JPH09176708A - 高炉のブリーダ弁開監視方法 - Google Patents

高炉のブリーダ弁開監視方法

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JPH09176708A
JPH09176708A JP33303595A JP33303595A JPH09176708A JP H09176708 A JPH09176708 A JP H09176708A JP 33303595 A JP33303595 A JP 33303595A JP 33303595 A JP33303595 A JP 33303595A JP H09176708 A JPH09176708 A JP H09176708A
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Takayuki Matsuyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブリーダ弁開が生じるときに、その原因を確
実かつ迅速に調査可能とする。 【解決手段】 高炉31の炉頂圧ブリーダ弁32A,3
2B,32C,32Dの開弁に関連して、その要因とな
り得る設備情報をアナログデータおよびデジタルデータ
として、監視装置60で、常時、監視する。メモリ62
には、一定時間分のデータが記憶可能であり、開弁検知
手段63によって開弁が検知されると、タイマ64を作
動させ、一定時間分のデータを記憶する。監視手段65
が記憶されたデータを表示手段66で表示し、ブリーダ
弁の開弁となった要因の調査を迅速かつ確実に可能とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高炉の炉頂に設け
られるブリーダ弁の開弁を監視し、その原因追及を迅速
に行うための高炉のブリーダ弁開監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図8に示すように、高炉1の
操業において、ブリーダ弁2A,2B,2C,2Dが、
高炉1を炉内の急激な圧力上昇から保護するために設け
られている。高炉1の炉内の圧力は、ビショッフスクラ
バー3によって調整される。この圧力は、たとえば25
0kPaであり、この圧力エネルギを有効に回収するた
め、炉頂圧回収タービン(以下、「TRT」と略称す
る)4が設けられている。また、TRT4をバイパスす
るためのバイパス弁5も設けられている。ブリーダ弁2
Aは、ビショッフスクラバー3よりも炉頂ガスの流路に
関して下流側に設けられ、他のブリーダ弁2B,2C,
2Dは、高炉1の炉頂に設けられている。高炉1とビシ
ョッフスクラバー3との間には、集塵装置6が設けられ
ている。
【0003】高炉操業において、炉頂圧力制御は、高炉
1の炉頂圧力を一定の圧力に保つように行われる。ビシ
ョッフスクラバー3には、高炉1から発生したガスを導
入し、上部水封槽7および下部水封槽8を用いてガスの
流路をリングスリットエレメント(以下、「RSE」と
略称する)9と呼ばれる3本の弁棒を、昇降変位させて
制御している。ビショッフスクラバー3では、RSE9
の上方から集塵水を噴霧すると同時に、上部水封槽7お
よび下部水封槽8の水位制御を行っている。
【0004】炉頂ガスの圧力の制御は、制御装置10に
よって行われる。制御装置10には、高炉1の炉頂に設
けられる炉頂圧力計11,12およびビショッフスクラ
バー3の入口付近に設けられる炉頂圧力計13からの検
出信号PVが入力される。制御装置10は、指令値SV
を基準に、油圧装置14への制御信号MVを導出する。
油圧装置14は、RSE9を昇降変位させるためのシリ
ンダ15を駆動し、その駆動量は開度検出器16によっ
て検出される。上部水封槽7および下部水封槽8の水位
は、上部水位計17および下部水位計18でそれぞれ検
出される。開度検出器16の出力信号は、RSE9の開
度をフィードバック(以下、「F・B」と略称する)す
るためのRSE開度F・Bライン19を介して油圧装置
14に帰還される。
【0005】TRT4によるガスの圧力回収は、制御装
置20によって制御される。制御装置20は、油圧装置
21を介してTRT4の静翼22を調整するため、シリ
ンダ23を駆動する。静翼22の角度は、静翼角度検出
器24によって検出され、静翼角度F・Bライン25を
介して油圧装置21にフィードバックされる。油圧装置
21には、TRT4の上流側に設けられるタービン前圧
力計26,27からの検出信号がPVとして与えられ、
指令値であるSVと比較され、制御信号MVを油圧装置
21に与える。
【0006】以上説明したような高炉1の炉頂ガスに関
連する諸設備は、そのいずれかにトラブルなどの故障が
生じても、ブリーダ弁2A〜2Dの作動を招く可能性が
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】高炉1は、高温度、か
つ高圧力下で長期間にわたって操業が継続されるので、
ブリーダ弁2A〜2Dが開く事態が発生すると、主とし
て次のような不具合がある。
【0008】高炉1の炉内に装入される原料の分布が
大幅に変わり、炉況のよくない状態が長期にわたって続
く。 一酸化炭素(CO)などの有毒ガスが炉外に出るの
で、充分な換気を行わないと危険である。 炉内のガスが炉外に出る際に、大きな騒音を伴う。
【0009】ブリーダ弁が作動しても、高炉1の操業は
できる限り続けなければならないので、ブリーダ弁2A
〜2Dが開弁した原因の調査は、高炉1の操業中に併行
して行わなければならない。
【0010】従来から、ブリーダ弁2A〜2Dが作動し
た状況を再検討してみると、高炉1の炉内の急激な異常
反応から起こる急激な圧力上昇によって作動することは
殆どなく、付帯設備の異常、およびオペレータの操作ミ
スから作動するに至った場合が殆どである。そのような
作動原因は、迅速に調査して対策を施す必要がある。調
査に時間がかかると、調査期間中に、再度ブリーダ弁2
A〜2Dが作動してしまうことがある。このように、1
つのトラブルで何回もブリーダ弁2A〜2Dを作動させ
てしまうことは、周囲の環境に悪影響を与えてしまう。
【0011】本発明の目的は、ブリーダ弁開弁の原因を
迅速に調査し、原因対策を確実に行うための高炉のブリ
ーダ弁開監視方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、高炉の炉頂圧
力が急激に上昇するときに高炉保護のために開弁し、炉
内ガスを大気中に放散させるブリーダ弁の動作を監視す
る方法であって、予めブリーダ弁を開弁させる要因とな
り得る複数の設備情報を選択し、情報としての性質に対
応してアナログデータまたはデジタルデータとして検出
し、検出されたデータによって順次更新しながら、予め
定める時間分のデータを取込んで記憶し、ブリーダ弁の
開弁を検知した時点を基準として、予め定める時間範囲
で記憶されたデータを調査し、開弁の原因を追及するこ
とを特徴とする高炉のブリーダ弁開監視方法である。本
発明に従えば、ブリーダ弁を開弁させる要因となり得る
複数の設備情報を予め選択しておき、情報としての性質
に対応してアナログデータまたはデジタルデータとして
検出し、順次、更新しながら予め定める時間分を記憶し
ておく。ブリーダ弁の開弁を検知した時点から、予め定
める時間範囲で記憶されたデータを調査し、開弁の原因
を追及するので、ブリーダ弁開弁に至った要因を迅速か
つ確実に調査することができ、適切な対策も可能とな
る。
【0013】また本発明は、前記設備情報を検出する設
備として、炉頂圧力調整用のビショッフスクラバーを含
み、ビショッフスクラバーのリングスリットエレメント
の開度をアナログデータとして検出し、水封用の水位が
下限であるか否かを示す信号をデジタルデータとして検
出することを特徴とする。本発明に従えば、炉頂圧力調
整用のビショッフスクラバーのリングスリットエレメン
トの開度をアナログデータとして検出し、水封用の水位
が下限であるか否かをデジタルデータとして検出するの
で、これらが原因でブリーダ弁が開弁したか否かを迅速
かつ確実に調査することができる。
【0014】また本発明は、前記設備情報を検出する設
備として、炉頂圧回収発電設備を含み、炉頂発電前圧力
と炉頂圧回収タービンの静翼角度とを含むアナログデー
タを検出し、炉頂圧回収タービンをバイパスするバイパ
ス弁の急開信号をデジタルデータとして検出することを
特徴とする。本発明に従えば、炉頂圧回収発電設備の炉
頂圧発電前圧力と、炉頂圧回収タービンの静翼角度とを
含むアナログデータを検出し、バイパス弁の急開信号を
デジタルデータとして検出するので、炉頂圧回収タービ
ンに関連するブリーダ弁開の要因を迅速かつ確実に把握
することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態に
よる高炉のブリーダ弁開監視のための構成を示す。図1
(a)は設備構成を示し、図1(b)はデジタルコント
ロールシステム(略称「DCS」)を利用する場合の電
気的構成を示す。図8と同様に、図1(a)に示す高炉
31には、炉頂圧急上昇時に開弁するブリーダ弁32
A,32B,32C,32Dが設けられている。ブリー
ダ弁32Aは、炉頂圧調整のためのビショッフスクラバ
ー33と、炉頂圧回収のためのTRT34およびバイパ
ス弁35との間に設けられている。ビショッフスクラバ
ー33には、高炉31から炉頂ガスが集塵装置36を介
して導入される。ビショッフスクラバー33内は、上部
水封槽37および下部水封槽38によって水封される。
圧力調整のためのRSE39a,39b,39cは、制
御装置40が高炉31の炉頂に設けられる炉頂圧力計4
1,42やビショッフスクラバー33の入口付近に設け
られる炉頂圧力計43からの検出信号PVに基づいて、
油圧装置44を制御し、シリンダ45a,45b,45
cを駆動することによって制御される。RSE39a,
39b,39cの開度は、開度検出器46a,46b,
46cによって検出される。上部水封槽37および下部
水封槽38の水位は、上部水位計47および下部水位計
48によってそれぞれ検出される。開度検出器46a,
46b,46cからの信号は、RSE開度F・Bライン
49a,49b,49cを介して油圧装置44に帰還さ
れる。
【0016】炉頂圧回収発電設備に関しては、制御装置
50が油圧装置51を介してTRT34の静翼52の開
度をシリンダ53を駆動して制御する。静翼52の角度
は、静翼角度検出器54によって検出され、油圧装置5
1に帰還される。制御装置50は、タービン前圧力計5
6からの検出信号に応答し、この圧力が一定となるよう
に静翼52の角度を制御する。TRT34の出力軸に
は、発電機58が接続され、炉頂圧を回収して電力エネ
ルギを発生させる。
【0017】図1(b)には、図1(a)の制御装置4
0,50からの信号が与えられ、各部を駆動するための
デジタルコントロールシステム内に設けられる監視装置
60の構成を示す。アナログデータは、アナログ/デジ
タル変換器(以下、「A/D」と略称する)61に入力
され、デジタル変換されてメモリ62に取込まれる。デ
ジタルデータは、メモリ62に直接取込まれる。メモリ
62に取込まれたデジタルデータのうちのブリーダ弁の
開弁を表すデジタルデータから、開弁検知手段63は、
ブリーダ弁が開弁しているか否かを判断する。メモリ6
2には、一定の記憶容量があり、一定時間分のアナログ
データおよびデジタルデータを記憶することができる。
通常の監視時には、古いデータを新しいデータに置き換
えながら、一定時間分のデータを記憶する。開弁検知手
段63がブリーダ弁の開弁を検知すると、タイマ64に
よって予め設定される時間だけメモリ62内のデータ更
新が行われた後、メモリ62へのデータ更新は禁止さ
れ、ブリーダ弁開弁時点を基準とする一定時間内のアナ
ログデータおよびデジタルデータがメモリ62に記憶さ
れた状態となる。監視手段65は、開弁検知手段63に
よってブリーダ弁の開弁が検知された後、オペレータが
原因調査を容易に行えるようにするため、メモリ62の
記憶内容を読出し、表示手段66にタイムチャートなど
の形でブリーダ弁開弁前後の設備情報を表示する。
【0018】図2は、図1(b)の制御装置60を用い
るブリーダ弁開監視方法の動作を示す。ステップa1か
ら動作を開始し、ステップa2ではアナログデータおよ
びデジタルデータの検出を行う。ステップa3では、メ
モリ62へのデータ取込みを行い、ステップa4では開
弁検知手段63がブリーダ弁開を検知したか否かを判断
する。ブリーダ弁開を検知していないときにはステップ
a2に戻り、データ検知およびステップa3のデータ取
込みを繰り返す。この繰り返し周期は、デジタルコント
ロールシステムの処理周期がたとえば200m秒である
ときに、50m秒となり、1回の処理周期の間に4回の
データ検出および取込みを行う。
【0019】ステップa4でブリーダ弁開を検知する
と、ステップa5でタイマ64による計時動作を開始す
る。ステップa6およびステップa7では、ステップa
2およびステップa3と同様に、データ検出およびデー
タ取込みを行い、ステップa8ではタイマスタートから
一定時間が経過しているか否かを判断する。一定時間経
過と判断されないときには、ステップa6およびステッ
プa7を繰り返す。ステップa8で一定時間経過と判断
されるときには、ステップa9でデータ表示を行い、ス
テップa10で動作を終了する。
【0020】図3は、図1(b)のメモリ62に記憶さ
れるデータの範囲を示す。時刻t0にブリーダ弁開が検
出されると、時刻t0を基準として時刻t1まで継続す
るW1秒間でN1のデータ、および時刻t2まで先行の
W2秒間でN2のデータがメモリ62に記憶される。す
なわち、タイマ64には、W1秒の時間が設定され、メ
モリ62にはW1+W2秒間のデータが記憶可能なよう
に設定されている。
【0021】次の表1および表2は、図1(b)のメモ
リ62に取込まれるアナログデータおよびデジタルデー
タを示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】表1の炉頂圧力PV値−1,2,3は、炉
頂圧力計41〜43からの検出値であり、炉頂圧力制御
SV値および炉頂圧力制御MV値は、図1(a)の制御
装置50に与える制御指令および制御装置50から油圧
装置51に与える制御信号の表す値である。RSE開度
PV値−1,2,3は、開度検出器46a〜46cの検
出値である。下部ホッパ圧力PV値は、高炉31の炉頂
に設けられる下部ホッパ内の圧力検出値である。上部水
位PV値は、上部水位計47の検出値である。上部水位
調節弁開度PV値は、上部水封槽37の水位調節用の弁
の開度検出値である。下部水位PV値は、下部水位計4
8の検出値である。下部水位調節弁開度PV値は、下部
水封槽38の水位調節用の弁の開度検出値である。送風
流量PV値および送風圧力PV値は、高炉31に吹き込
む熱風の流量および圧力の検出値である。タービン前圧
力制御PV値、タービン前圧力制御SV値およびタービ
ン前圧力制御MV値は、タービン前圧力計56の検出
値、制御装置50への指令値、および油圧装置51へ制
御装置50から与える制御値をそれぞれ示す。静翼角度
PV値は、静翼角度検出器54の検出値である。バイパ
ス弁開度PV値は、バイパス弁35の開度検出値であ
る。
【0025】表2のブリーダA弁開指令、ブリーダB弁
開指令、ブリーダC弁開指令、およびブリーダD弁開指
令は、ブリーダ弁32A〜32Dの開指令信号値を示
す。上部水位最下限信号は、上部水位計47とは別に設
けられる水位監視用の検出器から、上部水封槽37の水
位が予め設定されている水封動作を正常に行う下限水位
に達したことを示す信号である。バイパス弁急開指令
は、バイパス弁35に対して急に開かせようとする指令
信号である。
【0026】図4は、RSE39の開度が不良となって
ブリーダ弁開となった場合の各信号の変化状態を示す。
図4(a)は、制御装置40に与えられる指令値である
炉頂圧力制御SV値、炉頂圧力の検出値である炉頂圧力
PV値および油圧装置44への制御信号値である炉頂圧
力制御MV値の変化をそれぞれ示す。図4(b)は第1
のRSE開度の変化を示し、図4(c)は第2のRSE
開度の変化を示し、図4(d)は第3のRSE開度の変
化を示す。図4(e)は、開弁に至ったブリーダ弁の動
作を示す。制御装置40に入力される炉頂圧力計41〜
43からの検出信号や、油圧装置44に与える制御信号
は正常に出力されているけれども、3本あるRSE39
のうちの1本だけが全閉となって動作しないことが判
る。
【0027】図5は、図4のような記憶データから、ブ
リーダ弁開に至る過程を示す。ステップb1では、2本
のRSE39は制御装置40からの図4(a)に示す制
御指令MVに従って、図4(c)および図4(d)に示
すように動作していることが確認される。ステップb2
では、炉頂圧力は、2本のRSE39しか動作していな
いので、ガスの流れが減少し、急激に上昇すると推論す
る。この結果、ステップb3で、炉頂圧力が規定値より
上昇したため、ブリーダ弁開指令が図4(e)に示すよ
うに出てブリーダ弁が開となったと判断する。
【0028】図6は、TRT34関連の設備のうち、静
翼52が作動不良となってブリーダ弁開の原因となる場
合を示す。図6(a)は制御装置40の入力および出力
信号を示し、図6(b)は3つのRSE39の開度を示
し、図6(c)は制御装置50による静翼52に対する
制御に関連する入力および出力の変化を示し、図6
(d)は静翼角度検出器54からの静翼角度を示し、図
6(e)はブリーダ弁の動作を示す。
【0029】図7は、図6のデータに基づいて、ブリー
ダ弁開の原因調査を行う過程を示す。ステップc1で
は、図6(a)から、炉頂圧力調整の制御装置40関係
は正常に動作していると判断する。ステップc2で、図
6(b)から、RSE39は3本とも正常に動作してい
ると判断する。ステップc3では、図6(c)および図
6(d)から、TRT34関連の炉頂圧回収発電設備の
静翼52がある角度で動かなくなっていると判断する。
ステップc4では、静翼52が動かなくなるため、下流
側で弁が絞られ、ガスの流れが減少し、炉頂圧力は急激
に上昇すると判断する。その結果、ステップc5で、炉
頂圧力が規定値より上昇したため、ブリーダ弁開指令が
出て、ブリーダ弁が開となると判断する。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ブリーダ
弁開弁の要因となり得る設備情報が、予め選択されてア
ナログデータまたはデジタルデータとして、ブリーダ弁
開弁の時点を基準として予め定める時間範囲で記憶され
るので、ブリーダ弁開弁の原因を迅速かつ確実に調査す
ることができる。
【0031】また本発明によれば、高炉の炉頂圧力調整
用のビショッフスクラバーのリングスリットエレメント
の開度と、水封用の水位が下限であるか否かを表す信号
とを、アナログデータおよびデジタルデータとしてそれ
ぞれ検出し記憶するので、ビショッフスクラバーに由来
するブリーダ弁開作動の要因を確実に調査することがで
きる。
【0032】また本発明によれば、炉頂圧回収発電設備
内の炉頂圧回収タービンなどに関連してブリーダ弁開に
至る要因が発生しているときに、容易に原因調査を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態の対象となる高炉設備の
構成および監視装置の概略的な電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1(b)の監視装置60の動作を示すフロー
チャトである。
【図3】図1(b)のメモリ62に記憶されるデータを
示すタイムチャートである。
【図4】図2の監視装置60によってブリーダ弁開検知
が行われる場合の一例を示すタイムチャートである。
【図5】図4のブリーダ弁開の原因調査の過程を示すフ
ローチャートである。
【図6】図2の監視装置60によってブリーダ弁開検知
が行われる場合の一例を示すタイムチャートである。
【図7】図6のデータに基づく原因調査の過程を示すフ
ローチャートである。
【図8】従来からの高炉およびブリーダ弁に関連する構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
31 高炉 32A,32B,32C,32D ブリーダ弁 33 ビショッフスクラバー 34 TRT 35 バイパス弁 37 上部水封槽 39a,39b,39c, RSE 40,50 制御装置 41,42,43 炉頂圧力計 44,51 油圧装置 45a,45b,45c,53 シリンダ 46a,46b,46c 開度検出器 47 上部水位計 52 静翼 54 静翼角度検出器 56 タービン前圧力計 60 監視装置 62 メモリ 63 開度検知手段 65 監視手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古城 丈夫 広島県呉市昭和町11番1号 日新製鋼株式 会社呉製鉄所内 (72)発明者 森 信二 広島県呉市昭和町11番1号 日新製鋼株式 会社呉製鉄所内 (72)発明者 松山 孝幸 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号 株式会社安川電機内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高炉の炉頂圧力が急激に上昇するときに
    高炉保護のために開弁し、炉内ガスを大気中に放散させ
    るブリーダ弁の動作を監視する方法であって、予めブリ
    ーダ弁を開弁させる要因となり得る複数の設備情報を選
    択し、情報としての性質に対応してアナログデータまた
    はデジタルデータとして検出し、 検出されたデータによって順次更新しながら、予め定め
    る時間分のデータを取込んで記憶し、 ブリーダ弁の開弁を検知した時点を基準として、予め定
    める時間範囲で記憶されたデータを調査し、開弁の原因
    を追及することを特徴とする高炉のブリーダ弁開監視方
    法。
  2. 【請求項2】 前記設備情報を検出する設備として、炉
    頂圧力調整用のビショッフスクラバーを含み、 ビショッフスクラバーのリングスリットエレメントの開
    度をアナログデータとして検出し、 水封用の水位が下限であるか否かを示す信号をデジタル
    データとして検出することを特徴とする請求項1記載の
    高炉のブリーダ弁開監視方法。
  3. 【請求項3】 前記設備情報を検出する設備として、炉
    頂圧回収発電設備を含み、 炉頂発電前圧力と炉頂圧回収タービンの静翼角度とを含
    むアナログデータを検出し、 炉頂圧回収タービンをバイパスするバイパス弁の急開信
    号をデジタルデータとして検出することを特徴とする請
    求項1記載の高炉のブリーダ弁開監視方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102830659A (zh) * 2011-06-14 2012-12-19 鞍钢股份有限公司 一种高炉数据过滤方法
KR102037032B1 (ko) * 2019-06-27 2019-10-25 용운중공업 주식회사 고로공장의 탑블리더밸브 공해방지 및 저감을 위한 가스 처리장치 및 방법

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