JPH09176306A - 芳香族ポリアミドフィルム及び磁気記録媒体 - Google Patents
芳香族ポリアミドフィルム及び磁気記録媒体Info
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- JPH09176306A JPH09176306A JP28415096A JP28415096A JPH09176306A JP H09176306 A JPH09176306 A JP H09176306A JP 28415096 A JP28415096 A JP 28415096A JP 28415096 A JP28415096 A JP 28415096A JP H09176306 A JPH09176306 A JP H09176306A
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Abstract
等を損なうことなく、かつ溶媒に対する溶解性及び溶液
の安定性に優れ、好ましくは有機溶媒にも可溶であっ
て、かつ吸湿率が抑制された芳香族ポリアミドフィルム
を提供する。 【解決手段】 好ましく特定の置換基で置換されたパラ
配向性芳香核を有する、芳香族ジアミン成分、芳香族ジ
カルボン酸成分、芳香族アミノカルボン酸成分から選ば
れ、選ばれた成分の少なくとも1成分が、2種以上の基
本芳香核の異なる構造単位でもって構成されている芳香
族ポリアミドからなるフィルムであって、該フィルムの
吸湿率を2.2%以下とする。
Description
湿度変化に対し安定性が求めれる用途に対し好適に用い
られる芳香族ポリアミドフィルムに関するものである。
気絶縁性から工業材料として有用な高分子体である。特
に、ポリパラフェニレンテレフタルアミド(PPTA)
に代表されるようなパラ配向性芳香核からなる芳香族ポ
リアミドはその剛直性から上記特性に加え強度、弾性率
に優れた成形体を与えるのでその利用価値は高い。
記録媒体用途、高密度実装を指向する電子回路用途にお
いては基材の薄もの化、環境変化に対する安定性が求め
られている。
芳香族ポリアミドは高い弾性率を有しているので薄もの
としても十分な剛性を有したフィルムとして得ることが
できるものの、吸湿率が高いために湿度変化に対し寸法
や電気特性が変動し、十分な信頼性を有していない。か
かる特性の改善には例えば、特開平1-207331号公報等の
手段があるが該方法は極めて高温度での熱処理を要し、
更に、高度に結晶化しすぎているのでリサイクルが困難
であり経済的に好ましくない。また、PPTAのごとき
芳香族ポリアミドは溶媒に対する溶解性が低く、硫酸等
の極めて限定された溶媒にしか溶解しないためにプロセ
ス上の制約が大きい。特にその溶液が光学異方性を与え
る場合には特殊な製膜法を採らなければ裂けやすく脆い
フィルムしか得られず極めてプロセス上の制約が強い。
も高い芳香族ポリアミドとして、特公昭56-45421号公報
には芳香核に塩素原子を導入した芳香族ポリアミドが提
案されている。しかしながら、かかる芳香族ポリアミド
は使用されるモノマが高価な上に、熱がかかると塩化水
素を脱離し製品性能を侵す懸念やフィルムの廃棄、焼却
時に塩化水素やダイオキシンを生成する懸念があり、地
球環境上好ましくない。
を解決し、芳香族ポリアミドの優れた耐熱性、機械特性
等を損なうことなく、かつ溶媒に対する溶解性及び溶液
の安定性に優れ、好ましくは有機溶媒にも可溶であっ
て、かつ吸湿率が抑制された芳香族ポリアミドフィルム
を提供することを目的とする。
(I)で示される互いに異なった芳香核を有する構造単
位からなるA群、一般式(I)
構造単位からなるB群、一般式(II)
を有する構造単位からなるC群、一般式(III )
であり、各群の化合物はRa、Rb、Rcで示されるニ
トロ基、シアノ基、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数
1〜3のアルコキシ基、トリアルキルシリル基、オキシ
アリール基、チオアリール基から選ばれる官能基で置換
されていても構わない。ここで、k、l、mはそれぞれ
0〜4の数である。また、A群、B群は実質的に等モル
である。)から少なくとも3種以上選択される構造単位
(但し、基本芳香核を異にする少なくとも2種の構造単
位は同じ群から選択される。)で示される構造単位を主
たる構造単位とする芳香族ポリアミドからなるフィルム
であって、該フィルムの吸湿率が2.2%以下であるこ
とを特徴とする芳香族ポリアミドフィルムである。
は、上記の一般式(I)、一般式(II)、一般式(III
)の3群から少なくとも3種選択され、かつその内の
少なくとも2種は同一群から選択された基本芳香核(官
能基、置換基を除いた残りの部分として定義する。)を
異にする構造単位からなる。かかる構成とすることでポ
リマの溶解性、ポリマ溶液の安定性が劇的に改善され、
好ましく有機溶媒溶液系からの製膜が可能となる。この
時、一般式(I)、一般式(II)、一般式(III )の3
群からは少なくとも4種以上、更に好ましくは5種以上
選択されることが好ましく、また、2種以上の基本芳香
核の異なる構造単位が選択される群は2群以上であるこ
とが好ましい。また、2種以上の基本芳香核の異なる構
造単位が選択される群における各基本芳香核の存在割合
(AR)は該群における基本芳香核の種類をN種とした
時、 1/N×0.7≦AR≦1/N×1.3 好ましくは、 1/N×0.8≦AR≦1/N×1.2 更に好ましくは、 1/N×0.9≦AR≦1/N×1.1 であれば芳香族ポリアミドの溶解性、溶液の安定性に優
