JPH09177663A - 可変容量ポンプ - Google Patents

可変容量ポンプ

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Publication number
JPH09177663A
JPH09177663A JP7337347A JP33734795A JPH09177663A JP H09177663 A JPH09177663 A JP H09177663A JP 7337347 A JP7337347 A JP 7337347A JP 33734795 A JP33734795 A JP 33734795A JP H09177663 A JPH09177663 A JP H09177663A
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JP
Japan
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swash plate
adjusting
adjusting piston
hydraulic oil
pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP7337347A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Hoshino
伸明 星野
Minoru Ogura
稔 小倉
Hideaki Igarashi
英明 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吐出圧力が所定値以上となった時、斜板の傾斜
角度を減少させる。 【解決手段】可変容量ポンプPは斜板18を備え、斜板
18の傾斜角度に従い可変容量ポンプPから吐出される
作動油の吐出量が調節される。斜板18の傾斜角度は調
節シリンダ41にて行われる。調節シリンダ41は第1
調節ピストン43、斜板18に連結した第2調節ピスト
ン44、第1,第2調節ピストン43,44間に配設さ
れたバネ46及び第1調節ピストン43の移動を規制す
る規制部T1等からなる。第1調節ピストン43が吐出
圧力等に従って左動すると、第2調節ピストン44はバ
ネ46と共に左動し、斜板18の傾斜角度が増大する。
第1調節ピストン43が規制部T1に当接すると、斜板
18の傾斜角度が最大となる。この後、作動油の吐出圧
力が上がっても、第1調節ピストン43は規制部T1に
より移動できず、斜板18の傾斜角度は斜板18の戻り
モーメントに従い減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変容量ポンプに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として特開昭57−
167501号公報に示す可変容量ポンプが提案されて
いる。
【0003】図6に示すように、可変ポンプ71から吐
出された作動油は絞り弁72を介して油圧シリンダ73
に吐出される。絞り弁72の上流側と下流側の油圧は流
量制御弁74のスプール75にパイロット圧として作用
し、流量制御弁74は上流側と下流側の油圧の差圧が一
定となるように可変ポンプ71を制御する。即ち、流量
制御弁74は、可変ポンプ71の吐出量制御部71aを
制御して可変ポンプ71の吐出量を制御する。
【0004】又、絞り弁72の上流側には分岐通路76
が形成され、分岐通路76にはサージ圧吸収弁77が連
結されている。サージ圧吸収弁77は分岐通路76の油
圧が所定値以上となった時、サージ圧吸収弁77は分岐
通路76とドレン78とを連通させ、可変ポンプ71か
ら吐出された作動油の圧力を低下させる。この所定値は
パイロットリリーフ弁79により設定される。
【0005】即ち、可変ポンプ71から吐出された作動
油の圧力が所定値以上となると、サージ圧吸収弁77が
作動し、可変ポンプ71から吐出された作動油の吐出量
を減少させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サージ
圧吸収弁77とパイロットリリーフ弁79という2つの
制御弁を使用して、可変ポンプ71から吐出された作動
