JPH09182596A - ヒトインヒビンβ▲B▼鎖の合成方法 - Google Patents
ヒトインヒビンβ▲B▼鎖の合成方法Info
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- JPH09182596A JPH09182596A JP8307775A JP30777596A JPH09182596A JP H09182596 A JPH09182596 A JP H09182596A JP 8307775 A JP8307775 A JP 8307775A JP 30777596 A JP30777596 A JP 30777596A JP H09182596 A JPH09182596 A JP H09182596A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヒトインヒビンβB鎖の合成方法を提供す
る。 【解決手段】 ブタ及び/又はヒトインヒビンのα鎖及
び/又はβ鎖をコードしている核酸を含有するベクター
を用いて形質転換された真核性宿主細胞を培養すること
によりα鎖及び/又はβ鎖を合成することができる。
る。 【解決手段】 ブタ及び/又はヒトインヒビンのα鎖及
び/又はβ鎖をコードしている核酸を含有するベクター
を用いて形質転換された真核性宿主細胞を培養すること
によりα鎖及び/又はβ鎖を合成することができる。
Description
【0001】
【発明の背景】本発明は、組換え細胞培養法による、ヒ
トインヒビンβB鎖を含有するタンパク質の製造方法に
関する。さらに詳しくは、本発明は、ヒトインヒビンを
コードしているDNAを得る方法、並びに、それを用い
る方法、さらにはヒトの天然のインヒビンあるいは自然
界に存在するそれらのアレルのアミノ酸配列を出発物質
としてインヒビン変異体を製造する方法に関するもので
ある。
トインヒビンβB鎖を含有するタンパク質の製造方法に
関する。さらに詳しくは、本発明は、ヒトインヒビンを
コードしているDNAを得る方法、並びに、それを用い
る方法、さらにはヒトの天然のインヒビンあるいは自然
界に存在するそれらのアレルのアミノ酸配列を出発物質
としてインヒビン変異体を製造する方法に関するもので
ある。
【0002】インヒビンは性腺(生殖腺)で産生され、下
垂体レベルにおいて、卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌
を特異的に阻害するよう作用するタンパク質である。イ
ンヒビンの存在については、最初、マックラーフ(McC
ullagh)により仮説が出された[1932、「サイエンス
(Science)」76: 19−20]。その様なゴナドトロピ
ン(性腺刺激ホルモン)分泌に対する優先的な制御作用に
大きな関心が寄せられ、過去50年間に、多数の研究者
達が、精巣抽出液、精子、精巣網液、精液血漿および卵
胞液からこの物質を単離し、様々なバイオアッセイを用
いて特性化することを試みた。多くの文献において、
5,000〜100,000ダルトンの分子量を有するイ
ンヒビン様物質を精製したと報告されているが、継続研
究において、これらの物質はホモジーニアス(均質)でな
かったり、真のインヒビンに予測される高度の特異活性
を持たず、そして/または本明細書に記載したインヒビ
ンの分子特性を示さない物質であることが分かった[ド
ウ・ジョン(de Jong)、インヒビン・ファクター・ア
ーティファクト(Inhibin−Factor Artifact)「モレ
キュラー・アンド・セルラー・エンドクリン(Molecula
r & Cellular Endocrin)」13: 1−10(197
9); シエスら(Sheth)1984「F.E.B.S.」1
65(1): 11−15; セイダーら(Seidah)、198
4「F.E.B.S.」175(2): 349−355; リ
ルジャら(Lilja)、1985年3月、「F.E.B.
S.」1982(1): 181−184; リら(Li)198
5年6月「プロシーディングス・オブ・ザ・ナショナル
・アカデミィ・オブ・サイエンスイズ(Proc.Nat.A
cd.Sci.)USA」82: 4041−4044: セイダ
ーら(Seidah)「F.E.B.S.」167(1): 98−
102; およびベクサックら(Beksac)1984、「イン
ター・ジェイ・アンドロロジィ(Intern.J.Androlo
gy)」7: 389−397]。
垂体レベルにおいて、卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌
を特異的に阻害するよう作用するタンパク質である。イ
ンヒビンの存在については、最初、マックラーフ(McC
ullagh)により仮説が出された[1932、「サイエンス
(Science)」76: 19−20]。その様なゴナドトロピ
ン(性腺刺激ホルモン)分泌に対する優先的な制御作用に
大きな関心が寄せられ、過去50年間に、多数の研究者
達が、精巣抽出液、精子、精巣網液、精液血漿および卵
胞液からこの物質を単離し、様々なバイオアッセイを用
いて特性化することを試みた。多くの文献において、
5,000〜100,000ダルトンの分子量を有するイ
ンヒビン様物質を精製したと報告されているが、継続研
究において、これらの物質はホモジーニアス(均質)でな
かったり、真のインヒビンに予測される高度の特異活性
を持たず、そして/または本明細書に記載したインヒビ
ンの分子特性を示さない物質であることが分かった[ド
ウ・ジョン(de Jong)、インヒビン・ファクター・ア
ーティファクト(Inhibin−Factor Artifact)「モレ
キュラー・アンド・セルラー・エンドクリン(Molecula
r & Cellular Endocrin)」13: 1−10(197
9); シエスら(Sheth)1984「F.E.B.S.」1
65(1): 11−15; セイダーら(Seidah)、198
4「F.E.B.S.」175(2): 349−355; リ
ルジャら(Lilja)、1985年3月、「F.E.B.
S.」1982(1): 181−184; リら(Li)198
5年6月「プロシーディングス・オブ・ザ・ナショナル
・アカデミィ・オブ・サイエンスイズ(Proc.Nat.A
cd.Sci.)USA」82: 4041−4044: セイダ
ーら(Seidah)「F.E.B.S.」167(1): 98−
102; およびベクサックら(Beksac)1984、「イン
ター・ジェイ・アンドロロジィ(Intern.J.Androlo
gy)」7: 389−397]。
【0003】インヒビン活性を有するポリペプチドが、
ウシまたはヒツジの卵胞液から精製された(PCT86
/00078、1986年1月3日公開)。このタンパ
ク質はSDS−PAGEに基づく分子量56,000±
1,000を有しており、見掛け上の分子量44,000
±3,000および14,000±2,000を有する2
つのサブユニットに解離し得ることが報告されている。
各サブユニットのアミノ末端配列が記載されている。
ウシまたはヒツジの卵胞液から精製された(PCT86
/00078、1986年1月3日公開)。このタンパ
ク質はSDS−PAGEに基づく分子量56,000±
1,000を有しており、見掛け上の分子量44,000
±3,000および14,000±2,000を有する2
つのサブユニットに解離し得ることが報告されている。
各サブユニットのアミノ末端配列が記載されている。
【0004】いずれも約32,000ダルトンの分子量
の、インヒビン活性を有する2種のタンパク質をブタの
卵胞液から単離することに成功した。ヘパリン−セファ
ロース・アフィニティ・クロマトグラフィー、ゲル濾過
および逆相高速液体クロマトグラフィー(RP−HPL
C)等のタンパク質分離法を組み合わせて、実質上均質
(総タンパク質重量の90%)に、ブタインヒビンを精製
した。
の、インヒビン活性を有する2種のタンパク質をブタの
卵胞液から単離することに成功した。ヘパリン−セファ
ロース・アフィニティ・クロマトグラフィー、ゲル濾過
および逆相高速液体クロマトグラフィー(RP−HPL
C)等のタンパク質分離法を組み合わせて、実質上均質
(総タンパク質重量の90%)に、ブタインヒビンを精製
した。
【0005】これらのタンパク質はブタから得た物質か
ら実質上、均質な状態で単離され、プロテインA(Prot
ein A)およびプロテインB(Protein B)と命名され
た。各タンパク質は分子量32,000ダルトン(32
K)であり、これらは分子量が18,000ダルトンおよ
び14,000ダルトンであって、タンパク質内でジス
ルフィド結合を介して結合し、ホルモン活性を示す2本
のポリペプチド鎖からなっている。両タンパク質の1
8,000ダルトン(18K)鎖またはアルファ(α)鎖の
アミノ末端アミノ酸残基配列は、式:
ら実質上、均質な状態で単離され、プロテインA(Prot
ein A)およびプロテインB(Protein B)と命名され
た。各タンパク質は分子量32,000ダルトン(32
K)であり、これらは分子量が18,000ダルトンおよ
び14,000ダルトンであって、タンパク質内でジス
ルフィド結合を介して結合し、ホルモン活性を示す2本
のポリペプチド鎖からなっている。両タンパク質の1
8,000ダルトン(18K)鎖またはアルファ(α)鎖の
アミノ末端アミノ酸残基配列は、式:
【化4】Ser−Thr−Ala−Pro−Leu−Pro−Trp−
Pro−Trp−Ser−Pro−Ala−Ala−Leu−Arg−L
eu−Leu−Gln−Arg−Pro−Pro−Glu−Glu−Pro
−Ala−Val で示される。また、プロテインAの14,000ダルト
ン(14K)鎖またはベーター(β)鎖のアミノ末端アミノ
酸残基配列は、式:
Pro−Trp−Ser−Pro−Ala−Ala−Leu−Arg−L
eu−Leu−Gln−Arg−Pro−Pro−Glu−Glu−Pro
−Ala−Val で示される。また、プロテインAの14,000ダルト
ン(14K)鎖またはベーター(β)鎖のアミノ末端アミノ
酸残基配列は、式:
【化5】Gly−Leu−Glu−X−Asp−Gly−Lys−V
al−Asn−Ile−X−X−Lys−Lys−Gln−Phe−P
he−Val−Ser−Phe−Lys−Asp−Ile−Gly−Trp
−Asn−Asp−Trp−Ile−Ile−Ala で示され、プロテインBのそれは、式:
al−Asn−Ile−X−X−Lys−Lys−Gln−Phe−P
he−Val−Ser−Phe−Lys−Asp−Ile−Gly−Trp
−Asn−Asp−Trp−Ile−Ile−Ala で示され、プロテインBのそれは、式:
【化6】Gly−Leu−Glu−X−Asp−Gly−Arg−T
hr−Asn−Leu−X−X−Arg-Gln−Gln−Phe−Phe
−Ile−Asp−Phe−Arg−Leu で示される。プロテインAおよびプロテインBは完全に
特性化されている。各32Kタンパク質はいずれもイン
ヒビン活性を示し、FSHの基礎的な分泌を特異的に阻
害するが、黄体形成ホルモン(LH)の分泌を阻害するこ
とはない。各ポリペプチド鎖はホルモン活性を示さなか
った。これに関する元の(親)出願を行った後、インヒビ
ンβ鎖二量体(ダイマー)が、卵胞液中に天然の存在物
(アクティビンと称される)として存在しており、それ
が、ラット脳下垂体前葉細胞によるFSH分泌を刺激す
る作用を有することが示された[バレら(Vale)、198
6ネイチャー「Nature」321: 776−779および
リングら(Ling)1986「ネイチャー」321: 779
−782]。
hr−Asn−Leu−X−X−Arg-Gln−Gln−Phe−Phe
−Ile−Asp−Phe−Arg−Leu で示される。プロテインAおよびプロテインBは完全に
特性化されている。各32Kタンパク質はいずれもイン
ヒビン活性を示し、FSHの基礎的な分泌を特異的に阻
害するが、黄体形成ホルモン(LH)の分泌を阻害するこ
とはない。各ポリペプチド鎖はホルモン活性を示さなか
った。これに関する元の(親)出願を行った後、インヒビ
ンβ鎖二量体(ダイマー)が、卵胞液中に天然の存在物
(アクティビンと称される)として存在しており、それ
が、ラット脳下垂体前葉細胞によるFSH分泌を刺激す
る作用を有することが示された[バレら(Vale)、198
6ネイチャー「Nature」321: 776−779および
リングら(Ling)1986「ネイチャー」321: 779
−782]。
【0006】ヒト由来のインヒビンのα鎖およびβ鎖の
アミノ酸配列は、本発明より以前には知られていなかっ
た。動物のインヒビンに関して行なわれた研究に匹敵す
る研究を行うために必要な大量のヒト卵胞液の入手が容
易でないばかりか、ヒトのインヒビンと動物のインヒビ
ンとが、同様の精製方法が有効な程度に、充分類似して
いるという保証もない。従って、ヒトインヒビンのアミ
ノ酸配列の特徴を決定する方法が必要とされている。
アミノ酸配列は、本発明より以前には知られていなかっ
た。動物のインヒビンに関して行なわれた研究に匹敵す
る研究を行うために必要な大量のヒト卵胞液の入手が容
易でないばかりか、ヒトのインヒビンと動物のインヒビ
ンとが、同様の精製方法が有効な程度に、充分類似して
いるという保証もない。従って、ヒトインヒビンのアミ
ノ酸配列の特徴を決定する方法が必要とされている。
【0007】また、インヒビンのα鎖またはβ鎖を、好
ましくは、懸案の(questioned)インヒビンにとってホモ
ローガス(homologous)な種のタンパク質を殆んど、ある
いは全く含有しない状態で、好ましくは生物学的に活性
なインヒビンのα鎖またはβ鎖を製造するための経済的
な方法が必要とされている。これらの、並びに他の目的
は本発明の全貌から明らかとなるであろう。
ましくは、懸案の(questioned)インヒビンにとってホモ
ローガス(homologous)な種のタンパク質を殆んど、ある
いは全く含有しない状態で、好ましくは生物学的に活性
なインヒビンのα鎖またはβ鎖を製造するための経済的
な方法が必要とされている。これらの、並びに他の目的
は本発明の全貌から明らかとなるであろう。
【0008】要約 ブタおよびヒトの成熟インヒビンのα鎖およびβ鎖、お
よびそれらのプレプロ形並びにプロ形の前駆体をコード
している核酸を単離し、複製可能なベクターにクローン
した。インヒビンをコードしているcDNAの配列決定
により、成熟インヒビン鎖のN末端に位置し、一緒にな
って生物活性なポリペプチドを発現するプロドメイン(p
rodomain)領域が同定された。このプロドメイン領域、
あるいはプロドメイン・イムノゲン(免疫原)は、形質転
換細胞におけるプレプロインヒビンのプロセッシングの
監視(モニター)、または動物における臨床条件の変化あ
るいは生殖生理学上の変調に関する実験に有用である。
本発明においてはα鎖の核酸またはβ鎖の核酸を用いて
宿主を形質転換し、成熟インヒビンα鎖および/または
β鎖を組換え発現させ、診断学的検定に用いるために、
前駆体インヒビン鎖のプロドメイン配列を調製した。さ
らに詳しくは、該領域をコードしている核酸をプロモー
ターのコントロール下において、複製可能なベクターに
ライゲートし、このベクターで宿主細胞を形質転換し、
宿主細胞を培養し、培養された細胞からプロドメイン、
アクティビンまたはインヒビンを回収することからなる
方法により、インヒビンα鎖および/またはβ鎖を組換
え細胞培養内で発現させた。本発明方法によれば、イン
ヒビン、アクティビンおよびプロドメインを、ホモロー
ガスな供給源のタンパク質を全く含まず、生物学的に活
性な形で製造することができる。
よびそれらのプレプロ形並びにプロ形の前駆体をコード
している核酸を単離し、複製可能なベクターにクローン
した。インヒビンをコードしているcDNAの配列決定
により、成熟インヒビン鎖のN末端に位置し、一緒にな
って生物活性なポリペプチドを発現するプロドメイン(p
rodomain)領域が同定された。このプロドメイン領域、
あるいはプロドメイン・イムノゲン(免疫原)は、形質転
換細胞におけるプレプロインヒビンのプロセッシングの
監視(モニター)、または動物における臨床条件の変化あ
るいは生殖生理学上の変調に関する実験に有用である。
本発明においてはα鎖の核酸またはβ鎖の核酸を用いて
宿主を形質転換し、成熟インヒビンα鎖および/または
β鎖を組換え発現させ、診断学的検定に用いるために、
前駆体インヒビン鎖のプロドメイン配列を調製した。さ
らに詳しくは、該領域をコードしている核酸をプロモー
ターのコントロール下において、複製可能なベクターに
ライゲートし、このベクターで宿主細胞を形質転換し、
宿主細胞を培養し、培養された細胞からプロドメイン、
アクティビンまたはインヒビンを回収することからなる
方法により、インヒビンα鎖および/またはβ鎖を組換
え細胞培養内で発現させた。本発明方法によれば、イン
ヒビン、アクティビンおよびプロドメインを、ホモロー
ガスな供給源のタンパク質を全く含まず、生物学的に活
性な形で製造することができる。
【0009】本発明において同定された核酸はブタまた
はヒトのインヒビンのα, βAおよびβB鎖をコードして
いる。組換え細胞は、αβAまたはαβBインヒビンを発
現するか、あるいは、β−鎖ヘテロ二量体またはホモ二
量体(これらは文献中にアクティビンとして総括されて
いる)を発現するよう形質転換された。組換え細胞の発
現産物であるβ鎖二量体は、天然状態で普通に伴ってい
るホモローガスなタンパク質を含んでいない。
はヒトのインヒビンのα, βAおよびβB鎖をコードして
いる。組換え細胞は、αβAまたはαβBインヒビンを発
現するか、あるいは、β−鎖ヘテロ二量体またはホモ二
量体(これらは文献中にアクティビンとして総括されて
いる)を発現するよう形質転換された。組換え細胞の発
現産物であるβ鎖二量体は、天然状態で普通に伴ってい
るホモローガスなタンパク質を含んでいない。
【0010】インヒビンまたはアクティビン並びにそれ
らの無毒な塩と薬学上許容し得る担体とを混合して製剤
化し、稔性(妊性)をコントロールするためにヒトを含む
哺乳類に投与することができる。インヒビン投与によっ
て雌性哺乳類では稔性の減少、雄性哺乳類では精子形成
の減少を来し、充分量を投与することにより不稔を引き
起こす。インヒビンは不妊の診断にも有用である。文献
によるとアクティビンは脳下垂体細胞からのFSH分泌
を刺激することができることが示されており、従って、
稔性誘導治療に有用である。
らの無毒な塩と薬学上許容し得る担体とを混合して製剤
化し、稔性(妊性)をコントロールするためにヒトを含む
哺乳類に投与することができる。インヒビン投与によっ
て雌性哺乳類では稔性の減少、雄性哺乳類では精子形成
の減少を来し、充分量を投与することにより不稔を引き
起こす。インヒビンは不妊の診断にも有用である。文献
によるとアクティビンは脳下垂体細胞からのFSH分泌
を刺激することができることが示されており、従って、
稔性誘導治療に有用である。
【0011】また、本発明方法により、インヒビン、ア
クティビンおよびプロドメインの、天然の類似体から
の、一次アミノ酸配列および/またはグリコシル化にお
ける変化を伴った変異体の簡便な製造方法、とりわけ、
インヒビン、アクティビンまたはプロドメイン領域と免
疫原ペプチドとの融合物を簡便かつ容易に製造すること
ができる。
クティビンおよびプロドメインの、天然の類似体から
の、一次アミノ酸配列および/またはグリコシル化にお
ける変化を伴った変異体の簡便な製造方法、とりわけ、
インヒビン、アクティビンまたはプロドメイン領域と免
疫原ペプチドとの融合物を簡便かつ容易に製造すること
ができる。
【0012】図面に関する説明 図1はブタα鎖のmRNAの模式図である。配列決定に
用いたオーバーラップしたcDNAクローンをmRNA構
造を示す図の上方に記した。λクローンの3'末端の黒
い四角はこれらのクローンが特異的なプライミング(pri
ming)により得られたことを表している。非翻訳配列を
直線で示し、暗号配列を四角で囲んで示した。空白部分
はシグナル配列およびプロ配列の暗号領域を指し、交差
した斜線で示した領域は134アミノ酸α−鎖を指す。
スケールはヌクレオチドを最長のcDNAクローンの5'
末端から表したものである。
用いたオーバーラップしたcDNAクローンをmRNA構
造を示す図の上方に記した。λクローンの3'末端の黒
い四角はこれらのクローンが特異的なプライミング(pri
ming)により得られたことを表している。非翻訳配列を
直線で示し、暗号配列を四角で囲んで示した。空白部分
はシグナル配列およびプロ配列の暗号領域を指し、交差
した斜線で示した領域は134アミノ酸α−鎖を指す。
スケールはヌクレオチドを最長のcDNAクローンの5'
末端から表したものである。
【0013】図2および図3はブタインヒビンα鎖前駆
体のヌクレオチド配列および推定のアミノ酸配列を示
す。ヌクレオチド番号は左側に、アミノ酸番号は全般を
通して記載されている。下線を付したアミノ酸配列は長
い合成DNAプローブを設計するのに用いられた配列で
ある。この364アミノ酸前駆体には、疎水性のシグナ
ル配列、プロ領域、並びに成熟の鎖(アミノ酸231−
364)が含まれている。成熟α鎖のNH2末端の直ぐ上
流にタンパク分解的なプロセッシング部位であるArg−
Arg(黒色バーで表示)がある。その他、プロ領域内に存
在する、幾つかの推定の二塩基性プロセッシング部位は
白色バー(空白の棒)で示されている。単一の、潜在的な
N−結合グリコシル化部位は、交差斜線を引いたバーで
示されている。mRNAの3'末端と近接したAATAA
Aボックスに下線を施して示した。
体のヌクレオチド配列および推定のアミノ酸配列を示
す。ヌクレオチド番号は左側に、アミノ酸番号は全般を
通して記載されている。下線を付したアミノ酸配列は長
い合成DNAプローブを設計するのに用いられた配列で
ある。この364アミノ酸前駆体には、疎水性のシグナ
ル配列、プロ領域、並びに成熟の鎖(アミノ酸231−
364)が含まれている。成熟α鎖のNH2末端の直ぐ上
流にタンパク分解的なプロセッシング部位であるArg−
Arg(黒色バーで表示)がある。その他、プロ領域内に存
在する、幾つかの推定の二塩基性プロセッシング部位は
白色バー(空白の棒)で示されている。単一の、潜在的な
N−結合グリコシル化部位は、交差斜線を引いたバーで
示されている。mRNAの3'末端と近接したAATAA
Aボックスに下線を施して示した。
【0014】図4はブタのβAサブユニットmRNAおよ
びβBサブユニットmRNAを表し、その暗号配列を四角
で囲んで示した模式図である。βAサブユニットおよび
βBサブユニット(ダッシュで表示)は、暗号配列の3'末
端に向かってコードされている。3'および5'非翻訳領
域は線で示されている。βBサブユニットmRNAの5'
および3'非翻訳領域の長さはmRNAのサイズ(図9)、
並びに、それとβA mRNAとの明白な類似性に基づい
て帰納的に決められた。図中、破線はcDNAの仮定の
領域を示している。オーバーラップするオリゴdTにプ
ライムされたcDNAクローンおよびランダムにプライ
ムされたクローン(λPINβA5s、λPINβB1s、
およびλPINβB2s)の相対的な位置を示した。スケ
ールは4.5kbmRNAの5'末端から、ヌクレオチド番
号で示されている。
びβBサブユニットmRNAを表し、その暗号配列を四角
で囲んで示した模式図である。βAサブユニットおよび
βBサブユニット(ダッシュで表示)は、暗号配列の3'末
端に向かってコードされている。3'および5'非翻訳領
域は線で示されている。βBサブユニットmRNAの5'
および3'非翻訳領域の長さはmRNAのサイズ(図9)、
並びに、それとβA mRNAとの明白な類似性に基づい
て帰納的に決められた。図中、破線はcDNAの仮定の
領域を示している。オーバーラップするオリゴdTにプ
ライムされたcDNAクローンおよびランダムにプライ
ムされたクローン(λPINβA5s、λPINβB1s、
およびλPINβB2s)の相対的な位置を示した。スケ
ールは4.5kbmRNAの5'末端から、ヌクレオチド番
号で示されている。
【0015】図5、図6、図7および図8は、ブタ・イ
ンヒビンのβサブユニット前駆体のヌクレオチド配列お
よび推定のアミノ酸配列を示す。βB配列はβA配列と、
最大限ホモロジィに並んでいる。βサブユニット前駆体
のNH2末端は角型括弧と矢印で示されている。システ
イン残基には陰影を施し、可能なプロセッシング部位を
白色バーで示すと共に、可能なグリコシル化部位を交差
した斜線を付した箱で囲んだ。両配列の、終止コドンの
3'側に存在する極めてGCに富む領域、イントロン配
列に、上線(オーバーライン)または下線を付した。オリ
ゴヌクレオチドの設計に用いたアミノ酸配列に、AAT
AAAポリアデニル化シグナルのごとく下線を付した。
λPIN−βA8とこの領域をカバーする他のクローン
類との間には1個のヌクレオチドの相違があった。G→
A変化によりアミノ酸278のグリシンからセリンへの
変化が起きた。成熟βAサブユニットのNH2末端の直ぐ
上流には、プロ配列を伴って、Arg Arg Arg Arg
Arg (黒色バー)タンパク分解的プロセッシング部位
が存在する。βAサブユニットのアミノ酸配列にのみ番
号が付されている。
ンヒビンのβサブユニット前駆体のヌクレオチド配列お
よび推定のアミノ酸配列を示す。βB配列はβA配列と、
最大限ホモロジィに並んでいる。βサブユニット前駆体
のNH2末端は角型括弧と矢印で示されている。システ
イン残基には陰影を施し、可能なプロセッシング部位を
白色バーで示すと共に、可能なグリコシル化部位を交差
した斜線を付した箱で囲んだ。両配列の、終止コドンの
3'側に存在する極めてGCに富む領域、イントロン配
列に、上線(オーバーライン)または下線を付した。オリ
ゴヌクレオチドの設計に用いたアミノ酸配列に、AAT
AAAポリアデニル化シグナルのごとく下線を付した。
λPIN−βA8とこの領域をカバーする他のクローン
類との間には1個のヌクレオチドの相違があった。G→
A変化によりアミノ酸278のグリシンからセリンへの
変化が起きた。成熟βAサブユニットのNH2末端の直ぐ
上流には、プロ配列を伴って、Arg Arg Arg Arg
Arg (黒色バー)タンパク分解的プロセッシング部位
が存在する。βAサブユニットのアミノ酸配列にのみ番
号が付されている。
【0016】図9はα,βAおよびβBサブユニット・ハ
イブリダイゼーションプローブを用いて行ったブタの卵
胞mRNAについてのノーザン・ブロット・分析の結果
を示す図である。a、b、c、dおよびfレーンはポリA+m
RNAを、eおよびgレーンは全RNAを示している。2
8Sおよび18Sリボソーム性RNAの位置を表示し
た。a、dおよびeレーンはαサブユニットcDNAプロー
ブとハイブリダイズさせ; d、eおよびgレーンはβAサブ
ユニット特異的プローブとハイブリダイズさせ;cレーン
はβBサブユニット特定的プローブとハイブリダイズさ
せた結果を示す。αサブユニットmRNAは約1.5kbで
あり、βAサブユニットmRNAは約4.5kbである。a、
bおよびcレーンに示したハイブリダイゼーションは、m
RNAの相対レベルを判定するために略等しい長さと特
異活性を有するプローブを用いて行われた。
イブリダイゼーションプローブを用いて行ったブタの卵
胞mRNAについてのノーザン・ブロット・分析の結果
を示す図である。a、b、c、dおよびfレーンはポリA+m
RNAを、eおよびgレーンは全RNAを示している。2
8Sおよび18Sリボソーム性RNAの位置を表示し
た。a、dおよびeレーンはαサブユニットcDNAプロー
ブとハイブリダイズさせ; d、eおよびgレーンはβAサブ
ユニット特異的プローブとハイブリダイズさせ;cレーン
はβBサブユニット特定的プローブとハイブリダイズさ
せた結果を示す。αサブユニットmRNAは約1.5kbで
あり、βAサブユニットmRNAは約4.5kbである。a、
bおよびcレーンに示したハイブリダイゼーションは、m
RNAの相対レベルを判定するために略等しい長さと特
異活性を有するプローブを用いて行われた。
【0017】図10はヒトβ−TGFアミノ酸配列と、
ブタインヒビンのβAおよびβBアミノ酸配列とを比較し
て示した図である。システイン残基周辺の配列が示され
ている。同一残基は箱で囲まれているが保存的な変化は
星印により示されている。図中、Inhはインヒビンを表
す。
ブタインヒビンのβAおよびβBアミノ酸配列とを比較し
て示した図である。システイン残基周辺の配列が示され
ている。同一残基は箱で囲まれているが保存的な変化は
星印により示されている。図中、Inhはインヒビンを表
す。
【0018】図11はαサブユニット配列とβAインヒ
ビン配列との比較図である。図中、Inhはインヒビンを
表す。
ビン配列との比較図である。図中、Inhはインヒビンを
表す。
【0019】図12、図13および図14は代表的な、
ブタインヒビンの組換え発現プラスミドの組立て模式図
である。図中、Inhはインヒビンを表す。
ブタインヒビンの組換え発現プラスミドの組立て模式図
である。図中、Inhはインヒビンを表す。
【0020】図15および図16はヒトαインヒビンc
DNAのヌクレオチド配列および推定のアミノ酸配列を
示す図である。アミノ酸数335のプロまたはインヒビ
ン配列に、仮定のシグナル開裂部位から番号を付した。
アミノ酸数16のシグナル配列は−1から−16までの
番号が付されている。ブタの配列と相同(ホモロジィ)の
場合は、シグナル配列中の12アミノ酸残基がさらに予
測される。この図および他の図において、推定の二塩基
性プロセッシング部位を白色バー、グリコシル化部位を
斜線を付したバーで、そしてアミノ末端成熟鎖プロセッ
シング部位を黒色バーで示した。ポリ(A)付加シグナル
配列には下線を施した。システイン残基には陰影を施し
た。
DNAのヌクレオチド配列および推定のアミノ酸配列を
示す図である。アミノ酸数335のプロまたはインヒビ
ン配列に、仮定のシグナル開裂部位から番号を付した。
アミノ酸数16のシグナル配列は−1から−16までの
番号が付されている。ブタの配列と相同(ホモロジィ)の
場合は、シグナル配列中の12アミノ酸残基がさらに予
測される。この図および他の図において、推定の二塩基
性プロセッシング部位を白色バー、グリコシル化部位を
斜線を付したバーで、そしてアミノ末端成熟鎖プロセッ
シング部位を黒色バーで示した。ポリ(A)付加シグナル
配列には下線を施した。システイン残基には陰影を施し
た。
【0021】図17および図18はヒトとブタのαイン
ヒビンタンパク質配列の比較図である。ホモロジィを最
大にするために間隙を配し、同定していない位置には星
印を付した。番号はブタ配列に関して付されており、こ
れは、ヒトの配列よりもアミノ酸1個分短い。
ヒビンタンパク質配列の比較図である。ホモロジィを最
大にするために間隙を配し、同定していない位置には星
印を付した。番号はブタ配列に関して付されており、こ
れは、ヒトの配列よりもアミノ酸1個分短い。
【0022】図19、図20および図21はアミノ酸数
28のヒトβAインヒビンシグナル配列(残基−28〜−
1)と、長さ378アミノ酸の前駆体のヌクレオチド配
列および推定のアミノ酸配列を示す図である。前駆体中
の基本的なプロセッシング部位は黒色バーを、潜在的な
グリコシル化部位は斜線を付したバーを、それぞれ配列
の上方に配して示した。システイン残基には陰影を付し
た。
28のヒトβAインヒビンシグナル配列(残基−28〜−
1)と、長さ378アミノ酸の前駆体のヌクレオチド配
列および推定のアミノ酸配列を示す図である。前駆体中
の基本的なプロセッシング部位は黒色バーを、潜在的な
グリコシル化部位は斜線を付したバーを、それぞれ配列
の上方に配して示した。システイン残基には陰影を付し
た。
【0023】図22、図23および図24はヒトβBイ
ンヒビンcDNAのヌクレオチド配列および推定のアミ
ノ酸配列を示す図である。この配列はシステイン残基
(7位)から始まり、βA配列(図19、図20および図2
1)中の残基7に存在するシステインから並んでいる。
成熟インヒビンのプロセッシング部位は黒色バーで、潜
在的なグリコシル化部位は交差斜線を付したバーで示さ
れている。システイン残基には陰影を施した。
ンヒビンcDNAのヌクレオチド配列および推定のアミ
ノ酸配列を示す図である。この配列はシステイン残基
(7位)から始まり、βA配列(図19、図20および図2
1)中の残基7に存在するシステインから並んでいる。
成熟インヒビンのプロセッシング部位は黒色バーで、潜
在的なグリコシル化部位は交差斜線を付したバーで示さ
れている。システイン残基には陰影を施した。
【0024】詳しい記述 本発明のポリペプチドはインヒビンのα鎖およびβ鎖、
並びにそれらの多量体形(アクティビンおよびインヒビ
ン)、それらのプレプロ形、それらのプロドメイン、そ
れら各鎖および各形のグリコシル化および/またはアミ
ノ酸配列における変異体を含む。ヒトまたは動物供給源
由来のインヒビン(アレルを含む)は、脳下垂体前葉細胞
からのFSHの基礎分泌を阻害するがLHの基礎分泌を
阻害せず、アクティビンはその逆の作用を表す[以後、
“ホルモン活性(hormonally active)"アクティビン、ま
たは“ホルモン活性"インヒビンと呼称]。
並びにそれらの多量体形(アクティビンおよびインヒビ
ン)、それらのプレプロ形、それらのプロドメイン、そ
れら各鎖および各形のグリコシル化および/またはアミ
ノ酸配列における変異体を含む。ヒトまたは動物供給源
由来のインヒビン(アレルを含む)は、脳下垂体前葉細胞
からのFSHの基礎分泌を阻害するがLHの基礎分泌を
阻害せず、アクティビンはその逆の作用を表す[以後、
“ホルモン活性(hormonally active)"アクティビン、ま
たは“ホルモン活性"インヒビンと呼称]。
【0025】一般に、アミノ酸配列変異体は図2、図
3、図5、図6、図7、図8、図15、図16、図1
9、図20、図21、図22、図23および図24に示
したブタまたはヒトのαあるいはβ鎖配列と、適切な割
合で、実質上ホモローガスである。実質上ホモローガス
とは、2種のタンパク質を、そのアミノ酸残基の番号が
最大限一致する様に並べたとき、候補ポリペプチドの一
次アミノ酸配列の約70%以上がブタまたはヒトの鎖と
対応していることを意味する。残基の一致を最大にする
ためには、アミノ酸および/またはカルボキシ末端のシ
フトや、必要なギャップの導入および/または候補ポリ
ペプチド中に挿入体として存在する残基の欠失が行われ
る。例として、βAおよびβBサブユニット、あるいはヒ
トおよびブタのα−インヒビン配列が最大限ホモロジィ
に並んでいる図5、図6、図7、図8、図17および図
18を参照されたい。一般に、アミノ酸配列上の変異体
は図2、図3、図5、図6、図7、図8、図15、図1
6、図19、図20、図21、図22、図23および図
24に示した対応する天然の配列と約90%ホモローガ
スである。
3、図5、図6、図7、図8、図15、図16、図1
9、図20、図21、図22、図23および図24に示
したブタまたはヒトのαあるいはβ鎖配列と、適切な割
合で、実質上ホモローガスである。実質上ホモローガス
とは、2種のタンパク質を、そのアミノ酸残基の番号が
最大限一致する様に並べたとき、候補ポリペプチドの一
次アミノ酸配列の約70%以上がブタまたはヒトの鎖と
対応していることを意味する。残基の一致を最大にする
ためには、アミノ酸および/またはカルボキシ末端のシ
フトや、必要なギャップの導入および/または候補ポリ
ペプチド中に挿入体として存在する残基の欠失が行われ
る。例として、βAおよびβBサブユニット、あるいはヒ
トおよびブタのα−インヒビン配列が最大限ホモロジィ
に並んでいる図5、図6、図7、図8、図17および図
18を参照されたい。一般に、アミノ酸配列上の変異体
は図2、図3、図5、図6、図7、図8、図15、図1
6、図19、図20、図21、図22、図23および図
24に示した対応する天然の配列と約90%ホモローガ
スである。
【0026】ホルモン的に活性でないが(1)天然の対応
物(カウンターパーツ)に対して惹起された抗体と免疫学
的に交差反応し得るが、あるいは(2)その様な対応ポリ
ペプチドと、細胞表面の受容体への結合において拮抗し
得る変異体であって、成熟インヒビン鎖またはプロドメ
イン配列と実質上ホモローガスであるか、あるいはホモ
ローガスでないポリペプチドを包含する変異体も本発明
の範囲に含まれる。ホルモン的に不活性な変異体は、フ
ラグメントなかんずく単離されたインヒビンのαまたは
β鎖の組換え合成法あるいは有機合成法によって製造さ
れるか、またはアミノ酸配列に変化を導入することによ
り、分子が前記定義のホルモン活性をもはや示さなくな
り、生産される。
物(カウンターパーツ)に対して惹起された抗体と免疫学
的に交差反応し得るが、あるいは(2)その様な対応ポリ
ペプチドと、細胞表面の受容体への結合において拮抗し
得る変異体であって、成熟インヒビン鎖またはプロドメ
イン配列と実質上ホモローガスであるか、あるいはホモ
ローガスでないポリペプチドを包含する変異体も本発明
の範囲に含まれる。ホルモン的に不活性な変異体は、フ
ラグメントなかんずく単離されたインヒビンのαまたは
β鎖の組換え合成法あるいは有機合成法によって製造さ
れるか、またはアミノ酸配列に変化を導入することによ
り、分子が前記定義のホルモン活性をもはや示さなくな
り、生産される。
【0027】免疫学的な交差反応性または受容体との交
差反応性という語句は、候補ポリペプチドがホルモン活
性類似体とホルモン活性類似体に対して惹起されたポリ
クローナル抗血清との結合を競合的に阻害し得ることを
意味する。その様な抗血清は、ヒツジまたはウサギの
S.Cとホルモン活性類似体を注射するか、あるいは、
完全フロインドのアジュバント中に入れた誘導体を与
え、不完全フロインド中のS.Cを腹腔内にブースター
注入することにより常法通り調製される。
差反応性という語句は、候補ポリペプチドがホルモン活
性類似体とホルモン活性類似体に対して惹起されたポリ
クローナル抗血清との結合を競合的に阻害し得ることを
意味する。その様な抗血清は、ヒツジまたはウサギの
S.Cとホルモン活性類似体を注射するか、あるいは、
完全フロインドのアジュバント中に入れた誘導体を与
え、不完全フロインド中のS.Cを腹腔内にブースター
注入することにより常法通り調製される。
【0028】ホルモン活性を有さないが、ホルモン活性
なインヒビン、アクティビンまたはプロドメインに対す
る抗血清と反応し得る変異体は、(a)天然の類似体また
はその抗体の診断アッセイにおける試薬(b)既知の方法
で不溶化した場合には、抗血清から抗一天然同族体抗体
を精製するための物質として、(c)ホルモン活性同族体
に対する抗体を惹起するための免疫原として、有用であ
る。
なインヒビン、アクティビンまたはプロドメインに対す
る抗血清と反応し得る変異体は、(a)天然の類似体また
はその抗体の診断アッセイにおける試薬(b)既知の方法
で不溶化した場合には、抗血清から抗一天然同族体抗体
を精製するための物質として、(c)ホルモン活性同族体
に対する抗体を惹起するための免疫原として、有用であ
る。
【0029】本発明は、インヒビンαまたはβ鎖前駆体
のプロ配列および/またはプレプロ配列、あるいはそれ
らの免疫学的または生物学的に活性なフラグメントであ
って、実質上、対応する成熟インヒビン鎖を含んでいな
いものを含む。ブタまたはヒトのインヒビンに関するこ
れらの配列は、図2、図3、図5、図6、図7、図8、
図15、図16、図19、図20、図21、図22、図
23および図24に示されている。ブタαサブユニット
前駆体のプレプロ配列は残基1から約230までのポリ
ペプチドであり、βAサブユニットのプロ配列は残基1
から約308によって構成されている。本明細書中で
は、これらの配列をプロドメイン配列に包含させること
とする。
のプロ配列および/またはプレプロ配列、あるいはそれ
らの免疫学的または生物学的に活性なフラグメントであ
って、実質上、対応する成熟インヒビン鎖を含んでいな
いものを含む。ブタまたはヒトのインヒビンに関するこ
れらの配列は、図2、図3、図5、図6、図7、図8、
図15、図16、図19、図20、図21、図22、図
23および図24に示されている。ブタαサブユニット
前駆体のプレプロ配列は残基1から約230までのポリ
ペプチドであり、βAサブユニットのプロ配列は残基1
から約308によって構成されている。本明細書中で
は、これらの配列をプロドメイン配列に包含させること
とする。
【0030】αおよびβサブユニットプロドメイン配列
は、タンパク分解的部位によって境を接しているいくつ
かのドメイン(領域)から成っており、本発明において
は、それらドメインを、個別に、あるいは他のドメイン
と結合した形で合成する。基本的なブタのβAドメイン
は、残基1〜約70(ドメインI)、約70〜約110
(ドメインII)、約110〜約180(ドメインII
I)、約180〜約260(ドメインIV)および約27
0〜約309(ドメインV)にある。さらに詳しくは、ブ
タβAドメインは、式:
は、タンパク分解的部位によって境を接しているいくつ
かのドメイン(領域)から成っており、本発明において
は、それらドメインを、個別に、あるいは他のドメイン
と結合した形で合成する。基本的なブタのβAドメイン
は、残基1〜約70(ドメインI)、約70〜約110
(ドメインII)、約110〜約180(ドメインII
I)、約180〜約260(ドメインIV)および約27
0〜約309(ドメインV)にある。さらに詳しくは、ブ
タβAドメインは、式:
【化7】GHSAAPDCPSCALATLPKDVP
NSQPEMVEAV、HILNMLHLKKRPDV
TQPVPKAALLNAI、LHVGKVGENGY
VELEDDIG、AEMNELMEQTSEIITF
AEAGRARKTLRFEISKEGSDLSVVE
RAEIWLFKVPKANRTRTKVSIRLFQ
QQ、PQGSADAGEEAEDVGFPEEKSE
VLISEKVVDA、STWHIFPVSSSIQR
LLDQGKSALDIRTACEQCHETGASL
VLLG、およびGHSAAPDCPSCALATLP
KDVPNSQPEMVEAVKKHILNMLHLK
KRPDVTQPVPKAALLNAI のドメインを含む。また、ブタβBドメインはホモロー
ガスなβドメインと同じ配列のドメインおよび、式:
NSQPEMVEAV、HILNMLHLKKRPDV
TQPVPKAALLNAI、LHVGKVGENGY
VELEDDIG、AEMNELMEQTSEIITF
AEAGRARKTLRFEISKEGSDLSVVE
RAEIWLFKVPKANRTRTKVSIRLFQ
QQ、PQGSADAGEEAEDVGFPEEKSE
VLISEKVVDA、STWHIFPVSSSIQR
LLDQGKSALDIRTACEQCHETGASL
VLLG、およびGHSAAPDCPSCALATLP
KDVPNSQPEMVEAVKKHILNMLHLK
KRPDVTQPVPKAALLNAI のドメインを含む。また、ブタβBドメインはホモロー
ガスなβドメインと同じ配列のドメインおよび、式:
【化8】RAAHILLHAVRVSGWLNL で示されるドメインを含む。さらにブタαドメインは、
式:
式:
【化9】GPELDRELVLAKVRALFLDAL
GPPAVTGEGGDPGVおよびGSEPEEED
VSQAILFPATGARCGAEPAAGELAR
EAEEGLFTYVGRPSQHTHSRQVTSA
QLWFHTGLDRQGMAAANSSGPLLDL
LALSSRGPVAVPMSLGQAPPRWAVL
AASALPLLTHPVLVLLLRCPLCSCS
ARPEATPFLVAHTRARPPSGGERA で示されるドメインを含む。代表的な結合(コンビネー
ション)ドメインポリペプチドは、βAドメインIIのC
末端とβAドメインIIIのNH2末端とが結合してなる
ポリペプチドである。さらに、これらのドメインは、図
2、図3または図5、図6、図7および図8に示される
様にタンパク分解部位で融合しているか、加水分解に抵
抗性の1〜4残基ポリペプチド(例えばグルタミニル残
基またはヒスチジル残基)により融合しているか、ある
いは直接、融合しており、結合ドメインポリペプチドの
産生にはこれら3種の場合の全てがあてはまる。
GPPAVTGEGGDPGVおよびGSEPEEED
VSQAILFPATGARCGAEPAAGELAR
EAEEGLFTYVGRPSQHTHSRQVTSA
QLWFHTGLDRQGMAAANSSGPLLDL
LALSSRGPVAVPMSLGQAPPRWAVL
AASALPLLTHPVLVLLLRCPLCSCS
ARPEATPFLVAHTRARPPSGGERA で示されるドメインを含む。代表的な結合(コンビネー
ション)ドメインポリペプチドは、βAドメインIIのC
末端とβAドメインIIIのNH2末端とが結合してなる
ポリペプチドである。さらに、これらのドメインは、図
2、図3または図5、図6、図7および図8に示される
様にタンパク分解部位で融合しているか、加水分解に抵
抗性の1〜4残基ポリペプチド(例えばグルタミニル残
基またはヒスチジル残基)により融合しているか、ある
いは直接、融合しており、結合ドメインポリペプチドの
産生にはこれら3種の場合の全てがあてはまる。
【0031】基本的なヒトα鎖プロドメインは、大概残
基30−199および1−29、ヒトβAプロドメイン
は大概、残基1−30、32−40、43−59、62
−80、83−185および186−230、ヒトβB
プロドメインは大概、残基1−13、15−30、32
−59、62−145、148−195および198−
241それぞれ、図15、図16、図19、図20、図
21、図22、図23および図24の番号付けによる)
である。結合プロドメインポリペプチドも本発明の範囲
内に含まれ、それらは、例えば、残基約43−80のβ
Aプロドメイン、残基約1−30および約32−145
のβBプロドメインである。好ましいヒトα、βAおよび
βB鎖プロドメインは、残基約1−29、約43−80
および約1−30である。
基30−199および1−29、ヒトβAプロドメイン
は大概、残基1−30、32−40、43−59、62
−80、83−185および186−230、ヒトβB
プロドメインは大概、残基1−13、15−30、32
−59、62−145、148−195および198−
241それぞれ、図15、図16、図19、図20、図
21、図22、図23および図24の番号付けによる)
である。結合プロドメインポリペプチドも本発明の範囲
内に含まれ、それらは、例えば、残基約43−80のβ
Aプロドメイン、残基約1−30および約32−145
のβBプロドメインである。好ましいヒトα、βAおよび
βB鎖プロドメインは、残基約1−29、約43−80
および約1−30である。
【0032】無傷の、単離されたプレプロまたはプロド
メインβA、βBまたはα配列は、組換え細胞培養により
最もよく製造できる。個々の準構成(サブコンポーネン
ト)ドメインは、有機化学における常套手段、あるいは
組換え細胞培養により合成される。次いで、それらを既
知の方法を用い、放射性同位元素、あるいは、酵素また
は蛍光等の検出可能な基で標識し、プレプロまたはプロ
形のインヒビン(個々のドメインをも含む)あるいはその
前駆体をコードしているDNAを有する形質転換体にお
けるプレプロまたはプロ形のインヒビン(ドメインを含
む)のレベルを検出するためのイムノアッセイに用い
る。このアッセイは、プロインヒビンのタンパク分解的
加水分解が宿主形質転換体内で起きているか、あるいは
その培地中で起きているかを決定するのに有用である。
このアッセイはまた、組換え合成における律速段階が、
mRNAのプレプロ形への翻訳か、プレプロ形から成熟
インヒビンへのプロセッシングのいずれにあるかを調べ
るにも有用である。例えば、プレプロまたはプロインヒ
ビンが細胞リゼイト中に高レベルに存在しており、分泌
された成熟インヒビンのレベルが比較的低いということ
は、宿主細胞がインヒビンDNAを適当に転写し、翻訳
しているが、充分な速度で前駆体をプロセッシングして
いないことを示唆している。従って、この場合には、専
ら、形質転換用プラスミドの転写効率や翻訳効率の向上
を目的とする宿主細胞以外の宿主細胞を選ぶ方が良く、
それは、例えば、他のプロモーターを選択することで行
われる。プロドメイン配列は、動物の生殖サイクルおよ
び稔性における生理学上の共同調節に関与していると思
われる。
メインβA、βBまたはα配列は、組換え細胞培養により
最もよく製造できる。個々の準構成(サブコンポーネン
ト)ドメインは、有機化学における常套手段、あるいは
組換え細胞培養により合成される。次いで、それらを既
知の方法を用い、放射性同位元素、あるいは、酵素また
は蛍光等の検出可能な基で標識し、プレプロまたはプロ
形のインヒビン(個々のドメインをも含む)あるいはその
前駆体をコードしているDNAを有する形質転換体にお
けるプレプロまたはプロ形のインヒビン(ドメインを含
む)のレベルを検出するためのイムノアッセイに用い
る。このアッセイは、プロインヒビンのタンパク分解的
加水分解が宿主形質転換体内で起きているか、あるいは
その培地中で起きているかを決定するのに有用である。
このアッセイはまた、組換え合成における律速段階が、
mRNAのプレプロ形への翻訳か、プレプロ形から成熟
インヒビンへのプロセッシングのいずれにあるかを調べ
るにも有用である。例えば、プレプロまたはプロインヒ
ビンが細胞リゼイト中に高レベルに存在しており、分泌
された成熟インヒビンのレベルが比較的低いということ
は、宿主細胞がインヒビンDNAを適当に転写し、翻訳
しているが、充分な速度で前駆体をプロセッシングして
いないことを示唆している。従って、この場合には、専
ら、形質転換用プラスミドの転写効率や翻訳効率の向上
を目的とする宿主細胞以外の宿主細胞を選ぶ方が良く、
それは、例えば、他のプロモーターを選択することで行
われる。プロドメイン配列は、動物の生殖サイクルおよ
び稔性における生理学上の共同調節に関与していると思
われる。
【0033】アミノ酸配列の変異体は、(1)ホルモン活
性であるか、(2)成熟インヒビンあるいはプロドメイン
αまたはβ鎖配列に対して惹起された抗体と交差反応し
得るか、あるいは(3)インヒビン/アクティビンの細胞
表面受容体と交差反応し得るものであって、天然のイン
ヒビンまたはプロドメイン配列の配列を出発物質とする
一次アミノ酸配列を有することを特徴とする配列であ
る。これらの誘導体は、通常、標的DNAをコードして
いるDNAが変異体をコードする様に修飾するために、
ヌクレオチドの挿入、欠失または置換を行った後、組換
え細胞培養内でDNAを発現させることにより調製され
る。約100−150までの残基を有するポリペプチド
はまた、インビトロ合成法により、好都合に調製でき
る。その様な変異体は、天然に存在するアレル変異また
は種間変異とは異なる特徴である、予め定められた性質
上の変化を有することを特徴とする。変異体は天然に存
在する類似体と質的に同じ生物学的活性を示すか、ある
いはその様な類似体に対して拮抗的に作用することがで
きる。
性であるか、(2)成熟インヒビンあるいはプロドメイン
αまたはβ鎖配列に対して惹起された抗体と交差反応し
得るか、あるいは(3)インヒビン/アクティビンの細胞
表面受容体と交差反応し得るものであって、天然のイン
ヒビンまたはプロドメイン配列の配列を出発物質とする
一次アミノ酸配列を有することを特徴とする配列であ
る。これらの誘導体は、通常、標的DNAをコードして
いるDNAが変異体をコードする様に修飾するために、
ヌクレオチドの挿入、欠失または置換を行った後、組換
え細胞培養内でDNAを発現させることにより調製され
る。約100−150までの残基を有するポリペプチド
はまた、インビトロ合成法により、好都合に調製でき
る。その様な変異体は、天然に存在するアレル変異また
は種間変異とは異なる特徴である、予め定められた性質
上の変化を有することを特徴とする。変異体は天然に存
在する類似体と質的に同じ生物学的活性を示すか、ある
いはその様な類似体に対して拮抗的に作用することがで
きる。
【0034】配列の変化を導入する部位は予め定めてお
くが、突然変異そのものを予め定めておく必要はない。
例えば、特定の位置の残基での突然変異を適切に行うた
めには、標的コドンまたは領域に無作為な変異誘発を行
い、発現されたインヒビン突然変異体を、所望の活性の
適切な組み合わせについてスクリーニングする。既知の
配列を有するDNAの予定の部位で置換突然変異を誘発
する方法はよく知られている(例、M13プライマー突
然変異誘発)。
くが、突然変異そのものを予め定めておく必要はない。
例えば、特定の位置の残基での突然変異を適切に行うた
めには、標的コドンまたは領域に無作為な変異誘発を行
い、発現されたインヒビン突然変異体を、所望の活性の
適切な組み合わせについてスクリーニングする。既知の
配列を有するDNAの予定の部位で置換突然変異を誘発
する方法はよく知られている(例、M13プライマー突
然変異誘発)。
【0035】突然変異誘発は、通常、アミノ酸残基約1
〜10程度の挿入、または約1〜30残基の欠失により
行われる。欠失または挿入は隣接する1対、即ち、2残
基の欠失または2残基の挿入により行うことが好まし
い。置換、欠失、挿入、またはそれらの併用、等を組み
合わせて最終的な組立てを行う。挿入には、アミノ末端
またはカルボキシ末端の融合、例えばカルボキシ末端に
おける付加的疎水性の延長も含まれる。しかしながら、
置換突然変異のみを行うことが好ましい。暗号DNA内
における突然変異は、暗号配列をリーディングフレーム
外に位置せしめるようなものであってはならず、また、
ハイブリダイズして、ループやヘアピンのごとき、mR
NAの二次構造を形成させる可能性のある相補領域を作
らないことが好ましいことは明らかである。
〜10程度の挿入、または約1〜30残基の欠失により
行われる。欠失または挿入は隣接する1対、即ち、2残
基の欠失または2残基の挿入により行うことが好まし
い。置換、欠失、挿入、またはそれらの併用、等を組み
合わせて最終的な組立てを行う。挿入には、アミノ末端
またはカルボキシ末端の融合、例えばカルボキシ末端に
おける付加的疎水性の延長も含まれる。しかしながら、
置換突然変異のみを行うことが好ましい。暗号DNA内
における突然変異は、暗号配列をリーディングフレーム
外に位置せしめるようなものであってはならず、また、
ハイブリダイズして、ループやヘアピンのごとき、mR
NAの二次構造を形成させる可能性のある相補領域を作
らないことが好ましいことは明らかである。
【0036】本発明のポリペプチドをコードしているD
NAにおける突然変異の全てが最終分泌産物に発現され
るわけではない。例えば、置換型のDNA突然変異体の
主なものは、固有のブタまたはヒトのαまたはβ鎖分泌
リーダーが、そのリーダー配列内での欠失、または置換
のいずれかにより、異なる分泌リーダーまたはシグナル
で置き換えられ、固有のリーダー配列の大部分または全
部が所望の宿主によって一層認識され易いリーダーに変
化されたものである。例えば、原核性発現ベクターを組
立てるには、細菌のアルカリホスファターゼリーダーま
たは熱安定性エンテロトキシンIIリーダーのためにブ
タまたはヒトのαまたはβ鎖分泌リーダーを欠失させ、
酵母発現ベクターの組立てには、酵母インバーターゼリ
ーダー、α因子リーダーまたは酸ホスファターゼリーダ
ーで、該リーダーを置換する。しかしながら、ブタおよ
びヒトの分泌リーダーは多くの、異質(ヘテロローガス)
のより高等な真核細胞によって認識される。宿主によっ
て分泌リーダーが「認識」されると、成熟インヒビンまた
はプロドメインと、C末端において融合しているリーダ
ーポリペプチドの融合が、宿主のシグナルペプチダーゼ
で開裂され、成熟インヒビンまたはプロドメインポリペ
プチドが分泌され得る。
NAにおける突然変異の全てが最終分泌産物に発現され
るわけではない。例えば、置換型のDNA突然変異体の
主なものは、固有のブタまたはヒトのαまたはβ鎖分泌
リーダーが、そのリーダー配列内での欠失、または置換
のいずれかにより、異なる分泌リーダーまたはシグナル
で置き換えられ、固有のリーダー配列の大部分または全
部が所望の宿主によって一層認識され易いリーダーに変
化されたものである。例えば、原核性発現ベクターを組
立てるには、細菌のアルカリホスファターゼリーダーま
たは熱安定性エンテロトキシンIIリーダーのためにブ
タまたはヒトのαまたはβ鎖分泌リーダーを欠失させ、
酵母発現ベクターの組立てには、酵母インバーターゼリ
ーダー、α因子リーダーまたは酸ホスファターゼリーダ
ーで、該リーダーを置換する。しかしながら、ブタおよ
びヒトの分泌リーダーは多くの、異質(ヘテロローガス)
のより高等な真核細胞によって認識される。宿主によっ
て分泌リーダーが「認識」されると、成熟インヒビンまた
はプロドメインと、C末端において融合しているリーダ
ーポリペプチドの融合が、宿主のシグナルペプチダーゼ
で開裂され、成熟インヒビンまたはプロドメインポリペ
プチドが分泌され得る。
【0037】最終的なアミノ酸配列誘導体として発現さ
れないもう一つの主なDNA突然変異体は、発現を促進
するためのヌクオチド置換に関するものであり、それ
は、第一義的に、転写されたmRNAに5'ステムアンド
ループ構造が形成されることを回避する[ドウ・ボアら
(de Boer)EP75, 444Aを参照]ためであり、あ
るいは、選択された宿主によってより転写され易いコド
ンを与える(例えば、大腸菌または酵母による発現に好
都合な、周知のコドンを与える)ためのものである。こ
れらの置換物は、置換されたアミノ酸をコードしていて
も、いなくともよいが、コードしていない方が好まし
い。
れないもう一つの主なDNA突然変異体は、発現を促進
するためのヌクオチド置換に関するものであり、それ
は、第一義的に、転写されたmRNAに5'ステムアンド
ループ構造が形成されることを回避する[ドウ・ボアら
(de Boer)EP75, 444Aを参照]ためであり、あ
るいは、選択された宿主によってより転写され易いコド
ンを与える(例えば、大腸菌または酵母による発現に好
都合な、周知のコドンを与える)ためのものである。こ
れらの置換物は、置換されたアミノ酸をコードしていて
も、いなくともよいが、コードしていない方が好まし
い。
【0038】挿入および置換によるアミノ酸配列変異体
は、標的インヒビン、アクティビン、プロドメインある
いはプロ形のインヒビンまたはアクティビンの予め定め
られた位置に1またはそれ以上のアミノ酸残基が導入さ
れているか、その位置から除去されているタンパク質で
ある。最も一般的には、挿入変異体は、αまたはβ鎖、
プロドメイン、あるいは他のインヒビン誘導体のアミノ
末端またはカルボキシ末端にヘテロローガスなタンパク
質またはポリペプチドが融合している融合物である。免
疫原性誘導体は、例えばプロドメインポリペプチド等の
標的配列に、インビトロ合成、あるいは、融合物をコー
ドしているDNAで形質転換した組換え細胞培養によ
り、免疫原性ポリペプチドを融合させることにより調製
される。その様な免疫原性ポリペプチドは、trpLEや
ベーターガラクトシダーゼ等とそれらの免疫原性フラグ
メントとが一緒になった細菌ポリペプチドであることが
好ましい。その他、分泌されるべきタンパク質のNH2
末端上流に、ヘテロローガスな真核性の分泌シグナル
(例えば、ヘルペスウイルスgDシグナル)、または微生
物の分泌シグナルを挿入したり、プロテアーゼプロセッ
シング配列を挿入することも含まれる。システイン等の
不安定な残基の欠失は、例えば、α鎖またはβ鎖の酸化
安定性が増強されるので、好ましい。欠失誘導体は、α
鎖フラグメントまたはβ鎖フラグメントを産生するであ
ろう。その様なフラグメントも、それが生物学的または
免疫学的に活性であれば、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、約11〜45(成熟Gly1からの番号による)の
βBまたはβA残基を含むフラグメントは本発明範囲に含
まれる。
は、標的インヒビン、アクティビン、プロドメインある
いはプロ形のインヒビンまたはアクティビンの予め定め
られた位置に1またはそれ以上のアミノ酸残基が導入さ
れているか、その位置から除去されているタンパク質で
ある。最も一般的には、挿入変異体は、αまたはβ鎖、
プロドメイン、あるいは他のインヒビン誘導体のアミノ
末端またはカルボキシ末端にヘテロローガスなタンパク
質またはポリペプチドが融合している融合物である。免
疫原性誘導体は、例えばプロドメインポリペプチド等の
標的配列に、インビトロ合成、あるいは、融合物をコー
ドしているDNAで形質転換した組換え細胞培養によ
り、免疫原性ポリペプチドを融合させることにより調製
される。その様な免疫原性ポリペプチドは、trpLEや
ベーターガラクトシダーゼ等とそれらの免疫原性フラグ
メントとが一緒になった細菌ポリペプチドであることが
好ましい。その他、分泌されるべきタンパク質のNH2
末端上流に、ヘテロローガスな真核性の分泌シグナル
(例えば、ヘルペスウイルスgDシグナル)、または微生
物の分泌シグナルを挿入したり、プロテアーゼプロセッ
シング配列を挿入することも含まれる。システイン等の
不安定な残基の欠失は、例えば、α鎖またはβ鎖の酸化
安定性が増強されるので、好ましい。欠失誘導体は、α
鎖フラグメントまたはβ鎖フラグメントを産生するであ
ろう。その様なフラグメントも、それが生物学的または
免疫学的に活性であれば、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、約11〜45(成熟Gly1からの番号による)の
βBまたはβA残基を含むフラグメントは本発明範囲に含
まれる。
【0039】プロドメインポリペプチド、インヒビンお
よびアクティビンの免疫原性コンジュゲート(抱含体)
は、βラクタマーゼまたはヘルペスgDタンパク質のご
ときウイルス性抗原の様な免疫原性ポリペプチドとの融
合物として、組換え細胞培養により合成するか、あるい
は、融合していない形でポリペプチドを合成(組換え法
またはインビトロ合成法により)した後、二価の交差結
合剤を用いてキーホール・リンペット・ヘモシアニンま
たはSTIのごとき免疫原性ポリペプチドと共有結合性
の交差反応を生ぜしめることにより、容易に合成するこ
とができる。この免疫原性ポリペプチドは、ミョウバン
またはフロインドのごときワクチンアジュバントと一緒
に処方される。アジュバント中のタンパク質の調整法
や、交差結合の方法は、動物に対するワクチン接種法と
して当業者によく知られており、用いられている方法で
ある。免疫原性コンジュゲートは、インヒビン製造にお
ける監視に用いるための、プロドメイン領域に対する抗
体を製造する上で有用であり、あるいは、動物の生殖系
または稔性における生理学的調節を行い得る抗体を惹起
するためのワクチン接種において、インビボで有用であ
る。通常、様々な用量でプロドメインまたはその免疫原
を実験動物またはブタを稔性にするために投与し、動物
の生殖系および稔性を監視すると共に、通常の競合的ま
たはサンドイッチイムノアッセイによって抗イムノゲン
またはプロドメインの血清レベルを検定する。
よびアクティビンの免疫原性コンジュゲート(抱含体)
は、βラクタマーゼまたはヘルペスgDタンパク質のご
ときウイルス性抗原の様な免疫原性ポリペプチドとの融
合物として、組換え細胞培養により合成するか、あるい
は、融合していない形でポリペプチドを合成(組換え法
またはインビトロ合成法により)した後、二価の交差結
合剤を用いてキーホール・リンペット・ヘモシアニンま
たはSTIのごとき免疫原性ポリペプチドと共有結合性
の交差反応を生ぜしめることにより、容易に合成するこ
とができる。この免疫原性ポリペプチドは、ミョウバン
またはフロインドのごときワクチンアジュバントと一緒
に処方される。アジュバント中のタンパク質の調整法
や、交差結合の方法は、動物に対するワクチン接種法と
して当業者によく知られており、用いられている方法で
ある。免疫原性コンジュゲートは、インヒビン製造にお
ける監視に用いるための、プロドメイン領域に対する抗
体を製造する上で有用であり、あるいは、動物の生殖系
または稔性における生理学的調節を行い得る抗体を惹起
するためのワクチン接種において、インビボで有用であ
る。通常、様々な用量でプロドメインまたはその免疫原
を実験動物またはブタを稔性にするために投与し、動物
の生殖系および稔性を監視すると共に、通常の競合的ま
たはサンドイッチイムノアッセイによって抗イムノゲン
またはプロドメインの血清レベルを検定する。
【0040】置換誘導体は、標的コドンのDNAに突然
変異が誘発されており、以後はそのコドンにより異なる
アミノ酸がコードされているが、この突然変異したDN
Aから発現される分子の残基の番号が混乱していること
はない。置換または欠失は、例えば、タンパク分解部位
の内部で、またはその近辺で残基を置換する。あるいは
その部位の残基を欠失させる、または、システインを他
の残基で置き換えてジスルフィド結合を追加することに
よりタンパク分解部位を消失させ、本発明のタンパク質
の安定性を増加させるのに有用である。置換は成熟、ま
たはプロドメインαまたはβ鎖の合成あるいは回収を容
易にするのに有用である。例えば、成熟インヒビン配列
中のメチオニン残基を置換または欠失させ、プレプロ配
列を欠失させ、成熟NH2末端残基のNH2末端の直ぐ隣
りの−1部位にメチオニンを挿入し、他の配列を外来性
メチオニンのN末端側に挿入する。この場合、インヒビ
ン誘導体は中間にメチニル残基を有する融合物として発
現し、次いで、この残基の位置において、臭化シアンを
用いる既知の手段はより開裂される。次いで、融合物か
ら遊離した成熟インヒビン誘導体を回収する。
変異が誘発されており、以後はそのコドンにより異なる
アミノ酸がコードされているが、この突然変異したDN
Aから発現される分子の残基の番号が混乱していること
はない。置換または欠失は、例えば、タンパク分解部位
の内部で、またはその近辺で残基を置換する。あるいは
その部位の残基を欠失させる、または、システインを他
の残基で置き換えてジスルフィド結合を追加することに
よりタンパク分解部位を消失させ、本発明のタンパク質
の安定性を増加させるのに有用である。置換は成熟、ま
たはプロドメインαまたはβ鎖の合成あるいは回収を容
易にするのに有用である。例えば、成熟インヒビン配列
中のメチオニン残基を置換または欠失させ、プレプロ配
列を欠失させ、成熟NH2末端残基のNH2末端の直ぐ隣
りの−1部位にメチオニンを挿入し、他の配列を外来性
メチオニンのN末端側に挿入する。この場合、インヒビ
ン誘導体は中間にメチニル残基を有する融合物として発
現し、次いで、この残基の位置において、臭化シアンを
用いる既知の手段はより開裂される。次いで、融合物か
ら遊離した成熟インヒビン誘導体を回収する。
【0041】ブタインヒビン誘導体の例として、[Asn
266→Gln]Inhα(仮定のグリコシル化部位を除去する
ため)、[Cys325またはCys324→Δ]Inhα, [Cys361
またはCys363→Δ]Inhα, [Lys321またはLys322→
Δ]InhβAまたは[Lys322→HisまたはSer]Inhβ
A(潜在的なタンパク分解部位を不活化するため), [Lys
315→Arg; Val316→Thr]InhβA(βA/βBハイブリ
ッドを生成するため), [Cys 388またはCys389→Δ]In
hβA, [Lys411→Gln]InhβA, [Arg315→Lys, Th
r316→Val]InhβB(βB/βAハイブリッドを生成す
るため), [Cys319またはCys320→Δ]InhβB[Pro381
Gly382→Pro Phe Gly]InhβB, および[Arg395
→Gln]InhβA[ここに、Inhはインヒビンの省略形で
あり、InhβBの残基番号は、InhβAに用いられている
番号に対応している(図5、図6、図7および図8参
照)]を挙げることができる。
266→Gln]Inhα(仮定のグリコシル化部位を除去する
ため)、[Cys325またはCys324→Δ]Inhα, [Cys361
またはCys363→Δ]Inhα, [Lys321またはLys322→
Δ]InhβAまたは[Lys322→HisまたはSer]Inhβ
A(潜在的なタンパク分解部位を不活化するため), [Lys
315→Arg; Val316→Thr]InhβA(βA/βBハイブリ
ッドを生成するため), [Cys 388またはCys389→Δ]In
hβA, [Lys411→Gln]InhβA, [Arg315→Lys, Th
r316→Val]InhβB(βB/βAハイブリッドを生成す
るため), [Cys319またはCys320→Δ]InhβB[Pro381
Gly382→Pro Phe Gly]InhβB, および[Arg395
→Gln]InhβA[ここに、Inhはインヒビンの省略形で
あり、InhβBの残基番号は、InhβAに用いられている
番号に対応している(図5、図6、図7および図8参
照)]を挙げることができる。
【0042】突然変異性の置換または欠失を行う上で主
な候補であるhβAアミノ酸(あるいは、残基挿入部位の
隣接アミノ酸)の位置は、残基293−297、364
−376、および387−398(図19、図20およ
び図21)である。これらの配列中のプロリン、システ
インおよびグリシン残基は修飾しない方が好ましい。イ
ンヒビンまたはアクティビンよりも大きい効力を有する
候補、あるいは、インヒビンまたはアクティビン拮抗物
として作用する候補を、該候補を一定量のインヒビンま
たはアクティビンを含有している溶液で希釈し、得られ
た組成物をラット脳下垂体細胞アッセイにより分析する
ことからなるスクリーニングアッセイにかけて同定す
る。インヒビンまたはアクティビンの作用を示さず、ま
たそれらに拮抗することもない候補を、天然のホルモン
に対するポリクローナル抗体に対する、天然ホルモン由
来のラベルしたインヒビンまたはアクティビンとの競合
的な免疫置換を測定することにより、インヒビンまたは
アクティビンを測定するためのイムノアッセイに用いる
目的でスクリーンする。想定されるhβA変異体配列の例
には、Phe302→IleまたはLeu;Gln297→Aspまたは
Lys;Trp307→TyrまたはPhe;Trp310→TyrまたはP
he;Ile311→PheまたはVal;Tyr317→TrpまたはTh
r;His318→Lys;Ala319→Ser;Asn320→Gln, Tyr
またはHis;Tyr321→ThrまたはAsp, Phe340→Tyr
(TGF−β/βA鎖間ハイブリッド); His353→Asp;
His353→Lys(βA/βBハイブリッド); Phe356→Ty
r;Val364→Phe;Val364→Leu;Tyr375→Thr;Tyr
376→Trp;Asn389→Gln, HisまたはLys;Ile391→
LeuまたはThr;Met390→LeuまたはSer;Val392→P
he, Glu, ThrまたはIleが含まれる。ヒトβB鎖にも
これと匹敵する修飾が施される。例えば、hβAは残基3
02にフェニルアラニル残基を含有しており、hβBを、
図10のブタβBに見られる様なやり方と同様に並べる
と、これもまたホモローガスな位置(264位、図2
2、図23および図24)にフェニルアラニル残基を含
有している。上記の如くβAのPhe302はイソロイシニル
またはロイシニル基で置換されるので、βBのPhe264も
同じ残基で置換される。
な候補であるhβAアミノ酸(あるいは、残基挿入部位の
隣接アミノ酸)の位置は、残基293−297、364
−376、および387−398(図19、図20およ
び図21)である。これらの配列中のプロリン、システ
インおよびグリシン残基は修飾しない方が好ましい。イ
ンヒビンまたはアクティビンよりも大きい効力を有する
候補、あるいは、インヒビンまたはアクティビン拮抗物
として作用する候補を、該候補を一定量のインヒビンま
たはアクティビンを含有している溶液で希釈し、得られ
た組成物をラット脳下垂体細胞アッセイにより分析する
ことからなるスクリーニングアッセイにかけて同定す
る。インヒビンまたはアクティビンの作用を示さず、ま
たそれらに拮抗することもない候補を、天然のホルモン
に対するポリクローナル抗体に対する、天然ホルモン由
来のラベルしたインヒビンまたはアクティビンとの競合
的な免疫置換を測定することにより、インヒビンまたは
アクティビンを測定するためのイムノアッセイに用いる
目的でスクリーンする。想定されるhβA変異体配列の例
には、Phe302→IleまたはLeu;Gln297→Aspまたは
Lys;Trp307→TyrまたはPhe;Trp310→TyrまたはP
he;Ile311→PheまたはVal;Tyr317→TrpまたはTh
r;His318→Lys;Ala319→Ser;Asn320→Gln, Tyr
またはHis;Tyr321→ThrまたはAsp, Phe340→Tyr
(TGF−β/βA鎖間ハイブリッド); His353→Asp;
His353→Lys(βA/βBハイブリッド); Phe356→Ty
r;Val364→Phe;Val364→Leu;Tyr375→Thr;Tyr
376→Trp;Asn389→Gln, HisまたはLys;Ile391→
LeuまたはThr;Met390→LeuまたはSer;Val392→P
he, Glu, ThrまたはIleが含まれる。ヒトβB鎖にも
これと匹敵する修飾が施される。例えば、hβAは残基3
02にフェニルアラニル残基を含有しており、hβBを、
図10のブタβBに見られる様なやり方と同様に並べる
と、これもまたホモローガスな位置(264位、図2
2、図23および図24)にフェニルアラニル残基を含
有している。上記の如くβAのPhe302はイソロイシニル
またはロイシニル基で置換されるので、βBのPhe264も
同じ残基で置換される。
【0043】ポリペプチドをインヒビン、アクティビン
またはインヒビン変異体であると同定するための因子の
1つは、成熟インヒビンまたはアクティビンのホルモン
活性を実質上中和し得る抗血清が懸案のポリペプチドの
ホルモン活性をも実質上、中和し得るということであ
る。しかしながら、免疫学的同一性とホルモン活性とは
必ずしも同一範囲内でなくてよい。例えば、インヒビン
のための中和抗体は、該中和抗体がたまたまインヒビン
の活性にとって臨界的な部位に特異的に結合するもので
ないために候補タンパク質と結合しないかもしれない。
むしろ、この抗体は、無害な領域に結合し、その中和効
果を立体障害によって表しているのかもしれない。従っ
て、その無害な領域で突然変異を生じた候補タンパク質
はもはや中和抗体と結合しないが、それにも拘わらず、
実質上ホモロジィという意味、および生物学的活性にお
いて、インヒビンである。
またはインヒビン変異体であると同定するための因子の
1つは、成熟インヒビンまたはアクティビンのホルモン
活性を実質上中和し得る抗血清が懸案のポリペプチドの
ホルモン活性をも実質上、中和し得るということであ
る。しかしながら、免疫学的同一性とホルモン活性とは
必ずしも同一範囲内でなくてよい。例えば、インヒビン
のための中和抗体は、該中和抗体がたまたまインヒビン
の活性にとって臨界的な部位に特異的に結合するもので
ないために候補タンパク質と結合しないかもしれない。
むしろ、この抗体は、無害な領域に結合し、その中和効
果を立体障害によって表しているのかもしれない。従っ
て、その無害な領域で突然変異を生じた候補タンパク質
はもはや中和抗体と結合しないが、それにも拘わらず、
実質上ホモロジィという意味、および生物学的活性にお
いて、インヒビンである。
【0044】卵胞液等の組織供給源から得た天然または
野生型の成熟インヒビンまたはアクティビンに関する分
子量や等電点の様な特性が天然形のもののみについて記
載されているということを観察することが重要である。
前記の定義に包含される変異体は天然の同族体の特性を
全て表すわけではない。例えば、上記の、挿入突然変異
体、欠失突然変異体または融合タンパク質のごときイン
ヒビン誘導体において、例えば、成熟インヒビンとの融
合物またはプロインヒビンそれ自体、並びに挿入突然変
異体は、天然の成熟インヒビンよりも大きい分子量を有
しているので、対応する天然インヒビンに対して確立さ
れた分子量から離脱した分子量を示すことになる。他
方、天然の成熟インヒビンの欠失突然変異体は、より低
い分子量を有することになる。最後に、ヘテロローガス
なセルラインにおけるプレプロインヒビン鎖の翻訳後プ
ロセッシングは、ホモローガス宿主細胞による程忠実に
行われないかもしれないので、αおよび/またはβ鎖の
アミノ末端に幾らかの変異が生じ得る。この変異は、成
熟タンパク質にプロ配列が残留しているか、あるいは、
プロ配列と一緒に成熟タンパク質の残基数個が開裂さ
れ、失われていることによる場合もある。同じことがヘ
テロローガス組換え細胞内でのプレタンパク質のプロセ
ッシングについても言える。
野生型の成熟インヒビンまたはアクティビンに関する分
子量や等電点の様な特性が天然形のもののみについて記
載されているということを観察することが重要である。
前記の定義に包含される変異体は天然の同族体の特性を
全て表すわけではない。例えば、上記の、挿入突然変異
体、欠失突然変異体または融合タンパク質のごときイン
ヒビン誘導体において、例えば、成熟インヒビンとの融
合物またはプロインヒビンそれ自体、並びに挿入突然変
異体は、天然の成熟インヒビンよりも大きい分子量を有
しているので、対応する天然インヒビンに対して確立さ
れた分子量から離脱した分子量を示すことになる。他
方、天然の成熟インヒビンの欠失突然変異体は、より低
い分子量を有することになる。最後に、ヘテロローガス
なセルラインにおけるプレプロインヒビン鎖の翻訳後プ
ロセッシングは、ホモローガス宿主細胞による程忠実に
行われないかもしれないので、αおよび/またはβ鎖の
アミノ末端に幾らかの変異が生じ得る。この変異は、成
熟タンパク質にプロ配列が残留しているか、あるいは、
プロ配列と一緒に成熟タンパク質の残基数個が開裂さ
れ、失われていることによる場合もある。同じことがヘ
テロローガス組換え細胞内でのプレタンパク質のプロセ
ッシングについても言える。
【0045】インヒビン、アクティビンまたはプロドメ
インの共有結合的修飾物も本発明の範囲内に含まれ、そ
れらには他の化学部分との共有結合的または凝集による
コンジュゲートが含まれる。共有結合誘導体は、当業者
既知の方法でインヒビンアミノ酸側鎖あるいはNまたは
C末端に見い出される基の機能的部分と結合させること
により調製される。例えば、これらの誘導体にはカルボ
キシ末端、あるいはアスパルチル残基のごときカルボキ
シ残基を含む残基の脂肪族エステルまたはアミド、セリ
ルまたはアラニル等のヒドロキシル基含有残基のO−ア
シル誘導体、並びにアミノ末端アミノ酸またはリジンや
アルギニン等のアミノ基含有残基のN−アシル誘導体が
含まれる。アシル基を形成するにはアルキル部分(C3〜
C10の直鎖アルキルを含む)のグループから選んでアル
カノイル種を形成することにより、また、炭素環または
異項環化合物を選んでアロイル種を形成することができ
る。反応性の基は、例えば、m−マレイミドベンゾイル
−N−ヒドロキシサクシンイミドエステルのごとく、反
応性の側鎖基を通してタンパク質を交差結合させて不溶
性のマトリックスにするのに用い得ることが自体既知で
ある二機能性化合物であることが好ましい。好ましい誘
導体化部位はヒスチジン残基である。
インの共有結合的修飾物も本発明の範囲内に含まれ、そ
れらには他の化学部分との共有結合的または凝集による
コンジュゲートが含まれる。共有結合誘導体は、当業者
既知の方法でインヒビンアミノ酸側鎖あるいはNまたは
C末端に見い出される基の機能的部分と結合させること
により調製される。例えば、これらの誘導体にはカルボ
キシ末端、あるいはアスパルチル残基のごときカルボキ
シ残基を含む残基の脂肪族エステルまたはアミド、セリ
ルまたはアラニル等のヒドロキシル基含有残基のO−ア
シル誘導体、並びにアミノ末端アミノ酸またはリジンや
アルギニン等のアミノ基含有残基のN−アシル誘導体が
含まれる。アシル基を形成するにはアルキル部分(C3〜
C10の直鎖アルキルを含む)のグループから選んでアル
カノイル種を形成することにより、また、炭素環または
異項環化合物を選んでアロイル種を形成することができ
る。反応性の基は、例えば、m−マレイミドベンゾイル
−N−ヒドロキシサクシンイミドエステルのごとく、反
応性の側鎖基を通してタンパク質を交差結合させて不溶
性のマトリックスにするのに用い得ることが自体既知で
ある二機能性化合物であることが好ましい。好ましい誘
導体化部位はヒスチジン残基である。
【0046】成熟インヒビン、アクティビンまたはプロ
ドメイン配列の共有結合誘導体または凝集反応誘導体は
イムノアッセイにおける試薬、あるいはアフィニティ精
製法のための試薬として有用である。例えば、インヒビ
ンまたはプロドメインを臭化シアン−活性化セファロー
スと自体既知の方法で共有結合的に結合させて不溶化す
るか、あるいはポリオレフィン表面(グルタルアルデヒ
ド交差結合を持つものまたは持たないもの)に吸着させ
ることにより不溶化し、抗−インヒビン抗体または抗プ
ロドメイン抗体、あるいは細胞表面受容体の分析または
精製に用いる。またインヒビンまたはプロドメイン配列
を、例えば、クロラミンT法によって放射性ヨウ素化す
る。希土類キレート化合物と共有結合させる、あるいは
別の蛍光成分と結合させる、等の方法で標識し、診断学
的アッセイ、特に、生物標本中のインヒビンまたはプロ
ドメインレベルを競合型イムノアッセイによって診断学
的アッセイするのに用いる。
ドメイン配列の共有結合誘導体または凝集反応誘導体は
イムノアッセイにおける試薬、あるいはアフィニティ精
製法のための試薬として有用である。例えば、インヒビ
ンまたはプロドメインを臭化シアン−活性化セファロー
スと自体既知の方法で共有結合的に結合させて不溶化す
るか、あるいはポリオレフィン表面(グルタルアルデヒ
ド交差結合を持つものまたは持たないもの)に吸着させ
ることにより不溶化し、抗−インヒビン抗体または抗プ
ロドメイン抗体、あるいは細胞表面受容体の分析または
精製に用いる。またインヒビンまたはプロドメイン配列
を、例えば、クロラミンT法によって放射性ヨウ素化す
る。希土類キレート化合物と共有結合させる、あるいは
別の蛍光成分と結合させる、等の方法で標識し、診断学
的アッセイ、特に、生物標本中のインヒビンまたはプロ
ドメインレベルを競合型イムノアッセイによって診断学
的アッセイするのに用いる。
【0047】インヒビン/アクティビンの完全なα鎖お
よびβ鎖をコードしているDNAは化学合成するか、あ
るいは卵巣から得たmRNA逆転写物をスクリーニング
する、または何らかの細胞からのゲノムライブラリィを
スクリーニングすることにより得られる。スクリーニン
グには、αおよびβ鎖をコードしているcDNAまたは
ゲノムライブラリィからDNAを同定しなければならな
いので、所望のDNA部分を単純に合成する方が効率が
良い。また、合成法によれば、DNAの調製時に特異
(ユニーク)な制限部位を導入し、さもなければ、天然の
配列中に存在しない制限部位を含有するベクター内で遺
伝子を用いることができると共に、突然変異等によるD
NAをさらに修飾する必要なしに上記のごとき翻訳効率
の向上を図る工程をとることができるので、これもまた
有利な方法である。αまたはβ鎖をコードしているcD
NAは非翻訳介在配列(イントロン)並びに、それらの供
給源にとってホモローガスな他のタンパク質をコードし
ている、側方の(フランキング)DNAを含んでいない。
よびβ鎖をコードしているDNAは化学合成するか、あ
るいは卵巣から得たmRNA逆転写物をスクリーニング
する、または何らかの細胞からのゲノムライブラリィを
スクリーニングすることにより得られる。スクリーニン
グには、αおよびβ鎖をコードしているcDNAまたは
ゲノムライブラリィからDNAを同定しなければならな
いので、所望のDNA部分を単純に合成する方が効率が
良い。また、合成法によれば、DNAの調製時に特異
(ユニーク)な制限部位を導入し、さもなければ、天然の
配列中に存在しない制限部位を含有するベクター内で遺
伝子を用いることができると共に、突然変異等によるD
NAをさらに修飾する必要なしに上記のごとき翻訳効率
の向上を図る工程をとることができるので、これもまた
有利な方法である。αまたはβ鎖をコードしているcD
NAは非翻訳介在配列(イントロン)並びに、それらの供
給源にとってホモローガスな他のタンパク質をコードし
ている、側方の(フランキング)DNAを含んでいない。
【0048】αおよびβ鎖をコードしているDNAは、
(a)標的動物の卵巣からcDNAライブラリィを得、(b)c
DNAライブラリィ中の、ホモローガスな配列を含んで
いるクローンを検出するためにブタまたはヒトのαおよ
びβ鎖あるいはそのフラグメントをコードしている標識
DNAを用いてサザーン分析を行い、(c)得られたクロ
ーンを制限酵素分析および核酸配列決定に付してクロー
ンの全長を同定し、もしも、ライブラリィ中に全長に及
ぶクローンが存在していないときには、種々のクローン
から適当なフラグメントを回収し、これらをクローンに
とって共通の制限部位でライゲートして全長に及ぶ分子
をコードしているクローンを組立てることにより、ブタ
またはヒト以外の供給源からも得ることができる。以下
に示すごとく、ライブラリィ中に不足している配列は、
ライブラリィのスクリーニングによって同定されたcD
NAと相補的な合成オリゴデオキシヌクレオチドを卵巣
mRNAの3'側に延長させて得るか、あるいは、既知の
動物cDNAからホモローガスな配列を得てもよい。こ
の方法は、所望の種からのプレプロインヒビンから成熟
インヒビンへのプロセッシングが容易なプレまたはプレ
プロインヒビン配列を組立てる上で特に有用である。
(a)標的動物の卵巣からcDNAライブラリィを得、(b)c
DNAライブラリィ中の、ホモローガスな配列を含んで
いるクローンを検出するためにブタまたはヒトのαおよ
びβ鎖あるいはそのフラグメントをコードしている標識
DNAを用いてサザーン分析を行い、(c)得られたクロ
ーンを制限酵素分析および核酸配列決定に付してクロー
ンの全長を同定し、もしも、ライブラリィ中に全長に及
ぶクローンが存在していないときには、種々のクローン
から適当なフラグメントを回収し、これらをクローンに
とって共通の制限部位でライゲートして全長に及ぶ分子
をコードしているクローンを組立てることにより、ブタ
またはヒト以外の供給源からも得ることができる。以下
に示すごとく、ライブラリィ中に不足している配列は、
ライブラリィのスクリーニングによって同定されたcD
NAと相補的な合成オリゴデオキシヌクレオチドを卵巣
mRNAの3'側に延長させて得るか、あるいは、既知の
動物cDNAからホモローガスな配列を得てもよい。こ
の方法は、所望の種からのプレプロインヒビンから成熟
インヒビンへのプロセッシングが容易なプレまたはプレ
プロインヒビン配列を組立てる上で特に有用である。
【0049】ブタおよびヒトの卵巣cDNAライブラリ
ィを、まず、精製ブタインヒビンを分析して決定した部
分的アミノ酸配列に基づく配列を有するオリゴヌクレオ
チドであって標識されているもの(ヒトcDNAの場合は
ブタcDNAプローブ)を用い、インヒビンをコードして
いるDNAに関してプローブする。しかしながら、一度
ヒトおよびブタのインヒビン、並びにプロドメインをコ
ードしているcDNAが記録されれば、当業者はこの記
述された配列を基に、残余のヒトまたはブタの遺伝子を
得るために、確実にハイブリダイズするプローブを容易
に調製し得る。
ィを、まず、精製ブタインヒビンを分析して決定した部
分的アミノ酸配列に基づく配列を有するオリゴヌクレオ
チドであって標識されているもの(ヒトcDNAの場合は
ブタcDNAプローブ)を用い、インヒビンをコードして
いるDNAに関してプローブする。しかしながら、一度
ヒトおよびブタのインヒビン、並びにプロドメインをコ
ードしているcDNAが記録されれば、当業者はこの記
述された配列を基に、残余のヒトまたはブタの遺伝子を
得るために、確実にハイブリダイズするプローブを容易
に調製し得る。
【0050】同定されたブタおよびヒトのcDNAクロ
ーンのヌクレオチド配列決定によりインヒビンの両型の
生合成による前駆体の構造が明らかになった。興味深い
ことに、2本のインヒビン鎖は単一の、プロセッシング
された前駆体から得られたものでなかった。そうでな
く、これら2本の鎖は別々のmRNAから翻訳され、そ
の後にジスルフィド交差結合による2本鎖分子に組立て
られている。
ーンのヌクレオチド配列決定によりインヒビンの両型の
生合成による前駆体の構造が明らかになった。興味深い
ことに、2本のインヒビン鎖は単一の、プロセッシング
された前駆体から得られたものでなかった。そうでな
く、これら2本の鎖は別々のmRNAから翻訳され、そ
の後にジスルフィド交差結合による2本鎖分子に組立て
られている。
【0051】図2、図3、図5、図6、図7、図8、図
15、図16、図19、図20、図21、図22、図2
3および図24は、ブタおよびヒトのプレプロインヒビ
ンおよびプレプロアクティビンを構成するポリペプチド
鎖をコードしているDNAを示す図である。明らかに、
これらの図中に開示されたコドンには縮重があってよ
く、それによっても同じアミノ酸がコードされている。
図2、図3、図5、図6、図7、図8、図15、図1
6、図19、図20、図21、図22、図23および図
24のDNAを突然変異させ、上記のαおよびβ鎖のア
ミノ酸変異体をコードさせる。特に、懸案の成熟鎖を組
換え培養中で直接発現させるために、プレプロ配列を欠
失させ、該配列の5'側に隣接して開始コドンを挿入す
る。このDNAを例えば放射活性なリンで標識し、卵巣
cDNAライブラリィのスクリーンに用い、上で一総括
的に述べた様に、他の種のものをコードしているDNA
から、αまたはβ鎖を同定することができる。
15、図16、図19、図20、図21、図22、図2
3および図24は、ブタおよびヒトのプレプロインヒビ
ンおよびプレプロアクティビンを構成するポリペプチド
鎖をコードしているDNAを示す図である。明らかに、
これらの図中に開示されたコドンには縮重があってよ
く、それによっても同じアミノ酸がコードされている。
図2、図3、図5、図6、図7、図8、図15、図1
6、図19、図20、図21、図22、図23および図
24のDNAを突然変異させ、上記のαおよびβ鎖のア
ミノ酸変異体をコードさせる。特に、懸案の成熟鎖を組
換え培養中で直接発現させるために、プレプロ配列を欠
失させ、該配列の5'側に隣接して開始コドンを挿入す
る。このDNAを例えば放射活性なリンで標識し、卵巣
cDNAライブラリィのスクリーンに用い、上で一総括
的に述べた様に、他の種のものをコードしているDNA
から、αまたはβ鎖を同定することができる。
【0052】このDNAの共有結合的な標識は、蛍光性
の基、放射活性な原子、あるいは化学発光性の基等の検
出可能な基により自体既知の方法で行われる。次いで、
標識DNAを、通常のハイブリダイゼーション分析(ア
ッセイ)に用いる。その様な分析法は、以下の実施例に
述べるごとく、ベクターや形質転換体を同定するため
に、または、組織試料中のmRNAの検出のごとく、イ
ンビトロでの診断に利用される。
の基、放射活性な原子、あるいは化学発光性の基等の検
出可能な基により自体既知の方法で行われる。次いで、
標識DNAを、通常のハイブリダイゼーション分析(ア
ッセイ)に用いる。その様な分析法は、以下の実施例に
述べるごとく、ベクターや形質転換体を同定するため
に、または、組織試料中のmRNAの検出のごとく、イ
ンビトロでの診断に利用される。
【0053】長い配列はそれら、例えばインヒビンまた
はプロドメイン配列をコードしているDNAを含むベク
ターで形質転換された宿主細胞中で合成されることが望
ましい。ベクターは、以後のプロセッシングのために多
量のDNAを調製する(クローニングベクター)か、ある
いは、これらの鎖を発現させる(発現ベクター)目的で、
該鎖をコードしているDNAを増幅させるために用いら
れる。発現ベクターは、αまたはβ鎖をコードしている
DNAと、それらの適当な宿主内での発現に影響を及ぼ
し得る適当なコントロール配列とが機能的に結合した複
製可能なDNA組立て物である。クローニングベクター
は発現コントロール配列を含有している必要がない。一
般に、コントロール配列には、転写プロモーター、転写
をコントロールするための任意のオペレーター配列、適
切なmRNAリボゾーム結合部位をコードしている配列
(原核性発現のために)、および転写および翻訳の終止を
コントロールするための配列が含まれる。ベクターは、
所望のポリペプチドを安定な発現、および/または形質
転換体の選択を容易にするために選択遺伝子を含有して
いる必要がある。しかしながら、αおよび/またはβ鎖
の発現を維持するための選択遺伝子は真核性宿主細胞を
用い同時(共)形質転換法により、別のベクターから供給
することもできる。
はプロドメイン配列をコードしているDNAを含むベク
ターで形質転換された宿主細胞中で合成されることが望
ましい。ベクターは、以後のプロセッシングのために多
量のDNAを調製する(クローニングベクター)か、ある
いは、これらの鎖を発現させる(発現ベクター)目的で、
該鎖をコードしているDNAを増幅させるために用いら
れる。発現ベクターは、αまたはβ鎖をコードしている
DNAと、それらの適当な宿主内での発現に影響を及ぼ
し得る適当なコントロール配列とが機能的に結合した複
製可能なDNA組立て物である。クローニングベクター
は発現コントロール配列を含有している必要がない。一
般に、コントロール配列には、転写プロモーター、転写
をコントロールするための任意のオペレーター配列、適
切なmRNAリボゾーム結合部位をコードしている配列
(原核性発現のために)、および転写および翻訳の終止を
コントロールするための配列が含まれる。ベクターは、
所望のポリペプチドを安定な発現、および/または形質
転換体の選択を容易にするために選択遺伝子を含有して
いる必要がある。しかしながら、αおよび/またはβ鎖
の発現を維持するための選択遺伝子は真核性宿主細胞を
用い同時(共)形質転換法により、別のベクターから供給
することもできる。
【0054】ベクターにはプラスミド、ウイルス(ファ
ージを含む)、および組込み可能なDNAフラグメント
(即ち、組換えによって宿主のゲノム内に組込まれ得る
もの)が含まれる。本明細書に記載されている、αおよ
び/またはβ鎖の真核性細胞内発現に用いるためのベク
ターは、微生物内でクローニングするためのプラスミド
配列を含有しており、該微生物内でプラスミドは、宿主
のゲノムと別に自律して複製するが、形質転換に際して
DNAは真核性宿主細胞のゲノムに組込まれると考えら
れている。同様に、細菌内でホモローガス組換えによっ
てゲノム内に組込むことのできるバチルス(bacillus)ベ
クターも有用である。しかしながら、その他の同等な機
能を有する他の形のベクターであって、現在知られてい
る、あるいは将来知られるであろうベクターも本発明に
用いることができる。
ージを含む)、および組込み可能なDNAフラグメント
(即ち、組換えによって宿主のゲノム内に組込まれ得る
もの)が含まれる。本明細書に記載されている、αおよ
び/またはβ鎖の真核性細胞内発現に用いるためのベク
ターは、微生物内でクローニングするためのプラスミド
配列を含有しており、該微生物内でプラスミドは、宿主
のゲノムと別に自律して複製するが、形質転換に際して
DNAは真核性宿主細胞のゲノムに組込まれると考えら
れている。同様に、細菌内でホモローガス組換えによっ
てゲノム内に組込むことのできるバチルス(bacillus)ベ
クターも有用である。しかしながら、その他の同等な機
能を有する他の形のベクターであって、現在知られてい
る、あるいは将来知られるであろうベクターも本発明に
用いることができる。
【0055】適当なベクターは一般に、意図する発現用
宿主にとって適合し得る種から導かれたレプリコン(複
製起源、非組込み性ベクターの場合)およびコントロー
ル配列を含有している。形質転換された宿主細胞とは、
インヒビンαおよび/またはβ鎖をコードしているDN
Aを含有しているベクターで形質転換またはトランスフ
ェクトされた細胞である。形質転換された宿主細胞はク
ローンしたDNAを含有しており、発現ベクターで形質
転換された場合にはαおよび/またはβ鎖を発現する。
発現されたポリペプチドは、選択した宿主細胞、並びに
発現したタンパク質中の適当なプロセッシングシグナル
(ホモローガスまたはヘテロローガスなシグナル配列)の
存在に応じて、細胞内に沈着するか、あるいはペリプラ
スミック間隙に分泌される。
宿主にとって適合し得る種から導かれたレプリコン(複
製起源、非組込み性ベクターの場合)およびコントロー
ル配列を含有している。形質転換された宿主細胞とは、
インヒビンαおよび/またはβ鎖をコードしているDN
Aを含有しているベクターで形質転換またはトランスフ
ェクトされた細胞である。形質転換された宿主細胞はク
ローンしたDNAを含有しており、発現ベクターで形質
転換された場合にはαおよび/またはβ鎖を発現する。
発現されたポリペプチドは、選択した宿主細胞、並びに
発現したタンパク質中の適当なプロセッシングシグナル
(ホモローガスまたはヘテロローガスなシグナル配列)の
存在に応じて、細胞内に沈着するか、あるいはペリプラ
スミック間隙に分泌される。
【0056】DNA領域は、それらが、互いに機能的に
関連している場合は、機能的(操作可能)に結合(operabl
y linked)している。例えば、プレ配列または分泌リー
ダーのためのDNAは、それがポリペプチドの分泌に与
えるプレタンパク質として発現されるならば、該ポリペ
プチドに関するDNAと機能的に結合している; プロモ
ーターは、それが結合している暗号配列の転写をコント
ロールするものであるならば、該配列と機能的に結合し
ている; リボゾーム結合部位は、それが結合している暗
号配列の翻訳を可能にする様な位置に存在しているなら
ば、該暗号配列と機能的に結合している。一般に、機能
的に結合している、ということは結合しているDNAが
近接(コンティギュアス)していることを意味し、分泌リ
ーダー配列の場合には、近接し、かつ解読相内にあるこ
とを意味する。
関連している場合は、機能的(操作可能)に結合(operabl
y linked)している。例えば、プレ配列または分泌リー
ダーのためのDNAは、それがポリペプチドの分泌に与
えるプレタンパク質として発現されるならば、該ポリペ
プチドに関するDNAと機能的に結合している; プロモ
ーターは、それが結合している暗号配列の転写をコント
ロールするものであるならば、該配列と機能的に結合し
ている; リボゾーム結合部位は、それが結合している暗
号配列の翻訳を可能にする様な位置に存在しているなら
ば、該暗号配列と機能的に結合している。一般に、機能
的に結合している、ということは結合しているDNAが
近接(コンティギュアス)していることを意味し、分泌リ
ーダー配列の場合には、近接し、かつ解読相内にあるこ
とを意味する。
【0057】適当な宿主細胞は、原核細胞、酵母細胞ま
たは高等な真核細胞である。原核生物にはグラム陰性ま
たはグラム陽性の微生物、例えば、大腸菌(E.coli)や
バチルス(桿菌、Bacilli)が含まれる。高等な真核細胞
には、以下に述べるごとく哺乳類動物起源の樹立(確立
された)セルラインが含まれる。好適な宿主細胞は大腸
菌294(ATCC 31,446)株であるが、他の原核
生物、例えば大腸菌B、大腸菌X1776(ATCC 3
1,537)、大腸菌294(ATCC 31,446)、大
腸菌W3110(ATCC 27,325)、シュードモー
ナス(Psendomonas)種、あるいはセラシア・マーセサン
ス(Serratia Marcesans、霊菌)等も適する。
たは高等な真核細胞である。原核生物にはグラム陰性ま
たはグラム陽性の微生物、例えば、大腸菌(E.coli)や
バチルス(桿菌、Bacilli)が含まれる。高等な真核細胞
には、以下に述べるごとく哺乳類動物起源の樹立(確立
された)セルラインが含まれる。好適な宿主細胞は大腸
菌294(ATCC 31,446)株であるが、他の原核
生物、例えば大腸菌B、大腸菌X1776(ATCC 3
1,537)、大腸菌294(ATCC 31,446)、大
腸菌W3110(ATCC 27,325)、シュードモー
ナス(Psendomonas)種、あるいはセラシア・マーセサン
ス(Serratia Marcesans、霊菌)等も適する。
【0058】一般に、宿主細胞のための発現ベクターに
は、複製起源(クローニングの場合の様に染色体外での
増幅が望まれる場合の複製起源は、細菌起源である)、
インヒビン暗号領域の上流に位置するプロモーターであ
って、リボゾーム結合部位を伴うもの(リボゾーム結合
配列またはシャイン−ダルガノ配列は、原核性発現の場
合にのみ必要とされる)、RNAスプライス部位(インヒ
ビンDNAが1またはそれ以上のイントロンを含むゲノ
ムDNAを含有している場合)、ポリアデニル化部位、
並びに転写終止配列を含有している。当業者なら認める
ことであるが、ある種の宿主内における発現には、上記
の配列の内、ある種のものは必要でない。微生物に用い
る発現ベクターの場合には、所望の宿主が認識し得る複
製起源、宿主内で機能し得るプロモーター、並びに表現
型の選択性遺伝子(例えば、抗生物質耐性を付与するタ
ンパク質をコードしている遺伝子、または独立栄養生物
の要求を満たす様なタンパク質をコードしている遺伝子
のみが必要とされる。インヒビンDNAは通常、大腸菌
種から得られるプラスミドpBR322[ボリバー(Boli
var)ら、1977、“ジーン(Gene)" 2: 95]を用い
て大腸菌内でクローニングされる。pBR322はアン
ピシリンおよびテトラサイクリン耐性のための遺伝子を
含有しており、これらは形質転換細胞を容易に同定し得
る手段となる。
は、複製起源(クローニングの場合の様に染色体外での
増幅が望まれる場合の複製起源は、細菌起源である)、
インヒビン暗号領域の上流に位置するプロモーターであ
って、リボゾーム結合部位を伴うもの(リボゾーム結合
配列またはシャイン−ダルガノ配列は、原核性発現の場
合にのみ必要とされる)、RNAスプライス部位(インヒ
ビンDNAが1またはそれ以上のイントロンを含むゲノ
ムDNAを含有している場合)、ポリアデニル化部位、
並びに転写終止配列を含有している。当業者なら認める
ことであるが、ある種の宿主内における発現には、上記
の配列の内、ある種のものは必要でない。微生物に用い
る発現ベクターの場合には、所望の宿主が認識し得る複
製起源、宿主内で機能し得るプロモーター、並びに表現
型の選択性遺伝子(例えば、抗生物質耐性を付与するタ
ンパク質をコードしている遺伝子、または独立栄養生物
の要求を満たす様なタンパク質をコードしている遺伝子
のみが必要とされる。インヒビンDNAは通常、大腸菌
種から得られるプラスミドpBR322[ボリバー(Boli
var)ら、1977、“ジーン(Gene)" 2: 95]を用い
て大腸菌内でクローニングされる。pBR322はアン
ピシリンおよびテトラサイクリン耐性のための遺伝子を
含有しており、これらは形質転換細胞を容易に同定し得
る手段となる。
【0059】発現ベクターはクローニングベクターと異
なり、宿主生物によって認識され得るプロモーターを含
有していなければならない。このことは、一般に、プロ
モーターは所望の宿主にとってホモローガスであること
を意味する。組換えDNA組立て物に最も普通に用いら
れるプロモーターには、β−ラクタマーゼ(ペニシリナ
ーゼ)およびラクトースプロモーター系([チャン(Chan
g)ら、1978 “ネイチャー"、275: 615; およ
びゲッテル(Goeddel)ら、1979 “ネイチャー" 2
81: 544]、トリプトファン(trp)プロモーター系
[ゲッテル(Goeddel)ら、1980 “ヌクレイック・ア
シッズ・リサーチ(Nucleic Acids Res.)" 8: 4
057およびEPO出願公開番号36,776]並びにta
cプロモーター[H.ドウ ボエル)H.De Boer)ら、
“プロシーディングス・オブ・ザ・ナショナル・アカデ
ミィ・オブ・サイエンスイズ(Proc.Nat'l.Acad.
Sci)U.S.A.“80: 21−25(1983)]が含ま
れる。これらが最も普通に用いられているが、その他の
既知の微生物プロモーターも使用し得る。それらの詳し
いヌクレオチド配列は公開されているので、当業者は、
それらをプラスミドベクター内の、インヒビンをコード
しているDNAと機能的にライゲートさせることができ
る[シーベンリスト(Siebenlist)ら、1980、“セル
(Cell)" 20:269]。原核性発現系に用いられるプ
ロモーターは、インヒビンと機能的に結合したシャイン
ダルガノ(S.D.)配列をも含有していることを要する
(S.D.は翻訳を容易にする様に位置している)。この
ことは、一般に、細菌の構造遺伝子の第2コドンの上流
に位置してプロモーターおよびS.D.配列があり、こ
れらが成熟αおよび/またはβ鎖の5'側における、プ
レプロインヒビンの配列と置換されていることを意味す
る。
なり、宿主生物によって認識され得るプロモーターを含
有していなければならない。このことは、一般に、プロ
モーターは所望の宿主にとってホモローガスであること
を意味する。組換えDNA組立て物に最も普通に用いら
れるプロモーターには、β−ラクタマーゼ(ペニシリナ
ーゼ)およびラクトースプロモーター系([チャン(Chan
g)ら、1978 “ネイチャー"、275: 615; およ
びゲッテル(Goeddel)ら、1979 “ネイチャー" 2
81: 544]、トリプトファン(trp)プロモーター系
[ゲッテル(Goeddel)ら、1980 “ヌクレイック・ア
シッズ・リサーチ(Nucleic Acids Res.)" 8: 4
057およびEPO出願公開番号36,776]並びにta
cプロモーター[H.ドウ ボエル)H.De Boer)ら、
“プロシーディングス・オブ・ザ・ナショナル・アカデ
ミィ・オブ・サイエンスイズ(Proc.Nat'l.Acad.
Sci)U.S.A.“80: 21−25(1983)]が含ま
れる。これらが最も普通に用いられているが、その他の
既知の微生物プロモーターも使用し得る。それらの詳し
いヌクレオチド配列は公開されているので、当業者は、
それらをプラスミドベクター内の、インヒビンをコード
しているDNAと機能的にライゲートさせることができ
る[シーベンリスト(Siebenlist)ら、1980、“セル
(Cell)" 20:269]。原核性発現系に用いられるプ
ロモーターは、インヒビンと機能的に結合したシャイン
ダルガノ(S.D.)配列をも含有していることを要する
(S.D.は翻訳を容易にする様に位置している)。この
ことは、一般に、細菌の構造遺伝子の第2コドンの上流
に位置してプロモーターおよびS.D.配列があり、こ
れらが成熟αおよび/またはβ鎖の5'側における、プ
レプロインヒビンの配列と置換されていることを意味す
る。
【0060】原核生物に加えて、酵母培養のごとき真核
生微生物もインヒビン暗号化ベクターにより、形質転換
され得る。下等な真核生宿主微生物の内、サッカロミケ
ス・セレビシエ(Saccharomyces cereviciae)または通
常のパン酵母が最も一般的に用いられる。しかし、その
他多数の株も普通に手に入れ、本発明に用い得る。酵母
ベクターは、通常、2ミクロン酵母プラスミドからの複
製起源または自律的複製配列(ARS)、プロモーター、
αおよび/またはβ鎖をコードしているDNA並びにポ
リアデニル化および転写の終止のための配列、および選
択遺伝子配列を含有している。酵母内での発現に適した
プラスミドはYRp7である[ステインチコム(Stinchcom
b)ら、1979、“ネイチャー" 282: 39: キング
スマン(Kingsman)ら、1979、“ジーン" 7: 14
1: チェンパー(Tschemper)ら、1980、“ジーン"
10: 157]。このプラスミドは既にtrp1遺伝子を含
有しており、この遺伝子は、酵母の突然変異株、例えば
ATCC No.44076またはPEP4−1[ジョー
ンズ(Jones)、1977、“ジェネテックス" 85:1
2]に、トリプトファン中で増殖する能力を持たないと
いう選択マーカーを与える。この酵母宿主細胞ゲノムは
trp1障害を有するので、形質転換体をトリプトファン
の非存在下で増殖させることで、形質転換体の検出に効
果的な環境を得ることができる。
生微生物もインヒビン暗号化ベクターにより、形質転換
され得る。下等な真核生宿主微生物の内、サッカロミケ
ス・セレビシエ(Saccharomyces cereviciae)または通
常のパン酵母が最も一般的に用いられる。しかし、その
他多数の株も普通に手に入れ、本発明に用い得る。酵母
ベクターは、通常、2ミクロン酵母プラスミドからの複
製起源または自律的複製配列(ARS)、プロモーター、
αおよび/またはβ鎖をコードしているDNA並びにポ
リアデニル化および転写の終止のための配列、および選
択遺伝子配列を含有している。酵母内での発現に適した
プラスミドはYRp7である[ステインチコム(Stinchcom
b)ら、1979、“ネイチャー" 282: 39: キング
スマン(Kingsman)ら、1979、“ジーン" 7: 14
1: チェンパー(Tschemper)ら、1980、“ジーン"
10: 157]。このプラスミドは既にtrp1遺伝子を含
有しており、この遺伝子は、酵母の突然変異株、例えば
ATCC No.44076またはPEP4−1[ジョー
ンズ(Jones)、1977、“ジェネテックス" 85:1
2]に、トリプトファン中で増殖する能力を持たないと
いう選択マーカーを与える。この酵母宿主細胞ゲノムは
trp1障害を有するので、形質転換体をトリプトファン
の非存在下で増殖させることで、形質転換体の検出に効
果的な環境を得ることができる。
【0061】酵母用ベクターの好適なプロモーティング
配列には、以下のものに対するプロモーターが含まれ
る: メタロチオナイン(metallothionein)、3−ホスホ
グリセレート・キナーゼ[ヒッツマン(Hitzeman)ら、1
980 “ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミス
トリィ" 255: 2073]またはエノラーゼ、グリセ
ルアルデヒド−3−ホスフェート・デヒドロゲナーゼ、
ヘキソキナーゼ、ピルベート・デカルボキシラーゼ、ホ
スホフルクトキナーゼ、グルコース−6−ホスフェート
・イソメラーゼ、3−ホスホグリセレート・ムターゼ、
ピルベート・キナーゼ、トリオセホスフェート・イソメ
ラーゼ、ホスホグルコース・イソメラーゼ、グルコキナ
ーゼ等の他の解糖酵素類[ヘス(Hess)ら、1968、"
ジャーナル・オブ・アドバンスイズ・イン・エンザイム
・レグ(J.Adv.Enzyme Reg.)"7: 149: およ
びホランド(Holland)ら、1978、"バイオケミスト
リィ"17: 4900]。更に、酵母内で発現させる上で
好適なベクターおよびプロモーターはR.ヒッツマン
(R.Hitzeman)らにより、EP73,657A中に記述
されている。
配列には、以下のものに対するプロモーターが含まれ
る: メタロチオナイン(metallothionein)、3−ホスホ
グリセレート・キナーゼ[ヒッツマン(Hitzeman)ら、1
980 “ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミス
トリィ" 255: 2073]またはエノラーゼ、グリセ
ルアルデヒド−3−ホスフェート・デヒドロゲナーゼ、
ヘキソキナーゼ、ピルベート・デカルボキシラーゼ、ホ
スホフルクトキナーゼ、グルコース−6−ホスフェート
・イソメラーゼ、3−ホスホグリセレート・ムターゼ、
ピルベート・キナーゼ、トリオセホスフェート・イソメ
ラーゼ、ホスホグルコース・イソメラーゼ、グルコキナ
ーゼ等の他の解糖酵素類[ヘス(Hess)ら、1968、"
ジャーナル・オブ・アドバンスイズ・イン・エンザイム
・レグ(J.Adv.Enzyme Reg.)"7: 149: およ
びホランド(Holland)ら、1978、"バイオケミスト
リィ"17: 4900]。更に、酵母内で発現させる上で
好適なベクターおよびプロモーターはR.ヒッツマン
(R.Hitzeman)らにより、EP73,657A中に記述
されている。
【0062】その他、増殖条件によって転写がコントロ
ールされるという利点をも有する酵母プロモーターとし
て、アルコール・デヒドロゲナーゼ2、イソチトクロー
ムC、酸ホスファターゼ、窒素代謝に関連する減成酵
素、前記メタロチオナイン、グリセルアルデヒド−3−
ホスフェート・デヒドロゲナーゼ、並びにマルトースお
よびラクトースの利用に与える酵素類等に関するプロモ
ーター領域が含まれる。適当な発現プラスミドを組立て
るには、これらの遺伝子に関連する終止配列を、発現ベ
クター内のインヒビンまたは誘導体暗号配列の3'側に
ライゲートし、mRNAの終止およびポリアデニル化を
与える。
ールされるという利点をも有する酵母プロモーターとし
て、アルコール・デヒドロゲナーゼ2、イソチトクロー
ムC、酸ホスファターゼ、窒素代謝に関連する減成酵
素、前記メタロチオナイン、グリセルアルデヒド−3−
ホスフェート・デヒドロゲナーゼ、並びにマルトースお
よびラクトースの利用に与える酵素類等に関するプロモ
ーター領域が含まれる。適当な発現プラスミドを組立て
るには、これらの遺伝子に関連する終止配列を、発現ベ
クター内のインヒビンまたは誘導体暗号配列の3'側に
ライゲートし、mRNAの終止およびポリアデニル化を
与える。
【0063】多細胞生物からの細胞培養も、ホルモン活
性なインヒビンまたはアクティビンの発現はその様な細
胞内でのみ起こり、微生物発現では、免疫学的交差反応
活性の発現が殆んどであると考えられるので、本発明に
おける好ましい宿主である。原則として、脊椎動物の培
養物であるか無脊椎動物の培養物であるかに拘わらず、
あらゆる高等な真核細胞培養を使用し得る。最近では、
その様な細胞を細胞培養中で増殖させることは日常的な
操作となっている[ティッシュ・カルチャー(Tissue
Culture)アカデミック・プレス、クルスおよびパター
ソン(Krus andpatterson)編、(1973)]。
性なインヒビンまたはアクティビンの発現はその様な細
胞内でのみ起こり、微生物発現では、免疫学的交差反応
活性の発現が殆んどであると考えられるので、本発明に
おける好ましい宿主である。原則として、脊椎動物の培
養物であるか無脊椎動物の培養物であるかに拘わらず、
あらゆる高等な真核細胞培養を使用し得る。最近では、
その様な細胞を細胞培養中で増殖させることは日常的な
操作となっている[ティッシュ・カルチャー(Tissue
Culture)アカデミック・プレス、クルスおよびパター
ソン(Krus andpatterson)編、(1973)]。
【0064】高等な真核生物内でαまたはβ鎖を発現さ
せる上で適切な宿主細胞には以下のものが含まれる: S
V40で形質転換されたサルの腎臓CVI系(COS−
7、ATCC CRL 1651); ベビーハムスター
の腎臓細胞(BHK、ATCCCRL10); チャイニー
ズハムスターの卵巣細胞−DHFR[ウーラウブ(Urlau
b)およびチャッシン(Chasin)著、PNAS(USA)7
7 4216(1980)]; マウス・セルトリー細胞[T
M4、マザー(Mather)、J.P.、バイオロ・レプロ
ド(Biol.Reprod.)23: 243−251(198
0)]; サル腎細胞(CVI ATCC CCL70); ア
フリカミドリザルの腎細胞(VERO−76、ATCC
CRL−1587); ヒト子宮頸癌細胞(HELA、A
TCC CCL2); イヌ腎細胞(MDCK、ATCC
CCL34); バッファロー・ラット腎細胞(BRL 3
A、ATCC CRL1442); ヒト肺細胞(W13
8、ATCC CCL75); ヒト肝細胞(HepG2 H
B8065); マウス乳腺腫(MMT060652、AT
CC CCL51); ラット肝腫瘍細胞[HTC、M1、
54、バウマンら(Bauman)、ジャーナル・オブ・セル
ラー・バイオロジィ(J.Cell.Biol.)85: 1−8
(1980)]; およびTRI細胞[マザーJ.P.ら、ア
ナルス・N.Y.アカド・サイ(Annals N.Y.Aca
d.Sci.)383:44−68(1982)]。
せる上で適切な宿主細胞には以下のものが含まれる: S
V40で形質転換されたサルの腎臓CVI系(COS−
7、ATCC CRL 1651); ベビーハムスター
の腎臓細胞(BHK、ATCCCRL10); チャイニー
ズハムスターの卵巣細胞−DHFR[ウーラウブ(Urlau
b)およびチャッシン(Chasin)著、PNAS(USA)7
7 4216(1980)]; マウス・セルトリー細胞[T
M4、マザー(Mather)、J.P.、バイオロ・レプロ
ド(Biol.Reprod.)23: 243−251(198
0)]; サル腎細胞(CVI ATCC CCL70); ア
フリカミドリザルの腎細胞(VERO−76、ATCC
CRL−1587); ヒト子宮頸癌細胞(HELA、A
TCC CCL2); イヌ腎細胞(MDCK、ATCC
CCL34); バッファロー・ラット腎細胞(BRL 3
A、ATCC CRL1442); ヒト肺細胞(W13
8、ATCC CCL75); ヒト肝細胞(HepG2 H
B8065); マウス乳腺腫(MMT060652、AT
CC CCL51); ラット肝腫瘍細胞[HTC、M1、
54、バウマンら(Bauman)、ジャーナル・オブ・セル
ラー・バイオロジィ(J.Cell.Biol.)85: 1−8
(1980)]; およびTRI細胞[マザーJ.P.ら、ア
ナルス・N.Y.アカド・サイ(Annals N.Y.Aca
d.Sci.)383:44−68(1982)]。
【0065】脊椎動物細胞に使用される発現ベクターの
ための転写および翻訳コントロール配列は、ウイルス起
源から供給されることが好ましい。例えば、普通用いら
れているプロモーターはポリオーマ、アデノウイルス
2、および最も好ましくはシミアンウイルス40(SV
40)から導かれる。初期(早期)および後期プロモータ
ーは、いずれもSV40ウイルスの複製起源をも含有し
ているフラグメントとして該ウイルスから容易に得られ
るので特に有用である[ファイヤーズ(Fiers)ら、19
78、“ネイチャー" 273: 113]、SV40のよ
り小さい、またはより大きいフラグメントも、それらが
ウイルス性複製起源内に存在するHindIII部位から
BglI部位に至る約250bpの配列を含有している限り
用いることができる。更に、αまたはβ鎖に自然に伴わ
れているゲノムプロモーター、コントロールおよび/ま
たはシグナル配列も、その様なコントロール配列が宿主
細胞に適合し得ることを条件として用いることができ、
またしばしば好ましいことである。
ための転写および翻訳コントロール配列は、ウイルス起
源から供給されることが好ましい。例えば、普通用いら
れているプロモーターはポリオーマ、アデノウイルス
2、および最も好ましくはシミアンウイルス40(SV
40)から導かれる。初期(早期)および後期プロモータ
ーは、いずれもSV40ウイルスの複製起源をも含有し
ているフラグメントとして該ウイルスから容易に得られ
るので特に有用である[ファイヤーズ(Fiers)ら、19
78、“ネイチャー" 273: 113]、SV40のよ
り小さい、またはより大きいフラグメントも、それらが
ウイルス性複製起源内に存在するHindIII部位から
BglI部位に至る約250bpの配列を含有している限り
用いることができる。更に、αまたはβ鎖に自然に伴わ
れているゲノムプロモーター、コントロールおよび/ま
たはシグナル配列も、その様なコントロール配列が宿主
細胞に適合し得ることを条件として用いることができ、
またしばしば好ましいことである。
【0066】複製起源は、例えばSV40その他のウイ
ルス性起源(例えば、ポリオーマ、アデノウイルス、V
SV、BPV等)から導かれる複製起源等の外来性起源
を含む様にベクターを組立てることにより、あるいは宿
主細胞の染色体複製機構により与えられる。もしも、ベ
クターが宿主細胞染色体に組込まれるなら、しばしば、
後者の機構で十分である。
ルス性起源(例えば、ポリオーマ、アデノウイルス、V
SV、BPV等)から導かれる複製起源等の外来性起源
を含む様にベクターを組立てることにより、あるいは宿
主細胞の染色体複製機構により与えられる。もしも、ベ
クターが宿主細胞染色体に組込まれるなら、しばしば、
後者の機構で十分である。
【0067】ウイルス性の複製起源を含有しているベク
ターを用いずに、選択マーカーをコードしているDNA
とαおよび/またはβ鎖をコードしているDNAとを用
い、同時形質転換法によって哺乳類細胞を形質転換する
こともできる。適当な選択マーカーの例として、ジヒド
ロ葉酸還元酵素(DHEFR)またはチミジン(thymizin
e)キナーゼを挙げることができる。その様なマーカー類
はタンパク質であり、一般には形質転換細胞(即ち、外
因性DNAの取り込みに適合した(コンピテント)細胞)
の同定を可能にする酵素である。通常、同定は細胞がそ
のマーカータンパク質を取り込んでいなければ、該細胞
にとって有毒な培地、あるいは、該細胞が必須栄養素を
得ることができない培地で、形質転換体は生存し得る、
ということに基づいて行う。
ターを用いずに、選択マーカーをコードしているDNA
とαおよび/またはβ鎖をコードしているDNAとを用
い、同時形質転換法によって哺乳類細胞を形質転換する
こともできる。適当な選択マーカーの例として、ジヒド
ロ葉酸還元酵素(DHEFR)またはチミジン(thymizin
e)キナーゼを挙げることができる。その様なマーカー類
はタンパク質であり、一般には形質転換細胞(即ち、外
因性DNAの取り込みに適合した(コンピテント)細胞)
の同定を可能にする酵素である。通常、同定は細胞がそ
のマーカータンパク質を取り込んでいなければ、該細胞
にとって有毒な培地、あるいは、該細胞が必須栄養素を
得ることができない培地で、形質転換体は生存し得る、
ということに基づいて行う。
【0068】インヒビンとDHFRの両者をコードして
いるDNA配列を含むベクターでトランスフェクトする
のに好適な哺乳類宿主細胞を選択するのに際しては、用
いるDHFRタンパク質のタイプに従って宿主を選択す
るのが適当である。野生型DHFRタンパク質を用いる
場合には、DHFR欠損宿主細胞を選択するのが好まし
く、そうすることにより、DHFRの非存在下では利用
し得ない必須栄養素である。ピポキサンチン、グリシン
およびチミジンを欠く選択培地(hgt-)内で成功したトラ
ンスフェクションを選択するためのマーカーとしてDH
FR暗号配列を用いることができる。この場合、好まし
い宿主細胞はDHFR活性を欠くチャイニーズハムスタ
ーの卵巣(CHO)セルラインであり、これは、ウーラウ
ブおよびチャッシン(Urlaub and Chasin)[198
0、“プロシーディングス・オブ・ザ・ナショナル・ア
カデミィ・オブ・サイエンスイズ"(USA)77: 42
16]の方法で調製し、増殖させることができる。
いるDNA配列を含むベクターでトランスフェクトする
のに好適な哺乳類宿主細胞を選択するのに際しては、用
いるDHFRタンパク質のタイプに従って宿主を選択す
るのが適当である。野生型DHFRタンパク質を用いる
場合には、DHFR欠損宿主細胞を選択するのが好まし
く、そうすることにより、DHFRの非存在下では利用
し得ない必須栄養素である。ピポキサンチン、グリシン
およびチミジンを欠く選択培地(hgt-)内で成功したトラ
ンスフェクションを選択するためのマーカーとしてDH
FR暗号配列を用いることができる。この場合、好まし
い宿主細胞はDHFR活性を欠くチャイニーズハムスタ
ーの卵巣(CHO)セルラインであり、これは、ウーラウ
ブおよびチャッシン(Urlaub and Chasin)[198
0、“プロシーディングス・オブ・ザ・ナショナル・ア
カデミィ・オブ・サイエンスイズ"(USA)77: 42
16]の方法で調製し、増殖させることができる。
【0069】メトトレキセート(MTX)に対する結合親
和性の低いDHFRタンパク質をコードしているDNA
をコントロール配列に用いる場合には、DHFR耐性細
胞を用いる必要はない。突然変異DHFRはMTX耐性
であるので、宿主細胞自身がMTX感受性であるなら
ば、MTX含有培地を選択の手段として用いることがで
きる。MTXを吸収することのできる真核細胞の大多数
は、メトトレキセート感受性であると思われる。その様
な、有用なセルラインはCHO系、CHOKI(ATCC N
o.CCL61)である。まず、形質転換体をネオマイシ
ン耐性に関して選択し(ネオマイシン耐性付与遺伝子を
コードしているDNAを共に用いてトランスフェクショ
ンを行う)、次いで、場合に応じてαおよび/またはβ
鎖発現のMTX増幅を選択することが好ましい[キムら
(Kim)、“セル(Cell)" 42:129−138(198
5)およびEP160,457A参照]。
和性の低いDHFRタンパク質をコードしているDNA
をコントロール配列に用いる場合には、DHFR耐性細
胞を用いる必要はない。突然変異DHFRはMTX耐性
であるので、宿主細胞自身がMTX感受性であるなら
ば、MTX含有培地を選択の手段として用いることがで
きる。MTXを吸収することのできる真核細胞の大多数
は、メトトレキセート感受性であると思われる。その様
な、有用なセルラインはCHO系、CHOKI(ATCC N
o.CCL61)である。まず、形質転換体をネオマイシ
ン耐性に関して選択し(ネオマイシン耐性付与遺伝子を
コードしているDNAを共に用いてトランスフェクショ
ンを行う)、次いで、場合に応じてαおよび/またはβ
鎖発現のMTX増幅を選択することが好ましい[キムら
(Kim)、“セル(Cell)" 42:129−138(198
5)およびEP160,457A参照]。
【0070】その他、組換え脊椎細胞培養内でのαおよ
び/またはβ鎖の合成に適用するのに好ましい方法とし
て、M−J.ゲシング(Gething)ら、“ネイチャー" 2
93:620−625(1981); N.マンティ(Mante
i)ら、“ネイチャー" 281: 40−46; A.レビン
ソン(Levinson)ら、EP117,060Aおよび11
7,058A等が述べている方法がある。
び/またはβ鎖の合成に適用するのに好ましい方法とし
て、M−J.ゲシング(Gething)ら、“ネイチャー" 2
93:620−625(1981); N.マンティ(Mante
i)ら、“ネイチャー" 281: 40−46; A.レビン
ソン(Levinson)ら、EP117,060Aおよび11
7,058A等が述べている方法がある。
【0071】組換え細胞培養中で、インヒビンα鎖は、
β鎖分子のいずれかと一緒に、または別個に発現され
る。同様に、成熟β鎖のいずれかまたは両方をコードし
ているDNAで宿主細胞を形質転換する。TGF−βと
の類似性に基づいて、組換え培養中での発現に際し、成
熟β鎖はホモ二量体またはβA/βBヘテロ二量体を形成
し得る。これらの構造物はインヒビンでなく、従って、
本明細書中ではβ−鎖二量体またはアクティビンと称す
る。これらは、活性インヒビンの製造におけるβ鎖の供
給源として有用であり、あるいは、αおよびβ鎖同時形
成転換によって合成されたβ鎖のβ鎖二量体への転換を
検出する上で、ゲル電気泳動法における標準として用い
ることができる。実施例4に見られる様に、このことは
仮定の問題ではない。勿論、上記のごとく、生殖の調節
においても二量体は有用である。
β鎖分子のいずれかと一緒に、または別個に発現され
る。同様に、成熟β鎖のいずれかまたは両方をコードし
ているDNAで宿主細胞を形質転換する。TGF−βと
の類似性に基づいて、組換え培養中での発現に際し、成
熟β鎖はホモ二量体またはβA/βBヘテロ二量体を形成
し得る。これらの構造物はインヒビンでなく、従って、
本明細書中ではβ−鎖二量体またはアクティビンと称す
る。これらは、活性インヒビンの製造におけるβ鎖の供
給源として有用であり、あるいは、αおよびβ鎖同時形
成転換によって合成されたβ鎖のβ鎖二量体への転換を
検出する上で、ゲル電気泳動法における標準として用い
ることができる。実施例4に見られる様に、このことは
仮定の問題ではない。勿論、上記のごとく、生殖の調節
においても二量体は有用である。
【0072】β鎖のヘテロ二量体あるいはホモ二量体
は、インビトロで個々の鎖を変性(アンホールディング)
した後、一般に既知の方法に従ってα−鎖と酸化的ジス
ルフィド結合させて分離する。しかしながら、成熟イン
ヒビンの調製には、α鎖と、β鎖のいずれか一方との両
者をコードしているDNAで組換え宿主を形成転換する
のが好ましい。その結果、宿主細胞の生体内でホルモン
活性な分子がそのまま結合するので、インビトロでの処
理により2本の鎖を結合させる必要がない。αおよびβ
鎖は同じベクター内に、同じプロモーターのコントロー
ル下に配置されていることが好ましいが、それが必須と
いうわけではない。
は、インビトロで個々の鎖を変性(アンホールディング)
した後、一般に既知の方法に従ってα−鎖と酸化的ジス
ルフィド結合させて分離する。しかしながら、成熟イン
ヒビンの調製には、α鎖と、β鎖のいずれか一方との両
者をコードしているDNAで組換え宿主を形成転換する
のが好ましい。その結果、宿主細胞の生体内でホルモン
活性な分子がそのまま結合するので、インビトロでの処
理により2本の鎖を結合させる必要がない。αおよびβ
鎖は同じベクター内に、同じプロモーターのコントロー
ル下に配置されていることが好ましいが、それが必須と
いうわけではない。
【0073】スクリーニングにおいて同定されたある種
のβ鎖アミノ酸配列変異体は下垂体の細胞表面受容体を
結合しないか、あるいは、結果的にホルモン活性を表さ
ない。その様な変異体が組換え細胞培養中でホモ二量体
として発現された場合、それらが天然のβ鎖と交差反応
性の免疫学的エピトープを有するならば、アクティビン
のイムノアッセイに有用である。さらに、その様な変異
体は、ホルモン活性なβ鎖をコードしているDNAと一
緒に同時発現され、固有のβ鎖と変異体β鎖とを含むハ
イブリッドが得られる。この場合、変異体は固有のβ鎖
の構造を安定化する様、作用する。この形のβ鎖ヘテロ
二量体はホモ二量体と同様に、アクティビンのイムノア
ッセイに有用である。これはまたアクティビンの拮抗体
としても機能し得る。
のβ鎖アミノ酸配列変異体は下垂体の細胞表面受容体を
結合しないか、あるいは、結果的にホルモン活性を表さ
ない。その様な変異体が組換え細胞培養中でホモ二量体
として発現された場合、それらが天然のβ鎖と交差反応
性の免疫学的エピトープを有するならば、アクティビン
のイムノアッセイに有用である。さらに、その様な変異
体は、ホルモン活性なβ鎖をコードしているDNAと一
緒に同時発現され、固有のβ鎖と変異体β鎖とを含むハ
イブリッドが得られる。この場合、変異体は固有のβ鎖
の構造を安定化する様、作用する。この形のβ鎖ヘテロ
二量体はホモ二量体と同様に、アクティビンのイムノア
ッセイに有用である。これはまたアクティビンの拮抗体
としても機能し得る。
【0074】また、β鎖/TGF−βハイブリッドを生
産するためにアクティビン/インヒビンβ鎖をTGF−
βと同時発現させる。TGF−βを発現するベクター並
びに発現させる方法は既知である[例えば、デリンクら
(Derynck)、ヒト形質転換成長因子−β相補DNA配
列、並びに正常および形質転換細胞内での発現(Human
Transforming Growth Factor−β Complementar
y DNA Sequenceand Expression in Normal
and Transformed Cells) “ネイチャー" 316:
701−705(1985)参照]。デリンク(Derynck)
らの記載のごとくに、TGF−β遺伝子を担ったベクタ
ーによる哺乳類細胞の同時形質転換をアクティビン/イ
ンヒビンのβAまたはβB鎖と一緒に行うことにより、β
鎖/TGF−βハイブリッド二量体がある割合で分泌さ
れるであろう。このハイブリッドはTGF−β/β鎖イ
ムノゲンの調製またはイムノアッセイに有用である。
産するためにアクティビン/インヒビンβ鎖をTGF−
βと同時発現させる。TGF−βを発現するベクター並
びに発現させる方法は既知である[例えば、デリンクら
(Derynck)、ヒト形質転換成長因子−β相補DNA配
列、並びに正常および形質転換細胞内での発現(Human
Transforming Growth Factor−β Complementar
y DNA Sequenceand Expression in Normal
and Transformed Cells) “ネイチャー" 316:
701−705(1985)参照]。デリンク(Derynck)
らの記載のごとくに、TGF−β遺伝子を担ったベクタ
ーによる哺乳類細胞の同時形質転換をアクティビン/イ
ンヒビンのβAまたはβB鎖と一緒に行うことにより、β
鎖/TGF−βハイブリッド二量体がある割合で分泌さ
れるであろう。このハイブリッドはTGF−β/β鎖イ
ムノゲンの調製またはイムノアッセイに有用である。
【0075】形質転換細胞から自体既知の方法によって
インヒビン、アクティビンまたはプロドメイン配列を回
収する。ポリペプチドが組換え細菌内で屈折体として発
現される場合には、所望のポリペプチドを回収し、常法
通り、所望のポリペプチドを再生する。別法として、ア
クティビンまたはインヒビンを分泌する形質転換細胞、
好ましくは哺乳類細胞の細胞培養を単に遠心することに
より、細胞から上清を分離する。次いで、一般に、ヘパ
リン−セファロースアフィニティクロマトグラフィー、
ゲル濾過、および少なくとも1回の(好ましくは数回の)
固定相および/または移動相内での種々の条件下におけ
るRP−HPLC(逆相高速液体クロマトグラフィー)工
程を含む連続精製法により、インヒビンを精製する。イ
ンビトロ合成法で生産されたプロドメイン配列は常法通
り精製される。
インヒビン、アクティビンまたはプロドメイン配列を回
収する。ポリペプチドが組換え細菌内で屈折体として発
現される場合には、所望のポリペプチドを回収し、常法
通り、所望のポリペプチドを再生する。別法として、ア
クティビンまたはインヒビンを分泌する形質転換細胞、
好ましくは哺乳類細胞の細胞培養を単に遠心することに
より、細胞から上清を分離する。次いで、一般に、ヘパ
リン−セファロースアフィニティクロマトグラフィー、
ゲル濾過、および少なくとも1回の(好ましくは数回の)
固定相および/または移動相内での種々の条件下におけ
るRP−HPLC(逆相高速液体クロマトグラフィー)工
程を含む連続精製法により、インヒビンを精製する。イ
ンビトロ合成法で生産されたプロドメイン配列は常法通
り精製される。
【0076】本発明に用いるのに好ましいプロドメイン
ポリペプチドは、所望のプロドメインに適したαおよび
/またはβ鎖を合成する様、形質転換された組換え細胞
の培地から回収される。特にそれらの回収は、まず固有
の電気泳動ゲル上で培養培地ポリペプチドを分離し、予
測される分子量のバンドを切り取った後、溶離したポリ
ペプチドを例えばFPLCまたはHPLCによってさら
に精製し、次いで、実質上ホモジーニアスな分離された
ポリペプチドをアミノ酸配列決定に付すことにより回収
される。次に、この精製(純化)プロドメインポリペプチ
ドを用いて、例えば、ウサギ等に抗体を産生させ、それ
をイムノアフィニティ精製に用いれば、プロドメインの
回収が単純になると思われる。
ポリペプチドは、所望のプロドメインに適したαおよび
/またはβ鎖を合成する様、形質転換された組換え細胞
の培地から回収される。特にそれらの回収は、まず固有
の電気泳動ゲル上で培養培地ポリペプチドを分離し、予
測される分子量のバンドを切り取った後、溶離したポリ
ペプチドを例えばFPLCまたはHPLCによってさら
に精製し、次いで、実質上ホモジーニアスな分離された
ポリペプチドをアミノ酸配列決定に付すことにより回収
される。次に、この精製(純化)プロドメインポリペプチ
ドを用いて、例えば、ウサギ等に抗体を産生させ、それ
をイムノアフィニティ精製に用いれば、プロドメインの
回収が単純になると思われる。
【0077】単離されたブタのホルモン活性なインヒビ
ンを精製するには、まず、清澄な形質転換培養の上清ま
たは細胞リゼイトをヘパリン−セファロースアフィニテ
ィクロマトグラフィーにより精製し、次に、セファクリ
ルS−200ゲルにかけてゲル濾過した後、種々の移動
相グラディエントおよび/または誘導体化シリカゲル支
持体を用い、4回の連続的なRP−HPLCに付す方法
が好ましい。好ましくは、比較的疎水性の低い固定相を
用い、C3−C8カラムで行うことが好ましく、C3−C5
であってフェニルカラムを用いることが特に好ましい。
移動相の溶質特異性は、有機成分特にアセトニトリルの
濃度を変えることにより適宜調節できる。1回のRP−
HPLC分画によってもゲル濾過物質に比べてかなり純
度が高くなるが、ヘパリン−セファロースクロマトグラ
フィーおよびゲル濾過による連続処理の後、通常、2ま
たはそれ以上、好ましくは4回のRP−HPLC精製を
行う。この方法は、組換え細胞培養からのヒトインヒビ
ンの精製にも同様に適用し得ることが分かった。
ンを精製するには、まず、清澄な形質転換培養の上清ま
たは細胞リゼイトをヘパリン−セファロースアフィニテ
ィクロマトグラフィーにより精製し、次に、セファクリ
ルS−200ゲルにかけてゲル濾過した後、種々の移動
相グラディエントおよび/または誘導体化シリカゲル支
持体を用い、4回の連続的なRP−HPLCに付す方法
が好ましい。好ましくは、比較的疎水性の低い固定相を
用い、C3−C8カラムで行うことが好ましく、C3−C5
であってフェニルカラムを用いることが特に好ましい。
移動相の溶質特異性は、有機成分特にアセトニトリルの
濃度を変えることにより適宜調節できる。1回のRP−
HPLC分画によってもゲル濾過物質に比べてかなり純
度が高くなるが、ヘパリン−セファロースクロマトグラ
フィーおよびゲル濾過による連続処理の後、通常、2ま
たはそれ以上、好ましくは4回のRP−HPLC精製を
行う。この方法は、組換え細胞培養からのヒトインヒビ
ンの精製にも同様に適用し得ることが分かった。
【0078】精製の第1段階はヘパリン−セファロース
アフィニティクロマトグラフィーであり、ここでは、タ
ンパク質を適用した条件下においてセファロース−結合
ヘパリン部分に吸着され、この吸着されたインヒビンを
1M NaClで溶離して回収する。この段階において、
かなり大量の粗抽出物を相当迅速に処理し、総インヒビ
ン活性が粗抽出物の少なくとも90%に匹敵する多量の
タンパク質を回収することができるのでこの段階で、粗
抽出物の精製工程が極めて促進される。
アフィニティクロマトグラフィーであり、ここでは、タ
ンパク質を適用した条件下においてセファロース−結合
ヘパリン部分に吸着され、この吸着されたインヒビンを
1M NaClで溶離して回収する。この段階において、
かなり大量の粗抽出物を相当迅速に処理し、総インヒビ
ン活性が粗抽出物の少なくとも90%に匹敵する多量の
タンパク質を回収することができるのでこの段階で、粗
抽出物の精製工程が極めて促進される。
【0079】様々なカラム画分中のインヒビン活性を検
出するために、容量比で約0.01%〜0.1%を分取
し、水100μl中に入れたヒト血清アルブミン100
μgを加えた後、スピード−バク(Speed−Vac)コンセ
ントレーター(濃縮器)[サバント(Savant)、ヒックスビ
レ、NY]中で溶媒を留去した。残留物を3mlのHDM
EM中1%ウシ胎児血清に再溶解し、ミレックス(Mill
ex)−GS 0.22μmフィルター[ミリポア(Millipor
e)コーポレーション、ベットフォード、MA]で濾過
し、複製して分析した。精製工程におけるバイオアッセ
イのスピードを上げるために、インヒビン活性によるF
SH分泌の基礎的な阻害のみを測定し、クロマトグラム
中の、インヒビンタンパク質が泳動していると予測され
る領域をプロットした。
出するために、容量比で約0.01%〜0.1%を分取
し、水100μl中に入れたヒト血清アルブミン100
μgを加えた後、スピード−バク(Speed−Vac)コンセ
ントレーター(濃縮器)[サバント(Savant)、ヒックスビ
レ、NY]中で溶媒を留去した。残留物を3mlのHDM
EM中1%ウシ胎児血清に再溶解し、ミレックス(Mill
ex)−GS 0.22μmフィルター[ミリポア(Millipor
e)コーポレーション、ベットフォード、MA]で濾過
し、複製して分析した。精製工程におけるバイオアッセ
イのスピードを上げるために、インヒビン活性によるF
SH分泌の基礎的な阻害のみを測定し、クロマトグラム
中の、インヒビンタンパク質が泳動していると予測され
る領域をプロットした。
【0080】ヘパリン−セファロースアフィニティクロ
マトグラフィーを行うために、細胞分屑を、ベックマン
J2−21遠心機(ベックマンインスツルメンツインコ
ーポレーテッド、パロ・アルト、CA)中において、J
A20ローターを用い、10,000rpmで30分間遠心
することにより沈降させた。エーレンマイヤーフラスコ
中で、上清1/2に0.1M NaCl含有0.01Mトリ
スHCl(pH7)を加えて元の容量の10倍に希釈し、2
個のラビット(Rabbit)4チャンネル蠕動ポンプ[ライニ
ン・インスツルメント(Rainin Instrument)Co.In
c.エメリービレ、CA]により、ヘパリン−セファロー
ス[ファルマシア・ファイン・ケミカルス(Farmacia
Fine Chemicals)、ピスカッタウエイ、N.J.]カ
ラム(3.5×9cm)に、カラム当たり、40ml/時間の
速度で、シラスティック(Silastic)チューブ(0.76m
mID)を通して同時にポンプ注入した。液体全てがヘパ
リン−セファロースカラム内にポンプ注入された後、8
本のカラム全てを同時に、0.1M NaClを含有する
0.01MトリスHCl、pH7により、同様にして洗浄
した。吸着された、インヒビン活性を有するタンパク質
を、8本のカラムを、上記のごとく1M NaCl含有
0.01MトリスHCl(pH7)によって同時に洗浄する
ことにより除き、洗浄液を画分に分けて集めた。上記の
ごときインビトロでのバイオアッセイによってインヒビ
ン活性を監視した。残る抽出物の精製のために、カラム
を0.01MトリスHCl(pH7)中2M NaClで洗浄
して再生させ、0.1M NaCl含有0.01MトリスH
Clで再度平衡化した。
マトグラフィーを行うために、細胞分屑を、ベックマン
J2−21遠心機(ベックマンインスツルメンツインコ
ーポレーテッド、パロ・アルト、CA)中において、J
A20ローターを用い、10,000rpmで30分間遠心
することにより沈降させた。エーレンマイヤーフラスコ
中で、上清1/2に0.1M NaCl含有0.01Mトリ
スHCl(pH7)を加えて元の容量の10倍に希釈し、2
個のラビット(Rabbit)4チャンネル蠕動ポンプ[ライニ
ン・インスツルメント(Rainin Instrument)Co.In
c.エメリービレ、CA]により、ヘパリン−セファロー
ス[ファルマシア・ファイン・ケミカルス(Farmacia
Fine Chemicals)、ピスカッタウエイ、N.J.]カ
ラム(3.5×9cm)に、カラム当たり、40ml/時間の
速度で、シラスティック(Silastic)チューブ(0.76m
mID)を通して同時にポンプ注入した。液体全てがヘパ
リン−セファロースカラム内にポンプ注入された後、8
本のカラム全てを同時に、0.1M NaClを含有する
0.01MトリスHCl、pH7により、同様にして洗浄
した。吸着された、インヒビン活性を有するタンパク質
を、8本のカラムを、上記のごとく1M NaCl含有
0.01MトリスHCl(pH7)によって同時に洗浄する
ことにより除き、洗浄液を画分に分けて集めた。上記の
ごときインビトロでのバイオアッセイによってインヒビ
ン活性を監視した。残る抽出物の精製のために、カラム
を0.01MトリスHCl(pH7)中2M NaClで洗浄
して再生させ、0.1M NaCl含有0.01MトリスH
Clで再度平衡化した。
【0081】次に、得られた物質をゲル濾過して分画
し、通常、分子量に従ってタンパク質を分ける。ヘパリ
ン−セファロースカラムによって抽出したインヒビン活
性を有する画分をプールし、分子量(Mr)カットオフ3,
500である、シリンダー(直径28.6mm)のスペクト
ラポール(Spectrapor)No.3 メンブラン・チュービ
ング[スペクトラム・メジカル・インダストリィズ(Spe
ctrum Medical Industries)インコーポレーテッ
ド、ロスアンゼルス、CA]中、30%酢酸に対して一
夜透析し、NaClを除去する。上記のごとくにして保持
液を遠心して白色の沈澱を除き、上清を5×100cmの
セファクリル(Sephacryl)S−200微細(スーパーフ
ァイン)カラム[ファルマシア・ファイン・ケミカルス
(Pharmacia Fine Chemicals)ピスカッタウェイ、
N.J.]にかけるために等分量づつ分ける。各カラム
を30%酢酸20mlで、22分間溶離し、280nmにお
けるUV吸収とバイオアッセイによりカラムからの画分
を監視する。
し、通常、分子量に従ってタンパク質を分ける。ヘパリ
ン−セファロースカラムによって抽出したインヒビン活
性を有する画分をプールし、分子量(Mr)カットオフ3,
500である、シリンダー(直径28.6mm)のスペクト
ラポール(Spectrapor)No.3 メンブラン・チュービ
ング[スペクトラム・メジカル・インダストリィズ(Spe
ctrum Medical Industries)インコーポレーテッ
ド、ロスアンゼルス、CA]中、30%酢酸に対して一
夜透析し、NaClを除去する。上記のごとくにして保持
液を遠心して白色の沈澱を除き、上清を5×100cmの
セファクリル(Sephacryl)S−200微細(スーパーフ
ァイン)カラム[ファルマシア・ファイン・ケミカルス
(Pharmacia Fine Chemicals)ピスカッタウェイ、
N.J.]にかけるために等分量づつ分ける。各カラム
を30%酢酸20mlで、22分間溶離し、280nmにお
けるUV吸収とバイオアッセイによりカラムからの画分
を監視する。
【0082】S−200カラムから得たバイオアッセイ
陽性タンパク質をプールし、凍結乾燥する。この凍結乾
燥品を0.2N酢酸に溶解し(1ml/ml)、ミレックス−
HA(Millex−HA)0.45μmフィルター[ミリポア
(Millipore)Corp.、ベッドフォード、MA]で濾過す
る。濾液を1×25cmヴィダック(Vydac)5μm粒子サ
イズのC4カラム[ザ・セパレーションズ・グループ・
ヘスペリア(The Separations Group Hesperi
a)、CA]に直接適用し、TEAPバッファーのグラデ
ィエントで展開する。TEAP系において、バッファー
Aは0.25Nリン酸トリエチルアンモニウム(pH3)か
らなり、バッファーBはバッファーA中の80%アセト
ニトリルで構成されている。全濾液を適用した後、UV
吸収が基線に至るまで、水性バッファーAによりカラム
を洗浄する。インヒビン活性を示す画分をスペクトロフ
ロー(Spectroflow)757UV検出器[クラトス・アナ
リティカル・インスツルメンツ(Kratos Analytical
Instruments)、ラムセイ、N.J.]、ソルテック
(Soltec)220記録計[ソルテック(Soltec)Corp.サ
ンバレー、CA]およびレディラック(Redirac)211
2 フラクション・コレクター[LKBインスツルメン
ツInc.、ギャザースバーグ、MD]を備えたベックマ
ン232グラディエント液体クロマトグラフィー系[ベ
ックマン・インスツルメンツ(Beckman Instruments)
Inc.バークレー、CA]内で分離する。インヒビン活
性を示すゾーンをバイオアッセイによって検出する。
陽性タンパク質をプールし、凍結乾燥する。この凍結乾
燥品を0.2N酢酸に溶解し(1ml/ml)、ミレックス−
HA(Millex−HA)0.45μmフィルター[ミリポア
(Millipore)Corp.、ベッドフォード、MA]で濾過す
る。濾液を1×25cmヴィダック(Vydac)5μm粒子サ
イズのC4カラム[ザ・セパレーションズ・グループ・
ヘスペリア(The Separations Group Hesperi
a)、CA]に直接適用し、TEAPバッファーのグラデ
ィエントで展開する。TEAP系において、バッファー
Aは0.25Nリン酸トリエチルアンモニウム(pH3)か
らなり、バッファーBはバッファーA中の80%アセト
ニトリルで構成されている。全濾液を適用した後、UV
吸収が基線に至るまで、水性バッファーAによりカラム
を洗浄する。インヒビン活性を示す画分をスペクトロフ
ロー(Spectroflow)757UV検出器[クラトス・アナ
リティカル・インスツルメンツ(Kratos Analytical
Instruments)、ラムセイ、N.J.]、ソルテック
(Soltec)220記録計[ソルテック(Soltec)Corp.サ
ンバレー、CA]およびレディラック(Redirac)211
2 フラクション・コレクター[LKBインスツルメン
ツInc.、ギャザースバーグ、MD]を備えたベックマ
ン232グラディエント液体クロマトグラフィー系[ベ
ックマン・インスツルメンツ(Beckman Instruments)
Inc.バークレー、CA]内で分離する。インヒビン活
性を示すゾーンをバイオアッセイによって検出する。
【0083】所望によりさらに2段階のRP−HPLC
を行うことにより、βB鎖を含むインヒビンタンパク質
を精製し、βA種を含まないインヒビンを得る。第1段
階では1×25cmのVydac 5μm−粒子サイズのC4カ
ラムとトリフルオロ酢酸(TFA)バッファーとを用い、
第2段階では1×25cm Vydac 5μm粒子サイズのフ
ェニルカラムとTEAPバッファー系とを用いる。TF
A系において、バッファーAは水999ml中にトリフル
オロ酢酸1mlを含有し、バッファーBは水199mlおよ
びアセトニトリル800ml中にトリフルオロ酢酸1mlを
含有している。2種のインヒビン種は別々に溶離され
る。いくつかのバッチから蓄積したインヒビンを0.4
6×25cmのアクアポア(Aquapore)RF−300 1
0μm粒子サイズカラム[ブラウン・リー(Brownlee)ラ
ボス(Labs)、サンタクララ、CA]とTFAバッファー
系とを用いるRP−HPLCにより濃縮した。しかしな
がら、通常、βAまたはβB鎖のみをコードしているDN
Aによる形質転換体から得た細胞培養上清については、
この精製段階は使用されない。
を行うことにより、βB鎖を含むインヒビンタンパク質
を精製し、βA種を含まないインヒビンを得る。第1段
階では1×25cmのVydac 5μm−粒子サイズのC4カ
ラムとトリフルオロ酢酸(TFA)バッファーとを用い、
第2段階では1×25cm Vydac 5μm粒子サイズのフ
ェニルカラムとTEAPバッファー系とを用いる。TF
A系において、バッファーAは水999ml中にトリフル
オロ酢酸1mlを含有し、バッファーBは水199mlおよ
びアセトニトリル800ml中にトリフルオロ酢酸1mlを
含有している。2種のインヒビン種は別々に溶離され
る。いくつかのバッチから蓄積したインヒビンを0.4
6×25cmのアクアポア(Aquapore)RF−300 1
0μm粒子サイズカラム[ブラウン・リー(Brownlee)ラ
ボス(Labs)、サンタクララ、CA]とTFAバッファー
系とを用いるRP−HPLCにより濃縮した。しかしな
がら、通常、βAまたはβB鎖のみをコードしているDN
Aによる形質転換体から得た細胞培養上清については、
この精製段階は使用されない。
【0084】インヒビン、アクティビン、プロドメイン
配列またはそれらの変異体は薬学的に許容し得る無毒な
塩類、例えば酸付加塩や、金属錯体(コンプレックス)、
例えば、亜鉛および鉄等(これらもまた、本発明の目的
においては、塩と見なされる)の形で投与される。その
様な酸付加塩の例には塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、
リン酸塩、マレイン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、安息香
酸塩、コハク酸塩、リンゴ酸塩、アスコルビン酸塩、お
よび酒石酸塩等がある。等張性生理食塩水やリン酸緩衝
液等の溶液として静脈内投与するのが適当である。
配列またはそれらの変異体は薬学的に許容し得る無毒な
塩類、例えば酸付加塩や、金属錯体(コンプレックス)、
例えば、亜鉛および鉄等(これらもまた、本発明の目的
においては、塩と見なされる)の形で投与される。その
様な酸付加塩の例には塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、
リン酸塩、マレイン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、安息香
酸塩、コハク酸塩、リンゴ酸塩、アスコルビン酸塩、お
よび酒石酸塩等がある。等張性生理食塩水やリン酸緩衝
液等の溶液として静脈内投与するのが適当である。
【0085】本発明のポリペプチドは医師の指導の下で
投与されるべきであり、普通、医薬組成物中には、有効
量のペプチドと通常の、薬学的に許容し得る担体とが含
まれている。投与量は、該タンパク質の投与における特
定の目的により変化し、雄性の不稔のために規則的にイ
ンヒビンを投与する場合の用量レベルは約0.1〜約1m
g/kg(体重)の範囲とすることができる。
投与されるべきであり、普通、医薬組成物中には、有効
量のペプチドと通常の、薬学的に許容し得る担体とが含
まれている。投与量は、該タンパク質の投与における特
定の目的により変化し、雄性の不稔のために規則的にイ
ンヒビンを投与する場合の用量レベルは約0.1〜約1m
g/kg(体重)の範囲とすることができる。
【0086】インヒビン、アクティビン、プロドメイン
配列およびそれらの誘導体は、埋め込み(移植)可能な、
あるいは皮膚に接着可能な、持続的放出製品から投与す
ることが望ましい。適当な系には、例えば、L−グルタ
ミン酸とガンマーエチル−L−グルタメートとの共重合
体[シドマン(U.Sidman)ら、1983、“バイオポリ
マーズ(Biopolymers)" 22(1): 547−556]、
ポリ(2−ヒドロキシエチル−メタクリレート)[ランガ
ー(R.Langer)ら、1981、“ジェイ・バイオメド
・マター・レス(J.Biomed.Mater.Res.)" 15:
167−277およびR.ランガーら、1982、
“ケミ・テク(Chem.Tech.)" 12: 98−10
5]、エチレンビニルアセテート(R.ランガーら、同
上)、あるいはポリ−D−(−)−3−ヒドロキシ酪酸(E
P133,988A)等が含まれる。その様な製品は、皮
下に埋め込んだり、皮膚または粘膜と接触させる様に付
して用いられる。
配列およびそれらの誘導体は、埋め込み(移植)可能な、
あるいは皮膚に接着可能な、持続的放出製品から投与す
ることが望ましい。適当な系には、例えば、L−グルタ
ミン酸とガンマーエチル−L−グルタメートとの共重合
体[シドマン(U.Sidman)ら、1983、“バイオポリ
マーズ(Biopolymers)" 22(1): 547−556]、
ポリ(2−ヒドロキシエチル−メタクリレート)[ランガ
ー(R.Langer)ら、1981、“ジェイ・バイオメド
・マター・レス(J.Biomed.Mater.Res.)" 15:
167−277およびR.ランガーら、1982、
“ケミ・テク(Chem.Tech.)" 12: 98−10
5]、エチレンビニルアセテート(R.ランガーら、同
上)、あるいはポリ−D−(−)−3−ヒドロキシ酪酸(E
P133,988A)等が含まれる。その様な製品は、皮
下に埋め込んだり、皮膚または粘膜と接触させる様に付
して用いられる。
【0087】実施例の記載を簡単にするため、頻繁に用
いられる方法を短い熟語に略して示す。プラスミドは小
文字のpを先頭にし、そして/または大文字および/ま
たは数字を続けることによって表される。本発明の出発
物質であるプラスミドは市販されているか、または非制
限的な施設から一般に入手可能であり、あるいはこの様
にして入手し得るプラスミドまたはDNAから、公知の
方法に従って組立てることができる。更に、その他の同
等なプラスミドも当業者には知られており、通常の技術
者にとって自明であろう。
いられる方法を短い熟語に略して示す。プラスミドは小
文字のpを先頭にし、そして/または大文字および/ま
たは数字を続けることによって表される。本発明の出発
物質であるプラスミドは市販されているか、または非制
限的な施設から一般に入手可能であり、あるいはこの様
にして入手し得るプラスミドまたはDNAから、公知の
方法に従って組立てることができる。更に、その他の同
等なプラスミドも当業者には知られており、通常の技術
者にとって自明であろう。
【0088】DNAの“消化"とは、DNAを、該DN
Aのある位置に対してのみ作用する酵素で触媒的に開裂
することを指す。その様な酵素を制限酵素と称し、該酵
素にとって特異的な部位を制限部位(サイト)と称する。
“部分"消化とは、制限酵素による不完全な消化であ
り、特定のエンドヌクレアーゼに対するDNA基質中の
部分の全てでなく、そのうちのいくつかを開裂する様な
条件を選んで行う。本発明において用いる様々な制限酵
素は市販されており、その反応条件、コファクター、お
よびその他必要なものは、酵素の供給業者の指示に従っ
て使用した。制限酵素類は、各制限酵素が最初に得られ
た微生物を表示する大文字、次いで他の文字、更に、通
常、数字からなる略号で表される。一般に、特別の場合
を除き、約1μgのプラスミドまたはDNAフラグメン
トを、約20μlの緩衝液中の約1単位の酵素と共に使
用する。特定の酵素について適当な緩衝液および基質の
量は、製造業者によって明示されている。通常、インキ
ュベーション時間は37℃で1時間とするが、供給者の
指示に従って変えてもよい。インキュベーションした
後、フェノールおよびクロロホルムでタンパク質を抽出
して除き、水性フラクションからエタノール沈澱によっ
て消化された核酸を回収する。時たま、制限酵素による
消化の後、DNAフラグメントの2つの制限的開裂末端
が“閉環(サーキュライディング)"したり、閉じたルー
プを形成することにより、該制限部位に他のDNAフラ
グメントが挿入されにくくなるのを防止するために、
5'末端のホスフェートを細菌性アルカリホスファター
ゼで加水分解することがある。明示しない限り、プラス
ミドの消化には、5'末端の脱リン酸反応は伴わないも
のとする。脱リン酸の方法および試薬は常法に従う
[T.マニアティス(T.Maniatis)ら、1982、モレ
キュラー・クローニング(Molecular Cloning)pp.1
33−134]。
Aのある位置に対してのみ作用する酵素で触媒的に開裂
することを指す。その様な酵素を制限酵素と称し、該酵
素にとって特異的な部位を制限部位(サイト)と称する。
“部分"消化とは、制限酵素による不完全な消化であ
り、特定のエンドヌクレアーゼに対するDNA基質中の
部分の全てでなく、そのうちのいくつかを開裂する様な
条件を選んで行う。本発明において用いる様々な制限酵
素は市販されており、その反応条件、コファクター、お
よびその他必要なものは、酵素の供給業者の指示に従っ
て使用した。制限酵素類は、各制限酵素が最初に得られ
た微生物を表示する大文字、次いで他の文字、更に、通
常、数字からなる略号で表される。一般に、特別の場合
を除き、約1μgのプラスミドまたはDNAフラグメン
トを、約20μlの緩衝液中の約1単位の酵素と共に使
用する。特定の酵素について適当な緩衝液および基質の
量は、製造業者によって明示されている。通常、インキ
ュベーション時間は37℃で1時間とするが、供給者の
指示に従って変えてもよい。インキュベーションした
後、フェノールおよびクロロホルムでタンパク質を抽出
して除き、水性フラクションからエタノール沈澱によっ
て消化された核酸を回収する。時たま、制限酵素による
消化の後、DNAフラグメントの2つの制限的開裂末端
が“閉環(サーキュライディング)"したり、閉じたルー
プを形成することにより、該制限部位に他のDNAフラ
グメントが挿入されにくくなるのを防止するために、
5'末端のホスフェートを細菌性アルカリホスファター
ゼで加水分解することがある。明示しない限り、プラス
ミドの消化には、5'末端の脱リン酸反応は伴わないも
のとする。脱リン酸の方法および試薬は常法に従う
[T.マニアティス(T.Maniatis)ら、1982、モレ
キュラー・クローニング(Molecular Cloning)pp.1
33−134]。
【0089】制限酵素による消化によって得られたDN
Aフラグメントの“回収"または“単離"とは、この消化
物をポリアクリルアミドゲル電気泳動にかけて分離し、
フラグメントの移動度を分子量既知のマーカーDNAフ
ラグメントのそれと比較して所望のフラグメントを同定
し、該フラグメントを含む部分を取り除き、該ゲルから
DNAを分離することを意味する。この方法は一般的に
知られている。例、R.ローン(R.Lawn)ら、198
1、“ヌクレイック・アシッズ・リサーチ"9:6103
−6114およびD.ゲッデル(D.Goeddel)ら、19
80“ヌクレイック・アシッズ・リサーチ" 8: 405
7参照。
Aフラグメントの“回収"または“単離"とは、この消化
物をポリアクリルアミドゲル電気泳動にかけて分離し、
フラグメントの移動度を分子量既知のマーカーDNAフ
ラグメントのそれと比較して所望のフラグメントを同定
し、該フラグメントを含む部分を取り除き、該ゲルから
DNAを分離することを意味する。この方法は一般的に
知られている。例、R.ローン(R.Lawn)ら、198
1、“ヌクレイック・アシッズ・リサーチ"9:6103
−6114およびD.ゲッデル(D.Goeddel)ら、19
80“ヌクレイック・アシッズ・リサーチ" 8: 405
7参照。
【0090】“サザーン分析"とは、消化物中のDNA
配列またはDNA含有組成物中のDNA配列の存在を、
既知の、標識したオリゴヌクレオチドまたはDNAフラ
グメントとのハイブリダイゼーションによって確認する
方法である。本明細書中では、特に断らない限り、サザ
ーン分析という時は、E.サザーン(E.Southern)の
方法[1975 “ジャーナル・オブ・モレキュラー・バ
イオロジィ(J.Mol.Biol.)" 98: 503−51
7]に従って、消化物を1%アガロース上で分離し、変
性し、そしてニトロセルロース上に移し、T.マニアテ
ィスらの方法[1978、“セル" 15: 687−70
1]に従ってハイブリダイゼーションを行うことを意味
する。
配列またはDNA含有組成物中のDNA配列の存在を、
既知の、標識したオリゴヌクレオチドまたはDNAフラ
グメントとのハイブリダイゼーションによって確認する
方法である。本明細書中では、特に断らない限り、サザ
ーン分析という時は、E.サザーン(E.Southern)の
方法[1975 “ジャーナル・オブ・モレキュラー・バ
イオロジィ(J.Mol.Biol.)" 98: 503−51
7]に従って、消化物を1%アガロース上で分離し、変
性し、そしてニトロセルロース上に移し、T.マニアテ
ィスらの方法[1978、“セル" 15: 687−70
1]に従ってハイブリダイゼーションを行うことを意味
する。
【0091】“形質転換"とは、DNAを生物内に導入
することを意味し、その結果、DNAが染色体外成分と
して、あるいは染色体内に組込まれて複製されることを
意味する。特に明示しない限り、本発明における大腸菌
の形質転換法はマンデル(Mandel)らのCaCl2法(19
70、“ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオロジ
ィ" 53: 154)を採用する。
することを意味し、その結果、DNAが染色体外成分と
して、あるいは染色体内に組込まれて複製されることを
意味する。特に明示しない限り、本発明における大腸菌
の形質転換法はマンデル(Mandel)らのCaCl2法(19
70、“ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオロジ
ィ" 53: 154)を採用する。
【0092】“ライゲーション(結合)"とは、2個の二
本鎖核酸フラグメントの間にホスホジエステル結合を形
成する工程を言う(T.マニアティスら、前掲p14
6)。特に明示しない限り、ライゲーションは既知の緩
衝液と条件を使用し、略等モル量のライゲートすべきD
NAフラグメント0.5μg当たりT4 DNAリガーゼ
(“リガーゼ")10単位を用いて行う。
本鎖核酸フラグメントの間にホスホジエステル結合を形
成する工程を言う(T.マニアティスら、前掲p14
6)。特に明示しない限り、ライゲーションは既知の緩
衝液と条件を使用し、略等モル量のライゲートすべきD
NAフラグメント0.5μg当たりT4 DNAリガーゼ
(“リガーゼ")10単位を用いて行う。
【0093】形質転換体からDNAを“調製する"と
は、プラスミドDNAを微生物培養物中から単離するこ
とを意味する。明示しない限り、マニアティスらのアル
カリ性/SDS法(同上p.90)を採用する。
は、プラスミドDNAを微生物培養物中から単離するこ
とを意味する。明示しない限り、マニアティスらのアル
カリ性/SDS法(同上p.90)を採用する。
【0094】“オリゴヌクレオチド"とは、短い一本鎖
または二本鎖ポリデオキシヌクレオチドであって、既知
の方法によって化学的に合成され、次いで、ポリアクリ
ルアミドゲル上で精製されたものである。
または二本鎖ポリデオキシヌクレオチドであって、既知
の方法によって化学的に合成され、次いで、ポリアクリ
ルアミドゲル上で精製されたものである。
【0095】引用した文献は、参考までに全て末尾の文
献目録に示した。
献目録に示した。
【0096】以下に実施例を挙げて本発明を詳しく説明
する。
する。
【0097】実施例1 クローン化したインヒビン・α−サブユニットcDNA
の単離 ブタインヒビンのサブユニットをコードしている配列を
含有するクローンの同定法は、いくつかの先行例[アン
ダーソン等(Anderson et al.)、プロシーディングス・
オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシーズ
(Proc.Nat.Acad.Sci.USA)、80: 6836
−6842(1983)およびユルリッチ(Ullrich et a
l.)、ネイチャー(Nature)、309: 418−425
(1984)]において成功した、“長いプローブ"を用い
る方法に基づいている。簡単に説明すると、λgt10に
おいて作成し、そしてオリゴ−dTをプライマーとするc
DNA合成によってブタ卵巣mRNAから得た、高度に
錯綜したcDNAライブラリーを、ブタインヒビンのα
−鎖のN−末端アミノ酸配列に向けられた64塩基の長
さの一本鎖合成オリゴデオキシヌクレオチドでスクリー
ニングした。インヒビン鎖のmRNAは明らかに不安定
であるが故に、ライブラリーを新鮮な卵巣組織から調製
すべきであるということがわかった。2000個のプラ
ーク中約1個がこのプローブと交雑し、雑種化している
クローン化cDNA数個を配列分析してプローブ同定が
正しいことを確認した。この分析により、特徴づけられ
たcDNAのすべてが、α−鎖の前駆体タンパク質の完
全な構造を予想するための十分な配列情報を含んでいな
いことがわかった。同一のcDNAライブラリー由来の
さらに多くのクローンを分析する代わりに、α−前駆体
残基60−64(図1)をコードする配列化領域に相補的
な合成オリゴヌクレオチドの卵巣mRNA上の3'側延長
によって第2のライブラリーを作成した。このライブラ
リーを、予め分析しておいたcDNAからの適当な制限
フラグメントでスクリーニングし、α−前駆体のN−末
端領域をコードするDNA配列の残りを指定する数個の
単離体を得た。このコード化配列の完全性を、ブタα−
鎖ペプチド配列を指定し、そしてメチオニンコドン(前
にフレーム内停止コドンを有し、後ろにシグナルペプチ
ドの特質を備えた疎水配列が続く)で開始する長いリー
ディング・フレームの存在によって判定した。この前駆
体タンパク質およびそのcDNAの完全配列を図2およ
び図3に示す。シグナルペプチドを含有する完全なタン
パク質は、364個のアミノ酸からなり、〜40KのM
r値を有し、このうちC末端側の134個(Mr〜14.5
K)はブタインヒビンα−鎖を構成する。前駆体のプロ
領域にはArg−Arg配列が数個存在し、そのうちの1個
はα−サブユニットの前に直接して存在する。この塩基
残基の後者の対がタンパク質加水分解によるα−ペプチ
ド放出のプロセシング部位であると我々は考えている。
この推定の前駆体配列により、2つのN−連鎖グリコシ
レート化部位が予想され、その1つはα鎖プロパー内に
あると予想される。
の単離 ブタインヒビンのサブユニットをコードしている配列を
含有するクローンの同定法は、いくつかの先行例[アン
ダーソン等(Anderson et al.)、プロシーディングス・
オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシーズ
(Proc.Nat.Acad.Sci.USA)、80: 6836
−6842(1983)およびユルリッチ(Ullrich et a
l.)、ネイチャー(Nature)、309: 418−425
(1984)]において成功した、“長いプローブ"を用い
る方法に基づいている。簡単に説明すると、λgt10に
おいて作成し、そしてオリゴ−dTをプライマーとするc
DNA合成によってブタ卵巣mRNAから得た、高度に
錯綜したcDNAライブラリーを、ブタインヒビンのα
−鎖のN−末端アミノ酸配列に向けられた64塩基の長
さの一本鎖合成オリゴデオキシヌクレオチドでスクリー
ニングした。インヒビン鎖のmRNAは明らかに不安定
であるが故に、ライブラリーを新鮮な卵巣組織から調製
すべきであるということがわかった。2000個のプラ
ーク中約1個がこのプローブと交雑し、雑種化している
クローン化cDNA数個を配列分析してプローブ同定が
正しいことを確認した。この分析により、特徴づけられ
たcDNAのすべてが、α−鎖の前駆体タンパク質の完
全な構造を予想するための十分な配列情報を含んでいな
いことがわかった。同一のcDNAライブラリー由来の
さらに多くのクローンを分析する代わりに、α−前駆体
残基60−64(図1)をコードする配列化領域に相補的
な合成オリゴヌクレオチドの卵巣mRNA上の3'側延長
によって第2のライブラリーを作成した。このライブラ
リーを、予め分析しておいたcDNAからの適当な制限
フラグメントでスクリーニングし、α−前駆体のN−末
端領域をコードするDNA配列の残りを指定する数個の
単離体を得た。このコード化配列の完全性を、ブタα−
鎖ペプチド配列を指定し、そしてメチオニンコドン(前
にフレーム内停止コドンを有し、後ろにシグナルペプチ
ドの特質を備えた疎水配列が続く)で開始する長いリー
ディング・フレームの存在によって判定した。この前駆
体タンパク質およびそのcDNAの完全配列を図2およ
び図3に示す。シグナルペプチドを含有する完全なタン
パク質は、364個のアミノ酸からなり、〜40KのM
r値を有し、このうちC末端側の134個(Mr〜14.5
K)はブタインヒビンα−鎖を構成する。前駆体のプロ
領域にはArg−Arg配列が数個存在し、そのうちの1個
はα−サブユニットの前に直接して存在する。この塩基
残基の後者の対がタンパク質加水分解によるα−ペプチ
ド放出のプロセシング部位であると我々は考えている。
この推定の前駆体配列により、2つのN−連鎖グリコシ
レート化部位が予想され、その1つはα鎖プロパー内に
あると予想される。
【0098】コード領域に加え、このcDNA配列は1
67個のヌクレオチドからなる3'−非翻訳配列(正規の
AATAAAポリアデニル化シグナルを含有する)、お
よび5'−非翻訳領域(この領域の正確な長さは現在わか
っていない)。
67個のヌクレオチドからなる3'−非翻訳配列(正規の
AATAAAポリアデニル化シグナルを含有する)、お
よび5'−非翻訳領域(この領域の正確な長さは現在わか
っていない)。
【0099】この方法の詳細は以下のようである。ポリ
アデニル化したmRNAを、新鮮なうちに凍結させたブ
タ卵巣から調製した[カプラン等(Kaplan et al.)、ジ
ャーナル・オブ・バイオケミストリー(J.Bioche
m.)、183: 181−184]。用いたEcoRIアダ
プターが配列:
アデニル化したmRNAを、新鮮なうちに凍結させたブ
タ卵巣から調製した[カプラン等(Kaplan et al.)、ジ
ャーナル・オブ・バイオケミストリー(J.Bioche
m.)、183: 181−184]。用いたEcoRIアダ
プターが配列:
【化10】 5'−AATTCACTCGAGACGC−3' 3'−GTGAGCTCTGCG−5'P を有するものであること以外は、ウッド等[Wood et a
l.、ネイチャー(Nature)、312: 330−337(1
984)]の開示のようにして、ポリA+mRNA5μgか
らλgt10において〜6×106クローンのオリゴ−dT
プライマー処理したcDNAライブラリー[ヒューイン等
(Huynh et al.)、DNA・クローニング・テクニック
ス(DNA clonig Techniques)、クローバー(D.C
lover)編、1984]を調製した。
l.、ネイチャー(Nature)、312: 330−337(1
984)]の開示のようにして、ポリA+mRNA5μgか
らλgt10において〜6×106クローンのオリゴ−dT
プライマー処理したcDNAライブラリー[ヒューイン等
(Huynh et al.)、DNA・クローニング・テクニック
ス(DNA clonig Techniques)、クローバー(D.C
lover)編、1984]を調製した。
【0100】約1×106の未増幅 cDNA クローン
を、図2および図3で下線を引いたアミノ酸配列に基づ
く、5α−サブユニット・オリゴヌクレオチド:
を、図2および図3で下線を引いたアミノ酸配列に基づ
く、5α−サブユニット・オリゴヌクレオチド:
【化11】5'−ACCGCCCCTTTGCCTTG
GCCTTGGTCCCCTGCTGCTCTGAGA
CTGCTGCAGAGACCTCCTGAGG−3' でスクリーニングした。交雑は、5×SSC、40%ホ
ルムアミド中、37℃で、ホスホリル化した32Pラベル
化プローブを用いて行った。交雑が陽性であるクローン
約500個が得られ、そのうち12個を精製し、挿入の
大きさについて試験した。これらのうち5個のEcoRI
総入隊(λPIN−α2、−α5A、−α5、−α9、
−α10)をM13誘導体[メシング等(Messing et a
l.)、ヌクレイック・アシッズ・リサーチ(Nucl.Acid
s.Res.)、9: 309−321(1981)]にサブク
ローンし、サンガー等[Sanger et al.、Proc.Nat.
Acad.Sci.USA、74: 5463−5467(19
77)]のジデオキシ鎖停止法によって配列決定した。特
異的にプライマー処理されたライブラリーを、ポリA+
mRNA 5μgをオリゴヌクレオチド:
GCCTTGGTCCCCTGCTGCTCTGAGA
CTGCTGCAGAGACCTCCTGAGG−3' でスクリーニングした。交雑は、5×SSC、40%ホ
ルムアミド中、37℃で、ホスホリル化した32Pラベル
化プローブを用いて行った。交雑が陽性であるクローン
約500個が得られ、そのうち12個を精製し、挿入の
大きさについて試験した。これらのうち5個のEcoRI
総入隊(λPIN−α2、−α5A、−α5、−α9、
−α10)をM13誘導体[メシング等(Messing et a
l.)、ヌクレイック・アシッズ・リサーチ(Nucl.Acid
s.Res.)、9: 309−321(1981)]にサブク
ローンし、サンガー等[Sanger et al.、Proc.Nat.
Acad.Sci.USA、74: 5463−5467(19
77)]のジデオキシ鎖停止法によって配列決定した。特
異的にプライマー処理されたライブラリーを、ポリA+
mRNA 5μgをオリゴヌクレオチド:
【化12】 5’−CCCCACAGCATGTCTT−3' (ヌクレオチド248−263に相補性)でプライマー処
理し、次いで、λgt10にクローニングすることによっ
て調製した。得られた1×106クローンのうち約2×
105クローンを、λPIN−α2から調製した5' 1
00bp EcoRI−BamHIフラグメントでスクリーニ
ングした。得られた交雑が陽性であるクローン170個
のうち12個について精製を行い、2個(λPIN−S
12s、−S4s)についてジデオキシ法で配列決定し
た。α−サブユニットcDNAの完全なヌクレオチド配
列は、異なるλ単離体からの種々の制限フラグメントを
M13ファージ誘導体にサブクローンすることによって
得られた。E.コリの一本鎖結合タンパク質(ファーマ
シア)と組み合わせてデオキシイノシン混合物を用いる
ことによって圧縮体を溶解した。
理し、次いで、λgt10にクローニングすることによっ
て調製した。得られた1×106クローンのうち約2×
105クローンを、λPIN−α2から調製した5' 1
00bp EcoRI−BamHIフラグメントでスクリーニ
ングした。得られた交雑が陽性であるクローン170個
のうち12個について精製を行い、2個(λPIN−S
12s、−S4s)についてジデオキシ法で配列決定し
た。α−サブユニットcDNAの完全なヌクレオチド配
列は、異なるλ単離体からの種々の制限フラグメントを
M13ファージ誘導体にサブクローンすることによって
得られた。E.コリの一本鎖結合タンパク質(ファーマ
シア)と組み合わせてデオキシイノシン混合物を用いる
ことによって圧縮体を溶解した。
【0101】クローン化したインヒビン・β−サブユニ
ットcDNAの単離 インヒビン・β−サブユニットの前駆体をコードしてい
るcDNA配列は、α−サブユニットの際に用いたもの
と同一のcDNAライブラリーから得られた。重なり合
うcDNAクローンは、始めに2つのN−末端・β−サ
ブユニット配列に基づく単独の長い合成オリゴデオキシ
ヌクレオチドのプローブでスクリーニングし、次いで、
5'および3'の両方向に“歩く"プローブとして働く、
特徴づけがなされたcDNAクローン由来の適当な制限
フラグメントでスクリーニングすることによって単離し
た(図4)。
ットcDNAの単離 インヒビン・β−サブユニットの前駆体をコードしてい
るcDNA配列は、α−サブユニットの際に用いたもの
と同一のcDNAライブラリーから得られた。重なり合
うcDNAクローンは、始めに2つのN−末端・β−サ
ブユニット配列に基づく単独の長い合成オリゴデオキシ
ヌクレオチドのプローブでスクリーニングし、次いで、
5'および3'の両方向に“歩く"プローブとして働く、
特徴づけがなされたcDNAクローン由来の適当な制限
フラグメントでスクリーニングすることによって単離し
た(図4)。
【0102】より詳細に説明すると、約2×105のオ
リゴ−dTプライマー処理した卵巣cDNAクローンを、
残基321〜339のアミノ酸配列に基づく5'末端標
識化βAオリゴヌクレオチド:
リゴ−dTプライマー処理した卵巣cDNAクローンを、
残基321〜339のアミノ酸配列に基づく5'末端標
識化βAオリゴヌクレオチド:
【化13】5'−AAGAAGCAGTTCTTTGT
GTCCTTCAAGGACATTGGCTGGAAT
GACTGGATCATTGC−3' でスクリーニングした。交雑が陽性であるものが5つ得
られ、そのうちの3つが、βAコード化配列(λPIN−
βA2、−βA4、−βA8)を含有することを証明した。
λPINβA2由来の3'末端213bp EcoRI−Pst
フラグメント(ヌクレオチド1679−1892)および
5'末端154bp EcoRI−HindIII(ヌクレオチド
158−297)を用いて、α−鎖の特異的プライマー
処理ライブラリーからの2×105クローンおよび2×
106オリゴ−dTプライマー処理化cDNAクローンを
スクリーニングした。詳細に分析した16のクローンの
他に、2つがより大きい5'末端を有することがわかり
(λPIN−βA5S、−βA22)、そして1つのクロー
ン、λPIN−βA21は完全な3'−非翻訳領域を含有
していた。ブタインヒビンβBサブユニットcDNAクロ
ーンは、特異的にプライマー処理したライブラリーから
の2×105クローンを、図1に記載されているNH2−
末端配列に基づくβBオリゴヌクレオチド:
GTCCTTCAAGGACATTGGCTGGAAT
GACTGGATCATTGC−3' でスクリーニングした。交雑が陽性であるものが5つ得
られ、そのうちの3つが、βAコード化配列(λPIN−
βA2、−βA4、−βA8)を含有することを証明した。
λPINβA2由来の3'末端213bp EcoRI−Pst
フラグメント(ヌクレオチド1679−1892)および
5'末端154bp EcoRI−HindIII(ヌクレオチド
158−297)を用いて、α−鎖の特異的プライマー
処理ライブラリーからの2×105クローンおよび2×
106オリゴ−dTプライマー処理化cDNAクローンを
スクリーニングした。詳細に分析した16のクローンの
他に、2つがより大きい5'末端を有することがわかり
(λPIN−βA5S、−βA22)、そして1つのクロー
ン、λPIN−βA21は完全な3'−非翻訳領域を含有
していた。ブタインヒビンβBサブユニットcDNAクロ
ーンは、特異的にプライマー処理したライブラリーから
の2×105クローンを、図1に記載されているNH2−
末端配列に基づくβBオリゴヌクレオチド:
【化14】5'−GGCCTGGAGTGTGATGG
GAGAACCAACCTGTCCTGCCGCCAG
GAATTTTTCATCGATTTCAGGCT−
3' でスクリーニングすることによって単離した。陽性を示
したクローンについては、さらにオリゴヌクレオチド・
イノシン・プローブ:
GAGAACCAACCTGTCCTGCCGCCAG
GAATTTTTCATCGATTTCAGGCT−
3' でスクリーニングすることによって単離した。陽性を示
したクローンについては、さらにオリゴヌクレオチド・
イノシン・プローブ:
【化15】 [配列中、Iはイノシンを表す]でスクリーニングした
(これは、アミノ酸配列: QQFFIDFのための非コ
ード化鎖におけるすべての可能性をカバーしている)。
(これは、アミノ酸配列: QQFFIDFのための非コ
ード化鎖におけるすべての可能性をカバーしている)。
【0103】2種のクローン(λPINβB−1S、−2
S)を単離し、配列決定し、βBサブユニットをコードし
ていることを確認した。230bpのEcoRI−Sma(ヌ
クレオチド21−251)フラグメントをλPINβB−
Iから単離し、これを交雑プローブとして用いて2×1
06オリゴ−dTプライム処理したcDNAクローンをス
クリーニングした。陽性を示したものが2種類得られた
(λPINβB−3,4)。これらの重なり有ったクローン
のヌクレオチド配列を用いて、示されている配列を作成
した。すべての配列は、特異的なフラグメントをM13
ファージベクター[メシング等、前記]にサブクローニン
グすることによって得た。上記に記載したEcoRI制限
部位はすべてcDNAアダプターフラグメント中に含ま
れており、cDNA中に存在する配列を意味するもので
はない。
S)を単離し、配列決定し、βBサブユニットをコードし
ていることを確認した。230bpのEcoRI−Sma(ヌ
クレオチド21−251)フラグメントをλPINβB−
Iから単離し、これを交雑プローブとして用いて2×1
06オリゴ−dTプライム処理したcDNAクローンをス
クリーニングした。陽性を示したものが2種類得られた
(λPINβB−3,4)。これらの重なり有ったクローン
のヌクレオチド配列を用いて、示されている配列を作成
した。すべての配列は、特異的なフラグメントをM13
ファージベクター[メシング等、前記]にサブクローニン
グすることによって得た。上記に記載したEcoRI制限
部位はすべてcDNAアダプターフラグメント中に含ま
れており、cDNA中に存在する配列を意味するもので
はない。
【0104】オリゴ−dTプライマー処理したライブラ
リー由来の極めてわずかのクローン(2×105のうち4
つ)だけがインヒビンAのβ−サブユニット用の合成プ
ローブと交雑することに我々は気付いた。これらのほと
んどはDNA配列分析によって正しいことが証明された
が、その3'末端においてポリAホモポリマーがないこ
とから判断する限り、完全な3'−非翻訳化領域を含有
するものは全くない。ポリAの尾部がないことは、ライ
ブラリー作成用に用いるポリメラーゼによって複製する
ことが困難であることを示す構造領域および/またはこ
のmRNA片における極めて長い3'−未翻訳化配列の存
在を示唆した。より多量(〜10倍)のインヒビンβAサ
ブユニットコード化配列が、予想外に、α−サブユニッ
トmRNA上を特異的にプライマー処理して作成したcD
NAライブラリー中に見い出された。このライブラリー
を、α前駆体mRNAがβサブユニットをもコードして
いるであろうという間違っていることが後に証明された
理論に基づいて、インヒビンAのβ−鎖用の合成プロー
ブでスクリーニングした。このライブラリーにおける極
めて多量のインヒビンβA cDNAを、後に、対応するm
RNAの3'−非翻訳化部分中の領域に対する、この特
異的なα鎖プライマーの偶然の相補性までトレースし
た。
リー由来の極めてわずかのクローン(2×105のうち4
つ)だけがインヒビンAのβ−サブユニット用の合成プ
ローブと交雑することに我々は気付いた。これらのほと
んどはDNA配列分析によって正しいことが証明された
が、その3'末端においてポリAホモポリマーがないこ
とから判断する限り、完全な3'−非翻訳化領域を含有
するものは全くない。ポリAの尾部がないことは、ライ
ブラリー作成用に用いるポリメラーゼによって複製する
ことが困難であることを示す構造領域および/またはこ
のmRNA片における極めて長い3'−未翻訳化配列の存
在を示唆した。より多量(〜10倍)のインヒビンβAサ
ブユニットコード化配列が、予想外に、α−サブユニッ
トmRNA上を特異的にプライマー処理して作成したcD
NAライブラリー中に見い出された。このライブラリー
を、α前駆体mRNAがβサブユニットをもコードして
いるであろうという間違っていることが後に証明された
理論に基づいて、インヒビンAのβ−鎖用の合成プロー
ブでスクリーニングした。このライブラリーにおける極
めて多量のインヒビンβA cDNAを、後に、対応するm
RNAの3'−非翻訳化部分中の領域に対する、この特
異的なα鎖プライマーの偶然の相補性までトレースし
た。
【0105】我々のライブラリーにおいては、インヒビ
ンBのβサブユニットをコードしているクローン化cD
NAが4つだけ見い出された。これらのクローンから得
られた配列情報によっては、対応する前駆体タンパク質
およびそのcDNAの完全な構造を明らかにすることが
できなかった。βサブユニットの前駆体の推定タンパク
質構造およびcDNA配列を図5、図6、図7および図
8において比較する。インヒビンβAサブユニットcDN
Aのヌクレオチド配列は、その長さが3.6kbであり、
425アミノ酸からなるタンパク質(Mr〜46K)のた
めのオープン・リーディング・フレーム[このうちC−
末端側116残基はβサブユニットプロパー(Mr〜13
K)を表している]を含有している。このリーディング・
フレームはメチオニンで始まり、特徴的なシグナルペプ
チドをコードする配列がこれに続き、その真の長さは2
9残基であると考えられている。このコードされたβサ
ブユニットの前には一連の5個のアルギニンが存在し、
この位置でタンパク質加水分解的に前駆体から切断され
るものと推定される。αサブユニット前駆体と同様に、
このβ前駆体は数個の付加的な塩基残基対を含有し、こ
こで今まで未知であった生物学的に活性なペプチド物質
が放出されるものと考えられる。また、プロ領域(As
n、残基165)にはN−結合グリコシル化が可能な部位
が1個含まれている。
ンBのβサブユニットをコードしているクローン化cD
NAが4つだけ見い出された。これらのクローンから得
られた配列情報によっては、対応する前駆体タンパク質
およびそのcDNAの完全な構造を明らかにすることが
できなかった。βサブユニットの前駆体の推定タンパク
質構造およびcDNA配列を図5、図6、図7および図
8において比較する。インヒビンβAサブユニットcDN
Aのヌクレオチド配列は、その長さが3.6kbであり、
425アミノ酸からなるタンパク質(Mr〜46K)のた
めのオープン・リーディング・フレーム[このうちC−
末端側116残基はβサブユニットプロパー(Mr〜13
K)を表している]を含有している。このリーディング・
フレームはメチオニンで始まり、特徴的なシグナルペプ
チドをコードする配列がこれに続き、その真の長さは2
9残基であると考えられている。このコードされたβサ
ブユニットの前には一連の5個のアルギニンが存在し、
この位置でタンパク質加水分解的に前駆体から切断され
るものと推定される。αサブユニット前駆体と同様に、
このβ前駆体は数個の付加的な塩基残基対を含有し、こ
こで今まで未知であった生物学的に活性なペプチド物質
が放出されるものと考えられる。また、プロ領域(As
n、残基165)にはN−結合グリコシル化が可能な部位
が1個含まれている。
【0106】インヒビンBのβサブユニットのこの推定
タンパク質配列は、βAサブユニット配列との高度な相
同性を示す。71個のアミノ酸残基が同一であり、ほと
んどの変化はコンサーバティブ(保存的)なものである。
比較的程度は少ないが、配列相同性は両方のβサブユニ
ット前駆体のプロ領域にも見い出される。興味あること
に、極端にプリンに富む配列はコード化領域にはめった
に見られないが、このインヒビンβA前駆体をコードし
ているcDNA中には存在し、相同のβB前駆体をコード
しているcDNA中には見い出されることのない珍しい
アミノ酸配列になる。このことは、タンパク質配列を相
同性が最大になるように並べたときに、インヒビンのβ
B前駆体由来の22アミノ酸残基の欠陥となる。また、
このように並べると、両前駆体のシステイン位置に完全
な好一対をも生じさせる(図5、図6、図7および図8
を参照)。
タンパク質配列は、βAサブユニット配列との高度な相
同性を示す。71個のアミノ酸残基が同一であり、ほと
んどの変化はコンサーバティブ(保存的)なものである。
比較的程度は少ないが、配列相同性は両方のβサブユニ
ット前駆体のプロ領域にも見い出される。興味あること
に、極端にプリンに富む配列はコード化領域にはめった
に見られないが、このインヒビンβA前駆体をコードし
ているcDNA中には存在し、相同のβB前駆体をコード
しているcDNA中には見い出されることのない珍しい
アミノ酸配列になる。このことは、タンパク質配列を相
同性が最大になるように並べたときに、インヒビンのβ
B前駆体由来の22アミノ酸残基の欠陥となる。また、
このように並べると、両前駆体のシステイン位置に完全
な好一対をも生じさせる(図5、図6、図7および図8
を参照)。
【0107】αおよびβ鎖前駆体mRNAのノーザン分
析 卵巣の全ての、そしてポリアデニル化したRNAを、配
列決定されたcDNAをプローブとして用いるノーザン
法で分析して、ヘテロダイマー性インヒビン分子のβB
およびペプチドサブユニットαおよびβをコードしてい
るmRNAのサイズおよび相対的豊富さについて評価し
た。ポリアデニル化したmRNA(2μg:レーンa、b、c
およびf; 8μg: レーンd)および全RNA(10μg: レ
ーンeおよびg)をホルムアルデヒド1.2%アガロースゲ
ルで電気泳動し、ニトロセルロースフィルターにプロッ
トした。以下に挙げる32P−標識化したcDNAフラグ
メントを、厳格な条件下、交雑プローブとして用いた。
レーンa: αサブユニットcDNAからの240bp Eco
RI−SmaI(ヌクレオチド134−371); b: βAサ
ブユニットcDNAからの154bp EcoRI−HindI
II(ヌクレオチド158−297); C: βBサブユニ
ットcDNAからの230bp EcoRI−Sma(ヌクレオ
チド21−251); dおよびe: λPIN−α2のEco
RI挿入体; fおよびg: λPIN−βA5のEcoRI挿
入体。0.1X SSC、0.1%SDSを3回交換し
て、60℃で2時間フィルターを洗浄した。
析 卵巣の全ての、そしてポリアデニル化したRNAを、配
列決定されたcDNAをプローブとして用いるノーザン
法で分析して、ヘテロダイマー性インヒビン分子のβB
およびペプチドサブユニットαおよびβをコードしてい
るmRNAのサイズおよび相対的豊富さについて評価し
た。ポリアデニル化したmRNA(2μg:レーンa、b、c
およびf; 8μg: レーンd)および全RNA(10μg: レ
ーンeおよびg)をホルムアルデヒド1.2%アガロースゲ
ルで電気泳動し、ニトロセルロースフィルターにプロッ
トした。以下に挙げる32P−標識化したcDNAフラグ
メントを、厳格な条件下、交雑プローブとして用いた。
レーンa: αサブユニットcDNAからの240bp Eco
RI−SmaI(ヌクレオチド134−371); b: βAサ
ブユニットcDNAからの154bp EcoRI−HindI
II(ヌクレオチド158−297); C: βBサブユニ
ットcDNAからの230bp EcoRI−Sma(ヌクレオ
チド21−251); dおよびe: λPIN−α2のEco
RI挿入体; fおよびg: λPIN−βA5のEcoRI挿
入体。0.1X SSC、0.1%SDSを3回交換し
て、60℃で2時間フィルターを洗浄した。
【0108】cDNAクローニングから得られる結果で
示されるように、αおよびβmRNAが異なる大きさお
よび量を有するものであることが分析によってわかった
(図9)。それぞれのバンドの強さからα前駆体mRNA
は、βA前駆体のmRNAに比べ少なくとも10倍以上の
量であり、かつβB前駆体のmRNAに比べ約20倍以上
大きい量であると概算される。
示されるように、αおよびβmRNAが異なる大きさお
よび量を有するものであることが分析によってわかった
(図9)。それぞれのバンドの強さからα前駆体mRNA
は、βA前駆体のmRNAに比べ少なくとも10倍以上の
量であり、かつβB前駆体のmRNAに比べ約20倍以上
大きい量であると概算される。
【0109】リボソームRNAを大きさの標準として用
いると、単一の種であるこのα前駆体mRNAはその長
さが〜1500ヌクレオチドであり、これはクローン化
したcDNA配列とよく一致する大きさである(図2およ
び図3)。βA前駆体mRNA配列は、長さが〜4.5およ
び〜7.2kbである2つの主な種で表される。全RNA
に比べポリアデニル化したRNAにおいての方が両方の
種の強度が高いことは、この4.5kbの種が、cDNAプ
ローブと交雑する28S RNAを表すものではないこ
とを示唆する。従って、図5、図6、図7および図8で
示されるβ前駆体cDNA配列が4.5kbのmRNAを表
すと考えられ、βAmRNAの5'非翻訳化領域が約90
0ヌクレオチドの長さであることを示唆する。このβB
前駆体は、大きさが約4.5kbである1つのmRNA以上
にコードされており、2つのβA mRNAの約半分のレ
ベルで存在する。この2つのβmRNAは密接に関係し
ているので、両mRNAが同じ構造を有し、従って、こ
のβB mRNAが恐らく長い5'および3'非翻訳化領域
(βA mRNAについて示されるものと同じ領域)を有す
るであろうということを予想することができる。異なる
ポリアデニル化シグナルを選択すれば7.2kbの種の存
在を説明しうるであろう。
いると、単一の種であるこのα前駆体mRNAはその長
さが〜1500ヌクレオチドであり、これはクローン化
したcDNA配列とよく一致する大きさである(図2およ
び図3)。βA前駆体mRNA配列は、長さが〜4.5およ
び〜7.2kbである2つの主な種で表される。全RNA
に比べポリアデニル化したRNAにおいての方が両方の
種の強度が高いことは、この4.5kbの種が、cDNAプ
ローブと交雑する28S RNAを表すものではないこ
とを示唆する。従って、図5、図6、図7および図8で
示されるβ前駆体cDNA配列が4.5kbのmRNAを表
すと考えられ、βAmRNAの5'非翻訳化領域が約90
0ヌクレオチドの長さであることを示唆する。このβB
前駆体は、大きさが約4.5kbである1つのmRNA以上
にコードされており、2つのβA mRNAの約半分のレ
ベルで存在する。この2つのβmRNAは密接に関係し
ているので、両mRNAが同じ構造を有し、従って、こ
のβB mRNAが恐らく長い5'および3'非翻訳化領域
(βA mRNAについて示されるものと同じ領域)を有す
るであろうということを予想することができる。異なる
ポリアデニル化シグナルを選択すれば7.2kbの種の存
在を説明しうるであろう。
【0110】形質転換成長因子−βとの相同性 完全なαおよびβインヒビンサブユニットはそれぞれ7
および9個のシステイン残基を含有している。システイ
ン残基を並べると、この2つのサブユニットが同様のシ
ステイン分布を分け合っており、そして、ある配列相同
性がこの残基のまわりに存在していること(図10およ
び図11)が明らかであり、両種類のサブユニットが1
つの前駆遺伝子に由来することを示唆している。驚くべ
きことに、このβ鎖と最近決定されたヒトTGF−βの
一次構造との間にかなりの相同性が見い出された。図1
0および図11中に下線を引いたように、両ペプチドは
ほぼ等しい長さであり(インヒビンβAサブユニット:1
16;βBサブユニット:115;TGFS:116残基)、
それらのシステイン残基9個の著しく類似した分布を示
す。並べかえにこのシステイン“骨格"を用いると、こ
のβAおよびTGF−β配列は同一位置に31個の付加
的な残基を有し、9つの相同場所にわずかな差異を示
す。同様の相同性の高さはβBとβ−TGFの比較にお
いても見られる。よりうまく並べるためにある空白を導
入した(図10および図11)。全体の相同性は35%で
あるが、ある部分(ブタインヒビンβA鎖残基11〜45
とTGF残基15〜49を比較して)では60%に達
し、種の違いを考慮するとその相同性は極めて高い。興
味あることに、この相同性はそれぞれのcDNA中のタ
ンパク質合成のための停止コドンを越えて延びている。
従って、このTGF−βのcDNAおよび両方のインヒ
ビンβサブユニットは極めてGとCに富む配列をこの領
域に含有し、またこれらは異常に長い5'および3'非翻
訳化領域を有している。
および9個のシステイン残基を含有している。システイ
ン残基を並べると、この2つのサブユニットが同様のシ
ステイン分布を分け合っており、そして、ある配列相同
性がこの残基のまわりに存在していること(図10およ
び図11)が明らかであり、両種類のサブユニットが1
つの前駆遺伝子に由来することを示唆している。驚くべ
きことに、このβ鎖と最近決定されたヒトTGF−βの
一次構造との間にかなりの相同性が見い出された。図1
0および図11中に下線を引いたように、両ペプチドは
ほぼ等しい長さであり(インヒビンβAサブユニット:1
16;βBサブユニット:115;TGFS:116残基)、
それらのシステイン残基9個の著しく類似した分布を示
す。並べかえにこのシステイン“骨格"を用いると、こ
のβAおよびTGF−β配列は同一位置に31個の付加
的な残基を有し、9つの相同場所にわずかな差異を示
す。同様の相同性の高さはβBとβ−TGFの比較にお
いても見られる。よりうまく並べるためにある空白を導
入した(図10および図11)。全体の相同性は35%で
あるが、ある部分(ブタインヒビンβA鎖残基11〜45
とTGF残基15〜49を比較して)では60%に達
し、種の違いを考慮するとその相同性は極めて高い。興
味あることに、この相同性はそれぞれのcDNA中のタ
ンパク質合成のための停止コドンを越えて延びている。
従って、このTGF−βのcDNAおよび両方のインヒ
ビンβサブユニットは極めてGとCに富む配列をこの領
域に含有し、またこれらは異常に長い5'および3'非翻
訳化領域を有している。
【0111】ヒトおよびネズミのβ−TGFの間にはほ
とんど絶対的な相同性が存在するので、インヒビンのβ
サブユニットがヒトTGF−βのブタ等価物であるとい
うこの示唆を割り引いて考えることができる。これらの
知見は、インヒビンサブユニットとTGF−βの両者が
共通の祖先を有し、1種類の遺伝子の族に属するという
ことを強く示している。3種のペプチドすべては、同様
の大きさの前駆体(Mr〜40K)から生じる(それらは
C−末端の110残基程度を占め、アルギニン対の所で
タンパク質加水分解切断によって放出される)。それら
はホモまたはヘテロダイマーを形成し、生物学的に活性
な複合体中のサブユニットはジスルヒド架橋で結合す
る。しかし、βサブユニットおよびTGFペプチドの前
にある普通ではない残基を含有する領域は、制限されて
いるとはいえかなりの配列関連性を示すが、TGF−β
とβサブユニット間には、それらの前駆体のプロ部分に
おいては配列相同性が少ししか存在しない。
とんど絶対的な相同性が存在するので、インヒビンのβ
サブユニットがヒトTGF−βのブタ等価物であるとい
うこの示唆を割り引いて考えることができる。これらの
知見は、インヒビンサブユニットとTGF−βの両者が
共通の祖先を有し、1種類の遺伝子の族に属するという
ことを強く示している。3種のペプチドすべては、同様
の大きさの前駆体(Mr〜40K)から生じる(それらは
C−末端の110残基程度を占め、アルギニン対の所で
タンパク質加水分解切断によって放出される)。それら
はホモまたはヘテロダイマーを形成し、生物学的に活性
な複合体中のサブユニットはジスルヒド架橋で結合す
る。しかし、βサブユニットおよびTGFペプチドの前
にある普通ではない残基を含有する領域は、制限されて
いるとはいえかなりの配列関連性を示すが、TGF−β
とβサブユニット間には、それらの前駆体のプロ部分に
おいては配列相同性が少ししか存在しない。
【0112】実施例2 ブタインヒビンの組換え合成 ブタインヒビンの組換え合成に用いたプラスミドはpS
VE−PαBAInh−DHFRである。このプラスミド
の構築法を図12、図13および図14に示すが、これ
を以下のようにして行った。pHBS348−E(EP0
073656A)をEcoRIで部分消化し、E.コリD
NAポリメラーゼI(クレノウフラグメント)および4種
のdNTPで平滑にし、ライゲートし、そしてライゲー
ション混合物をE.コリ294(ATTC31446)に
導入して形質転換した。この形質転換培養物をアンピシ
リン培地プレート上で平板培養し、耐性コロニーを選別
した。SV40初期プロモーターの前にあるEcoRI部
位の欠失に対してプラスミドをスクリーニングした。こ
の欠失部位を有するプラスミドをpHBS348−EI
Iと称する。
VE−PαBAInh−DHFRである。このプラスミド
の構築法を図12、図13および図14に示すが、これ
を以下のようにして行った。pHBS348−E(EP0
073656A)をEcoRIで部分消化し、E.コリD
NAポリメラーゼI(クレノウフラグメント)および4種
のdNTPで平滑にし、ライゲートし、そしてライゲー
ション混合物をE.コリ294(ATTC31446)に
導入して形質転換した。この形質転換培養物をアンピシ
リン培地プレート上で平板培養し、耐性コロニーを選別
した。SV40初期プロモーターの前にあるEcoRI部
位の欠失に対してプラスミドをスクリーニングした。こ
の欠失部位を有するプラスミドをpHBS348−EI
Iと称する。
【0113】pHBS348−EIIをEcoRIおよび
EcoRIで消化して2種のフラグメント、すなわちSV
40初期プロモーター、pmL−Ampr配列およびHBsA
g3'非翻訳化領域を含有するフラグメントI、並びにH
BsAg(肝炎B抗原)コード化配列を含有するフラグメン
ト2を得た。
EcoRIで消化して2種のフラグメント、すなわちSV
40初期プロモーター、pmL−Ampr配列およびHBsA
g3'非翻訳化領域を含有するフラグメントI、並びにH
BsAg(肝炎B抗原)コード化配列を含有するフラグメン
ト2を得た。
【0114】ブタインヒビンβAサブユニットのコード
化領域を含有するλPINβA5sをEcoRIおよびSma
Iで消化し、βAコード化領域を含有する1335bpの
フラグメント(フラグメント3)をポリアクリルアミドゲ
ル電気泳動で回収した。アガロースゲル電気泳動で回収
したフラグメントIをフラグメント3にライゲートし、
このライゲーション混合物をE.コリ株294(ATC
C 31446)に導入して形質転換した。この形質転
換培養物をアンピシリン培地プレート上で平板培養し、
耐性コロニーを選別した。プラスミドDNAを形質転換
体から調製し、制限分析によって正しいDNAフラグメ
ントの存在を確認した。このプラスミドをpSVE−pβ
AInhと称する。
化領域を含有するλPINβA5sをEcoRIおよびSma
Iで消化し、βAコード化領域を含有する1335bpの
フラグメント(フラグメント3)をポリアクリルアミドゲ
ル電気泳動で回収した。アガロースゲル電気泳動で回収
したフラグメントIをフラグメント3にライゲートし、
このライゲーション混合物をE.コリ株294(ATC
C 31446)に導入して形質転換した。この形質転
換培養物をアンピシリン培地プレート上で平板培養し、
耐性コロニーを選別した。プラスミドDNAを形質転換
体から調製し、制限分析によって正しいDNAフラグメ
ントの存在を確認した。このプラスミドをpSVE−pβ
AInhと称する。
【0115】pHBS348−E(EP 0073656
A)をEcoRIで部分的に消化し、E.コリDNAポリ
メラーゼI(クレノウフラグメント)および4種のdNT
Pで平滑にし、SalI認識部位を含有する合成オリゴヌ
クレオチド:
A)をEcoRIで部分的に消化し、E.コリDNAポリ
メラーゼI(クレノウフラグメント)および4種のdNT
Pで平滑にし、SalI認識部位を含有する合成オリゴヌ
クレオチド:
【化16】5'−GGTCGGACC−3' にライゲートした。この形質転換培養物をアンピシリン
培地プレート上で平板培養し、耐性コロニーを選別し
た。プラスミドを余分のSalI制限部位の存在について
スクリーニングした。プラスミドDNAをこの構築物か
ら調製した(pHBS348−ESalI)。
培地プレート上で平板培養し、耐性コロニーを選別し
た。プラスミドを余分のSalI制限部位の存在について
スクリーニングした。プラスミドDNAをこの構築物か
ら調製した(pHBS348−ESalI)。
【0116】λPINα−12sおよびλPINα−2
をEcoRIおよびBamHIで消化した。5'コード化領
域を含有するλPINα−12sからの104bp EcoR
I−BamHIフラグメントおよび中央部分と3'コード
化領域を含有するλPINα−2からの1246bp Ec
oRI−BamHIを回収し、一緒にしてライゲートし
た。このライゲーション混合物をEcoRIで消化し、酵
素を熱変性し、混合物をEcoRI消化したpUC9(BR
L)にライゲートした。組換え体を選別し、制限分析に
よって確認した。DNAを正しいプラスミドから調製し
た(pPINα)。
をEcoRIおよびBamHIで消化した。5'コード化領
域を含有するλPINα−12sからの104bp EcoR
I−BamHIフラグメントおよび中央部分と3'コード
化領域を含有するλPINα−2からの1246bp Ec
oRI−BamHIを回収し、一緒にしてライゲートし
た。このライゲーション混合物をEcoRIで消化し、酵
素を熱変性し、混合物をEcoRI消化したpUC9(BR
L)にライゲートした。組換え体を選別し、制限分析に
よって確認した。DNAを正しいプラスミドから調製し
た(pPINα)。
【0117】ブタα−インヒビンの完全なコード化領域
を含有するpPINαをNcoIおよびEcoRIで消化
し、4dNTPの存在下、Pol(I)Kで充填し、128
0bpのフラグメント(フラグメント4)をゲル電気泳動で
回収した。pHBS348−ESalIをSstIIおよび
HindIIIで消化し、4dNTPの存在下、Pol(I)K
で充填し、PML−Ampr領域、SV40初期プロモー
ターおよびHBsAg3'非翻訳化領域を含有するフラグ
メント5をゲル電気泳動で回収した。フラグメント4お
よび5を一緒にしてライゲートし、このライゲーション
混合物を用いてE.コリ294(ATCC 31446)
を形質転換した。組換え体をアンピシリン培地プレート
上での増殖によって選別した。目的の組換え体をpSV
E−PαInhと称する。
を含有するpPINαをNcoIおよびEcoRIで消化
し、4dNTPの存在下、Pol(I)Kで充填し、128
0bpのフラグメント(フラグメント4)をゲル電気泳動で
回収した。pHBS348−ESalIをSstIIおよび
HindIIIで消化し、4dNTPの存在下、Pol(I)K
で充填し、PML−Ampr領域、SV40初期プロモー
ターおよびHBsAg3'非翻訳化領域を含有するフラグ
メント5をゲル電気泳動で回収した。フラグメント4お
よび5を一緒にしてライゲートし、このライゲーション
混合物を用いてE.コリ294(ATCC 31446)
を形質転換した。組換え体をアンピシリン培地プレート
上での増殖によって選別した。目的の組換え体をpSV
E−PαInhと称する。
【0118】pHBS348−ESalIをSalIおよび
HindIIIで消化し、pML−AmprおよびSV40初
期プロモーターを含有するフラグメント6をゲル電気泳
動で回収した。pFDII(EP 117,060A)をSa
lIおよびHindIIIで消化し、HBsAg3'非翻訳化
領域と融合した正常なマウスDHFR遺伝子を含有する
フラグメント7を回収した。フラグメント6および7を
ライゲートし、このライゲーション混合物でE.コリ株
294(ATCC31446)を形質転換した。この形質
転換培養物をアンピシリン培地プレート上で平板培養
し、耐性コロニーを選別した。プラスミドDNAを形質
転換体から調製し、制限分析によって正しいDNAフラ
グメントの存在を確認した。この構築物をpFDII−
SalIと称する。
HindIIIで消化し、pML−AmprおよびSV40初
期プロモーターを含有するフラグメント6をゲル電気泳
動で回収した。pFDII(EP 117,060A)をSa
lIおよびHindIIIで消化し、HBsAg3'非翻訳化
領域と融合した正常なマウスDHFR遺伝子を含有する
フラグメント7を回収した。フラグメント6および7を
ライゲートし、このライゲーション混合物でE.コリ株
294(ATCC31446)を形質転換した。この形質
転換培養物をアンピシリン培地プレート上で平板培養
し、耐性コロニーを選別した。プラスミドDNAを形質
転換体から調製し、制限分析によって正しいDNAフラ
グメントの存在を確認した。この構築物をpFDII−
SalIと称する。
【0119】pSVE−PαInhをSalIで消化し、H
BsAg3'非翻訳化領域と融合したα−インヒビンコー
ド化領域およびSV40初期プロモーターを含有するフ
ラグメント8を回収した。pFDII−SalIをSalI
で消化し、HBsAg3'非翻訳化領域と結合したマウス
DHFRコード化領域およびSV40初期プロモーター
を含有するフラグメント9を回収した。pSVE−βAI
nhをSalI消化して直線化し、フラグメント8および9
と3成分ライゲーションでライゲートした。このライゲ
ーション混合物でE.コリ株294(ATCC3144
6)を形質転換した。この形質転換培養物をアンピシリ
ン培地プレート上で平板培養し、耐性コロニーを選別し
た。3つのSV40初期プロモーターからの転写が同一
の方向に進行するように、フラグメント8および9が正
しい方向で存在しているかどうかについて形質転換体を
スクリーニングした。この最終のプラスミドをpSVE
−PαβAInh−DHFRと称する。
BsAg3'非翻訳化領域と融合したα−インヒビンコー
ド化領域およびSV40初期プロモーターを含有するフ
ラグメント8を回収した。pFDII−SalIをSalI
で消化し、HBsAg3'非翻訳化領域と結合したマウス
DHFRコード化領域およびSV40初期プロモーター
を含有するフラグメント9を回収した。pSVE−βAI
nhをSalI消化して直線化し、フラグメント8および9
と3成分ライゲーションでライゲートした。このライゲ
ーション混合物でE.コリ株294(ATCC3144
6)を形質転換した。この形質転換培養物をアンピシリ
ン培地プレート上で平板培養し、耐性コロニーを選別し
た。3つのSV40初期プロモーターからの転写が同一
の方向に進行するように、フラグメント8および9が正
しい方向で存在しているかどうかについて形質転換体を
スクリーニングした。この最終のプラスミドをpSVE
−PαβAInh−DHFRと称する。
【0120】プラスミドpSVE−PαβAInh−DHF
RをDHFR欠失CHO細胞[ウルラウブおよびチャー
ジン(Urlaub and Chasin)、プロシーディングス・
オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス(P
NAS)、77、4216−4220(1980)]中にト
ランスフェクションした。しかし、すべてのDHFR-
哺乳動物宿主細胞がこのプラスミドの使用に適してい
る。あるいはまた、宿主細胞をネオマイシン耐性をコー
ドしているプラスミドで同時形質転換するときには、す
べての哺乳動物宿主細胞が使用でき、この場合、形質転
換体は、ネオマイシン含有培地において増殖しうるその
能力によって同定される。
RをDHFR欠失CHO細胞[ウルラウブおよびチャー
ジン(Urlaub and Chasin)、プロシーディングス・
オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス(P
NAS)、77、4216−4220(1980)]中にト
ランスフェクションした。しかし、すべてのDHFR-
哺乳動物宿主細胞がこのプラスミドの使用に適してい
る。あるいはまた、宿主細胞をネオマイシン耐性をコー
ドしているプラスミドで同時形質転換するときには、す
べての哺乳動物宿主細胞が使用でき、この場合、形質転
換体は、ネオマイシン含有培地において増殖しうるその
能力によって同定される。
【0121】このトランスフェクションしたCHO細胞
を15HGT-培地で培養して選別した。この細胞を直
径15cmのプレート中、集密状態になるまで増殖させ
た。次いで、細胞を集める前に、血清を含まない培地で
48時間培養した。ヒト血清アルブミン100mgを加え
た後、上清培地50mlを凍結乾燥した。残留物を1%ウ
シ胎児血清のHDMEM[ギブコ・ラボラトリーズ(GI
BCO Laboratories)、Santa Clara、CA]溶液
3mlに再溶解し、マイレックス−GS 0.22mMフィ
ルター[Millex−GS、ミリポアー社(Millipere Co
rp.)、Bedford、MA]で濾過し、正副対で検定した。
を15HGT-培地で培養して選別した。この細胞を直
径15cmのプレート中、集密状態になるまで増殖させ
た。次いで、細胞を集める前に、血清を含まない培地で
48時間培養した。ヒト血清アルブミン100mgを加え
た後、上清培地50mlを凍結乾燥した。残留物を1%ウ
シ胎児血清のHDMEM[ギブコ・ラボラトリーズ(GI
BCO Laboratories)、Santa Clara、CA]溶液
3mlに再溶解し、マイレックス−GS 0.22mMフィ
ルター[Millex−GS、ミリポアー社(Millipere Co
rp.)、Bedford、MA]で濾過し、正副対で検定した。
【0122】形質転換体上清におけるインヒビンのホル
モン様活性を、ラット下垂体前葉単層培養物を用いる試
験管内バイオアッセイによって測定した[ベール等(Val
e,W.et al.)、エンドクリノロジー(Endocrinolog
y)、91、562−572(1972)]。簡単に説明す
ると、生後21日目の雌ラット下垂体前葉を集め、酵素
的に分散し、1日目は24−ウエル組織培養プレート
[ファルコン・プラスチック(Falcon Plastic)、Oxn
ard、CA]に入れ、10%ウシ胎児血清のHDMEM
(前記)溶液中で平板培養した。2日目に培地1%ウシ胎
児血清のHDMEM溶液に交換し、形質転換体培地試料
を加え、さらに48時間インキュベーションを続けた。
次いで、この単層培地を集め、“NIADDKDの下垂
体ホルモンプログラム"から入手した材料を用い、放射
線免疫検定(RIA)によってLHおよびFSH含量を測
定した。この検定において、インヒビンを含有するCH
O細胞培養物は、インキュベーション培地だけを与えた
対照下垂体細胞と比較すると、基礎的なFSHの放出を
阻害するが、LHは阻害しない。形質転換体上清中で検
知されたブタインヒビンの量は20ng/mlであり、純粋
なブタ卵巣インヒビンで得られた用量−反応曲線に相応
する曲線を示した。
モン様活性を、ラット下垂体前葉単層培養物を用いる試
験管内バイオアッセイによって測定した[ベール等(Val
e,W.et al.)、エンドクリノロジー(Endocrinolog
y)、91、562−572(1972)]。簡単に説明す
ると、生後21日目の雌ラット下垂体前葉を集め、酵素
的に分散し、1日目は24−ウエル組織培養プレート
[ファルコン・プラスチック(Falcon Plastic)、Oxn
ard、CA]に入れ、10%ウシ胎児血清のHDMEM
(前記)溶液中で平板培養した。2日目に培地1%ウシ胎
児血清のHDMEM溶液に交換し、形質転換体培地試料
を加え、さらに48時間インキュベーションを続けた。
次いで、この単層培地を集め、“NIADDKDの下垂
体ホルモンプログラム"から入手した材料を用い、放射
線免疫検定(RIA)によってLHおよびFSH含量を測
定した。この検定において、インヒビンを含有するCH
O細胞培養物は、インキュベーション培地だけを与えた
対照下垂体細胞と比較すると、基礎的なFSHの放出を
阻害するが、LHは阻害しない。形質転換体上清中で検
知されたブタインヒビンの量は20ng/mlであり、純粋
なブタ卵巣インヒビンで得られた用量−反応曲線に相応
する曲線を示した。
【0123】免疫学的な交叉反応性をサンドイッチ型放
射線免疫検定によって検定する。フロイントの完全アジ
ュバント中、ブタインヒビンをウサギに経皮投与するこ
とによって免疫化し、精製ブタ卵胞インヒビンに対する
ウサギ抗血清を高める。抗血清中の抗インヒビンの存在
は、抗血清を精製ブタインヒビンとともにインキュベー
ションし、常法、例えばゲル濾過によって免疫複合体の
生成を検定して測定する。この抗血清の一部を、ヤギ−
抗−ウサギIgGを予め塗布したポリスチレン試験管に
塗布する。組換え培養物上清あるいは抽出物をリン酸緩
衝食塩水で希釈し、上記の塗布試験管に加え、一晩イン
キュベートし、洗浄する。ウサギ抗血清の別の一部をこ
の試験管に加え、インキュベートし、洗浄する。放射線
ヨウ素化したヤギ抗ウサギIgGをこの試験管に加え、
インキュベートし、未結合のヤギ抗血清を洗浄して除去
する。試験管での結合数から明白であるように(これ
は、非形質転換宿主細胞からの抽出物または培養培地で
インキュベートした対照群のそれを上回る)、この組換
えによって生成したインヒビンはウサギ抗血清と交叉反
応する。
射線免疫検定によって検定する。フロイントの完全アジ
ュバント中、ブタインヒビンをウサギに経皮投与するこ
とによって免疫化し、精製ブタ卵胞インヒビンに対する
ウサギ抗血清を高める。抗血清中の抗インヒビンの存在
は、抗血清を精製ブタインヒビンとともにインキュベー
ションし、常法、例えばゲル濾過によって免疫複合体の
生成を検定して測定する。この抗血清の一部を、ヤギ−
抗−ウサギIgGを予め塗布したポリスチレン試験管に
塗布する。組換え培養物上清あるいは抽出物をリン酸緩
衝食塩水で希釈し、上記の塗布試験管に加え、一晩イン
キュベートし、洗浄する。ウサギ抗血清の別の一部をこ
の試験管に加え、インキュベートし、洗浄する。放射線
ヨウ素化したヤギ抗ウサギIgGをこの試験管に加え、
インキュベートし、未結合のヤギ抗血清を洗浄して除去
する。試験管での結合数から明白であるように(これ
は、非形質転換宿主細胞からの抽出物または培養培地で
インキュベートした対照群のそれを上回る)、この組換
えによって生成したインヒビンはウサギ抗血清と交叉反
応する。
【0124】実施例3 ヒトインヒビンベクターの構築および組換え細胞培養物
−I中でのヒトインヒビンの発現 完全なブタおよびヒトβA鎖が同一であるという発見に
より、ヒトインヒビンαβAの発現は容易である。すな
わち、ヒトインヒビン発現用ベクターの構築は、ブタβ
AをコードしているcDNAを含有する、実施例1のプラ
スミドpSVE−βAから行うことができる。
−I中でのヒトインヒビンの発現 完全なブタおよびヒトβA鎖が同一であるという発見に
より、ヒトインヒビンαβAの発現は容易である。すな
わち、ヒトインヒビン発現用ベクターの構築は、ブタβ
AをコードしているcDNAを含有する、実施例1のプラ
スミドpSVE−βAから行うことができる。
【0125】卵巣mRNA10μgから調製したヒト卵巣
cDNAのλgt10ライブラリーを、α、βAおよびβB
鎖をコードしている放射線リン酸標識化ブタcDNAを
用いて、サザン分析にかけた。λHINα−2はヒトα
インヒビン鎖のコード化領域を含有することが確認され
た。ヒトαインヒビンの場合の雑種化クローンの割合
は、ブタαインヒビンについて見い出されるそれよりか
なり低く、αInh用のブタcDNAの685bp SmaIフ
ラグメントと交雑したヒトクローン100,000個
中、1個の位である。β鎖クローンもまれであり、βB
クローンはβAの約3倍量存在する(クローン1,000,
000個中、それぞれ1個および3個である)。β鎖ク
ローンのすべては完全な長さのものではない。これらを
プライマー処理したcDNAライブラリーで補充し、通
常ブタcDNAについて上記したようにして組立てた。
このλ挿入体をEcoRI消化して回収した。
cDNAのλgt10ライブラリーを、α、βAおよびβB
鎖をコードしている放射線リン酸標識化ブタcDNAを
用いて、サザン分析にかけた。λHINα−2はヒトα
インヒビン鎖のコード化領域を含有することが確認され
た。ヒトαインヒビンの場合の雑種化クローンの割合
は、ブタαインヒビンについて見い出されるそれよりか
なり低く、αInh用のブタcDNAの685bp SmaIフ
ラグメントと交雑したヒトクローン100,000個
中、1個の位である。β鎖クローンもまれであり、βB
クローンはβAの約3倍量存在する(クローン1,000,
000個中、それぞれ1個および3個である)。β鎖ク
ローンのすべては完全な長さのものではない。これらを
プライマー処理したcDNAライブラリーで補充し、通
常ブタcDNAについて上記したようにして組立てた。
このλ挿入体をEcoRI消化して回収した。
【0126】プラスミドpHINα−2をNcoIおよび
SmaIで消化し、ゲル電気泳動によって1049bp15
フラグメント(フラグメント10)を回収した。pPinα
(実施例2)をEcoRIおよびPvuIIで消化した。98
bpフラグメント(フラグメント11)をゲル電気泳動によ
って回収した。フラグメント10および11をアダプタ
ーI:
SmaIで消化し、ゲル電気泳動によって1049bp15
フラグメント(フラグメント10)を回収した。pPinα
(実施例2)をEcoRIおよびPvuIIで消化した。98
bpフラグメント(フラグメント11)をゲル電気泳動によ
って回収した。フラグメント10および11をアダプタ
ーI:
【化17】5'−CTGCTCCTCTTGCTGTT
GGCCCCACGGAGTGGGCATGGCTGC
CAGGGCCCGGAGCTGGACC−3' に、アダプターIの相補体であるアダプターIIと組み
合わせてライゲートした。得られた1208bpフラグメ
ント(フラグメント12)を4dNTPおよびPol(I)の
クレノウフラグメントで処理し、HindIIIおよびSa
cIIで制限消化して実施例1に記載のようにして平滑
末端にしておいたpHBS348−ESalIにライゲー
トした。別法では、HpaII部位の上流(すなわち、ブ
タ配列の最初の21残基)をコードしているフラグメン
トを回収しながら、pPinαをEcoRIおよびHpaII
で消化した。この別法において用いたアダプターを以下
に示す:
GGCCCCACGGAGTGGGCATGGCTGC
CAGGGCCCGGAGCTGGACC−3' に、アダプターIの相補体であるアダプターIIと組み
合わせてライゲートした。得られた1208bpフラグメ
ント(フラグメント12)を4dNTPおよびPol(I)の
クレノウフラグメントで処理し、HindIIIおよびSa
cIIで制限消化して実施例1に記載のようにして平滑
末端にしておいたpHBS348−ESalIにライゲー
トした。別法では、HpaII部位の上流(すなわち、ブ
タ配列の最初の21残基)をコードしているフラグメン
トを回収しながら、pPinαをEcoRIおよびHpaII
で消化した。この別法において用いたアダプターを以下
に示す:
【化18】5’CGGAGCTCGACC3' 3' CTCGAGCTGG5' 正しく配向したフラグメント12を有するプラスミドp
SVE−HαInhを形質転換体の配列文節によって同定
した。従って、この構築物(pSVE−HαInh)は、ブ
タシグナル配列の最初の24残基を、プレプロヒトイン
ヒビンである残部とともに含有する。プラスミドpSV
E−Hα鎖InhをSalIで消化した。SV40プロモー
ターおよびヒトインヒビン配列を含有するフラグメント
を、フラグメント9およびSalI消化したpSVE−βA
Inh(実施例2)にライゲートした。pSVE−hαβAIn
h−DHFR1と称するこの最終プラスミドをDHFR
欠失のCHO細胞中にトランスフェクションし、実施例
2に記載のようにして選別した。この培養物の上清はホ
ルモン的に活性なヒトインヒビンを含有していた。
SVE−HαInhを形質転換体の配列文節によって同定
した。従って、この構築物(pSVE−HαInh)は、ブ
タシグナル配列の最初の24残基を、プレプロヒトイン
ヒビンである残部とともに含有する。プラスミドpSV
E−Hα鎖InhをSalIで消化した。SV40プロモー
ターおよびヒトインヒビン配列を含有するフラグメント
を、フラグメント9およびSalI消化したpSVE−βA
Inh(実施例2)にライゲートした。pSVE−hαβAIn
h−DHFR1と称するこの最終プラスミドをDHFR
欠失のCHO細胞中にトランスフェクションし、実施例
2に記載のようにして選別した。この培養物の上清はホ
ルモン的に活性なヒトインヒビンを含有していた。
【0127】実施例4 ヒトインヒビンベクターの構築および組換え細胞培養物
−IIにおけるヒトインヒビンの発現 本実施例は、ブタβBプレプロ領域の代わりにヒトイン
ヒビンβBのプロ配列を用いること以外は実施例3と同
様である。
−IIにおけるヒトインヒビンの発現 本実施例は、ブタβBプレプロ領域の代わりにヒトイン
ヒビンβBのプロ配列を用いること以外は実施例3と同
様である。
【0128】実施例3のラムダgt10ライブラリーは、
実施例3に記載したように、λHINα2を、λHIN
βA−5および−14とともに生成した。この後者2種
類のファージを用い、λHINβA−5の311bp Ec
oRI−HindIIIフラグメント(フラグメント13)を
λHINβA−14の1101bp HindIII−HpaI
フラグメント(フラグメント14)にライゲートし、この
混合物をEcoRI−SmaI消化したmp18ベクター(バ
イオラブズ)中でライゲートして、完全長さのβAコード
化cDNAを構築した。クローンを適切な大きさの挿入
体についてスクリーニングし、選別した。二本鎖にする
ため、正しい挿入体を含有するmp18ベクターをDNA
ポリメラーゼ(I)および4種のdNTPで処理し、次い
で、XbaIで消化し(これはmp18ポリリンカー配列内
を切断する)、DNAポリメラーゼIおよび4種のdNT
Pで平滑にし、そしてEcoRIで消化した。1320bp
のフラグメント(フラグメント15)を、実施例2のEco
RI−EcoRVフラグメント1にライゲートした。この
ライゲーション混合物を用いてE.コリ294細胞を形
質転換した。クローンをサザン・ハイブリダイゼーショ
ンでスクリーニングし、制限分析で確認した。hInhβA
コード化配列を含有するこのクローンをpSVE−humβ
AInhと称する。ヒトβAコード化配列およびヒトα−イ
ンヒビン配列をDHFR遺伝子とともに含有するプラス
ミドを、上記に略述したようにしてプラスミドpSVE
−humβAInh、pSVE−HαInhおよびpFDIISal
Iから構築する。すなわち、ヒトαインヒビンおよびD
HFR遺伝子を含有するpFDIISalIおよびpSVE
−HαInh由来のSalフラグメントをSalI消化したp
SVE−humβAInhとライゲートし、3種の遺伝子全部
を含有するクローンを同定した。pSVE−humαβA I
nh−DHFR2と称するこのプラスミドをDHFR-C
HO細胞中にトランスフェクションし、ght-培地で培養
して選別した。24のクローンを取り出し、CHO細胞
に対する通常の条件下、ght-培地で2日間集密状態にな
るまで増殖させ、さらに2日間そのままにしておき、次
いで、この培養培地を、上記のラット下垂体細胞検定を
用いてインヒビンおよびアクチビン活性について検定し
た。4つのクローンがかなりの量のヒトαβAインヒビ
ンを分泌することがわかった(hαβA−8、12、14
および18)。クローンそれぞれの培養培地中のレベル
はそれぞれ125、125、200および250ng/ml
であった。別のクローン(hαβA−11)は、このクロー
ンについて培養培地におけるα鎖免疫反応性の欠如およ
び生物学的活性によって測定する限り、検知しうるイン
ヒビンは全く産生しないが、βAβAホモダイマーとして
アクチビンを産生した。クローンhαβA−16はα鎖だ
けを分泌し、アクチビンまたはインヒビン活性を欠いて
いた。
実施例3に記載したように、λHINα2を、λHIN
βA−5および−14とともに生成した。この後者2種
類のファージを用い、λHINβA−5の311bp Ec
oRI−HindIIIフラグメント(フラグメント13)を
λHINβA−14の1101bp HindIII−HpaI
フラグメント(フラグメント14)にライゲートし、この
混合物をEcoRI−SmaI消化したmp18ベクター(バ
イオラブズ)中でライゲートして、完全長さのβAコード
化cDNAを構築した。クローンを適切な大きさの挿入
体についてスクリーニングし、選別した。二本鎖にする
ため、正しい挿入体を含有するmp18ベクターをDNA
ポリメラーゼ(I)および4種のdNTPで処理し、次い
で、XbaIで消化し(これはmp18ポリリンカー配列内
を切断する)、DNAポリメラーゼIおよび4種のdNT
Pで平滑にし、そしてEcoRIで消化した。1320bp
のフラグメント(フラグメント15)を、実施例2のEco
RI−EcoRVフラグメント1にライゲートした。この
ライゲーション混合物を用いてE.コリ294細胞を形
質転換した。クローンをサザン・ハイブリダイゼーショ
ンでスクリーニングし、制限分析で確認した。hInhβA
コード化配列を含有するこのクローンをpSVE−humβ
AInhと称する。ヒトβAコード化配列およびヒトα−イ
ンヒビン配列をDHFR遺伝子とともに含有するプラス
ミドを、上記に略述したようにしてプラスミドpSVE
−humβAInh、pSVE−HαInhおよびpFDIISal
Iから構築する。すなわち、ヒトαインヒビンおよびD
HFR遺伝子を含有するpFDIISalIおよびpSVE
−HαInh由来のSalフラグメントをSalI消化したp
SVE−humβAInhとライゲートし、3種の遺伝子全部
を含有するクローンを同定した。pSVE−humαβA I
nh−DHFR2と称するこのプラスミドをDHFR-C
HO細胞中にトランスフェクションし、ght-培地で培養
して選別した。24のクローンを取り出し、CHO細胞
に対する通常の条件下、ght-培地で2日間集密状態にな
るまで増殖させ、さらに2日間そのままにしておき、次
いで、この培養培地を、上記のラット下垂体細胞検定を
用いてインヒビンおよびアクチビン活性について検定し
た。4つのクローンがかなりの量のヒトαβAインヒビ
ンを分泌することがわかった(hαβA−8、12、14
および18)。クローンそれぞれの培養培地中のレベル
はそれぞれ125、125、200および250ng/ml
であった。別のクローン(hαβA−11)は、このクロー
ンについて培養培地におけるα鎖免疫反応性の欠如およ
び生物学的活性によって測定する限り、検知しうるイン
ヒビンは全く産生しないが、βAβAホモダイマーとして
アクチビンを産生した。クローンhαβA−16はα鎖だ
けを分泌し、アクチビンまたはインヒビン活性を欠いて
いた。
【0129】実施例5 ヒトアクチビンの組換え発現 ベール等(Vale et al.、同じ)およびリング等(Ling e
t al.、同じ)が報告しているように、β鎖Aおよび/ま
たはBのホモダイマーおよびヘテロダイマーは、下垂体
においてインヒビンの逆効果を有し、FSHを阻害する
よりむしろ誘起する。これらのタンパク質を一括してア
クチビンと称するが、これらを実施例4に記載したよう
にして、αおよびβ鎖共形質転換体において調製する。
しかし、最初のトランスフェクションがα鎖遺伝子を含
有しないベクターあるいはベクター群で行なわれたとき
には、適切な形質転換体を探すためのスクリーニングは
幾分少なくてもよい。適切なベクターは、上記のベクタ
ーからα鎖遺伝子を切除することによって容易に構築さ
れる。実施例4からのプラスミドpSVE−humβAInh
をSalIで消化し、DHFR遺伝子を含有するフラグメ
ント9(実施例2)にライゲートする。このライゲーショ
ン混合物を用いてE.コリ294細胞をトランスフェク
ションし、β鎖DNAと雑種化しているが、α鎖配列と
は雑種化していないことに基づいてコロニーを選別し
た。α鎖DNAを削除したクローンpSVE−humβAIn
h−DHFRを同定した。このクローンを上記のように
してDHFR-CHO細胞中にトランスフェクションし
た。形質転換体が培養培地中にアクチビンを分泌するこ
とを確認した。同様に、βBコード化配列(ヒトβAの最
初の34アミノ酸をコードしているDNAをヒトβB鎖
の残りのコード化配列にライゲートして再構築される)
を含有する発現ベクターは容易に構築され、pSVE−h
umβAInh−DHFRと共トランスフェクションしてヘ
テロダイマーを得た。また、試験管内バイオアッセイに
おいてインヒビンのαβA形と実質的に非都市医生物学
的活性を有するαβBインヒビンを得るために、この再
構築ヒトβB遺伝子を前記プラスミドに用いた。
t al.、同じ)が報告しているように、β鎖Aおよび/ま
たはBのホモダイマーおよびヘテロダイマーは、下垂体
においてインヒビンの逆効果を有し、FSHを阻害する
よりむしろ誘起する。これらのタンパク質を一括してア
クチビンと称するが、これらを実施例4に記載したよう
にして、αおよびβ鎖共形質転換体において調製する。
しかし、最初のトランスフェクションがα鎖遺伝子を含
有しないベクターあるいはベクター群で行なわれたとき
には、適切な形質転換体を探すためのスクリーニングは
幾分少なくてもよい。適切なベクターは、上記のベクタ
ーからα鎖遺伝子を切除することによって容易に構築さ
れる。実施例4からのプラスミドpSVE−humβAInh
をSalIで消化し、DHFR遺伝子を含有するフラグメ
ント9(実施例2)にライゲートする。このライゲーショ
ン混合物を用いてE.コリ294細胞をトランスフェク
ションし、β鎖DNAと雑種化しているが、α鎖配列と
は雑種化していないことに基づいてコロニーを選別し
た。α鎖DNAを削除したクローンpSVE−humβAIn
h−DHFRを同定した。このクローンを上記のように
してDHFR-CHO細胞中にトランスフェクションし
た。形質転換体が培養培地中にアクチビンを分泌するこ
とを確認した。同様に、βBコード化配列(ヒトβAの最
初の34アミノ酸をコードしているDNAをヒトβB鎖
の残りのコード化配列にライゲートして再構築される)
を含有する発現ベクターは容易に構築され、pSVE−h
umβAInh−DHFRと共トランスフェクションしてヘ
テロダイマーを得た。また、試験管内バイオアッセイに
おいてインヒビンのαβA形と実質的に非都市医生物学
的活性を有するαβBインヒビンを得るために、この再
構築ヒトβB遺伝子を前記プラスミドに用いた。
【0130】本発明をその好ましい態様について記載
し、これが、本発明者が現在知りうる限り最良の態様で
あるが、当分野で通常の知識を有する者にとって明白で
ある種々の変更および修正を、本明細書中の特許請求の
範囲に記載した本発明の範囲を逸脱することなく、これ
を行いうることを理解しておくべきである。
し、これが、本発明者が現在知りうる限り最良の態様で
あるが、当分野で通常の知識を有する者にとって明白で
ある種々の変更および修正を、本明細書中の特許請求の
範囲に記載した本発明の範囲を逸脱することなく、これ
を行いうることを理解しておくべきである。
【図1】 ブタα鎖mRNAを示す模式図である。
【図2】 ブタインヒビンα鎖前駆体のヌクレオチド配
列および推定のアミノ酸配列を示す模式図である。
列および推定のアミノ酸配列を示す模式図である。
【図3】 ブタインヒビンα鎖前駆体のヌクレオチド配
列および推定のアミノ酸配列を示す模式図である。
列および推定のアミノ酸配列を示す模式図である。
【図4】 ブタβAサブユニットmRNAおよびブタβB
サブユニットmRNAを示す模式図である。
サブユニットmRNAを示す模式図である。
【図5】 ブタインヒビンβサブユニット前駆体のヌク
レオチド配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図で
ある。
レオチド配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図で
ある。
【図6】 ブタインヒビンβサブユニット前駆体のヌク
レオチド配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図で
ある。
レオチド配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図で
ある。
【図7】 ブタインヒビンβサブユニット前駆体のヌク
レオチド配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図で
ある。
レオチド配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図で
ある。
【図8】 ブタインヒビンβサブユニット前駆体のヌク
レオチド配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図で
ある。
レオチド配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図で
ある。
【図9】 ブタ卵巣mRNAのノーザン・ブロット分析
法による分析結果を示す模写図である。
法による分析結果を示す模写図である。
【図10】 ヒトβ−TGFのアミノ酸配列とブタイン
ヒビンβAおよびβBのアミノ酸配列を対比させて示した
模式図である。
ヒビンβAおよびβBのアミノ酸配列を対比させて示した
模式図である。
【図11】 αサブユニット配列とβAインヒビン配列
とを対比させて示した模式図である。
とを対比させて示した模式図である。
【図12】 ブタインヒビンの代表的な組換え発現プラ
スミドの組立て模式図である。
スミドの組立て模式図である。
【図13】 ブタインヒビンの代表的な組換え発現プラ
スミドの組立て模式図である。
スミドの組立て模式図である。
【図14】 ブタインヒビンの代表的な組換え発現プラ
スミドの組立て模式図である。
スミドの組立て模式図である。
【図15】 ヒトαインヒビンcDNAのヌクレオチド
配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図である。
配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図である。
【図16】 ヒトαインヒビンcDNAのヌクレオチド
配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図である。
配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図である。
【図17】 ヒトαインヒビンタンパク質配列とブタα
インヒビンタンパク質配列とを比較して示した模式図で
ある。
インヒビンタンパク質配列とを比較して示した模式図で
ある。
【図18】 ヒトαインヒビンタンパク質配列とブタα
インヒビンタンパク質配列とを比較して示した模式図で
ある。
インヒビンタンパク質配列とを比較して示した模式図で
ある。
【図19】 ヒトβAインヒビンシグナル配列のヌクレ
オチド配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図であ
る。
オチド配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図であ
る。
【図20】 ヒトβAインヒビンシグナル配列のヌクレ
オチド配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図であ
る。
オチド配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図であ
る。
【図21】 ヒトβAインヒビンシグナル配列のヌクレ
オチド配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図であ
る。
オチド配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図であ
る。
【図22】 ヒトβBインヒビンcDNAのヌクレオチド
配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図である。
配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図である。
【図23】 ヒトβBインヒビンcDNAのヌクレオチド
配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図である。
配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図である。
【図24】 ヒトβBインヒビンcDNAのヌクレオチド
配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図である。
配列および推定のアミノ酸配列を示す模式図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/53 C12N 5/00 B (C12P 21/02 C12R 1:91)
Claims (7)
- 【請求項1】 ヒトインヒビンβB鎖ポリペプチドをコ
ードしている核酸を含有するベクターを用いて形質転換
された真核性宿主細胞を培養することを包含するヒトイ
ンヒビンβB鎖ポリペプチドの製造方法であって、該ヒ
トインヒビンβB鎖ポリペプチドが少なくとも式: 【化1】 【化2】 【化3】 で示される配列の245−359位の残基の配列を有し
ているか、または上記化1〜3の配列の245−359
位の残基の配列の変異体であって、264位のフェニル
アラニン残基がイソロイシンもしくはロイシン残基に変
化しているか、259位のグルタミン残基がアスパラギ
ンもしくはリジン残基に変化しているか、269位のト
リプトファン残基がチロシンもしくはフェニルアラニン
残基に変化しているか、272位のトリプトファン残基
がチロシンもしくはフェニルアラニン残基に変化してい
るか、273位のイソロイシン残基がフェニルアラニン
もしくはバリン残基に変化しているか、279位のチロ
シン残基がトリプトファンもしくはトレオニン残基に変
化しているか、282位のアスパラギン残基がグルタミ
ン、チロシンもしくはヒスチジン残基に変化している
か、283位のチロシン残基がトレオニンもしくはアス
パラギン残基に変化しているか、302位のフェニルア
ラニン残基がチロシン残基に変化しているか、336位
のチロシン残基がトレオニン残基に変化しているか、3
50位のアスパラギン残基がグルタミン、ヒスチジンも
しくはリジン残基に変化しているか、352位のイソロ
イシン残基がロイシンもしくはトレオニン残基に変化し
ているか、351位のメチオニン残基がロイシンもしく
はセリン残基に変化しているか、または353位のバリ
ン残基がフェニルアラニン、グルタミン酸、トレオニン
もしくはイソロイシン残基に変化している、二量体化し
たときに二量体化した母ポリペプチドと同じホルモン活
性を有するものである該ポリペプチドの製造方法。 - 【請求項2】 さらに培養物から該ポリペプチドを回収
する工程を包含する請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 該ポリペプチドが化1〜3のアミノ酸配
列かまたは成熟型ヒトインヒビンβB鎖(上記化1〜3
の配列の残基245−359)のアミノ酸配列を有する
ものである請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 該インヒビンβB鎖をコードしている核
酸が宿主細胞によって認識されるプロモーターに機能的
に連結している請求項1〜3のいずれかに記載の方法。 - 【請求項5】 該プロモーターがウイルスのプロモータ
ーである請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】 該プロモーターがSV40プロモーター
である請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】 264位のフェニルアラニン残基がイソ
ロイシンもしくはロイシン残基に変化しているか、25
9位のグルタミン残基がアスパラギンもしくはリジン残
基に変化しているか、269位のトリプトファン残基が
チロシンもしくはフェニルアラニン残基に変化している
か、272位のトリプトファン残基がチロシンもしくは
フェニルアラニン残基に変化しているか、273位のイ
ソロイシン残基がフェニルアラニンもしくはバリン残基
に変化しているか、279位のチロシン残基がトリプト
ファンもしくはトレオニン残基に変化しているか、28
2位のアスパラギン残基がグルタミン、チロシンもしく
はヒスチジン残基に変化しているか、283位のチロシ
ン残基がトレオニンもしくはアスパラギン残基に変化し
ているか、302位のフェニルアラニン残基がチロシン
残基に変化しているか、336位のチロシン残基がトレ
オニン残基に変化しているか、350位のアスパラギン
残基がグルタミン、ヒスチジンもしくはリジン残基に変
化しているか、352位のイソロイシン残基がロイシン
もしくはトレオニン残基に変化しているか、351位の
メチオニン残基がロイシンもしくはセリン残基に変化し
ているか、または353位のバリン残基がフェニルアラ
ニン、グルタミン酸、トレオニンもしくはイソロイシン
残基に変化している配列を有し、二量体化したときに二
量体化した母ポリペプチドと同じホルモン活性を有する
ものであるヒトインヒビンβB鎖ポリペプチド変異体。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US78391085A | 1985-10-03 | 1985-10-03 | |
| US82771086A | 1986-02-07 | 1986-02-07 | |
| US783910 | 1986-02-07 | ||
| US827710 | 1986-02-07 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7262991A Division JP2713871B2 (ja) | 1985-10-03 | 1995-10-11 | ヒトインヒビンβ▲A▼鎖の合成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09182596A true JPH09182596A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=27120196
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7262991A Expired - Lifetime JP2713871B2 (ja) | 1985-10-03 | 1995-10-11 | ヒトインヒビンβ▲A▼鎖の合成方法 |
| JP8307775A Pending JPH09182596A (ja) | 1985-10-03 | 1996-11-19 | ヒトインヒビンβ▲B▼鎖の合成方法 |
Family Applications Before (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7262991A Expired - Lifetime JP2713871B2 (ja) | 1985-10-03 | 1995-10-11 | ヒトインヒビンβ▲A▼鎖の合成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (2) | JP2713871B2 (ja) |
-
1995
- 1995-10-11 JP JP7262991A patent/JP2713871B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-11-19 JP JP8307775A patent/JPH09182596A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08173172A (ja) | 1996-07-09 |
| JP2713871B2 (ja) | 1998-02-16 |
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