JPH09183453A - 蓋用パッキング - Google Patents

蓋用パッキング

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JPH09183453A
JPH09183453A JP7343061A JP34306195A JPH09183453A JP H09183453 A JPH09183453 A JP H09183453A JP 7343061 A JP7343061 A JP 7343061A JP 34306195 A JP34306195 A JP 34306195A JP H09183453 A JPH09183453 A JP H09183453A
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JP
Japan
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oxygen
packing
resin
layer
deoxidizing
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JP7343061A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Takahashi
秀之 高橋
Hidetoshi Hatakeyama
秀利 畠山
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、従来技術の課題を解決し
て、パッキング性、耐液性、安全衛生性に優れ、しか
も、高い酸素吸収性能を有し、製造容易性等に優れて長
期保存に対応可能で、品質保持用途に優れた性能を発揮
する蓋用パッキングを提供することにある。 【解決手段】 蓋用パッキングは、シ−ト状パッキング
材に、非通気性層、酸素透過係数が200cc・0.1 mm/
m2・day ・atm (23℃、100%RH)以上である樹
脂に水分の供給を受けて脱酸素反応を生起する脱酸素剤
組成物を粒状に分散してなる脱酸素樹脂層、酸素透過度
が100cc/m2・day ・atm (23℃、100%RH)
以上である樹脂層がこの順に配置積層されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビン、プラスチッ
クボトル他各種容器のキャップ,蓋等の容器の口部を密
封する為に使用される、酸素吸収機能を有する蓋用パッ
キングを提供する。本発明のパッキングは、耐液性に優
れ、ジュ−ス、酒、ワイン、他の液体飲料、塩辛、佃
煮、ジャム、マ−マレ−ド、サケフレ−ク、他の高水分
食品をはじめとする各種食品、あるいは医薬品等を収納
した保存容器の密封に使用して、酸素により品質劣化し
易く、また、微生物が繁殖して腐敗や変質し易いこれら
の物品の品質保持に用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来から、酸素劣化を受けやすい飲料,
食品,医薬品等は、保存期間中に容器内の酸素により品
質低下してしまうという問題が指摘されてきた。この問
題を解決する手段として、真空パック,窒素置換,等が
用いられているが完全に容器内酸素を除去することは困
難であり、品質保持効果の点で満足されていない。一
方、酸素除去効果に優れる脱酸素剤の使用も試みられて
いるが、小袋形態上からくる装填性に問題があった。
【0003】また、容器のキャップ、蓋へ脱酸素剤を組
み入れる方法が種々提案されている。特開昭57−97
46には、脱酸素剤を収納したパッキングが提案されて
いるが、粉体状の脱酸素剤を使用している為、製造時に
汚染されやすく衛生性上の問題があると共に、パッキン
グの酸素透過性が大きい為、長期保存中に酸素が多量に
容器内に浸入し、脱酸素剤が吸収しきれず容器内酸素濃
度が上昇してしまう欠点があった。
【0004】実開平1−177165には、発泡体/非
通気性フィルム/脱酸素フィルム/脱臭フィルム/通気
性フィルムの構成からなる容器用パッキング材が提案さ
れている。しかしながら、容器の口部と接する材料自体
が多層でパッキング性に乏しいと共に、脱臭フィルムと
通気性フィルムを配置していることから、酸素透過が小
さく実質的な酸素吸収速度が得られないとの欠点があっ
た。また、脱酸素フィルム自体も鉄粉と食塩を均一分散
させているものの、樹脂に分散され鉄粉と食塩が接触し
ている確率が低く脱酸素フィルム自体の酸素吸収速度が
小さいと共に、吸湿性の原料の為フィルム化段階で水分
の蒸発による発泡が避けがたく製造上にも問題を有して
いた。更には、鉄粉を主剤とする為、液体等へ適用した
場合、水素発生し瓶内の水素濃度が上昇することによる
危険性もあった。
【0005】特開平7−137761には、発泡体/非
通気性フィルム/シ−ト状脱酸素剤/通気性シ−トの構
成からなる容器用パッキング材が提案されている。しか
しながら、シ−ト状脱酸素剤/通気性シ−トを添着する
工程が複雑で生産性が低いこと及び通気性シ−トの耐液
性に限界があり、液体用途には適用が困難等の問題があ
った。
【0006】一方、特開平4−31253号公報には瓶
等の容器の口部を密封する手段として、基材/仮接着材
/アルミ箔/シ−ル層の構成からなるパッキング材が提
案され、誘導加熱装置により電磁波を与えることによ
り、瓶口部とシ−ル層を接着し密封する方法が提案され
ている。しかしながら、酸素吸収機能付与については何
ら開示されていない。更に、単純に、従来の鉄粉系脱酸
素剤を上記パッキング材の内側へ固定しても、形態上商
品価値が小さいとの問題が挙げられた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のパッキングは、
上述のごとく、酸素吸収機能がなかったり酸素吸収機能
はもっていても、パッキング断面の酸素遮断性に問題が
あって、長期使用中の酸素吸収性能の保持性に欠けた
り、酸素吸収速度が小さく実用的でなかったり、液体用
途への耐液性に限界があったり、また、安全衛生性やパ
ッキング性にも劣り、このような従来技術には解決すべ
き課題が多く、必ずしも満足すべきものではなかった。
本発明の目的とするところは、上記従来技術の課題を解
決して、パッキング性、耐液性、安全衛生性に優れ、し
かも、高い酸素吸収性能を有し、製造容易性等に優れて
長期保存に対応可能で、品質保持用途に優れた性能を発
揮する蓋用パッキングを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記従来技
術の問題点に鑑み鋭意研究を行った結果、本発明を完成
するに至った。すなわち、本発明は、シ−ト状パッキン
グ材に、非通気性層、酸素透過係数が200cc・0.1 mm
/m2・day ・atm (23℃、100%RH)以上である
樹脂に水分の供給を受けて脱酸素反応を生起する脱酸素
剤組成物を粒状に分散してなる脱酸素樹脂層、酸素透過
度が100cc/m2・day ・atm (23℃、100%R
H)以上である樹脂層がこの順に配置積層されてなる容
器口部を密封するための酸素吸収機能を有する蓋用パッ
キングを提供するものである。さらに本発明は、上記の
蓋用パッキングにおいて、脱酸素樹脂層に脱酸素剤組成
物と共にアルカリ土類金属の酸化物を粒状に分散してな
る蓋用パッキングを提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において、パッキング基材
であるシ−ト状パッキング材には、通常容器のキャプ,
蓋等の裏面に装着されて使用されるパッキングの材料が
いずれも使用可能である。シ−ト状パッキング材を構成
する基材材質としては、例えば、板紙(表面処理品含
む),合成紙,不織布,シリコンゴム,ウレタンゴム,
等のゴム系材料、あるいは、軟質ポリエチレン,発泡ポ
リエチレン,発泡ポリプロピレン,発泡ポリスチレン,
発泡ポリウレタン,発泡塩化ビニル樹脂等のプラスチッ
ク材料が挙げられる。これらの中では、耐水性,発塵
性,積層する他の材料との加工性等を考慮すると、発泡
プラスチック材料が好ましく、発泡ポリエチレン,発泡
ポリプロピレンが最も好ましい。
【0010】パッキング材に積層接着する非通気性層
は、本発明の蓋用パッキングが容器密封に使用して良好
な酸素遮断性を有し、優れた脱酸素機能を発揮するため
には、実質的に非通気性のものである必要がある。具体
的には、酸素透過度が500cc/m2・day ・atm (23
℃、100%RH)以下、より好ましくは100cc/m2
・day ・atm (23℃、100%RH)以下のプラスチ
ックフィルムが好適に用いられる。
【0011】非通気性層に用いられるプラスチックフィ
ルムとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミ
ド類、ポリ塩化ビニリデン、エチレンビニルアルコ−ル
共重合体、ポリビニルアルコ−ル、ポリ塩化ビニリデン
コ−トフィルム、アルミ蒸着フィルム、アルミ箔、シリ
カ蒸着フィルム、他のフィルム単体または、パッキング
材との積層接着の為に、上記フィルムとポリエチレン,
EVA,アイオノマ−,EAA,EMMA,EEA,他
のポリオレフィン系樹フィルムを積層した複合フィル
ム、トリプルナイロン(オザキ軽化学製)、バリアロン
(旭化成製)他の各種共押出フィルムも好適に用いられ
る。
【0012】本願発明のパッキング加工性を考慮する
と、通気性シ−トとの接着面がポリオレフィン系樹脂で
あることが好ましく、エバ−ル(クラレ製),ナイロ
ン,ポリ塩化ビニリデン等の樹脂を間にしてポリオレフ
ィン系樹脂を両面に共押出したフィルムが好ましい。フ
ィルムの厚みは、酸素透過度、加工性、等により選択さ
れ、10〜100μmの範囲で使用される。また、本発
明においては、キャップとの密着性向上、カ−ル防止等
のため、シ−ト状パッキング材の両面に適宜選択される
プラスチックフィルムを積層することも好適に行うこと
ができる。
【0013】本発明における脱酸素層は、酸素透過係数
が200cc・0.1 mm/m2・day ・atm (23℃、100
%RH)以上である樹脂に水分の供給を受けて脱酸素反
応を生起する脱酸素剤組成物を粒状に分散してなる。こ
の脱酸素層に分散される脱酸素剤組成物としては、脱酸
素反応の主剤となる還元性物質に粒状物を選び粒状の主
剤の表面に触媒や助剤等の主剤以外の脱酸素剤組成物を
コ−ティングしたもの、または主剤の還元性物質他、全
ての脱酸素剤組成物を混合後造粒したものが好適に用い
られる。
【0014】脱酸素層に配合される脱酸素剤組成物とし
ては、鉄粉、アルミニウム粉等の金属粉や、第一鉄塩お
よび亜二チオン三塩等の無機塩類や、アスコルビン酸及
びその塩類や、カテコ−ルおよびグリセリン等の還元性
物質を主剤とするものが好ましい。この主剤は、脱酸素
剤組成物として他の成分と共に粒状物にして用いられ
る。この中でも特に、金属粉に、特許第1088514
号に開示される方法等で、ハロゲン化金属を表面に付着
させたもの、金属粉とハロゲン化金属、必要であればそ
の他の添加物をバインダ−等を用いて造粒したものが好
適に用いられる。
【0015】前記金属粉として鉄粉が好ましく、金属鉄
としては、前述した脱酸素反応をおこすことができ、熱
可塑性樹脂中に分散可能なものであれば、純度に特に制
限はなく、一部が既に酸化していても、他金属との合金
であってもよい。好適な例としては、還元鉄粉、噴霧鉄
粉、電解鉄粉等に代表される鉄粉が好ましい。また、粒
子状の金属鉄の場合には、これを熱可塑性樹脂中に分散
させ、層を形成するにあたり、その膜厚を薄くし、表面
を平滑にすることから、粒子の大きさは小さい方がよ
い。具体的には、平均粒径が200μm以下のものが好
ましく、50μm以下が特に好ましい。
【0016】ハロゲン化金属は、熱可塑性樹脂中で金属
鉄の酸素吸収反応に触媒的に作用するものであり、金属
としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、銅、亜
鉛、アルミニウム、スズ、鉄、コバルトおよびニッケル
からなる群から選ばれるすくなくとも一種が挙げられ
る。特に、リチウム、カリウム、ナトリウム、マグネシ
ウム、カルシウム、バリウム、鉄が好ましい。また、ハ
ロゲン化物としては、塩素化物、臭素化物、ヨウ素化物
が挙げられ、特に塩素化物が好ましい。ハロゲン化金属
の量は、金属鉄100重量部あたり、0.1〜20重量
部が好ましい。ハロゲン化金属の実質的に全量が金属鉄
に付着して、熱可塑性樹脂中に遊離しているハロゲン化
金属が殆どなく、ハロゲン化金属が有効に作用する際に
は、0.1〜5重量部で充分である。
【0017】上記ハロゲン化金属は、熱可塑性樹脂中で
金属鉄と容易に分離しない方法で添加することが好まし
い。例えば、ボ−ルミル、スピ−ドミル等を用いて、粉
砕且つ混合し、金属鉄表面にハロゲン化金属微粒子を付
着させる方法や、ハロゲン化金属水溶液と金属鉄を混合
乾燥して金属鉄表面にハロゲン化金属微粒子を付着させ
る方法等が特に好ましい。前記熱可塑性樹脂中で金属鉄
とハロゲン化金属が分離していないことを確認するに
は、電子線マイクロアナライザ−でとらえた金属鉄粒子
内に鉄とハロゲン化金属の構成元素がともに電位線像と
して存在すれば、目的は達成されたことになる。
【0018】脱酸素層を構成する樹脂に分散される粒子