油の圧力が所定圧力値以上となると、サージ圧吸収弁7
7を作動し、可変ポンプ71から吐出された作動油の圧
力を低下させているので、構造が複雑になり、コストが
高くなるという問題がある。
【0007】又、通常、サージ圧吸収弁75及びパイロ
ットリリーフ弁79はポンプ本体とは別体となっている
ため、これらの弁75,79及び各ポンプ本体等を設置
する設置スペースが広くなるという問題がある。
【0008】上記問題点を解決するためになされたもの
であって、その目的は、簡単な構成で、作動油の吐出圧
力が所定値以上となった時、斜板の傾斜角度を最大傾斜
角以下に制御して、作動油を所定吐出量以上吐出させな
い可変容量ポンプを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、ポンプ本体は斜板とその斜
板に連結された作動体とを有するポンプ部を備え、当該
ポンプ部は前記作動体が斜板に対して相対回転すること
により作動油を吐出するとともに、そのポンプ部から吐
出される作動油の吐出容量が前記斜板の傾斜角度に従っ
て調節される可変容量ポンプにおいて、前記ポンプ本体
には、ポンプ部から吐出される作動油の吐出圧力に従っ
て斜板の傾斜角度を調節するとともに、前記吐出圧力が
所定値以上となった時、斜板側の戻りモーメントに従っ
て当該斜板の傾斜角度を最大傾斜角度以下に調節する角
度調節機構を備えたことをその要旨とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記角度調節機構は、前記ポンプ部から吐
出される作動油の吐出圧力に従って移動する第1調節ピ
ストンと、前記斜板に連結された第2調節ピストンと、
一端が前記第1調節ピストンに連結されるとともに、他
端が第2調節ピストンに連結された付勢部材と、第1調
節ピストンと第2調節ピストンとの間に設けられた第1
調節ピストンの移動を規制する規制部とを備えたことを
その要旨とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記第1調節ピストンと第2調節ピストン
との間には油圧シリンダ機構が設けられたことをその要
旨とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1〜3記載
の発明において、前記ポンプ本体には、ポンプ部から吐
出された作動油を通過させる吐出通路に絞り弁が設けら
れるとともに、前記絞り弁の上流側と下流側との差圧に
従ってスプールが移動し、そのスプールの移動に基づい
て前記角度調節機構に導入される作動油の流量を調節す
る流量調節弁が設けられたことをその要旨とする。
【0013】従って、請求項1記載の発明によれば、可
変容量ポンプでは、斜板の傾斜角度に基づいてポンプ部
から吐出される作動油の量が調節される。この斜板の傾
斜角度は角度調節機構により調節される。この場合、角
度調節機構は、吐出圧力が所定値以上となった時、斜板
側の戻りモーメントに従って傾斜角度が最大傾斜角度以
下に調節する。
【0014】請求項2記載の発明によれば、吐出圧力に
従って第1調節ピストンが移動すると、付勢手段を介し
て第2調節ピストンが押圧され、第2調節ピストンは斜
板を押圧し、斜板の傾斜角度を増大させる。そして、第
1調節ピストンが規制部に当接し、斜板が最大傾斜角度
まで傾斜すると、斜板側の戻りモーメントが増大し、斜
板が第2調節ピストンを第1調節ピストンの押圧方向と
は逆方向に押圧する。すると、第2調節ピストンはその
押圧に従って付勢手段を押圧し、斜板の傾斜角度が減少
する。このため、吐出圧力が所定値以上となった時、斜
板の傾斜角度が最大傾斜角度以下となる。
【0015】請求項3記載の発明によれば、第1調節ピ
ストンと第2調節ピストンとの間に設けられたシリンダ
機構によって、前記付勢手段を補助し、付勢効果を高め
ることができる。
【0016】請求項4記載の発明によれば、絞り弁の上
流と下流との差圧に基づいてスプールが駆動されること
により流量制御弁は絞り弁の上流と下流の差圧を一定に
保持するので、より正確に可変容量ポンプから吐出され
る作動油の量を制御できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図3に従って説明する。図1は、可変容
