JPH09182117A - 陰極線管の電子ビームランディング測定装置 - Google Patents

陰極線管の電子ビームランディング測定装置

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JPH09182117A
JPH09182117A JP7335236A JP33523695A JPH09182117A JP H09182117 A JPH09182117 A JP H09182117A JP 7335236 A JP7335236 A JP 7335236A JP 33523695 A JP33523695 A JP 33523695A JP H09182117 A JPH09182117 A JP H09182117A
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JP
Japan
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electron beam
magnetic field
ray tube
cathode ray
landing
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Application number
JP7335236A
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English (en)
Inventor
Kenji Nishino
健志 西野
Yoshio Takayanagi
義夫 高柳
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陰極線管のパネル前面から電子ビームランデ
ィング状態の測定を可能にする。 【解決手段】 陰極線管のパネル前面から測定する電子
ビームランディング測定装置であって、陰極線管のパネ
ル22前面から蛍光面に到達する電子ビームを、電子ビ
ーム到達点を中心に変位させる交番磁界及びバイアス磁
界を発生する磁界発生手段23と、磁界発生手段23の
中央に設けられ電子ビームの変位した各変位点における
輝度を検出する受光手段24と、パネル22前面に接触
して測定パルスを発生する測定スイッチ25とからなる
センサ部26と、変位点の輝度の差が零となるバイアス
磁界に対応する磁界発生手段23のコイル電流によって
電子ビーム到達点のミスランディング量を検出する検出
手段27とを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管の電子ビ
ームのランディング状態を測定するための、陰極線管の
電子ビームランディング測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】陰極線管では、その品質検査の1つとし
て、電子ビームのランディング状態が適正であるか否か
を測定することが行われている。従来、このような電子
ビームランディング測定は、陰極線管のネック部に配置
されるランディングコイル、即ち電子ビームの軌道を変
位させるための交番磁界、即ちいわゆるウォブリング磁
界を発生させるコイルを備えた電子ビームランディング
測定器(ランディングチェッカーと呼ばれている)によ
って行われている。
【0003】電子ビームのランディング測定の原理は、
陰極線管の画面上の測定点における電子ビームを、実際
のランディング点(即ち蛍光面上の到達点)より水平方
向の左右、即ち+X方向及び−X方向に等量ずつシフト
させ、各々の移動点における光出力量を検出し、比較
し、この光出力量がそれぞれの方向の移動時に等しくな
るように電子ビームの軌道を変化させた時の、この軌道
の変化に必要な電流(つまり磁界を発生させる電流)を
蛍光面上での距離に換算して測定点における電子ビーム
のランディング値を求めるものである。
【0004】図6は、従来使用されているランディング
チェッカーにおける実際の測定メカニズムの概要を示
す。陰極線管10のネック部にランディングコイル8、
即ちウォブリング磁界を発生させるウォブリングコイル
8aと、電子ビームの到達点を中心位置に持ち来すため
のバイアス磁界(直流磁界)を発生させるガンセンター
コイル8bが装着され、パネル前面に近接対向して光セ
ンサ11が配される。なお、12は偏向ヨークを示す。
但し、理解を容易にするために、ランディングコイル8
を2つのコイル8a及び8bで示したが、実際は後述す
るように1つのコイルいわゆるウォブリング/ガンセン
ターコイルで構成されている。
【0005】先ず、一垂直周期毎にウォブリングコイル
8aにウォブリング電流IW を流してウォブリング磁界
を発生させ、電子ビームをその到達点を中心に水平方向
に左右同じ量だけ振る。測定点に光センサ11を当て
て、電子ビームのランディングがずれている時は、右側
に振った場合と左側に振った場合とで光センサ11に符
号17で示すようにアンバランスな電圧VR ,VL が発
生する。
【0006】この光センサ11からの出力電圧VR ,V
L を、スイッチ回路13によりRチャンネル及びLチャ
ンネルに振り分け、夫々ピークホールド回路14及び1
5に供給し、VR ,VL の直流電圧に変換する。
【0007】このピークホールド回路14及び15から
の出力電圧VR ,VL を差動増幅器16に供給し、その
差分出力を電流計Aを通してガンセンターコイル8bに
フィードバックする。そして、電圧VR と電圧VL の差
分がほとんど無くなるように、繰り返しフィードバック
が行なわれ、電子ビーム到達点が正規の中心位置に収束
する。
【0008】この結果、光センサ11を当てた所では電
圧VR と電圧VL がほぼ等しくなり、ランディングずれ
量が0となる。従って、ガンセンターコイル8bに流れ
た電流IC がランディングずれ量と比例するので、この
電流IC によってランディング状態が検出される。
【0009】次に、図7及び図8を用いてさらに詳述す
る。尚、図7はランディング測定開始時における電子ビ
ームとランディング状態を示し、図8はランディング測
定終了時における電子ビームとランディング状態を示
す。
【0010】測定されるカラー陰極線管としては、赤,
緑及び青の各蛍光体ストライプ1が配列された蛍光面2
を有し、この蛍光面2に対向して垂直方向に延びるスリ
ット(ビーム透過孔)3が水平方向に多数配列されてな
る色選別電極即ちアパーチャグリル4が配されて成るカ
ラー陰極線管を用いた。
【0011】ここでは、図7Aに示す電子ビームの実際
のランディング状態において、陰極線管の画面上の所定
の測定点7でのミスランディング量ML を求めるもので
ある。
【0012】図中、DC は電子ビームの偏向中心(すな
わち偏向ヨークの偏向中心)、BCはアパーチャグリル
4を通過した電子ビームの中心、PC は蛍光体ストライ
プ(本例では緑色蛍光体ストライプ)1の中心を示し、
ミスランディング量ML は電子ビームの中心BC と蛍光
体ストライプ1の中心PC との間の距離として求められ
る。8は、陰極線管の偏向中心DC の後方(従って偏向
ヨークの後方)のネック部上に、画面垂直方向(Y軸方
向)に並行な磁界、即ち、電子ビームをX軸(水平)方
向に変位させるウォブリング磁界(つまり交番磁界)及
びガンセンター磁界となる直流磁界を重畳して発生する
ように取付けたランディングチェッカーのランディング
コイル(いわゆるウォブリング/ガンセンターコイル)
を示す。
【0013】図7Bに示すように、ランディングコイル
8によって発生したウォブリング磁界(−BW )で、電
子ビーム6が画面水平方向の左(即ち−X方向)へ曲げ
られ、偏向中心DC 上で距離−dだけ偏位し、この結
果、蛍光面2上で電子ビーム6が+X方向に+aμmシ
フトし、蛍光面上でのミスランディング量がML +aと
なり、その時の光出力がBr(+a)となる。
【0014】一方、図7Cに示すように、ランディング
コイル8によるウォブリング磁界(+BW )で右(即ち
+X方向)へ曲げられた電子ビーム6は、偏向中心上で
距離+dだけ偏位し、この結果、蛍光面2上で電子ビー
ム6が−X方向に−aμmシフトし、蛍光面上でのミス
ランディング量がML −aとなり、その時の光出力がB
r(−a)となる。
【0015】この時、光出力Br(+a)は光出力Br
(−a)よりも小さい(Br(+a)<Br(−
a))。この光出力差D(a)(=Br(−a)−Br
(+a))をランディングコイル8にガンセンター電流
としてフィードバックし、ガンセンター磁界(+
G/C )を常に重畳することで、図8Aに示すように、
ウォブリング磁界が0の瞬間での偏向中心DC 上の電子
ビーム6の偏位を+Lとし、電子ビームの中心Bcと蛍
光体ストライプの中心PC を一致(ジャストランディン
グ)させる。
【0016】この状態でウォブリング磁界(±BW )に
よって左右にシフトされた電子ビームで得られる光出力
Br(+a)と光出力Br(−a)とは同量となる(図
8B及びC参照)。即ち、ミスランディング量ML の測
定点7に対し、ウォブリング磁界(±BW )が0の状態
での偏向中心DC 上の変位が+Lとなるようなガンセン
ター磁界(+BGC)がある時、それに重畳されるウォブ
リング磁界(±BW )で左右にシフトされる電子ビーム
によって得られる光出力Br(+a)及びBr(−a)
は同量となる。
【0017】ここで、ミスランディング量ML は、偏向
中心DC 上の変位(+L)と比例し、更に、偏向中心D
C 上の変位(+L)は、ガンセンター磁界(+
G/C )、すなわちガンセンター電流(IGC)に比例す
るから、係数(K2 :一般には感度と呼ぶ)に対し、ミ
スランディング量ML は、数1で求められる。
【0018】
【数1】ML =K2 ×IGC
【0019】図7及び図8においては、ウォブリング/
ガンセンター機能、即ちウォブリング磁界がガンセンタ
ー磁界に重畳されるように、1個のランディングコイル
8にウォブリング電流及びガンセンター電流を重畳して
流すようにしているが、その他、ウォブリング磁界とガ
ンセンター磁界を夫々発生させる個々のコイルを用いて
ランディングコイル8を構成することもできる。
【0020】上述の測定の過程において、ウォブリング
磁界+BW からウォブリング磁界−BW 、また、ウォブ
リング磁界−BW からウォブリング磁界+BW への切り
替え(即ち+BW →−BW ,−BW →+BW )は、測定
点における光出力をトリガーとして、1垂直偏向(1フ
ィールド)即ち1垂直周期毎に行なわれる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電子
ビームランディング測定装置では、ランディングコイル
8を陰極線管のネック部に取付けねばならず、次ような
問題があった。
【0022】(i)ランディングコイル8をネック部に
取付けるため、陰極線管を用いたディスプレイ装置のキ
ャビネットを開けなければならない。このため、 (a) 不安輻射特性の劣化の可能性が生じる。 (b) キャビネットを取り外すことによる環境の変化(即
ち、温度、磁界の変化)が無視できず、実働状態での測
定が不可能である。 (c) 装置に組み込まれたままや、設置状態での測定が不
可能である。即ちラックマウントタイプや、移動が困難
な大型モニターの測定が困難である。
【0023】(ii)ランディングコイル8をネック部に
取付けなければならないために、 (d) ネックアセンブリ等によりランディングコイル8の
取付け場所に制限があり、取付け場所によっては充分な
感度が得られない。 (e) 短いネック部を有する陰極線管の測定が不可能であ
り、シャドウマスク型の陰極線管での測定が不可能であ
る。 (f) 小型陰極線管を用いたディスプレイ装置の測定が不
可能である。即ち、コンパクトな設計のディスプレイ装
置においては、その他の電気部品との干渉があり、ラン
ディングコイル8そのものの装着が不可能である。
【0024】(iii) 陰極線管の画面に現れるウォブリン
グ量が大きい(3〜5mm)ため、 (g) 表面画面の最外における測定が不可能である。
【0025】本発明は、上述の点に鑑み、従来の問題点
を改善できるようにした陰極線管の電子ビームランディ
ング測定装置を提供するものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明に係る陰極線管の
電子ビームランディング測定装置は、陰極線管のパネル
前面から交番磁界及びバイアス磁界を発生させる磁界発
生手段と、磁界発生手段の中央に設けられ交番磁界によ
って電子ビームが変位した各変位点における輝度を検出
する受光手段と、パネル前面に接触して測定パルスを発
生する測定スイッチとからなるセンサ部と、上記変位点
の輝度の差が零となるバイアス磁界に対応する磁界発生
手段のコイル電流によって電子ビーム到達点のミスラン
ディング量を検出する検出手段とを備えた構成とする。
【0027】この陰極線管の電子ビームランディング測
定装置においては、陰極線管のパネル前面から電子ビー
ムのランディング測定が可能になり、測定作業が簡単に
なる。
【0028】
【発明の実施の形態】前述したように、従来のランディ
ングチェッカーにおいては、電子ビームをシフトさせる
ために必要なランディングコイルを陰極線管のネック部
に取り付けていたため、キャビネットに納められた状態
の陰極線管、または、ネックアセンブリ等によりランデ
ィングコイルが取り付けられない、もしくは、取り付け
位置の制限により充分な感度が得られない場合には、ラ
ンディング測定そのものが不可能となる。
【0029】しかしながら、ランディング測定の原理を
考慮したとき、ランディング測定装置に必要な条件は、
(1)蛍光面上での電子ビームのランディング位置をウ
ォブリングでき、かつウォブリングが0のときのランデ
ィング位置をシフトできること、(2)各々のウォブリ
ング位置での光出力を検出できること、である。
【0030】本発明の陰極線管の電子ビームランディン
グ測定装置は、上記の条件(1),(2)を備え、且つ
陰極線管の管面、即ちパネル前面側からランディング状
態を測定できるようにしたものである。
【0031】本発明に係る陰極線管の電子ビームランデ
ィング測定装置は、陰極線管のパネル前面から測定する
電子ビームランディング測定装置であって、陰極線管の
パネル前面から蛍光面に到達する電子ビームを、電子ビ
ーム到達点を中心に変位させる交番磁界及びバイアス磁
界を発生する磁界発生手段と、この磁界発生手段の中央
に設けられ電子ビームの変位した各変位点における輝度
を検出する受光手段と、パネル前面に接触して測定パル
スを発生する測定スイッチとからなるセンサ部と、変位
点の輝度の差が零となるバイアス磁界に対応する磁界発
生手段のコイル電流によって電子ビーム到達点のミスラ
ンディング量を検出する検出手段とを備えた構成とす
る。
【0032】本発明に係る陰極線管の電子ビームランデ
ィング測定装置は、上記測定装置において、その磁界発
生手段が電子ビーム到達点を中心に電子ビームを水平方
向の左右2点に変位させる交番磁界を発生させるように
形成された構成とする。
【0033】本発明に係る陰極線管の電子ビームランデ
ィング測定装置は、上記各測定装置において、さらに測
定終了後に、交番磁界を徐々に減衰させて測定点の消磁
を行なう手段を有した構成とする。
【0034】以下、図面を参照して本発明の陰極線管の
電子ビームランディング測定装置の実施例について説明
する。
【0035】図1は、本発明に係る陰極線管の電子ビー
ムランディング測定装置の一例を示す。この電子ビーム
ランディング測定装置21は、陰極線管のパネル22の
前面側より電子ビーム6に対して交番磁界即ちウォブリ
ング磁界と、バイアス磁界即ちガンセンター磁界を与え
る磁界発生手段23と、この磁界発生手段23の中央に
配されて測定点での輝度を検出する受光手段24と、パ
ネル22の前面に接触することによって測定パルスP1
を発生する測定スイッチ25とからなるセンサ部26を
有し、更に、このセンサ部26に接続された検出手段を
有する測定装置本体27を備えて成る。
【0036】磁界発生手段23は、例えばコ字型の磁性
コア31に互に直列接続された1対のコイルからなるラ
ンディングコイル32、即ちウォブリング磁界を発生す
るためのウォブリング電流及びガンセンター磁界を発生
するためのガンセンター電流を重畳して流す、いわゆる
ウォブリング/ガンセンターコイルが巻装されて構成さ
れる。この磁界発生手段23では、ランディングコイル
32にウォブリング電流が流れることによって、陰極線
管の画面垂直方向、即ちY軸方向に並行なウォブリング
磁界を発生させ、このウォブリング磁界によって色選別
電極例えばアパーチャグリルを通過した後の電子ビーム
を、画面水平方向、即ちX軸方向に左右同じ量だけウォ
ブリングさせる。同時に、後述で明らかとなるように電
子ビームの左右の変位点での輝度の差分に応じたバイア
ス電流(即ちガンセンター電流)がランディングコイル
32にフィードバックしてガンセンター磁界(直流磁
界)が発生して電子ビーム到達位置を正規の位置に持ち
来すようにしている。
【0037】受光手段24は、光ファイバー33と、こ
の光ファイバー33からの光を受光する受光素子、例え
ばフォトトランジスタ34とから構成される。光ファイ
バー33は、その1端が磁界発生手段23の中央よりパ
ネル22の前面に近接し、他端が測定装置本体27内に
配したフォトトランジスタ34に結合されるように設け
られる。
【0038】測定スイッチ25は、1対の接点36a及
び36bと、一方の接点36aに一体の接触子37を有
してなり、センサ部26をパネル22の前面に当てたと
き、接触子37の先端がパネル面に当接して両接点36
a及び36bが閉じて、之により測定パルスP1 が発生
するように構成される。測定パルスP1 は図示せざるも
測定器本体27側の検出手段に供給される。
【0039】検出手段は、図示せざるも、前述したスイ
ッチ回路13、ピークホールド回路14,15、差動増
幅器16、フィードバック回路等を有してなる。
【0040】尚、図1において、39は磁界発生手段2
3から発生される磁界、41,42はこの磁界39によ
って電子ビーム6が受ける力の方向を示す。
【0041】そして、本例でのセンサ部26は、小型か
つ高磁束出力、入力信号のS/N比改善、測定の簡便さ
を図るため次のような構成がとられる。即ち、磁界発生
手段23を構成する磁性コア31は、小型かつ磁束密度
を上げるために、薄板パーマロイを重ね合わせたコアに
よって形成される。また受光手段24が、前述したよう
に光出力の伝送に光ファイバ33を用い、この光ファイ
バ33の一端を磁界発生手段23の中央を通るように配
し、この光ファイバ33を通してパネル前面に受けた発
光をフォトトランジスタに受光させるようになされる。
【0042】次に、図3及び図4を用いて、上述の電子
ビームランディング測定装置21によるランディング測
定のメカニズムを説明する。図3はランディング測定開
始時における電子ビームとランディング状態を示し、図
4はランディング測定終了時における電子ビームとラン
ディング状態を示す。
【0043】測定されるカラー陰極線管としては、前述
と同様に、赤,緑及び青の各蛍光体ストライプ1が配列
された受光面2を有し、この受光面2に対向して垂直方
向に延びるスリット(ビーム透過孔)3が水平方向に多
数配列されてなる色選別電極、即ちアパーチャグリル4
が配されて成るカラー陰極線管を用いる。
【0044】ここでは、図3Aに示す電子ビームの実際
のランディング状態において、陰極線管の画面上の所定
の測定点7でのミスランディング量ML ′を求めるもの
である。図中、BC はアパーチャグリル5を通過した電
子ビームの中心、PC は蛍光体ストライプ(本例では緑
色蛍光体ストライプ)1の中心を示し、ミスランディン
グ量ML ′は電子ビーム中心BC と蛍光体ストライプ1
の中心PC との間の距離として求められる。
【0045】図3Bに示すように、測定点7で磁界発生
手段26、即ちそのランディングコイル32によって発
生した画面垂直方向のウォブリング磁界(+BW ′)に
よって、アパーチャグリル4を通過した後の電子ビーム
6は画面水平方向の右(+X方向)へ曲げられ、蛍光面
2上でもa′μmシフトしてミスランディング量が
L ′+a′となり、その時の光出力がBr(+a′)
となる。
【0046】一方、図3Cに示すように、ランディング
コイル32によるウォブリング磁界(−BW ′)でアパ
ーチャグリル4を通過した後の電子ビーム6が画面水平
方向の左(−X方向)に曲げられ、蛍光面2上で−a′
μmシフトしてミスランディング量がML ′−a′とな
り、その時の光出力がBr(−a′)となる。
【0047】この時、光出力Br(+a′)は光出力B
r(−a′)よりも小さい(Br(+a′)<Br(−
a′))。この光出力差D(a′)(=Br(−a′)
−Br(+a′))をランディングコイル32にガンセ
ンター電流としてフィードバックし、ガンセンター磁界
(−BG/C ′)を常に重畳することで(即ち、ウォブリ
ング磁界によってフィードバック動作が繰り返され、光
出力差が0になるように収斂する)、ウォブリング磁界
が0の瞬間での蛍光面上の電子ビームの変位を−ML
とし、電子ビームの中心BC と蛍光体ストライプの中心
C を一致(ジャフトランディング)させる。
【0048】この状態でウォブリング磁界(±BW ′)
で左右にシフトされた電子ビーム6で得られる光出力B
r(+a′)及び光出力Br(−a′)は同量となる
(図4B及びC参照)。
【0049】即ち、ミスランディング量ML ′の測定点
