JPH09177638A - 燃料噴射ノズル - Google Patents
燃料噴射ノズルInfo
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- JPH09177638A JPH09177638A JP35164795A JP35164795A JPH09177638A JP H09177638 A JPH09177638 A JP H09177638A JP 35164795 A JP35164795 A JP 35164795A JP 35164795 A JP35164795 A JP 35164795A JP H09177638 A JPH09177638 A JP H09177638A
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- 239000007924 injection Substances 0.000 title claims abstract description 97
- 239000000446 fuel Substances 0.000 title claims abstract description 71
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 11
- 239000000243 solution Substances 0.000 abstract description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃料をパイロット噴射と主噴射の2段階に噴
射することができるポペットタイプの燃料噴射ノズルを
提供する。 【構成】 噴射孔6cの外周面に環状溝6dを形成す
る。この環状溝6dの底面には、噴射孔6cを開口させ
る。また、環状溝6dの下端縁は、噴射孔6cより下側
に位置させる。
射することができるポペットタイプの燃料噴射ノズルを
提供する。 【構成】 噴射孔6cの外周面に環状溝6dを形成す
る。この環状溝6dの底面には、噴射孔6cを開口させ
る。また、環状溝6dの下端縁は、噴射孔6cより下側
に位置させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディーゼルエンジン
等の内燃機関に用いられる燃料噴射ノズル、特にポペッ
トタイプの燃料噴射ノズルに関する。
等の内燃機関に用いられる燃料噴射ノズル、特にポペッ
トタイプの燃料噴射ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の燃料噴射ノズルは、弁
摺動孔およびこの弁摺動孔の一端開口部に形成された弁
座を有するノズル本体と、弁摺動孔に摺動自在に設けら
れた針弁とを備えており、針弁には、その外周面に開口
する噴射孔が形成されている。この噴射孔は、針弁の弁
部がノズルばねによって弁座に着座させらた状態におい
ては弁摺動孔の内周面によって遮蔽されているが、ノズ
ルに圧送される燃料によって針弁がリフトすると、弁摺
動孔から露出して燃料を噴射するようになっている(特
開昭62ー20671号公報参照)。
摺動孔およびこの弁摺動孔の一端開口部に形成された弁
座を有するノズル本体と、弁摺動孔に摺動自在に設けら
れた針弁とを備えており、針弁には、その外周面に開口
する噴射孔が形成されている。この噴射孔は、針弁の弁
部がノズルばねによって弁座に着座させらた状態におい
ては弁摺動孔の内周面によって遮蔽されているが、ノズ
ルに圧送される燃料によって針弁がリフトすると、弁摺
動孔から露出して燃料を噴射するようになっている(特
開昭62ー20671号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】燃料噴射ノズルは、ア
イドリング時のような機関の低速回転時には燃料をパイ
ロット噴射と主噴射との2段階に噴射し得るものである
ことが望ましい。ところが、従来のポペットタイプの燃
料噴射ノズルには、燃料をパイロット噴射と主噴射との
2段階に噴射し得るものがなかった。
イドリング時のような機関の低速回転時には燃料をパイ
ロット噴射と主噴射との2段階に噴射し得るものである
ことが望ましい。ところが、従来のポペットタイプの燃
