JPH09185073A - 液晶素子及びその製造方法 - Google Patents
液晶素子及びその製造方法Info
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- JPH09185073A JPH09185073A JP35412795A JP35412795A JPH09185073A JP H09185073 A JPH09185073 A JP H09185073A JP 35412795 A JP35412795 A JP 35412795A JP 35412795 A JP35412795 A JP 35412795A JP H09185073 A JPH09185073 A JP H09185073A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】透明電極のエッジ部でのテーパー領域で発生し
ていた不適正電界強度を招く液晶の配向乱れを抑制す
る。 【解決手段】透明電極7のエッジ部7aでのテーパー領
域7bの幅をw、その膜厚をdとした時に、0≦w/d
≦2/3となるように、透明電極7をアモルファスのI
TO膜を弱酸のエッチング液でエッチング処理して形成
することにより、0≦w/d≦2/3を満足するような
急崚なテーパー領域7bを有する透明電極7が形成さ
れ、不適正電界強度を招く液晶の配向乱れが抑制され
る。
ていた不適正電界強度を招く液晶の配向乱れを抑制す
る。 【解決手段】透明電極7のエッジ部7aでのテーパー領
域7bの幅をw、その膜厚をdとした時に、0≦w/d
≦2/3となるように、透明電極7をアモルファスのI
TO膜を弱酸のエッチング液でエッチング処理して形成
することにより、0≦w/d≦2/3を満足するような
急崚なテーパー領域7bを有する透明電極7が形成さ
れ、不適正電界強度を招く液晶の配向乱れが抑制され
る。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶素子及び液晶
素子の製造方法に係り、詳しくは透明電極のエッジ部の
形状を改善して表示品位の向上を図れるようにした液晶
素子及び液晶素子の製造方法に関する。
素子の製造方法に係り、詳しくは透明電極のエッジ部の
形状を改善して表示品位の向上を図れるようにした液晶
素子及び液晶素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、強誘電性液晶分子の屈折率異
方性を利用して偏向表示装置との組み合わせによって透
過光線を制御する方式の液晶素子が、クラーク(Clar
k)、 及びラガーウオル(Lagerwall)らにより提案されて
いる(例えば、特開昭56−107216号公報、米国
特許第4367924号等)。
方性を利用して偏向表示装置との組み合わせによって透
過光線を制御する方式の液晶素子が、クラーク(Clar
k)、 及びラガーウオル(Lagerwall)らにより提案されて
いる(例えば、特開昭56−107216号公報、米国
特許第4367924号等)。
【0003】強誘電性液晶は、一般に特定の温度域にお
いてカイラルメクチックC相(SmC* )、又はH相
(SmH* )を有し、この状態において、印加される電
界に応答して第1の光学的安定状態と第2の光学的安定
状態のいずれかを取り、且つ電界の印加のないときはそ
の状態を維持する性質、即ち双安定性を有し、また、電
界の変化に対する応答も速やかであり、高速、並びに記
憶型の表示素子としての広い利用が期待されている。
いてカイラルメクチックC相(SmC* )、又はH相
(SmH* )を有し、この状態において、印加される電
界に応答して第1の光学的安定状態と第2の光学的安定
状態のいずれかを取り、且つ電界の印加のないときはそ
の状態を維持する性質、即ち双安定性を有し、また、電
界の変化に対する応答も速やかであり、高速、並びに記
憶型の表示素子としての広い利用が期待されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した強
誘電性液晶を用いた液晶素子は、STN型の液晶素子と
極似した構造を採るが、大きく異なる点は、透明電極を
形成した対向する一対の基板間の隙間(セルギャップ)
が1μm程度と極めて狭いことである。
誘電性液晶を用いた液晶素子は、STN型の液晶素子と
極似した構造を採るが、大きく異なる点は、透明電極を
形成した対向する一対の基板間の隙間(セルギャップ)
が1μm程度と極めて狭いことである。
【0005】更に、現状では応答速度を早める方向で透
明電極間への駆動電圧も20V位と従来の駆動電圧より
