気流下、
無水テトラヒドロフラン2ml中に臭化第1銅129mg
(95%0.86mmol)を加え、−40℃に冷却し、こ
の中にメチルマグネシウムブロミド3.0Mジエチルエ
ーテル溶液0.57ml(1.71mmol)を加え、−40
℃で20分間更に−10℃で5分間攪拌した。次いで、
(4S,5S)−1−n−ブチル−4,5−ジフェニル
−3−〔3−(2−チエニル)プロペノイル〕−2−イ
ミダゾリジノン245mg(0.57mmol)を加え、−1
0℃で15分間、0℃で50分間更に室温で9時間攪拌
を続けた。以下実施例1(2)と同様の操作を行いジア
ステレオマーの混合物である標記化合物を125mg(収
率49%)得た。この混合物の1H−NMRスペクトル
分析を行い積分値を比較したところ、ジアステレオマー
比は79:21であった。
【0066】主生成物の分析値1 H-NMR(CDCl3)δ:0.85(3H,t,J=7.3Hz), 1.23〜1.43(4
H,m),2.66〜2.78(1H,m), 3.19〜3.30(1H,m),3.57〜3.76
(3H,m), 4.31(1H,d,J=3.1Hz),5.03(1H,d,J=3.1Hz), 6.8
3〜7.39(13H,m)
【0067】(3) 3−(2−チエニル)ブタン酸の
製造:メタノール1ml中に(4S,5S)−1−n−ブ
チル−4,5−ジフェニル−3−〔3−(2−チエニ
ル)ブチリル〕−2−イミダゾリジノン125mg(0.
28mmol)及びナトリウムメトキシド28%メタノール
溶液162mg(0.84mmol)を加え、室温で1.5時
間攪拌した後、水0.3ml(16.7mmol)を加え、室
温で16時間攪拌した。以下、実施例1(3)と同様の
操作を行い、標記化合物を34.5mg(収率73%)得
た。
【0068】IRνneat max cm-1:2960, 1705
【0069】実施例4 (1) (4S,5S)−4,5−ジフェニル−1−メ
チル−3−(3−メチルペンタノイル)−2−イミダゾ
リジノンの製造:窒素気流下、無水テトラヒドロフラン
4ml中に臭化第1銅333mg(95%2.21mmol)を
加え、−40℃に冷却し、この中にエチルマグネシウム
ブロミド3.0Mジエチルエーテル溶液1.47ml
(4.42mmol)を加え、−40℃で30分間更に−1
0℃で30分間攪拌した。次いで、(4S,5S)−1
−クロトノイル−4,5−ジフェニル−3−メチル−2
−イミダゾリジノン471mg(1.47mmol)を加え、
−10℃で40分間更に室温で26時間攪拌を続けた。
以下実施例1(2)と同様の操作を行いジアステレオマ
ーの混合物である標記化合物を148.2mg(収率29
%)得た。この混合物の1H−NMRスペクトル分析を
行い積分値を比較したところ、ジアステレオマー比は7
6:24であった。
【0070】主生成物の分析値 IRνneat max cm-1:1725, 16851 H-NMR(CDCl3)δ:0.88(3H,d,J=6.8Hz), 0.89(3H,t,J=
5.4Hz),1.21〜1.43(2H,m), 1.98(1H,m),2.79(1H,dd,J=
8.6 and 15.0Hz), 2.80(3H,s),3.10(1H,dd,J=5.7 and 1
5.0Hz), 4.26(1H,d,J=3.5Hz),5.06(1H,d,J=3.5Hz), 7.1
6〜7.44(10H,m)
【0071】(2) 3−メチルペンタン酸の製造:メ
タノール5ml中に(4S,5S)−4,5−ジフェニル
−1−メチル−3−(3−メチルペンタノイル)−2−
イミダゾリジノン100mg(0.29mmol)及びナトリ
ウムメトキシド28%メタノール溶液162mg(0.8
4mmol)を加え室温で1.5時間攪拌した後、水0.3
ml(16.7mmol)を加え、室温で16時間攪拌した。
以下実施例1(3)と同様の操作を行い、標記化合物を
31.5mg(収率95%)得た。
【0072】IRνneat max cm-1:2960, 1700
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 333/24 C07D 333/24 409/06 233 409/06 233 // C07D 233/38 C07D 233/38 C07M 7:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 はアルキル基を示し、R2 はジアルコキシ
    ホスホリル基又はハロゲン原子を示し、*は不斉炭素の
    位置を示す〕で表わされる光学活性な4,5−ジフェニ
    ル−2−イミダゾリジノン誘導体にR 3CHO(R3
    有機基を示す)で表わされるアルデヒドを反応させて次
    の一般式(2) 【化2】 〔式中、R1 、R2 及び*は前記と同じものを示す〕で
    表わされるα,β−不飽和アシル化合物を得、これにR
    3 と異なる有機基R4を有する試薬を用いたマイケル付
    加反応又はマイケル型付加反応をせしめて次の一般式
    (3) 【化3】 〔式中、R1 、R3 、R4 及び*は前記と同じものを示
    す〕で表わされるジアステレオマーを得、次いでこれを
    加水分解することを特徴とする次の一般式(4) 【化4】 〔式中、R3 、R4 及び*は前記と同じ意味を示す〕で
    表わされる光学活性カルボン酸類の製造法。
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