状の脱酸素剤組成物の粒径は、平均粒径が2〜200μ
mであることが好ましく、5〜50μmであることがさ
らに好ましい。本発明において、酸素吸収反応に必要な
前成分を含有する粒子状の脱酸素剤組成物として樹脂に
分散させることにより、実用上充分な酸素吸収速度を得
ることが可能となる。
【0019】また、脱酸素層を構成する樹脂に脱酸素剤
組成物と共にアルカリ土類金属酸化物を分散させること
が好ましい。アルカリ土類金属酸化物としては酸化マグ
ネシウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、酸化
バリウムがあげられるが、入手のしやすさ、反応性から
酸化マグネシウム、酸化カルシウムが特に好ましい。こ
れらもまた微粒子状で用いるのが良く、平均粒径で2〜
200μmが好ましい。脱酸素層の酸素吸収性樹脂層の
層厚を薄くするためには金属鉄の粒径同等以下であるこ
とが好ましい。
【0020】本発明において、上記アルカリ土類金属酸
化物を同時に樹脂中へ分散させることにより、層形成加
工時の脱酸素剤組成物が含有する水分に起因する発泡現
象を防止し加工性を向上すると共に、最終製品の保存性
向上、水素発生の抑制、臭気抑制他の効果が得られる。
特に、脱酸素剤組成物として鉄粉にハロゲン化金属を付
着させる方式を採用する場合には、一般的に実施される
マスタ−バッチを乾燥させる手法では粒状の脱酸素剤組
成物が含有する水分を少なくすることが困難であり、フ
ィルム形成加工時の発泡現象を防止する手段として有効
である。特に、ハロゲン化金属が塩化カルシウム等の場
合、結晶水を含みフィルム化工程における高温下で結晶
水が遊離することが避けがたく有効な手段であることを
見出した。
【0021】脱酸素層を構成する熱可塑性樹脂としては
各種のポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポ
リメチルペンテン、ポリメチルメタクリレート、各種の
エチレン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリ
カーボネート、ポリエステル及びこれらの変性樹脂が単
独または混合物として使用できる。なかでも酸素透過性
に優れるものとして、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリブテン、ポリメチルペンテン、各種のエチレン共重
合体及びこれらの変性物が好ましい。
【0022】脱酸素層における脱酸素剤組成物の配合率
は、10〜80重量%であることが好ましく、20〜7
0重量%であることがより好ましい。配合率が低すぎる
と、酸素吸収性能が低下し、また高すぎると加工性が低
下する。また、アルカリ金属酸化物の含有率は、少なす
ぎると充分な発泡防止効果、保存性改良効果が得られ
ず、多すぎると使用時に酸素吸収性能に影響を及ぼすよ
うになるので、酸素吸収性樹脂組成物中0.1〜5wt
%が好ましい。
【0023】第2層の膜厚は、酸素吸収能力の設定やパ
ッキング性、加工性等を勘案して決定されるが、20〜
150μm,好ましくは20〜100μmであることが
望ましい。
【0024】熱可塑性樹脂への脱酸素剤組成物及びアル
カリ土類金属酸化物の混合は撹拌羽根型混合機、二軸押
出機等による混合、混練によって行うことができるが、
他の方法でも良い。また、予め脱酸素剤組成物、アルカ
リ土類金属酸化物を各々熱可塑性樹脂中に高濃度で分散
させておき、両者を単軸押出機等で必要により更に追加
の熱可塑性樹脂とともに混練押し出しするマスターバッ
チ方式をとることも可能である。
【0025】上記脱酸素層には、脱酸素剤組成物および
アルカリ土類金属酸化物の他にも、必要に応じて有機染
料や無機染料や顔料等の着色剤、シラン系、チタネート
系などの分散剤、ポリアクリル酸系化合物等の吸水剤、
クレー、マイカ、シリカ、でんぷん等の充填剤、ゼオラ
イト、活性炭等のガス吸収剤等を添加することもでき
る。
【0026】更に、脱酸素層と積層する樹脂層は、大き
な酸素吸収速度を得るために酸素透過度が100cc/m2
・day ・atm (23℃、100%RH)以上であること
が必要である。また、より好ましくは、その酸素透過度
が、200cc/m2・day ・atm (23℃、100%R
H)以上であることが望まれる。
【0027】この樹脂層は、容器口部との密着性、パッ
キング性等も考慮して選択される。樹脂層材料として
は、例えば、各種ホットメルト,各種のポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン、ポ
リメチルメタクリレート、各種のエチレン共重合体、及
びこれらの変性樹脂が単独または混合物として使用でき
る。なかでも酸素透過性に優れるものとして、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテ
ン、シリコンを含む各種のエチレン共重合体及びこれら
の変性物が好適に用いられる。また、厚さ等は、酸素透
過度、必要なシ−ル強度,容器材質との接着性を考慮し
て選択され、10〜70μm、より好ましくは10〜5
0μmの範囲が望ましい。更に、この樹脂層には脱酸素
層の脱酸素剤組成物に起因する色を隠蔽するために、必
要に応じて有機染料や無機染料や顔料等の着色剤等を添
加することが好ましい。
【0028】本発明の蓋用パッキングの製造方法として
は、種々の方法が採用可能であり、例えば、シ−ト状パ
ッキング材の片面に非通気性層、脱酸素層、樹脂層を順
次押出ラミネ−トして形成する方法が採用可能である。
その他、脱酸素層及びシ−ル層を共押し出しして形成し
たフィルムを、予めシ−ト状パッキング材に非通気性層
をラミネ−トしたものにポリエチレン等の接着層を押し
出しラミネ−トにより形成しつつ積層する方法も採用可
能である。どちらの方法であっても、積層シ−トの形成
には、公知の方法が適用でき、従来の樹脂加工に用いら
れている種々の手段を適用することが可能である。
【0029】本発明の蓋用パッキングの製造方法として
は、上記の通りシ−ト状パッキング材に非通気性層、脱
酸素層、樹脂層を積層してなるシ−ト状パッキング複合
材料を準備し、所望の寸法に打ち抜き加工して製造する
ことが出来る。また、上記蓋用パッキングの厚みは、酸
素吸収能力設定、加工性、及びパッキング性等から選定
され、0.2〜5mmの範囲で使用される。装填性,加
工性等から0.5〜3.0mmの厚さが好ましい。薄す
ぎるとパッキング性が劣り、厚すぎると加工性,装填性
に問題が生じる。
【0030】
【実施例】次に、実施例によりさらに詳細に説明する。
なお、本発明はこの実施例に限定されるものではない。 実施例1 50重量%径35μmの鉄粉を加熱ジャケット付き真空
混合乾燥機中に入れ、130℃、10mmHgの減圧下
で加熱乾燥しつつ、鉄粉100重量部に対し、塩化カル
シウム:塩化ナトリウム=0.5:0.5:2.5(重
量部)の割合で混合した混合水溶液を噴霧し、塩化カル
シウムと塩化ナトリウムとを鉄粉表面に付着させた粒状
の脱酸素剤組成物を得た。次に、45mmΦの同方向回
転二軸押出機にてポリエチレンと前記脱酸素剤組成物と
を、ポリエチレン:脱酸素剤組成物=2:3の重量比で
混練し、ブロワ付きネットベルトで冷却後、ペレタイザ
ーを経て、脱酸素剤組成物配合ペレットを得た。
【0031】次いで、第1および第2押し出し機、フィ
−ドブロック、Tダイ、冷却ロ−ル、フィルム引取機か
らなる2種2層共押しフィルム装置を用い、第1の押し
出し機に白色顔料添加ポリエチレンを、第2の押し出し
機に前記脱酸素剤組成物配合ペレットを用い、両者をそ
れぞれの押し出し機から押し出し、2層フィルムを得
た。発泡ポリエチレンからなるシ−ト状パッキング材
(厚さ1.5mm)の両面に厚さ30μmのトリプルナ
イロン(オザキ軽化学製)と重ね、熱ロ−ルでパッキン
グ材とトリプルナイロンとを積層接着した。このパッキ
ングと前記2層フィルムを脱酸素層側とポリエチレンの
押し出しラミネ−トにより積層接着した後、60mmΦ
の円形に打ち抜き酸素吸収機能を有する蓋用パッキング
を得た。この蓋用パッキングを脱酸素層側を内側にして
ガラス瓶用キャップの裏面に装填し、酸素吸収機能を有
するキャップを得た。
【0032】100cc容量のガラス瓶に天然果汁のオレ
ンジジュ−スを、ヘッドスペ−スが10ccとなる量充填
し、該キャップで嵌合し密封した。該オレンジジュ−ス
入りガラス瓶を、蛍光灯照射下(明度2000ルク
ス)、35℃下に保存して経日毎に瓶内のガス組成分析
をガスクロマトグラフィ−で実施すると共に、オレンジ
ジュ−スの変色状況の観察および官能試験により香りの
変化状況を試験した。その結果を、表1に示した。
【0033】実施例2 実施例1と同様の45mmΦの同方向回転二軸押出機に
て平均粒径20μmの酸化カルシウムとポリエチレンを
重量比50/50で混練し、酸化カルシウム配合ペレッ
トを得た。実施例1で得た脱酸素剤組成物配合ペレット
と酸化カルシウム配合ペレットを酸化カルシウム配合率
が2重量%となる割合でドライブレンドし、実施例1と
同様に共押しフィルム装置により脱酸素層/シ−ル層の
2層フィルムを作成した。その後、実施例1と同様の方
法でパッキングと積層接着する工程を経て、酸素吸収機
能を有する60mmΦのパッキングを作成し、同様の試
験に供した。その結果を、実施例1の結果と合わせ表1
に示した。
【0034】比較例1 実施例と同様のシ−ト状パッキング材のみで、60mm
Φの円形のパッキングを作成し、実施例と同様の実験を
行い、その結果を実施例1、実施例2の結果と合わせ
て、表1に示した。
【0035】比較例2 50wt%粒径35μmの鉄粉100重量部と塩化カルシ
ウム/塩化ナトリウム=1/1混合物1重量部をヘンシ
ェルミキサーにて混合し、脱酸素剤組成物を得た。この
ものを実施例1の粒状脱酸素剤組成物の代わりに用いた
他は実施例1と同様の方法にて脱酸素剤配合ペレット作
成、2層フィルム、パッキングとの積層接着を経て、酸
素吸収機能を有する60mmΦのパッキングを作成し、
同様の試験に供した。その結果を、実施例1、実施例
2、比較例1の結果と合わせて、表1に示した。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明の酸素吸収機能を有するパッキン
グは、特定の材料、かつ、特有の構成で構成されること
により、パッキング性、耐液性及び安全衛生性に優れ、
かつ、高い酸素吸収性能を有し、密封性に優れる為に長
期保存に対応可能な酸素吸収機能を有し、品質保持効果
を発揮するものである。そして、その形態もコンパクト
で薄く、蓋への装填性に優れ、しかも、製造に際しての
加工性にも優れ、その商用生産が容易なものとなってい
る。更に本発明では、粒状の脱酸素剤組成物を分散させ
た脱酸素層を用いたことにより、実用的な酸素吸収速度
を得ると共に製造加工段階での粉体等による汚染をなく
しつつ密封接着が可能としたと共に、シ−ル層構成によ
り錆など脱酸素剤成分の溶出が防止され、該蓋用パッキ
ングは安全衛生性に極めて優れる。上記から明らかなよ
うに、本発明によれば、ジュ−ス、酒、ワイン、他の液
体飲料、塩辛、佃煮、ジャム、マ−マレ−ド、サケフレ
−ク、他の高水分食品をはじめとする各種食品、あるい
は医薬品等を収納した保存容器の密封に使用して、酸素
により品質劣化し易く、また、微生物が繁殖して腐敗や
変質し易いこれらの物品の品質保持に、長期に渡ってそ
の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓋用パッキングの断面図
【図2】蓋用パッキングを使用して密封した容器の断面
【符号の説明】
1 蓋用パッキング 2 プラスチックフィルム 3 パッキング基材 4 脱酸素層 5 シ−ル層 6 キャップ 7 容器 8 内容物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シ−ト状パッキング材に、非通気性層、
    酸素透過係数が200cc・0.1 mm/m2・day ・atm (2
    3℃、100%RH)以上である樹脂に水分の供給を受
    けて脱酸素反応を生起する脱酸素剤組成物を粒状に分散
    してなる脱酸素樹脂層、酸素透過度が100cc/m2・da
    y ・atm (23℃、100%RH)以上である樹脂層が
    この順に配置積層されてなる容器口部を密封するための
    酸素吸収機能を有する蓋用パッキング。
  2. 【請求項2】 脱酸素樹脂層に脱酸素剤組成物と共にア
    ルカリ土類金属の酸化物を粒状に分散してなる請求項1
    記載の酸素吸収機能を有する蓋用パッキング。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000264360A (ja) * 1999-03-15 2000-09-26 Tsutsumi Yotaro 酸素吸収性容器蓋

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JP2000264360A (ja) * 1999-03-15 2000-09-26 Tsutsumi Yotaro 酸素吸収性容器蓋

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