JPH091765A - 模様付けシート及びその製造方法 - Google Patents

模様付けシート及びその製造方法

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JPH091765A
JPH091765A JP7149107A JP14910795A JPH091765A JP H091765 A JPH091765 A JP H091765A JP 7149107 A JP7149107 A JP 7149107A JP 14910795 A JP14910795 A JP 14910795A JP H091765 A JPH091765 A JP H091765A
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coating film
sheet
molding
coating
reinforcing material
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JP7149107A
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Takeo Shinomiya
竹男 四宮
Masami Matsumoto
政己 松本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形時に均一な厚みの塗膜を形成することが
できるようにする。また着色塗料が混ざり合うのを防い
で成形品に外観不良を発生させないようにする。 【構成】 シート1の表面に単色又は複数色の着色塗料
2を塗装して完全に硬化させて塗膜3を形成する。塗膜
3の表面に不織布で形成される塗膜補強材4を設ける。
着色塗料2を完全に硬化させて強固な塗膜3を形成する
と共に塗膜3を塗膜補強材4で補強することによって、
成形時の加熱加圧で塗膜3が軟化し過ぎないようにする
ことができ、成形時の加圧によって塗膜3が流動しない
ようにすることができる。複数色の着色塗料2で塗膜3
を形成した場合でも着色塗料2が混ざり合った状態にな
らないようにすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室や洗面所やトイレ
等の床パンや壁や天井、流し台の天板などに用いられる
模様付き成形品を成形する際に使用する模様付けシート
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より浴室ユニット用防水床パン等
は、御影石や大理石等の石目模様を付けた繊維強化プラ
スチック(FRP)製の模様付き成形品で形成されてお
り、この模様付き成形品の製造方法は、例えば特願平6
−320461号として特許出願されている。
【0003】このように特許出願されている模様付き成
形品の製造方法は、ポリエステル製のシートの片面に着
色塗料を塗布すると共にシートのこの片面にガラスクロ
スやガラスサーフェイスマットで形成される塗膜補強材
を積層し、塗膜補強材の表面に樹脂含浸不織布、或いは
樹脂含浸不織布と樹脂含浸ガラスクロスとで形成される
塗膜保護材を積層し、これを加熱して着色塗料を半硬化
状態にして塗膜を形成して模様付けシートを作成し、こ
の模様付けシートを成形型にセットすると共に模様付け
シートに成形材料を重ねて成形型にセットし、成形材料
を成形型で加熱加圧成形して成形品を形成すると共にこ
の加圧加熱成形で成形品の表面に塗膜を流して模様を形
成し、脱型後、成形品の表面からシートを剥がすように
したものである。
【0004】この出願の模様付けシートは、着色塗料を
半硬化させて塗膜を形成するようにしてあるので、塗膜
が非常に流れ易く、成形時に塗膜に成形材料の樹脂が少
しでも達すると塗膜が崩れてしまうことになる。そこで
塗膜の表面側に成形材料の樹脂を通さない樹脂含浸不織
布や樹脂含浸ガラスクロスの塗膜保護材を設けることに
よって、成形時の加熱加圧で塗膜に成形材料が塗膜に流
れ込まないようにし、塗膜が崩れないようにすると共に
成形材料の樹脂が成形品の表面に染み出さないようにし
てある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来例の模
様付けシートは、着色塗料を半硬化させて塗膜を形成し
たので、成形時の加熱加圧で塗膜が軟化し過ぎることに
なり、成形時の加圧によって塗膜が流動して均一な厚み
の塗膜を形成することができないという問題があり、ま
た複数色の着色塗料で塗膜を形成した場合は、成形圧に
よって塗膜が流動することによって着色塗料が混ざり合
った状態となり、成形品に綺麗な模様を付けることがで
きず、成形品に外観不良が発生するという問題があっ
た。
【0006】また上記従来例の模様付けシートは、樹脂
含浸不織布や樹脂含浸ガラスクロスで形成される塗膜保
護材を塗膜の表面側に設けたので、成形時に塗膜保護材
に含まれる樹脂が塗膜に流れ込んで通過して成形品の表