高く、結果的に1桁位高い電界強度が液晶分子に加わっ
て駆動される。
明電極間への駆動電圧も20V位と従来の駆動電圧より
高く、結果的に1桁位高い電界強度が液晶分子に加わっ
て駆動される。
【0006】このため、従来では大きな問題にならなか
った透明電極のエッジ部の形状によって表示品位に影響
が現れる。
った透明電極のエッジ部の形状によって表示品位に影響
が現れる。
【0007】即ち、図5に示すように、強誘電性液晶1
00がその間に注入される一対のガラス基板101,1
02に、スパッタ法で成膜されたITO膜をフォトリソ
法によってエッチング処理して透明電極103,104
を形成した時、従来は、強酸のエッチング液を用いるこ
とにより、一般に透明電極103のエッジ部104aで
のテーパー領域104bの幅wが、その膜厚dと同程度
かそれより大きくなっている。例えば、膜厚dが100
0〜1500Å程度の時に、テーパー領域104bの幅
wは2000〜3000Å程度である。尚、透明電極1
03側は図示されていないが、透明電極103にも同様
のエッジ部とテーパー領域が形成されている。
00がその間に注入される一対のガラス基板101,1
02に、スパッタ法で成膜されたITO膜をフォトリソ
法によってエッチング処理して透明電極103,104
を形成した時、従来は、強酸のエッチング液を用いるこ
とにより、一般に透明電極103のエッジ部104aで
のテーパー領域104bの幅wが、その膜厚dと同程度
かそれより大きくなっている。例えば、膜厚dが100
0〜1500Å程度の時に、テーパー領域104bの幅
wは2000〜3000Å程度である。尚、透明電極1
03側は図示されていないが、透明電極103にも同様
のエッジ部とテーパー領域が形成されている。
【0008】このため、透明電極103,104間に電
界が印加されると、透明電極103,104によって形
成される画素の表示領域内から電界強度が徐々に弱まり
ながら不均一に加わる領域が存在する。この領域部分
は、本来の表示部分に適正な電界強度が印加された時、
不適正な電界強度となっている。
界が印加されると、透明電極103,104によって形
成される画素の表示領域内から電界強度が徐々に弱まり
ながら不均一に加わる領域が存在する。この領域部分
は、本来の表示部分に適正な電界強度が印加された時、
不適正な電界強度となっている。
【0009】例えば、図5において、透明電極103,
104間のギャップGが1μm、透明電極104の膜厚
dが0.1μmとした場合、そのエッジ部104aのテ
ーパー領域104bでの範囲では、駆動電圧が20Vの
時に電界強度は20〜18v/μmとなり、強誘電性液
晶100の駆動において必要な電界強度に対して約10
%以下の電界しか印加されない部分となる。
104間のギャップGが1μm、透明電極104の膜厚
dが0.1μmとした場合、そのエッジ部104aのテ
ーパー領域104bでの範囲では、駆動電圧が20Vの
時に電界強度は20〜18v/μmとなり、強誘電性液
晶100の駆動において必要な電界強度に対して約10
%以下の電界しか印加されない部分となる。
【0010】この場合、透明電極103,104の各画
素間における液晶分子配向状態の双安定方向のうち不特
定領域でそれぞれの安定方向を保持した領域が存在し、
外観上では偏光板(図示省略)を介して黒と白の領域を
示す。
素間における液晶分子配向状態の双安定方向のうち不特
定領域でそれぞれの安定方向を保持した領域が存在し、
外観上では偏光板(図示省略)を介して黒と白の領域を
示す。
【0011】そして、この画素間での2つの配向状態で
駆動電圧を上げていくと、図6に示すように、マトリク
ス状に配置にされた透明電極103,104の黒い領域
105から画素106内に走査信号に同期した反転しな
い領域107が成長し、事実上の表示品位を欠落させて
しまう。この表示品位が欠落しない限界電圧値までを駆
動マージンとして、実使用上の大きな特性として重要と
なる。
駆動電圧を上げていくと、図6に示すように、マトリク
ス状に配置にされた透明電極103,104の黒い領域
105から画素106内に走査信号に同期した反転しな
い領域107が成長し、事実上の表示品位を欠落させて
しまう。この表示品位が欠落しない限界電圧値までを駆
動マージンとして、実使用上の大きな特性として重要と
なる。
【0012】即ち、この各画素106間の一部配向領域
を、透明電極103,104のテーパー領域にて延長さ
れた領域から駆動時に画素106内に引っ込みやすくな
り、結果的に上述した駆動マージンが狭くなってしまう
という問題があった。
