JPH09184221A - 木造建物及び内壁パネル - Google Patents
木造建物及び内壁パネルInfo
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- JPH09184221A JPH09184221A JP35411195A JP35411195A JPH09184221A JP H09184221 A JPH09184221 A JP H09184221A JP 35411195 A JP35411195 A JP 35411195A JP 35411195 A JP35411195 A JP 35411195A JP H09184221 A JPH09184221 A JP H09184221A
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内壁パネルの改良によって木造建物の耐震性
と防火性との両方を向上することができ、また壁材の他
に断熱材を用意したり、この断熱材を取付けたりするこ
とを省略することができる。 【課題解決手段】 木造建物に用いられる内壁パネル4
0は、符号44で示され耐震性を付与する合板等の剛性
がある構造強化ボードと、符号48で示され防火性を付
与する石膏ボード等の防火性ボードとを接着剤46で接
着して形成される。構造強化ボードは、必要に応じて、
空気閉じ込み孔50又は空気閉じ込み空間50Aを有す
る。
と防火性との両方を向上することができ、また壁材の他
に断熱材を用意したり、この断熱材を取付けたりするこ
とを省略することができる。 【課題解決手段】 木造建物に用いられる内壁パネル4
0は、符号44で示され耐震性を付与する合板等の剛性
がある構造強化ボードと、符号48で示され防火性を付
与する石膏ボード等の防火性ボードとを接着剤46で接
着して形成される。構造強化ボードは、必要に応じて、
空気閉じ込み孔50又は空気閉じ込み空間50Aを有す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改良された内壁を
有する木造建物及びこの木造建物に用いられる内壁パネ
ルに関するものである。
有する木造建物及びこの木造建物に用いられる内壁パネ
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、木造建物は、隣り合う柱又は間
柱の間の空間に配置された断熱材と、この断熱材の外側
に配置され下地材又は胴縁を介して取付けられた外壁材
と、断熱材の内側に配置されて間柱等に固定して取付け
られた内壁材とから成っている。必要に応じて、外壁材
と断熱材との間又は内壁材と断熱材との間には防湿シー
トが配置されている。内壁材は、通常、柱又は間柱の間
に固定されたラス下地材等の下地材とこの下地材の上に
取付けられた内装仕上げ材とから成っている。
柱の間の空間に配置された断熱材と、この断熱材の外側
に配置され下地材又は胴縁を介して取付けられた外壁材
と、断熱材の内側に配置されて間柱等に固定して取付け
られた内壁材とから成っている。必要に応じて、外壁材
と断熱材との間又は内壁材と断熱材との間には防湿シー
トが配置されている。内壁材は、通常、柱又は間柱の間
に固定されたラス下地材等の下地材とこの下地材の上に
取付けられた内装仕上げ材とから成っている。
【0003】この従来技術の木造建物は、隣り合う柱又
は間柱の間で内外の壁材で挟まれた空間に配置された断
熱材で建物の内外を断熱し、また内壁材は、下地材を釘
打ちした後、その上にクロス等の内装仕上げ材を貼り付
け等によって取付けているだけであるため、建物の防火
性及び耐震性が乏しい欠点があった。内壁材が防火性に
優れた材料から成っていると、建物の耐震性が低く、ま
た内壁材が耐震性の高い材料から成っていると、防火性
が低くなり、建物の耐震性と防火性との両方を向上する
ことができる内壁材を備えることができなかった。
は間柱の間で内外の壁材で挟まれた空間に配置された断
熱材で建物の内外を断熱し、また内壁材は、下地材を釘
打ちした後、その上にクロス等の内装仕上げ材を貼り付
け等によって取付けているだけであるため、建物の防火
性及び耐震性が乏しい欠点があった。内壁材が防火性に
優れた材料から成っていると、建物の耐震性が低く、ま
た内壁材が耐震性の高い材料から成っていると、防火性
が低くなり、建物の耐震性と防火性との両方を向上する
ことができる内壁材を備えることができなかった。
【0004】また、従来技術の木造建物は、隣り合う柱
又は間柱の間に断熱材を配置して建物の内外を断熱して
いたので、内外の壁材を取付ける前に、断熱材を挿入す
る作業が必ず必要となり、従って材料費及び工事費が高
価となる欠点があった。
又は間柱の間に断熱材を配置して建物の内外を断熱して
いたので、内外の壁材を取付ける前に、断熱材を挿入す
る作業が必ず必要となり、従って材料費及び工事費が高
価となる欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明が解決
しようとする1つの課題は、建物の耐震性と防火性との
両方を向上することができる内壁を備えた木造建物及び
木造建物用内壁パネルを提供することにある。
しようとする1つの課題は、建物の耐震性と防火性との
両方を向上することができる内壁を備えた木造建物及び
木造建物用内壁パネルを提供することにある。
【0006】本発明が解決しようとする他の課題は、壁
材の他に断熱材を用意したり、この断熱材を取付けたり
することを省略することができ、従って材料費及び工事
費を安価にすることができる木造建物及び木造建物用内
壁パネルを提供することにある。
材の他に断熱材を用意したり、この断熱材を取付けたり
することを省略することができ、従って材料費及び工事
費を安価にすることができる木造建物及び木造建物用内
壁パネルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の課題解決
手段は、建物の内側に取付けられる内壁パネルを備えた
木造建物において、内壁パネルは、構造強化ボード外側
部材とこの構造強化ボード外側部材の内面に一体に接着
された防火性ボード内側部材とから成っていることを特
徴とする木造建物を提供することにある。このような内
壁パネルは、出入り口又は窓を除く建物の全周に設置す
ることができるが、少なくとも建物の隅に設置するだけ
でも有効である。この内壁パネルが建物の全周に設置さ
れた場合には、内壁パネルが断熱材を兼ねることができ
るので、柱又は間柱の間に設置される断熱材を省略する
ことができるが、もちろんこれらの間に断熱材を配置す
ることができる。
手段は、建物の内側に取付けられる内壁パネルを備えた
木造建物において、内壁パネルは、構造強化ボード外側
部材とこの構造強化ボード外側部材の内面に一体に接着
された防火性ボード内側部材とから成っていることを特
徴とする木造建物を提供することにある。このような内
壁パネルは、出入り口又は窓を除く建物の全周に設置す
ることができるが、少なくとも建物の隅に設置するだけ
でも有効である。この内壁パネルが建物の全周に設置さ
れた場合には、内壁パネルが断熱材を兼ねることができ
るので、柱又は間柱の間に設置される断熱材を省略する
ことができるが、もちろんこれらの間に断熱材を配置す
ることができる。
【0008】本発明の第2の課題解決手段は、第1の課
題解決手段による木造建物であって、構造強化ボード外
側部材は、合板、樹脂固化パルプ材、樹脂固化木材チッ
プ、繊維強化プラスチック等の構造強化材料から成って
いることを特徴とする木造建物を提供することにある。
題解決手段による木造建物であって、構造強化ボード外
側部材は、合板、樹脂固化パルプ材、樹脂固化木材チッ
プ、繊維強化プラスチック等の構造強化材料から成って
いることを特徴とする木造建物を提供することにある。
【0009】本発明の第3の課題解決手段は、第1又は
第2の課題解決手段による木造建物であって、防火性ボ
ード内側部材は、石綿板等の不燃材料、石膏ボード等の
準不燃材料あるいは難燃薬剤が塗布又は含浸された合板
又はプラスチック材料等の難燃材料から成っていること
を特徴とする木造建物を提供することにある。
第2の課題解決手段による木造建物であって、防火性ボ
ード内側部材は、石綿板等の不燃材料、石膏ボード等の
準不燃材料あるいは難燃薬剤が塗布又は含浸された合板
又はプラスチック材料等の難燃材料から成っていること
を特徴とする木造建物を提供することにある。
【0010】本発明の第4の課題解決手段は、第1乃至
第3の課題解決手段のいずれかによる木造建物であっ
て、構造強化ボード外側部材は、その内部に空気が滞留
する複数の空気閉じ込み孔又は空間を有することを特徴
とする木造建物を提供することにある。
第3の課題解決手段のいずれかによる木造建物であっ
て、構造強化ボード外側部材は、その内部に空気が滞留
する複数の空気閉じ込み孔又は空間を有することを特徴
とする木造建物を提供することにある。
【0011】本発明の第5の課題解決手段は、構造強化
ボード外側部材とこの構造強化ボード外側部材の内面に
一体に接着された防火性ボード内側部材とから成ってい
ることを特徴とする木造建物用内壁パネルを提供するこ
とにある。
ボード外側部材とこの構造強化ボード外側部材の内面に
一体に接着された防火性ボード内側部材とから成ってい
ることを特徴とする木造建物用内壁パネルを提供するこ
とにある。
【0012】本発明の第6の課題解決手段は、第5の課
題解決手段による木造建物用内壁パネルであって、構造
強化ボード外部部材は、合板、樹脂固化パルプ材、樹脂
固化木材チップ、繊維強化プラスチック等の構造強化材
料から成っていることを特徴とする木造建物用内壁パネ
ルを提供することにある。
題解決手段による木造建物用内壁パネルであって、構造
強化ボード外部部材は、合板、樹脂固化パルプ材、樹脂
固化木材チップ、繊維強化プラスチック等の構造強化材
料から成っていることを特徴とする木造建物用内壁パネ
ルを提供することにある。
【0013】本発明の第7の課題解決手段は、第5又は
第6の課題解決手段による木造建物用内壁パネルであっ
て、防火性ボード部材は、石綿板等の不燃材料、石膏ボ
ード等の準不燃材料又は難燃薬剤が塗布又は含浸された
合板又はプラスチック材料等の難燃材料から成っている
ことを特徴とする木造建物用内壁パネルを提供すること
にある。
第6の課題解決手段による木造建物用内壁パネルであっ
て、防火性ボード部材は、石綿板等の不燃材料、石膏ボ
ード等の準不燃材料又は難燃薬剤が塗布又は含浸された
合板又はプラスチック材料等の難燃材料から成っている
ことを特徴とする木造建物用内壁パネルを提供すること
にある。
【0014】本発明の第8の課題解決手段は、第5乃至
第7の課題解決手段のいずれかによる木造建物用内壁パ
ネルであって、構造強化ボード外側部材は、その内部に
空気が滞留する複数の空気閉じ込み孔又は空間を有する
ことを特徴とする木造建物用内壁パネルを提供すること
にある。
第7の課題解決手段のいずれかによる木造建物用内壁パ
ネルであって、構造強化ボード外側部材は、その内部に
空気が滞留する複数の空気閉じ込み孔又は空間を有する
ことを特徴とする木造建物用内壁パネルを提供すること
にある。
【0015】このように、内壁パネルが構造強化ボード
外側部材とこの構造強化ボード外側部材の内面に一体に
接着された防火性ボード内側部材とから成っていると、
内壁パネルは、構造強化ボード部材によって耐震性が付
与されると同時に防火性ボード部材によって防火性が付
与され、従って木造建物に内壁パネルを取付けるのみで
耐震性と防火性とを同時に付与することができる。
外側部材とこの構造強化ボード外側部材の内面に一体に
接着された防火性ボード内側部材とから成っていると、
内壁パネルは、構造強化ボード部材によって耐震性が付
与されると同時に防火性ボード部材によって防火性が付
与され、従って木造建物に内壁パネルを取付けるのみで
耐震性と防火性とを同時に付与することができる。
【0016】また、構造強化ボード外側部材がその内部
に空気が滞留する複数の空気閉じ込み孔又は空間を有す
ると、これらの複数の空気閉じ込み孔又は空間が構造強
化ボード外側部材に断熱作用を付与し、防火性ボード部
材の断熱性と相まって内壁パネルの断熱作用を向上し、
断熱材がなくても建物の断熱性を充分に維持することが
できる。
に空気が滞留する複数の空気閉じ込み孔又は空間を有す
ると、これらの複数の空気閉じ込み孔又は空間が構造強
化ボード外側部材に断熱作用を付与し、防火性ボード部
材の断熱性と相まって内壁パネルの断熱作用を向上し、
断熱材がなくても建物の断熱性を充分に維持することが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面を参照して
詳細に述べると、図1は本発明に係る木造建物10の1
つの形態を示し、この図示の形態の木造建物10は、隣
り合う柱12と間柱12A又は隣り合う間柱12A相互
に跨がってその外側に配置され後に述べる下地材又は胴
縁を介して取付けられた外壁材14と、隣り合う柱12
と間柱12A又は隣り合う間柱12A相互に跨がってそ
の内側に配置されて取付けられた内壁材16とから成っ
ている。図1及び図2の形態では、外壁材14及び内壁
材16の隅部は、便宜的に、一体であるのが示されてい
るが、実際には、通常別体で相あって互に接合するよう
に取付けられているが、もちろん一体であってもよい。
詳細に述べると、図1は本発明に係る木造建物10の1
つの形態を示し、この図示の形態の木造建物10は、隣
り合う柱12と間柱12A又は隣り合う間柱12A相互
に跨がってその外側に配置され後に述べる下地材又は胴
縁を介して取付けられた外壁材14と、隣り合う柱12
と間柱12A又は隣り合う間柱12A相互に跨がってそ
の内側に配置されて取付けられた内壁材16とから成っ
ている。図1及び図2の形態では、外壁材14及び内壁
材16の隅部は、便宜的に、一体であるのが示されてい
るが、実際には、通常別体で相あって互に接合するよう
に取付けられているが、もちろん一体であってもよい。
【0018】図示の形態では、木造建物10は、図1の
上向きを北向きとすると、東側に出入り口18があり、
南側と西側に窓20、20’があり、それ以外の部分は
閉じられているのが示されている。柱12は、4隅と出
入り口18又は窓20、20’の両側と北側の中間に2
ケ所設けられ、また間柱12Aは、出入り口18及び窓
20、20’を除き柱12の両側に設けられている。
上向きを北向きとすると、東側に出入り口18があり、
南側と西側に窓20、20’があり、それ以外の部分は
閉じられているのが示されている。柱12は、4隅と出
入り口18又は窓20、20’の両側と北側の中間に2
ケ所設けられ、また間柱12Aは、出入り口18及び窓
20、20’を除き柱12の両側に設けられている。
【0019】図2に示すように、外壁材14は、柱12
と間柱12A又は間柱12A相互の間に固定された下地
材22を介して釘打ち等によって取付けられるが、この
外壁材14は、例えば、図3、図4及び図5に示すよう
に、内面に縦溝24を有し、中間に空気滞留用の多数の
空気閉じ込み孔26を有し、外側に縦方向に延び上下が
開口する縦孔28を有する一体の外壁パネル30から成
っている。このような外壁パネル30は、例えば、本発
明者が発明し出願した特開平7−127152号公報に
開示されているので、その詳細な説明は省略するが、以
下にその作用のみを簡単に述べる。
と間柱12A又は間柱12A相互の間に固定された下地
材22を介して釘打ち等によって取付けられるが、この
外壁材14は、例えば、図3、図4及び図5に示すよう
に、内面に縦溝24を有し、中間に空気滞留用の多数の
空気閉じ込み孔26を有し、外側に縦方向に延び上下が
開口する縦孔28を有する一体の外壁パネル30から成
っている。このような外壁パネル30は、例えば、本発
明者が発明し出願した特開平7−127152号公報に
開示されているので、その詳細な説明は省略するが、以
下にその作用のみを簡単に述べる。
【0020】縦溝24は、下地材22の外側に設けられ
た防湿性シート38との間で内側空気対流通路32を形
成し、縦孔28は外側空気対流通路34を形成し、また
中間の空気閉じ込み孔26は、空気滞留部36を形成し
ている。空気滞留部36は、内外の空気対流通路32、
34内の空気が相互に熱的に干渉するのを遮断し、外部
空気対流通路34は、その中の空気が外面の輻射熱を吸
収しこの輻射熱を対流作用によって外部に排出し、内部
空気対流通路32は、外部温度によって影響を受けるの
を防止して室内を外気の影響から遮断する作用を有して
いる。中間の空気閉じ込み孔26及び縦孔28は、例え
ば、この空気閉じ込み孔26又は縦孔28を二分するよ
うな半孔又は縦溝を表面に有する2つの板材を貼り合わ
せて形成することができる。
た防湿性シート38との間で内側空気対流通路32を形
成し、縦孔28は外側空気対流通路34を形成し、また
中間の空気閉じ込み孔26は、空気滞留部36を形成し
ている。空気滞留部36は、内外の空気対流通路32、
34内の空気が相互に熱的に干渉するのを遮断し、外部
空気対流通路34は、その中の空気が外面の輻射熱を吸
収しこの輻射熱を対流作用によって外部に排出し、内部
空気対流通路32は、外部温度によって影響を受けるの
を防止して室内を外気の影響から遮断する作用を有して
いる。中間の空気閉じ込み孔26及び縦孔28は、例え
ば、この空気閉じ込み孔26又は縦孔28を二分するよ
うな半孔又は縦溝を表面に有する2つの板材を貼り合わ
せて形成することができる。
【0021】既に述べたように、図示の形態では、防湿
性シート38が下地材22と外壁パネル30との間に設
けられており、この防湿性シート38は、室内から外壁
材14に向けて湿気を透過することができるが、逆に室
外から室内に向けて湿気を透過することがないアスファ
ルトフェルト(ルーフィング)等の材料から作られてい
る。尚、図3において、符号13は、間柱12A相互の
間に設けられた桁を示す。
性シート38が下地材22と外壁パネル30との間に設
けられており、この防湿性シート38は、室内から外壁
材14に向けて湿気を透過することができるが、逆に室
外から室内に向けて湿気を透過することがないアスファ
ルトフェルト(ルーフィング)等の材料から作られてい
る。尚、図3において、符号13は、間柱12A相互の
間に設けられた桁を示す。
【0022】内壁材16は、図1乃至図3に示すよう
に、柱12と間柱12Aとの間又は間柱12A相互の間
に跨がって取付けられた内壁パネル40と、この内壁パ
ネル40の内面に貼り付けられたクロス又は化粧板等の
内装仕上げ材42とから成っている。
に、柱12と間柱12Aとの間又は間柱12A相互の間
に跨がって取付けられた内壁パネル40と、この内壁パ
ネル40の内面に貼り付けられたクロス又は化粧板等の
内装仕上げ材42とから成っている。
【0023】内壁パネル40は、図6に示すように、構
造強化ボード外側部材44と、この構造強化ボード外側
部材44の内面に接着剤46によって一体に接着された
防火性ボード内側部材48とから成っている。構造強化
ボード外側部材44は、例えば、コンクリート型枠パネ
ルに用いられるような合板(通常コンクリート型枠パネ
ルト称されている)、パルプ材又は木材チップを樹脂で
固化して形成された樹脂固化パルプ材又は樹脂固化木材
チップ、繊維強化プラスチック等の剛性を有する構造強
化材料から作られている。一方、防火性ボード内側部材
48は、石綿板等の不燃材料、石膏ボード等の準不燃材
料、あるいは難燃薬剤が塗布又は含浸された合板又はプ
ラスチック材料等の難燃材料から作られている。経済性
を考慮すると、構造強化ボード外側部材44である合板
と防火性ボード内側部材48である石膏ボードとを接着
剤46で貼り合わせたものが好ましい。
造強化ボード外側部材44と、この構造強化ボード外側
部材44の内面に接着剤46によって一体に接着された
防火性ボード内側部材48とから成っている。構造強化
ボード外側部材44は、例えば、コンクリート型枠パネ
ルに用いられるような合板(通常コンクリート型枠パネ
ルト称されている)、パルプ材又は木材チップを樹脂で
固化して形成された樹脂固化パルプ材又は樹脂固化木材
チップ、繊維強化プラスチック等の剛性を有する構造強
化材料から作られている。一方、防火性ボード内側部材
48は、石綿板等の不燃材料、石膏ボード等の準不燃材
料、あるいは難燃薬剤が塗布又は含浸された合板又はプ
ラスチック材料等の難燃材料から作られている。経済性
を考慮すると、構造強化ボード外側部材44である合板
と防火性ボード内側部材48である石膏ボードとを接着
剤46で貼り合わせたものが好ましい。
【0024】このように、内壁パネル40が構造強化ボ
ード外側部材44とこの構造強化ボード外側部材44の
内面に一体に接着された防火性ボード内側部材48とか
ら成っていると、内壁パネル40は、構造強化ボード部
材44の剛性によって耐震性が付与されると同時に防火
性ボード部材48の不燃性、準不燃性又は難燃性によっ
て防火性が付与される。従って、木造建物10に内壁パ
ネル40を取付けるのみで耐震性と防火性とを同時に付
与することができる。また、防火性ボード部材48を構
成する不燃材料、準不燃材料及び難燃材料は、断熱性を
合わせて有することが多く、この防火性ボード部材は、
内壁パネル40に断熱性を付与することができる。
ード外側部材44とこの構造強化ボード外側部材44の
内面に一体に接着された防火性ボード内側部材48とか
ら成っていると、内壁パネル40は、構造強化ボード部
材44の剛性によって耐震性が付与されると同時に防火
性ボード部材48の不燃性、準不燃性又は難燃性によっ
て防火性が付与される。従って、木造建物10に内壁パ
ネル40を取付けるのみで耐震性と防火性とを同時に付
与することができる。また、防火性ボード部材48を構
成する不燃材料、準不燃材料及び難燃材料は、断熱性を
合わせて有することが多く、この防火性ボード部材は、
内壁パネル40に断熱性を付与することができる。
【0025】図示の形態では、図1に示すように、内壁
パネル40は、木造建物10の出入り口18及び窓2
0、20’を除く全周に取付けられており、先に述べた
ように、内壁パネル40の防火性ボード内側部材48が
断熱作用を有するので、図1に示すように、柱12又は
間柱12Aの間で内外の壁材14、16の間に通常配置
される断熱材を省略することができるが、断熱材を組み
込んでもよいことはもちろんである。尚、断熱材を省略
した場合、内外の壁材14、16間の空間は、内外の壁
材14、16間で空気が対流する空気対流通路15を形
成し、これらの壁材14、16間の熱遮断作用を促進す
る。
パネル40は、木造建物10の出入り口18及び窓2
0、20’を除く全周に取付けられており、先に述べた
ように、内壁パネル40の防火性ボード内側部材48が
断熱作用を有するので、図1に示すように、柱12又は
間柱12Aの間で内外の壁材14、16の間に通常配置
される断熱材を省略することができるが、断熱材を組み
込んでもよいことはもちろんである。尚、断熱材を省略
した場合、内外の壁材14、16間の空間は、内外の壁
材14、16間で空気が対流する空気対流通路15を形
成し、これらの壁材14、16間の熱遮断作用を促進す
る。
【0026】内壁パネル40の変形された形態が図7
(A)乃至(C)に示されている。これらの変形された
内壁パネル40は、構造強化ボード外側部材44の内部
に空気が滞留する複数の空気閉じ込み孔50又は空間5
0Aを有する。図7(A)の構造強化ボード外側部材4
4は、防火性ボード内側部材48に接する面に多数のへ
こみ44aを有し、これらのへこみ44aが防火性ボー
ド内側部材48によって閉じられて空気閉じ込み空間5
0Aを形成している。図7(B)の構造強化ボード外側
部材44は、相対する面に半球状のへこみ44b、44
cを有する2つのボード半部44B、44Cが接着等に
よって接合されてこれらのへこみ44b、44cが相互
に補完されて空気閉じ込み孔50を形成している。また
図7(C)の構造強化ボード外側部材44は、多数の空
気閉じ込み孔50を有する発泡プラスチックボード44
Dと構造強化ボード本体44Eとを相互に接着して形成
されている。
(A)乃至(C)に示されている。これらの変形された
内壁パネル40は、構造強化ボード外側部材44の内部
に空気が滞留する複数の空気閉じ込み孔50又は空間5
0Aを有する。図7(A)の構造強化ボード外側部材4
4は、防火性ボード内側部材48に接する面に多数のへ
こみ44aを有し、これらのへこみ44aが防火性ボー
ド内側部材48によって閉じられて空気閉じ込み空間5
0Aを形成している。図7(B)の構造強化ボード外側
部材44は、相対する面に半球状のへこみ44b、44
cを有する2つのボード半部44B、44Cが接着等に
よって接合されてこれらのへこみ44b、44cが相互
に補完されて空気閉じ込み孔50を形成している。また
図7(C)の構造強化ボード外側部材44は、多数の空
気閉じ込み孔50を有する発泡プラスチックボード44
Dと構造強化ボード本体44Eとを相互に接着して形成
されている。
【0027】このように、構造強化ボード外側部材44
がその内部に空気が滞留する複数の空気閉じ込み孔50
又は空間50Aを有すると、これらの複数の空気閉じ込
み孔50又は空間50Aが構造強化ボード外側部材44
に断熱作用を付与し、防火性ボード内側部材48の断熱
性と相まって内壁パネル40の断熱作用を一層向上し、
断熱材がなくても建物の断熱性を充分に維持することが
できる。
がその内部に空気が滞留する複数の空気閉じ込み孔50
又は空間50Aを有すると、これらの複数の空気閉じ込
み孔50又は空間50Aが構造強化ボード外側部材44
に断熱作用を付与し、防火性ボード内側部材48の断熱
性と相まって内壁パネル40の断熱作用を一層向上し、
断熱材がなくても建物の断熱性を充分に維持することが
できる。
【0028】図1の形態では、内壁パネル40は、出入
り口18又は窓20、20’を除く木造建物10の全周
に設置しているが、図8に示すように、木造建物10の
少なくとも隅に設置するのみでもよい。この場合には、
図8に示すように、内壁パネル40が取付けられない部
分には従来技術と同様の図示しない下地材を介して内装
仕上げ材52が貼り付けられ、またこの下地材の内側に
は断熱材54が配置される。
り口18又は窓20、20’を除く木造建物10の全周
に設置しているが、図8に示すように、木造建物10の
少なくとも隅に設置するのみでもよい。この場合には、
図8に示すように、内壁パネル40が取付けられない部
分には従来技術と同様の図示しない下地材を介して内装
仕上げ材52が貼り付けられ、またこの下地材の内側に
は断熱材54が配置される。
【0029】木造建物10は、特に四隅で高い耐震性が
要求される上に四隅に厨房等の火気を扱う設備が設置さ
れることが多く、従って、図8に示すように、木造建物
10の四隅に図1の内壁材16に用いられたのと同じ構
造の内壁パネル40を用いるのみで木造建物全体の耐震
性と防火性とを向上することができる。
要求される上に四隅に厨房等の火気を扱う設備が設置さ
れることが多く、従って、図8に示すように、木造建物
10の四隅に図1の内壁材16に用いられたのと同じ構
造の内壁パネル40を用いるのみで木造建物全体の耐震
性と防火性とを向上することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、内壁パ
ネルが構造強化ボード外側部材とこの構造強化ボード外
側部材の内面に一体に接着された防火性ボード内側部材
とから成っているので、内壁パネルは、構造強化ボード
部材によって耐震性が付与されると同時に防火性ボード
部材によって防火性が付与され、従って木造建物に内壁
パネルを取付けるのみで耐震性と防火性とを同時に付与
することができる。
ネルが構造強化ボード外側部材とこの構造強化ボード外
側部材の内面に一体に接着された防火性ボード内側部材
とから成っているので、内壁パネルは、構造強化ボード
部材によって耐震性が付与されると同時に防火性ボード
部材によって防火性が付与され、従って木造建物に内壁
パネルを取付けるのみで耐震性と防火性とを同時に付与
することができる。
【0031】また、構造強化ボード外側部材は、その内
部に空気が滞留する複数の空気閉じ込み孔又は空間を有
するので、これらの複数の空気閉じ込み孔又は空間が構
造強化ボード外側部材に断熱作用を付与し、防火性ボー
ド部材の断熱性と相まって内壁パネルの断熱作用を向上
し、断熱材がなくても建物の断熱性を充分に維持するこ
とができる。
部に空気が滞留する複数の空気閉じ込み孔又は空間を有
するので、これらの複数の空気閉じ込み孔又は空間が構
造強化ボード外側部材に断熱作用を付与し、防火性ボー
ド部材の断熱性と相まって内壁パネルの断熱作用を向上
し、断熱材がなくても建物の断熱性を充分に維持するこ
とができる。
【図1】本発明に係る木造建物の1つの形態の水平断面
図である。
図である。
【図2】図1の木造建物の1つの隅部の拡大水平断面図
である。
である。
【図3】図1の木造建物の一部の壁部分の切り口を拡大
して示す斜視図である。
して示す斜視図である。
【図4】図1の木造建物に用いられる外壁材の外壁パネ
ルの一部の垂直断面図である。
ルの一部の垂直断面図である。
【図5】図4の外壁パネルの水平断面図である。
【図6】図1の木造建物に用いられる内壁材の内壁パネ
ルの一部の拡大水平断面図である。
ルの一部の拡大水平断面図である。
【図7】図1の木造建物に用いられる内壁材の内壁パネ
ルの幾つかの変形例を示し、同図(A)は内壁パネルの
第1の変形例の拡大水平断面図、同図(B)は内壁パネ
ルの第2の変形例の拡大水平断面図、同図(C)は内壁
パネルの第3の変形例の拡大水平断面図である。
ルの幾つかの変形例を示し、同図(A)は内壁パネルの
第1の変形例の拡大水平断面図、同図(B)は内壁パネ
ルの第2の変形例の拡大水平断面図、同図(C)は内壁
パネルの第3の変形例の拡大水平断面図である。
【図8】本発明に係る木造建物の他の形態の一部の水平
断面図である。
断面図である。
10 木造建物 12 柱 12A 間柱 14 外壁材 15 空気対流通路 16 内壁材 18 出入り口 20 窓 20’ 窓 22 下地材 24 縦溝 26 空気閉じ込み孔 28 縦孔 30 外壁パネル 32 内側空気対流通路 34 外側空気対流通路 36 空気滞留部 38 防湿性シート 40 内壁パネル 42 内装仕上げ材 44 構造強化ボード外側部材 44B ボード半部 44C ボード半部 44D 発砲プラスチック 44E 構造強化ボード本体 44a へこみ 44b へこみ 44c へこみ 46 接着剤 48 防火性ボード内側部材 50 空気閉じ込み孔 50A 空気閉じ込み空間 52 内装仕上げ材 54 断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 611 E04B 2/56 611C 622 622C 644 644D 644H 645 645C 645G 1/94 1/94 L
Claims (8)
- 【請求項1】 建物の内側に取付けられる内壁パネルを
備えた木造建物において、前記内壁パネルは、構造強化
ボード外側部材と前記構造強化ボード外側部材の内面に
一体に接着された防火性ボード内側部材とから成ってい
ることを特徴とする木造建物。 - 【請求項2】 請求項1に記載の木造建物であって、前
記構造強化ボード外側部材は合板、樹脂固化パルプ材、
樹脂固化木材チップ、繊維強化プラスチック等の構造強
化材料から成っていることを特徴とする木造建物。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の木造建物
であって、前記防火性ボード内側部材は、石綿板等の不
燃材料、石膏ボード等の準不燃材料又は難燃薬剤が塗布
又は含浸された合板又はプラスチック材料等の難燃材料
から成っていることを特徴とする木造建物。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
の木造建物であって、前記構造強化ボード外側部材は、
その内部に空気が滞留する複数の空気閉じ込み孔又は空
間を有することを特徴とする木造建物。 - 【請求項5】 構造強化ボード外側部材と前記構造強化
ボード外側部材の内面に一体に接着された防火性ボード
内側部材とから成っていることを特徴とする木造建物用
内壁パネル。 - 【請求項6】 請求項5に記載の木造建物用内壁パネル
であって、前記構造強化ボード外部部材は合板、樹脂固
化パルプ材、樹脂固化木材チップ、繊維強化プラスチッ
ク等の構造強化材料から成っていることを特徴とする木
造建物用内壁パネル。 - 【請求項7】 請求項5又は請求項6に記載の木造建物
用内壁パネルであって、前記防火性ボード部材は、石綿
板等の不燃材料、石膏ボード等の準不燃材料又は難燃薬
剤が塗布又は含浸された合板又はプラスチック材料等の
難燃材料から成っていることを特徴とする木造建物用内
壁パネル。 - 【請求項8】 請求項5乃至請求項7のいずれかに記載
の木造建物用内壁パネルであって、前記構造強化ボード
外側部材は、その内部に空気が滞留する複数の空気閉じ
込み孔又は空間を有することを特徴とする木造建物用内
壁パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35411195A JPH09184221A (ja) | 1995-12-30 | 1995-12-30 | 木造建物及び内壁パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35411195A JPH09184221A (ja) | 1995-12-30 | 1995-12-30 | 木造建物及び内壁パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09184221A true JPH09184221A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=18435371
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35411195A Pending JPH09184221A (ja) | 1995-12-30 | 1995-12-30 | 木造建物及び内壁パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09184221A (ja) |
-
1995
- 1995-12-30 JP JP35411195A patent/JPH09184221A/ja active Pending
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