量ポンプPを示している。前記可変容量ポンプPの本体
(ポンプ本体)Paはケーシングを兼ねる斜板ガイド1
とエンドカバー2等から構成され、エンドカバー2の側
部には吸入口3と吐出口4とが形成されている。吸入口
3には作動油を可変容量ポンプP内に吸入するための吸
入管5が、吐出口4には作動油を可変容量ポンプPから
吐出するための吐出管6が連結されている。吸入管5は
油圧タンク7(図2参照)に連結され、吐出管6は油圧
機器として例えば油圧シリンダ8(図2参照)に接続さ
れている。
【0018】前記斜板ガイド1とエンドカバー2との間
には駆動軸11が一対のベアリング12,13を介して
回転可能に支持されている。前記駆動軸11のスプライ
ン部14にはエンドカバー2に摺接するシリンダブロッ
ク15が固定され、当該駆動軸11と一体回転可能に設
けられている。駆動軸11はエンジンに連結された動力
取り出し装置(PTO)の出力軸Kに連結され、出力軸
Kの回転とともに回転するようになっている。
【0019】前記シリンダブロック15には、複数のシ
リンダボア16が前記駆動軸11と平行に延びる状態
で、かつその中心が駆動軸11を中心とした同一円周上
に位置する状態に形成されている。前記シリンダボア1
6内にはシュー17を介して斜板18に常に押圧される
ピストン19が往復動可能に収容されている。この場
合、シュー17には断面略円弧状の円周溝17aが形成
されている。即ち、ピストン19はその先端に形成され
た球状部20と円周溝17aとが当接し、球状部20が
円周溝17aに沿って回転可能に設けられている。この
場合、シリンダボア16とピストン19にて作動体を構
成している。
【0020】前記シリンダブロック15の中心部前側に
は収容孔22が形成され、当該収容孔22には押圧部材
23がシリンダブロック15と一体回転可能、かつ軸方
向に摺動可能に嵌装されている。前記押圧部材23は収
容孔22内に配設されたバネ24により斜板18側に付
勢されている。
【0021】この場合、動力取り出し装置の出力軸Kと
ともに、駆動軸11が回転すると、シリンダブロック1
5が駆動軸11とともに回転する。すると、各シリンダ
ボア16内に収納された各ピストン19もシリンダブロ
ック15とともに回転する。この回転時において、ピス
トン19はシュー17に沿って回転する。従って、例え
ば斜板18が傾斜している時には、ピストン19はシリ
ンダブロック15内にて往復動作を行う。この場合、ピ
ストン19がシリンダボア16の底面16aから離間す
る方向(図1の左方)へ移動する時に作動油は吸入され
る。即ち、ピストン19がシリンダボア16の底面16
aから離間する方向へ移動する工程は吸入工程となる。
又、ピストン19がシリンダボア16の底面16aに向
かって当接する方向(図1の右方)へ移動する時に作動
油を吐出する。即ち、ピストン19がシリンダボア16
の底面16aに向かって当接する方向に移動する工程は
吐出工程にある。この回転時において、全てのピストン
19の内、いずれかのピストン19が吸入工程にあり、
いずれかのピストン19が吐出工程にある。従って、駆
動軸11の回転時には作動油は連続的に吸入管5から吸
入され、吐出管6から吐出される。又、駆動軸11の回
転数が上がると、ピストン19の往復動作が早くなる。
従って、各ピストン19によって吐出される作動油の量
が増加する。
【0022】尚、本実施の形態では、駆動軸11、シリ
ンダブロック15、シリンダボア16、斜板18及びピ
ストン19等によって作動油の給排を行う図2に示すポ
ンプ部26を構成している。この場合、駆動軸11の回
転数が上がると、ピストン19の往復動作が早くなる。
このため、ポンプ部26から吐出される作動油の量が増
加する。即ち、ポンプ本体Paはポンプ部26を備えて
いる。
【0023】又、エンドカバー2の下部には、前記斜板
18の角度を調整する角度調節機構31及びその角度調
節機構31へ作動油を給排するための切換弁32が設け
られている。切換弁32はエンドカバー2の側方に位置
し、角度調節機構31は切換弁32よりも内側に位置す
るとともに、オンすることによって作動油を角度調節機
構31に供給させ、オフすることによって角度調節機構
31側の作動油をドレン32aへと排出する。