面、特に成形品の凹凸部の角や凸部など成形圧が大きく
かかる箇所に染み出すという問題があった。また塗膜保
護材に含まれる樹脂と成形材料に含まれる樹脂の色が合
いにくく、このことで発生する色違いによって成形品の
外観を損なうという問題があった。さらに複数枚の塗膜
保護材を塗膜に積層した場合には、成形時に塗膜保護材
間の空気が抜けず、成形品の表面に膨れが生じるという
問題があった。加えて不織布やガラスクロスに樹脂を含
浸させて塗膜保護材を作成しなければならず、工程数が
増加したり、コストアップとなったり、リードタイムが
長くなるという問題があった。
【0007】また上記従来例の模様付けシートは、シー
トに着色塗料を塗布する際に塗布量を簡単に確認するこ
とができず、塗布量のばらつきによって成形品に模様の
透け等の不良が発生するという問題があった。また塗膜
補強材をガラスクロスやガラスサーフェイスマットで形
成すると、硬化前に着色塗料を塗膜補強材に完全に含浸
させることができず、着色塗料の未含浸部分が生じて切
断時、保管時、搬送時に塗膜の欠損が発生するという問
題があった。また着色塗料を加熱によって乾燥硬化させ
る際に、シートの熱収縮によってシートに皺が発生した
り、塗膜がシートから剥離したり、塗膜が塗膜補強材か
ら剥離したりするという問題があった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、成形時に均一な厚みの塗膜を形成することがで
き、また着色塗料が混ざり合うのを防いで成形品に外観
不良を発生させないようにすることができ、また成形品
の表面への樹脂の染み出しを防止することができ、また
色違いによって成形品の外観を損なうようなことがな
く、また成形品の表面に膨れを生じさせないようにする
ことができ、また工程数が増加したり、コストアップと
なったり、リードタイムが長くなるといったことがな
く、また成形品に模様の透けが発生しないようにするこ
とができ、また切断時、保管時、搬送時に塗膜の欠損が
生じないようにすることができ、またシートに皺が発生
したり、塗膜がシートから剥離したり、塗膜が塗膜補強
材から剥離したりすることがないようにすることができ
る模様付けシート及びその製造方法を提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
模様付けシートAは、シート1の表面に単色又は複数色
の着色塗料2を塗装して完全に硬化させて塗膜3を形成
し、塗膜3の表面に不織布で形成される塗膜補強材4を
設けて成ることを特徴とするものであるまた本発明の請
求項2に記載の模様付けシートAは、請求項1の構成に
加えて、ポリエステル不織布6とガラス不織布7の一方
を塗膜保護材5として塗膜補強材4の表面に設けて成る
ことを特徴とするものである。
【0010】また本発明の請求項3に記載の模様付けシ
ートAは、請求項1の構成に加えて、ポリエステル不織
布6とガラス不織布7の両方を塗膜保護材5として塗膜
補強材4の表面に設けて成ることを特徴とするものであ
る。本発明の請求項4に記載の模様付けシートの製造方
法は、シート1の表面に単色又は複数色の着色塗料2を
塗装し、次にシート1の上記表面に塗膜補強材4を積層
し、次に着色塗料2を乾燥して完全に硬化させて塗膜3
を形成することを特徴とするものである。
【0011】また本発明の請求項5に記載の模様付けシ
ートの製造方法は、請求項4の構成に加えて、シート1
の表面に着色塗料2を塗装するにあたって、シート1の
塗装面と反対の表面側からシート1に光を照射すること
を特徴とするものである。また本発明の請求項6に記載
の模様付けシートの製造方法は、請求項4又は5の構成
に加えて、シート1及び塗膜補強材4の少なくとも二辺
を固定しつつ着色塗料2を硬化させることを特徴とする
ものである。
【0012】
【作用】シート1の表面に単色又は複数色の着色塗料2
を塗装して完全に硬化させて塗膜3を形成し、塗膜3の
表面に不織布で形成される塗膜補強材4を設けたので、
着色塗料2を完全に硬化させて強固な塗膜3を形成する
と共に塗膜3を塗膜補強材4で補強することによって、
成形時の加熱加圧で塗膜3が軟化し過ぎないようにする
ことができ、成形時の加圧によって塗膜3が流動しない
ようにすることができると共に、複数色の着色塗料2で
塗膜3を形成した場合でも着色塗料2が混ざり合った状
態にならないようにすることができる。
【0013】またポリエステル不織布6とガラス不織布
7の一方を塗膜保護材5として塗膜補強材4の表面に設
けたので、塗膜保護材5の表面に成形材料10を供給す
ることによって、塗膜保護材5で成形時の成形材料10
の流れを適度に弱めて成形材料10に含まれる樹脂が塗
膜3を通過しないようにすることができる。また塗膜保
護材5に成形材料10を十分に含浸させることができ、
塗膜3と塗膜補強材4と成形材料10の密着性を高くす
ることができる。また上記のように塗膜3は強固に形成
されているので、成形材料10の流れによる圧力が多少
かかっても崩れることがなく、従って塗膜保護材5に成
形材料10の樹脂を全く通さないようにする作用を持た
せる必要がなくなって塗膜保護材5を樹脂を含まない不
織布で形成することができ、成形品の表面に塗膜保護材
5の樹脂が染み出さないようにすることができ、また塗
膜保護材5の樹脂と成形材料10の樹脂との間で色違い
が発生しないようにすることができ、さらに塗膜保護材
5は通気性を有することになって複数枚の塗膜保護材5
を設けても塗膜保護材5間に空気が溜まらないようにす
ることができ、加えて不織布に樹脂を含浸させて塗膜保
護材5を形成する必要がないようにすることができる。
【0014】またポリエステル不織布6とガラス不織布
7の両方で塗膜保護材5を形成したので、塗膜保護材5
で成形時の成形材料10の流れを十分に弱めて成形材料
10に含まれる樹脂が塗膜3を通過しないようにするこ
とができると共に成形材料10の流れによる圧力が塗膜
3に大きくかからないようにすることができる。またシ
ート1の表面に単色又は複数色の着色塗料2を塗装し、
次にシート1の上記表面に不織布で形成される塗膜補強
材4を積層し、次に着色塗料2を乾燥して完全に硬化さ
せて塗膜3を形成したので、不織布で形成される塗膜補
強材4を硬化前に着色塗料2の表面に設けることによっ
て、着色塗料2を塗膜補強材4に十分に含浸させて塗膜
3と塗膜補強材4の密着性を高くすることができる。
【0015】またシート1の表面に着色塗料2を塗装す
るにあたって、シート1の塗装面と反対の表面側からシ
ート1に光を照射したので、シート1を通過する光の通
過具合でシート1への着色塗料の塗布量を簡単に確認す
ることができる。またシート1及び塗膜補強材4の少な
くとも二辺を固定しつつ着色塗料2を硬化させたので、
シート1と塗膜補強材4を熱収縮しないように拘束する
ことができる。
【0016】以下本発明を詳述する。シート1は、成形
品の表面に着色塗料2で形成される塗膜3を転写する転
写シートであって、塗膜3に対して離型性を有し、且つ
成形時に成形材料10が浸透せず、さらに成形後、成形
品から破れずに容易に剥離することができるものであれ
ば何れで形成してもよく、例えば厚み30〜100μm
のポリプロピレン樹脂(PP)シートやポリエチレン樹
脂(PE)シートやポリエチレンテレフタレート樹脂
(PET)シートなど熱可塑性樹脂シートを用いること
ができる。
【0017】着色塗料2は着色ゲルコート樹脂であっ
て、例えばトナーなどで着色した熱硬化性樹脂組成物を
使用することができ、さらに具体例を示すと不飽和ポリ
エステル樹脂100重量部に対して、硬化剤1〜5重量
部、充填剤20〜40重量部、着色用トーナー2〜10
重量部を配合したものを着色塗料2として使用すること
ができる。この着色塗料2には必要に応じてダップ樹脂
(ジアリルフタレート樹脂、DAP樹脂)を配合しても
良く、このダップ樹脂の配合で着色塗料2のシート1へ
の接着力を若干低くして、シート1への着色塗料2のベ
タ付きを防止することができる。
【0018】塗膜補強材4はガラス不織布7やポリエス
テル不織布6(目付け30g/m2以下)などの不織布
で形成することができる。塗膜補強材4に要求される品
質項目としては、上記着色塗料2が十分に完全に含浸し
て着色塗料2で形成される塗膜3とのなじみ性がよく、
また作業性が高く、また含浸した着色塗料2の乾燥(硬
化)性が高く、またカット性(所定サイズへの加工性)
が高く、また成形時に膨れが発生せず成形性が高いなど
であるが、塗膜補強材4を不織布で形成することによっ
てこれらの品質項目を十分に満足させることができるも
のであり、例えば塗膜補強材4としてガラスマットやガ
ラスサーフェイスマットを使用すると、上記品質項目を
十分に満足させることができないものである。
【0019】次に上記部材を用いた模様付けシートの製
造方法について説明する。まず所定の大きさに裁断した
シート1の一方の表面に単色又は複数色の着色塗料2を
スプレーガン11等で厚み0.2〜0.6mm程度にな
るように塗布して模様を形成し、着色塗料2の表面に模
様が崩れないように上記塗膜補強材4を静置して塗膜補
強材4に着色塗料2を含浸させ、この後熱風乾燥機にて
100〜120℃、20〜90分間の条件で加熱し、着
色塗料2に含有されている溶剤を塗膜補強材4を介して
蒸発させて着色塗料2を乾燥させて完全に硬化させて塗
膜3を形成することによって、図1に示すような模様付
けシートAが作成される。上記のように着色塗料2を完
全に硬化させて塗膜3を形成すると、塗膜3はベタ付き
(粘着性)をなくし、且つ流れたり他のものに引っつい
たりすることがなく、また成形時の熱や圧力によって軟
化はするが、模様流れを起こしたり模様切れをおこした
りしないようになるものである。
【0020】このように上記実施例では、着色塗料2を
完全に硬化させて塗膜3を形成すると共に塗膜3の表面
に塗膜補強材4を設けたので、着色塗料2の完全硬化さ
せて塗膜3を強固に形成すると共に塗膜補強材4で塗膜
3を補強することによって、成形時の加熱加圧で塗膜3
が軟化し過ぎないようにすることができ、成形時の加圧
によって塗膜3が流動しないようにすることができ、ま
た複数色の着色塗料2で塗膜3を形成した場合でも着色
塗料2が混ざり合った状態にならないようにすることが
できる。
【0021】上記模様付けシートの製造方法において、
シート1の塗装面と反対の表面側から光を照射して、シ
ート1に着色塗料2を塗布するようにすることができ
る。つまり図2に示すように、光を透過する透明或いは
半透明のガラス板、金網、孔空き板等で架台12を形成
すると共に架台12の下側に蛍光灯や白熱電球等で形成
される照明器具を設置して光源13を設け、この架台1
2の上に光源13からの光を透過する透明或いは半透明
のシート1を載置すると共に光源13からの光を架台1
2及びシート1を介して見ながら、スプレーガン11で
着色塗料2をシート1の上面に塗布することができる。
【0022】このようにシート1の下側から光を照射し
てこの光をシート1を介して見ながら着色塗料2の塗布
をおこなうことによって、シート1の表面に付着した着
色塗料2の量が多い時は光が透過せず、少ない時は光の
透過量が多くなるという具合に着色塗料2の塗布量を目
視による光の濃淡で簡単に判断することができ、着色塗
料2の塗布量(膜厚)がばらつきなく均一になるように
調整しながら着色塗料2の塗布をおこなうことができ
る。
【0023】また上記模様付けシートの製造方法におい
て、シート1及び塗膜補強材4の二辺を固定しつつ着色
塗料2の乾燥硬化をおこなうことができる。シート1は
所定の大きさに裁断される前はロール状に巻き取った状
態にしてあり、このため着色塗料2を乾燥硬化させるた
めの加熱でシート1は上記巻取り方向に大きく収縮す
る。そしてシート1と塗膜補強材4の熱収縮率の差によ
って塗膜3がシート1から剥離したり塗膜3に皺が発生
したりするのである。しかも塗膜補強材4をガラス不織
布で形成した場合には、ガラス不織布は加熱によって大
きく収縮しないので、シート1との熱収縮率の差は非常
に大きくなり、上記塗膜3の剥離や塗膜3の皺が特に顕
著に現れるものである。
【0024】そこで図3(b)に示すように、鉄板で形
成される乾燥架台15の上にシート1と着色塗料2と塗
膜補強材4から成る積層物を載置し、塗膜補強材4の両
方の巻き取り方向の端部の上面に沿って帯鋼16を配設
し、乾燥架台15の下面と帯鋼16の上面の間を挟む万
力17を図3(a)に示すように塗膜補強材4の両方の
巻き取り方向の端部の複数箇所に設けてシート1及び塗
膜補強材4を固定し、この状態で加熱して着色塗料2を
乾燥硬化をおこなうようにする。
【0025】このようにシート1の巻き取り方向の端部
の二辺を万力17で固定することによって、シート1を
熱収縮しないように拘束することができ、シート1と塗
膜補強材4の熱収縮率の差による塗膜3の剥離や塗膜3
の皺の発生を防止することができ、特に塗膜補強材4を
ガラス不織布で形成した場合に効果的である。また塗膜
補強材4をポリエステル不織布で形成した場合でも、シ
ート1と塗膜補強材4の両方を収縮しないようにするこ
とができ、塗膜3の剥離や塗膜3の皺の発生を防止する
ことができる。またシート1は加熱によって巻き取り方
向以外の方向にも収縮することもあるので、図3(c)
に示すようにシート1の巻き取り方向の端部以外の二辺
を図3(b)に示す構成と同様に固定することによっ
て、シート1が巻き取り方向以外の方向の収縮しないよ
うに拘束して塗膜3の剥離や塗膜3の皺の発生をより一
層効果的に防止することができる。
【0026】次に上記実施例を用いた模様付き成形品の
製造方法について説明する。先ずシート1の他方の面
(塗膜3が形成されていない面)を成形型の内面側に向
けて成形型に模様付けシートAをセットし、塗膜補強材
4の表面にSMC(Sheet Molding Compoud )やBMC
(Bulk Molding Compoud)などの成形材料10を重ねて
置き、この後型締めして塗膜補強材4と成形材料10を
密着させつつ加熱加圧して成形材料10で成形品を形成
し、この後成形品を脱型し、成形品の表面からシート1
のみを剥がしてシート1から塗膜3及び塗膜保護材4を
成形品の表面に残留させて転写することによって模様付
き成形品が形成される。上述のように模様付けシートA
の塗膜3は完全に硬化されているが、成形時の加熱加圧
によって軟化することになり、従って成形品の凹凸形状
(成形型の凹凸形状)に沿って塗膜3を変形させること
ができ、成形品が凹凸形状であっても綺麗に模様付けす
ることができるものである。尚、上記成形型のシート1
の接する面はシート1の厚み分だけ凹没させておくのが
好ましく、このことで成形品にシート1の厚み分の凹所
が形成されないようにすることができる。
【0027】図4には他の実施例が示してある。この実
施例は、図1に示す実施例の塗膜補強材4の表面にさら
に塗膜保護材5を設けて形成されるものである。塗膜保
護材5は、塗膜3や成形材料10との密着性を有し、成
形時の成形材料10の流れを弱め、塗膜3の表面に塗膜
保護材5の型(パターン)が出ないようなもので形成し
なければならない。そこで塗膜保護材5としてはポリエ
ステル不織布6或いはガラス不織布7を用いることがで
き、好ましくは樹脂を含有していないポリエステル不織
布6或いはガラス不織布7を用いることができる。塗膜
保護材5の目付け量(単位面積当たりの重量)は、使用
する成形型の凹凸形状、深さ、目地の有無、平面部分と
凹凸部分の組み合わせ等によって適宜設定すればよい。
また塗膜保護材5の大きさはシート1と同じか、シート
1よりも大きく形成することができる。また塗膜保護材
5は複数枚使用してもよい。
【0028】次にこの実施例を用いた模様付き成形品の
製造方法について説明する。先ずシート1の他方の面
(塗膜3が形成されていない面)を成形型の内面側に向
けて成形型に模様付けシートAをセットし、塗膜保護材
5の表面にSMCやBMCなどの成形材料10を重ねて
置き、この後型締めして塗膜保護材5に成形材料10を
含浸させて塗膜補強材4と成形材料10を密着させつつ
加熱加圧して成形材料10で成形品を形成し、この後成
形品を脱型し、成形品の表面からシート1のみを剥がし
てシート1から塗膜3及び塗膜保護材4及び塗膜保護材
5を成形品の表面に残留させて転写することによって模
様付き成形品が形成される。
【0029】上記のようにこの実施例では、塗膜3の表
面側に塗膜保護材5を設けることによって、塗膜保護材
5で成形時の成形材料10の流れを適度に弱めて成形材
料10に含まれる樹脂が塗膜3に達して通過しないよう
にすることができ、成形品の表面に成形材料10の樹脂
が染み出さないようにすることができ、特に成形圧が大
きくかかる成形品の凹凸部の角や凸部などにも成形材料
10の樹脂が染み出さないようにすることができる。ま
た上記のように塗膜3は完全に硬化されていると共に塗
膜補強材4で保護されているので、塗膜3は強固に形成
されており、成形材料10の流れによる圧力が多少かか
っても崩れることがなく、従って塗膜保護材5に成形材
料10の樹脂を全く通さないようにする作用を持たせる
必要がなくない。よって塗膜保護材5を樹脂を含まない
ポリエステル不織布6やガラス不織布7で形成すること
ができ、従来例のように成形品の表面に塗膜保護材5の
樹脂が染み出すようなことがなく、また塗膜保護材5の
樹脂と成形材料10の樹脂との間で色違いが発生するこ
とがなく、さらに塗膜保護材5は通気性を有することに
なって複数枚の塗膜保護材5間や塗膜保護材5と塗膜補
強材4の間の空気を塗膜保護材5を介して抜くことがで
きて空気が溜まらないようにすることができ、加えて不
織布に樹脂を含浸させて塗膜保護材5を形成する必要が
ないようにすることができる。
【0030】上記実施例は、成形型にセットされる際に
トムソン型で打ち抜いて所定の大きさに形成されること
もあるが、この時図5に示すようにシート1と塗膜補強
材4と塗膜保護材5の四隅を各辺に対して45°に切除
してC面取り形状20に形成することができる。このよ
うにシート1と塗膜補強材4と塗膜保護材5の角部をC
面取り形状20にすることによって、模様付けシートA
の角部が二次元の絞り形状となり、成形品の角部に皺が
発生しないようにすることができる。
【0031】図6には他の実施例が示してある。この実
施例は、図1に示す実施例の塗膜補強材4の表面にさら
にポリエステル不織布6とガラス不織布7を塗膜保護材
5として設けて形成されるものである。ポリエステル不
織布6とガラス不織布7の順序は成形型の形状等によっ
て任意に設定されるものである。またこのポリエステル
不織布6とガラス不織布7にも樹脂が含浸されていない
方がよい。
【0032】この実施例は図4に示す実施例と同様にし
て模様付き成形品の製造に用いられるが、図6に示す実
施例の方が図4に示す実施例よりも塗膜保護材5の枚数
が多いので、図6に示す実施例の方が成形材料10に含
まれる樹脂が塗膜3に達して通過しにくくすることがで
き、成形品の表面に成形材料10の樹脂が染み出さない
ように十分に塗膜3を保護することができる。
【0033】
【実施例】以下本発明を実施例によって具体的に説明す
る。 (実施例1)シート1として厚み100μmのポリエス
テルシート(東洋紡社製E5000)を用いた。また不
飽和ポリエステル樹脂(大日本インキ化学工業社製GC
−505)100重量部、硬化剤(日本油脂社製PB
Z)4重量部、充填剤(昭和電工社製ハイジライト)2
5重量部を混合し、この混合物100に対して白色トー
ナー4PHR、黒色トーナー4PHRをそれぞれ配合し
て攪拌して二色の着色塗料2を調製した。そしてシート
1を金網製の架台にセットしてシート1の表面に多色ゲ
ルコートガンを用いて白色の着色塗料2を30〜40重
量%、黒色の着色塗料2を60〜70重量%の重量比率
で粒状に0.5mmの厚みで塗布し、御影石調の模様を
形成した。
【0034】次にシート1の着色塗料2を塗布した面側
に塗膜補強材4としてポリエステル不織布(三井石油化
学工業社製R−011 目付け23g/m2 )を静置
し、この後110℃の熱風乾燥炉で60〜90分乾燥
し、着色塗料2を完全に硬化させて塗膜3を形成して図
1に示す模様付けシートAを作成した。 (実施例2)上記実施例1の塗膜補強材4をガラス不織
布(三菱製紙社製GFC−3000目付け30g/
2 )にした以外は実施例1と同様にして模様付けシー
トAを作成した。 (比較例1)上記実施例1の塗膜補強材4をガラスマッ
ト(日東紡績社製チョップドストランドマットMC30
0)にした以外は実施例1と同様にして模様付けシート
Aを作成した。 (比較例2)上記実施例1の塗膜補強材4をガラスサー
フェイスマット(旭ファイバーグラス社製3600E、
3601E、3603Eの三種類)にした以外は実施例
1と同様にして模様付けシートAを作成した。
【0035】上記実施例1、2と比較例1、2を浴室ユ
ニット用防水床パンの成形型の下型の成形面にセット
し、次いでSMCのような成形材料10を複数枚重ねて
置く。この後、成形型の成形面側が145℃、裏面側が
130℃となるように温度を設定し、加圧力1200ト
ン、加圧時間4分の条件で加熱加圧成形した。この後成
形品を脱型し、バリ取りなどの後加工をおこない、さら
に成形品の表面からシート1を剥がすことによって模様
付き成形品を得た。
【0036】上記実施例1、2と比較例1、2につい
て、製造性(着色塗料の含浸性、着色塗料の乾燥硬化
性)、作業性(所定のサイズへのカット性)、成形性を
評価し、これらから総合評価をした。結果を表1に示
す。尚、表1において○は問題なし、△は一部問題あ
り、×は問題ありで使用不可を示す。
【0037】
【表1】
【0038】実施例1、2と比較例1、2とを対比する
と、実施例1、2の方が比較例1、2よりも塗膜補強材
4への着色塗料2の含浸を高く完全に行うことができ、
実施例1、2における塗膜3と塗膜補強材4の密着性が
高いことが判る。また実施例1、2では着色塗料2を乾
燥硬化させてもシート1に皺が発生しにくく、塗膜3が
シート1から剥がれにくいが、比較例1ではシート1に
皺が発生し、塗膜3がシート1から剥がれてしまい、実
施例1、2における着色塗料2の乾燥硬化性が高いこと
が判る。また実施例1、2ではトムソン型でカットして
も塗膜3に欠けは生じないが、比較例1、2では塗膜3
に欠けが生じ、実施例1、2のカット性が高いことが判
る。さらに実施例1、2では成形品に膨れが発生しない
が、比較例1では成形品に膨れが発生し、実施例1、2
の成形性が高いことが判る。 (実施例3)上記実施例1の塗膜補強材4の表面にさら
に塗膜保護材5としてガラス不織布(三菱製紙社製GF
C−3000 目付け30g/m2 )7を二枚設けて模
様付けシートAを作成した。 (実施例4)上記実施例1の塗膜補強材4の表面にさら
に塗膜保護材5としてポリエステル不織布(三井石油化
学工業社製R−470)6を一枚設けて図4に示す模様
付けシートAを作成した。 (実施例5)上記実施例1の塗膜補強材4の表面にさら
に塗膜保護材5としてポリエステル不織布(三井石油化
学工業社製R−470)6を一枚と、ガラス不織布(三
菱製紙社製GFC−3000)7を一枚とをこの順で積
層して設けて図6に示す模様付けシートAを作成した。 (比較例3)上記実施例1の塗膜補強材4の表面にさら
に塗膜保護材5として比較例2と同様のガラスマットを
設けて模様付けシートを作成した。 (比較例4)上記実施例1の塗膜補強材4の表面にさら
に塗膜保護材5としてガラスクロス(日東紡績社製WE
−18K)を設けて模様付けシートを作成した。 (比較例5)上記実施例1の塗膜補強材4の表面にさら
に塗膜保護材5として比較例2と同様のガラスサーフェ
イスマットを設けて模様付けシートを作成した。
【0039】上記実施例3乃至5と比較例3乃至5を上
記実施例1、2と同様に用いて模様付き成形品を得た。
このようにして得られた各模様付き成形品において、塗
膜保護材4と成形材料10の密着性、成形品の表面への
成形材料10の樹脂の染み出しの有無、成形品の外観を
調べた。結果を表2、3に示す。尚、表2、3において
○は問題なし、△は一部問題あり、×は問題ありで使用
不可を示す。
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】表2の実施例3乃至5と表3の比較例3乃
至5を対比すると、比較例3、4では成形材料の樹脂が
塗膜保護材5に含浸せず密着性が低く、成形品の表面に
膨れが発生し、また成形品の表面にガラスパターンやク
ロスパターンが出て外観を損ない、また比較例5では成
形品の表面に成形材料の樹脂の染み出しがあって、成形
品の外観を損なうが、実施例3乃至5では評価した全て
の性能で問題がなく、実施例3乃至5の方が比較例3乃
至5よりも高い性能を有する。 (実施例6)上記実施例1と同様のシート1をステンレ
ス製の金網で形成される架台14の上に載せ、架台12
の下側に光源13として蛍光灯をセットし、シート1を
固定するために架台12の裏面から吸引した。この後実
施例1と同様にして、着色塗料2を塗布し、塗膜補強材
4を静置し、着色塗料2を完全に硬化させて塗膜3を形
成して図1に示す模様付けシートAを作成した。
【0043】この実施例では、着色塗料2をシート1に
塗布する際に、シート1を透過する光の透過度合いによ
り着色塗料2の膜厚を目視で判断することができ、均一
な厚みの塗膜3を形成することができた。 (実施例7)上記実施例1と同様のシート1をステンレ
ス製の金網で形成される架台14の上に載せ、架台12
の下側に光源13として蛍光灯をセットし、シート1を
固定するために架台12の裏面から吸引した。この後実
施例2と同様にして、着色塗料2を塗布し、塗膜補強材
4を静置した。この後鉄板の乾燥架台15の上にシート
1と塗膜補強材4の積層物を載せ、その上の四辺に沿っ
て5×30mmの帯鋼14をセットし、均等な間隔で一
辺につき五ヵ所に万力17を配置すると共に各万力17
でシート1と塗膜補強材4を固定して拘束し、上記実施
例1と同様にして着色塗料2を完全に硬化させて塗膜3
を形成し、シート1の温度が周囲の温度と同一になるま
で冷却し、図1に示す模様付けシートAを作成した。
【0044】この実施例では、万力17でシート1と塗
膜補強材4を固定して拘束して熱収縮しないようにした
ので、塗膜3のシート1からの剥離がなく、また塗膜3
やシート1や塗膜補強材4の皺の発生がなかった。
【0045】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に係る発
明は、シートの表面に単色又は複数色の着色塗料を塗装
して完全に硬化させて塗膜を形成し、塗膜の表面に不織
布で形成される塗膜補強材を設けたので、着色塗料を完
全に硬化させて強固な塗膜を形成すると共に塗膜を塗膜
補強材で補強することによって、成形時の加熱加圧で塗
膜が軟化し過ぎないようにすることができ、成形時の加
圧によって塗膜が流動しないようにすることができ、成
形時に均一な厚みの塗膜を形成することができるもので
ある。また複数色の着色塗料で塗膜を形成した場合でも
着色塗料が混ざり合った状態にならないようにすること
ができ、着色塗料が混ざり合うのを防いで成形品に外観
不良を発生させないようにすることができるものであ
る。
【0046】また本発明の請求項2に係る発明は、ポリ
エステル不織布とガラス不織布の一方を塗膜保護材とし
て塗膜補強材の表面に設けたので、塗膜保護材の表面に
成形材料を供給することによって、塗膜保護材で成形時
の成形材料の流れを適度に弱めて成形材料に含まれる樹
脂が塗膜を通過しないようにすることができ、成形品の
表面への樹脂の染み出しを防止することができるもので
ある。また塗膜保護材に成形材料を十分に含浸させるこ
とができ、塗膜と塗膜補強材と成形材料の密着性を高く
することができるものである。
【0047】また上記のように塗膜は強固に形成されて
いるので、成形材料の流れによる圧力が多少かかっても
崩れることがなく、従って塗膜保護材に成形材料の樹脂
を全く通さないようにする作用を持たせる必要がなくな
って塗膜保護材を樹脂を含まない不織布で形成すること
ができ、成形品の表面に塗膜保護材の樹脂が染み出さな
いようにすることができるものであり、また塗膜保護材
の樹脂と成形材料の樹脂との間で色違いが発生しないよ
うにすることができ、成形品の外観を損なわないように
することができるものであり、さらに塗膜保護材は通気
性を有することになって複数枚の塗膜保護材間に空気が
溜まらないようにすることができ、成形品の表面に膨れ
を生じさせないようにすることができるものであり、加
えて不織布に樹脂を含浸させて塗膜保護材を形成する必
要がないようにすることができ、工程数が増加したり、
コストアップとなったり、リードタイムが長くなるとい
ったことがなくなるものである。
【0048】また本発明の請求項3に係る発明は、ポリ
エステル不織布とガラス不織布の両方で塗膜保護材を形
成したので、塗膜保護材で成形時の成形材料の流れを十
分に弱めて成形材料に含まれる樹脂が塗膜を通過しない
ようにすることができると共に成形材料の流れによる圧
力が塗膜に大きくかからないようにすることができ、上
記塗膜の厚みを均一にすることができるという効果や、
着色塗料が混ざり合うのを防いで成形品に外観不良を発
生させないようにすることができるという効果や、成形
品の表面への樹脂の染み出しを防止することができると
いう効果を、より一層効果的に発揮させることができる
ものであるまた本発明の請求項4に係る発明は、シート
の表面に単色又は複数色の着色塗料を塗装し、次にシー
トの上記表面に不織布で形成される塗膜補強材を積層
し、次に着色塗料を乾燥して完全に硬化させて塗膜を形
成したので、不織布で形成される塗膜補強材を硬化前に
着色塗料の表面に設けることによって、着色塗料を塗膜
