JPH09183057A - 研磨フィルムを用いた超仕上装置 - Google Patents
研磨フィルムを用いた超仕上装置Info
- Publication number
- JPH09183057A JPH09183057A JP35293595A JP35293595A JPH09183057A JP H09183057 A JPH09183057 A JP H09183057A JP 35293595 A JP35293595 A JP 35293595A JP 35293595 A JP35293595 A JP 35293595A JP H09183057 A JPH09183057 A JP H09183057A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- work
- polishing
- guide
- polishing film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
要部位だけ高精度をもって仕上げ研磨を施すことがで
き、装置の自動化も可能な超仕上装置を提供する。 【解決手段】 ワークWを支持回転するワーク支持部1
とワークWを研磨加工するワーク加工部2を備え、ワー
ク加工部2は、研磨フィルムTがワークWの被加工内径
面に対応した形状にかつ摺動可能に巻回されてなる加工
ヘッド20と、研磨フィルムTを供給する繰出リール2
2と、使用後の研磨フィルムT´を回収する巻取リール
23とを備えてなる。これにより、従来の研磨フィルム
による研磨が不可能な小径円筒内径面に対する研磨が可
能で、加工ヘッド20に対する研磨フィルムTの供給・
回収も自動化できる。
Description
た超仕上装置に関し、さらに詳細には、研磨フィルムを
用いて、旋削加工や研削加工等の機械加工により形成さ
れた工作物の小径穴の内径面や内径角部に仕上げ研磨を
施すための超仕上げ技術に関する。
に開発された精密研磨工具として研磨フィルムが知られ
ている。この研磨フィルムは、ポリエステルフィルム等
の強靱な極薄板状の基材の表面に、超微細粒子の研磨材
がバインダにより均一に分散塗布されてなるものであ
る。
げ研磨加工(いわゆるフィルムラッピング加工)は、フ
レキシビリティ(柔軟性)やスティフネス(腰の強さ)
に優れるなどの研磨フィルムの特質を生かして、開発当
初において主用途であったエレクトロニクス部品の研磨
加工に止まらず、近時は、自動車部品等の精密仕上機械
部品の表面仕上加工にも広く採用され始めている。
研磨フィルムの使用形態としては、図17に示すよう
に、テープ状、シート状あるいはディスク状のものが用
いられており、その研磨方式もテンション方式とバック
アップ方式に大別されていた。
図17(a) に示すように、テープ状の研磨フィルムaが
用いられ、この研磨フィルムaは、供給リールbから巻
取リールcに向けて一定の張力とインデックス速度を与
えて供給されるとともに、工作物(以下ワークと称す
る)Wが、一定の切込量あるいは押付荷重をもって上記
研磨フィルムaの表面(研磨面)に押し付けられて、所
定の研磨加工が施される。
7(b) に示すように、テープ状の研磨フィルムaが用い
られるものと、図17(c) に示すように、シート状また
はディスク状の研磨フィルムdが用いられるものとがあ
る。前者にあっては、研磨フィルムaが供給リールbか
ら巻取リールcに向けて供給されるとともに、この研磨
フィルムaの裏面側がゴムコンタクトロールeにより支
持されながら、ワークWが一定の切込量あるいは押付荷
重をもって上記研磨フィルムaの表面(研磨面)に押し
付けられて、所要の研磨加工が施される。また、後者に
あっては、研磨フィルムaが研磨定盤fによって支持さ
れながら回転走行されるとともに、ワークWが一定の切
込量あるいは押付荷重をもって上記研磨フィルムaの表
面(研磨面)に押し付けられて、所要の研磨加工が施さ
れる。
従来の研磨方式においては以下に述べるような問題があ
った。
となるものは、図18(a) および(b) に示すようなワー
クWの平面状または円筒状の外側表面gや内側表面hあ
るいは角部i,jがあるところ、従来の研磨方式におい
ては、いずれのものにあっても構造上、研磨フィルム
a,dの研磨面が比較的大きい。これがため、特にワー
クWの内側表面hや内側角部jは、上記研磨面が挿入な
いし作用し得る空間をもった部分に限られてしまい、小
径穴加工後における内側面や内側角部にできる小さなバ
リの除去、あるいは内側角部への小さな円弧面いわゆる
アール面を形成するためのフィルムラッピング加工は行
うことができなかった。
が不可能なワーク部位に対する加工方法としては、砥石
による加工、ブラシやバフによる加工、バレルやショッ
トブラストによる加工、あるいは研磨メディアによる加
工等があるが、これらの加工方法にあっては、必要な部
位だけ加工したり、装置を自動化することが困難であっ
たり、あるいは高い仕上精度があまり期待できなかっ
た。
れたものであって、その目的とするところは、ワークの
小径穴の内径面や内径角部に対して、必要な部位だけ高
い精度をもって仕上げ研磨を施すことができるととも
に、装置の自動化も図ることができる超仕上装置を提供
することにある。
め、本発明の超仕上装置は、ワークの円筒内径面に研磨
フィルムにより研磨加工を施すものであって、ワークを
支持回転するワーク支持部と、ワークを研磨加工するワ
ーク加工部とを備えてなり、前記ワーク加工部は、研磨
フィルムがワークの被加工内径面に対応した形状に巻回
されてなる加工ヘッドと、この加工ヘッドに研磨フィル
ムを供給するフィルム供給部と、前記加工ヘッドから使
用後の研磨フィルムを回収するフィルム回収部とを備
え、前記加工ヘッドは、ワークの被加工内径面に対応し
た形状寸法を有するフィルムガイドと、このフィルムガ
イドの外周面に摺動可能に巻回支持された研磨フィルム
とから構成されていることを特徴とする。
工部の加工ヘッドが、研磨フィルムをワークの被加工内
径面に対応した形状に巻回されてなるため、従来の研磨
フィルムによる研磨加工が不可能とされていた小径穴加
工後における円筒内径面に対する研磨加工、例えば、小
径穴加工後の内径面や内径角部にできる小さなバリの除
去、あるいは内径角部への小さな円弧面いわゆるアール
面を形成するための仕上げ研磨加工など、ワークの小径
穴の内径面や内径角部に対して、必要な部位だけ仕上げ
研磨を施すことが可能となり、研磨フィルムの特質を生
かした高精度の超仕上げを実現する。
工内径面に対応した形状寸法を有するフィルムガイドの
外周面に研磨フィルムが摺動可能に巻回支持されてなる
とともに、この研磨フィルムを供給するフィルム供給部
と、使用後の研磨フィルムを回収するフィルム回収部と
を備えてなるため、加工ヘッドに対する研磨フィルムの
供給および回収作業の自動化を図ることが可能となる。
基づいて詳細に説明する。
超仕上装置はワークWの円筒内径面に研磨フィルムによ
り研磨加工を施す超仕上装置であって、具体的には、図
10(a) および(b) に示すような円筒状ワークWにおい
て、例えば小径穴加工後における円筒穴Waの面取り端
部にできる小さなバリWbの除去(図10(c) →(c) ´
参照)、あるいは円筒穴Waの端部角部分への小さな円
弧面いわゆるアール面Wrの形成(図10(d) →(d) ´
参照)などのフィルムラッピング加工に適したものであ
る。この超仕上装置は、図1および図2に示すように、
ワークWを支持回転するワーク支持部1と、ワークWを
研磨加工するワーク加工部2と、ワーク支持部1にワー
クWを供給するワーク供給部3と、これらを相互に連動
して自動制御する制御部4とを主要部として備え、これ
らは装置基台7上に装置されている。
クランプ部6を主要部として構成されている。
軸台11に回転可能に軸支され、この主軸スピンドル1
0の基端側が、動力伝達機構12を介して駆動源である
駆動モータ13に駆動連結されている。また、主軸部5
の先端部には、図3に示すように、スピンドルトップ1
4が取り付けられており、その端面14aがワークWを
支持する平坦なワーク支持面とされている。上記駆動モ
ータ13はインダクションモータ等の電動モータからな
り、上記制御部4に電気的に接続されている。
のスピンドルトップ14にワークWを取外し可能にクラ
ンプするもので、図3に示すように、バッキングプレー
ト15、クランプガイド16および駆動源であるシリン
ダ装置17から構成されている。
く、ワーク供給部3から供給されるワークWを上記スピ
ンドルトップ14に対して挟持状に押付け支持するもの
である。このバッキングプレート15は、その端面15
aがワークWを支持する平坦なワーク支持面とされると
ともに、その中央部には、後述するワーク加工部2の加
工ヘッド20を挿通する挿通穴15bが設けられてい
る。この挿通穴15bは、加工ヘッド20に対応したテ
ーパ内径面を有する。上記バッキングプレート15は、
上記クランプガイド16に、軸受18により上記主軸ス
ピンドル10と同心状にかつ自由回転可能に支持されて
いる。
に、上記シリンダ装置17と共に、装置基台7上に設け
られた支持台19に装着されている。クランプガイド1
6は、そのスライド軸16aが主軸スピンドル10の軸
線と平行な方向へ往復移動可能に支持されるとともに、
上記シリンダ装置17のピストンロッド17aに連結さ
れている。このシリンダ装置17は具体的にはエアシリ
ンダからなり、図示しない空気圧回路に接続されるとと
もに、この空気圧回路におけるエアポンプ、切換弁ある
いは流量制御弁等が上記制御部4に電気的に接続されて
いる。
ッド17aの突出退入動作により、クランプガイド16
に取り付けられたバッキングプレート15は、上記主軸
スピンドル10の軸線上に沿って往復移動し、ワークW
をスピンドルトップ14に対してクランプ・アンクラン
プ動作するとともに、そのクランプ状態において、上記
駆動モータ13による主軸スピンドル10と一体となっ
て、ワークWを所定の回転速度をもって支持回転する。
より支持回転されるワークWに対して研磨加工を行うも
ので、加工ヘッド20、スライド部21、フィルム供給
部22およびフィルム回収部23を主要部として備え
る。
するもので、研磨フィルムTがワークWの被加工内径面
つまり円筒穴Waの円筒内径面(図10参照)に対応し
た形状に巻回されてなり、後述するスライド部21の移
動テーブル30上に、主軸スピンドル10と同一軸線上
に設けられている。
に示すように、所定形状のフィルムガイド25の外周面
25aに、研磨フィルムTが摺動可能に巻回支持されて
なる。
ークWの円筒穴Waにおける被加工内径面に対応した形
状寸法を有する先細の円錐台形状とされ、そのテーパ外
周面25aが、研磨フィルムTを摺動可能に案内するテ
ーパガイド面とされている。そして、フィルム供給部2
2から供給される研磨フィルムTは、その外側表面Ta
が研磨面をなすように、上記テーパガイド面25a全体
を覆って摺動可能に巻回支持されるとともに、フィルム
回収部23に回収される。
ルムガイド25上における研磨フィルムTの巻回先端部
が、ワークWの上記被加工内径面に挿入可能な中空の円
錐状加工ヘッドを形成し、後述するように、研磨フィル
ムT自体の弾性が研磨加工に利用される構成とされてい
る。
フィルム(PET)等の強靱な極薄板状の基材(厚さ1
0〜100μm程度)の表面に、サブミクロンから数十
ミクロンの超微細粒子の研磨材が合成樹脂系のバインダ
により均一に分散塗布されてなるテープ状のもので、こ
の研磨フィルムTの研磨面Taを形成する研磨材として
は、炭化珪素(SiC)、酸化アルミニウム(Al2 O
3 )、酸化クロム(Cr2 O 3)、酸化鉄(Fe
2 O 3)、人造ダイヤモンド(SD)などが使用されて
いる。なお、研磨フィルムTとしては、一般には、研磨
フィルムの他、マイクロフィニッシングフィルム、ラッ
ピングテープ、フィニッシングテープなどの名称で市販
されている各種製品が好適に使用される。
する巻き方は、フィルムガイド25の形状に応じて決定
される。図示の実施形態においては、研磨フィルムT
は、図7に示すように、回収側からフィルムガイド25
のテーパガイド面25aに沿って先端方向へ巻き付ける
とともに(図7(a) 参照)、さらに中空の円錐状加工ヘ
ッドを形成すべく一周回巻き付けた後(図7(b) および
(c) 参照)、テーパガイド面25aに沿って基端方向へ
巻き付けて供給側へ延ばすようにする(図7(c)および
(d) 参照)。これにより、後述するように、研磨フィル
ムTを回収側へ強制的に引っ張って新しい研磨面Taを
作る際に、研磨フィルムTはフィルムガイド25上に緊
締されることなく、その円滑な移動(摺動)が確保され
る。
加工位置(図3の二点鎖線位置および図8の位置)と非
加工位置(図1〜3の位置)との間で往復移動させるも
ので、前述した移動テーブル30と、この移動テーブル
30を往復動作させるシリンダ装置31とを主要部とし
て備える。
リニアガイド32により、装置基台7上を上記主軸スピ
ンドル10の軸線に平行な方向へ移動可能とされるとと
もに、その先端中央部に、上記加工ヘッド20が取り付
けられている。上記リニアガイド32は、その案内レー
ル32aが上記装置基台7上面に上記主軸スピンドル1
0の軸線に平行な方向へ延びて設けられるとともに、こ
の案内レール32a上を走行するガイド32bが上記移
動テーブル30の下面に取り付けられてなり、このガイ
ド32bには、ローラまたはボールのころがり転動部材
が介装されている(図示省略)。
ダからなり、上記装置基台7に取付け固定されるととも
に、そのピストンロッド31aが上記移動テーブル30
に連結されている。エアシリンダ31は、図示しない空
気圧回路に接続されるとともに、この空気圧回路におけ
るエアポンプ、切換弁あるいは流量制御弁等が上記制御
部4に電気的に接続されている。
ッド31aの突出退入動作により、移動テーブル30に
取り付けられた加工ヘッド20は、上記主軸スピンドル
10の軸線上を往復移動するとともに、前進端である上
記加工位置と後退端である上記非加工位置に位置決めさ
れる。そして、加工位置においては、加工ヘッド20
