JPH09183657A - 固体電解質 - Google Patents
固体電解質Info
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- JPH09183657A JPH09183657A JP7342746A JP34274695A JPH09183657A JP H09183657 A JPH09183657 A JP H09183657A JP 7342746 A JP7342746 A JP 7342746A JP 34274695 A JP34274695 A JP 34274695A JP H09183657 A JPH09183657 A JP H09183657A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 酸素欠陥の秩序−無秩序転移点の温度が
低く、転移に際して2.5桁以上の導電率の向上を示す
新規な酸素イオン伝導性固体電解質を提供する。 【解決手段】 組成が一般式:Ba3 M4 O9 (式中、
Mは、酸素6配位を仮定した場合のイオン半径が0.9
0〜0.97オングストロ−ムである3価の金属元素か
ら選ばれる一種又は二種以上の金属元素)で表され、そ
の結晶相が六方晶単一相である焼結体よりなる固体電解
質。
低く、転移に際して2.5桁以上の導電率の向上を示す
新規な酸素イオン伝導性固体電解質を提供する。 【解決手段】 組成が一般式:Ba3 M4 O9 (式中、
Mは、酸素6配位を仮定した場合のイオン半径が0.9
0〜0.97オングストロ−ムである3価の金属元素か
ら選ばれる一種又は二種以上の金属元素)で表され、そ
の結晶相が六方晶単一相である焼結体よりなる固体電解
質。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池用セル材
料、あるいは、温度又は酸素センサ等に用いられる酸素
イオン伝導性固体電解質に関するものである。
料、あるいは、温度又は酸素センサ等に用いられる酸素
イオン伝導性固体電解質に関するものである。
【0002】
【従来の技術】A2 B2 O5 の組成を有する化合物は、
ブラウンミラ−ライト(Ca2 Fe2 O5 )型の結晶構造
を有し、ブラウンミラ−ライト型化合物と呼ばれてい
る。この化合物はBサイトが3価の原子で構成されてお
り、ABO3 (Aサイトは2価、Bサイトは4価原子が
占める)で表されるペロブスカイト型化合物に比してB
サイトの原子価が低いことが特徴である。そのため、B
a2 In2 O5 やSr2Fe2 O5 等では、ある特定の
温度において、酸素欠陥の秩序−無秩序転移を生じ、そ
の温度以上では酸素欠陥が無秩序化して、欠陥ペロブス
カイト構造になることが知られている(S.Shin
and M.Yonemura,Mat.Res.Bu
ll.,vol.13,p.1017〜1021(19
78))。
ブラウンミラ−ライト(Ca2 Fe2 O5 )型の結晶構造
を有し、ブラウンミラ−ライト型化合物と呼ばれてい
る。この化合物はBサイトが3価の原子で構成されてお
り、ABO3 (Aサイトは2価、Bサイトは4価原子が
占める)で表されるペロブスカイト型化合物に比してB
サイトの原子価が低いことが特徴である。そのため、B
a2 In2 O5 やSr2Fe2 O5 等では、ある特定の
温度において、酸素欠陥の秩序−無秩序転移を生じ、そ
の温度以上では酸素欠陥が無秩序化して、欠陥ペロブス
カイト構造になることが知られている(S.Shin
and M.Yonemura,Mat.Res.Bu
ll.,vol.13,p.1017〜1021(19
78))。
【0003】一方、A3 B4 O9 型化合物(Aサイトは
2価,Bサイトは3価原子)は、A2 B2 O5 +AB2
O4 と分割表示できることからも分かるように、ブラウ
ンミラ−ライト型結晶構造(A2 B2 O5 )とCaFe
2 O4 型結晶構造を合わせ持つ化合物であることから、
ブラウンミラ−ライト関連化合物と呼ばれている。この
ブラウンミラ−ライト関連化合物は、常温では六方晶構
造を示し、Ba3 Y4 O9 等の化合物が知られている。
2価,Bサイトは3価原子)は、A2 B2 O5 +AB2
O4 と分割表示できることからも分かるように、ブラウ
ンミラ−ライト型結晶構造(A2 B2 O5 )とCaFe
2 O4 型結晶構造を合わせ持つ化合物であることから、
ブラウンミラ−ライト関連化合物と呼ばれている。この
ブラウンミラ−ライト関連化合物は、常温では六方晶構
造を示し、Ba3 Y4 O9 等の化合物が知られている。
【0004】ペロブスカイト型化合物では、酸素欠陥が
イオン伝導の担い手と考えられており、酸素欠陥の移動
度が大きく向上するとイオン伝導度も大きく向上する。
Ba2 In2 O5 は930℃程度に酸素欠陥の秩序−無
秩序転移点を有し、この温度よりも高い温度では酸素欠
陥が無秩序配列をして立方晶構造となり、イオン伝導率
が該転移点より低い温度におけるそれに比べて数十倍に
向上することが知られている。(J.B.Gooden
ough,J.E.Ruiz−Diag and Y.
S.Zhen, Solid State Ionic
s,44,p.21−31(1990)) しかしながら、このBa2 In2 O5 にしても、酸素欠
陥の秩序−無秩序転移点の温度が930℃と高く、燃料
電池用セル材料、温度又は酸素センサとして使用するた
めには、この酸素欠陥の秩序−無秩序転移の転移点がさ
らに低い材料の開発が望まれている。
イオン伝導の担い手と考えられており、酸素欠陥の移動
度が大きく向上するとイオン伝導度も大きく向上する。
Ba2 In2 O5 は930℃程度に酸素欠陥の秩序−無
秩序転移点を有し、この温度よりも高い温度では酸素欠
陥が無秩序配列をして立方晶構造となり、イオン伝導率
が該転移点より低い温度におけるそれに比べて数十倍に
向上することが知られている。(J.B.Gooden
ough,J.E.Ruiz−Diag and Y.
S.Zhen, Solid State Ionic
s,44,p.21−31(1990)) しかしながら、このBa2 In2 O5 にしても、酸素欠
陥の秩序−無秩序転移点の温度が930℃と高く、燃料
電池用セル材料、温度又は酸素センサとして使用するた
めには、この酸素欠陥の秩序−無秩序転移の転移点がさ
らに低い材料の開発が望まれている。
【0005】一方、従来報告されているSr2 Fe2 O
5 の酸素欠陥の秩序−無秩序転移点は、昇温時には、7
80℃、降温時には700℃であり、この転移点が70
0℃以上と高いばかりでなく、転移後のイオン伝導度も
転移前の状態に比して大きくは向上されないことが知ら
れている。
5 の酸素欠陥の秩序−無秩序転移点は、昇温時には、7
80℃、降温時には700℃であり、この転移点が70
0℃以上と高いばかりでなく、転移後のイオン伝導度も
転移前の状態に比して大きくは向上されないことが知ら
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、酸素欠陥の
秩序−無秩序転移点の温度が低く、かつ転移時の導電率
の向上が飛躍的に大きい新規な酸素イオン伝導性固体電
解質の提供を目的とするものである。
秩序−無秩序転移点の温度が低く、かつ転移時の導電率
の向上が飛躍的に大きい新規な酸素イオン伝導性固体電
解質の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の固体電解質は、
その組成が、一般式:Ba3 M4 O9 (式中、Mは、酸
素6配位を仮定した場合のイオン半径が0.90〜0.
97オングストロ−ムである3価の金属元素)であるブ
ラウンミラ−ライト関連化合物からなることを特徴とす
る固体電解質である。また、本発明の固体電解質は、そ
の組成が、一般式:Ba3 M4 O9 (式中、Mは、酸素
6配位を仮定した場合のイオン半径が0.90〜0.9
7オングストロ−ムである3価の金属元素)で表され、
その結晶相が六方晶単一相である焼結体よりなることを
特徴とする固体電解質である。なお、酸素6配位を仮定
した場合のイオン半径が0.90〜0.97オングスト
ロームである3価の金属元素Mは、単一の金属元素であ
っても良いし、二種以上の金属元素であっても良い。こ
の3価の金属元素Mとしては、ジスプロシウム、ガドリ
ニウム及びサマリウムからなる群から選ばれる一種又は
二種以上の金属元素であることが更に好ましい。
その組成が、一般式:Ba3 M4 O9 (式中、Mは、酸
素6配位を仮定した場合のイオン半径が0.90〜0.
97オングストロ−ムである3価の金属元素)であるブ
ラウンミラ−ライト関連化合物からなることを特徴とす
る固体電解質である。また、本発明の固体電解質は、そ
の組成が、一般式:Ba3 M4 O9 (式中、Mは、酸素
6配位を仮定した場合のイオン半径が0.90〜0.9
7オングストロ−ムである3価の金属元素)で表され、
その結晶相が六方晶単一相である焼結体よりなることを
特徴とする固体電解質である。なお、酸素6配位を仮定
した場合のイオン半径が0.90〜0.97オングスト
ロームである3価の金属元素Mは、単一の金属元素であ
っても良いし、二種以上の金属元素であっても良い。こ
の3価の金属元素Mとしては、ジスプロシウム、ガドリ
ニウム及びサマリウムからなる群から選ばれる一種又は
二種以上の金属元素であることが更に好ましい。
【0008】以下に本発明を詳細に説明する。
【0009】一般式:Ba3 M4 O9 中のMは、酸素6
配位を仮定した場合のイオン半径が、0.90〜0.9
7オングストロ−ムである3価の金属元素である。イオ
ン半径がこの範囲を下回ると、酸素欠陥の秩序−無秩序
転移による導電率の向上が小さくなり、特に、イオン半
径が0.86オングストロームを下回ると、酸素欠陥の
秩序−無秩序転移が現れなくなり、導電率の向上は認め
られなくなるので好ましくない。また、この範囲を上回
るイオン半径を有する3価の金属元素を用いると、Mの
イオン半径が大きすぎることから、Ba3 M4 O9 単一
相を作成することはできなくなり、固溶しきれないM元
素の酸化物が結晶粒界に析出し、導電率の著しい低下を
引き起こすため好ましくない。こうした条件を満たすM
元素の具体的な例としては、Dy(0.91),Tb
(0.92),Gd(0.94),Eu(0.95),
Bk(0.96),Sm(0.96)などがあげられる
が、取扱いの容易さなどから、Dy(0.91),Gd
(0.94),Sm(0.96)などを選択することが
好ましい(ここでカッコ内の数字は酸素6配位を仮定し
た場合のイオン半径(オングストローム単位)を表
す)。このMサイトに収納される3価の金属元素は、単
一の金属元素であっても良いし、二種以上の金属元素よ
りなり、それらがランダムに配置されて酸化物固溶体を
形成しているものであっても良い。
配位を仮定した場合のイオン半径が、0.90〜0.9
7オングストロ−ムである3価の金属元素である。イオ
ン半径がこの範囲を下回ると、酸素欠陥の秩序−無秩序
転移による導電率の向上が小さくなり、特に、イオン半
径が0.86オングストロームを下回ると、酸素欠陥の
秩序−無秩序転移が現れなくなり、導電率の向上は認め
られなくなるので好ましくない。また、この範囲を上回
るイオン半径を有する3価の金属元素を用いると、Mの
イオン半径が大きすぎることから、Ba3 M4 O9 単一
相を作成することはできなくなり、固溶しきれないM元
素の酸化物が結晶粒界に析出し、導電率の著しい低下を
引き起こすため好ましくない。こうした条件を満たすM
元素の具体的な例としては、Dy(0.91),Tb
(0.92),Gd(0.94),Eu(0.95),
Bk(0.96),Sm(0.96)などがあげられる
が、取扱いの容易さなどから、Dy(0.91),Gd
(0.94),Sm(0.96)などを選択することが
好ましい(ここでカッコ内の数字は酸素6配位を仮定し
た場合のイオン半径(オングストローム単位)を表
す)。このMサイトに収納される3価の金属元素は、単
一の金属元素であっても良いし、二種以上の金属元素よ
りなり、それらがランダムに配置されて酸化物固溶体を
形成しているものであっても良い。
【0010】Mとして上記のイオン半径を有する3価の
金属元素を用い、上記の組成を有するブラウンミラ−ラ
イト関連化合物からなる固体電解質とすることにより、
すなわち、Mとして上記のイオン半径を有する3価の金
属元素を用い、上記の組成を有し、その結晶相が六方晶
単一相である焼結体からなる固体電解質とすることによ
り、350℃付近の低い温度において導電率の飛躍的な
向上を示す高イオン伝導体の作製が可能となる。
金属元素を用い、上記の組成を有するブラウンミラ−ラ
イト関連化合物からなる固体電解質とすることにより、
すなわち、Mとして上記のイオン半径を有する3価の金
属元素を用い、上記の組成を有し、その結晶相が六方晶
単一相である焼結体からなる固体電解質とすることによ
り、350℃付近の低い温度において導電率の飛躍的な
向上を示す高イオン伝導体の作製が可能となる。
【0011】本発明の固体電解質の合成方法には特に制
限はなく、原料粉末として酸化物を用いて乾式及び湿式
混合により混合したのち焼成する方法、原料として無機
塩の水溶液を使用し沈澱剤としてシュウ酸などを用いる
ことによりシュウ酸塩として沈澱物を作製し、この沈澱
を濾過、乾燥したのち焼成する方法や、原料としてアル
コキシド溶液を使用し、液相混合したのち、加水分解反
応により沈澱を作製し、この沈澱を濾過、乾燥したのち
焼成する方法などを用いて合成することができる。
限はなく、原料粉末として酸化物を用いて乾式及び湿式
混合により混合したのち焼成する方法、原料として無機
塩の水溶液を使用し沈澱剤としてシュウ酸などを用いる
ことによりシュウ酸塩として沈澱物を作製し、この沈澱
を濾過、乾燥したのち焼成する方法や、原料としてアル
コキシド溶液を使用し、液相混合したのち、加水分解反
応により沈澱を作製し、この沈澱を濾過、乾燥したのち
焼成する方法などを用いて合成することができる。
【0012】
【作用】本発明の効果発現の機構については、未だ十分
には解明されていないが、Ba3 M4 O9 のMサイトに
酸素6配位を仮定した場合のイオン半径が0.90〜
0.97オングストロ−ムである3価の金属元素を用い
ることにより、結晶に大きな歪みが導入され、結果とし
て結晶構造中の酸素イオンの通過可能な空間がひろが
り、Ba2 In2 O5 などに見られる酸素欠陥の秩序−
無秩序転移点が800℃付近から350℃付近へと低温
化するのみならず、この際に2.5桁以上導電率が向上
する結果が現れたものと考えられる。
には解明されていないが、Ba3 M4 O9 のMサイトに
酸素6配位を仮定した場合のイオン半径が0.90〜
0.97オングストロ−ムである3価の金属元素を用い
ることにより、結晶に大きな歪みが導入され、結果とし
て結晶構造中の酸素イオンの通過可能な空間がひろが
り、Ba2 In2 O5 などに見られる酸素欠陥の秩序−
無秩序転移点が800℃付近から350℃付近へと低温
化するのみならず、この際に2.5桁以上導電率が向上
する結果が現れたものと考えられる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、酸
素欠陥の秩序−無秩序転移点の温度が低く、かつ転移時
の導電率の向上が飛躍的に大きい新規な酸素イオン伝導
性固体電解質を得ることが可能となる。
素欠陥の秩序−無秩序転移点の温度が低く、かつ転移時
の導電率の向上が飛躍的に大きい新規な酸素イオン伝導
性固体電解質を得ることが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0015】(実施例1)市販の炭酸バリウム(BaC
O3 )粉末(キシダ化学製)59.2gと、市販の酸化
ジスプロシウム(Dy2 O3 )粉末(関東化学製)7
4.6gとを、エタノール中でボールミルを用いて十分
に混合したのち、1000℃で、1時間大気中で仮焼し
た。得られた粉末を500kg/cm2 の静水圧により
成形した後、1400℃で5時間焼成して焼結体を作製
した。生成物の結晶相は、焼結体を粉末状に粉砕したの
ち、X線回折試験(CuKα線)を行うことにより同定
した。
O3 )粉末(キシダ化学製)59.2gと、市販の酸化
ジスプロシウム(Dy2 O3 )粉末(関東化学製)7
4.6gとを、エタノール中でボールミルを用いて十分
に混合したのち、1000℃で、1時間大気中で仮焼し
た。得られた粉末を500kg/cm2 の静水圧により
成形した後、1400℃で5時間焼成して焼結体を作製
した。生成物の結晶相は、焼結体を粉末状に粉砕したの
ち、X線回折試験(CuKα線)を行うことにより同定
した。
【0016】M元素のイオン半径と得られた焼結体の組
成とその結晶構造の関係を表1に示す。
成とその結晶構造の関係を表1に示す。
【0017】得られた焼結体に、800℃において電極
の焼き付け処理を施すことにより白金電極を形成し、交
流2端子法によりその複素インピ−ダンスを測定して、
下記の式によりそのイオン伝導度を算出した。
の焼き付け処理を施すことにより白金電極を形成し、交
流2端子法によりその複素インピ−ダンスを測定して、
下記の式によりそのイオン伝導度を算出した。
【0018】イオン伝導度:logσ=log{Zco
sθ/(d・S-1)} ここで、σは伝導度(イオン伝導度はこの値を対数とし
て示す)、Zはインピ−ダンス、θはおくれ角、dはペ
レットの厚み、Sはペレット上の白金電極面積をそれぞ
れ表す。
sθ/(d・S-1)} ここで、σは伝導度(イオン伝導度はこの値を対数とし
て示す)、Zはインピ−ダンス、θはおくれ角、dはペ
レットの厚み、Sはペレット上の白金電極面積をそれぞ
れ表す。
【0019】得られた焼結体の200℃から500℃ま
でのイオン伝導度の値を表2に示す。
でのイオン伝導度の値を表2に示す。
【0020】(実施例2)市販の炭酸バリウム(BaC
O3 )粉末(キシダ化学製)59.2gと、市販の酸化
ガドリニウム(Gd2 O3 )粉末(関東化学製)14
5.0gとを用いたこと以外は全て実施例1と同様にし
て焼結体を作製し、実施例1と同様に生成物の結晶相を
X線回折試験(CuKα線)を行うことにより同定し
た。M元素のイオン半径と得られた焼結体の組成とその
結晶構造の関係を表1に示す。
O3 )粉末(キシダ化学製)59.2gと、市販の酸化
ガドリニウム(Gd2 O3 )粉末(関東化学製)14
5.0gとを用いたこと以外は全て実施例1と同様にし
て焼結体を作製し、実施例1と同様に生成物の結晶相を
X線回折試験(CuKα線)を行うことにより同定し
た。M元素のイオン半径と得られた焼結体の組成とその
結晶構造の関係を表1に示す。
【0021】また、実施例1と同様にして、得られた焼
結体のイオン伝導度を算出した。得られた焼結体の20
0℃から500℃までのイオン伝導度の値を表2に示
す。
結体のイオン伝導度を算出した。得られた焼結体の20
0℃から500℃までのイオン伝導度の値を表2に示
す。
【0022】(実施例3)市販の炭酸バリウム(BaC
O3 )粉末(キシダ化学製)59.2gと、市販の酸化
サマリウム(Sm2 O3 )粉末(関東化学製)69.8
gとを用いたこと以外は全て実施例1と同様にして焼結
体を作製し、実施例1と同様に生成物の結晶相をX線回
折試験(CuKα線)を行うことにより同定した。M元
素のイオン半径と得られた焼結体の組成とその結晶構造
の関係を表1に示す。
O3 )粉末(キシダ化学製)59.2gと、市販の酸化
サマリウム(Sm2 O3 )粉末(関東化学製)69.8
gとを用いたこと以外は全て実施例1と同様にして焼結
体を作製し、実施例1と同様に生成物の結晶相をX線回
折試験(CuKα線)を行うことにより同定した。M元
素のイオン半径と得られた焼結体の組成とその結晶構造
の関係を表1に示す。
【0023】また、実施例1と同様にして、得られた焼
結体のイオン伝導度を算出した。得られた焼結体の20
0℃から500℃までのイオン伝導度の値を表2に示
す。
結体のイオン伝導度を算出した。得られた焼結体の20
0℃から500℃までのイオン伝導度の値を表2に示
す。
【0024】(実施例4)市販の炭酸バリウム(BaC
O3 )粉末(キシダ化学製)59.2gと、市販の酸化
ガドリニウム(Gd2 O3 )粉末(関東化学製)36.
3g及び市販の酸化サマリウム(Sm2 O3 )粉末(関
東化学製)34.9gの3種の原料粉末を混合して用い
たこと以外は全て実施例1と同様にして焼結体を作製
し、実施例1と同様に生成物の結晶相をX線回折試験
(CuKα線)を行うことにより同定した。得られた焼
結体の組成とその結晶構造を表1に示す。
O3 )粉末(キシダ化学製)59.2gと、市販の酸化
ガドリニウム(Gd2 O3 )粉末(関東化学製)36.
3g及び市販の酸化サマリウム(Sm2 O3 )粉末(関
東化学製)34.9gの3種の原料粉末を混合して用い
たこと以外は全て実施例1と同様にして焼結体を作製
し、実施例1と同様に生成物の結晶相をX線回折試験
(CuKα線)を行うことにより同定した。得られた焼
結体の組成とその結晶構造を表1に示す。
【0025】また、実施例1と同様にして、得られた焼
結体のイオン伝導度を算出した。得られた焼結体の20
0℃から500℃までのイオン伝導度の値を表2に示
す。
結体のイオン伝導度を算出した。得られた焼結体の20
0℃から500℃までのイオン伝導度の値を表2に示
す。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】(比較例1〜3)市販の炭酸バリウム(B
aCO3 )粉末(キシダ化学製)59.2gと市販の酸
化イッテルビウム(Yb2 O3 )粉末(関東化学製)7
8.8g(比較例1)、市販の炭酸バリウム(BaCO
3 )粉末(キシダ化学製)59.2gと市販の酸化イッ
トリウム(Y2 O3 )粉末(関東化学製)45.2g
(比較例2)、市販の炭酸バリウム(BaCO3 )粉末
(キシダ化学製)59.2gと市販の酸化エルビウム
(Er2 O3 )粉末(関東化学製)76.5g(比較例
3)とをそれぞれ用いたこと以外は全て実施例1と同様
にして焼結体を作製し、実施例1と同様に生成物の結晶
相をX線回折試験(CuKα線)を行うことにより同定
した。M元素のイオン半径と得られた焼結体の組成とそ
の結晶構造の関係を表3に示す。
aCO3 )粉末(キシダ化学製)59.2gと市販の酸
化イッテルビウム(Yb2 O3 )粉末(関東化学製)7
8.8g(比較例1)、市販の炭酸バリウム(BaCO
3 )粉末(キシダ化学製)59.2gと市販の酸化イッ
トリウム(Y2 O3 )粉末(関東化学製)45.2g
(比較例2)、市販の炭酸バリウム(BaCO3 )粉末
(キシダ化学製)59.2gと市販の酸化エルビウム
(Er2 O3 )粉末(関東化学製)76.5g(比較例
3)とをそれぞれ用いたこと以外は全て実施例1と同様
にして焼結体を作製し、実施例1と同様に生成物の結晶
相をX線回折試験(CuKα線)を行うことにより同定
した。M元素のイオン半径と得られた焼結体の組成とそ
の結晶構造の関係を表3に示す。
【0029】また、実施例1と同様にして、得られた焼
結体のイオン伝導度を算出した。得られた焼結体の20
0℃から500℃までのイオン伝導度の値を表4に示
す。
結体のイオン伝導度を算出した。得られた焼結体の20
0℃から500℃までのイオン伝導度の値を表4に示
す。
【0030】(比較例4、比較例5)市販の炭酸バリウ
ム(BaCO3 )粉末(キシダ化学製)59.2gと市
販の酸化ネオジウム(Nd2 O3 )粉末(関東化学製)
67.3g(比較例4)、市販の炭酸バリウム(BaC
O3 )粉末(キシダ化学製)59.2gと市販の酸化ラ
ンタン(La2 O3 )粉末(関東化学製)65.2g
(比較例5)とをそれぞれ用いたこと以外は全て実施例
1と同様にして焼結体を作製し、実施例1と同様に生成
物の結晶相をX線回折試験(CuKα線)を行うことに
より同定することを試みた。
ム(BaCO3 )粉末(キシダ化学製)59.2gと市
販の酸化ネオジウム(Nd2 O3 )粉末(関東化学製)
67.3g(比較例4)、市販の炭酸バリウム(BaC
O3 )粉末(キシダ化学製)59.2gと市販の酸化ラ
ンタン(La2 O3 )粉末(関東化学製)65.2g
(比較例5)とをそれぞれ用いたこと以外は全て実施例
1と同様にして焼結体を作製し、実施例1と同様に生成
物の結晶相をX線回折試験(CuKα線)を行うことに
より同定することを試みた。
【0031】M元素のイオン半径と得られた焼結体の組
成とその結晶構造の関係を表3に示す。
成とその結晶構造の関係を表3に示す。
【0032】本比較例4及び比較例5においては、同定
できない未知相が現れた。この結晶相は恐らく、Bax
My OZ (x,yおよびzは実数,MはNd又はLa)
系化合物であると推察される。また、炭酸バリウムと酸
化ネオジム又は炭酸バリウムと酸化ランタンの残存が認
められた。
できない未知相が現れた。この結晶相は恐らく、Bax
My OZ (x,yおよびzは実数,MはNd又はLa)
系化合物であると推察される。また、炭酸バリウムと酸
化ネオジム又は炭酸バリウムと酸化ランタンの残存が認
められた。
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】表2及び表4に示された結果より、実施例
1〜3の化合物では、350℃付近の酸素欠陥の秩序−
無秩序転移点を境に、導電率が2.5桁以上向上するの
に対して、比較例2及び比較例3の化合物では、導電率
の向上は1桁程度にとどまり、比較例1の化合物におい
ては、もはや、飛躍的な導電率の向上は認められないこ
とが分かる。
1〜3の化合物では、350℃付近の酸素欠陥の秩序−
無秩序転移点を境に、導電率が2.5桁以上向上するの
に対して、比較例2及び比較例3の化合物では、導電率
の向上は1桁程度にとどまり、比較例1の化合物におい
ては、もはや、飛躍的な導電率の向上は認められないこ
とが分かる。
Claims (3)
- 【請求項1】 組成が一般式:Ba3 M4 O9 (式中、
Mは、酸素6配位を仮定した場合のイオン半径が0.9
0〜0.97オングストロ−ムである3価の金属元素か
ら選ばれる一種又は二種以上の金属元素)であるブラウ
ンミラ−ライト関連化合物からなることを特徴とする固
体電解質。 - 【請求項2】 組成が一般式:Ba3 M4 O9 (式中、
Mは、酸素6配位を仮定した場合のイオン半径が0.9
0〜0.97オングストロ−ムである3価の金属元素か
ら選ばれる一種又は二種以上の金属元素)で表され、そ
の結晶相が六方晶単一相である焼結体よりなることを特
徴とする固体電解質。 - 【請求項3】 Mがジスプロシウム、ガドリニウム及び
サマリウムからなる群から選ばれる一種又は二種以上の
金属元素であることを特徴とする請求項1又は2に記載
の固体電解質。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7342746A JPH09183657A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 固体電解質 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7342746A JPH09183657A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 固体電解質 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09183657A true JPH09183657A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=18356177
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7342746A Pending JPH09183657A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 固体電解質 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09183657A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110372382A (zh) * | 2019-07-15 | 2019-10-25 | 惠州学院 | 一种Ba3Gd4O9的制备方法 |
| JP2020070203A (ja) * | 2018-10-30 | 2020-05-07 | 学校法人神奈川大学 | 酸水酸化物及びその製造方法、プロトン伝導体、並びに触媒担体 |
| JPWO2020153485A1 (ja) * | 2019-01-24 | 2020-07-30 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP7342746A patent/JPH09183657A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020070203A (ja) * | 2018-10-30 | 2020-05-07 | 学校法人神奈川大学 | 酸水酸化物及びその製造方法、プロトン伝導体、並びに触媒担体 |
| JPWO2020153485A1 (ja) * | 2019-01-24 | 2020-07-30 | ||
| US12586804B2 (en) | 2019-01-24 | 2026-03-24 | Institute Of Science Tokyo | Solid electrolyte, electrolyte layer and battery |
| CN110372382A (zh) * | 2019-07-15 | 2019-10-25 | 惠州学院 | 一种Ba3Gd4O9的制备方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050530 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050614 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051220 |