JPH09178547A - 多点同時計測システム - Google Patents

多点同時計測システム

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JPH09178547A
JPH09178547A JP35373495A JP35373495A JPH09178547A JP H09178547 A JPH09178547 A JP H09178547A JP 35373495 A JP35373495 A JP 35373495A JP 35373495 A JP35373495 A JP 35373495A JP H09178547 A JPH09178547 A JP H09178547A
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vibration measurement
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は各振動測定伝送器と、センタ装置と
を1本の同軸ケーブルで接続して、同軸ケーブルを設置
する際の手間を省略することができるとともに、同軸ケ
ーブルの総量を短くして、設置コストを下げながら、振
動測定伝送器の設置数を多くしても、各振動測定伝送器
の振動センサで得られた振動信号を正確にセンタ装置に
伝送し得るようにする。 【解決手段】 センタ装置5からコマンドを出力して、
各振動測定伝送器3a〜3nの動作設定を行なって、各
振動測定伝送器3a〜3nに振動測定を行なわせ、この
振動測定動作で得られた振動データを蓄積させながら、
センタ装置5から送信指示信号を出力させたとき、各振
動測定伝送器3a〜3nから互いに異なるキャリア周波
数のFM変調信号を出力させて、センタ装置5でこれら
を取り込んで、記録解析する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶、橋梁など大
型構造物の振動などを計測するのに好適な多点同時計測
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】船舶、橋梁など大型構造物の振動などを
計測する多点同時計測システムとして、従来、図9に示
すシステムや図10に示すシステムなどが知られてい
る。図9に示す多点同時計測システム101は、橋梁な
どの各観測点に設置された複数の振動センサ102と、
監視室側に設けられた受信装置103とを複数の同軸ケ
ーブル104で各々、接続して構成したものであり、各
振動センサ102の測定動作によって得られた振動信号
を各同軸ケーブル104を介して、受信装置103に伝
送し、この受信装置103内に設けられた各増幅器10
5で前記各振動信号を各々、増幅して、記録解析器10
6でこれを記録解析する。また、図10に示す多点同時
計測システム110は、橋梁などの各観測点に設置され
た複数の振動測定伝送器111と、監視室側に設けられ
た受信装置112とを1本の同軸ケーブル113で接続
し、各振動測定伝送器111の測定動作によって得られ
た振動信号を互いに異なる搬送周波数のFM信号にし
て、受信装置112に伝送し、この受信装置112側で
これを周波数弁別した後、FM復調して、各振動測定伝
送器111で測定された振動信号を再生し、これを記録
解析する。
【0003】この場合、各振動測定伝送器111は、観
測点の振動を測定する振動センサ114と、この振動セ
ンサ114から出力される振動信号を増幅する増幅器1
15と、この増幅器115から出力される振動信号に基
づき、各振動測定伝送器111毎に設定された所定周波
数の搬送波(キャリア)をFM変調する周波数変調器1
16と、この周波数変調器116から出力される送信信
号(FM変調された振動信号)を同軸ケーブル113上
に送出して、前記受信装置112に伝送する送信器11
7と、前記同軸ケーブル113を介して供給された電源
電圧を取り込んで、予め設定されている電圧値の電源電
圧を生成して、前記増幅器115、周波数変調器11
6、送信器117に給電する安定化電源器118とを備
えている。そして、前記同軸ケーブル113を介して電