を、透明電極103,104のテーパー領域にて延長さ
れた領域から駆動時に画素106内に引っ込みやすくな
り、結果的に上述した駆動マージンが狭くなってしまう
という問題があった。
【0013】そこで、本発明は、駆動マージンを広くし
て表示品位の向上を図ることができる液晶素子及び液晶
素子の製造方法を提供することを目的とする。
て表示品位の向上を図ることができる液晶素子及び液晶
素子の製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、互いに対向するように配置さ
れた一対の基板と、前記基板にそれぞれ形成された透明
電極と、前記一対の基板間に挟持された液晶とを有する
液晶素子において、前記透明電極のエッジ部でのテーパ
ー領域の幅をw、その膜厚をdとした時に、0≦w/d
≦2/3となるように前記透明電極のテーパー領域を形
成したことを特徴としている。
みなされたものであって、互いに対向するように配置さ
れた一対の基板と、前記基板にそれぞれ形成された透明
電極と、前記一対の基板間に挟持された液晶とを有する
液晶素子において、前記透明電極のエッジ部でのテーパ
ー領域の幅をw、その膜厚をdとした時に、0≦w/d
≦2/3となるように前記透明電極のテーパー領域を形
成したことを特徴としている。
【0015】また、前記透明電極は、前記基板上に成膜
されたアモルファスからなるITO膜をフォトリソ法に
より弱酸のエッチング液でエッチング処理して形成され
ることを特徴としている。
されたアモルファスからなるITO膜をフォトリソ法に
より弱酸のエッチング液でエッチング処理して形成され
ることを特徴としている。
【0016】また、前記ITO膜はスパッタ法により成
膜されることを特徴としている。
膜されることを特徴としている。
【0017】また、前記ITO膜の前記基板上へのスパ
ッタ法による成膜温度は、スパッタ時の基板温度で80
℃以下で、均一なアモルファスITO膜を得るために
は、基板温度で0℃以上で50℃以下にするのが好まし
い。
ッタ法による成膜温度は、スパッタ時の基板温度で80
℃以下で、均一なアモルファスITO膜を得るために
は、基板温度で0℃以上で50℃以下にするのが好まし
い。
【0018】また、液晶がその間に注入される一対の基
板に、それぞれ透明電極を形成する工程を少なくとも有
する液晶素子の製造方法において、前記基板上にアモル
ファスからなるITO膜を成膜し、前記ITO膜をフォ
トリソ法により弱酸のエッチング液でエッチング処理し
て透明電極を、該透明電極のエッジ部でのテーパー領域
の幅をw、その膜厚をdとした時に、0≦w/d≦2/
3となるようにパターニングすることを特徴としてい
る。
板に、それぞれ透明電極を形成する工程を少なくとも有
する液晶素子の製造方法において、前記基板上にアモル
ファスからなるITO膜を成膜し、前記ITO膜をフォ
トリソ法により弱酸のエッチング液でエッチング処理し
て透明電極を、該透明電極のエッジ部でのテーパー領域
の幅をw、その膜厚をdとした時に、0≦w/d≦2/
3となるようにパターニングすることを特徴としてい
る。
【0019】本発明では、上述したプロセスにより得ら
れた基板の透明電極(ITO膜)上に絶縁層、配向膜等
を形成し、かかる電極付基板と同様に形成した他方の電
極付基板とを対向して貼り合わせて、液晶を注入するこ
とにより液晶素子が得られる。尚、上述した透明電極
(ITO膜)のパターンに、このパターン形成以後の工
程において、必要に応じてアニーリング処理を施し、透
過性等の特性を最適な状態とすることができる。
れた基板の透明電極(ITO膜)上に絶縁層、配向膜等
を形成し、かかる電極付基板と同様に形成した他方の電
極付基板とを対向して貼り合わせて、液晶を注入するこ
とにより液晶素子が得られる。尚、上述した透明電極
(ITO膜)のパターンに、このパターン形成以後の工
程において、必要に応じてアニーリング処理を施し、透
過性等の特性を最適な状態とすることができる。
【0020】(作用)本願発明者らは、上述した透明電
極のエッジ部でのテーパー領域の幅wと、その膜厚dと
の関係を研究した結果、0≦w/d≦2/3となるよう
に透明電極のテーパー領域を形成することにより、透明
電極間に電界を印加して液晶を駆動させた時に、透明電
極のエッジ部でのテーパー領域で発生していた不適正電
界強度を招く液晶の配向乱れを抑制できることを実験的
に見い出した。
極のエッジ部でのテーパー領域の幅wと、その膜厚dと
の関係を研究した結果、0≦w/d≦2/3となるよう
に透明電極のテーパー領域を形成することにより、透明
電極間に電界を印加して液晶を駆動させた時に、透明電
極のエッジ部でのテーパー領域で発生していた不適正電
界強度を招く液晶の配向乱れを抑制できることを実験的
に見い出した。
【0021】そこで、本発明によれば、透明電極の膜厚
dと、透明電極のエッジ部に形成されるテーパー領域の
幅wと、その膜厚dの関係が、0≦w/d≦2/3とな
るような急崚なテーパー領域を形成することにより、液
晶の配向乱れをなくして表示品位の向上を図ることがで
きる。
dと、透明電極のエッジ部に形成されるテーパー領域の
幅wと、その膜厚dの関係が、0≦w/d≦2/3とな
るような急崚なテーパー領域を形成することにより、液
晶の配向乱れをなくして表示品位の向上を図ることがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明に係
る実施の形態について説明する。
る実施の形態について説明する。
【0023】図1は、第 1の実施の形態に係る液晶素子
を示す概略断面図である。この液晶素子1は、偏光板
2,3の間に対向して配置された一対のガラス基板4,
5を備えており、ガラス基板4,5には、それぞれ透明
電極6,7、絶縁膜8,9、配向膜10,11が形成さ
れている。また、透明電極6,7には、金属引廻し電極
12,13がそれぞれ形成されている。
を示す概略断面図である。この液晶素子1は、偏光板
2,3の間に対向して配置された一対のガラス基板4,
5を備えており、ガラス基板4,5には、それぞれ透明
電極6,7、絶縁膜8,9、配向膜10,11が形成さ
れている。また、透明電極6,7には、金属引廻し電極
12,13がそれぞれ形成されている。
【0024】そして、配向膜10,11の間に径が均一
なスペーサ(図示省略)を散布してガラス基板4,5が
貼り付けられており、その間に電界に対して双安定性を
有する強誘電性を示すカイラルスメクチック液晶(以
下、液晶と略称する)14が注入されている。尚、液晶
として、ネマチック液晶等、他の液晶表示モードによる
液晶材料も使用することができる。
なスペーサ(図示省略)を散布してガラス基板4,5が
貼り付けられており、その間に電界に対して双安定性を
有する強誘電性を示すカイラルスメクチック液晶(以
下、液晶と略称する)14が注入されている。尚、液晶
として、ネマチック液晶等、他の液晶表示モードによる
液晶材料も使用することができる。
【0025】透明電極6,7は、結晶性が低くなるよう
にアモルファスのITO膜からなり、マトリクス状に配
置されている。また、透明電極6,7は、そのエッジ部
でのテーパー領域の幅wと、その膜厚dの関係が、0≦
w/d≦2/3となるように形成されている(詳細は後
述する)。
にアモルファスのITO膜からなり、マトリクス状に配
置されている。また、透明電極6,7は、そのエッジ部
でのテーパー領域の幅wと、その膜厚dの関係が、0≦
w/d≦2/3となるように形成されている(詳細は後
述する)。
【0026】次に、上述した液晶素子1の製造方法にお
ける透明電極6,7の形成方法を、図2(a)〜(e)
を参照して説明する。尚、図では透明電極7側を示して
いる。
ける透明電極6,7の形成方法を、図2(a)〜(e)
を参照して説明する。尚、図では透明電極7側を示して
いる。
【0027】先ず、ガラス基板(厚さが1.1mm)5
上に、スパッタ法により1500Å程度の膜厚でアモル
ファスのITO膜15を成膜する(図2(a)参照)。
上に、スパッタ法により1500Å程度の膜厚でアモル
ファスのITO膜15を成膜する(図2(a)参照)。
【0028】この時のITO膜15の成膜条件は、圧
力:0.23Pa、O2 流量:0.53sccm、設定
成膜温度:20℃(基板温度:40℃)、パワー:2k
w、搬送速度:220mm/minであり、スパッタ装
置には、日電アネルバ(株)社製のILC3949を用
いた。尚、この時の成膜温度(基板温度)は80℃以
下、より好ましくは0〜50℃の範囲とする。
力:0.23Pa、O2 流量:0.53sccm、設定
成膜温度:20℃(基板温度:40℃)、パワー:2k
w、搬送速度:220mm/minであり、スパッタ装
置には、日電アネルバ(株)社製のILC3949を用
いた。尚、この時の成膜温度(基板温度)は80℃以
下、より好ましくは0〜50℃の範囲とする。
【0029】成膜されたアモルファスのITO膜15
は、50〜70Åの極微細な粒径を示す粒体からなり、
X線回析でITO結晶に特徴的な222面、411面に
ピークが観察されないアモルファス性を示した。尚、シ
ート抵抗値は50Ω/□であった。
は、50〜70Åの極微細な粒径を示す粒体からなり、
X線回析でITO結晶に特徴的な222面、411面に
ピークが観察されないアモルファス性を示した。尚、シ
ート抵抗値は50Ω/□であった。
【0030】そして、このITO膜15にフォトレジス
ト16をスピンコート法により2μm程度の膜厚で形成
し、パターンマスク17を用いて110mmJ/cm2
のエネルギーで露光し(図2(b)参照)、テトラメチ
ルアンモニウムハイドライド(2.38±0.01wt
%)で制御した現像液でフォトレジスト16を現像して
フォトレジストパターン18を形成する(図2(c)参
照)。この時のポストベーク温度は120℃とした。
ト16をスピンコート法により2μm程度の膜厚で形成
し、パターンマスク17を用いて110mmJ/cm2
のエネルギーで露光し(図2(b)参照)、テトラメチ
ルアンモニウムハイドライド(2.38±0.01wt
%)で制御した現像液でフォトレジスト16を現像して
フォトレジストパターン18を形成する(図2(c)参
照)。この時のポストベーク温度は120℃とした。
【0031】そして、フォトレジストパターン18が形
成されたITO膜15を弱酸のエッチング液でエッチン
グ処理して、透明電極7をパターニングし(図2(d)
参照)、その後、フォトレジストパターン18を剥離す
る(図2(e)参照)。
成されたITO膜15を弱酸のエッチング液でエッチン
グ処理して、透明電極7をパターニングし(図2(d)
参照)、その後、フォトレジストパターン18を剥離す
る(図2(e)参照)。
【0032】この時、ITO膜15のエッチング処理に
用いたエッチング液には、弱酸である希釈ヨウ化水素酸
液(混合容積比は、57wt%HI:H2 O=1:7)
を用い、液温35℃で、エッチング時間は300sec
とした。
用いたエッチング液には、弱酸である希釈ヨウ化水素酸
液(混合容積比は、57wt%HI:H2 O=1:7)
を用い、液温35℃で、エッチング時間は300sec
とした。
【0033】この透明電極7は、アモルファスのITO
膜と弱酸のエッチング液を用いたことにより、フォトレ
ジストパターン18で覆われた内側までサイドエッチン
グされ、図3に示すように、エッジ部7aにテーパー領
域7bが形成された。上述した条件で形成された透明電
極7は、その膜厚dが1500Å程度であるのに対し、
テーパー領域7bの幅wが900〜1000Å程度に制
御され、上述した0≦w/d≦2/3の関係を満足する
ものであった。尚、透明電極6も同様にして作製され
る。
膜と弱酸のエッチング液を用いたことにより、フォトレ
ジストパターン18で覆われた内側までサイドエッチン
グされ、図3に示すように、エッジ部7aにテーパー領
域7bが形成された。上述した条件で形成された透明電
極7は、その膜厚dが1500Å程度であるのに対し、
テーパー領域7bの幅wが900〜1000Å程度に制
御され、上述した0≦w/d≦2/3の関係を満足する
ものであった。尚、透明電極6も同様にして作製され
る。
【0034】そして、図1に示したように、この透明電
極6,7にMoTa・AlSiCuを材料とする金属引
廻し電極12,13を、フォトリソ法により1600Å
程度の膜厚でそれぞれ成膜し、更にその上にTi:Si
=1:1の混合比率からなる絶縁膜8,9、及びポリイ
ミド系の配向膜10,11(例えば、東レ(株)社製L
P−64)をそれぞれ50Å程度の膜厚で形成する。そ
して、1μm程度のギャップに保持されたガラス基板
4,5の配向膜10,11間に液晶14を注入する。
極6,7にMoTa・AlSiCuを材料とする金属引
廻し電極12,13を、フォトリソ法により1600Å
程度の膜厚でそれぞれ成膜し、更にその上にTi:Si
=1:1の混合比率からなる絶縁膜8,9、及びポリイ
ミド系の配向膜10,11(例えば、東レ(株)社製L
P−64)をそれぞれ50Å程度の膜厚で形成する。そ
して、1μm程度のギャップに保持されたガラス基板
4,5の配向膜10,11間に液晶14を注入する。
【0035】このように、本実施の形態では、透明電極
6,7の各エッジ部でのテーパー領域の幅wと、その膜
厚dの関係が、0≦w/d≦2/3となるような急崚な
テーパー領域を形成することにより、透明電極6,7間
に駆動電圧を印加して液晶14を駆動させた時に、透明
電極6,7のエッジ部でのテーパー領域で発生していた
不適正電界強度を招く液晶14の配向乱れが解消され、
表示品位の向上を図ることができた。
6,7の各エッジ部でのテーパー領域の幅wと、その膜
厚dの関係が、0≦w/d≦2/3となるような急崚な
テーパー領域を形成することにより、透明電極6,7間
に駆動電圧を印加して液晶14を駆動させた時に、透明