に対し、ウォブリング磁界(±BW′)が0の状態での
蛍光面2上の電子ビームの変位が−ML ′となるような
ガンセンター磁界(−BG/C ′)があるとき、それに重
畳されるウォブリング磁界(±BW ′)で左右にシフト
された電子ビームによって得られる光出力Br(+
a′)及びBr(−a′)は同量となる。
【0050】ここで、ミスランディング量ML ′はガン
センター磁界(−BG/C ′)、すなわち、ランディング
コイル32に流すガンセンター電流IGC′に比例するか
ら、係数(K2 ′:一般には感度と呼ぶ)に対し、ミス
ランディング量ML ′は数2で求められる。
【0051】
【数2】ML ′=K2′×IGC
【0052】このようにして、図4A,B,Cに示すよ
うにミスランディング量−ML ′の測定が終了する。
【0053】尚、本例においても、従来のランディング
測定装置と同様に、ウォブリング/ガンセンター機能、
即ち(ウォブリング磁界とガンセンター磁界を与える機
能)を1個のランディングコイルで行なうことも、夫々
個別のコイルを用いて行なうことも可能である。
【0054】また、測定の過程において、ウォブリング
磁界+BW ′からウォブリング磁界−BW ′、またウォ
ブリング磁界−BW ′からウォブリング磁界+BW ′へ
の切り替え(即ち+BW ′→−BW ′,−BW ′→+B
W ′)は、従来のランディング測定装置と同様に測定点
における光出力をトリガーとして、1垂直偏向(1フィ
ールド)毎、即ち1垂直周期毎に行なわれる。
【0055】図2は、本実施例における測定のタイミン
グチャートを示す。測定の開始は、図1に示すセンサ部
26に取り付けられた測定スイッチ25の接触子37を
陰極線管のパネル前面に押し当てることによって発生す
る測定パルスP1 (図2A参照)によって行なわれる。
即ち測定開始時点t1 で測定パルスP1 が立ち上がる。
【0056】そして、垂直偏向(1フィールド)毎に検
出される光出力(図2B,C参照)によって、一垂直偏
向(1フィールド)毎に極性が替わりウォブリング電流
(図2H参照)がランディングコイル32に流れ、アパ
ーチャグリル4を通過した後の電子ビーム6がウォブリ
ング磁界によって左右にシフトされる。
【0057】各々のウォブリング位置において検出され
た光出力Br(+a)(図2B参照)及び光出力Br
(−a)(図2C参照)は、測定点のランディング状態
によって、その大小関係は異なるが、図3Aの様にラン
ディング状態がプラス(PcよりもBC が左側にある)
の状態においては、マイナス方向にシフトされた時の方
がプラス方向にシフトされた時よりも光出力は大きくな
る。
【0058】この光出力差Da(図2D参照)が0、す
なわち左右の光出力Br(+a)とBr(−a)が等し
くなるようにランディングコイル32にガンセンター電
流がフィードバックして流れ、光出力差D(a)が0と
なった時のガンセンター電流IGC(図2E参照)を換算
前のミスランディング値としてパネルメータ等に表示す
る(図2F参照)。
【0059】そして、時点t2 で測定が終了する。Tm
が測定期間である。測定の終了はセンサ部26をパネル
面から遠ざけることによって行なわれる。その際に、ラ
ンディングコイル32にガンセンター電流IGCが流れた
ままの状態ではこのガンセンター電流IGCによって発生
しているガンセンター磁界でアパーチャグリル4が磁化
(着磁)され、図3Aの初期のランディング状態に戻ら
なくなる。これは、アパーチャグリル4が磁性体である
ために生ずる不具合点であり、非磁性体材料で構成され
ている電子銃内で電子ビームをシフトさせる。即ち管体
のネック部にコイルを装着する従来方法においては発生
しない。
【0060】本実施例では、この着磁による不具合点を
改善するために、さらに次の消磁機能を付加する。第1
の方法は、測定終了と同時にガンセンター電流IGCを0
とする(図2E参照)。パネルメータ等の表示値は、測
定終了時の値を保持する(図2F参照)。そして、測定
終了後の期間Tdに消磁パルスP2 をもとにウォブリン
グ電流IW、即ちウォブリング磁界HW を徐々に減衰さ
せ、測定点の消磁を行なう(図2H参照)。
【0061】第2の方法は、測定終了後に、センサ部2
6をパネル前面から遠ざけることにより、ウォブリング
電流IGCは固定のままで、測定点でのウォブリング磁界
Wを徐々に減衰させ、測定点の消磁を行なう(図2H
参照)。
【0062】上述した実施例によれば、画面垂直方向に
平行な磁界を発生するランディングコイル32、その中
央に配置した受光手段24、センサ部26をパネル前面
に押し当てることによって測定を開始するための測定パ
ルスP1 を発生する測定スイッチ25からなるセンサ部
26を用い、測定終了時にウォブリング磁界を減衰させ
る機能を付加することで、再現性の良いランディング測
定が、陰極線管のパネル前面から可能となる。
【0063】そして、次のような効果を奏する。ディス
プレイ装置のキャビネットを開けることなくランディン
グ測定が可能となる。従って、不要輻射特性を劣化させ
ることがない。ディスプレイ装置の不要輻射対策は、キ
ャビネットやシールドケースによってなされるが、それ
らの装着状態、ネジ等の締付け状態で不要輻射対策特性
が大きく左右され、キャビネットやシールドケースを一
旦取り外すと、特性が損なわれることも少なくない、本
実施例ではこのような心配がなくなる。
【0064】また、実働状態での測定が可能となる。こ
のため、キャビネットを取り外すことによる環境の変化
(温度、磁界)を心配することがなくなる。また、装置
に組み込まれたままや、設置状態での測定が可能とな
る。従って、ラックマウントタイプや、移動が困難な大
型モニタの測定に簡単に対応することができる。また、
フィールドサービスに最適である。
【0065】ランディングコイルを陰極線管のネック部
に取り付けないために、ネックアセンブリ等による取り
付け場所の制限がない。またネック部が短いタイプの陰
極線管の測定が可能となる。また、小型陰極線管を用い
たディスプレイ装置の測定が可能となる。
【0066】ウォブリング機能を消磁機能として用いる
ため、測定点の着磁防止ができ、測定再現性が良い。ま
た、測定機の機能の簡略化が図れる。即ち、別機能とし
ての消磁機能を削減できる。
【0067】陰極線管の管面(パネル面)に現れるラス
ターのウォブリング量が小さいため、画面表示エリアの
最外における測定が可能である。
【0068】尚、本発明はシャドウマスク方式のよう
に、デルタ配置の蛍光面を有する陰極線管用の電子ビー
ムランディング測定装置にも適用できる。蛍光面構造が
ストライプ構造(色選別電極としてアパーチャグリルを
使用)や、レンガ構造(色選別電極としてスロットマス
クを使用)の陰極線管は垂直方向の色が同じであり、従
って、ランディング測定は水平方向(X軸方向)の1次
元でよく、そのためのランディングコイルは、垂直方向
(Y軸方向)に磁界を発生するのみで充分である。
【0069】しかしながら、蛍光面構造がドット構造の
シャドウマスク方式の陰極線管は、上下、左右ともに蛍
光体の色が異なるため、ランディング測定もX軸方向及
びY軸方向の2次元となる。そのため、ランディングコ
イルは、図5に示すように、2組の夫々直角に配置され
たランディングコイル即ちXコイル41〔41A,41
B〕及びYコイル42〔42A,42B〕を有する磁界
発生手段43と、その中央に配置された受光手段24、
即ちその光ファイバー33からなるセンサ部45(但
し、測定スイッチは図示せず)を備えることによって実
現できる。各コイルと受光手段の働きは、ガンセンター
電流、ウォブリング電流がそれぞれのコイル41と42
に対して独立してある以外は、1次元構造のものと変わ
らない。
【0070】
【発明の効果】本発明に係る陰極線管の電子ビーム測定
装置によれば、陰極線管のパネル前面から測定が可能と
なり、且つセンサ部をパネル前面に押し当てることで測
定スイッチが働き測定が開始されるので、測定が簡便と
なる。
【0071】また消磁手段を設けることにより、測定終
了後に測定時に生ずる陰極線管内の着磁を消磁し元の状
態に復帰させることができる。
【0072】そして、次のような効果を奏する。ディス
プレイ装置のキャビネットを開けることなくランディン
グ測定が可能となる。従って、不要輻射特性を劣化させ
ることがない、ディスプレイ装置の不要輻射対策は、キ
ャビネットやシールドケースによってなされるが、それ
らの装着状態、ネジ等の締付状態で不要輻射対策特性が
大きく左右され、キャビネットやシールドケースを一旦
取り外すと、特性が損なわれことも少なくないが、本実
施例ではこのような心配がなくなる。
【0073】また、実働状態での測定が可能となる。こ
のため、キャビネットを取り外すことによる環境の変化
(温度、磁界)を心配することがなくなる。また、装置
に組み込まれたままや、設置状態での測定が可能とな
る。従って、ラックマウントタイプや、移動が困難な大
型モニタの測定に簡単に対応することができる。また、
フィールドサービスに最適である。
【0074】ランディングコイルを陰極線管のネック部
に取り付けないために、ネックアセンブリ等による取り
付け場所の制限がない。また、ネック部が短いタイプの
陰極線管の測定が可能となる。また、小型陰極線管を用
いたディスプレイ装置の測定が可能となる。
【0075】ウォブリング機能を消磁機能として用いる
ため、測定点の着磁防止ができ、測定再現性が良い。ま
た、測定機の機能の簡略化が図れる。即ち、別機能とし
ての消磁機能を削減できる。
【0076】陰極線管の管面(パネル面)に現れるラス
ターのウォブリング量が小さいため、画面表示エリアの
最外における測定が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の陰極線管の電子ビームランディング測
定装置の一例を示す構成図である。
【図2】測定におけるタイミングチャートである。
【図3】A〜C 本発明の動作説明に供するランディン
グ測定開始時における電子ビームとランディング状態の
説明図である。
【図4】A〜C 本発明の動作説明に供するランディン
グ測定終了時における電子ビームとランディング状態の
説明図である。
【図5】本発明に係るセンサ部の他の例を示す構成図で
ある。
【図6】従来のランディングチェッカの概略構成図であ
る。
【図7】A〜C 従来のランディングチェッカーの動作
説明に供するランディング測定開始時における電子ビー
ムとランディング状態の説明図である。
【図8】A〜C 従来のランディングチェッカーの動作
説明に供するランディング測定終了時における電子ビー
ムとランディング状態の説明図である。
【符号の説明】
1 蛍光体ストライプ 2 蛍光面 3 ビーム透過孔(スリット) 4 アパーチャグリル 6 電子ビーム 21 電子ビームランディング測定装置 22 陰極線管のパネル 23 磁界発生手段 24 受光手段 25 測定スイッチ 26 センサ部 31 磁性コア 32 ランディングコイル 33 光ファイバ 34 フォトトランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管のパネル前面から測定する電子
    ビームランディング測定装置であって、 陰極線管のパネル前面から蛍光面に到達する電子ビーム
    を、電子ビーム到達点を中心に変位させる交番磁界及び
    バイアス磁界を発生する磁界発生手段と、 前記磁界発生手段の中央に設けられ電子ビームの変位し
    た各変位点における輝度を検出する受光手段と、 前記パネル前面に接触して測定パルスを発生する測定ス
    イッチとからなるセンサ部と、 前記変位点の輝度の差が零となる前記バイアス磁界に対
    応する前記磁界発生手段のコイル電流によって電子ビー
    ム到達点のミスランディング量を検出する検出手段とを
    備えることを特徴とする陰極線管の電子ビームランディ
    ング測定装置。
  2. 【請求項2】 前記磁界発生手段は、前記電子ビーム到
    達点を中心に電子ビームを水平方向の左右2点に変位さ
    せる交番磁界を発生させることを特徴とする請求項1に
    記載の陰極線管の電子ビームランディング測定装置。
  3. 【請求項3】 測定終了後に、前記交番磁界を徐々に減
    衰させて測定点の消磁を行なう手段を有することを特徴
    とする請求項1に記載の陰極線管の電子ビームランディ
    ング測定装置。
  4. 【請求項4】 測定終了後に、前記交番磁界を徐々に減
    衰させて測定点の消磁を行なう手段を有することを特徴
    とする請求項2に記載の陰極線管の電子ビームランディ
    ング測定装置。
JP7335236A 1995-12-22 1995-12-22 陰極線管の電子ビームランディング測定装置 Pending JPH09182117A (ja)

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