料噴射ノズルには、燃料をパイロット噴射と主噴射との
2段階に噴射し得るものがなかった。
【0004】なお、大きな噴射孔を有するポペットタイ
プの燃料噴射ノズルおいては、単位時間当たりの燃料噴
射量が大きいため、機関の低速回転時のように送油率が
低いときには、針弁がリフトして燃料の噴射が行われる
と、燃料の圧力が一時的に低下し、針弁が弁座に着座し
て燃料の噴射が中断する。その後、燃料の圧力が上昇す
ると針弁が再度リフトして噴射が再び行われる。このよ
うな場合には2段階の噴射が行われる。しかし、噴射孔
の大きさは、燃料噴射ノズルが用いられる機関に応じて
決定されるものであり、任意に変更することができな
い。したがって、噴射孔を大きくすることは、2段階の
噴射を行わせるための解決策にはなり得ない。
プの燃料噴射ノズルおいては、単位時間当たりの燃料噴
射量が大きいため、機関の低速回転時のように送油率が
低いときには、針弁がリフトして燃料の噴射が行われる
と、燃料の圧力が一時的に低下し、針弁が弁座に着座し
て燃料の噴射が中断する。その後、燃料の圧力が上昇す
ると針弁が再度リフトして噴射が再び行われる。このよ
うな場合には2段階の噴射が行われる。しかし、噴射孔
の大きさは、燃料噴射ノズルが用いられる機関に応じて
決定されるものであり、任意に変更することができな
い。したがって、噴射孔を大きくすることは、2段階の
噴射を行わせるための解決策にはなり得ない。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に係る発明は、弁摺動孔およびこの弁摺
動孔の一端開口部に形成された弁座を有するノズル本体
と、上記弁摺動孔に摺動自在に設けられ、弁摺動孔から
突出した端部に上記弁座に着座する弁部が設けられた針
弁とを備え、上記針弁には、その外周面における開口部
が、針弁の着座時には上記弁摺動孔の内周面によって遮
蔽され、針弁のリフト時には上記弁摺動孔から露出する
噴射孔が形成された燃料噴射ノズルにおいて、上記針弁
の外周面に、上記噴射孔に連通され、かつ針弁のリフト
方向の端部が同方向における上記噴射孔の端部より前方
に位置する切欠き部を形成したことを特徴としている。
この場合、上記切欠き部については、上記針弁の周方向
に沿って環状に形成してもよい。また、上記噴射孔と上
記切欠き部とを互いに同数で複数形成し、各切欠き部を
上記噴射孔にそれぞれ連通させ、かつ上記針弁の周方向
に互いに離して配置するようにしてもよい。
めに、請求項1に係る発明は、弁摺動孔およびこの弁摺
動孔の一端開口部に形成された弁座を有するノズル本体
と、上記弁摺動孔に摺動自在に設けられ、弁摺動孔から
突出した端部に上記弁座に着座する弁部が設けられた針
弁とを備え、上記針弁には、その外周面における開口部
が、針弁の着座時には上記弁摺動孔の内周面によって遮
蔽され、針弁のリフト時には上記弁摺動孔から露出する
噴射孔が形成された燃料噴射ノズルにおいて、上記針弁
の外周面に、上記噴射孔に連通され、かつ針弁のリフト
方向の端部が同方向における上記噴射孔の端部より前方
に位置する切欠き部を形成したことを特徴としている。
この場合、上記切欠き部については、上記針弁の周方向
に沿って環状に形成してもよい。また、上記噴射孔と上
記切欠き部とを互いに同数で複数形成し、各切欠き部を
上記噴射孔にそれぞれ連通させ、かつ上記針弁の周方向
に互いに離して配置するようにしてもよい。
【0006】
【作用】請求項1に係る発明において、燃料噴射ノズル
に圧送される燃料の圧力が所定の圧力に達すると針弁が
リフトする。すると、まず切欠き部が弁摺動孔から露出
し、そこから燃料が噴射される。このとき、燃料の圧送
開始当初は送油率が低い。このため、切欠き部から燃料
が噴射すると、燃料の圧力が一時的に低下し、針弁が一
旦着座ないしは弁座側へ移動する。その後、燃料の圧力
が上昇すると針弁が再度リフトする。すると、切欠き部
から燃料が噴射されるが、このときには燃料の送油率が
高くなっているので、燃料の圧力はほとんど低下するこ
とがなく、針弁は全リフト量だけリフトする。針弁が全
リフトすると、噴射孔が弁摺動孔から露出し、そこから
燃料が噴射される。このような作用は、請求項2または
3に係る発明においても同様である。
に圧送される燃料の圧力が所定の圧力に達すると針弁が
リフトする。すると、まず切欠き部が弁摺動孔から露出
し、そこから燃料が噴射される。このとき、燃料の圧送
開始当初は送油率が低い。このため、切欠き部から燃料
が噴射すると、燃料の圧力が一時的に低下し、針弁が一
旦着座ないしは弁座側へ移動する。その後、燃料の圧力
が上昇すると針弁が再度リフトする。すると、切欠き部
から燃料が噴射されるが、このときには燃料の送油率が
高くなっているので、燃料の圧力はほとんど低下するこ
とがなく、針弁は全リフト量だけリフトする。針弁が全
リフトすると、噴射孔が弁摺動孔から露出し、そこから
燃料が噴射される。このような作用は、請求項2または
3に係る発明においても同様である。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例について図1〜図6
を参照して説明する。図1および図2はこの発明の一実
施例を示すものである。まず、図2に基づいてこの実施
例の燃料噴射ノズル1の全体構成について説明すると、
ノズル1はノズルホルダ2を備えている。このノズルホ
ルダ2は、棒状をなすものであり、その内部には、上端
面から下方へ向かって延びる送油孔2aが形成されると
ともに、この送油孔2aの下端部から下端面まで延びる
ばね収納孔2bが形成されている。送油孔2aには、燃
料噴射ポンプ(図示せず)から燃料が圧送され、さらに
ばね収納孔2bに圧送されるようになっている。
を参照して説明する。図1および図2はこの発明の一実
施例を示すものである。まず、図2に基づいてこの実施
例の燃料噴射ノズル1の全体構成について説明すると、
ノズル1はノズルホルダ2を備えている。このノズルホ
ルダ2は、棒状をなすものであり、その内部には、上端
面から下方へ向かって延びる送油孔2aが形成されると
ともに、この送油孔2aの下端部から下端面まで延びる
ばね収納孔2bが形成されている。送油孔2aには、燃
料噴射ポンプ(図示せず)から燃料が圧送され、さらに
ばね収納孔2bに圧送されるようになっている。
【0008】ノズルホルダ2の下端面には、ノズル本体
3がノックピン4によって位置決めされるとともに、ナ
ット5によって固定されている。このノズル本体3に
は、その上端面から下端面まで貫通する弁摺動孔3aが
形成されており、弁摺動孔3aの下端開口部には下方へ
向かって拡径するテーパ状の弁座3bが形成されてい
る。
3がノックピン4によって位置決めされるとともに、ナ
ット5によって固定されている。このノズル本体3に
は、その上端面から下端面まで貫通する弁摺動孔3aが
形成されており、弁摺動孔3aの下端開口部には下方へ
向かって拡径するテーパ状の弁座3bが形成されてい
る。
【0009】ノズル本体3の弁摺動孔3aには、針弁6
が摺動自在に設けられている。この針弁6の上端部は、
弁摺動孔3aを貫通して上記ばね収納孔2b内に突出し
ており、ばね収納孔2b内に配置されたノズルばね7に
よりばね受け8を介して上方へ付勢されている。一方、
針弁6の下端部は弁摺動孔3aから下方に突出してお
り、そこには弁部6aが形成されている。この弁部6a
は、ノズルばね7によって弁座3bに着座させられるよ
うになっている。その一方、ばね収納孔2bに圧送され
る燃料の圧力が所定の開弁圧に達すると、針弁6がノズ
ルばね7の付勢力に抗してリフトするようになってい
る。針弁6の全リフト量は、ばね受け8がリフト規制部
材9に突き当たることによって規定されている。
が摺動自在に設けられている。この針弁6の上端部は、
弁摺動孔3aを貫通して上記ばね収納孔2b内に突出し
ており、ばね収納孔2b内に配置されたノズルばね7に
よりばね受け8を介して上方へ付勢されている。一方、
針弁6の下端部は弁摺動孔3aから下方に突出してお
り、そこには弁部6aが形成されている。この弁部6a
は、ノズルばね7によって弁座3bに着座させられるよ
うになっている。その一方、ばね収納孔2bに圧送され
る燃料の圧力が所定の開弁圧に達すると、針弁6がノズ
ルばね7の付勢力に抗してリフトするようになってい
る。針弁6の全リフト量は、ばね受け8がリフト規制部
材9に突き当たることによって規定されている。
【0010】上記針弁6には、その上端面から下方へ向
かって弁部6aの上部まで延びる燃料孔6bが形成され
ている。この燃料孔6bには、ばね収納孔2bに圧送さ
れた燃料が入り込んでいる。また、針弁6の下端部で弁
部6aの上側に隣接する箇所には、噴射孔6cが形成さ
れている。図1に示すように、噴射孔6cの内側の端部
は燃料孔6bに連通し、外側の端部は針弁6の外周面に
開口している。針弁6の外周面における噴射孔6cの開
口部は、針弁6の着座時には弁摺動孔3aによって遮蔽
され、針弁6の全リフト時には弁摺動孔3aから露出す
るように配置されている。
かって弁部6aの上部まで延びる燃料孔6bが形成され
ている。この燃料孔6bには、ばね収納孔2bに圧送さ
れた燃料が入り込んでいる。また、針弁6の下端部で弁
部6aの上側に隣接する箇所には、噴射孔6cが形成さ
れている。図1に示すように、噴射孔6cの内側の端部
は燃料孔6bに連通し、外側の端部は針弁6の外周面に
開口している。針弁6の外周面における噴射孔6cの開
口部は、針弁6の着座時には弁摺動孔3aによって遮蔽
され、針弁6の全リフト時には弁摺動孔3aから露出す
るように配置されている。
【0011】なお、噴射孔6cは、この実施例では4つ
形成されているが、1つまたは4つ以外の複数個形成さ
れることもある。噴射孔6cを複数形成する場合、各噴
射孔6cは、通常、針弁6の周方向には互いに等間隔離
れて、針弁6の軸線方向には同一位置に配置される。ま
た、この実施例の噴射孔6cは、針弁6の軸線と直交す
るように形成されているが、鋭角または鈍角をなすよう
に、例えば、弁座3bの傾斜角度と同様の角度だけ傾斜
して形成されることもある。
形成されているが、1つまたは4つ以外の複数個形成さ
れることもある。噴射孔6cを複数形成する場合、各噴
射孔6cは、通常、針弁6の周方向には互いに等間隔離
れて、針弁6の軸線方向には同一位置に配置される。ま
た、この実施例の噴射孔6cは、針弁6の軸線と直交す
るように形成されているが、鋭角または鈍角をなすよう
に、例えば、弁座3bの傾斜角度と同様の角度だけ傾斜
して形成されることもある。
【0012】上記噴射孔6cが開口する針弁6の外周面
には、針弁6の周方向に延びる環状溝(切欠き部)6d
が形成されている。この環状溝6dは、その溝幅(針弁
6の軸線方向における幅)が噴射孔6cの直径より大き
くなっており、その上端縁が噴射孔6cより上側に位置
し、その下端縁が噴射孔6cより下側に位置するように
配置されている。これから明らかなように、環状溝6d
の底面に噴射孔6cが開口しており、環状溝6dには燃
料が噴射孔6cを介して圧送されるようになっている。
には、針弁6の周方向に延びる環状溝(切欠き部)6d
が形成されている。この環状溝6dは、その溝幅(針弁
6の軸線方向における幅)が噴射孔6cの直径より大き
くなっており、その上端縁が噴射孔6cより上側に位置
し、その下端縁が噴射孔6cより下側に位置するように
配置されている。これから明らかなように、環状溝6d
の底面に噴射孔6cが開口しており、環状溝6dには燃
料が噴射孔6cを介して圧送されるようになっている。
【0013】なお、この実施例においては、環状溝6d
の下端縁が針弁6の着座時に弁摺動孔3aの下端縁より
下側に位置するように配置されているが、弁摺動孔3a
の下端縁と同一位置に、または若干上側に位置するよう
に配置してもよい。
の下端縁が針弁6の着座時に弁摺動孔3aの下端縁より
下側に位置するように配置されているが、弁摺動孔3a
の下端縁と同一位置に、または若干上側に位置するよう
に配置してもよい。
【0014】上記構成の燃料噴射ノズル1において、ば
ね収納孔2bに圧送される燃料の圧力がノズルばね7に
よって規定される開弁圧に達すると、針弁6がノズルば
ね7の付勢力に抗してリフトする。この場合、針弁6
は、次に述べる理由により、機関の低速回転時には全リ
フトすることなく、図3(A)に示すように、環状溝6
dの下端部が弁摺動孔3aから露出する程度にだけリフ
トする。そして、環状溝6dの下端部から燃料が噴射さ
れる。
ね収納孔2bに圧送される燃料の圧力がノズルばね7に
よって規定される開弁圧に達すると、針弁6がノズルば
ね7の付勢力に抗してリフトする。この場合、針弁6
は、次に述べる理由により、機関の低速回転時には全リ
フトすることなく、図3(A)に示すように、環状溝6
dの下端部が弁摺動孔3aから露出する程度にだけリフ
トする。そして、環状溝6dの下端部から燃料が噴射さ
れる。
【0015】ここで、針弁6のリフト当初の送油率は低
い。特に、アイドリングのような低速時におけるリフト
当初の送油率は低い。一方、環状溝6dの露出面積は大
きい。特に、この実施例においては、環状溝6dの下端
縁が摺動孔3aの下端縁とほぼ同一位置に位置している
ので、針弁の僅かなリフト量でも環状溝6dが大きく露
出する。したがって、圧送される燃料が少ないのに対
し、環状溝6dから比較的多量の燃料が噴射される。こ
の結果、環状溝6dの下端部が露出するまで針弁6がリ
フトすると、環状溝6dからの噴射によって燃料の圧力
が一時的に低下し、針弁6が弁座3bに着座ないしは接
近移動する。これにより、燃料の噴射が一旦中断する。
この間に行われる噴射がパイロット噴射である。
い。特に、アイドリングのような低速時におけるリフト
当初の送油率は低い。一方、環状溝6dの露出面積は大
きい。特に、この実施例においては、環状溝6dの下端
縁が摺動孔3aの下端縁とほぼ同一位置に位置している
ので、針弁の僅かなリフト量でも環状溝6dが大きく露
出する。したがって、圧送される燃料が少ないのに対
し、環状溝6dから比較的多量の燃料が噴射される。こ
の結果、環状溝6dの下端部が露出するまで針弁6がリ
フトすると、環状溝6dからの噴射によって燃料の圧力
が一時的に低下し、針弁6が弁座3bに着座ないしは接
近移動する。これにより、燃料の噴射が一旦中断する。
この間に行われる噴射がパイロット噴射である。
【0016】その後、燃料の圧力が上昇すると、針弁6
が再度リフトする。このときにもまず環状溝6dから燃
料が噴射されるが、この時点での送油率は高くなってい
る。したがって、環状溝6dからの噴射によって燃料の
圧力が低下することはほとんどなく、図3(B)に示す
ように、針弁6は全リフト量だけリフトする。そして、
噴射孔6cから燃料が噴射される。このときの噴射が主
噴射である。なお、燃料噴射ポンプからの燃料の圧送が
中断すると、針弁6はノズルばね7によって着座させら
れる。
が再度リフトする。このときにもまず環状溝6dから燃
料が噴射されるが、この時点での送油率は高くなってい
る。したがって、環状溝6dからの噴射によって燃料の
圧力が低下することはほとんどなく、図3(B)に示す
ように、針弁6は全リフト量だけリフトする。そして、
噴射孔6cから燃料が噴射される。このときの噴射が主
噴射である。なお、燃料噴射ポンプからの燃料の圧送が
中断すると、針弁6はノズルばね7によって着座させら
れる。
【0017】次に、この発明の他の実施例について説明
する。図4に示す実施例は、上記実施例の環状溝6dが
噴射孔6cの開口部全体に重なるようになっているのに
対し、環状溝6dを噴射孔6cの下側の一部にのみ重な
るようにしたものである。この実施例においては、環状
溝6dが噴射孔6cの下側の一部にしか連通していない
ので、仮に環状溝6dの深さを上記実施例の環状溝6d
と同様の深さにすると、連通面積が小さくなって、上記
の作用効果が得られないおそれがある。そのような場合
には、環状溝6dの深さを深くすることによって環状溝
6dと噴射孔6cとの連通面積を大きくすることができ
る。環状溝6dの深さは、実験によって決定する。
する。図4に示す実施例は、上記実施例の環状溝6dが
噴射孔6cの開口部全体に重なるようになっているのに
対し、環状溝6dを噴射孔6cの下側の一部にのみ重な
るようにしたものである。この実施例においては、環状
溝6dが噴射孔6cの下側の一部にしか連通していない
ので、仮に環状溝6dの深さを上記実施例の環状溝6d
と同様の深さにすると、連通面積が小さくなって、上記
の作用効果が得られないおそれがある。そのような場合
には、環状溝6dの深さを深くすることによって環状溝
6dと噴射孔6cとの連通面積を大きくすることができ
る。環状溝6dの深さは、実験によって決定する。
【0018】また、図5(A)、(B)に示す実施例
は、図4に示す実施例の環状溝6dに代えて4つの平取
り部(切欠き部)6eを形成したものであり、各平取り
部6eは、その中央部において各噴射孔6cとそれぞれ
連通するように配置されている。この実施例において
は、4つの平取り部6eが互いに離れているので、針弁
6の全周にわたって形成された上記環状溝6dに比して
針弁6の一定リフト量に対する露出面積が小さい。この
ため、平取り部6eから噴射される噴射量も環状溝6d
による噴射量に比べて少なく、それによる燃料の圧力低
下が小さい。したがって、この実施例は、送油率が非常
に小さいときにパイロット噴射を得るのに適している。
換言すれば、環状溝6dを有する上記実施例は、送油率
が比較的大きいときにパイロット噴射を得るのに適して
いる。
は、図4に示す実施例の環状溝6dに代えて4つの平取
り部(切欠き部)6eを形成したものであり、各平取り
部6eは、その中央部において各噴射孔6cとそれぞれ
連通するように配置されている。この実施例において
は、4つの平取り部6eが互いに離れているので、針弁
6の全周にわたって形成された上記環状溝6dに比して
針弁6の一定リフト量に対する露出面積が小さい。この
ため、平取り部6eから噴射される噴射量も環状溝6d
による噴射量に比べて少なく、それによる燃料の圧力低
下が小さい。したがって、この実施例は、送油率が非常
に小さいときにパイロット噴射を得るのに適している。
換言すれば、環状溝6dを有する上記実施例は、送油率
が比較的大きいときにパイロット噴射を得るのに適して
いる。
【0019】さらに、図6(A)、(B)に示す実施例
は、図5に示す実施例の平取り部6eを、一端部におい
て噴射孔6cと連通するようにずらして配置したもので
ある。このようにすると、パイロット噴射と主噴射とで
噴射方向を代えることができ、機関の燃焼室内の空気を
有効に利用することができる。
は、図5に示す実施例の平取り部6eを、一端部におい
て噴射孔6cと連通するようにずらして配置したもので
ある。このようにすると、パイロット噴射と主噴射とで
噴射方向を代えることができ、機関の燃焼室内の空気を
有効に利用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、燃料をパイロット噴射と主噴射との2段階
に分けて噴射させることができるという効果が得られ
る。請求項2に係る発明によれば、送油率が高い場合で
あっても2段階噴射を行うことができるという効果が得
られる。請求項3に係る発明によれば、送油率が低い場
合であっても2段階噴射を確実に行うことができるとい
う効果が得られる。
明によれば、燃料をパイロット噴射と主噴射との2段階
に分けて噴射させることができるという効果が得られ
る。請求項2に係る発明によれば、送油率が高い場合で
あっても2段階噴射を行うことができるという効果が得
られる。請求項3に係る発明によれば、送油率が低い場
合であっても2段階噴射を確実に行うことができるとい
う効果が得られる。
【図1】この発明の一実施例を示すもので、図1(A)
はその要部の拡大断面図、図1(B)は針弁の拡大側面
図、図1(C)は図1(B)のC−C断面図である。
はその要部の拡大断面図、図1(B)は針弁の拡大側面
図、図1(C)は図1(B)のC−C断面図である。
【図2】同実施例の全体構成を示す断面図である。
【図3】同実施例の作用を説明するための図1(A)と
同様の断面図であって、図3(A)は針弁が初期リフト
したときの状態を示し、図3(B)は針弁が全リフトし
たときの状態を示している。
同様の断面図であって、図3(A)は針弁が初期リフト
したときの状態を示し、図3(B)は針弁が全リフトし
たときの状態を示している。
【図4】この発明の他の実施例の針弁の一部を省略して
示す拡大側面図である。
示す拡大側面図である。
【図5】この発明のさらに他の実施例の針弁を示す図で
あって、図5(A)はその一部省略拡大側面図、図5
(B)は図5(A)のB−B断面図である。
あって、図5(A)はその一部省略拡大側面図、図5
(B)は図5(A)のB−B断面図である。
【図6】この発明の別の実施例の針弁を示す図であっ
て、図6(A)はその一部省略拡大側面図、図6(B)
は図6(A)のB−B断面図である。
て、図6(A)はその一部省略拡大側面図、図6(B)
は図6(A)のB−B断面図である。
1 燃料噴射ノズル 3 ノズル本体 3a 弁摺動孔 3b 弁座 6 針弁 6a 弁部 6c 噴射孔 6d 環状溝(切欠き部) 6e 平取り部(切欠き部)
Claims (3)
- 【請求項1】 弁摺動孔およびこの弁摺動孔の一端開口
部に形成された弁座を有するノズル本体と、上記弁摺動
孔に摺動自在に設けられ、弁摺動孔から突出した端部に
上記弁座に着座する弁部が設けられた針弁とを備え、上
記針弁には、その外周面における開口部が、針弁の着座
時には上記弁摺動孔の内周面によって遮蔽され、針弁の
リフト時には上記弁摺動孔から露出する噴射孔が形成さ
れた燃料噴射ノズルにおいて、上記針弁の外周面に、上
記噴射孔に連通され、かつ針弁のリフト方向の端部が同
方向における上記噴射孔の端部より前方に位置する切欠
き部を形成したことを特徴とする燃料噴射ノズル。 - 【請求項2】 上記切欠き部を上記針弁の周方向に沿っ
て環状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の燃
料噴射ノズル。 - 【請求項3】 上記噴射孔および上記切欠き部を互いに
同数でかつ複数形成し、各切欠き部を上記噴射孔にそれ
ぞれ連通させるとともに、上記針弁の周方向に互いに離
れて配置したことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴
射ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35164795A JPH09177638A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 燃料噴射ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35164795A JPH09177638A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 燃料噴射ノズル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09177638A true JPH09177638A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18418672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35164795A Pending JPH09177638A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 燃料噴射ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09177638A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001081757A1 (en) * | 2000-04-20 | 2001-11-01 | Orbital Engine Company (Australia) Pty Limited | Deposit control in fuel injector nozzles |
| US8172161B2 (en) | 2004-01-28 | 2012-05-08 | Continental Automitive Italy S.p.A. | Valve body, fluid injector and process for manufacturing a valve body |
-
1995
- 1995-12-26 JP JP35164795A patent/JPH09177638A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001081757A1 (en) * | 2000-04-20 | 2001-11-01 | Orbital Engine Company (Australia) Pty Limited | Deposit control in fuel injector nozzles |
| US8172161B2 (en) | 2004-01-28 | 2012-05-08 | Continental Automitive Italy S.p.A. | Valve body, fluid injector and process for manufacturing a valve body |
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