れるばかりか機械特性にも優れたフィルムを得ることが
できる。
異なったパラ配向性芳香核である。ここで言うパラ配向
性芳香核とは2価の結合鎖が互いに同軸あるいは平行に
ある芳香核で定義され、例えば、
ない。また、互いに異なったとは、基本芳香核または置
換基の種類あるいは数を異にすると言う意味である。
は、力学的要求上必要な要因である。従って、本発明の
芳香族ポリアミドフィルムにはこのような結合単位を6
0モル%以上含有する。好ましくは70モル%以上、更
に好ましくは75モル%以上含んでいることが好まし
い。60モル%未満であれば、成形物としたときに強
度、伸度、剛性、耐熱性等のフィルムとしての十分な機
能を全うできない。
芳香核を2種以上含有する。好ましくは3種以上、好ま
しくは4種以上である。これらの中でも基本芳香核の組
み合わせとして、フェニレン基、ビフェニレン基、ナフ
チレン基から選ばれる少なくとも2種、特にビフェニレ
ン基とフェニレン基の組み合わせは力学的特性、溶媒へ
の溶解性に優れるので好ましい。
製膜溶液を好ましく有機溶媒溶液とすることができる
が、一般式(I)で示される化合物として、3,3’−
ジ置換−4,4’−ビフェニルジアミン及び/または
2,2’−ジ置換−4,4’−ビフェニルジアミンと、
2,5−ジ置換及び/または2,3−ジ置換パラフェニ
レンジアミンを用いたとき、ポリマーの溶解性は格段に
改善されるので、ポリマー濃度を高めて生産性を改善で
きると共に製膜性に優れた溶液とすることができ、ま
た、吸湿率も低く抑えることができるため好ましい。
しく一般式(IV)で示されるD群の構造単位を含有する
ことができる。
X、Yは互いに同じか異なっていても良い−CO−また
は−NH−基。Zはブリッジ原子団。また、Rd、Re
はニトロ基、シアノ基、炭素数1〜4のアルキル基、炭
素数1〜3のアルコキシ基、トリアルキルシリル基、オ
キシアリール基、チオアリール基から選ばれる官能基で
あり、n、pはそれぞれ0〜4の数である。この時、
X、Yが共に−CO−の時はA群と(B群、D群)、
X、Yが共に−NH−の時は(A群、D群)とB群、互
いに異なるときはA群、B群は実質的に等モルであ
る。)
り先述のAr1 〜Ar3 と同様に定義される。
個の橋かけ原子を有し、−O−,−CH2 −,−CO
−,−SO2 −,−S−,−C(CH3 )2 −,−C
(CF3 )2 −等から選ばれるが、これに限定されるも
のではない。
アミドは、例えば有機溶媒溶液としたときの溶液の安定
性に非常に優れ、製膜性が格段に改良されたものとな
る。また、適度な柔軟性を付与することが可能であり、
伸度特性を大きく改善できる。
位の導入は成形体の機械特性をそこねることもあり、好
ましくは、全芳香族ポリアミド構造単位の2〜40%、
より好ましくは5〜30%、更に好ましくは10〜25
%の範囲内で用いるのが良い。
核は、芳香核の水素原子を置換する置換基Ra、Rb、
Rc、Rd、Reとして、ニトロ基、シアノ基、炭素数
1〜4のアルキル基、炭素数1〜3のアルコキシ基、ト
リアルキルシリル基、オキシアリール基、チオアリール
基から選ばれる置換基で置換されていると芳香族ポリア
ミドの溶解性、溶液の安定性に優れたものが得られ、か
つ好ましく本発明の吸湿率を満足せしめるので好ましく
用いられるが、吸湿率の低減には適度な大きさの官能基
が好ましく、シアノ基、炭素数1〜4のアルキル基、炭
素数1〜3のアルコキシ基、トリメチルシリル基から選
ばれる官能基が好ましい。
換率は、60%以上、好ましくは70%以上、更に好ま
しくは80%以上であれば溶解性、溶液の安定性が向上
するため製膜性が向上し、かつ、吸湿率を低減すること
ができる。この隣接置換率S0 は下式により定義され、
使用する原料から確率的に求めることができる。また、
ここで言う隣接とはアミド基が結合した芳香核炭素原子
に隣接する芳香核炭素原子を指す。
酸、発煙硫酸、トリフルオロメタンスルホン酸等の強酸
に溶解させた製膜原液から得ても構わないが、本発明の
芳香族ポリアミドは溶解性、溶液の安定性に優れること
から有機溶媒溶液から得ることもできる。特に光学等方
性を有する有機溶媒系溶液から得られるフィルムは優れ
た表面性を有するので工業的な利用価値が高く、複雑な
製法によることもなくプロセス上にも好ましい。ここで
用いられる有機溶媒は、該芳香族ポリアミドが溶解し、
かつ安定な溶液を形成できれば特に制限はないが、N−
メチルピロリドン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホ
ルムアミド、ヘキサメチルホスホルアミド等の非プロト
ン性有機極性溶媒が好ましく用いられる。もちろんこれ
ら有機溶媒は混合溶媒であっても良い。
率は2.2%以下である必要がある。好ましくは2.0
%以下、更に好ましくは1.8%以下である。2.2%
を越えるフィルムは湿度変化に伴う寸法や電気特性など
の諸特性が大きく変動し磁気記録媒体、フレキシブルプ
リント基板用基材等において録再特性の劣化、耐久性の
劣化、絶縁性能の劣化など製品としたときの安定性にか
けるものとなる。また、蒸着あるいはスパッタリングな
どで金属薄膜型磁性層を設けようと加熱・減圧した時、
水蒸気が放出されて減圧が保てなかったりあるいは水蒸
気が不純物ガスとして作用し、工程が不安定になり、ま
た、金属薄膜層の品質も低下するため好ましくない。
(I)、一般式(II)、一般式(III )で表される繰り
返し単位を60モル%以上含むものであるが、目的に合
わせ例えばアミド、エステルあるいはイミドの構造を有
する構造単位が共重合、またはブレンドされていても差
し支えない。もちろんこれら構造単位に含まれる芳香核
にも、ニトロ基、シアノ基、炭素数1〜4のアルキル
基、炭素数1〜3のアルコキシ基、トリアルキルシリル
基、オキシアリール基、チオアリール基などの置換基を
有していても構わない。また、その他構造単位に対する
置換基としてハロゲンが使用されていてもかまわない
が、先述のようにハロゲン原子の使用は地球環境上の問
題あるいは製品性能への影響が懸念されるため、用いな
いことが好ましく、用いたとしても全芳香核の20モル
%未満、好ましくは15モル%未満に止めることが好ま
しい。特に、一般式(V)および/または一般式(VI)
で示される芳香族ポリイミドは、機械特性の改善に効果
があり好ましく用いられる。
み、イミド環を形成する2つのカルボニル基は芳香環上
の隣接する炭素原子に結合している。このAr6 は、芳
香族テトラカルボン酸あるいはこの無水物に由来する。
代表例としては次の様なものが挙げられる。
−,−S−,−C(CH3 )2 −等から選ばれるが、こ
れに限定されるものではない。
のハライドに由来する。Ar7 、Ar9 は例えば
CO−,−SO2 −,−S−,−C(CH3 )2 −等か
ら選ばれるが、これに限定されるものではない。更にこ
れらの芳香環上の水素原子の一部が、ハロゲン基(特に
塩素)、ニトロ基、炭素数1〜4のアルキル基(特にメ
チル基)、炭素数1〜3のアルコキシ基などの置換基で
置換されているものも含み、また、重合体を構成するア
ミド結合中の水素が他の置換基によって置換されている
ものも含む。
は、成形体の物性を損なわない程度に粒子、滑剤、酸化
防止剤その他の添加剤等がブレンドされていてもよい。
製造する例を説明するが、本発明はこれに限定されるも
のではない。
温溶液重合法、界面重合法、溶融重合法、固相重合法な
どが挙げられるが、低温溶液重合法つまり酸クロリドと
ジアミンから得る場合には、N−メチルピロリドン(N
MP)、ジメチルアセトアミド(DMAc)、ジメチル
ホルムアミド(DMF)などの非プロトン性有機極性溶
媒中で合成される。ポリマ溶液は、単量体として酸クロ
リドとジアミンを使用すると塩化水素が副生するが、こ
れを中和する場合には水酸化カルシウム、炭酸カルシウ
ム、炭酸リチウムなどの無機の中和剤、またエチレンオ
キサイド、プロピレンオキサイド、アンモニア、トリエ
チルアミン、トリエタノールアミン、ジエタノールアミ
ンなどの有機の中和剤が使用される。また、イソシアネ
ートとカルボン酸との反応は、非プロトン性有機極性溶
媒中、触媒の存在下で行なわれる。
るための原液として使用してもよく、あるいはポリマを
一度単離してから上記の有機溶媒や、硫酸等の無機溶媒
に再溶解して原液を調製してもよい。
を硫酸中で100mlの溶液として30℃で測定した
値)は、0.5以上であることが好ましい。
て無機塩例えば塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩
化リチウム、硝酸リチウムなどを添加する場合もある。
原液中のポリマ濃度は好ましくは2〜40重量%、更に
好ましくは5〜35重量%である。かかる範囲を下回れ
ば吐出を大きく取る必要があり経済的に不利であり、越
えれば吐出量あるいは溶液粘度の関係で薄もののフィル
ムを得ようとするときの困難性が高い。
2 、TiN、Al2 O3 、ZrO2、ゼオライト、その
他の金属微粉末などの無機粒子や有機粒子等の粒子を含
有量としてポリマ重量あたり0.01〜5重量%、好ま
しくは0.05〜3重量%添加する。
度を調整する場合は、例えば、粒子を予め10ポイズ好
ましくは1ポイズ以下の溶媒中に分散させる方法を挙げ
ることができる。溶媒としては、製膜時に用いるものと
同一であることが好ましいが、特に悪影響が見られない
ときには、他の溶媒を用いて差し支えない。また、これ
ら溶媒には分散助剤等の添加物が分散に悪影響を及ぼさ
ない範囲で用いられて構わない。粒子の分散には撹拌分
散器、ボールミル、超音波分散器等を用い、好ましく、
凝集度を調整する。
合するが、混合にあたっては重合前の溶媒に添加あるい
は重合後に添加あるいはポリマ溶液調製時に添加しても
よく、さらには吐出直前でも構わないが、原液中に均一
に分散されていることが非常に重要である。
ように調製された製膜原液は、いわゆる溶液製膜法によ
りフィルム化が行なわれる。溶液製膜法には乾湿式法、
乾式法、湿式法などがありいづれの方法で製膜されても
差し支えないが、ここでは乾湿式法を例にとって説明す
る。
らドラム、エンドレスベルト等の支持体上に押し出して
薄膜とし、次いでかかる薄膜層から溶媒を飛散させ薄膜
が自己保持性をもつまで乾燥する。乾燥条件は例えば、
室温〜220℃、60分以内の範囲で行うことができ
る。またこの乾燥工程で用いられるドラム、エンドレス
ベルトの表面はなるだけ平滑であれば表面の平滑なフィ
ルムが得られる。乾式工程を終えたフィルムは支持体か
ら剥離されて湿式工程に導入され、脱塩、脱溶媒などが
行なわれ、さらに延伸、乾燥、熱処理が行なわれてフィ
ルムとなる。
工程は重要な役割を持つ。湿式工程を制御することで、
緻密で吸湿率の低い好適なフィルムとすることができ
る。
が、水と有機溶媒との混合媒を好ましく用いることがで
きる。有機溶媒は水溶性であり、好ましくは重合溶媒同
様、N−メチルピロリドン(NMP)、ジメチルアセト
