JPH09178590A - 圧力センサーの良否判定方法 - Google Patents

圧力センサーの良否判定方法

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JPH09178590A
JPH09178590A JP35094895A JP35094895A JPH09178590A JP H09178590 A JPH09178590 A JP H09178590A JP 35094895 A JP35094895 A JP 35094895A JP 35094895 A JP35094895 A JP 35094895A JP H09178590 A JPH09178590 A JP H09178590A
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JP
Japan
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vacuum
voltage
pressure
pressure sensor
sensor
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Pending
Application number
JP35094895A
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English (en)
Inventor
Masahiro Ueda
上田正紘
Atsuo Irisa
入佐厚生
Tomio Matsui
松井富雄
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Hokkei Kogyo KK
Original Assignee
Hokkei Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空センサーとして用いられる歪みゲージ式
の圧力センサーについて、放射能を利用せず安全、正確
かつ無公害で、真空漏れ及び電気回路的な欠陥について
放電と電気出力特性の両者から広範囲にわたって推定で
きる方法を提供する。 【解決手段】 先ずセンサー製造日から10日程度後
に、金属ケース6とすべての電極2を短絡した端子間に
600Vの直流電圧を印加し、放電電流が流れれば、最
大許容真空漏れ率以上の速さで真空漏れが生じているか
ら不良品として取り除き、放電が生じなければ電極2に
6Vの直流電圧を印加してその出力電圧を記録してお
き、さらに10日間程度放置後に出力電圧を測定し、そ
の電圧差が数mV以上であれば、最大許容真空漏れ率大
幅に上回る速さで漏れていて不良品であると判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歪みゲージ式の圧
力センサーの真空漏れについての良否判定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】歪みゲ
ージ式の圧力センサーは、例えば自動車用のエンジンの
高効率化等のための真空センサーとして必要不可欠のも
のである。通常のこの種の圧力センサーは、内部の高真
空領域と外部からの圧力導入管との間の圧力差を、両者
の間に真空的に絶縁して設置した圧電素子により検出
し、検出値を電気信号として増幅して取り出している。
製造時の内部真空度は通常6.7Pa(0.05Tor
r)以下であり、真空センサーとしての耐久年数は20
年以上である。即ち、実用化されているこの種の圧力セ
ンサーの最大許容真空漏れ率としては、1.0×10-5
Pa・cc/sec以下が必要であるといわれている。
【0003】このセンサー構造では、内部の真空度があ
る値まで低下すると圧電素子の出力電気信号が外部から
の圧力変化に比例しなくなるので、真空漏れは圧力セン
サーとしては致命傷となる。このため種々の検査が行わ
れているが、現行の一般的な検査方法は、圧力センサー
を放射性物質の加圧釜中に数日間封入し、真空漏れが生
じていれば放射能ガスを吸引してしまうので、それを取
り出して放射能強度をガイガーカウンター等で測定し、
良否や真空漏れ率を判定するというものである。
【0004】しかしながら上述の従来の良否判定方法で
は放射能汚染による公害という問題が付きまとうという
問題がある。即ち、放射能物質の取り扱いが大変困難
で、作業環境、作業者の就労性が大変に悪い。本発明は
このような従来の問題点に鑑み、簡易かつ安全で、しか
も正確、無公害かつ経済的な圧力センサーの良否判定方
法を提供することを目的とする。
【0005】また、たとえ圧力センサー内部の真空度が
保たれていても、電気回路的な欠陥が存在していて不良
品である場合もある。従って本発明は、電気回路に欠陥
があるか否かを簡易かつ早く検査できる圧力センサーの
良否判定方法を提供することをも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は真空の漏れ率の
ごく小さい領域では放電現象によって、それ以上の漏れ
率の大きい領域では電気的な出力信号から推定する方法
を提案する。
【0007】本発明に係る圧力センサーの良否判定方法
は、上記目的を達成するために、ケース内の真空度と圧
力導入部に印加される圧力との差から生じる歪電圧によ
って圧力を測定する歪みゲージ式の圧力センサーについ
て真空漏れの良否を判定する方法であって、センサー製
造日から所定時間経過後に、すべての電極を短絡した端
子と上記ケースとの間に所定値の直流高電圧を印加し、
放電電流が流れれば真空漏れが生じているものとして不
良品と判断し、放電が生じない場合には、上記電極に所
定値の直流バイアス電圧を印加してその出力電圧を記録
しておき、さらに所定時間経過後に再び全く同じ値の直
流バイアス電圧を印加して出力電圧を測定し、測定した
電圧差が所定値以上であれば真空漏れが生じているもの
として不良品と判断することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】まず本発明の原理を説明すると、
放電現象を利用する真空漏れ率の測定について説明す
る。電場が一様で気体の温度、湿度が一定ならば、火花
放電を起こすのに必要な最小電圧を、電極間距離と気体
の圧力との積の関数として定められるというパッシェン
の法則(Paschen's Law )によって、真空圧の違いによ
って生じる放電開始電圧または放電電流からその真空圧
P1が推定できるので、圧力センサーに封じ込んだとき
の真空圧P0との差がわかり、したがって封じ込み時か
ら測定時までの時間Tからその期間における平均的な真
空漏れ率Rが下記の数式1により概算できる。
【数1】R=(P1−P0)・v/T [Pa・
cc/sec] 式中のvは圧力センサーの内部容積である。
【0009】真空封じ込み時の内部圧力は、上述のよう
に例えば6.7Paとかなりの高真空になっているの
で、センサーの金属ケース間と各電極間に適当な電圧、
たとえば数百Vを印加しても放電は生じないが、真空漏
れが生じて真空度が適度に低下しているとパッシェンの
法則に従った放電が生じる。この時の放電電圧または放
電電流から真空度が推定できる。
【0010】もちろん実際の圧力センサ−内の真空度を
直接測定することは出来ないので、図1(A)、(B)
に示す構造の圧力センサー1について、図2に示すよう
な真空装置及び電圧印加系を接続して測定を行う。
【0011】まず圧力センサー1は、ベース1aに複数
本の電極2・・・と圧力導入管3を互いに電気的に絶縁
して設け、圧力導入管3の先端に金属ダイアフラム4を
取り付け、ダイアフラム面上の圧電素子5・・・を設
け、圧電素子5と電極2との間に配線し、それらの上部
を金属ケース6で覆って構成してある。そして、このよ
うな圧力センサー1の圧力導入管3とロータリーポンプ
7との間に配管8を配して圧力を印加可能とし、配管8
の途中にピラニー真空計9と圧力調整弁10を接続する
とともに、圧力センサー1の複数のすべての電極2の端
子を短絡し、電圧印加用の電源11と電圧計12を接続
する。
【0012】このような系において、電源11によって
数百ボルト程度の適当な値の放電電圧を印加すると、圧
力センサー1内の真空度がある適当な範囲内では適度の
大きさの放電電圧で放電が生じ、その放電電流から真空
度が推定できる。しかし、上記範囲よりも高真空度側あ
るいは低真空度側では放電が生じないため、圧力センサ
ー1の内の真空度を判定できない。
【0013】即ち、放電が生じないのはその圧力センサ
ー1が良品であって内部が所定の真空度に保たれている
か、あるいは放電が生じなくても所定の真空漏れ率範囲
を超える速さで真空漏れが生じているかである。そこ
で、圧力センサー1の電極2・・・に数V程度の直流電
圧を印加してその出力電圧を記録しておき、さらに10
日間程度放置した後に再び出力電圧を測定し、その電圧
差が数mV以上あれば、最大許容真空漏れ率を大きく超
える速さで漏れており不良品であると判断できる。この
場合の出力電圧は、図4のごとく、圧力センサー1の内
部と外部の圧力差(外部圧−内部圧)に比例するので、
圧力導入管3から印加する圧力はこの差が常に正となる
ように設定する。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例を、圧力センサー1内の
圧力P1を変化させたときの放電開始電圧Vdおよび放
電電流Idの測定結果を示す図3と、再び図2をも参照
して説明する。放電電圧の最大値を600Vとし(別途
の試験により圧力センサー1内に内蔵する歪電圧増幅用
のIC回路が破壊されるのは放電電圧が1000V程度
であったので、安全性を見込んでこのように設定し
た。)、本発明を実施したところ、放電が生じる圧力範
囲は約20Pa〜800Paであった。この範囲では放
電電流値からそのときの圧力P1がほぼ正確にわかり、
既に述べたようにパッシェンの法則に基づいて圧力セン
サー1内の真空度を推定できた。
【0015】たとえば圧力センサー1の真空封じ込み時
圧力P0=6.7Pa、封じ込み時から10日後の圧力
P1=20Pa、センサー内部容積v=0.5ccとす
れば、上述の数式1より、真空漏れ率はR=0.77×
10-5(Pa・cc/sec)となり、この場合は辛う
じて最大許容真空漏れ率Rm以下となる。逆に、P1=
800PaとすればR=4.6×10-4(Pa・cc/
sec)となり、最大許容真空漏れ率Rmの約50倍の
速さで真空漏れが生じていることになる。
【0016】一方、上述のように20Pa以下の圧力及
び800Pa以上の圧力範囲では放電が生じないので、
圧力センサー1内の真空度が推定できない。そこで、図
2のシステムにおいて電源11により直流バイアス電圧
Vcc=6Vを印加してピラニー真空計9の測定端子圧
Pxを徐々に増加させながら電圧計12により出力電圧
Voを測定した。図4にその測定結果を示す。同図には
良品の圧力センサーにおいて測定端子圧力Pxを変化さ
せたときの電気出力を示す。
【0017】不良品の圧力センサーの出力は、圧力Px
の変化にかかわらず直流バイアス電圧に近い一定値とな
っているのに対し、良品の圧力センサー出力は、大気圧
近く(4×104 Pa)まではバイアス電圧の1〜2割
程度の小さい値ながら、圧力増加とともに僅かに増加
し、大気圧に近付くと急激に直流バイアス電圧値まで増
加している。この圧力増加は圧力センサーの内部圧P1
が高真空となっているので、実際には圧力差(Px−P
1)の増加である。外部からの圧力導入パイプ3に加え
る圧力Pxを一定にしておけば、この僅かな電圧変化は
センサー内部の圧力変化P1によって生じるので、上述
の数式1から真空漏れ率が推定できる。前述のように、
真空漏れが大きくて放電が生じないとすれば、それは少
なくても最大許容真空漏れ率の50倍程度以上で、10
日間も放置すれば1000Pa以上の圧力増加があり
(たとえば50倍の速さで漏れているとすると、10日
後の圧力は1600Pa(=12Torr)とな
る。)、この圧力増加に対する電圧変化は数mVとなっ
て十分に読み取れ、この電圧増加を測定することによっ
てその間での圧力変化、即ち真空漏れ率を数式1で概算
することができる。
【0018】以上の結果から圧力センサーの実用的な真
空漏れ検査システムを考えれば、先ずセンサー製造日か
ら10日程度後に、外壁となる金属ケース6とすべての
電極2を短絡した端子間に600Vの直流電圧を印加
し、放電電流が流れれば、少なくとも0.77×10-5
Pa・cc/sec以上の速さで真空漏れが生じている
から不良品として取り除き、つぎに、たとえ放電が生じ
なくても4.6×10-4Pa・cc/sec以上の速さ
で真空漏れが生じている可能性があるので、圧力センサ
ー1の電極2に6Vの直流電圧を印加してその出力電圧
を記録しておき、さらに10日間程度放置後に出力電圧
を測定し、その電圧差が数mV以上であれば、これは最
大許容真空漏れ率の50倍以上の速さで漏れており不良
品ということになる。この場合、出力電圧は圧力センサ
ー1の内部と外部の圧力差(Px−P1)に比例するの
で、圧力導入パイプ3にはこの差(Px−P1)が常に
正となるように、即ちPxとしてその最大値4×104
Paを設定すれば良い。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る圧力センサーの良否判定方
法は以上説明してきたようなものなので、従来の放射能
利用による方法に代わって、真空漏れ及び電気回路的な
欠陥について放電と電気出力特性の両者から広範囲にわ
たって実用的に推定でき、しかも簡易かつ安全で、かつ
正確、無公害、経済的なものとなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】測定対象となる圧力センサーの構造を示す平面
断面図(A)及び側面部分断面図(B)である。
【図2】図1の圧力センサーの測定系を示す概念図であ
る。
【図3】図2の装置での放電電圧印加による放電結果を
示す図である。
【図4】図2の装置での直流バイアス電圧印加による測
定結果を示す図である。
【符号の説明】
1 圧力センサー 1a ベース 2 電極 3 圧力導入管 4 金属ダイアフラム 5 圧電素子 6 金属ケース 7 ロータリーポンプ 8 配管 9 ピラニー真空計 10 圧力調整弁 11 電源 12 電圧計

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内の真空度と圧力導入部に印加さ
    れる圧力との差から生じる歪電圧によって圧力を測定す
    る歪みゲージ式の圧力センサーについて真空漏れの良否
    を判定する方法であって、センサー製造日から所定時間
    経過後に、すべての電極を短絡した端子と上記ケースと
    の間に所定値の直流高電圧を印加し、放電電流が流れれ
    ば真空漏れが生じているものとして不良品と判断し、放
    電が生じない場合には、上記電極に所定値の直流バイア
    ス電圧を印加してその出力電圧を記録しておき、さらに
    所定時間経過後に再び同じ値の直流バイアス電圧を印加
    して出力電圧を測定し、測定した電圧差が所定値以上で
    あれば真空漏れが生じているものとして不良品と判断す
    ることを特徴とする圧力センサーの良否判定方法。
JP35094895A 1995-12-25 1995-12-25 圧力センサーの良否判定方法 Pending JPH09178590A (ja)

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