【0024】前記切換弁32はエンドカバー2に形成さ
れた第1収納孔33及び第1収納孔33内に収納された
スプール34等からなる。第1収納孔33にはピストン
19によって吐出された作動油の一部を吸入するための
分岐通路35が連通されている。又、第1収納孔33に
は作動油をドレン32aへ排出するためのドレン通路3
6が連通されている。前記スプール34には中央通路3
7及び抜き通路37a,37bが形成されている。中央
通路37はスプール34の軸線方向に向かって延び、第
1収納孔33に連通している。又、抜き通路37a,3
7bは中央通路37に対して直交する向きに形成されて
いる。即ち、中央通路37及び抜き通路37aにて第1
通路38が形成され、中央通路37及び抜き通路37b
にて第2通路39が形成されている。第1通路38は作
動油を角度調節機構31側に供給するための通路であっ
て、前記オン時に分岐通路35に連通される。第2通路
39は作動油を角度調節機構31から排出するための通
路であって、前記オフ時にドレン通路36に連通され
る。又、この切換弁32のスプール34の位置はソレノ
イド40によって切り換えられる。即ち、ソレノイド4
0の動作に従って、切換弁32がオン・オフする。
【0025】前記角度調節機構31は角度調節用の油圧
シリンダ(以下、「調節シリンダ」という。)41から
なる。調節シリンダ41はエンドカバー2に形成された
第2収納孔42、第2収納孔42内に収納された第1調
節ピストン43及び第2調節ピストン44等からなる。
第2収納孔42は連通路42aによって第1収納孔33
と連通されている。更に、第2収納孔42の斜板18側
には円筒状のカラー42bが嵌着され、そのカラー42
b内を第2調節ピストン44が摺動可能に設けられてい
る。又、第1調節ピストン43はカラー42bが嵌着さ
れていない第2収納孔42の右側を摺動するようになっ
ている。この場合、カラー42bの第1調節ピストン4
3側の端部は第1調節ピストン43の移動を規制する規
制部T1となっている。即ち、図1においてカラー42
bの右側の端部が規制部T1である。
【0026】前記第1調節ピストン43には断面円形状
の凹溝45が形成され、凹溝45内に前記第2調節ピス
トン44が挿通されている。凹溝45の底面45aと第
2調節ピストン44の側面44aとの間にはバネ46が
収納されている。即ち、第1調節ピストン43は切換弁
32から供給された作動油によって押圧されるようにな
っている。又、凹溝45の縁面部が係止部T2となって
前記規制部T1と当接するようになっている。即ち、図
1において第1調節ピストン43の左側の端部が規制部
T2となっている。
【0027】前記第2調節ピストン44はその基端部が
先細状に形成されている。第2調節ピストン44の先端
には、斜板18の先端が鋼球Xを介して連結されてい
る。この場合、前記切換弁32がオンすると、作動油は
分岐通路35からスプール34の第1通路38を介して
角度調節機構31側に流れる。即ち、第2収納孔42内
に作動油が流れる。
【0028】すると、作動油が第1調節ピストン43を
押圧する。そして、第1調節ピストン43は第2調節ピ
ストン44をバネ46を介して押圧する。第2調節ピス
トン44は、その第1調節ピストン43の押圧に基づい
て鋼球Xを介して斜板18を押圧し、その斜板18を傾
斜させるようになっている。
【0029】前記切換弁32がオフすると、第2通路3
9とドレン通路36とが連通する。この場合、第2収納
孔42内の作動油はこれら第2通路39及びドレン通路
36を介してドレン32a(図2参照)へと排出され
る。
【0030】次に、上記可変容量ポンプPにおける油圧
回路について説明する。図2は、前記可変容量ポンプP
の油圧回路を示す回路図である。可変容量ポンプPは、
ポンプ部26、切換弁部32、絞り弁としての絞り弁部
47及び流量制御弁としての流量制御弁部48を備えて
いる。尚、絞り弁部47及び流量制御弁部48は図1に
示す断面とは異なる断面に形成されているので、図1で
は図示されていない。
【0031】前記ポンプ部26から吐出口4へは吐出通
路としてのメイン通路49にて連通されている。このメ
イン通路49には絞り弁部47が形成されている。即
ち、ポンプ部26からの作動油はメイン通路49を介し
て吐出口4へと流れ、前記吐出管6を介して油圧シリン
ダ8に供給される。又、メイン通路49において絞り弁
部47の下流には前記分岐通路35が連結され、分岐通
路35には前記流量制御弁部48が接続されている。
【0032】前記流量制御弁部48はドレン通路50を
介してドレン48aに接続され、油圧通路51を介して
切換弁部32に接続されている。流量制御弁部48のス
プール52には第1通路53と第2通路54とが形成さ
れている。第1通路53は油圧通路51と連通して、作
動油を切換弁32側へ流すための通路である。第2通路
54はドレン通路50と連通して、作動油をドレン48
aへ排出するための通路である。
【0033】前記流量制御弁部48のスプール52の一
端(図2の右端)には、絞り弁部47の上流側の油圧が
パイロット圧として作用し、他端(図2の左端)には、
絞り弁部47の下流側の油圧がパイロット圧として作用
するようになっている。即ち、流量の増大にともなって
増大する上流側と下流側の油圧の差(差圧)に基づいて
スプール52が移動し、その差圧が一定となるよう作動
油の流量が制御される。
【0034】前記切換弁32はドレン通路36を介して
ドレン32aに接続され、前記連通路42aを介して調
節シリンダ41に接続されている。切換弁32のスプー
ル34には第1通路38及び第2通路39が形成されて
いる。第1通路38は流量制御弁部48からの作動油を
調節シリンダ41側へ流すための通路であって、第2通
路39は調節シリンダ41からの作動油をドレン32a
へと流すための通路である。
【0035】前記調節シリンダ41には、前記第1調節
ピストン43、第2調節ピストン44、バネ46及び規
制部T1等が設けられ、流量制御弁部48を介して導入
された作動油に基づいて前記第1,第2調節ピストン4
3,44が駆動され、ポンプ部26が駆動される。
【0036】次に、上記のように構成した可変容量ポン
プの作用及び効果について説明する。図1,図2に示す
ように、動力取り出し装置の出力軸Kの回転により、ポ
ンプ部26が駆動されると、油圧タンク7の作動油が吸
入管5及び吸入口3を介してポンプ部26内に供給され
る。そして、ポンプ部26は作動油をメイン通路49に
吐出する。メイン通路49に吐出された作動油は、絞り
弁部47を介して油圧シリンダ8へと供給される。
【0037】通常、シリンダ8を作動させる場合、切換
弁部32がオンされる。切換弁部32がオンすると、即
ち、スプール34の第1通路38を介して油圧通路51
と連通路42aとが連通し、ポンプ部26から吐出され
た作動油の一部は分岐通路35を介して流量制御弁部4
8及び切換弁部32へと流れ、更に、調節シリンダ41
へと導入される。つまり、シリンダ8を作動させる場
合、切換弁32がオンし、油圧シリンダ8へと供給され
る作動油の一部が調節シリンダ41へと導入される。
【0038】図1において、作動油が調節シリンダ41
に導入されると、第1調節ピストン43は作動油に押圧
され、左方に移動(左動)する。すると、第1調節ピス
トン43はバネ46を介して第2調節ピストン44を押
圧する。即ち、第2調節ピストン44は第1調節ピスト
ン43とともに左動する。この場合、第2調節ピストン
44には斜板18を押圧する押圧力Fが生じ、斜板18
の連結部を傾斜角度を増大させる方向、即ち、左方向に
押圧する。この時、斜板18には、押圧力Fによって押
圧モーメントM1 が作用する。
【0039】一方、出力軸Kが回転し、可変容量ポンプ
Pが吐出駆動されると、斜板18の回動中心が低圧側の
ピストン19側に偏心して取り付けられているため、斜
板18には戻りモーメントM0 が作用する。戻りモーメ
ントM0 とは、各ピストン19の作用によって吐出され
る作動油、即ち、ポンプ部26から吐出される作動油に
よって生じるモーメントであって、次式(S1)にて示
される。
【0040】 M0 =(π/4)・d2 ・(Z/2)・e・R1 …(S1) (dはピストン19の径、Zはピストン19の本数、e
は斜板18の偏心量、R1 はポンプ部26から吐出され
る作動油の吐出圧力である。尚、これらのd,Z,e,
R1の各値は、予め可変容量ポンプPにおいて設定され
ている。) シリンダ41の押圧による押圧モーメントM1 は戻りモ
ーメントM0 よりも大きいため、切換弁32から調節シ
リンダ41に作動油が供給されると、この押圧モーメン
トM1 に従って斜板18は傾斜し、傾斜角度が増大す
る。
【0041】更に、例えばシリンダ8の負荷等に基づ
き、回路内の圧力が上昇した場合、その圧力に基づい
て、第1,第2調節ピストン43,44は左動し、第1
調節ピストン43は、やがて、規制部T1に当接する。
この時、斜板18の傾斜角度は最大となる。即ち、斜板
18の傾斜角度は最大傾斜角度となる。
【0042】この状態から、更に、ポンプ部26からの
作動油の吐出圧力が更に上がると、戻りモーメントM0
が増大し、前記押圧モーメントM1 よりも大きくなる。
すると、戻りモーメントM0 がバネ46の押圧力に抗し
て、斜板18はその戻りモーメントM0 に従って傾斜角
度が小さくなる方向、即ち、第2調節ピストン44の連
結部が右方向に傾斜する。このとき、第1調節ピストン
43は第2収納孔42内の作動油によって図中左方向に
押圧されているが、カラー42bによって、その動きが
規制されており、第2調節ピストン44のみが、バネ4
6の力に打ち勝って、図中右方向へ移動する。このた
め、例えば負荷が増大し、吐出圧力が上がっても、ポン
プ部26から吐出される作動油の吐出流量は減少する。
【0043】この実施の形態によれば、以下(イ)〜
(ホ)に示す効果を有する。 (イ)上記実施の形態によれば、第1調節ピストン43
が規制部T1と当接すると、即ち、斜板18の傾斜角度
が最大傾斜角度に達すると、第1調節ピストン43がバ
ネ46を介して第2調節ピストン44を押圧しなくなる
ため、第2調節ピストン44の斜板18の傾斜角度を増
す方向への移動は停止されており、その後、吐出圧力が
高くなると、斜板18は戻りモーメントM0 に従って、
押圧モーメントM1 に抗して第2調節ピストン44を押
す。即ち、斜板18は戻りモーメントM0 に従って傾斜
角度が減少する方向へと傾斜し、斜板18の傾斜角度が
減少する。このため、ポンプ部18からは所定吐出量以
上の作動油が可変容量ポンプPから吐出されない。
【0044】従って、吐出圧力が増大した場合には、ポ
ンプ部26からは所定吐出量以上の作動油が吐出され
ず、可変容量ポンプPの容量が減少するので、エンジン
の過負荷を防止できる。更に、所定吐出量以上の作動油
が吐出されず、可変容量ポンプPの容量が減少すること
から、動力取り出し装置の構成を簡略化できる。例えば
動力取り出し装置にエンジンの回転を出力軸Kに伝達す
るためのクラッチを設けなくてもよい。
【0045】(ロ)前記調節シリンダ41が可変容量ポ
ンプP内に設けられているので、可変容量ポンプPの設
置場所を小さくできる。従って、可変容量ポンプPの設
置スペースを有利にできる。
【0046】(ハ)第1調節ピストン43と第2調節ピ
ストン44との間にバネ46を配設し、規制部T1を第
1調節ピストン43と第2調節ピストン44との間に形
成するだけで、容易に吐出圧力が所定値以上となった
時、斜板18の傾斜角度が最大傾斜角度以下とする角度
調節機構31を構成できる。即ち、簡単な構成で角度調
節機構31を構成できる。又、規制部T1の位置を変更
することにより、最大傾斜角度を容易に変更することが
できる。
【0047】(ニ)図3に示すように、斜板18の傾斜
角度が最大傾斜角度に達し、作動油の吐出量が所定の吐
出量に達すると、やがて、斜板18の戻りモーメントM
0 によって、斜板18の傾斜角度が減少し、作動油の吐
出量が減少する。この作動油の減少時における作動油の
吐出量の減少度合いは、バネ46のバネ定数に依存して
いる。従って、バネ定数の異なるバネ46を使用するこ
とにより、前記作動油の吐出量の減少度合いを容易に調
節できる。例えばバネ定数の大きいバネ46を使用する
ことにより、仮想線(L1)に示すように、前記作動油
の減少度合いを小さくすることができる。又、バネ定数
の小さいバネ46を使用することにより、仮想線(L
2)に示すように、作動油の減少度合いを大きくするこ
とができる。
【0048】又、バネ46に予め作用させる初期荷重を
適宜に変更することにより、図3の点線に示すように最
大傾斜角度に達する吐出圧力を適宜に変更できる。
(ホ)前記絞り弁部47の上流と下流の差圧を常に一定
とする流量制御弁部48が設けられているので、可変容
量ポンプPの制御をより正確に行うことができる。
【0049】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に
変更して次のように実施することもできる。 (1)上記実施の形態において、図4,図5に示すよう
に、角度調節機構としての調節シリンダ61に、油圧シ
リンダ機構62を設けた備えた可変容量ポンプPに応用
してもよい。
【0050】即ち、前記第1調節ピストン43の凹溝4
5の中央位置には軸線方向に延びる中心軸部64が設け
られている。中心軸部64にはその軸線方向に貫通した
貫通孔65が形成されている。第2調整ピストン44の
第1調節ピストン43側には、挿通孔66が形成され、
前記中心軸部64が挿通されている。通常、中心軸部6
4と挿通孔66との間には、空間部67が形成されてい
る。この場合、中心軸部64と挿通孔66とによって油
圧シリンダ機構62を構成している。
【0051】この調節シリンダ61において、切換弁3
2側から作動油が供給されると、前記調節シリンダ41
と同様に、作動油が第1調節ピストン43を押圧し、第
1調節ピストン43がバネ46を介して第2調節ピスト
ン44を押圧する。この時、作動油は貫通孔65を介し
て空間部67に導入される。即ち、作動油が空間部67
に導入されることにより、作動油が直接第2調節ピスト
ン44を押圧する。従って、より迅速に第2調節ピスト
ン44は斜板18をその傾斜角度が増大する方向に傾斜
させることができる。
【0052】又、斜板18の傾斜角度が最大傾斜角度に
達した後は、斜板18の戻りモーメントM0 を、バネ4
6のバネ力と空間部65に導入された作動油の圧力とに
より受ける。即ち、前記戻りモーメントM0 を、バネ4
6と油圧シリンダ機構62とで受ける。従って、油圧シ
リンダ機構62はバネ46のバネ力を補助し、バネ46
による付勢の効果を高めることができる。このため、例
えばバネ力の小さいバネ46を使用することができ、バ
ネ46を小型化できる。
【0053】(2)上記実施の形態において、駆動軸1
1とともに斜板18側が回転し、作動体の方は回転しな
いようにすることにより、作動体が斜板18に対して相
対回転するように構成してもよい。
【0054】(3)上記実施の形態において、切換弁3
2及び流量調節弁部48が設けられていない可変容量ポ
ンプPに応用してもよい。 (4)上記実施の形態において、可変容量ポンプPを塵
芥収集車や射出成形機に使用することもできる。
【0055】上記実施の形態から把握できる請求項以外
の技術思想について、以下にその効果とともに記載す
る。 (1)請求項1〜4記載の発明において、駆動軸11と
ともに作動体が回転することによって、作動体が斜板に
対して相対回転する可変容量ポンプ。この可変容量ポン
プによれば、作動体の回転に従って容易に作動油をポン
プ部26から吐出できる。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の発明
によれば、角度調節機構によって、吐出圧力が所定値以
上となった時、斜板の傾斜角度が最大傾斜角度以下とな
るように制御され、可変容量ポンプの容量が減少するの
で、例えば可変容量ポンプを駆動するエンジン等の負荷
を低減できる。
【0057】請求項2記載の発明によれば、第1調節ピ
ストンと第2調節ピストンとの間に付勢部材を介在させ
るとともに、第1調節ピストンと第2調節ピストンとの
間に第1調節ピストンの移動を規制する規制部を設ける
ことにより、容易に吐出圧力が所定値以上となった時、
斜板の傾斜角度が最大傾斜角度以下とする角度調節機構
を構成できる。
【0058】請求項3記載の発明によれば、第1調節ピ
ストンと第2調節ピストンとの間に設けられたシリンダ
機構によって、前記付勢手段を補助し、付勢の効果を高
めることができる。
【0059】請求項4記載の発明によれば、絞り弁の上
流と下流との差圧に基づいてスプールが駆動されること
により流量制御弁は絞り弁の上流と下流の差圧を一定に
保持するので、より正確に可変容量ポンプから吐出され