補強材に十分に含浸させて塗膜と塗膜補強材の密着性を
高くすることができ、切断時、保管時、搬送時に塗膜の
欠損が生じないようにすることができるものであるまた
本発明の請求項5に係る発明は、シートの表面に着色塗
料を塗装するにあたって、シートの塗装面と反対の表面
側からシートに光を照射したので、シートを通過する光
の通過具合でシートへの着色塗料の塗布量を簡単に確認
することができ、塗布量が多くなって着色塗料が無駄に
使用されるようなことがなく、また着色塗料の塗布量が
少な過ぎて成形品に模様の透けが発生しないようにする
ことができるものである。
【0049】また本発明の請求項6に係る発明は、シー
ト及び塗膜補強材の少なくとも二辺を固定しつつ着色塗
料を硬化させたので、シートと塗膜補強材を熱収縮しな
いように拘束することができ、シートに皺が発生した
り、塗膜がシートから剥離したり、塗膜が塗膜補強材か
ら剥離したりすることがないようにすることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の模様付けシートの一実施例を示す断面
図である。
【図2】同上のシートに着色塗料を塗布する状態の一実
施例を示す断面図である。
【図3】(a)は同上の着色塗料の乾燥硬化工程の一実
施例を示す平面図、(b)は(a)の断面図、(c)は
着色塗料の乾燥硬化工程の他の実施例を示す平面図であ
る。
【図4】同上の模様付けシートの他の実施例を示す断面
図である。
【図5】同上の模様付けシートのさらに他の実施例を示
す断面図である。
【図6】同上の模様付けシートのさらに他の実施例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 シート 2 着色塗料 3 塗膜 4 塗膜補強材 5 塗膜保護材 6 ポリエステル不織布 7 ガラス不織布
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】このように特許出願されている模様付き成
形品の製造方法は、ポリエステル製のシートの片面に着
色塗料を塗布すると共にシートのこの片面にガラスクロ
スやガラスサーフェイスマットで形成される塗膜補強材
を積層し、塗膜補強材の表面に樹脂含浸不織布、或いは
樹脂含浸不織布と樹脂含浸ガラスクロスとで形成される
塗膜保護材を積層し、これを加熱して着色塗料を半硬化
状態にして塗膜を形成して模様付けシートを作成し、こ
の模様付けシートを成形型にセットすると共に模様付け
シートに成形材料を重ねて成形型にセットし、成形材料
を成形型で加熱加圧成形して成形品を形成すると共にこ
の加圧加熱成形で成形品の表面に模様を形成し、脱型
後、成形品の表面からシートを剥がすようにしたもので
ある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】この出願の模様付けシートは、着色塗料を
半硬化させて塗膜を形成するようにしてあるので、塗膜
が非常に流れ易く、成形時に塗膜に成形材料の樹脂が少
しでも達すると塗膜が崩れてしまうことになる。そこで
塗膜の表面側に成形材料の樹脂を通さない樹脂含浸不織
布や樹脂含浸ガラスクロスの塗膜保護材を設けることに
よって、成形時の加熱加圧で塗膜に成形材料が流れ込ま
ないようにし、塗膜が崩れないようにすると共に成形材
料の樹脂が成形品の表面に染み出さないようにしてあ
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの表面に単色又は複数色の着色塗
    料を塗装して完全に硬化させて塗膜を形成し、塗膜の表
    面に不織布で形成される塗膜補強材を設けて成ることを
    特徴とする模様付けシート。
  2. 【請求項2】 ポリエステル不織布とガラス不織布の一
    方を塗膜保護材として塗膜補強材の表面に設けて成るこ
    とを特徴とする請求項1に記載の模様付けシート。
  3. 【請求項3】 ポリエステル不織布とガラス不織布の両
    方を塗膜保護材として塗膜補強材の表面に設けて成るこ
    とを特徴とする請求項1に記載の模様付けシート。
  4. 【請求項4】 シートの表面に単色又は複数色の着色塗
    料を塗装し、次にシートの上記表面に不織布で形成され
    る塗膜補強材を積層し、次に着色塗料を乾燥して完全に
    硬化させて塗膜を形成することを特徴とする模様付けシ
    ートの製造方法。
  5. 【請求項5】 シートの表面に着色塗料を塗装するにあ
    たって、シートの塗装面と反対の表面側からシートに光
    を照射することを特徴とする請求項4に記載の模様付け
    シートの製造方法。
  6. 【請求項6】 シート及び塗膜補強材の少なくとも二辺
    を固定しつつ着色塗料を硬化させることを特徴とする請
    求項4又は5に記載の模様付けシートの製造方法。
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