電極6,7のエッジ部でのテーパー領域で発生していた
不適正電界強度を招く液晶14の配向乱れが解消され、
表示品位の向上を図ることができた。
【0036】そして、上述した本実施の形態で製造され
た液晶素子1の透明電極6,7との比較を行うために、
図4に示すような比較例用の液晶素子における透明電極
20を作製した。
た液晶素子1の透明電極6,7との比較を行うために、
図4に示すような比較例用の液晶素子における透明電極
20を作製した。
【0037】この比較例では、先ず、スパッタ法により
結晶性のITO膜をガラス基板上に成膜(膜厚は150
0Å程度)する。この時のITO膜の成膜条件は、圧
力:0.23Pa、O2 流量:0.53sccm、設定
成膜温度:300℃(基板温度:320℃)、パワー:
2kw、搬送速度:220mm/minであり、スパッ
タ装置には、日電アネルバ(株)社製のILC3949
を用いた。そして、このITO膜上にフォトレジストパ
ターンを形成し、濃酸のエッチング液である57wt%
の濃ヨウ化水素酸を用い、液温40℃、エッチング時間
300secでエッチング処理を行って透明電極20を
パターニングした。
結晶性のITO膜をガラス基板上に成膜(膜厚は150
0Å程度)する。この時のITO膜の成膜条件は、圧
力:0.23Pa、O2 流量:0.53sccm、設定
成膜温度:300℃(基板温度:320℃)、パワー:
2kw、搬送速度:220mm/minであり、スパッ
タ装置には、日電アネルバ(株)社製のILC3949
を用いた。そして、このITO膜上にフォトレジストパ
ターンを形成し、濃酸のエッチング液である57wt%
の濃ヨウ化水素酸を用い、液温40℃、エッチング時間
300secでエッチング処理を行って透明電極20を
パターニングした。
【0038】上述した条件で形成された透明電極20
は、図4に示すように、その膜厚dが1500Å程度で
あるのに対し、そのエッジ部20aでのテーパー領域2
0bの幅wが2000〜3000Å程度に形成され、上
述した0≦w/d≦2/3の関係を満足していない。こ
のため、駆動電圧を印加して液晶を駆動させた時に、透
明電極20のエッジ部20aでのテーパー領域20bで
不適正電界強度が発生して液晶の配向乱れが生じ、表示
品位がよくなかった。
は、図4に示すように、その膜厚dが1500Å程度で
あるのに対し、そのエッジ部20aでのテーパー領域2
0bの幅wが2000〜3000Å程度に形成され、上
述した0≦w/d≦2/3の関係を満足していない。こ
のため、駆動電圧を印加して液晶を駆動させた時に、透
明電極20のエッジ部20aでのテーパー領域20bで
不適正電界強度が発生して液晶の配向乱れが生じ、表示
品位がよくなかった。
【0039】次に、第2の実施の形態に係る液晶素子の
製造方法における透明電極の形成方法を説明する。
製造方法における透明電極の形成方法を説明する。
【0040】本実施の形態では、上述した第1の実施の
形態と同様にアモルファスのITO膜をガラス基板上に
成膜(膜厚は700Å程度)する。この時のITO膜の
成膜条件は、圧力:0.23Pa、O2 流量:0.53
sccm、設定成膜温度:20℃(基板温度:40
℃)、パワー:2kw、搬送速度:220mm/min
であり、スパッタ装置には日電アネルバ(株)社製のI
LC3949を用いた。そして、このITO膜上にフォ
トレジストパターンを形成する。
形態と同様にアモルファスのITO膜をガラス基板上に
成膜(膜厚は700Å程度)する。この時のITO膜の
成膜条件は、圧力:0.23Pa、O2 流量:0.53
sccm、設定成膜温度:20℃(基板温度:40
℃)、パワー:2kw、搬送速度:220mm/min
であり、スパッタ装置には日電アネルバ(株)社製のI
LC3949を用いた。そして、このITO膜上にフォ
トレジストパターンを形成する。
【0041】そして、弱酸のエッチングである希釈ヨウ
化水素酸液(混合容積比は、57wt%HI:H2 O=
1:7)を用い、液温35℃、エッチング時間150s
ecでエッチング処理を行って透明電極をパターニング
した。このように、本実施の形態は、ITO膜の膜厚を
700Å程度し、エッチング時間を150secとした
以外は第1の実施の形態と同様である。 この条件で形
成された透明電極のエッジ部でのテーパー領域の幅w
は、その膜厚d(700Å程度)に対して450Å程度
に形成され、0≦w/d≦2/3の関係を満足するもの
であった。
化水素酸液(混合容積比は、57wt%HI:H2 O=
1:7)を用い、液温35℃、エッチング時間150s
ecでエッチング処理を行って透明電極をパターニング
した。このように、本実施の形態は、ITO膜の膜厚を
700Å程度し、エッチング時間を150secとした
以外は第1の実施の形態と同様である。 この条件で形
成された透明電極のエッジ部でのテーパー領域の幅w
は、その膜厚d(700Å程度)に対して450Å程度
に形成され、0≦w/d≦2/3の関係を満足するもの
であった。
【0042】このように、本実施の形態においても、透
明電極のエッジ部でのテーパー領域の幅wと、その膜厚
dの関係が、0≦w/d≦2/3となるような急崚なテ
ーパー領域を形成することにより、透明電極間に駆動電
圧を印加して液晶を駆動させた時に、透明電極のエッジ
部でのテーパー領域で発生していた不適正電界強度を招
く液晶の配向乱れが解消され、表示品位の向上を図るこ
とができた。
明電極のエッジ部でのテーパー領域の幅wと、その膜厚
dの関係が、0≦w/d≦2/3となるような急崚なテ
ーパー領域を形成することにより、透明電極間に駆動電
圧を印加して液晶を駆動させた時に、透明電極のエッジ
部でのテーパー領域で発生していた不適正電界強度を招
く液晶の配向乱れが解消され、表示品位の向上を図るこ
とができた。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
透明電極のエッジ部でのテーパー領域の幅をw、その膜
厚をdとした時に、0≦w/d≦2/3を満足するよう
な急崚なテーパー領域を有する透明電極を形成すること
により、透明電極のエッジ部でのテーパー領域で発生し
ていた不適正電界強度を招く液晶の配向乱れが抑制され
て駆動マージンが広くなり、表示品位の向上を図ること
ができる。
透明電極のエッジ部でのテーパー領域の幅をw、その膜
厚をdとした時に、0≦w/d≦2/3を満足するよう
な急崚なテーパー領域を有する透明電極を形成すること
により、透明電極のエッジ部でのテーパー領域で発生し
ていた不適正電界強度を招く液晶の配向乱れが抑制され
て駆動マージンが広くなり、表示品位の向上を図ること
ができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る液晶素子を示す概略
断面図。
断面図。
【図2】本発明の実施の形態に係る液晶素子の製造方法
を説明するための図で、(a)はITO膜の成膜工程を
示す図、(b)はフォトレジストへの露光工程を示す
図、(c)はフォトレジストパターンの形成工程を示す
図、(d)はITO膜のエッチング処理工程を示す図、
(e)は透明電極の形成工程を示す図。
を説明するための図で、(a)はITO膜の成膜工程を
示す図、(b)はフォトレジストへの露光工程を示す
図、(c)はフォトレジストパターンの形成工程を示す
図、(d)はITO膜のエッチング処理工程を示す図、
(e)は透明電極の形成工程を示す図。
【図3】本発明の実施の形態に係る製造方法で形成され
た透明電極のエッジ部でのテーパー領域を示す縦断面
図。
た透明電極のエッジ部でのテーパー領域を示す縦断面
図。
【図4】本発明に対する比較例として形成された透明電
極のエッジ部でのテーパー領域を示す縦断面図。
極のエッジ部でのテーパー領域を示す縦断面図。
【図5】従来例に係る液晶素子を示す概略断面図。
【図6】従来例に係る液晶素子における液晶の配向の乱
れを説明するための図。
れを説明するための図。
1 液晶素子 4,5 基板(ガラス基板) 6,7 透明電極 7a エッジ部 7b テーパー領域 10,11 配向膜 15 ITO膜
Claims (10)
- 【請求項1】 互いに対向するように配置された一対の
基板と、前記基板にそれぞれ形成された透明電極と、前
記一対の基板間に挟持された液晶とを有する液晶素子に
おいて、 前記透明電極のエッジ部でのテーパー領域の幅をw、そ
の膜厚をdとした時に 0≦w/d≦2/3 となるように前記透明電極のテーパー領域を形成した、 ことを特徴とする液晶素子。 - 【請求項2】 前記透明電極は、前記基板上に成膜され
たアモルファスからなるITO膜をフォトリソ法により
エッチング処理して形成される、 請求項1記載の液晶素子。 - 【請求項3】 前記ITO膜はスパッタ法により成膜さ
れる、 請求項2記載の液晶素子。 - 【請求項4】 前記ITO膜の前記基板上へのスパッタ
法による成膜温度は、基板温度で80℃以下である、 請求項3記載の液晶素子。 - 【請求項5】 前記ITO膜をフォトリソ法によって前
記透明電極にパタンニングするエッチング液は弱酸であ
る、 請求項2記載の液晶素子。 - 【請求項6】 前記液晶は、配向状態において少なくと
も2つの安定状態を示すカイラルスメクチック液晶であ