る作動油の吐出量を制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 可変容量ポンプを示す断面図。
【図2】 可変容量ポンプの油圧回路を示す回路図。
【図3】 吐出量と吐出圧力を示す説明図。
【図4】 別例における可変容量ポンプを示す断面図。
【図5】 別例における可変容量ポンプの油圧回路を示
す回路図。
【図6】 従来において作動油の流量を調節する油圧回
路を示す回路図。
【符号の説明】
16…作動体を構成するシリンダボア、18…斜板、2
6…ポンプ部、19…作動体を構成するピストン、31
…角度調節機構、32…切換弁としての切換弁部、34
…スプール、41…角度調節機構としての調節シリン
ダ、43…第1調節ピストン、44…第2調節ピスト
ン、46…付勢部材としてのバネ、47…絞り弁として
の絞り弁部、48…流量調節弁としての流量調節弁部、
61…角度調節機構としての調節シリンダ、62…油圧
シリンダ機構、T1…規制部、P…可変容量ポンプ、P
a…ポンプ本体。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ本体は斜板とその斜板に連結され
    た作動体とを有するポンプ部を備え、当該ポンプ部は前
    記作動体が斜板に対して相対回転することにより作動油
    を吐出するとともに、そのポンプ部から吐出される作動
    油の吐出容量が前記斜板の傾斜角度に従って調節される
    可変容量ポンプにおいて、 前記ポンプ本体には、ポンプ部から吐出される作動油の
    吐出圧力に従って斜板の傾斜角度を調節するとともに、
    前記吐出圧力が所定値以上となった時、斜板側の戻りモ
    ーメントに従って当該斜板の傾斜角度を最大傾斜角度以
    下に調節する角度調節機構を備えた可変容量ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記角度調節機構は、 前記ポンプ部から吐出される作動油の吐出圧力に従って
    移動する第1調節ピストンと、 前記斜板に連結された第2調節ピストンと、 一端が前記第1調節ピストンに連結されるとともに、他
    端が第2調節ピストンに連結された付勢部材と、 第1調節ピストンと第2調節ピストンとの間に設けられ
    た第1調節ピストンの移動を規制する規制部とを備えた
    請求項1記載の可変容量ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記第1調節ピストンと第2調節ピスト
    ンとの間には油圧シリンダ機構が設けられた請求項2記
    載の可変容量ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記ポンプ本体には、ポンプ部から吐出
    された作動油を通過させる吐出通路に絞り弁が設けられ
    るとともに、前記絞り弁の上流側と下流側との差圧に従
    ってスプールが移動し、そのスプールの移動に基づいて
    前記角度調節機構に導入される作動油の流量を調節する
    流量調節弁が設けられた請求項1〜3記載の可変容量ポ
    ンプ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108331727A (zh) * 2017-10-11 2018-07-27 中国航发西安动力控制科技有限公司 一种柱塞泵斜盘的调节机构
CN108431363A (zh) * 2016-01-06 2018-08-21 伊索德里尔股份有限公司 旋转导向钻井工具
CN109779690A (zh) * 2017-11-11 2019-05-21 利勃海尔机械布勒有限公司 轴向活塞机器的调节装置
CN110905752A (zh) * 2018-08-27 2020-03-24 纳博特斯克有限公司 斜板、带轴状构件的斜板以及液压装置
DE102020211285A1 (de) 2020-02-13 2021-08-19 Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung Hydraulischer Lüfterantrieb

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