JPH09180126A - 薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents
薄膜磁気ヘッドの製造方法Info
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- JPH09180126A JPH09180126A JP34416195A JP34416195A JPH09180126A JP H09180126 A JPH09180126 A JP H09180126A JP 34416195 A JP34416195 A JP 34416195A JP 34416195 A JP34416195 A JP 34416195A JP H09180126 A JPH09180126 A JP H09180126A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数個のヘッドの同時接合を可能とし、工程
数を最小限に抑えることができるとともに、複数個同時
に研削する際のギャップ深さ寸法のバラツキを抑え歩留
まりの向上を図り、量産性良く製造する。 【解決手段】 薄膜素子基板を、磁気記録媒体摺動面と
直交する方向に薄膜磁気ヘッド素子が複数列形成される
ように切断して形成した薄膜素子切断ブロック8と、該
薄膜素子切断ブロック8両端面に上記磁気記録媒体摺動
面を補う目的で配される並列保護板ブロック11と、上
記薄膜磁気ヘッド素子を保護する目的で設けられる対向
保護板ブロック9とを接着した後、該対向保護板ブロッ
ク9側より所定の厚みまで研削して上記薄膜磁気ヘッド
素子の電極端子部4を露出させ、次いで個々の薄膜磁気
ヘッド毎に切り出してヘッドチップを形成する。
数を最小限に抑えることができるとともに、複数個同時
に研削する際のギャップ深さ寸法のバラツキを抑え歩留
まりの向上を図り、量産性良く製造する。 【解決手段】 薄膜素子基板を、磁気記録媒体摺動面と
直交する方向に薄膜磁気ヘッド素子が複数列形成される
ように切断して形成した薄膜素子切断ブロック8と、該
薄膜素子切断ブロック8両端面に上記磁気記録媒体摺動
面を補う目的で配される並列保護板ブロック11と、上
記薄膜磁気ヘッド素子を保護する目的で設けられる対向
保護板ブロック9とを接着した後、該対向保護板ブロッ
ク9側より所定の厚みまで研削して上記薄膜磁気ヘッド
素子の電極端子部4を露出させ、次いで個々の薄膜磁気
ヘッド毎に切り出してヘッドチップを形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンピュー
タ用データカートリッジ等に用いられる薄膜磁気ヘッド
等のような薄膜磁気ヘッド素子よりも幅広の磁気記録媒
体摺動部を有する薄膜磁気ヘッドの製造方法に関する。
タ用データカートリッジ等に用いられる薄膜磁気ヘッド
等のような薄膜磁気ヘッド素子よりも幅広の磁気記録媒
体摺動部を有する薄膜磁気ヘッドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高密度磁気記録に適した薄膜磁気ヘッド
は、より高容量化へと移行しつつあるコンピュータ用の
テープストリーマーなどの分野においてもバルクタイプ
の磁気ヘッドに代わり採用化が進められている。
は、より高容量化へと移行しつつあるコンピュータ用の
テープストリーマーなどの分野においてもバルクタイプ
の磁気ヘッドに代わり採用化が進められている。
【0003】特に近年は、より高密度化への対応によ
り、記録用ヘッドとしてインダクティブヘッドを使用
し、再生用ヘッドとして磁気記録媒体からの信号磁界を
電気抵抗変化に変換し検出する磁気抵抗効果型磁気ヘッ
ド(以下、MRヘッドと称する。)が用いられている。
り、記録用ヘッドとしてインダクティブヘッドを使用
し、再生用ヘッドとして磁気記録媒体からの信号磁界を
電気抵抗変化に変換し検出する磁気抵抗効果型磁気ヘッ
ド(以下、MRヘッドと称する。)が用いられている。
【0004】この薄膜磁気ヘッドは、一般に、基板上に
薄膜磁気ヘッド素子が形成され、該薄膜磁気ヘッド素子
上に更に保護板が接合された構成となされており、上記
基板及び保護板は薄膜磁気ヘッド素子よりも薄膜磁気ヘ
ッド素子のトラック幅方向において幅広となされ、媒体
との当たり特性を確保している。そして、必要に応じ
て、上述のようにインダクティブヘッドを有する薄膜磁
気ヘッドとMRヘッドを有する薄膜磁気ヘッドといった
組み合わせで複数の薄膜磁気ヘッド装置が接合された複
合型磁気ヘッド装置となされている。
薄膜磁気ヘッド素子が形成され、該薄膜磁気ヘッド素子
上に更に保護板が接合された構成となされており、上記
基板及び保護板は薄膜磁気ヘッド素子よりも薄膜磁気ヘ
ッド素子のトラック幅方向において幅広となされ、媒体
との当たり特性を確保している。そして、必要に応じ
て、上述のようにインダクティブヘッドを有する薄膜磁
気ヘッドとMRヘッドを有する薄膜磁気ヘッドといった
組み合わせで複数の薄膜磁気ヘッド装置が接合された複
合型磁気ヘッド装置となされている。
【0005】ところで、このような薄膜磁気ヘッド(M
Rヘッドを含む)を製造するに際しては、半導体集積回
路と同様に、磁気回路部を構成する磁性薄膜や導体コイ
ル等が蒸着、スパッタリング等の真空薄膜形成技術や写
真製版、エッチング等の手法を用いて作製されるため、
一般的には3〜5インチ程度の基板サイズで作製される
ことが多い。
Rヘッドを含む)を製造するに際しては、半導体集積回
路と同様に、磁気回路部を構成する磁性薄膜や導体コイ
ル等が蒸着、スパッタリング等の真空薄膜形成技術や写
真製版、エッチング等の手法を用いて作製されるため、
一般的には3〜5インチ程度の基板サイズで作製される
ことが多い。
【0006】ここで、半導体集積回路の場合と同様に、
薄膜形成工程における1ヘッド当たりに要する工程数を
減らし、且つ1ヘッド当たりの歩留まりを稼ぎコストダ
ウンを図る目的で、できるだけ基板サイズを大きくする
一方、個々の薄膜磁気ヘッド素子の形成に要する基板上
の占有面積を必要最小限に小さくし、同一面積の基板一
枚当たりから取れるヘッドの数ができるだけ多くなるよ
うにする必要がある。
薄膜形成工程における1ヘッド当たりに要する工程数を
減らし、且つ1ヘッド当たりの歩留まりを稼ぎコストダ
ウンを図る目的で、できるだけ基板サイズを大きくする
一方、個々の薄膜磁気ヘッド素子の形成に要する基板上
の占有面積を必要最小限に小さくし、同一面積の基板一
枚当たりから取れるヘッドの数ができるだけ多くなるよ
うにする必要がある。
【0007】ところが、この薄膜磁気ヘッド素子よりも
幅の広い磁気記録媒体との摺動部を必要とする薄膜磁気
ヘッド、例えばコンピュータ用テープストリーマーに用
いられる薄膜磁気ヘッド等においては、薄膜磁気ヘッド
素子のない余白部分のしめる面積が多くなるため、一枚
の基板内に入れられるヘッドの数を多くすることができ
なくなってしまう。このような薄膜磁気ヘッドでは、薄
膜形成工程が数十工程以上と全体の工程数中での占める
割合が非常に多いことから、特に歩留まりの観点から結
果的にコストアップを招くことが多い。
幅の広い磁気記録媒体との摺動部を必要とする薄膜磁気
ヘッド、例えばコンピュータ用テープストリーマーに用
いられる薄膜磁気ヘッド等においては、薄膜磁気ヘッド
素子のない余白部分のしめる面積が多くなるため、一枚
の基板内に入れられるヘッドの数を多くすることができ
なくなってしまう。このような薄膜磁気ヘッドでは、薄
膜形成工程が数十工程以上と全体の工程数中での占める
割合が非常に多いことから、特に歩留まりの観点から結
果的にコストアップを招くことが多い。
【0008】従来、かかる薄膜磁気ヘッドにおいては、
上述の問題を回避するために、1ヘッド分の幅寸法を薄
膜磁気ヘッド素子の必要最小限の幅寸法でパターン設計
し、これら個々の薄膜磁気ヘッド素子の形成された基板
のトラック幅方向の両端面に必要とする磁気記録媒体と
の摺動幅を補う並列保護板と上記薄膜磁気ヘッド素子を
保護する対向保護板とを後の工程で接着する方法を採っ
ている。
上述の問題を回避するために、1ヘッド分の幅寸法を薄
膜磁気ヘッド素子の必要最小限の幅寸法でパターン設計
し、これら個々の薄膜磁気ヘッド素子の形成された基板
のトラック幅方向の両端面に必要とする磁気記録媒体と
の摺動幅を補う並列保護板と上記薄膜磁気ヘッド素子を
保護する対向保護板とを後の工程で接着する方法を採っ
ている。
【0009】即ち、上記薄膜磁気ヘッドは、以下のよう
な製造方法により製造されている。
な製造方法により製造されている。
【0010】先ず、例えば図11に示すように、先ず蒸
着、スパッタリング、或いはエッチング等の薄膜形成技
術を用いて薄膜磁気ヘッド31を基板30の表面にマト
リクス状に形成し、薄膜磁気ヘッド基板34を作製す
る。上記薄膜磁気ヘッド31には、磁気ヘッド素子32
と該磁気ヘッド素子32からの電極引き出し端子33が
形成されている。
着、スパッタリング、或いはエッチング等の薄膜形成技
術を用いて薄膜磁気ヘッド31を基板30の表面にマト
リクス状に形成し、薄膜磁気ヘッド基板34を作製す
る。上記薄膜磁気ヘッド31には、磁気ヘッド素子32
と該磁気ヘッド素子32からの電極引き出し端子33が
形成されている。
【0011】次に、上記薄膜磁気ヘッド基板34を仮想
線35,36(図11中、点線で示す。)に沿って1ヘ
ッド分に切断し、図12に示すような切断チップ37を
作製する。
線35,36(図11中、点線で示す。)に沿って1ヘ
ッド分に切断し、図12に示すような切断チップ37を
作製する。
【0012】続いて、図13に示すように、この切断チ
ップ37を対向保護板38及び並列保護板39と組み合
わせ、樹脂或いはガラス等により接着する。
ップ37を対向保護板38及び並列保護板39と組み合
わせ、樹脂或いはガラス等により接着する。
【0013】この結果、図14に示すような接着チップ
40が作製される。
40が作製される。
【0014】次いで、この接着チップ40における磁気
記録媒体摺動面Sを、薄膜磁気ヘッド基板34内に設け
られたギャップ深さ研磨量を寸法で読みとれるマーカー
(以下、デプスマーカーと称する。)や電気抵抗の変化
で検出する研磨モニター(以下、デプスモニターと称す
る。)を用いて、予め定められたギャップ深さ寸法Hに
なるように制御して研磨し、図15に示すような研磨チ
ップ41を作製する。
記録媒体摺動面Sを、薄膜磁気ヘッド基板34内に設け
られたギャップ深さ研磨量を寸法で読みとれるマーカー
(以下、デプスマーカーと称する。)や電気抵抗の変化
で検出する研磨モニター(以下、デプスモニターと称す
る。)を用いて、予め定められたギャップ深さ寸法Hに
なるように制御して研磨し、図15に示すような研磨チ
ップ41を作製する。
【0015】その後、図16に示すように、この研磨チ
ップ41から上記磁気ヘッド素子32の電極引き出し端
子33より印刷配線基板42へワイヤーボンディング又
は半田接続等を用いて電極配線を取り出し、ヘッドチッ
プ43が作製される。
ップ41から上記磁気ヘッド素子32の電極引き出し端
子33より印刷配線基板42へワイヤーボンディング又
は半田接続等を用いて電極配線を取り出し、ヘッドチッ
プ43が作製される。
【0016】そして、図17に示すように、上記ヘッド
チップ43のうち記録用磁気ヘッド素子が形成された薄
膜記録ヘッドチップ44と、再生用磁気ヘッド素子が形
成された薄膜再生ヘッドチップ45とを組み合わせて接
着し、コンビネーションブロック46を作製する。
チップ43のうち記録用磁気ヘッド素子が形成された薄
膜記録ヘッドチップ44と、再生用磁気ヘッド素子が形
成された薄膜再生ヘッドチップ45とを組み合わせて接
着し、コンビネーションブロック46を作製する。
【0017】このコンビネーションブロック46は、各
ヘッドチップ44,45の薄膜磁気ヘッド素子の構成に
より、単品又は複数個、或いはテープガイドや消去磁気
ヘッド等と組み合わせることになる。
ヘッドチップ44,45の薄膜磁気ヘッド素子の構成に
より、単品又は複数個、或いはテープガイドや消去磁気
ヘッド等と組み合わせることになる。
【0018】例えば、薄膜記録磁気ヘッドと薄膜再生磁
気ヘッド、又は薄膜記録磁気ヘッドと薄膜再生磁気ヘッ
ドと消去磁気ヘッド、或いは記録/再生複合タイプ薄膜
磁気ヘッドとテープガイド等の組み合わせとなる。
気ヘッド、又は薄膜記録磁気ヘッドと薄膜再生磁気ヘッ
ドと消去磁気ヘッド、或いは記録/再生複合タイプ薄膜
磁気ヘッドとテープガイド等の組み合わせとなる。
【0019】続いて、図18に示すように、このコンビ
ネーションブロック46をパーマロイ等からなるシール
ド枠47に位置決めし、樹脂等で固定する。これによ
り、コンビネーションヘッド48が作製される。
ネーションブロック46をパーマロイ等からなるシール
ド枠47に位置決めし、樹脂等で固定する。これによ
り、コンビネーションヘッド48が作製される。
【0020】また、このような従来の製造方法に対し
て、1個当たりの接着工程数を削減し、また接着位置決
め精度を向上させ歩留まりを向上させることを目的とし
て、複数の溝部が設けられた保護基板を該保護基板の溝
部と薄膜磁気ヘッドの電極引き出し端子部分とが対向す
るように接合し、この保護基板の溝部の底部を除去して
上記電極引き出し端子を露呈させる方法や、薄膜磁気ヘ
ッド基板のトラック幅方向両端面に並列保護板を接合す
るとともに、上記薄膜磁気ヘッド基板上に形成された薄
膜磁気ヘッドの電極引き出し端子部分に対応して窓部が
形成された対向保護板を接合して上記薄膜磁気ヘッドの
周囲に各保護板を一度に配設する方法等が提案されてい
る。
て、1個当たりの接着工程数を削減し、また接着位置決
め精度を向上させ歩留まりを向上させることを目的とし
て、複数の溝部が設けられた保護基板を該保護基板の溝
部と薄膜磁気ヘッドの電極引き出し端子部分とが対向す
るように接合し、この保護基板の溝部の底部を除去して
上記電極引き出し端子を露呈させる方法や、薄膜磁気ヘ
ッド基板のトラック幅方向両端面に並列保護板を接合す
るとともに、上記薄膜磁気ヘッド基板上に形成された薄
膜磁気ヘッドの電極引き出し端子部分に対応して窓部が
形成された対向保護板を接合して上記薄膜磁気ヘッドの
周囲に各保護板を一度に配設する方法等が提案されてい
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の薄膜磁気ヘッドの製造方法では、以下のような不都
合が生じる。
来の薄膜磁気ヘッドの製造方法では、以下のような不都
合が生じる。
【0022】即ち、上述のような薄膜磁気ヘッドの製造
方法においては、図13,14に示すような接着チップ
40を作製する工程において、切断チップ37と対向保
護板38及び並列保護板39を1ヘッド分づつ個々に取
り扱い接着するため、1ヘッド分当たりの取り扱い工程
数が多くなり、コストがかかり、生産性が良好ではな
い。
方法においては、図13,14に示すような接着チップ
40を作製する工程において、切断チップ37と対向保
護板38及び並列保護板39を1ヘッド分づつ個々に取
り扱い接着するため、1ヘッド分当たりの取り扱い工程
数が多くなり、コストがかかり、生産性が良好ではな
い。
【0023】また、上記切断チップ37と対向保護板3
8及び並列保護板39を接着する際に、これらの位置決
めを行うが、その位置決めの方法を考慮しても接着チッ
プ40の底面Bが切断チップ37と並列保護板39で構
成されるために同一平面にすることが難しく、上記接着
チップ40の底面Bから磁気記録媒体摺動面Sまでの距
離Mの寸法精度を出すことが困難である。従って、図1
5に示す研磨チップ41を作製する工程で、複数個同時
に研磨する場合、ギャップ深さ寸法Hにバラツキが生じ
やすくなり、不良品が増加し、歩留まりの低下を招く。
8及び並列保護板39を接着する際に、これらの位置決
めを行うが、その位置決めの方法を考慮しても接着チッ
プ40の底面Bが切断チップ37と並列保護板39で構
成されるために同一平面にすることが難しく、上記接着
チップ40の底面Bから磁気記録媒体摺動面Sまでの距
離Mの寸法精度を出すことが困難である。従って、図1
5に示す研磨チップ41を作製する工程で、複数個同時
に研磨する場合、ギャップ深さ寸法Hにバラツキが生じ
やすくなり、不良品が増加し、歩留まりの低下を招く。
【0024】一方、この従来法に対して、1個当たりの
接着工程数を削減し、また接着位置決めの精度を向上さ
せるとともに歩留まりの向上を図る目的で提案された上
述の方法においては、上記従来法の問題点が解決されて
いるものの、新たに次のような不都合が生じる。
接着工程数を削減し、また接着位置決めの精度を向上さ
せるとともに歩留まりの向上を図る目的で提案された上
述の方法においては、上記従来法の問題点が解決されて
いるものの、新たに次のような不都合が生じる。
【0025】先ず、上述のように複数の溝部が設けられ
た保護基板を用いる方法では、単品のヘッドチップでコ
ンビネーションヘッドを作製する際には問題とならない
が、複数個のヘッドチップを組み合わせてコンビネーシ
ョンヘッドを作製する際では、次の点が問題となる。
た保護基板を用いる方法では、単品のヘッドチップでコ
ンビネーションヘッドを作製する際には問題とならない
が、複数個のヘッドチップを組み合わせてコンビネーシ
ョンヘッドを作製する際では、次の点が問題となる。
【0026】一般に、ヘッドチップ同士を組み合わせる
場合、各種位置調整を行う。その中で図19に示すよう
にチルト調整を行う際に、各ヘッドチップ50,51,
52の切断チップ、対向保護板及び並列保護板の厚み精
度が得られているので、通常は各ヘッドチップ50,5
1,52同士を側面基準面49に当接し加圧することで
調整する。その時、各ヘッドチップの対向保護板の高さ
寸法H2が切断チップ及び並列保護板の高さ寸法H1に
比べて、薄膜素子の端子引き出し部を露出させる寸法分
だけ短いため、図20に示すように、当接し加圧する時
扇状に開きやすく調整する上での安定性に問題がある。
場合、各種位置調整を行う。その中で図19に示すよう
にチルト調整を行う際に、各ヘッドチップ50,51,
52の切断チップ、対向保護板及び並列保護板の厚み精
度が得られているので、通常は各ヘッドチップ50,5
1,52同士を側面基準面49に当接し加圧することで
調整する。その時、各ヘッドチップの対向保護板の高さ
寸法H2が切断チップ及び並列保護板の高さ寸法H1に
比べて、薄膜素子の端子引き出し部を露出させる寸法分
だけ短いため、図20に示すように、当接し加圧する時
扇状に開きやすく調整する上での安定性に問題がある。
【0027】また、上記窓部が形成された対向保護板と
並列保護板とを一度に薄膜磁気ヘッドの周囲に接合する
方法においては、上述の複数の溝部が設けられた保護基
板を用いる方法を採用する場合におけるような問題点は
解消されているものの、上記対向保護板ブロックを作製
する際に、工程数を少なくすることが難しく、1ヘッド
当たりのコストを下げることが容易でないという欠点を
抱えている。
並列保護板とを一度に薄膜磁気ヘッドの周囲に接合する
方法においては、上述の複数の溝部が設けられた保護基
板を用いる方法を採用する場合におけるような問題点は
解消されているものの、上記対向保護板ブロックを作製
する際に、工程数を少なくすることが難しく、1ヘッド
当たりのコストを下げることが容易でないという欠点を
抱えている。
【0028】そこで、本発明は、このような実情に鑑み
て提案されたものであって、複数個のヘッドの同時接合
を可能とし、工程数を最小限に抑えることができるとと
もに、複数個同時に研削する際のギャップ深さ寸法のバ
ラツキを抑え歩留まりの向上を図り、量産性良く製造す
ることが可能な薄膜磁気ヘッドの製造方法を提供する事
を目的とする。
て提案されたものであって、複数個のヘッドの同時接合
を可能とし、工程数を最小限に抑えることができるとと
もに、複数個同時に研削する際のギャップ深さ寸法のバ
ラツキを抑え歩留まりの向上を図り、量産性良く製造す
ることが可能な薄膜磁気ヘッドの製造方法を提供する事
を目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために提案されたものである。
達成するために提案されたものである。
【0030】即ち、本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法
は、基板上に薄膜よりなり電極端子部を有する複数の薄
膜磁気ヘッド素子が配列形成され該薄膜磁気ヘッド素子
よりも幅広の磁気記録媒体摺動面を有する薄膜磁気ヘッ
ドの製造方法において、薄膜素子基板より上記薄膜磁気
ヘッド素子が上記磁気記録媒体摺動面と直交する方向に
複数列形成されるように切断した薄膜素子切断ブロック
と、該薄膜素子切断ブロック両端面の磁気記録媒体摺動
面を補う並列保護板ブロックと、上記薄膜磁気ヘッド素
子を保護する対向保護板ブロックとを接着した後、該対
向保護板ブロック側より所定の厚みまで研削して上記薄
膜磁気ヘッド素子の電極端子部を露出させ、次いで個々
の薄膜磁気ヘッド毎に切り出すことを特徴とするもので
ある。
は、基板上に薄膜よりなり電極端子部を有する複数の薄
膜磁気ヘッド素子が配列形成され該薄膜磁気ヘッド素子
よりも幅広の磁気記録媒体摺動面を有する薄膜磁気ヘッ
ドの製造方法において、薄膜素子基板より上記薄膜磁気
ヘッド素子が上記磁気記録媒体摺動面と直交する方向に
複数列形成されるように切断した薄膜素子切断ブロック
と、該薄膜素子切断ブロック両端面の磁気記録媒体摺動
面を補う並列保護板ブロックと、上記薄膜磁気ヘッド素
子を保護する対向保護板ブロックとを接着した後、該対
向保護板ブロック側より所定の厚みまで研削して上記薄
膜磁気ヘッド素子の電極端子部を露出させ、次いで個々
の薄膜磁気ヘッド毎に切り出すことを特徴とするもので
ある。
【0031】なお、本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法
においては、上記対向保護板ブロックを、上記薄膜素子
切断ブロック接着面の裏面より所定の厚みまで研削する
際に、上記薄膜磁気ヘッド素子の電極端子部が露出する
ように予め上記薄膜素子切断ブロック接着面側に溝を配
設しても良い。
においては、上記対向保護板ブロックを、上記薄膜素子
切断ブロック接着面の裏面より所定の厚みまで研削する
際に、上記薄膜磁気ヘッド素子の電極端子部が露出する
ように予め上記薄膜素子切断ブロック接着面側に溝を配
設しても良い。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する
が、本発明がこの実施の形態に限定されるものでないこ
とは言うまでもない。
実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する
が、本発明がこの実施の形態に限定されるものでないこ
とは言うまでもない。
【0033】本実施の形態は、記録用ヘッドを有する薄
膜磁気ヘッドと再生用ヘッドを有する薄膜磁気ヘッドと
を接合した複合型の薄膜磁気ヘッドの製造方法に適用し
た例について述べる。
膜磁気ヘッドと再生用ヘッドを有する薄膜磁気ヘッドと
を接合した複合型の薄膜磁気ヘッドの製造方法に適用し
た例について述べる。
【0034】本実施の形態の薄膜磁気ヘッドの製造方法
においては、先ず図1に示すように、基板1の一主面1
aに蒸着、スパッタリング或いはエッチング等の真空薄
膜形成技術により複数の薄膜磁気ヘッド2を、図中矢印
Xで示す磁気記録媒体摺動面と直交する方向と図中矢印
Yで示す上記薄膜磁気ヘッド2のトラック幅方向にマト
リクス状に形成する。
においては、先ず図1に示すように、基板1の一主面1
aに蒸着、スパッタリング或いはエッチング等の真空薄
膜形成技術により複数の薄膜磁気ヘッド2を、図中矢印
Xで示す磁気記録媒体摺動面と直交する方向と図中矢印
Yで示す上記薄膜磁気ヘッド2のトラック幅方向にマト
リクス状に形成する。
【0035】上記薄膜磁気ヘッド2には、磁気ヘッド素
子3と該磁気ヘッド素子3からの電極引き出し端子4が
形成されている。
子3と該磁気ヘッド素子3からの電極引き出し端子4が
形成されている。
【0036】また同時に、上記基板1のX方向の上下端
の上記薄膜磁気ヘッド2の形成されていない部分に該薄
膜磁気ヘッド2の形成位置に合わせて図中斜線部で示す
複数の基準位置マーカー5を形成して薄膜磁気ヘッド基
板6を作製する。
の上記薄膜磁気ヘッド2の形成されていない部分に該薄
膜磁気ヘッド2の形成位置に合わせて図中斜線部で示す
複数の基準位置マーカー5を形成して薄膜磁気ヘッド基
板6を作製する。
【0037】そして、上記薄膜磁気ヘッド基板6を最終
的に磁気記録媒体(磁気テープ等)と接する摺動面とな
る面方向(Y方向)と垂直方向(X方向)をなす図中点
線で示す仮想線7に沿って切断する。
的に磁気記録媒体(磁気テープ等)と接する摺動面とな
る面方向(Y方向)と垂直方向(X方向)をなす図中点
線で示す仮想線7に沿って切断する。
【0038】これにより、上記薄膜磁気ヘッド基板6
が、図2に示すように、X方向、即ち上記磁気記録媒体
摺動面に直交する方向に複数(ここでは4つ)の薄膜磁
気ヘッド2が配列形成され、そのX方向の上下端に基準
位置マーカー5が形成されている切断ブロック8に分断
される。
が、図2に示すように、X方向、即ち上記磁気記録媒体
摺動面に直交する方向に複数(ここでは4つ)の薄膜磁
気ヘッド2が配列形成され、そのX方向の上下端に基準
位置マーカー5が形成されている切断ブロック8に分断
される。
【0039】続いて、図3に示すように、上記切断ブロ
ック8の4個の薄膜磁気ヘッド2の電極引き出し端子4
に相当するする寸法の4個の溝10が上記切断ブロック
8とは別工程で予め設けてある対向保護板ブロック9
を、上記切断ブロック8の薄膜磁気ヘッド2が形成され
た面に重ね合わせる。この時、上記対向保護板ブロック
9の溝10が上記切断ブロック8の薄膜磁気ヘッド2の
電極引き出し端子4に合うように、また上記切断ブロッ
ク8上の基準位置マーカー5が上記対向保護板ブロック
9より外側に露出するように切断ブロック8と対向保護
板ブロック9の寸法関係が成り立っている。
ック8の4個の薄膜磁気ヘッド2の電極引き出し端子4
に相当するする寸法の4個の溝10が上記切断ブロック
8とは別工程で予め設けてある対向保護板ブロック9
を、上記切断ブロック8の薄膜磁気ヘッド2が形成され
た面に重ね合わせる。この時、上記対向保護板ブロック
9の溝10が上記切断ブロック8の薄膜磁気ヘッド2の
電極引き出し端子4に合うように、また上記切断ブロッ
ク8上の基準位置マーカー5が上記対向保護板ブロック
9より外側に露出するように切断ブロック8と対向保護
板ブロック9の寸法関係が成り立っている。
【0040】次いで、上述のように重ね合わされた上記
切断ブロック8と対向保護板ブロック9の両側に、これ
ら切断ブロック8及び対向保護板ブロック9とは別工程
で作製された並列保護板ブロック11を重ね合わせる。
切断ブロック8と対向保護板ブロック9の両側に、これ
ら切断ブロック8及び対向保護板ブロック9とは別工程
で作製された並列保護板ブロック11を重ね合わせる。
【0041】この時、上記並列保護板ブロック11の厚
みThは、上記切断ブロック8の厚みTsと上記対向保
護板ブロック9に設けられている溝10の深さdを足し
た寸法よりも大きくなる寸法に設定されている。
みThは、上記切断ブロック8の厚みTsと上記対向保
護板ブロック9に設けられている溝10の深さdを足し
た寸法よりも大きくなる寸法に設定されている。
【0042】そして、これら切断ブロック8と対向保護
板ブロック9と並列保護板ブロック11とが互いに接し
ている面をそれぞれ樹脂接着或いはガラス融着等を用い
て接合し、図4に示すような接着ブロック12を作製す
る。
板ブロック9と並列保護板ブロック11とが互いに接し
ている面をそれぞれ樹脂接着或いはガラス融着等を用い
て接合し、図4に示すような接着ブロック12を作製す
る。
【0043】従って、この接着ブロック12は、複数の
薄膜磁気ヘッド2の周囲に磁気記録媒体との摺動部とし
て機能する並列保護板ブロック11及び対向保護板ブロ
ック9の配された構成となり、薄膜磁気ヘッド2のトラ
ック幅方向の幅が該薄膜磁気ヘッド2よりも幅広い媒体
摺動部を有している構成となる。
薄膜磁気ヘッド2の周囲に磁気記録媒体との摺動部とし
て機能する並列保護板ブロック11及び対向保護板ブロ
ック9の配された構成となり、薄膜磁気ヘッド2のトラ
ック幅方向の幅が該薄膜磁気ヘッド2よりも幅広い媒体
摺動部を有している構成となる。
【0044】次に、この接着ブロック12を上記対向保
護板ブロック9側より所定の厚みまで研削する。この
時、上記対向保護板ブロック9に設けられた溝10が露
出するように該溝10の深さdの寸法が設定されてい
る。
護板ブロック9側より所定の厚みまで研削する。この
時、上記対向保護板ブロック9に設けられた溝10が露
出するように該溝10の深さdの寸法が設定されてい
る。
【0045】これにより、図5に示すように、上記切断
ブロック8上の薄膜磁気ヘッド2の電極引き出し端子4
が露出した研削ブロック13が作製される。
ブロック8上の薄膜磁気ヘッド2の電極引き出し端子4
が露出した研削ブロック13が作製される。
【0046】次いで、この研削ブロック13を上記切断
ブロック8上の基準位置マーカー5を用いて各薄膜磁気
ヘッド2に応じた接着チップに切断できるような図中点
線で示す仮想線14に沿って切断する。この結果、図6
に示すような接着チップ15が複数形成される。
ブロック8上の基準位置マーカー5を用いて各薄膜磁気
ヘッド2に応じた接着チップに切断できるような図中点
線で示す仮想線14に沿って切断する。この結果、図6
に示すような接着チップ15が複数形成される。
【0047】しかる後、この接着チップ15における磁
気記録媒体との摺動面となる面Sを、従来より使用され
ているデプスマーカーやデプスセンサ等を用いて、上記
薄膜磁気ヘッド2の磁気ギャップのデプスが所定のギャ
ップ深さとなるように制御し複数個の接着チップ15を
同時に研削ラッピングして、図7に示すような研削チッ
プ16を作製する。
気記録媒体との摺動面となる面Sを、従来より使用され
ているデプスマーカーやデプスセンサ等を用いて、上記
薄膜磁気ヘッド2の磁気ギャップのデプスが所定のギャ
ップ深さとなるように制御し複数個の接着チップ15を
同時に研削ラッピングして、図7に示すような研削チッ
プ16を作製する。
【0048】この時、上記薄膜磁気ヘッド2のデプス
は、数μmの精度で制御する必要がある。そこで、上述
のように基板1上に上記薄膜磁気ヘッド2を形成すると
同時に上述のデプスマーカーやデプスセンサを形成して
おき、これによりデプス方向の研削量を確認しながら上
述のような接着チップ16の磁気記録媒体摺動面Sの研
削を行い、上記薄膜磁気ヘッド2のデプスのバラツキを
抑え、且つ全体の加工工数を抑えている。
は、数μmの精度で制御する必要がある。そこで、上述
のように基板1上に上記薄膜磁気ヘッド2を形成すると
同時に上述のデプスマーカーやデプスセンサを形成して
おき、これによりデプス方向の研削量を確認しながら上
述のような接着チップ16の磁気記録媒体摺動面Sの研
削を行い、上記薄膜磁気ヘッド2のデプスのバラツキを
抑え、且つ全体の加工工数を抑えている。
【0049】続いて、この研削チップ16から磁気ヘッ
ド素子3からの電極引き出し端子4より印刷配線基板1
7へワイヤーボンディング又は半田圧着等を用いて電気
的に接続し電極配線を取り出し、図8に示すようなヘッ
ドチップ18を作製する。
ド素子3からの電極引き出し端子4より印刷配線基板1
7へワイヤーボンディング又は半田圧着等を用いて電気
的に接続し電極配線を取り出し、図8に示すようなヘッ
ドチップ18を作製する。
【0050】そして、図9に示すように、上述のような
薄膜磁気ヘッドの形成される研削チップ16のうち、上
記薄膜磁気ヘッド2として記録用であるインダクティブ
ヘッドが形成されている薄膜記録磁気ヘッドチップ19
と、上記薄膜磁気ヘッド2として再生用であるMRヘッ
ドが形成されている薄膜再生磁気ヘッドチップ20を組
み合わせて接着し、コンピネーションブロック21を作
製する。
薄膜磁気ヘッドの形成される研削チップ16のうち、上
記薄膜磁気ヘッド2として記録用であるインダクティブ
ヘッドが形成されている薄膜記録磁気ヘッドチップ19
と、上記薄膜磁気ヘッド2として再生用であるMRヘッ
ドが形成されている薄膜再生磁気ヘッドチップ20を組
み合わせて接着し、コンピネーションブロック21を作
製する。
【0051】更に、図10に示すように、このコンピネ
ーションブロック21をパーマロイ等からなるシールド
枠2に位置決めして樹脂等で固定し、コンビネーション
ヘッド23を得る。
ーションブロック21をパーマロイ等からなるシールド
枠2に位置決めして樹脂等で固定し、コンビネーション
ヘッド23を得る。
【0052】なお、このようにして製造されるコンピネ
ーションヘッド23においては、各ヘッドチップ19,
20に形成されている薄膜磁気ヘッド2の構成により、
様々な組み合わせの薄膜磁気ヘッド装置を形成すること
ができる。例えば、上記薄膜磁気ヘッド2を単数とする
か、複数個とするか、或いはテープガイドや消去磁気ヘ
ッドと組み合わせるか等の選択により、上述のような薄
膜記録磁気ヘッドと薄膜再生磁気ヘッドを有するコンピ
ネーションヘッド23の他に、例えば薄膜記録磁気ヘッ
ドと薄膜再生磁気ヘッドと消去磁気ヘッドを有するも
の、或いは記録/再生複合タイプの薄膜磁気ヘッドとテ
ープガイドを有するもの等が形成される。
ーションヘッド23においては、各ヘッドチップ19,
20に形成されている薄膜磁気ヘッド2の構成により、
様々な組み合わせの薄膜磁気ヘッド装置を形成すること
ができる。例えば、上記薄膜磁気ヘッド2を単数とする
か、複数個とするか、或いはテープガイドや消去磁気ヘ
ッドと組み合わせるか等の選択により、上述のような薄
膜記録磁気ヘッドと薄膜再生磁気ヘッドを有するコンピ
ネーションヘッド23の他に、例えば薄膜記録磁気ヘッ
ドと薄膜再生磁気ヘッドと消去磁気ヘッドを有するも
の、或いは記録/再生複合タイプの薄膜磁気ヘッドとテ
ープガイドを有するもの等が形成される。
【0053】以上のように、本実施の形態の薄膜磁気ヘ
ッドの製造方法によれば、複数の薄膜磁気ヘッド2の形
成された切断ブロック8に並列保護板ブロック11及び
対向保護板ブロック9を接合するため、一度に複数の薄
膜磁気ヘッド2の周囲に各保護板ブロック9,11が接
合されることとなる。従って、1個の薄膜磁気ヘッド当
たりの取り扱い工数が低減され、製造コストも低減さ
れ、生産性が向上される。
ッドの製造方法によれば、複数の薄膜磁気ヘッド2の形
成された切断ブロック8に並列保護板ブロック11及び
対向保護板ブロック9を接合するため、一度に複数の薄
膜磁気ヘッド2の周囲に各保護板ブロック9,11が接
合されることとなる。従って、1個の薄膜磁気ヘッド当
たりの取り扱い工数が低減され、製造コストも低減さ
れ、生産性が向上される。
【0054】また、本実施の形態の薄膜磁気ヘッドの製
造方法によれば、上記切断ブロック8、並列保護板ブロ
ック11及び対向保護板ブロック9を位置合わせして接
合して接着ブロック12とした後に切断することとなる
ため、切断された接着チップ15の底面Bから切断され
た対向保護板ブロック9の磁気記録媒体摺動面Sまでの
距離M(図6参照)の精度は、切断位置の精度によって
のみ決定される。従って、該距離Mの精度が向上され、
この後複数の接着チップ15の磁気記録媒体摺動面Sの
研削加工を一度に行っても、得られる研削チップ16の
磁気ギャップのデプスH(図7参照)にバラツキが生じ
難く、製造歩留まりが向上され、生産性が向上する。
造方法によれば、上記切断ブロック8、並列保護板ブロ
ック11及び対向保護板ブロック9を位置合わせして接
合して接着ブロック12とした後に切断することとなる
ため、切断された接着チップ15の底面Bから切断され
た対向保護板ブロック9の磁気記録媒体摺動面Sまでの
距離M(図6参照)の精度は、切断位置の精度によって
のみ決定される。従って、該距離Mの精度が向上され、
この後複数の接着チップ15の磁気記録媒体摺動面Sの
研削加工を一度に行っても、得られる研削チップ16の
磁気ギャップのデプスH(図7参照)にバラツキが生じ
難く、製造歩留まりが向上され、生産性が向上する。
【0055】更に、本実施の形態においては、上記対向
保護板ブロック9は、上記切断ブロック8の4個の薄膜
磁気ヘッド2の電極引き出し端子4に相当するする寸法
の溝10を予め設けるだけで得られる。従って、例えば
上述のように上記薄膜磁気ヘッドの電極引き出し端子部
分に対応して窓部が形成された対向保護板を用いる方法
等において問題となっていた対向保護板の作製工数を少
なく抑えることができ、1ヘッド当たりのコストの低下
を図ることができる。
保護板ブロック9は、上記切断ブロック8の4個の薄膜
磁気ヘッド2の電極引き出し端子4に相当するする寸法
の溝10を予め設けるだけで得られる。従って、例えば
上述のように上記薄膜磁気ヘッドの電極引き出し端子部
分に対応して窓部が形成された対向保護板を用いる方法
等において問題となっていた対向保護板の作製工数を少
なく抑えることができ、1ヘッド当たりのコストの低下
を図ることができる。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の薄膜磁気ヘッドの製造方法においては、複数の薄膜磁
気ヘッドが配列形成された薄膜磁気ヘッド基板を磁気記
録媒体摺動面に対して垂直方向に切断して得られる切断
ブロックと、該切断ブロックの厚みよりも厚い並列保護
板と、上記薄膜磁気ヘッドの電極取り出し端子に対応す
る溝が予め設けられた対向保護板とを接合し、該対向保
護板側より所定の厚みに研削した後、個々の薄膜磁気ヘ
ッド毎に切り出すので、研削チップを作製するまで複数
個の薄膜磁気ヘッドを同時に処理することができる。ま
た、上述のように、切断ブロックと並列保護板と対向保
護板を一度に接合することができる。従って、1ヘッド
当たりの取り扱い工数が最小限に抑えられ、コストの低
下を図ることができる。
の薄膜磁気ヘッドの製造方法においては、複数の薄膜磁
気ヘッドが配列形成された薄膜磁気ヘッド基板を磁気記
録媒体摺動面に対して垂直方向に切断して得られる切断
ブロックと、該切断ブロックの厚みよりも厚い並列保護
板と、上記薄膜磁気ヘッドの電極取り出し端子に対応す
る溝が予め設けられた対向保護板とを接合し、該対向保
護板側より所定の厚みに研削した後、個々の薄膜磁気ヘ
ッド毎に切り出すので、研削チップを作製するまで複数
個の薄膜磁気ヘッドを同時に処理することができる。ま
た、上述のように、切断ブロックと並列保護板と対向保
護板を一度に接合することができる。従って、1ヘッド
当たりの取り扱い工数が最小限に抑えられ、コストの低
下を図ることができる。
【0057】また、本実施の形態の薄膜磁気ヘッドの製
造方法によれば、上記切断ブロックと並列保護板と対向
保護板を位置合わせして同時に接合し接着ブロックとし
た後に切断することとなるため、切断された接着チップ
の底面Bから磁気ヘッド素子までの寸法精度を切断位置
の精度に応じて確保することができる。従って、その後
の研削チップを作製するまでの工程を複数個同時処理し
ても、得られる研削チップの磁気ギャップのデプスにバ
ラツキが生じ難く、製造歩留まりが向上され、生産性が
向上する。
造方法によれば、上記切断ブロックと並列保護板と対向
保護板を位置合わせして同時に接合し接着ブロックとし
た後に切断することとなるため、切断された接着チップ
の底面Bから磁気ヘッド素子までの寸法精度を切断位置
の精度に応じて確保することができる。従って、その後
の研削チップを作製するまでの工程を複数個同時処理し
ても、得られる研削チップの磁気ギャップのデプスにバ
ラツキが生じ難く、製造歩留まりが向上され、生産性が
向上する。
【0058】更に、本発明においては、上記対向保護板
が上記薄膜磁気ヘッドの電極取り出し端子に対応する溝
を形成するのみにより形成されるので、該対向保護板の
作製工数を少なく抑えることができる。従って、1ヘッ
ド当たりの取り扱い工数が少なくなり、コストを抑える
ことができる。
が上記薄膜磁気ヘッドの電極取り出し端子に対応する溝
を形成するのみにより形成されるので、該対向保護板の
作製工数を少なく抑えることができる。従って、1ヘッ
ド当たりの取り扱い工数が少なくなり、コストを抑える
ことができる。
【図1】本発明を適用した薄膜磁気ヘッドの製造方法の
実施の形態を工程順に示すものであり、基板上に複数の
薄膜磁気ヘッドを形成して薄膜素子基板を形成する工程
を示す斜視図である。
実施の形態を工程順に示すものであり、基板上に複数の
薄膜磁気ヘッドを形成して薄膜素子基板を形成する工程
を示す斜視図である。
【図2】薄膜素子基板を切断して形成される切断ブロッ
クを示す斜視図である。
クを示す斜視図である。
【図3】切断ブロックと対向保護板ブロックと並列保護
板ブロックとを接合する工程を示す斜視図である。
板ブロックとを接合する工程を示す斜視図である。
【図4】切断ブロックと対向保護板ブロックと並列保護
板ブロックとを接合して形成される接着ブロックを示す
斜視図である。
板ブロックとを接合して形成される接着ブロックを示す
斜視図である。
【図5】接着ブロックを対向保護板ブロック側より研削
して形成される研削ブロックを示す斜視図である。
して形成される研削ブロックを示す斜視図である。
【図6】研削ブロックを切断して形成される接着チップ
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図7】接着チップを研磨ラッピングして形成される研
磨チップを示す斜視図である。
磨チップを示す斜視図である。
【図8】研磨チップに印刷配線基板を接続して形成され
るヘッドチップを示す斜視図である。
るヘッドチップを示す斜視図である。
【図9】一対のヘッドチップを組み合わせて接着して形
成されるコンビネーションブロックを示す斜視図であ
る。
成されるコンビネーションブロックを示す斜視図であ
る。
【図10】コンビネーションブロックをシールド内に固
定して薄膜磁気ヘッドを完成する工程を示す斜視図であ
る。
定して薄膜磁気ヘッドを完成する工程を示す斜視図であ
る。
【図11】従来の薄膜磁気ヘッドの製造方法の実施の形
態を工程順に示すものであり、基板上に複数の薄膜磁気
ヘッドを形成して薄膜素子基板を形成する工程を示す斜
視図である。
態を工程順に示すものであり、基板上に複数の薄膜磁気
ヘッドを形成して薄膜素子基板を形成する工程を示す斜
視図である。
【図12】薄膜素子基板を切断して形成される切断ブロ
ックを示す斜視図である。
ックを示す斜視図である。
【図13】切断ブロックと対向保護板ブロックと並列保
護板ブロックとを接合する工程を示す斜視図である。
護板ブロックとを接合する工程を示す斜視図である。
【図14】切断ブロックと対向保護板ブロックと並列保
護板ブロックとを接合して形成される接着チップを示す
斜視図である。
護板ブロックとを接合して形成される接着チップを示す
斜視図である。
【図15】接着チップを研磨ラッピングして形成される
研磨チップを示す斜視図である。
研磨チップを示す斜視図である。
【図16】研磨チップに印刷配線基板を接続して形成さ
れるヘッドチップを示す斜視図である。
れるヘッドチップを示す斜視図である。
【図17】一対のヘッドチップを組み合わせて接着して
形成されるコンビネーションブロックを形成する工程を
示す斜視図である。
形成されるコンビネーションブロックを形成する工程を
示す斜視図である。
【図18】コンビネーションブロックをシールド内に固
定して薄膜磁気ヘッドを完成する工程を示す斜視図であ
る。
定して薄膜磁気ヘッドを完成する工程を示す斜視図であ
る。
【図19】複数個のヘッドチップ同士を組み合わせる場
合においてチルト調整を行う際に、各ヘッドチップ同士
を側面基準面に当接し加圧した状態を示す模式図であ
る。
合においてチルト調整を行う際に、各ヘッドチップ同士
を側面基準面に当接し加圧した状態を示す模式図であ
る。
【図20】側面基準面に当接し加圧されたヘッドチップ
同士が扇状に開いた状態を示す模式図である。
同士が扇状に開いた状態を示す模式図である。
1 基板 2 薄膜磁気ヘッド 3 磁気ヘッド素子 4 電極引き出し端子 5 基準位置マーカー 6 薄膜磁気ヘッド基板 7,14 仮想線 8 切断ブロック 9 対向保護板ブロック 10 溝部 11 並列保護板ブロック 12 接着ブロック 13 研削ブロック 15 接着チップ 16 研削チップ 17 印刷配線基板 18 ヘッドチップ 19 薄膜記録磁気ヘッドチップ 20 薄膜再生磁気ヘッドチップ 21 コンビネーションブロック 22 シールド枠 23 コンビネーションヘッド
Claims (2)
- 【請求項1】 基板上に薄膜よりなり電極端子部を有す
る複数の薄膜磁気ヘッド素子が配列形成され該薄膜磁気
ヘッド素子よりも幅広の磁気記録媒体摺動面を有する薄
膜磁気ヘッドの製造方法において、 薄膜素子基板より上記薄膜磁気ヘッド素子が上記磁気記
録媒体摺動面と直交する方向に複数列形成されるように
切断した薄膜素子切断ブロックと、該薄膜素子切断ブロ
ック両端面の磁気記録媒体摺動面を補う並列保護板ブロ
ックと、上記薄膜磁気ヘッド素子を保護する対向保護板
ブロックとを接着した後、該対向保護板ブロック側より
所定の厚みまで研削して上記薄膜磁気ヘッド素子の電極
端子部を露出させ、次いで個々の薄膜磁気ヘッド毎に切
り出すことを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項2】 上記対向保護板ブロックを、上記薄膜素
子切断ブロック接着面の裏面より所定の厚みまで研削す
る際に、上記薄膜磁気ヘッド素子の電極端子部が露出す
るように予め上記薄膜素子切断ブロック接着面側に溝を
配設することを特徴とする請求項1記載の薄膜磁気ヘッ
ドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34416195A JPH09180126A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34416195A JPH09180126A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09180126A true JPH09180126A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18367111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34416195A Withdrawn JPH09180126A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09180126A (ja) |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP34416195A patent/JPH09180126A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030304 |