る、 請求項1記載の液晶素子。 - 【請求項7】 液晶がその間に注入される一対の基板
に、それぞれ透明電極を形成する工程を少なくとも有す
る液晶素子の製造方法において、 前記基板上にアモルファスからなるITO膜を成膜し、
前記ITO膜をフォトリソ法により弱酸のエッチング液
でエッチング処理して透明電極を、該透明電極のエッジ
部でのテーパー領域の幅をw、その膜厚をdとした時
に、 0≦w/d≦2/3 となるようにパターニングする、 ことを特徴とする液晶素子の製造方法。 - 【請求項8】 前記ITO膜はスパッタ法により成膜さ
れる、 請求項7記載の液晶素子の製造方法。 - 【請求項9】 前記ITO膜の前記基板上へのスパッタ
法による成膜温度は、基板温度で80℃以下である、 請求項8記載の液晶素子の製造方法。 - 【請求項10】 前記液晶は、配向状態において少なく
とも2つの安定状態を示すカイラルスメクチック液晶で
ある、 請求項7記載の液晶素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07354127A JP3108621B2 (ja) | 1995-12-29 | 1995-12-29 | 液晶素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07354127A JP3108621B2 (ja) | 1995-12-29 | 1995-12-29 | 液晶素子の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09185073A true JPH09185073A (ja) | 1997-07-15 |
| JP3108621B2 JP3108621B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=18435481
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07354127A Expired - Fee Related JP3108621B2 (ja) | 1995-12-29 | 1995-12-29 | 液晶素子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3108621B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000026959A (ko) * | 1998-10-24 | 2000-05-15 | 구본준, 론 위라하디락사 | 액정 표시 장치의 화소 전극 제조 방법 |
| JP2005172929A (ja) * | 2003-12-08 | 2005-06-30 | Seiko Epson Corp | 液晶表示装置及び電子機器 |
| JP2009237444A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Stanley Electric Co Ltd | 液晶表示素子の製造方法、及び液晶表示素子 |
| JP2010249896A (ja) * | 2009-04-13 | 2010-11-04 | Hosiden Corp | 液晶表示装置 |
-
1995
- 1995-12-29 JP JP07354127A patent/JP3108621B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000026959A (ko) * | 1998-10-24 | 2000-05-15 | 구본준, 론 위라하디락사 | 액정 표시 장치의 화소 전극 제조 방법 |
| JP2005172929A (ja) * | 2003-12-08 | 2005-06-30 | Seiko Epson Corp | 液晶表示装置及び電子機器 |
| JP2009237444A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Stanley Electric Co Ltd | 液晶表示素子の製造方法、及び液晶表示素子 |
| JP2010249896A (ja) * | 2009-04-13 | 2010-11-04 | Hosiden Corp | 液晶表示装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3108621B2 (ja) | 2000-11-13 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |