JPH09179637A - 位相制御回路 - Google Patents

位相制御回路

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JPH09179637A
JPH09179637A JP35004395A JP35004395A JPH09179637A JP H09179637 A JPH09179637 A JP H09179637A JP 35004395 A JP35004395 A JP 35004395A JP 35004395 A JP35004395 A JP 35004395A JP H09179637 A JPH09179637 A JP H09179637A
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JP
Japan
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voltage
phase angle
ratio
maximum
variable
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Application number
JP35004395A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Tatsuta
哲男 多津田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチング素子の導通角の絶対精度を向上
させ、温度による変動を抑えた位相制御回路を提供す
る。 【解決手段】 交流電源1から得られたゼロクロス波形
のエッジ検出により交流の半周期毎に積分する鋸歯状波
を発生し、そのピーク値を検出するピーク電圧値検出回
路6と、交流の半周期の位相角に対する負荷導通位相角
範囲の最大位相角の比率とピーク電圧値に対する比率が
等しくなる直流電圧と、交流の半周期の位相角に対する
負荷導通位相角範囲の最小位相角の比率とピーク電圧値
に対する比率が等しくなる直流電圧とを出力する最大最
小位相角設定用直流電圧発生部7と、最大及び最小位相
角設定用直流電圧範囲の可変電圧と積分波形の電圧レベ
ルを比較してスイッチング素子用のトリガパルスを発生
するトリガパルス発生部8とで位相制御回路を構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ランプ、ヒータ
などの負荷への通電を制御する位相制御回路に関し、特
に負荷への通電率を制御すると共に通電のオン、オフ動
作を行い得るようにした位相制御回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、スイッチング素子によって位相が
制御された交流電源を用いて負荷を駆動する位相制御回
路としては、種々の構成のものが知られているが、その
一例として図7の(A),(B)に示すような構成のも
のがある(NECデータブック,「小中電力半導体」,
第440 〜第443 頁参照)。図7の(A)は、従来の位相
制御回路を示す回路構成図であり、図7の(B)は、そ
の動作時の電圧と位相の関係を示す図である。図7の
(A)において、101 は交流電源で、負荷102 とコンデ
ンサ103 ,104 及びトライアック105 の第1電極に接続
されている。トライアック105 の第2電極は、負荷102
と抵抗素子106 ,107 に、またトライアック105 のゲー
ト端子はダイアック108 の第1電極に接続されている。
ダイアック108 の第2電極は、コンデンサ103 と可変抵
抗109 ,110 の一端に、また可変抵抗109 の他端は抵抗
素子106 に、可変抵抗110 の他端は抵抗素子107 とコン
デンサ104 に接続されている。また図7の(B)におい
て、波形aは交流電源101 の電圧と位相の波形を示し、
波形bはコンデンサ103 の端子間電圧と位相を示してい
る。またVBOはダイアック108 のブレークオーバ電圧、
C はコンデンサ103 の端子間の振幅電圧、φT はトラ
イアック105 の導通角を示している。
【0003】次に、このような構成の位相制御回路の動
作について説明する。まず基本的な動作を説明するため
に、抵抗素子107 ,コンデンサ104 及び可変抵抗110 を
省いた構成での回路動作について説明する。この場合、
抵抗素子106 と可変抵抗109とコンデンサ103 で移相回
路が構成され、コンデンサ103 の両端電圧がダイアック
108 のブレークオーバ電圧VBOに達すると、コンデンサ
103 に蓄えられた電荷はダイアック108 を通じて放電さ
れる。ここで得られたパルス電流はトライアック105 を
トリガし、その半サイクルの残りの部分φT の期間トラ
イアック105 を導通させ、位相制御を行うことができ
る。
【0004】φT の期間は、抵抗素子106 と可変抵抗10
9 とコンデンサ103 の時定数で決定されるコンデンサ10
3 の端子間電圧と、ダイアック108 のブレークオーバ電
圧VBOによって設定することができる。この時、可変抵
抗109 を最小値にした場合に、φT は最大値φTmaxとな
り、可変抵抗109 を最大値にした場合に、φT の最小値
φTminとなるように、抵抗素子106 の抵抗値R1 ,可変
抵抗109 の最大値RV1,コンデンサ103 の容量値C1
びダイアック108 のブレークオーバ電圧VBOを選択す
る。
【0005】以上述べた抵抗素子107 ,コンデンサ104
及び可変抵抗110 を省いた回路での動作では、トライア
ック導通開始点付近の低出力部に大きなヒステリシスを
有するため、実際には抵抗素子107 ,コンデンサ104 及
び可変抵抗110 を付加している。トライアック導通開始
点付近の低出力部に大きなヒステリシスを有する理由
は、可変抵抗109 が最大値から次第に減じられると、コ
ンデンサ103 の端子間の振幅電圧VC はダイアック108
のブレークオーバ電圧VBOに達するまで増大する。ブレ
ークオーバ電圧VBOに達すると、同時にダイアック108
が導通してトライアック105 を導通させるためのトリガ
パルスを発生し、コンデンサ103 の電荷の一部を放出す
る。これにより、コンデンサ103 の端子間の振幅電圧V
C が低下するため、次の半サイクルの導通位相に位相差
が生じてしまう。したがって、一度トリガしたあとは、
最初に導通したときより可変抵抗109 が大きくなっても
トリガは引き続き行われ、より低い出力電圧に達するま
で位相の制御が可能となる。
【0006】そこで、抵抗素子107 ,コンデンサ104 及
び可変抵抗110 を付加することによって、ダイアック10
8 が導通することにより生じたコンデンサ103 の端子間
の振幅電圧VC の低下が、次の半サイクルの間にコンデ
ンサ104 の両端により、可変抵抗110 を通じて充電され
るため、前記ヒステリシスを軽減することができる。な
お、付加する可変抵抗110 は、可変抵抗109 が最大値の
とき、φT が最小値φTminとなるように抵抗値が調整さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
位相制御回路においては、次のような問題点がある。す
なわち、従来の位相制御回路においては、トライアック
105 の導通角φT は、抵抗素子106 と可変抵抗109 とコ
ンデンサ103 の時定数で決定されるコンデンサ103 の端
子間電圧と、ダイアック108 のブレークオーバ電圧VBO
によって得ている。このとき、可変抵抗109 を最小値に
した場合にφT は最大値φTmaxとなるように、抵抗素子
106 の抵抗値、可変抵抗108 の最大値、コンデンサ103
の容量値及びダイアック108 のブレークオーバ電圧VBO
を選択しなければならない。
【0008】つまり、φT の最大値φTmaxの絶対精度
は、抵抗素子106 の抵抗値、コンデンサ103 の容量値及
びダイアック108 のブレークオーバ電圧VBOの絶対精度
が必要であり、同様に、φT の最小値φTminの絶対精度
は、可変抵抗109 の最大値、抵抗素子106 の抵抗値、コ
ンデンサ103 の容量値及びダイアック108 のブレークオ
ーバ電圧VBOの絶対精度が必要となる。また、温度によ
るφTmax,φTminの変動にも、抵抗素子106 の抵抗値、
コンデンサ103 の容量値、可変抵抗109 の最大値及びダ
イアック108 のブレークオーバ電圧VBOの温度変動が、
そのまま関係してくる。このため、容易に高精度の位相
制御範囲を設定することは不可能である。
【0009】更に、交流電源の周波数に依存する問題点
を図8の(A),(B)を用いて説明する。図8の
(A)において、波形cは周波数50Hz の交流電源の電
圧と位相の波形を示し、波形dはコンデンサ103 の端子
間電圧と位相の関係を示す。同様に図8の(B)におい
て、波形eは周波数60Hz の交流電源の電圧と位相の波
形を示し、波形f はコンデンサ103 の端子間電圧と位相
の関係を示している。
【0010】トライアック105 がターンオフしている時
間TφTCは、抵抗素子106 と可変抵抗109 とコンデンサ
103 の時定数で決定されるコンデンサ103 の端子間電圧
と、ダイアック108 のブレークオーバ電圧VBOによって
得られるため、交流電源の周波数50Hz ,60Hz に関係
なく同一時間となる。したがって、可変抵抗109 の抵抗
値が固定されているとき、交流電源の周波数が50Hz の
場合の導通角φT1は、10ms−TφTCとなり、交流電源の
周波数が60Hz の場合の導通角φT2は8.3 ms−TφTC
なる。つまり、交流電源の周波数が異なると、可変抵抗
109 の抵抗値が同一でも、負荷に印加される実効値電圧
は異なる。
【0011】そのため、交流電源の周波数が変動するた
びに、可変抵抗110 を交流電源の周波数に応じてマニュ
アルで調整すること、あるいは複雑な調整回路が必要で
ある。また、可変抵抗109 の抵抗値が最小値の場合は最
大位相角の絶対値がφTmaxとなり、可変抵抗109 の抵抗
値が最大値の場合は最小位相角の絶対値がφTminとなる
最大最小位相角の絶対値を、可変抵抗110 を調整するだ
けで、交流電源の周波数の変動に依存せず実現させるこ
とは大変難しい。
【0012】加えて、抵抗素子107 ,コンデンサ104 ,
可変抵抗110 を付加することで、トライアック導通開始
点付近の低出力部に存在する大きなヒステリシスを軽減
することはできるが、このヒステリシスを皆無にするこ
とはできない。このため、最小位相角の絶対値φTmin
精度は低下してしまう。また、交流電源の最大値を変え
る場合、抵抗素子106 と可変抵抗109 とコンデンサ103
の時定数で決定される位相角が最大位相角φTmaxのとき
に負荷にかかる実効値が異なり、負荷を破壊する可能性
がある。
【0013】本発明は、従来の位相制御回路における上
記問題点を解消するためになされたもので、請求項1及
び2記載の発明は、任意に設定したスイッチング素子の
導通角の最大値φTmax,最小値φTminの高い絶対精度
と、温度による前記最大値φTmax,最小値φTminの変動
を抑えることのできる位相制御回路を実現すること、任
意に設定したスイッチング素子の導通角の最大値
φTmax,最小値φTminが交流電源の周波数の変動に依存
しない位相制御回路を実現すること、並びにスイッチン
グ素子導通開始点付近の低出力部に存在するヒステリシ
スを皆無にする位相制御回路を実現することを目的と
し、更に請求項2記載の発明は、交流電源のレベルによ
って、導通角の最大値φTmax,最小値φTminを切り換え
ることによって、負荷を駆動する実効値が交流電源のレ
ベルに依存しない位相制御回路を実現することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の構成を、図1に示す概念図に基づいて説明
する。請求項1記載の発明は、交流電源1からエッジ検
出部2を備えたゼロクロス検出部3によって得られたゼ
ロクロス波形のエッジ検出により、鋸歯状波発生部5に
おいて交流電源1の半周期の期間毎積分する鋸歯状波を
発生し、鋸歯状波のピーク電圧をピーク電圧値検出回路
6によって検出する。そして、交流電源1の半周期の位
相角1πrad に対する負荷10を駆動する位相角範囲の最
大位相角の比率をρとして、同様に、最小位相角の比率
をνとしたとき、ピーク電圧値検出回路6によって検出
された直流電圧に対する比率がρと等しくなるようにこ
の直流電圧を抵抗素子によって分圧した最大位相角設定
用の直流電圧と、ピーク電圧値検出回路6によって検出
された直流電圧に対する比率がνと等しくなるようにこ
の直流電圧を抵抗素子によって分圧した最小位相角設定
用の直流電圧を出力する最大最小位相角設定用直流電圧
発生部7と、最大と最小の位相角設定用直流電圧範囲で
任意に可変電圧を出力できる可変電圧出力手段とこの手
段で得られる可変電圧と積分波形の電圧レベルとを比較
する比較手段とを備え、この比較手段の出力からスイッ
チング素子9をターンオンさせるためのトリガパルスを
発生するトリガパルス発生部8とを設けて、位相制御回
路を構成するものである。
【0015】このように構成した請求項1記載の発明で
は、交流電源1の半周期の位相角に対する、負荷を駆動
する位相角範囲の最大位相角の比率及び最小位相角の比
率と、ピーク電圧値検出回路6によって検出された直流
電圧に対する各分圧直流電圧の比率がそれぞれ等しくな
るように、ピーク電圧値検出回路6によって検出された
直流電圧を抵抗素子によって分圧して、最大位相角設定
用の直流電圧と最小位相角設定用の直流電圧を出力す
る。そして最大と最小の位相角設定用直流電圧の範囲で
任意に可変電圧を選択して、この可変電圧と積分波形の
電圧レベルとを比較することによってトリガパルスを発
生し、スイッチング素子をターンオンさせる期間を決定
しているため、任意に設定したスイッチング素子の導通
角の最大値φTmax,最小値φTminの変動を抑えることが
できる。また任意に設定したスイッチング素子の導通角
の最大値φTmax,最小値φTminが交流電源の周波数の変
動に依存せず、更に、スイッチング素子導通開始点付近
の低出力部に存在するヒステリシスを皆無にする位相制
御回路を実現することができる。
【0016】請求項2記載の発明は、交流電源1からエ
ッジ検出部2を備えたゼロクロス検出部3によって得ら
れたゼロクロス波形のエッジ検出により、鋸歯状波発生
部5において交流電源1の半周期の期間毎積分する鋸歯
状波を発生し、鋸歯状波のピーク電圧をピーク電圧値検
出回路6によって検出する。そして、交流電源1の半周
期の位相角1πrad に対する負荷10を駆動する複数の位
相角範囲の最大位相角の比率をρ1 ,ρ2 ・・・ρn
し、同様に最小位相角の比率をν1 ,ν2 ・・・νn
したとき、ピーク電圧値検出回路6によって検出された
直流電圧に対する比率がρ1 ,ρ2 ・・・ρn と等しく
なるようにこの直流電圧を複数の抵抗素子の組み合わせ
によって分圧した直流電圧Vρ1 ,Vρ2 ・・・Vρn
と、ピーク電圧値検出回路6によって検出された直流電
圧に対する比率がν1 ,ν2 ・・・νn と等しくなるよ
うにこの直流電圧を複数の抵抗素子の組み合わせによっ
て分圧した直流電圧Vν1 ,Vν2 ・・・Vνn の中か
ら、交流電源最大値識別部4によって検出された交流電
源1の最大値に対応した、最大位相角設定用直流電圧と
最小位相角設定用直流電圧を選択出力する最大最小位相
角設定用直流電圧発生部7と、この最大と最小の位相角
設定用直流電圧の範囲で任意に可変電圧を選択してこの
可変電圧と積分波形の電圧レベルとを比較する手段とを
備え、この比較手段の出力からスイッチング素子9をタ
ーンオンさせるためのトリガパルスを発生するトリガパ
ルス発生部8とを設けて、位相制御回路を構成するもの
である。
【0017】このように構成した請求項2記載の発明で
は、請求項1と同様の作用が得られると共に、交流電源
の最大値に対応した最大位相角設定用直流電圧と最小位
相角設定用直流電圧を選択し、この最大と最小の位相角
設定用直流電圧の範囲で任意に可変電圧を選択して、こ
の可変電圧と積分波形の電圧レベルとを比較することで
トリガパルスを発生し、スイッチング素子をターンオン
させる期間を決定しているため、交流電源のレベルによ
って、導通角の最大値φTmax,最小値φTminを切り換
え、負荷を駆動する実効値が交流電源のレベルに依存し
ない位相制御回路を実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態について説明す
る。図2は、本発明に係る位相制御回路の第1の実施の
形態を示す回路構成図である。図2において、11は正電
源VDDに接続された積分用定電流源、12は積分用のコ
ンデンサ、13は積分波形φf を発生するためのスイッチ
で、該スイッチ13の制御端子にゼロクロスパルスφdis
=“H”が入力されてターンオンしたとき、積分用コン
デンサ12の電荷をスイッチ13を経由して放電するように
なっている。スイッチ13は、φdis が“L”でターンオ
フし、その瞬間、積分用定電流源11と積分用コンデンサ
12によって積分が開始される。14はピークホールド回路
(又はサンプルホールド回路)で、前記積分波形φf
ピーク値を検出してホールドし、交流電源の周波数が50
Hz のときは直流電圧Vf50 として、交流電源の周波数
が60Hz のときは直流電圧Vf60 として出力する。直流
電圧Vf50 とVf60 は、抵抗素子R1,R2,R3から
なる分圧器15で分圧され、Vφmin50 とVφmax50 ,又
はVφmin60 とVφmax60 を得るようになっている。
【0019】そして、Vφmin50 とVφmax50 ,又はV
φmin60 とVφmax60 は、それぞれバッファ回路16,17
を介して、可変抵抗器18の固定抵抗端子VOL1とVO
L2に入力される。可変抵抗器18の可変抵抗端子VOL
3には、Vφmin50 からVφmax50 ,又はVφmin60
らVφmax60 の直流電圧の範囲でスイープする直流電圧
VOL3が出力され、コンパレータ19の反転入力端子に入
力されるようになっている。コンパレータ19の非反転入
力端子には積分波形φf が入力され、直流電圧VVOL3
積分波形φf の比較結果が、コンパレータ19より出力さ
れる。コンパレータ19から出力される比較結果は、図示
しないトリガパルス発生部に入力されて、比較結果に応
じた位相期間にスイッチング素子をターンオンさせるた
めのトリガパルスを発生するようになっている。
【0020】次に、このように構成された位相制御回路
の動作について説明する。まず、交流電源周波数が50H
z の場合について説明する。図3に交流電源周波数が50
Hz時の回路動作の出力波形を示す。交流電源電圧VIN
の半周期は10msで、1πradである。この電源電圧VIN
に同期して、ゼロクロスを検出して、ゼロクロスパルス
φz を得ることができる。そしてゼロクロスパルスφz
のエッジを検出して、スイッチ13の制御パルスφdis
発生させる。但し、この制御パルスφdis のパルス幅t
φdis は、tφdis ≪10msとする。
【0021】積分波形φf は、制御パルスφdis
“L”のとき、スイッチ13がターンオフし、定電流源11
からの電流iが積分用コンデンサ12により積分されて形
成され、次式(1)で表される直流電圧Vf50 が発生す
る。 Vf50 =10ms×i/c ・・・・・・・(1) ここで、iは定電流源11の電流、cは積分用コンデンサ
12の容量値である。次いで、制御パルスφdis =“H”
のときには、スイッチ13がターンオンして、積分用コン
デンサ12の電荷をスイッチ13を経由して放電するため、
直流電圧はVf50の電位から0Vとなる。
【0022】ピークホールド回路(又はサンプルホール
ド回路)14は、積分波形φf のピーク値を検出しホール
ドした直流電圧Vf50 を出力し、この直流電圧Vf50
抵抗素子R1,R2,R3からなる分圧器15によって分
圧することにより、Vφmin50 とVφmax50 を得ること
ができる。Vφmin50 とVφmax50 は、それぞれ次式
(2),(3)で表される。 Vφmin50 =(R2 +R3 )×Vf50 /(R1 +R2 +R3 ) =(R2 +R3 )×10ms×i/{c×(R1 +R2 +R3 )} ・・・・・・・(2) Vφmax50 =R3 ×Vf50 /(R1 +R2 +R3 ) =R3 ×10ms×i/{c×(R1 +R2 +R3 )}・・(3) ここで、R1 ,R2 ,R3 は抵抗素子R1,R2,R3
の抵抗値を示している。
【0023】交流電源電圧VINの周波数が50Hz 時の半
周期は、10ms=1πrad なので、上記(2),(3)式
は次式(4),(5)のように表される。 Vφmin50 =(R2 +R3 )/(R1 +R2 +R3 )πrad ×i/c ・・・・・・・(4) Vφmax50 =R3 /(R1 +R2 +R3 )πrad ×i/c ・・・(5) また、図3における積分波形φf 中のα1,β1,γ
1,δ1は、次式(6),(7)で示される関係にあ
る。 α1:β1=(R1 +R2 ):R3 ・・・・・・・・・・・・・(6) γ1:δ1=R1 :(R2 +R3 ) ・・・・・・・・・・・・・(7)
【0024】次に、Vφmin50 とVφmax50 は、それぞ
れバッファ回路16,17を介して、可変抵抗器18の固定抵
抗端子VOL1とVOL2に入力される。可変抵抗器18
の可変抵抗端子VOL3には、Vφmin50 からVφ
max50 の範囲でスイープする直流電圧VVOL3が出力さ
れ、コンパレータ19の反転入力端子に入力される。この
コンパレータ19の非反転入力端子には積分波形φf が入
力され、直流電圧VVOL3と積分波形φf の比較結果がコ
ンパレータ19より出力される。コンパレータ19から出力
される比較結果は、トリガパルス発生部に入力されて、
パルスφG1(VOL3−VOL1)のφmin50 からパル
スφG2(VOL3−VOL2)のφmax50 の位相角範囲
で、スイッチング素子をターンオンさせるためのトリガ
パルスTTRG を発生する。
【0025】スイッチング素子をターンオンさせる最小
位相角φmin50 は、上記(1),(4),(5)式よ
り、次式(8)が得られ、(9)式で求められる。 (1πrad −φmin50 )×i/c =(R2 +R3 )/(R1 +R2 +R3 )πrad ×i/c・・(8) φmin50 =R1 /(R1 +R2 +R3 )πrad ・・・・・・・・(9) 同様にターンオンさせる最大位相角φmax50 は、上記
(1),(4),(5)式より、次式(10)が得られ、
(11)式で求められる。 (1πrad −φmax50 )×i/c =R3 /(R1 +R2 +R3 )πrad ×i/c ・・・・・・(10) φmax50 =R2 +R3 /(R1 +R2 +R3 )πrad ・・・・・(11) すなわち、スイッチング素子をターンオンさせる最小位
相角φmin50 と最大位相角φmax50 は、ユーザの希望す
るスイッチング素子の導通角に合わせて、分圧器15の抵
抗素子R1,R2,R3の抵抗値R1 ,R2 ,R3 を選
択すれば得られる。
【0026】次に、交流電源の周波数が60Hz の場合に
ついて説明する。図4に交流電源周波数が60Hz 時の回
路動作の出力波形を示す。交流電源電圧VINの半周期は
8.3msで1πrad である。この電源電圧VINに同期し
て、ゼロクロスを検出して、ゼロクロスパルスφz を得
ることができる。そしてゼロクロスパルスφz のエッジ
を検出して、スイッチ13の制御パルスφdis を発生させ
る。但し、この制御パルスφdis のパルス幅tφ
dis は、tφdis ≪8.3 msとする。
【0027】積分波形φf は、制御パルスφdis
“L”のとき、スイッチ13がターンオフし、定電流源11
からの電流iが積分用コンデンサ12により積分されて形
成され、次式(12)で表される直流電圧Vf60 が発生す
る。 Vf60 =8.3 ms×i/c ・・・・・・・(12) 次いで、制御パルスφdis =“H”のときには、スイッ
チ13がターンオンして、積分用コンデンサ12の電荷をス
イッチ13を経由して放電するため、直流電圧はVf60
電位から0Vとなる。
【0028】ピークホールド回路(又はサンプルホール
ド回路)14は、積分波形φf のピーク値を検出しホール
ドした直流電圧Vf60 を出力し、この直流電圧Vf60
抵抗素子R1,R2,R3からなる分圧器15によって分
圧することにより、Vφmin60 とVφmax60 を得ること
ができる。Vφmin60 とVφmax60 は、それぞれ次式
(13),(14)で表される。 Vφmin60 =(R2 +R3 )×Vf60 /(R1 +R2 +R3 ) =(R2 +R3 )×8.3 ms×i/{c×(R1 +R2 +R3 )} ・・・・・・・(13) Vφmax60 =R3 ×Vf60 /(R1 +R2 +R3 ) =R3 ×8.3 ms×i/{c×(R1 +R2 +R3 )} ・・・・・・・(14)
【0029】交流電源電圧VINの周波数が60Hz 時の半
周期は、8.3 ms=1πrad なので、上記(13),(14)
式は次式(15),(16)のように表される。 Vφmin60 =(R2 +R3 )/(R1 +R2 +R3 )πrad ×i/c ・・・・・・・(15) Vφmax60 =R3 /(R1 +R2 +R3 )πrad ×i/c ・・・(16) また、図4における積分波形φf 中のα2,β2,γ
2,δ2は、次式(17),(18)で示される関係にあ
る。 α2:β2=(R1 +R2 ):R3 =α1:β1 ・・・・・・・(17) γ2:δ2=R1 :(R2 +R3 )=γ1:δ1 ・・・・・・・(18)
【0030】次に、Vφmin60 とVφmax60 は、それぞ
れバッファ回路16,17を介して、可変抵抗器18の固定抵
抗端子VOL1とVOL2に入力される。可変抵抗器18
の可変抵抗端子VOL3には、Vφmin60 からVφ
max60 の範囲でスイープする直流電圧VVOL3が出力さ
れ、コンパレータ19の反転入力端子に入力される。この
コンパレータ19の非反転入力端子には積分波形φf が入
力され、直流電圧VVOL3と積分波形φf の比較結果がコ
ンパレータ19より出力される。コンパレータ19から出力
される比較結果は、トリガパルス発生部に入力されて、
パルスφG1(VOL3−VOL1)のφmin60 からパル
スφG2(VOL3−VOL2)のφmax60 の位相角範囲
で、スイッチング素子をターンオンさせるためのトリガ
パルスTTRG を発生する。
【0031】スイッチング素子をターンオンさせる最小
位相角φmin60 は、上記(12),(15),(16)式よ
り、次式(19)が得られ、(20)式で求められる。 (1πrad −φmin60 )×i/c =(R2 +R3 )/(R1 +R2 +R3 )πrad ×i/c・・(19) φmin60 =R1 /(R1 +R2 +R3 )πrad ・・・・・・・・(20) 同様にターンオンさせる最大位相角φmax60 は、上記
(12),(15),(16)式より、次式(21)が得られ、
(22)式で求められる。 (1πrad −φmax60 )×i/c =R3 /(R1 +R2 +R3 )πrad ×i/c ・・・・・・(21) φmax60 =R2 +R3 /(R1 +R2 +R3 )πrad ・・・・・(22) すなわち、スイッチング素子をターンオンさせる最小位
相角φmin60 と最大位相角φmax60 は、ユーザの希望す
るスイッチング素子の導通角に合わせて、分圧器15の抵
抗素子R1,R2,R3の抵抗値R1 ,R2 ,R3 を選
択すれば得られる。
【0032】したがって、上記(9),(11),(2
0),(22)式より、ユーザは交流電源の周波数が50Hz
の場合と60Hz の場合に関係なく、スイッチング素子
をターンオンさせる最小位相角φmin50 と最大位相角φ
max50 又は最小位相角φmin60 と最大位相角φ
max60 を、φmin50 =φmin60 ,φmax50 =φmax60
なるように、同一の最小位相角及び最大位相角を設定す
ることができる。
【0033】また、上記(9),(11),(20),(2
2)式より、スイッチング素子をターンオンさせる最小
位相角及び最大位相角は、分圧器15を構成する抵抗素子
R1,R2,R3を同一種類で高い比精度の素子とする
ことによって、スイッチング素子をターンオンさせる最
小位相角及び最大位相角の高い絶対精度をもち、温度に
よる最小位相角及び最大位相角の変動を抑えることがで
きる位相制御回路を実現することができる。
【0034】更に、スイッチング素子をターンオン、オ
フさせても、位相制御に関わる制御系の全ての電位に何
の影響も与えない。したがって、スイッチング素子導通
開始点付近の低出力部におけるヒステリシスが皆無の位
相制御回路を実現できる。
【0035】次に、第2の実施の形態について説明す
る。図5は第2の実施の形態を示す回路構成図であり、
図2に示した第1の実施の形態と同一又は対応する部材
には、同一符号を付して示している。図5において、11
は正電源VDDに接続された積分用定電流源、12は積分
用のコンデンサ、13は積分波形φf を発生するためのス
イッチで、該スイッチ13の制御端子にゼロクロスパルス
φdis =“H”が入力されてターンオンしたとき、積分
用コンデンサ12の電荷をスイッチ13を経由して放電する
ようになっている。スイッチ13は、φdis が“L”でタ
ーンオフし、その瞬間、積分用定電流源11と積分用コン
デンサ12によって積分が開始される。14はピークホール
ド回路(又はサンプルホールド回路)で、前記積分波形
φf のピーク値を検出してホールドし、交流電源の周波
数が50Hz のときは直流電圧Vf50として、交流電源の
周波数が60Hz のときは直流電圧Vf60 として出力す
る。
【0036】また交流電源VINはピークホールド回路
21に入力され、例えば、100 Vの交流電源のときはV
100 ,150 Vの交流電源のときはV150 ,200 Vの交流
電源のときはV200 をピーク電圧値として出力し、コン
パーレータ22と23の非反転入力端子にそれぞれ入力され
る。コンパーレータ22の反転入力端子には直流電圧V1
が接続され、V1にはV100 <V1 <V150 となる直流
電圧が設定され、またコンパーレータ回路23の反転入力
端子には直流電圧V2が接続され、V2にはV150 <V
2 <V200 となる直流電圧が設定されている。コンパー
レータ22と23の出力φC1及びφC2は、デコーダ回路24に
入力され、3ビットのデータφS1,φS2,φS3を出力す
るようになっている。
【0037】一方、前記ピークホールド回路14からの直
流電圧Vf50 又はVf60 は、スイッチS1a,S1bを
介して接続された抵抗素子R1,R2,R3、スイッチ
S2aを介して抵抗素子R1に並列に接続された抵抗素
子R4、スイッチS2bを介して抵抗素子R3に並列に
接続された抵抗素子R5、スイッチS3aを介して抵抗
素子R1,R3に並列に接続された抵抗素子R6、及び
スイッチS3bを介して接続された抵抗素子R3,R5
に並列に接続された抵抗素子R7からなる分圧器25に印
加されるようになっている。
【0038】そして、前記デコーダ回路24の出力結果に
よって、スイッチS1a,S1b、又はスイッチS2
a,S2b、又はスイッチS3a,S3bをターンオン
させる。スイッチS1aとS1bがターンオンされる
と、Vφmin50 とVmax50 は直流電圧Vf50 を、Vφ
min60 とVφmax60 は直流電圧Vf60 を、それぞれ抵抗
素子R1,R2,R3によって分圧することで得られ
る。同様に、スイッチS2a,S2bがターンオンされ
ると、Vφmin50 とVmax50 は直流電圧Vf50 を、Vφ
min60 とVφmax60 は直流電圧Vf60 を、それぞれ抵抗
素子R4,R2,R5によって分圧することで得られ、
スイッチS3a,S3bがターンオンされると、Vφ
min50 とVmax50 は直流電圧Vf50 を、Vφmin60 とV
φmax60 は直流電圧Vf60 をそれぞれ抵抗素子R6,R
2,R7によって分圧することで得られるようになって
いる。
【0039】このようにして、選択的に得られたVφ
min50 とVmax50 ,又はVφmin60 とVφmax60 は、そ
れぞれバッファ回路16,17を介して可変抵抗器18の固定
抵抗端子VOL1とVOL2に入力される。可変抵抗器
18の可変抵抗端子VOL3には、Vφmin50 からVφ
max50 ,又はVφmin60 からVφmax60 の直流電圧の範
囲でスイープする直流電圧VVOL3が出力され、コンパレ
ータ19の反転入力端子に入力されるようになっている。
コンパレータ19の非反転入力端子には積分波形φfが入
力され、直流電圧VVOL3と積分波形φf の比較結果が、
コンパレータ19より出力される。コンパレータ19から出
力される比較結果は、図示しないトリガパルス発生部に
入力されて、比較結果に応じた位相期間にスイッチング
素子をターンオンさせるためのトリガパルスを発生する
ようになっている。
【0040】次に、このように構成された第2の実施の
形態の動作を、交流電源周波数が50Hz の場合について
説明する。図6に交流電源周波数が50Hz 時の回路動作
の出力波形を示す。交流電源電圧VINはピークホールド
回路21に入力され、例えば、100 Vの交流電源のときは
100 ,150 Vの交流電源のときはV150 ,200 Vの交
流電源のときはV200 をピーク電圧値として出力し、コ
ンパーレータ22と及び23の非反転入力端子にそれぞれ入
力される。コンパーレータ22の反転入力端子には直流電
圧V1が接続され、V1にはV100 <V1 <V150 とな
る直流電圧を設定し、コンパーレータ回路23の反転入力
端子には直流電圧V2が接続され、V2にはV150 <V
2 <V200 となる直流電圧を設定する。
【0041】このとき、V100 がコンパーレータ22及び
23の非反転入力端子に入力されると、コンパーレータ22
及び23の出力φC1及びφC2は、ともに“L”になる。こ
のコンパーレータ22,23の出力φC1,φC2はデコーダ回
路24に入力され、3ビットのデータφS1=“H”,φS2
=“L”,φS3=“L”を出力する。このデコーダ回路
24の出力結果によって、スイッチS1aとS1bがター
ンオンし、スイッチS2aとS2b及びS3aとS3b
はターンオフにする。スイッチS1aとS1bがターン
オンされると、Vφmin50 とVφmax50 は直流電圧V
f50 を抵抗素子R1,R2,R3によって分圧すること
によって得ることができる。
【0042】同様に、V150 のとき、コンパーレータ出
力φC1及びφC2はそれぞれ“H”及び“L”になり、φ
S1=“L”,φS2=“H”,φS3=“L”が出力され、
この結果によってスイッチS2aとS2bがターンオン
し、スイッチS1aとS1b及びS3aとS3bはター
ンオフにする。スイッチS2aとS2bがターンオンさ
れると、Vφmin50 とVφmax50 は直流電圧Vf50 を抵
抗素子R4,R2,R5によって分圧することにより得
ることができる。同様に、V200 のとき、φC1及びφC2
は共に“H”になり、φS1=“L”,φS2=“L”,φ
S3=“H”が出力され、この結果によってスイッチS3
aとS3bがターンオンし、スイッチS1aとS1b及
びS2aとS2bはターンオフにする。スイッチS3a
とS3bがターンオンされると、Vφmin50 とVφ
max50 は直流電圧Vf50 を抵抗素子R6,R2,R7に
よって分圧することにより得ることができる。
【0043】このようにして選択的に得られたVφ
min50 とVφmax50 は、200 Vの交流電源の時、それぞ
れVφmin50aとVφmax50aとして、バッファ回路16,17
を介して、可変抵抗器18の固定抵抗端子VOL1とVO
L2に入力される。可変抵抗器18の可変抵抗端子VOL
3には、Vφmin50aからVφmax50aの直流電圧の範囲で
スイープする直流電圧VVOL3a が出力され、コンパレー
タ19の反転入力端子に入力される。このコンパレータ19
の非反転入力端子には積分波形φf が入力され、直流電
圧VVOL3a と積分波形φf の比較結果がコンパレータ19
より出力され、この比較結果はトリガ発生部に入力され
て、比較結果に応じたφG1a からφG2a の位相期間に、
スイッチング素子をターンオンさせるためのトリガパル
スを発生する。
【0044】ここで、第1の実施の形態で示した(9)
式及び(11)式より、次式(23),(24)が得られる。 φmin50a=R6 /(R6 +R2 +R7 )πrad ・・・・・・・・(23) φmax50a=R2 +R7 /(R6 +R2 +R7 )πrad ・・・・・(24) また、積分波形φf 中のα1,β1,γ1,δ1は次式
(25),(26)に示す関係にある。 α1:β1=(R6 +R2 ):R7 ・・・・・・・・・・・・・(25) γ1:δ1=R6 :(R2 +R7 ) ・・・・・・・・・・・・・(26) なお、R6 ,R7 は抵抗素子R6,R7の抵抗値であ
る。
【0045】同様に、150 Vの交流電源の時、φG1b
らφG2b の位相期間に、スイッチング素子をターンオン
させるためのトリガパルスを発生する。この場合は、上
記(23),(24)式より次式(27),(28)が得られ
る。 φmin50b=R4 /(R4 +R2 +R5 )πrad ・・・・・・・・(27) φmax50b=R2 +R5 /(R4 +R2 +R5 )πrad ・・・・・(28) また、積分波形φf 中のα2,β2,γ2,δ2は次式
(29),(30)に示す関係にある。 α2:β2=(R4 +R2 ):R5 ・・・・・・・・・・・・・(29) γ2:δ2=R4 :(R2 +R5 ) ・・・・・・・・・・・・・(30) なお、R4 ,R5 は抵抗素子R4,R5の抵抗値であ
る。
【0046】同様に、100 Vの交流電源の時、φG1c
らφG2c の位相期間に、スイッチング素子をターンオン
させるためのトリガパルスを発生する。この場合は、上
記(23),(24)式より次式(31),(32)が得られ
る。 φmin50c=R1 /(R1 +R2 +R3 )πrad ・・・・・・・・(31) φmax50c=R2 +R3 /(R1 +R2 +R3 )πrad ・・・・・(32) また、積分波形φf 中のα3,β3,γ3,δ3は次式
(33),(34)に示す関係にある。 α3:β3=(R1 +R2 ):R3 ・・・・・・・・・・・・・(33) γ3:δ3=R1 :(R2 +R3 ) ・・・・・・・・・・・・・(34)
【0047】すなわち、負荷駆動の実効値が交流電源の
レベルに依存しないで導通角の最小値φTmin,最大値φ
Tmaxを設定できるように、抵抗素子R1〜R7をスイッ
チS1a,S1b,S2a,S2b,S3a,S3bで
切り替える。これにより、負荷にかかる実効値が同一に
なるような位相制御回路を実現することができる。
【0048】更に、交流電源の周波数に依存せず、スイ
ッチング素子をターンオンさせる最小位相角と最大位相
角を設定できること、スイッチング素子をターンオンさ
せる最小位相角と最大位相角の高い絶対精度と、温度に
よる最小位相角及び最大位相角の変動を抑えるられるこ
と、スイッチング素子導通開始点付近の低出力部におけ
るヒステリシスが皆無にできることについては、第1の
実施の形態と同一の効果が得られることは、言うまでも
ない。またピークホールド回路21を実効値検出回路に置
き換えても、同様の効果を得ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、本発明によれば、任意に設定したトライアックなど
のスイッチング素子の導通角の最大値φTmax及び最小値
φTminの高い絶対精度を実現し、温度による最大値φ
Tmax及び最小値φTminの変動も抑えられることができ
る。また任意に設定したスイッチング素子の導通角の最
大値φTmax及び最小値φTminが交流電源の周波数の変動
に依存しないようにすることができる。更に、スイッチ
ング素子導通開始点付近の低出力部に存在するヒステリ
シスを皆無にすると共に、交流電源のレベルによって、
導通角の最大値φTmaxと最小値φTminを切り替えるよう
に構成することによって、交流電源のレベルに依存せ
ず、負荷にかかる実効値が同一になるように制御できる
位相制御回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る位相制御回路を説明するための概
念図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す回路構成図で
ある。
【図3】図2に示した第1の実施の形態の電源周波数が
50Hz 時の動作を説明するための波形図である。
【図4】図2に示した第1の実施の形態の電源周波数が
60Hz 時の動作を説明するための波形図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す回路構成図で
ある。
【図6】図5に示した第2の実施の形態の動作を説明す
るための波形図である。
【図7】従来の位相制御回路の構成例を示す回路構成図
及びその動作説明図である。
【図8】図7に示した従来例の問題点を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 交流電源 2 エッジ検出部 3 ゼロクロス検出部 4 交流電源最大値識別部 5 鋸歯状波発生部 6 ピーク電圧値検出回路 7 最大/最小位相角設定用電圧発生部 8 トリガパルス発生部 9 スイッチング素子 10 負荷 11 定電流源 12 積分用コンデンサ 13 スイッチ 14 ピークホールド回路 15 分圧器 16,17 バッファ回路 18 可変抵抗器 19 コンパレータ 21 ピークホールド回路 22,23 コンパレータ 24 デコーダ回路 25 分圧器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング素子によって位相が制御さ
    れた交流電源を用いて負荷を駆動する位相制御回路にお
    いて、前記交流電源に同期した積分波形を発生する積分
    波形発生部と、前記積分波形のピーク電圧値を第1の直
    流電圧として検出する直流電圧検出部と、前記交流電源
    の半周期の位相角1πrad に対する前記負荷を駆動する
    位相角範囲の最大位相角の比率を第1の比率とし、前記
    交流電源の半周期の位相角1πrad に対する前記負荷を
    駆動する位相角範囲の最小位相角の比率を第2の比率と
    したとき、前記第1の直流電圧に対する比率が前記第1
    の比率と等しくなるように前記第1の直流電圧を第1の
    複数の抵抗成分の素子によって分圧した第2の直流電圧
    と、前記第1の直流電圧に対する比率が前記第2の比率
    と等しくなるように前記第1の直流電圧を第2の複数の
    抵抗成分の素子によって分圧した第3の直流電圧とを、
    それぞれ出力する最大位相角及び最小位相角設定用直流
    電圧発生部と、前記第2の直流電圧と第3の直流電圧の
    電圧範囲で任意に可変電圧を出力できる可変電圧出力手
    段と、該可変電圧出力手段で得られる可変電圧と前記積
    分波形の電圧レベルとを比較する比較手段と、該比較手
    段の出力から前記スイッチング素子をターンオンさせる
    ためのトリガパルスを発生するトリガパルス発生部とで
    構成することを特徴とする位相制御回路。
  2. 【請求項2】 スイッチング素子によって位相が制御さ
    れた交流電源を用いて負荷を駆動する位相制御回路にお
    いて、前記交流電源に同期した積分波形を発生する積分
    波形発生部と、前記積分波形のピーク電圧値を第1の直
    流電圧として検出する直流電圧検出部と、前記交流電源
    の半周期の位相角1πrad に対する前記負荷を駆動する
    複数の位相角範囲の最大位相角の比率をρ1 ,ρ2 ・・
    ・ρnとし、前記交流電源の半周期の位相角1πrad に
    対する前記負荷を駆動する複数の位相角範囲の最小位相
    角の比率をν1 ,ν2 ・・・νn としたとき、前記第1
    の直流電圧に対する比率がρ1 ,ρ2 ・・・ρn と等し
    くなるように前記第1の直流電圧を第1の複数の抵抗成
    分の素子の組み合わせによって分圧した第2,第3・・
    ・第(n+1)の直流電圧の中から前記交流電源の最大
    値に対応した最大位相角設定用直流電圧と、前記第1の
    直流電圧に対する比率がν1 ,ν2 ・・・νn と等しく
    なるように前記第1の直流電圧を第2の複数の抵抗成分
    の素子の組み合わせによって分圧した第(n+2),第
    (n+3)・・・第(2n+1)の直流電圧の中から前
    記交流電源の最大値に対応した最小位相角設定用直流電
    圧とを選択し出力する、前記交流電源の最大値判定手段
    を含む最大位相角及び最小位相角設定用直流電圧発生部
    と、前記第2,第3・・・第(n+1)の直流電圧の中
    から選択された直流電圧と第(n+2),第(n+3)
    ・・・第(2n+1)の直流電圧の中から選択された直
    流電圧の2つの電圧範囲で任意に可変電圧を出力できる
    可変電圧出力手段と、前記可変電圧出力手段で得られる
    可変電圧と前記積分波形の電圧レベルとを比較する比較
    手段と、前記比較手段の出力から前記スイッチング素子
    をターンオンさせるためのトリガパルスを発生するトリ
    ガパルス発生部とで構成することを特徴とする位相制御
    回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008539685A (ja) * 2005-04-27 2008-11-13 クルツ,ゲルハルト 位相ゲート制御装置
JP2012524426A (ja) * 2009-04-16 2012-10-11 ワールプール,ソシエダッド アノニマ 電子スイッチ制御システム及び電子スイッチ駆動方法
JP2017041961A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 富士電機株式会社 電力変換装置用制御装置および電力変換装置

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