は、図3の二点鎖線で示すように、バッキングプレート
15の挿通穴15bを介して、加工すべきワークWの円
筒穴Wa内に挿入係止して、後述するワーク供給部3の
ワーク供給位置60aに自由状態で載置されたワークW
の心出しを行うとともに、主軸スピンドル10にクラン
プ支持されたワークWの仕上げ研磨を行う。一方、上記
非加工位置においては、加工ヘッド20が、ワーク支持
部1から離隔して、後述するワーク供給部3によるワー
クWの搬入・搬出動作を可能とする。
ルムTを繰出し回転する繰出リールの形態とされるとと
もに、フィルム回収部23は、使用済みの研磨フィルム
T´を巻き取り回転する巻取リールの形態とされてな
り、これら両リール22,23は、上記加工ヘッド20
が取り付けられた上記移動テーブル30上に回転可能に
設けられている。
繰出リール22および加工ヘッド20間のフィルム繰出
し側と、加工ヘッド20および巻取リール23間のフィ
ルム巻取り側には、それぞれ一対の案内ローラ35,3
6および37,38が自由回転可能に設けられている。
未使用の研磨フィルムTは、フィルム繰出し側の案内ロ
ーラ35,36を介して加工ヘッド20へ導かれて、前
述のごとく、この加工ヘッド20のフィルムガイド25
上に、その外側表面Taが研磨面をなすように巻回さ
れ、また使用済みの研磨フィルムT´は、加工ヘッド2
0からフィルム巻取り側の案内ローラ37,38を介し
て巻取リール23に巻取り回収される。
ムTを送るための送り機構が設けられている。この送り
機構は具体的には、図2および図5に示すように、巻取
リール23と移動テーブル30との間に介装されたラチ
ェット機構40を主要部として備える。
3の回転軸41に軸支されたラチェットホイール40a
と、装置基台7に設けられた第1のラチェット爪40b
と、移動テーブル30に設けられた第2のラチェット爪
40cとから構成されている。
41に回転可能に軸支されるとともに、滑り機構42
(図2参照)を介して上記巻取リール23に駆動連結さ
れている。滑り機構42の具体的構成は図示しないが従
来公知のもので、摩擦リング部材がバネ部材により軸方
向に押圧されて、ラチェットホイール40aと巻取リー
ル23がスラスト荷重による摩擦力をもって摩擦接触さ
れてなる。そして、常態においては、ラチェットホイー
ル40aの回転力が滑り機構42を介して巻取リール2
3に伝達される一方、両者40a,23間に一定値以上
の回転トルクがかかると、両者40a,23間に相対的
な滑りを生じて、研磨フィルムTに過度のテンションが
かかるのを防止する構造とされている。
は、図5に示すように、伝動プーリ43が一体的に設け
られており、この伝動プーリ43は、伝動ベルト44を
介して、案内ローラ38と一体の伝動プーリ45に駆動
連結されている。これにより、巻取リール23と案内ロ
ーラ38は一定の回転比率をもって連動される構成とさ
れている。図示のものにおいては、両伝動プーリ43,
45の径寸法が等しいため、両者23,38の回転比率
は1:1、つまり両者の回転角が等しい。
の上面に、支軸46をもって水平方向へ回動可能に支持
される一方、第2のラチェット爪40cは、移動テーブ
ル30の下面に、支軸46をもって水平方向へ回動可能
に支持されている。これら両ラチェット爪40b,40
cはそれぞれ、弾発スプリング47によって所定方向へ
常時付勢されるとともに、係止ピン48によりその回動
範囲を規定されている。
ル30の後退時つまり上記加工位置から非加工位置へ移
動する際に(図5の右方向への移動)、上記ラチェット
ホイール40aのホイール爪の一つに係合して、ラチェ
ットホイール40aを巻取り方向(図5の矢符方向)へ
一定量だけ回転させる。一方、移動テーブル30の前進
時つまり上記非加工位置から加工位置へ移動する際には
(図5の左方向への移動)、上記ラチェットホイール4
0aのホイール爪との係合が解除される方向へ弾発的に
回動して逃げる。これに対して、第2のラチェット爪4
0cは、第1のラチェット爪40bの上記動作と全く逆
の動作をして、ラチェットホイール40aの逆転(図5
の矢符と反対方向への回転)を防止する。
が上記加工位置から非加工位置へ後退すると、上述した
ラチェット機構40の作用により、巻取リール23およ
び案内ローラ38が移動テーブル30の後退動作に連動
して上記巻取り方向へ回転し、使用済みの研磨フィルム
T´を一定量だけ巻き取る。この巻取り量は、加工すべ
きワークWの円筒穴Waの内径に対応して、ラチェット
ホイール40aのホイール爪と第1のラチェット爪40
bとの係合範囲を決定することにより設定されるが、図
示の場合はワークWの円筒穴Waの内径が小さいため、
例えば10mm程度に設定されている。
ール23と案内ローラ38の回転角が上述のごとく等し
い一方で、巻取リール23における研磨フィルムT´の
巻取り外径は案内ローラ38の外径よりも大きく、しか
もこの外径差は経時的に大きくなっていくが、上記滑り
機構42の作用により、研磨フィルムT´に過度のテン
ションがかかることはなく、研磨フィルムT´は案内ロ
ーラ38で送った量だけ確実に巻き取られることとな
る。
周にはウレタンが巻装被覆されるとともに、研磨フィル
ムT´をこの案内ローラ38外周に加圧ローラ50によ
り挟持状に押し付けて、案内ローラ38による確実な送
り動作を保証している。つまり、回動バー51が、支軸
52により移動テーブル30に水平方向へ回動可能に支
持されるとともに、この回動バー51の先端部に、上記
加圧ローラ50が支軸53をもって回転可能に軸支され
ている。上記回動バー51は、弾発スプリング54によ
って上記案内ローラ38の方向へ常時付勢されており、
これにより、加圧ローラ50が研磨T´を案内ローラ3
8外周に挟持状に弾発的に押し付ける構成とされてい
る。
の支持構造においても、図4に示すように、回動バー5
5が、支軸56により移動テーブル30に水平方向へ回
動可能に支持されるとともに、この回動バー55の先端
部に、上記案内ローラ35が支軸57をもって回転可能
に軸支されている。そして、上記回動バー55は、弾発
スプリング58によって矢符方向へ常時付勢されてお
り、これにより、案内ローラ35がフィルム繰出し側の
未使用の研磨フィルムTに一定のテンションを付与して
いる。
´には常時一定のテンションが付与されて、研磨フィル
ムTは、前述した加工ヘッド20のフィルムガイド25
に弛みを生じることなく密着状に巻回支持され得る。
ークシュート60およびワーク供給機構61を主要部と
して構成されている。
ーク支持部1へ整列して案内するもので、図9に示すよ
うに、ワーク支持部1の先端部において、装置基台7上
に配設された支持台62に傾斜状態で設けられている。
このワークシュート60は、ワークW,W,…を整列し
て転動案内する傾斜レールの形態とされており、その先
端つまり下端部60aがワーク供給位置とされている。
60bはワークシュート60の側部に設けられた案内カ
バーを示し、ワークW,W,…がワークシュート60上
から脱落するのを防止するとともに、これらワークを整
列させる。
おける主軸スピンドル10の先端つまりスピンドルトッ
プ14と、ワーククランプ部6のバッキングプレート1
5との間に臨むとともに、ここに位置するワークWが上
記主軸スピンドル10とほぼ同心となるように配置され
ている。また、ワーク供給位置60aの下側部位の装置
基台7上には、研磨加工後のワークWを回収するための
ワーク回収箱63が設けられている。
ト60上のワークWを一つずつワーク支持部1に供給す
るもので、ワークシュート60の下流端部に設けられて
いる。具体的には、ワーク供給機構61は、上記主軸部
5の主軸台11に取り付けられた支持ブラケット70上
において、上記ワークシュート60のワーク供給位置6
0aの上方に配置されており、第1〜第3のストッパ6
5〜67と、これらストッパ65〜67を昇降動作させ
るシリンダ装置68,69とを主要部として備える。
ワークシュート60の傾斜路に沿って上側から順に配置
されており、第1のストッパ65は、ワークシュート6
0上の整列されたワークW,W,…を停止保持するとと
もに、最下端のワークWを他のワークW,W,…から分
離させるためのもの、また、第2のストッパ66は、こ
の分離された最下端のワークWを、ワーク供給位置60
aの手前で一旦停止保持するためのもの、さらに、第3
のストッパ67は、第2のストッパ66を通過してくる
ワークWを、上記ワーク供給位置60aに位置決め保持
するためのものである。
は一体に形成されており、シリンダ装置69により昇降
動作される。つまり、このシリンダ装置69は、上記支
持ブラケット70に垂直下向きに取付け固定されるとと
もに、そのピストンロッド69aに、上記両ストッパ6
5,67が取り付けられている。
ダ装置68により昇降動作される。つまり、このシリン
ダ装置68は、上記支持ブラケット70に垂直下向きに
取付け固定されるとともに、そのピストンロッド68a
に、上記ストッパ66が取り付けられている。
はエアシリンダからなり、図示しない空気圧回路に接続
されるとともに、この空気圧回路におけるエアポンプ、
切換弁あるいは流量制御弁等が上記制御部4に電気的に
接続されている。
ーク供給機構61の一連の動作、具体的には、第1およ
び第3のストッパ65、67の同時昇降動作と、第2の
ストッパ66の昇降動作とが一定の時間をもって交互に
繰り返されることにより、ワークシュート60上を整列
して転動案内されるワークW,W,…は、加工すべきワ
ークとして一つずつワーク支持部1に搬入されると同時
に、研磨加工を完了したワークWがワーク支持部1から
搬出されて、ワーク回収箱63に落下回収される。
W,W,…における最下端のワークWに着目して説明す
ると、まず、エアシリンダ69のピストンロッド69a
が退入して、第1のストッパ65と第3のストッパ67
は最上位置にある一方、エアシリンダ68のピストンロ
ッド68aが突出して、第2のストッパ66は最下位置
にあり、ワークシュート60上に整列されているワーク
W,W,…は、第2のストッパ66で一旦停止保持され
ている。
9のピストンロッド69aが突出して、第1のストッパ
65と第3のストッパ67が最下位置に下降することに
より、第1のストッパ65が、上記のように整列されて
いるワークW,W,…のうち、最下端のワークWと次の
二番目のワークWとの間に挿入され、これにより、最下
端のワークWのみが二番目以降のワークW,W,…から
分離される。
位置まで上昇した後再び最下位置まで下降する。この昇
降動作により、第2のストッパ66に停止保持されてい
た最下端のワークWは、自重により、第3のストッパ6
7に当たるまで転動しながら移動して、ワーク供給位置
60aに位置決め保持される。その後、このワークW
は、後述するように、加工位置へ搬入されて所定の研磨
加工が施された後、再びここに搬出される。
ッパ67が、上記と同様に、一旦最上位置まで上昇した
後再び最下位置まで下降する。この昇降動作により、第
3のストッパ67の部位において、ワーク供給位置60
aにある研磨加工後のワークWがワーク回収箱63へ搬
出される。一方、第1のストッパ65の部位において
は、第1のストッパ65に上述のごとく停止保持されて
いたワークW,W,…が、自重により、整列したまま第
2のストッパ66に当たるまで転動しながら移動して、
ここに停止保持され、この後、第1のストッパ65が再
び、これら整列されているワークW,W,…のうち、最
下端(先ほどの二番目)のワークWと次の二番目(先ほ
どの三番目)のワークWとの間に挿入され、これにより
最下端のワークWのみが、二番目以降のワークW,W,
…から分離される。
のワークWがワーク供給位置60aへ位置決め保持され
て、以後同様のワーク搬入・搬出動作が繰り返される。
加工部2およびワーク供給部3を相互に連動して自動制
御するもので、CPU,ROM,RAMおよびI/Oポ
ートなどからなるマイクロコンピュータで構成されてい
る。
磨加工を実行させるための加工プログラム等が組み込ま
れてなるとともに、上記各部1,2,3のアクチュエー
タを駆動するのに必要な種々の情報が、制御データとし
て予めまたは図示しない操作盤のキーボード等により適
宜入力設定される。なお、制御部4には、選択により手
動操作を行うための構成・機能も備えられている。
装置は、制御部4により、上記ワーク支持部1、ワーク
加工部2およびワーク供給部3のアクチュエータが、以
下に述べるように相互に連動して自動制御され、ワーク
W,W,…に順次連続して仕上げ研磨加工を施す。
を施されたワークW,W,…が、ワーク供給部3から、
前述したワーク供給機構61の動作によってワーク支持
部1に一つずつ搬入される。つまり、ワークシュート6
0に整列されたワークW,W,…のうち、最下端のワー
クWが、ワーク供給位置60aからワーク支持部1に搬
入される。
されたワークWに対して、ワーク加工部2の加工ヘッド
20が前進端である加工位置まで前進する。これによ
り、円錐状の加工ヘッド20は、ワーククランプ部6の
バッキングプレート15の挿通穴15bを介して、ワー
ク供給位置60aにおいて自由状態にあるワークWの円
筒穴Wa内に突入係合して、このワークWの心出しを行
いながら、主軸スピンドル10のスピンドルトップ14
に軽く押し当てる。
ーククランプ部6のバッキングプレート15が前進して
クランプ動作し、ワークWをスピンドルトップ14に挟
持状にクランプ支持する。
同時に、主軸スピンドル10が回転して、ワークWは所
定の回転速度をもって支持回転される。つまり、図8に
示すように、加工ヘッド20の研磨面TaがワークWの
円筒穴Waにおける被研磨面(図10(c) または(d) 参
照)に静止状態で接触し、この接触状態のままでワーク
Wが回転駆動される。
は、上記ワークWの被研磨面に対して一定の切込量ある
いは押付荷重をもって相対的に押付け回転されて、所定
の仕上げ研磨加工(フィルムラッピング加工)が行わ
れ、ワークWの円筒穴Waの面取り端部にできる小さな
バリWbが除去されたり(図10(c) ´参照)、あるい
は円筒穴Waの端部角部分にアール面Wrが形成される
(図10(d) ´参照)。
磨加工が終了すると、加工ヘッド20が後進端である非
加工位置まで後退するとともに、ワーククランプ部6の
バッキングプレート15が後退してアンクランプ動作
し、ワークWはスピンドルトップ14からクランプを解
除される。これら加工ヘッド20とワーククランプ部6
の後退動作は、ほぼ同時に行われる。
て、前述したように、ラチェット機構40の作用によ
り、巻取リール23が巻取り動作して、加工ヘッド20
における使用済みの研磨フィルムT´を一定量だけ巻き
取る。
60aに再び載置保持された研磨加工後のワークWは、
前述したワーク供給機構61の動作によって、ワーク回
収箱63に搬出回収される。
これに続くワークW,W,…に対しても、加工ヘッド2
0による仕上げ研磨加工が順次連続して行われる。
ド20が、研磨フィルムTをワークWの被加工内径面で
ある円筒穴Waの内径面に対応した形状に巻回されてな
るため、ワークWの小径の円筒穴Waの内径面や内径角
部に対して、必要な部位だけ仕上げ研磨(例えば、図1
0(c) →(c) ´または図10(d) →(d) ´参照)を施す
ことが可能である。
円筒穴Waの内径面に対応した形状寸法を有するフィル
ムガイド25のテーパガイド面25aに研磨フィルムT
が摺動可能に巻回支持されてなるとともに、この研磨フ
ィルムTを供給する繰出リール22と使用後の研磨フィ
ルムを回収する巻取リール23とを備えてなるため、加
工ヘッド20に対する研磨フィルムTの供給および回収
作業が自動で行われ、効率的である。
連動して、巻取リール23が巻取り動作することによ
り、ワークWは常に新しい研磨面Taで加工されるた
め、その仕上げ研磨面の加工品質が高くかつ安定してい
る。
る加工ヘッド20の構成を若干改変したものである。
は、そのフィルムガイド125が、ワークWの被加工内
径面に対応した形状寸法を有する先細の円錐形状とさ
れ、そのテーパ外周面125aが研磨フィルムTを摺動
可能に案内するテーパガイド面とされている。そして、
繰出リール22から供給される研磨フィルムTは、その
外側表面Taが研磨面をなすように、上記テーパガイド
面125a全体を覆って摺動可能に巻回支持されるとと
もに、巻取リール23に回収される。
における研磨フィルムTの巻回先端部は、ワークWの被
加工内径面に挿入可能な中実の円錐状加工ヘッドを形成
している。
ガイド125により裏面側をバックアップ支持されなが
ら、ワークWの被研磨面に対して押付けられる。この場
合、フィルムガイド125の材質(硬い物、柔らかい
物、弾力の強弱等)や形状寸法がより重要となり、加工
対象となるワークWの被加工内径面に対応して適宜設定
される。その他の構成および作用は実施形態1と同様で
ある。
ば図13(a) および(b) に示すような円筒状ワークWに
おいて、非真円の異形断面を有する小径穴Wcの内径面
を仕上げ研磨するようなフィルムラッピング加工(図1
3(c) 参照)に適したものである。
220は、そのフィルムガイド225が、ワークWの被
加工内径面つまり非真円の異形断面を有する内径面に対
応した曲率半径を有する円筒外周面225aを有し、こ
の円筒外周面225aが研磨フィルムTを摺動可能に案
内する円筒ガイド面とされている。また、フィルムガイ
ド225は、その中央部に、研磨フィルムTを挿通案内
する案内溝226がその軸線に沿って設けられ、また、
この案内溝226から上記円筒外周面225aへの研磨
フィルムTの移行を案内する一対の傾斜案内部227
a,227bを有している。
る研磨フィルムTは、上記案内溝226を介してフィル
ムガイド225の先端部へ案内されるとともに、その外
側表面Taが研磨面をなすように、上記傾斜案内部22
7aから円筒ガイド面225aを覆って摺動可能に巻回
された後、再び上記案内溝226を介してフィルムガイ
ド225の基端側へ案内されて、巻取リール23に回収
される。
ド220は、図13(c) に示すように、図外の往復機構
によってワークWの軸線方向へオシレートしながら、そ
の研磨面Taが主軸スピンドル10により支持回転され
るワークWの被研磨面に接触する。これにより、上記研
磨面Taは、上記ワークWの被研磨面に対して一定の切
込量あるいは押付荷重をもって相対的にオシレートされ
ながら押付け回転されて、所定の仕上げ研磨加工が行わ
れる。この場合、加工ヘッド220は、ある程度ワーク
Wの径方向へ弾発的に変位可能に支持されており、上記
研磨面TaがワークWの被研磨面の変位に忠実にかつ円
滑に追随できる構成とされている。
ワークWの被研磨面に対して一定の切込量をもって押付
けられる(切込まれる)場合、この切込みとワークWの
回転とを同期させる必要があり、よって主軸スピンドル
10の駆動モータ13としては、回転量と回転速度を制
御できるサーボモータ等の電動モータが用いられる。そ
の他の構成および作用は実施形態1と同様である。
5(a) および(b) に示すような円筒状ワークWにおい
て、例えば小径穴Wd内に形成された環状溝We,W
e,…の端縁にできる小さなバリを除去したり、アール
面を形成する(図15(c) 参照)ようなフィルムラッピ
ング加工に適したものである。
320は、そのフィルムガイド325が、先端部に形成
されたすり割り溝325b,325bにより、径方向に
弾性変形可能な一対のガイド部材330,330を構成
されてなる。これらガイド部材330,330は、その
先端部外径面が、ワークWの被加工内径面に対応した曲
率半径を有する球状ガイド面325a,325aとされ
るとともに、これら両球状ガイド面325a,325a
は、常態において、ワークWの小径穴Wdの内径面およ
び環状溝Weの端縁に弾発的に当たるように構成されて
いる(図15(c) 参照)。
ガイド面325aの基部には、研磨フィルムTを挿通案
内する挿通孔331が径方向へ貫通して設けられるとと
もに、両ガイド部材330,330間の空間332が研
磨フィルムTの案内空間として機能する。
る繰出リール22と巻取リール23の装置構成が、各ガ
イド部材330に対してそれぞれ独立して設けられてい
る。つまり、各ガイド部材330に対してそれぞれ一本
の研磨フィルムTが巻回支持されており、各ガイド部材
330において、繰出リール22から供給される研磨フ
ィルムTは、上記案内空間332を介してガイド部材3
30の先端部へ案内されるとともに、球状ガイド面32
5aを覆って摺動可能に巻回された後、上記挿通孔33
1から再び上記案内空間332を介してガイド部材33
0の基端側へ案内されて、巻取リール23に回収され
る。
ド320は、図15(c) に示すように、図外の往復機構
によってワークWの軸線方向へわずかにオシレートされ
ながら、その研磨面Taが主軸スピンドル10により支
持回転されるワークWの被研磨面に接触する。これによ
り、上記研磨面Taは、上記ワークWの被研磨面である
小径穴Wdの内径面および環状溝Weの端縁に対し、一
定の切込量あるいは押付荷重をもって相対的にオシレー
トしながら押付け回転されて、所定の仕上げ研磨加工が
行われる。その他の構成および作用は実施形態1と同様
である。
る加工ヘッド320の構成を若干改変したものである。
420においては、フィルムガイド425の両ガイド部
材430a,430bに対して、一本の研磨フィルムT
が巻回支持される構成とされている。繰出リール22か
ら供給される研磨フィルムTは、案内空間432から一
方のガイド部材430aの挿通孔431aを介して、ガ
イド部材430aの外形側へ案内された後、両ガイド部
材430a,430bの球状ガイド面325a,325
aを覆って摺動可能に巻回された後、他方のガイド部材
430bの挿通孔431bから上記案内空間432を介
してフィルムガイド425の基端側へ案内されて、巻取
リール23に回収される。
ド320においては、研磨フィルムTを供給・回収する
ための繰出リール22と巻取リール23の装置構成が簡
素化される。その他の構成および作用は実施形態4と同
様である。
明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれ
に限定されることなく、その範囲内において種々設計変
更可能である。
工ヘッドの具体的構成は、図示の実施形態1〜5のみに
限定されず、そのフィルムガイドの形状寸法は、加工対
象であるワークWの被加工内径面等に対応して設計され
るとともに、このフィルムガイドの外周面に対する研磨
フィルムの巻回方法も、有効な研磨面Taが形成できる
限り、より好ましくはその供給・回収が自動化できる限
り、他の種々の構成が採用可能である。
構成や、ワークWを回転支持する周辺構成も、目的に応
じて適宜改変することが可能であると理解されるべきで
ある。一例として、以下のような改変が可能である。
施形態においては、ワーク支持部1におけるワーク支持
構造が、主軸部5のスピンドルトップ14にワークWを
クランプするワーククランプ部6を備えたクランプ構造
とされているが、このほか図示しないが、主軸部5の先
端部分に組み込まれたコレットやチャックによりワーク
Wの外径部を締め付けるチャック支持構造、あるいは、
同じく主軸部5の先端部分に組み込まれた電磁石や真空
チャックによりワークを吸引する吸引支持構造なども採
用可能である。
ついて:図示の実施形態においては、スライド部21の
往復動作手段として、エアシリンダ31が用いられてい
るが、このほか図示しないが、油圧シリンダを用いても
よい。
置に代えて、例えば、ボールネジ機構と、これを回転駆
動するステッピングモータやサーボモータ等の駆動モー
タとからなる往復動作手段を用いてもよい。このような
構成とすれば、加工ヘッド20,120,220,32
0,420の移動位置や切込み量および移動速度や切込
み速度を、より正確かつ精密に、また研磨加工を施すワ
ークWの形状寸法等との適応関係も含めてより自由にか
つ幅広く制御することも可能となる。
いて:図示の実施形態においては、研磨フィルムTの送
り機構として、移動テーブル30に連動するラチェット
機構40が用いられているが、このほか図示しないが、
巻取リール23を直接駆動モータにより巻取り動作させ
る構成も採用可能で、この場合、加工後に巻取リール2
3を一定量巻取り動作させたり、あるいは加工中に巻取
り動作させることも可能で、特に後者の場合は加工効率
が向上する。
ワーク加工部の加工ヘッドが、研磨フィルムをワークの
被加工内径面に対応した形状に巻回されてなるから、従
来の研磨フィルムによる研磨加工が不可能とされていた
小径穴加工後における円筒内径面に対する研磨加工、例
えば、小径穴加工後の内径面や内径角部にできる小さな
バリの除去、あるいは内径角部への小さな円弧面いわゆ
るアール面を形成するための仕上げ研磨加工など、ワー
クの小径穴の内径面や内径角部に対して、必要な部位だ
け仕上げ研磨を施すことが可能となる。これにより、研
磨フィルムの特質(フレキシビリティ、スティフネス等
に優れる)を十分に生かした高精度の超仕上げを実現す
ることができる。
内径面に対応した形状寸法を有するフィルムガイドの外
周面に研磨フィルムが摺動可能に巻回支持されてなると
ともに、この研磨フィルムを供給するフィルム供給部
と、使用後の研磨フィルムを回収するフィルム回収部と
を備えてなるため、加工ヘッドに対する研磨フィルムの
供給および回収作業の自動化を図ることが可能となる。
さらに、図示の実施形態のように、ワークの供給(搬入
・搬出)作業およびクランプ・アンクランプ作業と相互
に自動で連動させることにより、本発明装置の完全自動
化も実現し得る。
用いた超仕上装置を示す平面構成図である。
拡大平面図である。
である。
構を一部切開して示す拡大平面図である。
面図である。
研磨フィルムの巻回手順を説明するための図である。
する仕上げ研磨状態を示す拡大断面図である。
る。
し、図10(a) は正面図、図10(b) は断面図、図10
(c) は被加工内径面の加工前の状態を示す拡大断面図、
図10(c) ´はその加工後の状態を示す拡大断面図、図
10(d) は同じく他の被加工内径面の加工前の状態を示
す拡大断面図、図10(d) ´はその加工後の状態を示す
拡大断面図である。
を用いた超仕上装置において、加工ヘッドによるワーク
の被加工内径面に対する仕上げ研磨状態を示す図8に対
応した拡大断面図である。
を用いた超仕上装置の加工ヘッドを示し、図12(a) は
側面図、図12(b) は平面図、図10(c) は正面図であ
る。
し、図13(a) は正面図、図13(b) は断面図、図13
(c) は加工ヘッドによるワークの被加工内径面に対する
仕上げ研磨状態を示す図8に対応した拡大断面図であ
る。
を用いた超仕上装置の加工ヘッドを示し、図14(a) は
側面断面図、図14(b) は平面図、図14(c) は正面図
である。
し、図15(a) は正面図、図15(b) は側面断面図、図
15(c) は加工ヘッドによるワークの被加工内径面に対
する仕上げ研磨状態を示す図8に対応した拡大断面図で
ある。
を用いた超仕上装置の加工ヘッドを示し、図16(a) は
側面断面図、図16(b) は平面図、図16(c) は正面図
である。
は、それぞれ従来の研磨フィルムを用いた超仕上装置を
示す概略構成図である。
来の超仕上装置の加工対象であるワークを示す斜視図で
ある。
を用いた超仕上装置の加工ヘッドを示し、図12(a)
は側面図、図12(b)は平面図、図12(c)は正面
図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 工作物の円筒内径面に研磨フィルムによ
り研磨加工を施す超仕上装置であって、 工作物を支持回転するワーク支持部と、工作物を研磨加
工するワーク加工部とを備えてなり、 前記ワーク加工部は、研磨フィルムが工作物の被加工内
径面に対応した形状に巻回されてなる加工ヘッドと、こ
の加工ヘッドに研磨フィルムを供給するフィルム供給部
と、前記加工ヘッドから使用後の研磨フィルムを回収す
るフィルム回収部とを備え、 前記加工ヘッドは、工作物の被加工内径面に対応した形
状寸法を有するフィルムガイドと、このフィルムガイド
の外周面に摺動可能に巻回支持された研磨フィルムとか
ら構成されていることを特徴とする研磨フィルムを用い
た超仕上装置。 - 【請求項2】 前記加工ヘッドのフィルムガイドは、工
作物の被加工内径面に挿入可能な先細形状のテーパガイ
ド面を有し、 前記フィルム供給部から供給される研磨フィルムは、前
記フィルムガイドのテーパガイド面上に摺動可能に巻回
された後、前記フィルム回収部に回収されるように構成
され、 前記テーパガイド面上に巻回支持された研磨フィルムの
外側表面がテーパ状の研磨面を形成していることを特徴
とする請求項1に記載の研磨フィルムを用いた超仕上装
置。 - 【請求項3】 前記加工ヘッドのフィルムガイドは、先
細の円錐台形状とされるとともに、そのテーパガイド面
全体を覆って研磨フィルムが巻回支持されて、中空の円
錐状加工ヘッドが形成されていることを特徴とする請求
項2に記載の研磨フィルムを用いた超仕上装置。 - 【請求項4】 前記加工ヘッドのフィルムガイドは、先
細の円錐形状とされるとともに、そのテーパガイド面全
体を覆って研磨フィルムが巻回支持されて、中実の円錐
状加工ヘッドが形成されていることを特徴とする請求項
2に記載の研磨フィルムを用いた超仕上装置。 - 【請求項5】 前記フィルムガイドに対する研磨フィル
ムの巻き方は、研磨フィルムが回収側から前記フィルム
ガイドのテーパガイド面に沿って巻き付けられた後、前
記テーパ状の研磨面を形成すべくこの上に一周回巻き付
けられ、最後にこの上から前記テーパガイド面に沿って
供給側へ延びるように巻き付けられてなることを特徴と
する請求項2に記載の研磨フィルムを用いた超仕上装
置。 - 【請求項6】 前記加工ヘッドのフィルムガイドは、工
作物の被加工内径面に対応した曲率半径を有する円筒ガ
イド面を有し、 前記フィルム供給部から供給される研磨フィルムは、前
記フィルムガイドの円筒ガイド面上に摺動可能に巻回さ
れた後、前記フィルム回収部に回収されるように構成さ
れ、 前記円筒ガイド面上に巻回支持された研磨フィルムの外
側表面が円筒状の研磨面を形成していることを特徴とす
る請求項1に記載の研磨フィルムを用いた超仕上装置。 - 【請求項7】 前記加工ヘッドのフィルムガイドは、径
方向に弾性変形可能な一対のガイド部材から構成される
とともに、このガイド部材の外径側に工作物の被加工内
径面に対応した曲率半径を有する球状ガイド面を有し、 前記フィルム供給部から供給される研磨フィルムは、前
記フィルムガイドの球状ガイド面上に摺動可能に巻回さ
れた後、前記フィルム回収部に回収されるように構成さ
れ、 前記球状ガイド面上に巻回支持された研磨フィルムの外
側表面が球面状の研磨面を形成していることを特徴とす
る請求項1に記載の研磨フィルムを用いた超仕上装置。 - 【請求項8】 前記フィルム供給部は研磨フィルムを繰
出し回転する繰出リールの形態とされるとともに、前記
フィルム回収部は使用済みの研磨フィルムを巻き取り回
転する巻取リールの形態とされ、 これら両リールは、前記加工ヘッドを加工位置と非加工
位置との間で往復移動させる移動テーブル上に回転可能
に設けられてなり、 前記巻取リールは、ラチェット機構を介して前記移動テ
ーブルに駆動連結されて、前記移動テーブルの加工位置
から非加工位置への後退時に、所定量だけ巻取り回転す
るように構成されていることを特徴とする請求項1に記
載の研磨フィルムを用いた超仕上装置。 - 【請求項9】 前記ワーク支持部は、先端に工作物を支
持して回転駆動する主軸部と、この主軸部のスピンドル
トップに工作物を取外し可能にクランプするワーククラ
ンプ部とからなり、 このワーククランプ部は、前記主軸部の軸心方向へ往復
移動するクランプガイドと、このクランプガイドに前記
主軸部の軸心まわりに回転可能に設けられ、工作物を前
記スピンドルトップに挟持状に押付け支持するバッキン
グプレートとを備え、 このバッキングプレートの中央部に、前記加工ヘッドを
挿通する挿通穴が設けられていることを特徴とする請求
項1に記載の研磨フィルムを用いた超仕上装置。 - 【請求項10】 前記ワーク支持部に工作物を供給する
ワーク供給部を備え、 このワーク供給部は、工作物を前記ワーク支持部へ整列
して案内するワークシュートと、このワークシュートの
下流端部に設けられて、ワークシュート上の工作物を一
つずつ前記ワーク支持部に供給するワーク供給機構とか
ら構成されていることを特徴とする請求項1に記載の研
磨フィルムを用いた超仕上装置。 - 【請求項11】 前記ワーク支持部、ワーク加工部およ
びワーク供給部を相互に連動して自動制御する制御部を
備えてなることを特徴とする請求項10に記載の研磨フ
ィルムを用いた超仕上装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7352935A JP2869627B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 研磨フィルムを用いた超仕上装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7352935A JP2869627B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 研磨フィルムを用いた超仕上装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09183057A true JPH09183057A (ja) | 1997-07-15 |
| JP2869627B2 JP2869627B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=18427463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7352935A Expired - Fee Related JP2869627B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 研磨フィルムを用いた超仕上装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2869627B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012218132A (ja) * | 2011-04-13 | 2012-11-12 | Mitsutoyo Corp | バリ取り装置 |
| JP2017189835A (ja) * | 2016-04-12 | 2017-10-19 | 株式会社ファミリー | 超仕上げ装置 |
| WO2019026999A1 (ja) * | 2017-08-03 | 2019-02-07 | 川崎重工業株式会社 | 研削ツール及びエッジの丸み付け加工方法 |
| KR102443327B1 (ko) * | 2022-03-15 | 2022-09-15 | 주식회사 아이텔 | 편의성을 고려한 전자동 연마기 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4969487U (ja) * | 1972-09-28 | 1974-06-17 | ||
| JPS6171346U (ja) * | 1984-10-15 | 1986-05-15 | ||
| JPS61146464A (ja) * | 1984-12-21 | 1986-07-04 | Y A Shii Kk | 円筒研磨ヘツド |
| JPH01234155A (ja) * | 1987-12-17 | 1989-09-19 | Pangborn Corp | フィード装置 |
| JPH0699345A (ja) * | 1992-09-18 | 1994-04-12 | Nec Toyama Ltd | ピン研磨装置 |
| JPH08294860A (ja) * | 1995-04-27 | 1996-11-12 | Matsuda Seiki:Kk | フィルム研磨材を用いた内径研磨装置 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP7352935A patent/JP2869627B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4969487U (ja) * | 1972-09-28 | 1974-06-17 | ||
| JPS6171346U (ja) * | 1984-10-15 | 1986-05-15 | ||
| JPS61146464A (ja) * | 1984-12-21 | 1986-07-04 | Y A Shii Kk | 円筒研磨ヘツド |
| JPH01234155A (ja) * | 1987-12-17 | 1989-09-19 | Pangborn Corp | フィード装置 |
| JPH0699345A (ja) * | 1992-09-18 | 1994-04-12 | Nec Toyama Ltd | ピン研磨装置 |
| JPH08294860A (ja) * | 1995-04-27 | 1996-11-12 | Matsuda Seiki:Kk | フィルム研磨材を用いた内径研磨装置 |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012218132A (ja) * | 2011-04-13 | 2012-11-12 | Mitsutoyo Corp | バリ取り装置 |
| JP2017189835A (ja) * | 2016-04-12 | 2017-10-19 | 株式会社ファミリー | 超仕上げ装置 |
| WO2019026999A1 (ja) * | 2017-08-03 | 2019-02-07 | 川崎重工業株式会社 | 研削ツール及びエッジの丸み付け加工方法 |
| JP2019025626A (ja) * | 2017-08-03 | 2019-02-21 | 川崎重工業株式会社 | 研削ツール及びエッジの丸み付け加工方法 |
| KR102443327B1 (ko) * | 2022-03-15 | 2022-09-15 | 주식회사 아이텔 | 편의성을 고려한 전자동 연마기 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2869627B2 (ja) | 1999-03-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6773335B2 (en) | Apparatus for polishing periphery of device wafer and polishing method | |
| US6685539B1 (en) | Processing tool, method of producing tool, processing method and processing apparatus | |
| US8033893B2 (en) | Grinding method of a disk-shaped substrate and grinding apparatus | |
| JPS6299065A (ja) | 球面研削装置 | |
| EP1813387A1 (en) | Grinding wheel | |
| JP6369649B1 (ja) | フィルムラップ加工装置 | |
| JP2869627B2 (ja) | 研磨フィルムを用いた超仕上装置 | |
| JP6414353B1 (ja) | フィルムラップ加工装置 | |
| JP2003205458A (ja) | 穴研磨方法および穴研磨装置 | |
| KR20170084704A (ko) | 연삭·연마 복합가공장치 및 연마장치 | |
| JP2002103195A (ja) | 溝加工装置 | |
| JP4733805B2 (ja) | 矩形部材を棒状部材に形成する加工方法および加工装置 | |
| US5501630A (en) | Method for grinding needle points on surgical grade needle blanks | |
| JP2829096B2 (ja) | 管の表面研磨方法及び装置 | |
| JP4687285B2 (ja) | 研磨加工方法および研磨加工装置 | |
| CN114161100A (zh) | 一种曲柄加工系统及加工方法 | |
| JP2002239881A (ja) | 研削加工機による加工方法と、その装置 | |
| JP3520111B2 (ja) | ワーク研削方法とその研削装置 | |
| JPH0253188B2 (ja) | ||
| JP3261897B2 (ja) | ホーニングヘッドの成形加工方法及び成形加工装置 | |
| JP3690397B2 (ja) | ラッピング加工装置およびラッピング加工方法 | |
| JP3230854B2 (ja) | 研磨方法及びその装置 | |
| JP4313090B2 (ja) | Cvtシーブ面の研削方法およびその研削治具 | |
| JPS63216663A (ja) | 研削盤 | |
| JPH04240061A (ja) | 小径穴の内面加工方法およびその装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981117 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090108 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090108 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100108 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110108 Year of fee payment: 12 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |