JPH09182936A - 精密鋳造用ワックス成形品の成形用金型 - Google Patents

精密鋳造用ワックス成形品の成形用金型

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JPH09182936A
JPH09182936A JP34417195A JP34417195A JPH09182936A JP H09182936 A JPH09182936 A JP H09182936A JP 34417195 A JP34417195 A JP 34417195A JP 34417195 A JP34417195 A JP 34417195A JP H09182936 A JPH09182936 A JP H09182936A
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JP
Japan
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mold
die
wax
sliding
precision casting
Prior art date
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Withdrawn
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JP34417195A
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Inventor
Susumu Hirano
晋 平野
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型全体の重量を増加させずに金型の寿命を
延ばすことができ、さらに得られる精密鋳造品の精度を
向上させることのできる精密鋳造用ワックス成形品の成
形用金型を提供する。 【解決手段】 金型分割面により固定金型11と可動金
型12とに分割され、型締め時に金型分割面にワックス
成形品状のキャビティ28が形成され、固定金型11ま
たは可動金型12のいずれか一方には、注入されたワッ
クスを所定形状に形成する摺動型41が金型分割面に沿
って進退自在に設けられるとともに、いずれか他方の摺
動型41に対応する位置には、型締め時に摺動型41の
背後側を押圧しつつ摺動して摺動型41を金型分割面に
沿って前進させる押圧部42が設けられ、少なくとも摺
動型41及び押圧部42各々の摺動面には、フッ素樹脂
を含浸し焼付けてなる樹脂層44が形成されていること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精密鋳造品を製造
する際に用いて好適な精密鋳造用ワックス成形品の成形
用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示すようなディーゼル・エ
ンジンの副燃焼室の口金部1がある。この口金部1は、
複雑な形状をしている精密鋳造品の一例で、円筒状の本
体2の一方の開口部にフランジ3が設けられ、本体2の
内部に軸線に沿う凹部4及び凹部4の底面と外部とを連
通する連通孔5が形成されている。この口金部1を製造
する場合、まず、ワックスを用いて、成形すべき口金部
1と同形の口金部用ワックス成形品を作製し、該ワック
ス成形品を基に口金部用鋳型を作製し、この鋳型を基に
所望の口金部1を製造する方法が採られている。このよ
うな、精密鋳造用ワックス成形品を介して精密鋳造品を
製造する方法は、複雑な形状の鋳型を高精度で作製する
ことができることから、塑性加工を施すことが出来ない
Co基合金、Ni基合金等の耐熱合金の鋳造加工を行う
際に好適に用いられている。この精密鋳造用ワックス成
形品は、通常、成形用金型を用いて所定の形状に成形さ
れる。
【0003】図4は、従来の口金部用ワックス成形品の
成形工程に用いられる成形用金型の要部を示す断面図、
図5は同下金型(固定金型)の平面図、図6は同上金型
(可動金型)の平面図であり、図において、11はアル
ミニウム合金製の下金型(固定金型)、12は同上金型
(可動金型)である。下金型11の金型分割面11aに
は、その中央部にワックスを注入する断面半円状の溝部
13a、複数の分岐部13b〜13e及び半球状の湯溜
り部13fが形成され、これらの分岐部13b〜13e
各々には、成形すべき口金部用ワックス成形品を軸方向
に2分割した形状の凹部14、凹部14内に注入された
ワックスに連通孔を形成するスライドピン(摺動型)1
5の下半部を収納するための溝部16、凹部14内に注
入されたワックスに凹所を形成するスライド駒(摺動
型)17の下半部を収納するための溝部18がそれぞれ
形成されている。
【0004】また、上金型12の金型分割面12aに
は、前記金型分割面11aの溝部13a、複数の分岐部
13b〜13e及び湯溜り部13f各々に対応する位置
に、それぞれ溝部21a、複数の分岐部21b〜21e
及び湯溜り部21fが形成され、これらの分岐部21b
〜21e各々には成形すべき口金部用ワックス成形品を
軸方向に2分割した形状の凹部22、スライドピン15
の上半部を収納するための溝部23、スライド駒17の
上半部を収納するための溝部24がそれぞれ形成され、
溝部23には型締め時にスライドピン15を金型分割面
11a,12aに沿って前進させる押圧ブロック(押圧
部)25が、また溝部24には型締め時にスライド駒1
7を金型分割面11a,12aに沿って前進させる押圧
ブロック(押圧部)26が、それぞれ設けられている。
そして、溝部13a,21a、分岐部13b〜13e,
21b〜21e及び湯溜り部13f,21fによりラン
ナが、また凹部14,22によりキャビティ28がそれ
ぞれ構成されている。
【0005】スライドピン15は、キャビティ28に対
して進退自在に設けられたもので、該キャビティ28に
注入されるワックスに連通孔を形成するためのピン31
と、ピン31が固定され溝部16内で摺動するスライド
ブロック32と、スライドブロック32と溝部16との
間に介装されて前記スライドブロック32をキャビティ
28に対して離間する(後退する)方向へ付勢するバネ
33とにより構成されている。
【0006】スライドブロック32の背後側は下り勾配
の傾斜面32aとされ、一方、押圧ブロック25の前面
側は上り勾配の傾斜面25aとされており、型締め時に
上金型12が下降するに従って押圧ブロック25の傾斜
面25aがスライドブロック32の傾斜面32aを押圧
しつつ摺動することにより、スライドブロック32が溝
部16内を摺動し金型分割面11a,12aに沿って前
進し、先端部に設けられたピン31がキャビティ28内
に突出する構成になっている。スライド駒17も上記ス
ライドピン15と全く同様の構成になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の成形用金型は、
取扱を容易にするために、金型全体をアルミニウム合金
製として軽量化を図るのが一般的である。しかしなが
ら、金型全体をアルミニウム合金製とした場合、スライ
ドピン15、スライド駒17、押圧ブロック25,26
等の部品の摺動面の摩耗が激しく、したがって、これら
の部品のライフサイクルが短くなり、金型の寿命を縮め
てしまうという問題点があった。
【0008】これらの部品の摩耗が激しくなった場合、
成形される口金部用ワックス成形品の精度が低下し、し
たがって、精密鋳造品である口金部の精度が低下するこ
ととなり、製品の歩留まりが低下し、コストアップの要
因になる。そこで、これらの部品をより耐摩耗性に優れ
た金属材料により構成することも考えられるが、金型全
体の重量が増加して取扱が困難になるために実用上支障
が生じることになり、好ましくない。
【0009】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であって、金型全体の重量を増加させずに金型の寿命を
延ばすことができ、さらに得られる精密鋳造品の精度を
向上させることのできる精密鋳造用ワックス成形品の成
形用金型を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様な精密鋳造用ワックス成形品の成形
用金型を採用した。すなわち、請求項1記載の精密鋳造
用ワックス成形品の成形用金型は、精密鋳造用ワックス
成形品を成形する際に用いられアルミニウムまたはアル
ミニウム合金からなる成形用金型であって、金型分割面
により固定金型と可動金型とに分割し、これら金型の型
締め時に、前記金型分割面に前記ワックス成形品状のキ
ャビティを形成し、前記固定金型または可動金型のいず
れか一方に、前記キャビティ内に注入されたワックスを
所定形状に形成する摺動型を前記金型分割面に沿って進
退自在に設けるとともに、いずれか他方の前記摺動型に
対応する位置に、型締め時に該摺動型の背後側を押圧し
つつ摺動して該摺動型を前記金型分割面に沿って前進さ
せる押圧部を設け、少なくとも前記摺動型及び押圧部各
々の摺動面に、フッ素樹脂を含浸し焼付けてなる樹脂層
を形成したものである。
【0011】請求項2記載の精密鋳造用ワックス成形品
の成形用金型は、前記キャビティの内面に、フッ素樹脂
を含浸し焼付けてなる樹脂層を形成したものである。
【0012】請求項1記載の精密鋳造用ワックス成形品
の成形用金型では、少なくとも前記摺動型及び押圧部各
々の摺動面に、フッ素樹脂を含浸し焼付けてなる樹脂層
を形成したことにより、これらの樹脂層が摺動面を保護
し、これらの摺動面の耐摩耗性及び機械的強度が向上
し、金型の寿命が延びる。
【0013】請求項2記載の精密鋳造用ワックス成形品
の成形用金型では、前記キャビティの内面に、フッ素樹
脂を含浸し焼付けてなる樹脂層を形成したことにより、
該キャビティにおけるワックスの離型性が向上し離型剤
の使用量が減少する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の精密鋳造用ワック
ス成形品の成形用金型の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の成形用金型の要部を示す断面図で
あり、図3に示す従来の成形用金型と同一の構成要素に
は同一の符号を付し、説明を省略する。図1において、
41はスライドピン(摺動型)、42は押圧ブロック
(押圧部)であり、スライドピン41は、ピン31と、
ピン31が固定され溝部16内で摺動するスライドブロ
ック43と、バネ33とにより構成されている。
【0015】スライドブロック43は、従来のスライド
ブロック32の表面全体に、フッ素樹脂を含浸させて焼
き付けることにより強靱な被膜であるフッ素樹脂層44
が形成されたものである。また、押圧ブロック42は、
従来の押圧ブロック25の表面全体に同様のフッ素樹脂
層44が形成されたものである。また、図示しないが、
スライド駒17についても、前記スライドピン41と全
く同様に、その表面全体にフッ素樹脂層44が形成され
ている。
【0016】このフッ素樹脂層44は、次のようにして
スライドブロック42の表面に形成される。まず、図2
(a)に示すように、スライドブロック32の表面32
aの汚れを除去し、陽極酸化処理等によりこの表面32
aに多孔性の酸化アルミニウムからなる酸化被膜51を
形成する。次いで、同図(b)に示すように、この酸化
被膜51が形成されたスライドブロック32をフッ素樹
脂の前駆体であるフッ素化物重合体を分散させた水溶液
中に浸漬し、酸化被膜51上にフッ素化物重合体52を
積層させる。次いで、同図(c)に示すように、フッ素
化物重合体52の溶融温度以上の温度で焼付け処理し、
フッ素化物重合体52を強靱な強度を有するフッ素樹脂
層44とする。押圧ブロック25の表面にも、同様の方
法によりフッ素樹脂層44を形成することにより、押圧
ブロック42とすることができる。
【0017】次に、この成形用金型の動作を説明する。
型締め時においては、上金型12が下降するにしたがっ
て押圧ブロック42の傾斜面(摺動面)42aがスライ
ドブロック43の傾斜面43a(摺動面)を押圧しつつ
摺動することにより、スライドブロック43が溝部16
内を摺動し金型分割面11a,12aに沿って前進し、
先端部に設けられたピン31がキャビティ28内に突出
する。上金型12が下金型11に密着した時点で、加熱
されて流動化されたワックスをキャビティ28内に注入
し、所定の温度及び所定の圧力の下で所定の時間保持
し、キャビティ28内のワックスを硬化させて所定の形
状の口金部とする。
【0018】所定の時間経過後、上金型12を上昇させ
るにしたがって押圧ブロック42の傾斜面42aも上昇
し、同時にバネ33がスライドブロック43を付勢し押
圧ブロック42の傾斜面42aに押圧させる。これによ
り、スライドブロック43の傾斜面43aは上昇する押
圧ブロック42の傾斜面42aに沿って摺動しつつキャ
ビティ28に対して離間する(後退する)方向へ移動
し、移動が終わった時点でピン31は成形されたワック
スから完全に取り出された状態となる。キャビティ28
から成形されたワックスを取り出せば、精度の高いワッ
クス成形体を得ることができる。
【0019】以上説明したように、本実施形態の成形用
金型によれば、スライドブロック32、押圧ブロック2
5及びスライド駒17各々の表面全体にフッ素樹脂層4
4が形成されているので、スライドブロック32、押圧
ブロック25及びスライド駒17各々の表面全体を強靱
なフッ素樹脂層44により保護・強化することができ、
これらの表面の耐摩耗性及び機械的強度を向上させるこ
とができ、金型の寿命を延ばすことができる。
【0020】なお、本実施形態においては、スライドブ
ロック32、押圧ブロック25及びスライド駒17各々
の表面全体にフッ素樹脂層44を形成したが、フッ素樹
脂層44は、少なくとも各々の摺動面に形成されていれ
ばよい。また、キャビティ28の内面にもフッ素樹脂層
44を形成すれば、キャビティ28におけるワックスの
離型性を向上させることができ、離型剤の使用量を減少
させることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の請求項1記
載の成形用金型によれば、少なくとも前記摺動型及び押
圧部各々の摺動面に、フッ素樹脂を含浸し焼付けてなる
樹脂層を形成したので、これらの樹脂層により摺動面を
保護・強化することができ、したがって、これらの摺動
面の耐摩耗性及び機械的強度を向上させることができ、
金型の寿命が延ばすことができる。
【0022】請求項2記載の成形用金型によれば、前記
キャビティの内面に、フッ素樹脂を含浸し焼付けてなる
樹脂層を形成したので、該キャビティにおけるワックス
の離型性を向上させることができ、離型剤の使用量を減
少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の成形用金型の要部を示す
断面図である。
【図2】本発明の一実施形態の成形用金型のフッ素樹脂
層の形成方法を示す過程図である。
【図3】従来の精密鋳造用ワックス成形品の一例である
ディーゼル・エンジンの副燃焼室の口金部を示す断面図
である。
【図4】従来の成形用金型の要部を示す断面図である。
【図5】従来の成形用金型の下金型(固定金型)を示す
平面図である。
【図6】従来の成形用金型の上金型(可動金型)を示す
平面図である。
【符号の説明】
11 下金型(固定金型) 11a 金型分割面 12 上金型(可動金型) 12a 金型分割面 17 スライド駒(摺動型) 25 押圧ブロック(押圧部) 28 キャビティ 31 ピン 33 バネ 41 スライドピン(摺動型) 42 押圧ブロック(押圧部) 42a 傾斜面(摺動面) 43 スライドブロック 43a 傾斜面(摺動面) 44 フッ素樹脂層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精密鋳造用ワックス成形品を成形する際
    に用いられアルミニウムまたはアルミニウム合金からな
    る成形用金型であって、 金型分割面により固定金型と可動金型とに分割され、 これら金型の型締め時に、前記金型分割面に前記ワック
    ス成形品状のキャビティが形成され、 前記固定金型または可動金型のいずれか一方には、前記
    キャビティ内に注入されたワックスを所定形状に形成す
    る摺動型が前記金型分割面に沿って進退自在に設けられ
    るとともに、いずれか他方の前記摺動型に対応する位置
    には、型締め時に該摺動型の背後側を押圧しつつ摺動し
    て該摺動型を前記金型分割面に沿って前進させる押圧部
    が設けられ、 少なくとも前記摺動型及び押圧部各々の摺動面には、フ
    ッ素樹脂を含浸し焼付けてなる樹脂層が形成されている
    ことを特徴とする精密鋳造用ワックス成形品の成形用金
    型。
  2. 【請求項2】 前記キャビティの内面には、フッ素樹脂
    を含浸し焼付けてなる樹脂層が形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の精密鋳造用ワックス成形品の成
    形用金型。
JP34417195A 1995-12-28 1995-12-28 精密鋳造用ワックス成形品の成形用金型 Withdrawn JPH09182936A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108746489A (zh) * 2018-08-19 2018-11-06 山东同其智能科技有限公司 一种挖掘机铲头尖精铸用防止冷缩的模具
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Effective date: 20030304