アミド(DMAc)、ジメチルホルムアミド(DMF)
等の非プロトン性有機極性溶媒が好ましく、組成比を変
化させた複数の浴を用いることが実用的である。また、
温度は任意に選びうるが、40℃以上であればより容易
に目的を達することができる。
8.0(面倍率とは延伸後のフィルム面積を延伸前のフ
ィルムの面積で除した値で定義する。1以下はリラック
スを意味する。)の範囲が通常用いられるが、本発明の
吸湿率とするには結晶性を高めることが効果的であるの
で好ましくは1.3〜8.0、更に好ましくは1.4〜
最大延伸倍率の80%程度である。また、熱処理として
は150℃〜500℃、が通常用いられるが、本発明の
吸湿率を達成するために、好ましくは200℃〜400
℃、更に好ましくはTg±40℃の温度で数秒から数分
間熱処理が好ましく実施される。さらに、延伸あるいは
熱処理後のフィルムを徐冷する事は有効であり、50℃
/秒以下の速度で冷却する事が有効である。
の20℃、相対湿度60%における少なくとも一方向の
引張りヤング率E20が、E20≧7.84GPa、より好
ましくはE20≧8.82GPa、更に好ましくはE20≧
9.80GPaであることが好ましい。
は優れた機械特性を有しているので特に薄もののフィル
ムとしたときに他素材には見られない優れた効果を発揮
する。好ましい厚みは0.5〜50μm、より好ましく
は1〜20μm、更に好ましくは2〜10μmである。
ろん単層フィルムでも、積層フィルムであっても良い。
積層フィルムとする時は、本発明の磁気記録媒体の基材
フィルムと基層部(積層された本発明の基材フィルム以
外のフィルム構成部分)は同じ種類でも異なるものでも
良い。例えば2層の場合には、重合した芳香族ポリアミ
ド溶液を二分し、それぞれ異なる粒子を添加した後、積
層する。さらに3層以上の場合も同様である。これら積
層の方法としては、周知の方法たとえば、口金内での積
層、複合管での積層や、一旦1層を形成しておいてその
上に他の層を形成する方法などがある。
から得られる成形体中に含まれる不純物として、トリク
レンで抽出したときの抽出残渣は重量比にして0.2%
以下、好ましくは0.1%以下であると成型時あるいは
加工時あるいは使用時、ローラ、ガイドへの巻き付きな
どの工程、使用上の不良要因を排除できるので好まし
い。
ては好ましくは3000ppm以下、更に好ましくは1
00ppm以下、特に好ましくは30ppm以下であれ
ば接触部材の腐蝕等の影響を及ぼさない優れた成形体と
できる。ここで言う金属イオンはイオン化された金属成
分であって、外部粒子等の固形添加物を構成する金属成
分は除かれる。
くすることはもちろんであるが、フィルム化の際重合溶
媒及び無機塩を抽出する工程において表面に急激に緻密
な層が形成されないようすることが好ましく、先述のよ
うに重合溶媒と同種の溶媒が凝固溶媒に対しある傾斜比
をもって配合されてなる抽出槽を用いたり、抽出温度の
調整例えば複数の抽出層で温度勾配を設けたりすること
等は好適な方法である。
で、湿度による寸法変動などの影響が少ないために磁気
記録媒体に好適である。磁気記録媒体とするにはこのフ
ィルムに磁性層を形成する。記録方式としては任意であ
り、水平磁気記録、垂直磁気記録、光磁気記録など公知
の記録方式をとることができる。磁性層を形成する方法
は公知の方法、例えば、強磁性粉末を各種バインダーを
用いて磁性塗料とし、基材フィルム上に塗布する湿式
法、蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング
法などの乾式法があり、特に限定されるものではない。
湿式法の場合にはグラビアロールを使用する方法が塗膜
の均一性の点ではより好ましい。塗布後の乾燥温度は9
0〜150℃が好ましい。また、カレンダ工程は25℃
〜150℃の範囲で行うのが好ましい。
求が高く、そのため磁性層としても塗布型磁性層から金
属薄膜型磁性層を具した磁気記録媒体の要求が高まって
いる。本発明は吸湿率を小さくまた、蒸着などの高温に
さらされる工程中、熱分解により腐食性物を生じるよう
な官能基を制限しているので、金属薄膜型磁性層を具し
た磁気記録媒体においてその効果を顕著に発揮できる。
e、Niなどの金属の単体または合金やこれら単体また
は合金とCr、Mo、W、V、Nb、Ti、Rh、Ru
等との合金及びこれら金属あるいは合金の酸化物が例示
でき、必要に応じ同種あるいは異種の磁性層を積層する
こともできる。また、これら磁性層の上には保護層ある
いは潤滑層を好ましく形成することもできる。
6.5μm以下、幅が2.2〜15mmであって磁気記
録媒体としたときの記録密度が15キロバイト/mm2
以上(非圧縮時)であるテープ状磁気記録媒体としたと
きに、一層効果的に本発明の効果を利用した態様とでき
る。磁気テープの大容量化は支持体を薄くし長尺化する
方法とトラック幅の狭幅化、記録波長の短波長化による
単位面積あたりの記録容量を向上させる方法があり、こ
れらは共用されることが多いが、本発明は吸湿率を抑え
たことで湿度による寸法変化を抑制できたので、トラッ
クのズレ、テープの伸びやたるみなどが生じ難く、記録
位置精度が極めて高いので上記のような大容量化手段を
好ましく採用する磁気テープ用ベースフィルムとして好
ましく使用できる。記録密度としては好ましくは25キ
ロビット/mm2 以上、更に好ましくは34キロビット
/mm2 以上である。上限は特に無いが最終的に磁性層
を構成する成分により規制される。また、フィルム厚み
としては好ましく4.5μm以下、更に好ましくは3.
5μm以下である。下限はフィルムのヤング率と走行系
の設計等にかかり、0.5μm程度である。薄膜化は好
ましくパラ配向性芳香族ポリアミドとすれば達成でき
る。そして、上記高容量化対策の結果全体としての記憶
容量としても1GB以上、好ましくは8GB以上、更に
好ましくは16GB以上、特に好ましくは32GB以上
とできる。全体の記憶容量は筐体サイズにもよるが上限
は300〜1000GB程度である。
ィルムでも用いられるが、積層フィルムであっても良
い。また、各層を構成する成分は同じ種類であっても異
なるものであっても良いが、積層フィルム全体として本
願発明の要件を備えていることが好ましい。また、各層
が粒子を含有していてもよく、粒子の種類、含有量等は
本発明のフィルムに望ましく用いられるものを使用する
ことが望ましい。また、内層部に用いる粒子の径が積層
された本発明のフィルム中の粒子の径よりも大きいと、
基材フィルム表面に適度のうねりを持たせる事ができテ
−プ走行性がより一層良好となるので望ましく、ヘッド
に対向する面に含有される粒子よりも反対面に含有され
る粒子の粒径及び/または含有量を大きくすることが走
行性の点から見て好ましい。なお、積層構成については
断面写真における粒子の深さ方向における分布あるいは
断面のX線マイクロアナライザー分析、二次イオン質量
分析法、あるいはエッチングしながらESCAあるいは
赤外線分光法等を用いたり、極めて薄層の場合には前記
の方法の他表面写真を参酌し求めることができる。
の表面粗さとしてはRpで2〜500nm、好ましくは
3〜300nm、Raで0.1〜100nm、好ましく
は0.2〜50nm、Rzで2〜500nm好ましくは
3〜400nmであるように好ましく設計される。ま
た、片面のみ磁性層を有する磁気記録媒体においてはそ
の裏面は走行性の確保から適度にあれていることが好ま
しく、Raとして0.5〜50nm程度とすることが好
ましい。なお、各パラメータの定義は例えば奈良治郎著
「表面粗さ測定法」(総合技術センター、1983)に
示されているものである。
の熱収縮率は5%以下が好ましく、より好ましくは2%
以下であると温度変化によるテープの寸法変化、特に金
属薄膜型磁性層形成時には高温度がかかることが多いの
で、上記熱収縮率を満足することで加工時の寸法変動、
変形が小さくでき、良好な電磁変換特性を保てるので望
ましい。
次の方法による。
下、180℃の条件下、恒量になるまで乾燥し、その重
量をW1とする。次いで、該フィルムを25℃、75%
RHの環境下に48時間置き、その後測定した重量をW
2とする。吸湿率は (W2−W1)/W1×100(単位:%) として求めた。
引張速度300mm/分で実施した。
投入原料の全てが反応したと見なし、投入原料の種類及
び量から前記(式1)を用いて確率的な単純計算で求め
た。また、フィルムが計算で求めた隣接置換率となって
いるかC13NMR及びH1NMRスペクトルによって
確認を行った。
レー抽出器を用い、24時間抽出を行った。次いで抽出
液をエバポレータを用いて溶媒を留去し残渣の重量を求
め、次の式で抽出率を求めた。なお単位は%である。
形体重量(g))×100
させ、硝酸、フッ化水素酸に溶解し、ついで希硝酸で定
容化した。
した検量線に基づいて定量した。ここで、単位ppmは
(μg/g)である。また、外部添加粒子に起因する部
分は計算から除いた。
の表面に、次の組成からなる磁性塗料を調製し、グラビ
アロールで所定の塗布厚になるように塗布し、硬化した
後、カレンダ処理を行った。磁性層の厚みは2μmとし
た。
ンチ幅にスリットし、VTRカセットに組み込みVTR
テ−プとした。このテ−プに家庭用VTRを用いて25
℃、10%RHの環境下テレビ試験波形発生器によりR
F信号を入力した。このテープを25℃、80%RHの
環境下1週間保持後再生したときの画面下部変形量を求
めた。変形量の大きなものほど特性が悪いことを意味
し、10以下であることが好ましい。
せた後の磁性面のすり傷や欠落及びテープおれの有無を
観察し、次の3段階で評価した。
る。 ×:きついすり傷や磁性層の欠落、テープおれが認めら
れる。
それぞれ次の通りである。
ニルメタン 酸クロリド成分: TPC:テレフタル酸ジクロリド MPC:2-メチルテレフタル酸ジクロリド NPC:2,6-ナフタレンジカルボン酸ジクロリド BPC:4,4'- ビフェニルジカルボン酸ジクロリド DPC:4,4'- ジフェニルエーテルジカルボン酸ジクロ
リド 酸無水物成分: PAH:ピロメリット酸無水物
50モル%のDMB、50モル%のDPXを溶解させ溶
液を冷却する。ついで、100モル%のTPCを添加し
2時間撹拌後水酸化リチウムで中和して重合物を得た。
ポリマ濃度は7重量%であり、重合物は透明な溶液とし
て得られた。また、2週間放置後も安定な溶液であっ
た。
粒子をポリマ当たり2重量%添加し、ついで5μmカッ
トのフィルターを通した後、ステンレスベルト上に流延
し、170℃で2分間溶媒を蒸発後、自己支持性を得た
フィルムをベルトから剥離して40℃に保ったNMP/
水比がそれぞれ30/70、20/80、10/90、
0/100の抽出浴中に順次導入して残存溶媒等を抽出
し、ついで、テンター中で285℃で乾燥、熱処理を行
った。この時長手方向に1.25倍、幅方向に1.3倍
延伸して、厚み5μmのフィルムを得た。このフィルム
の吸湿率は1.5%、強度、伸度、ヤング率はそれぞれ
480MPa、18%、13.72GPaであった。ま
た、トリクレン抽出率は0.1%以下、金属イオン含有
量は25ppmであった。
った。
0モル%のDPEを溶解させ溶液を冷却する。ついで、
100モル%のTPCを添加し2時間撹拌後水酸化リチ
ウムで中和して重合物を得た。ポリマ濃度は12重量%
であり、重合物は透明な溶液として得られた。また、2
週間放置後も安定な溶液であった。
粒子をポリマ当たり2重量%添加し、ついで5μmカッ
トのフィルターを通した後、ステンレスベルト上に流延
し、170℃で2分間溶媒を蒸発後、自己支持性を得た
フィルムをベルトから剥離して40℃に保ったNMP/
水比がそれぞれ30/70、20/80、10/90、
0/100の抽出浴中に順次導入して残存溶媒等を抽出
し、ついで、テンター中で285℃で乾燥、295℃で
熱処理を行った。この時長手方向に1.25倍、幅方向
に1.3倍延伸して、厚み4.5μmのフィルムを得
た。このフィルムの吸湿率は1.7%、強度、伸度、ヤ
ング率はそれぞれ540MPa、42%、12.25G
Paであった。また、トリクレン抽出率は0.1%以
下、金属イオン含有量は24ppmであった。
った。
蒸着装置を用いて、表面にCo−CoO系薄膜を蒸着
し、磁性層を形成した。次に蒸着層表面にカーボン保護
膜、反対面にバックコート層を公知の手段により形成し
た。蒸着工程では全く問題なく磁性層を形成できた。ま
た、このテープを65℃、相対湿度90%で7日間放置
する強制劣化試験を行い、磁性層の残留磁化量を処理前
後で比較してみると、殆ど劣化は認められず、高密度磁
気記録に適した蒸着型磁性層を設けた磁気記録媒体に好
適に使用しうることが判った。
に重合・製膜を行いフィルムを得た。このフィルムの吸
湿率は1.8%、強度、伸度、ヤング率はそれぞれ51
9MPa、43%、12.04GPaであった。また、
トリクレン抽出率は0.3%、金属イオン含有量は12
0ppmであった。
であったが、耐久性評価時にノイズが生ずる画質の劣化
が認められた。
と同様にCo−CoO系薄膜を蒸着し、また、カーボン
保護膜、バックコート層を形成した。蒸着工程ではほぼ
問題なく磁性層を形成できた。しかしながら、このテー
プを実施例2同様の強制劣化試験を行い、磁性層の残留
磁化量を処理前後で比較してみると、劣化が認められ、
蒸着型磁性層を設けたタイプに使用するには信頼性に不
安があることが判った。
1.15倍、幅方向に1.2倍とした以外は実施例2と
同様に重合・製膜を行いフィルムを得た。このフィルム
の吸湿率は1.9%、強度、伸度、ヤング率はそれぞれ
490MPa、48%、10.78GPaであった。ま
た、トリクレン抽出率は0.1%以下、金属イオン含有
量は24ppmであった。
であったが実施例2を下回るものであった。
と同様にCo−CoO系薄膜を蒸着し、また、カーボン
保護膜、バックコート層を形成した。蒸着工程ではほぼ
問題なく磁性層を形成できた。しかしながら、このテー
プを実施例2同様の強制劣化試験を行い、磁性層の残留
磁化量を処理前後で比較してみると、問題ないレベルで
あるが劣化が認められた。
0モル%のDPEを溶解させ、溶液を冷却する。つい
で、100モル%のTPCを添加し2時間撹拌後水酸化
リチウムで中和して重合物を得た。ポリマ濃度は10重
量%であり、重合物は透明な溶液として得られた。ま
た、2週間放置後も安定な溶液であった。
粒子をポリマ当たり2重量%添加し、ついで5μmカッ
トのフィルターを通した後、ステンレスベルト上に流延
し、170℃で2分間溶媒を蒸発後、自己支持性を得た
フィルムをベルトから剥離して40℃に保ったNMP/
水比がそれぞれ30/70、20/80、10/90、
0/100の抽出浴中に順次導入して残存溶媒等を抽出
し、ついで、テンター中で285℃で乾燥、300℃で
熱処理を行った。この時長手方向に1.25倍、幅方向
に1.3倍延伸して、厚み8μmのフィルムを得た。こ
のフィルムの吸湿率は1.7%、強度、伸度、ヤング率
はそれぞれ441MPa、36%、9.31GPaであ
った。また、トリクレン抽出率は0.1%以下、金属イ
オン含有量は26ppmであった。
った。
モル%のTDMを溶解させ、溶液を冷却する。ついで、
50モル%のTPC、50モル%のNPCを添加し2時
間撹拌後水酸化リチウムで中和して重合物を得た。ポリ
マ濃度は12重量%であり、重合物は透明な溶液として
得られた。また、2週間放置後も安定な溶液であった。
粒子をポリマ当たり2重量%添加し、ついで5μmカッ
トのフィルターを通した後、ステンレスベルト上に流延
し、170℃で2分間溶媒を蒸発後、自己支持性を得た
フィルムをベルトから剥離して40℃に保ったNMP/
水比がそれぞれ30/70、20/80、10/90、
0/100の抽出浴中に順次導入して残存溶媒等を抽出
し、ついで、テンター中で285℃で乾燥、295℃で
熱処理を行った。この時長手方向に1.25倍、幅方向
に1.3倍延伸して、厚み8μmのフィルムを得た。こ
のフィルムの吸湿率は1.5%、強度、伸度、ヤング率
はそれぞれ568MPa、35%、13.23GPaで
あった。また、トリクレン抽出率は0.1%以下、金属
イオン含有量は22ppmであった。
った。
0モル%のTDMを溶解させ、溶液を冷却する。つい
で、100モル%のMPCを添加し2時間撹拌後水酸化
リチウムで中和して重合物を得た。ポリマ濃度は14重
量%であり、重合物は透明な溶液として得られた。ま
た、2週間放置後も安定な溶液であった。
粒子をポリマ当たり2重量%添加し、ついで5μmカッ
トのフィルターを通した後、ステンレスベルト上に流延
し、170℃で2分間溶媒を蒸発後、自己支持性を得た
フィルムをベルトから剥離して40℃に保ったNMP/
水比がそれぞれ30/70、20/80、10/90、
0/100の抽出浴中に順次導入して残存溶媒等を抽出
し、ついで、テンター中で280℃で乾燥、290℃で
熱処理を行った。この時長手方向に1.25倍、幅方向
に1.3倍延伸して、厚み8μmのフィルムを得た。こ
のフィルムの吸湿率は1.4%、強度、伸度、ヤング率
はそれぞれ529MPa、40%、12.25GPaで
あった。また、トリクレン抽出率は0.1%以下、金属
イオン含有量は20ppmであった。
った。
0モル%のDPEを溶解させ、溶液を冷却する。つい
で、50モル%のMPC、50モル%のBPCを添加し
2時間撹拌後水酸化リチウムで中和して重合物を得た。
ポリマ濃度は12重量%であり、重合物は透明な溶液と
して得られた。また、2週間放置後も安定な溶液であっ
た。
粒子をポリマ当たり2重量%添加し、ついで5μmカッ
トのフィルターを通した後、ステンレスベルト上に流延
し、170℃で2分間溶媒を蒸発後、自己支持性を得た
フィルムをベルトから剥離して40℃に保ったNMP/
水比がそれぞれ30/70、20/80、10/90、
0/100の抽出浴中に順次導入して残存溶媒等を抽出
し、ついで、テンター中で280℃で乾燥、290℃で
熱処理を行った。この時長手方向に1.25倍、幅方向
に1.3倍延伸して、厚み8μmのフィルムを得た。こ
のフィルムの吸湿率は1.9%、強度、伸度、ヤング率
はそれぞれ549MPa、45%、12.74GPaで
あった。また、トリクレン抽出率は0.1%以下、金属
イオン含有量は21ppmであった。
った。
解させ、ついで5モル%のPAHを加え30分間撹拌
し、ついで溶液を冷却する。次に、40モル%のMP
C、45モル%のBPC、10モル%のDPCを添加し
2時間撹拌後水酸化リチウムで中和して重合物を得た。
ポリマ濃度は12重量%であり、重合物は透明な溶液と
して得られた。また、2週間放置後も安定な溶液であっ
た。
粒子をポリマ当たり2重量%添加し、ついで5μmカッ
トのフィルターを通した後、ステンレスベルト上に流延
し、180℃で2分間溶媒を蒸発後、自己支持性を得た
フィルムをベルトから剥離して40℃に保ったNMP/
水比がそれぞれ30/70、20/80、10/90、
0/100の抽出浴中に順次導入して残存溶媒等を抽出
し、ついで、テンター中で270℃で乾燥、熱処理を行
った。この時長手方向に1.25倍、幅方向に1.3倍
延伸して、厚み8μmのフィルムを得た。このフィルム
の吸湿率は1.9%、強度、伸度、ヤング率はそれぞれ
578MPa、42%、14.21GPaであった。ま
た、トリクレン抽出率は0.1%以下、金属イオン含有
量は24ppmであった。
った。
と同様にCo−CoO系薄膜を蒸着し、また、カーボン
保護膜、バックコート層を形成した。蒸着工程ではほぼ
問題なく磁性層を形成できた。蒸着工程では全く問題な
く磁性層を形成できた。また、実施例2と同様の強制劣
化試験を行い、磁性層の残留磁化量を処理前後で比較し
てみると、殆ど劣化は認められず、高密度磁気記録に適
した蒸着型磁性層を設けた磁気記録媒体に好適に使用し
うることが判った。
させ、次にDMB100モル%を溶解し、溶液を冷却す
る。ついでTPC100モル%を添加し反応を行った。
生成物は重合開始後まもなく沈殿を生じ、フィルムを得
ることができないものであった。
させ、次にDPX100モル%を溶解し、溶液を冷却す
る。ついでTPC100モル%を添加し反応を行った。
生成物は重合開始後まもなく沈殿を生じ、成形体をえる
ことができないものであった。
25モル%を溶解し溶液を冷却する。ついで100モル
%のTPCを添加し2時間撹拌後水酸化リチウムで中和
して重合物を得た。重合時において沈殿の生成なく重合
を終了できたが、ポリマ濃度を7%としてもこの溶液は
2週間放置後はゲル化する不安定な溶液であった。
シリカ粒子をポリマ当たり2重量%添加し、ついで5μ
mカットのフィルターを通した後、ステンレスベルト上
に流延し、170℃で2分間溶媒を蒸発後、自己支持性
を得たフィルムをベルトから剥離して40℃に保ったN
MP/水比がそれぞれ30/70、20/80、10/
90、0/100の抽出浴中に順次導入して残存溶媒等
を抽出し、ついで、テンター中で270℃で乾燥、熱処
理を行った。この時長手方向に1.25倍、幅方向に
1.3倍延伸して、厚み8μmのフィルムを得た。この
フィルムの吸湿率は2.3%、強度、伸度、ヤング率は
それぞれ421MPa、48%、8.53GPaであっ
た。また、トリクレン抽出率は0.1%以下、金属イオ
ン含有量は35ppmであった。
った。
20モル%を溶解し溶液を冷却する。ついで100モル
%のTPCを添加し2時間撹拌後水酸化リチウムで中和
して重合物を得た。また、ポリマ濃度は8%でありこの
溶液は2週間放置後は増粘したがなんとか製膜可能な溶
液であった。
粒子をポリマ当たり2重量%添加し、ついで5μmカッ
トのフィルターを通した後、ステンレスベルト上に流延
し、170℃で2分間溶媒を蒸発後、自己支持性を得た
フィルムをベルトから剥離して40℃に保ったNMP/
水比がそれぞれ30/70、20/80、10/90、
0/100の抽出浴中に順次導入して残存溶媒等を抽出
し、ついで、テンター中で270℃で乾燥、熱処理を行
った。この時長手方向に1.25倍、幅方向に1.3倍
延伸して、厚み8μmのフィルムを得た。このフィルム
の吸湿率は2.3%、強度、伸度、ヤング率はそれぞれ
510MPa、38%、12.25GPaであった。ま
た、トリクレン抽出率は0.1%以下、金属イオン含有
量は24ppmであった。
った。
と同様にCo−CoO系薄膜を蒸着し、また、カーボン
保護膜、バックコート層を形成した。蒸着工程では減圧
操作が安定せず磁性層の形成は困難であった。また、微
妙な圧変動があったため、形成された磁性層も組成が一
定していないことが予測され、該フィルムを蒸着型磁性
層を設けた磁気記録媒体とするには信頼性に問題のある
ことが判った。
の本来の優れた機械特性、耐熱性等の種々の性能を維持
しつつ、特に芳香族ポリアミド本来の問題であった吸湿
率を低減できるため、高密度磁気記録媒体やフレキシブ
ルプリント配線板、感熱転写記録材、絶縁材をはじめと
し、種々の用途における工業的利用価値は極めて高いも
のである。また、本発明の芳香族ポリアミドは好ましく
有機溶媒系から得ることができ、その溶液の安定性にも
優れるのでプロセス上の特別の操作を必要としない。
Claims (10)
- 【請求項1】一般式(I)で示される互いに異なった芳
香核を有する構造単位からなるA群、一般式(I) 【化1】 一般式(II)で示される互いに異なった芳香核を有する
構造単位からなるB群、一般式(II) 【化2】 及び、一般式(III )で示される互いに異なった芳香核
を有する構造単位からなるC群、一般式(III ) 【化3】 (ここでAr1 、Ar2 、Ar3 はパラ配向性の芳香核
であり、各群の化合物はRa、Rb、Rcで示されるニ
トロ基、シアノ基、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数
1〜3のアルコキシ基、トリアルキルシリル基、オキシ
アリール基、チオアリール基から選ばれる官能基で置換
されていても構わない。ここで、k、l、mはそれぞれ
0〜4の数である。また、A群、B群は実質的に等モル
である。)から少なくとも3種以上選択される構造単位
(但し、基本芳香核を異にする少なくとも2種の構造単
位は同じ群から選択される。)で示される構造単位を主
たる構造単位とする芳香族ポリアミドからなるフィルム
であって、該フィルムの吸湿率が2.2%以下であるこ
とを特徴とする芳香族ポリアミドフィルム。 - 【請求項2】一般式(IV)で示される構造単位からなる
D群、一般式(IV) 【化4】 (ここでAr4 、Ar5 はパラ配向性の芳香核であり、
X、Yは互いに同じか異なっていても良い−CO−また
は−NH−基。Zはブリッジ原子団。また、Rd、Re
はニトロ基、シアノ基、炭素数1〜4のアルキル基、炭
素数1〜3のアルコキシ基、トリアルキルシリル基、オ
キシアリール基、チオアリール基から選ばれる官能基で
あり、n、pはそれぞれ0〜4の数である。)から選択
される構造単位を含有する請求項1に記載の芳香族ポリ
アミドフィルム(ここで、X、Yが共に−CO−の時は
A群と(B群、D群)、X、Yが共に−NH−の時は
(A群、D群)とB群、互いに異なるときはA群、B群
は実質的に等モルである。)からなる構造単位を含有す
ることを特徴とする請求項1に記載の芳香族ポリアミド
フィルム。 - 【請求項3】隣接置換率が60%以上である請求項1あ
るいは2に記載の芳香族ポリアミドフィルム。 - 【請求項4】2種以上の構造単位が選択される群におい
て、パラ配向性の基本芳香核としてフェニレン基、ビフ
ェニレン基、ナフチレン基のうち少なくとも2種が用い
られる請求項1から3のいずれかに記載の芳香族ポリア
ミドフィルム。 - 【請求項5】2種以上の構造単位が選択される群におい
て、パラ配向性の互いに異なった芳香核として、3,
3’−ジ置換−4,4’−ビフェニレン基及び/または
2,2’−ジ置換−4,4’−ビフェニレン基と、2,
5−ジ置換及び/または2,3−ジ置換パラフェニレン
基とを用いる請求項1から4のいずれかに記載の芳香族
ポリアミド組成物。 - 【請求項6】一般式(I)で示される化合物として、
3,3’−ジ置換−4,4’−ビフェニルジアミン及び
/または2,2’−ジ置換−4,4’−ビフェニルジア
ミンと、2,5−ジ置換及び/または2,3−ジ置換パ
ラフェニレンジアミンを用いることを特徴とする請求項
1から5のいずれかに記載の芳香族ポリアミド組成物。 - 【請求項7】光学等方性の有機溶媒溶液から製膜される
ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の芳
香族ポリアミドフィルム。 - 【請求項8】請求項1から7のいずれかに記載の芳香族
ポリアミドフィルムの少なくとも1面に磁性層が形成さ
れた磁気記録媒体。 - 【請求項9】磁性層が金属薄膜型磁性層であることを特
徴とする請求項8に記載の磁気記録媒体。 - 【請求項10】フィルム厚みが6.5μm以下、テープ
幅が2.2mm〜15mmであって、記録密度が15キ
ロバイト/mm2 以上、記録容量が1GB以上であるテ
ープ状媒体であることを特徴とする請求項8あるいは9
に記載の磁気記録媒体。
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1996
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