源電圧が供給されているとき、この電源電圧を使用し
て、設置される場所(観測点)の振動を計測し、この計
測動作で得られた振動信号に基づき、各振動計測伝送器
111毎に互いに異なる搬送周波数のキャリアをFM変
調して、送信信号を生成し、これを同軸ケーブル113
を介して、受信装置112に伝送する。
【0004】受信装置112は、前記同軸ケーブル11
3上に電源電圧を供給して、前記各振動測定伝送器11
1に給電する電源供給器120と、前記同軸ケーブル1
13を介して、各振動測定伝送器111から伝送された
各送信信号を取り込みながら、これを増幅する受信増幅
器121と、この受信増幅器121から出力される各送
信信号を周波数弁別した後、FM復調して各振動測定伝
送器111の振動センサ114で得られた振動信号を再
生する複数の振動信号再生器122と、これらの各振動
信号再生器122で再生された各振動信号を記録解析す
る記録解析器123とを備えている。そして、同軸ケー
ブル113を介して前記各振動測定伝送器111に電源
電圧を給電しながら、これらの各振動測定伝送器111
から出力される送信信号を受信して、バンドパスフィル
タ124、復調器125、信号増幅器126から構成さ
れる各振動信号再生器122によって前記各振動測定伝
送器111から伝送された送信信号を周波数弁別、FM
復調して、振動信号を再生し、これを記録解析する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の多点同時計測システム101、110においては、
次に述べるような問題があった。すなわち、図9に示す
多点同時計測システム101では、各観測点毎に設置さ
れた複数の振動センサ102と、監視室側に設けられた
受信装置103とを複数の同軸ケーブル104によって
各々、接続しなければならないので、同軸ケーブル10
4の設置に手間がかかるとともに、使用する同軸ケーブ
ル104の総量が長くなり過ぎて、設置コストが膨大に
なってしまうという問題があった。また、図10に示す
多点同時計測システム110では、各観測点毎に設置さ
れた振動測定伝送器111と、監視室側に設けられた受
信装置112とを1本の同軸ケーブル113によって接
続しているので、同軸ケーブル113を設置する際の手
間を省くことができるとともに、同軸ケーブル113の
総量を短くして、設置コストを下げることができる。し
かしながら、この多点同時計測システム110では、各
振動測定伝送器111によって連続的に測定された振動
信号を連続して、受信装置112に伝送するようにして
いるので、各振動測定伝送器111から出力される各送
信信号の帯域幅を個々に、広くしなければ、各振動測定
伝送器111の振動センサ114で得られた振動信号を
正確に伝送することができない。
【0006】このため、各振動測定伝送器111で得ら
れた振動信号を受信装置112側に正確に伝送し得るよ
うに、各振動測定伝送器111から出力される送信信号
の帯域幅を設定すると、同軸ケーブル113の伝送帯域
幅の制限から、振動測定伝送器111の数を多くするこ
とができない。したがって、振動測定伝送器111の数
を多くする際、これらの各振動測定伝送器111に設け
られている各振動センサ114で得られた振動信号の帯
域を狭くして、受信装置112に伝送しなければならな
い。これにより、各振動測定伝送器111と、受信装置
112とを1本の同軸ケーブル113で接続して、同軸
ケーブル113を設置する際の手間を省き、同軸ケーブ
ル113の総量を短くして、設置コストを下げながら、
振動測定伝送器111の設置数を多くしても、各振動測
定伝送器111の振動センサ114で得られた振動信号
を正確に受信装置112に伝送することができる多点同
時計測システムの開発が強く望まれていた。
【0007】本発明は上記の事情に鑑み、請求項1で
は、各振動測定伝送器と、受信装置とを1本の同軸ケー
ブルで接続して、同軸ケーブルを設置する際の手間を省
略することができるとともに、同軸ケーブルの総量を短
くして、設置コストを下げながら、振動測定伝送器の設
置数を多くしても、各振動測定伝送器の振動センサで得
られた振動信号を正確に受信装置に伝送することができ
る多点同時計測システムを提供することを目的としてい
る。また、請求項2では、各振動測定伝送器のサンプリ
ング周期などを変更自在にして、ズームアップ機能で詳
細な振動情報が必要な部分の内容を詳細に測定すること
ができる多点同時計測システムを提供することを目的と
している。また、請求項3では、各振動測定伝送器の数
を多くしても、これら各振動測定伝送器から送信される
送信信号同士がクロストークしないようにすることがで
きる多点同時計測システムを提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、各観測点毎に設けられる
観測点機器と、監視室側に設けられるセンタ装置と、こ
のセンタ装置と前記各観測点機器とを接続する1本の伝
送ケーブルとを備えた多点同時計測システムにおいて、
前記センタ装置側から送信指示信号が出力されたとき、
前記各観測点機器側で、それまで得られた測定データを
予め設定されている変調方式で変調して、伝送ケーブル
上で周波数多重化させ、前記センタ装置に伝送すること
を特徴としている。また、請求項2では、請求項1に記
載の多点同時計測システムにおいて、前記センタ装置か
らコマンドを出力させ、これを前記伝送ケーブルを介し
て、前記各観測点機器に供給し、これら各観測点機器の
動作条件を指定して、測定動作を行なわせることを特徴
としている。また、請求項3では、請求項1または2に
記載の多点同時計測システムにおいて、前記観測点機器
として、移動体が移動する際のルートに沿って配置され
た振動測定伝送器を使用し、これらの各振動測定伝送器
のうち、隣合う各振動測定伝送器から出力される各変調
信号のキャリア周波数が隣合わないようにすることを特
徴としている。
【0009】上記の構成により、請求項1では、各観測
点毎に設けられる観測点機器と、監視室側に設けられる
センタ装置と、このセンタ装置と前記各観測点機器とを
接続する1本の伝送ケーブルとを備えた多点同時計測シ
ステムにおいて、前記センタ装置側から送信指示信号が
出力されたとき、前記各観測点機器側で、それまで得ら
れた測定データを予め設定されている変調方式で変調し
て、伝送ケーブル上で周波数多重化させ、前記センタ装
置に伝送することにより、各観測点機器と、センタ装置
とを1本の伝送ケーブルで接続して、伝送ケーブルを設
置する際の手間を省略することができるとともに、伝送
ケーブルの総量を短くして、設置コストを下げながら、
観測点機器の設置数を多くしても、各観測点機器で得ら
れた測定結果を正確にセンタ装置に伝送する。
【0010】また、請求項2では、請求項1に記載の多
点同時計測システムにおいて、前記センタ装置からコマ
ンドを出力させ、これを前記伝送ケーブルを介して、前
記各観測点機器に供給し、これら各観測点機器の動作条
件を指定して、測定動作を行なわせることにより、各観
測点機器のサンプリング周期などを変更自在にして、ズ
ームアップ機能で詳細な測定情報が必要な部分の内容を
詳細に測定し得るようにする。
【0011】また、請求項3では、請求項1または2に
記載の多点同時計測システムにおいて、前記観測点機器
として、移動体が移動する際のルートに沿って配置され
た振動測定伝送器を使用し、これらの各振動測定伝送器
のうち、隣合う各振動測定伝送器から出力される各変調
信号のキャリア周波数が隣合わないようにすることによ
り、各観測点機器の数を多くしても、これら各観測点機
器から送信される送信信号同士がクロストークしないよ
うにする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態
例に基づいて詳細に説明する。図1は本発明による多点
同時計測システムの一形態例を示す概略構成図である。
この図に示す多点同時計測システム1は、橋梁2の各観
測点に設置される複数の振動測定伝送器3a〜3nと、
監視室4などに設置されるセンタ装置5と、このセンタ
装置5と前記各振動測定伝送器3a〜3nとを接続する
1本の同軸ケーブル6とを備えており、センタ装置5か
らコマンドを出力して、各振動測定伝送器3a〜3nの
動作設定を行なって、各振動測定伝送器3a〜3nに振
動測定を行なわせ、この振動測定動作で得られた振動デ
ータを蓄積させながら、センタ装置5から送信指示信号
を出力させたとき、各振動測定伝送器3a〜3nから互
いに異なるキャリア周波数のFM変調信号を出力させ
て、センタ装置5でこれらを取り込んで、記録解析す
る。前記各振動測定伝送器3a〜3nは、各々、図2に
示す如く振動測定伝送器3a〜3nが設置されている点
(観測点)の振動を測定する振動センサ7と、指定され
たサンプリング周期で、前記振動センサ7から出力され
る振動信号をサンプリングして、A/D変換するA/D
変換回路8と、前記センタ装置5側から指定された動作
設定条件に基づくサンプリング周期で、A/D変換回路
8を動作させながら、このA/D変換回路8から出力さ
れる振動データを取り込んで、FIFO(ファーストイ
ン・ファーストアウト)形式で、指定された個数だけ記
憶する処理、前記センタ装置5から送信されたコマンド
を解析する処理、前記センタ装置5側から送信指示信号
が出力されたとき、記憶している振動データを送信する
処理などを行なうCPU回路9と、このCPU回路9の
動作を規定するプログラムや各種定数データなどが格納
されているROM回路10と、前記CPU回路9の作業
エリアや振動データ格納エリアなどとして使用されるR
AM回路11とを備えている。
【0013】さらに、各振動測定伝送器3a〜3nは、
各々、前記同軸ケーブル6上に送出されている送信信号
を受信して、図4に示す如く予め設定されている所定周
波数のキャリアを持つ送信信号をFM復調して、前記セ
ンタ装置5から送信されたコマンド、送信指示信号を前
記CPU回路9に供給するレシーバ回路12と、前記C
PU回路9から出力される振動データに基づき、各振動
測定伝送器3a〜3n毎に指定されている周波数のキャ
リアをFM変調して送信信号(FM変調信号)を生成
し、これを前記同軸ケーブル6を介して、前記センタ装
置5に伝送するトランスミッタ回路13と、前記同軸ケ
ーブル6を介して供給される電源電圧を取り込んで、予
め設定されている電圧値を持つ安定化電源電圧を生成
し、前記振動センサ7〜トランスミッタ回路13などに
給電する安定化電源回路14とを備えている。
【0014】そして、同軸ケーブル6を介して供給され
る電源電圧を取り込んで、振動測定伝送器3a〜3nの
各部を動作させて、動作設定条件で指定された内容で、
振動センサ7で得られた振動信号をサンプリングして、
振動データを生成し、これをFIFO形式で記憶する。
また、この状態で、前記同軸ケーブル6を介してコマン
ドが供給されたとき、このコマンドに応じて前記動作設
定条件を変更し、変更済みの動作設定条件で、振動測定
動作、サンプリング動作、記憶動作を継続する。そし
て、前記同軸ケーブル6を介して、送信指示信号が供給
されたとき、記憶している振動データを指定されたキャ
リア周波数の送信信号に変換して、同軸ケーブル6上に
送出し、前記センタ装置5に伝送する。
【0015】また、センタ装置5は、図3に示す如く監
視室4内の電源を受けて、電源電圧を生成し、これを前
記同軸ケーブル6を介して、前記各振動測定伝送器3a
〜3nに給電とともに、センタ装置5内部に設けられた
各回路に給電する電源回路15と、前記同軸ケーブル6
上に送出されている送信信号を受信して増幅し、受信信
号を生成するレシーバ回路16と、このレシーバ回路1
6から出力される受信信号のうち、予め設定されている
キャリア周波数(各振動測定伝送器3a〜3n毎のキャ
リア周波数)を持つ受信信号を選択的にFM復調して、
振動データを生成し、これをバッファリングしながら、
FIFO形式で出力する複数の周波数弁別FM復調回路
17a〜17nと、これらの各周波数弁別FM復調回路
17a〜17nから出力される振動データを取り込ん
で、振動状態を解析する処理、解析結果に基づき、予め
設定されている表示形式の振動解析画面を作成する処
理、入力された操作内容に基づき、コマンドや送信指示
信号を生成する処理、橋梁2の手前や後側に設けられた
列車通過検知器18、19(図1参照)の検知結果に基
づき、送信指示信号の生成タイミングを変更する処理な
どを行なうデータ処理回路20とを備えている。
【0016】さらに、このセンタ装置5は、前記データ
処理回路20によって取り込まれた振動データや解析デ
ータなどの格納場所となる記憶回路21と、動作内容を
指定したり、切り換えたりする各種のスイッチや画面を
表示する表示器などを持ち、オペレータによって操作さ
れた内容を前記データ処理回路20に供給するととも
に、このデータ処理回路20から出力される表示データ
を取り込んで、これを画面表示するマン・マシンインタ
フェース回路22と、前記データ処理回路20から出力
されるコマンドや送信指示信号に基づき、図4に示す如
く予め設定されている周波数のキャリアをFM変調し
て、送信信号を生成し、これを前記同軸ケーブル6を介
して、前記各振動測定伝送器3a〜3nに伝送するトラ
ンスミッタ回路23とを備えている。電源電圧を生成
し、同軸ケーブル6を介して、前記各振動測定伝送器3
a〜3nに給電しながら、オペレータによって指定され
た動作設定条件で前記各振動測定伝送器3a〜3nを動
作させて、各観測点の振動を検出させ、さらに送信指示
信号を使用して、これら各振動測定伝送器3a〜3nで
収集された振動データを送信信号に変換させて、これを
送信させるとともに、この送信信号を受信して各観測点
の振動データを解析し、これを予め設定されている表示
形式で画面表示する。
【0017】次に、図1に示す概略構成図、図2、図3
に示すブロック図、図4に示す模式図を参照しながら、
この形態例の動作を説明する。まず、オペレータによっ
てセンタ装置5のマン・マシンインタフェース回路22
が操作されて、電源オン指示が入力されれば、データ処
理回路20によってこれが検知されて、電源回路15が
オンされ、センタ装置5全体に供給が開始されるととも
に、同軸ケーブル6を介して、各振動測定伝送器3a〜
3nに給電が開始され、これらが動作状態にされる。そ
して、オペレータによってセンタ装置5のマン・マシン
インタフェース回路22が操作されて、動作設定条件な
どが変更されれば、データ処理回路20によってこれが
検知されて、前記変更内容に応じたコマンドが生成さ
れ、これが予め設定されているキャリア周波数の送信信
号にされて、同軸ケーブル6上に送出され、各振動測定
伝送器3a〜3nに記憶されている動作設定条件が変更
される。
【0018】これにより、各振動測定伝送器3a〜3n
が今回の動作設定条件で指定されている動作設定条件
で、各観測点の振動を検出して、指定されたサンプリン
グ周期、すなわち長いサンプリング周期で、これを振動
データに変換し、FIFO形式で指定された個数だけ順
次、記憶する。また、この動作と並行し、センタ装置5
のデータ処理回路20によって図5の(c)に示す如く
前記動作設定条件に対応する周期で送信指示信号が生成
され、これが予め設定されているキャリア周波数の送信
信号にされて、同軸ケーブル6上に送出され、各振動測
定伝送器3a〜3nに供給される。これにより、これら
の各振動測定伝送器3a〜3nによって、それまで記憶
している振動データが互いに異なるキャリア周波数の送
信信号に変換されて、同軸ケーブル6上に送出されると
ともに、センタ装置5のレシーバ回路16によってこれ
が受信され、各周波数弁別FM復調回路17a〜17n
で周波数弁別されて、FM復調され、これによって得ら
れた振動データがデータ処理回路20で収集されて解析
され、この解析結果と前記各振動データとが記憶回路2
1に記憶される。
【0019】この後、図5の(a)に示す如く各振動測
定伝送器3a〜3nが設けられている橋梁2の前に設け
られた列車通過検知器18などによって列車の通過24
が検知されたとき、センタ装置5のデータ処理回路20
によってこれが検知されて、図5の(d)に示す如く各
振動測定伝送器3a〜3nのサンプリング周期を短くす
るコマンドが生成され、これが予め設定されているキャ
リア周波数の送信信号にされて、同軸ケーブル6上に送
出され、各振動測定伝送器3a〜3nに記憶されている
動作設定条件が変更される。これにより、各振動測定伝
送器3a〜3nのサンプリング周期が短くなって、各観
測点の詳細な振動内容を示す振動データが生成され、こ
れがFIFO形式で指定された個数だけ順次、記憶され
るとともに、センタ装置5のデータ処理回路20によっ
て、図5の(c)に示す如く短い周期で送信指示信号が
生成され、これが予め設定されているキャリア周波数の
送信信号にされて、同軸ケーブル6上に送出され、各振
動測定伝送器3a〜3nに供給される。
【0020】この結果、各振動測定伝送器3a〜3nに
よって、それまで記憶している詳細な振動内容を示す振
動データが互いに異なるキャリア周波数の送信信号に変
換されて、同軸ケーブル6上に送出されるとともに、セ
ンタ装置5のレシーバ回路16によってこれが受信さ
れ、各周波数弁別FM復調回路17a〜17nで周波数
弁別されて、FM復調され、これによって得られた振動
データがデータ処理回路20で収集されて解析され、こ
の解析結果と前記各振動データとが記憶回路21に記憶
される。図5の(b)に示す如く橋梁2の後に設けられ
た列車通過検知器19などによって列車24の通過が検
知されたとき、センタ装置5のデータ処理回路20によ
ってこれが検知されて、図5の(e)に示す如く各振動
測定伝送器3a〜3nのサンプリング周期を元に戻すコ
マンドが生成され、これが予め設定されているキャリア
周波数の送信信号にされて、同軸ケーブル6上に送出さ
れ、各振動測定伝送器3a〜3nに記憶されている動作
設定条件が変更される。
【0021】これにより、各振動測定伝送器3a〜3n
のサンプリング周期が元に戻されて、各観測点の大まか
なな振動内容を示す振動データが生成され、これがFI
FO形式で指定された個数だけ順次、記憶されるととも
に、センタ装置5のデータ処理回路20によって、図5
の(c)に示す如く長い周期で送信指示信号が生成さ
れ、これが予め設定されているキャリア周波数の送信信
号にされて、同軸ケーブル6上に送出され、各振動測定
伝送器3a〜3nに供給され、列車24が通過していな
いときの動作設定条件で振動データの収集が開始され
る。センタ装置5側のマン・マシンインタフェース回路
22が操作されて、各振動測定伝送器3a〜3nで得ら
れた各振動データのうち、1つの振動測定伝送器の振動
内容、例えば振動測定伝送器3aの振動内容を2次元画
面形式で表示する指示が入力されれば、データ処理回路
20によって記憶回路21に格納されている振動測定伝
送器3aからの振動データや解析データが読み出され
て、2次元画面形式の表示データが作成され、マン・マ
シンインタフェース回路22の表示器上に、図6に示す
2次元形式の振動解析画面25が表示される。また、こ
のとき、センタ装置5側のマン・マシンインタフェース
回路22が操作されて、各振動測定伝送器3a〜3nで
得られた各振動データの内容を3次元画面形式で表示す
る指示が入力されれば、データ処理回路20によって記
憶回路21に格納されている各振動測定伝送器3a〜3
nからの振動データや解析データが読み出されて、3次
元画面形式の表示データが作成され、マン・マシンイン
タフェース回路22の表示器上に、図7に示す3次元形
式の振動解析画面26が表示される。
【0022】このようにこの形態例においては、センタ
装置5からコマンドを出力して、各振動測定伝送器3a
〜3nの動作設定を行なって、各振動測定伝送器3a〜
3nに振動測定を行なわせ、この振動測定動作で得られ
た振動データを蓄積させながら、センタ装置5から送信
指示信号を出力させたとき、各振動測定伝送器3a〜3
nから互いに異なるキャリア周波数のFM変調信号を出
力させて、センタ装置5でこれらを取り込んで、記録解
析するようにしたので、各振動測定伝送器3a〜3n
と、センタ装置5とを1本の同軸ケーブル6で接続し
て、同軸ケーブル6を設置する際の手間を省略すること
ができるとともに、同軸ケーブル6の総量を短くして、
設置コストを下げながら、振動測定伝送器3a〜3nの
設置数を多くしても、各振動測定伝送器3a〜3nの振
動センサで得られた振動信号を正確にセンタ装置5に伝
送することができる。この際、橋梁2上を列車24が通
過する期間以外のときには、各振動測定伝送器3a〜3
nのサンプリング周期を長くして、無駄な振動情報の収
集を防ぎ、橋梁2上を列車24が通過する期間だけ、各
振動測定伝送器3a〜3nのサンプリング周期を短くし
て、振動情報の詳細な内容を収集し、これをセンタ装置
5側に伝送して、解析させるようにしているので、振動
情報の詳細な内容が知りたい期間だけ、振動信号の詳細
な変化をズームアップして観測することができる。
【0023】さらに、この形態例においては、橋梁2に
沿って配置された各振動測定伝送器3a〜3nによって
振動を測定し、これを3次元形式の振動解析画面26で
表示し得るようにしているので、橋梁2上を列車24が
通過する際に、各観測点がどのように振動するのか、一
目で把握させることができる。また、上述した形態例に
おいては、各振動測定伝送器3a〜3nのうち、隣合う
振動測定伝送器の各キャリア周数が互いに1つずつずれ
るようにしているので、センタ装置5から送信指示信号
を出力させたとき、各振動測定伝送器3a〜3nから振
動データで各キャリア周波数のキャリアをFM変調させ
て得られる送信信号をいっせいに送信させても、この際
列車24の通過に伴って、各振動測定伝送器3a〜3n
から送信される送信信号の信号量が順次、変化して、こ
れら各振動測定伝送器3a〜3nから送信される送信信
号の送信に要する時間が少しずつずれ、これによって、
各振動測定伝送器3a〜3n毎に指定しているキャリア
周波数を密にしても、各振動測定伝送器3a〜3nから
送信される送信信号を効率良く、周波数別することがで
きる。
【0024】また、上述した形態例においては、各振動
測定伝送器3a〜3n毎に設けられているCPU回路9
から振動データを出力させ、トランスミッタ回路13に
よって前記振動データに基づき、予め設定されているキ
ャリア周波数のキャリアをFM変調して、送信信号を生
成するようにしているが、トランスミッタ回路13によ
ってCPU回路9から出力される振動データを一旦、D
/A変換して、振動信号に変換した後、この振動信号に
基づき、予め設定されているキャリア周波数のキャリア
をFM変調して、送信信号を生成し、これを同軸ケーブ
ル6上に送出して、センタ装置5側の周波数弁別FM復
調回路17a〜17nで、バンドパスフィルタリングし
て、FM復調した後、A/D変換して振動データを再生
するようにしても良い。このようにすることにより、図
8(a)、(b)の模式図に示す如く列車24の通過に
伴って、各振動測定伝送器3a〜3nで得られる振動信
号の振幅が変化して、これら各振動測定伝送器3a〜3
nから出力される送信信号の周波数帯域が変化すること
から、各振動測定伝送器3a〜3n毎に指定しているキ
ャリア周波数を密にしても、各振動測定伝送器3a〜3
nから送信される送信信号を効率良く、周波数別するこ
とができる。
【0025】また、上述した各形態例においては、同軸
ケーブル6上に送出される送信信号として、FM変調信
号を使用するようにしているが、他の変調方式で変調さ
れた送信信号、例えば直交変調方式で変調された送信信
号、FSK変調方式で変調された送信信号、MSK変調
方式で変調された送信信号、PSK変調方式で変調され
た送信信号などを使用するようにしても良い。また、上
述した形態例においては、各振動測定伝送器3a〜3n
のうち、隣合う振動測定伝送器の各キャリア周数が互い
に1つずつずれるようにして、これら各振動測定伝送器
3a〜3nから送信される送信信号が時間の経過ともに
帯域幅が変化しても、クロストークが生じないようにし
ているが、各振動測定伝送器3a〜3nの設置個数が少
ないときには、各振動測定伝送器3a〜3nの番号と、
キャリア周波数の番号とを一致させるようにしても良
い。このようにしても、各振動測定伝送器3a〜3nの
キャリア周波数間隔を広くとることにより、これら各振
動測定伝送器3a〜3nから送信される送信信号がクロ
ストークしないようにすることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、各振動測定伝送器と、受信装置とを1本の
同軸ケーブルで接続して、同軸ケーブルを設置する際の
手間を省略することができるとともに、同軸ケーブルの
総量を短くして、設置コストを下げながら、振動測定伝
送器の設置数を多くしても、各振動測定伝送器の振動セ
ンサで得られた振動信号を正確に受信装置に伝送するこ
とができる。また、請求項2では、各振動測定伝送器の
サンプリング周期などを変更自在にして、ズームアップ
機能で詳細な振動情報が必要な部分の内容を詳細に測定
することができる。また、請求項3では、各振動測定伝
送器の数を多くしても、これら各振動測定伝送器から送
信される送信信号同士がクロストークしないようにする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多点同時計測システムの一形態例
を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す各振動測定伝送器の詳細な回路構成
例を示すブロック図である。
【図3】図1に示すセンタ装置の詳細な回路構成例を示
すブロック図である。
【図4】図1に示す多点同時計測システムで使用される
各送信信号などの周波数特性例を示す模式図である。
【図5】図1に示す多点同時計測システムで使用される
送信指示信号などの送信タイミング例を示すタイミング
図である。
【図6】図3に示すマン・マシンインタフェース回路で
表示される2次元形式の振動解析画面の一例を示す模式
図である。
【図7】図3に示すマン・マシンインタフェース回路で
表示される3次元形式の振動解析画面の一例を示す模式
図である。
【図8】本発明による多点同時計測システムの他の形態
例で使用される各送信信号などの周波数特性例を示す模
式図である。
【図9】従来から知られている多点同時計測システムの
一例を示すブロック図である。
【図10】従来から知られている多点同時計測システム
の他の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 多点同時計測システム、2 橋梁、3a〜3n 振
動測定伝送器(観測点機器)、4 監視室、5 センタ
装置、6 同軸ケーブル(伝送ケーブル)、7振動セン
サ、8 A/D変換回路、9 CPU回路、10 RO
M回路、11RAM回路、12 レシーバ回路、13
トランスミッタ回路、14 安定化電源回路、15 電
源回路、16 レシーバ回路、17a〜17n 周波数
弁別FM復調回路、18、19 列車通過検知器、20
データ処理回路、21 記憶回路、22 マン・マシ
ンインタフェース回路、23 トランスミッタ回路 24 列車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 允 千葉県千葉市美浜区中瀬二丁目6番地 W BGマリブウエスト25階 株式会社ビーエ ムシー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各観測点毎に設けられる観測点機器と、
    監視室側に設けられるセンタ装置と、このセンタ装置と
    前記各観測点機器とを接続する1本の伝送ケーブルとを
    備えた多点同時計測システムにおいて、 前記センタ装置側から送信指示信号が出力されたとき、
    前記各観測点機器側で、それまで得られた測定データを
    予め設定されている変調方式で変調して、伝送ケーブル
    上で周波数多重化させ、前記センタ装置に伝送する、 ことを特徴とする多点同時計測システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の多点同時計測システム
    において、 前記センタ装置からコマンドを出力させ、これを前記伝
    送ケーブルを介して、前記各観測点機器に供給し、これ
    ら各観測点機器の動作条件を指定して、測定動作を行な
    わせる、 ことを特徴とする多点同時計測システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の多点同時計測
    システムにおいて、 前記観測点機器として、移動体が移動する際のルートに
    沿って配置された振動測定伝送器を使用し、これらの各
    振動測定伝送器のうち、隣合う各振動測定伝送器から出
    力される各変調信号のキャリア周波数が隣合わないよう
    にする、 ことを特徴とする多点同時計測システム。
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